JP2020082908A - 有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法 - Google Patents

有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法 Download PDF

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【課題】長距離を飛行することができ、どこにでも飛来し、人命救助できる有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法を提供する。【解決手段】有人ドローン100は、ドローン本体10と、ドローン本体10の周囲に配置された複数のメインロータ20と、ドローン本体10に格納されるベッド50と、ベッド50を搬送飛行するドローン本体より小さい第2のドローンと、を備える。ドローン本体10は、第2のドローンで搬送飛行されるベッド50を収容して第2のドローンより長い距離飛行可能である。【選択図】図2

Description

本発明は、有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法に関する。
遠隔操作もしくは自動制御によって飛行可能ないわゆるドローンを利用して人命を救助する有人ドローンの開発が進められている。
例えば、特許文献1には、救助対象者の上空でドローンを停止させ、ドローン本体から人収容部をロープで吊り下げ、救助対象者を収容した人収容部をドローン本体内に巻きあげ、有人ドローンで救助対象者を搬送する技術が記載されている。
特開2017−104365号公報
しかしながら、特許文献1に記載された有人ドローンでは、ドローン本体に、ワイヤーロープにより、人収容部を上下動する構造を有する。即ち、人収容部を、ドローン本体から切り離し、希望する箇所に移動することは困難である。従って、緊急時の救助用ドローンとしては有効でない。よって、狭い空間での救助とか、障害物の間に取り残された人の救助に適さない。ドローン本体を自由に飛行できるように小型化すると長距離を飛行することが困難であるという問題がある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、長距離を飛行することができ、どこにでも飛来し、人命救助できる有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するため、本発明に係る有人ドローンは、
ドローン本体と、
前記ドローン本体の周囲に配置された複数のメインロータと、
前記ドローン本体に格納される人収容部と、
前記人収容部を搬送飛行する前記ドローン本体より小さい第2のドローンと、を備え、
前記ドローン本体は、第2のドローンで搬送飛行される人収容部を収容して第2のドローンより長い距離飛行可能である、
ことを特徴とする。
本発明によれば、長距離を飛行することができ、どこにでも飛来し、人命救助できる有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る有人ドローンの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンのカバーを除いた状態の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンが有するベッドの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンが有するベッドの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンが有するベッドの斜視図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンの制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態1に係る第2のドローンの制御装置のブロック図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンによる救助方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンの動作を説明するための図である。 本発明の実施形態1に係る有人ドローンの動作を説明するための図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンのカバーを除いた状態の斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンが有するベッドの斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンのカバーを除いた状態の斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンのカバーを除いた状態の斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンのカバーを除いた状態の斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンの斜視図である。 本発明の変形例に係る有人ドローンがパラシュートを開いた斜視図である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る有人ドローン、および有人ドローンによる救助方法について説明する。
(実施形態1)
実施形態1では、救助対象者を収容して搬送飛行可能な有人ドローンについて説明する。図1は、本実施形態に係る有人ドローン100の斜視図である。図2は、有人ドローン100のカバー30を除いた状態の斜視図である。有人ドローン100は、ドローン本体10と、メインロータ20と、カバー30と、人収容部であるベッド50と、を備える。
ドローン本体10は、円盤状に形成され、メインロータ20より高い位置に配置され、後述する第2のドローン53より長い距離飛行可能である。ドローン本体10の直径は、人を収容できる大きさであり、例えば5mである。ドローン本体10の上面の周囲には柵11が設けられている。柵11の高さは、人が落ちないように防ぐことができる高さであり、例えば、1mである。柵11は、柱と手すりを有している。柵11の側面は、網やアクリル樹脂等で覆われていてもよい。柵11は、カバー30が開かれている際に、人等がドローン本体10から落下することを防止する。ドローン本体10の内部には、後述する第1の制御装置70、第2のドローン53より長い距離飛行できる放電容量を有するバッテリ等が搭載されている(図示略)。ドローン本体10は、第2のドローン53より大きいので、第2のドローン53が備えるバッテリーより大きいバッテリーを搭載することができる。
メインロータ20は、容易にバランスを保てるように、ドローン本体10の側面に約90°間隔で4個設けられている。各メインロータ20は、電動モータで駆動されて回転する。4つのメインロータ20は、ドローン本体10に内蔵された第1の制御装置70により、回転速度が個別に制御される構成になっている。各メインロータ20の回転速度を制御することにより、有人ドローン100は、上昇、下降、左右前後の動き、空中静止(ホバーリング)等を行うことができる。4つのメインロータ20は、人とベッド50を搭載して飛行可能な動力を備えている。
カバー30は、ベッド50及びドローン本体10を覆う。カバー30は、ドローン本体10に開閉自在に取り付けられている。カバー30は、アクリル等の透明な樹脂で形成されている。カバー30は、搬送飛行時に、ドローン本体10から人や物が落下することを防止する。
ベッド50は、図3に示されるように、ベッド本体51、第2のカバー52、第2のドローン53、牽引ロープ54を備えている。図4及び図5に示されるように、第2のカバー52は、ベッド本体51に寝かせた救助対象者を覆う。第2のカバー52は、第2のドローン53のメインロータから吹き付けられる風が救助対象者に当たることを防止するとともに、救助対象者等の落下を防止する。第2のカバー52は、スライドしてベッド本体51の側面及び裏側に収容することができる。
ベッド本体51は、牽引ロープ54を固定する留め具(図示略)を有している。また、ベッド本体51は、脚部55を有している。救助対象者をドローン本体10まで搬送する際には、図3に示されるように、ベッド本体51は、牽引ロープ54で第2のドローン53に吊るされる。第2のドローン53は、ドローン本体10より小さく、牽引ロープ54で吊り下げられたベッド本体51を救助対象者とともにドローン本体10まで搬送飛行する。なお、第2のドローン53は、図示しないテールロータを備える。テールロータは、第2のドローン53のメインロータの回転とは反対方向に回転力を与えるものである。
ベッド本体51を有人ドローン100に搭載して病院等まで搬送する際には、図4及び図5に示されるように、第2のドローン53をベッド本体51から外し、ベッド本体51に固定しておく。また、ベッド本体51の脚部55は、ドローン本体10に固定される。例えば、ドローン本体10にベッド本体51の脚部55に対応する溝が設けられており、脚部55を溝にはめ込むことにより、ベッド本体51はドローン本体10に固定される。
第2のドローン53には、後述する第2の制御装置80及びバッテリーが搭載されている。
第1の制御装置70は、ドローン本体10の内部に設けられている。第1の制御装置70は、図6に示すように、CPU(Central processing unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73、GPS(Global Positioning System)74、センサ75、カメラ76、通信部77等を有する。CPU71、ROM72、RAM73、GPS74、センサ75、カメラ76、通信部77は、バス78で接続されている。ROM72には、有人ドローン100用の有人ドローンによる救助方法を実行するためのプログラム、地図情報等が記録されている。CPU71は、ROM72から読み出したプログラムを実行することにより、有人ドローン100による救助方法に含まれる各種の処理を実行する。RAM73は、CPU71のワークエリアとして機能する。
第2の制御装置80は、第2のドローン53の内部に設けられている。第2の制御装置80は、図7に示すように、CPU(Central processing unit)81、ROM(Read Only Memory)82、RAM(Random Access Memory)83、GPS(Global Positioning System)84、センサ85、カメラ86、通信部87等を有する。CPU81、ROM82、RAM83、GPS84、センサ85、カメラ86、通信部87は、バス88で接続されている。ROM82には、第2のドローン53の有人ドローンによる救助方法を実行するためのプログラム、地図情報等が記録されている。CPU81は、ROM82から読み出したプログラムを実行することにより、有人ドローン100による救助方法に含まれる各種の処理を実行する。RAM83は、CPU81のワークエリアとして機能する。
GPS74は、衛星からの信号を検知して有人ドローン100の緯度、経度、及び高度を示す位置情報を計測する。GPS74は、位置情報をCPU71もしくはRAM73に出力する。GPS84は、衛星からの信号を検知して第2のドローン53の緯度、経度、及び高度を示す位置情報を計測する。GPS84は、位置情報を計測したデータをCPU81もしくはRAM83に出力する。
センサ75、85は、姿勢変化を検知するジャイロセンサ、移動方向及び移動加速度を検知する加速度センサ、高度変化及び高度位置を検知する気圧センサ、方位を検知する磁気センサ、周囲の障害物を検知する超音波センサ等を備える。センサ75は、計測したデータをCPU71もしくはRAM73に出力する。センサ85は、計測したデータをCPU81もしくはRAM83に出力する。
ドローン本体10の側面、上面、下面の複数個所には、外界及びドローン本体10を撮影する複数のカメラ76が搭載されている。カメラ76で撮影された映像は、通信部77を介して遠隔に存在する防災センタの通信装置に送られる。第2のドローン53の側面、上面、下面の複数個所には、外界及び第2のドローン53を撮影する複数のカメラ86が搭載されている。カメラ86で撮影された映像は第1の制御装置70に送られ、第1の制御装置70は、その映像を遠隔に存在する防災センタの通信装置に転送する。また、有人ドローン100が自立飛行を行う際、第1の制御装置70は、撮影された映像を自立飛行に活用する。第2のドローン53が自立飛行を行う際、第2の制御装置80は、撮影された映像を自立飛行に活用する。
通信部77は、第2の制御装置80の通信部87と無線で通信する。また、通信部77は、遠隔に存在する防災センタの通信装置と無線で通信する。通信部77、87は、例えば、無線LAN(Local Area Neywork)により通信する送受信機を有している。
(有人ドローンによる救助方法)
次に、有人ドローン100による救助方法について説明する。有人ドローン100による救助方法は、図8に示すように、位置情報送信工程(ステップS101)と、第1の飛行工程(ステップS102)と、第1の搬送飛行工程(ステップS103)と、第2の搬送飛行工程(ステップS104)と、第2の飛行工程(ステップS105)と、を備える。
救助要請があると、防災センタの担当者は、救助対象者のいる場所の位置情報を通信装置から有人ドローン100に送信する。また、担当者は、現地で有人ドローン100が着地する場所もしくはホバーリングして待機する場所の位置情報及び飛行ルートを通信装置から有人ドローン100に送信する。
位置情報送信工程(ステップS101)では、第1の制御装置70は、救助対象者のいる場所の位置情報と、有人ドローン100が着地する場所もしくはホバーリングして待機する待機場所の位置情報と、を通信部77から第2のドローン53の第2の制御装置80に送信する。
第1の飛行工程(ステップS102)では、有人ドローン100が、救助対象者のいる場所の近くまで飛行する。救助対象者のいる場所の近くまで飛行すると、図9に示されるように、有人ドローン100は、カバー30を開ける。そして、第2のドローン53は、ベッド本体51を吊り上げて、ドローン本体10から浮上する。その後、有人ドローン100は、待機場所まで飛行する。詳細には、担当者が有人ドローン100に飛行命令を送信すると、有人ドローン100は浮上して、飛行移動を開始する。有人ドローン100は、GPS74で計測した現在の緯度、経度、及び高度を示す位置情報と、待機場所の位置情報と、の位置関係を確認しながら待機場所まで飛行する。有人ドローン100は、ジャイロセンサ、加速度センサ、気圧センサ、磁気センサが計測したデータに基づいて設定されている飛行ルートに従って飛行する。有人ドローン100は、飛行中に超音波センサで検知した周囲の障害物を避けながら飛行する。また、有人ドローン100は、GPS74等の情報に加えてカメラ76で撮影した画像のデータを活用して、飛行ルートを確認しながら待機場所まで飛行する。
第1の搬送飛行工程(ステップS103)では、第2のドローン53は、救助対象者のいる場所の近くまで飛行した有人ドローン100から浮上し、救助対象者の位置情報に基づいて、救助対象者のいる位置まで、ベッド50を搬送飛行する。詳細には、第2のドローン53は、GPSで検知した現在の位置情報と、救助対象者の位置情報と、の位置関係を確認しながら救助対象者がいる場所まで飛行する。第2のドローン53は、飛行中に超音波センサで検知した周囲の障害物を避けながら飛行する。また、GPS等の情報に加えてカメラで撮影した画像のデータを活用して、飛行ルートを確認しながら目的地に向かう。
防災センタの担当者は、第2のドローン53に設けられたカメラが撮影した画像で、ベッド本体51に救助対象者が固定され、第2のカバー52が閉じられ、牽引ロープ54でベッド本体51が第2のドローン53に接続されたことを確認すると、第1の制御装置70を介して第2のドローン53に飛行命令を送信する。
第2の搬送飛行工程(ステップS104)では、第2のドローン53が、待機場所の位置情報に基づいて、救助対象者を乗せたベッド50を有人ドローン100まで搬送飛行する。詳細には、第2のドローン53は、GPSで検知した現在の位置情報と、有人ドローン100が待機している場所の位置情報と、の位置関係を確認しながら有人ドローン100まで飛行する。そして、第2のドローン53は、ドローン本体10に着地する。
ドローン本体10に第2のドローン53が着地すると、図10に示されるように、担当者は、第2のドローン53を牽引ロープ54から外し、ベッド本体51に固定する。また、担当者は、ベッド本体51をドローン本体10に固定する。
防災センタの担当者は、ドローン本体10に設けられたカメラ76が撮影した画像で、ドローン本体10にベッド本体51が固定されたことを確認すると、カバー30を閉じ、有人ドローン100に飛行命令を送信する。
第2の飛行工程(ステップS105)では、有人ドローン100が、救助対象者を乗せたベッド50を搭載して、目的地まで搬送飛行する。詳細には、有人ドローン100は、GPS74で検知した現在の位置情報と、搬送先の病院の位置情報と、の位置関係を確認しながら搬送先の病院まで飛行する。
以上に説明したように、本実施形態に係る有人ドローン100は、第2のドローンより長い距離飛行することができる。これにより、救助対象者が搬送場所である病院から離れている場合であっても、救助が可能である。
第2のドローン53で飛行するベッド50は、有人ドローン100と比べると小さいので、樹木等の障害物があっても、救助対象者の位置までの飛行が比較的容易である。一方、救助対象者を乗せたベッド本体51をドローン本体10より小さい第2のドローン53で吊るした状態で長距離飛行することは困難であり、危険を伴う。有人ドローン100は、第2のドローン53を備えるベッド50を使用することにより、救助対象者を有人ドローン100まで容易に搬送することができ、また、救助対象者を乗せたベッド50をドローン本体10に収容して病院等に搬送することにより、安全な長距離搬送を行うことが可能である。また、大型の有人ドローン100を危険を伴う上空でホバーリングして待機させることなく、近くの広場等に待機させているので、安全な状態で長時間待機させることができる。したがって、有人ドローンによる人の救助を安全かつ容易にすることができる。また、ドローン本体10が、メインロータ20より高い位置に配置されることで、メインロータ20による風の影響を救助者に与えることを少なくできる。
また、有人ドローン100は、ベッド50とともにドローン本体10を覆うカバー30を備える。これにより、飛行移動時の安全を担保することができる。
また、ベッド50は、ベッド本体51に収容した人を覆う第2のカバー52を備える。これにより、救助対象者を乗せてドローン本体10まで飛行移動する際の安全を担保することができる。
また、有人ドローン100は、ベッド50とともに1または2以上の椅子を格納可能である。これにより、救助対象者に付き添う看護人を一緒に搬送することができる。
(変形例)
なお、上記の説明では、有人ドローン100がGPS情報に基づいて自立飛行を行う場合を中心に説明したが、有人ドローン100を遠隔操作してもよい。具体的には、有人ドローン100から防災センタに送られてくるGPS情報、各種センサ情報、カメラ情報に基づいて、防災センタにいる担当者が有人ドローン100を遠隔で操縦する。第2のドローン53によるベッド50の遠隔操作についても、同様である。
また、上記の説明では、遠隔に存在する防災センタから有人ドローン100及び第2のドローン53の飛行命令を行う説明をしたが、有人ドローン100及び第2のドローン53を発進させるためのトリガーを限定する必要はない。例えば、有人ドローン100及び第2のドローン53に発進ボタンを設け、現地にいる人によって発進ボタンが押されたことをトリガーとして有人ドローン100及び第2のドローン53を浮上させてもよい。また、カバー30が閉じられたことをトリガーとして有人ドローン100を浮上させてもよい。また、第2のカバー52が閉じられたことをトリガーにして、第2のドローンを浮上させてもよい。
また、上記の説明では、メインロータ20を4個搭載する場合を例にして説明したが、メインロータ20の数を4個に限定する必要はない。例えば、メインロータ20を6個搭載してもよいし、8個搭載するようにしてもよい。また、有人ドローン100は、図11に示すように、メインロータ20の外周に取り外し可能なサブロータ21を備えてもよい。搬送する人や荷物などの積載量が基準積載量より小さい場合、サブロータ21を取り外し、積載量が基準積載量より大きい場合、サブロータ21を取り付けることができる。このようにすることで、積載量の増減に対応することができる。
また、図3を用いた説明では、第2のドローン53がメインロータを1個備える図を使用したが、第2のドローン53のメインロータの数を限定するものではない。例えば、第2のドローン53が、メインロータを4個備えていてもよいし、8個備えていてもよい。
また、上記の説明では、牽引ロープ54でベッド本体51を第2のドローン53に吊り下げて飛行させる場合について説明したが、第2のドローン53をベッド本体51に取り付ける方法を限定する必要はない。例えば、第2のドローン53をベッド本体51の下部に固定するようにしてもよい。
また、上記の説明では、防災センタの通信装置、有人ドローン100の第1の制御装置70、第2のドローン53の第2の制御装置80が無線LANで通信する例を説明したが、無線通信方式を限定するものではない。例えば、防災無線通信、携帯電話等の公衆用無線通信、人工衛星を利用した無線通信等を用いることもできる。
また、上記の説明では、第2のドローン53が備える第2の制御装置80と防災センタの通信装置とが、有人ドローン100の第1の制御装置70を介して通信する場合について説明した。しかし、第2のドローン53が備える第2の制御装置80と防災センタの通信装置とが、人工衛星や公衆無線通信網等を介して通信してもよい。
また、上記では説明を省略したが、図2等に示されるように、有人ドローン100は、同乗する人が座る椅子61を搭載していてもよい。
上記の説明では、図3に示したように、ベッド本体51に脚部55がある図を用いて説明したが、図12に示されるように、ベッド本体51に脚部が無くてもよい。例えば、ドローン本体10の上面にベッド本体51と同形状の溝を設け、ベッド本体51を溝にはめ込むことによって、ベッド本体51をドローン本体10に固定してもよい。
上記の説明では、人収容部としてベッドを使用する場合について説明した。しかし、人収容部をベッドで構成するように限定する必要はない。例えば、図13に示されるようなソファ62を人収容部として使用してもよい。具体的には、ソファ62は、牽引ロープ54を固定する固定具と安全ベルトを有している。ソファ62に救助対象者を乗せ、安全ベルトで固定する。牽引ロープ54をソファ62の留め具と第2のドローン53とに接続する。そして、ソファ62を第2のドローン53で吊り下げてドローン本体10まで搬送飛行する。人収容部としてソファ62を用いることにより、軽傷の救助対象者を一度に複数人搬送することができる。
図14に示されるように、ソファ62がベッドに変形できるソファベッドであってもよい。有人ドローン100で病院まで長時間搬送飛行する際、救助対象者を寝かせるベッドとして使用することができる。
他の実施形態としては、椅子を人収容部として使用してもよい。具体的には、椅子は、牽引ロープ54を固定する固定具と安全ベルトを有している。椅子に救助対象者を乗せ、安全ベルトで固定する。牽引ロープ54を椅子の留め具と第2のドローン53とに接続する。そして、椅子を第2のドローン53で吊り下げてドローン本体10まで搬送飛行する。椅子を用いることにより人収容部を軽くすることができ、第2のドローンを小さくすることができる。
他の実施形態としては、図15に示すように、ドローン本体10は、ドローン本体上部10Aもしくは10Bとドローン本体基部10Cで構成されている。例えば、ドローン本体上部10Aはベッド50を収容し、ドローン本体上部10Bはソファ、テーブル、テレビ等を収容する。ドローン本体上部10Aは、ドローン本体基部10Cから取り外し、ドローン本体上部10Bと取り換え可能な構成になっている。このようにすることで、有人ドローン100を人の救助以外の目的にも利用できる。救助に利用しないときは、有人ドローン100は、人の移動や遊覧飛行に用いることができる。
他の実施形態としては、図16に示すように、有人ドローン100は、パラシュート32を格納するパラシュート格納部31を備えてもよい。この場合、第1の制御装置70は、バッテリー切れ、メインロータの故障を検知すると、パラシュート32を自動的に開くように制御する。このようにすることで、有人ドローン100に搭載されたバッテリーが切れたり、メインロータ20が故障した場合などの緊急時に、図17に示すように、第1の制御装置70により制御されてパラシュート32を開いてゆっくり降下することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…ドローン本体
10A、10B…ドローン本体上部
10C…ドローン本体基部
11…柵
20…メインロータ
21…サブロータ
30…カバー
31…パラシュート格納部
32…パラシュート
50…ベッド
51…ベッド本体
52…第2のカバー
53…第2のドローン
54…牽引ロープ
55…脚部
61…椅子
62…ソファ
70…第1の制御装置
71、81…CPU
72、82…ROM
73、83…RAM
74、84…GPS
75、85…センサ
76、86…カメラ
77、87…通信部
78、88…バス
80…第2の制御装置
100…有人ドローン

Claims (14)

  1. ドローン本体と、
    前記ドローン本体の周囲に配置された複数のメインロータと、
    前記ドローン本体に格納される人収容部と、
    前記人収容部を搬送飛行する前記ドローン本体より小さい第2のドローンと、を備え、
    前記ドローン本体は、第2のドローンで搬送飛行される人収容部を収容して第2のドローンより長い距離飛行可能である、
    ことを特徴とする有人ドローン。
  2. 前記ドローン本体は、通信機能を備えた第1の制御装置を有し、
    前記第2のドローンは、通信機能を備えた第2の制御装置を有し、
    前記第1の制御装置は、前記ドローン本体の位置情報を前記第2の制御装置に送信し、
    前記第2の制御装置は、前記ドローン本体の位置情報に基づいて、救助対象者を乗せた前記人収容部を前記ドローン本体まで前記第2のドローンに搬送させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の有人ドローン。
  3. 前記第1の制御装置は、救助対象者の位置情報を前記第2の制御装置に送信し、
    前記第2の制御装置は、前記救助対象者の位置情報に基づいて、待機場所から前記救助対象者のいる位置まで、前記第2のドローンに前記人収容部を搬送させる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の有人ドローン。
  4. 前記人収容部は、下部に前記第2のドローンを備える、
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の有人ドローン。
  5. 前記人収容部および前記ドローン本体を覆うカバーを備える、
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の有人ドローン。
  6. 前記人収容部が、ベッドを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の有人ドローン。
  7. 前記ベッドは、前記ベッドに収容した人を覆う第2のカバーを備える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の有人ドローン。
  8. 前記人収容部が、ソファとベッドを兼用するソファベッドを含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の有人ドローン。
  9. 前記人収容部が、ソファまたは椅子を含んで構成されている、
    ことを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の有人ドローン。
  10. 取り外し可能な複数のサブロータを備える、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の有人ドローン。
  11. 前記ドローン本体は、前記メインロータが取り付けられるドローン本体基部と、前記ドローン本体基部の上に取り付けられ、前記人収容部を収容するドローン本体上部と、を備え、前記ドローン本体上部が取り替え可能である、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の有人ドローン。
  12. 前記ドローン本体は、前記メインロータより高い位置に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の有人ドローン。
  13. 緊急時にゆっくり降下するためのパラシュートを備える、
    ことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の有人ドローン。
  14. 第2のドローンに、救助対象者の位置情報と待機場所の位置情報とを送信する位置情報送信工程と、
    有人ドローンが、待機場所まで飛行する第1の飛行工程と、
    前記第2ドローンが、前記救助対象者の位置情報に基づいて、前記救助対象者のいる位置まで、人収容部を搬送飛行する第1の搬送飛行工程と、
    前記第2のドローンが、前記待機場所の位置情報に基づいて、前記救助対象者を乗せた前記人収容部を前記有人ドローンまで搬送飛行する第2の搬送飛行工程と、
    前記有人ドローンが、前記救助対象者を乗せた前記人収容部を搭載して、目的地まで搬送飛行する第2の飛行工程と、
    を含むことを特徴とする有人ドローンによる救助方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7360754B1 (ja) 2022-07-07 2023-10-13 俊朗 飯島 飛行体

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