JP2020071682A - 空間配置制御装置、方法、及びプログラム - Google Patents

空間配置制御装置、方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2020071682A
JP2020071682A JP2018205465A JP2018205465A JP2020071682A JP 2020071682 A JP2020071682 A JP 2020071682A JP 2018205465 A JP2018205465 A JP 2018205465A JP 2018205465 A JP2018205465 A JP 2018205465A JP 2020071682 A JP2020071682 A JP 2020071682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dimensional
uav
group
uavs
matrix
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018205465A
Other languages
English (en)
Inventor
宮川 勲
Isao Miyagawa
勲 宮川
淳 嵯峨田
Atsushi Sagata
淳 嵯峨田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2018205465A priority Critical patent/JP2020071682A/ja
Priority to PCT/JP2019/041421 priority patent/WO2020090560A1/ja
Publication of JP2020071682A publication Critical patent/JP2020071682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C19/00Aircraft control not otherwise provided for
    • B64C19/02Conjoint controls
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course or altitude of land, water, air, or space vehicles, e.g. automatic pilot
    • G05D1/10Simultaneous control of position or course in three dimensions
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G5/00Traffic control systems for aircraft, e.g. air-traffic control [ATC]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64UUNMANNED AERIAL VEHICLES [UAV]; EQUIPMENT THEREFOR
    • B64U10/00Type of UAV
    • B64U10/10Rotorcrafts
    • B64U10/13Flying platforms
    • B64U10/14Flying platforms with four distinct rotor axes, e.g. quadcopters

Abstract

【課題】UAV群が互いに衝突しないように編隊を組んで安全に飛行し、かつ、鑑賞者視点に対して適応的にUAV群を制御する。【解決手段】フレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、UAV及びフレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、係数の値を変えながら行列分解し、行列分解により得られた行列の要素を用いて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する。そして、推定した3次元位置、及び3次元速度に基づいてUAVを制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、空間配置制御装置、方法、及びプログラムに係り、特に、無人飛行機を制御する空間配置制御装置、方法、及びプログラムに関する。
UAV(Unmanned Aerial Vehicle)は複数のロータで駆動するプロペラを持ち、それぞれのプロペラに与える揚力を制御することにより飛行操縦する無人飛行機である。ドローンと呼ばれる無人飛行機の多くはUAVの一種である。例えば、ロータ駆動には4枚、6枚、8枚のプロペラが利用されている。以降で扱う無人飛行機はプロペラの枚数に制限はないため、その名称を単にUAVと略称する。
一般的に、UAVの姿勢を計測するために、図18に示すように機体にローカル座標系が設定される。UAVの前進方向をX軸、X軸と垂直な方向をY軸、重力とは逆方向をZ軸とする。
UAVの3次元位置を計測するには、図19に示すように基準となるグローバル座標系XwYwZwを設定する.GPS(Global Positioning System)、モーションキャプチャシステムではその計測座標系がグローバル座標系となる。UAVの重心すなわちUAVの位置(ローカル座標系の原点)をグローバル座標系の点P=(X,Y,Z)として表現する。UAVの姿勢はグローバル座標系に対するローカル座標系の回転角で表現し、X軸周りの回転はロール回転、Y軸周りの回転はピッチ回転、Z軸周りの回転はヨー回転と呼ばれる。UAVの飛行運動は、それぞれのプロペラに与える揚力を変化させることにより、X軸周りの回転、Y軸周りの回転、Z軸周りの回転を発生させる。Y軸周りの回転はX軸方向の並進運動を生み出し、X軸周りの回転はY軸方向の並進運動を生み出す。Z軸周りの回転は方位の回転を生み出し、同じ揚力が同時に全てのプロペラに与えられたとき、その強弱によってZ軸方向の並進運動(高度の昇降)を生み出す。
グローバル座標系XwYwZwにおいて所定位置と方位が与えられ、UAVの現在位置P=(X,Y,Z)と現在方位から所定位置へ飛行し所定方位に機体を向けるためには、UAVの姿勢と位置を制御する必要がある。非特許文献1には、UAVの運動方程式と角運動方程式に基づいたバックステッピング制御が公開されている。従来技術の多くは、グローバル座標系における飛行の軌跡として離散的な所定位置と所定方位が与えられ、UAVが各点と各方位を追跡するようにその運動が制御される。
一方、複数台のUAVを使った編隊飛行はより広域な視点からの防犯パトロール、インフラメンテナンス、農業支援、空輸、災害レスキューなどを提供することができる。これらの用途に留まらず、複数台のUAVは空中アートとしてのエンターテインメントを生み出す。例えば、照明機能を持ったUAVが夜空に3次元点描画を浮かび上がらせたり、その機動性を駆使して人工的なディジタル花火を演出する。さらには、巨大広告をマルチUAVが運搬することにより“動く空中広告”の役割も果たす。複数台のUAVを使った編隊飛行では、作業ミッションに応じてそれぞれのUAVの位置と姿勢を制御する必要がある。非特許文献2では、粒子群最適化(Particle Swarm Optimization)と遺伝的アルゴリズム(Genetic Algorithm)を融合させた編隊飛行制御が公開されている。非特許文献3では、線形モデル予測制御(Linear Model Predictive Control)を利用した編隊飛行制御が公開されている。
単体UAVの飛行運動制御に関する先行技術は非特許文献1に、複数台のUAVを使った編隊飛行制御は非特許文献2と非特許文献3において公知となっている。
T. Madani and A. Benallegue: "Backstepping Control for a Quadrotor Helicopter", IEEE Conference on Intelligent Robots and Systems, 2006. H. Duan, Q. Luo, Y. Shi, and G. Ma: "Hybrid Particle Swarm Optimization and Genetic Algorithm for Multi-UAV Formation Reconfiguration", IEEE Computational Intelligence Magazine,Vol.8, No. 3, pp16-27, 2013. M. Iskandarani, S. N. Givigi, G. Fusina, and A. Beaulieu: "Unmanned Aerial Vehicle Formation Flying using Linear Model Predictive Control", 2014 8th Annual IEEE Systems Conference(SysCon), 2014.
編隊を形成するマルチUAVの構造は、主にリーダー・フォロワー構造、バーチャル構造、行動ベース構造に分類される。リーダー・フォロワー編隊(leader−follower formation)の例を図20に示す。リーダー・フォロワー編隊は高度一定に維持して飛行する。飛行全体を指導するリーダー役のUAVに対して、フォロワ−役のUAVが追従して飛行する。トレイルとはリーダーのUAVを先頭にフォロワ−のUAVが縦一列に並んで飛行し、アブレストとはリーダーのUAVを中心にフォロワ−のUAVが横一列に並んで飛行する。これに対して、デルタではリーダーのUAVを先頭にフォロワ−のUAVが三角形を形成するように追従して飛行する。
100機あるいは1000機規模の編隊飛行を前提とすると、安全飛行のためにはUAV群としてのまとまりを維持する必要がある。UAVの機動性を活かした空中アート演出では空中の模様に応じて各UAVが配置されるため、高度Zの異なるUAV群が空間中に分布する。UAVの位置を3次元座標の点と見なすことができるとき、鑑賞者視点で最適な空中アートを配置には3次元位置から2次元位置への射影関係に基づいてUAV群の3次元配置を適応的に制御する必要がある。
非特許文献2と非特許文献3ではUAV編隊飛行を制御する方法が公開されているが、UAV群の現在地から目的地までの編隊飛行を目的とするため、鑑賞者視点の空中アート演出では3次元位置から2次元位置への射影関係に基づいた編隊制御を解決することが困難である。
本発明は、上記事情を鑑みて成されたものであり、UAV群が互いに衝突しないように編隊を組んで安全に飛行し、かつ、鑑賞者視点に対して適応的にUAV群を制御することができる空間配置制御装置、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の発明に係る空間配置制御装置は、複数のUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、前記UAV及び前記フレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、前記係数の値を変えながら行列分解し、前記行列分解により得られた行列の要素を用いて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する群空間配置推定部と、前記UAVの各々の3次元座標である現在位置を計測する位置計測センサと、前記位置計測センサによって計測された前記UAVの各々の現在位置と、前記初期状態の3次元位置により定まる前記UAVの各々の目標点とに基づいて、前記UAVの各々について、前記目標点に対するベクトルを算出する群位置検出部と、前記目標点に対するベクトルに基づいて、前記UAVの各々について、前記初期状態の3次元位置に配置されるように前記UAVの飛行を制御するための制御データを計算する群位置制御部と、前記UAVの各々が前記初期状態の3次元位置に配置されてから、前記UAVの各々について、前記3次元速度で飛行するように前記制御データを計算する群速度制御部と、前記群位置制御部で計算された前記制御データ、又は前記群速度制御部で計算された前記制御データに基づいて、前記UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した前記飛行指令データに基づいて前記UAVの運動を制御する飛行コマンド変換部と、を含んで構成されている。
第2の発明に係る空間配置制御方法は、群空間配置推定部が、複数のUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、前記UAV及び前記フレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、前記係数の値を変えながら行列分解し、前記行列分解により得られた行列の要素を用いて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定するステップと、位置計測センサが、前記UAVの各々の3次元座標である現在位置を計測するステップと、群位置検出部が、前記位置計測センサによって計測された前記UAVの各々の現在位置と、前記初期状態の3次元位置により定まる前記UAVの各々の目標点とに基づいて、前記UAVの各々について、前記目標点に対するベクトルを算出するステップと、群位置制御部が、前記目標点に対するベクトルに基づいて、前記UAVの各々について、前記初期状態の3次元位置に配置されるように前記UAVの飛行を制御するための制御データを計算するステップと、群速度制御部が、前記UAVの各々が前記初期状態の3次元位置に配置されてから、前記UAVの各々について、前記3次元速度で飛行するように前記制御データを計算するステップと、飛行コマンド変換部が、前記群位置制御部で計算された前記制御データ、又は前記群速度制御部で計算された前記制御データに基づいて、前記UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した前記飛行指令データに基づいて前記UAVの運動を制御するステップと、を含んで実行することを特徴とする。
第3の発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1の発明に記載の空間配置制御装置の各部として機能させるためのプログラムである。
本発明の空間配置制御装置、方法、及びプログラムによれば、UAV群が互いに衝突しないように編隊を組んで安全に飛行し、かつ、鑑賞者視点に対して適応的にUAV群を制御することができる、という効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る空間配置制御装置の構成を示すブロック図である。 UAVの飛行を制御する状況の一例を示す図である。 鑑賞者視点と3次元位置との関係性の一例を示す図である。 本発明の各実施形態に係る空間配置制御装置における空間配置制御処理ルーチンを示すフローチャートである。 空間配置制御処理ルーチンにおける空間配置推定部の処理の詳細を示すフローチャートである。 空間配置制御処理ルーチンにおける空間配置推定部の処理の詳細を示すフローチャートである。 M+1フレーム間で表されるパターンの一例を示す図である。 空間配置制御処理ルーチンにおける群位置検出部の処理の詳細を示すフローチャートである。 空間配置制御処理ルーチンにおける群位置制御部の処理の詳細を示すフローチャートである。 空間配置制御処理ルーチンにおける群速度制御部の処理の詳細を示すフローチャートである。 空間配置制御処理ルーチンにおける飛行コマンド変換部の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る空間配置制御装置の構成を示すブロック図である。 映像シーケンスにおける各シーケンスの分割の一例を示す図である。 空間配置制御処理ルーチンにおけるシーケンス分割部の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る空間配置制御装置の構成を示すブロック図である。 基準の仮想画面と鑑賞者姿勢の仮想画面との関係の一例を示す図である。 空間配置制御処理ルーチンにおける平面射影変換部の処理の詳細を示すフローチャートである。 UAVの概観とUAV固定のローカル座標系の一例を示す図である。 グローバル座標系とUAV固定のローカル座標系の関係を示す図である。 編隊飛行のフォーメーションの例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明の実施形態に係る手法は、鑑賞者視点で設計された2次元パターンあるいは点描画に応じて、互いに衝突しないように各UAVへ3次元位置を示す飛行指令を適切に出すことにより、鑑賞者視点からの最適な2次元パターンあるいは点描画を提供することができる。さらに、鑑賞者視点の移動に伴って与えられた2次元パターンあるいは点描画を描くように各UAVを制御することにより、ヒューマンインタラクションのある空間アートを演出することを可能とする。
<本発明の第1の実施形態に係る飛行制御装置の構成>
本発明の第1の実施形態に係るUAVの飛行制御装置の構成について説明する。本実施形態は複数台のUAVによる編隊飛行を制御して鑑賞者視点の2次元パターンあるいは点画を描く形態である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る空間配置制御装置100は、CPUと、RAMと、後述する飛行制御処理ルーチンを実行するためのプログラムや各種データを記憶したROMと、を含むコンピュータで構成することが出来る。この空間配置制御装置100は、機能的には図1に示すように位置計測センサ10と、演算部20と、通信部50とを備えている。外部の映像DB40には、鑑賞者視点でのUAV群の2次元配置と、ある時間間隔に対応する時系列の2次元パターンデータとして、フレーム毎の2次元座標が格納されている。なお、図1のUAV15は、説明の便宜のため、以下の説明においては単にUAVと表記する。
演算部20は、時系列の2次元パターンデータから3次元空間におけるUAV群の3次元位置と3次元速度とを推定する群空間配置推定部30と、UAV群の3次元位置を検出する群位置検出部32と、推定した3次元位置に従ってUAV群の3次元位置を制御する群位置制御部34と、推定した3次元位置に従ってUAV群の3次元速度を制御する群速度制御部36と、群位置制御部34、又は群速度制御部36からの制御データに基づいてUAV群へ指令データを送出するための飛行コマンド変換部38から構成される。なお各処理部の具体的な処理内容は後述の作用の説明において説明する。
図1の構成において、位置計測センサ10は必ずしも構成要素として接続している必要はなく、処理に必要なデータを取得すればよく、演算部20における群空間配置推定部30、群位置検出部32、群位置制御部34、群速度制御部36、飛行コマンド変換部38からそれぞれの矢印へのデータの流れは、ハードディスク、RAID装置、CD−ROMなどの記録媒体を利用する。または、ネットワークを介してリモートなデータ資源を利用する形態でもどちらでも構わない。
位置計測センサ10は、各UAVに付与され、マーカーの三次元座標を計測データとして計測する。一般的に、モーションキャプチャ装置は、所定のマーカーの3次元座標をリアルタイムで高精度に計測できることが知られている。本実施形態では、位置計測センサ10の例として、モーションキャプチャ装置を利用する。図2に示す状況において、UAVには点eにセンシング用のマーカーが取り付けられている。位置計測センサ10はグローバル座標系においてそのマーカーの3次元座標を計測するようにセットアップされている。この環境においてN台のUAVが飛行するとき、モーションキャプチャ装置はN個のマーカーの3次元座標を一定間隔で同時に計測する。
群空間配置推定部30は、複数のUAVの各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、当該UAV及びフレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、係数の値を変えながら行列分解する。そして、群空間配置推定部30は、行列分解により得られた行列の要素を用いて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する。
群位置検出部32は、位置計測センサ10によって計測されたUAVの各々の現在位置と、初期状態の3次元位置により定まるUAVの各々の目標点とに基づいて、UAVの各々について、目標点に対するベクトルを算出する。
群位置制御部34は、群位置検出部32で算出した目標点に対するベクトルに基づいて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置に配置されるように当該UAVの飛行を制御するための制御データを計算する。
群速度制御部36は、UAVの各々が初期状態の3次元位置に配置されてから、UAVの各々について、群空間配置推定部30で推定した3次元速度で飛行するように制御データを計算する。
飛行コマンド変換部38は、群位置制御部34で計算された制御データ、又は群速度制御部36で計算された制御データに基づいて、UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した飛行指令データに基づいてUAVの運動を制御する。
<空間配置の原理>
次に本実施形態の空間配置に関する原理的な説明を行う。本実施形態では以下に説明するように空間配置に関する計算を行列計算によって行う。行列計算によって、多数のUAVの空間配置に関する計算を一度に行うことで、個々に空間配置を計算するよりも、効率よく計算が行える。
図3に、鑑賞者視点を固定カメラ視点と見立てたときの時系列にわたるUAVの3次元位置Pij,0≦i≦M,j=1,2,...,Nを図示する。図3では視点を原点Oとし、主点を通過する光軸をZ軸とした座標系XYZを設定する。モーションキャプチャ装置は、座標系XYZにおけるマーカーの3次元位置を検出するようにセットアップされているとする。サフィックスjはN機のUAVに割り振った番号であり、1≦j≦Nである。鑑賞者視点の2次元位置は時系列に変化することを前提に、第iフレームにおける2次元座標を(xij,yij)と表す。サフィックスiはMフレーム内の番号として、0≦i≦Mである。フレームの初期状態はi=0とする。フレーム数は状況に応じて設定可能であるが、ここでは1フレームを1/30秒とする。映像DB40には、空間演出に応じて任意に設定された0≦i≦MのM+1フレーム間のUAV群の2次元座標(xij,yij)、0≦i≦M、1≦j≦Nが格納されている。
短いフレーム区間(i=0,1,...,M)ではUAVの運動は線形的に移動すると考えられる。フレームiでの3次元位置Pijは初期位置P0j=(X,Y,Z)から一定速度V=Vx,Vy,Vzで移動すると仮定すると、参照する現在位置Pijは、下記(1)式のように記述される。
固定カメラの視点は原点であるため、観測される透視投影像は(xij,yij)は以下(2)式で与えられる。固定カメラは事前に校正されていると仮定する。
(2)式を整理すると、以下(3)式及び(4)式が得られる。
さらに、(3)式を全フレームi=0,1,...,Mにわたり、N個の点Pij,j=1,2,...,Nに展開して行列表記すると、以下(5)式〜(10)式が得られる。

上記(5)式の行列[A]は計測行列と呼ばれており、(5)式においてλij=1、すなわちVz=0ならば、計測行列[A]のランクは4になる。あるいは、何らかの方法で各点のλijが与えられるならば、(5)式は計測行列[A]のランクは4であることを示している。
本実施形態では、(5)式及び(6)式で記述される観測モデルに基づいた因子分解法を利用する。因子分解法とは、計測行列[A]から行列のランクに基づいて行列[P]と行列[X]を求める計算方法である。以降、行列[P]を拡張カメラ行列、行列[X]を拡張形状行列と呼ぶ。
本実施形態の群空間配置推定部30の処理は(5)式及び(6)式に基づく行列分解に基づいている。そこで、処理内容の説明の前に因子分解法を使った線形移動する点の3次元位置と3次元速度の計算方法について説明しておく。
(5)式において、初期値としてλij=1が与えられるとする。特異値分解により、行列[A]より[A]=[U][W][V]を得る。ランク5以降の行列成分を切り詰め

とする。また、暫定の行列

を得る。通常、この分解は不定であるため、計量拘束(metric constraints)を満たす行列[Q]を以下(11)式の計算により得る。
拡張カメラ行列[P]は(6)式〜(8)式で与えられる。

は行列

のMoore−Penrose型一般化逆行列を表す。行列[Q]が求まると、拡張形状行列

が得られる。
初期値として係数λij=1としていた。そこで、反復的に係数λijを更新しながら、上記のランク4の因子分解法を適用して拡張形状行列[X]を求める。2次元座標(xij,yij)とランク4の因子分解法で得られる再投影の2次元座標(uij,vij)との間の関係は(5)式及び(6)式で与えられているので、以下(12)式で表される。
上記(12)式より、以下(13)式が得られる。
(13)式を使えば、λijが更新されるので、更新されたλijを(5)式に代入して計測行列[A]を更新する。新たな計測行列[A]が得られると、ランク4の因子分解法により拡張形状行列[X]を得る。これを以下(14)式の評価値ΔEが十分に収束するまで繰り返す。
最後に、反復が完了した時点でのλijからVz/Zを求める。
3次元速度と関係するのはi=1,2,...,Mなので、(4)式と(13)式との関係から、各点のVz/Zは以下(15)式により求められる。
以上の反復的因子分解法によって、3次元速度(Vx/Z,Vy/Z,Vz/Z),j=1,2,...,Nを復元することができる。ただし、視点は固定されているので奥行き情報1/Zの不定性が残る。本実施形態では、与えられた2次元座標を描くようにUAV群の位置を制御することが目的としているため、奥行き情報1/Zを固定して、拡張形状行列[X]から各UAVの初期の3次元位置と3次元速度を推定する。以上を踏まえて、以下、本発明の第1の実施形態の詳細な処理内容を説明する。
<本発明の第1の実施形態に係る空間配置制御装置の作用>
次に、本発明の第1の実施形態に係る空間配置制御装置100の作用について説明する。
空間配置制御装置100は、図4に示す空間配置制御処理ルーチンを実行する。なお、空間配置制御処理ルーチンは、群位置検出部32以降の各ステップの詳細において説明するようにステップごとに独立して処理を行っているものとする。
まず、ステップS100では、群空間配置推定部30は、複数のUAVの各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、当該UAV及びフレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、係数の値を変えながら行列分解する。そして、群空間配置推定部30は、行列分解により得られた行列の要素を用いて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する。
ステップS102では、群位置検出部32は、位置計測センサ10によって計測されたUAVの各々の現在位置と、初期状態の3次元位置により定まるUAVの各々の目標点とに基づいて、UAVの各々について、目標点に対するベクトルを算出する。
ステップS104では、群位置制御部34は、群位置検出部32で算出した目標点に対するベクトルに基づいて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置に配置されるように当該UAVの飛行を制御するための制御データを計算する。また、全てのUAVが初期状態の3次元位置に配置されると、配置完了通知を群速度制御部36に出力する。
ステップS106では、群速度制御部36は、群位置制御部34から配置完了通知を受け付けたかを判定し、配置完了通知を受け付けた場合にはステップS108へ移行し、配置完了通知を受け付けていない場合にはステップS110へ移行する。
ステップS108では、群速度制御部36は、UAVの各々が初期状態の3次元位置に配置されてから、UAVの各々について、ステップS100で推定した3次元速度で飛行するように制御データを計算する。
ステップS110では、飛行コマンド変換部38は、群位置制御部34で計算された制御データ、又は群速度制御部36で計算された制御データに基づいて、UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した飛行指令データに基づいてUAVの運動を制御する。
ステップS112では、飛行コマンド変換部38は、空間配置制御の処理を停止するかを判定し、処理を停止する場合には処理を終了し、終了しない場合にはステップS104に戻って処理を繰り返す。
次に、ステップS100の群空間配置推定部30の処理の詳細について説明する。図5及び図6は群空間配置推定部30の処理のフロー図である。なお図5のフロー上に示した符号Zは第2の実施形態に対応する入力であり、符号Wは第3の実施形態に対応する入力であるため、第1の実施形態では用いないものである。各符号が表す入力については第2、第3の実施形態において説明する。
群空間配置推定部30は処理を開始すると、ステップS1000で、映像DB40から2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を取得する。2次元座標は、M+1フレーム間のUAV群の仮想画面上の2次元座標である。仮想画面とは鑑賞者視点を想定した画像面を意味する。視点Oから仮想画面までの距離は焦点距離に相当するが、本実施形態では1とする。ただし、任意の値に設定してもよい。図7はM+1フレーム間の2次元座標(xij,yij)の例である。この例では、初期状態の星型多角形が次第に大きく膨らむパターンが描かれている。この例のように、作業者は仮想画面上の2次元パターンデータとして任意に点描画の2次元座標を設定してよい。M+1フレーム間、UAV群は一定速度(Vx,Vy,Vz),j∈{0,1,2,...,N}で飛行することを前提とする。UAV群の飛行は連続的に変化するが、Mフレーム間隔では線形運動として近似できるものとする。
ステップS1002では、係数λij,i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を、λij=1と初期化する。
次に、ステップS1004では、上記(5)式に示す計測行列[A]を生成する。計測行列[A]は2(M+1)×Nの正方行列ではない特異行列である。
ステップS1006で、ステップS1004で生成した計測行列[A]を特異値分解(Singular Value Decomposition)により3つの行列:[U],[W],[V]へ分解する。行列[V]の肩のTは転置を表す。特異値分解には、線形代数ライブラリLAPACKを利用する。行列[U]は2(M+1)×Nの行列であり、各列ベクトルは正規直交系を構成する。行列[V]はN×Nの行列であり、各行ベクトルは正規直交系を構成する。行列[W]はN×N対角行列であり、昇降順に特異値が並ぶ。すなわち、特異値分解により、[A]=[U][W][V]と分解される。
(5)式〜(10)式で示したように、計測行列[A]のランクはたかだか4である。このランクに基づき、ステップS1008では、行列要素を切り詰め、分解した行列のランクを4にする。行列[U]を取り出し、5列目以降の行列成分を削除して2(M+1)×4の行列[U′]を得る。行列[W]を取り出し、5列目以降の行列成分を削除して4×4の行列[W′]を得る。行列[V]を取り出し、5行目以降の行列成分を削除して4×Nの行列[V′]を得る。
この段階において、行列[P′]=[U′]と[X′]=[W′][V′]を得ることになる。
次に、ステップS1010で、行列[Q]を算出する。具体的には、拡張カメラ行列[P′]は(6)式に示す行列[P]に一致させるため、(11)式を使って4×4の行列[Q]を求める。
ステップS1012で、行列[Q]を使って拡張形状行列[X]=[Q]−1[X′]を求める。この行列変換によって、拡張形状行列[X]は(6)式、(9)式、及び(10)式に対応した行列要素を持つ。ただし、係数λij,i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を全て1に初期化した後の処理であるため、行列分解が完全ではない状態である。
本実施形態では、(14)式で与えられる評価値ΔEにより、行列分解の度合いを判定する必要がある。
そこで、ステップS1014で、再投影の2次元座標を算出する。具体的には、行列[P]から第iフレームのベクトルmとベクトルnを取り出し、拡張形状行列[X]からベクトルS′とベクトルV′を取り出し、以下(16)式の計算により、再投影の2次元座標(uij,vij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を得る。
続いて、ステップS1016で、(14)式を使って、再投影誤差としての評価値ΔEを算出する。
ステップS1018で、評価値ΔEが許容誤差δ未満であるかを判定する。δ未満であれば、計測行列[A]の行列分解が完了したと判定しステップS1022へ移行する。許容誤差δ未満でなければ、ステップS1020へ移行し、係数λij,i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を(13)式に従って更新する。なお、もし分母のx ij+y ijが0に近い場合には、計算値の発散を回避するため、x ij+y ijが所定の許容値以下の場合はλij=1と置換する。ステップS1020による更新後は、ステップS1004に戻って、更新された係数λij,i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}と元の2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}から、(5)式に従って計測行列[A]を再び生成する。続いてステップS1006〜1018で、特異値分解による行列を分解し、ランク4に基づき拡張形状行列[X]を計算、評価値の算出、及び評価値の判定を行う。この反復計算を、評価値ΔEが許容誤差未満になるまで繰り返す。
ステップS1022で、行列分解が完了した後、初期状態の各UAVの3次元位置と3次元速度を算出する。(9)式によれば、奥行きZに対するX座標値X′=X/ZとY座標値Y′=Y/Zは、拡張形状行列[X]から取り出したベクトルS′の行列要素で与えられる。(10)式によれば、奥行きZに対するX軸方向の速度Vx′=Vx/ZとY軸方向の速度Vy′=Vy/Zは、拡張形状行列[X]から取り出したベクトルV′の行列要素で与えられる。一方、係数λijは(4)式で表されているため、(15)式によりZ軸方向の速度Vz′=Vz/Zが得られる。ただし、初期状態の各UAVの3次元位置と3次元速度には奥行きZ倍の不定性が含まれるため、本実施形態では、視点から十分離れた距離Zを使って、Z=Z、j∈{0,1,2,...,N}と与える。値ZをX座標値X′、Y座標値Y′、X軸方向の速度Vx′とY軸方向の速度Vy′、並びに、Z軸方向の速度Vz′に掛けて、初期状態の各UAVの3次元位置(X,Y,Z)と3次元速度(Vx,Vy,Vz)を算出する。
以上の処理により、群空間配置推定部30は、仮想画面上の2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}が与えられると、UAV群の初期状態の3次元位置(X,Y,Z)と3次元速度(Vx,Vy,Vz),j∈{0,1,2,...,N}を求める。
次に、ステップS102の群位置検出部32の処理の詳細について説明する。図8は群位置検出部32の処理のフロー図である。なお、群位置検出部32は、以下のS1102〜S1106の処理を繰り返し、全てのUAV#j,j∈{0,1,2,...,N}についてベクトルTを算出するものとする。処理は、UAV一機ずつ行ってもよいし、数機ずつ行ってもよい。
群位置検出部32は処理を開始すると、ステップS1100で、群空間配置推定部30で得た初期状態の3次元位置(X,Y,Z)を第j番目のUAVの目標点Pとして与える。目標点Pは個別に与えるのではなく、N機のUAVに対して全ての3次元位置P=(X,Y,Z),j∈{0,1,2,...,N}を同時に設定する。
ステップS1102で、位置計測センサ10から、UAV群に取り付けたマーカー点e,j∈{0,1,2,...,N}の3次元位置を検出する。以降では、点eを第j番目のUAVの現在位置とする。
ステップS1104で、各UAVの現在位置(点e)から目標点(点P)までのベクトルTを、T=P−eの計算により求める。各UAVの3次元位置の他に、ある方向からの方位角を定義できるが、本実施形態は各UAVを点として扱うため方位角を算出する必要がない。
ステップS1106で、群位置検出部32の処理を停止するかを判定し、処理を停止する場合には群位置検出部32の処理を終了し、終了しない場合にはステップS1102に戻って処理を繰り返す。処理の停止の判定基準は、全てのUAVについて処理を終了した場合や、操作者がUAVの飛行制御を終了するとした場合とすればよい。
以上の処理により、群位置検出部32では各UAVの現在位置から目標点までのベクトルT,j∈{0,1,2,...,N}を算出する。
次に、ステップS104の群位置制御部34の処理の詳細について説明する。この処理では、群位置検出部32で得たベクトルTに基づき、現在位置から目標点までの直線飛行を制御するための処理フローを説明する。
図9は群位置制御部34の処理のフロー図である。なお、群位置制御部34は、全てのUAV#j,j∈{0,1,2,...,N}について以下のS1202〜S1210の処理を行うものとする。処理はベクトルTの入力に応じて、UAV一機ずつ行ってもよいし、数機ずつ行ってもよい。
ステップS1200で、許容距離を設定する。許容距離とは、各UAVの現在位置eが目標点Pに到達したかどうかを判定するための距離ΔLである。UAVの飛行には空気抵抗によるゆらぎが影響を与えるため、許容距離ΔLは、例えば10センチメートルとする。
ここで、群位置検出部32において、各UAVの現在位置(点e)が位置計測センサ10を使って時系列に得られており、現在位置を取得するたびにベクトルTが本処理に与えられる。ベクトルTの入力を図9にはXと記した。
ステップS1202で、ベクトルTから、現在位置eから目標点Pまでの距離||T||を算出する。||・||はベクトルのノルム(大きさ)を表す。
ステップS1204で、距離||T||が許容距離ΔL以内かどうかを判定する。||T||≦ΔLであれば、ステップS1206へ移行し、ホバリング状態で第j番目のUAVを待機させる。||T||≦ΔLでなければステップS1208へ移行する。
ステップS1208で、制御データU

の計算により求める。制御データUは、飛行コマンド変換部38においてUAVへの飛行指令として使われる。

はフィードバック制御におけるゲインパラメータであり、鑑賞者が状況に応じて設定する。制御データUが計算されると、飛行コマンド変換部38に渡される。図9には制御データUの出力をYと記した。この反復を続けることにより各UAVは目標点Pに近づき、||T||≦ΔLを満たすとき、各UAVが目標点に到達したと判定してホバリング状態になる。
ステップS1210で、群位置制御部34の処理を停止するかを判定する。処理を停止する場合には、全てのUAVが目標点に到達していればステップS1212で配置完了通知をして処理を終了する。処理を停止しない場合にはステップS1202に戻って処理を繰り返す。
以上の処理によって、群位置制御部34は、UAV群の現在位置e,j∈{0,1,2,...,N}から目標点Pまでの距離||T||に応じて制御データUを出力する。
図10は群速度制御部36の処理のフロー図である。上記図3で説明したように、本処理は群位置制御部34から配置完了通知を受け付けた後に行われる。この処理では、群位置制御部34によってUAV群が初期状態の位置に到達した後、群空間配置推定部30で推定したUAV群の3次元速度(Vx,Vy,Vz),j∈{0,1,2,...,N}に従って、M+1フレームにわたってUAV群の飛行を制御する。本処理は、M+1フレーム間、等速直線運動に従って3次元速度(Vx,Vy,Vz)で第j番目のUAVが飛行することを前提とする。処理開始の現時点において、UAV群が初期状態の3次元位置(すなわち目標点P)到達しているとする。なお、群速度制御部36は、全てのUAV#j,j∈{0,1,2,...,N}について以下の処理を行い、フレーム毎に制御データUを計算するものとする。
本処理を開始すると、ステップS1300で、群空間配置推定部30で推定したUAV群の3次元速度(Vx,Vy,Vz),j∈{0,1,2,...,N}を取り出す。
ステップS1302で、フレーム番号をi=0に設定する。
ステップS1304で、制御データUを計算する。速度ベクトルは物理的な値(m/sec)であるため、制御データU=(Ux,Uy,Uz)を以下(17)式のように与える。
ここで係数β,β,βは値を調整するためのスケール変換係数であり、設定値として決められる値である。
ステップS1306で、フレーム番号をi←i+1とカウントアップする。
ステップS1308で、i≦Mであるかを判定し、i≦Mであれば処理を終了し、i≦MでなければステップS1304に戻って処理を繰り返す。
第0番目のフレームでの制御データUは零ベクトルが設定されており、上記繰り返しにより1≦i≦MのMフレームにわたって(17)式により得られる制御データUが飛行コマンド変換部38に出力される。図10上にはY′と記した。
次に、ステップS110の飛行コマンド変換部38の処理の詳細について説明する。図11は飛行コマンド変換部38の処理のフロー図である。飛行コマンド変換部38は、全てのUAV#j,j∈{0,1,2,...,N}について以下の処理を行い、制御データUをUAV#jに応じて飛行コマンドとしての飛行指令データに変換し、飛行指令データを通信部50から無線経由で各UAVに対して送信する。なお、群位置制御部34は、全てのUAV#j,j∈{0,1,2,...,N}について以下の処理を行うものとする。処理は受け付けた制御データUに応じて、UAV一機ずつ行ってもよいし、数機ずつ行ってもよい。
ステップS1400で、群位置制御部34又はUAV群速度制御部36から制御データU,j∈{0,1,2,...,N}の入力を受け付ける。
UAVへの飛行指令データは、機体に設定されたX軸周りの回転速度F、Y軸周りの回転速度F、Z軸に沿った速度Fになる。本実施形態では、方位の制御を扱わないため、Z軸周りの回転速度Fθを計算しないものとする。制御データUがU=(Ux,Uy,Uz)と与えられるとする。
ステップS1402で、制御データUから、UAVへ送信するための飛行指令データへ変換する。UAVでは、X軸周りの回転がY軸の並進運動を生み出し、Y軸周りの回転がX軸の並進運動を生み出するため、本処理では、UAVに与える飛行指令データを以下(18)式により変換する。
係数α,α,αは使用するUAVが扱うことができる数値への変換係数であり、使用するUAVに合わせた設定値として決められる値である。
ステップS1404で、ステップS1402で算出した飛行指令データを無線経由で各UAVに送信する。
ステップS1406で、飛行コマンド変換部38の処理を停止するかを判定し、処理を停止する場合には飛行コマンド変換部38の処理を終了し、終了しない場合にはステップS1400に戻って処理を繰り返す。
以上のように本処理は、群位置制御部34又は群速度制御部36で得た制御データUが与えられるたびに、(18)式で算出した飛行指令データをUAVの各々へ送信し続ける。
以上説明した本発明の第1の実施形態によれば、仮想画面上の時系列に与えられる2次元座標に応じて、UAV群の初期状態の3次元位置と3次元速度を推定し、位置計測センサで得た3次元位置との整合を図りながら、空間中に作業者が設計した2次元アートあるいは2次元パターンを描くようにUAV群の飛行を制御することができる。また、UAV群が互いに衝突しないように編隊を組んで安全に飛行し、かつ、鑑賞者視点に対して適応的にUAV群を制御することができる。
<本発明の第2の実施形態に係る飛行制御装置の構成及び作用>
図12は本発明の第2の実施形態に係る空間配置制御装置200の主な構成図である。本実施形態は、演出時間に応じて設計されたUAV群の2次元座標が長時間であるとき、フレーム数Mに分割したサブシーケンスを使ってUAV群の3次元速度を算出して、UAV群の飛行を制御する実施形態である。第2の実施形態は、映像DB40から読み込んだ複数のフレームからなる映像シーケンスを各シーケンスに分割する処理が第1の実施形態と異なるため、以降ではその差分のみを説明する。
シーケンス分割部228は、映像DB40から読み込んだ複数のフレームからなる映像シーケンスを各シーケンスに分割する。映像シーケンスは、映像のタイムライン全体のフレームを並べたものであり、例えば、30分に相当するフレームを含むものである。図13は映像シーケンスの例である。シーケンスの詳細については後述する。
群空間配置推定部30では、シーケンス毎に、UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する。つまり、シーケンス毎に初期状態が求まり、シーケンス毎に以降の各処理部の制御が行われる。
図14はシーケンス分割部228のフロー図である。
シーケンス分割部228は、処理を開始すると、ステップS2000で、映像DB40から仮想画面上の映像シーケンスの全ての2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,R},(R≫M),j∈{0,1,2,...,N}を取得する。
図13に示すように各フレームはタイムスタンプで管理されている。UAV群の飛行運動をMフレームに分割した線形近似飛行と扱うため、Rフレームの映像をMフレーム単位で分割する。図13には、t≦t≦t(シーケンス1),t≦t≦t(シーケンス2),t≦t≦t(シーケンス3),...,tq−1≦t≦t(シーケンスq)の間のフレーム数がMとなる。ただし、シーケンス1の最後のフレームはシーケンス2の最初のフレームと同じであり、シーケンス2の最後のフレームはシーケンス3の最初のフレームと同じである。すなわち、シーケンスsの最初のフレームはシーケンスs−1の最後のフレームと同じであり、シーケンスsの最後のフレームはシーケンスs+1の最初のフレームと同じである。なお、本実施形態では、各シーケンスのフレーム数はそれぞれ異なっても同様に処理することができるのは言うまでもない。
ステップS2002で、シーケンス番号をs=1に設定する。
ステップS2004で、シーケンスsに含まれる各フレームを群空間配置推定部30に出力する。各フレームの出力を図14にはZと記した。群空間配置推定部30では、図5に示したように、Zによりシーケンス分割部228から出力されたシーケンスsに対応する各フレームにおける二次元座標の入力を受け付けて後続する処理を行う。
Mフレームに分割されたシーケンスは、第1の実施形態で扱う2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}に置き換えることができる。第1の実施形態で説明した処理によって、各シーケンスにおける各UAVの3次元位置とそのフレーム間の3次元速度を推定する。
ステップS2006で、s←s+1とする。
ステップS2008で、s≦qであるかを判定する。s≦qであれば処理を終了し、s≦qでなければステップS2004に戻って処理を繰り返す。
このように図14では、1≦s≦qを順番に処理する。このように、短時間のフレーム数をシーケンスに分けて連続して処理することにより、シーケンス単位で計測行列の特異値分解を行い、3次元位置、及び3次元速度の推定が可能になる。これにより、長時間にわたってUAV群の空間配置を制御することができる。
<本発明の第3の実施形態に係る飛行制御装置の構成及び作用>
図15は本発明の第3の実施形態に係る空間配置制御装置300の主な構成図である。本実施形態は、鑑賞者視点の方向に対応してUAV群の空間配置を制御する。本実施形態は、基準の仮想画面と鑑賞者姿勢の仮想画面が異なるとき、2つの仮想画面間の平面射影変換を利用して、映像DB40から読み込んだ2次元座標を幾何変換する。以降では、上記の第1実施形態との差分のみを説明する。なお、第2実施形態を適用して、シーケンスに分割した各フレームを幾何変換してもよい。
平面射影変換部328は、仮想画面の基準姿勢と、鑑賞者の姿勢との間の平面射影変換行列に基づいて、仮想画面の2次元座標を、鑑賞者の姿勢を反映した仮想画面上の2次元座標に変換する。
図16は、基準の仮想画面と鑑賞者姿勢の仮想画面との関係を表す。基準姿勢の仮想画面の2次元座標を(x′ij,y′ij)とし、鑑賞者姿勢の仮想画面の2次元座標を(xij,yij)とする。図16において、基準の仮想画面は、図3の仮想画面と同じものである。両者の平面間には平面射影変換(plane−homography)の関係が成り立つ。そのため、3×3の平面射影変換Hが与えられると、鑑賞者姿勢の仮想画面の2次元座標(xij,yij)から基準姿勢の仮想画面の2次元座標(x′ij,y′ij)へ、以下の(19)式の計算により、一意に変換することができる。
本実施形態では、事前のキャリブレーションによって、3×3の行列である平面射影変換Hを求めておき、映像DB40から取り出した2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}から、(19)式を利用して平面射影変換された2次元座標(x′ij,y′ij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を求める。第1実施形態において、2次元座標(x′ij,y′ij)を用いて、映像DBから取り出した2次元座標(xij,yij)を、(x′ij,y′ij)に置き換えて処理すれば、第1実施形態と同様の処理によりUAV群の初期状態の3次元位置と3次元速度とを推定することができる。
図17は平面射影変換部328のフロー図である。平面射影変換部328は、処理を開始すると、ステップS3000で、映像DB40から仮想画面上の2次元座標(xij,yij),i∈{0,1,2,...,M},j∈{0,1,2,...,N}を取得する。
次に、ステップS3002で、事前に求めておいた基準の仮想画面と鑑賞者姿勢の仮想画面との間の平面射影変換Hを取得する。
ステップS3004で、ステップS3002で取得した平面射影変換Hを使って、(19)式に従って鑑賞者姿勢の仮想画面の2次元座標(xij,yij)から基準姿勢の仮想画面の2次元座標(x′ij,y′ij)へ幾何変換する。
ステップS3006で、フレーム毎の変換後の2次元座標を生成し、群空間配置推定部30に出力して処理を終了する。変換後の2次元座標の出力は図17にはWと記した。群空間配置推定部30では、図5に示したように、Wにより平面射影変換部328から出力された変換後の2次元座標の入力を受け付けて、変換後の2次元座標に基づいて、UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する。
以上により、本実施形態は、平面射影変換による幾何補正により、鑑賞者の姿勢に合わせたベストショットな2次元座標を用いてUAV群の空間配置を制御する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、飛行するUAVの空間配置を制御する場合を例に説明したが、これに限定されるものではなく、例えば地上で駆動する走行装置等に適用してもよい。
10 位置計測センサ
30 群空間配置推定部
32 群位置検出部
34 群位置制御部
36 群速度制御部
38 飛行コマンド変換部
50 通信部
100、200、300 空間配置制御装置
228 シーケンス分割部
328 平面射影変換部

Claims (7)

  1. 複数のUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、前記UAV及び前記フレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、前記係数の値を変えながら行列分解し、前記行列分解により得られた行列の要素を用いて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する群空間配置推定部と、
    前記UAVの各々の3次元座標である現在位置を計測する位置計測センサと、
    前記位置計測センサによって計測された前記UAVの各々の現在位置と、前記初期状態の3次元位置により定まる前記UAVの各々の目標点とに基づいて、前記UAVの各々について、前記目標点に対するベクトルを算出する群位置検出部と、
    前記目標点に対するベクトルに基づいて、前記UAVの各々について、前記初期状態の3次元位置に配置されるように前記UAVの飛行を制御するための制御データを計算する群位置制御部と、
    前記UAVの各々が前記初期状態の3次元位置に配置されてから、前記UAVの各々について、前記3次元速度で飛行するように前記制御データを計算する群速度制御部と、
    前記群位置制御部で計算された前記制御データ、又は前記群速度制御部で計算された前記制御データに基づいて、前記UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した前記飛行指令データに基づいて前記UAVの運動を制御する飛行コマンド変換部と、
    を含む空間配置制御装置。
  2. 前記複数のフレームをシーケンスに分割し、
    前記群空間配置推定部は、シーケンス毎に、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する請求項1に記載の空間配置制御装置。
  3. 前記仮想画面の基準姿勢と、鑑賞者の姿勢との間の平面射影変換行列に基づいて、前記仮想画面の2次元座標を、前記鑑賞者の姿勢を反映した仮想画面上の2次元座標に変換する平面射影変換部を更に含み、
    前記群空間配置推定部は、前記平面射影変換部による変換後の2次元座標に基づいて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する請求項1又は請求項2に記載の空間配置制御装置。
  4. 群空間配置推定部が、複数のUAV(Unmanned Aerial Vehicle)の各々に対する複数のフレーム毎の仮想画面上の2次元座標に基づいて、前記UAV及び前記フレームの組み合わせ毎の係数を掛けた座標値を要素とする計測行列を、前記係数の値を変えながら行列分解し、前記行列分解により得られた行列の要素を用いて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定するステップと、
    位置計測センサが、前記UAVの各々の3次元座標である現在位置を計測するステップと、
    群位置検出部が、前記位置計測センサによって計測された前記UAVの各々の現在位置と、前記初期状態の3次元位置により定まる前記UAVの各々の目標点とに基づいて、前記UAVの各々について、前記目標点に対するベクトルを算出するステップと、
    群位置制御部が、前記目標点に対するベクトルに基づいて、前記UAVの各々について、前記初期状態の3次元位置に配置されるように前記UAVの飛行を制御するための制御データを計算するステップと、
    群速度制御部が、前記UAVの各々が前記初期状態の3次元位置に配置されてから、前記UAVの各々について、前記3次元速度で飛行するように前記制御データを計算するステップと、
    飛行コマンド変換部が、前記群位置制御部で計算された前記制御データ、又は前記群速度制御部で計算された前記制御データに基づいて、前記UAVの各々について、飛行指令データを算出し、算出した前記飛行指令データに基づいて前記UAVの運動を制御するステップと、
    を含む空間配置制御方法。
  5. 前記複数のフレームをシーケンスに分割し、
    前記群空間配置推定部は、シーケンス毎に、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する請求項4に記載の空間配置制御方法。
  6. 平面射影変換部が、前記仮想画面の基準姿勢と、鑑賞者の姿勢との間の平面射影変換行列に基づいて、前記仮想画面の2次元座標を、前記鑑賞者の姿勢を反映した仮想画面上の2次元座標に変換するステップを更に含み、
    前記群空間配置推定部は、前記平面射影変換部による変換後の2次元座標に基づいて、前記UAVの各々について、初期状態の3次元位置、及び3次元速度を推定する請求項4又は請求項5に記載の空間配置制御方法。
  7. コンピュータを、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の空間配置制御装置の各部として機能させるためのプログラム。
JP2018205465A 2018-10-31 2018-10-31 空間配置制御装置、方法、及びプログラム Pending JP2020071682A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205465A JP2020071682A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 空間配置制御装置、方法、及びプログラム
PCT/JP2019/041421 WO2020090560A1 (ja) 2018-10-31 2019-10-22 空間配置制御装置、方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018205465A JP2020071682A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 空間配置制御装置、方法、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020071682A true JP2020071682A (ja) 2020-05-07

Family

ID=70463095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018205465A Pending JP2020071682A (ja) 2018-10-31 2018-10-31 空間配置制御装置、方法、及びプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2020071682A (ja)
WO (1) WO2020090560A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113485446A (zh) * 2021-08-12 2021-10-08 北京航空航天大学 一种无人飞艇编队飞行控制方法、系统及存储介质

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112045717B (zh) * 2020-09-10 2024-02-27 刘斌 一种农林业机器人监控平台
JP2023548726A (ja) * 2021-10-04 2023-11-21 エアスピード システムズ エルエルシー 自律エアタクシー分離システム及び方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3871582B2 (ja) * 2002-03-01 2007-01-24 日本電信電話株式会社 物体形状復元・移動物体検出方法、物体形状復元・移動物体検出装置、物体形状復元・移動物体検出プログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体
JP4057344B2 (ja) * 2002-05-27 2008-03-05 シャープ株式会社 情報提示装置および情報提示システム
JP2018069744A (ja) * 2015-03-12 2018-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 無人飛行体及び空中映像表示システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113485446A (zh) * 2021-08-12 2021-10-08 北京航空航天大学 一种无人飞艇编队飞行控制方法、系统及存储介质
CN113485446B (zh) * 2021-08-12 2023-09-26 北京航空航天大学 一种无人飞艇编队飞行控制方法、系统及存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
WO2020090560A1 (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109219785B (zh) 一种多传感器校准方法与系统
Ahmed et al. Recent advances in unmanned aerial vehicles: a review
CN107615211B (zh) 使用传感器融合估计可移动物体的状态信息的方法及系统
KR102010568B1 (ko) 다수의 무인비행체 시스템과 군집 지능을 사용한 현실 3d 공간 탐색 시스템 및 방법
JP6312178B2 (ja) ナビゲーションシステム、輸送機の状態情報を評価する方法、及び、輸送機の状態情報を評価する装置
JP6262865B2 (ja) 慣性および画像センサを用いたセンサ融合
CN108139759B (zh) 用于无人飞行器路径规划和控制的系统和方法
EP3158412B1 (en) Sensor fusion using inertial and image sensors
US20200026720A1 (en) Construction and update of elevation maps
WO2020090560A1 (ja) 空間配置制御装置、方法、及びプログラム
CN107850899B (zh) 使用惯性传感器和图像传感器的传感器融合
WO2019080924A1 (zh) 导航图配置方法、避障方法以及装置、终端、无人飞行器
CN110231828B (zh) 基于非奇异快速终端滑模的四旋翼无人机视觉伺服控制方法
JP6758271B2 (ja) 飛行制御装置、方法、及びプログラム
WO2020032058A1 (ja) 飛行制御装置、方法、及びプログラム
WO2019203166A1 (ja) 飛行制御装置、方法、及びプログラム
Lin et al. Development of an unmanned coaxial rotorcraft for the DARPA UAVForge challenge
Mebarki et al. Image moments-based velocity estimation of UAVs in GPS denied environments
Budiyono et al. Control system design of a quad-rotor with collision detection
JP6800918B2 (ja) エラー回復を実行するための方法、システム、及びプログラム
WO2019172335A1 (ja) 飛行制御装置、方法、プログラム、及び記憶媒体
Ikhmatiar et al. Real-time feedback and 3D visualization of unmanned aerial vehicle for low-cost development