JP2020088251A - 電子デバイス、及び、集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】多値メモリとして機能する電子デバイス、及び、集積回路を提供する。【解決手段】電子デバイスは、電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、電子デバイス、及び、集積回路に関する。
現在、人工知能が注目を集めている。特に、ニューラルネットワークの一種であるディープラーニング(深層学習)の手法は、画像認識などの分野において、極めて優れた成果を上げて来ている。
特開2003−157672号公報
Prezioso,et al.,Nature 521,61(2015)
上記の深層学習は極めて大きな成功は収めているものの、学習、推論とも極めて膨大な計算量が必要となり、消費電力の点で大きな問題になっている。特に、ニューロン同士を結合するシナプスに関係する部分の演算:積和演算の計算量が大きな比重を占める。このような積和演算は、現状の計算のアーキテクチャでは、メモリとの頻繁なデータのやり取りの必要性から、消費電力の大きな原因となっている。
そのようなことを鑑み、現在新たなアーキテクチャが模索されているが、その1つにシナプスに相当する部分に不揮発性の多値メモリを使い、積和演算をアナログ回路を用いて一気に行う、というものがある。このような目的の多値メモリは、良好な制御性や安定性が必要となる。現状では抵抗変化型メモリなどの使用が提案されているが、制御性や安定性の面で十分とは言えない。本発明はそのような状況を鑑みてなされた。
本発明の実施の形態の電子デバイスは、電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極とを含む。
多値メモリとして機能する電子デバイス、及び、集積回路を提供することができる。
実施の形態の電子デバイス100を示す断面図である。 電極120と電極190の間にパルス電圧を印加したときの固体材料層140の抵抗値の変化を示す図である。 電子デバイス100の製造工程における断面構造を示す図である。 電子デバイス100の製造工程における断面構造を示す図である。 電子デバイス100の製造工程における断面構造を示す図である。 実施の形態の変形例による電子デバイス100M1を示す図である。 実施の形態の変形例による電子デバイス100M2を示す図である。 実施の形態における電子デバイス100を行列状に複数配した集積回路500の構成例を示す図である。 4入力4出力の全結合型ニューラルネットワークを示す図である。 電子デバイス100を適用したニューラルネットワークの演算回路の構成例を示す図である。 実施の形態における電子デバイス100を適用した半導体記憶装置の構成例を示す図である。
以下、本発明の電子デバイス、及び、集積回路を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態の電子デバイス100を示す断面図である。以下ではXYZ座標系を用いて説明する。電子デバイス100は、XY平面に沿って二次元的に広がるとともに、Z軸方向に積み重ねられる。
図1に示す断面は、XZ平面に沿った断面である。なお、以下では、図中における上下関係を用いて説明するが、普遍的な上下関係を表すものではない。また、以下では、XY面視することを平面視と称す。
電子デバイス100は、基板110、絶縁層111、電極120、絶縁層130、固体材料層140、電極150、絶縁層160、固体電解質層170、カーボンナノチューブ層180、及び電極190を含む。
基板110は、一例としてシリコン基板であり、上面(Z軸正方向側の表面)側に絶縁層111が設けられている。なお、基板110は、シリコン基板に限らず、また、半導体材料製の基板ではなくてもよい。
絶縁層111は、基板110の上面に設けられる酸化シリコン(SiO)層である。
電極120は、絶縁層111の上面に設けられる。電極120は、平面視で絶縁層111よりも小さい。電極120は、固体材料層140に電界を印加する際に利用する電極であり、図示しない電源に接続されている。電極120は、第1電極の一例である。
電子デバイス100は、データの書き込み工程と読み出し工程があり、電極120は、両方の工程において利用される。電極120の上には、固体材料層140が設けられる。なお、電極120としては、例えば、チタン層を金層で被覆した電極、又は、銅製の電極を用いることができる。
絶縁層130は、絶縁層111と電極120を覆うように設けられる。絶縁層130としては、酸化シリコン(SiO)層を用いることができる。絶縁層130は、平面視で電極120の上面の内部に含まれる領域内に位置する開口部130Aを有する。開口部130Aの内部には、固体材料層140が設けられる。
固体材料層140は、絶縁層130の開口部130Aの内部に設けられる。開口部130Aは絶縁層130をZ軸方向(厚さ方向)に貫通しているため、固体材料層140の下端は、電極120の上面に接合される。固体材料層140の下面は第1表面の一例であり、上面は第2表面の一例である。
固体材料層140に上向きの電界(下端側(Z軸負方向側)の電位よりも上端側(Z軸正方向側)の電位が低くなる電界)が印加されると、固体材料層140の内部の金属イオンの一部は固体電解質層170に移動する。このような電界は、電極120に印加する電圧を電極190に印加する電圧よりも高くすることによって印加することができる。
固体材料層140としては、リチウムイオン電池のような二次電池の正極に用いられる材料(正極材料)層を用いることができる。より具体的には、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO2:LCO)を固体材料層140の材料として用いることができる。
電極150は、固体材料層140の上面と、絶縁層130の上面とにわたって設けられる。固体材料層140の上面には、電極150の他に固体電解質層170が直接的に接続されるため、電極150は、固体材料層140の上面の一部に重なるように設けられる。電極150は、第2電極の一例である。
電極150は、電極190との間で固体材料層140の抵抗値(電気抵抗値)を測定するために設けられている。電極150は、固体材料層140の上面に直接的に接合されているため、電極190との間で電流を流すことによって、固体材料層140の抵抗値を測定することができる。
なお、電極150としては、例えば、チタン層を金層で被覆した電極、又は、銅製の電極を用いることができる。
絶縁層160は、絶縁層130及び電極150を覆うように設けられる。絶縁層160としては、酸化シリコン(SiO)層を用いることができる。絶縁層160は、平面視で固体材料層140と重なる位置に、固体材料層140をZ軸方向(厚さ方向)に貫通する開口部160Aを有しており、開口部160Aの内部には、固体電解質層170とカーボンナノチューブ層180が設けられる。
なお、固体材料層140の上面には、電極150と固体電解質層170が接続されるため、開口部160Aの下端では、X軸正方向側の側方から電極150が開口部160Aの内部に突き出ている。
固体電解質層170は、絶縁層160の開口部160Aの内部に設けられ、下面が固体材料層140の上面のうちの一部に接続されている。固体電解質層170としては、例えば、リン酸リチウム(Li3PO4(LPO))を用いることができる。
固体電解質層170は、電子を通さずにリチウムイオンを通す性質を有するため、固体材料層140に上向きの電界が印加されると、固体材料層140の内部のリチウムイオンの一部は、固体電解質層170に移動する。
カーボンナノチューブ層180は、絶縁層160の開口部160Aの内部で固体電解質層170に重ねて設けられている。カーボンナノチューブ層180は、カーボンナノチューブを層状にしたものである。カーボンナノチューブ層180は、平面視で開口部160Aの全体に設けられている。カーボンナノチューブ層180は、ナノカーボン材料層の一例である。
固体電解質層170に入り込んだリチウムイオンの一部は、カーボンナノチューブ層180に移動する。カーボンナノチューブ層180は、電界によって固体電解質層170から電極190側に出てくるリチウムイオンを補足するために設けられている。
電極190は、カーボンナノチューブ層180の上面と、絶縁層160の上面のうちの一部とにわたって設けられる。電極190は、固体材料層140に上向き(下端側の電位よりも上端側の電位が低くなる電界)の電界を印加する際に用いられる。電極190は、第3電極の一例である。なお、電極190としては、例えば、チタン層を金層で被覆した電極、又は、銅製の電極を用いることができる。
このような電子デバイス100において、固体材料層140に上向きの電界が生じる電圧を電極120と電極190の間に印加すると、固体材料層140の内部のリチウムイオンの一部が固体電解質層170に移動することによって、固体材料層140の抵抗値は低下する。固体材料層140のリチウムイオンが欠損するからである。固体材料層140の抵抗値は、固体材料層140に印加される上向きの電界の強度が高いほど低くなる。
このような固体材料層140の抵抗値を電極150と電極190の間で測定すれば、固体材料層140に印加される上向きの電界の強度に対する抵抗値の変化の様子を検知することができる。
なお、固体材料層140のうち、電極150の真下の領域のリチウムイオンは、上述のように電極120と電極190との間に電界が印加されても固体電解質層170側に移動せずに固体材料層140の内部に残る。電極150の真下のリチウムイオンは、固体電解質層170側に移動しにくい(抜けにくい)からである。
図2は、電極120と電極190の間にパルス電圧を印加したときの固体材料層140の抵抗値の変化を示す図である。図2において、横軸は時間軸であり、縦軸は固体材料層140の抵抗値を示す。ここでは、一定時間毎にパルス電圧を印加した場合の固体材料層140の抵抗値の変化の様子を示す。パルス電圧は、固体材料層140に上向きの電界を生じさせるものである。
図2には、1発目から8発目のパルス電圧を印加するタイミングを矢印で示す。また、1発目のパルス電圧を印加する前の固体材料層140の抵抗値をR0とする。
図2に示すように、1発目のパルス電圧を印加すると、抵抗値はR0からR1に低下し、2発目から8発目のパルス電圧を順番に印加すると、抵抗値はR2からR8に段階的に低下する。
なお、パルス電圧は、一例として、電圧値が−1Vであり、パルス幅は1μsである。パルス電圧の電圧値は、電極120を基準電位にした場合の電極190の電位との差である。−1Vの場合は、電極120の電位よりも電極190の電位が1V低いことになる。また、正のパルス電圧を印加すれば、リチウムイオンが固体電解質層170側から固体材料層140に戻るため、固体材料層140の抵抗値は上昇する。
このように、パルス電圧の印加数に応じて固体材料層140の抵抗値が低下する。また、パルス電圧を印加した後もリチウムイオンは、固体電解質層170又はカーボンナノチューブ層180に付着し続けるので、電子デバイス100を多値メモリとして利用することができる。これは、電界を印加することによりリチウムイオンが移動し、固体材料層140の抵抗が変化するが、電界がかかっていない状態では、リチウムイオンは移動しないため、固体材料層140の抵抗値が一定となり、これがメモリ効果となるからである。
次に、図3乃至図5を用いて、電子デバイス100の製造方法について説明する。図3乃至図5は、電子デバイス100の製造工程における断面構造を示す図である。
まず、絶縁層111が形成された基板110を用意し、図3(A)に示すように、電極120を作製する。電極120を形成する領域を露出するマスクを形成し、真空蒸着法又はスパッタ法により金属層(金属膜)を形成し、マスク及びマスクの上の金属層を除去する。すなわち、リフトオフ法により作製することができる。金属層としては、チタン層を金層で被覆した金属層、又は、銅製の金属層を作製すればよい。
次に、TEOS(テトラエトキシシラン:tetraethoxysilane)を用いたCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、電極120を覆う絶縁層を形成し、フォトリソグラフィとドライエッチング(反応性イオンエッチング)で絶縁層のパターニングを行うことにより、開口部130Aを作製する。これにより、図3(B)に示すように絶縁層130が完成する。なお、TEOSを用いたCVD法の代わりにSOG(Spin On Glass)法で絶縁層を形成してもよい。
次に、開口部130Aの内部にコバルト酸リチウム(LCO)をスパッタ法等によって形成し、上面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法で研磨して平坦化することにより、図3(C)に示すように固体材料層140を作製する。
次に、図4(A)に示すように、固体材料層140の上面と、絶縁層130の上面とにわたって電極150を作製する。電極150は、電極120と同様にリフトオフ法により作製することができる。電極150は、後に固体電解質層170と固体材料層140とが直接的に接合される領域が確保されるように、固体材料層140の上面の全体を覆わずに、固体材料層140の上面の一部のみを覆うように作製すればよい。
次に、TEOSを用いたCVD法により絶縁層130及び電極150を覆う絶縁層を形成し、フォトリソグラフィとドライエッチング(反応性イオンエッチング)でパターニングを行うことにより、開口部160Aを作製する。開口部160Aは、平面視で固体材料層140と同じサイズを有し、位置を合わせて形成すればよい。これにより、図4(B)に示すように絶縁層160が完成する。なお、SOG法で絶縁層を形成してもよい。
次に、開口部160Aの内部にリン酸リチウム(LPO)をスパッタ法等によって形成し、上面をCMP法で研磨して平坦化することにより、図4(C)に示すように固体電解質層170Aを作製する。固体電解質層170Aは、最終的な形状ではなく、上面が絶縁層160の上面と面一である。
次に、固体電解質層170Aと絶縁層160の上面にフォトレジストを作製し、フォトリソグラフィでフォトレジストのうちの固体電解質層170Aの上面の部分を開口し、ドライエッチングを行うことによって固体電解質層170Aを上面側からエッチングして固体電解質層170にする。さらに、固体電解質層170の上面に触媒層としての窒化チタン層及びコバルト層をCVD法等で堆積し、絶縁層160の上面に残ったフォトレジストを除去すると、図5(A)の状態になる。窒化チタン層及びコバルト層は、カーボンナノチューブ層180を成長させる際の触媒層として用いるものである。なお、窒化チタン層及びコバルト層の厚さは、一例として、それぞれ、5nm及び1nmである。
次に、開口部160Aの内部の触媒層の上に、カーボンナノチューブを成長させることによって、図5(B)に示すようにカーボンナノチューブ層180を作製する。カーボンナノチューブの成長は、熱CVD装置において、アセチレン・アルゴン混合ガスを用いて行えばよい。成長温度は、一例として500℃である。カーボンナノチューブは、上端が絶縁層160の上面よりも少し高くなる程度まで成長させればよい。
なお、成長したカーボンナノチューブに平坦化処理を行う場合には、カーボンナノチューブの上にSOG法等によって絶縁層を形成し、絶縁層の上からCMP法で研磨することで平坦化処理を行えばよい。これにより、カーボンナノチューブ層180が完成する。
最後に、カーボンナノチューブ層180と絶縁層160との上にわたって、図5(C)に示すように電極190を作製する。電極190は、電極120及び電極150と同様にリフトオフ法により作製することができる。
以上により、電子デバイス100が完成する。
電子デバイス100は、電極120と電極190の間に印加するパルス電圧の回数によって固体材料層140の抵抗値を段階的に制御することができる。電極150と電極120との間で読み出す固体材料層140の抵抗値は、パルス電圧の印加回数に応じた抵抗値になる。パルス電圧の印加回数によって固体材料層140から固体電解質層170又はカーボンナノチューブ層180に移動するリチウムイオンの量を制御することができるからである。また、パルス電圧の印加において印加電圧がオフとなった後も、リチウムイオンが固体電解質層170又はカーボンナノチューブ層180に付着した状態が継続される。このため、電子デバイス100を不揮発性メモリとして利用することができる。
また、電子デバイス100は、多値メモリとしての電子デバイス100を含む集積回路を実現することができる。
なお、集積回路については、図8乃至図11を用いて後述する。
なお、以上では、固体材料層140としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2:LCO)を用いる形態について説明した。しかしながら、固体材料層140の材料は、コバルト酸リチウムに限られず、例えば、コバルト酸リチウム以外のリチウムイオン電池のような二次電池の正極に用いられる材料であってもよい。
具体的には、固体材料層140は、銅イオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンのいずれかを出し入れする材料製であればよい。より具体的には、例えば、であるリン酸鉄リチウ(LiMn2O4)、Li(Ni1/3Co1/3MN1/3)O2、リン酸鉄リチウム(LiFePO4)、Li(Ni0.8Co0.15Al0.05)O2、ピロリン酸コバルトリチウム(Li2CoP2O7)、Li5.33Fe5.33(P2O7)4、ピロリン酸鉄リチウム(Li2FeP2O7)、LiFe1.5P2O7、Li3Fe2(PO4)3、LiFeP2O7、Cu3TiO4、CuMoO4、及びCu(WO4)のいずれかであればよい。
また、以上では、固体電解質層170としてリン酸リチウム(Li3PO4(LPO))を用いる形態について説明した。しかしながら、固体電解質層170としては、例えば、リン酸リチウムオキシナイトライドガラス電解質(LIPON)、Li1.4Al0.4Ti1.6(PO4)3(LATP)、Li3-2xB1-3/4xSxO3、Li3-xB1-3/4xPxO3、Li3B1-3/4x(Si又はGe)xO3等を用いてもよい。
また、以上では、電極120、150、190がチタン層を金層で被覆した金属層、又は、銅製の金属層である形態について説明したが、電極120、150、190の表面にタンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、又は窒化チタン(TiN)等のバリア層で被覆してもよい。
また、以上では、電子デバイス100がカーボンナノチューブ層180を含む形態について説明したが、電子デバイス100は、カーボンナノチューブ層180を含まなくてもよい。図6は、実施の形態の変形例による電子デバイス100M1を示す図である。
電子デバイス100M1は、図1に示す電子デバイス100からカーボンナノチューブ層180を取り除き、図1に示す固体電解質層170の代わりに固体電解質層170Aを含む構成を有する。カーボンナノチューブ層180を含まない分だけ固体電解質層170Aの厚さは厚く、上面は絶縁層160の上面の面一である。電極190は、固体電解質層170Aに直接接続される。
なお、製造工程では、図4(C)に示すように固体電解質層170Aを作製した後に、図5(A)、(B)の工程を行わずに、電極190を作製すればよい。このような電子デバイス100M1は、固体電解質層170にリチウムイオンがとどまり、電極190側に移動しないような用途の場合に好適である。
また、以上では、電子デバイス100がカーボンナノチューブ層180を含む形態について説明した。しかしながら、電子デバイス100は、カーボンナノチューブ層180の代わりに、グラフェンのフレークを重ねたグラフェン層、グラファイト(黒鉛の塊)を層状にしたグラファイト層、アモルファスカーボンを層状にしたアモルファスカーボン層、及び、フラーレンを層状にしたフラーレン層を含んでもよい。
図7は、実施の形態の変形例による電子デバイス100M2を示す図である。電子デバイス100M2は、図1に示す電子デバイス100のカーボンナノチューブ層180の代わりにグラフェン層180Mを含む構成を有する。製造工程では、図5(B)に示す工程で熱CVD装置でアセチレン・アルゴン混合ガスを用いた工程を行う代わりに、ナノカーボン材料をスピンコート法で堆積することによって作製すればよい。
次に、実施の形態における電子デバイス100を用いた集積回路500について説明する。図8(A)は、実施の形態における電子デバイス100を行列状に複数配した集積回路500の構成例を示す図である。このような集積回路500は、半導体装置である。
図8(A)には、実施の形態における電子デバイス100を4行4列の行列状(マトリクス状)に配した構成を一例として示したが、これに限定されるものではなく、電子デバイス100の数(行数及び列数)は任意である。
図8(A)において、302は電子デバイス100にのゲートコンタクト用電極160につながる電極線であり、304は入力線であり、305は出力線である。図8(A)に示す例では、入力線304と出力線305とが交差するように設けられている。入力線304と出力線305との交差部に2つの読み出し電極18が配置されるように電子デバイス100が配されている。電極12、電極16、及び読み出し電極18は、それぞれ、電極120、電極190、及び電極150に対応する。
図8(B)に示すように、第i列第j行(i及びjは自然数であり、この例ではi及びjは、それぞれ1〜4)の電子デバイス100−ijの電極16が電極線302−iに接続される。また、電子デバイス100−ijが有する2つの読み出し電極18の内の一方の読み出し電極18が入力線304−iに接続され、他方の読み出し電極18が出力線305−jに接続される。
次に、実施の形態における電子デバイス100を用いた集積回路500の一例として、図8(A)に示したような集積回路を適用した全結合型ニューラルネットワークの演算回路について説明する。ニューラルネットワークにおいて、シナプスは、ニューロン間に存在し、ニューロン間の信号のやり取りの量に依存して、その結合の強さを変えている。人工ニューラルネットワークにおいて、実施の形態における電子デバイス100を人工のシナプスとして適用した場合、ニューロン間の結合の強さを電子デバイス100の電気抵抗値で表現することが可能である。
入力がX1、X2、X3、X4であり、出力がY1、Y2、Y3、Y4である4入力4出力の全結合型ニューラルネットワークでは、図9(A)に示すように、入力X1、X2、X3、X4に重み付けして演算(積和演算)を行って出力Y1、Y2、Y3、Y4を取得する。出力Yjは、Yj=Σ(Xi・Wij)で得られ、例えばY1=(X1・W11+X2・W21+X3・W31+X4・W41)である。
図9(A)に示した4入力4出力の全結合型ニューラルネットワークでの演算は、例えば図9(B)に示す回路により実行することができる。図9(B)に示した回路は、16個の抵抗R11〜R14、R21〜R24、R31〜R34、R41〜R44、信号線(入力線)401−1〜401−4、及び信号線(出力線)402−1〜402−4を有する。抵抗Rij(i、jは添え字であり、それぞれ1〜4の整数)は、重みWijに対応した電気抵抗値を有しており、一端が信号線(入力線)401−iに接続され、他端が信号線(出力線)402−jに接続される。
図9(B)に示した回路において、信号線(入力線)401−iのそれぞれに入力Xiの値に応じた電圧VXiを入力すると、電圧VXi及び抵抗Rijの抵抗値に応じた電流、すなわち入力Xi及び重みWijに対応した電流が信号線(出力線)402−jへ流れる。したがって、他端が信号線(出力線)402−jに接続された抵抗R1j、R2j、R3j、R4jを流れる電流を合わせた(加算した)電流IYjが信号線(出力線)402−jを流れることになり、この電流IYjは出力Yjの値に応じた電流となる。つまり、信号線(入力線)401−iに入力Xiの値に応じた電圧VXiを入力し、信号線(出力線)402−jを流れる電流IYjを検出することで、図9(A)に示した演算が実現される。
この図9(B)に示した回路は、図8(A)に示した集積回路を用い、以下のように制御することにより実現可能である。電極線302−1〜302−4を選択し、電子デバイス100の電気抵抗値が重みWに対応した所望の値となるように、選択した電極線に電圧パルスを印加する。このようにして、第i列第j行の電子デバイス100−ijの電気抵抗値を重みWijに対応する電気抵抗値にそれぞれ設定し、すべての電子デバイス100に対して設定を行う。
ニューロン動作時、すなわち全結合型ニューラルネットワークに係る演算の実行時には、入力線304−1〜304−4に入力X1〜X4の値に応じた電圧VX1〜VX4を入力する。そして、出力線305−1〜305−4を流れる電流IY1〜IY4を検出することで出力Y1〜Y4の値を取得する。
次に、実施の形態における電子デバイス100を用いた集積回路500の一例として、図8(A)に示したような集積回路を適用した半導体記憶装置(メモリ装置)について説明する。図11は、実施の形態における電子デバイス100を適用した半導体記憶装置の構成例を示す図である。半導体記憶装置は、周辺回路の一例である、制御回路601、ローデコーダ回路602、コラムデコーダ・センスアンプ回路603、データ入出力回路604、及びアレイ部605を有する。
制御回路601は、半導体記憶装置の各機能部を制御する。制御回路601は、例えば入力される制御信号及びアドレス信号に基づいて信号を出力し、ローデコーダ回路602やコラムデコーダ・センスアンプ回路603をそれぞれ制御する。ローデコーダ回路602は、制御回路601から供給される信号に基づいて、データ(情報)の書き込み時には電極線302を駆動し、データ(情報)の読み出し時には入力線304にパルス電圧又は直流電圧を印加する。
コラムデコーダ・センスアンプ回路603は、制御回路601から供給される信号に基づいて、データの書き込み時には電極線302を駆動し、データの読み出し時には出力線305に流れる電流を検出することで電子デバイス100の電気抵抗値から記憶されている情報(データ)を取得する。データ入出力回路604は、半導体記憶装置の外部とのデータの入出力を行う。アレイ部605は、不揮発性の情報記憶素子として実施の形態における電子デバイス100を複数有する集積回路であり、それらの電子デバイス100が例えば図8(A)に示したように行列状に配されている。
図11に示した半導体記憶装置は、データの書き込み時には、入力されるアドレス信号等に基づいてローデコーダ回路602及びコラムデコーダ・センスアンプ回路603により、電極線302を選択する。そして、選択した電極線及び電極線に電圧を印加して、アドレス指定された電子デバイス100の電気抵抗値を入力データに応じた抵抗値に設定する。また、データの読み出し時には、入力されるアドレス信号等に基づいて、ローデコーダ回路602が入力線304にパルス電圧又は直流電圧を印加し、コラムデコーダ・センスアンプ回路603が出力線305に流れる電流を検出することで、記憶されているデータを読み出す。
したがって、実施の形態によれば、多値を保持可能な電子デバイス100を提供することができる。
以上、本発明の例示的な実施の形態の電子デバイス、及び、集積回路について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、
前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、
前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、
前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、
前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極と
を含む、電子デバイス。
(付記2)
前記固体材料層は、前記所定の金属イオンとして、リチウムイオン、銅イオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンのいずれかを出し入れする固体材料層である、付記1記載の電子デバイス。
(付記3)
前記固体材料層は、LiCoO2、LiMn2O4、Li(Ni1/3Co1/3MN1/3)O2、LiFePO4、Li(Ni0.8Co0.15Al0.05)O2、Li2CoP2O7、Li5.33Fe5.33(P2O7)4、Li2FeP2O7、LiFe1.5P2O7、Li3Fe2(PO4)3、LiFeP2O7、Cu3TiO4、CuMoO4、及びCu(WO4)のいずれかである、付記1又は2記載の電子デバイス。
(付記4)
前記固体電解質層と前記第3電極との間に設けられるナノカーボン材料層をさらに含む、付記1乃至3のいずれか一項記載の電子デバイス。
(付記5)
前記ナノカーボン材料層は、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイト、アモルファスカーボン、及びフラーレンのいずれかである、付記4記載の電子デバイス。
(付記6)
複数の電子デバイスと、
前記複数の電子デバイスを接続する信号線と
を含む集積回路であって、
前記複数の電子デバイスの各々は、
電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、
前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、
前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、
前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、
前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極と
を有する、集積回路。
100、100M1、100M2 電子デバイス
110 基板
111 絶縁層
120 電極
130 絶縁層
140 固体材料層
150 電極
160 絶縁層
170、170A 固体電解質層
180 カーボンナノチューブ層
180M グラフェン層
190 電極
集積回路500

Claims (6)

  1. 電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、
    前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、
    前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、
    前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、
    前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極と
    を含む、電子デバイス。
  2. 前記固体材料層は、前記所定の金属イオンとして、リチウムイオン、銅イオン、マグネシウムイオン、及びアルミニウムイオンのいずれかを出し入れする固体材料層である、請求項1記載の電子デバイス。
  3. 前記固体材料層は、LiCoO2、LiMn2O4、Li(Ni1/3Co1/3MN1/3)O2、LiFePO4、Li(Ni0.8Co0.15Al0.05)O2、Li2CoP2O7、Li5.33Fe5.33(P2O7)4、Li2FeP2O7、LiFe1.5P2O7、Li3Fe2(PO4)3、LiFeP2O7、Cu3TiO4、CuMoO4、及びCu(WO4)のいずれかである、請求項1又は2記載の電子デバイス。
  4. 前記固体電解質層と前記第3電極との間に設けられるナノカーボン材料層をさらに含む、請求項1乃至3のいずれか一項記載の電子デバイス。
  5. 前記ナノカーボン材料層は、カーボンナノチューブ、グラフェン、グラファイト、アモルファスカーボン、及びフラーレンのいずれかである、請求項4記載の電子デバイス。
  6. 複数の電子デバイスと、
    前記複数の電子デバイスを接続する信号線と
    を含む集積回路であって、
    前記複数の電子デバイスの各々は、
    電界の印加によって可逆的に所定の金属イオンを出し入れする固体材料層と、
    前記固体材料層の第1表面側に設けられる第1電極と、
    前記固体材料層の前記第1表面側とは反対の第2表面側に設けられる固体電解質層と、
    前記固体材料層の前記第2表面側に設けられる第2電極と、
    前記固体電解質層を介して前記固体材料層に接続される第3電極と
    を有する、集積回路。
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