JP2020086017A - 半導体受光装置及び光モジュール - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施の形態1に係る半導体受光装置及び光モジュールを示す図である。図2は図1の半導体受光装置の平面図であり、図3は図1の半導体受光素子の光照射領域を示す図である。図4は比較例の半導体受光装置を示す図であり、図5は図4の半導体受光素子の光照射領域を示す図である。図6は、図1の発光点距離及び規制体長を説明する図である。実施の形態1の半導体受光装置50は、半導体受光素子2と、半導体受光素子2を搭載するステム1と、入射光を集束するレンズ4と、レンズ4を保持すると共に半導体受光素子2を封止するキャップ3と、キャップ3の表面に配置された位置規制体10と、を備えている。実施の形態1の光モジュール80は、半導体受光装置50と、中心部にコア21を有する光ファイバ20等の光学部品と、を備えている。半導体受光装置50は、光ファイバ20等の光学部品を介して伝送された信号化された光(光信号)を受信し、電気信号に変換する。光ファイバ20から出射される光は光ファイバ20の端面の発光点22から複数の光路を通ってレンズ4に入射し、レンズ4により屈折された光が半導体受光素子2に受光される。この場合、発光点22は、光ファイバ20の端面すなわちレンズ4に対向する光学部品の表面におけるレーザ光等の光の出射位置である。なお、図1は、キャップ3、位置規制体10は断面で示す部分断面図である。また、半導体受光素子2に電圧を供給するピン及び電気信号を出力するピンは省略している。
実施の形態1では位置規制体10が少なくとも1つの突起部材5を備える例を示したが、突起部材5の数は2つよりも多くてもよい。図9は、実施の形態2に係る半導体受光装置の平面図である。図9では4つの突起部材5を備えた例を示した。実施の形態2の半導体受光装置50は、位置規制体10における突起部材5の数が違うものの、発光点距離D1が規制体長L1よりも長くかつ比較例の発光点距離D2よりも長く設定できるので、実施の形態1の半導体受光装置50と同様の効果を奏する。実施の形態2の光モジュール80は、実施の形態2の半導体受光装置50と、光軸12の方向の上流側に配置された光学部品(光ファイバ20)と、を備えた光モジュールである。実施の形態2の光モジュール80は、実施の形態1の光モジュール80と同様の効果を奏する。また、実施の形態2の半導体受光装置50は、位置規制体10が4つの突起部材5を備えているので、光ファイバ20が位置規制体10の表面に接触させて配置された光モジュール80を製造する際に、実施の形態1の半導体受光装置50よりも光ファイバ20の光軸12に垂直な方向の位置調整が容易にできる。実施の形態2の光モジュール80は、位置規制体10が4つの突起部材5を備えているので、光ファイバ20が位置規制体10の表面に接触させて配置された場合に、実施の形態1の光モジュール80よりも光ファイバ20の光軸12に垂直な方向の位置調整が容易にできる。
位置規制体10が備える突起部材5の形状はレンズ4に対向する面が平面でなくもよく、図10のように円弧状に湾曲した円弧形状面であってもよい。すなわち突起部材5の光軸12に垂直な断面におけるレンズ4に対向する内面側の形状が円弧形状になっていてもよい。図10は、実施の形態3に係る半導体受光装置の平面図である。実施の形態3の半導体受光装置50は、レンズ4に対向する面が円弧形状である突起部材6を有する位置規制体10を備えて点で実施の形態1の半導体受光装置50と異なる。図10では、2つの突起部材6のレンズ4に対向する面がレンズ4の同心円の一部と一致している例を示した。レンズ4の光軸12に垂直な断面の外周形状が円形でなくてもよい。この場合は、2つの突起部材6のレンズ4に対向する面がレンズ4の同心形状の一部と一致するようにすればよい。実施の形態3の半導体受光装置50は、発光点距離D1が位置規制体10の規制体長L1よりも長くかつ比較例の発光点距離D2よりも長く設定できるので、実施の形態1の半導体受光装置50と同様の効果を奏する。実施の形態3の光モジュール80は、実施の形態3の半導体受光装置50と、光軸12の方向の上流側に配置された光学部品(光ファイバ20)と、を備えた光モジュールである。実施の形態3の光モジュール80は、実施の形態1の光モジュール80と同様の効果を奏する。また、突起部材6のレンズ4側の内面が円弧形状のため、内面が平面である突起部材5に比べてレンズ4の表面で反射した光の一部が位置規制体10の円弧形状の内面で反射してレンズ4へ向かう光も多くなるので、レンズ4に入射して半導体受光素子2に受光される光の光量を増大することができる。
図11は、実施の形態4に係る半導体受光装置の平面図である。実施の形態3では位置規制体10が2つの突起部材6を備える例を示したが、突起部材6の数は2つよりも多くてもよい。図11では4つの突起部材6を備えた例を示した。実施の形態4の半導体受光装置50は、位置規制体10における突起部材6の数が違うものの、発光点距離D1が規制体長L1よりも長くかつ比較例の発光点距離D2よりも長く設定できるので、実施の形態3の半導体受光装置50と同様の効果を奏する。実施の形態4の光モジュール80は、実施の形態4の半導体受光装置50と、光軸12の方向の上流側に配置された光学部品(光ファイバ20)と、を備えた光モジュールである。実施の形態4の光モジュール80は、実施の形態3の光モジュール80と同様の効果を奏する。また、実施の形態4の半導体受光装置50は、位置規制体10が4つの突起部材6を備えているので、光ファイバ20が位置規制体10の表面に接触させて配置された光モジュール80を製造する際に、実施の形態3の半導体受光装置50よりも光ファイバ20の光軸12に垂直な方向の位置調整が容易にできる。実施の形態4の光モジュール80は、位置規制体10が4つの突起部材6を備えているので、光ファイバ20が位置規制体10の表面に接触させて配置された場合に、実施の形態3の光モジュール80よりも光ファイバ20の光軸12に垂直な方向の位置調整が容易にできる。
Claims (9)
- 光学部品の発光点から出射される光である入射光を受光する半導体受光装置であって、
ステムと、前記ステムに搭載された半導体受光素子と、前記入射光を集束するレンズと、前記レンズを保持すると共に前記半導体受光素子を封止するキャップと、前記キャップの表面に配置されると共に前記入射光が進行する光軸の方向の上流側に延伸している位置規制体と、を備え、
前記位置規制体は、
前記入射光の光束が前記レンズを通過して最も細くなるビーム集束位置が、前記レンズと前記半導体受光素子の受光面との間に形成されるように、
前記光学部品における前記レンズに対向する表面の前記発光点と前記レンズの主点との前記入射光が進行する光軸の方向の距離である発光点距離が、前記ビーム集束位置が前記半導体受光素子の受光面の位置になる場合における前記発光点距離である基準発光点距離以下になることを規制している、半導体受光装置。 - 前記位置規制体の前記光軸の方向の長さは、前記半導体受光素子の前記受光面に前記入射光が照射される領域である光照射領域における面積の許容可能な最小値に基づいて設定されている、請求項1記載の半導体受光装置。
- 前記位置規制体は、前記光軸の方向に延伸した少なくとも1つの突起部材を備えている、請求項1または2に記載の半導体受光装置。
- 前記位置規制体は、前記光軸の方向に延伸した4つの突起部材を備えている、請求項3記載の半導体受光装置。
- 前記位置規制体は、前記光軸に対して対向するように互いに配置された2つの突起部材の組を備えている、請求項3または4に記載の半導体受光装置。
- 前記位置規制体は、前記光軸に対して対向するように互いに配置された2つの突起部材の組を2つ備えている、請求項4記載の半導体受光装置。
- 前記突起部材は、前記レンズに対向する内面が円弧形状である、請求項3から6のいずれか1項に記載の半導体受光装置。
- 前記突起部材は、前記レンズに対向する内面の形状が前記光軸を中心とした前記レンズの同心形状の一部と一致している、請求項7記載の半導体受光装置。
- 請求項3から8のいずれか1項に記載の半導体受光装置と、前記光軸の方向の上流側に配置された前記光学部品と、を備えた光モジュールであって、
前記光軸から前記突起部材における前記レンズに対向する内面までの距離は、前記光軸から前記レンズの外周までの距離よりも長く、かつ前記光軸から前記光学部品における外周までの距離よりも短くなっている、光モジュール。
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2018
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