JP2020071543A - 複合現実感システム及び検査方法 - Google Patents

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【課題】ターゲットマーカの配置設計の作業性及びスペース効率を向上させることができる複合現実感システム及び検査方法を提供する。【解決手段】本発明は、カメラ211が設けられたHMD21と、カメラ211で撮像されたターゲットマーカの撮像データに基づいて、カメラ211の位置及び姿勢を計測する位置姿勢計測部222と、カメラ211の位置及び姿勢に基づきHMD21を介してユーザに現実空間と3次元モデルとの重畳画像である複合現実感を提示する情報処理部221と、ターゲットマーカの画像データであるマーカ画像Mを記憶する記憶部321と、マーカ画像Mを表示部31に表示させ、表示させるマーカ画像Mの表示状態を制御可能な表示制御部322と、を備え、位置姿勢計測部222は、表示部31に表示されたマーカ画像Mの撮像データに基づいて、カメラ211の位置と姿勢を計測する。【選択図】図1

Description

本発明は、複合現実感システム及びそれを用いた検査方法に関する。
昨今、例えば特開2015−125641号公報や特開2004−355131号公報に記載のように、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDとも称する)を用いた複合現実感(Mixed Reality)(以下、MRとも称する)技術が発展している。特開2015−125641号公報から引用すると、MR技術は、HMDで撮像した現実の世界(現実空間)の画像に、コンピュータで生成された仮想の世界(仮想空間)の画像を重畳させて、HMDの画面に表示する技術である。つまり、現実空間画像と仮想空間画像(3次元モデル)とが重畳されてHMDに表示される。MR技術を利用することで、実際に模型を製作することなく、完成品について、大きさ、又は部品の取り外し(取り付け)の作業性などのチェックが可能となる。MR技術を用いた複合現実感装置としては、例えば、HMDと、HMDを介してユーザに重畳画像である複合現実感を提示する情報処理部と、を備えている。
また、HMDで複合現実感を提示するためには、対象スペース(現実空間)におけるHMDの位置及び姿勢を求める必要がある。例えば特開2015−215191号公報に記載されているように、複合現実感装置を用いるには、現実空間中に定義した基準座標系と、カメラ座標系との間の、相対的な位置及び姿勢を計測することが不可欠である。ここで、例えば特開2015−215191号公報及び特開2008−70267号公報には、HMDに設けられたカメラで撮像したターゲットマーカの情報からカメラの位置姿勢を推定することが記載されている。ターゲットマーカには、座標情報が設定されている。作業スペース(現実空間)に設置されたターゲットマーカを、カメラが撮像することで、公知の演算方法により、カメラの位置及び姿勢を推定することができる。
特開2015−125641号公報 特開2004−355131号公報 特開2015−215191号公報 特開2008−70267号公報
上記のようにターゲットマーカとその撮像データとを用いてカメラ(HMD)の位置及び姿勢を演算する位置姿勢計測装置では、例えば紙やボードなどに印刷されて構成されたターゲットマーカが用いられている。
印刷や加工により形成されたターゲットマーカを用いると、作業スペースにおけるターゲットマーカの配置変更をするにあたり、ターゲットマーカの移動、貼り付け、及び位置の微調整などをユーザが手作業で行う必要がある。また、ターゲットマーカのサイズ変更を行う場合、再度ターゲットマーカを印刷又は加工しなければならない。位置姿勢の計測精度を高めるために多数のターゲットマーカが配置されるが、特にこの場合、上記のようなターゲットマーカの配置変更やサイズ変更に対してユーザの作業量が増大する。
また、あらゆる方向から3次元モデル(仮想空間画像)を観察できるようにしたい場合、ユーザが動き回れるだけの作業スペースの確保、及び当該作業スペースをカバーする多数のターゲットマーカの配置が必要となる。つまり、大きな作業スペースと多数のターゲットマーカの準備が必要となる。このように、従来の複合現実感システムには、ターゲットマーカの配置設計の作業性及びスペース効率の面で改良の余地がある。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、ターゲットマーカの配置設計の作業性及びスペース効率を向上させることができる複合現実感システム及びそれを用いた検査方法を提供することを目的とする。
本発明の複合現実感システムは、外部を撮像するカメラが設けられたヘッドマウントディスプレイと、前記カメラで撮像されたターゲットマーカの撮像データ、及び前記ターゲットマーカに対して設定された座標情報に基づいて、前記カメラの位置及び姿勢を計測する位置姿勢計測部と、前記位置姿勢計測部で計測された前記カメラの位置及び姿勢に基づき、前記ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに現実空間と3次元モデルとの重畳画像である複合現実感を提示する情報処理部と、画像を表示可能な表示部と、前記ターゲットマーカの画像データであるマーカ画像を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記マーカ画像を前記表示部に表示させ、表示させる前記マーカ画像の表示状態を制御可能な表示制御部と、を備え、前記位置姿勢計測部は、前記表示部に表示された前記マーカ画像の撮像データに基づいて、前記カメラの位置と姿勢を計測する。
また、本発明の別の態様である検査方法は、上記複合現実感システムを用いた前記3次元モデルの検査方法であって、前記表示制御部が、ユーザの操作に応じて、前記表示部における前記マーカ画像の位置、大きさ、表示角度、パターン、及び数の少なくとも1つを変更する変更工程を含む。
本発明によれば、ユーザは、表示部に表示されるマーカ画像の表示状態(例えば表示の位置や大きさ等)を制御することで、印刷や加工なく、ターゲットマーカの配置変更及びサイズ変更を行うことができる。また、マーカ画像の表示状態を制御することで、ユーザが動かなくても3次元モデルの基準位置(原点座標)等が変化し、ヘッドマウントディスプレイを介した3次元モデルの見え方を制御することができる。つまり、小さい作業スペースでも3次元モデルをあらゆる方向から見せることができる。このように、本発明によれば、ターゲットマーカの配置設計の作業性及びスペース効率を向上させることができる。
本実施形態の複合現実感システムの構成図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。 本実施形態のマーカ画像の編集例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。説明に用いる各図は概念図である。本実施形態の複合現実感システム1は、図1に示すように、複合現実感装置2と、画像表示装置3と、を備えている。複合現実感装置2は、いわゆるMRシステムであって、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMDという)21と、CPUやメモリ等を有するコンピュータ22と、HMD21のコントローラ23と、を備えている。HMD21には、外部(装着者の前方)を撮像する2つのカメラ211が設けられている。ユーザは、持ち運び可能なコントローラ23を利用し、HMD21に関する各種操作を実行することができる。なお、図面において各種配線の図示は省略されている。
コンピュータ22は、MRに関するソフトウェアが搭載されたコンピュータである。コンピュータ22は、機能として、情報処理部221と、位置姿勢計測部222と、を備えている。情報処理部221は、HMD21を介してユーザに重畳画像である複合現実感を提示するように構成されている。位置姿勢計測部222は、カメラ211で撮像されたターゲットマーカの撮像データ、及びターゲットマーカに対して設定された座標情報に基づいて、カメラ211(すなわちHMD21)の位置と姿勢を計測するように構成されている。位置姿勢計測部222は、ターゲットマーカのパターンに応じて設定された座標情報を読み取り、カメラ211がどの位置からどの方向を向いているかを推測する。情報処理部221は、位置姿勢計測部222で計測されたカメラ211の位置及び姿勢に基づき、HMD21を介してユーザに現実空間と3次元モデルとの重畳画像である複合現実感(MR)を提示する。
複合現実感装置2において、MRとしてHMD21に表示する3次元モデルは、ターゲットマーカの座標情報と対応し、カメラ211が撮像するターゲットマーカの位置等の変化に応じて見え方が変化する。例えばターゲットマーカの位置、大きさ、パターン、及び形状(撮像角度)に基づき、カメラ211の対象スペースでの位置姿勢が推定できる。例えば特開2015−215191号公報及び特開2008−70267号公報に記載されているように、複合現実感装置2は、カメラ211で撮像されたターゲットマーカの撮像データに基づいて、公知の方法でカメラ211及びHMD21の位置と姿勢を計測できる。複合現実感装置2は、公知の装置であって、詳細な説明は省略する。
なお、1つの3次元モデルと複数のターゲットマーカとが対応するように設定されてもよい。例えば、複合現実感装置2における原点すなわち3次元座標(0、0、0)を表す第1のターゲットマーカと、原点(基準)に対する座標情報を表す第2のターゲットマーカとが、ディスプレイ31に表示され、第1及び/又は第2のターゲットマーカの撮像データに基づいて1つの3次元モデルの表示状態が決定される。3次元モデルの座標や寸法は、1つ又は複数のターゲットマーカに対して設定されている。
画像表示装置3は、表示部としての複数のディスプレイ31と、コンピュータ32と、を備えている。ディスプレイ31は、画像を表示可能な装置であって、例えば液晶ディスプレイなどである。ディスプレイ31は、複合現実感装置2が対象とする対象スペースにおける側壁(側面)に配置されている。複数のディスプレイ31(図1では2つ)には、画面(表示面)を含む平面が互いに交差するように配置された2つ以上のディスプレイ31が含まれている。つまり、少なくとも2つのディスプレイ31が、表示方向が互いに異なるように配置されている。例えば、ディスプレイ31は、直交する2つの壁面にそれぞれ配置されている。また、ディスプレイ31は、対象スペースを囲むように配置された3つ以上の側面に対してそれぞれ配置される。
コンピュータ32は、ディスプレイ31に表示する画像を制御するための装置であって、CPUやメモリ等を有するコンピュータである。コンピュータ32は、ディスプレイ31と通信可能に接続されており、記憶部321と、表示制御部322と、を備えている。記憶部321は、例えばコンピュータ32内部の記憶媒体、外部記憶媒体、又は外部サーバ等であって、ターゲットマーカの画像データ、すなわちターゲットマーカを表す画像データであるマーカ画像Mを記憶している。記憶部321には、複数種類のマーカ画像Mが記憶されている。表示制御部322は、ユーザの操作に応じて記憶部に記憶されたマーカ画像Mをディスプレイ31に表示させ、ディスプレイ31におけるマーカ画像Mの表示状態を制御可能に構成されている。より具体的に、表示制御部322は、ユーザの操作に応じて、ディスプレイ31におけるマーカ画像Mの位置、大きさ、表示角度、パターン(型)、及び数(表示数)の少なくとも1つを変更する。
例えば、コンピュータ32には、公知の画像編集ソフトウェアがインストールされており、当該ソフトウェアを用いてディスプレイ31にターゲットマーカの画像(すなわちマーカ画像M)を表示させる。ユーザは、ソフトウェア上でマーカ画像Mの編集・選択が可能となる。HMD21のカメラ211がディスプレイ31を撮像すると、位置姿勢計測部222は、ディスプレイ31に表示されたマーカ画像Mの撮像データに基づいて、カメラ211の位置と姿勢を計測する。マーカ画像Mは、ターゲットマーカとして機能する。
本実施形態によれば、ユーザは、コンピュータ32を、操作手段(例えばマウスやキーボード)を介して操作し、ディスプレイ31中のマーカ画像Mの位置、大きさ、表示角度、型、及び/又は数などを編集することができる。例えば、図2に示すように、第1ディスプレイ311内で、あるいは第1ディスプレイ311から第2ディスプレイ312にマーカ画像Mを移動させることができる。マーカ画像Mの移動(位置の変更)に伴い、ユーザの移動なく、HMD21で表示される3次元モデルが移動する。この例では、第1ディスプレイ311の表示方向と第2ディスプレイ312の表示方向とが異なるため(異なる側壁に設置されているため)、マーカ画像Mのディスプレイ311、312間の移動により、マーカ画像M及び3次元モデルの表示角度も変更されている。複数のディスプレイ31を備える構成により、ディスプレイ31及びマーカ画像を、対象スペースを囲むように配置でき、3次元モデルの表示にあたり、ユーザのあらゆる視点(あらゆるカメラ211の撮像方向)に対応することができる。なお、図2〜図7では、カメラ211などの一部の構成の図示を省略している。
また、図3に示すように、マーカ画像Mを拡大するほど、HMD21で表示される3次元モデルも拡大される。同様に、マーカ画像Mを縮小するほど、HMD21で表示される3次元モデルも縮小される。例えば、マーカ画像Mの大きさを徐々に変更していくことで、3次元モデルがユーザに近づいたり離れたりする映像をユーザに提供することもできる。ユーザは、これを動くことなく見ることができる。
また、図4に示すように、マーカ画像Mのパターンを変更することで、HMD21で表示される3次元モデルを別の3次元モデルに変更することができる。マーカ画像M毎に対応する3次元モデルが設定されており、ディスプレイ31に表示されるマーカ画像Mを変更するだけで、HMD21に表示される3次元モデルを変更することができる。
また、図5に示すように、ディスプレイ311、312に複数のマーカ画像Mを配置している状況で、3次元モデルの見え方の調整や問題解決のために、マーカ画像Mのレイアウト変更をその場で実施し、その場でのユーザによる確認(検証)が容易となる。例えば、ユーザが3次元モデルを観察しながらの位置調整等が可能となる。1つのターゲットマーカが配置された状況でターゲットマーカの配置等を変更する場合より、複数のターゲットマーカが配置された状況でターゲットマーカの配置等を変更する場合のほうが、調整作業が難しくなるが、本実施形態のようにマーカ画像を用いることで、複数のターゲットマーカ(マーカ画像)が配置された場合でも、容易に配置調整等をすることができる。
また、図6に示すように、複数のマーカ画像Mに対応して、複数の3次元モデルがHMDに表示された状態において、各3次元モデルを互いに独立して移動等させることができる。図6において、ディスプレイ31には、第1の3次元モデル91に対応する第1のマーカ画像M1と、第2の3次元モデル92に対応する第2のマーカ画像M2及び第3のマーカ画像M3と、が表示されている。例えば、第1のマーカ画像M1を移動させることで第1の3次元モデル91が移動し、第2のマーカ画像M2及び第3のマーカ画像M3を移動させることで、第2の3次元モデル92が移動する。つまり、マーカ画像M1の編集により第1の3次元モデル91が編集され、マーカ画像M2、M3の編集により第2の3次元モデル92が編集される。複数の3次元モデルを別個独立に編集できることで、HMD21を介して表示されている3次元モデルを、例えば2部材に分離させたり、2部材のものを接触させたりすることができる。
このように、ディスプレイ31に表示された1つ又は複数のマーカ画像M1が、第1マーカ画像セットとして第1の3次元モデル91の表示に対応し、ディスプレイ31に表示された、第1マーカ画像セットとは別の1つ又は複数のマーカ画像M2、M3が、第2マーカ画像セットとして第2の3次元モデル92の表示に対応し、表示制御部322は、第1マーカ画像セットの表示状態と第2マーカ画像セットの表示状態とをそれぞれ独立して制御可能に構成されている。
また、図7に示すように、2次元又は3次元のマーカ画像Mを画面上で3次元的に回転させて、表示角度を変更し、正面からずれた視点でターゲットマーカを見たようなマーカ画像Mの形状をディスプレイ31に表示することができる。つまり、表示制御部322は、ユーザの操作に応じて、平面又は立体で表示されたマーカ画像Mを回転させ、マーカ画像Mの表示角度を変更する。表示制御部322は、例えば、XYZ座標系において、X軸を回転中心にマーカ画像Mを回転させることができる。また、表示制御部322は、例えば、マーカ画像Mの重心を回転中心としてマーカ画像Mを画面上で回転させることができる。これにより、ユーザの移動なく、3次元モデルの視点(見る方向)を変更することができる。3次元モデルの表示角度の微調整なども容易となる。
また、記憶媒体等に予め設定された変更の流れを表示制御部322が読み込んで編集を実行することもできる。この場合、表示制御部322は、ユーザにより表示開始が指示された際、当該変更の流れに応じて、自動的にマーカ画像Mを編集(移動、大きさ変更等)する。つまり、表示制御部322は、予め時系列的に設定された変更の流れに基づいて、マーカ画像Mの表示状態を変更する。これにより、3次元モデルは、時間の経過に応じて、自動的に移動等することとなる。
本実施形態によれば、ユーザは、ディスプレイ31に表示されるマーカ画像Mの表示状態(例えば表示の位置や大きさ等)を制御することで、印刷や加工なく、ターゲットマーカの配置変更及びサイズ変更を行うことができる。カメラにより撮像されるターゲットマーカの位置や大きさ等により、カメラの位置や姿勢が計測されるため、ターゲットマーカの移動等に連動して表示される3次元モデルも移動等が実行される。本実施形態では、ターゲットマーカとしてディスプレイ31に表示され且つ位置姿勢計測部222に読み込まれるマーカ画像Mを編集することで、ターゲットマーカを編集することと同じ効果を発揮させる。マーカ画像Mの表示状態を制御することで、ユーザが動かなくても3次元モデルの基準位置(原点座標)等が変化し、HMD21を介した3次元モデルの見え方を制御することができる。つまり、物としてのターゲットマーカの実際の配置変更等をすることなくターゲットマーカの配置設計が可能となり、また、小さい作業スペースでも3次元モデルをあらゆる方向から見せることが可能となる。このように、本発明によれば、ターゲットマーカの配置設計の作業性及びスペース効率を向上させることができる。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、画像表示装置3はプロジェクタ及びスクリーンを備えるものでもよい。ただし、光源とスクリーンとの間に対象スペースが介在するような投影型のプロジェクタ及びスクリーンよりも、例えば液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ、又は有機ELディスプレイなど光源が画面側(内部)にあるタイプのほうが、例えば動き回るユーザの影や対象スペースに配置した物の影の影響を受けることがなく、配置や移動の自由度の観点において好ましい。つまり、表示部は、マーカ画像Mを表示するための光源を内部(筐体内)に有することが好ましい。また、ディスプレイは、モニター又はパネルと同様の意味をもち、互いに言い換ることができる。また、表示部として、画面に接触して画像編集可能なタッチパネルを用いてもよい。また、表示部は、側壁に限らず、任意の物体に設置されてもよい。また、表示部は、1つ(単体)のディスプレイ31で構成されてもよい。また、カメラ211は1つであってもよい。
また、本実施形態の複合現実感システム1を用いて、3次元モデルの検査(例えばデザインレビュー等を含む)をすることが有効である。つまり、本実施形態の検査方法は、複合現実感システム1を用いた3次元モデルの検査方法であって、表示制御部322が、ユーザの操作に応じて、ディスプレイ31におけるマーカ画像Mの位置、大きさ、表示角度、パターン、及び数の少なくとも1つを変更する変更工程を含む。これによれば、検査中であるか否かにかかわらず、変更工程により容易にターゲットマーカの位置等を編集することができ、上記実施形態と同様の効果が発揮される。本方法によれば、3次元モデルの検査の作業性は格段に向上する。
1…複合現実感システム、2…複合現実感装置、21…HMD(ヘッドマウントディスプレイ)、211…カメラ、22…コンピュータ、221…情報処理部、222…位置姿勢計測部、23…コントローラ、3…画像表示装置、31…ディスプレイ(表示部)、32…コンピュータ、321…記憶部、322…表示制御部、91、92…3次元モデル、M、M1、M2、M3…マーカ画像。

Claims (9)

  1. 外部を撮像するカメラが設けられたヘッドマウントディスプレイと、
    前記カメラで撮像されたターゲットマーカの撮像データ、及び前記ターゲットマーカに対して設定された座標情報に基づいて、前記カメラの位置及び姿勢を計測する位置姿勢計測部と、
    前記位置姿勢計測部で計測された前記カメラの位置及び姿勢に基づき、前記ヘッドマウントディスプレイを介してユーザに現実空間と3次元モデルとの重畳画像である複合現実感を提示する情報処理部と、
    画像を表示可能な表示部と、
    前記ターゲットマーカの画像データであるマーカ画像を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記マーカ画像を前記表示部に表示させ、表示させる前記マーカ画像の表示状態を制御可能な表示制御部と、
    を備え、
    前記位置姿勢計測部は、前記表示部に表示された前記マーカ画像の撮像データに基づいて、前記カメラの位置と姿勢を計測する複合現実感システム。
  2. 前記表示制御部は、ユーザの操作に応じて、前記表示部における前記マーカ画像の位置、大きさ、表示角度、パターン、及び数の少なくとも1つを変更する請求項1に記載の複合現実感システム。
  3. 前記表示制御部は、ユーザの操作に応じて、平面又は立体で表示された前記マーカ画像を回転させ、前記マーカ画像の表示角度を変更する請求項1又は2に記載の複合現実感システム。
  4. 前記表示制御部は、ユーザの操作に応じて、複数の前記マーカ画像を前記表示部に表示させる請求項1〜3の何れか一項に記載の複合現実感システム。
  5. 前記表示部に表示された1つ又は複数の前記マーカ画像が、第1マーカ画像セットとして第1の前記3次元モデルの表示に対応し、
    前記表示部に表示された、前記第1マーカ画像セットとは別の1つ又は複数の前記マーカ画像が、第2マーカ画像セットとして第2の前記3次元モデルの表示に対応し、
    前記表示制御部は、前記第1マーカ画像セットの表示状態と前記第2マーカ画像セットの表示状態とをそれぞれ独立して制御可能に構成されている請求項1〜4の何れか一項に記載の複合現実感システム。
  6. 前記表示部は、複数のディスプレイで構成され、
    前記複数のディスプレイには、画面を含む平面が互いに交差するように配置された2以上のディスプレイが含まれる請求項1〜5の何れか一項に記載の複合現実感システム。
  7. 前記表示部は、前記マーカ画像を表示するための光源を内部に有する請求項1〜6の何れか一項に記載の複合現実感システム。
  8. 前記表示制御部は、予め時系列的に設定された変更の流れに基づいて、前記マーカ画像の表示状態を変更する請求項1〜7の何れか一項に記載の複合現実感システム。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の複合現実感システムを用いた前記3次元モデルの検査方法であって、
    前記表示制御部が、ユーザの操作に応じて、前記表示部における前記マーカ画像の位置、大きさ、表示角度、パターン、及び数の少なくとも1つを変更する変更工程を含む検査方法。
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