JP2020080999A - 衛生管理システム - Google Patents

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Takaaki Fujiwara
敬明 藤原
等 小川
Hitoshi Ogawa
等 小川
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Abstract

【課題】衛生装置の利用を促すことができる衛生管理システムを提供する。【解決手段】衛生管理システム10は、内側エリアに存在する人の情報を取得する人情報取得部31と、消毒器11の起動情報を取得する起動情報取得部34と、人情報取得部31が取得した人の情報と起動情報取得部34が取得した起動情報とに基づいて内側エリアに存在する人が消毒器11を使用していないと判断したときに注意喚起動作を行う自動ドア20及び報知部12とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、衛生管理システムに関する。
手洗い後に手を乾かすハンドドライヤが設置されたトイレが増えている。このようなトイレにおいて、トイレの利用者の衛生を管理する衛生管理システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の衛生管理システムでは、手洗い後にハンドドライヤが所定時間使用されないときには、インターロックを設定して自動ドアを開放不能とする。
特開平11−299706号公報
ところで、上記特許文献1に記載の衛生管理システムでは、利用者がハンドドライヤを所定時間使用した後、この利用者に連なって他の利用者が退出する、いわゆる共連れが行われるおそれがある。そこで、トイレ等の衛生管理が求められる施設において、共連れを抑制することで、ハンドドライヤ等の衛生装置の利用を促すことができる衛生管理システムが求められている。
なお、トイレに限らず、衛生装置が設置され、衛生装置の利用を促すことが必要な施設においては同様の課題がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、衛生装置の利用を促すことのできる衛生管理システムを提供することにある。
上記課題を解決する衛生管理システムは、所定範囲に存在する人の情報を取得する人情報取得部と、衛生装置の起動情報を取得する起動情報取得部と、前記人情報取得部が取得した前記人の情報と前記起動情報取得部が取得した前記起動情報とに基づいて前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していないと判断したときに注意喚起動作を行う注意喚起部とを備える。
上記構成によれば、所定範囲に存在する人の情報と衛生装置の起動情報とから人が衛生装置を使用しているか否かを判断して、注意喚起動作を行うことで、衛生装置の使用を促すことができる。
上記衛生管理システムについて、前記注意喚起部は、前記衛生装置の起動回数が前記人の数未満であるときに前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していないと判断することが好ましい。
上記構成によれば、衛生装置の起動回数が人の数よりも少ないということは、衛生装置を使用していない人が含まれている。そこで、衛生装置の起動回数が人の数未満であるときに注意喚起動作を行うことで、衛生装置の使用を促すことができる。
上記衛生管理システムについて、前記所定範囲の人の数を検知して前記人情報取得部に出力するエリア検知部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、所定範囲の人の数を検知することで、衛生装置の使用の有無を更に正確に把握することができる。
上記衛生管理システムについて、前記注意喚起部は、前記注意喚起動作として前記衛生装置が設置された部屋の出口に設けられる扉を閉状態に維持することが好ましい。
上記構成によれば、衛生装置が設置された部屋の出口の扉を閉状態に維持することで利用者が出られなくなるため、利用者に注意喚起することができる。
上記衛生管理システムについて、前記注意喚起部は、前記注意喚起動作として前記扉を閉状態に維持した後、前記衛生装置の起動が検知されて前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していると判断したときに前記扉を開くことが好ましい。
上記構成によれば、注意喚起動作の後に、利用者が衛生装置を起動することで、所定範囲に存在する人が衛生装置を使用していると判断すると、扉が開かれて、利用者が部屋の出口を通行することができるようになる。
上記衛生管理システムについて、前記衛生装置を使用していないと判断したことを記録する記録部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、衛生装置を使用していないことを記録部が記録するため、記録を利用することで、利用者に注意喚起することができる。
上記衛生管理システムについて、前記衛生装置の使用エリアの人の数を検知して、前記人情報取得部に出力する使用エリア検知部と、前記使用エリアとは異なるエリアであって前記衛生装置が設置された部屋の出口に設けられる扉の近傍の通過エリアの人の数を検知して前記人情報取得部に出力する通過エリア検知部とを備え、前記注意喚起部は、前記衛生装置の起動回数が前記使用エリアの人の数未満及び前記通過エリアに人がいることの少なくとも一方を満たすときに前記注意喚起動作を行うことが好ましい。
上記構成によれば、扉の近傍に利用者が通過する空間があるときに、衛生装置を使用している人とは別の人が出口を通過する可能性がある。そこで、扉の近傍の通過エリアの人を検知することで、この扉の近傍の通過エリアに利用者がいるときに注意喚起することができる。
本発明によれば、衛生装置の利用を促すことができる。
衛生管理システムの第1の実施形態が設置された化粧室を示す平面図。 同実施形態の衛生管理システムの構成を示すブロック図。 同実施形態の衛生管理システムの動作を示すフローチャート。 衛生管理システムの第2の実施形態が設置された化粧室を示す平面図。 同実施形態の衛生管理システムの構成を示すブロック図。 同実施形態の衛生管理システムの動作を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、図1〜図3を参照して、衛生管理システムの第1の実施形態について説明する。衛生管理システムは、化粧室(トイレ)に設置されている。
図1に示すように、化粧室1は、箱形の空間であって、化粧室1内に出入可能な出入口2を1個備えている。化粧室1には、複数(2個)の大便器3と、複数(3個)の小便器4と、複数(2個)の洗面台5と、衛生装置である消毒器11とが設置されている。化粧室1には、出入口2から見て奥側から大便器3と小便器4とが並び、次に洗面台5が並び、出入口2の近傍に消毒器11が設置されている。化粧室1の出入口2の開口は、洗面台5が設置された部分よりも狭くなっている。出入口2には、自動ドア20が設置されている。
自動ドア20は、扉21と、扉21を駆動する駆動部22と、扉21の近傍に人がいることを検知する内側センサ23及び外側センサ24と、扉21の開閉を制御する制御装置30とを備えている。図1の扉21は、閉状態を示しており、図中左方向に駆動部22によって駆動されることで出入口2を開放する。内側センサ23は、化粧室1内における扉21の近傍の内側エリアA1に人がいることを検知する。内側エリアA1は、扉21の手前の開口が狭くなった部分であり、消毒器11を含む所定範囲である。内側センサ23は、内側エリアA1に存在する人の数を検知可能であり、人の情報として人の数を制御装置30に出力する。外側センサ24は、化粧室1外において扉21の近傍の外側エリアA2に人が存在することを検知して、制御装置30に検知情報を出力する。
図2に示すように、制御装置30は、人の情報を取得する人情報取得部31と、扉21の開閉を判断する判断部32と、判断部32の判断結果に従って扉21を開閉させる開閉部33とを備えている。人情報取得部31は、内側センサ23から内側エリアA1に存在する人の情報を取得する。判断部32は、人情報取得部31等が取得した情報に基づいて扉21の開閉を判断する。開閉部33は、扉21を開くときには開指令を駆動部22に出力し、扉21を閉じるときには閉指令を駆動部22に出力する。
消毒器11は、手がかざされると消毒液を噴霧するものであり、手がかざされたことを検知する起動検知部11Aを備えている。起動検知部11Aは、手がかざされたことを検知すると、消毒液を噴霧させる。よって、起動検知部11Aによる手の検知が消毒器11の起動に相当する。起動検知部11Aは、手がかざされたことを検知すると、消毒器11の起動情報を制御装置30に出力する。
制御装置30は、起動検知部11Aから出力された起動情報を取得する起動情報取得部34を備えている。起動情報取得部34は、起動検知部11Aから出力された起動情報を取得した回数を起動回数とする。なお、この回数は、例えば開閉部33が開指令を出力すると内側エリアA1に存在した人が自動ドア20を通過して化粧室1から出ていくので、開閉部33が開指令を出力した時点から取得した起動情報の回数とする。
衛生管理システム10は、この自動ドア20を利用して消毒器11の使用を促す注意喚起動作を行う。衛生管理システム10は、自動ドア20と、起動検知部11Aと、報知部12とを備えている。報知部12は、音声を発するスピーカである。なお、自動ドア20と報知部12とが衛生管理システム10の注意喚起部として機能する。
制御装置30は、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していないと判断したときに、注意喚起動作として、自動ドア20を閉じたままとし、報知部12から消毒器11の使用を促す。まず、判断部32は、内側エリアA1に人が存在するか否かを、人情報取得部31が内側センサ23から取得した人の情報によって判断する。そして、判断部32は、内側エリアA1に人が存在すると判断したときには、人が消毒器11を使用しているか否かを判断する。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が取得した消毒器11の起動回数が、人情報取得部31が取得した人の数以上であるときに人が消毒器11を使用していると判断する。内側エリアA1に存在する人それぞれが消毒器11に手をかざした場合には、消毒器11の起動回数と人の数とが一致するので、消毒器11の起動回数が人の数以上であれば、人が消毒器11を使用したと判断することができる。
そして、制御装置30は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数以上であると、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していると判断部32が判断し、注意喚起動作を行わず、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。
一方、制御装置30は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数未満であると、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していないと判断部32が判断し、開閉部33が扉21を閉状態のままとし、報知部12から消毒器11を使用するように促す音声、「手の消毒を行ってください」等を発する。
制御装置30は、外側エリアA2に人が存在して、内側エリアA1に人が存在しないときは、扉21を開く。すなわち、判断部32は、外側エリアA2に人が存在するか否かを判断し、外側エリアA2に人が存在するときには、内側エリアA1に人が存在するか否かを判断する。そして、外側エリアA2に人が存在して、内側エリアA1に人が存在しないと判断部32が判断したときには、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。また、外側エリアA2に人が存在して、内側エリアA1に人が存在すると判断部32が判断したときには、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していると判断部32が判断するまで扉21を閉状態のままとする。
一方、制御装置30は、外側エリアA2に人が存在しても、内側エリアA1にも人が存在するときには、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していると判断するまで扉21を開かない。すなわち、制御装置30は、外側エリアA2に人が存在して、内側エリアA1に人が存在すると判断部32が判断したときには、開閉部33は扉21を閉状態のままとする。そして、制御装置30は、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していると判断部32が判断したら、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。
次に、図3を併せ参照して、衛生管理システム10の動作について説明する。自動ドア20の扉21は、閉状態であるとする。
まず、制御装置30は、人情報を取得しているか否かを判断する(ステップS11)。すなわち、判断部32は、人情報取得部31が内側センサ23から人情報を取得しているか否かを判断する。ここで、判断部32は、人情報の取得有無のみを判断している。判断部32は、人情報取得部31が内側センサ23から人情報を取得していないと判断した場合には(ステップS11:NO)、人情報を取得するまで待機する。
一方、判断部32は、人情報取得部31が内側センサ23から人情報を取得していると判断した場合には(ステップS11:YES)、ステップS12に移行する。
続いて、制御装置30は、人数を取得する(ステップS12)。すなわち、判断部32は、人情報取得部31が内側センサ23から取得した人情報に含まれる、内側エリアA1に存在する人の数を取得する。
続いて、制御装置30は、起動情報を取得しているか否かを判断する(ステップS13)。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得しているか否かを判断する。ここで、判断部32は、起動情報の取得有無のみを判断している。起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得していないと、判断部32が判断した場合には(ステップS13:NO)、ステップS17に移行する。
続いて、制御装置30は、消毒器11の使用を促す注意喚起を行う(ステップS17)。すなわち、開閉部33が自動ドア20の扉21を閉状態とし、報知部12から消毒を行うよう「手の消毒を行ってください」等の音声を発する。
一方、起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得していると、判断部32が判断した場合には(ステップS13:NO)、ステップS14に移行する。
続いて、制御装置30は、起動回数を取得する(ステップS14)。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が起動検知部11Aから取得した起動情報に含まれる、消毒器11の起動回数を取得する。
制御装置30は、起動回数が人数以上であるか否かを判断する(ステップS15)。すなわち、判断部32は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数以上であるか否かを判断する。そして、判断部32は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数以上であると判断した場合には(ステップS15:YES)、ステップS16に移行する。
続いて、制御装置30は、扉21を開駆動する(ステップS16)。すなわち、開閉部33は、駆動部22に開指令を出力し、駆動部22に扉21を開駆動させる。よって、出入口2が開くので、化粧室1の利用者は出入口2から出ることができる。
一方、判断部32は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数未満であると判断した場合には(ステップS15:NO)、消毒器11の使用を促す注意喚起を行う(ステップS17)。
ステップS17において自動ドア20が閉状態であるため、化粧室1を利用した人が化粧室1から出られていない。このような場合には、内側エリアA1で人を検知して(ステップS11)、ステップS12以降の処理を進めることとなる。すなわち、制御装置30は、自動ドア20を閉状態に維持した後、消毒器11の起動回数が取得されて(ステップS14)、消毒器11の起動回数が人の数以上となる(ステップS15:YES)と、自動ドア20を開く(ステップS16)。
このように、化粧室1を利用した人は、消毒器11にて消毒を行うと化粧室1から出られる、言い換えれば消毒器11にて消毒を行わないと化粧室1から出られないため、消毒器11の使用を促すことができる。特に、内側エリアA1に存在する人数と消毒器11の起動回数とを比較することで、化粧室1の利用者が消毒器11を使用しているか否かを判断するため、利用者に連なって他の利用者が退出する、いわゆる共連れを抑制することができる。このように、化粧室1での消毒を強制することで、化粧室1における細菌やウィルス等の感染を低減することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)人の情報と消毒器11の起動情報とから人が消毒器11を使用しているか否かを判断して、注意喚起動作を行うことで、消毒器11の使用を促すことができる。
(2)消毒器11の起動回数が人の数よりも少ないということは、消毒器11を使用していない人が含まれている。そこで、消毒器11の起動回数が人の数未満であるときに注意喚起動作を行うことで、消毒器11の使用を促すことができる。
(3)内側エリアA1の人の数を取得することで、消毒器11の使用の有無を更に正確に把握することができる。
(4)消毒器11が設置された化粧室1の出入口2の自動ドア20を閉状態に維持することで利用者が出られなくなるため、利用者に注意喚起することができる。
(5)注意喚起動作の後に、利用者が消毒器11を起動することで、消毒器11の起動回数が人の数以上であれば、自動ドア20を開いて、利用者が化粧室1の出入口2を通行することができるようになる。
(第2の実施形態)
以下、図4〜図6を参照して、衛生管理システムの第2の実施形態について説明する。この実施形態の衛生管理システムは、衛生装置の使用エリアと扉の近傍の通過エリアとを備える点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図4及び図5に示すように、自動ドア20は、内側センサ23に代えて、扉21の近傍に人がいることを検知する第1センサ25及び第2センサ26を備えている。第1センサ25は、化粧室1内における消毒器11を含み、扉21の近傍の使用エリアA11に人がいることを検知する。使用エリアA11は、消毒器11を含む所定範囲であって、消毒器11を使用するときに利用者が位置するエリアである。また、第2センサ26は、使用エリアA11とは異なるエリアである扉21の近傍の通過エリアA12に人がいることを検知する。通過エリアA12は、消毒器11から離れたエリアである。通過エリアA12は、消毒器11で消毒をせずに通過しようとする人が位置するエリアである。すなわち、使用エリアA11と通過エリアA12とは、第1の実施形態の内側エリアA1を消毒器11に近い側と消毒器11から遠い側とに分けたエリアに相当する。第1センサ25は、使用エリアA11に存在する人の数を検知可能であり、人の情報として人の数を制御装置30に出力する。第2センサ26は、通過エリアA12に存在する人の数を検知可能であり、人の情報として人の数を制御装置30に出力する。
人情報取得部31は、第1センサ25から使用エリアA11に存在する人の情報を取得する。人情報取得部31は、第2センサ26から通過エリアA12に存在する人の情報を取得する。判断部32は、人情報取得部31等が取得した情報に基づいて扉21の開閉を判断する。
制御装置30は、消毒器11の起動回数が、使用エリアA11の人の数未満、及び通過エリアA12に人がいることの少なくとも一方を満たすときに、内側エリアA1に存在する人が消毒器11を使用していないと判断して注意喚起動作を行う。制御装置30は、注意喚起動作として、自動ドア20を閉じたままとし、報知部12から消毒器11の使用を促す。
まず、判断部32は、使用エリアA11に人が存在するか否かを、人情報取得部31が第1センサ25から取得した人の情報によって判断する。そして、判断部32は、使用エリアA11に人が存在すると判断したときには、人が消毒器11を使用しているか否かを判断する。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が取得した消毒器11の起動回数が、人情報取得部31が取得した使用エリアA11の人の数以上であるときに人が消毒器11を使用していると判断する。
そして、制御装置30は、消毒器11の起動回数が使用エリアA11に存在する人の数未満であると、使用エリアA11に存在する人が消毒器11を使用していないと判断部32が判断し、開閉部33が扉21を閉状態のままとし、報知部12から消毒器11を使用するように促す音声、「手の消毒を行ってください」等を発する。
一方、判断部32は、消毒器11の起動回数が使用エリアA11に存在する人の数以上であると、使用エリアA11に存在する人が消毒器11を使用していると判断すると、通過エリアA12に人が存在するか否かを、人情報取得部31が第2センサ26から取得した人の情報によって判断する。そして、制御装置30は、通過エリアA12に人が存在すると判断部32が判断したときには、開閉部33が扉21を閉状態のままとする。
一方、制御装置30は、使用エリアA11に存在する人が消毒器11を使用していると判断するとともに、通過エリアA12に人が存在しないと判断部32が判断したときには、注意喚起動作を行わず、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。
制御装置30は、外側エリアA2に人が存在して、使用エリアA11及び通過エリアA12に人が存在しないときは、扉21を開く。すなわち、判断部32は、外側エリアA2に人が存在するか否かを判断し、外側エリアA2に人が存在するときには、使用エリアA11及び通過エリアA12に人が存在するか否かを判断する。そして、外側エリアA2に人が存在して、使用エリアA11及び通過エリアA12に人が存在しないと判断部32が判断したときには、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。
一方、制御装置30は、外側エリアA2に人が存在しても、使用エリアA11及び通過エリアA12にも人が存在するときには、使用エリアA11に存在する人が消毒器11を使用していると判断するとともに、通過エリアA12に人が存在しなくなるまで扉21を開かない。すなわち、制御装置30は、外側エリアA2に人が存在して、使用エリアA11及び通過エリアA12に人が存在すると判断部32が判断したときには、開閉部33は扉21を閉状態のままとする。そして、制御装置30は、使用エリアA11に存在する人が消毒器11を使用しているとともに、通過エリアA12に人が存在しないと判断部32が判断したら、開閉部33が駆動部22を開駆動させて、扉21を開く。
次に、図6を併せ参照して、衛生管理システム10の動作について説明する。自動ドア20の扉21は、閉状態であるとする。
まず、制御装置30は、使用エリアの人情報を取得しているか否かを判断する(ステップS21)。すなわち、判断部32は、人情報取得部31が第1センサ25から人情報を取得しているか否かを判断する。ここで、判断部32は、第1センサ25の人情報の取得有無のみを判断している。そして、判断部32は、人情報取得部31が第1センサ25から人情報を取得していないと判断した場合には(ステップS21:NO)、人情報を取得するまで待機する。
一方、判断部32は、人情報取得部31が第1センサ25から人情報を取得していると判断した場合には(ステップS21:YES)、ステップS22に移行する。
続いて、制御装置30は、使用エリアA11の人数を取得する(ステップS22)。すなわち、判断部32は、人情報取得部31が第1センサ25から取得した人情報に含まれる、使用エリアA11に存在する人の数を取得する。
続いて、制御装置30は、起動情報を取得しているか否かを判断する(ステップS13)。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得しているか否かを判断する。ここで、判断部32は、起動情報の取得有無のみを判断している。起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得していないと、判断部32が判断した場合には(ステップS13:NO)、ステップS17に移行する。
続いて、制御装置30は、消毒器11の使用を促す注意喚起を行う(ステップS17)。すなわち、開閉部33が自動ドア20の扉21を閉状態とし、報知部12から消毒を行うよう「手の消毒を行ってください」等の音声を発する。
一方、起動情報取得部34が起動検知部11Aから起動情報を取得していると、判断部32が判断した場合には(ステップS13:YES)、ステップS14に移行する。
続いて、制御装置30は、起動回数を取得する(ステップS14)。すなわち、判断部32は、起動情報取得部34が起動検知部11Aから取得した起動情報に含まれる、消毒器11の起動回数を取得する。
制御装置30は、起動回数が人数以上であるか否かを判断する(ステップS15)。すなわち、判断部32は、消毒器11の起動回数が使用エリアA11に存在する人の数以上であるか否かを判断する。そして、判断部32は、消毒器11の起動回数が内側エリアA1に存在する人の数未満であると判断した場合には(ステップS15:NO)、消毒器11の使用を促す注意喚起を行う(ステップS17)。
一方、判断部32は、消毒器11の起動回数が使用エリアA11に存在する人の数以上であると判断した場合には(ステップS15:YES)、ステップS23に移行する。
制御装置30は、通過エリアA12の人情報を取得しているか否かを判断する(ステップS23)。すなわち、判断部32は、人情報取得部31が第2センサ26から人情報を取得しているか否かを判断する。ここで、判断部32は、第2センサ26の人情報の取得有無のみを判断している。そして、制御装置30は、人情報取得部31が第2センサ26から人情報を取得していないと判断部32が判断した場合には(ステップS23:NO)、ステップS16に移行する。
続いて、制御装置30は、扉21を開駆動する(ステップS16)。すなわち、開閉部33は、駆動部22に開指令を出力し、駆動部22に扉21を開駆動させる。よって、出入口2が開くので、化粧室1の利用者は出入口2から出ることができる。
一方、制御装置30は、人情報取得部31が第2センサ26から人情報を取得していると判断した場合には(ステップS23:YES)、消毒器11の使用を促す注意喚起を行う(ステップS17)。
ステップS17において自動ドア20が閉状態であるため、化粧室1を利用した人が化粧室1から出られていない。このような場合には、使用エリアA11で人を検知して(ステップS11)、ステップS12以降の処理を進めることとなる。すなわち、制御装置30は、自動ドア20を閉状態に維持した後、消毒器11の起動回数が取得されて(ステップS14)、消毒器11の起動回数が人の数以上となる(ステップS15:YES)と、自動ドア20を開く(ステップS16)。
このように、化粧室1を利用した人は、消毒器11にて消毒を行うと化粧室1から出られる、言い換えれば消毒器11にて消毒を行わないと化粧室1から出られないため、消毒器11の使用を促すことができる。特に、使用エリアA11に存在する人数と消毒器11の起動回数とを比較し、通過エリアA12に人がいないことで、化粧室1の利用者が消毒器11を使用しているか否かを判断するため、利用者に連なって他の利用者が退出する、いわゆる共連れを抑制することができる。このように、化粧室1での消毒を強制することで、化粧室1における細菌やウィルス等の感染を低減することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。なお、第1の実施形態の(1)、(2)、(4)、(5)の効果に加え、以下の効果を奏する。
(3)使用エリアA11の人の数を取得することで、消毒器11の使用の有無を更に正確に把握することができる。
(6)扉21の近傍に利用者が通過する通過エリアA12があるときに、消毒器11を使用している人とは別の人が扉21を通過する可能性がある。そこで、扉21の近傍の通過エリアA12の人を検知して、この扉21の近傍の通過エリアA12に利用者がいるときに注意喚起することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記各実施形態では、外側エリアA2に人が存在して、内側エリアA1(使用エリアA11及び通過エリアA12)に人が存在するときには、内側エリアA1(使用エリアA11)に存在する人が消毒器11を使用するまで扉21を閉状態のままとした。しかしながら、外側エリアA2に人が存在するときには、通常の自動ドア20として扉21を開いてもよい。
・上記各実施形態において、報知部12が消毒器11の使用を促す音声を発するスピーカとしたが、消毒器11の使用を促す表示を行うディスプレイ等を報知部12としてもよい。報知部12は、スピーカ及びディスプレイのいずれか一方のみでもよい。
・上記各実施形態において、消毒器11を使用していないと判断したことを記録する記録部を備えてもよい。記録部が消毒器11を使用していない人を特定できるときには、消毒器11を使用していない人の情報も併せて記録してもよい。このようにすれば、記録部に記録した情報に基づいて利用者に消毒を行うよう注意するなどして、利用者に注意喚起を行うことができる。また、記録していることで、心理的に消毒を行うよう誘導することができる。
・上記各実施形態において、消毒器11を使用していないと判断したことを記録部に記録するときには、自動ドア20を閉状態とままとする注意喚起や、報知部12による消毒器11の使用を促す音声を発する注意喚起と組み合わせてもよい。また、記録部による記録のみを注意喚起としてもよい。
・上記各実施形態では、内側エリアA1や使用エリアA11等の所定範囲に存在する人を内側センサ23や第1センサ25により人そのものを検知した。しかしながら、化粧室1の利用者に無線通信可能なRFID等のID情報を持たせて、ID情報によって所定範囲に存在する人の情報を取得してもよい。また、顔認証によって所定範囲に存在する人の情報を取得してもよい。このようにすれば、消毒を行わない人を特定することが可能である。
・上記各実施形態では、消毒器11を含む所定範囲を内側エリアA1や使用エリアA11とした。しかしながら、化粧室1の全体を所定範囲として、所定範囲に存在する人の数と消毒器11の起動回数とを比較してもよい。
・上記各実施形態では、内側エリアA1や使用エリアA11等の所定範囲に存在する人の数と消毒器11の起動回数とを比較した。しかしながら、所定範囲に人が存在する人情報がありながら、消毒器11が起動した起動情報がないときには、消毒器11にて手の消毒が行われていないと判断してもよい。また、所定範囲に人が存在する人情報と、消毒器11が起動した起動情報とがあるときには、消毒器11にて手の消毒が行われたと判断してもよい。
・上記各実施形態では、起動検知部11Aの検知を起動情報とした。しかしながら、消毒器11が実際に起動して洗浄液を噴霧したことを起動情報としてもよい。
・また、化粧室1の利用者が消毒器11に対して手をかざす等の動作を監視して、消毒が行われたときに起動情報を制御装置30に出力してもよい。
・上記各実施形態では、衛生装置としての消毒器11を化粧室1に設置した。しかしながら、化粧室1に限らず、消毒器11をクリーンルームや工場等に設置して、この消毒器11を使用しているか否かを判断して注意喚起を行ってもよい。
・上記各実施形態では、消毒器11を衛生装置とした。しかしながら、手を洗浄する洗浄器や手を乾燥させる乾燥器等の他の衛生装置であってもよい。
1…化粧室、2…出入口、3…大便器、4…小便器、5…洗面台、10…衛生管理システム、11…衛生装置としての消毒器、11A…起動検知部、12…注意喚起部としての報知部、20…注意喚起部としての自動ドア、21…扉、22…駆動部、23…エリア検知部としての内側センサ、24…外側センサ、25…エリア検知部及び使用エリア検知部としての第1センサ、26…通過エリア検知部としての第2センサ、30…制御装置、31…人情報取得部、32…判断部、33…開閉部、34…起動情報取得部、A1…所定範囲としての内側エリア、A2…外側エリア、A11…所定範囲としての使用エリア、A12…通過エリア。

Claims (7)

  1. 所定範囲に存在する人の情報を取得する人情報取得部と、
    衛生装置の起動情報を取得する起動情報取得部と、
    前記人情報取得部が取得した前記人の情報と前記起動情報取得部が取得した前記起動情報とに基づいて前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していないと判断したときに注意喚起動作を行う注意喚起部とを備える
    衛生管理システム。
  2. 前記注意喚起部は、前記衛生装置の起動回数が前記人の数未満であるときに前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していないと判断する
    請求項1に記載の衛生管理システム。
  3. 前記所定範囲の人の数を検知して前記人情報取得部に出力するエリア検知部を備える
    請求項2に記載の衛生管理システム。
  4. 前記注意喚起部は、前記注意喚起動作として前記衛生装置が設置された部屋の出口に設けられる扉を閉状態に維持する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の衛生管理システム。
  5. 前記注意喚起部は、前記注意喚起動作として前記扉を閉状態に維持した後、前記衛生装置の起動が検知されて前記所定範囲に存在する人が前記衛生装置を使用していると判断したときに前記扉を開く
    請求項4に記載の衛生管理システム。
  6. 前記衛生装置を使用していないと判断したことを記録する記録部を備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の衛生管理システム。
  7. 前記衛生装置の使用エリアの人の数を検知して前記人情報取得部に出力する使用エリア検知部と、
    前記使用エリアとは異なるエリアであって前記衛生装置が設置された部屋の出口に設けられる扉の近傍の通過エリアの人の数を検知して前記人情報取得部に出力する通過エリア検知部とを備え、
    前記注意喚起部は、前記衛生装置の起動回数が前記使用エリアの人の数未満及び前記通過エリアに人がいることの少なくとも一方を満たすときに前記注意喚起動作を行う
    請求項1に記載の衛生管理システム。
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