JP2020084624A - Multiple dwelling house - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は集合住宅に関し、特に中高層塔状集合住宅の住戸及び居室の形状に関する。 The present invention relates to a housing complex, and more particularly to the shape of a dwelling unit and a living room of a high-rise tower housing complex.
内側チューブと外側チューブとを備えたダブルチューブ型の高層集合住宅が知られている(特許文献1,2)。このような住宅は塔状集合住宅(いわゆるタワーマンション)とも呼ばれる。住戸スペースは内側チューブと外側チューブとの間に設けられ、内側チューブの内側空間は、エレベータ、階段室等の縦シャフトが設けられたコアスペースとされている。各住戸はコアスペースに沿って周方向に設けられ、内側チューブ側に共用廊下と各住戸の玄関が、外側チューブ側にバルコニーが設けられる。
A double-tube type high-rise apartment house having an inner tube and an outer tube is known (
一般に、集合住宅の各住戸はできる限り矩形形状となるよう計画される。矩形形状の住戸は各部屋を矩形形状とすることが容易であるため、ベッドや家具などの配置効率の観点から好ましい。一方、住戸の外壁側の間口(フロンテージ)を大きくすることは採光のみならず眺望の面からも重要であり、フロンテージの大きな住戸はより価値が高いとされている。しかし、矩形形状の住戸においてフロンテージを拡大するには住戸自体を広くするか、より間口の広い細長い形状とする必要があるため、プランニング上大きな制約となる。また、建物のコーナー部の住戸はフロンテージの面からは有利であるが、居室をできるだけ矩形形状とするため、矩形と台形を組み合わせた変則的な形状とすることが多く、住戸の有効利用が難しい。 Generally, each dwelling unit of an apartment house is planned to have a rectangular shape as much as possible. A rectangular dwelling unit is preferable from the viewpoint of efficiency in arranging beds, furniture, etc. because it is easy to make each room rectangular. On the other hand, enlarging the frontage of the dwelling unit on the outer wall side is important not only for daylighting but also for the view, and dwelling units with a large frontage are said to be more valuable. However, in order to expand the frontage of a rectangular dwelling unit, it is necessary to widen the dwelling unit itself or to make it slender with a wider frontage, which is a major limitation in planning. In addition, although the dwelling unit at the corner of the building is advantageous from the frontage perspective, it is difficult to effectively use the dwelling unit because the living room is made as rectangular as possible so that it often has an irregular shape that combines a rectangle and a trapezoid. ..
本発明は大きなフロンテージを確保することが容易で、且つ住戸の有効利用が可能な集合住宅を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide an apartment house in which a large frontage can be easily secured and the dwelling units can be effectively used.
本発明の集合住宅は内部のコアスペースと、コアスペースに沿って周方向に複数の住戸と、を有している。複数の住戸の少なくとも一つは、周方向の境界を定める2つの直線状の境界壁を有し、2つの直線状の境界壁の周方向における間隔がコアスペースに向かって減少している。 The housing complex of the present invention has an inner core space and a plurality of dwelling units in the circumferential direction along the core space. At least one of the plurality of dwelling units has two linear boundary walls that define a circumferential boundary, and the distance between the two linear boundary walls in the circumferential direction decreases toward the core space.
本発明によれば、大きなフロンテージを確保することが容易で、且つ住戸の有効利用が可能な集合住宅を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide an apartment house in which a large frontage can be easily secured and the dwelling units can be effectively used.
以下、図面を参照して本発明の集合住宅のいくつかの実施形態について説明する。本発明の集合住宅は主に中高層塔状集合住宅(いわゆるタワーマンション)に好適に適用することができるが、集合住宅の階数は特に限定されず、任意の階数の集合住宅に適用できる。以下の説明において放射方向D1は集合住宅1の中心1Aから離れる方向を意味し、周方向D2は集合住宅1の中心1Aに関し時計回りまたは反時計周りの方向を意味する。
Hereinafter, some embodiments of an apartment house of the present invention will be described with reference to the drawings. The apartment house of the present invention can be suitably applied mainly to a high-rise tower apartment house (so-called tower condominium), but the number of floors of the apartment house is not particularly limited, and it can be applied to an apartment house of any floor number. In the following description, the radial direction D1 means a direction away from the
図1は、本発明の一実施形態に係る集合住宅1の、住戸設置階における平面図である。集合住宅1は概ね正十六形の平面形状を有している。集合住宅1は内周フレーム2と、内周フレーム2の外側に設けられた外周フレーム3と、外周フレーム3に沿って設けられた外壁4と、を有している。内周フレーム2の内側はエレベータ、階段室、パイプシャフトなどの縦シャフトや吹抜などが設けられたコアスペース5となっている。集合住宅1の水平断面において、外壁4とコアスペース5は概ね正多角形または円形の形状を有し、外壁4の中心(集合住宅1の中心1A)とコアスペース5の中心5Aが一致している。内周フレーム2と外周フレーム3との間には、コアスペース5に沿って周方向D2に複数の住戸6が設けられている。各住戸6は隣接する両側の住戸6から、住戸6の周方向D2の境界を定める2つの境界壁7によって互いに区画されている。コアスペース5と住戸6との間には内周フレーム2に沿った廊下(図示せず)が設けられ、各住戸6へのアクセスが可能となっている。集合住宅1の外周に沿ってバルコニーBLが設けられている。集合住宅1の平面形状は正十六形に限定されず、円形ないし円形に近似しているとみなせる形状であればよく、例えば円形または8以上のコーナー部を有する正多角形であればよい。
FIG. 1 is a plan view of a housing unit installation floor of an
内周フレーム2は所定間隔で設けられた複数の内側柱2Aと、複数の内側柱2Aに沿って周方向D2に連続的に設けられた内側梁2Bと、を有している。外周フレーム3は所定間隔で設けられた複数の外側柱3Aと、複数の外側柱3Aに沿って周方向D2に連続的に設けられた外側梁3Bと、を有している。内周フレーム2と外周フレーム3は柱と梁で構成された架構であり、構造要素としての壁(耐震壁)は設けられていない。コアスペース5にも梁と柱のフレーム構造または耐震壁(図示せず)が設けられている。床スラブの構成は特に限定されないが、例えば半PCa床スラブとすることで、施工性を改善しつつ無梁構造を実現することができる。
The inner
一つの階における全ての住戸6は直線状の境界壁7を有し、2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5ないし集合住宅1の中心1Aに向かって減少している。周方向D2の間隔Lは、2つの境界壁7上における、集合住宅1の中心1Aからの距離が同一となる点P1,P2を結んだ直線の長さである。本実施形態では一つの階における全ての住戸6は、概ね台形または概ね部分環状形の形状とされている。ここで、部分環状形とは、扇形をそれより小径の同心円で切断して得られる形状、あるいは径の異なる2つの同心円と当該同心円の中心を通る2つの線分とで囲まれる領域を意味する。なお、一つの階における全ての住戸6は同じ大きさである必要はなく、図1に示す実施形態では、面積の互いに異なる3種類の住戸6が設けられている(時計の12時付近の住戸6は面積が最小、時計の6時付近の住戸6は面積が最大、その他の住戸6の面積はこれらの中間である)。住戸6の放射方向D1の長さ(以下、奥行きという)は全ての住戸6で同じであり、住戸6の周方向D2の幅(以下、幅という)は住戸6によって異なっている。住戸6の幅は、集合住宅1の中心1Aを中心とする任意の仮想円(例えば、図1に示す仮想円8)と2つの境界壁7との交点を求め、求められた交点の直線距離として求めることができる。
All the
次に、図2〜4を参照して、各住戸6のプランニングの例を説明する。図2〜4は、床面積75m2程度の3LDKの住戸6A〜6G,106の例であり、図2は全ての居室がバルコニーBLに面している実施形態(住戸6A〜6C)を、図3は一部の居室がバルコニーBLに面している実施形態(住戸6D〜6G)を、図4は比較例の住戸106を示している。居室は建築基準法における居室を意味し、具体的にはLDKと主寝室と寝室を意味する。各実施形態及び比較例にはLDKが設けられているが、LDKのキッチンを仕切り、LD+Kとしてもよい。本明細書では、LDKはLD+KにおけるLDを含む意味で用いられる。図2,3に示す実施形態の住戸6A〜6Gは図1の住戸Aに相当しており、いずれも同じ平面形状及び同じ寸法を有している。各実施形態の住戸6A〜6Gは玄関付近の不規則な部分を除き、概ね台形または概ね部分環状形であり、奥行きは9m、間口は11.1mである。各住戸6A〜6Gの放射方向D1における外側境界は、その全長が建屋の外壁4ないしバルコニーBLに沿っている。各住戸6A〜6Gのコアスペース5側の境界は不規則な形状とされているが、直線状の形状としてもよい。
Next, an example of planning of each
比較例の住戸106は奥行きが9.5m、間口が8mの矩形形状である。比較例では、中央にL字形状のLDKが、その周りに主寝室と2つの寝室が配置され、トイレ、洗面所、浴室等の水場はコアスペース5側にまとめて配置されている。建築基準法上の居室であるLDK、主寝室及び寝室は、原則として採光のための開口部(窓)が要求される。比較例ではLDKと主寝室と一つの寝室がバルコニーBLに面しており、他の寝室はバルコニーBLに面していない。ただし、バルコニーBLに面していない寝室はLDKを介した「2室採光」とすることで、建築基準法への対応が可能である。この場合、当該寝室はコアスペース5にも面していないことから、LDKと一体的な空間にするため、2枚引き戸等の扉を採用することが必要である(図示せず)。
The
これに対し、図2に示す各実施形態ではLDKと主寝室と2つの寝室の全てがバルコニーBLに面している。図2(a)に示す実施形態では、LDKがバルコニーBLからコアスペース5側まで放射方向D1に延びる、長方形に近い形状とされている。主寝室と2つの寝室はバルコニーBLに沿って配置され、いずれも放射方向D1に長い概ね長方形形状とされている。本実施形態では全ての居室(LDK、主寝室及び2つの寝室)が廊下からアクセス可能とされている。図2(b)に示す実施形態では、LDKがL字形状とされ、LDKの一方の側に主寝室が、他方の側に2つの寝室が設けられている。本実施形態ではLDKと主寝室が廊下からアクセス可能とされ、2つの寝室はLDKからアクセス可能とされている。このため、本実施形態は図2(a)に示す実施形態と比べて廊下の面積が小さい。図2(c)に示す実施形態では、LDKがL字形状とされ、LDKとバルコニーBLとの間に主寝室と2つの寝室が配置されている。本実施形態ではLDKだけが廊下からアクセス可能とされ、主寝室と2つの寝室はLDKからのアクセスとされている。このため、図2に示す実施形態のなかでは廊下の面積が最も小さい。
On the other hand, in each embodiment shown in FIG. 2, the LDK, the main bedroom, and the two bedrooms all face the balcony BL. In the embodiment shown in FIG. 2A, the LDK has a shape close to a rectangle that extends in the radial direction D1 from the balcony BL to the
図2に示す各実施形態では、LDKの一部は少なくとも一つの寝室とコアスペース5との間に配置されている。いずれの実施形態でもトイレ、洗面所、浴室等の水場はコアスペース5側にまとめて配置されている。上述のように、全ての居室が互いに隣接してバルコニーBLに面しているため、少なくとも一つの居室の幅はコアスペース5に向かって減少している。図2に示す各実施形態では、面積の小さい寝室は矩形形状としており、面積に余裕のあるLDKはバルコニーBL側で幅がコアスペース5に向かって減少している。換言すれば、少なくとも一つの居室(本実施形態ではLDK)は、幅がコアスペース5に向かって減少する部分を有している。主寝室は図2(a),2(c)に示す例では、幅がコアスペース5に向かって減少しているが、図2(b)に示す例では幅はほぼ一定である。
In each of the embodiments shown in FIG. 2, part of the LDK is arranged between at least one bedroom and the
図3に示す各実施形態では、比較例と同様、LDKと主寝室と一つの寝室がバルコニーBLに面し、残りの寝室はバルコニーBLに面していない。図3(a),3(b)に示す実施形態では、LDKの両側に主寝室と寝室が配置され、主寝室のコアスペース5側に残りの寝室が配置されている。図3(a)は廊下を最小化することでLDKを最大限確保した案であり、図3(b)は水場への動線を廊下経由とした案である。図3(c),3(d)に示す例では、LDKの片側に2つの寝室が配置され、2つの寝室とコアスペース5との間に主寝室が配置されている。図3(c)は浴室がバルコニーBLに面した案(ビューバス案)、図3(d)はLDKの間口を最大化した案である。なお、比較例と同様、バルコニーBLに面していない寝室はLDKを介した「2室採光」とすることで、建築基準法への対応が可能である。この場合、当該寝室はコアスペース5との位置関係によっては、2枚引き戸等の扉を採用しなければならない場合がある(図示せず)。
In each of the embodiments shown in FIG. 3, one bedroom including the LDK and the main bedroom faces the balcony BL, and the other bedrooms do not face the balcony BL, as in the comparative example. In the embodiment shown in FIGS. 3A and 3B, the main bedroom and the bedrooms are arranged on both sides of the LDK, and the remaining bedrooms are arranged on the
図2,3に示す各実施形態では、外壁4側の間口は11.1mであり、比較例と比べて約40%大きい。間口だけを比較すると、本実施形態の住戸6A〜6Gの床面積は比較例における100m2以上の床面積に相当する。このため、図2に示す各実施形態では、比較例と同じ床面積であるにも拘らず4つの居室を無理なく外壁4に沿って配置することができる。一方、図3に示す各実施形態では、LDKの間口が比較例の2倍程度、特に図3(d)に示す実施形態では2.3倍程度あるため、解放感のあるLDKを提供することができる。さらに、間口に余裕があるため、図3(c)に示すビューバス案も可能となっている。
In each of the embodiments shown in FIGS. 2 and 3, the frontage on the
住戸6A〜6Gの形状を、外壁4側の幅が大きくコアスペース5側の幅が小さい台形または部分環状形とすることで、住戸全体の効率的な利用が可能となる。一般に、コアスペースをもつ集合住宅では、採光が必要な居室がバルコニー側(集合住宅の外壁側)に優先的に配置される。一方、コアスペース側に最低限必要なのは玄関だけであり、浴室、トイレ、洗面所等の水場の設置位置については大きな制約はない。しかし、居室は住戸内で大きな面積を占めるため、矩形形状の住戸の場合、比較例のように、バルコニーBL側には居室だけが配置され、配置できない居室はコアスペース5側に配置され、水場は結果的にコアスペース5側に配置されることになる。住戸106の放射方向D1(奥行き方向)における中心線9より外側の部分を外側部分SO、中心線9より内側の部分を内側部分SIとすると、比較例では内側部分SIと外側部分SOの面積が同じであるため、設置すべきものの多い外側部分SOについてはLDKや寝室を配置することで、効率的な利用が可能となる。一方、内側部分SIについては浴室、トイレ、洗面所等、面積の小さなものが多いこともあり、プランニング上の自由度は高いが、積極的に配置すべきものが少ない。このため、内側部分SIの有効利用は難しい。結果的に水場や玄関の面積が必要以上に大きくなることもあり得る。例えば、玄関についてはシューズインクローゼットなどを配置することで一定の付加価値を与えることは可能ではあるが、それでも内側部分SIを有効且つ効率的に利用することは難しい。
By making the shape of the
これに対し、本実施形態では住戸6A〜6Gの形状が台形または部分環状形であるため、バルコニーBL側に大きな面積を確保するとともに、コアスペース5側の面積を絞ることが可能となる。単純な部分環状形を仮定し、外側部分SOを住戸6A〜6Gの放射方向D1(奥行き方向)における中心線(図1における仮想円8)より外側の部分、内側部分SIを放射方向D1における中心線より内側の部分とすると、外側部分SOと内側部分SIの面積比は、例えば図1に記載の寸法に基づくと、(192-(19-4.5)2):((19-4.5)2-(19-9)2)=(361-210.25):(210.25-100)=150.75:110.25=1.37:1となり、外側部分SOが内側部分SIより40%弱大きい。つまり、本実施形態では全体の床面積を比較例と同等としつつ、利用価値の高い外側部分SOの面積を増やし、利用価値が相対的に低い内側部分SIの面積を絞ることができる。図2,3に示したのはプランニングの一例であるが、外側部分SOを内側部分SIより大きく確保できるという形状の特徴を生かし、住戸全体の効率的な利用が可能となる。
On the other hand, in this embodiment, since the
また、図1の記載に基づくと、各住戸の外壁4側の周長とコアスペース5側の周長の比率は概ね19:10(二重同心円を仮定)となっている。利用価値の高い外壁4側のフロンテージと利用価値が相対的に低いコアスペース5側のフロンテージとで大きな差が設けられている。換言すれば、コアスペース5側のフロンテージを絞ることで住戸の床面積を不必要に大きくすることが防止され、住戸のコストパフォーマンスを高めることができる。
Further, based on the description of FIG. 1, the ratio of the perimeter of the
図5は他の実施形態に係る集合住宅101,201の平面図を示している。図5(a)に示す集合住宅101では、コーナー部Cが隅切り(または、図示していないが曲面状に丸められていてもよい)された矩形形状とされている。各住戸6は概ね同程度の面積となるよう変則的な四角形または六角形形状とされており、2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lは、図1に示す集合住宅1と同様、コアスペース5に向かって減少している。図5(b)に示す集合住宅201では、コーナー部Cとコーナー部Cの間の辺に沿った住戸106が矩形形状とされている。一方、コーナー部Cの住戸6は変則的な五角形とされており、2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5に向かって減少している。図5(a)に示す実施形態では、一つの階の全ての住戸6で2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5に向かって減少しており、図5(b)に示す実施形態では、一つの階の一部の住戸6のみで、2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5に向かって減少している。これらの集合住宅101,201においても、2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5に向かって減少している住戸6については図2,3に例示したようなプランニングが可能となる。
FIG. 5 shows a plan view of
図6に示すように、従来の集合住宅301は各住戸106をできるだけ矩形形状とし、コーナー部Cについても矩形と台形を組み合わせた変則的な形状としている。コーナー部C以外の住戸106は図4に示す比較例の形状となるため、間口の確保、住戸全体の有効利用の両面で本実施形態より不利である。コーナー部Cの住戸206は、間口の確保については本実施形態より有利となる場合があるが、形状が不整形であるため住戸の有効利用の観点からは無駄なスペースが発生しやすく、本実施形態より不利となる。コーナー部Cの全てを一つの住戸306とすればこのような問題は生じないが、床面積が他の住戸106,206の2倍以上となり、現実的なプランニングとならない可能性がある。これに対し、本実施形態では、集合住宅1の水平断面が正多角形であるため、一つの階の全ての住戸6を2つの直線状の境界壁7の周方向D2における間隔Lがコアスペース5に向かって減少する形状とすることが容易であり、集合住宅1自体の価値を高めることができる。また、各住居6の占める角度θ(図1参照)を調整することで、互いに形状が類似し且つ床面積が異なる様々な住居6を設けることが容易であり、プランニングの自由度も高められる。
As shown in FIG. 6, in the
図7は本発明の他の変形例に係る集合住宅の平面図を示している。本図では外周フレーム3と内周フレーム2のみを示している。上記実施形態では、集合住宅は円形または8以上のコーナー部を有する正多角形であるが、集合住宅は図7(a)に示すように不規則な多角形でもよい。不規則な多角形とは、少なくとも一つのコーナー部の角度が他のコーナー部の角度と異なる多角形である。集合住宅は3〜7個のコーナー部を有する正多角形または不規則な多角形でもよい(図示せず)。図7(b)に示すように、集合住宅は一方向に細長い形状であってもよい。細長い形状は、半円と矩形と半円を長手方向にこの順で連結した形状、楕円形などを含む。さらに、図7(c),7(d)に示すように、集合住宅は半円形など、周の一部が欠損した形状であってもよい。なお、図7(c),7(d)に示す例では、コアスペース5は内周フレーム2に部分的に包囲されている。これらの変形例は例えば敷地形状に制約があるときに有効であり、上述の実施形態と同様、本発明を適用することができる。
FIG. 7 shows a plan view of an apartment house according to another modification of the present invention. In this figure, only the outer
1,101,201 集合住宅
4 外壁
5 コアスペース
6、6A〜6G 住戸
7 境界壁
1, 101, 201
Claims (7)
複数の住戸の少なくとも一つは、周方向の境界を定める2つの直線状の境界壁を有し、2つの直線状の境界壁の周方向における間隔がコアスペースに向かって減少している、集合住宅。 It has an inner core space and a plurality of dwelling units in the circumferential direction along the core space,
At least one of the plurality of dwelling units has two linear boundary walls that define a circumferential boundary, and the spacing between the two linear boundary walls in the circumferential direction decreases toward the core space. Housing.
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