JP2020078983A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車枠を示す区画線の車長方向の長さが車両の車長方向の長さよりも短い場合でも、適切な駐車位置を決定する。【解決手段】S103で、画像処理部は、車両の周辺の撮像画像に基づき検出された1つの駐車枠を示す互いに平行な2つの区画線の長さが、車両の車長方向の長さよりも短い場合、2つの区画線により挟まれた領域を一部とする領域であって車両が収まる大きさの仮駐車領域を設定する。S104,S106で、画像処理部は、仮駐車領域内に停止位置の基準となる物である奥側境界物が存在するか否かを判定する。S105,S107,S108で、画像処理部は、判定部により仮駐車領域内に奥側境界物が存在すると判定された場合、奥側境界物を基準に車両の駐車位置を決定する。【選択図】図6

Description

本開示は、駐車支援装置に関する。
特許文献1には、駐車場内の路面に標示されている区画線により特定される駐車枠であって、一般的な車両の外周サイズよりもさらに余裕を取った大きさの駐車枠内に、車両が収まるように、車両の駐車支援を行う駐車支援装置が開示されている。つまり、特許文献1に記載の駐車支援装置では、車両の外周サイズよりも大きい駐車枠を前提に、車両の駐車位置が決定されている。具体的には、この駐車支援装置では、カメラから取得された撮像画像から区画線が検出され、その区画線により特定される駐車枠内における適切な駐車位置が決定され、その駐車位置へ車両を自動で駐車させる駐車支援が行われる。
特開2009−202610号公報
ところで、駐車場内の路面に標示されている区画線は様々な態様で設けられていることが多く、例えば、区画線の車長方向の長さが車両の車長方向の長さよりも短いといったように、区画線が補助的な長さしか持たない態様で設けられている場合も考えられる。このような場合、発明者の詳細な検討の結果、上述した駐車支援装置では、車両の外周サイズよりも大きい駐車枠が定まらないため、適切な駐車位置を決定することが困難であるという課題が見出された。
本開示の一局面は、駐車枠を示す区画線の車長方向の長さが車両の車長方向の長さよりも短い場合でも、適切な駐車位置を決定することのできる駐車支援装置を提供する。
本開示の一態様は、車両(1)の駐車を支援する駐車支援装置(53)であって、検出部(61,S13)と、設定部(62,S103)と、判定部(63,S104,S106)と、決定部(64,S105,S107,S108)と、を備える。検出部は、車両に搭載されたカメラ(10)から取得した車両の周辺の撮像画像に基づき、1つの駐車枠を示す互いに平行な2つの区画線(3,4)を検出する。設定部は、2つの区画線の長さが車両の車長方向の長さよりも短い場合、2つの区画線により挟まれた領域(C)を一部とする領域であって車両が収まる大きさの仮駐車領域(B)を設定する。判定部は、仮駐車領域内に停止位置の基準となる物である奥側境界物が存在するか否かを判定する。決定部は、判定部により仮駐車領域内に奥側境界物が存在すると判定された場合、奥側境界物を基準に車両の駐車位置(D)を決定する。
このような構成では、2つの区画線の長さが車両の車長方向の長さよりも短い場合でも、仮駐車領域内に存在する奥側境界物を基準に車両の駐車位置が決定される。したがって、駐車枠を示す区画線の車長方向の長さが車両の車長方向の長さよりも短い場合でも、適切な駐車位置を決定することができる。
駐車支援システムの構成を示すブロック図である。 カメラ及びカメラによる撮像範囲を示す図である。 駐車場において検出される候補枠を示す図である。 車両の真横に候補枠が位置することを示す図である。 駐車支援処理のフローチャートである。 駐車位置決定処理のフローチャートである。 仮駐車領域を示す図である。 輪留めが存在する場合に決定される駐車位置を示す図である。 奥側境界線が存在する場合に決定される駐車位置を示す図である。 仮駐車領域内に奥側境界物が存在しない場合に決定される駐車位置を示す図である。 確定駐車領域を示す図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す車両1は、カメラ10と、センサ群20と、表示制御装置30と、車両制御装置40と、ECU50と、を備える。
カメラ10は、フロントカメラ11、左サイドカメラ12、右サイドカメラ13及びリアカメラ14を備える。各カメラ11〜14は、路面を含む車両1の周辺を撮像する撮像装置であり、撮像画像を表す信号をECU50へ出力する。
図2に示すように、フロントカメラ11は、車両1の前方の路面が撮像範囲101となるように、例えば、車両1の前端のバンパーに設置される。左サイドカメラ12は、車両1の左側方の路面が撮像範囲102となるように、例えば、車両1の左側のサイドミラーに設置される。右サイドカメラ13は、車両1の右側方の路面が撮像範囲103となるように、例えば、車両1の右側のサイドミラーに設置される。リアカメラ14は、車両1の後方の路面が撮像範囲104となるように、例えば、車両1の後端のバンパーに設置される。
センサ群20は、車両1の挙動を測定するセンサである。具体的には、図1に示すように、センサ群20は、車速センサ21、操舵角センサ22及び測距センサ23を備える。車速センサ21は、車両1の走行速度を検出するためのセンサである。車速センサ21は、検出された走行速度に応じた信号をECU50へ出力する。操舵角センサ22は、車両1のステアリングの操舵角を検出するためのセンサである。操舵角センサ22は、検出された操舵角に応じた信号をECU50へ出力する。測距センサ23は、車両1を基準とした周辺の物体の相対位置を検出するセンサである。測距センサ23は、検出された物体の相対位置に応じた信号をECU50へ出力する。なお、測距センサ23として、例えば超音波センサ、LIDAR等が用いられる。
表示制御装置30は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。表示制御装置30は、ECU50から出力される画像を図示しない表示装置に出力する。表示装置は、画像を表示するためのディスプレイであり、車両1の運転者などが視認できる位置に設けられている。
車両制御装置40は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。車両制御装置40は、ECU50から出力される後述する駐車位置を取得し、駐車位置に車両1を駐車するための車両1の軌道を算出する。そして、車両制御装置40は、算出した軌道に従って車両1を移動させるために、車両1の走行速度及び操舵角を制御する。
ECU50は、撮像信号入力部51、車両信号入力部52、画像処理部53及び出力部54を備える。
撮像信号入力部51は、カメラ10から撮像画像を表す信号を入力し、画像処理部53へ出力する。
車両信号入力部52は、センサ群20から各種信号を入力し、画像処理部53へ出力する。
画像処理部53は、CPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。CPUは、非遷移的実体的記録媒体であるROMに格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。具体的には、画像処理部53は、当該プログラムに従い、後述する図5に示す駐車支援処理を実行する。なお、画像処理部53は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。
画像処理部53は、CPUがプログラムを実行することで実現される機能の構成として、検出部61、設定部62、判定部63及び決定部64を備え、撮像信号入力部51及び車両信号入力部52から入力した各種信号に基づき、後述する駐車位置を決定する。
画像処理部53に含まれる各部の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
出力部54は、画像処理部53により決定された駐車位置が特定された撮像画像を表す信号を表示制御装置30へ出力する。また、出力部54は、画像処理部53により決定された駐車位置に応じた信号を車両制御装置40へ出力する。
[2.処理の概要]
次に、画像処理部53により実行される処理の概要について、車両の通路に沿って当該通路と垂直な向きの駐車枠が複数並んで配置された駐車場を例にして説明する。
ここでいう駐車枠とは、車両1台分よりも一回り大きい四角形状の領域である。駐車枠における車幅方向両側の境界線となる位置には、互いに平行な2つの区画線が路面上に標示される。区画線は、駐車場の路面に描かれた白線である。ただし、区画線の色は、白色に限らず、例えば黄色であってもよい。図3に示す例では、複数の区画線2〜5のそれぞれは、駐車枠の車長方向全域ではなく、通路寄りの一部にのみ標示されている。また、この例では、駐車枠における車長方向両側の境界線となる位置には、区画線が標示されていない。
図3に示す例では、車両1が通路を走行すると、カメラ10から取得された撮像画像に基づき複数の区画線2〜5が検出される。具体的には、各区画線2〜5の情報として、通路側の端点である入口側端点aの位置と、当該入口側端点aから各区画線2〜5が伸びる方向と、が検出される。そして、複数の区画線2〜5から特定される駐車枠のうち、空いている駐車枠である候補枠Aが検出される。ここで、候補枠Aが車両1の前方で検出された場合、図4に示すように、車両1が候補枠Aの真横まで移動した段階で、候補枠Aの境界を示す2つの区画線3,4のそれぞれについて、入口側端点aとは反対側に位置する端点である奥側端点bが検出される。候補枠Aが車両1の前方で検出された段階では、候補枠Aの手前の駐車枠内に他の車両6が既に駐車している場合、候補枠Aの境界を示す2つの区画線3,4の奥側端点bが当該他の車両6により隠れてしまうことがあるからである。
そして、候補枠Aの境界を示す2つの区画線3,4の入口側端点a及び奥側端点bを用いて、候補枠Aにおいて車両1を駐車すべき位置である駐車位置が決定され、車両1を駐車位置に駐車するための駐車支援が行われる。
[3.処理]
次に、画像処理部53が実行する駐車支援処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
まず、S11で、画像処理部53は、撮像信号入力部51を介して各カメラ11〜14から撮像画像を取得する。
S12で、画像処理部53は、S11で取得した撮像画像をあらかじめ設定された仮想視点から見た鳥瞰図に変換して合成し、車両1の周囲を写した鳥瞰図画像を生成する。本実施形態では、車両1の周囲を鉛直方向上方から俯瞰した鳥瞰図画像が生成される。
S13で、画像処理部53は、S12で生成した鳥瞰図画像から駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す区画線を検出する。
画像処理部53は、駐車場から区画線を検出するにあたって、例えば、鳥瞰図画像から路面よりも明るい部分を表す特徴点を検出する。具体的には、画像処理部53は、周囲よりも輝度値が閾値以上高い領域のエッジ点を特徴点とし、鳥瞰図画像にソーベルフィルタ等を適用して特徴点を検出する。そして、画像処理部53は、検出した特徴点にハフ変換等を適用して直線を検出する。また、画像処理部53は、検出した直線のうち、所定の間隔を空けて離れて位置する2つの直線を、1つの区画線の両側のエッジを表す直線として検出する。区画線のエッジとは、区画線と路面との境界である。そして、画像処理部53は、区画線のエッジを表す2つの直線の中央を通る直線、具体的には区画線の長さに対応する線分を、区画線を代表する代表直線として検出する。
画像処理部53は、S13で、区画線の入口側端点と、当該入口側端点から区画線が伸びる方向と、を検出する。具体的には、代表直線の両側の端点のうち、通路側の端点、換言すれば、車両が駐車枠内に進入する入口側の端点を、入口側端点として検出する。なお、S13が検出部61としての処理に相当する。
S14で、画像処理部53は、S13で検出した区画線により特定される駐車枠のうち空いている駐車枠である候補枠が、車両1の真横に位置するか否かを判定する。本実施形態では、車両1の車長方向において、候補枠の境界を示す2つの区画線の入口側端点が、車両1の前端から後端までの間に位置している場合、候補枠が車両1の真横に位置すると判定される。
画像処理部53は、S14で候補枠が車両1の真横に位置しないと判定した場合には、処理をS11に戻す。
一方、画像処理部53は、S14で候補枠が車両1の真横に位置すると判定した場合には、処理をS15へ移行し、駐車位置を決定する駐車位置決定処理を実行する。
S16で、画像処理部53は、駐車位置を鳥瞰図画像上に重畳した表示用画像を生成し、出力部54を介して表示用画像を表示制御装置30へ出力する。また、S16で、画像処理部53は、出力部54を介して駐車位置を車両制御装置40へ出力する。これにより、車両1が駐車位置に自動駐車される。その後、図5の駐車支援処理を終了する。
次に、画像処理部53が実行する駐車位置決定処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、S101で、画像処理部53は、候補枠の境界を示す2つの区画線の奥側端点を検出する。具体的には、代表直線の両側の端点のうち、入口側端点とは反対側に位置する端点を奥側端点として検出する。
S102で、画像処理部53は、候補枠の境界を示す2つの区画線の長さが車両1の車長方向の長さよりも短いか否かを判定する。具体的には、入口側端点及び奥側端点を用いて特定された区画線の長さと、車両1の車長方向の長さと、が比較される。本実施形態では、候補枠の境界を示す2つの区画線の長さは同じであることを前提としている。
画像処理部53は、S102で区画線の長さが車両1の車長方向の長さよりも短いと判定した場合には、処理をS103へ移行する。
S103で、画像処理部53は、候補枠において仮駐車領域を設定する。具体的には、図7に示すように、仮駐車領域Bは、2つの区画線3,4により挟まれた領域Cを含み、車両1が収まる大きさに設定される。例えば、仮駐車領域Bの車長方向の長さは、2つの区画線3,4のそれぞれの入口側端点aを基点として、車両1の車長方向の長さの1.5倍の長さに設定される。なお、S103が設定部62としての処理に相当する。
S104で、画像処理部53は、仮駐車領域内に輪留めが存在するか否かを判定する。具体的には、鳥瞰図画像から輪留めを検出する。輪留めの検出には、例えばパターンマッチングの手法が用いられる。なお、S104が判定部63としての処理に相当する。
画像処理部53は、S104で仮駐車領域内に輪留めが存在すると判定した場合には、処理をS105へ移行する。
S105で、画像処理部53は、輪留めの位置と、車両1の車長方向の長さと、車両1のリアオーバーハングと、に基づき、駐車位置を決定する。リアオーバーハングとは、車長方向における長さであって、車両の後方車輪が路面に接地する面の中心点から車両の後端までの長さを意味する。具体的には、図8に示すように、輪留め7の位置から駐車位置Dの入口側端部までの長さが、車両1の車長方向の長さからリアオーバーハングLを差し引いた残りの長さとなり、輪留め7の位置から駐車位置Dの奥側端部までの長さが、リアオーバーハングLとなるように、駐車位置Dを決定する。つまり、車両1の車長方向への移動が輪留め7によって制限される位置に駐車位置Dを決定する。その後、図6の駐車位置決定処理を終了する。なお、S105が決定部64としての処理に相当する。
一方、画像処理部53は、S104で仮駐車領域内に輪留めが存在しないと判定した場合には、処理をS106へ移行する。
S106で、画像処理部53は、仮駐車領域内に奥側境界線又は障害物が存在するか否かを判定する。本実施形態では、駐車枠における車長方向両側の境界線のうち、奥側の境界線に標示される区画線が、奥側境界線として検出される。奥側境界線は、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す区画線と同様に、鳥瞰図画像から検出される。障害物は、測距センサ23により検出される。本実施形態では、仮駐車領域の奥側に存在し、車両1を停止させる位置の基準となる物体が、障害物として検出される。例えば、フェンス及びポール等のように、車両1の後部における車体下面の高さよりも高い物体、換言すると、輪留めとは異なり車両1の車体にぶつかってしまうような物体が検出される。なお、S106も判定部63としての処理に相当する。
画像処理部53は、S106で奥側境界線又は障害物が存在すると判定した場合には、処理をS107へ移行する。
S107で、画像処理部53は、奥側境界線又は障害物の位置と、車両1の車長方向の長さと、に基づき、駐車位置を決定する。具体的には、図9に示すように、奥側境界線8又は障害物の位置に駐車位置Dの奥側端部が位置し、奥側境界線8又は障害物から駐車位置Dの入口側端部までの長さが車両1の車長方向の長さとなるように、駐車位置Dを決定する。なお、奥側境界線8又は障害物と駐車位置Dの奥側端部との間に間隔が空くように、少し余裕を持った位置に駐車位置Dが決定されてもよい。図8及び図9に示す例では、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す2つの区画線3,4は、駐車枠の入口側端部から標示されるのではなく、当該入口側端部よりも奥寄りの位置から標示されている。なお、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す2つの区画線3,4は、駐車枠の入口側端部から標示されていてもよく、その場合でも、上述したS105及びS107のように駐車位置が決定される。その後、図6の駐車位置決定処理を終了する。なお、S107も決定部64としての処理に相当する。
一方、画像処理部53は、S106で奥側境界線及び障害物のいずれも存在しないと判定した場合には、処理をS108へ移行する。
S108で、画像処理部53は、入口側端点の位置と、車両1の車長方向の長さと、に基づき、駐車位置を決定する。具体的には、図10に示すように、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す2つの区画線3,4のそれぞれの入口側端点aの位置に駐車位置Dの入口側端部が位置し、各入口側端点aの位置から駐車位置Dの奥側端部までの長さが車両1の車長方向の長さとなるように、駐車位置Dを決定する。なお、入口側端点aと駐車位置Dの入口側端部との間に間隔が空くように、少し余裕を持った位置に駐車位置Dが決定されてもよい。その後、図6の駐車位置決定処理を終了する。なお、S108も決定部64としての処理に相当する。
一方、画像処理部53は、S102で駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す区画線の長さが車両1の車長方向の長さよりも短くないと判定した場合には、処理をS109へ移行する。
S109で、画像処理部53は、候補枠において確定駐車領域を設定する。具体的には、図11に示すように、確定駐車領域Eは、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す2つの区画線3,4により挟まれたすべての領域を含むように設定される。確定駐車領域Eは、当該2つの区画線3,4の長さが車両1の車長方向の長さよりも長いため、車両1が収まる大きさの領域である。なお、S109も設定部62としての処理に相当する。
S110で、画像処理部53は、確定駐車領域内に輪留めが存在するか否かを判定する。輪留めは、S104同様に検出される。なお、S110も判定部63としての処理に相当する。
画像処理部53は、S110で確定駐車領域内に輪留めが存在すると判定した場合には、処理をS111へ移行する。
S111で、画像処理部53は、輪留めの位置と、車両1の車長方向の長さと、車両1のリアオーバーハングと、に基づき、駐車位置を決定する。駐車位置は、S105同様に決定される。その後、図6の駐車位置決定処理を終了する。なお、S111も決定部64としての処理に相当する。
一方、画像処理部53は、S110で確定駐車領域内に輪留めが存在しないと判定した場合には、処理をS112へ移行する。
S112で、画像処理部53は、入口側端点の位置と、車両1の車長方向の長さと、に基づき、駐車位置を決定する。駐車位置は、S108同様に決定される。その後、図6の駐車位置決定処理を終了する。なお、S112も決定部64としての処理に相当する。
[4.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(4a)本実施形態では、入口側端点及び奥側端点を用いて特定された区画線の長さと、車両1の車長方向の長さと、が比較される。そして、区画線の長さが車両1の車長方向の長さよりも短い場合に仮駐車領域が設定され、その仮駐車領域内に存在する奥側境界物を基準に車両1の駐車位置が決定される。奥側境界物とは、仮駐車領域内の停止位置の基準となる物であり、輪留め、奥側境界線及び障害物が奥側境界物として検出される。したがって、駐車枠を示す区画線の車長方向の長さが車両1の車長方向の長さよりも短い場合でも、適切な駐車位置を決定し、当該駐車位置に車両1を自動駐車させることができる。
(4b)本実施形態では、奥側境界物として、まず輪留めが存在するか否かが判定される。輪留めは、駐車時において、車両が後方に下がりすぎないように車両の停止位置の基準となるように駐車枠内に設けられるものである。このため、駐車位置を決定する上でより優先度の高い検出要素となり得る。本実施形態によれば、輪留めの位置を用いて駐車位置が決定されるため、駐車枠内において、より適切な駐車位置に車両1を自動駐車させることができる。
(4c)本実施形態では、輪留めが存在しないと判定された場合、奥側境界物として、奥側境界線又は障害物が存在するか否かが判定される。奥側境界線は、上述したように、駐車枠における車長方向の奥側の境界線を示す区画線である。また、駐車枠の奥側に存在する障害物は、車両の後端にぶつかる可能性がある物体である。本実施形態によれば、奥側境界線又は障害物を用いて駐車位置が決定されるため、駐車枠における車幅方向両側の境界線を示す2つの区画線が、駐車枠の入口側端部よりも奥寄りの位置から標示されている場合でも、駐車枠内において、より適切な駐車位置に車両1を自動駐車させることができる。
(4d)本実施形態では、奥側境界物が存在しないと判定された場合、入口側端点を用いて、駐車枠内において、駐車位置が決定される。これにより、奥側境界物が存在しないという安全確認が取れた仮駐車領域の奥側端部までの範囲内に、車両1を自動駐車させることができる。
なお、画像処理部53が駐車支援装置に相当する。
[5.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(5a)上記実施形態では、1つのECU50で撮像画像の処理から駐車位置を決定するまでの一連の処理を実行していた。しかしながら、例えば、2つのECUを有する構成において、第1のECUが撮像画像の処理を実行し、第2のECUが第1のECUから入力された撮像画像の処理結果を用いて駐車位置を決定する処理を実行するようにしてもよい。
(5b)上記実施形態では、撮像画像から生成された車両1の周囲を移した鳥瞰図画像から区画線を検出したが、例えば、撮像画像自体から区画線を検出し、駐車位置を決定するようにしてもよい。
(5c)上記実施形態では、候補枠の境界を示す2つの区画線の長さは同じであることを前提としたが、2つの区画線の長さは同じでなくてもよい。2つの区画線の長さが異なる場合、例えば、長い方又は短い方のいずれかの区画線を基準に仮駐車領域が設定されるようにしてもよい。また、例えば、長さの異なる2つの区画線の長さの平均値を基準に仮駐車領域が設定されるようにしてもよい。これにより、更に、多様な駐車枠に対して適切な駐車位置を決定することができる。
(5d)上記実施形態では、輪留めの検出にパターンマッチングの手法を用いることを例示したが、例えば、移動ステレオの技術を用いて輪留めを検出するようにしてもよい。
(5e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
(5f)本開示は、上述した画像処理部53の他、当該画像処理部53を構成要素とするシステム、当該画像処理部53としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、駐車位置決定方法など、種々の形態で実現することができる。
1…車両、2〜5…区画線、7…輪留め、8…奥側境界線、10…カメラ、20…センサ群、30…表示制御装置、40…車両制御装置、50…ECU、53…画像処理部、B…仮駐車領域、C…領域、D…駐車位置、L…リアオーバーハング、a…入口側端点、b…奥側端点。

Claims (5)

  1. 車両(1)の駐車を支援する駐車支援装置(53)であって、
    前記車両に搭載されたカメラ(10)から取得した前記車両の周辺の撮像画像に基づき、1つの駐車枠を示す互いに平行な2つの区画線(3,4)を検出する検出部(61,S13)と、
    前記2つの区画線の長さが前記車両の車長方向の長さよりも短い場合、前記2つの区画線により挟まれた領域(C)を一部とする領域であって前記車両が収まる大きさの仮駐車領域(B)を設定する設定部(62,S103)と、
    前記仮駐車領域内に停止位置の基準となる物である奥側境界物が存在するか否かを判定する判定部(63,S104,S106)と、
    前記判定部により前記仮駐車領域内に前記奥側境界物が存在すると判定された場合、前記奥側境界物を基準に前記車両の駐車位置(D)を決定する決定部(64,S105,S107,S108)と、
    を備える、駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の駐車支援装置であって、
    前記判定部は、輪留め(7)を前記奥側境界物として判定し、
    前記決定部は、前記輪留めの位置と、前記車両の車長方向の長さと、前記車両のリアオーバーハング(L)と、に基づき、前記駐車位置を決定する、駐車支援装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の駐車支援装置であって、
    前記判定部は、奥側境界線(8)又は障害物を前記奥側境界物として判定し、
    前記決定部は、前記奥側境界線又は前記障害物の位置と、前記車両の車長方向の長さと、に基づき、前記駐車位置を決定する、駐車支援装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記決定部は、前記判定部により前記仮駐車領域内に前記奥側境界物が存在すると判定されなかった場合、前記2つの区画線の入口側端点(a)の位置と、前記車両の車長方向の長さと、に基づき、前記駐車位置を決定する、駐車支援装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の駐車支援装置であって、
    前記設定部は、前記2つの区画線の入口側端点の位置と、前記車両の車長方向の長さと、に基づき、前記仮駐車領域を設定する、駐車支援装置。
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