JP2020075893A - IgG4関連疾患治療予防剤 - Google Patents

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邦宏 山岡
Kunihiro Yamaoka
邦宏 山岡
竹内 勤
Tsutomu Takeuchi
勤 竹内
光浩 秋山
Mitsuhiro Akiyama
光浩 秋山
貴紀 佐々木
Takanori Sasaki
貴紀 佐々木
猛 網谷
Takeshi Amitani
猛 網谷
浩一 尾下
Koichi Oshita
浩一 尾下
允人 久保
Masato Kubo
允人 久保
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Keio University
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Abstract

【課題】Tfh細胞への分化を抑制して高親和性IgGの産生を抑えることができる化合物を用いた、高親和性IgGに関連する疾患、特にIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤を提供すること。【解決手段】ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物を有効成分とするIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤。【選択図】なし

Description

本発明は、IgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤、特に濾胞性ヘルパーT細胞抑制作用に基づくIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤に関する。
濾胞性ヘルパーT(T follicular helper : Tfh)細胞は、胚中心におけるB細胞の機能と抗体反応を制御するヘルパーT細胞であり、高親和性Igの産生に必要な免疫細胞として注目されている。Tfh細胞と、全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus : SLE)、Sjogren症候群、IgG4関連疾患との関連が近年報告されている(非特許文献1、2)。Tfh細胞への分化を抑制することができる化合物は、Tfh細胞産生の上昇が知られているIgG4関連疾患に対して効果を有することが期待される。
Tfh細胞への分化においてはまだ不明な点も多いが、IL-6やIL-21が必要であると考えられている(非特許文献3)。
Ueno H, et al. Nat Immunol. 2015;16:142 Akiyama M, et al. Arthritis Rheumatol. 2015;67:2476 Eto D, et al. PLoS One. 2011 Mar 14;6(3):e17739
本発明は、Tfh細胞への分化を抑制して高親和性IgGの産生を抑えることができる化合物を見出し、当該化合物を用いた、高親和性IgGに関連する疾患、特にIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、まず、Tfh細胞への分化にIL-6やIL-21が必要であるという知見に着目した。IL-6とIL-21の細胞内シグナル伝達はヤヌスキナーゼ(Janus kinase : JAK)1/3を介するため、この経路を遮断するJAK阻害薬はTfh細胞の分化を抑制して高親和性IgGの産生を抑えることができるのではないかと考え、その効果をIgG4関連疾患のモデルマウスを用いて評価し、効果を有することを確認して本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は以下の通りである。
[1]ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物を有効成分とするIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤。
[2]ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が、ヤヌスキナーゼ3阻害作用を有する化合物である、上記[1]記載の剤。
[3]ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が以下の(1)〜(7)からなる群より選択される少なくとも1種である、上記[1]又は[2]記載の剤。
(1)式(III)で表される化合物、該化合物の互変異性体若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物:
[式中、
は、C3−7シクロアルキレン基を意味し、
は、C1−6アルキレン基を意味し、
は、O、又はNHを意味し、
は、XがOのとき、C1−6ハロアルキル基、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味し;XがNHのとき、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味する]、
(2)式Iで表される化合物またはその医薬的に許容され得る塩:
[式中、
は、式:
[式中、yは0、1または2であり;
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル及びアルキニル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、ニトロ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されているか;または
は、(C〜C10)シクロアルキルであり、ここで前記シクロアルキル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されており;
は、(C〜C)ヘテロシクロアルキルであり、ここで前記ヘテロシクロアルキル基は、1〜5個のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−S(O)、R1516NS(O)、R1516NS(O)(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキルで置換されていなければならず、ここでmは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される]の基であるか;あるいは
式II:
[式中、aは0、1、2、3または4であり;
b、c、e、f及びgはそれぞれ独立して0または1であり;
dは0、1、2または3であり;
XはS(O)(ここでnは0、1または2である)、酸素、カルボニルまたは−C(=N−シアノ)−であり;
YはS(O)(ここでnは0、1または2である)またはカルボニルであり;及び
Zはカルボニル、C(O)O−、C(O)NR−またはS(O)(ここでnは0、1または2である)であり;
、R、R、R、R10及びR11はそれぞれ独立して、水素または、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで場合により置換された(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C〜C)アルキル−S(O)、(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、R1516NS(O)、R1516NS(O)、(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキル(ここで、mは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される)である]の基であり;
及びRは、それぞれ独立して、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルコキシまたはシクロアルキル基は場合により、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは(C〜C10)アリールから選択される1〜3個の基で置換されているか;または
及びRは、それぞれ独立して、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルコキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C10)アリールアミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C10)アリールチオ、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C10)アリールスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C)アシル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキルまたは(C〜C10)アリールであり、ここで前記ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びアリール基は、場合により1〜3個のハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−CO−NH−、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、カルボキシ(C〜C)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)アリール、アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C10)アリール(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−、シアノ、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、アミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールまたは(C〜C)ヘテロシクロアルキルで置換されている]、
(3)式Iで表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩:
式中、
Lは、SOまたはCOであり;
は、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、5員または6員のヘテロアリール、インドリル、NR、またはORであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは所望により、F、CN、およびC1−4アルキルから独立して選択される1個、2個、または3個の置換基で置換され;
およびRは、H、C1−4アルキル、およびフェニルから独立して選択され;そして
は、C1−6アルキル、フェニル、またはベンジルであり、
ここで、LがSOである場合、RはOR以外である、
(4)式(I)で示される縮合ピリジン化合物又はその製薬学的に許容される塩:
[式中、
Xは、N、又はCR
Mは、(CHであり、mは0又は1、
は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
は、−H、ハロゲン、又は置換されていてもよい低級アルキル、
41は、−H、又は置換されていてもよいヘテロアリール、
42は、置換されていてもよい架橋環基、
は、ハロゲン、シアノ、アシル、アシルアミノ、低級アルキル、低級アルケニル、−O−低級アルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルケニル、および5員環ヘテロアリールからなる群より選択される基であって、これらはそれぞれ置換されていてもよい、
但し、Rが5員環ヘテロアリールの場合、Xは−CR
41とRは、一定の官能基を介して結合し、以下に示す二価基を形成していてもよく、
は、−H、又は置換されていてもよいアシルをそれぞれ意味する]、
(5)式Iで表される化合物又はその医薬的に許容され得る塩:
式中:
Cy1は、アリール及びヘテロアリールから選択され;
L1は、単結合、−O−、−C(O)−、−C[=N(R4a)]−、−N(R4a)−、−CON(R4a)−、−SON(R4a)−、−S(O)−、−N(R4a)CO−、−CH−N(R4a)−又は−N(R4a)SO−から選択され;
各Rは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、置換又は非置換アミノ、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ及びヒドロキシルから選択され;
各R3aは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリールアルキルオキシ、置換アリールアルキルオキシ、置換又は非置換アミノ、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換スルファニル、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、アジド、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、置換又は非置換ヘテロアリール、ヒドロキシル、ニトロ及びチオールから選択され;
2aは、置換又は非置換C−Cアルキル、及び置換又は非置換C−Cシクロアルキルから選択され;
3bは独立に、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択されるか;又はR3bは独立に、O−R3c、NH−R3c、CO−R3c及びCON(R4a)−R3cから選択され;かつR3cは独立に、置換C−Cアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択され;
各R4a、R4b及びR4cは独立に、H、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、又は置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換アシルから選択され;
m1は、0、1又は2であり;m2は、0、1、2又は3であり;かつn1は、0、1、2、3又は4であり;
但し、
i)L1が−O−、−N(R4a)−、−CH−N(R4a)−、−CON(R4a)−又は−SON(R4a)−であり、かつR3bがシクロアルキル、アリール又は5〜10員ヘテロアリール以外である場合、n1は1、2、3又は4であり;
ii)Cy1がPhであり、L1が結合であり、n1が0であり、かつR3bが−OR3cである場合、R3cはMe又はCF以外であることを条件とする、
(6)式Iで表される化合物:

[式中:
およびAは、独立に、CおよびNから選択される;
T、U、およびVは、独立に、O、S、N、CR、およびNRから選択される;
ここでA、A、U、T、およびVによって形成される5員環は芳香族;
Xは、NまたはCR
Yは、C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、(CR1112−(C3−10シクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(アリーレン)−(CR1112、(CR1112−(C1−10ヘテロシクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(ヘテロアリーレン)−(CR1112、(CR1112O(CR1112、(CR1112S(CR1112、(CR1112C(O)(CR1112、(CR1112C(O)NR(CR1112、(CR1112C(O)O(CR1112、(CR1112OC(O)(CR1112、(CR1112OC(O)NR(CR1112、(CR1112NR(CR1112、(CR1112NRC(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、(CR1112S(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、または(CR1112S(O)NR(CR1112、ここで該C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、シクロアルキレン、アリーレン、ヘテロシクロアルキレン、またはヘテロアリーレンは、独立に、−D−D−D−Dから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
Zは、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4 ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、=C−R、=N−R、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NR、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは、以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
ここでZがHの場合、nは1;
あるいは−(Y)−Z部分は、i)該部分が結合しているA、ii)TまたはVのいずれかのRまたはR、およびiii)TまたはVのいずれかのRまたはRが結合しているCまたはN原子と共に、A、A、U、T、およびVによって形成される5員環と縮合した4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環は、−(W)−Qから独立に選択される1、2、3、4、または5の置換基により置換されていてもよい;
Wは、C1−8アルキレニル、C2−8アルケニレニル、C2−8アルキニレニル、O、S、C(O)、C(O)NRc’、C(O)O、OC(O)、OC(O)NRc’、NRc’、NRc’C(O)NRd’、S(O)、S(O)NRc’、S(O)、またはS(O)NRc’
Qは、H、ハロ、CN、NO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルは以下から独立に選択される1、2、3または4の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、ORa’、SRa’、C(O)Rb’、C(O)NRc’d’、C(O)ORa’、OC(O)Rb’、OC(O)NRc’d’、NRc’d’、NRc’C(O)Rb’、NRc’C(O)NRc’d’、NRc’C(O)ORa’、S(O)Rb’、S(O)NRc’d’、S(O)b’、NRc’S(O)b’、およびS(O)NRc’d’
CyおよびCyは、独立に、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ以下から独立に選択される1、2、3、4または5の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、CN、NO、ORa’’、SRa’’、C(O)Rb’’、C(O)NRc’’d’’、C(O)ORa’’、OC(O)Rb’’、OC(O)NRc’’d’’、NRc’’d’’、NRc’’C(O)Rb’’、NRc’’C(O)ORa’’、NRc’’S(O)Rb’’、NRc’’S(O)b’’、S(O)Rb’’、S(O)NRc’’d’’、S(O)b’’、およびS(O)NRc’’d’’
、R、R、およびRは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OROC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、およびS(O)NR10から選択される;
は、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、またはS(O)NR10
は、H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、またはS(O)NR10
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
およびR10は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される;
あるいはRおよびR10は、それらが結合しているN原子と共に、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
11およびR12は、独立に、Hおよび−E−E−E−Eから選択される;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、(C1−6アルキレン)−O−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−S−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−NR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−COO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CONR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SONR−(C1−6アルキレン)、および(C1−6アルキレン)−NRCONR−(C1−6アルキレン)から選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、およびC2−6アルキニレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NRから選択され、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
a’およびRa’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される、1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
b’およびRb’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
およびRは、独立に、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRおよびRは、それらが結合しているN原子と共に、独立に以下から選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する:Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニル;
c’およびRd’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRc’およびRd’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
c’’およびRd’’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRc’’およびRd’’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
は、H、CN、NO、またはC1−6アルキル;
およびRは、独立に、HおよびC1−6アルキルから選択される;
は、H、CN、またはNO
mは、0または1;
nは、0または1;
pは、0、1、2、3、4、5、または6;
qは、0、1、2、3、4、5、または6;
rは、0または1;および、
sは、0または1;
ここでXがN、nが1、およびA、A、U、T、V、および−(Y)−Zによって形成される部分が下記式を有する場合:

Yは、(CR1112C(O)NR(CR1112以外である]、及び
(7)式(I)で表される化合物、該化合物の薬学的に許容され得る塩、プロドラッグ、生物活性代謝産物、立体異性体または異性体:
(式中、
TはNであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはNであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはOであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはNRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはCRであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはSであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはNであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはNであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;
、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)(R)、−C(O)R、−C(OH)R、−N(R)S(O)−R、−S(O)N(R)(R)、−CF、−OCF、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、もしく場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
は、水素、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルであり;または
は、−A−D−E−Gであり、ここで、
Aは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
Dは、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
Eは、結合、−R−、−R−C(=NCN)−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、=N−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−RC(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−O−R、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−、−R−S(O)N(R)−R−もしくは−R−N(R)S(O)N(R)−R−であり;または
Eは、
であり;
ここで、すべての場合に、Eは、Dにおける炭素または窒素原子に連結されており;
Gは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された−(C−C)アルキニル、場合によって置換された−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、重水素、CF、CHF、CHF、CHCF、C(O)OH、C(O)OCH、CN、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル基、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル基、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは−J−L−M−Qであり;
ここで:
Jは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、−S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
Lは、結合、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
Mは、結合、−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−OC(O)−R、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−R−C(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−もしくは−R−S(O)N(R)−R−であり;または
Mは、
であり;
ここで、すべての場合に、Mは、Lにおける炭素もしくは窒素原子に連結されており;
Qは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、CN、場合によって置換された(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)アルケニル、場合によって置換された(C−C10)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)アルキル−O−(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)アリール、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロアリール、もしくは場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロシクリルであり;ならびに
それぞれの出現についてRは、独立して、結合、場合によって置換された(C−C10)アルキレン、場合によって置換された(C−C10)アルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アルキニレン、場合によって置換された−(C−C10)アルキレン−O−(C−C10)アルキレン基、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、もしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
但し、TがNであり、NがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはOHではなく;
但し、TがNであり、UがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはHであり;
但し、前記化合物が、
である場合、Rは、上記のとおりに定義されておりならびにRは、窒素原子または酸素原子によってピラゾール環に連結されておらず、ならびに
但し、前記化合物が、
である場合、Rが、H、CH、または−C(O)OHである場合、Rは、H、−C(O)OCHCH、−C(O)NH−場合によって置換されたフェニル、−NHC(O)−場合によって置換されたフェニルまたは−S(O)−フェニルでない)。
[4]ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が以下の(a)〜(g)からなる群より選択される少なくとも1種である、上記[1]〜[3]のいずれかに記載の剤。
[5]上記[1]〜[4]のいずれかに記載の剤をin vivoでスクリーニングする方法。
本発明によれば、Tfh細胞への分化を抑制することで、高親和性の免疫グロブリンの産生を抑制して、IgG4関連疾患を治療及び/又は予防することが可能となる。
図1は、OVA/alum免疫マウスにおけるJAK阻害作用を有する化合物の濾胞性ヘルパーT細胞(Tfh細胞)への影響を調べた結果を示すグラフである。OVA/alum免疫により誘導されたTfh細胞の産生増加がJAK阻害薬により抑制された。 図2は、OVA/alum免疫マウスにおけるJAK阻害作用を有する化合物の胚中心B細胞(GCB細胞)への影響を調べた結果を示すグラフである。OVA/alum免疫により誘導されたGCB細胞の産生増加がJAK阻害作用を有する化合物により抑制された。 図3は、OVA/alum免疫マウスにおけるJAK阻害作用を有する化合物のIgG1産生B細胞への影響を調べた結果を示すグラフである。OVA/alum免疫により誘導されたIgG1産生B細胞の産生増加がJAK阻害薬により抑制された。 図4は、IgG4関連疾患患者の血液を用いてJAK阻害作用を有する化合物を評価した結果を示すグラフである。JAK阻害薬の投与によりIgG4抗体価が抑制された。
以下、本発明を説明する。本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味を有する。
本発明のIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤(以下、本発明の薬剤とも称する場合がある)は、ヤヌスキナーゼ(Janus kinase : JAK)阻害作用を有する化合物を有効成分として含有する。
JAKは非受容体型チロシンキナーゼの1つであり、機能や遺伝子の位置の違いからJAK1、JAK2、JAK3、TYK2に分けられ、それらの多くは細胞増殖、生存、発達そして分化に関与しており、特に免疫細胞や血球系細胞において重要な役割を果たしている。シグナル伝達はSTATを介して伝えられる。
本発明において阻害するJAKはTfh細胞への分化を抑制することができればそのタイプは特に限定されないが、好ましくはJAK3である。
本発明の薬剤において有効成分として含められJAK、好ましくはJAK3阻害作用を有する化合物としては具体的には以下の(1)〜(7)の化合物が挙げられる。
(1)式(III)で表される化合物、該化合物の互変異性体若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物(以下、化合物群1とも称する)。
[式中、
は、C3−7シクロアルキレン基を意味し、
は、C1−6アルキレン基を意味し、
は、O、又はNHを意味し、
は、XがOのとき、C1−6ハロアルキル基、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味し;XがNHのとき、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味する。]
化合物群1は、WO2015/174376及びEP3144309A1に開示され、式(III)中の各記号及び各用語の定義はWO2015/174376及びEP3144309A1に記載の通りである。
化合物群1中、特に好ましくは下記化合物(a)である(以下、化合物aとも称する)。
(2)式Iで表される化合物またはその医薬的に許容され得る塩(以下、化合物群2とも称する)
[式中、
は、式:
[式中、yは0、1または2であり;
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル及びアルキニル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、ニトロ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されているか;または
は、(C〜C10)シクロアルキルであり、ここで前記シクロアルキル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されており;
は、(C〜C)ヘテロシクロアルキルであり、ここで前記ヘテロシクロアルキル基は、1〜5個のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−S(O)、R1516NS(O)、R1516NS(O)(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキルで置換されていなければならず、ここでmは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される]の基であるか;あるいは
式II:
[式中、aは0、1、2、3または4であり;
b、c、e、f及びgはそれぞれ独立して0または1であり;
dは0、1、2または3であり;
XはS(O)(ここでnは0、1または2である)、酸素、カルボニルまたは−C(=N−シアノ)−であり;
YはS(O)(ここでnは0、1または2である)またはカルボニルであり;及び
Zはカルボニル、C(O)O−、C(O)NR−またはS(O)(ここでnは0、1または2である)であり;
、R、R、R、R10及びR11はそれぞれ独立して、水素または、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで場合により置換された(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C〜C)アルキル−S(O)、(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、R1516NS(O)、R1516NS(O)、(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキル(ここで、mは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される)である]の基であり;
及びRは、それぞれ独立して、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルコキシまたはシクロアルキル基は場合により、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは(C〜C10)アリールから選択される1〜3個の基で置換されているか;または
及びRは、それぞれ独立して、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルコキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C10)アリールアミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C10)アリールチオ、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C10)アリールスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C)アシル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキルまたは(C〜C10)アリールであり、ここで前記ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びアリール基は、場合により1〜3個のハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−CO−NH−、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、カルボキシ(C〜C)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)アリール、アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C10)アリール(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−、シアノ、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、アミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールまたは(C〜C)ヘテロシクロアルキルで置換されている]。
式I中、好ましくは下記化合物である(以下、化合物群2’とも称する)。
式I:

{式中、Rは、式:
[式中、yは0、1または2であり;
は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル及びアルキニル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、ニトロ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されていてもよいか;または
は、(C〜C10)シクロアルキルであり、ここで前記シクロアルキル基は、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されていてもよく;
は、ピペリジニルであり、前記ピペリジニル基は、1〜5個の、カルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−S(O)、R1516NS(O)、R1516NS(O)(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキル、(ここでmは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される);あるいは
式II:
〔式中、aは0、1、2、3または4であり;
b、c、e、f及びgはそれぞれ独立して0または1であり;
dは0、1、2または3であり;
XはS(O)(ここでnは0、1または2である)、酸素、カルボニルまたは−C(=N−シアノ)−であり;
YはS(O)(ここでnは0、1または2である)またはカルボニルであり;及び
Zはカルボニル、C(O)O−、C(O)NR−またはS(O)(ここでnは0、1または2である)であり;
、R、R、R、R10及びR11はそれぞれ独立して、水素、(C〜C)アルキル、または、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換された(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C〜C)アルキル−S(O)、(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、R1516NS(O)、R1516NS(O)、(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、またはR15S(O)16N(C〜C)アルキル(ここで、mは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される)である〕の基で置換されている]
の基であり;
及びRは、それぞれ水素である}
で表わされる化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
化合物群2は、特表2003-516405及びWO2001/042246に開示され、式I中の各記号及び各用語の定義は特表2003-516405及びWO2001/042246に記載の通りである。
化合物群2中、特に好ましくは下記化合物(b)であり(以下、化合物bとも称する)、いっそう好ましくはそのクエン酸塩である。
化合物bのクエン酸塩は、Tofacitinibとして商業的にも入手可能である。
(3)式Iで表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩(以下、化合物群3とも称する)。
式中、
Lは、SOまたはCOであり;
は、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、5員または6員のヘテロアリール、インドリル、NR、またはORであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは所望により、F、CN、およびC1−4アルキルから独立して選択される1個、2個、または3個の置換基で置換され;
およびRは、H、C1−4アルキル、およびフェニルから独立して選択され;そして
は、C1−6アルキル、フェニル、またはベンジルであり、
ここで、LがSOである場合、RはOR以外である。
化合物群3は、特表2011-514909及びWO2009/114512に開示され、式I中の各記号及び各用語の定義は特表2011-514909及びWO2009/114512に記載の通りである。
化合物群3中、特に好ましくは下記化合物(c)である(以下、化合物cとも称する)。
化合物cは、Baricitinibとして商業的にも入手可能である。
(4)式(I)で示される縮合ピリジン化合物又はその製薬学的に許容される塩(以下、化合物群4とも称する)。
[式中、
Xは、N、又はCR
Mは、(CHであり、mは0又は1、
は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
は、−H、ハロゲン、又は置換されていてもよい低級アルキル、
41は、−H、又は置換されていてもよいヘテロアリール、
42は、置換されていてもよい架橋環基、
は、ハロゲン、シアノ、アシル、アシルアミノ、低級アルキル、低級アルケニル、−O−低級アルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルケニル、および5員環ヘテロアリールからなる群より選択される基であって、これらはそれぞれ置換されていてもよい、
但し、Rが5員環ヘテロアリールの場合、Xは−CR
41とRは、一定の官能基を介して結合し、以下に示す二価基を形成していてもよく、
は、−H、又は置換されていてもよいアシルをそれぞれ意味する。]
式(I)中、好ましくは下記化合物である(化合物群4’とも称する)。
式(I):
[式中、
Mは、(CHであり、mは0又は1、
Xが、CHであり、
が、−Hであり、
が、−H又はCHであり、
41が、−Hであり、
42が、それぞれ置換されていてもよいアダマンチル又はトロパニルであり、
が、−CONH又はヒドロキシアセチル]
で示される縮合ピリジン化合物又はその製薬学的に許容される塩。
化合物群4は、特表2009-522206及びWO2007/077949に開示され、式(I)中の各記号及び各用語の定義は特表2009-522206及びWO2007/077949に記載の通りである。
化合物群4中、特に好ましくは下記化合物(d)であり(以下、化合物dとも称する)、いっそう好ましくはその臭化水素酸塩である。
化合物dの臭化水素酸塩は、Peficitinibとして商業的にも入手可能である。
(5)式Iで表される化合物又はその医薬的に許容され得る塩(以下、化合物群5とも称する)。
式中:
Cy1は、アリール及びヘテロアリールから選択され;
L1は、単結合、−O−、−C(O)−、−C[=N(R4a)]−、−N(R4a)−、−CON(R4a)−、−SON(R4a)−、−S(O)−、−N(R4a)CO−、−CH−N(R4a)−又は−N(R4a)SO−から選択され;
各Rは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、置換又は非置換アミノ、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ及びヒドロキシルから選択され;
各R3aは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリールアルキルオキシ、置換アリールアルキルオキシ、置換又は非置換アミノ、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換スルファニル、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、アジド、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、置換又は非置換ヘテロアリール、ヒドロキシル、ニトロ及びチオールから選択され;
2aは、置換又は非置換C−Cアルキル、及び置換又は非置換C−Cシクロアルキルから選択され;
3bは独立に、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択されるか;又はR3bは独立に、O−R3c、NH−R3c、CO−R3c及びCON(R4a)−R3cから選択され;かつR3cは独立に、置換C−Cアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択され;
各R4a、R4b及びR4cは独立に、H、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、又は置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換アシルから選択され;
m1は、0、1又は2であり;m2は、0、1、2又は3であり;かつn1は、0、1、2、3又は4であり;
但し、
i)L1が−O−、−N(R4a)−、−CH−N(R4a)−、−CON(R4a)−又は−SON(R4a)−であり、かつR3bがシクロアルキル、アリール又は5〜10員ヘテロアリール以外である場合、n1は1、2、3又は4であり;
ii)Cy1がPhであり、L1が結合であり、n1が0であり、かつR3bが−OR3cである場合、R3cはMe又はCF以外であることを条件とする。
式I中、好ましくは下記化合物である(以下、化合物群5’とも称する)。
式III:
(式中:
L1は、単結合、−O−、−N(R4a)−、−C(O)−、−C[=N(R4a)]−、−CON(R4a)−、−SON(R4a)−、−S(O)−、−N(R4a)SO−、及び−N(R4a)CO−から選択され;n1は、0、1、2、3又は4であり;R3bは、置換又は非置換C6−10アリール、N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む置換又は非置換5〜10員ヘテロアリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、又はN、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキルであり;
4aは、H、置換又は非置換C−Cアルキル、又は置換又は非置換C−Cアルコキシであり;
ここで、R3b及びR4aの定義における用語「置換」について、該置換基は、下記からなる群から選択され;
ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、アジド、−NR’’’SOR’’、−SONR’’R’’’、−C(O)R’’、−C(O)OR’’、−OC(O)R’’、−NR’’’C(O)R’’、−C(O)NR’’R’’’、−NR’’R’’’であって、各R’’は独立に、H、C−Cアルキル、−(CH(C−C10アリール)、−(CH(N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む5〜10員ヘテロアリール)、−(CH(C−C10シクロアルキル)、及び−(CH(N、O又はSから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む4〜10員ヘテロシクロアルキル)から選択され、式中tは0〜4の整数であり;かつ、
・存在する任意のアルキル基は、ハロ又はヒドロキシにより、それ自身置換されてよく;かつ、
・存在する任意のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル又はヘテロシクロアルキル基は、非置換C−Cアルキル、ハロ、非置換C−Cアルコキシ、非置換C−Cハロアルキル、非置換C−Cヒドロキシアルキル、又は非置換C−Cハロアルコキシ若しくはヒドロキシにより、それ自身置換されてよく;
各R’’’は独立に、H又はC−Cアルキルを表し;
但し、
i)L1が−O−、−N(R4a)−、−CON(R4a)−又は−SON(R4a)−であり、かつR3bがシクロアルキル、アリール又は5〜10員ヘテロアリール以外である場合、n1は1、2、3又は4であり;
ii)前記化合物が、
N−(5−(4−((6−シアノピリジン−3−イル)メトキシ)フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル)シクロプロパンカルボキサミド;
シクロプロパンカルボン酸 {5−[4−(1,1−ジオキソ−チオモルフォリン−4−イルメチル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}−アミド;及び
シクロプロパンカルボン酸 {5−[4−(3,3−ジメチル−アゼチジン−1−カルボニル)−フェニル]−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリジン−2−イル}−アミドではない
ことを条件とする。)で表される化合物又はその医薬的に許容され得る塩。
化合物群5は、特表2011-529032及びWO2010/010190に開示され、式I中の各記号及び各用語の定義は特表2011-529032及びWO2010/010190に記載の通りである。
化合物群5中、特に好ましくは下記化合物(e)である(以下、化合物eとも称する)。
化合物eは、Filgotinibとして商業的にも入手可能である。
(6)式Iで表される化合物(以下、化合物群6とも称する)。
[式中:
およびAは、独立に、CおよびNから選択される;
T、U、およびVは、独立に、O、S、N、CR、およびNRから選択される;
ここでA、A、U、T、およびVによって形成される5員環は芳香族;
Xは、NまたはCR
Yは、C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、(CR1112−(C3−10シクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(アリーレン)−(CR1112、(CR1112−(C1−10ヘテロシクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(ヘテロアリーレン)−(CR1112、(CR1112O(CR1112、(CR1112S(CR1112、(CR1112C(O)(CR1112、(CR1112C(O)NR(CR1112、(CR1112C(O)O(CR1112、(CR1112OC(O)(CR1112、(CR1112OC(O)NR(CR1112、(CR1112NR(CR1112、(CR1112NRC(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、(CR1112S(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、または(CR1112S(O)NR(CR1112、ここで該C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、シクロアルキレン、アリーレン、ヘテロシクロアルキレン、またはヘテロアリーレンは、独立に、−D−D−D−Dから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
Zは、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4 ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、=C−R、=N−R、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NR、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは、以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
ここでZがHの場合、nは1;
あるいは−(Y)−Z部分は、i)該部分が結合しているA、ii)TまたはVのいずれかのRまたはR、およびiii)TまたはVのいずれかのRまたはRが結合しているCまたはN原子と共に、A、A、U、T、およびVによって形成される5員環と縮合した4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環は、−(W)−Qから独立に選択される1、2、3、4、または5の置換基により置換されていてもよい;
Wは、C1−8アルキレニル、C2−8アルケニレニル、C2−8アルキニレニル、O、S、C(O)、C(O)NRc’、C(O)O、OC(O)、OC(O)NRc’、NRc’、NRc’C(O)NRd’、S(O)、S(O)NRc’、S(O)、またはS(O)NRc’
Qは、H、ハロ、CN、NO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルは以下から独立に選択される1、2、3または4の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、ORa’、SRa’、C(O)Rb’、C(O)NRc’d’、C(O)ORa’、OC(O)Rb’、OC(O)NRc’d’、NRc’d’、NRc’C(O)Rb’、NRc’C(O)NRc’d’、NRc’C(O)ORa’、S(O)Rb’、S(O)NRc’d’、S(O)b’、NRc’S(O)b’、およびS(O)NRc’d’
CyおよびCyは、独立に、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ以下から独立に選択される1、2、3、4または5の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、CN、NO、ORa’’、SRa’’、C(O)Rb’’、C(O)NRc’’d’’、C(O)ORa’’、OC(O)Rb’’、OC(O)NRc’’d’’、NRc’’d’’、NRc’’C(O)Rb’’、NRc’’C(O)ORa’’、NRc’’S(O)Rb’’、NRc’’S(O)b’’、S(O)Rb’’、S(O)NRc’’d’’、S(O)b’’、およびS(O)NRc’’d’’
、R、R、およびRは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OROC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、およびS(O)NR10から選択される;
は、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、またはS(O)NR10
は、H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、またはS(O)NR10
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
およびR10は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される;
あるいはRおよびR10は、それらが結合しているN原子と共に、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
11およびR12は、独立に、Hおよび−E−E−E−Eから選択される;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、(C1−6アルキレン)−O−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−S−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−NR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−COO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CONR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SONR−(C1−6アルキレン)、および(C1−6アルキレン)−NRCONR−(C1−6アルキレン)から選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、およびC2−6アルキニレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
およびEは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NRから選択され、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
a’およびRa’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される、1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
b’およびRb’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
およびRは、独立に、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRおよびRは、それらが結合しているN原子と共に、独立に以下から選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する:Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニル;
c’およびRd’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRc’およびRd’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
c’’およびRd’’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRc’’およびRd’’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
は、H、CN、NO、またはC1−6アルキル;
およびRは、独立に、HおよびC1−6アルキルから選択される;
は、H、CN、またはNO
mは、0または1;
nは、0または1;
pは、0、1、2、3、4、5、または6;
qは、0、1、2、3、4、5、または6;
rは、0または1;および、
sは、0または1;
ここでXがN、nが1、およびA、A、U、T、V、および−(Y)−Zによって形成される部分が下記式を有する場合:

Yは、(CR1112C(O)NR(CR1112以外である]。
式I中、好ましくは下記化合物である(以下、化合物群6’とも称する)。
式:
[式中:
T、U、およびVは、独立に、O、S、N、CR、およびNRから選択される;
ここで炭素原子、窒素原子、U、T、およびVによって形成される5員環は芳香族である;
Xは、NまたはCRである;
nは、0であるか;または
nは、1であり、Yは、C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、(CR1112C(O)(CR1112、(CR1112C(O)NR(CR1112、(CR1112C(O)O(CR1112、または(CR1112OC(O)(CR1112であり、ここで該C1−8アルキレンまたはC2−8アルケニレンは、1、2または3のハロ、OH、CN、アミノ、C1−4アルキルアミノ、またはC2−8ジアルキルアミノにより置換されていてもよい;
Zは、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルであり、これらはそれぞれ以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、およびS(O)NR
Cyは、独立に、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ以下から独立に選択される1、2、3、4または5の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、CN、NO、ORa’’、SRa’’、C(O)Rb’’、C(O)NRc’’d’’、C(O)ORa’’、OC(O)Rb’’、OC(O)NRc’’d’’、NRc’’d’’、NRc’’C(O)Rb’’、NRc’’C(O)ORa’’、S(O)Rb’’、S(O)NRc’’d’’、S(O)b’’、およびS(O)NRc’’d’’
は、Hである;
は、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、またはS(O)NR10である;
は、H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、またはS(O)NR10である;
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルである;
は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルである;
およびR10は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される;
あるいはRおよびR10は、それらが結合しているN原子と共に、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
11およびR12は、独立に、H、ハロ、OH、CN、C1−4アルキル、C1−4ハロアルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルおよびヘテロシクロアルキルから選択される;
およびRa’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される、1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
およびRb’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
およびRは、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRおよびRは、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
c’’およびRd’’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6 アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
あるいはRc’’およびRd’’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
pは、0、1、2、3、4、5、または6である;
qは、0、1、2、3、4、5、または6である]
で表される化合物またはその医薬的に許容され得る塩。
化合物群6は、特表2009-519340及びWO2007/070514に開示され、式I中の各記号及び各用語の定義は特表2009-519340及びWO2007/070514に記載の通りである。
化合物群6中、特に好ましくは下記化合物(f)であり(以下、化合物fとも称する)、いっそう好ましくはそのリン酸塩である。
化合物fのリン酸塩は、Ruxolitinibとして商業的にも入手可能である。
(7)式(I)で表される化合物、該化合物の薬学的に許容され得る塩、プロドラッグ、生物活性代謝産物、立体異性体および異性体(以下、化合物群7とも称する)。
(式中、
TはNであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはNであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
TはCRであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはOであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはNRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはCRであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはSであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
TはNであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
TはNであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;
、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)(R)、−C(O)R、−C(OH)R、−N(R)S(O)−R、−S(O)N(R)(R)、−CF、−OCF、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、もしくは場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
は、水素、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルであり;または
は、−A−D−E−Gであり、ここで、
Aは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
Dは、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
Eは、結合、−R−、−R−C(=NCN)−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、=N−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−RC(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−O−R、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−、−R−S(O)N(R)−R−もしくは−R−N(R)S(O)N(R)−R−であり;または
Eは、
であり;
ここで、すべての場合に、Eは、Dにおける炭素または窒素原子に連結されており;
Gは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された−(C−C)アルキニル、場合によって置換された−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、重水素、CF、CHF、CHF、CHCF、C(O)OH、C(O)OCH、CN、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル基、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル基、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは−J−L−M−Qであり;
ここで:
Jは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、−S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
Lは、結合、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
Mは、結合、−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−OC(O)−R、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−R−C(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−もしくは−R−S(O)N(R)−R−であり;または
Mは、
であり;
ここで、すべての場合に、Mは、Lにおける炭素もしくは窒素原子に連結されており;
Qは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、CN、場合によって置換された(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)アルケニル、場合によって置換された(C−C10)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)アルキル−O−(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)アリール、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロアリール、もしくは場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロシクリルであり;ならびに
それぞれの出現についてRは、独立して、結合、場合によって置換された(C−C10)アルキレン、場合によって置換された(C−C10)アルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アルキニレン、場合によって置換された−(C−C10)アルキレン−O−(C−C10)アルキレン基、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、もしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
但し、TがNであり、NがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはOHではなく;
但し、TがNであり、UがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはHであり;
但し、前記化合物が、
である場合、Rは、上記のとおりに定義されておりならびにRは、窒素原子または酸素原子によってピラゾール環に連結されておらず、ならびに
但し、前記化合物が、
である場合、Rが、H、CH、または−C(O)OHである場合、Rは、H、−C(O)OCHCH、−C(O)NH−場合によって置換されたフェニル、−NHC(O)−場合によって置換されたフェニルまたは−S(O)−フェニルでない。)。
式(I)中、好ましくは下記群から選択される化合物、または該化合物の薬学的に許容され得る塩もしくは立体異性体であり、より好ましくは下記群から選択される化合物である(以下、化合物群7’とも称する)。
3−((3S,4S)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルピペリジン−1−イル)−3−オキソプロパンニトリル;
5−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)ピラジン−2−カルボニトリル;
(S)−1−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−カルボニル)シクロプロパンカルボニトリル;
N−((1S,3R,4R)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)シクロプロパンスルホンアミド;
N−((1R,3S,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)シクロプロパンスルホンアミド;
(S)−6−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリル;
(R)−6−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)ニコチノニトリル;
(S)−2−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル;
(R)−2−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)チアゾール−5−カルボニトリル;
(R)−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
(S)−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)(3,3−ジフルオロアゼチジン−1−イル)メタノン;
5−((1R,3S,4S)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル;
5−((1S,3R,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル;
5−((1R,3R,4S)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル;
5−((1S,3S,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチルアミノ)ピラジン−2−カルボニトリル;
N−(4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ビシクロ[2.2.2]オクタン−1−イル)シクロプロパンスルホンアミド;
(R)−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)(3,3−ジフルオロシクロブチル)メタノン;
(R)−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)(3,3−ジフルオロピロリジン−1−イル)メタノン;
(R)−(3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メタノン;
N−((1S,3S,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1R,3R,4S)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1R,3S,4S)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1S,3R,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
((R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピペリジン−1−イル)((R)−2−(トリフルオロメチル)ピロリジン−1−イル)メタノン;
N−((3S,5R)−5−エチル−1−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピロリジン−3−イル)シクロプロパンスルホンアミド;
1−シクロヘキシル−1,6−ジヒドロイミダゾ[4,5−d]ピロロ[2,3−b]ピリジン;
N−((3S,5R)−5−エチル−1−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)ピロリジン−3−イル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンタンアミン;
N−((1R,3S,4R)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1S,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1S,3S,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)シクロプロパンスルホンアミド;
N−((1S,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)シクロプロパンスルホンアミド;
N−((1S,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)−3,3−ジフルオロアゼチジン−1−スルホンアミド;
3−クロロ−N−((1S,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)−4−フルオロベンゼンスルホンアミド;
N−((1S,3S,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)−3,3−ジフルオロアゼチジン−1−スルホンアミド;
N−(((1S,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−(((1R,3S,4R)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−(((1S,3S,4R)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−(((1R,3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)シクロペンチル)メチル)−3,3,3−トリフルオロプロパン−1−スルホンアミド;
N−((1S,3S,4R)−3−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−4−メチルシクロペンチル)モルホリン−4−スルホンアミド;
3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸[(2S,4S,5R)−4−メチル−5−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル]−アミド;
3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸[(2R,4R,5S)−4−メチル−5−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−テトラヒドロ−フラン−2−イルメチル]−アミド;
3,3,3−トリフルオロ−プロパン−1−スルホン酸メチル−[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
アゼチジン−1−スルホン酸[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
{3−[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチルアミノ]−オキセタン−3−イル}−アセトニトリル;
3,3−ジフルオロ−シクロブタンスルホン酸[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
8−[(1S,2R,4S)−2−メチル−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−シクロペンチル]−3H−3,4,6,8a−テトラアザ−as−インダセン;
8−[(1R,2R)−2−メチル−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−シクロペンチル]−3H−3,4,6,8a−テトラアザ−as−インダセン;
3−フルオロ−アゼチジン−1−スルホン酸[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
3−フルオロ−プロパン−1−スルホン酸[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
シクロプロパンスルホン酸[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(7−メチル−3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
シクロプロパンスルホン酸[(1R,3S,4R)−3−メチル−4−(7−メチル−3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アミド;
2−シアノ−N−[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−アセトアミド;
8−[(1S,2R,4R)−2−メチル−4−(テトラヒドロ−ピラン−4−イルオキシ)−シクロペンチル]−3H−3,4,6,8a−テトラアザ−as−インダセン;
(2−シクロプロピル−エチル)−[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−オキセタン−3−イル−アミン;
シクロプロピルメチル−[(1S,3R,4S)−3−メチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−シクロペンチル]−オキセタン−3−イル−アミン;
(3R,4S)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミド;および
(3S,4R)−3−エチル−4−(3H−イミダゾ[1,2−a]ピロロ[2,3−e]ピラジン−8−イル)−ピロリジン−1−カルボン酸(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−アミド
化合物群7は、特表2013-512280及びWO2011/068881に開示され、式(I)中の各記号及び各用語の定義は特表2013-512280及びWO2011/068881に記載の通りである。
化合物群7中、特に好ましくは下記化合物(g)である(以下、化合物gとも称する)。
化合物gは、Upadacitinibとして商業的にも入手可能である。
本明細書中、医薬的に許容され得る塩、薬学的に許容され得る塩又は製薬学的に許容される塩としては、例えば、トリフルオロ酢酸、酢酸、乳酸、コハク酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、安息香酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ケイ皮酸、フマル酸、ホスホン酸、塩酸、硝酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、スルファミン酸、硫酸等の酸との酸付加塩;例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等との金属塩;例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、N−メチルピロリジン、N−メチルピペリジン、N−メチルモルホリン等の有機塩基との塩等が挙げられる。
本発明において有効成分として用いられるJAK阻害作用を有する化合物を、本明細書中、本発明化合物とも称する。
本発明化合物は、商業的に入手可能なものであるか、あるいはその基本骨格あるいは置換基の種類に基づく特徴を利用し、種々の公知(既報)の合成法を適用し、さらに所望に応じて適宜修飾して製造することができる。例えば、化合物群1及び化合物aはWO2015/174376及びEP3144309A1に記載の方法により;化合物群2、化合物群2’及び化合物bは特表2003-516405及びWO2001/042246に記載の方法により;化合物群3及び化合物cは特表2011-514909及びWO2009/114512に記載の方法により;化合物群4、化合物群4’及び化合物dは特表2009-522206及びWO2007/077949に記載の方法により;化合物群5、化合物5’及び化合物eは特表2011-529032及びWO2010/010190に記載の方法により;化合物6、化合物群6’及び化合物fは特表2009-519340及びWO2007/070514に記載の方法により;化合物7、化合物7’及び化合物gは特表2013-512280及びWO2011/068881に記載の方法により製造することができる。
本発明化合物は、互変異性体、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体等の異性体を有するが、いずれか一方の異性体も、異性体の混合物も本発明において用いることができる。これらの異性体は、自体公知の合成手法、分離手法(濃縮、溶媒抽出、カラムクロマトグラフィー、再結晶等)によりそれぞれを単品として得ることができる。
本発明化合物は、結晶であっても無晶形であってもよい。フェニル水酸化体が結晶である場合、結晶形が単一であっても結晶形混合物であってもフェニル水酸化体に包含される。結晶は、自体公知の結晶化法を適用して、結晶化することによって製造することができる。
本発明化合物は、溶媒和物(例えば、水和物等)であっても、無溶媒和物であってもよく、いずれも本発明のフェニル水酸化体に包含される。
本発明化合物は、同位元素(例、H,14C,35S,125I等)等で標識されていてもよい。
本発明化合物は、プロドラッグ又は生物活性代謝産物の形態で用いることもできる。本明細書で使用される場合、「プロドラッグ」という用語は、一部の生理的化学過程によってインビボで親薬剤に変換される薬剤を指す(例えば、生理的pHに近づけられているプロドラッグは、所望の薬剤形態に変換される。)。限定されるものではないが、プロドラッグの例は、水溶解性が有利ではない細胞膜を横切って送達を促進するためにエステル(「プロドラッグ」)として投与される本発明の化合物であるが、次いで、それは水溶解性が有利である細胞内で直ちにカルボン酸に代謝的に加水分解される。
本発明化合物は、JAK阻害作用を有し、哺乳動物(例、ヒト、サル、ネコ、ブタ、ウマ、ウシ、マウス、ラット、モルモット、イヌ、ウサギ等)、好ましくはヒトに対し、Tfh細胞産生抑制作用を示し、IgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤として有用である。
IgG4関連疾患とは、血液中の免疫グロブリンG(IgG)という抗体成分のうちIgG4という成分が上昇することと、全身の臓器にIgG4を作る形質細胞という細胞などが浸潤して腫れてくることを特徴とした原因不明の疾患である。
IgG4関連疾患に該当する可能性がある具体的疾患として表1を例示するが、表1に例示した全ての疾患がIgG4関連疾患ではない。すなわち、表1には腸炎が例示されているが、腸炎の全てがIgG4関連疾患ではなく、腸炎の中でも以下に説明するような診断基準に合致する腸炎のみがIgG4関連疾患である。糖尿病やその他の疾患についても同様である。
全身疾患としてのIgG4関連疾患の包括診断基準としては以下の基準が用いられている。
1.1つもしくは複数の臓器で腫れた部分がある
2.血液検査で血清IgG4の値が135 mg/dL以上である
3.病気の起きている臓器の一部を、針をさしたり手術をしたりして取り出し、顕微鏡で特徴的な細胞(IgG4陽性の形質細胞)が増えているか(IgG陽性細胞のうち40%超のIgG4陽性細胞かつ顕微鏡400倍拡大の視野に10個超のIgG4陽性細胞)を確認する
(上記3つ全部を満たす場合を「確定例」と判断する。1と2、もしくは 1と3を満たす場合を「疑い例」と判断する)
本発明化合物を有効成分として含有するIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤における本発明化合物の含有量は製剤全体に対して通常、約0.01〜約99.9重量%、好ましくは約0.1〜約50重量%である。
本発明化合物の投与量は、用いる化合物によって異なるが、既に上市されている化合物であれば、その臨床上の用量に基づいて適宜設定され、年令、体重、一般的健康状態、性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、薬物の組み合わせ、患者のその時に治療を行なっている病状の程度に応じ、それらあるいはその他の要因を考慮して決められる。
例えば、本発明化合物を、1日量約0.01〜50mg/Kg(体重)程度、好ましくは約0.5〜20mg/Kg(体重)程度、更に好ましくは約0.1〜15mg/Kg(体重)程度を1回又は2ないし3回に分けて投与するのが好ましい。
本発明化合物は、対象となる疾患に応じて、他の薬剤と組み合せて用いることができる。これらの併用薬剤は低分子化合物であっても良く、また高分子の蛋白、ポリペプチド、抗体あるいはワクチンなどでも良い。この場合、本発明化合物と併用薬剤の投与時期は限定されず、投与時に本発明化合物と併用薬剤とが組み合わされていればよい。例えば、ステロイドや免疫抑制剤等、本発明化合物とは異なる作用機序によってIgG4関連疾患の治療及び/又は予防効果を示す他の薬剤と併用が可能である。
本発明化合物は、薬学的に許容される担体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の固形製剤;シロップ剤、注射剤等の液状製剤;貼付剤、軟膏剤、硬膏剤等の経皮吸収剤;吸入剤;坐剤として、適宜製剤化することができる。
本発明化合物を含有する医薬は、経口又は非経口投与され、上記した化合物を1種単独で用いてもよく、又は2種以上を併用して用いてもよい。
薬学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用されている各種有機あるいは無機担体物質を用いることができる。具体的には、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等を配合することができる。又、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等の製剤添加物を用いることもできる。
賦形剤の例としては、乳糖、白糖、ブドウ糖、でんぷん、蔗糖、微結晶セルロース、カンゾウ末、マンニトール、炭酸水素ナトリウム、リン酸カルシウム、硫酸カルシウム等が挙げられる。
滑沢剤の例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、精製タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。
結合剤の例としては、結晶セルロース、白糖、マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
崩壊剤の例としては、でんぷん、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム等が挙げられる。
溶剤の好適な例としては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が挙げられる。
溶解補助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。
懸濁化剤の例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
等張化剤の好適な例として、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール等が挙げられる。
緩衝剤の好適な例として、例えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩及びクエン酸塩等の緩衝液等が挙げられる。
無痛化剤の好適な例として、例えばベンジルアルコール等が挙げられる。
防腐剤の好適な例として、例えばパラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸等が挙げられる。
抗酸化剤の好適な例として、例えば亜硫酸塩、アスコルビン酸等が挙げられる。
着色剤の好適な例として、例えばタール色素、カラメル、三二酸化鉄、酸化チタン、リボフラビン類等が挙げられる。
甘味剤の好適な例として、ブドウ糖、果糖、転化糖、ソルビトール、キシリトール、グリセリン、単シロップ等が挙げられる。
本願発明はまた、IgG4関連疾患のモデル動物を用いて、IgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤となり得る化合物をin vivoでスクリーニングする方法を提供する。IgG4関連疾患のモデル動物としては、高親和性の免疫グロブリンを産生するTfh細胞が上昇することが知られているOVA/alum刺激による免疫刺激マウスを用いることができる。OVA/alum刺激によってTfh細胞、GBC細胞及びIgG1産生B細胞が増加するが、かかる増加を抑制する作用を有するか否かを指標としてIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤として有用な化合物をスクリーニングすることができる。
以下に実施例を示して、本発明をより詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1:OVA/alum免疫マウスにおける本発明化合物の効果
濾胞性ヘルパーT細胞(Tfh)はIgG4関連疾患においてIgG4抗体産生を誘導するT細胞サブセットである。一方で、野生型マウスにOvalubumin (以下、OVA)とミョウバン(以下、Alum)の反復投与を行うことで脾臓内のTfhが増加することが知られている。そこでこのシステムを用いて、JAK阻害薬がTfhに対して抑制効果があるかを確認した。また、あわせてTfh依存的に活性化することで分化する胚中心B細胞(GCB)、マウスにおけるヒトIgG4サブクラスのカウンターパート(マウスにはIgG4というサブクラスは存在しない)であるマウスIgG1を産生するB細胞(IgG1+ B cell)のJAK阻害薬に対する影響も確認した。JAK阻害薬として、Baricitinib、Tofacitinib及びFilgotinibを用いた。
Alum懸濁液の作成法
ミョウバン(Aluminium potassium sulfate 12-water) 50 gを超純水500mlに添加し懸濁した。
水酸化カリウム溶液の作成法
水酸化カリウム28 gを超純水に溶解し、500 ml溶液にした。
OVA/Alumの混合
(1)OVA(Albumin from chicken egg white, Sigma-Aldrich)10 mgをリン酸緩衝生理食塩水(以下、PBS)に溶解し、OVA 10 mg/1000 μL溶液を作成した。
(2)上記(1)のOVA溶液50 μLに450 μLのPBSを加えて500 μLとした。
(3)上記(2)の溶液500μLと先に作成したAlum懸濁液500μLを混ぜた。
(4)先に作成した水酸化カリウム溶液を用いて、上記(3)の混合液のpHを 6.7に調整した。
(5)4℃ 2500rpm 7分間で遠心した。
(6)上清廃棄した。
(7)1000 μLのPBSを添加した。
(8)上記(5)−(7)を2回繰り返した。
(9)ここで完成した懸濁液をOVA/Alum懸濁液として用いた。
OVA/Alum溶液免疫
生後6-12週のC57BL/6J(B6)雌性マウスにOVA/Alum溶液200 μLをday 0とday 11に腹腔内投与した。
JAK阻害薬の調整
(1)Tofacitinib、Baricitinib、Filgotinibをそれぞれジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解させ、50 mg/mL溶液を作成した。
(2)JAK阻害薬の投与開始の前日に、上記(1)で作成したTofacitinib 溶液50 μL、Baricitinib溶液 34 μL、Filgotinib溶液 34 μLにDMSOを加え、それぞれ100 μL溶液とした。なお、マウス1匹の体重を20 gとして算出した投与量に基づき、使用するJAK阻害薬溶液の量を決定した。
(3)上記(2)で得られたそれぞれのJAK阻害薬溶液100 μLずつを浸透圧ポンプ(Micro-Osmotic pump, Alzet, 1007D)に充填した。
(4)1.5 mlマイクロチューブをPBSで充満させ、その中に上記の浸透圧ポンプを入れ、37度インキュベーターで半日インキュベートした。
JAK阻害薬の投与
(1)day 11にOVA/Alum腹腔内投与とともにJAK阻害薬の投与を開始した。
薬液投与にあたっては、上述した薬液入りの浸透圧ポンプをマウス背部皮下に挿入し、一定速度0.5 μL/hrで7日間(168時間)持続的に投与した。
(2)各JAK阻害薬投与のサンプル数はTofacitinib 15 mg/kg/day(n=5)、Baricitinib 10 mg/kg/day (n=6)、Filgotinib 10 mg/kg/day(n=5)とした。
(3)コントロールとして、JAK阻害薬の入っていないDMSO 100 μLの入った浸透圧ポンプを挿入した群(n=11)とOVA/Alum投与をしていないB6マウス群(n=7)を用意した。
浸透圧ポンプのマウス背部皮下への挿入法
(1)マウスを十分に麻酔し、背部にハサミで5-10mm程度の切れ目を入れ、ハサミで皮下組織を広げながら剥離してポンプを投与するための空間を作った。
(2)上記1で作成した皮下の空間に浸透圧ポンプを挿入した。
(3)挿入後、自動縫合機(夏目製作所, C-29-8)を用いてマウスの皮膚の縫合を行った。
(4)マウスが呼吸していることを確認してゲージに戻した。
FACS bufferの作成法
FBS 10mLをPBS(DPBS basic, gibco, C14190500BT)500mLに混注して2% FBS in PBSとしてそれをFACS bufferとした。
フローサイトメトリー
(1)day18にマウスを鎮静後、頸椎脱臼にてsacrificeした。
(2)脾臓をセルストレイナーですりつぶした。すりつぶしたものをFACS buffer 10mlに加えた。
(3)メッシュに通してFalcon(登録商標)コニカルチューブ 50 mL(#352070)チューブに加えた。
(4)1500 rpm 5minで遠心した。
(5)上清を廃棄し、タッピングした。
(6)赤血球溶血のために RBC lysis bufferを脾臓1個に対して1 ml加えた。
(7)1分後、10ml のFACS bufferを加え、反応を停止させた。
(8)1500 rpm 5minで遠心した。
(9)上清を廃棄し、タッピングした。
(10)ペレットチューブにFACS buffer 10.5ml を加えた。
(11)メッシュを通して新たなFalcon(登録商標)コニカルチューブ 50 mLに入れ替えた。
(12)1.5mlマイクロチューブに脾臓の細胞が105-106個となるようにTfh染色用サンプル、GC-B染色用サンプル、IgG1+B cell用サンプルに分割した。
(13)分割した3つのサンプル全てを3500 rpm 2min 4℃で遠心し、上清を廃棄後、Fc blocker を FACS buffer 1:100で希釈したものを0.1ml加えて、10分間常温静置した。その後、3500 rpm 2min 4℃で遠心し、上清を廃棄した。
(14)Tfh染色用サンプルに対して、CXCR5-BiotinをFACS buffer 1:200で希釈し50 μL加え、遮光して10分間常温静置した。その後、3500rpm 2min 4℃で遠心し、上清を廃棄した後、Streptavidin-PE を FACS buffer 1:500で希釈, CD4-PB を FACS buffer 1:1000で希釈及び PD1-APC を FACS buffer 1:200で希釈したものをそれぞれ50 μLずつ加えた。
(15)IgG1+B cell用サンプルに対して、B220-APC を FACS buffer 1:500で希釈及びIgG1-PE を FACS buffer 1:250で希釈したものをそれぞれ50 μLずつ加えた。
(16)GC-B染色用サンプルに対して、B220-APC を FACS buffer 1:500で希釈、GL7-PB を FACS buffer 1:50 で希釈及び FAS(CD95)-PE を FACS buffer 1:50で希釈した溶液をそれぞれ50 μLずつ加えた。
(17)上記(14)、(15)及び(16)を遮光して10 min on iceで静置した。
(18)上記(17)で得られた3つのサンプル全てに、300 μL FACS bufferを加え、3500 rpm 2min 4℃で遠心後、上清を廃棄し、250 μLのFACS bufferを加え、メッシュに通してFACSチューブに入れた。
(19)FACSにてCD4+細胞に対するTfh、B220+細胞に対するGCB、B220+細胞に対するIgG1B cellの割合を確認した。なお、フローサイトメトリーにおけるTfh、GCB、IgG1Bの定義は以下のとおり。
Tfh:CXCR5+PD1+CD4+細胞
GCB:FAS+GL7+ B220+細胞
IgG1B cell:IgG1B220+細胞
以下、用いたmaterialの製品名, 販売元, 品番を示す。
Cell Strainer 70μL Nylon, FALCON, 352350
RBC Lysis Buffer (10X), BioLegend, 420301
Pacific Blue anti-mouse CD4 clone GK1.5, BioLegend, 100428
Biotin anti-mouse CD185 (CXCR5) clone L138D7, BioLegend, 145510
Streptavidin-PE, BioLegend, 405203
APC anti-mouse CD279 (PD-1) clone 29F.1A12, BioLegend, 135210
APC anti-mouse/human CD45R/B220 clone RA3-6B2, BioLegend, 103212
Pacific Blue anti-mouse/human GL7 Antigen clone GL7, BioLegend, 144614
PE anti-mouse CD95 (Fas) clone SA367H8, BioLegend, 152608
PE anti-mouse IgG1 clone RMG1-1, BioLegend, 406607
Anti-Mouse CD16/CD32 Purified(Fc blocker), eBioscience, 14-0161-35
評価方法
Tofacitinib投与群、Baricitinib投与群、Filgotinib投与群、DMSO投与群、OVA/Alum投与をしていないB6マウス群のCD4+細胞に対するTfh、B220+細胞に対するGCB、B220+細胞に対するIgG1B cellの割合を算出した。結果はmean + standard deviation (SD)にて表記した。
統計学的解析は一元配置分散分析を用いて比較し、P値が0.05未満の時に統計学的に有意とみなした。
結果を図1〜3に示す。いずれのJAK阻害薬も、有意にTfh細胞、GCB細胞及びIgG1産生B細胞の産生を抑制した。
実施例2:IgG4関連疾患患者における本発明化合物の効果
(1)IgG4関連疾患(IgG4-RD)患者末梢血からの末梢血単核細胞(Peripheral blood mononuclear cells : PBMC)単離
IgG4-RD患者末梢血20 mLを、リン酸緩衝液(Phosphate buffered saline : PBS (Gibco社))で2倍に希釈し40 mLとした。Ficoll paque PLUS(GE Healthcare社)を20 mLずつ分注した50 mL遠心管を2本用意し、希釈した血液を20 mLずつFicoll paque PLUSの液面を乱さないようゆっくりと重層した。重層後、50 mL遠心管を遠心機にセットし、800 g/25 min/ Room Temperature (RT)/ No accel/ No brakeの条件で比重遠心を行った。遠心管を遠心機から取り出し、血液とFicoll paque PLUSとの境界面に存在するPBMCをパスツールピペットで吸入回収し、新しい50 mL遠心管へ移したのちPBSで50 mLまでメスアップし、転倒混和により、よく混合した。1800 rpm/10 min/RTの条件で遠心し、上清を捨て細胞ペレットを細胞培養用培地(RPMI-1640(ATCC社)with 10% Fetal bovine serum contained final 1x MEM NEAA(Gibco社),1 mM Sodium Pyruvate (Gibco社),50 μmol/L 2-Mercapt ethanol, 100 U/mL Penisillin and 100 μg/mL Streptmycin (Gibco社))で懸濁し、細胞数を計測して使用時まで氷上で保存した。
(2)抗体産生細胞へのin vitro分化
96穴丸底プレートを用意し、1穴あたり200 μLの細胞培養用培地で培養した。200 μL中に(i)200,000個(2 x 105個)のPBMC、(ii)サイトカイン混合液(終濃度5 μg/mLのanti-IgM antibody(Jackson ImmunoResearch社)、終濃度1 μg/mLのanti-hCD40 antibody(R&D Systems社)、終濃度100 ng/mLのhuman recombinant interleukin-21(PeproTech社)、終濃度30 ng/mLのhuman recombinant B cell activating factor belonging to the tumor necrosis factor family (R&D Systems社))、および(iii)各JAK阻害薬(紛体をDimethyl sulfoxide : DMSOで10 mmol/Lに調製したストック溶液を、細胞培養用培地で希釈調製し、化合物の終濃度は3000、 1000、 300、 100、 30、 10 nmol/Lから選択した任意の濃度とした。DMSOの終濃度は0.1 %とした。)を加え、二酸化炭素5%下37℃恒温槽で7日間培養した。7日間培養後、96穴丸底プレートごと1800 rpm/5 min/RTの条件で遠心し、上清を抗体価測定用サンプルとして新しい96穴丸底プレートへ移して-30℃で保存した。
(3)Cytometric Bead Array(CBA)法によるIgG4抗体産生抑制活性の評価
細胞培養用培地を用いて50倍希釈したHuman IgG4 Capture Beads C7(BD Biosciences社)を96穴V底プレートに1穴あたり50 μL添加した。検量線に用いるStandardについては、細胞培養用培地を用いてHuman Ig Standard(BD Biosciences社)を400 ng/mLから1.6 ng/mLの濃度まで公比2で希釈した。また、(2)で得られた細胞培養用培地を用いて、培養上清を10倍希釈した。上記のとおり希釈したHuman Ig Standardあるいは培養上清をHuman IgG4 Capture Beads C7が入った96穴V底プレートに1穴あたり50 μL添加し、室温および遮光条件で1時間反応させた。1次反応終了後,細胞培養用培地を用いて50倍希釈したHuman IgG4 PE Detection Reagent(BD Biosciences社)を1穴あたり50 μL添加し,室温および遮光条件で1時間反応させた。2次反応終了後、96穴V底プレートにphosphate-buffered saline(Gibco社)を200 μL添加し、900 rpm/5 min/RT/low breakの条件で遠心した後、上清を廃棄し洗浄した。上記の方法で2回洗浄後、PBSを1穴あたり135μL添加することで再懸濁し、Fortessa X-20(BD Biosciences社)を用いてIgG4抗体を測定した。IgG4抗体の濃度はFCAP ArrayTM Software(BD Biosciences社)を用いて算出した。
結果を図4に示す。いずれのJAK阻害薬を投与した場合でも濃度依存的にIgG4抗体価を減じる効果が確認された。
本発明によれば、Tfh細胞への分化を抑制することで、高親和性の免疫グロブリンの産生を抑制して、IgG4関連疾患を治療及び/又は予防することが可能となる。

Claims (5)

  1. ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物を有効成分とするIgG4関連疾患の治療剤及び/又は予防剤。
  2. ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が、ヤヌスキナーゼ3阻害作用を有する化合物である、請求項1記載の剤。
  3. ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が以下の(1)〜(7)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1又は2記載の剤。
    (1)式(III)で表される化合物、該化合物の互変異性体若しくはその医薬的に許容され得る塩又はそれらの溶媒和物:

    [式中、
    は、C3−7シクロアルキレン基を意味し、
    は、C1−6アルキレン基を意味し、
    は、O、又はNHを意味し、
    は、XがOのとき、C1−6ハロアルキル基、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味し;XがNHのとき、シアノC1−6ハロアルキル基、又はシアノC1−6アルキル基を意味する]、
    (2)式Iで表される化合物またはその医薬的に許容され得る塩:

    [式中、
    は、式:

    [式中、yは0、1または2であり;
    は、水素、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルケニル及びアルキニル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、ニトロ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されているか;または
    は、(C〜C10)シクロアルキルであり、ここで前記シクロアルキル基は場合により、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで置換されており;
    は、(C〜C)ヘテロシクロアルキルであり、ここで前記ヘテロシクロアルキル基は、1〜5個のカルボキシ、シアノ、アミノ、重水素、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−S(O)、R1516NS(O)、R1516NS(O)(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキルで置換されていなければならず、ここでmは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される]の基であるか;あるいは
    式II:

    [式中、aは0、1、2、3または4であり;
    b、c、e、f及びgはそれぞれ独立して0または1であり;
    dは0、1、2または3であり;
    XはS(O)(ここでnは0、1または2である)、酸素、カルボニルまたは−C(=N−シアノ)−であり;
    YはS(O)(ここでnは0、1または2である)またはカルボニルであり;及び
    Zはカルボニル、C(O)O−、C(O)NR−またはS(O)(ここでnは0、1または2である)であり;
    、R、R、R、R10及びR11はそれぞれ独立して、水素または、重水素、ヒドロキシ、アミノ、トリフルオロメチル、(C〜C)アシルオキシ、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、シアノ、シアノ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、ニトロ、ニトロ(C〜C)アルキル若しくは(C〜C)アシルアミノで場合により置換された(C〜C)アルキルからなる群から選択され;
    12は、カルボキシ、シアノ、アミノ、オキソ、重水素、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、ハロ、(C〜C)アシル、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、(C〜C)アルキルアミノ、ヒドロキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルオキシ(C〜C)アルキル、ニトロ、シアノ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、ニトロ(C〜C)アルキル、トリフルオロメチル、トリフルオロメチル(C〜C)アルキル、(C〜C)アシルアミノ、(C〜C)アシルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ(C〜C)アシルアミノ、アミノ(C〜C)アシル、アミノ(C〜C)アシル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アシル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アシル、R1516N−CO−O−、R1516N−CO−(C〜C)アルキル、R15C(O)NH、R15OC(O)NH、R15NHC(O)NH、(C〜C)アルキル−S(O)、(C〜C)アルキル−S(O)−(C〜C)アルキル、R1516NS(O)、R1516NS(O)、(C〜C)アルキル、R15S(O)16N、R15S(O)16N(C〜C)アルキル(ここで、mは0、1または2であり、R15及びR16はそれぞれ独立して水素または(C〜C)アルキルから選択される)である]の基であり;
    及びRは、それぞれ独立して、水素、重水素、アミノ、ハロ、ヒドロキシ、ニトロ、カルボキシ、(C〜C)アルケニル、(C〜C)アルキニル、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)シクロアルキルからなる群から選択され、ここで前記アルキル、アルコキシまたはシクロアルキル基は場合により、ハロ、ヒドロキシ、カルボキシ、アミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、(C〜C)シクロアルキルまたは(C〜C10)アリールから選択される1〜3個の基で置換されているか;または
    及びRは、それぞれ独立して、(C〜C10)シクロアルキル、(C〜C10)シクロアルコキシ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C10)アリールアミノ、(C〜C)アルキルチオ、(C〜C10)アリールチオ、(C〜C)アルキルスルフィニル、(C〜C10)アリールスルフィニル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C)アシル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−、(C〜C)ヘテロアリール、(C〜C)ヘテロシクロアルキルまたは(C〜C10)アリールであり、ここで前記ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル及びアリール基は、場合により1〜3個のハロ、(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキル−CO−NH−、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、カルボキシ(C〜C)アルコキシ、ベンジルオキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルコキシ、(C〜C10)アリール、アミノ、アミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C10)アリール(C〜C)アルコキシカルボニルアミノ、(C〜C)アルキルアミノ、((C〜C)アルキル)アミノ、(C〜C)アルキルアミノ(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ(C〜C)アルキル、ヒドロキシ、(C〜C)アルコキシ、カルボキシ、カルボキシ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシカルボニル、(C〜C)アルコキシカルボニル(C〜C)アルキル、(C〜C)アルコキシ−CO−NH−、(C〜C)アルキル−CO−NH−、シアノ、(C〜C)ヘテロシクロアルキル、アミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−、(C〜C)アルキルアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、((C〜C)アルキル)アミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールアミノ−CO−NH−(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C10)アリールスルホニル、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ、(C〜C10)アリールスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ、(C〜C)アルキルスルホニルアミノ(C〜C)アルキル、(C〜C)ヘテロアリールまたは(C〜C)ヘテロシクロアルキルで置換されている]、
    (3)式Iで表される化合物またはその薬学的に許容され得る塩:
    式中、
    Lは、SOまたはCOであり;
    は、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、フェニル、5員または6員のヘテロアリール、インドリル、NR、またはORであり、ここで、前記アルキル、シクロアルキル、フェニル、またはヘテロアリールは所望により、F、CN、およびC1−4アルキルから独立して選択される1個、2個、または3個の置換基で置換され;
    およびRは、H、C1−4アルキル、およびフェニルから独立して選択され;そして
    は、C1−6アルキル、フェニル、またはベンジルであり、
    ここで、LがSOである場合、RはOR以外である、
    (4)式(I)で示される縮合ピリジン化合物又はその製薬学的に許容される塩:
    [式中、
    Xは、N、又はCR
    Mは、(CHであり、mは0又は1、
    は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
    は、−H、又は置換されていてもよい低級アルキル、
    は、−H、ハロゲン、又は置換されていてもよい低級アルキル、
    41は、−H、又は置換されていてもよいヘテロアリール、
    42は、置換されていてもよい架橋環基、
    は、ハロゲン、シアノ、アシル、アシルアミノ、低級アルキル、低級アルケニル、−O−低級アルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルキル、5又は6員環ヘテロシクロアルケニル、および5員環ヘテロアリールからなる群より選択される基であって、これらはそれぞれ置換されていてもよい、
    但し、Rが5員環ヘテロアリールの場合、Xは−CR
    41とRは、一定の官能基を介して結合し、以下に示す二価基を形成していてもよく、
    は、−H、又は置換されていてもよいアシルをそれぞれ意味する]、
    (5)式Iで表される化合物又はその医薬的に許容され得る塩:


    式中:
    Cy1は、アリール及びヘテロアリールから選択され;
    L1は、単結合、−O−、−C(O)−、−C[=N(R4a)]−、−N(R4a)−、−CON(R4a)−、−SON(R4a)−、−S(O)−、−N(R4a)CO−、−CH−N(R4a)−又は−N(R4a)SO−から選択され;
    各Rは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、置換又は非置換アミノ、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ及びヒドロキシルから選択され;
    各R3aは独立に、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、アシル、置換アシル、置換又は非置換アシルアミノ、置換又は非置換C−Cアルコキシ、置換又は非置換アミド、アルコキシカルボニル、置換アルコキシカルボニル、アリールアルキルオキシ、置換アリールアルキルオキシ、置換又は非置換アミノ、アリール、置換アリール、アリールアルキル、置換スルファニル、置換スルフィニル、置換スルホニル、置換又は非置換アミノスルホニル、スルホン酸、スルホン酸エステル、アジド、カルボキシ、シアノ、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、ハロ、置換又は非置換ヘテロアリール、ヒドロキシル、ニトロ及びチオールから選択され;
    2aは、置換又は非置換C−Cアルキル、及び置換又は非置換C−Cシクロアルキルから選択され;
    3bは独立に、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択されるか;又はR3bは独立に、O−R3c、NH−R3c、CO−R3c及びCON(R4a)−R3cから選択され;かつR3cは独立に、置換C−Cアルキル、置換又は非置換アリール、置換又は非置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換4〜7員ヘテロシクロアルキル、置換又は非置換5〜10員ヘテロアリールから選択され;
    各R4a、R4b及びR4cは独立に、H、C−Cアルキル、置換C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、又は置換C−Cシクロアルキル、置換又は非置換アシルから選択され;
    m1は、0、1又は2であり;m2は、0、1、2又は3であり;かつn1は、0、1、2、3又は4であり;
    但し、
    i)L1が−O−、−N(R4a)−、−CH−N(R4a)−、−CON(R4a)−又は−SON(R4a)−であり、かつR3bがシクロアルキル、アリール又は5〜10員ヘテロアリール以外である場合、n1は1、2、3又は4であり;
    ii)Cy1がPhであり、L1が結合であり、n1が0であり、かつR3bが−OR3cである場合、R3cはMe又はCF以外であることを条件とする、
    (6)式Iで表される化合物:

    [式中:
    およびAは、独立に、CおよびNから選択される;
    T、U、およびVは、独立に、O、S、N、CR、およびNRから選択される;
    ここでA、A、U、T、およびVによって形成される5員環は芳香族;
    Xは、NまたはCR
    Yは、C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、(CR1112−(C3−10シクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(アリーレン)−(CR1112、(CR1112−(C1−10ヘテロシクロアルキレン)−(CR1112、(CR1112−(ヘテロアリーレン)−(CR1112、(CR1112O(CR1112、(CR1112S(CR1112、(CR1112C(O)(CR1112、(CR1112C(O)NR(CR1112、(CR1112C(O)O(CR1112、(CR1112OC(O)(CR1112、(CR1112OC(O)NR(CR1112、(CR1112NR(CR1112、(CR1112NRC(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、(CR1112S(O)NR(CR1112、(CR1112S(O)(CR1112、または(CR1112S(O)NR(CR1112、ここで該C1−8アルキレン、C2−8アルケニレン、C2−8アルキニレン、シクロアルキレン、アリーレン、ヘテロシクロアルキレン、またはヘテロアリーレンは、独立に、−D−D−D−Dから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    Zは、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4 ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、=C−R、=N−R、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NR、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは、以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
    ここでZがHの場合、nは1;
    あるいは−(Y)−Z部分は、i)該部分が結合しているA、ii)TまたはVのいずれかのRまたはR、およびiii)TまたはVのいずれかのRまたはRが結合しているCまたはN原子と共に、A、A、U、T、およびVによって形成される5員環と縮合した4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで該4−から20−員環アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル環は、−(W)−Qから独立に選択される1、2、3、4、または5の置換基により置換されていてもよい;
    Wは、C1−8アルキレニル、C2−8アルケニレニル、C2−8アルキニレニル、O、S、C(O)、C(O)NRc’、C(O)O、OC(O)、OC(O)NRc’、NRc’、NRc’C(O)NRd’、S(O)、S(O)NRc’、S(O)、またはS(O)NRc’
    Qは、H、ハロ、CN、NO、C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキル、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、C2−8アルキニル、C1−8ハロアルキル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、またはヘテロシクロアルキルは以下から独立に選択される1、2、3または4の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、ORa’、SRa’、C(O)Rb’、C(O)NRc’d’、C(O)ORa’、OC(O)Rb’、OC(O)NRc’d’、NRc’d’、NRc’C(O)Rb’、NRc’C(O)NRc’d’、NRc’C(O)ORa’、S(O)Rb’、S(O)NRc’d’、S(O)b’、NRc’S(O)b’、およびS(O)NRc’d’
    CyおよびCyは、独立に、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択され、これらはそれぞれ以下から独立に選択される1、2、3、4または5の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、CN、NO、ORa’’、SRa’’、C(O)Rb’’、C(O)NRc’’d’’、C(O)ORa’’、OC(O)Rb’’、OC(O)NRc’’d’’、NRc’’d’’、NRc’’C(O)Rb’’、NRc’’C(O)ORa’’、NRc’’S(O)Rb’’、NRc’’S(O)b’’、S(O)Rb’’、S(O)NRc’’d’’、S(O)b’’、およびS(O)NRc’’d’’
    、R、R、およびRは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OROC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、およびS(O)NR10から選択される;
    は、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR10、NR10、NRC(O)R、NRC(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、NRS(O)、またはS(O)NR10
    は、H、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、OR、C(O)R、C(O)NR10、C(O)OR、S(O)R、S(O)NR10、S(O)、またはS(O)NR10
    は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
    は、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキル;
    およびR10は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、C1−6アルキルカルボニル、アリールカルボニル、C1−6アルキルスルホニル、アリールスルホニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択される;
    あるいはRおよびR10は、それらが結合しているN原子と共に、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
    11およびR12は、独立に、Hおよび−E−E−E−Eから選択される;
    およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
    およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、(C1−6アルキレン)−O−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−S−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−NR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−COO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−CONR−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SO−(C1−6アルキレン)、(C1−6アルキレン)−SONR−(C1−6アルキレン)、および(C1−6アルキレン)−NRCONR−(C1−6アルキレン)から選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、およびC2−6アルキニレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
    およびEは、独立に、非存在、または、独立に、C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンから選択され、ここで該C1−6アルキレン、C2−6アルケニレン、C2−6アルキニレン、アリーレン、シクロアルキレン、ヘテロアリーレン、およびヘテロシクロアルキレンのそれぞれは、以下から独立に選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい:ハロ、CN、NO、N、SCN、OH、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−8アルコキシアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6ハロアルコキシ、アミノ、C1−6アルキルアミノ、およびC2−8ジアルキルアミノ;
    およびEは、独立に、H、ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル)R、およびS(O)NRから選択され、ここで該C1−8アルキル、C2−8アルケニル、またはC2−8アルキニルは以下から独立に選択される1、2、3、4、5、または6の置換基により置換されていてもよい:ハロ、C1−4アルキル、C2−4アルケニル、C2−4アルキニル、C1−4ハロアルキル、ハロスルファニル、C1−4ヒドロキシアルキル、C1−4シアノアルキル、Cy、CN、NO、OR、SR、C(O)R、C(O)NR、C(O)OR、OC(O)R、OC(O)NR、NR、NRC(O)R、NRC(O)NR、NRC(O)OR、C(=NR)NR、NRC(=NR)NR、S(O)R、S(O)NR、S(O)、NRS(O)、C(=NOH)R、C(=NO(C1−6アルキル))R、およびS(O)NR
    は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    は、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    a’およびRa’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される、1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    b’およびRb’’は、独立に、H、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    およびRは、独立に、H、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、またはC2−6アルキニルは、独立に、Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    あるいはRおよびRは、それらが結合しているN原子と共に、独立に以下から選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する:Cy、−(C1−6アルキル)−Cy、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、およびハロスルファニル;
    c’およびRd’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    あるいはRc’およびRd’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
    c’’およびRd’’は、独立に、H、C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルから選択され、ここで該C1−10アルキル、C1−6ハロアルキル、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキルアルキルまたはヘテロシクロアルキルアルキルは、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2または3の置換基により置換されていてもよい;
    あるいはRc’’およびRd’’は、それらが結合しているN原子と共に、独立に、OH、CN、アミノ、ハロ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、ハロスルファニル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、シクロアルキル、およびヘテロシクロアルキルから選択される1、2、または3の置換基により置換されていてもよい、4−、5−、6−または7−員環ヘテロシクロアルキル基を形成する;
    は、H、CN、NO、またはC1−6アルキル;
    およびRは、独立に、HおよびC1−6アルキルから選択される;
    は、H、CN、またはNO
    mは、0または1;
    nは、0または1;
    pは、0、1、2、3、4、5、または6;
    qは、0、1、2、3、4、5、または6;
    rは、0または1;および、
    sは、0または1;
    ここでXがN、nが1、およびA、A、U、T、V、および−(Y)−Zによって形成される部分が下記式を有する場合:


    Yは、(CR1112C(O)NR(CR1112以外である]、及び
    (7)式(I)で表される化合物、該化合物の薬学的に許容され得る塩、プロドラッグ、生物活性代謝産物、立体異性体および異性体:
    (式中、
    TはNであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
    TはCRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
    TはNであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
    TはCRであり、UはCRであり、XはCRでありならびにYはNであり;または
    TはCRであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
    TはOであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
    TはNRであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
    TはCRであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
    TはSであり、UはNであり、XはCRでありならびにYはCであり;または
    TはNであり、UはCRであり、XはNRでありならびにYはCであり;または
    TはNであり、UはNであり、XはNRでありならびにYはCであり;
    、R、およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)(R)、−C(O)R、−C(OH)R、−N(R)S(O)−R、−S(O)N(R)(R)、−CF、−OCF、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、もしく場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
    ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
    は、水素、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルであり;または
    は、−A−D−E−Gであり、ここで、
    Aは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
    Dは、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
    Eは、結合、−R−、−R−C(=NCN)−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、=N−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−RC(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−OC(O)−R、−R−OC(O)−O−R、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−、−R−S(O)N(R)−R−もしくは−R−N(R)S(O)N(R)−R−であり;または
    Eは、

    であり;
    ここで、すべての場合に、Eは、Dにおける炭素または窒素原子に連結されており;
    Gは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−OC(O)N(R)、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された−(C−C)アルキニル、場合によって置換された−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C10)アリールであり;
    ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
    およびRは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、重水素、CF、CHF、CHF、CHCF、C(O)OH、C(O)OCH、CN、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキル基、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリル基、場合によって置換された(C−C)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C)シクロアルケニル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルもしくは−J−L−M−Qであり;
    ここで:
    Jは、結合、−C(O)−、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された(C−C)アルケニレン、場合によって置換された(C−C)アルキニレン、場合によって置換された(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C)ヘテロシクリレン、−C(O)N(R)−R−、−N(R)C(O)−R−、−O−R−、−N(R)−R−、−S−R−、−S(O)−R−、−S(O)R−、−C(O−R)(R)−R−、−S(O)N(R)−R−、−N(R)S(O)−R−もしくは−N(R)C(O)N(R)−R−であり;
    Lは、結合、場合によって置換された(C−C)アルキレン、場合によって置換された架橋(C−C12)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された架橋(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)シクロアルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、場合によって置換された架橋(C−C10)ヘテロシクリレンもしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
    Mは、結合、−R−、−R−C(O)−R−、−R−C(O)C(O)−R−、−R−C(O)O−R−、−R−OC(O)−R、−R−C(O)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)−C(O)C(O)−R−、−R−O−R−、−R−S(O)−R−、−R−S(O)−R−、−R−S−R−、−R−N(R)−R−、−R−N(R)C(O)−R−、−R−C(O)N(R)R−、−R−OC(O)N(R)−R−、−R−N(R)C(O)OR−、−R−N(R)C(O)N(R)−R−、−R−N(R)S(O)−R−もしくは−R−S(O)N(R)−R−であり;または
    Mは、
    であり;
    ここで、すべての場合に、Mは、Lにおける炭素もしくは窒素原子に連結されており;
    Qは、水素、重水素、−N(R)(R)、ハロゲン、−OR、−SR、−S(O)R、−S(O)、−NO、−C(O)OR、−CN、−C(O)N(R)(R)、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)N(R、−C(O−R)(R、−C(O)R、−CF、−OCF、−N(R)S(O)、−S(O)N(R)(R)、−S(O)N(R)C(O)R、場合によって置換された−(C−C)アルキル、場合によって置換された−(C−C)アルケニル、場合によって置換された(C−C)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された(C−C10)アリールであり;
    ここで、−N(R)(R)を有する部分において、窒素、RおよびRは、−N(R)(R)が、窒素によって連結された場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリルまたは場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリールを表すように環を形成してもよく;
    およびRは、それぞれ独立して、水素、重水素、CN、場合によって置換された(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)アルケニル、場合によって置換された(C−C10)アルキニル、場合によって置換された(C−C10)アルキル−O−(C−C10)アルキル、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された(C−C10)アリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリール、場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)シクロアルキル、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)アリール、場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロアリール、もしくは場合によって置換された−(C−C)アルキレン−(C−C10)ヘテロシクリルであり;ならびに
    それぞれの出現についてRは、独立して、結合、場合によって置換された(C−C10)アルキレン、場合によって置換された(C−C10)アルケニレン、場合によって置換された(C−C10)アルキニレン、場合によって置換された−(C−C10)アルキレン−O−(C−C10)アルキレン基、場合によって置換された(C−C10)シクロアルキレン、場合によって置換された(C−C10)アリーレン、場合によって置換された(C−C10)ヘテロアリーレン、もしくは場合によって置換された(C−C10)ヘテロシクリレンであり;
    但し、TがNであり、NがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはOHではなく;
    但し、TがNであり、UがCRであり、XがNRでありならびにYがCである場合、RはHであり;
    但し、前記化合物が、
    である場合、Rは、上記のとおりに定義されておりならびにRは、窒素原子または酸素原子によってピラゾール環に連結されておらず、ならびに
    但し、前記化合物が、
    である場合、Rが、H、CH、または−C(O)OHである場合、Rは、H、−C(O)OCHCH、−C(O)NH−場合によって置換されたフェニル、−NHC(O)−場合によって置換されたフェニルまたは−S(O)−フェニルでない)。
  4. ヤヌスキナーゼ阻害作用を有する化合物が以下の(a)〜(g)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の剤。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の剤をin vivoでスクリーニングする方法。
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