JP2020080013A - システム資産分析装置、及びシステム資産分析方法 - Google Patents

システム資産分析装置、及びシステム資産分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】システム資産における関連する資産を容易且つ適切に分析できるようにする。【解決手段】ソフトウェア開発の複数の資産の中から分析要求に関連する資産を抽出するシステム資産分析装置10において、関連する資産の対応関係を示す資産対応づけ表250を記憶する分析関連情報格納部122と、資産に対する分析要求を受け付ける入力受付部131と、分析要求に基づく語を含む第1資産を検索する自然言語関連性分析部134と、資産対応づけ情報表250に基づいて、検索された第1資産と関連する第2資産を特定し、第1資産及び第2資産に基づいて抽出結果に含める資産を特定する照合・統合部135と、特定された資産を含む結果を提示する分析結果提示部136と、を備えるように構成する。【選択図】図2

Description

本発明は、ソフトウェアを含むシステムの資産を分析する技術に関する。
ソフトウェアを含むシステムにおいて、ある仕様等を変更したときは、影響しあう仕様等をもれなく把握し、あわせて変更することが必要となる。しかし、ソフトウェア開発が大規模かつ複雑になるにつれ、その影響範囲の特定に困難が伴うために、影響範囲の特定作業が品質および効率等の開発の成果を左右する事例が増えている。
そこで、従来、開発成果物としての設計ドキュメントないしはその内部の記述項目間の依存関係の把握を支援する方法が提供されている。
特許文献1は、変更対象のドキュメント類と相関関係を有するドキュメント類を検索するとともに特定することが可能な影響範囲検出装置および影響範囲の検出方法を提供している。
特許文献2では、設計文書(仕様書等)のファイル名を識別子として依存関係を持つファイル間の依存関係を記録し、対象のファイルを変更することによって影響を受ける可能性があるファイルを一覧化している。
特許文献3は、プログラム内部の情報を用いて依存関係を把握してプログラムモジュール間の影響強度を評価する手段を提供している。
特開2000−47861号公報 特開2009−265836号公報 特開2010−282441号公報
ソフトウェアを含むシステムの大規模化により、システムの構築や保守にかかるコストが増大し、保守開発等のチームの作業人員数も増える傾向にある。そのため、開発保守や改造作業において、工数や開発量の事前の見積り、見積りに基づく作業分担等の計画の妥当性は開発の成否を左右する要素となっている。ある仕様等を変更したときは、影響しあう仕様等をもれなく把握し、あわせて変更することが必要となる。ここで、開発成果物としての設計書や実装、その入力となった顧客要件や業務仕様等を記述した文書を、システムの資産と称する。長期間保守を繰り返してきたシステムになるほど、理解をしておくべきシステムの資産の累積の数、規模が増え、その影響範囲の特定に困難が伴うために、影響範囲の特定作業が品質及び効率等の開発の成果を左右する事例が増えている。
例えば、上下流の複数工程の成果物の間の依存関係の状態などを人間が把握して、適切な影響範囲を探し出そうとすると、分析者の労力や分析に要する時間を多く費やしてしまう。機能と実装をまたがって依存関係の状態を分析者(ユーザ)が自ら把握することは、機能と実装の双方への深い理解が必要になるため、資産の数、規模と複雑さの拡大に伴い、一層難しくなっている。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、システム資産における関連する資産を容易且つ適切に分析することのできる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、一観点に係るシステム資産分析装置は、ソフトウェア開発の複数の資産の中から分析要求に関連する資産を抽出するシステム資産分析装置であって、関連する資産の対応関係を示す対応づけ情報を記憶する記憶部と、資産に対する分析要求を受け付ける要求受付部と、分析要求に基づく語を含む第1資産を検索する検索部と、記対応づけ情報に基づいて、検索部により検索された第1資産と関連する第2資産を特定する資産特定部と、第1資産及び第2資産に基づいて抽出結果に含める資産を特定する資産分析部と、資産分析部により特定された前記資産を含む結果を提示する提示部と、を備える。
本発明によれば、システム資産における関連する資産を容易且つ適切に分析することができる。
図1は、第1実施例に係るシステム資産分析装置の全体構成図である。 図2は、第1実施例に係るシステム資産分析装置の一部の機能構成図である。 図3は、第1実施例に係るシステム開発の工程及び資産を説明する図である。 図4は、第1実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。 図5は、第1実施例に係る語句出現表の構成図である。 図6は、第1実施例に係るシステム資産分析装置による分析処理のフローチャートである。 図7は、第1実施例に係る資産対応づけ情報を説明する図である。 図8は、第1実施例に係る関係資産抽出処理のフローチャートである。 図9は、第1実施例に係る自然言語関係性分析部による分析結果と、照合・統合部による抽出結果の一例を示す。 図10は、第2実施例に係る類似度表の構成図である。 図11は、第3実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。 図12は、第3実施例に係る資産対応づけ表生成処理のフローチャートである。 図13は、第4実施例に係る照合・統合部により抽出された資産を説明する図である。 図14は、第4実施形態に係る表示画面例を説明する図である。 図15は、第5実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。 図16は、第5実施例に係る意味役割表の構成図である。 図17は、第5実施例に係る分析処理のフローチャートである。
いくつかの実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施例の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
以下の説明では、「AAA表」の表現にて情報を説明することがあるが、情報は、どのようなデータ構造で表現されていてもよい。すなわち、情報がデータ構造に依存しないことを示すために、「AAA表」を「AAA情報」と呼ぶことができる。
まず、第1実施例に係るシステム資産分析装置について説明する。
図1は、第1実施例に係るシステム資産分析装置の全体構成図である。
システム資産分析装置10は、例えば、一般的なコンピュータにより構成され、CPU100と、主記憶装置101と、記憶部の一例としての外部記憶装置102と、読取装置104と、入出力装置105と、通信装置106と、これらを通信可能に接続するバス107とを備える。
CPU100は、主記憶装置101や外部記憶装置102に格納されたプログラムを実行することにより、各種処理を実行する。主記憶装置101は、例えば、RAM(Random Access Memory)であり、CPU100で実行されるプログラムや、CPU100で使用される各種情報を記憶する。外部記憶装置102は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)で構成され、各種情報や、各種プログラムを記憶する。
読取装置104は、CD−ROMやDVD−ROM等の可搬性を有する可搬型記憶媒体103から情報を読み出す。本実施形態では、可搬型記憶媒体103に記憶されたシステム資産分析プログラムが読取装置104により読み出されて、外部記憶装置102に格納される。入出力装置105は、情報を表示するディスプレイ(表示装置)や、ユーザからの入力を受け付けるキーボードやマウス等である。入出力装置105は、ユーザインターフェース機能を有するディスプレイのように、入出力装置が一体的に構成された装置であってもよく、あるいは、入力装置と出力装置とが独立して構成された装置であってもよい。通信装置106は、NIC(Network Interface Card)等であり、システム資産分析装置10を通信ネットワークに接続する。
なお、本実施例では、システム資産分析プログラムを、システム資産分析装置10が単体で実行するものを例として説明するが、例えば、システム資産分析プログラムを、システム資産分析装置10と、ネットワークを介して接続されたサーバとにより実行するようにしてもよい。
次に、システム資産分析装置10における機能構成を説明する。
図2は、第1実施例に係るシステム資産分析装置の一部の機能構成図である。
システム資産分析装置10の外部記憶装置102は、システム資産格納部121と、分析関連情報格納部122とを備える。
システム資産格納部121は、分析対象となるシステム開発における複数の資産(成果物ともいう)を格納する。システム開発における資産としては、例えば、システムに対する要求仕様情報、要求概念情報、機能仕様書情報、設計情報、カタログ項目情報、ソースコード等がある。分析関連情報格納部122は、システム資産の分析に必要な各種情報、例えば、分析に利用可能な外部ツールの情報や、後述する資産対応づけ表250(図4参照)、語句出現表260(図5参照)等を格納する。
主記憶装置101は、システム資産分析プログラム等のコンピュータプログラムを保有しており、このプログラムをCPU100が実行することにより、各種処理機能部が構成される。主記憶装置101のシステム資産分析プログラムをCPU100が実行することにより構成される処理機能部としては、要求受付部の一例としての入力受付部131と、前処理部132と、資産対応づけ情報取得部133と、検索部の一例としての自然言語関係性分析部134と、資産特定部及び資産分析部の一例としての照合・統合部135と、提示部の一例としての分析結果提示部136とがある。なお、これら機能部の処理は、CPU100が実行する処理ということができる。
入力受付部131は、入出力装置105を介して、関連する資産を分析するための分析要求をユーザから受け付ける。分析要求としては、関連する資産を分析するために用いる単語、語句、文、文章であってもよい。本実施例では、分析要求に基づく語、例えば、分析要求の語や、分析要求の文に含まれる語等を「指定語」と称する。本実施例では、この指定語をキーとして、関連する資産を検索したり、分析したり等する。なお、指定語としては、1つの語であってもよく、複数の語、すなわち、語句又は文であってもよい。
前処理部132は、システム資産格納部121から資産対応づけ情報取得部133及び自然言語関係性分析部134で処理するためのデータを取得し、それらデータに基づいて、語句出現表260や、資産対応づけ表250を生成し、外部記憶装置102に格納する。
資産対応づけ情報取得部133は、外部記憶装置102から資産対応づけ表250を取得する。自然言語関係性分析部134は、外部記憶装置102から語句出現表260を取得し、語句出現表260に基づいて、入力受付部131で受け付けた分析要求に基づく指定語を含む資産を検索する。
照合・統合部135は、資産対応づけ情報取得部133及び自然言語関係性分析部134で得られた結果を、照合・統合して、分析要求に関連する資産を特定し、特定した資産を分析結果とする。分析結果提示部136は、照合・統合部135による分析結果を、ユーザにわかりやすく可視化して入出力装置105に表示する。
ここで、システム開発における上流工程、下流工程の概念や、各工程において成果物として得られる資産について説明する。
図3は、第1実施例に係るシステム開発の工程及び資産を説明する図である。
システム開発における上流工程は、例えば自然言語等を使用した文書や図形など、一般の人が理解できる形で表現された、システムに対する要求や仕様を生成する工程を指す。上流工程で得られる成果物(資産)としては、漠然とした概念のレベルや、詳細な仕様書等のような具体化されたレベルがある。上流工程は、例えば、顧客の要求概念を分析して抽出する工程である上流工程1と、その要求を実現するための具体的な機能仕様書、設計情報、カタログ項目等を作成する工程である上流工程2とに分けることができる。上流工程1の成果物(資産)は、例えば、顧客の要求概念を列挙し明確化した文書情報(文書データ)であり、上流工程2の成果物(資産)は、要求を実現するための具体的な機能仕様書、設計書、カタログ項目等である。
システム開発における下流工程は、コンピュータを用いて上流工程の要求仕様を実現するためのソースコード等の実装、換言するとコンピュータ言語で表現された形式で表現されたデータを生成する工程を指す。また、下流工程に、そのソースコードを試験するテスト工程等を含めてもよい。ソースコードには、自然言語(日本語等)が補助的な説明等として記述されているものもある。下流工程の成果物(資産)は、ソースコード等である。なお、ソースコード中の一部分、例えばモジュールについても資産である。
次に、資産対応づけ表250について説明する。
図4は、第1実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。
資産対応づけ表250は、システム開発における対応関係のある資産同士を対応づけて管理する資産対応づけ情報をテーブル形式としたものである。資産対応づけ表250の各エントリは、資産名(関数名)欄251と、資産名(仕様書項目名)欄252とを含む。資産名(関数名)欄251には、エントリに対応するソースコード中の関数のモジュール(資産の一例)の名称(関数名)が格納される。資産名(仕様書項目名)欄252には、エントリに対応する資産名(関数名)欄251に名称が格納されている下流工程のモジュールと対応関係がある上流工程の仕様書項目(資産の一例)の名称が格納される。なお、仕様書項目名に代えて、章番号等の仕様書の記載箇所を示すID情報としてもよい。
このエントリによると、資産名(関数名)欄251のモジュールは、資産名(仕様書項目名)欄252の仕様書項目に基づいて作成されたものであることがわかる。より具体的には、図4の一行目のエントリによると、下流工程の資産である関数f1が、上流工程の資産である仕様書項目S1を実現するためのモジュールであることを示している。なお、図4の関数名f、仕様書項目名Sとの対応関係の具体例は、あくまでも一例を示すものである。
資産対応づけ表250は、ユーザが予め作成した情報を外部からシステム資産分析装置10に入力して分析関連情報格納部122に格納するようにしてもよく、システム資産分析装置10の入出力装置105を利用してユーザが入力して作成するようにしてもよく、システム資産分析装置10において、所定のアルゴリズムに従って作成するようにしてもよい。
なお、図4の資産対応づけ表250は、下流工程の資産と、上流工程の資産とのそれぞれに対応する欄を設けて対応関係を示しているが、これに限られず、複数の上流工程がある場合には、それぞれの上流工程ごとの資産に対応する欄を設けるようにして、下流工程の資産と、複数の上流工程のそれぞれの工程の資産とを対応づけるようにしてもよい。また、図4の資産対応づけ表250は、下流工程の資産と、上流工程の資産とを対応づけるようにしているが、同一階層の資産同士を対応づけるようにしてもよい。また、対応付ける資産の単位としては、ソースコード、仕様書の全体としてもよく、それらの一部分としてもよい。
次に、語句出現表260について説明する。
図5は、第1実施例に係る語句出現表の構成図である。
語句出現表260は、各資産における語の出現の有無を管理する表であり、例えば、行名称を各資産の名称、例えば、文書名、ソースコードファイル名、関数名等とし、列名称を複数の語のそれぞれとし、行名称及び列名称のそれぞれの交点のセルには、対応する資産における、対応する単語の出現有無が設定されている。具体的には、対応する資産において対応する単語が存在している場合には、存在していることを意味する「1」が設定され、存在していない場合には、存在しないことを意味する「0」が設定される。なお、図5に示す語句出現表260では、資産における単語の出現を管理するようにしているが、例えば、複数の語(語句、文等)を単位として、その単位の出現を管理するようにしてもよい。
次に、システム資産分析装置10の処理動作について説明する。
図6は、第1実施例に係るシステム資産分析装置による分析処理のフローチャートである。
まず、入力受付部131は、入出力装置105により、ユーザから関連する資産を分析するための分析要求の入力を受け付ける(S101)。
次いで、前処理部132は、複数の資産(ソースコードや設計文書情報など)に対して、文字コード変換などの前処理を行う(S102)。
次いで、資産対応づけ情報取得部133は、資産対応づけ情報を取得(S103)し、自然言語関係性分析部134は、自然言語関係性を分析する処理を実行する(S104)。ステップS103とS104の処理は、並列的に実施してもよい。なお、資産対応づけ情報を使用しない場合には、ステップS103の処理を省いてもよい。
次いで、照合・統合部135は、ステップS103で得られた資産対応づけ情報と、ステップS104で得られた自然言語関係性の分析結果(第1資産を含む結果)とに基づいて、分析結果を統合する関係資産抽出処理(図8参照)を実行する(S106)。
次いで、分析結果提示部136は、関係資産抽出処理により得られた分析結果を提示する(S106)。具体的には、分析結果提示部136は、入出力装置105により分析結果を表示する。
ここで、ステップS103の処理について詳細に説明する。
図7は、第1実施例に係る資産対応づけ情報を説明する図である。
ステップS103では、資産対応づけ情報取得部133は、図4の資産対応づけ情報表250の情報に基づいて、図7に示す資産対応づけ情報を生成する。資産対応づけ情報は、図4の資産対応づけ情報表250と同義の情報であり、各資産をノードで表現し、資産間の対応関係を、ノード間をつなぐリンクで表現している。
次に、ステップS104の処理について詳細に説明する。なお、図5を参照して説明する。
自然言語関係性分析部134は、語句出現表260を参照して処理を行う。例えば、分析要求に基づく指定語が「年齢」である場合には、自然言語関係性分析部134は、語句出現表260の「年齢」を列名に持つ列261において、「1」が設定されているレコード(行)の名称を特定する。この例では、自然言語関係性分析部134は、レコードの名称として、S1,S2,S3,S4,f1,f2を特定する。ここで、これらの名称は、「年齢」を記述に含む資産の名称である。つまり、「年齢」という単語は、S1,S2,S3,S4,f1,f2に含まれていることを意味する。次いで、自然言語関係性分析部134は、S1,S2,S3,S4,f1,f2を指定語「年齢」と関係が強い資産であるとする分析結果とする。なお、指定語が「撤回」である場合には、同様な処理により、「撤回」を列名に持つ列262を参照し、「撤回」と関係が強い資産を分析結果とする。
次に、関係資産抽出処理(図6のステップS105)について詳細に説明する。
図8は、第1実施例に係る関係資産抽出処理のフローチャートである。なお、フローチャートの説明において、資産対応づけ表250が図4に示す状態であり、語句出現表260が図5に示す状態であり、指定語が年齢である場合の具体例を適宜説明する。図9は、第1実施例に係る自然言語関係性分析部による分析結果と、照合・統合部による抽出結果の一例を示す。
まず、照合・統合部135は、資産対応づけ情報取得部133の取得結果と、自然言語関係性分析部134で得られた分析結果とを入力する(S201)。
次いで、照合・統合部135は、自然言語関係性分析部134で得られた分析結果に含まれない資産のうちの関数名を取得する(S202)。例えば、自然言語関係性分析部134が図9(A)に示す分析結果(S1,S2,S3,S4,f1,f2)を出力した場合には、照合・統合部135は、分析結果以外の関数名(この例ではf3,f7)を取得する。
次に、照合・統合部135は、資産対応づけ表250を参照し、ステップS202で取得した関数名を含むレコードを各々抽出する(S203)。具体例においては、照合・統合部135は、関数名f3,f7を含むレコードを抽出する。これらレコードによると、関数名f3の関数は、S5の仕様書項目に対応し、関数名f7の関数は、S4の仕様書項目に対応する。
次いで、照合・統合部135は、関数名に対応づけられている仕様書項目名のそれぞれに対して、自然言語関係性分析部134による分析結果にあるか否かを判定する(S204)。具体例においては、照合・統合部135は、仕様書項目名S4,S5を分析結果(S1,S2,S3,S4,f1,f2)と比較して判定する。
この結果、仕様書項目名が分析結果にある場合(S204:YES)には、照合・統合部135は、自然言語関係性分析部134による分析結果の下端に、この仕様書項目名に対応する関数名(第2資産の一例)を追加し(S205)、この分析結果を分析結果提示部136に出力し(S206)、処理を終了する。具体例においては、仕様書項目名S4については、分析結果にあるので、S4に対応するf7を図9(B)に示すように分析結果に追加したものを抽出結果として出力する。ここで、図9(B)に示す抽出結果が、指定語「年齢」に関係がある(関係が強い)資産群である。
一方、仕様書項目名が分析結果にない場合(S204:NO)には、処理を終了する。具体例においては、仕様書項目名S5については、分析結果にないので、S5に対応するf3については、分析結果に追加されない。
上記した関係資産抽出処理によると、具体例に示すように、自然言語関係性分析部134による分析結果(図9(A))に対して、関数名f7を追加した抽出結果が、指定語「年齢」に関係がある(関係が強い)資産群として得られる。
例えば、ソースファイルの関数等の処理内容の説明を仕様書に自然言語で記述しているが、ソースファイル内においてコメントとしてその自然言語で記述していない場合においては、その自然言語を指定語とすると、自然言語関係性分析部134による分析結果には、ソースファイルが含まれない。これに対して、上記した関係資産抽出処理によると、仕様書とソースファイルとの対応関係から、このようなソースファイル(具体例におけるf7がこれに対応)を抽出結果に含めることができる。したがって、指定語に関係する改修作業等の影響範囲として把握が必要な資産(具体例のf7のような関数等の資産)を漏らさずに抽出結果に含めることができる。
次に、第2実施例に係るシステム資産分析装置について説明する。なお、第2実施例については、第1実施例と異なる点を中心に説明するとともに、便宜的に、第1実施例に係る図面を参照して説明する。
第1実施例に係るシステム資産分析装置では、自然言語関係性分析部134が指示語と同一の語等を資産が含む場合に、この資産が指示語と「関係性がある(関係性が強い)」としていたが、第2実施例に係るシステム資産分析装置における自然言語関係性分析部134は、指示語と同一の語(語句、文等)でなくても、資産が所定の関連性がある語(例えば、類似性がある語(語句、文等))を含む場合にも、この資産が指定語と関連性があるとする。
第2実施例に係る自然言語関係性分析部134は、第1実施例の自然言語関係性分析部134と同様に、語句出現表260を参照するが、自然言語関係性分析部134は、語句出現表260に基づいて、類似度表270(図10参照)を作成して参照することが特徴的である。
次に、類似度表270のデータ構造及び類似度表270の作成及び参照の流れについて説明する。
図10は、第2実施例に係る類似度表の構成図である。
類似度表270は、或る指定語(図10例では、「アッカイ」)についての1以上の単語との類似度を管理する表であり、各単語に対応するエントリを格納する。なお、図10の類似度表270は、指定語と単語との類似度を管理するようにしているが、単語に限られず、語句や、文との類似度を管理するようにしてもよい。類似度表270のレコード(行)は、単語名欄271と、類似度欄272とを含む。単語名欄271には、分析要求における指定語となる可能性のある語、資産から抽出される語、語句出現表260の列名称の語等が格納される。類似度欄272には、単語名欄271に格納されている語と、特定の指定語との類似の度合いを示す類似度が格納される。類似度としては、例えば、編集距離としてもよく、別の類似指標を用いてもよい。さらに、例えば、指定語をカタカナ表記とし、単語を漢字表記とし、指定語と単語のカタカナ表記における編集距離を類似度としているが、漢字表記の編集距離としてもよく、ひらがな表記による編集距離としてもよく、ローマ字表記による編集距離としてもよく、英単語での編集距離としてもよい。
類似度表270においては、特定のレコード(例えば、最も下のレコード)の単語名欄271には、この類似度表270が対象とする特定の指定語(図10では、「アッカイ」)が格納されており、このレコードにより、特定の指定語を確認することができる。
類似度表270によると、「撤回」という単語の指定語に対する類似度が「3」であることがわかる。この例では、類似度は、類似度の数値が小さいほど、類似していることを意味しているものとする。したがって、図10の類似度表270によると、「撤回」の類似度の数値が最も小さいので、指定語「アッカイ」に最も類似していることがわかる。
自然言語関係性分析部134は、入力受付部131により入力された指定語と、複数の語との類似度を示す類似度表270を作成する。なお、指定語に対応する類似度表270が既に存在する場合には、類似度表270を作成しなくてもよい。
自然言語関係性分析部134は、指定語に対応する類似度表270を参照して、指定語に類似する単語(関連語の一例)を取得する。例えば、指定語が「アッカイ」であり、図10に示す類似度表270が作成されている場合には、自然言語関係性分析部134は、指定語の「アッカイ」に類似する単語として「撤回」を取得する。
この後、自然言語関係性分析部134は、指定語のアッカイと同様に、「撤回」についても指定語と同様な自然言語関係性の分析を行う。具体的には、自然言語関係性分析部134は、図5に示す語句出現表260を参照し、「撤回」を列名に持つ列262に「1」が記入されているレコード(行)の名称(S2,S3,f3)を分析結果とする。すなわち、「撤回」という単語は、S2,S3,f3に含まれているとの分析結果を生成する。なお、本実施例では、自然言語関係性分析部134は、指定語による分析結果と、関連語による分析結果とを合わせものを分析結果とする。
この例によると、「テッカイ」の誤記として、「アッカイ」が分析要求に指定されてしまった場合であっても、「テッカイ」や「撤回」を用いて分析等が行われて、分析結果が生成されるので、分析要求における誤記等の表記揺らぎをも許容して、ユーザが所望する資産を適切に抽出することができる。
また、資産内に「テッカイ」の誤記である「アッカイ」が含まれ、指定語を「撤回」とした場合においても、上記同様な処理により、「アッカイ」が含まれている資産を適切に抽出することができる。
次に、第3実施例に係るシステム資産分析装置について説明する。なお、第3実施例については、第1実施例と異なる点を中心に説明するとともに、便宜的に、第1実施例に係る図面を参照して説明する。
第3実施例に係るシステム資産分析装置は、第1実施例に係る前処理部132に、資産対応づけ表を自動で作成する機能を備えるようにすることにより、作成効率を向上させるものである。以下、第3実施例に係る前処理部を便宜的に前処理部132として説明する。
システム資産分析装置の前処理部132は、資産に記述されている自然言語の出現頻度や位置の特徴を数値化した特徴量を算定し、算定した特徴量に基づいて資産間の類似性を評価し、相互に類似する資産を特定して部分集合として集め、部分集合に基づいて、資産対応づけ表280(図11参照)を生成する。ここで、前処理部132が、対応づけ情報生成部に相当する。
図11は、第3実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。
資産対応づけ表280は、システム開発における対応関係のある資産同士を対応づけて管理する資産対応づけ情報をテーブル形式としたものである。資産対応づけ表280の各エントリは、資産名(関数名)欄281と、資産名(類似資産名)欄282とを含む。資産名(関数名)欄281には、エントリに対応するソースコード中の関数のモジュール(資産の一例)の名称(関数名)が格納される。資産名(類似資産名)欄282には、エントリに対応する資産名(関数名)欄281に名称が格納されている下流工程のモジュールと対応関係がある1以上の資産名が格納される。なお、図11に示す例では、資産名(類似資産名)欄282には、下流工程のモジュールの資産名、すなわち、関数名だけが格納されているが、上流工程の仕様書項目(資産の一例)の名称を格納するようにしてもよい。
前処理部132による資産対応づけ表生成処理の処理動作について説明する。
図12は、第3実施例に係る資産対応づけ表生成処理のフローチャートである。
まず、前処理部132は、システム資産格納部121から分析対象となる複数の資産(関数、仕様書等)を受け付け(S401)、資産内の語句の出現頻度を示す語句出現表を作成する(S402)。ここで、ステップS402で作成される語句出現表は、図5に示す語句出現表260における各セルの値を、「1」,「0」ではなく、資産における対応する語の出現頻度(出現回数)を格納するようにしたものである。
次いで、前処理部132は、分析対象の資産の中から処理対象の1つの資産を決定し、この処理対象の資産に対応する語句出現表の1つの行を取得し(S403)、取得した行の各語の出現頻度に基づいて、資産における各語の重要度を算出し、資産の特徴量を算出する(S404)。ここで、各語の重要度としては、公知であるTF−IDF法におけtf−idf値としてもよい。また、資産の特徴量は、例えば、各語の重要度を構成要素とするベクトルである。なお、資産の特徴量は、これに限られない。
次いで、前処理部132は、特徴量を未算出の資産があるか否かを判定し(S405)、特徴量を未算出の資産がある場合(S405:Yes)には、処理をステップS403に進めて、未算出の資産に対する特徴量を算出する処理を行う。
一方、特徴量を未算出の資産がない、すなわち、分析対象の全ての資産に対して特徴量を算出した場合(S405:No)には、前処理部132は、分析対象の全ての資産から全ての2つの資産の組み合わせを導出する(S406)。
次いで、前処理部132は、導出した2つの資産の組み合わせの中の一組の資産を以下の処理対象として取得する(S407)。次いで、前処理部132は、処理対象の一組の資産間の類似度を算出する(S408)。ここで、資産間の類似度としては、例えば、各資産の特徴量であるベクトル間の余弦としてもよい。
次いで、前処理部132は、算出された類似度が所定の基準類似度よりも高いか否かを判定し(S409)、算出された類似度が所定の基準類似度よりも高い場合(S409:Yes)には、これら資産同士が類似していると考えられるので、資産対応づけ表280に、この組の資産を追加し(S410)、処理をステップS411に進める。一方、算出された類似度が所定の基準類似度よりも高くない場合(S409:No)には、この組の資産同士が類似していないと考えられるので、前処理部132は、処理をステップS411に進める。
ステップS411では、前処理部132は、未処理の資産の組み合わせがあるか否かを判定し、未処理の資産の組み合わせがある場合(S411:Yes)には、未処理の資産の組に対して同様な処理を実行させるために、処理をステップS407に進める。一方、未処理の資産の組み合わせがない場合(S411:No)には、全ての資産の組み合わせに対して類似しているか否かを判定したことを意味しているので、前処理部132は、処理を終了する。
この資産対応づけ表生成処理によると、図11に示すような資産対応づけ表280を、ユーザの入力による設定によらず、生成することができる。
次に、第4実施例に係るシステム資産分析装置について説明する。なお、第4実施例に係るシステム資産分析装置は、第1乃至第3実施例に係る照合・統合部135により、ユーザが必要とする資産に限定して分析結果を表示するようにして、出力に係る処理効率及びユーザの視認性を向上させるようにしたものである。なお、便宜的に、第1実施例に係る図面を参照して説明する。
第4実施例に係るシステム資産分析装置における入力受付部131は、更に、出力する対象とする資産種別をユーザから受け付ける。照合・統合部135は、分析結果の中から入力受付部131により受け付けた資産種別の資産のみを抽出する。ここで、入力受付部131が種類指定受付部に相当する。
照合・統合部135により抽出された資産の範囲について説明する。
図13は、第4実施例に係る照合・統合部により抽出された資産を説明する図である。図13(A)は、出力対象の資産種別を受け付けていない場合の資産を示し、図13(B)は、資産種別として「関数」を受け付けた場合の資産を説明する図である。
入力受付部131が出力対象の資産種別を受け付けていない場合には、図13(A)に示すように、資産として、仕様書S1〜S4と、関数f1,f2,f7が抽出される一方、資産種別として「関数」が受け付けられた場合には、図13(B)に示すように、仕様書が表示されずに、関数f1,f2,f7のみが抽出されることとなる。これにより、関連する関数の検索を行うユーザにとって不要な仕様書名等の情報が分析結果に追加されてしまうことを回避できる。
次に、分析結果提示部136により表示される分析結果の表示画面例について説明する。
図14は、第4実施例に係る表示画面例を説明する図である。なお、図14の画面表示例は、図13の検出結果とは別の例となっている。
例えば、入力受付部131により、対象とする資産種別が受け付けられていない場合には、照合・統合部135の結果においては、資産種別が限定されていないので、分析結果提示部136は、資産のネットワーク図として、実線500に囲まれる図(上流工程の資産及び下流工程の資産を含む図)を表示する。また、入力受付部131により、対象とする資産種別として「仕様書」が受け付けられている場合には、照合・統合部135の結果においては、仕様書のみの資産に限定されることとなるので、分析結果提示部136は、資産のネットワーク図として、破線502に囲まれる図を表示する。また、入力受付部131により、対象とする資産種別として「関数」が受け付けられている場合には、照合・統合部135の結果においては、関数のみの資産に限定されることとなるので、分析結果提示部136は、資産のネットワーク図として、破線501に囲まれる図を表示する。
本実施例に係るシステム資産分析装置によると、選択された種類の資産のみが表示されるので、ユーザにとって不要な資産の情報が表示されることを回避できるので、ユーザは視認性よく効率的に必要な情報を把握することができる。
次に、第5実施例に係るシステム資産分析装置について説明する。なお、第5実施例に係るシステム資産分析装置は、第1乃至第4実施例に係るいずれかの自然言語関係性分析部134において、関連する資産として対応づけられている各資産において、各資産での語の意味役割に基づいて、同一又は類似の関連語を解析し、意味役割に基づく解析によって得られた関連語を用いて検索された資産も分析結果に追加するようにしたものである。ここで、自然言語関係性分析部134が、関連語検出部及び追加検索部に相当する。
システム資産分析装置の分析関連情報格納部122は、資産対応づけ表250Aと、意味役割情報の一例としての意味役割表290とを格納する。
図15は、第5実施例に係る資産対応づけ表の構成図である。
資産対応づけ表250Aは、第1実施例の資産対応づけ表250と構成は同じであるが、表中の値は、第5実施例における具体例の説明用の値となっている。
図16は、第5実施例に係る意味役割表の構成図である。
意味役割表290は、複数の資産における語に対応するエントリを複数格納している。意味役割表290のエントリは、資産名欄291と、種別欄292と、No欄293と、意味(観点、属性)欄294とを含む。
資産名欄291には、エントリに対応する語が含まれている資産名が格納される。種別欄292には、エントリに対応する語の種別が格納される。例えば、エントリに対応する語が仕様書の記述であれば、種別は、仕様書となり、エントリに対応する語が設計書の記述であれば、種別は、設計書となり、エントリに対応する語がソースコードにおける自然言語による説明(コメント)である場合には、種別は、コードの説明であり、エントリに対応する語がソースコードのプログラム言語による語であれば、種別は、コードとなる。No欄293には、エントリに対応する語が含まれている資産における文を特定する番号(文番号)が格納される。すなわち、同一資産における同一の文に存在する語については、No欄293の値が同じになる。
意味(観点、属性)欄294には、エントリに対応する語と、その語の文章中の意味役割に関する情報が格納される。本実施例では、意味(観点、属性)欄294は、条件欄295と、効果欄296と、その他297とを含む。条件欄295には、エントリに対応する語であり、且つ文章では条件としての意味役割を有する語が格納される。効果欄296には、条件を満たした場合における効果の内容が格納される。その他欄297には、例えば、ソースコードにおけるコメントの記載が格納される。
意味役割表290は、ユーザが予め作成してもよく、システム資産分析装置により資産を解析して作成されるようにしてもよい。
図17は、第5実施例に係る分析処理のフローチャートである。なお、図6と同様なステップには、同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、資産対応づけ表250Aが図15に示す状態であり、意味役割表290が図16に示す状態である場合として、具体的な例を説明する。
ステップS501では、自然言語関連性分析部134は、意味役割表290に基づいて、指定語が検出された資産における指定語の意味役割を特定し、この意味役割と同一又は類似の意味役割を持つ語(関連語の一例)を、指定語が検出された資産と対応づけがされている資産から特定する。例えば、指定語が「支給種別」である場合には、資産S2が検索により得られ、資産対応づけ表250Aにより、資産S2に関連する資産として、資産f20が特定される。資産S2において「支給種別」は意味役割が条件であるので、資産f20において意味役割が条件である「WRK−シキュ−C−1」(エントリ290−4)は、同義である可能性が高く、関連語として抽出される。なお、意味役割が同じであるだけで関連語として判定してもよいが、より精度を上げることを目的として、他の内容を加味してもよい。例えば、指定語と類似している表現を含んでいるか、同一の文に存在する他の条件となる語が同一又は類似しているか、条件を満たした場合の効果が、指定語に対応する条件を満たした場合の効果と同一又は類似しているか等の少なくともいずれか1つを考慮してもよい。具体例で考慮すると、この例では、「シキュ」と、「支給」(シキュウ)と類似している、また、それぞれが含まれる文における別の条件「14」(エントリ290−2,290−5)が類似している、また、それぞれの条件を満たした場合の効果が「割引」(ワリビキ)と「wari」(ワリ)でカタカナの編集距離が近く、類似していることからも、「支給種別」と、「WRK−シキュ−C−1」とは類似している可能性が高く、関連語として適していると判断できる。
次いで、自然言語関連性分析部134は、ステップS501で特定した関連語を用いて、資産を検索する(S502)。この検索により検出された資産が第3資産に相当する。例えば、関連語として、「WRK−シキュ−C−1」が特定された場合には、自然言語関連性分析部134は、「WRK−シキュ−C−1」を用いて資産を検索し、結果として、資産f21が検出され、すでに照合・統合部135により抽出されている結果(S2,f20)に対して、資産f21を追加する。これにより、分析結果提示部136により、分析結果として、S2,f20,f21が提示されることとなる。
実施例5に係るシステム資産分析装置によると、対応する資産同士における意味役割を考慮して、指定語に対応する関連語を特定することができるので、関連する資産をより適切に抽出することができる。
なお、第5実施例では、指定語に関連する関連語を文章における意味役割を用いて特定するようにしているが、関連語を特定するための意味役割のカテゴリとしては、意味役割表290の「条件」や「効果」に限られず、他のカテゴリであってもよい。
他の意味役割のカテゴリとしては、例えば、以下のようなものがある。
例1:動作主格、経験者格、道具格、対象格、源泉格、目標格、場所格、時間格(フィルモアの深層格(チェールズJ.フィルモア:格文法の原理,三省堂,1975))による意味役割
例2:談話構造としてみた場合の意味役割(談話単位間の談話関係)。
−TEMPORAL(時間)・・・「前」,「後」など
−CONTINGENCY(関係可能性)・・・原因(「理由」,「結果」)、認識的原因(「根拠」)、条件、認識的条件(「関連」など)
−COMPARISON(比較)
−EXPANSION(展開)・・・例示、選択、換言、例外、列挙など
例3:5W1H(When、Where、Who、What、Why、How)
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態において、CPUが行っていた処理の一部又は全部を、専用のハードウェア回路で行うようにしてもよい。また、上記実施形態におけるプログラムは、プログラムソースからインストールされてよい。プログラムソースは、プログラム配布サーバ又は記憶メディア(例えば可搬型の記憶メディア)であってもよい。
10…システム資産分析装置、100…CPU、101…主記憶装置、102…外部記憶装置、103…可搬型記憶媒体、104…読取装置、105…入出力装置、106…通信装置、121…システム資産格納部、122…分析関連情報格納部、131…入力受付部、132…前処理部、133…資産対応づけ情報取得部、134…自然言語関係性分析部、135…照合・統合部、136…分析結果提示部

Claims (9)

  1. ソフトウェア開発の複数の資産の中から分析要求に関連する資産を抽出するシステム資産分析装置であって、
    関連する資産の対応関係を示す対応づけ情報を記憶する記憶部と、
    資産に対する分析要求を受け付ける要求受付部と、
    前記分析要求に基づく語を含む第1資産を検索する検索部と、
    前記対応づけ情報に基づいて、前記検索部により検索された第1資産と関連する第2資産を特定する資産特定部と、
    前記第1資産及び前記第2資産に基づいて抽出結果に含める資産を特定する資産分析部と、
    前記資産分析部により特定された前記資産を含む結果を提示する提示部と、
    を備えるシステム資産分析装置。
  2. 前記資産には、コンピュータ言語で記述された下流工程資産と、前記下流工程資産を作成するための基となった自然言語で記述された上流工程資産とを含み、
    前記対応づけ情報は、前記上流工程資産と、前記下流工程資産とを対応づけた情報を含む
    請求項1に記載のシステム資産分析装置。
  3. 前記資産における語の出現頻度に基づいて、複数の前記資産同士の対応関係を決定して、前記対応づけ情報を生成する対応づけ情報生成部をさらに備える
    請求項1又は請求項2に記載のシステム資産分析装置。
  4. 前記情報生成部は、前記資産の複数の語の出現頻度に基づいて、複数の前記資産の特徴量を検出し、前記特徴量に基づいて前記資産同士の対応関係を決定する
    請求項3に記載のシステム資産分析装置。
  5. 前記提示部により抽出結果として提示する資産の種類の指定を受け付ける種類指定受付部をさらに備え、
    前記資産分析部は、前記種類指定受付部が受け付けた種類の資産を分析結果に含める資産として特定する
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシステム資産分析装置。
  6. 前記検索部は、前記分析要求に基づく語と関連する関連語を特定し、前記分析要求に基づく語と、前記関連語とのいずれかを含む資産を検索する
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシステム資産分析装置。
  7. 前記記憶部は、複数の資産に含まれる複数の語の資産中での意味役割を示す意味役割情報をさらに記憶し、
    前記検索部は、前記意味役割情報に基づいて、前記第1資産での前記分析要求に基づく語と同一又は類似の意味役割の前記第2資産中の語を関連語として検出し、前記関連語を含む第3資産を検索し、
    前記資産分析部は、前記第1資産、前記第2資産、及び前記第3資産に基づいて抽出結果に含める資産を特定する
    請求項6に記載のシステム資産分析装置。
  8. ソフトウェア開発の複数の資産の中から分析要求に関連する資産を抽出するシステム資産分析装置であって、
    関連する資産の対応関係を示す対応づけ情報と、
    資産に対する分析要求を受け付ける要求受付部と、
    前記分析要求に基づく語を含む第1資産を検索する検索部と、
    前記対応づけ情報に基づいて、前記検索部により検索された第1資産と関連する第2資産を特定する資産特定部と、
    前記意味役割情報に基づいて、前記第1資産での前記分析要求に基づく語と同一又は類似の意味役割の前記第2資産の語を関連語として検出する関連語検出部と、
    前記関連語を含む第3資産を検索する追加検索部と、
    前記第1資産及び第3資産に基づいて抽出結果に含める資産を特定する資産分析部と、
    前記資産分析部により特定された前記資産を含む結果を提示する提示部と、
    を備えるシステム資産分析装置。
  9. ソフトウェア開発の複数の資産の中から分析要求に関連する資産を抽出するシステム資産分析装置によるシステム資産分析方法であって、
    資産に対する分析要求を受け付け、
    前記分析要求に基づく語を含む第1資産を検索し、
    記憶部に記憶された関連する資産の対応関係を示す対応づけ情報に基づいて、前記検索部により検索された第1資産と関連する第2資産を特定し、
    前記第1資産及び前記第2資産に基づいて分析結果に含める資産を特定し、
    特定された資産を含む分析結果を提示する
    システム資産分析方法。







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