JP2020081840A - 手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法 - Google Patents

手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚の刺激及び損傷が防止できる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法を提供する。【解決手段】手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、本体10と、本体に結合されて、ガラス材質で形成されるプレート20と、プレートの上面に積層されて、一定のパターンで形成される多数の金属突起30と、前記金属突起が形成されていないプレートの上面から所定の深さでエッチングされる多数の凹溝と、を含んで構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法に係わり、より詳細には、皮膚の刺激及び損傷が防止できる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法に関する。
皮膚の表皮部位には角質層が形成されている。角質層は皮膚の最も外側の層として外部の刺激から皮膚を保護する効果を有する。しかし、踵のように外部刺激との接触が頻繁で圧迫を受ける身体部位の場合、角質層が厚くなって硬くなり、そのまま放置されると、角質層が裂けて角質内側の柔らかい皮膚に到達し、疼痛及び老化を誘発する。また美観上も好ましくない。そのため、硬くて厚くなった角質層は除去する必要がある。
硬い角質層を除去するには、ぬるま湯で角質をふやかした後、これを掻き出すかもしくは刃を利用して除去するが、皮膚を損傷することがあり、安全性が低い。これを改善する多様な手足の爪、皮膚の角質除去の美容器具があるが、例として、玄武岩類の不規則的な石を加工した角質除去の美容器具は、表面パターンが不規則なので、角質除去の効率が低く、表面が粗く皮膚が損傷されることがある。
ガラス板にフォトエッチング工程を利用して、微細な突起を形成した角質除去製品があるが、この従来の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、大部分突起の上部より中間部が、小さな直径の曲面形態で形成されている。突起とガラス板の表面が鋭角形態で接する形状である。これによれば、角質の除去効率が上昇するが、角質が薄く形成されている軟弱な皮膚に刺激及び損傷を発生させる。また、洗浄時にパターン溝の間にめり込んだ角質を除去するため洗浄ブラシなどを利用するので、パターン溝が破損することがある。
特許文献1に示す「マイクロカッターが形成された角質除去板とこれを利用した手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具」は、廃棄されるまで反復的に使用できるが、洗浄及び消毒が必ず必要であり、洗浄道具及び消毒液によって表面の研磨部がすり減るので、製品の寿命があまり長くないのが実情である。
韓国登録特許第10−1184144号公報
本発明の目的は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、皮膚の刺激及び損傷が防止でき、身体の多様な部位に適用可能で、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法を提供することにある。
本発明による手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具において、本体と、前記本体に結合されて、ガラス材質で形成されるプレートと、前記プレートの上面に積層されて、一定のパターンで形成される多数の金属突起と、前記金属突起が形成されていないプレートの上面から所定の深さでエッチングされる多数の凹溝と、を含むことを特徴とする。
前記プレートは、0.1mm〜5mmの厚さで形成されることを特徴とする。
前記金属突起は、10nm〜1000nmの厚さで形成されることを特徴とする。
前記金属突起は、金、モリブデン、タングステン及びクロムのうち一つ以上の材質で形成されることを特徴とする。
前記金属突起は、前記プレートの内側を基準に、外側方向に向かうほど平面直径が小さくなる形態で形成されることを特徴とする。
前記凹溝は、上側が前記金属突起と丸くなるように連結された形態で形成されることを特徴とする。
前記凹溝は、10μm〜100μmの深さでエッチングされることを特徴とする。
前記本体の一側に形成されて、多様なデザインを表すデザイン部をさらに含むことを特徴とする。
表面に形成された不規則なパターンの突起を含み、前記本体に結合されるサンド部をさらに含むことを特徴とする。
前記金属突起の上面を除いた前記プレートの上側に形成されるコーティング層をさらに含むことを特徴とする。
前記プレートの上側に形成される微細突起をさらに含み、前記微細突起の上側には金属突起が積層されて、これによって、前記金属突起の上面が微細突起に相応する形態で形成されることを特徴とする。
本発明による手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法は、本体を準備する第1準備段階と、ガラス材質のプレートを準備する第2準備段階と、前記プレートの表面に第1シャドーマスクを付着する第1付着段階と、前記第1シャドーマスクが付着されていないプレートの表面に金属膜を蒸着する蒸着段階と、前記第1シャドーマスクを除去する第1除去段階と、前記金属膜が蒸着されていないプレートの上面をエッチングして凹溝を形成する第1エッチング段階と、前記プレートを本体に結合させる結合段階と、を含むことを特徴とする。
前記蒸着段階では、前記金属膜が、スパッタリング(sputtering)工程によって蒸着されることを特徴とする。
前記本体の一側に形成されて多様なデザインを表すデザイン部を形成するデザイン段階をさらに含むことを特徴とする。
サンドブラスティング工程を利用して表面に不規則なパターンの多数の突起が形成されるサンド部を製造するサンド段階をさらに含み、前記サンド部は、前記本体に結合されることを特徴とする。
前記第1エッチング段階以後、前記金属膜の上面に多数の第2シャドーマスクを付着する第2付着段階と、前記第2シャドーマスクが付着されていない前記プレートの上側にコーティング液を塗布するコーティング液塗布段階と、前記第2シャドーマスクを除去する第2除去段階と、をさらに含むことを特徴とする。
前記第1準備段階以後、前記プレートの上面に多数の第3シャドーマスクを付着する第3付着段階と、前記第3シャドーマスクが付着されていないプレートの上面をエッチングして微細突起を形成する第2エッチング段階と、前記第3シャドーマスクを除去する第3除去段階と、をさらに含むことを特徴とする。
本発明による手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具、及びその製造方法によれば、凹溝の側面とプレートの上面が丸くなった鈍角形態で接するので、皮膚の刺激及び損傷が防止される効果を有する。また、150℃以上の高温で殺菌及び消毒が可能なので、細菌の繁殖が防止される効果を有する。また、溝内部の角に角質がたまらないため流水で簡便な洗浄が可能である。また、別途のフォトリソグラフィ(Photolithography)段階及び金属膜のエッチング段階を経なくても手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を製造することができ、製造原価が減少され、不良率が低くなる効果を有する。また、手、皮膚、足など身体の多様な部位に使用可能な美容器具を提供できる。
本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の斜視図である。(a)はマウスタイプ、(b)は柄付きタイプを示す。 本発明の第1実施例にかかるプレートの例示図である。 図1のA−A’断面図である。(a)、(b)及び(c)は凹溝の深さが異なる例を示す。 本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具のサンド部を示す斜視図である。 本発明の第2実施例で断面の例示図である。 本発明の第3実施例で断面の例示図である。 本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法フローチャートである。 本発明の第2実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法のフローチャートである。 本発明の第3実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法フローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施例を使用し、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具及びその製造方法について、図1〜9を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の斜視図である。図2は、本発明の第1実施例にかかるプレートの例示図である。図3は、図1のA−A’断面図である。(a)、(b)及び(c)は凹溝の深さが異なる例を示す。図4は、本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具のサンド部を示した例示図である。
本発明は、凹溝の側面とプレートの上面が鈍角形態で接するので、皮膚の刺激及び損傷が防止され、溝内部の角に角質がたまらないだけでなく、流水で簡便に洗浄可能である。図1〜図4に示すように、本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、本体10、プレート20、金属突起30及び凹溝40を含んで構成される。
本体10は、ガラス、メタル、プラスチック材質で形成されて、これによって、高温で殺菌及び消毒が可能なので細菌の繁殖を防止することができる。本体10がガラス材質で形成される場合、500℃以下の温度、メタル材質で形成される場合、300℃以下の温度、プラスチック(ABSなど)材質で形成される場合、150℃以下の温度で殺菌及び消毒が可能である。
本体10は、図1(a)に示すように、優れたグリップ(Grip)感を有するようにマウス(Mouse)形状で形成される。これは本発明の一実施例に過ぎず、他の実施例として、本体10は、使用者の容易な使用のためにバー(Bar)または楕円(Oval)形状で形成される場合もある。
プレート20は、本体10に着脱式に結合されて形成される。これによって、プレート20を本体10から分離でき、消毒及び洗浄が行なう。プレート20は、本体10の一面に結合された形態にできる。この他に、本体10の一面及び他面に一対のプレート20が各々結合された形態や、本体10の一面に一体型に結合された形態に形成される場合もある。プレート20は、強度が高い特殊ガラス材質で形成されて、これによって、500℃以下の温度で殺菌及び消毒が可能なので細菌の繁殖を防止することができる。
プレート20は、ポリエステル(PET)などフィルム材質で形成される場合もある。また、プレート20は、0.1mm〜5mmの厚さで形成されるが、厚さが0.1mm未満の場合、衝撃に弱く破損の危険がある。逆に5mmを超過する場合、本体10に結合時に異質感が発生するだけでなく、グリップ(Grip)感が低下する。
次に、金属突起30は、プレート20の上面に積層された形状で形成される。
また、金属突起30は、金、モリブデン、タングステン及びクロムのうち一つ以上の金属材質で形成される。さらに詳細には、プレート20の上面に第1シャドーマスクを付着した後、第1シャドーマスクが付着されていないプレート20の上面に金属をスパッタリング(sputtering)工程で蒸着して金属突起30を形成する。
第1シャドーマスクには、多数の孔が形成され、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用してプレート20の上面に付着される。金属突起30形成後、プレート20の上面から除去される。これによって、プレート20の上面が保護されて、美容器具の表面強度が増加して高い耐久性を有することができる。金属突起30は、10nm〜1000nmの厚さで形成される。厚さが10nm未満の場合、表面強度が充分に増加しない。厚さが、1000nmを越える場合、製造単価が上昇することになる。金属突起30は、一定のパターンで配列される。
一例として、隣接した金属突起30が同一の間隔を有する正三角形の形態を有するように形成され得る。これによって、丁寧に角質を除去することができる。他の例として、隣接した金属突起30が同一の間隔を有する正方形の形態を有するように形成される。この他に、金属突起30は多角形、線形など多様なパターンで配列できる。
金属突起30は、図2に示すように、プレート20の内側を基準に、外側方向に向かうほど平面直径が減少する形態で形成される。さらに詳細には、第1シャドーマスクに形成された多数の孔の直径が、内側を基準に外側方向に向かうほど減少する形態で形成される。これによって、外側方向に向かうほど繊細な角質除去を行なうことができる。折曲した爪の外側及び踵の外側を容易に整えることができる。
凹溝40は、金属突起30が形成されていない位置に形成されて、プレート20の上面から所定の深さでエッチングされた溝形態で形成される。凹溝40は、図3に示すように、金属突起30と丸くなるように連結された形態で形成される。さらに詳細には、金属突起30と凹溝40の上側が、鈍角(θ)に接する。これによって、金属突起30と凹溝40のつなぎ目に角質がたまらない。そのため、簡単な水洗浄によっても衛生的に手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を管理することができる。なお、凹溝40は、端面が台形形態で形成されるとしてもよい。凹溝40は、5μm〜100μmの深さで形成される。使用者は、凹溝40の深さによって多様な使い方ができる。手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具として使用できる。
凹溝40の深さが5μm未満の場合、角質除去効果が低下する。100μmを超過する場合、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の使用時、刺激が過度に発生して使用者の皮膚が損傷される恐れが出る。一例として、爪に光沢を発生させるのに適した手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を提供するため、図3の(a)に示すように、凹溝40が[A]10〜35μmの深さで形成される。他の例として、皮膚の角質を除去するのに適した手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を提供するため、図3の(b)に示したように凹溝40が[B]10〜50μmの深さで形成される。凹溝40の深さが深くなるほど削り具合が向上する。なお、厚くたまった古い角質は、容易に除去することができる。
また他の例として、足の角質を除去するのに適した手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を提供するため、図3の(c)に示すように、凹溝40が[C]50〜100μmの深さで形成される。即ち、本発明によれば、多様な身体部位に使用可能な手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を提供できる。
本発明の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、デザイン部50をさらに含む。デザイン部50は、本体10の一側に形成されて、多様なコーティング及びデザインを具現する。一例として、表面がミラーコーティングされるので、肘、踵など視線が届き難い所を容易に確認できる。商品名、企業ロゴ、イニシャル、デザイン文様など多様なデザインが具現される。デザイン部50は、エポキシ材質で形成される。これによれば、150℃未満の温度で消毒が可能なので、細菌の繁殖を防止することができる。
他の例として、デザイン部50は、本体10が損傷した場合、飛散を防止し、外部衝撃を吸収するためにシリコン材質で形成される。また、飛散発生を防止することができる多様なフィルム及び材質で形成されてもよい。図4に示すように、本発明の実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための、サンド部60をさらに含む。
サンド部60は、本体10の他面に着脱式に結合される形状で形成される。これによって、サンド部60を本体10から分離して消毒及び洗浄をすることができる。長期間の使用によってサンド部60の表面が研磨されて角質除去機能が低下した場合、容易に交換することができる。この他に、本体10の他面に一体型に結合された形態で形成される。
サンド部60は、表面に形成された不規則なパターンの突起がある。これは、サンドブラスティング(sandblasting)工程によって、表面に多数の突起が形成される。上記で説明したように、本発明の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具によれば、凹溝の側面と、プレートの上面が丸くなった鈍角形態で接するので、皮膚の刺激及び損傷が防止される。また、金属突起30と凹溝40のつなぎ目に角質がたまらないので、簡単な水洗浄によっても衛生的に手足の爪、皮膚の角質の除去ができる。美容器具としての管理が容易になる。また、凹溝の深さ調節することによって老若男女誰でも容易に使用可能で、手、足など多様な身体部位の角質を安全に除去することができる。手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を提供できる。一方、他の例として、除去された角質を容易に脱落させることができるように金属突起30の上面を除いたプレート20の上側に、コーティング層70が形成される。
図5は、本発明の第2実施例で断面の例示図である。図5に示すように、第2実施例の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、金属突起30の上面を除いたプレート20の上側に形成されるコーティング層70の構成を含む。コーティング層70を除いて、第1実施例と実質的に同一の形態で構成される。従って、以下では重複する部分の説明は省略し、相違点について説明する。
コーティング層70は、金属突起30の上面を除いたプレート20の上側に形成される。この時、コーティング層70は、使用者の身体から除去され凹溝40にたまった角質を容易に脱落させる。手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を水で洗浄する場合、容易に乾燥させるため、水性ウレタン、ポリウレアなど防水性に優れた材質で形成される。
金属突起30の上面に多数の第2シャドーマスクを付着した後、第2シャドーマスクが付着されていないプレート20の上面にコーティング液をスパッタリング(sputtering)工程で蒸着してコーティング層70を形成する。好ましくは、金属突起30の上面を除いた、金属突起30の側面及びプレート20にコーティング層70が形成される。これによって、プレート20の上面に積層された金属突起30がプレート20から剥離されることが防止され、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の耐久性が増加する。
第2シャドーマスクは、金属突起30の上面と同一の大きさで形成され、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用して、金属突起30の上面に付着される。コーティング層70が形成された後、金属突起30の上面から除去されることが好ましい。他の例として、手、足、皮膚との摩擦力を高めるため、プレート20の上側に微細突起80が形成される構造で形成される。
図6は、本発明の第3実施例で断面の例示図である。図6に示すように、本発明の第3実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は、プレート20の上側に形成される微細突起80の構成を含み、微細突起80を除き第1実施例と実質的に同一の形態で構成される。以下では、重複される構成に対する説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
微細突起80はプレート20の上側に形成される。プレート20の上面に多数の第3シャドーマスクを付着し、第3シャドーマスクが付着されていないプレート20の上面をエッチングして微細突起80を形成する。この時、微細突起80の上側には金属突起30が積層され、積層された金属突起30の上面が微細突起80に相応する形態で形成される。これにより、金属突起30の表面積が増加し、手、足、皮膚との摩擦力が増加するとの効果を奏する。また、微細突起80と金属突起30の接触面積が増加し、金属突起30が微細突起80から剥離されることを防止する。第3シャドーマスクは、微細に形成され、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用してプレート20の上面に付着され、微細突起80が形成された後、プレート20の上面から除去される。
図7は、本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法フローチャートである。本発明の第1実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法は、図7に示すように、第1準備段階(S100)、第2準備段階(S200)、第1付着段階(S300)、蒸着段階(S400)、第1除去段階(S500)、第1エッチング段階(S600)、結合段階(S700)、デザイン段階(S800)及びサンド段階(S900)を含む。
第1準備段階(S100)は、本体10を準備する段階である。優れたグリップ(Grip)感を有し、使用者の容易な使用のためにマウス、バー及び楕円形状の本体10を準備する段階で構成される。次に、第2準備段階(S200)はプレート20を準備する段階であり、プレート20は、強度が高い特殊ガラス材質で形成される。次に、第1付着段階(S300)は、プレート20の表面に第1シャドーマスクを付着する段階で構成される。第1シャドーマスクは、多数の孔を含み、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用して付着される。これにより、第1シャドーマスクをプレート20の表面から、容易に除去することができる。また、第1シャドーマスクはプレート20の内側を基準に、外側方向に向かうほど孔の直径が小さくなる形態で形成される。
次に、蒸着段階(S400)は、第1シャドーマスクが付着されていないプレート20の表面に金属膜を蒸着する段階で構成される。第1シャドーマスクの孔に金属膜を蒸着させて、プレート20の表面に金属膜を蒸着する。この時、金属膜はスパッタリング(sputtering)工程によって蒸着され、プレート20の表面に金属突起30が形成される。また、金属膜は、第1シャドーマスクの孔直径によって内側を基準に外側に向かうほど平面直径が小さくなる形態で形成される。
次に、第1除去段階(S500)は、第1シャドーマスクを除去する段階で構成される。次に、第1エッチング段階(S600)は、金属膜が蒸着されていないプレート20の上面を、スプレーまたはディッピング方法によってエッチングし、凹溝40を形成する段階で構成される。結合段階(S700)は、凹溝40が形成されたプレート20を本体10に結合させる段階である。この時、プレート20は、本体10の一面に1つが結合される形態で形成される。これに限らず、一対のプレート20が、本体10の一面と他面に、各々結合されるとしてもよい。
次に、デザイン段階(S800)は、多様なデザインを表すデザイン部50を形成する段階である。この時、デザイン部50は本体10の一側に形成される。次に、サンド段階(S900)は、サンド部60を製造する段階であり、サンドブラスティング工程を利用して表面に不規則なパターンの多数の突起が形成されるサンド部60を製造する段階で構成される。この時、サンド部60は本体10の他面に1つが結合される。
上記のような製造方法によれば、シャドーマスクを利用してプレート20の上面に金属膜を蒸着するので、別途のフォトリソグラフィ(Photolithography)段階及び金属膜をエッチングする段階を経ることなく手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を製造することができる。これによって、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法が単純になるので、製造原価が減少され、不良率が低くなる。
図8は、本発明の第2実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法のフローチャートである。図8に示すように、第1エッチング段階(S600)以後、第2付着段階(S610)、コーティング液塗布段階(S620)及び第2除去段階(S630)をさらに含む。図8に示す本発明の第2実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法は、第2付着段階(S610)、コーティング液塗布段階(S620)及び第2除去段階(S630)をさらに含む。これ以外は第1実施例と実質的に同一の形態で構成される。以下では重複される構成に対する説明は省略し、相違点のみ説明する。
第2付着段階(S610)は、金属膜の上面に多数の第2シャドーマスクを付着する段階で構成される。この時、第2シャドーマスクは、金属突起30の上面と同一の大きさで形成され、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用して付着される。以後、第2シャドーマスクを金属突起30の上面から容易に除去できる。コーティング液塗布段階(S620)は、第2シャドーマスクが付着されていない凹溝40の上面に、コーティング液を塗布してコーティング層70を形成する段階で構成される。
コーティング液は、美容器具を使用時、使用者の身体から除去されて凹溝40にたまった角質を容易に脱落させることができる。コーティング液は、手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具を水で洗浄する場合、容易に乾燥できるように水性ウレタン、ポリウレアなど防水性に優れた材質で形成される。第2除去段階(S630)は、第2シャドーマスクを除去する段階で構成される。
図9は、本発明の第3実施例にかかる手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法フローチャートである。図9に示すように、第1準備段階(S100)以後、第3付着段階(S110)、第2エッチング段階(S120)及び第3除去段階(S130)をさらに含む。これ以外は、第1実施例と実質的に同一の形態で構成される。以下では、重複される構成に対する説明は省略し、相違点のみ説明する。第3付着段階(S110)は、プレート20の上面に多数の第3シャドーマスクを付着する段階で構成される。この時、第3シャドーマスクは微細に形成され、両面テープ及び面磁石のうち一つを利用して付着される。これにより、第3シャドーマスクをプレート20の上面から容易に除去できる。
第2エッチング段階(S120)は、第3シャドーマスクが付着されていないプレート20の上面をエッチングし、微細突起80を形成する段階で構成される。第3除去段階(S130)は、第2シャドーマスクを除去する段階で構成される。以後、金属突起30が微細突起80の上側に積層されるので、金属突起30の上面が微細突起80に相応する形態で形成される。このため、手、足、皮膚との摩擦力が増加する効果を奏する。
添付の図面を参照して、第1〜第3実施例を説明したが、第1〜第3実施例は、すべての面で例示的なものであり限定的ではない。また、第1、第2及び第3実施例を分けて説明したが、これは本発明をより明確に説明するためであり、第1、第2及び第3実施例は互いに適用可能である。
本発明の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具は使い勝手がよく、皮膚の損傷を防止できる器具として好適である。
10 本体
20 プレート
30 金属突起
40 凹溝
50 デザイン部
60 サンド部
70 コーティング層
80 微細突起

Claims (17)

  1. 手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具において、
    本体と、
    前記本体に結合されて、ガラス材質で形成されるプレートと、
    前記プレートの上面に積層されて、一定のパターンで形成される多数の金属突起と、
    前記金属突起が形成されていないプレートの上面から所定の深さでエッチングされる多数の凹溝と、を含むことを特徴とする手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  2. 前記プレートは、
    0.1mm〜5mmの厚さで形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  3. 前記金属突起は、
    10nm〜1000nmの厚さで形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  4. 前記金属突起は、
    金、モリブデン、タングステン及びクロムのうち一つ以上の材質で形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  5. 前記金属突起は、
    前記プレートの内側を基準に、外側方向に向かうほど平面直径が小さくなる形態で形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  6. 前記凹溝は、
    上側が前記金属突起と丸くなるように連結された形態で形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  7. 前記凹溝は、
    10μm〜100μmの深さでエッチングされることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  8. 前記本体の一側に形成されて、多様なデザインを表すデザイン部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  9. 表面に形成された不規則なパターンの突起を含み、前記本体に結合されるサンド部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  10. 前記金属突起の上面を除いた前記プレートの上側に形成されるコーティング層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  11. 前記プレートの上側に形成される微細突起をさらに含み、
    前記微細突起の上側には金属突起が積層されて、これによって、前記金属突起の上面が微細突起に相応する形態で形成されることを特徴とする請求項1に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具。
  12. 本体を準備する第1準備段階と、
    ガラス材質のプレートを準備する第2準備段階と、
    前記プレートの表面に第1シャドーマスクを付着する第1付着段階と、
    前記第1シャドーマスクが付着されていないプレートの表面に金属膜を蒸着する蒸着段階と、
    前記第1シャドーマスクを除去する第1除去段階と、
    前記金属膜が蒸着されていないプレートの上面をエッチングして凹溝を形成する第1エッチング段階と、
    前記プレートを本体に結合させる結合段階と、
    を含むことを特徴とする手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
  13. 前記蒸着段階では、前記金属膜が、スパッタリング(sputtering)工程によって蒸着されることを特徴とする請求項12に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
  14. 前記本体の一側に形成されて多様なデザインを表すデザイン部を形成するデザイン段階をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
  15. サンドブラスティング工程を利用して表面に不規則なパターンの多数の突起が形成されるサンド部を製造するサンド段階をさらに含み、
    前記サンド部は、
    前記本体に結合されることを特徴とする請求項12に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
  16. 前記第1エッチング段階以後、前記金属膜の上面に多数の第2シャドーマスクを付着する第2付着段階と、
    前記第2シャドーマスクが付着されていない前記プレートの上側にコーティング液を塗布するコーティング液塗布段階と、
    前記第2シャドーマスクを除去する第2除去段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
  17. 前記第1準備段階以後、前記プレートの上面に多数の第3シャドーマスクを付着する第3付着段階と、
    前記第3シャドーマスクが付着されていないプレートの上面をエッチングして微細突起を形成する第2エッチング段階と、
    前記第3シャドーマスクを除去する第3除去段階と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の手足の爪、皮膚の角質除去のための美容器具の製造方法。
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