JP2020087447A - 建築設計図面の属性情報一元管理システム - Google Patents

建築設計図面の属性情報一元管理システム Download PDF

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Yasuyuki Chino
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Takuya Uraki
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Takeshi Torizumi
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Abstract

【課題】「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報や建具が保有する属性情報を一元管理する建築設計図面の属性情報一元管理システムを提供する。【解決手段】複数の建築設計図面に表現された個々の部屋及び個々の部屋が属するエリア又はゾーンにより特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報及び「部屋・エリア・ゾーン」に配置された建具が保有する属性情報を一元管理する。CADシステム121、エクセル150、CADシステム121とエクセル150間におけるデータのやり取りを支援する支援システム111、図面データを保管する記憶部123及びこれらを接続するイントラネット141から構成する。支援システム111は「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、「属性情報」出力・入力手段、識別番号付与手段、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段及びこれらを起動させる起動手段から構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、建築設計図面化ツールとしてCADを使う場合において、計画される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報や前記「部屋・エリア・ゾーン」に計画される建具が保有する属性情報について、一元管理を行うシステムと図面相互間における文字不整合を防ぐシステム、ならびに仕上げ表を自動生成するシステム、および換気計算、排煙計算、熱負荷計算、照度計算、建築物エネルギー消費性能基準への適合義務対象建築物に係る届出など、これらに必要な値を抽出するシステム、そして、CAD以外のツール、例えばマイクロソフト社のエクセル(Excelはマイクロソフトコーポレーション社の登録商標)などの表計算ソフトに出力・入力するシステムに関する。
建物の設計は、基本計画、基本設計、実施設計の各フェーズに分かれており、実施設計完了に向かって具現化される。その過程においては、計画される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報や建具が保有する属性情報についても各フェーズ毎に加筆・修正・訂正が繰り返される。
例えば、一つの建物の設計情報を仕様規定および性能規定図面、平面系図面、断面系図面、立面系図面ならびに各部位の詳細系図面(以下、「関連図面」又は「関連図面データ」という)として分解し分散して表現し、仕様系図面で定めた「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報や建具が保有する属性情報についても、各図面に必要な部分を抽出し、登録される。
一方で、仕様規定および性能規定図面で定めた属性情報は、基本計画時の初期設定から始まり基本設計、実施設計に向かって設計の深度が深まるにつれて加筆・修正・訂正が繰り返される。その管理方法および手法は、設計者と作業者に委ねられており、標準化されていない。
従来、建築の設計図を作成するに当たり、作業者はCADを使って「仕上げ表」を作成し、「部屋・エリア・ゾーン」の属性情報を集約していた。各関連図面に対しては、その「仕上げ表」を基に作業者が転記し属性情報の登録を行っていた。
また、属性情報の加筆・修正・訂正は、その起因する「部屋・エリア・ゾーン」が存在する図面から始まり、それ以外の関連図面についてはその起因する「部屋・エリア・ゾーン」の存在有無の確認を行い、該当する「部屋・エリア・ゾーン」が発見されてから行っていた。
また、建具については「部屋・エリア・ゾーン」に計画された建具に固有の「建具符号又は建具記号(建具種別・建具番号)」を配置し、その建具が保有する属性情報は建具表に集約し管理していた。
従ってその建具が保有する「属性情報」の加筆・修正・訂正は、「建具符号又は建具記号」が配置された「部屋・エリア・ゾーン」と建具表の双方を確認しながら行っていた。
特開2002−123570号公報
上述のように、従来、「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報および建具が保有する属性情報については、各フェーズ毎に見直され、加筆・修正・訂正が起きる度に、関連図面にフィードバックされ、その作業手間に膨大な時間を割いてきた。
また、従来のCADシステムにおいても図面データの中で一か所でも「属性情報」の加筆・修正・訂正が起きる度に、それ以外の関連図面データの中から、当該部分と同じ属性情報を探し出し、入れ替える必要があった。その検索作業は設計者および作業者の個々の能力と経験値に依存する為、プロジェクトにより作業精度のバラつきが発生し、不安定であった。
また、従来、実施設計完了後に行われる積算作業時において、関連図面データから出力された設計図書内の「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報が関連図面の間で不整合を起こしている旨の指摘が多く見られ、その対応に要する作業と時間は、本来行うべき作業を阻害する事象として深刻な問題であった。
本発明は、上記の関連図面を取りまとめる上での背景と、その作業の事象を鑑みて開発されたものであり、「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報や前記「部屋・エリア・ゾーン」に計画される建具が保有する属性情報の一元化管理を行い、支援システムの利用によって関連図面間に紐付けを行うことで、属性情報が分散された後であっても、一元管理元のみ加筆・修正・訂正を行えば、関連図面全てにおいてその内容が自動的に反映されるようにすることにより、プロジェクトごとにバラつきのあった作業精度と、不整合に対応する作業と時間の削減を行うことを目的とする。
本発明は、複数の建築設計図面に表現された個々の部屋および前記個々の部屋が属するエリアまたはゾーンによって特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を一元管理する建築設計図面の属性情報一元管理システムの発明であり、CADシステムと表計算ソフト(エクセル等)と、前記CADシステムと前記表計算ソフト間におけるデータのやり取りを支援する支援システムとを備え、かつ前記支援システムは、以下(1)〜(5)の手段を備えていることを特徴とするものである。
(1)前記属性情報を前記「部屋・エリア・ゾーン」名称内に取り込んで「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトにオブジェクト化する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段。
(2)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の「属性情報」を前記表計算ソフトに出力し、かつ前記表計算ソフトで編集(加筆・修正・訂正等)された属性情報を前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内に取り込む「属性情報」出力・入力手段。
(3)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトに、各「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与する識別番号又は識別記号付与手段。
(4)前記識別番号又は識別記号が付与された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトを前記建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段。
(5)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、前記「属性情報」出力・入力手段、前記識別番号又は識別記号付与手段および前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段をそれぞれ起動させる起動手段。
また、前記支援システムが、前記(1)〜(5)の手段に加え、以下(6)〜(10)の手段を備えていることを特徴とするものである。
(6)前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された「建具符号又は建具記号」が保有する属性情報を前記「建具符号又は建具記号」の符号又は記号内に取り込んでオブジェクト化する「建具符号又は建具記号」オブジェクト化手段。
(7)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報を前記表計算ソフト(エクセル等)に出力し、かつ加筆・修正・訂正等の編集後に前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込む「属性情報」出力・入力手段。
(8)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトに、各「建具符号又は建具記号」オブジェクトどうしを互いに識別する「識別番号又は識別記号(例えば、「ID番号」)」を付与する「識別番号又は識別記号」付与手段。
(9)前記「識別番号又は識別記号」が付与された「建具符号又は建具記号」オブジェクトを前記建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写する「建具符号又は建具記号」オブジェクト複写手段。
(10)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト化手段、前記属性情報出力・入力手段および前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト複写手段を起動させる起動手段。
また、前記支援システムが、前記建築設計図面内の一つの建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に対し、前記表計算ソフトによる加筆・修正・訂正等の編集が加えられたとき、当該編集が他の建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に反映させる属性情報反映手段と当該属性情報反映手段を起動させる起動手段を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、複数の建築設計図面に表現された個々の部屋および前記個々の部屋が属するエリアまたはゾーンによって特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を一元管理する建築設計図面の属性情報一元管理方法の発明であり、以下(1)〜(4)のプロセスからなることを特徴とするものである。
(1)前記「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を前記「部屋・エリア・ゾーン」の名称内に取り込んで「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトにオブジェクト化するプロセス。
(2)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の属性情報を表計算ソフトに出力し、当該表計算ソフトで編集した後、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称内に取り込むプロセス。
(3)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトに、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与するプロセス。
(4)前記識別番号又は識別記号が付与された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトを分散された複数の建築設計図面に複写するプロセス。
また、前記(1)〜(4)のプロセスに加え、以下(5)〜(8)のプロセスを含むことを特徴とするものである。
(5)前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された「建具符号又は建具記号」が保有する属性情報を前記「建具符号又は建具記号」内に取り込んで「建具符号又は建具記号」オブジェクトにオブジェクト化するプロセス。
(6)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込まれた属性情報を表計算ソフトに出力し、当該表計算ソフトで編集した後、前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込むプロセス。
(7)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトに、前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与するプロセス。
(8)前記識別番号又は識別記号が付与された「建具符号又は建具記号」オブジェクトを分散された複数の建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写するプロセス。
また、前記複数の建築設計図面の中の一つの建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に対し、編集により加筆・修正・訂正が加えられたとき、当該加筆・修正・訂正を他の建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に反映させるプロセスを備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、建物の設計において、計画された「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報の一元管理が可能であり、特に、「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報が、関連する複数の図面に分散された後であっても、一元管理元の図面にのみ加筆・修正・訂正等の編集を行えば、「関連図面」の全てにおいてその内容を自動的に反映させることができる。
すなわち、「関連図面」による複数に分かれた図面データを一括で指定し、オブジェクト識別情報(識別番号又は識別記号)に基づいてCADシステム以外のソフト(エクセル等の表計算ソフト等)に出力して編集(加筆・修正・訂正等)することができ、また、編集された内容は、「関連図面」の中から複数の図面データを指定し、一括で反映させることができる。これによりプロジェクトごとにバラつきのあった作業精度と不整合に対応する「作業と時間」の削減を図ることができる。
また、前記「部屋・エリア・ゾーン」に計画された建具が保有する「属性情報」についても、「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報と同様に、一元管理された元の図面にのみ加筆・修正・訂正等の編集を行えば、「関連図面」の全てにおいてその内容を自動的に反映させることができ、これによりプロジェクトごとにバラつきのあった作業精度と、不整合に対応する「作業と時間」の削減を行うことができる。
また、前記「部屋・エリア・ゾーン」および、前記「建具符号又は建具記号」の属性情報を設計し、部位別の情報を設定すれば、その内容が「部屋・エリア・ゾーン」名称および「建具符号又は建具記号」に付加されて表示されるため、「部屋・エリア・ゾーン」名称および「建具符号又は建具記号」の属性情報の「見える化」が容易となり、仕様系図面を閲覧しなくても情報管理を容易に行うことができる。
また、関連図面の各図の役割に応じて、必要な属性情報のみを指定し、「部屋・エリア・ゾーン」名称および「建具符号又は建具記号」と並列して表示することもできる。
なお、本発明において「部屋・エリア・ゾーン」とは、建築物内の空間を定義する言葉であって、独立した個々の部屋または個々の部屋の一部をいい、ロビー等といった周囲が閉ざされていない空間も含む。
また、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトとは、通常の部屋名称と異なり、部屋の床・壁・天井面における表面仕上げおよびその下地、部屋・エリア・ゾーン面積、部屋・エリア・ゾーン周長、部屋・エリア・ゾーン面積の天井高さ、部屋・エリア・ゾーンの床仕上げ高さ、部屋・エリア・ゾーン床スラブ高さ、部屋・エリア・ゾーンの排煙面積、その他特記事項からなる情報を属性情報として有している。
また、「建具符号又は建具記号」オブジェクトは、通常の建具の名称と異なり、その建具固有の建具種別、寸法、枠の形状・材質、沓摺の形状・材質、扉の表面仕上げ・厚さ、ガラスの種類・寸法・厚さ、ガラリの形状・材質・仕上・寸法、ハンドルの種類・形状、錠の種類・形状、その他建具金物、その他特記事項情報から構成されている。
以上、説明したように、支援システムを利用すれば、建築の設計段階で計画される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報および前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された建具が保有する属性情報は、複数の関連図面に分散された状態であっても、一元管理を行うことができる。また、その内容について加筆・修正・訂正等の編集がなされた場合であっても、全ての関連図面に対して一括で反映させ、かつ図面相互間における文字不整合を容易に解消することができる。
このことにより、作業時間の処理速度が上がり、労働時間の短縮につなげることができる。
本発明の一実施形態に係る建築設計図面の属性情報一元管理システムの構成を示す説明図である。 図1に図示する建築設計図面の属性情報一元管理システムの詳細な構成を示す説明図である。 部屋の仕上げ情報を属性情報として保有する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトの説明図であり、図3(a)は「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトの全体図、図3(b)は図3(a)におけるイ部拡大図である。 建具の属性情報として保有する「建具符号」オブジェクトの説明図であり、図4(a)は「建具符号」オブジェクトの全体図、図4(b)は図4(a)におけるロ部拡大図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトを作成するためのオブジェクトテンプレートの説明である。 図6(a)は「部屋・エリア・ゾーン」が保有する「属性情報」が「部屋・エリア・ゾーン」別に書き出されたエクセルテンプリートの一部説明図、図6(b)は「建具符号」が保有する属性情報が「部屋・エリア・ゾーン」別に書き出されたエクセルテンプリートの一部説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトとエクセルテンプレートとの間で、識別番号を用いて属性情報をインポートおよびエクスポートする方法を示す説明図である。 「建具符号」オブジェクトとエクセルテンプレートとの間で、識別番号を用いて属性情報をインポートおよびエクスポートする方法を示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブシェクトからエクセルテンプレートに属性情報をエクスポートする方法示す説明図である。 「建具符号」オブシェクトからエクセルテンプレートに属性情報をエクスポートする方法示す説明図である。 エクセルテンプレートで編集した属性情報を「部屋・エリア・ゾーン」名称オブシェクトにインポートする方法を示す説明図である。 エクセルテンプレートで編集した属性情報を「建具符号」オブシェクトにインポートする方法を示す説明図である。 エクセルテンプレートに入力された「属性情報」を、CADシステムの記憶部に格納されている「関連図面」データのうちの、指定した複数データに一括でインポートまたはエクスポートすることにより情報の書き換えを行う方法を示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトと平面図用ラベルおよび天井伏せ図用ラベル間における形の書き換えを行う方法を示す説明図である。 「オブジェクト文字名称:親」と「オブジェクト文字名称:子」間に起こり得る識別番号の不一致を防止する方法を示す説明図である。 重複した属性情報(例えば、識別番号)を検索制御する方法を示す説明図である。 重複した属性情報(例えば、部屋名等)を検索制御する方法を示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトから仕上げ表を自動作成する方法を示す説明図である。 「建具符号」オブジェクトから建具表を自動作成する方法を示す説明図である。 天井伏せ図ラベルに形を変えた「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトから仕上げ表を自動作成する方法を示す説明図である。 識別番号の末尾に枝番号を連番で付与して、仕上げ表を作成する方法を示す説明図である。 「関連図面」の目的により必要な部位(床・幅木・壁・天井等)の中から仕上げならびに下地を指定し、指定部位の文字データに引出し線を付与する方法を示す説明図である。 「関連図面」の目的により必要な部位(床・幅木・壁・天井)の中から仕上げ並びに下地を指定し、指定部位の文字データに引出し線を付与する方法を示す説明図である。 図22および図23における引出し線に角度を指定して表示する方法を示す説明図である。 「関連図面」の目的により必要な属性情報(仕上げ高さ等)を指定し、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトと併記して表示する方法示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」の部屋ポリラインの周長情報を示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」の部屋ポリラインの面積・周長情報を「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトに入力する方法を示す説明図である。 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトと算定面積・周長領域とを線分で結び付け(「紐付け」)て、両者を関連付けて混同しないようにする方法を示す説明図である。 図面上の室名等の文字間隔を任意に調整する方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態に係る建築設計図面の属性情報一元管理システムについて説明する。
図1と図2は、本発明の一実施形態を図示したものであり、図示するように、本発明の建築設計図面の属性情報一元管理システムは、CADシステム121、表計算ソフト(以下「エクセル」)150、当該CADシステム121とエクセル150間におけるデータのやり取りを支援する支援システム111、さらに図面データを保管する記憶部123およびこれらを互いに接続するイントラネット141等を備えている。
CADシステム121は、データを記録する記憶部123、支援システム111を起動させる起動手段(以下「起動コマンド」)122およびデータの入力処理部124と出力処理部125をそれぞれ備え、エクセル150はデータの出力処理部151と入力処理部152および記憶部153とエクセルテンプレート154をそれぞれ備えている。
さらに、支援システム111は、CADシステム121とエクセル150間におけるデータのやり取りを支援するための手段として、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、「属性情報」出力・入力手段、識別番号又は識別記号(以下「識別番号」 例えば、「ID番号」)付与手段、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段および「属性情報」反映手段をそれぞれ備えている。
「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段は、複数の建築設計図面に表現された個々の部屋および個々の部屋が属するエリアまたはゾーンによって特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を「部屋・エリア・ゾーン」の名称内に取り込んで「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAにオブジェクト化する機能を備えている。
「属性情報」出力・入力手段は、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA内に取り込まれた属性情報をエクセル150のエクセルテンプレート154に出力し、エクセルテンプレート154にて加筆・修正・訂正等の編集された後に前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA内に取り込む機能を備えている。
識別番号付与手段は、各「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAに、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAどうしが互いに混同しないように識別するための識別番号を付与する機能を備えている。
「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段は、識別番号が付与された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAを建築設計図面上に表現された「部屋・エリア・ゾーン」(例えば、事務室、DS、清掃員控室、ロビー等)に複写する機能を備えている。
また、支援システム111は、「建具符号又は建具記号」(以下「建具符号」)オブジェクト化手段、「属性情報」出力・入力手段、識別番号付与手段および「建具符号」オブジェクト複写手段をそれぞれ備えている。
「建具符号」オブジェクト化手段は、前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された建具符号が保有する属性情報を前記建具符号の符号内に取り込んで「建具符号」オブジェクトBにオブジェクト化する機能を備えている。
「属性情報」出力・入力手段は、前記「建具符号」オブジェクトB内の属性情報をエクセル150のエクセルテンプレート154に出力し、かつエクセルテンプレート154にて加筆・修正・訂正等の編集した後に前記「建具符号」オブジェクトB内に取り込む機能を備えている。
識別番号付与手段は、各「建具符号」オブジェクトBに、「建具符号」オブジェクトBどうしが混同しないように識別するための識別番号を付与する機能を備えている。
「建具符号」オブジェクト複写手段は、識別番号が付与された「建具符号」オブジェクトBを建築設計図面上に表現された「部屋・エリア・ゾーン」に複写する機能を備えている。
そして、「属性情報」反映手段は、前記建築設計図面内の一つの建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトおよび/または「建具符号」オブジェクト内の属性情報に対し、エクセル150による編集が加えられたとき、当該編集が他の建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトおよび/または「建具符号」オブジェクト内の属性情報に反映させる機能を備えている。
これら「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、「建具符号」オブジェクト化手段、「属性情報」出力・入力手段、「識別番号」付与手段、オブジェクト複写手段および「属性情報」反映手段は、全て起動コマンド122によって自動的に起動するようになっている。
このような構成において、CADシステム121上に配置された支援システム111の起動コマンド121によって、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、「建具符号」オブジェクト化手段がそれぞれ起動することにより、「部屋・エリア・ゾーン」名称が保有する属性情報(設計情報)、「建具符号」が保有する属性情報が、それぞれオブジェクトテンプレート112の形式に沿って、オブジェクトテンプレート112に取り込まれる。
「部屋・エリア・ゾーン」名称および「建具符号」が保有する属性情報は、属性情報が格納されている社内サーバーまたはファイルから社内イントラネット141を介してオブジェクトテンプレート112取り込まれる。
オブジェクトテンプレート112に取り込まれた属性情報は、支援システム111のオブジェクト化手段にてオブジェクト処理され、「部屋・エリア・ゾーン」名称、「建具符号」にそれぞれ付加され、かつ出力処理部125にて「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA、「建具符号」オブジェクトBとしてそれぞれ出力処理される。
したがって、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAと「建具符号」オブジェクトBは、通常の部屋名、建具名と異なり、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAは、部屋の全ての仕上げ情報を属性情報として備え、また、「建具符号」オブジェクトBは、寸法、枠の形状・材質など、その建具固有の全ての情報を属性情報として備えている。
「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの一例を図3(a),(b)に、「建具符号」オブジェクトBの一例を図4(a),(b)に示す。
図3(a)は、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの全体を表し、図3(b)は、図3(a)におけるイ部詳細を表している。また、図4(a)は「建具符号」オブジェクトBの全体を表し、図4(b)は、図4(a)におけるロ部詳細を表している。
図5は「属性情報」を入力する為のオブジェクトテンプレートを図示したものである。オブジェクトテンプレート112には、「部屋・エリア・ゾーン」名称が保有する属性情報として、識別番号、部屋名称、部屋の用途区分、部屋の床、幅木、壁、柱、梁、天井等の下地・仕上げ材料、天井高さ、仕上げ高さ、スラブレベル、面積などの設計情報が入力され、その他、部屋情報として必要な情報は「備考欄」に入力される。
また、「建具符号」が保有する属性情報としては、その建具固有の建具種別、寸法、枠の形状・材質、沓摺の形状・材質、扉の表面仕上げ・厚さ、ガラスの種類・寸法・厚さ、ガラリの形状・材質・仕上・寸法、ハンドルの種類・形状、錠の種類・形状、その他建具金物、その他特記事項情報が入力される。
オブジェクトテンプレート112に入力された「属性情報」ならびに部屋名称は、CADシステム121内の記憶部123に登録される。登録された「属性情報」は、支援システム111の属性情報出力・入力手段にて予め指定されたエクセル150のエクセルテンプレート154に沿って、社内イントラネット141を経由して出力処理部151によりエクセルテンプレート154に出力される。その一例を図6(a),(b)に示す。
図6(a)は、「部屋・エリア・ゾーン」名称が保有する属性情報(仕上げ情報)が出力されたエクセルテンプレート154、図6(b)は「建具符号」が保有する属性情報(建具の寸法、枠の形状、材質等、その建具固有の情報)が出力されたエクセルテンプレート154をそれぞれ図示したものである。
出力された「部屋・エリア・ゾーン」名称および「建具符号」内の各属性情報データは、そのまま「属性情報」出力・入力手段の入力処理部152にて入力処理が可能であり、また、エクセルテンプレート154の上にて「属性情報」の加筆・修正・訂正等の編集が行われた場合、その内容はエクセル150内の記憶部153に保存される。
支援システム111の起動コマンド122により、エクセル150内の記憶部153に保存された「属性情報」は、支援システム111内のオブジェクトテンプレート112に取り込むことが可能であり、処理制御部113を経由して記憶部123に登録することができる。
「属性情報」出力・入力手段の出力処理部125にて出力処理された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAには、起動コマンド122により識別番号付与手段が起動して、プログラム処理により識別番号(例えば、「ID番号」)Xが自動的に付与される。そして、エクセル150のエクセルテンプレート154からの出力・入力の際は、この識別番号Xと同じ識別番号Xの「属性情報」に対してインポートとエクスポートがなされる。その一例を図7〜図12に示す。
図7は、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAとエクセルテンプレート154との間で、識別番号Xを介して「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報をインポートおよびエクスポートする方法を表し、図8は、「建具符号」オブジェクトBとエクセルテンプレート154との間で、識別番号Xを介して「建具符号」が保有する属性情報をインポートおよびエクスポートする方法を表している。
図9は、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブシェクトA、A1からエクセルテンプレート154に「属性情報」をエクスポートする方法を表し、図10は、「建具符号」オブシェクトBからエクセルテンプレート154に「属性情報」をエクスポートする方法を表している。
また、図11は、エクセルテンプレート154から「部屋・エリア・ゾーン」名称オブシェクトA、A1、A2に、エクセルテンプレート154で編集された「属性情報」をインポートする方法を表し、図12は、エクセルテンプレート154から「建具符号」オブシェクトBに、エクセルテンプレート154で編集された「属性情報」をインポートする方法を表している。
設計者は、このようにしてエクセル150にて入力した属性情報を支援システム111の起動コマンド122を使用して、CADシステム121の記憶部123に格納されている「関連図面」データ内の指定した複数データに一括でインポートおよびエクスポートすることができ、これにより指定した複数データにおける属性情報の書き換えを容易に行うことができる。その一例を図13に示す。
また、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAは、起動コマンド122を使用して平面図用ラベルA1に形を変えることができ、また、天井伏せ図にて天井伏せ図用ラベルA2に形を替えることができる。その一例を図14に示す。
また、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAは、支援システム111の起動コマンド122により、CADシステム121上のプログラムにより「関連図面」データに複製が可能であり、例えば平面図データに存在する「部屋・エリア・ゾーン」と同じ表現が天井伏図データと展開図データにも必要な場合は、平面図データから「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA1を複製して、天井伏図データと展開図データにそれぞれ配置することができる。その一例を図15に示す。
この場合、複製元の平面図データに存在する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA1は「オブジェクト文字名称:親」となり、「関連図面データ」としての天井伏図データと展開図データにそれぞれ複製された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA2,A3は「オブジェクト文字名称:子」の関係となる。なお、複製先は、天井伏図データ、展開図データ、断面図データおよび矩計図データのいずれであっても良い。
このように「オブジェクト文字名称:親」A1から「関連図面」に複製された「オブジェクト文字名称:子」A2,A3は、識別番号Xも併せて複製される為、エクセル150のエクセルテンプレート154上にて加筆・修正・訂正等がなされた「属性情報」のインポートが可能となる。
但し、識別番号Xが、複製先の各「関連図面データ」で加筆・修正・訂正等がなされると、エクセル150にて設定された識別番号Xと不一致を起こしてインポートが不可能な状態となる。これを防ぐ為に「オブジェクト文字名称:親」A1の識別番号Xのみを変更可能とし、「オブジェクト文字名称:子」A2,A3の識別番号Xは変更不可能(固定)な状態として制御を行う。
なお、識別番号Xは、支援システム111の処理制御プログラム114にて生成され、また起動コマンド122により「重複した識別番号または属性情報(例えば、部屋名等)」の検索制御が可能になっている。この場合、例えば、重複した識別番号、属性情報に〇等の目印160を付する等して検索することができるようになっている。その一例を図16と図17に示す。
また、CADシステム121に配置された支援システム111の起動コマンド122により、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの「属性情報」内容を、予め書式化されたオブジェクトテンプレート112に対して、仕上げ表161Aのデータとしてその場に出力することができる。その一例を図18に示す。
また、同様にして、「建具符号」オブジェクトBの「属性情報」内容を、予め書式化されたオブジェクトテンプレート112に対して、建具表161Bのデータとしてその場に出力することができる。その一例を図19に示す。
また、天井伏せ図ラベルに形を変えた「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAからもその場に仕上げ表161Aを自動生成することができる。その一例を図20に示す。
さらに、識別番号Xの末尾に枝番号を連番で付与することにより、仕上げが一部屋で複数の列に渡るような仕上げ表も作成することができ、この場合、識別番号Xの枝番号が-00なら部屋名を表示し、識別番号Xの枝番号が-01、-02なら部屋名を非表示とする。その一例を図21に示す。
また、CADシステム121に配置された支援システム111の起動コマンド122により、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの「属性情報」内容をCADシステム121の記憶部123より、予め書式化されたオブジェクトテンプレート112を利用し、「関連図面」の目的により必要な部位(床・幅木・壁・天井等)の中から仕上げならびに下地を指定し、指定部位の文字データに引出し線162を付与し、さらに引出し線162の角度を指定して表示することができる。その一例を図22,23,24に示す。
上記に加え、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの「属性情報」内容をCADシステム121の記憶部123より、予め書式化されたオブジェクトテンプレート112を利用し、「関連図面」の目的により必要な属性情報(仕上げレベル、スラブレベル、天井高さ、用途区分、天井下地、天井仕上げ等)を指定し、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAと併記して表示することができる。その一例を図25に示す。
この場合、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトA、平面図ラベルA1、天井伏せ図ラベルA2、天井高さ(CH)-部屋面積、区分所有-面積の合計7種類の間を相互に行き来することができ、いずれの状態にあっても、すべての仕上げ情報を保持している。
また、設計者は、CADシステム121に配置された支援システム111の起動コマンド122により、平面計画をする際に併せて「部屋・エリア・ゾーン」が保有する面積・周長の算定と管理を行うことができ、算定した面積・周長はCADシステム121を用いて記憶部123に登録することができる。その一例を図26、図27に示す。
この場合、「部屋・エリア・ゾーン」の部屋ポリライン163を「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAとリンクさせることにより、「部屋・エリア・ゾーン」の部屋ポリライン163の面積・周長情報166を「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAに入力することができる。
また、CADシステム121に配置された支援システム111の起動コマンド122により登録された「部屋・エリア・ゾーン」の面積・情報(面積数値)164を「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAの「属性情報」の中に出力することにより保有することができる。
さらに、「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトAと算定面積領域とを線分165で結び付ける(「紐付け」)ことにより両者を混同しないように関連付けて明確にすることができる。その一例を図28に示す。また、図面上に表記された室名等の用語の文字間隔を任意に調整することができる。その一例を図29に示す。
本発明は、支援システムを利用すれば、建築の設計段階で計画される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する「属性情報」並びに「部屋・エリア・ゾーン」に配置された「建具」が保有する「属性情報」は、複数の「関連図面」に分散された状態であっても一元管理を行う事が出来る。
また、その内容について加筆・修正・訂正がなされた場合であっても全ての「関連図面」に対して一括で反映させ、かつ図面相互間における文字不整合を容易に解消できる。このことにより、作業時間の処理速度が上がり、労働時間の短縮につなげることが出来る。
111 支援システム
112 テンプレート
113 制御処理部
114 処理制御プログラム
121 CADシステム
122 起動コマンド(起動手段)
123 記憶部
124 入力処理部
125 出力処理部
141 社内イントラネット
150 エクセル(表計算ソフト)
151 出力処理部
152 入力処理部
153 記憶部
154 エクセルテンプレート
160 目印
161A 仕上げ表
161B 建具表
162 引出し線
163 部屋ポリライン
164 部屋ポリラインの面積情報(面積値)
165 線分
166 部屋ポリラインの周長情報
A、A1、A2、A3 「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト
B 「建具符号」オブジェクト(「建具符号又は建具記号」オブジェクト)
X 識別番号(「識別番号又は識別記号」)

Claims (10)

  1. 複数の建築設計図面に表現された個々の部屋および前記個々の部屋が属するエリアまたはゾーンによって特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を一元管理する建築設計図面の属性情報一元管理システムであって、CADシステムと表計算ソフトと、前記CADシステムと前記表計算ソフト間におけるデータのやり取りを支援する支援システムとを備え、前記支援システムは、以下(1)〜(5)の手段を備えていることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
    (1)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称内に前記属性情報を取り込んで「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトにオブジェクト化する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段。
    (2)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の属性情報を前記表計算ソフトに出力し、かつ前記表計算ソフトで編集された属性情報を前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内に取り込む属性情報出力・入力手段。
    (3)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトに、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与する識別番号又は識別記号付与手段。
    (4)前記識別番号又は識別記号が付与された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトを前記建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写する「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段。
    (5)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト化手段、前記属性情報出力・入力手段、前記識別番号又は識別記号付与手段および前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト複写手段を起動させる起動手段。
  2. 請求項1記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記建築設計図面内の一つの建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の属性情報に対し、前記表計算ソフトによる編集が加えられたとき、当該編集が他の建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の属性情報に反映させる属性情報反映手段と当該属性情報反映手段を起動させる起動手段を備えていることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
  3. 請求項1または2記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記支援システムは以下(6)〜(10)の手段を備えていることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
    (6)前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された「建具符号又は建具記号」が保有する「属性情報」を前記「建具符号又は建具記号」の符号又は記号内に取り込んでオブジェクト化する「建具符号又は建具記号」オブジェクト化手段。
    (7)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報を前記表計算ソフトに出力し、かつ加筆・修正・訂正の編集後に前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込む出力・入力手段。
    (8)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトに、前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与する識別番号又は識別記号付与手段。
    (9)前記識別番号又は識別記号が付与された前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトを前記建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写する「建具符号又は建具記号」オブジェクト複写手段。
    (10)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト化手段、前記属性情報出力・入力手段、前記識別番号又は識別記号付与手段および前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト複写手段を起動させる起動手段。
  4. 請求項3記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記建築設計図面内の一つの建築設計図面に複写された「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に対し、前記表計算ソフトによる編集が加えられたとき、当該編集が他の建築設計図面に複写された前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に反映させる属性情報反映手段と当該属性情報反映手段を起動させる起動手段を備えてなることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかひとつに記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記識別番号又は識別記号付与手段は自動的に起動するように構成されていることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかひとつに記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報は、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトの識別番号又は識別記号、「部屋・エリア・ゾーン」名称および前記「部屋・エリア・ゾーン」の各部位についての床・壁・天井面における表面仕上げおよびその下地、部屋・エリア・ゾーン面積、部屋・エリア・ゾーン周長、部屋・エリア・ゾーン面積の天井高さ、部屋・エリア・ゾーンの床仕上げ高さ、部屋・エリア・ゾーン床スラブ高さ、部屋・エリア・ゾーンの排煙面積、その他特記事項を指示する仕上げ・下地情報であることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
  7. 請求項3〜6のいずれかひとつに記載の建築設計図面の属性情報一元管理システムにおいて、前記「建具符号または建具記号」が保有する属性情報は、その建具固有の建具種別、寸法、枠の形状・材質、沓摺の形状・材質、扉の表面仕上げ・厚さ、ガラスの種類・寸法・厚さ、ガラリの形状・材質・仕上・寸法、ハンドルの種類・形状、錠の種類・形状、その他建具金物情報であることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理システム。
  8. 複数の建築設計図面に表現された個々の部屋および前記個々の部屋が属するエリアまたはゾーンによって特定される「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を一元管理する建築設計図面の属性情報一元管理方法であって、以下(1)〜(4)のプロセスからなることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理方法。
    (1)前記「部屋・エリア・ゾーン」が保有する属性情報を前記「部屋・エリア・ゾーン」の名称内に取り込んで「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトにオブジェクト化するプロセス。
    (2)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内の属性情報を表計算ソフトに出力し、当該表計算ソフトで編集した後、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称内に取り込むプロセス。
    (3)前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトに、前記「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与するプロセス。
    (4)前記識別番号又は識別記号が付与された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクトを分散された複数の建築設計図面に複写するプロセス。
  9. 請求項8記載の建築設計図面の属性情報一元管理方法において、以下(5)〜(8)のプロセスを含むことを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理方法。
    (5)前記「部屋・エリア・ゾーン」に配置された「建具符号又は建具記号」が保有する属性情報を前記「建具符号又は建具記号」内に取り込んで「建具符号又は建具記号」オブジェクトにオブジェクト化するプロセス。
    (6)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込まれた属性情報を表計算ソフトに出力し、当該表計算ソフトで編集した後、前記「建具符号又は建具記号」オブジェクト内に取り込むプロセス。
    (7)前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトに、前記「建具符号又は建具記号」オブジェクトどうしを互いに識別する識別番号又は識別記号を付与するプロセス。
    (8)前記識別番号又は識別記号が付与された「建具符号又は建具記号」オブジェクトを分散された複数の建築設計図面の「部屋・エリア・ゾーン」に複写するプロセス。
  10. 請求項8または9記載の建築設計図面の属性情報一元管理方法において、前記複数の建築設計図面の中の一つの建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に対し、編集により加筆・修正・訂正が加えられたとき、当該加筆・修正・訂正を他の建築設計図面に複写された「部屋・エリア・ゾーン」名称オブジェクト内および/または「建具符号又は建具記号」オブジェクト内の属性情報に反映させるプロセスを備えていることを特徴とする建築設計図面の属性情報一元管理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112598396A (zh) * 2020-12-28 2021-04-02 深圳须弥云图空间科技有限公司 一种划线编号方法及相关装置

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