JP2020066456A - 包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】個装商品を収容して外袋内に内包される包装用容器であって、外袋から取り出して個装商品をバラ売りする際に、収容される個装商品の視認性を高めるとともに、個装商品の取り出し易さを高めることを可能とする。【解決手段】平面視で略長方形状の立方体状に形成された収容領域A1を有し、前記収容領域A1と外部とを連通して個装商品Sを視認可能とする窓部13を備え、窓部13は、第一側周壁7の横方向凹設端縁7cと、第二側周壁11の横方向凹設端縁11cとの間にわたって連続して架け渡される横方向フランジ部13aと、横方向フランジ部13aの左右端部13a´から連続し、第一側周壁7の縦方向凹設端縁7dと、第二側周壁11の縦方向凹設端縁11dとの間にわたって連続して架け渡される左右の縦方向フランジ部13bとを有している。【選択図】図5
Description
本発明は、複数個の個装商品を内包した状態で、外袋内に収容される包装用容器に関する。
チョコレート菓子や焼き菓子などの食品用の包装用容器としては、ポリプロピレン樹脂(PP:Polypropylene)等の合成樹脂からなる上面開放の深皿トレー等が知られており、例えば、この包装用容器(深皿トレー)内に、個装された複数個の菓子(個装商品又は個包装商品という。)を並べ、包装用容器(深皿トレー)ごと、外袋内に収められる。このような包装用容器は、個装商品を外袋内に整列して収容する役割もあるが、搬送時などにおける個装商品の型崩れなどを防止する役割もある。例えば、そのような包装用容器(トレー)の一例として特許文献1に開示されている。
コンビニエンスストアーやスーパーマーケットなどでは、それぞれの食品メーカー(例えば菓子メーカ)ごとにコーナーを作ってそれぞれのメーカーの商品(例えば菓子)を並べて販売していることがある。このようなメーカーごとのコーナーは、商品陳列スペースが限られている。
したがって、並べられるそれぞれの商品アイテムの数も限られてくるため、消費者に商品アピールをし易いように見せる売り方が種々なされている。
例えば、上述のように複数個の個装商品が外袋内に包装用容器(深皿トレー)ごと内装されている商品は、一般的には、外袋状態のまま開封せずにメーカーごとのコーナーに、複数個入り商品として並べて販売されるが、外袋から包装用容器(深皿トレー)ごと取り出して個装状態で商品陳列棚(什器)に並べてバラ売りする場合もある。このように個装状態の商品をバラ売りすることにより、商品内容をダイレクトに消費者にアピールできるからである。また、バラ売りは、少しだけ食べたいという時のニーズにも応えることができ、また、バラ売りすることにより子供達であっても小遣いで購入することができるといった利点がある。
したがって、並べられるそれぞれの商品アイテムの数も限られてくるため、消費者に商品アピールをし易いように見せる売り方が種々なされている。
例えば、上述のように複数個の個装商品が外袋内に包装用容器(深皿トレー)ごと内装されている商品は、一般的には、外袋状態のまま開封せずにメーカーごとのコーナーに、複数個入り商品として並べて販売されるが、外袋から包装用容器(深皿トレー)ごと取り出して個装状態で商品陳列棚(什器)に並べてバラ売りする場合もある。このように個装状態の商品をバラ売りすることにより、商品内容をダイレクトに消費者にアピールできるからである。また、バラ売りは、少しだけ食べたいという時のニーズにも応えることができ、また、バラ売りすることにより子供達であっても小遣いで購入することができるといった利点がある。
このように包装用容器は、個装商品を外袋から出してバラ売りするときに、個装商品を並べるトレーとしての役割をも果たしている。
しかし、バラ売りする場合、袋内から包装用容器(深皿トレー)を単に取り出して商品陳列棚などに並べただけでは包装用容器(深皿トレー)内の個装商品は見えにくい。すなわち、包装用容器(深皿トレー)の四方の側壁(前後左右の壁)が邪魔になり消費者の視界を遮っていた。特に不透明や半透明の包装用容器(深皿トレー)にあってはこの課題が大きかった。
また、このように個装商品を収容した包装用容器が、高い位置の棚(メーカー毎のコーナー)に置かれていたりすると、特に、背丈の低い年少者等にあっては、包装用容器(深皿トレー)内の個装商品を識別し難いものであった。また、これら側壁が邪魔になって個装商品が取り出し難いという場合もあった。
さらに、包装用容器における材料軽減・材料費削減などのニーズもあり、また、プラスチックによる環境汚染・環境破壊が叫ばれている今日、ごみ量を減らして環境保全に寄与せしめることも課題の一つである。
しかし、バラ売りする場合、袋内から包装用容器(深皿トレー)を単に取り出して商品陳列棚などに並べただけでは包装用容器(深皿トレー)内の個装商品は見えにくい。すなわち、包装用容器(深皿トレー)の四方の側壁(前後左右の壁)が邪魔になり消費者の視界を遮っていた。特に不透明や半透明の包装用容器(深皿トレー)にあってはこの課題が大きかった。
また、このように個装商品を収容した包装用容器が、高い位置の棚(メーカー毎のコーナー)に置かれていたりすると、特に、背丈の低い年少者等にあっては、包装用容器(深皿トレー)内の個装商品を識別し難いものであった。また、これら側壁が邪魔になって個装商品が取り出し難いという場合もあった。
さらに、包装用容器における材料軽減・材料費削減などのニーズもあり、また、プラスチックによる環境汚染・環境破壊が叫ばれている今日、ごみ量を減らして環境保全に寄与せしめることも課題の一つである。
本発明は、この問題を解決するためになされており、その目的は、個装商品を収容して外袋内に内包される包装用容器であって、外袋から取り出して個装商品をバラ売りする際に、収容される個装商品の視認性を高めるとともに、個装商品の取り出し易さを高めることを可能とする包装用容器を提供することにある。また、包装用容器の材料軽減及び材料費削減を図るとともに、環境保全に寄与せしめることのできる包装用容器を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の本発明は、底部と、前記底部の周辺から立ち上がってなる第一側周壁とを備えると共に上面を開放して収容領域を形成し、前記収容領域内に複数個の個装商品を並べた状態で外袋内に収容される包装用容器であって、
前記第一側周壁の上端から外方に向けて連続して形成される上端周面と、
前記上端周面から前記第一側周壁の外方を覆うように連続して形成される第二側周壁(スカート部)と、を含み、
前記第一側周壁と前記第二側周壁との相対向する所定領域には、前記上端周面から下方に向けて連続して凹設され、前記収容領域と外部とを連通して個装商品を視認可能とする窓部を備え、
前記窓部は、前記第一側周壁の横方向凹設端縁と、前記第二側周壁の横方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される横方向フランジ部と、
前記横方向フランジ部の左右端部から連続し、前記第一側周壁の縦方向凹設端縁と、前記第二側周壁の縦方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される左右の縦方向フランジ部と、を有していることを特徴とする包装用容器としたことである。
前記第一側周壁の上端から外方に向けて連続して形成される上端周面と、
前記上端周面から前記第一側周壁の外方を覆うように連続して形成される第二側周壁(スカート部)と、を含み、
前記第一側周壁と前記第二側周壁との相対向する所定領域には、前記上端周面から下方に向けて連続して凹設され、前記収容領域と外部とを連通して個装商品を視認可能とする窓部を備え、
前記窓部は、前記第一側周壁の横方向凹設端縁と、前記第二側周壁の横方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される横方向フランジ部と、
前記横方向フランジ部の左右端部から連続し、前記第一側周壁の縦方向凹設端縁と、前記第二側周壁の縦方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される左右の縦方向フランジ部と、を有していることを特徴とする包装用容器としたことである。
第2の本発明は、第1の本発明において、前記底部が平面視で略長方形状の面部を有し、
前記第一側周壁のそれぞれの面部は、前記底部の相対向する2つの長辺から上方に向けて立ち上がる長尺状の2つの面部と、相対向する2つの短辺から上方に向けて立ち上がる短尺状の2つの面部と、を有し、
前記収容領域が平面視で略長方形状の立方体状に形成されてなり、
前記第二側周壁は、前記第一側周壁のそれぞれの長尺状の面部と相対向して前記上端周面から下方に向けて連続して形成される長尺状の2つの面部と、前記第一側周壁のそれぞれの短尺状の面部と相対向して上端周面から下方に向けて連続して形成される短尺状の2つの面部と、を有し、
前記窓部は、容器長手方向のいずれか一方に位置して相対向する前記第一側周壁の短尺状の面部と第二側周壁の短尺状の面部との間にわたって凹設されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
前記第一側周壁のそれぞれの面部は、前記底部の相対向する2つの長辺から上方に向けて立ち上がる長尺状の2つの面部と、相対向する2つの短辺から上方に向けて立ち上がる短尺状の2つの面部と、を有し、
前記収容領域が平面視で略長方形状の立方体状に形成されてなり、
前記第二側周壁は、前記第一側周壁のそれぞれの長尺状の面部と相対向して前記上端周面から下方に向けて連続して形成される長尺状の2つの面部と、前記第一側周壁のそれぞれの短尺状の面部と相対向して上端周面から下方に向けて連続して形成される短尺状の2つの面部と、を有し、
前記窓部は、容器長手方向のいずれか一方に位置して相対向する前記第一側周壁の短尺状の面部と第二側周壁の短尺状の面部との間にわたって凹設されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
第3の本発明は、第2の本発明において、前記第一側周壁のそれぞれの面部は、前記底部の四辺から上方に向けてそれぞれ末広がり状に形成されており、
前記第二側周壁のそれぞれの面部は、前記上端周面から斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
前記第二側周壁のそれぞれの面部は、前記上端周面から斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
第4の本発明は、第3の本発明において、前記縦方向フランジ部は、
前記上端周面の幅をW1とし、前記横方向フランジ部の左右端部の幅をW2としたとき、
W1<W2、との関係を有する上方に行くに従って先窄まり状の略三角形状の面部に形成されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
前記上端周面の幅をW1とし、前記横方向フランジ部の左右端部の幅をW2としたとき、
W1<W2、との関係を有する上方に行くに従って先窄まり状の略三角形状の面部に形成されていることを特徴とする包装用容器としたことである。
本発明によれば、個装商品を収容して外袋内に内包される包装用容器であって、外袋から取り出して個装商品をバラ売りする際に、収容される個装商品の視認性を高めるとともに、個装商品の取り出し易さを高めることができた。
また、包装用容器の材料軽減及び材料費削減を図るとともに、環境保全に寄与せしめることのできる包装用容器を提供することもできた。
また、包装用容器の材料軽減及び材料費削減を図るとともに、環境保全に寄与せしめることのできる包装用容器を提供することもできた。
以下、本発明の一実施形態に係る包装用容器について、添付図面を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、何等これに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、本実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、何等これに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
「第一実施形態」
図1乃至図11は本発明包装用容器の第一実施形態を示す。
本実施形態の包装用容器3は、容器の長手方向Lにわたり、個装された菓子(個装商品)Sを複数個並べた状態で収容し、その収容状態のまま外袋1内に収容されている。図1中、外袋1を仮想線にて示す。
本実施形態では、容器の長手方向にわたって単列に個装商品Sを並べて収容される実施の一形態について例示するが、複列に個装商品を並べて収容される形態であってもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
図1乃至図11は本発明包装用容器の第一実施形態を示す。
本実施形態の包装用容器3は、容器の長手方向Lにわたり、個装された菓子(個装商品)Sを複数個並べた状態で収容し、その収容状態のまま外袋1内に収容されている。図1中、外袋1を仮想線にて示す。
本実施形態では、容器の長手方向にわたって単列に個装商品Sを並べて収容される実施の一形態について例示するが、複列に個装商品を並べて収容される形態であってもよく本発明の範囲内で設計変更可能である。
本実施形態の包装用容器3は、例えばポリスチレン樹脂(PS:Poly Styrene)やポリプロピレン樹脂(PP:Polypropylene)などからなり、平面視で略長方形状の面部を有する底部5と、底部5の周辺(外周縁)から立ち上がってなる第一側周壁7とを備えると共に上部を開放して収容領域A1を形成している。なお、包装用容器3の材料は本発明の範囲内で任意に選択可能であって特に限定解釈されない。
第一側周壁7のそれぞれの面部は、底部5の相対向する2つの長辺5a,5aから上方に向けて立ち上がる長尺矩形状の2つの面部7a,7aと、相対向する2つの短辺5b,5bから上方に向けて立ち上がる短尺矩形状の2つの面部7b,7bと、を有している。
従って、本実施形態の収容領域A1は、平面視で略長方形状の立方体状に形成されている。
従って、本実施形態の収容領域A1は、平面視で略長方形状の立方体状に形成されている。
また、本実施形態では、第一側周壁7を構成するそれぞれの面部7a,7a,7b,7bは、底部5の四辺5a,5a,5b,5bから斜め上方に向けてそれぞれ末広がり状に形成されている。本実施形態では約7度の角度をもって形成されている。これにより、底部5に比して収容領域上部の開放領域が大きく開口されている(図3及び図10参照。)。
第一側周壁7の上端から外方に向けて連続して上端周面9が形成されている。
上端周面9は、第一側周壁7を構成するそれぞれの面部7a,7aの上端とそれぞれの面部7b,7bの上端から、それぞれ同一面積で水平方向に連続して形成される平坦状の面部9a,9aと9b,9bとを有しており、それぞれの面部9a,9a,9b,9bが周方向に連続して形成されている。
上端周面9は、第一側周壁7を構成するそれぞれの面部7a,7aの上端とそれぞれの面部7b,7bの上端から、それぞれ同一面積で水平方向に連続して形成される平坦状の面部9a,9aと9b,9bとを有しており、それぞれの面部9a,9a,9b,9bが周方向に連続して形成されている。
第一側周壁7の隣り合う面部7aと面部7bとをつなぐ角部7c上端に形成され、上端周面9の隣り合う面部9a,9bとをつなぐ面部9cは、面部7aから連続する面部9aや面部7bから連続する面部9bと比して肉厚に形成されている。このような構成を採用することにより、包装用容器3における四隅部分の強度が向上し、収容領域A1に収容される個装商品の保護が図れる。
第一側周壁7の外方を覆うように上端周面9から連続して第二側周壁(スカート部)11が形成されている。
第二側周壁11は、第一側周壁7のそれぞれの長尺状の面部7a,7aと相対向して上端周面9の面部9a,9aから下方に向けて連続して形成される長尺矩形状の2つの面部11a,11aと、第一側周壁7のそれぞれの短尺状の面部7b,7bと相対向して上端周面9の面部9b,9bから下方に向けて連続して形成される短尺矩形状の2つの面部11b,11bと、を有している。
第二側周壁11は、本実施形態において、高さ方向Hで第一側周壁7よりも短く形成されている。すなわち、本実施形態では、第一側周壁7の約上半分の領域を覆うように位置している。なお、第二側周壁11は、第一側周壁7と同一長さに形成されているものであっても本発明の範囲内である。
また、本実施形態では、第二側周壁11のそれぞれの面部11a,11a,11b,11bは、上端周面9を構成するそれぞれの面部9a,9a,9b,9bから斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成されている。本実施形態では約5度の角度をもって形成されている。
また、本実施形態では、第二側周壁11のそれぞれの面部11a,11a,11b,11bは、上端周面9を構成するそれぞれの面部9a,9a,9b,9bから斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成されている。本実施形態では約5度の角度をもって形成されている。
第一側周壁7と第二側周壁11との相対向する所定領域には、上端周面9から下方に向けて連続して凹設され、収容領域A1と外部とを連通して個装商品Sを視認可能とする窓部(個装商品取出し口)13を備えている。
本実施形態では、窓部13は、包装用容器3の長手方向Lのいずれか一方に位置して相対向する第一側周壁7の面部7bと第二側周壁11の面部11bとの間にわたって切り欠くようにして凹設されている。
本実施形態では、窓部13は、包装用容器3の長手方向Lのいずれか一方に位置して相対向する第一側周壁7の面部7bと第二側周壁11の面部11bとの間にわたって切り欠くようにして凹設されている。
窓部13は、第一側周壁7の横方向凹設端縁7cと、第二側周壁11の横方向凹設端縁11cとの間にわたって連続して架け渡される横方向フランジ部13aと、横方向フランジ部13aの左右端部13a´,13a´から連続し、第一側周壁7の縦方向凹設端縁7dと、第二側周壁11の縦方向凹設端縁11dとの間にわたって連続して架け渡される左右の縦方向フランジ部13b,13bと、で構成されている。
縦方向フランジ部13bは、上端周面9の幅をW1とし、横方向フランジ部13aの左右端部13a´,13a´の幅をW2としたとき、W1<W2、との関係を有するように形成されている。
すなわち、本実施形態の縦方向フランジ部13bは、上述した通り、第一側周壁7を斜め上方に向けてそれぞれ末広がり状に形成するとともに、第二側周壁11を斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成したことにより、上方に行くに従って先窄まり状の略三角形状の面部に形成されている(図1乃至図5及び図9乃至図10参照。)。
また、本実施形態では、縦方向フランジ部13bは、横方向フランジ部13aの左右端部13a´から斜め上方に向けて約10度の角度をもつて末広がり状に形成されている(図6参照。)。
すなわち、本実施形態の縦方向フランジ部13bは、上述した通り、第一側周壁7を斜め上方に向けてそれぞれ末広がり状に形成するとともに、第二側周壁11を斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成したことにより、上方に行くに従って先窄まり状の略三角形状の面部に形成されている(図1乃至図5及び図9乃至図10参照。)。
また、本実施形態では、縦方向フランジ部13bは、横方向フランジ部13aの左右端部13a´から斜め上方に向けて約10度の角度をもつて末広がり状に形成されている(図6参照。)。
本実施形態の包装用容器3によれば、窓部(個装商品取出し口)13を設けたことにより、容器内に並んで収容されている個装商品Sが視認し易くなるとともに、取り出しやすさも向上する。
従って、図11に示すように、仮に、商品陳列棚が子供の目線高さ以上の位置にあったとしても、この窓部(個装商品取出し口)13により、包装用容器3内に収容されている個装商品Sが容易に視認可能であるため、特に子供目線における商品選択が容易になる。
従って、図11に示すように、仮に、商品陳列棚が子供の目線高さ以上の位置にあったとしても、この窓部(個装商品取出し口)13により、包装用容器3内に収容されている個装商品Sが容易に視認可能であるため、特に子供目線における商品選択が容易になる。
また、この窓部(個装商品取出し口)13を設けたことにより、窓部を設けていない従来品と比しても、包装用容器全体における材料が少なくて済み、かつ材料費も削減されるなど、生産者ニーズにも対応し得る。
さらに、この窓部(個装商品取出し口)13を設けたことにより、包装容器全体としてのプラスチック量が軽減されるため、全体のごみ量が軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
さらに、この窓部(個装商品取出し口)13を設けたことにより、包装容器全体としてのプラスチック量が軽減されるため、全体のごみ量が軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
本実施形態の包装用容器3によれば、第二側周壁(スカート部)11を有していることから強度が向上し、容器全体の保形性も向上する。
また、包装用容器3の一部を切り欠くようにして窓部13を形成しているが、窓部13が、横方向フランジ部13aと左右の縦方向フランジ部13b,13bにて構成されていることから、窓部形成領域における強度面の向上が図れるとともに保形性も向上する。
また、包装用容器3の一部を切り欠くようにして窓部13を形成しているが、窓部13が、横方向フランジ部13aと左右の縦方向フランジ部13b,13bにて構成されていることから、窓部形成領域における強度面の向上が図れるとともに保形性も向上する。
本実施形態では、上述したように上端周面9の幅W1<横方向フランジ部13aの左右端部13a´の幅W2、との関係を有するように形成しているが、W2の幅をW1の幅に近づける、すなわち、第二側周壁11の面部11bを垂直に近づけることにより、オーバーパッケージを防ぐことができる。また、オーバーパッケージを防止することにより、商品を陳列する商品陳列棚(什器)を縮小化することも可能となり、設備コストの軽減化も図り得る。
また、W2の幅をW1の幅よりも広げていけば容器全体のクッション性が向上する。
また、W2の幅をW1の幅よりも広げていけば容器全体のクッション性が向上する。
本実施形態では、底部5、第一側周壁7及び第二側周壁11に複数個のリブ15を設けて凹凸状に面部を形成しているため包装用容器3全体の強度が向上する。
本実施形態では、収容領域A1における底部5の後端から、窓部13が形成されている側面(前面)と相対向する反対の側面(後面)に向けて、昇り傾斜状にリブ17を突設している(図4乃至図7、図9及び図10参照。)。
リブ17は、底部5と一体に連続する基部17aよりも側面(後面)と一体に連続する上端部17bの方が狭く形成された台形状に突設されている(図10参照。)。本実施形態では、上端部17bの端部から基部17aに向けて10度の角度をもって台形状に形成されている。
このように側面(後面)に向けて昇り傾斜状にリブ17を設けていることから、収容領域A1内に並べて収容される個装商品Sを斜めに状態に収容することができるため消費者の視認性も向上する(図3及び図4参照。)。
なお、このリブ17がない形態も本発明の範囲内である。
リブ17は、底部5と一体に連続する基部17aよりも側面(後面)と一体に連続する上端部17bの方が狭く形成された台形状に突設されている(図10参照。)。本実施形態では、上端部17bの端部から基部17aに向けて10度の角度をもって台形状に形成されている。
このように側面(後面)に向けて昇り傾斜状にリブ17を設けていることから、収容領域A1内に並べて収容される個装商品Sを斜めに状態に収容することができるため消費者の視認性も向上する(図3及び図4参照。)。
なお、このリブ17がない形態も本発明の範囲内である。
また、収容領域A1内にリブ17が設けられているタイプの場合であって、窓部13をリブ17のある側面(後面)に設ける場合、窓部13はリブ17の上端位置までとすることも可能である。
また、リブ17の上端一部を切り欠いて窓部13を設けることも可能である。
また、リブ17の上端一部を切り欠いて窓部13を設けることも可能である。
「第二実施形態」
図12及び図13は本発明包装用容器3の第二実施形態で、本実施形態では、横方向フランジ部13aの一部を切り欠いて指挿入領域19を形成してなる実施の一形態を示す。その他の構成及び作用効果は第一実施形態と同じであるためここでの詳細な説明は省略する。
図12及び図13は本発明包装用容器3の第二実施形態で、本実施形態では、横方向フランジ部13aの一部を切り欠いて指挿入領域19を形成してなる実施の一形態を示す。その他の構成及び作用効果は第一実施形態と同じであるためここでの詳細な説明は省略する。
指挿入領域19は、左右に横方向フランジ部13aの一部(残存フランジ部)13a1,13a1をそれぞれ残した状態で切り欠かれている。
指挿入領域19は、左右に横方向フランジ部13aの一部13a1,13a1をそれぞれ残した状態で切り欠かれているため、第一実施形態と比しても強度や保形性の面で問題はない。
指挿入領域19は、左右に横方向フランジ部13aの一部13a1,13a1をそれぞれ残した状態で切り欠かれているため、第一実施形態と比しても強度や保形性の面で問題はない。
本実施形態によれば、収容領域A1内の個装商品Sを、窓部13側から摘んで取り出す際に、指挿入領域19があることによって、収容領域A1内に収容されている個装商品Sを摘んで取り出しやすい。
さらに本実施形態によれば、窓部13とともに指挿入領域19をも設けたことにより、さらに包装用容器全体における材料が少なくて済み、かつ材料費も削減されるなど、生産者ニーズにも対応し得る。
また、さらに包装容器全体としてのプラスチック量が軽減されるため、全体のごみ量が軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
また、さらに包装容器全体としてのプラスチック量が軽減されるため、全体のごみ量が軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
「第三実施形態」
図14乃至図17は本発明包装用容器3の第三実施形態で、本実施形態では、窓部13の横方向フランジ部13aが、底部5と略面一となるように深く切り欠き形成してなる実施の一形態を示す。その他の構成及び作用効果は第一実施形態と同じであるためここでの詳細な説明は省略する。
図14乃至図17は本発明包装用容器3の第三実施形態で、本実施形態では、窓部13の横方向フランジ部13aが、底部5と略面一となるように深く切り欠き形成してなる実施の一形態を示す。その他の構成及び作用効果は第一実施形態と同じであるためここでの詳細な説明は省略する。
本実施形態のように窓部13を深く切り欠き形成することにより、包装用容器3内に収容されている個装商品Sの視認性がさらに向上する。したがって、特に子供目線における商品選択が容易であるため、商品売り上げ増加にも寄与し得る。また、本実施形態の窓部13によれば、個装商品Sの取り出し易さも向上する。
なお、本実施形態において第二実施形態と同様に、左右に横方向フランジ部13aの一部(残存フランジ部)13a1,13a1をそれぞれ残した状態で、指挿入領域19を切り欠き形成することも可能である。このように形成した場合の作用効果は第二実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
さらに本実施形態によれば、第一実施形態よりも深く窓部13を切り欠き形成するものであるため、さらに包装用容器全体における材料が少なくて済み、かつ材料費も削減されるなど、生産者ニーズにも対応し得る。
また、さらに包装容器全体としてのプラスチック量も大きく軽減されるため、全体のごみ量がさらに軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
また、さらに包装容器全体としてのプラスチック量も大きく軽減されるため、全体のごみ量がさらに軽減され、プラスチックによる環境汚染・環境破壊を緩和することが可能で、環境保全に寄与せしめることができる。
上述した第一実施形態乃至第三実施形態において、窓部13を前後双方に設けることも可能で本発明の範囲内である。このように窓部13を前後に設けた場合、外袋1に収納するときや、外袋1から取り出して包装用容器3ごと個装商品Sを商品陳列棚などに陳列するときなどにあっても、前後の判断が不要となり、作業性に優れている。
本発明は、菓子に限らず、レトルト食品などの種々の個装商品(個装食品)の包装用容器にも利用可能で、食品以外の個装商品の包装用容器としても利用可能である。
1 外袋
3 包装用容器
5 底部
7 第一側周壁
7c 横方向凹設端縁
7d 縦方向凹設端縁
9 上端周面
11 第二側周壁
11c 横方向凹設端縁
11d 縦方向凹設端縁
13 窓部
13a 横方向フランジ部
13a´,13a´ 左右端部
13b 縦方向フランジ部
19 指挿入領域
A1 収容領域
S 個装商品
W1 上端周面の幅
W2 横方向フランジ部の左右端部の幅
3 包装用容器
5 底部
7 第一側周壁
7c 横方向凹設端縁
7d 縦方向凹設端縁
9 上端周面
11 第二側周壁
11c 横方向凹設端縁
11d 縦方向凹設端縁
13 窓部
13a 横方向フランジ部
13a´,13a´ 左右端部
13b 縦方向フランジ部
19 指挿入領域
A1 収容領域
S 個装商品
W1 上端周面の幅
W2 横方向フランジ部の左右端部の幅
Claims (4)
- 底部と、前記底部の周辺から立ち上がってなる第一側周壁とを備えると共に上面を開放して収容領域を形成し、前記収容領域内に複数個の個装商品を並べた状態で外袋内に収容される包装用容器であって、
前記第一側周壁の上端から外方に向けて連続して形成される上端周面と、
前記上端周面から前記第一側周壁の外方を覆うように連続して形成される第二側周壁と、を含み、
前記第一側周壁と前記第二側周壁との相対向する所定領域には、前記上端周面から下方に向けて連続して凹設され、前記収容領域と外部とを連通して個装商品を視認可能とする窓部を備え、
前記窓部は、前記第一側周壁の横方向凹設端縁と、前記第二側周壁の横方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される横方向フランジ部と、
前記横方向フランジ部の左右端部から連続し、前記第一側周壁の縦方向凹設端縁と、前記第二側周壁の縦方向凹設端縁との間にわたって連続して架け渡される左右の縦方向フランジ部と、を有していることを特徴とする包装用容器。 - 前記底部が平面視で略長方形状の面部を有し、
前記第一側周壁のそれぞれの面部は、前記底部の相対向する2つの長辺から上方に向けて立ち上がる長尺状の2つの面部と、相対向する2つの短辺から上方に向けて立ち上がる短尺状の2つの面部と、を有し、
前記収容領域が平面視で略長方形状の立方体状に形成されてなり、
前記第二側周壁は、前記第一側周壁のそれぞれの長尺状の面部と相対向して前記上端周面から下方に向けて連続して形成される長尺状の2つの面部と、前記第一側周壁のそれぞれの短尺状の面部と相対向して上端周面から下方に向けて連続して形成される短尺状の2つの面部と、を有し、
前記窓部は、容器長手方向のいずれか一方に位置して相対向する前記第一側周壁の短尺状の面部と第二側周壁の短尺状の面部との間にわたって凹設されていることを特徴とする請求項1に記載の包装用容器。 - 前記第一側周壁のそれぞれの面部は、前記底部の四辺から上方に向けてそれぞれ末広がり状に形成されており、
前記第二側周壁のそれぞれの面部は、前記上端周面から斜め下方に向けてそれぞれ裾広がり状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の包装用容器。 - 前記縦方向フランジ部は、
前記上端周面の幅をW1とし、前記横方向フランジ部の左右端部の幅をW2としたとき、
W1<W2、との関係を有する上方に行くに従って先窄まり状の略三角形状の面部に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018200861A JP2020066456A (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | 包装用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018200861A JP2020066456A (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | 包装用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020066456A true JP2020066456A (ja) | 2020-04-30 |
Family
ID=70389439
Family Applications (1)
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JP2018200861A Pending JP2020066456A (ja) | 2018-10-25 | 2018-10-25 | 包装用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2020066456A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5675169U (ja) * | 1979-11-15 | 1981-06-19 | ||
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JP2009179336A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Risu Pack Co Ltd | 包装用容器 |
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JP2017030830A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 中央化学株式会社 | 包装用容器、包装用容器の透明蓋及び透明蓋付き包装用容器 |
-
2018
- 2018-10-25 JP JP2018200861A patent/JP2020066456A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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