JP2020069554A - Carrying system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、搬送システムに関する。 The present invention relates to a transportation system.
複数の工作機械を所定方向に沿って並設した処理ラインの上方に、所定方向へ延在する長尺のビームを設け、そのビームに案内されながら所定方向に移動可能な搬送機を用いて、複数の工作機械の各々に工作物を搬送する搬送システムが知られている。こうした搬送システムにおいて、搬送機は、各々の工作機械における工作物の加工位置の上方まで移動し、工作物の搬入出動作を行う。 A long beam extending in a predetermined direction is provided above a processing line in which a plurality of machine tools are juxtaposed along a predetermined direction, and a carrier that is movable in the predetermined direction while being guided by the beam is used. A transport system for transporting a workpiece to each of a plurality of machine tools is known. In such a transport system, the transport machine moves to a position above the machining position of the workpiece in each machine tool, and carries in and out the workpiece.
また、ビームは、気温の変化に伴って所定方向へ伸縮することが知られている。つまり、ビームに対して搬送機を同じ距離だけ移動させたとしても、工作機械に対する搬送機の相対位置は、必ずしも一致せず、搬送機が工作物の搬入出を行う際の停止位置に位置ずれが生じる。 Further, it is known that the beam expands and contracts in a predetermined direction as the temperature changes. In other words, even if the carrier is moved by the same distance with respect to the beam, the relative position of the carrier with respect to the machine tool does not always match, and the carrier shifts to the stop position when loading and unloading the workpiece. Occurs.
そのため、作業者は、気温の変化に伴うビームの伸縮量に応じて、搬送機の停止位置を調整する作業を必要とするが、こうした調整作業は、処理ラインに設置される工作機械ごとに行う必要があり、サイクルタイムを長期化させる要因となる。また、工作物の搬入出を行う際に、工作機械における加工位置と搬送機による搬入出位置との位置ずれを専用の治具を用いて修正する技術も知られているが、この場合には、専用の治具を工作機械ごとに設置する必要があり、コストが嵩む。 Therefore, the operator needs to adjust the stop position of the carrier according to the amount of expansion and contraction of the beam due to the temperature change. Such adjustment work is performed for each machine tool installed in the processing line. It is necessary and becomes a factor to prolong the cycle time. In addition, there is also known a technique of correcting the positional deviation between the machining position of the machine tool and the loading / unloading position of the carrier when the workpiece is loaded / unloaded using a dedicated jig. It is necessary to install a dedicated jig for each machine tool, which increases the cost.
この点に関し、特許文献1には、ガイドレール(ビーム)に案内されながら移動する走行体(搬送機)が停止する位置の位置決め精度の向上を図る技術が開示されている。具体的に、特許文献1には、複数の工作機械の各々に設けられたベッドに支持フレームを固定し、その支持フレームにガイドレールを固定することが記載されている。
In this regard,
しかしながら、上記した特許文献1の技術のように、ガイドレールを複数の工作機械の各々に固定したとしても、ガイドレールには、気温の変化に伴う伸縮が生じる。そのため、工作機械に対する走行体の位置ずれを十分に抑制することができない。
However, even if the guide rail is fixed to each of the plurality of machine tools as in the technique of
本発明は、サイクルタイムの短縮を図りつつ、工作機械に対する工作物の搬入出を適正に行うことができる搬送システムを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a transfer system capable of appropriately carrying in and out a workpiece with respect to a machine tool while shortening the cycle time.
本発明の搬送システムは、所定方向に沿って並設され、工作物に対する加工を行う複数の工作機械を有する処理ラインと、前記所定方向に延在するビームと、前記ビームに沿って案内され、前記複数の工作機械の各々に対し前記工作物の搬入及び搬出を行う搬送機と、前記処理ライン及び前記ビームの何れか一方に設けられる複数の被検出体と、前記処理ライン及び前記ビームの何れか他方に設けられ、前記被検出体との間隔を測定可能な複数のセンサと、前記複数のセンサによる測定結果に基づき、前記ビームの伸縮量を演算する伸縮量演算部と、前記伸縮量に基づき、前記複数の工作機械の各々に対して前記工作物の搬入及び搬出を行う際に前記搬送機が停止する位置を設定する停止位置設定部とを備える。 The transfer system of the present invention is arranged in parallel along a predetermined direction, a processing line having a plurality of machine tools for processing a workpiece, a beam extending in the predetermined direction, and guided along the beam, A carrier for loading and unloading the workpiece with respect to each of the plurality of machine tools, a plurality of detection objects provided on one of the processing line and the beam, and any of the processing line and the beam On the other hand, a plurality of sensors capable of measuring the distance to the object to be detected, an expansion / contraction amount calculation unit for calculating the expansion / contraction amount of the beam based on the measurement results of the plurality of sensors, and the expansion / contraction amount Based on the above, there is provided a stop position setting unit that sets a position at which the conveyor stops when carrying in and carrying out the workpiece with respect to each of the plurality of machine tools.
本発明の搬送システムによれば、伸縮量演算部は、複数のセンサによる測定結果に基づいてビームの伸縮量を演算する。そして、停止位置設定部は、演算により求めたビームの伸縮量に基づき、複数の工作機械の各々に対して工作物の搬入及び搬出を行う際に搬送機が停止する位置を設定する。この場合、搬送システムは、作業者が搬送機の停止位置を調整する作業を不要とすることができるので、サイクルタイムの短縮を図ることができる。また、搬送システムは、ビームの伸縮量を考慮して搬送機の停止位置を設定するので、工作物の搬入出を適正に行うことができる。 According to the transport system of the present invention, the expansion / contraction amount calculation unit calculates the expansion / contraction amount of the beam based on the measurement results of the plurality of sensors. Then, the stop position setting unit sets a position at which the transport machine stops when carrying in and out the workpiece with respect to each of the plurality of machine tools based on the expansion and contraction amount of the beam obtained by the calculation. In this case, the transport system can eliminate the work for the operator to adjust the stop position of the transport machine, and thus can shorten the cycle time. In addition, since the transport system sets the stop position of the transport machine in consideration of the expansion and contraction amount of the beam, it is possible to properly carry in and out the workpiece.
<1.第一実施形態>
(1−1:搬送システム1の全体構成)
以下、本発明に係る搬送システムを適用した各実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、本発明の第一実施形態における搬送システム1の全体構成を説明する。なお、図1に示す左右方向をX方向と称する。また、X方向のうち、図1に示す右側をX1側、図1に示す左側をX2側と称する。
<1. First embodiment>
(1-1: Overall configuration of transport system 1)
Hereinafter, each embodiment to which the transport system according to the present invention is applied will be described with reference to the drawings. First, with reference to FIG. 1, an overall configuration of a
図1に示すように、搬送システム1は、処理ライン10と、ビーム20と、搬送機30と、制御装置100とを主に備える。処理ライン10には、5台の工作機械10A〜10EがX方向に沿って並設される。各々の工作機械10A〜10Eは、工作物Wに対し、互いに異なる加工を行う加工機である。
As shown in FIG. 1, the
以下において、説明の便宜上、処理ライン10に設けられる5台の工作機械10A〜10Eの中で最もX1側に設置された工作機械10Aを「第一の工作機械10A」と称し、第一の工作機械10AのX2側に隣接する工作機械10Bを「第二の工作機械10B」と称する。同様に、第二の工作機械10BのX2側に隣接する工作機械10Cを「第三の工作機械10C」と称し、第三の工作機械10CのX2側に隣接する工作機械10Dを「第四の工作機械10D」と称する。そして、第四の工作機械10DのX2側に隣接し、処理ライン10に設けられる5台の工作機械10A〜10Eの中で最もX2側に設置された工作機械10Eを「第五の工作機械10E」と称する。
In the following, for convenience of description, the
ビーム20は、X方向に延在する長尺の部材であり、処理ライン10の上方に配置される。ビーム20は、地上に設置された一対の支柱21によってビーム20のX方向両側を支持され、5台の工作機械10A〜10Eは、一対の支柱21の間に設置される。
The
搬送機30は、5台の工作機械10A〜10Eに対し工作物Wの搬入及び搬出を行う。搬送機30は、本体31と、2つのアーム32,33とを主に備える。なお、2つのアーム32,33は、同等の構成を有するが、説明の便宜上、2つのアーム32,33のうち図1に示す右側に位置するアーム32を「第一アーム32」と称し、図1に示す左側に位置するアーム33を「第二アーム33」と称する。
The
本体31は、ビーム20に設けられたガイド(図示せず)に案内されながら、処理ライン10の上方をX方向へ移動可能に設けられる。第一アーム32及び第二アーム33は、本体31に対し、上下へ昇降可能に設けられる。
The
図2A及び図2Bに示すように、第一アーム32及び第二アーム33は、X方向へ距離pだけ離れた位置で本体31に設置され、第一アーム32及び第二アーム33の下端部には、工作物Wを把持可能な把持部(図示せず)がそれぞれ設けられる。
As shown in FIGS. 2A and 2B, the
例えば、第一の工作機械10Aに対して工作物Wの搬入及び搬出を行う際、搬送機30は、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32又は第二アーム33を配置した状態で停止する。その停止位置において、搬送機30は、第一アーム32又は第二アーム33を昇降させながら、第一の工作機械10Aに対する工作物Wの搬入出動作を行う。
For example, when carrying the workpiece W in and out of the
図3に示すように、制御装置100は、本体31のX方向への移動動作、及び、アーム32,33の昇降動作を制御する。制御装置100は、移動制御部110と、昇降制御部120と、停止位置設定部130とを主に備える。
As shown in FIG. 3, the
移動制御部110は、本体31のX方向への移動制御を行う。具体的に、ビーム20には、本体31をビーム20に対してX方向へ移動させるラックピニオン式の移動駆動装置(図示せず)が設けられ、移動制御部110は、移動駆動装置を駆動制御し、本体31をX方向へ移動させる。昇降制御部120は、アーム32,33の昇降制御を行う。具体的に、搬送機30には、本体31に対してアーム32,33を昇降させるラックピニオン式の昇降駆動装置(図示せず)が設けられ、昇降制御部120は、昇降駆動装置を駆動制御し、アーム32,33を昇降させる。なお、昇降制御部120は、把持部(図示せず)による工作物Wの把持動作に関する制御も行う。
The
停止位置設定部130は、各々の工作機械10A〜10Eに対して工作物Wの搬入出を行う際に、本体31を停止させる位置を設定する。本実施形態において、停止位置設定部130には、各々の工作機械10A〜10Eにおける工作物Wの配置位置(加工位置)の上方に第一アーム32を配置する際の停止位置が設定される。そして、移動制御部110は、停止位置設定部130に設定された停止位置から、本体31をX1方向へ距離pだけ移動させることにより、各々の工作機械10A〜10Eにおける工作物Wの配置位置の上方に第二アーム33を配置することができる。
The stop
(1−2:工作物Wの搬送手順)
ここで、図1を参照しながら、搬送システム1において行われる工作物Wの搬送手順を説明する。図1に示すように、第一の工作機械10AのX1側には、処理ライン10で加工する前の工作物Wを搬送する搬入コンベヤ2が設置されている。また、第五の工作機械10EのX2側には、処理ライン10で加工した後の工作物Wを搬送する搬出コンベヤ3が設置されている。
(1-2: Procedure for transporting the workpiece W)
Here, with reference to FIG. 1, a procedure of transporting the workpiece W performed in the
最初に、移動制御部110は、ビーム20により案内可能な可動領域におけるX1側の端部まで本体31を移動させる。これにより、搬送機30は、搬入コンベヤ2の上方に配置され、第一アーム32は、搬入コンベヤ2により搬入された工作物Wの上方に配置される。そして、昇降制御部120は、第一アーム32を下降させて工作物Wを把持し、第一アーム32を上昇させる。これにより、搬入コンベヤ2により搬入された工作物Wは、第一アーム32により持ち上げられる。
First, the
次に、移動制御部110は、搬送機30をX2側へ移動させ、第二アーム33を、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に配置する。その後、昇降制御部120は、第二アーム33を下降させ、第一の工作機械10Aにおける加工位置に配置された工作物Wを把持し、第二アーム33を上昇させる。これにより、第一の工作機械10Aにおける加工位置に配置された加工後の工作物Wは、第二アーム33により搬出される。
Next, the
続けて、移動制御部110は、搬送機30をX2側へ距離pだけ移動させ、第一アーム32を、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に配置する。そして、昇降制御部120は、第一アーム32を下降させ、第一アーム32が把持する工作物Wを第一の工作機械10Aにおける加工位置に配置した後、第一アーム32を上昇させる。これにより、搬入コンベヤ2により搬入された工作物Wは、第一の工作機械10Aに搬入され、第一の工作機械10Aは、工作物Wに対する加工を行う。
Subsequently, the
搬送システム1は、第一の工作機械10Aに対する工作物Wの搬入出を行った後、第一の工作機械10Aに隣接する第二の工作機械10Bに対し、工作物Wの搬入出を行う。具体的に、移動制御部110は、第一の工作機械10Aに対する工作物Wの搬入出を行った後、搬送機30をX2側へ移動させ、第一アーム32を、第二の工作機械10Bにおける工作物Wの加工位置の上方に配置する。そして、昇降制御部120は、第一アーム32を下降させ、第二の工作機械10Bにおける加工位置に配置された工作物Wを把持し、第一アーム32を上昇させる。これにより、第二の工作機械10Bにおける加工位置に配置された加工後の工作物Wは、第一アーム32により搬出される。
The carrying
続けて、移動制御部110は、搬送機30をX1側へ距離pだけ移動させ、第二アーム33を、第二の工作機械10Bにおける工作物Wの加工位置の上方に配置する。次に、昇降制御部120は、第二アーム33を下降させ、第二アーム33が把持する工作物Wを、第二の工作機械10Bにおける加工位置に配置し、第二アーム33を上昇させる。これにより、第一の工作機械10Aによる加工が終了した工作物Wは、第二の工作機械10Bに搬入され、第二の工作機械10Bは、工作物Wに対する加工を行う。
Subsequently, the
以下同様に、搬送システム1は、第二の工作機械10Bによる加工が終了した工作物Wを、第二の工作機械10Bに隣接する第三の工作機械10Cに搬入すると共に、第三の工作機械10Cによる加工が終了した工作物Wを搬出する。続けて、搬送システム1は、第三の工作機械10Cによる加工が終了した工作物Wを、第三の工作機械10Cに隣接する第四の工作機械10Dに搬入すると共に、第四の工作機械10Dによる加工が終了した工作物Wを搬出する。さらに、搬送システム1は、第四の工作機械10Dによる加工が終了した工作物Wを、第四の工作機械10Dに隣接する第五の工作機械10Eに搬入すると共に、第五の工作機械10Eによる加工が終了した工作物Wを搬出する。
Similarly, the
第五の工作機械10Eに対する工作物Wの搬入出を行った後、移動制御部110は、ビーム20により案内可能な可動領域におけるX2側の端部まで本体31を移動させる。これにより、搬送機30は、搬出コンベヤ3の上方に配置される。そして、昇降制御部120は、第二アーム33を下降させ、第二アーム33が把持する第二アーム33を、第五の工作機械10EのX2側に設置された搬出コンベヤ3に配置し、第二アーム33を上昇させる。このようにして、処理ライン10での加工が終了した工作物Wは、処理ライン10から搬出され、搬出コンベヤ3によって別の場所へ搬送される。
After carrying in / out the workpiece W to / from the
(1−3:搬送機30の停止位置の補正)
ここで、ビーム20は、気温の変化に応じて伸縮する。従って、移動制御部110がビーム20に対して同じ距離だけ搬送機30が移動するように移動駆動装置(図示せず)を駆動制御したとしても、各々の工作機械10A〜10Eに対する搬送機30の相対移動量は、ビーム20の伸縮量に伴って変化する。これに対し、搬送システム1は、工作物Wの搬送を開始する際にビーム20の伸縮量を求め、その伸縮量に応じて搬送機30の停止位置を補正する。
(1-3: Correction of stop position of carrier 30)
Here, the
図4に示すように、搬送システム1は、2つの被検出体70a,70bと、2つの測定部80a,80bとを更に備える。2つの被検出体70a,70bのうち、一方の被検出体70a(以下「第一被検出体70aと称す」)は、第一の工作機械10Aに固定され、他方の被検出体70b(以下「第二被検出体70b」と称す)は、第五の工作機械10Eに固定される。つまり、2つの被検出体70a,70bは、処理ライン10の中でX方向における両端に設置された第一の工作機械10Aと第五の工作機械10Eとに1つずつ設置される。
As shown in FIG. 4, the
2つの測定部80a,80bは、センサ支持部81a,81bと、センサ82a,82bとをそれぞれ備える。2つのセンサ支持部81a,81bのうち一方のセンサ支持部81a(以下「第一センサ支持部81a」と称す)は、第一の工作機械10Aの上方でビーム20に固定され、他方のセンサ支持部81b(以下「第二センサ支持部81b」と称す」は、第五の工作機械10Eの上方でビーム20に固定される。
The two measuring
センサ82a,82bは、被検出体70a,70bとの間隔を非接触で測定可能な渦電流センサである。2つのセンサ82a,82bのうち一方のセンサ82a(以下「第一センサ82a」と称す)は、第一被検出体70aに対向した状態で、第一センサ支持部81aに固定される。また、2つのセンサ82a,82bのうち他方のセンサ82b(以下「第二センサ82b」と称す)は、第二被検出体70bに対向した状態で、第二センサ支持部81bに固定される。
The
また、図3に示すように、制御装置100は、基準位置記憶部140と、伸縮量演算部150とを更に備える。基準位置記憶部140は、ある時点(基準時)での2つのセンサ82a,82b間の距離Lを基準値として記憶する。また、基準位置記憶部140は、基準時における第一センサ82aと第一被検出体70aとの間隔である距離α1、及び、基準時における第二センサ82bと第二被検出体70bとの間隔である距離α2を基準値として記憶する。
Further, as shown in FIG. 3, the
さらに、基準位置記憶部140は、搬入コンベヤ2から搬入される工作物Wの上方に第一アーム32を配置したときの本体31の停止位置x0から、第一センサ82aまでのX方向における距離L0を基準値として記憶する。さらに、基準位置記憶部140は、隣接する工作機械10A〜10E間のX方向における距離を基準値として記憶する。
Further, the reference
なお、第一被検出体70aは、X方向において、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置と対応する位置に設置される。従って、停止位置x0から、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32を配置するときの本体31の停止位置x1までの距離Laは、距離L0に距離α1を加えた距離となる(La=L0+α1)。
In addition, the 1st to-
これに加え、基準位置記憶部140には、停止位置x1から第二の工作機械10Bにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32を配置したときの本体31の停止位置x2までの距離L12が記憶される。また、基準位置記憶部140には、停止位置x2から第三の工作機械10Cにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32を配置したときの本体31の停止位置x3までの距離L23が記憶される。同様に、基準位置記憶部140には、停止位置x3から第四の工作機械10Dにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32を配置したときの本体31の停止位置x4までの距離L34と、停止位置x4から第五の工作機械10Eにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32を配置したときの本体31の停止位置x5までの距離L45とが記憶される。
In addition to this, in the reference
伸縮量演算部150は、工作物Wの搬送を開始する際に再測定したときの第一センサ82aから第一被検出体70aまでの間隔である距離α1´、及び、第二センサ82bから第二被検出体70bまでの間隔である距離α2´と、基準位置記憶部140に記憶された各種基準値とに基づき、工作物Wの搬送開始時点(再測定時)におけるビーム20の伸縮量を演算する。
The expansion / contraction
つまり、第一の工作機械10Aに設けられた第一被検出体70aと、第五の工作機械10Eに設けられた第二被検出体70bとの距離は、気温の変化による影響を受けず、変動しない。これに対し、ビーム20に固定された第一センサ82aと第二センサ82bとの距離は、気温の変化に伴うビーム20の伸縮に伴って変動する。そこで、搬送システム1は、工作物Wの搬送を開始する際にビーム20の伸縮量を再測定し、工作物Wの搬入出を行う際の本体31の停止位置を補正し、補正した停止位置を停止位置設定部130に再設定する。
That is, the distance between the first detected
(1−4:伸縮量演算部150による演算手順)
続いて、工作物Wの搬送を開始する際に伸縮量演算部150が行う演算手順について、一例を挙げながら説明する。ここで、再測定時における2つのセンサ82a,82bの間隔を距離L´とする。また、基準位置記憶部140に記憶された2つのセンサ82a,82b間の距離Lを距離L´から差し引いた値を伸長量sとする。つまり、距離L´は、基準時における距離Lに伸長量sを加えた値となる(L´=L+s)。
(1-4: Calculation procedure by expansion / contraction amount calculation unit 150)
Next, the calculation procedure performed by the expansion / contraction
なお、伸長量sは、例えば、基準時における距離α2と距離α1との差(α2−α1)と、再測定時における距離α2´と距離α1´との差(α2´−α1´)との差分により求めることができる(s=(α2−α1)−(α2´−α1´))。この場合、再測定時においてビーム20の長さが基準時よりも伸びていれば、再測定時における距離α2´と距離α1´との差は、基準時における距離α2と距離α1との差よりも小さくなり、伸長量sの値は、正の値をとる。一方、再測定時においてビーム20の長さが基準時よりも縮んでいれば、再測定時における距離α2´と距離α1´との差は、基準時における距離α2と距離α1との差よりも大きくなり、伸長量sの値は、負の値をとる。
The amount of extension s is, for example, the difference (α2-α1) between the distance α2 and the distance α1 at the reference time and the difference (α2′-α1 ′) between the distance α2 ′ and the distance α1 ′ at the time of remeasurement. It can be obtained from the difference (s = (α2-α1)-(α2'-α1 ')). In this case, if the length of the
次に、伸縮量演算部150は、再測定時における距離L´を基準時における距離Lで除した値をビーム伸縮率βとして求める(β=L´/L)。この場合、再測定時においてビーム20が基準時よりも伸びていれば、ビーム伸縮率βの値は、1よりも大きくなり、ビーム20が基準時よりも縮んでいれば、ビーム伸縮率βの値は、1よりも小さくなる。
Next, the expansion / contraction
続いて、伸縮量演算部150は、ビーム伸縮率βを用いて、各々の工作機械10A〜10Eに対して工作物Wの搬入出を行う際の停止位置を演算する。具体的に、再測定時における停止位置x0から停止位置x1までの距離La´は、再測定時における停止位置x0からセンサ82aまでの距離L0´に距離α1´を加えた距離となる(La´=L0´+α1´)。この演算で用いる距離L0´に関して、伸縮量演算部150は、基準時における停止位置x0からセンサ82aまでの距離L0にビーム伸縮率βを掛け合わせた値を距離L0´とみなし(L0´=L0×β)、距離La´を演算する。
Subsequently, the expansion / contraction
その後、伸縮量演算部150は、停止位置x0を初期位置として、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32に配置する際の本体31の停止位置x1´を演算する。そして、伸縮量演算部150は、演算により求めた停止位置x1´を停止位置設定部130に再設定する。つまり、停止位置x1´は、停止位置x0からX2側へ距離La´だけ本体31を移動した位置に相当する。また、移動制御部110は、停止位置x1´から本体31をX1側へ距離pだけ移動させることにより、第二アーム33を、第一の工作機械10Aにおける工作物Wの加工位置の上方に配置することができる。
After that, the expansion / contraction
続いて、伸縮量演算部150は、第二の工作機械10Bにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32に配置する際の停止位置x2´を演算により求める。具体的に、伸縮量演算部150は、基準位置記憶部140に記憶された停止位置x1から停止位置x2までの距離L12にビーム伸縮率βを掛け合わせ、再測定時における停止位置x1´から停止位置x2´までの距離L12´を求める(L12´=L12×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x1´から距離L12´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x2´とし、求めた停止位置x2´を停止位置設定部130に再設定する。
Subsequently, the expansion / contraction
以下同様に、伸縮量演算部150は、第三の工作機械10Cにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32に配置する際の停止位置x3´、第四の工作機械10Dにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32に配置する際の停止位置x4´、第五の工作機械10Eにおける工作物Wの加工位置の上方に第一アーム32に配置する際の停止位置x5´を演算により求める。
Similarly, the expansion / contraction
具体的に、伸縮量演算部150は、基準位置記憶部140に記憶された停止位置x2から停止位置x3までの距離L23にビーム伸縮率βを掛け合わせることにより、再測定時における停止位置x2´から停止位置x3´までの距離L23´を求める(L23´=L23×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x2´から距離L23´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x3´とし、求めた停止位置x3´を停止位置設定部130に再設定する。
Specifically, the expansion / contraction
また、伸縮量演算部150は、基準位置記憶部140に記憶された停止位置x3から停止位置x4までの距離L34にビーム伸縮率βを掛け合わせることにより、再測定時における停止位置x3´から停止位置x4´までの距離L34´を求める(L34´=L34×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x3´から距離L34´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x4´とし、求めた停止位置x4´を停止位置設定部130に再設定する。
Further, the expansion / contraction
同様に、伸縮量演算部150は、基準位置記憶部140に記憶された停止位置x4から停止位置x5までの距離L45にビーム伸縮率βを掛け合わせることにより、再測定時における停止位置x4´から停止位置x5´までの距離L45´を求める(L45´=L45×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x4´から距離L45´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x5´とし、求めた停止位置x5´を停止位置設定部130に再設定する。
Similarly, the expansion / contraction
そして、搬送システム1は、工作機械10A〜10Eに対し第一アーム32を用いて工作物Wの搬入出を行う際、停止位置設定部130に設定された対応する停止位置に本体31を停止させた後、第一アーム32を昇降させながら工作物Wの搬入出を行う。同様に、搬送システム1は、工作機械10A〜10Eに対し第二アーム33を用いて工作物Wの搬入出を行う際、停止位置設定部130に設定された対応する停止位置から距離pだけX1側へずらした位置に本体31を停止させた後、第二アーム33を昇降させながら工作物Wの搬入出を行う。
Then, the
このように、搬送システム1は、2つの被検出体70a,70b及び2つのセンサ82a,82bを用いて、各々の工作機械10A〜10Eに対して搬入出を行う際の停止位置を演算により求めることができる。この場合、搬送システム1は、ビーム20に設置するセンサ82a,82bの数を、処理ライン10に設置される工作機械10A〜10Eの数よりも少なくすることができるので、設備コストを抑制することができる。特に、本実施形態において、搬送システム1は、2つのセンサ82a,82bの測定結果に基づいて導出したビーム伸縮率βを用いて、各々の工作機械10A〜10Eに対して搬入出を行う際の停止位置を求める。よって、搬送システム1は、設備コストの抑制を図りつつ、工作物Wの搬入出を適正に行うことができる。
As described above, the
なお、ビーム20の伸縮は、必ずしもビーム20の全域に亘って均一に生じるものではない。例えば、ビーム20の伸縮量は、ビーム20を支持する支柱21との距離により大小差が生じる。
The expansion and contraction of the
これに対し、搬送システム1は、2つの被検出体70a,70bを、処理ライン10に設けられた5台の工作機械10A〜10Eのうち両端に設置された第一の工作機械10Aと第五の工作機械10Eとに1つずつ設けている。このように、搬送システム1は、2つのセンサ82a,82b間の距離を大きくすることで、伸縮量演算部150が演算により求めたビーム伸縮率βを、実際のビーム20の伸縮率により近似させることができる。
On the other hand, in the
さらに、搬送システム1は、本体31が停止位置x0で停止した状態であって、本体31が停止位置x0からX2側への移動を開始する前に、センサ82a,82bによる測定を行い、伸縮量演算部150による演算を行う。これにより、搬送システム1は、ビーム20の伸縮量をリアルタイムで把握することができ、工作物Wの搬入出を適正に行うことができる。
Further, in the
またこの場合、搬送システム1は、停止位置x0で停止した搬送機30が、第一アーム32を昇降させながら搬入コンベヤ2に配置された工作物Wを把持する際に、センサ82a,82bによる測定を行い、伸縮量演算部150による演算を行う。このように、搬送システム1は、伸縮量演算部150による演算を第一アーム32による昇降動作と並行しながら行うことができるので、サイクルタイムの短縮を図ることができる。
Further, in this case, the
以上説明したように、搬送システム1は、ビーム20の伸縮量に応じてビーム20に対する搬送機30の停止位置を補正することで、各々の工作機械10A〜10Eに対する搬送機30の停止位置を一定とすることができる。つまり、伸縮量演算部150は、複数のセンサ82,82bによる測定結果に基づいてビーム20の伸縮量(ビーム伸縮量β)を演算する。そして、停止位置設定部130は、演算により求めたビーム20の伸縮量に基づき、複数の工作機械10A〜10Eの各々に対して工作物Eの搬入及び搬出を行う際に搬送機30が停止する位置を設定する。
As described above, the
この場合、搬送システム1は、作業者が搬送機30の停止位置を調整する作業を不要とすることができるので、サイクルタイムの短縮を図ることができる。また、搬送システム1は、ビーム20の伸縮量を考慮して搬送機30の停止位置を設定するので、工作物の搬入出を適正に行うことができる。その結果、搬送システム1は、作業者による搬送機30の停止位置の調整作業を不要とすることができるので、サイクルタイムの短縮を図ることができる。さらに、搬送システム1は、ビーム20に設置するセンサ82a,82bの数を、処理ライン10に設置される工作機械10A〜10Eの数よりも少なくすることで、設備コストを抑制することができる。
In this case, the
なお、センサ82a,82bによる測定、及び、伸縮量演算部150による演算は、必ずしも、搬入コンベヤ2により搬送された工作物Wの処理ライン10への搬入を開始する度に行う必要はない。例えば、搬送システム1は、作業者が設定した時刻となった時、或いは、作業者が設定した時間が経過する毎に、センサ82a,82bによる測定、及び、伸縮量演算部150による演算を行ってもよい。
Note that the measurement by the
<2.第二実施形態>
次に、第二実施形態について説明する。上記した第一実施形態では、センサ82a,82bによる距離α1´及びα2´の測定、及び、伸縮量演算部150による演算が、停止位置x0で停止した状態で行われる場合について説明した。これに対し、第二実施形態では、上記に加え、停止位置x1で停止した状態でセンサ82aによる測定、及び、伸縮量演算部150による演算を行う場合について説明する。なお、上記した第一実施形態と同一の部品には同一の符号を付し、その説明を省略する。
<2. Second embodiment>
Next, a second embodiment will be described. In the above-described first embodiment, the case where the measurement of the distances α1 ′ and α2 ′ by the
(2−1:搬送システム201の構成)
まず、図5を参照しながら、第二実施形態における搬送システム201の構成を説明する。図5に示すように、処理ライン10には、第三の工作機械10Cに固定された第三被検出体70cが更に設けられる。また、第三の工作機械10Cの上方には、第三センサ支持部81c及び第三センサ82cを有する第三測定部80cが更に設けられる。なお、第三測定部80cは、第一測定部80a及び第二測定部80bと同等の構成を有する。さらに、基準位置記憶部140には、隣接するセンサ82a,82b,82c間の基準時における距離(センサ82a,82c間の距離L13、及び、センサ82c、82b間の距離L35)が更に記憶される。
(2-1: Configuration of the transport system 201)
First, the configuration of the
(2−2:伸縮量演算部150による演算手順)
続いて、伸縮量演算部150による演算手順について、一例を挙げながら説明する。最初に、伸縮量演算部150は、本体31が停止位置x0に停止した状態で第一実施形態と同様の演算を行い、停止位置x1´を求める。
(2-2: Calculation procedure by the expansion / contraction amount calculation unit 150)
Next, the calculation procedure by the expansion / contraction
次に、搬送機30が停止位置x1´において第一の工作機械10Aに対する工作物Wの搬入出を行う間、伸縮量演算部150は、停止位置x1´に停止した状態で、センサ82a,82cによる測定を行い、再測定時におけるセンサ82a,82c間の距離L13´を求める。
Next, the extension / contraction
続けて、伸縮量演算部150は、基準時におけるセンサ82a,82c間の距離L13と再測定時におけるセンサ82a,82c間の距離L13´とに基づいてビーム伸縮率βを求める(β=L13´/L13)。そして、伸縮量演算部150は、基準時における停止位置x1から停止位置x2までの距離L12にビーム伸縮率βを掛け合わせ、再測定時おける停止位置x1´から停止位置x2´までの距離L12´を求める(L12´=L12×β)。その後、伸縮量演算部150は、停止位置x1´から距離L12´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x2´とし、求めた停止位置x2´を停止位置設定部130に再設定する。
Subsequently, the expansion / contraction
同様に、伸縮量演算部150は、基準時における停止位置x2から停止位置x3までの距離L23にビーム伸縮率βを掛け合わせ、再測定時おける停止位置x2´から停止位置x3´までの距離L23´を求める(L23´=L23×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x2´から距離L23´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x3´とし、求めた停止位置x3´を停止位置設定部130に再設定する
Similarly, the expansion / contraction
また、搬送機30が停止位置x3´において第三の工作機械10Cに対する工作物Wの搬入出を行う間、伸縮量演算部150は、停止位置x3´に停止した状態で、センサ82c,82bによる測定を行い、再測定時におけるセンサ82c,82b間の距離L35´を求める。
In addition, while the
続けて、伸縮量演算部150は、基準時におけるセンサ82c,82b間の距離L35と再測定時におけるセンサ82c,82b間の距離L35´とに基づいてビーム伸縮率βを再度求める(β=L35´/L35)。そして、伸縮量演算部150は、基準時における停止位置x3から停止位置x4までの距離L34にビーム伸縮率βを掛け合わせ、再測定時おける停止位置x3´から停止位置x4´までの距離L34´を求める(L34´=L34×β)。その後、伸縮量演算部150は、停止位置x3´から距離L34´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x4´とし、求めた停止位置x4´を停止位置設定部130に再設定する。
Subsequently, the expansion / contraction
同様に、伸縮量演算部150は、基準時における停止位置x4から停止位置x5までの距離L45にビーム伸縮率βを掛け合わせ、再測定時おける停止位置x4´から停止位置x5´までの距離L45´を求める(L45´=L45×β)。そして、伸縮量演算部150は、停止位置x4´から距離L45´だけX2側へ本体31を移動させた位置を停止位置x5´とし、求めた停止位置x5´を停止位置設定部130に再設定する
Similarly, the expansion / contraction
このように、搬送システム201は、第一被検出体70aが設けられた第一の工作機械10Aに対する工作物Wの搬入出を行う際、及び、第三被検出体70cが設けられた第三の工作機械10Cに対する工作物Wの搬入出を行う際に、センサ82aによる測定、及び、伸縮量演算部150による演算を行う。この場合、搬送システム201は、演算によりビーム伸縮率βを求める頻度を増やすことで、演算により求めるビーム伸縮率βを、実際のビーム20の伸縮率により近似させることができる。よって、搬送システム1は、各々の工作機械10A〜10Eに対する工作物Wの搬入出を適正に行うことができる。
In this way, the
さらに、搬送システム201は、測定を行う隣接する2つのセンサ82a,82b、82c間の距離(センサ82a,82c間の距離L13´及びセンサ82c,82bの距離L35´)を小さくすることにより、停止位置設定部130に設定する各停止位置の位置決め精度を高めることができる。その結果、搬送システム1は、各々の工作機械10A〜10Eに対する工作物Wの搬入出を適正に行うことができる。
Further, the
その一方で、搬送システム201において、被検出体70a,70b,70c及びセンサ82a,82b,82cの数は、処理ライン10に設置される工作機械の数よりも少ない。よって、搬送システム201は、設備コストを抑制できる。
On the other hand, in the
<3.その他>
以上、上記各実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。また、上記各実施形態で示した伸縮量演算部150の演算手順は、一例であり、他の演算手順又は他の演算式により、各停止位置x1´〜x5´を求めてもよい。例えば、ビーム伸縮率βに対し、ビームの材質や形状により決定される係数や、再測定時における気温により決定される係数を掛け合わせた値を用いて、本体31の停止位置を求めてもよい。
<3. Other>
Although the present invention has been described based on the above embodiments, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications and improvements can be made without departing from the spirit of the present invention. Is easily guessed. Further, the calculation procedure of the expansion / contraction
上記各実施形態において、処理ライン10に設置される工作機械10A〜10Eの数よりも、処理ライン10に設ける被検出体70a,70b,70cの数、及び、ビーム20に設けるセンサ82a,82b,82cの数を少なくする場合について説明したが、搬送システム1に設ける被検出体及びセンサの数は処理ライン10に設置される工作機械の数でもあってもよい。この場合、搬送システム1は、処理ライン10に設置された複数の工作機械に対し、被検出体を1つずつ設置することで、各々の工作機械に対して工作物Wを搬入出する際の搬送機30の停止位置をより適正に求めることができる。
In each of the above-described embodiments, the number of
上記各実施形態において、被検出体70a,70b,70cが処理ライン10に設けられ、測定部80a,80b,80cがビーム20に設けられる場合について説明したが、被検出体70a,70b,70cを処理ライン10に設け、測定部80a,80b,80cをビーム20に設けてもよい。
In each of the above-described embodiments, the case where the detection objects 70a, 70b, 70c are provided in the
また、上記各実施形態において、2つのアーム32,33を有し、各々のアームを昇降させながら工作物Wの搬入出を行う搬送機30を備えた搬送システム1,201に本発明を適用する場合に例に挙げて説明した。しかしながら必ずしもこれに限られるものではない。即ち、ビーム20によって所定方向へ案内されながら工作物Wの搬送を行う搬送機であれば、他のタイプの搬送機30(例えば、1又は3以上のアームを有する搬送機)を備えた搬送システムに対し、本発明を適用することが可能である。
Further, in each of the above-described embodiments, the present invention is applied to the
なお、本実施形態では、処理ライン10に搬入された工作物Wに対し、処理ライン10に設置された全ての工作機械10A〜10Eによる加工を行う場合を例に挙げて説明したが、処理ライン10に搬入された工作物Wに対し、処理ライン10に設定された複数の工作機械の一部による加工を行う場合に、本発明を適用することは当然可能である。また、本実施形態において、ビーム20は、各々の工作機械10A〜10Eの上方に設けられる搬送システム1,201を例に挙げて説明したが、ビームが工作機械の側方に設けられ、搬送機が側方から工作物Wを工作機械に対して搬入出を行う搬送システムに対し、本発明を適用することも可能である。
In the present embodiment, the case where the workpiece W carried into the
1,201:搬送システム、 10A〜10E:工作機械、 20:ビーム、 30:搬送機、 70a,70b,70c:被検出体、 82a,82b,82c:センサ、 130:停止位置設定部、 150:伸縮量演算部、 W:工作物、 β:ビーム伸縮率(伸縮率)
1, 201: Transport system, 10A to 10E: Machine tool, 20: Beam, 30: Transport machine, 70a, 70b, 70c: Detected object, 82a, 82b, 82c: Sensor, 130: Stop position setting unit, 150: Expansion / contraction amount calculation unit, W: Workpiece, β: Beam expansion / contraction ratio (expansion / contraction ratio)
Claims (5)
前記所定方向に延在するビームと、
前記ビームに沿って案内され、前記複数の工作機械の各々に対し前記工作物の搬入及び搬出を行う搬送機と、
前記処理ライン及び前記ビームの何れか一方に設けられる複数の被検出体と、
前記処理ライン及び前記ビームの何れか他方に設けられ、前記被検出体との間隔を測定可能な複数のセンサと、
前記複数のセンサによる測定結果に基づき、前記ビームの伸縮量を演算する伸縮量演算部と、
前記伸縮量に基づき、前記複数の工作機械の各々に対して前記工作物の搬入及び搬出を行う際に前記搬送機が停止する位置を設定する停止位置設定部と、
を備える、搬送システム。 A processing line having a plurality of machine tools arranged in parallel along a predetermined direction for processing a workpiece,
A beam extending in the predetermined direction,
A carrier that is guided along the beam and carries in and out the workpiece with respect to each of the plurality of machine tools,
A plurality of detection objects provided in any one of the processing line and the beam,
A plurality of sensors, which are provided on the other of the processing line and the beam, and which can measure the distance to the object to be detected,
Based on the measurement results by the plurality of sensors, a stretch amount calculation unit that calculates the stretch amount of the beam,
A stop position setting unit that sets a position at which the transporting machine stops when carrying in and out the workpiece with respect to each of the plurality of machine tools based on the expansion and contraction amount;
A transport system including.
前記2つのセンサは、前記複数の工作機械のうち前記所定方向における両端に設置された前記工作機械に1つずつ設けられる、請求項2に記載の搬送システム。 The beam is provided with two sensors as the plurality of sensors,
The transport system according to claim 2, wherein the two sensors are provided one for each of the machine tools installed at both ends in the predetermined direction of the plurality of machine tools.
前記伸縮量演算部は、前記第一の工作機械で加工した前記工作物を前記第二の工作機械に搬送する場合において、前記第一の工作機械から前記工作物を搬出する際に、前記伸縮量を演算する、請求項1−3の何れか一項に記載の搬送システム。 The processing line is provided with a first machine tool and a second machine tool as the plurality of machine tools,
The expansion / contraction amount calculation unit, when carrying the workpiece machined by the first machine tool to the second machine tool, carries out the expansion / contraction when carrying out the workpiece from the first machine tool. The transport system according to claim 1, wherein the transport system calculates a quantity.
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