JP2020076549A - 加熱調理器 - Google Patents

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真哉 岩垂
Masaya Iwadare
真哉 岩垂
巌徹 松井
Gantetsu Matsui
巌徹 松井
今井 博久
Hirohisa Imai
博久 今井
直哉 谷口
Naoya Taniguchi
直哉 谷口
穂 高倉
Saki Takakura
穂 高倉
磨理子 竹之内
Mariko Takenouchi
磨理子 竹之内
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Abstract

【課題】食品ラベル等における記載スペースの圧迫を抑えつつ、段階的な加熱制御情報を自動で取得すること。【解決手段】加熱調理器は、加熱庫200と、前記加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱部201と、前記加熱庫内を撮影する撮影部204と、前記撮影部で撮影した画像から前記被加熱物に付与され加熱出力を段階的に切り替える加熱過程を含む加熱制御情報を読取る読取部207と、前記読取部で読み取った加熱制御情報に基づき前記加熱部を制御する加熱制御部202を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、加熱庫内にカメラを搭載し、食品の加熱情報を取得可能な加熱調理器の加熱調理に関するものである。
加熱調理器の一例として電子レンジがある。この電子レンジでは、使用者が加熱を行う時間等を入力した後に、加熱を開始するためのボタンを押下することにより、加熱調理を行うことが可能である。特にコンビニエンスストアなどの販売店では、弁当や総菜などを容器に入れて販売し、購入された食品に対し電子レンジを使って加熱調理をして提供するサービスを行うこともある。混雑時の時間短縮、セルフレジの導入に伴い、加熱時間入力の手間を省くために食品の包装に印字されている加熱情報を自動で読み取ることが提案されており、例えば特許文献1にはバーコードを読み取って自動で加熱情報を設定する電子レンジが記載されている。
特開2004−212010号公報
冷凍食品や新メニューの増加等、電子レンジによる調理レシピの多様化の影響により、食品を加熱調理する際に、加熱出力と加熱時間を段階的に切り替えるような調理方法も徐々に増えつつある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、このような段階的な加熱情報を自動で読み取るためには、バーコードで段階的な加熱情報を表現する必要がある。食品ラベル等にそのようなバーコードを記載するには、多くのスペースが必要となり、商品名や賞味期限等の記載スペースを圧迫してしまう。また、バーコード等の表現では、人が見ても理解できないため、加熱情報を自動で読み取る機能を有しない加熱調理器で調理する場合を考えると、別途、人が見て理解できる加熱情報を記載する必要があり、更に食品ラベル等の記載スペースを圧迫してしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、食品ラベル等における記載スペースの圧迫を抑えつつ、段階的な加熱制御情報を自動で取得することができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、前記従来の課題を解決するために本発明の加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱庫内を撮影する撮影部と、前記撮影部で撮影した画像から前記被加熱物に付与され加熱出力を段階的に切り替える加熱過程を含む加熱制御情報を読取る読取部と、前記読取部で読み取った加熱制御情報に基づき前記加熱部を制御する加熱制御部を備える、を備える。
上記の構成によれば、食品ラベル等における記載スペースの圧迫を抑えつつ、段階的な加熱制御情報を自動で取得することができる。
第1の実施形態における加熱調理器の外観を示す図 第1の実施形態における加熱調理器の概要を示す図 第1の実施形態における加熱調理器で加熱する食品に付与された加熱制御情報を含む商品(食品)情報を表す図 第1の実施形態における加熱制御情報の判定に関するフローチャート 第2の実施形態における加熱調理器の概要を示す図 第2の実施形態における加熱調理器で加熱する食品に付与された加熱制御情報を含む商品(食品)情報を表す図 第3の実施形態における加熱調理器の概要を示す図 第3の実施形態における加熱調理器で加熱する食品に付与された加熱制御情報を含む商品(食品)情報を表す図 第3の実施形態における加熱調理器で加熱する食品に付与された加熱制御情報脇に印字されているアルファベットと数字との対応を示す図 第4の実施形態における加熱制御情報の判定に関するフローチャート 第5の実施形態における加熱調理器の概要を示す図 第5の実施形態における加熱調理器で加熱する食品に付与された加熱制御情報を含む商品(食品)情報を表す図
第1の発明である加熱調理器は、加熱庫と、前記加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱部と、前記加熱庫内を撮影する撮影部と、前記撮影部で撮影した画像から前記加熱部の加熱出力を段階的に切り替える加熱過程を含む加熱制御情報を読み取る読取部と、前記読取部で読み取った加熱制御情報に基づき前記加熱部を制御する加熱制御部と、を備える。これにより、段階的な加熱制御情報を自動で取得することができ、ユーザの操作を不要とし、使い勝手を向上させることができる。
第2の発明である加熱調理器は、第1の発明において、前記加熱制御情報は、段階的に切り替える加熱過程の一部に加熱を停止する停止過程を含む機能を備える。これにより、ユーザの操作を不要とする加熱調理機において、調理方法の幅を広げることができる。
第3の発明である加熱調理器は、第2の発明において、前記加熱制御情報は、加熱を停止する停止過程を加熱出力がゼロである旨の表記をして前記被加熱物に付される。これにより、停止過程の表記が特別に用意した記号などではなく加熱情報に使用される文字であるため、読み取り部について専用の開発を行わずに、加熱停止過程を精度よく検出することができる。
第4の発明である加熱調理器は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記加熱制御情報は、段階的に切り替える各加熱過程を特定の文字を区切りとして表記して前記被加熱物に付され、前記読取部は前記特定の文字を読み取ることで加熱過程の数を判断する。これにより、加熱過程の数を精度よく判断することができる。
第5の発明である加熱調理器は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記加熱制御情報は、段階的に切り替える各加熱過程ごとに加熱制御情報を確認するための確認文字を有し、前記読取部は前記確認文字を読み取ることで加熱過程の数を判断する。これにより、各加熱過程を区切りとする特定の文字が読み取りづらい場合でも加熱過程の数を精度よく判断することができる。
第6の発明である加熱調理器は、第1〜第3のいずれかの発明において、前記加熱制御
情報は、段階的に切り替える各加熱過程ごとに加熱制御情報を確認するための確認文字を有し、前記読取部は前記確認文字を読み取ることで、前記確認文字以外で読取った前記加熱制御情報が誤っていないかをチェックする。これにより、認文字以外で読取った前記加熱制御情報が誤っていないかを容易にチェックすることができ、加熱誤りなどを極力防止することができる。
第7の発明である加熱調理器は、第1〜第6のいずれかの発明において、前記読取部により読み取った前記加熱制御情報を表示する表示部と、前記加熱制御情報を手動で入力する手動入力部と、を更に備え、前記読取部による読み取りに失敗した加熱過程がある場合には、前記手動入力部により読み取り失敗した加熱過程を手動入力するよう前記表示部で促す表示をする。これにより、文字のかすれ等によって一部だけ読み取りが不可能な加熱制御情報をすべて手で入力することが極力なくなり、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
第8の発明である加熱調理器は、第1〜第7のいずれかの発明において、前記読取部は、前記加熱制御情報が段階的に切り替える複数の加熱過程であるか、切り替えない1つの加熱過程よりなるかを判定する段階加熱判定部を有する。これにより、段階的な加熱制御情報と1つの過程よりなる加熱制御情報を精度よく判断することができる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、第1の実施形態における加熱調理器を説明する。
図1は、第1の実施形態に係る加熱調理器の一例である電子レンジ100の外観斜視図である。図1に示されるように、電子レンジ100は、食品を格納するための筐体101に、食品を出し入れするためのドア102が設けられている。ドア102には、外部から筐体101内部が見えるようにするための透明のガラス窓103と、ドア102を開閉するときに掴まれる取手104と、使用者が操作可能で表示を確認するための操作表示部105とが設けられている。
操作表示部105は、液晶表示部(表示部)106、時間設定ボタン群(手動入力部)107、W数選択ボタン(手動入力部、図示せず)、加熱開始ボタン108、取消ボタン109、および一時停止ボタン110を備えている。電子レンジ100は、後述するように、加熱対象(被加熱物)である商品を撮影部によって撮影して、商品に表示されている加熱時間を読み取り、その加熱時間で商品を加熱する。
液晶表示部106には、読み取られた加熱時間が表示される。加熱時間がうまく読み取れなかった場合、または、加熱時間の表示されていない商品を加熱する場合のために、電子レンジ100には、時間設定ボタン群107が設けられている。使用者は、数字ボタンならびに「分」、および「秒」のボタンを使って、加熱時間を手動で設定することができる。この場合、液晶表示部106には、設定された加熱時間が表示される。また、使用者は、W数選択ボタン(手動入力部、図示せず)で加熱パワーを手動で選択することもでき
る。
加熱開始ボタン108は、使用者が液晶表示部106に表示された加熱時間を確認した後、加熱を開始するときに押すボタンである。取消ボタン109は、使用者が加熱開始ボタン108を押して加熱が開始された後に、加熱途中で加熱を停止させる場合に押されたり、液晶表示部106に表示されている加熱時間の設定を取り消す場合に押されたりするボタンである。一時停止ボタン110は、使用者が、加熱途中で加熱を一時的に停止させる場合に押すボタンである。また、加熱が一時停止された場合に、使用者が、再度、加熱開始ボタン108を押すことにより、途中から残りの加熱を行うことができる。
図2は、第1の実施形態に係る電子レンジ100の概略構成図である。電子レンジ100は、マイクロ波などの高周波による食品の加熱が可能であり、食品等の被加熱物を収納する加熱庫200内に、高周波を出力する加熱部であるマグネトロン201を備えており、高周波を加熱庫200に供給して食品を加熱する。マグネトロン201は、加熱制御部202により制御される。
電子レンジ100は、照明203と、照明203が設けられたのと同じ側面に、撮影部であるカメラ204とを備えている。カメラ204は、加熱庫200内の映像を撮影する。カメラ204が照明203と同じ側面に配置されているので、逆光になることなく加熱庫200内を撮影することができる。筐体101には、ドア102の開閉を検知するためのドアスイッチ205が設けられている。ドア102には、ドアスイッチ205を押し込むための突起部206が設けられている。読取部207は、カメラ204によって撮影された画像から、商品に付与された加熱制御情報302(図3記載)の文字を読み取る。
図3は、第1の実施形態における、商品に付与されたラベル300の一例を示す図である。ラベル300には、商品名301、加熱制御情報302、金額情報303、賞味(消費)期限情報304、商品を特定するコード記号の一例であるバーコード305、栄養情報306、および、お知らせ情報307等が表示されている。
加熱制御情報302には三組の加熱パワーと加熱時間が記載されており、三段階の加熱過程が指示されている。すなわち、マグネトロン201の加熱出力を段階的に切り替える加熱過程を含んでいる。具体的には、まず加熱パワー「100W」で「5分00秒」加熱した後に、加熱パワー「600W」で「1分10秒」加熱し、最後に加熱パワー「1500W」で「0分10秒」加熱する。なお、本実施形態では、三段階の加熱過程を例に出したが、二段階以上であればよいものとする。また、加熱パワーであるワット数は段階的に上げていき、加熱時間は段階的に短くしているが、これに限らず例えば最初に強い加熱パワーで加熱して段階的に加熱パワーを下げてもよいし、加熱時間を段階的に長くしてもよい。
図4は、第1の実施形態における、加熱制御部202、読取部207の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS400において、読取部207は、ドアスイッチ205の状態により、ドア102が開いた状態から閉じた状態になったか否かを判定する。ドア102が開いた状態から閉じた状態になったら(S400,YES)、ステップS401に進む。ドア102がそれ以外の状態ならば(S400,NO)、読取部207は、ステップS400を繰り返して、ドア102が開いた状態から閉じた状態になるのを待つ。
ドア102が閉じた状態となったら、ステップS401において、読取部207は、カメラ204により加熱庫200底面側を撮影し、ステップS402に進む。ステップS402において、読取部207は画像の中から加熱制御情報302を探す。読取部は加熱制
御情報302が見つかる(S402,YES)とステップS403に進む。一方、加熱制御情報302が見つからなければ(S402,NO)、ステップS404に進む。
ステップS403において、読取部207は液晶表示部106に加熱制御情報302を表示し、ステップS405に進む。またステップS404において、読取部207は液晶表示部106に何らかのエラー表示をし、S400に進む(戻る)。
ステップS405において、読取部207は、ドアスイッチ205の状態により、ドア102が閉じているか否かを判定する。ドア102が閉じているのなら(S405,YES)、ステップS406に進む。ドア102が開いているのなら(S405,NO)、ステップS400に進む(戻る)。
ステップS406において、加熱制御部202は、加熱開始ボタン108が押されたか否かを判定し、加熱開始ボタン108が押されたのであれば(S406,YES)、ステップS407に進んで加熱を開始する。加熱開始ボタン108が押されていないのであれば(S406,NO)、S405に進む(戻る)。
加熱が開始されると、読み取った加熱制御情報に基づいて、前記のとおり加熱制御される。すなわち、まず加熱パワー「100W」で「5分00秒」加熱した後に、加熱パワー「600W」で「1分10秒」加熱し、最後に加熱パワー「1500W」で「0分10秒」加熱した後に加熱を終了させる。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して、第2の実施形態における加熱調理器を説明する。なお、第1の実施形態と共通するところは説明を省略する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電子レンジ100の概略構成図である。本形態の電子レンジ100は読取部207内に停止判定部500を有する。本形態の電子レンジ100は加熱過程の一部に加熱を停止する停止過程を含む加熱制御情報を読み取る機能を備える。
図6(a)は、第2の実施形態における、商品に付与されたラベル300の一例を示す図である。加熱停止過程を含んだ加熱制御情報600には三組の加熱パワーと加熱時間がかかれており、三段階の加熱が指示されている。具体的には、まず加熱パワー「100W」で「5分00秒」加熱した後に、マグネトロン201を「1分10秒」停止させて加熱を停止させ、最後に加熱パワー「1500W」で「0分10秒」加熱する。すなわち段階的に切り替える加熱過程の一部に加熱を停止する停止過程を含んでいる。
なお、図6(b)で示すとおり、0Wを加熱停止過程とした加熱制御情報601のように加熱停止過程を「0W」と表記してもよい。すなわち、加熱を停止する停止過程において加熱出力がゼロである旨の表記をして商品に付与されたラベルを読取ってもよい。また、その他停止の意味を持たせた記号を記載するようにしてもよい。
本実施形態の加熱制御部202、読取部207の動作の流れは、第1の実施形態で説明した図4と同様である。また、本実施形態は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して、第3の実施形態による加熱調理器を説明する。なお、第1および第2の実施形態と共通するところは説明を省略する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る電子レンジ100の概略構成図である。実施本形態の電子レンジ100は読取部207内に段階数判定部700を有する。
本実施形態の電子レンジ100は段階的に切り替える各加熱過程を特定の文字を区切りとし、特定の文字を読み取ることで加熱過程の数を判断する機能を備える。具体的には、図3の商品に付与されたラベル300の加熱制御情報302を読み取るとき、特定の文字として「秒」を区切りとし、加熱過程の数(段階数)を判定する。なお、区切りを一文字とする必要はなく、「0秒」の2文字を区切りとしてもよい。すなわち、加熱制御情報302は、段階的に切り替える各加熱過程を特定の文字(例えば「秒」や「0秒」)を区切りとして表記して被加熱物に付され、段階数判定部700は特定の文字を読み取ることで加熱過程の数を判断するものである。
また、加熱制御情報を確認するための確認文字を有した加熱制御情報800を区切りとしてもよい。図8は、第3の実施形態における、加熱制御情報を確認するための確認文字を有した加熱制御情報800を有したラベル300の一例を示す図である。それぞれの段階ごとの加熱制御情報800の末尾に印字されている「F」「H」「G」の文字を区切りとして表記して被加熱物に付され、段階数判定部700はこの確認文字を読み取ることで加熱過程の数を判断するものである。
具体的には、図8の商品に付与されたラベル300の加熱制御情報800を読み取るとき、確認文字として「F」「H」「G」を区切りとし、加熱過程の数(段階数)を判定する。なお、区切りを一文字とする必要はなく、アルファベットや数字や記号の組合せで2文字を区切りとしてもよい。すなわち、加熱制御情報800は、段階的に切り替える各加熱過程ごとに加熱制御情報を確認するための確認文字(例えば「F」「H」「G」)を区切りとして表記して被加熱物に付され、段階数判定部700は特定の文字を読み取ることで加熱過程の数を判断するものである。
また、それぞれの段階ごとの加熱制御情報800の末尾に印字されている「F」「H」「G」の文字は、チェックサムの役割をしており、本実施形態ではこれらのアルファベットを区切りとしてもよい。
例えば図9は、第3の実施形態における、加熱制御情報を確認するための確認文字を有した加熱制御情報800に印字されているアルファベットと数字の対応表である。「A」〜「J」のアルファベットをそれぞれ「1」〜「0」に対応させている。具体的には、最初の加熱過程である「100W 5分00秒」における「100W」の「1」および「0」および「0」と、「5分」の「5」と、「00秒」の「0」および「0」と、をそれぞれ足した数字が「6」となるため「F」と表記している。
同様に、2番目の加熱過程である「600W 1分10秒」における「600W」の「6」および「0」および「0」と、「1分」の「1」と、「10秒」の「1」および「0」と、をそれぞれ足した数字「8」となるため「H」と表記している。
同様に、3番目の加熱過程である「1500W 0分10秒」における「1500W」の「1」および「5」および「0」および「0」と、「0分」の「0」と、「10秒」の「1」および「0」と、をそれぞれ足した数字「7」となるため「G」と表記している。
読取部207は、これら「F」「H」「G」といった確認文字を読取ることで、確認文字以外で読取った加熱制御情報(「100W 5分00秒」「600W 1分10秒」「1500W 0分10秒」)を誤って読取っていないかを確認文字と照合してチェックすることもできる。
なお、図3における加熱制御情報302に登場するアルファベットは「W」のみであるため、この「A」〜「J」のアルファベットを区切りの文字として用いることができる。このアルファベットは「A」〜「J」以外でもよい。また、アルファベット以外の任意の文字や記号でも良い。
また、本実施形態の例として、確認文字はチェックサムの役割を与えたアルファベットを用いたが、チェックサム以外の役割を与えた文字や記号でもよい。
本実施形態の加熱制御部202、読取部207の動作の流れは、第1の実施形態で説明した図4と同様である。また、本実施形態は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
(第4の実施形態)
以下、図面を参照して、第4の実施形態による加熱調理器を説明する。なお、第1〜第3の実施形態と共通するところは説明を省略する。第4の実施形態に係る電子レンジ100の概略構成図は図2と同様であり、商品に付与されたラベル300の例も図3と同様である。
図10は、第4の実施形態における、加熱制御部202、読取部207の動作の流れを示すフローチャートである。ステップS400〜S407は第1の実施形態と同様であり、図4のステップS402とステップS403の間にステップS1000〜S1002が入るところが第1の実施形態とは異なる。
ステップS1000において、読取部207は、読み取った加熱制御情報302に抜けが無いか否かを判定する。加熱制御情報302を読取ることができ、加熱制御情報302に抜けが無いのであれば(S1000,YES)、ステップS403に進む。加熱制御情報302の一部もしくは全部が記載されていない場合や、何らかのアクシデントで加熱制御情報302の一部もしくは全部が消えている場合など、読み取りを失敗して加熱制御情報302に抜けがあるのであれば(S1000,NO)、ステップS1001に進む。
ステップS1001において、読取部207は液晶表示部106に抜けのあった加熱制御情報を途中まで表示し、使用者に抜けの部分の入力を促すような表示をしたうえでステップS1002に進む。例えば、図3における3段階の加熱過程のうちの1つの加熱過程において、W数までは抜けがなく加熱時間が抜けている場合には、「加熱時間を入力してください」といった表示をする。加熱時間までは抜けがなく、W数が抜けている場合には「加熱パワー(W数)を入力してください」といった表示をする。他に使用者に抜けの部分の入力を促す表示としては、抜けが無かった部分を点滅表示して、抜けがあった部分を入力するように使用者に促す表示をしてもよい。
すなわち、読取部207による読み取りに失敗した加熱過程がある場合には、時間設定ボタン群(手動入力部)107、W数選択ボタンといった手動入力部により読み取りを失敗した加熱過程を手動で入力するよう液晶表示部106で促す表示をする。
ステップS1002において、読取部207は、使用者によって時間設定ボタン群107やW数選択ボタンにより入力された抜けのあった加熱制御情報に修正を加え、ステップS403に進む。
なお、本実施形態は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
(第5の実施形態)
以下、図面を参照して、第5の実施形態による加熱調理器を説明する。なお、第1〜第4の実施形態と共通するところは説明を省略する。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る電子レンジ100の概略構成図である。本実施形態の電子レンジ100は読取部207内に段階加熱判定部1100を持つ。本実施形態の電子レンジ100は、段階加熱判定部1100によって、加熱制御情報が段階的に切り替える複数の加熱過程よりなるか、加熱制御情報が段階的に切り替えない1つの加熱過程よりなるかを判定する機能を備える。
図12は、第5の実施形態における、商品に付与されたラベル300の一例を示す図である。1つの過程よりなる加熱制御情報1200には、1つの過程よりなる加熱パワーと加熱時間が指示されている。本形態の電子レンジ100は、図12の1つの加熱過程よりなる加熱制御情報1200と、例えば図3の3つの加熱過程よりなる加熱制御情報302とを、どちらであるか判定する機能を持つ。
本形態のフローチャートは第1の実施形態を説明した図4と同様である。また、本実施形態は、他の実施形態と組み合わせてもよい。
本開示の加熱調理器、加熱調理器の制御方法及び加熱調理システムは、カメラにより撮影を行い文字や形を認識し、認識した結果を調理制御に反映させる電子レンジ等の加熱調理器に広く適用可能である。
100 電子レンジ
101 筐体
102 ドア
103 ガラス窓
104 取手
105 操作表示部
106 液晶表示部(表示部)
107 時間設定ボタン群(手動入力部)
108 加熱開始ボタン
109 取消ボタン
110 一時停止ボタン
200 加熱庫
201 マグネトロン(加熱部)
202 加熱制御部
203 照明
204 カメラ(撮影部)
205 ドアスイッチ
206 突起部
207 読取部
300 ラベル
301 商品名
302、600、601、800、1200 加熱制御情報
303 金額情報
304 賞味(消費)期限情報
305 バーコード
306 栄養情報
307 お知らせ情報
500 停止判定部
700 段階数判定部
1100 段階加熱判定部

Claims (8)

  1. 加熱庫と、
    前記加熱庫内の被加熱物を加熱する加熱部と、
    前記加熱庫内を撮影する撮影部と、
    前記撮影部で撮影した画像から前記加熱部の加熱出力を段階的に切り替える加熱過程を含む加熱制御情報を読み取る読取部と、
    前記読取部で読み取った加熱制御情報に基づき前記加熱部を制御する加熱制御部と、
    を備える加熱調理器。
  2. 前記加熱制御情報は、段階的に切り替える加熱過程の一部に加熱を停止する停止過程を含む請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱制御情報は、加熱を停止する停止過程を加熱出力がゼロである旨の表記をして前記被加熱物に付される請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱制御情報は、段階的に切り替える各加熱過程を特定の文字を区切りとして表記して前記被加熱物に付され、前記読取部は前記特定の文字を読み取ることで加熱過程の数を判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱制御情報は、段階的に切り替える各加熱過程ごとに加熱制御情報を確認するための確認文字を有し、前記読取部は前記確認文字を読み取ることで加熱過程の数を判断する請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  6. 前記加熱制御情報は、段階的に切り替える各加熱過程ごとに加熱制御情報を確認するための確認文字を有し、前記読取部は前記確認文字を読み取ることで、前記確認文字以外で読取った前記加熱制御情報が誤っていないかをチェックする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  7. 前記読取部により読み取った前記加熱制御情報を表示する表示部と、
    前記加熱制御情報を手動で入力する手動入力部と、を更に備え、
    前記読取部による読み取りに失敗した加熱過程がある場合には、前記手動入力部により読み取り失敗した加熱過程を手動入力するよう前記表示部で促す表示をする請求項1〜6のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  8. 前記読取部は、前記加熱制御情報が段階的に切り替える複数の加熱過程であるか、切り替えない1つの加熱過程よりなるかを判定する段階加熱判定部を有する請求項1〜7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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