JP2020085663A - 白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計 - Google Patents

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Abstract

【課題】第一に、低温の白濁排気ガスであってもダスト濃度を確実に計測することができ、第二に、塩酸などが白濁排気ガスに含まれていた場合であっても長期間継続的なダスト濃度の計測を可能にする白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計を提供すること。【解決手段】煙道内に配設され、測定対象の白濁排気ガス2を取り込むとともにミストを気化させる気化装置A1と、光照射器30及び散乱光検出器31からなるダスト検出装置A2とを備え、気化装置A1を、金属製の内筒11と、内筒11の外周に巻き回して設けられるシースヒータ12と、気化装置A1の外郭を形成する第一容器15と、に加え、シースヒータ12を埋設するように内筒11の外周面を被覆する伝熱材13と、内筒11、シースヒータ12、及び伝熱材13を内包するように配設される断熱材14とを備えて構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、光散乱式ダスト濃度計に関し、特に、煙道内が露点以下となってミスト(液滴粒子)とダスト(固体粒子)が吸着、共存し、白濁している白濁排気ガス中のダスト濃度を煙道内において、連続的で正確に、且つ長期にわたって継続的に測定可能な白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計に関する。
各種工場で発生する排気ガスには、硫黄酸化物や窒素酸化物などの有害物質が含まれている。このため、煙突を通じて大気中に排気ガスを排出する経路(排気ガス経路)に脱硫装置や脱硝装置などの排気ガス処理装置を設置することが義務付けられている。
一方、ダストに対しても所定の排出濃度規制が設けられている。例えば、製紙工場などでは排気ガス処理装置で使用したミストが排気ガス中に含まれ、白煙となって煙突から排出されている。そして、周辺住民が煙突から排出されている白煙を見て、規制値以上のダストが排出されているのではないかと感じ、工場等に問い合わせるケースもある。
したがって、各種工場では、白煙が単にミストによるものであり、規制基準以上のダストが含まれていないことを明示する手法、すなわち、ダスト排出に関わる規制を遵守していることを常時確認できる手法(手段)が強く望まれていた。
ダスト濃度を計測する手段としては、従来から光散乱式ダスト濃度計が知られている。しかしながら、従来の光散乱式ダスト濃度計は、リアルタイムで排気ガス中のダスト濃度を連続測定できるが、脱硫装置などで処理した後のミストを含む排気ガス(露点以下の白濁排気ガス)に対しては、大量に含まれるミストの影響によって正確なダスト濃度の測定が原理的に困難である。すなわち、従来から光散乱式ダスト濃度計は、ミストを含む排ガスのダスト濃度の測定に適用できないという問題があった。
これに対し、本願の発明者は、直接煙道内において連続的且つ正確で、さらに長期間継続的に、言い換えれば、煙道内の白濁排気ガスの一部を煙道外の検査室に採取するためのサンプリング管を用いることなく、連続的且つ正確で、さらに長期間継続的に、白濁排気ガス中のダクト濃度を測定できる光散乱式ダスト濃度計を発明し、特許文献1、特許文献2、特許文献3に示す特許出願を行い、既に特許権を取得している。
特許文献1に記載の光散乱式ダスト濃度計は、煙道内においてミストとダストが吸着、共存した白濁排気ガス中のダスト濃度を測定するダスト濃度計であって、煙道内の白濁排気ガス中のミストを気化させる気化装置と、煙道内のミストが気化している領域に光を照射する光照射器と、光がミスト除去されたダストに反射した散乱光を検出する散乱光検出器とを備え、散乱光検出器によって検出された散乱光強度を基に白濁排気ガス中のダスト濃度を求めるように構成されている。
特許文献2に記載の光散乱式ダスト濃度計は、煙道内において白濁排気ガス中のダスト濃度を直接測定するダスト濃度計であって、煙道内で測定対象白濁排気ガスを分離した上で測定対象白濁排気ガス中のミストを気化させる気化装置と、気化装置を経てミストが気化した状態を維持した領域と気化装置を経ない白濁排気ガスとを分断するエアーカーテンを気化装置下流に形成するエアーブロ機構等を備え、エアーカーテン内で、ミスト除去されたダストに反射した散乱光を検出して、白濁排気ガス中のダスト濃度を求めるように構成されている。
特許文献3に記載の光散乱式ダスト濃度計は、煙道内で測定対象白濁排気ガスを取り込み、ミストを気化装置で気化させ、ミストが気化している領域で、ミスト除去されたダストに反射した散乱光を検出して、煙道内において白濁排気ガス中のダスト濃度を直接測定するダスト濃度計において、気化装置の測定対象白濁排気ガスの取り込み口付近に間欠的にエアーブロを発生させる間欠エアーブロ機構(気化装置入り口側の汚れ防止機能)を備えて構成されている。
特許第5453607号公報 特許第5976885号公報 特許第6204941号公報
ここで、上記の特許文献1、特許文献2、特許文献3に示した光散乱式ダスト濃度計を用い、例えば、煙道1内での白濁排気ガス2の流速が10〜15m/s(平均:約12m/s)で、温度が45℃以上の白濁排気ガス2中のミスト3を気化装置で気化させる場合に対し、煙道1内での白濁排気ガス2の流速が30〜40m/s(平均:約35m/s)で、温度が20〜30℃(平均:約25℃)の白濁排気ガス2中のミスト3を気化装置で気化させる場合には、約5.2倍の気化能力(気化能力比)が必要になることが確認された。そして、このような温度が25℃程度以下で、流速が30m/s以上の場合には、確実に気化装置で白濁排気ガス2中のミストを気化させることが難しく、正確にダスト濃度を計測できない可能性を否定できず、この点で、改善の余地が残されていた。
さらに、白濁排気ガスが発生する工場設備の種類、工場から排出される白濁排気ガスのダスト濃度を計測する計測位置などによっては、低温の排気ガス中に塩酸などの化学物質が含まれ、この白濁排気ガスのダスト濃度を測定する際に、光散乱式ダスト濃度計が腐食し、長期間継続的な計測が困難になるケースがあった。
本発明は、上記事情に鑑み、第一に、低温の白濁排気ガスであってもダスト濃度を確実に計測することができ、第二に、塩酸などが白濁排気ガスに含まれていた場合であっても長期間継続的なダスト濃度の計測を可能にする白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計を提供することを目的とする。
本発明者は、第一に、低温の白濁排気ガス中のダスト濃度を好適に計測することを可能にし、第二に、塩酸などが白濁排気ガスに含まれていた場合であっても長期間継続的なダスト濃度の計測を可能にする手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)本発明は、煙道内においてミストとダストが吸着、共存した白濁排気ガス中のダストを前記煙道内で直接検出してダスト濃度を測定するための白濁排気ガス用のダスト濃度計であって、前記煙道内に配設され、測定対象の前記白濁排気ガスを取り込むとともに前記ミストを気化させる気化装置と、前記ミストが気化している領域に光を照射する光照射器、及び前記光が前記ダストに反射した散乱光を検出する散乱光検出器からなるダスト検出装置とを備え、前記気化装置は、金属製の内筒と、前記内筒の外周に巻き回して設けられるシースヒータと、前記気化装置の外郭を形成する第一容器と、に加え、前記シースヒータを埋設するように前記内筒の外周面を被覆する伝熱材と、前記内筒、前記シースヒータ、及び前記伝熱材を内包するように配設される断熱材と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明は、上記(1)において、前記気化装置は、前記白濁排気ガスを前記内筒の内部に導入する入口と前記ミストを気化させた排気ガスが出る出口までの前記内筒の軸線方向の長さをL、前記内筒の内径をDとしたとき、D/L≧0.1となるように構成されていてもよい。
(3)本発明は、上記(1)または(2)において、前記ダスト検出装置が、前記光照射器及び前記散乱光検出器を収容し、前記ダスト検出装置の外郭を形成する第二容器を備え、前記第一容器と前記第二容器とが樹脂製の部材を用いて形成されていてもよい。
(4)本発明は、上記(3)において、前記第一容器と前記第二容器とを形成する樹脂製の部材が、PTFE、PFA、又はPVDFのフッ素系樹脂、又は前記フッ素系樹脂に炭化ケイ素を混合した複合樹脂を用いて形成されていてもよい。
(5)本発明は、上記(1)から(4)のいずれかにおいて、前記第一容器が複数の部材を組み付けて矩形箱状に形成されていてもよい。
なお、本発明において、「矩形箱状」は「略矩形箱状」を含む。
本発明においては、気化装置Aを、銅材などの金属材を用いた内筒と、内筒の外周に巻き回して設けられるシースヒータと、気化装置の外郭を形成し、これらを収容する第一容器とに加え、シースヒータを埋設するように内筒の外周面を被覆する伝熱材と、内筒、シースヒータ、伝熱材を内包するように配設される断熱材とを備えて構成したことにより、従来の特許文献1、特許文献2、特許文献3に示した光散乱式ダスト濃度計と比較し、内筒全体を大きな熱分布が生じないように、すなわち、内筒の温度分布が小さくなるように(略均等になるように)加熱することが可能になり、内筒を効率的に例えば500℃以上の高温に加熱することが可能になる。
これにより、本発明によれば、例えば、煙道内での白濁排気ガスの流速が約35m/s程度で、温度が25℃程度であっても、確実に気化装置で白濁排気ガス中のミストを気化させることができ、正確にダスト濃度を計測することが可能になる。
また、本発明においては、気化装置の第一容器とダスト検出装置の第二容器とが樹脂製の部材を用いて形成されていることによって、光散乱式ダスト濃度計の軽量化を図ることができるとともに、白濁排気ガスに長期間暴露した場合であっても、また、白濁排気ガスに塩酸などの腐食性物質が含まれている場合であっても、腐食、損傷等が生じにくい耐食性、耐久性に優れた容器、ひいては光散乱式ダスト濃度計を形成、構成することが可能になる。
また、気化装置の第一容器とダスト検出装置の第二容器とを樹脂製の部材を用いて形成することで、衝撃などによって損傷した場合に、部材の交換を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた光散乱式ダスト濃度計を実現できる。
よって、本発明によれば、煙道内が露点以下となってミストとダストが吸着、共存し、白濁している白濁排気ガス中のダスト濃度を煙道内で連続的で正確に、且つ長期にわたって継続的に測定することができ、より信頼性の高い白濁排気ガスの光散乱式ダスト濃度計を実現することが可能になる。
本発明の一実施形態に係る光散乱式ダスト濃度計を示す図であり、煙道に取り付けた状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る光散乱式ダスト濃度計によって、白濁排気ガス中のダスト濃度を計測する原理を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る光散乱式ダスト濃度計を示す断面図である。 図3のX1−X1線矢視図である。 図3のX2−X2線矢視図である。 図3のX3−X3線矢視図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係る白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計について説明する。ここで、本実施形態は、煙道内が露点以下となってミストとダストが吸着、共存し、白濁している白濁排気ガス中のダスト濃度を、煙道内において、連続的で正確に、且つ長期にわたって継続的に測定可能な白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計に関するものである。
本実施形態の光散乱式ダスト濃度計(白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計)Aは、図1及び図2に示すように、煙道1内において、白濁排気ガス2の流れ方向T上流側に気化装置A1を配置し、この気化装置A1でミスト3を気化させ、気化装置A1の下流のダスト検出装置A2で計測光4を照射するとともにダスト5に反射した散乱光6を検出し、光散乱強度でダスト濃度を測定するように構成されている。
具体的に、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aは、図1、図2、図3に示すように、煙道1を流通する白濁排気ガス2をその流れを維持しつつ取り込んで白濁排気ガス2中のミスト3を気化させる気化装置A1と、気化装置A1で気化させた後の排気ガス(2)中のダスト濃度を計測するためのダスト検出装置A2と、演算装置7と、第1エアーブロ機構8、第2エアーブロ機構9、第3エアーブロ機構10とを備えている。
気化装置A1は、図3から図6(及び図2)に示すように、円筒状に形成され、白濁排気ガス2の流れ方向Tに軸線O1方向を合わせて配設される内筒(ヒータ管)11と、内筒11の外周に巻き回して設けられるシースヒータ12と、シースヒータ12を埋設するように内筒11の外周面を被覆する伝熱材13と、内筒11、シースヒータ12、伝熱材13を内包するように配設される断熱材14と、気化装置A1の外郭を形成し、内筒11、シースヒータ12、伝熱材13、断熱材14を収容する第一容器15とを備えている。
内筒11は、熱伝導性に優れた銅材などの金属材を用いて形成されている。本実施形態では、銅材とニッケル材を組み合わせて内筒11が形成され、これにより、非常に熱伝導率が高く、耐熱性、耐腐食性に優れた内筒11を実現している。
シースヒータ12としては、例えば、220V/600Wのシースヒータ12を複数内筒11に巻き回して用いている。なお、一つのシースヒータ12を内筒11に巻き回して構成しても勿論構わない。
伝熱材13は、例えば、伝熱セメントであり、この伝熱材13で内筒11の外周面を被覆するとともに、シースヒータ12を伝熱材13で埋設することで、シースヒータ12が発した熱を内筒11の軸線O1方向に効果的に伝搬させ、内筒11全体が所定の温度となるように効果的に加熱できる。また、このような伝熱材13(及びシースヒータ12、断熱材14)を備えることによって、内筒11全体を大きな熱分布が生じないように、すなわち、内筒11の温度分布が小さくなるように(略均等になるように)加熱することが可能になり、内筒11を効率的に500℃以上の高温に加熱することが可能になる。
断熱材14は、グラスウール、ロックウールなどの耐熱性に優れた繊維系断熱材、フェノールフォームなどの耐熱性に優れた発泡系断熱材であり、特に繊維系断熱材が好適である。
気化装置A1の外郭を形成する第一容器15は、内筒11の一端側の入口(入口開口)20を外部に連通させつつ、内筒11の軸線O1に板面を直交させて内筒11の一端側に配設される入口側遮蔽板部21と、内筒11の他端側の出口(出口開口)22を外部に連通させつつ、内筒11の軸線O1に板面を直交させて内筒11の他端側に配設される出口側遮蔽板部23と、入口側遮蔽板部21と出口側遮蔽板部23の外周面に両端部側を接合し、内筒11、シースヒータ12、伝熱材13、断熱材14を囲繞するように配設されるカバー部24と、カバー部24とともに内筒11、シースヒータ12、伝熱材13、断熱材14を収容するように入口側遮蔽板部21と出口側遮蔽板部23の外周面に接合して配設され、煙道1を形成する躯体等への光散乱式ダスト濃度計Aの固定、シースヒータ12や各種エアーブロ機構8、9、10等の配線、配管の挿通、接続に用いられる盤状のベース部25とを備えて形成されている。
これら入口側遮蔽板部21、出口側遮蔽板部23、カバー部24、ベース部25によって、内筒11、シースヒータ12、伝熱材13、断熱材14が密閉状態で収容されている。
なお、本実施形態では、入口側遮蔽板部21、出口側遮蔽板部23、カバー部24、ベース部25の接合部分にシリコーンシール剤などのシール剤を塗布している。また、図1に示すように、ベース部25を、煙道1を封止するように固定して取り付けることで、煙道1を形成する躯体26などに貫通形成した取付孔26a部分の気密性を確保できるようになっている。
入口側遮蔽板部21は、図3から図5に示すように、内筒11の一端側の入口開口20を形成する貫通孔部分が内筒11の軸線O1を中心とした径方向外側から内筒11の軸線O1側に向かうに従い、漸次入口20が開口する前面から軸線O1方向後方側の内面に向かう傾斜面(テーパー面)21aとして形成されている。これにより、内筒11の一端側の入口20から内筒11の内部に円滑に白濁排気ガス2を導入することができる。
本実施形態の第一容器15は、入口側遮蔽板部21、出口側遮蔽板部23、カバー部24、ベース部25が樹脂材を用いて形成されている。これにより、光散乱式ダスト濃度計Aの軽量化を図ることができるとともに、白濁排気ガス2に長期間暴露した場合であっても、また、白濁排気ガス2に塩酸などの腐食性物質が含まれている場合であっても、腐食、損傷等が生じにくい耐食性、耐久性に優れた容器を形成することができる。
また、樹脂材を用いて入口側遮蔽板部21、出口側遮蔽板部23、カバー部24、ベース部25を形成することで、衝撃などによって損傷を生じた場合に、部材の交換を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた光散乱式ダスト濃度計Aを実現できる。
さらに、第一容器15は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン(四フッ化エチレン樹脂))、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)などのフッ素系樹脂を用いることが好ましく、フッ素系樹脂にカーボンを混入した樹脂材を用いることがより好ましい。このようなフッ素系樹脂、カーボン混入フッ素系樹脂を用いることで、より効果的に耐食性、耐久性に優れた容器を形成することが可能になる。
なお、第一容器15は、金属材を用いて形成してもよく、例えば、SUS304などのステンレス材を用いたり、ステンレス材にフッ素系樹脂をコーティングした部材を用いて形成してもよい。
本実施形態の第一容器15は、図5及び図6に示すように、一部(上端側)を内筒11の外周面に沿うように円弧状に形成されている。これに対し、図7に示すように、第一容器15は、矩形箱状(略矩形箱状を含む)に形成してもよい。図7のように第一容器15を矩形箱状に形成した場合には、カバー部24の取り付け、加工、交換等を容易に行うことができ、さらに、密閉性を容易に確保することが可能になる。
本実施形態の気化装置A1においては、上記の内筒11、シースヒータ12、伝熱材13、断熱材14、第一容器15を備えることにより、例えば、内筒11を500℃以上の高温に加熱することができる。なお、図3に示すように、シースヒータ12等の温度を測定、制御するため、第一容器15の内部に温度計測手段の熱電対27が配設される。
さらに、本実施形態の気化装置A1においては、入口20から出口22までの軸線O1方向の長さをL、内筒11の内径をDとしたとき、D/L≧0.1となるように構成されている。例えば、本実施形態では、入口20から出口22までの軸線O1方向の長さLを280mm、内筒11の内径Dを30mmとして構成されている。
次に、ダスト検出装置A2は、図1から図4、図6に示すように、気化装置A1の内筒11の他端側の出口開口22(出口側遮蔽板部23)の排気ガス2の流れ方向T下流側に隣接して設けられ、気化装置A1でミスト3を気化させて出口開口22から出てくる排気ガス2に光4を照射する光照射器30と、排気ガス2に含まれたダスト5によって反射した散乱光6を検出する散乱光検出器31と、ダスト検出装置A2の外郭を形成し、光照射器30及び散乱光検出器31を収容する第二容器32とを備えて構成されている。
ダスト検出装置A2の外郭を形成する第二容器32は、第一容器15のベース部25を共有しつつ光照射器30及び散乱光検出器31を内包する矩形箱状(略矩形箱状を含む)に形成されている。また、気化装置A1の出口開口22から出た直後の排気ガス2側を向く上面に、円形状の貫通孔32aが形成され、この貫通孔32aに光照射器30及び散乱光検出器31を保持する保持ブロック32bが嵌合して設けられている。
また、保持ブロック32bには、第二容器32の内部の光照射器30から照射した光4を排気ガス2に向けて投光させ、ダスト5によって反射した散乱光6を第二容器32の内部の散乱光検出器31に受光させる透光部材(透光面:投光面及び受光面)32cが設けられている。なお、本実施形態では、保持ブロック32b、Oリング32dなどのシール材、パッキン材を用いることで第二容器32の内部の密閉状態が確保されている。
本実施形態の第二容器32は、第一容器15と同様に、樹脂材を用いて形成されている。これにより、光散乱式ダスト濃度計Aの軽量化を図ることができるとともに、白濁排気ガス2に長期間暴露した場合であっても、また、白濁排気ガス2に塩酸などの腐食性物質が含まれている場合であっても、腐食、損傷等が生じにくい耐食性、耐久性に優れた容器を形成することができる。さらに、樹脂材を用いることで、衝撃などによって損傷を生じた場合に、部材の交換を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた光散乱式ダスト濃度計Aを実現できる。
また、第二容器32は、第一容器15と同様、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン(四フッ化エチレン樹脂))、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)などのフッ素系樹脂を用いることが好ましい。また、フッ素系樹脂にカーボン(炭化ケイ素)を混入した複合樹脂材を用いることがより好ましい。このようなフッ素系樹脂、カーボン混入フッ素系樹脂を用いることで、より効果的に耐食性、耐久性に優れた容器を形成することが可能になる。
勿論、第二容器32は、第一容器15と同様、金属材を用いて形成してもよく、例えば、SUS304などのステンレス材にフッ素系樹脂をコーティングした部材を用いて形成してもよい。
光照射器30は、図3に示すように、気化装置Aに対して白濁排気ガス2の流れ方向T下流のエアーカーテン(詳細を後述するエアーカーテン)33内でダスト5のみが存在する領域S1の一部の散乱光検出域S2に、ダスト濃度の測定の基礎となる散乱光6を検出するための計測光4を拡散光として照射する。その際、一定波長で同期検波した計測光4を照射するとよい。
散乱光検出器31は、気化装置A1を経てミスト3が除去されたダスト5に計測光4が反射することにより散乱した散乱光6を検出する。
なお、散乱光検出域S2(領域S1)には気化装置A1を経ていない白濁排気ガス領域S3が隣接するが、周囲の白濁排気ガス2がエアーカーテン33で遮断され、気化装置A1で気化させた排気ガス2と混合することがなく、さらに一定波長で同期検波した計測光4を排気ガス2に照射することによって、散乱光検出域S2のダスト5で散乱した散乱光6と、気化装置A1を経ていない白濁排気ガス2中のミスト3、ミスト吸着ダスト5で散乱した散乱光6とが異なる波長の散乱光6となり、これらを散乱光検出器31で識別することが可能になる。
また、気化装置A1を経ていない、隣接又は混入した白濁排気ガス2から、散乱光検出域S2から発生する散乱光6と同波長の散乱光6が生成されたとしても極めて低量であること、さらに散乱光検出域S2の光強度が極めて強いことから、白濁排気ガス2からの散乱光6の光量は無視できる。
さらに、本願の発明者は、光照射器30の光軸と散乱光検出器31の光軸の交角θを45°〜90°、好ましくは60°とすることで、気化装置Aで気化した排ガス2中のダスト5をダスト検出装置A2で確実で好適に検出できることを見出している。
図1に示すように、演算装置7は、散乱光がダスト濃度と比例関係にあることに基づいて、散乱光6の光強度からダスト濃度を演算する装置である。例えば、予めダスト濃度と光量と比例関係の検量線を作成しておけば、検出した散乱光6の光量に対するダスト濃度を前記検量線から求めることができる。なお、演算装置7と散乱光検出器31は一体としてもよい。本実施形態では、光ファイバーを介して、演算装置7が散乱光強度シグナルを受光するように構成されている。
一方、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aは、図3及び図5に示すように、白濁排気ガス2の入口20側に間欠エアーを噴出させる第1エアーブロ機構8を備えている。
第1エアーブロ機構8は、第一容器15の入口側遮蔽板部21に間欠エアーを通す第一流路8aと、内筒11の一端側の入口20が開口する前面から軸線O1方向後方側の内面に向かう入口側遮蔽板部21の傾斜面(テーパー面)21aに設けられ、第一流路8aが連通する多数のエアー放出口8bとを備えている。
そして、第1エアーブロ機構8は、第一流路8aに間欠エアーを供給すると、複数のエアー放出口8bからエアーを噴出させる。この第1エアーブロ機構8のエアーブロにより、白濁排気ガス2の取り入れ口である入口20側部分(入口側遮蔽板部21の貫通孔部分)に凝縮したミスト3を乾燥させたり、吹き飛ばすことができる。また、貫通孔部分の内側が傾斜面21aとして形成されていることにより、ミスト3及びエアーブロが第一容器15から外側に流れていく。これにより、第一容器15の白濁排気ガス2の取り入れ口の入口20側に、ミスト3が凝集してドレンが貯溜することを防止できる。
次に、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aは、図3及び図6に示すように、気化装置A1を経てミスト3が気化した状態を維持した領域(気流)S1と、気化装置A1を経ない白濁排気ガスの領域S3とを分断、隔離するエアーカーテン33を形成するための第2エアーブロ機構9を備えている。
第2エアーブロ機構9は、第一容器15の出口側遮蔽板部23に設けられて常時エアーを通す第二流路9aと、出口側遮蔽板部23の流れ方向T下流側に向けて開口し、出口側遮蔽板部23の外周端に沿って穿設され、第二流路9aと連通するエアー放出口9bとを備えている。
これにより、第2エアーブロ機構9は、白濁排気ガス2の流れ方向Tの下流側に向けてエアーを噴出させ、気化装置A1を経てミスト3が気化した状態を維持した領域S1と、気化装置A1を経ない白濁排気ガス2の領域S3とを分断、隔離し、散乱光検出領域S1(S2)へのミスト3の混入を防ぎ、ミスト3の影響なく散乱光6を検出するためのエアーカーテン33を形成することができる。すなわち、このようなエアーカーテン33によって、第二容器32の上に隔離空間(S1)を形成することができる。
なお、エアー放出口9bは、第一容器15の外周端に沿って、第二容器32の上面までの部分に配設されている。このとき、エアー放出口9bは、複数の孔を点在して形成されていても、1つの開口が線条に延びて形成されていてもよい。
一方、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aにおいては、図3及び図6に示すように、上記の第1エアーブロ機構8、第2エアーブロ機構9に加え、第二容器32の透光面(投光面、受光面)32cに、ミスト3の凝縮によるドレンの貯溜、ドレンへのダスト5が付着、蓄積等を防止するための第3エアーブロ機構(透光面用のエアーブロ機構)10を備えている。
この第3エアーブロ機構10は、第一容器15の出口側遮蔽板部23に設けられて常時又は間欠的にエアーを通す第二流路9a(10a)と、出口側遮蔽板部23の流れ方向T下流側に向けて開口し、出口側遮蔽板部23の出口開口22の下方で、出口開口22と第二容器32の上面の間に、幅方向に沿って穿設され、第二流路9a(10a)と連通するエアー放出口10bとを備えている。
これにより、第3エアーブロ機構10は、エアーカーテン33の内部において、排気ガス2の流れ方向Tの下流側に向け、且つ第二容器32の透光面32c(透光面の上)に向けてエアーを噴出させてミスト3等を吹き飛ばし、第二容器32の透光面32cにミスト3の凝縮によるドレンの貯溜、ドレンへのダスト5の付着、蓄積等が生じることを防止(抑止)できる。
ここで、図1及び図3に示すように、第1エアーブロ機構8、第2エアーブロ機構9、第3エアーブロ機構10は、エアー供給源(図示せず)と、エアー供給源と第一流路8a、第二流路9a(10a)とを接続する配管34と、各配管34に設けられた電磁バルブとを備えている。そして、第一流路8aには、電磁バルブの開閉制御によって間欠的にエアーが供給され、第二流路9a(10a)には、メンテナンスなどを行う以外の通常計測使用時に電磁バルブが解放され、常時エアーが供給される。
第1エアーブロ機構8によるエアーブロは、ダスト検出値に影響を及ぼすため、CPUが、エアーブロのタイミングに連動して、エアーブロ直前のダストの検出値を記録装置に記録し、表示部に、エアーブロ中の測定濃度として表示し、連続指示への影響を無くすようにすることが好ましい。
なお、第3エアーブロ機構10によるエアーブロが、第1エアーブロ機構8と同様、ダスト検出値に影響を及ぼすおそれがある場合には、第3エアーブロ機構10の流路10aを独立して設けたり、第1エアーブロ機構8の第一流路8aと連通させたり、第1エアーブロ機構8の第一流路8aに繋がる配管を第3エアーブロ機構10の流路10aに接続するなどして、第3エアーブロ機構10の流路10aに間欠的にエアーを供給し、ミスト3等を吹き飛ばすようにしてもよい。
そして、上記構成からなる本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aにおいては、まず、気化装置A1を、銅材などを用いた内筒11と、内筒11の外周に巻き回して設けられるシースヒータ12と、気化装置A1の外郭を形成し、これらを収容する第一容器15とに加え、シースヒータ12を埋設するように内筒11の外周面を被覆する伝熱材13と、内筒11、シースヒータ12、伝熱材13を内包するように配設される断熱材14とを備えて構成したことにより、従来の特許文献1、特許文献2、特許文献3に示した光散乱式ダスト濃度計と比較し、内筒11全体を大きな熱分布が生じないように、すなわち、内筒11の温度分布が小さくなるように(略均等になるように)加熱することが可能になり、内筒11を効率的に500℃以上の高温に加熱することが可能になる。
これにより、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aによれば、例えば、煙道1内での白濁排気ガス2の流速が約35m/s程度で、温度が25℃程度であっても、確実に気化装置A1で白濁排気ガス2中のミストを気化させることができ、正確にダスト濃度を計測することが可能になる。
本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aにおいては、入口20から出口22までの軸線O1方向の長さをL、内筒11の内径をDとしたとき、D/L≧0.1となるように気化装置A1を構成することによって、温度が25℃程度以下で、流速が30m/s以上の白濁排気ガス2中のダスト濃度を計測する場合においても、確実に気化装置で白濁排気ガス2中のミストを気化させることができ、正確にダスト濃度を計測することが可能になる。なお、本実施形態に示した光散乱式ダスト濃度計Aを用いた実験によってこの効果が実証されている。
また、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aにおいては、気化装置A1の第一容器15とダスト検出装置A2の第二容器32とが樹脂製の部材を用いて形成されていることによって、光散乱式ダスト濃度計Aの軽量化を図ることができるとともに、白濁排気ガス2に長期間暴露した場合であっても、また、白濁排気ガス2に塩酸などの腐食性物質が含まれている場合であっても、腐食、損傷等が生じにくい耐食性、耐久性に優れた容器、ひいては光散乱式ダスト濃度計Aを形成、構成することが可能になる。
気化装置A1の第一容器15とダスト検出装置A2の第二容器32とを樹脂製の部材を用いて形成することで、衝撃などによって損傷した場合に、部材の交換を容易に行うことができ、メンテナンス性に優れた光散乱式ダスト濃度計Aを実現できる。
第一容器15や第二容器32の樹脂製の部材を、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン(四フッ化エチレン樹脂))、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)などのフッ素系樹脂を用いて形成したり、さらにフッ素系樹脂にカーボンを混入した樹脂材を用いて形成することよって、より効果的に耐食性、耐久性に優れた容器(光散乱式ダスト濃度計A)を形成することが可能になる。
第一容器15や第二容器32を、複数の部材を組み付けて矩形箱状に形成することによって、各部材の取り付け、加工、交換等を容易に行うことができるとともに、密閉性を容易に確保することが可能になる。
よって、本実施形態の光散乱式ダスト濃度計Aによれば、煙道1内が露点以下となってミスト3とダスト5が吸着、共存し、白濁している白濁排気ガス2中のダスト濃度を煙道1内で連続的で正確に、且つ長期にわたって継続的に測定することができ、より信頼性の高い白濁排気ガス2の光散乱式ダスト濃度計Aを実現することが可能になる。
以上、本発明に係る光散乱式ダスト濃度計の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明の光散乱式ダスト濃度計は、既存の煙道に簡単かつ低コストで取り付けられる。また、これまで困難であった露点以下の白濁排気ガス中のダストのみを直接煙道内において、白濁排気ガスの流れが低速であっても、他のミストの影響を受けることなく、連続的で正確に、且つ長期にわたって継続的に測定できる全流速対応型であるため、汎用性、信頼性が高く、白濁排気ガスに対して基準値を超えているのではないかと不安をもつ住民への説明エビデンスを提供できる。さらには、白煙防止対策にも活用することができる。したがって、排気ガス測定の技術分野、産業において大いに貢献することが期待できる。
1 煙道
2 白濁排気ガス
3 ミスト
4 計測光(光)
5 ダスト
6 散乱光
7 演算装置
8 第1エアーブロ機構
9 第2エアーブロ機構(エアーカーテン用のエアーブロ機構)
10 第3エアーブロ機構(透光面用のエアーブロ機構)
10b エアー放出口
11 内筒
12 シースヒータ
13 伝熱材
14 断熱材
15 第一容器
20 入口(入口開口)
21 入口側遮蔽板部
22 出口(出口開口)
23 出口側遮蔽板部
24 カバー部
25 ベース部
26 煙道を形成する躯体
26a 取付孔
27 熱電対
30 光照射器
31 散乱光検出器
32 第二容器
32c 透光部材(透光面:投光面及び受光面)
33 エアーカーテン
A 白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計
A1 気化装置
A2 ダスト検出装置
O1 内筒の軸線
S1 気化装置を経てミストが気化した状態を維持した領域(ミストが気化している領域)
S2 散乱光検出域
S3 気化装置を経ていない白濁排気ガス領域
T 白濁排気ガスの流れ方向

Claims (5)

  1. 煙道内においてミストとダストが吸着、共存した白濁排気ガス中のダストを前記煙道内で直接検出してダスト濃度を測定するための白濁排気ガス用のダスト濃度計であって、
    前記煙道内に配設され、測定対象の前記白濁排気ガスを取り込むとともに前記ミストを気化させる気化装置と、
    前記ミストが気化している領域に光を照射する光照射器、及び前記光が前記ダストに反射した散乱光を検出する散乱光検出器からなるダスト検出装置とを備え、
    前記気化装置は、
    金属製の内筒と、
    前記内筒の外周に巻き回して設けられるシースヒータと、
    前記気化装置の外郭を形成する第一容器と、に加え、
    前記シースヒータを埋設するように前記内筒の外周面を被覆する伝熱材と、
    前記内筒、前記シースヒータ、及び前記伝熱材を内包するように配設される断熱材と、を備える白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計。
  2. 前記気化装置は、
    前記白濁排気ガスを前記内筒の内部に導入する入口と前記ミストを気化させた排気ガスが出る出口までの前記内筒の軸線方向の長さをL、前記内筒の内径をDとしたとき、D/L≧0.1となるように構成されている、請求項1記載の白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計。
  3. 前記ダスト検出装置が、前記光照射器及び前記散乱光検出器を収容し、前記ダスト検出装置の外郭を形成する第二容器を備え、
    前記第一容器と前記第二容器とが樹脂製の部材を用いて形成されている、請求項1または請求項2に記載の白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計。
  4. 前記第一容器と前記第二容器とを形成する樹脂製の部材が、PTFE、PFA、又はPVDFのフッ素系樹脂、又は前記フッ素系樹脂に炭化ケイ素を混合した複合樹脂を用いて形成されている、請求項3に記載の白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計。
  5. 前記第一容器が複数の部材を組み付けて矩形箱状に形成されている、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の白濁排気ガス用の光散乱式ダスト濃度計。
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