JP2020067572A - Curved display device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、湾曲型表示装置に関する。 The present invention relates to a curved display device.
湾曲型表示装置は、湾曲した表示素子パネルを備え、曲面からなる表示面を有する。湾曲型表示装置は、コンピュータのモニタ、携帯機器等に組み込まれている。 The curved display device includes a curved display element panel and has a curved display surface. The curved display device is incorporated in a computer monitor, a mobile device, or the like.
一方、表示装置に高精細の映像を表示させるためには、表示素子パネルの縁辺部に配置される配線の本数を増やさなければならない。しかし、当該配線の本数を増やすことは、困難である。そこで、駆動回路が搭載された集積回路(IC)チップを表示素子パネルの額縁部に実装し、当該配線の本数を減らすことが提案されている。当該ICチップは、多くの場合は、表示素子パネルに備えられるガラス基板上にチップオングラス(COG)実装される。当該ICチップは、表示素子パネルの額縁部を狭くするために、多くの場合は、細長い平面形状を有し、平面形状の長手方向が表示素子パネルの縁辺と平行をなすように実装される。 On the other hand, in order to display a high-definition image on the display device, it is necessary to increase the number of wirings arranged at the edge of the display element panel. However, it is difficult to increase the number of wirings. Therefore, it has been proposed that an integrated circuit (IC) chip on which a drive circuit is mounted be mounted on a frame portion of a display element panel to reduce the number of wirings. In many cases, the IC chip is chip-on-glass (COG) mounted on a glass substrate provided in a display element panel. In order to narrow the frame portion of the display element panel, the IC chip often has an elongated planar shape and is mounted so that the longitudinal direction of the planar shape is parallel to the edge of the display element panel.
特許文献1に記載された技術においては、液晶パネルが湾曲している(段落0013)。液晶パネルは、可撓性を有するCOFを介して制御用回路基板と接続されている(段落0013)。COF上には、ICチップが設けられる(段落0022)。 In the technique described in Patent Document 1, the liquid crystal panel is curved (paragraph 0013). The liquid crystal panel is connected to the control circuit board via a flexible COF (paragraph 0013). An IC chip is provided on the COF (paragraph 0022).
特許文献2に記載された技術においては、表示パネルの湾曲を容易にすることができる(段落0035)。ICは、表示パネルより曲がりにくい構成とされた支持部の内部に設けられる(段落0029及び0034)。 In the technique described in Patent Document 2, it is possible to easily bend the display panel (paragraph 0035). The IC is provided inside the support portion that is configured to be more difficult to bend than the display panel (paragraphs 0029 and 0034).
特許文献3に記載された技術においては、液晶パネル用基板を湾曲させることが可能になる(段落0020)。ICチップは、ガラス基板上のチップ実装領域に実装される(段落0018及び0019)。チップ実装領域に対応する領域およびその周辺領域以外の領域は、薄型化されている(段落0020)。チップ実装領域は、薄型化前の厚みと同じ厚みがある(段落0020)。 In the technique described in Patent Document 3, the liquid crystal panel substrate can be curved (paragraph 0020). The IC chip is mounted in the chip mounting area on the glass substrate (paragraphs 0018 and 0019). Areas other than the area corresponding to the chip mounting area and its peripheral area are thinned (paragraph 0020). The chip mounting area has the same thickness as that before thinning (paragraph 0020).
湾曲型表示装置においては、基板上に実装されたICチップに作用する曲げ応力により、基板上に実装されたICチップが破損する場合がある。この問題は、ICチップが細長い平面形状を有し平面形状の長手方向が表示素子パネルの縁辺と平行をなすようにICチップが実装される場合に特に顕著になる。 In the curved display device, the IC chip mounted on the substrate may be damaged by bending stress acting on the IC chip mounted on the substrate. This problem becomes particularly noticeable when the IC chip is mounted such that the IC chip has an elongated planar shape and the longitudinal direction of the planar shape is parallel to the edge of the display element panel.
一方、特許文献1に記載された技術においては、COF上に設けられる配線を微細化することが困難であるため、液晶パネルに高精細の映像を表示させることが困難である。また、特許文献2に記載された技術においては、ICが設けられる支持部で液晶パネルを湾曲させることができないため、液晶パネルの湾曲に対する制約が大きい。また、特許文献3に記載された技術においては、チップ実装領域が高い剛性を有するため、液晶パネル用基板を湾曲させる際にガラス基板が割れやすく、液晶パネル用基板の湾曲に対する制約が大きい。これらの事情により、上記の問題を解決するために特許文献1、2又は3に記載された技術を採用することができない場合も多い。 On the other hand, in the technique described in Patent Document 1, it is difficult to miniaturize the wiring provided on the COF, and thus it is difficult to display a high-definition image on the liquid crystal panel. Further, in the technique described in Patent Document 2, since the liquid crystal panel cannot be curved by the support portion provided with the IC, there is a large restriction on the curvature of the liquid crystal panel. Further, in the technique described in Patent Document 3, since the chip mounting region has high rigidity, the glass substrate is easily broken when the liquid crystal panel substrate is bent, and the constraint on the bending of the liquid crystal panel substrate is large. Due to these circumstances, in many cases, the techniques described in Patent Documents 1, 2, or 3 cannot be adopted to solve the above problems.
本発明は、これらの問題に鑑みてなされた。本発明が解決しようとする課題は、湾曲型表示装置において基板上に実装されたICチップの破損を起こりにくくすることである。 The present invention has been made in view of these problems. An object to be solved by the present invention is to make it difficult for an IC chip mounted on a substrate to be damaged in a curved display device.
湾曲型表示装置は、基板及び集積回路チップを備える。 The curved display device includes a substrate and an integrated circuit chip.
集積回路チップは、基板上に実装されており、基板に向けられている回路面を有する。 The integrated circuit chip is mounted on the substrate and has a circuit side facing the substrate.
基板は、外力により湾曲している。集積回路チップは、外力により基板に沿って湾曲している。回路面が曲げ応力の中立面になっているか、又は回路面に圧縮応力が作用している。 The substrate is curved by an external force. The integrated circuit chip is curved along the substrate due to an external force. The circuit surface is a neutral surface of bending stress, or the circuit surface is under compressive stress.
本発明によれば、回路面に引張応力が作用している場合と比較して、引張応力に対して弱い集積回路チップに作用する引張応力が小さくなるので、基板上に実装された集積回路チップの破損が起こりにくくなる。 According to the present invention, the tensile stress acting on the integrated circuit chip, which is weak against the tensile stress, becomes smaller than that when the tensile stress acts on the circuit surface. Therefore, the integrated circuit chip mounted on the substrate is reduced. Is less likely to be damaged.
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。 Objects, features, aspects, and advantages of the present invention will become more apparent by the following detailed description and the accompanying drawings.
1 実施の形態1
1.1 湾曲型表示装置
図1は、実施の形態1の湾曲型表示装置を模式的に図示する断面図である。図2は、実施の形態1の湾曲型表示装置の組み立て方法を模式的に説明する斜視図である。
Embodiment 1
1.1 Curved Display Device FIG. 1 is a sectional view schematically showing the curved display device according to the first embodiment. FIG. 2 is a perspective view schematically illustrating an assembling method of the curved display device according to the first embodiment.
図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100は、保護板110及び表示素子111を備える。表示素子111は、表示素子パネル120及び可撓性プリント基板(FPC)121を備える。湾曲型表示装置100がこれらの要素以外の要素を備えてもよい。
The
表示素子111は、液晶表示素子である。ただし、下述する集積回路(IC)チップ134の破損を起こりにくくするための技術が、液晶表示素子ではない表示素子を備える湾曲型表示装置において採用されてもよい。例えば、当該技術が、有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示素子、電気化学的表示素子等を備える湾曲型表示装置において採用されてもよい。
The
保護板110は、外力が作用しない状態において湾曲している。表示素子パネル120は、外力が作用しない状態においては平坦であるが、外力により湾曲している。表示素子パネル120は、保護板110の湾曲面110aに添わされており、湾曲面110aに貼り付けられている。
The
湾曲型表示装置100の表示面は、湾曲型表示装置100の正面側にある。保護板110は、湾曲型表示装置100の正面側に配置されている。表示素子パネル120は、湾曲型表示装置100の背面側に配置されている。したがって、保護板110は、湾曲型表示装置100の正面側から加わる衝撃から表示素子パネル120を保護する。また、湾曲型表示装置100の正面側からは、保護板110を介して表示素子パネル120に表示された映像を視認することができる。
The display surface of the
FPC121は、表示素子パネル120に接続されている。
The
1.2 表示素子
表示素子パネル120は、図1及び図2に図示されるように、ガラス基板130、ガラス基板131、偏光板132、偏光板133及びICチップ134を備える。表示素子パネル120がこれらの要素以外の要素を備えてもよい。ガラスからなるガラス基板130及び131が、ガラスではない透明材料からなる基板に置き換えられてもよい。例えば、ガラス基板130及び131が透明樹脂からなる透明樹脂基板に置き換えられてもよい。
1.2 Display Element The
ガラス基板130は、湾曲型表示装置100の正面側に配置されている。ガラス基板131は、湾曲型表示装置100の背面側に配置されている。ガラス基板131の一方の主面131Aは、ガラス基板130の一方の主面130Aに対向する。ガラス基板131の非額縁部140は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、ガラス基板130に重なっている。ガラス基板131の額縁部141は、ガラス基板131の非額縁部140から連続し、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、ガラス基板130に重なっていない。偏光板132は、ガラス基板130の他方の主面130Bに貼り付けられている。偏光板133は、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。
The
表示素子パネル120は、配線及び異方性導電膜を備える。当該配線は、ガラス基板131の一方の主面131A上に形成されている。FPC121及びICチップ134は、異方性導電膜を介して、一方の主面131Aに貼り付けられている。FPC121及びICチップ134は、額縁部141に貼り付けられている。異方性導電膜は、導電粒子が混入された接着剤層からなる。これにより、FPC121及びICチップ134は、一方の主面131A上に形成されている配線に電気的に接続されている。したがって、ICチップ134は、当該配線を介して、FPC121に電気的に接続されている。
The
表示素子111が映像を表示する際には、映像信号及び電源が、FPC121に供給され、FPC121を介して表示素子パネル120に供給される。表示素子パネル120に供給された映像信号及び電源は、ガラス基板131の一方の主面131A上に形成されている配線を介して、ICチップ134に供給される。ICチップ134は、駆動回路が搭載されている駆動用のICチップであり、供給された電源を利用して動作し、供給された映像信号に応じた駆動信号を生成する。表示素子パネル120は、生成された駆動信号に応じて各画素の光透過率を制御する。これにより表示素子パネル120は、供給された映像信号に応じた映像を映像表示領域170に表示する。映像信号ではない信号がFPC121に供給されFPC121を介して表示素子パネル120に供給されてもよい。例えば、タッチパネル用の信号がFPC121に供給されFPC121を介して表示素子パネル120に供給されてもよい。
When the
1.3 ICチップの実装
ICチップ134は、図1及び図2に図示されるように、ガラス基板131上にチップオングラス(COG)実装されている。COG実装がCOG実装でない実装に置き換えられてもよい。ICチップ134は、ICチップ134の回路面134Aがガラス基板131に向けられている状態でガラス基板131上にフェイスダウン実装されている。ICチップ134は、額縁部141上に実装されている。
1.3 Mounting of IC Chip
ICチップ134は、バンプを備える。当該バンプは、ICチップ134の回路面134Aに配置されている。当該バンプは、ガラス基板131の一方の主面131A上に形成されている配線に接続されている。これにより、ICチップ134は、当該配線に電気的に接続されている。
The
1.4 湾曲型表示装置の製造
湾曲型表示装置100が製造される際には、ICチップ134が実装されていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
1.4 Manufacturing of Curved Display Device When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装される。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Then, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Then, the entire
続いて、図2に図示されるように、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置100が完成する。
Subsequently, as shown in FIG. 2, the curved
1.5 曲げ応力
表示素子パネル120は、図1及び図2に図示されるように、外力により湾曲している。このため、表示素子パネル120に備えられるガラス基板130、ガラス基板131、偏光板132及び偏光板133の各要素は、各要素に作用する外力により湾曲している。表示素子パネル120に備えられるICチップ134も、ICチップ134に作用する外力によりガラス基板131に沿って湾曲している。これにより、ガラス基板131及びICチップ134の内部には、曲げ応力が発生している。
1.5 Bending Stress The
ガラス基板131の一方の主面131Aは、ICチップ134が実装されている実装領域160を有する。ガラス基板131の他方の主面131Bは、ガラス基板131の一方の主面131Aがある側とは反対の側にあり、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、実装領域160に重なっている実装領域裏面162を有する。
One
ICチップ134の背面134Bは、ICチップ134の回路面134Aがある側とは反対の側にある。
The
ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面とガラス基板131の他方の主面131Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用している。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用している。作用している引張応力TSは、他方の主面131Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
One
ガラス基板131及びICチップ134の厚さは、曲げ応力の中立面がICチップ134の回路面134A上、又はガラス基板131内に形成されるように決められている。このため、ガラス基板131及びICチップ134の少なくとも一方の厚さは、研磨等により調整されている。これにより、湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131及びICチップ134の断面係数が調整され、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。ICチップ134の研磨は、例えばウエハ状態で行われる。
The thicknesses of the
ICチップ134は、主に脆性材料であるシリコン基板からなる。このため、ICチップ134は、圧縮応力CSに対して強いが、引張応力TSに対して弱い。湾曲型表示装置100においては、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
The
ガラス基板131の長辺側の縁辺131Lは、表示素子パネル120が湾曲している方向D2と平行をなし、湾曲している。ガラス基板131の短辺側の縁辺131Sは、方向D2と垂直をなし、湾曲していない。長辺側の縁辺131Lが方向D2と垂直をなし短辺側の縁辺131Sが方向D2と平行をなしてもよい。ICチップ134は、矩形状の平面形状を有する。ICチップ134Lは、長辺側の縁辺131Lに沿って設けられている実装領域160L上に実装されている。ICチップ134Lの長手方向は、長辺側の縁辺131Lと平行をなす。ICチップ134Sは、短辺側の縁辺131Sに沿って設けられている実装領域160S上に実装されている。ICチップ134Sの長手方向は、短辺側の縁辺131Sと平行をなす。ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなる効果は、湾曲により破損しやすいICチップ134Lにおいて特に顕著にあらわれる。
The
ガラス基板131及びICチップ134の厚さは、ICチップ134の厚さtIC、ガラス基板131が湾曲している方向D2と垂直をなすICチップ134の断面の面積SIC、ICチップ134の弾性率EIC、ガラス基板131の厚さtglass、方向D2と垂直をなしICチップ134の断面と同一平面を形成するガラス基板131の断面の面積Sglass、ガラス基板131の弾性率Eglass及び補正係数aが式1を満たように決定されている。補正係数aは、実験又は理論計算により求められる。
The thicknesses of the
なお、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
It should be noted that by checking in advance the range of the magnitude of bending stress acting on the
ガラス基板131及びICチップ134の少なくとも一方の厚さは、望ましくは曲げ応力の中立面がICチップ134の回路面134A上に形成されるように調整される。これにより、ICチップ134に備えられる電子回路、ガラス基板131に備えられる電子回路、及び前者の電子回路と後者の電子回路とを互いに電気的に接続するための電気的な接続構造が集中する回路面134Aに作用する引張応力TS及び圧縮応力CSがなくなり、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
The thickness of at least one of the
以下では、湾曲型表示装置100の要素に対応する要素に、それが他の要素に隠れていない場合であっても、それが他の要素に隠れている場合であっても、湾曲型表示装置100の要素に付与された参照符号と同じ参照符号が付与される。
Below, an element corresponding to an element of the
1.6 凸面へのICチップの実装
図3は、実施の形態1の変形例の湾曲型表示装置を模式的に図示する斜視図である。
1.6 Mounting of IC Chip on Convex Surface FIG. 3 is a perspective view schematically showing a curved display device of a modification of the first embodiment.
図3に図示される実施の形態1の変形例の湾曲型表示装置180に備えられる表示素子パネル120は、S字状に湾曲している。このため、表示素子パネル120に備えられるガラス基板131の一方の主面131Aは、凸面である実装領域160を有する。
The
凸面である実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面とガラス基板131の他方の主面131Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用している。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用している。作用している圧縮応力CSは、他方の主面131Bに近づくほど大きくなる。また、作用している引張応力TSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Within a certain range of the mounting
ガラス基板131及びICチップ134の厚さは、曲げ応力の中立面がICチップ134の回路面134A上又はICチップ134内に形成されるように決められている。このため、ガラス基板131及びICチップ134の少なくとも一方の厚さは、研磨等により調整されている。これにより、湾曲型表示装置180においては、ガラス基板131及びICチップ134の断面係数が調整され、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、場合によってはICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The thicknesses of the
ガラス基板131及びICチップ134の厚さの調整は、ガラス基板131が湾曲している方向D2と垂直をなすICチップ134の断面の面積Sic、ICチップ134の弾性率Eic、方向D2と垂直をなしICチップ134の断面と同一平面を形成するガラス基板131の断面の面積Sglass、ガラス基板131の弾性率Eglass及び補正係数aが、式2を満たすように行われる。
The thicknesses of the
2 実施の形態2
図4は、実施の形態2の湾曲型表示装置を模式的に図示する断面図である。図5は、実施の形態2の湾曲型表示装置を模式的に図示する斜視図である。
Second Embodiment
FIG. 4 is a cross-sectional view schematically showing the curved display device according to the second embodiment. FIG. 5 is a perspective view schematically illustrating the curved display device according to the second embodiment.
図4及び図5に図示される実施の形態2の湾曲型表示装置200は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図4及び図5に図示される湾曲型表示装置200においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられており、偏光板133の他方の主面133Bにガラス基板131を補強する補強板135が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置200において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置200においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
偏光板133の一方の主面133Aは、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。偏光板133の他方の主面133Bは、偏光板133の一方の主面133Aがある側とは反対の側にある。補強板135の第1の主面135Aは、接着層を介して、偏光板133の他方の主面133Bに貼り合わされている。補強板135の第2の主面135Bは、補強板135の第1の主面135Aがある側とは反対の側にある。偏光板133及び補強板135は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170、並びに実装領域160及びその周辺領域に重なっており、ガラス基板131の他方の主面131Bの略全体に重なっている。
One
補強板135を構成する材料は、ガラス、金属、樹脂等の材料から弾性率を考慮して選択される。補強板135を介して偏光板133の他方の主面133Bに光を照射する必要がある場合は、補強板135を構成する材料は、ガラス、透明樹脂等の透明材料から選択される。
The material forming the reinforcing
湾曲型表示装置200が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、補強板135が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられる偏光板133の他方の主面133Bに補強板135が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Then, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置200が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置200においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と補強板135の第2の主面135Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用している。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用している。作用している引張応力TSは、第2の主面135Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
補強板135は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。補強板135は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置200においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The reinforcing
湾曲型表示装置200においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置200においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
In the
また、湾曲型表示装置200においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
3 実施の形態3
図6は、実施の形態3の湾曲型表示装置を模式的に図示する斜視図である。
Third Embodiment
FIG. 6 is a perspective view schematically showing the curved display device according to the third embodiment.
図6に図示される実施の形態3の湾曲型表示装置300は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図6に図示される湾曲型表示装置300においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられており、ガラス基板131の他方の主面131Bにガラス基板131を補強する補強板135が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置300において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置300においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
偏光板133は、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。補強板135は、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り合わされている。偏光板133は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170に重なっているが、実装領域160及びその周辺領域に重なっていない。補強板135は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、実装領域160及びその周辺領域に重なっているが、映像表示領域170に重なっていない。
The
補強板135を構成する材料は、ガラス、金属、樹脂等の材料から弾性率を考慮して選択される。
The material forming the reinforcing
湾曲型表示装置300が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、補強板135が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられるガラス基板131の他方の主面131Bに補強板135が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Then, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置300が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置300においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と補強板135の第2の主面135Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用する。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用する。作用している引張応力TSは、第2の主面135Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
補強板135は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。補強板135は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置300においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The reinforcing
湾曲型表示装置300においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置300においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
In the
また、湾曲型表示装置300においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
4 実施の形態4
図7は、実施の形態4の湾曲型表示装置を模式的に図示する断面図である。
Fourth Embodiment
FIG. 7 is a cross-sectional view schematically illustrating the curved display device according to the fourth embodiment.
図7に図示される実施の形態4の湾曲型表示装置400は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図7に図示される湾曲型表示装置400においては、ガラス基板131の他方の主面131Bにガラス基板131を補強する補強板135が貼り合わされており、補強板135の第2の主面135Bに偏光板133が貼り付けられている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置400において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置400においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
補強板135の第1の主面135Aは、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り合わされている。補強板135の第2の主面135Bは、補強板135の第1の主面135Aがある側とは反対の側にある。偏光板133は、補強板135の第2の主面135Bに貼り付けられている。偏光板133及び補強板135は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170、並びに実装領域160及びその周辺領域に重なっており、ガラス基板131の他方の主面131Bの略全体に重なっている。
The first
補強板135を構成する材料は、ガラス、透明樹脂等の透明材料から選択される。
The material forming the reinforcing
湾曲型表示装置400が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、偏光板133及び補強板135が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられるガラス基板131の他方の主面131Bに補強板135及び偏光板133が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111の中間品に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Subsequently, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置400が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置400においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と補強板135の第2の主面135Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用する。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用する。作用している引張応力TSは、第2の主面135Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
補強板135は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。補強板135は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置400においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The reinforcing
湾曲型表示装置400においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置400においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
Also, in the
また、湾曲型表示装置400においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
加えて、湾曲型表示装置400においては、偏光板133に作用する曲げ応力を小さくすることができる。偏光板133は、一般的に樹脂材料層及び粘着層を備え、湾曲させられた場合に樹脂材料層と粘着層との間にずれを生じる。このため、偏光板133に作用する曲げ応力を小さくすることは、偏光板133に生じる樹脂材料層と粘着層との間のずれを抑制することに寄与する。
In addition, in the
5 実施の形態5
図8は、実施の形態5の湾曲型表示装置を模式的に図示する斜視図である。
Fifth Embodiment
FIG. 8 is a perspective view schematically showing the curved display device according to the fifth embodiment.
図8に図示される実施の形態5の湾曲型表示装置500は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においてはガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図8に図示される湾曲型表示装置500においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられており、偏光板133の他方の主面133Bにガラス基板131を補強する補強板135が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置500において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置500においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
偏光板133の一方の主面133Aは、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。偏光板133の他方の主面133Bは、偏光板133の一方の主面133Aがある側とは反対の側にある。補強板135は、接着層を介して、偏光板133の他方の主面133Bに貼り合わされている。補強板135は、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170に重なっているが、実装領域160及びその周辺領域に重なっていない。
One
補強板135を構成する材料は、ガラス、透明樹脂等の透明材料から選択される。
The material forming the reinforcing
湾曲型表示装置500が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、補強板135が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられる偏光板133の他方の主面133Bに補強板135が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Then, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置500が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置500においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と補強板135の第2の主面135Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用している。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用している。作用している引張応力TSは、第2の主面135Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
補強板135は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。補強板135は、ガラス基板131の一方の主面131Aの実装領域160と重ならず、補強板135の位置と実装領域160の位置との間の位置関係は、ねじれの位置関係をなす。しかし、補強板135が応力に与える影響は実装領域160の付近にまで及ぶ。このため、補強板135は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置500においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The reinforcing
湾曲型表示装置500においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置500においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
Also in the
また、湾曲型表示装置500においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
6 実施の形態6
図9は、実施の形態6の湾曲型表示装置を模式的に図示する断面図である。
Sixth Embodiment
FIG. 9 is a cross-sectional view schematically illustrating the curved display device according to the sixth embodiment.
図9に図示される実施の形態6の湾曲型表示装置600は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図9に図示される湾曲型表示装置600においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板150及び応力調整層151を備える光学フィルム136が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置600において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置600においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
光学フィルム136は、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り合わされている。
The optical film 136 is attached to the other
光学フィルム136は、多層構造を有し、偏光板150及び応力調整層151を備える。偏光板150及び応力調整層151は、積層されている。応力調整層151の一方の主面151Aは、偏光板150に接触する。応力調整層151の他方の主面151Bは、応力調整層151の一方の主面151Aがある側とは反対の側にある。
The optical film 136 has a multilayer structure and includes a
応力調整層151を構成する材料は、透明樹脂から選択される。 The material forming the stress adjustment layer 151 is selected from transparent resins.
湾曲型表示装置600が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、光学フィルム136が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられるガラス基板131の他方の主面131Bに光学フィルム136が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Then, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置600が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置600においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と応力調整層151の他方の主面151Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用する。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用する。作用している引張応力TSは、他方の主面151Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
応力調整層151は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。応力調整層151は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置600においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The stress adjustment layer 151 is on the other
湾曲型表示装置600においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置600においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
Also in the
また、湾曲型表示装置600においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
加えて、湾曲型表示装置600においては、応力調整層151が、実施の形態2の湾曲型表示装置200に備えられる補強板135の機能と同様の機能を有するため、補強板135をなくして湾曲型表示装置600を構成する部品の数を減らすことができる。
In addition, in the
7 実施の形態7
図10は、実施の形態7の湾曲型表示装置を模式的に図示する斜視図である。
Seventh Embodiment
FIG. 10 is a perspective view schematically illustrating the curved display device according to the seventh embodiment.
図10に図示される実施の形態7の湾曲型表示装置700は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図10に図示される湾曲型表示装置700においては、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられており、偏光板133の他方の主面133Bにバックライトからの光を他方の主面133Bに導く導光板137が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置700において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置700においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
偏光板133の一方の主面133Aは、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。偏光板133の他方の主面133Bは、偏光板133の一方の主面133Aがある側とは反対の側にある。導光板137は、接着層を介して、偏光板133の他方の主面133Bに貼り合わされている。導光板137は、望ましくは、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170、並びに実装領域160及びその周辺領域に重なっており、ガラス基板131の他方の主面131Bの略全体に重なっている。ただし、導光板137が、実施の形態5の湾曲型表示装置500に備えられる補強板135と同様に、ガラス基板131の厚さ方向D1から見て、映像表示領域170に重なるが実装領域160及びその周辺領域に重ならなくてもよい。
One
導光板137を構成する材料は、ガラス、透明樹脂等の透明材料から選択される。導光板137は、透明材料を加工することにより作製することができる。
The material forming the
湾曲型表示装置700が製造される際には、ICチップ134が実装されておらず、導光板137が貼り合わされていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられる偏光板133の他方の主面133Bに導光板137が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111の中間品に備えられる表示素子パネル120の全体が湾曲させられる。
Subsequently, the entire
続いて、湾曲させられた表示素子パネル120が、あらかじめ湾曲している保護板110に貼り合わされる。これにより、湾曲型表示装置700が完成する。
Subsequently, the curved
湾曲型表示装置700においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と導光板137の外周側の主面との間にある外周側には、引張応力TSが作用する。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用する。作用している引張応力TSは、導光板137の外周側の主面に近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
導光板137は、ガラス基板131の一方の主面131A上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。導光板137は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置700においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The
湾曲型表示装置700においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置700においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
Also in the
また、湾曲型表示装置700においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
In the
加えて、湾曲型表示装置700においては、導光板137が、実施の形態2の湾曲型表示装置200に備えられる補強板135の機能と同様の機能を有するため、補強板135をなくして湾曲型表示装置700を構成する部品の数を減らすことができる。
In addition, in the
8 実施の形態8
図11は、実施の形態8の湾曲型表示装置、及び当該湾曲型表示装置の製造に用いられる冶具を模式的に図示する斜視図である。図12は、実施の形態8の湾曲型表示装置、及び当該湾曲型表示装置の製造に用いられる冶具を模式的に図示する断面図である。
Eighth Embodiment
FIG. 11 is a perspective view schematically showing the curved display device of Embodiment 8 and a jig used for manufacturing the curved display device. FIG. 12 is a cross-sectional view schematically showing the curved display device of Embodiment 8 and a jig used for manufacturing the curved display device.
図11及び図12に図示される実施の形態8の湾曲型表示装置800は、主に下記の相違点で図1及び図2に図示される実施の形態1の湾曲型表示装置100と相違する。
The
図1及び図2に図示される湾曲型表示装置100においては、ガラス基板130が湾曲型表示装置100の正面側に配置され、ガラス基板131が湾曲型表示装置100の背面134B側に配置される。また、ガラス基板130の他方の主面130Bに偏光板132が貼り付けられており、偏光板132の内周側の主面132Bにガラス基板130を保護する保護板110が貼り合わされている。また、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられている。
In the
これに対して、図11及び図12に図示される湾曲型表示装置800においては、ガラス基板130が湾曲型表示装置800の背面側に配置され、ガラス基板131が湾曲型表示装置800の正面側に配置される。また、ガラス基板130の他方の主面130Bに偏光板132が貼り付けられている。また、ガラス基板131の他方の主面131Bに偏光板133が貼り付けられており、偏光板133の他方の主面133Bにガラス基板131を保護する保護板110が貼り合わされている。
On the other hand, in the
以下では、上記の相違点に関連して湾曲型表示装置800において採用される構成が説明される。説明されない構成については、湾曲型表示装置100において採用された構成がそのまま又は変形されてから湾曲型表示装置800においても採用される。
In the following, the configuration adopted in the
偏光板133の一方の主面133Aは、ガラス基板131の他方の主面131Bに貼り付けられている。偏光板133の他方の主面133Bは、偏光板133の一方の主面133Aがある側とは反対の側にある。保護板110は、偏光板133の他方の主面133Bに貼り合わされている。
One
保護板110がタッチパネルであってもよい。
The
湾曲型表示装置800が製造される際には、ICチップ134が実装されていない表示素子パネル120の中間品が組み立てられる。
When the
続いて、組み立てられた表示素子パネル120の中間品に備えられる額縁部141にICチップ134が実装され、当該額縁部141にFPC121が実装され、当該表示素子パネル120の中間品に備えられる偏光板133の他方の主面133Bに保護板110が貼り合わされる。これにより、表示素子パネル120を備える表示素子111が組み立てられる。
Subsequently, the
続いて、組み立てられた表示素子111に備えられる表示素子パネル120の全体が、冶具138の湾曲面138Aに添わされ、湾曲させられる。冶具138が、透明材料からなり光を照射する導光部品として用いられてもよい。
Subsequently, the entire
湾曲型表示装置800においても、ガラス基板131の一方の主面131Aは、凹面である。このため、一方の主面131Aの実装領域160も、凹面である。したがって、実装領域160がある範囲内においては、曲げ応力の中立面と保護板110の外周側の主面110Bとの間にある外周側には、引張応力TSが作用する。また、曲げ応力の中立面とICチップ134の背面134Bとの間にある内周側には、圧縮応力CSが作用する。作用している引張応力TSは、外周側の主面110Bに近づくほど大きくなる。また、作用している圧縮応力CSは、背面134Bに近づくほど大きくなる。
Also in the
保護板110は、ガラス基板131の他方の主面131B上にあり、ガラス基板131とともに外力により湾曲している。保護板110は、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上又はガラス基板131内に移動する部材となっている。したがって、湾曲型表示装置800においては、回路面134Aが中立面になっているか、又は回路面134Aと平行をなす方向の圧縮応力CSが回路面134Aに作用している。これにより、回路面134Aと平行をなす方向の引張応力TSが回路面134Aに作用している場合と比較して、ICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなり、ICチップ134に作用する圧縮応力CSが大きくなる。
The
湾曲型表示装置800においても、湾曲型表示装置100と同様に、引張応力TSに対して弱いICチップ134に作用する引張応力TSが小さくなるので、ガラス基板131上に実装されたICチップ134の破損が起こりにくくなっている。
In the
また、湾曲型表示装置800においても、湾曲型表示装置100と同様に、ICチップ134を正常に動作させることができる、ICチップ134の回路面134Aに作用する曲げ応力の大きさの範囲を事前に調べておくことにより、設計時に表示素子パネル120の曲げ半径の限界を見積もることができる。
Also in the
また、湾曲型表示装置800においても、湾曲型表示装置100と同様に、曲げ応力の中立面をICチップ134の回路面134A上に形成することにより、ICチップ134及びガラス基板131の電気的な機能の不良を抑制することができる。また、ICチップ134の剥離を起こりにくくすることができる。
Also in the
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。 In the present invention, the embodiments can be appropriately modified or omitted within the scope of the invention.
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。 Although the present invention has been described in detail, the above description is illustrative in all aspects, and the present invention is not limited thereto. It is understood that innumerable variants not illustrated can be envisaged without departing from the scope of the invention.
100,200,300,400,500,600,700,800 湾曲型表示装置、110 保護板、111 表示素子、120 表示素子パネル、130,131 ガラス基板、132,133 偏光板、134 ICチップ、135 補強板、136 光学フィルム、137 導光板、150 偏光板、151 応力調整層、TS 引張応力、CS 圧縮応力。 100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800 Curved display device, 110 protective plate, 111 display element, 120 display element panel, 130, 131 glass substrate, 132, 133 polarizing plate, 134 IC chip, 135 Reinforcement plate, 136 optical film, 137 light guide plate, 150 polarizing plate, 151 stress adjusting layer, TS tensile stress, CS compressive stress.
Claims (12)
前記基板上に実装されており、前記基板に向けられている回路面を有し、外力により前記基板に沿って湾曲しており、前記回路面が曲げ応力の中立面になっているか、又は前記回路面に圧縮応力が作用している集積回路チップと、
を備える湾曲型表示装置。 A substrate that is curved by an external force,
Mounted on the substrate, having a circuit surface directed toward the substrate, curved along the substrate by an external force, the circuit surface being a neutral plane of bending stress, or An integrated circuit chip in which a compressive stress is applied to the circuit surface,
And a curved display device.
前記基板及び前記集積回路チップは、前記中立面を前記回路面上又は前記基板内に形成する厚さを有する
請求項1の湾曲型表示装置。 The substrate has a mounting area in which the integrated circuit chip is concave and is mounted,
The curved display device according to claim 1, wherein the substrate and the integrated circuit chip have a thickness that forms the neutral surface on the circuit surface or in the substrate.
前記基板及び前記集積回路チップは、前記中立面を前記回路面上又は前記集積回路チップ内に形成する厚さを有する
請求項1の湾曲型表示装置。 The substrate has a mounting area in which the integrated circuit chip is a convex surface,
The curved display device according to claim 1, wherein the substrate and the integrated circuit chip have a thickness that forms the neutral surface on the circuit surface or in the integrated circuit chip.
前記他方の主面上にあり、前記基板とともに外力により湾曲しており、前記中立面を前記回路面上又は前記基板内に移動する部材と、
を備える請求項1の湾曲型表示装置。 The substrate has one main surface on which the integrated circuit chip is mounted, and the other main surface on the side opposite to the side having the one main surface,
A member that is on the other main surface, is curved by an external force together with the substrate, and moves the neutral surface onto the circuit surface or into the substrate,
The curved display device according to claim 1, further comprising:
請求項4の湾曲型表示装置。 The curved display device according to claim 4, wherein the member is a reinforcing plate that reinforces the substrate.
前記補強板は、前記基板の厚さ方向から見て、映像を表示する映像表示領域、及び前記実装領域に重なっている
請求項5の湾曲型表示装置。 The one main surface has a mounting area in which the integrated circuit chip is mounted,
The curved display device according to claim 5, wherein the reinforcing plate overlaps with an image display region for displaying an image and the mounting region when viewed from the thickness direction of the substrate.
前記補強板は、前記基板の厚さ方向から見て、前記実装領域に重なっているが、映像を表示する映像表示領域に重なっていない
請求項5の湾曲型表示装置。 The one main surface has a mounting area in which the integrated circuit chip is mounted,
The curved display device according to claim 5, wherein the reinforcing plate overlaps with the mounting region when viewed from the thickness direction of the substrate, but does not overlap with an image display region for displaying an image.
前記補強板は、前記基板の厚さ方向から見て、映像を表示する映像表示領域に重なっているが、前記実装領域に重なっていない
請求項5の湾曲型表示装置。 The one main surface has a mounting area in which the integrated circuit chip is mounted,
The curved display device according to claim 5, wherein the reinforcing plate overlaps with a video display region for displaying a video, but does not overlap with the mounting region when viewed from the thickness direction of the substrate.
前記第2の主面に貼り付けられている偏光板をさらに備える
請求項4の湾曲型表示装置。 The member has a first main surface attached to the other main surface and a second main surface on the side opposite to the side on which the first main surface is present, and reinforces the substrate. Is a reinforcing plate that
The curved display device according to claim 4, further comprising a polarizing plate attached to the second main surface.
請求項4の湾曲型表示装置。 The curved display device according to claim 4, further comprising an optical film that is attached to the other main surface, includes a polarizing plate and the member, and further includes the optical film on which the polarizing plate and the member are laminated.
請求項4の湾曲型表示装置。 The curved display device according to claim 4, wherein the member is a light guide plate that guides light to the other main surface.
請求項4の湾曲型表示装置。 The curved display device according to claim 4, wherein the member is a protective plate that protects the substrate.
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