JP2020068929A

JP2020068929A - 洗濯機

Info

Publication number: JP2020068929A
Application number: JP2018203402A
Authority: JP
Inventors: 俊之長江; Toshiyuki Nagae
Original assignee: Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Current assignee: Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date: 2018-10-30
Filing date: 2018-10-30
Publication date: 2020-05-07

Abstract

【課題】本開示は、運転時間が長くなることを抑制する洗濯機を提供する。【解決手段】本開示における洗濯機は、第１の洗濯槽４と、第１の洗濯槽４内に回転自在に設けられ、洗濯物を収容する第１の収容槽３と、第１の洗濯槽４からの排水を第１の排水弁６の開閉により機外に排出する第１の排水経路５と、第１の洗濯槽４の下方に配設された第２の洗濯槽７と、第２の洗濯槽７内に配設され、洗濯物を収容する第２の収容槽８と、第２の洗濯槽７からの排水を排出する第２の排水経路９と、を備える。第２の排水経路９は、途中に排水ポンプ１０を設けるとともに、上方に延伸し、第１の洗濯槽４に開口して設けられた吐出口２６と接続される。これにより、第１の洗濯槽４からの排水が逆流することがなく、第１の洗濯槽４と第２の洗濯槽７を同時に運転することができる。【選択図】図１

Description

本発明は、複数の洗濯槽を有する洗濯機に関する。

従来、この種の洗濯機は、衣類の種類、あるいは汚れの状況によって衣類を分別して洗濯するために、一つの筐体内に複数の洗濯槽を有している（例えば、特許文献１参照）。

図２は、特許文献１に記載された従来の洗濯機の内部構造の斜視図である。

図２において、筐体５３（枠組のみ表示）内に、上部に第１洗濯ドラム５１、下部に第２洗濯槽５２が配設されている。第１洗濯槽５１、第２洗濯槽５２では、個別に洗濯物を投入して、洗い、すすぎ、脱水などの工程を行うことができるようになっている。

工程中において、第１洗濯槽５１で排水プロセス又は脱水プロセスが行われる前には、第２洗濯槽５２で排水プロセス又は脱水プロセスが実行中かどうかを確認する。

そして、実行中の場合は、第１洗濯槽５１で排水プロセス又は脱水プロセスの実行を一時停止し、第２洗濯槽５２での排水プロセスおよび脱水プロセスの実行終了を待ってから、第１洗濯槽５１での排水プロセス又は脱水プロセスの実行を行う。

特表２０１７−５３６９０２号公報

しかしながら、前記従来の構成では、一方の洗濯槽が排水プロセスを終了するまで他方の洗濯槽の運転が開始しないため、運転時間が長くなるという課題があった。

本開示は、上記従来の課題を解決するもので、運転時間が長くなることを抑制するドラム式洗濯機を提供する。

本開示におけるドラム式洗濯機は、筐体と、前記筐体内に弾性支持された第１の洗濯槽と、前記第１の洗濯槽内に回転自在に設けられ、洗濯物を収容する第１の収容槽と、前記収容槽を回転駆動するモータと、前記第１の洗濯槽からの排水を第１の排水弁の開閉により機外に排出する第１の排水経路と、前記第１の洗濯槽の下方に配設された第２の洗濯槽と、前記第２の洗濯槽内に配設され、洗濯物を収容する第２の収容槽と、前記第２の洗濯槽からの排水を排出する第２の排水経路と、を備える。前記第２の排水経路は、上方に延伸し、前記第１の洗濯槽に開口して設けられた吐出口と接続される。

本開示のドラム式洗濯機は、運転時間が長くなることを抑制できる。

本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯機の概略構成図従来のドラム式洗濯機の内部構造の斜視図

以下、発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯機の概略構成図である。

図１において、略箱状の筐体１内には、回転軸方向を略水平方向とした有底円筒状の回転ドラム３を回転自在に内包する第１の洗濯槽４が図示しないダンパー構造により弾性支持されている。洗濯物を収容する回転ドラム３は、後部側のモータ２１により回転駆動される。

筐体１の前面側には、回転ドラム３への洗濯物の投入や取り出しを行うための扉体２が開閉自在に設けられている。

第１の洗濯槽４の下部に設けられた第１の排水口２７には、第１の排水経路５が接続されている。第１の排水経路５には排水トラップ２５が設けられており、排水トラップ２５は経路に汚水臭いが侵入してくることを防止する。第１の排水経路５は、第１の排水経路５に設けられた第１の排水弁６によって開閉される。第１の排水弁６の上流側には、排水内の異物を捕集するフィルター１２が配設されている。

第１の洗濯槽４には、洗濯水位Ａよりも上方位置に溢水口１１が設けられており、溢水口１１から溢れた水は、第１の排水経路５の途中へ排水される。

第１の洗濯槽４の下方には、第１の洗濯槽４とは独立した第２の洗濯槽７が配設されている。そして、第２の洗濯槽７内には、洗濯物を収容する収納部８が配設されており、筐体１に設けた収納部扉体２４を開閉して、引き出し可能となっている。

また、第２の洗濯槽７の下部に設けられた第２の排水口２８には、経路に排水ポンプ１０を設けた第２の排水経路９が接続されている。そして、第２の排水経路９は、筐体１内で上方位置に立ち上がって第１の洗濯槽４の後面に洗濯水位Ａより高い位置に開口して設けられた吐出口２６に接続されており、第２の洗濯槽７内の洗濯水やすすぎ水を第１の洗濯槽４に供給することができる。

また、第２の排水経路９には、排水ポンプ１０の下流側に切り換え弁２９が設けられており、排水ポンプ１０による排水を、必要に応じて、切り換え弁２９の切り換えにより接続ホース３０を介して第１の排水経路５へ送り、機外へ排出することができる。

以上の構成にて、運転行程において、給水弁（図示せず）から供給された水は、洗剤供給部（図示せず）から供給された洗剤を取り込み、洗濯水として洗濯物を収容した第１の洗濯槽４内に供給される。

第１の洗濯槽４の内部で回転ドラム３が回転動作をすることによって、洗い、すすぎ、脱水の各行程が実行される。

そして、排水行程では、第１の洗濯槽４の下方に設けられた第１の排水弁６が第１の排水経路５を開放することによって、第１の洗濯槽４内の水は、第１の排水口２７から第１の排水経路５を通り、自然排水で機外へ排水される。

一方で、給水部（図示せず）から供給された水は、洗剤供給部（図示せず）から供給された洗剤を取り込み、洗濯水として第２の洗濯槽７内にも供給される。

第２の洗濯槽７の内部で、洗濯物押圧機構の押圧体の動作にて、収納部８に収容した洗濯物に上下の押し洗い動作を加えることにより洗い動作やすすぎ動作を行う。

そして、その後の排水行程では、第２の排水経路９に設けた排水ポンプ１０が動作し、第２の排水口２８から出た水は、第２の排水経路９を通り、必要に応じて第１の洗濯槽４後面の吐出口２６より第１の洗濯槽４に供給される。

あるいは、必要に応じて、切り換え弁２９を切り換えることにより、排水ポンプ１０の動作による排水は、接続ホース３０から第１の排水経路５へ送られ、機外へと排出される。

なお、各洗濯槽での洗い、すすぎ、脱水の動作は、各々が独立しており、第１の洗濯槽４と第２の洗濯槽７をそれぞれ単独で動作させることも、同時に動作させることも可能となっている。

以上のように、本実施の形態においては、第２の排水経路９は、筐体１内で上方位置に立ち上げられ、第１の洗濯槽４の後面に開口して設けられた吐出口２６へ接続される。これにより、第２の洗濯槽７の洗濯水あるいはすすぎ水を、第１の洗濯槽４で有効活用することができる。そのため、水資源を節約し、運転コストを低減することができる。

また、切り換え弁２９を切り換えることにより、排水ポンプ１０による排水を第１の排水経路５へ排出することのできる構成とすることにより、第１の洗濯槽４へ水の供給が不要の場合は、そのまま第１の排水経路５から機外へ排出できるので、行程を適切に制御することができる。

なお、本実施の形態では、第１の収容槽である回転ドラム３と、第２の収容槽である収納部８を説明した。第１の収容槽は、縦型の収容槽であってもよいし、回転ドラムであってもよい。また、第２の収容槽も、縦型の収容槽であってもよいし、回転ドラムであってもよい。

本開示は、複数の収容槽を有する洗濯機に適用可能である。具体的には、収容槽の少なくとも一つが鉛直上方に開口している洗濯機や、収容槽の少なくとも一つが水平又は中心軸が傾くように開口している洗濯機などに、本開示は適用可能である。

１筐体
２扉体
３回転ドラム（第１の収容槽）
４第１の洗濯槽
５第１の排水経路
６第１の排水弁
７第２の洗濯槽
８収納部（第２の収容槽）
９第２の排水経路
１０排水ポンプ
１１溢水口
２１モータ
２４収納部扉体
２６吐出口
２９切り換え弁

Claims

筐体と、
前記筐体内に弾性支持された第１の洗濯槽と、
前記第１の洗濯槽内に回転自在に設けられ、洗濯物を収容する第１の収容槽と、
前記収容槽を回転駆動するモータと、
前記第１の洗濯槽からの排水を第１の排水弁の開閉により機外に排出する第１の排水経路と、
前記第１の洗濯槽の下方に配設された第２の洗濯槽と、
前記第２の洗濯槽内に配設され、洗濯物を収容する第２の収容槽と、
前記第２の洗濯槽からの排水を排出する第２の排水経路と、を備え、
前記第２の排水経路は、途中に排水ポンプを設けるとともに、上方に延伸し、前記第１の洗濯槽に開口して設けられた吐出口と接続される、
洗濯機。
前記第２の排水経路には、前記排水ポンプの下流側に切り換え弁が設けられ、
制御装置は、前記切り換え弁を切り換えることにより、前記排水ポンプによる排水を前記第１の排水経路へ排出する、
請求項１に記載の洗濯機。