JP2020088475A - セッション用システム及びセッション方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】セッションに対する生産性の向上が可能なセッション用システム及びセッション方法を提供する。【解決手段】無線によりネットワークに接続するセッション用端末10及びサーバ20とを備えるセッション用システムであって、セッション用端末10は、セッションの開始、中断、終了及び再開を実行する入力部15と、ユーザーに知覚出力を行う出力部16と、セッションの開始等に関するセッション情報をサーバ20に送信する端末制御部102とを有し、サーバ20はセッションを実行するためのセッション設定情報を格納するサーバ記憶部203と、セッション設定情報をセッション用端末10に送信するサーバ制御部202と、セッションの実行に有用な情報を生成する有用情報生成部210とを有し、出力部16は、入力部15からの入力とセッション設定情報とに基づき知覚出力を行い、サーバ20の有用情報生成部210は、セッション情報に基づきセッションの実行に有用な情報を生成する。【選択図】 図3

Description

本発明は、セッション用システム及びセッション方法に関し、より詳細にはセッションの生産性の向上に寄与するセッション用システム及びセッション方法に関する。
マルチタスクを原因とする生産性の低下については、多くの論文や著書で指摘されている。スマートフォンやパーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)等の電子デバイスの普及により、人はマルチタスクの罠に陥りがちである。タスクの生産性を最も阻害するのは、1つのタスクから他のタスクへの切り替えを行うときである。従って、頻繁にタスクの切り替えを行うと、生産性の低下は顕著となる。
この様なマルチタスクを原因とする生産性低下の問題に対し、特許文献1では、ユーザが集中してセッション(タスク)に取り組むことを可能にする物理ボタンに関する発明が提案されている。この物理ボタンは、ネットワーク接続を介してソフトウェアアプリケーションと通信することが可能であり、ユーザーによるPCの利用状況等を追跡したりする。
しかし、特許文献1に開示の物理ボタンは、基本的にBluetooth(登録商標)によりスマートフォンやPC等と無線でネットワーク接続させるものである。Bluetoothは、例えば、WIFI(Wireless Fidelity)接続と比較して通信可能な範囲が狭いため、物理ボタンは、依然としてスマートフォン等の近くに置いて使用する必要がある。その結果、スマートフォン等の使用を控え、物理ボタンを用いてセッションに集中的に取り組もうとしても、ユーザーはスマートフォンやPCから物理的に遠ざけられた環境下に置かれるわけではないため、セッションへの取組みが阻害される場合がある。
また、特許文献1に開示の物理ボタンは、セッションのために、カウントダウンタイマーの視覚的な表示を提供するものである。カウントダウンタイマーの表示により、ユーザーは、取り組んでいるセッションの残り時間を把握することができるが、他方で、セッションへの集中した取り組みが阻害され、作業性が低下する場合がある。
国際公開WO2017/007855
本発明は前記問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、セッションに対する生産性の向上が可能なセッション用システム及びセッション方法を提供することにある。
本発明に係るセッション用システムは、前記の課題を解決するために、無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、少なくとも備えるセッション用システムであって、前記セッション用端末は、任意のセッションの開始、中断、終了及び再開を実行する入力部と、ユーザーに前記セッションのための知覚出力を行う出力部と、前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信する端末制御部とを有し、前記サーバは、前記ユーザーがセッションを実行するためのセッション設定情報を格納するサーバ記憶部と、前記セッション設定情報を前記セッション用端末に送信し、前記セッションの実行に有用な情報を生成するサーバ制御部とを有し、前記セッション用端末の出力部は、前記入力部からの入力と、前記サーバから受信するセッション設定情報とに基づき知覚出力を行うものであり、前記サーバ制御部は、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するものであることを特徴とする。
また、本発明に係るセッション用システムは、前記の課題を解決するために、無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、少なくとも備えるセッション用システムであって、前記セッション用端末は、任意のセッションの開始、中断、終了及び再開を実行する入力部と、ユーザーに前記セッションのための知覚出力を行う出力部と、前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信する端末制御部と、前記ユーザーがセッションを実行するためのセッション設定情報を格納する記憶部とを有し、前記サーバは、前記セッションの実行に有用な情報を生成するサーバ制御部を有し、前記セッション用端末の出力部は、前記入力部からの入力と、前記記憶部に格納する前記セッション設定情報とに基づき知覚出力を行うものであり、前記サーバ制御部は、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するものであることを特徴とする。
前記の構成においては、前記入力部が、物理的に押下可能なハードウェアボタン、タッチ感知ユニット、又は音声入力ユニットであり、前記端末制御部は、前記入力部による入力を、前記セッション情報として前記サーバに送信することが好ましい。
また、前記の構成において、前記セッション用端末は、前記セッション情報を格納する記憶部を有しており、前記端末制御部は、前記記憶部に格納されている前記セッション情報を前記サーバに送信するものであることが好ましい。
前記の構成において、前記セッション用端末の前記記憶部は、さらに前記セッション情報を格納するものであり、前記端末制御部は、前記記憶部に格納されている前記セッション情報を前記サーバに送信するものであることが好ましい。
また、前記の構成において、前記セッション用端末及び前記サーバと、前記ネットワークを介して接続可能なユーザー端末をさらに備え、前記ユーザー端末は、前記ユーザーが前記セッション用システムを用いてセッションを実行する間、前記サーバと通信可能に接続しないものであり、前記サーバ制御部は、前記セッションの実行に有用な情報を、前記ユーザー端末に送信するものである。
さらに、前記の構成においては、前記ユーザー端末は、当該ユーザー端末の使用に関する使用情報を前記サーバに送信するものであり、前記サーバ制御部は、前記使用情報及び前記セッション情報の少なくとも何れか1つに基づき、前記セッションの実行に有用な情報を生成するものであることが好ましい。
さらに、前記の構成において、前記セッション用端末は、無線により前記ネットワークを介して、又は前記ユーザー端末が直接受信可能な無線信号を送信して、当該ユーザー端末を遠隔制御するものであることが好ましい。
本発明に係るセッション方法は、前記の課題を解決するために、無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、備えるセッション用システムを用いたセッション方法であって、前記サーバは、当該サーバに格納する任意のセッションのためのセッション設定情報を、前記セッション用端末に送信し、前記セッション用端末は、前記セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力と、前記サーバから受信する前記セッション設定情報とに基づき、当該ユーザーに知覚出力を行い、さらに、前記セッション用端末は、前記ユーザーによるセッションの終了後に、前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成することを特徴とする。
また、本発明に係るセッション方法は、前記の課題を解決するために、無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、備えるセッション用システムを用いたセッション方法であって、前記セッション用端末は、当該セッション用端末に格納する任意のセッションのためのセッション設定情報と、当該セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力とに基づき、当該ユーザーに知覚出力を行い、さらに、前記セッション用端末は、前記ユーザーによるセッションの終了後に、当該セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成することを特徴とする。
前記の構成においては、前記セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力が、物理的に押下可能なハードウェアボタン、タッチ感知ユニット、又は音声入力ユニットを用いたものであり、前記セッション用端末は、前記ユーザーによる入力を、前記セッション情報として前記サーバに送信することが好ましい。
前記の構成においては、前記セッション用端末は、当該セッション用端末に格納されている前記セッション情報を、前記サーバに送信することが好ましい。
前記の構成において、前記セッション用システムは、前記セッション用端末及び前記サーバと、前記ネットワークを介して接続可能なユーザー端末をさらに備えており、前記ユーザー端末は、前記ユーザーが前記セッション用システムを用いてセッションを実行する間、前記サーバと通信可能に接続せず、さらに、前記サーバは、前記セッションの実行に有用な情報を、前記ユーザー端末に送信することが好ましい。
前記の構成においては、前記ユーザー端末は、当該ユーザー端末の使用に関する使用情報を前記サーバに送信し、前記サーバは、前記使用情報及び前記セッション情報の少なくとも何れか1つに基づき、前記セッションの実行に有用な情報を生成することができる。
さらに、前記の構成において、前記セッション用端末は、無線により前記ネットワークを介して、又は前記ユーザー端末が直接受信可能な無線信号を送信して、当該ユーザー端末を遠隔制御するのが好ましい。
本発明は、前記に説明した手段により、以下に述べるような効果を奏する。
即ち、本発明は、無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、セッション用端末とネットワークを介して接続するサーバとを少なくとも備える。サーバは、任意のセッションのためのセッション設定情報を格納してもよく、その場合、サーバはセッション用端末にセッション設定情報を送信する。セッション用端末は、入力部を備えており、当該入力部からの入力と、サーバから送信されるセッション設定情報とに基づき知覚出力を行う。また、サーバがセッション設定情報を格納しない場合は、セッション用端末自らがセッション設定情報を格納する。そして、知覚出力は、格納しているセッション設定情報を読み出し、当該セッション設定情報と、入力部からの入力とに基づき実行する。
ユーザーがセッションを行う際、セッション用端末はサーバとのみネットワークを介して接続し、ユーザーが所有するスマートフォンやPC等の電子デバイスと接続することはない。そのため、ユーザーはこれらの電子デバイスを物理的に遠ざけることができ、セッションへの集中的な取り組みを可能にする。またセッション用端末は、ユーザーがセッションに取り組むことにより得られる、セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報をサーバに送信する。サーバはセッション用端末から送信されるセッション情報を受信し、そのセッション情報に基づき、ユーザーがセッションを実行する際に有用となる情報を生成する。ユーザーはセッションの実行に有用な情報を活用することで、セッションに対する生産性の向上を一層図ることができる。
本発明の実施の形態1に係るセッション用システムの構成を概念図である。 前記セッション用システムにおける端末のハードウェア構成を表すブロック図である。 前記セッション用端末の構成を示すブロック図である。 前記セッション用システムにおいて使用されるサーバの構成の一例を示すブロック図である。 前記セッション用システムを用いたユーザーの登録処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムにおけるセッション用端末の初期設定処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムにおけるセッション用端末の他の初期設定処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムのサーバにおけるセッションの設定処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムのセッション用端末におけるセッションの設定情処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムのセッション用端末におけるセッション処理の流れを示すフロー図である。 前記セッション用システムのサーバにおける有用情報の生成処理の流れを示すフロー図である。 本発明の実施の形態2に係るセッション用端末の構成を示すブロック図である。 前記セッション用システムにおいて使用されるサーバの構成の一例を示すブロック図である。 前記セッション用システムのサーバにおけるセッションの設定処理の流れを示すフロー図である。
本発明の実施の形態に係るセッション用システム及びセッション方法について、図面を参照して以下に説明する。但し、以下に示す各実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するためのセッション用システム及びセッション方法を例示するものである。本発明を実施形態のセッション用システム及びセッション方法に特定することを意図するものではない。従って、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のセッション用システム及びセッション方法にも等しく適用することができる。例えば、本実施の形態で例示するセッション用システム及びセッション方法におけるセッション用端末側とサーバ側との機能分散の形態は、以下に述べる場合に限られず、同様の効果や機能を果たし得る範囲において、任意の単位で機能的又は物理的に分散し、あるいは統合して構成することができる。
尚、本明細書において「セッション」とは、セッション用端末の入力部による入力で開始してから、再度入力部による入力で終了するまでの間、又は、セッション用端末の入力部による入力で開始してから、予めユーザーが設定した終了時間までの間における、ユーザーが行う様々な取り組みを意味する。
(実施の形態1)
[セッション用システム]
<セッション用システムの全体構成>
先ず、本実施の形態1に係るセッション用システムの構成の一例について、図1に基づき説明する。図1は、本実施の形態に係るセッション用システムの構成を概念図である。同図に示すように、本実施の形態のセッション用システムは、ネットワーク30を介して、セッション用端末10、サーバ20、ユーザーコンピュータ40a、及びユーザー携帯端末40bが相互に通信可能に接続されて構成されている。尚、以下では、ユーザーコンピュータ40a及びユーザー携帯端末40bを、ユーザー端末40と総称する。
セッション用端末10は、無線によりネットワーク30に通信可能に接続される。また、セッション用端末10は、ネットワーク30に単数又は複数が通信可能に接続させることが可能である。サーバ20及びユーザー端末40は、有線又は無線によりネットワーク30に通信可能に接続される。
次に、セッション用端末10について、図2に基づき説明する。図2は、セッション用端末10のハードウェア構成を表すブロック図である。同図に示すように、セッション用端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、通信部13、RAM(Random Access Memory)14、入力部15、出力部16、及び電源部17を少なくとも備える。また、これらの各構成要素は、図2に示す通り、パス18を介して相互に通信可能に接続される。
尚、本実施の形態では、パス18を介して各部が相互に通信可能に接続した態様を例に挙げるが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、セッション用端末10は、親機と複数の子機からなる、機能分離した端末であってもよい。この場合、親機と子機は、無線により相互に通信可能に接続されているのが好ましい。また、親機はCPU11、ROM12、通信部13、RAM14及び電源部17を備え、各子機は通信部13、入力部15、出力部16及び電源部17を備えるのが好ましい。
CPU11は、セッション用端末10の全体を制御するために各種演算処理等を行う。より具体的には、CPU11は、ROM12からコンピュータプログラムを読み出し、RAM14を作業領域に用いて実行することで、セッション用端末10の各構成要素の動作を制御する。ROM12は、書き込み可能な不揮発性のメモリであって、セッション用端末10の電源がオフにされても保持されるべき各種プログラム・各種データを格納することができる。RAM14は、書き込み可能な揮発性のメモリであって、実行中のプログラムやデータ等を一時的に格納することができる。
通信部13は、セッション用端末10の外部へのデータ送信の制御や外部からのデータ受信の制御を行う。これにより、通信部13は、セッション用端末10がWIFI接続によりネットワーク30を介して、サーバ20、電気機器(詳細については後述する。)及びユーザー端末40と通信接続するのを可能にする。また、電気機器やユーザー端末40が無線信号を直接受信可能な場合は、当該無線信号の送信も可能にする。尚、WIFI接続は、ワイヤレスローカルエリアネットワークによるWIFI接続を含む。
入力部15は、ユーザーによる入力操作を受け付ける。入力部15としては特に限定されず、物理的に押下可能なハードウェアボタン、タッチ感知ユニット、音声入力ユニットが挙げられる。入力部15がタッチ感知ユニットである場合、当該タッチ感知ユニットとしては特に限定されず、例えばタッチ感知ディスプレイを含む表示部(図示しない)やタッチ感知の入力ボタンが挙げられる。表示部としては特に限定されず、CPU11の制御により画像(動画像又は静止画像)を表示することが可能な液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を例示することができる。また、音声入力ユニットとしては、ユーザーが音声信号を入力できるものであれば特に限定されず、従来公知のものを採用することができる。
出力部16は、任意のセッションに基づき、ユーザーに対する知覚出力を可能にする。知覚出力とは、ユーザーに知覚させるために、セッション用端末10の出力部16が光、音、振動、風、匂い又はこれらの少なくとも2つを同時に出力することを意味する。出力部16としては、より具体的には、LEDライト等、スピーカー、振動モーター、ファン等の送風装置、匂い発生装置等を例示することができる。この場合、知覚出力の方法としては、特に限定されない。例えば、光により知覚出力を行う場合、光を点滅させたり、光の色を適宜変更させるなどの方法を採用することができる。
電源部17は、例えば、電源回路、充電回路及びバッテリー等を備えることができる。パッテリーを備えることで、例えば、セッション用端末10がリアルタイムロック(RTC)を備える場合に、当該RTCの駆動を維持することができる。その結果、セッション用端末10がネットワーク30に接続できない場合にも、時間情報が失われるのを防止することができる。尚、電源部17は、有線による給電又はワイヤレス給電を行うことも可能である。
サーバ20は、具体的には、ワークステーションやパーソナルコンピュータ、その他のコンピュータ装置により実現される。
ネットワーク30としては、インターネットや専用回線、WAN(Wide Area Network)、電灯線ネットワーク、無線ネットワーク、公衆回線網、携帯電話網などの種々のものを用いることができる。また、VPNなど仮想専用ネットワーク技術を用いれば、インターネットを採用した際に、セキュリティ性を向上させた通信を確立することができ好適である。
<セッション用システムの詳細構成>
次に、本実施の形態1のセッション用システムに関する詳細な構成について、図3及び図4に基づき以下に説明する。
1.セッション用端末
セッション用端末10の詳細な構成について、図3に基づき説明する。図3は、セッション用端末10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、セッション用端末10は、機能概念的には端末側通信制御部101、端末制御部102、及び記憶部103を少なくとも備える。
セッション用端末10は、WIFI接続によりネットワーク30を介してサーバ20及びユーザー端末40と双方向の通信が可能となっている。セッション用端末10は、ユーザーがセッションに取り組む際には、WIFI接続によりネットワーク30を介してサーバ20とのみ接続する。セッション用端末10は、ユーザーがセッションに取り組む間は、例えば、Bluetooth(登録商標)によりユーザー端末40と接続しない。そのため、ユーザーは、ユーザー端末40を物理的に遠ざけた環境下でセッションに取り組むことができる。これにより、ユーザーは集中してセッションに取り組むことができ、ユーザー端末40を用いたマルチタスクを回避することができ、セッションの生産性の向上を図ることができる。
端末側通信制御部101は、ユーザーがセッション用端末10においてユーザー登録を行う際に、サーバモード(詳細については、後述する。)でウェブページ(ユーザー登録設定画面)の生成による入出力を可能にするユーザーインターフェース手段である。端末側通信制御部101は、ウェブページをネットワーク30上で転送し、ウェブブラウザでユーザー端末40に表示させる。より詳細には、例えば、CGI(Common Gateway Interface)スクリプトによって実現される。CGIとは、クライアントのブラウザから送信される要求に対してWWWサーバ側で対応するプログラム、すなわちCGIスクリプトを起動し、このプログラムで得た結果をクライアント側に返送するインタフェースである。CGIスクリプトは記憶部103に格納されている。インターネットに接続されたセッション用端末10からユーザー端末40へのHTML文書の伝送に際しては、プロトコルとしてHTTP(Hypertext Transport Protocol)が採用される。
端末制御部102は、各種の処理手順等を規定したプログラム、及び所要データを格納するための内部メモリを有する。端末制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。端末制御部102は、機能概念的には、初期設定受付部104、入力制御部105、出力制御部106、端末送信部107、端末受信部108、及びセッション制御部109を少なくとも備える。
初期設定受付部104は、セッション用端末10をサーバモードで起動させ、ユーザーからの初期設定の要求を受け付ける(初期設定の詳細については、後述する。)。また、ユーザー端末40から、SSID、及びネットワーク30への接続用のパスワードに関する情報を受信した場合は、ネットワーク30への無線による接続を行う。さらに、後述する記憶部103にSSID等に関する情報が格納されている場合にも、当該情報に基づきネットワーク30への無線による接続を行う。
入力制御部105は、セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するための入力手段である。入力制御部105はハードウェアとしての入力部15により実現される。入力制御部105は、ユーザーによりセッションの開始、中断、終了及び再開を実行するための入力がなされると、当該入力に関する情報(以下、「入力情報」という。)を記憶部103に格納する。ここで、「入力情報」とは、例えば、セッションの開始、中断、終了及び再開の際にユーザーが入力したときの時刻等を含む。
また、入力制御部105には、一定時間、入力状態を維持することで、出力部16による音声出力の有無を交互に変更する機能を備えさせることができる。あるいは、セッション用端末10の起動状態を維持しながら、セッション用端末10を休止状態に切り替える切替手段としての機能を備えさせてもよい。尚、セッション用端末10の休止状態とは、記憶部103への電力供給の状態を維持し、記憶部103に一時的に格納されているデータが消去されずに保持されている状態を意味する。
出力制御部106は、任意のセッションに基づいてユーザーに知覚出力を行うために、出力部16を制御する手段である。より具体的には、出力制御部106は、入力部15を用いて行ったユーザーによるセッションの開始、中断、終了及び再開を実行するための入力と、セッション設定情報とに基づいて、出力部16に知覚出力を実行させる。また、出力制御部106は、ユーザー端末40や電気機器の遠隔操作を行うために、出力部106を制御する手段としてもよい。この場合、出力制御部106は、入力部15を用いた入力により、ユーザー端末40等が直接受信可能な無線信号の送信を出力部16に実行させる。ここで、「セッション設定情報」は、例えば、セッションID、セッション名、セッションの目的(例えば、資格の取得等。)、優先度、セッションの取り組み時間(セッションの目的が資格取得の場合は、取得に要する勉強予定時間)、一定期間内のセッションの実施予定回数、セッション開始時刻、セッション終了時刻、セッションの休憩(中断)時間、及び出力部16による出力方法を項目として有する。セッション設定情報とは、セッションに関する属性やメタデータを示すセッションの属性情報であって、例示した項目以外の項目が含まれていてもよい。例えば、セッション用端末10を、電気機器及び/又はユーザー端末40に対する遠隔操作装置として機能させる場合には(詳細については後述する。)、これらの各種機能を遠隔操作で制御可能にする、遠隔操作に関する情報も含まれる。また、例示した項目の一部、例えば、セッションIDをセッション情報としてもよい。
出力制御部106が制御する知覚出力は、セッション中においては、現在のセッションの状態をユーザーに知らせることを目的とする。セッション中の知覚出力には、セッションの残り時間のユーザーへの告知、すなわち、カウントダウンのユーザーへの告知は含まれないことが好ましい。これにより、ユーザーは、残り時間を気にすることなくセッションに取り組むことができ、セッションへの取り組みに対する集中力が阻害されるのを防止し、作業効率の低下を抑制することができる。
また、出力制御部106が制御する知覚出力には、セッション設定情報がセッション用端末10に格納される場合や、セッション情報がサーバ20に格納される場合にも行われる(詳細については、後述する。)。
端末送信部107は、セッション情報、及び認証情報を、ネットワーク30を介してサーバ20に送信する手段である。セッション情報とは、セッションの開始、中断、終了及び再開に関する時刻の情報である。また、認証情報とは、ユーザーのメールアドレス、端末識別子(端末ID)及びワンタイムパスワード(詳細については、後述する。)に関する情報である。
端末受信部108は、サーバ20及びユーザー端末40からの各種情報を、ネットワーク30を介して受信する手段である。尚、各種情報の詳細については後述する。
セッション制御部109は、記憶部103に格納されているセッション設定情報を読み出し、当該セッション設定情報に基づきセッションを実行する手段である。尚、セッション設定情報に基づくセッションの実行には、その実行中における電気機器及びユーザー端末40の遠隔操作も含まれる。
記憶部103は、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段である。記憶部103は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段を備えてもよい。記憶部103は、セッション情報、ユーザー情報、及びセッション設定情報等の各種情報を格納することができる。
2.サーバ
サーバ20の詳細な構成について、図4に基づき説明する。図4は、本実施の形態に係るセッション用システムにおいて使用されるサーバ20の構成の一例を示すブロック図である。
サーバ20の機能構成としては、図4に示すように、ユーザーインターフェース部201、サーバ制御部202、及び各種のデータベースを格納するサーバ記憶部203を少なくとも備える。
前記ユーザーインターフェース部201は、ウェブページの生成による入出力を可能にするものであり、当該ウェブページをネットワーク30上で転送し、ウェブブラウザでユーザー端末40に表示させる。より詳細には、例えば、CGIスクリプトによって実現される。CGIとは、クライアントのブラウザから送信される要求に対してWWWサーバ側で対応するプログラム、すなわちCGIスクリプトを起動し、このプログラムで得た結果をクライアント側に返送するインタフェースである。CGIスクリプトは図示しないメモリに格納されている。インターネットに接続されたサーバ20からユーザー端末40へのHTML文書の伝送に際しては、プロトコルとしてHTTPが採用される。
サーバ制御部202はメモリに格納されているプログラムによる命令を行う。サーバ制御部202は、具体的には、ユーザー端末40からのユーザー登録、セッション用端末10を用いるための初期設定、種々のセッションに関する設定登録、セッションの実行に有用な情報の生成など、本実施の形態に係るセッション方法を実現する。
サーバ制御部202は、機能概念的には、ユーザー登録受付部204と、セッション設定部205と、ワンタイムパスワード等発行部206と、ワンタイムパスワード等判定部207と、受信部208と、送信部209と、有用情報生成部210とを少なくとも備える。
ユーザー登録受付部204は、ユーザー端末40からのユーザー登録を受け付ける手段である。
セッション設定部205は、ユーザー端末40から、ユーザーが取り組むセッションに関する各種の設定を受け付ける手段である。設定は、具体的には、セッションの取り組み時間や休憩時間、セッション用端末10の出力部15が行う知覚出力の方法等について行われる。
ワンタイムパスワード等発行部206は、新規登録したユーザーに対して、ワンタイムパスワード、セッション用端末10の端末ID及びトークンを発行する手段である。ワンタイムパスワード等発行部206は、発行したワンタイムパスワード等を、ユーザー情報と対応付けてユーザー情報データベース211に格納させる。ここで、ワンタイムパスワード及びトークンのユーザー情報データベース211への格納は、当該ワンタイムパスワードをハッシュ関数によりハッシュ化された値、すなわちハッシュ値で行うのが好ましい。
ワンタイムパスワードは、新規登録したユーザーと、当該ユーザーが所有するセッション用端末10との照合に用いられる。ワンタイムパスワードは、ワンタイムパスワード等発行部206が生成する度に異なる。また、一度使用されると、使用後のワンタイムパスワードは無効となる。さらに、ワンタイムパスワードは、未使用であっても、一定の期間経過後に無効となるものであってもよい。尚、一定の期間とは、例えば、サーバ20がワンタイムパスワードを発行した後、サーバ20が当該ワンタイムパスワードの認証を行うまでの期間を意味する(ワンタイムパスワードの認証とは、より具体的には、ワンタイムパスワード等判定部207による判定処理を意味する。その詳細については後述する。)。
トークンは、サーバ20がセッション用端末10から送信されてくるセッション情報を受信する際に、当該サーバ20に登録されている当該セッション用端末10のユーザー情報との照合のために用いられる。
端末IDは、新規登録したユーザーが所有するセッション用端末10に固有のものである。
ワンタイムパスワード等判定部207は、セッション用端末10から送信されるワンタイムパスワードと、ユーザー情報データベース211に格納されているワンタイムパスワードとの照合を行う。そして、ワンタイムパスワード等判定部207は、両者が一致する場合には承認情報を生成し、一致しない場合には不承認情報を生成する。また、セッション用端末10からトークンが送信される場合は、当該トークンと、ユーザー情報データベース211に格納されているトークンとの照合も行う。そして、両者が一致する場合にはトークンと共に送信されてくるセッション情報をセッション情報データベース212に格納し、一致しない場合には不適合情報を生成する。
受信部208は、セッション用端末10から送信されるメールアドレス、ワンタイムパスワード、トークン、端末ID及びセッション情報を受信する手段である。
送信部209は、承認情報又は不承認情報、トークン、端末ID、セッション設定情報、セッション情報のセッション情報データベースへの格納に関する格納通知情報、及びトークンの不適合情報をセッション用端末10に送信する手段である。
有用情報生成部210は、セッション用端末10から受信するセッション情報に基づき、ユーザーによるセッションの実行に有用な情報を生成する手段である。有用な情報としては、例えば、セッション用端末10の累積実行時間、セッション毎の累積実行時間、セッション用端末10の使用頻度、セッションの生産量指数又は効率指数等が挙げられる。ここで、セッションの生産量指数又は効率指数とは、例えば、セッションの実行に要する一般的な(累積)時間に基づく、ユーザーが実行したセッションの(累積)時間の指数を意味する。あるいは、一定期間内におけるセッションの一般的な実施回数に基づく、ユーザーが実施したセッションの実施回数の指数を意味する。尚、セッションの実行に要する(累積)時間や、一定期間内におけるセッションの実施回数等については、一般的な情報を用いてもよく、あるいは、サーバ20に蓄積されたデータから、統計的に導かれた値を用いてもよい。これらの情報は、セッション設定情報に含めることができる。
サーバ記憶部203は、例えば、その内部に複数の記憶領域が定義されており、ユーザー情報データベース211、セッション情報データ212、セッション設定情報データベース213、及び使用情報データベース214を備えている。このサーバ記憶部203としては、保存用のデータやプログラムを記憶するためのハードディスク等の記憶媒体を使用することができる。
ユーザー情報データベース211は、ユーザーのユーザー情報を格納する。ユーザー情報には、例えば、ユーザーの氏名、郵便番号や住所等の所在地を示す所在地情報、年齢、電話番号、ネットワーク30への接続用のパスワード、ユーザーのメールアドレス、トークン、ユーザー端末40を識別するための端末識別子、ワンタイムパスワード、及びセッションの実行に有用な情報が含まれる。端末識別子としては特に限定されず、例えば、数字、文字、記号又はこれらの組合せを識別子として使用することができる。尚、前記パスワードの格納は、前述のトークン及びワンタイムパスワードの場合と同様、ハッシュ関数によりハッシュ化された値(ハッシュ値)で行われるのが好ましい。
セッション情報データ212は、セッション用端末10から受信するセッション情報を格納する。セッション情報データ212に格納されるセッション情報は、ユーザー情報データベース211に格納されるユーザー情報と対応付けられる。
セッション設定情報データベース213は、セッション設定情報を格納する。セッション設定情報データベース213に格納されるセッション設定情報は、ユーザー情報データベース211に格納されるユーザー情報及びセッション情報データ212に格納されるセッション情報と対応付けられる。
使用情報データベース214は、ユーザー端末40の使用に関する使用情報を格納する。使用情報データベース214に格納される使用情報は、ユーザー情報データベース211に格納されるユーザー情報と対応付けられる。
3.ユーザー端末
次に、ユーザー端末40の詳細な構成について説明する。
ユーザー端末40は、当該ユーザー端末40の使用に関する使用情報をサーバ20に送信する使用情報送信部を備えさせてもよい。この場合、使用情報は、使用情報データベース214に格納される。ここで、「使用情報」は、ユーザー端末40の累積使用時間、使用頻度等を含む。
[セッション用システムを用いた各種処理方法]
次に、本実施の形態に係るセッション用システムを用いた各種処理方法について、以下に説明する。尚、セッション方法に対応する各種の動作は、セッション用端末10においては、その記憶部103が前記各構成部104〜109の機能を実現すべく備えるプログラムによって実現される。また、サーバ20においては、そのサーバ記憶部203が前記各構成部204〜210の機能を実現すべく備えるプログラムによって実現される。そして、これのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されており、前記構成各部の機能を実装したものとなる。
<ユーザー登録>
先ず、ユーザーのユーザー登録処理について、図5に基づき説明する。図5は、ユーザーの登録処理の流れを示すフロー図である。同図に示すように、ユーザーは、本実施の形態に係るセッション用システムを利用するために、まずユーザー端末40からネットワーク30を介してサーバ20にアクセスし、利用者としての登録を行なう。ユーザーがユーザー端末40からネットワーク30を介してサーバ20へアクセスすると(S101)、サーバ20のユーザー登録受付部204は、ホームページを表示するためのHTML文書のデータを、ユーザー端末40に送信する。これにより、ユーザー端末40のディスプレイ等には、ユーザーのセッションを支援するサービスを提供するためのホームページが表示される。
前記ホームページは、例えば、ユーザーの新規登録ページ、登録済みのユーザーのログインページ、ユーザーがセッション又はユーザー情報に関する各種設定や変更を行うための設定・変更ページ、及びセッションの実行に有用な情報を表示するページ等により構成される。また、前記ホームページは、機能等に応じてさらに他のページが追加されていてもよい。
ユーザーは、前記ホームページからユーザーの新規登録ページに移動し、ユーザー端末40に備えられているキーボードやマウス等の入力手段を用いて、当該新規登録ページでユーザー情報に関する事項の入力を行う(S101)。ユーザー情報としては、ユーザー名の他、ユーザーのメールアドレス等が挙げられる。また、新規登録ページには、ユーザー端末40からの入力事項に関する確認画面を表示させる機能が付加されており、入力後、ユーザー登録受付部204はユーザー端末40に入力事項の確認画面を送信する(S102)。ユーザーが入力事項を確認し入力漏れや誤記等がなければ、送信ボタンを選択することにより、ユーザー情報のデータがユーザー登録受付部204に送信される。サーバ20のユーザー登録受付部204は、新規登録のユーザー情報を受け付けると、利用者識別子を付与した上で、ユーザー情報データベース211に利用者識別子を含むユーザー情報を格納する(S103)。
続いて、サーバ20のワンタイムパスワード等発行部206は、ワンタイムパスワードを発行し(S104)、さらにワンタイムパスワードをユーザー情報データベース211に格納する(S105)。また、発行されたワンタイムパスワードは、ユーザーのメールアドレスに送信されたり、又は前記ホームページに表示させる様にしてユーザーに知らせる。これにより、サーバ20におけるユーザー登録処理が完了する。
<セッション用端末の初期設定>
次に、セッション用端末10の初期設定処理について、図6に基づき説明する。図6は、セッション用端末10の初期設定処理の流れを示すフロー図である。
セッション用端末10の初期設定処理は、ユーザーによるサーバ20のユーザー登録の後に行われる。すなわち、図6に示すように、先ず、セッション用端末10をサーバモードで起動する(S201)。サーバモードとは、セッション用端末10が、初期設定のリクエストを受け付ける状態を意味する。セッション用端末10のサーバモードでの起動は、前述の通り、初期設定受付部104による実行により可能である。そして、初期設定受付部104によるサーバモードの起動は、例えば、入力部15での入力状態を維持しながらセッション用端末10の電源を入れた場合、セッション用端末10が初めて起動する場合、又はセッション用端末10にセッション設定情報等の各種情報が格納されていない場合に実行されるようにしてもよい。
次に、ユーザー端末40からネットワーク30を介してセッション用端末10にアクセスすると(S202)、初期設定受付部104は、初期設定画面ページを表示するためのHTML文書のデータをネットワーク30上で転送し、ユーザー端末40の表示画面に送信する(S204)。これにより、ユーザー端末40のディスプレイ等には、初期設定を行うための初期設定画面ページが表示される(S205)。
この初期設定画面ページにおいては、ユーザーが、ユーザー端末40に備えられているキーボードやマウス等の入力手段を用いて、当該初期設定画面ページで、SSID及びWIFI接続を行うためのパスワードの入力を行う(S206)。その後、ユーザー端末40はセッション用端末10に、SSID等の情報を送信する(S207)。セッション用端末10の端末受信部108は、SSID及びWIFI接続のためのパスワードに関する情報を受信すると(S208)、これらの情報が一致するか否か判定し(S209)、一致する場合はWIFI接続を行う(S210)。受信されたSSID及びWIFI接続のためのパスワードに関する情報は、記憶部103に格納される。そのため、セッション用端末10が、再度WIFI接続によりネットワーク30に接続する際には、記憶部103に格納されているパスワード等に関する情報を記憶部103から読み出すことで、容易に実行することができる。尚、SSID及びWIFI接続のためのパスワードに関する情報が一致しない場合は、再度、初期設定画面ページで、SSID及びWIFI接続を行うためのパスワードの入力を行う。
また、初期設定画面ページでは、ユーザー登録の際に発行されたワンタイムパスワードと、ユーザーのメールアドレスの入力を行う(S211)。その後、ユーザー端末40はセッション用端末10に、ワンタイムパスワード及びメールアドレスの情報を送信する(S212)。セッション用端末10の端末受信部108は、ワンタイムパスワード及びメールアドレスの情報を受信すると(S213)、さらに端末送信部107が、WIFI接続でネットワーク30を介して接続したサーバ20にこれらの情報を送信する(S214)。
続いて、サーバ20の受信部208は、端末送信部107からワンタイムパスワード及びメールアドレスの情報を受信する(S215)。ワンタイムパスワード等判定部207は、受信部208で受信したワンタイムパスワードの情報を、ユーザー情報データベース211に格納されているワンタイムパスワードと一致するか否か判定する(S216)。尚、ユーザー情報データベース211に格納されているワンタイムパスワードがハッシュ化されている場合は、受信部208で受信したワンタイムパスワードをハッシュ化した後に、ハッシュ値同士が一致するか否かを判定して行うのが好ましい。
尚、ワンタイムパスワードが一致するか否かを判定する前に、ワンタイムパスワード等判定部207が、ワンタイムパスワードの発行から一定時間が経過しているか否か確認するようにしてもよい。この場合、セッション用端末10の端末送信部107には、ワンタイムパスワードが無効であることを示す情報をサーバ20に送信させる。そして、当該情報をサーバ20の受信部208に受信させた後、ワンタイムパスワード等発行部206で再度ワンタイムパスワードを再発行させるように設定する。
続いて、ワンタイムパスワード等判定部207が、ワンタイムパスワードが一致していると判定した場合、ワンタイムパスワード等発行部206が端末IDを発行する(S217)。さらに、発行された端末IDの情報は、ユーザー情報と対応付けて、ユーザー情報データベース211に格納される(S217)。
続いて、ワンタイムパスワード等発行部206はトークンも発行し、当該トークンの情報を、ユーザー情報データベース211にユーザー情報と対応付けて格納する(S218)。ユーザー情報データベース211への格納は、トークンの情報をハッシュ関数によりハッシュ化して行うのが好ましい。
さらに、ワンタイムパスワード等発行部206は、ワンタイムパスワードが一致したことを示す承認情報を生成する。承認情報が生成されると、送信部209は、ユーザー情報データベース211に格納されているトークン及び端末IDと共に、承認情報をセッション用端末10に送信する(S219)。また、ワンタイムパスワード等判定部207が、ワンタイムパスワードは一致していないと判定した場合、ワンタイムパスワード等発行部206は、ワンタイムパスワードが一致しなかったことを示す不承認情報を生成する。
サーバ20の送信部209から送信された承認情報、トークン及び端末ID、又は不承認情報は、端末受信部108で受信される(S220)。そして、端末受信部108が受信した情報が、承認情報を含むものである場合は、当該承認情報と共に送信されてきたトークン及び端末IDは記憶部103に格納される(S221、S222)。記憶部103に格納されるトークンは、ハッシュ化されたものではない。
さらに、初期設定受付部104は、初期設定画面ページに承認されたことを示す認証結果を表示するためのHTML文書データをネットワーク30上で転送し(S223)、ユーザー端末40の表示画面に送信する(S224)。尚、端末受信部108が受信した情報が、不承認情報である場合には、再度、初期設定画面ページにて、ワンタイムパスワード及びユーザーのメールアドレスの入力を促す様にするのが好ましい。
以上により、セッション用端末10の初期設定処理が終了する。
尚、以上においては、ワンタイムパスワード受信後(S215)のサーバ20において、ワンタイムパスワード等発行部206が端末IDを発行する場合(S217)を例にして説明した。しかし、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、予めセッション用端末10の記憶部103が、当該セッション用端末10に固有の端末IDの情報を格納しているようにしてもよい。この場合、図7に示すように、ユーザー端末40からメールアドレス及びワンタイムパスワードを受信(S213)したセッション用端末10(の端末送信部107)は、当該メールアドレス及びワンタイムパスワードと共に、記憶部103に格納されている端末IDの情報をサーバ20に送信する(S214’)。尚、図7は、セッション用端末10の他の初期設定処理の流れを示すフロー図である。
サーバ20の受信部208は、端末ID、ワンタイムパスワード及びメールアドレスの情報を受信すると(S215’)、続いて、ワンタイムパスワード等判定部207が、ユーザー情報データベース211に格納されているワンタイムパスワードと一致するか否か判定する(S216)。
ワンタイムパスワード等判定部207が、ワンタイムパスワードが一致していると判定した場合、端末IDの情報は、ユーザー情報と対応付けて、ユーザー情報データベース211に格納される(S217’)。
続いて、ワンタイムパスワード等発行部206はトークンを発行し、当該トークンの情報を、ユーザー情報データベース211にユーザー情報と対応付けて格納する(S218)。ユーザー情報データベース211への格納は、トークンの情報をハッシュ関数によりハッシュ化して行うのが好ましい。
さらに、ワンタイムパスワード等発行部206は、ワンタイムパスワードが一致したことを示す承認情報を生成する。承認情報が生成されると、送信部209は、ユーザー情報データベース211に格納されているトークンと共に、承認情報をセッション用端末10に送信する(S219’)。尚、ユーザー情報データベース211に格納されているトークンがハッシュ化されている場合でも、セッション用端末10にはハッシュ化されていないトークンを送信するのが好ましい。また、ワンタイムパスワード等判定部207が、ワンタイムパスワードは一致していないと判定した場合、ワンタイムパスワード等発行部206は、ワンタイムパスワードが一致しなかったことを示す不承認情報を生成する。
サーバ20の送信部209から送信された承認情報及びトークン、又は不承認情報は、端末受信部108で受信される(S220’)。そして、端末受信部108が受信した情報が、承認情報を含むものである場合、当該承認情報と共に送信されてきたトークンは、記憶部103に格納される(S221、S222’)。さらに、初期設定受付部104は、ユーザー端末40のディスプレイ等に表示されている初期設定画面ページにて、承認されたことを示す認証結果を表示する(S223、S224)。尚、端末受信部108が受信した情報が、不承認情報である場合には、再度、初期設定画面ページにて、ワンタイムパスワード及びユーザーのメールアドレスの入力を促す様にするのが好ましい。
<セッションの設定>
次に、セッションの設定処理について、図8及び図9に基づき説明する。図8は、サーバ20におけるセッションの設定処理の流れを示すフロー図である。図9は、セッション用端末10におけるセッションの設定情処理の流れを示すフロー図である。
図8に示すように、先ず、ユーザーは、ユーザー端末40からネットワーク30を介してサーバ20にアクセスし、セッションの設定登録を行う。ユーザーがユーザー端末40からネットワーク30を介してサーバ20へアクセスすると(S301)、サーバ20のセッション設定部205は、ホームページを表示するためのHTML文書のデータを、ユーザー端末40に送信する。これにより、ユーザー端末40のディスプレイ等には、セッションの設定を行うためのセッション設定画面ページが表示される。
セッション設定画面ページでは、セッション設定情報に関する事項が入力可能となる様に表示される。セッション設定情報の詳細については、前述の通りである。入力後、セッション設定部205はユーザー端末40に入力事項の確認画面を送信する(S302)。ユーザーが入力事項を確認し入力漏れや誤記等がなければ、送信ボタンを選択することにより、セッション設定情報のデータが受信部208で受信される。サーバ20のセッション設定部205は、セッション設定情報を受け付けると、ユーザー情報と対応付けて、セッション設定情報データベース213に格納する(S303)。これにより、サーバ20でのセッションの設定が完了する。
続いて、サーバ20で登録したセッション設定情報をセッション用端末10に登録する。具体的には、図9に示すように、先ず、セッション用端末10の端末送信部107が、トークン及び端末IDの情報をサーバ20に送信する(S304)。
端末送信部107から送信されたトークン及び端末IDの情報は、サーバ20の受信部208で受信され(S305)、続いて、ワンタイムパスワード等判定部207が、ユーザー情報データ211に格納されているトークンと一致するか否かを判定する(S306)。ワンタイムパスワード等判定部207が、トークンが一致すると判定した場合、ワンタイムパスワード等判定部207はユーザー情報と対応付けて格納されているセッション設定情報をセッション設定情報データベース213から読み出す(S307)。その一方、ワンタイムパスワード等判定部207が、トークンが一致しないと判定した場合は、不適合情報を生成する。尚、ユーザー情報データベース211に格納されているトークンがハッシュ化されている場合は、受信部208で受信したトークンをハッシュ化した後に、ハッシュ値同士が一致するか否かを判定して行うのが好ましい。
さらに、送信部209は、セッション設定情報データベース213から読み出したセッション設定情報、又は不適合情報をセッション用端末10に送信する。セッション用端末10では、端末受信部108が、サーバ20から送信されるセッション設定情報又は不適合情報を受信する(S309)。ここで、端末受信部108がセッション設定情報を受信した場合は、セッション制御部109は、当該セッション設定情報を記憶部103に格納させる(S312)。続いて、セッション制御部109は、セッション設定情報がセッション用端末10に格納されたことをユーザーに通知するため、出力制御部106に対し出力を命令する。出力制御部106は、この命令に応じて出力部15に知覚出力を実行させる(S313)。一方、端末受信部108が不適合情報を受信した場合は、そのままセッション用端末10へのセッション設定情報の格納を終了する。
<セッション>
次に、セッション処理について、図10に基づき説明する。図10は、セッション用端末10におけるセッション処理の流れを示すフロー図である。
図10に示すように、セッション処理は、入力部15による入力で開始される(S401)。入力部15により入力されると、セッション制御部109は、記憶部103に格納されているセッション設定情報を読み出す。また、セッション制御部109は、入力部15により入力された時刻を、セッション情報として記憶部103に格納させる。セッション設定情報において、セッションの開始から所定時間の経過後に、セッションを中断することが設定されている場合は、セッション制御部109は出力制御部106に対し出力を命令する。出力制御部106は、この命令に応じて、出力部15に知覚出力を実行させ、ユーザーに通知1を行う(S402)。この通知により、ユーザーは、セッションを中断して休憩を行う時間になったことを知覚することができる。
さらに、通知1を行ってから所定時間の経過後に、セッションを再開することが設定されている場合は、セッション制御部109は再び出力制御部106に対し出力を命令する。出力制御部106は、この命令に応じて、出力部15に知覚出力を実行させ、ユーザーに通知2を行う(S403)。この通知により、ユーザーは、セッションを再開する時間になったことを知覚することができる。
入力部15による入力後、セッション制御部109が、セッション設定情報により設定されたセッション時間を経過していると判断した場合は、セッションを終了する。さらに、セッション制御部109は、セッションの終了時刻をセッション情報として、記憶部103に格納させる(S406)。
一方、セッション制御部109が、セッション時間を経過していないと判断した場合は、前記通知1及び通知2が繰り返される(S405)。但し、ユーザーが入力部15により再び入力を行った場合、セッション制御部109はセッション終了させ、入力部15により入力された時刻をセッション情報として、記憶部103に格納させる(S406)。
尚、セッション用端末10は、セッションの終了後に休止状態に切り替わるように動作させてもよい。より具体的には、セッション制御部109が、入力部15により入力された時刻をセッション情報として記憶部103に格納させた後、入力制御部105がセッション用端末10を休止状態に切り替えるようにしてもよい。
以上に説明したセッション処理においては、セッション用端末10がユーザー端末40に接続することなく実行される。一方、セッション用端末10は、WIFI接続によりネットワーク30を介してサーバ20と通信可能に接続させることができる。但し、セッション用端末10は記憶部103にセッション設定情報を格納しているため、サーバ20と接続しなくとも単独でセッションの実行を可能にする。
また、ユーザーがセッションに取り組む際には、セッション用端末10を、電気機器及び/又はユーザー端末40の遠隔操作が可能な遠隔操作装置として機能させてもよい。この場合、遠隔操作の方法としては、例えば、入力部15からの特定の入力操作により、セッション用端末10をWIFI接続によりネットワーク30を介して電気機器及びユーザー端末40に接続し、遠隔操作する方法や、電気機器及びユーザー端末40の受信が可能な無線信号を直接送信して遠隔操作する方法が挙げられる。前者の場合、セッション制御部109は、遠隔操作に関するセッション設定情報を記憶部103から読み出す。さらに、セッション制御部109は、端末送信部107に対し、WIFI接続でネットワーク30を介して接続した電気機器及び/又はユーザー端末40に、遠隔操作に関するセッション設定情報を送信するよう命令する。また、後者の場合、セッション制御部109は、遠隔操作に関するセッション設定情報を記憶部103から読み出した後、端末送信部107に対し無線信号を送信するよう命令する。尚、前者の場合、電気機器及びユーザー端末40は、WIFI接続によりネットワーク30に通信可能に接続できるものであることを要する。
セッション用端末10が遠隔操作可能な電気機器としては、例えば、照明器具や空気調節装置等が挙げられる。照明器具の場合、例えば、当該照明器具が照射する照明光を、ユーザーがセッションに一層集中して取り組める色に遠隔操作で調節できる。また、空気調節装置の場合、当該空気調節装置の設定温度を変更させ、ユーザーがセッションに一層集中して取り組める温度に遠隔操作で調節できる。
セッション用端末10が遠隔操作可能なユーザー端末40としては特に限定されず、ユーザーコンピュータ40aとしてのパーソナルコンピュータ等や、ユーザー携帯端末40bとしてのスマートフォン等が挙げられる。スマートフォンの場合、例えば、当該スマートフォンが備える通知機能を停止させる等の遠隔制御を可能にする。これにより、ユーザーのセッションへの取り組みが、スマートフォンが持つ通知機能により阻害されるのを防止することができる。
<セッション情報に基づく有用情報の生成>
次に、セッション情報に基づく有用情報の生成処理について、図11に基づき説明する。図11は、サーバ20における有用情報の生成処理の流れを示すフロー図である。
図11に示すように、セッションを終了したセッション用端末10の端末送信部107は、トークン、セッション情報及び端末IDをサーバ20に送信する(S501)。サーバ20の受信部208は、当該トークン等を受信し、さらにワンタイムパスワード等判定部207がユーザー情報データベース211に格納されているトークンと一致するか否か判断する(S503)。
ワンタイムパスワード等判定部207が、トークンが一致していると判断した場合、セッション情報をセッション情報データベース212に格納させる(S504)。さらに、ワンタイムパスワード等判定部207はセッション情報がセッション情報データベース212に格納されたことを通知する格納通知情報を生成する(S505)。一方、ワンタイムパスワード等判定部207が、トークンが一致しないと判断した場合には、当該ワンタイムパスワード等判定部207は不適合情報を生成する(S505)。
そして、送信部209は、格納通知情報又は不適合情報をセッション用端末10に送信する(S506)。セッション用端末10の端末受信部108が格納通知情報を受信した場合、セッション制御部109は記憶部103に格納されているセッション情報を削除する(S508)。さらに、セッション制御部109は、出力制御部106に対し出力を命令する。出力制御部106は、この命令に応じて、出力部15に知覚出力を実行させ、ユーザーに通知を行う(S509)。この通知により、ユーザーは、セッション情報がサーバ20のセッション情報データベース212に格納されたことを認識することができる。一方、端末受信部108が不適合情報を受信した場合、セッション制御部109は、出力制御部106に対し出力を命令することなく終了する。あるいは、セッション制御部109は、出力制御部106に対し、格納通知情報を受信した場合とは異なる知覚出力を実行させるようにしてもよい。
セッション情報データベース212に格納されたセッション情報は、サーバ20の有用情報生成部210により読み出される。さらに、有用情報生成部210により、ユーザー情報、セッション情報及びセッション設定情報に基づき、ユーザーによるセッションの実行に有用な情報が生成される(S510)。
尚、有用情報生成部210による読み出しは、使用情報データベース214に格納されたユーザー端末40に関する使用情報に対して行ってもよい。この場合、有用な情報の生成は、当該使用情報と、セッション情報及びセッション設定情報とに基づき行われる。また、有用な情報の生成には、サーバ20等に統計情報として蓄積された使用可能な全データ(例えば、他のユーザーの使用情報及びセッション情報等)に基づき算出した統計データと、ユーザー情報を加えてもよい。
生成された有用な情報は、ユーザー端末40を用いてサーバ20にアクセスすることで閲覧可能である。具体的には、サーバ20のユーザー登録受付部204が、ユーザーの新規登録ページと共に、セッションの実行に有用な情報を表示するページ(以下、「有用情報表示ページ」という。)も、ユーザー端末40のディスプレイ等に表示させることで閲覧を可能にする。尚、ユーザーが複数存在する場合に、特定ユーザーのみが、有用情報表示ページにおいて、他のユーザーのユーザー情報やセッション情報、セッション設定情報、セッションの実行に有用な情報等を閲覧できるようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、以下に説明する。
本実施の形態2は、実施の形態1と比較して、セッション用端末が、当初から記憶部に格納しておいたセッション設定情報と、セッションを実行するためのユーザーによる入力とに基づき、当該ユーザーに知覚出力を行う点が大きく異なる。このような構成によっても、ユーザーのセッションに対する生産性の向上を図ることができる。
[セッション用システムの全体構成及び詳細構成]
本実施の形態2に係るセッション用システムについて、図12及び図13に基づき以下に説明する。図12は、実施の形態2に係るセッション用端末の構成を示すブロック図である。図13は、実施の形態2に係るセッション用システムにおいて使用されるサーバの構成の一例を示すブロック図である。尚、以下の説明では、実施の形態1と同一の機能・構成を有するものについては、同一の符号を付してその詳細を省略する。
本実施の形態2に係るセッション用システムは、実施の形態1の場合と同様、ネットワーク30を介して、セッション用端末10’、サーバ20’、及びユーザー端末40が相互に通信可能に接続された構成を有する。
但し、本実施の形態のセッション用端末10’は、図12に示すように、端末制御部102’が端末セッション設定部110を備える点で、実施の形態1と異なる。また、その記憶部103’がセッション設定情報を格納する点でも、実施の形態1と異なる。
ここで、端末セッション設定部110は、ユーザー端末40から、ユーザーが取り組むセッションに関する各種の設定を受け付ける手段である。設定は、具体的には、セッションの取り組み時間や休憩時間、セッション用端末10’の出力部15が行う知覚出力の方法等について行われる。
また、本実施の形態のサーバ20’は、図13に示すように、そのサーバ制御部202’がセッション設定部を備えない点で、実施の形態1と異なる。また、そのサーバ記憶部203’がセッション設定情報データベースを備えない点でも、実施の形態1と異なる。
[セッション用システムを用いた各種処理方法]
次に、本実施の形態に係るセッション用システムを用いた処理方法について、図14に基づき以下に説明する。図14は、セッション用システムのセッション用端末におけるセッションの設定処理の流れを示すフロー図である。尚、以下の説明では、セッションの設定以外は、実施の形態1と同様の処理を行うため、その詳細を省略する。
図14に示すように、ユーザーは、ユーザー端末40からネットワーク30を介してセッション用端末10’にアクセスし、セッションの設定登録を行う。ユーザーがユーザー端末40からネットワーク30を介してセッション用端末10’へアクセスすると(S601)、セッション用端末10’の端末セッション設定部110は、ホームページを表示するためのHTML文書のデータを、ユーザー端末40に送信する。これにより、ユーザー端末40のディスプレイ等には、セッションの設定を行うためのセッション設定画面ページが表示される。
セッション設定画面ページでは、セッション設定情報に関する事項が入力可能となる様に表示される。セッション設定情報の詳細については、実施の形態1で述べた通りである。入力後、端末セッション設定部110はユーザー端末40に入力事項の確認画面を送信する(S602)。ユーザーが入力事項を確認し入力漏れや誤記等がなければ、送信ボタンを選択することにより、セッション設定情報のデータが端末受信部108で受信される。セッション用端末10’の端末セッション設定部110は、セッション設定情報を受け付けると、記憶103’に格納する(S603)。続いて、端末セッション設定部110は、セッション設定情報がセッション用端末10の記憶103’に格納されたことをユーザーに通知するため、出力制御部106に対し出力を命令する。出力制御部106は、この命令に応じて出力部15に知覚出力を実行させる(S604)。これにより、セッション用端末10’でのセッションの設定が完了する。
10、10’ セッション用端末
11 CPU
12 ROM
13 通信部
14 RAM
15 入力部
16 出力部
17 電源部
18 パス
20、20’ サーバ
30 ネットワーク
40 ユーザー端末
40a ユーザーコンピュータ
40b ユーザー携帯端末
101 端末側通信制御部
102 端末制御部
103、103’ 記憶部
104 初期設定受付部
105 入力制御部
106 出力制御部
107 端末送信部
108 端末受信部
109 セッション制御部
110 端末セッション設定部
201 ユーザーインターフェース部
202 サーバ制御部
203 サーバ記憶部
204 ユーザー登録受付部
205 セッション設定部
206 ワンタイムパスワード等発行部
207 ワンタイムパスワード等判定部
208 受信部
209 送信部
210 有用情報生成部
211 ユーザー情報データベース
212 セッション情報データベース
213 セッション設定情報データベース
214 使用情報データベース

Claims (15)

  1. 無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、
    前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、
    を少なくとも備えるセッション用システムであって、
    前記セッション用端末は、
    任意のセッションの開始、中断、終了及び再開を実行する入力部と、
    ユーザーに前記セッションのための知覚出力を行う出力部と、
    前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信する端末制御部とを有し、
    前記サーバは、
    前記ユーザーがセッションを実行するためのセッション設定情報を格納するサーバ記憶部と、
    前記セッション設定情報を前記セッション用端末に送信し、前記セッションの実行に有用な情報を生成するサーバ制御部とを有し、
    前記セッション用端末の出力部は、前記入力部からの入力と、前記サーバから受信するセッション設定情報とに基づき知覚出力を行うものであり、
    前記サーバ制御部は、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するものであるセッション用システム。
  2. 無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、
    前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、
    を少なくとも備えるセッション用システムであって、
    前記セッション用端末は、
    任意のセッションの開始、中断、終了及び再開を実行する入力部と、
    ユーザーに前記セッションのための知覚出力を行う出力部と、
    前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信する端末制御部と、
    前記ユーザーがセッションを実行するためのセッション設定情報を格納する記憶部とを有し、
    前記サーバは、前記セッションの実行に有用な情報を生成するサーバ制御部を有し、
    前記セッション用端末の出力部は、前記入力部からの入力と、前記記憶部に格納する前記セッション設定情報とに基づき知覚出力を行うものであり、
    前記サーバ制御部は、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するものであるセッション用システム。
  3. 前記入力部が、物理的に押下可能なハードウェアボタン、タッチ感知ユニット、又は音声入力ユニットであり、
    前記端末制御部は、前記入力部による入力を、前記セッション情報として前記サーバに送信する請求項1又は2に記載のセッション用システム。
  4. 前記セッション用端末は、前記セッション情報を格納する記憶部を有しており、
    前記端末制御部は、前記記憶部に格納されている前記セッション情報を前記サーバに送信するものである請求項1に記載のセッション用システム。
  5. 前記セッション用端末の前記記憶部は、さらに前記セッション情報を格納するものであり、
    前記端末制御部は、前記記憶部に格納されている前記セッション情報を前記サーバに送信するものである請求項2に記載のセッション用システム。
  6. 前記セッション用端末及び前記サーバと、前記ネットワークを介して接続可能なユーザー端末をさらに備え、
    前記ユーザー端末は、前記ユーザーが前記セッション用システムを用いてセッションを実行する間、前記サーバと通信可能に接続しないものであり、
    前記サーバ制御部は、前記セッションの実行に有用な情報を、前記ユーザー端末に送信する請求項1〜5の何れか1項に記載のセッション用システム。
  7. 前記ユーザー端末は、当該ユーザー端末の使用に関する使用情報を前記サーバに送信するものであり、
    前記サーバ制御部は、前記使用情報及び前記セッション情報の少なくとも何れか1つに基づき、前記セッションの実行に有用な情報を生成するものである請求項6に記載のセッション用システム。
  8. 前記セッション用端末は、無線により前記ネットワークを介して、又は前記ユーザー端末が直接受信可能な無線信号を送信して、当該ユーザー端末を遠隔制御するものである請求項6又は7に記載のセッション用システム。
  9. 無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、
    前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、
    を備えるセッション用システムを用いたセッション方法であって、
    前記サーバは、当該サーバに格納する任意のセッションのためのセッション設定情報を、前記セッション用端末に送信し、
    前記セッション用端末は、前記セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力と、前記サーバから受信する前記セッション設定情報とに基づき、当該ユーザーに知覚出力を行い、
    さらに、前記セッション用端末は、前記ユーザーによるセッションの終了後に、前記セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するセッション方法。
  10. 無線によりネットワークに接続するセッション用端末と、
    前記セッション用端末に前記ネットワークを介して接続するサーバと、
    を備えるセッション用システムを用いたセッション方法であって、
    前記セッション用端末は、当該セッション用端末に格納する任意のセッションのためのセッション設定情報と、当該セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力とに基づき、当該ユーザーに知覚出力を行い、
    さらに、前記セッション用端末は、前記ユーザーによるセッションの終了後に、当該セッションの開始、中断、終了及び再開に関するセッション情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記セッション用端末から受信する前記セッション情報に基づき、前記ユーザーによる前記セッションの実行に有用な情報を生成するセッション方法。
  11. 前記セッションの開始、中断、終了及び再開を実行するためのユーザーによる入力が、物理的に押下可能なハードウェアボタン、タッチ感知ユニット、又は音声入力ユニットを用いたものであり、
    前記セッション用端末は、前記ユーザーによる入力を、前記セッション情報として前記サーバに送信する請求項9又は10に記載のセッション方法。
  12. 前記セッション用端末は、当該セッション用端末に格納されている前記セッション情報を、前記サーバに送信する請求項9〜11の何れか1項に記載のセッション方法。
  13. 前記セッション用システムは、前記セッション用端末及び前記サーバと、前記ネットワークを介して接続可能なユーザー端末をさらに備えており、
    前記ユーザー端末は、前記ユーザーが前記セッション用システムを用いてセッションを実行する間、前記サーバと通信可能に接続せず、
    さらに、前記サーバは、前記セッションの実行に有用な情報を、前記ユーザー端末に送信する請求項9〜12の何れか1項に記載のセッション方法。
  14. 前記ユーザー端末は、当該ユーザー端末の使用に関する使用情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバは、前記使用情報及び前記セッション情報の少なくとも何れか1つに基づき、前記セッションの実行に有用な情報を生成する請求項13に記載のセッション方法。
  15. 前記セッション用端末は、無線により前記ネットワークを介して、又は前記ユーザー端末が直接受信可能な無線信号を送信して、当該ユーザー端末を遠隔制御する請求項13又は14に記載のセッション方法。
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