JP2020061884A - 充電器で充電されたバッテリを搬送設備の電源に活用する電源システム - Google Patents

充電器で充電されたバッテリを搬送設備の電源に活用する電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの電力を活用し、商用電源の電力を最適化する。【解決手段】搬送設備1の電源システム3は、垂直搬送機10のキャリッジ14を昇降させる昇降モータ310と、水平搬送機11、12、及び13を動かすコンベヤモータ311、312、及び313と、キャリッジ14を動かすコンベヤモータ314と、バッテリ350と、DC/DCコンバータ340とを具備する。バッテリ350は第1の直流母線DCL45を介してDC/DCコンバータ340に接続されている。DC/DCコンバータ340は第2の直流母線DCL24を介して昇降モータ310及びコンベヤモータ311、312、313、及び314に接続されている。【選択図】図2

Description

本発明は、垂直搬送機と水平搬送機とを併有する搬送設備に関する。
特許文献1には、この種の搬送設備の電源システムの垂直搬送機の力行運転をバッテリの電力によりサポートする技術の開示がある。特許文献1の搬送設備の電源システムは、垂直搬送機、水平搬送機、蓄電装置、及び電力変換装置を備える。特許文献1の電源システムでは、垂直搬送機が力行運転状態又は停止状態であるときは、蓄電装置を放電状態にして、垂直搬送機の横行インバータに蓄電装置の放電電力を送り、垂直搬送機が回生運転状態であるときは、蓄電装置を充電状態にして、垂直搬送機の横行インバータに回生電力を送るようになっている。
特許第6219337号公報
しかし、従来の搬送設備の電源システムは、次のような問題があった。第1に、従来の搬送設備の電源システムの電源設備は、垂直搬送機の起動時の脈動のピーク電力を含まない定常時の使用電力に合わせた大型のものにせねばならなかった。第2に、従来の搬送設備の電源システムにおける垂直搬送機は、停電時における力行運転の実行可能回数が少なく、回生運転にするため搬送重量の制限があった。また、大型のUPS(Uninterruptible Power Supply)を搭載することで停電時における力行運転の実行可能回数を増やすことは可能だが、UPSでは回生電力を充電できないため、回生電力を有効利用することができなかった。第3に、従来の搬送設備の電源システムでは、直流母線の電圧(通常は、DC300Vの高圧)とバッテリの電圧との関係から、バッテリを直列接続しDC300V程度まで昇圧する必要があった。しかし、現実的ではないためバッテリの直前に補助電源装置を設置し降圧せざるを得なかった。第4に、従来の搬送設備の電源システムの中には、発電機を接続し力行運転もできるものがあるものの、この構成における発電機は、垂直搬送機のモータ容量に合わせた大型のもの(三相のAC200V程度のもの)にせねばならなかった。
本発明は、このような課題に鑑みて為されたものであり、バッテリの電力を活用し、商用電源の電力を最適化する技術的手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の好適な態様である、充電器で充電されたバッテリを搬送設備の電源に活用する電源システムは、垂直搬送機のキャリッジを昇降させる昇降モータと、水平搬送機のコンベヤを動かすコンベヤモータと、バッテリと、DC/DCコンバータとを具備し、前記バッテリが第1の直流母線を介して前記DC/DCコンバータに接続されており、前記DC/DCコンバータが第2の直流母線を介して前記昇降モータ及び前記コンベヤモータに接続されていることを特徴とする。
この態様において、前記DC/DCコンバータは、昇圧DC/DCコンバータと降圧DC/DCコンバータとを併有するものであり、前記垂直搬送機が力行運転状態の間は、前記バッテリから前記DC/DCコンバータに電圧が印加され、前記DC/DCコンバータの昇圧を経た電圧が前記昇降モータに印加され、前記垂直搬送機が回生運転状態の間は、前記昇降モータから前記DC/DCコンバータに電圧が印加され、前記DC/DCコンバータの降圧を経た電圧が前記バッテリに印加され、前記バッテリに電力が充電されることを特徴とする。
また、前記DC/DCコンバータの動作を制御するコントローラを具備し、前記コントローラは、前記第1の直流母線の電圧及び前記第2の直流母線の電圧の関係に基づいて、前記垂直搬送機が力行運転状態であるかそれとも回生運転状態であるかを判定し、前記垂直搬送機が力行運転状態である場合、前記バッテリの側からの電圧を昇圧して前記昇降モータの側に出力する動作を前記DC/DCコンバータに実行させ、前記垂直搬送機が回生運転状態である場合、前記昇降モータの側からの電圧を降圧して前記バッテリの側に出力する動作を前記DC/DCコンバータに実行させることを特徴とする。
また、AC/DCコンバータなどの充電器を具備し、前記充電器及び前記バッテリが、前記DC/DCコンバータに対して並列に接続されており、前記充電器は、商用電源からの電力により、前記バッテリを充電することを特徴とする。
また、前記AC/DCコンバータなどの充電器に換えて、燃料電池などの直流発電機を具備し、燃料電池などの直流発電機からバッテリの充電を行なうことを特徴とする。
また、前記コントローラと接続されたプログラマブルロジックコントローラを具備し、前記コントローラは、前記バッテリの充電量を計測し、計測した充電量を示す充電量信号を前記プログラマブルロジックコントローラに供給し、前記プログラマブルロジックコントローラは、前記充電量信号が示す前記バッテリの充電量に応じて、前記昇降モータの速度を制御することを特徴とする。
また、前記プログラマブルロジックコントローラは、前記バッテリの充電量が第1の閾値を下回った場合に、前記昇降モータの速度を遅くし、前記バッテリの充電量が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を下回った場合に、前記昇降モータ及び前記コンベヤモータの速度を遅くすることを特徴とする。
また、前記DC/DCコンバータと前記昇降モータとの間に、インバータが介挿されており、前記DC/DCコンバータと前記コンベヤモータとの間に、インバータが介挿されていていることを特徴とする。
本発明によると、垂直搬送機で使用する一次電力を平準化することにより、電源設備容量を大幅に削減することができる。また、充電器を単相電源とすることにより、発電機を接続する場合は、三相200Vに加え、単相100V〜200V程度のものも使用可能になる。
本発明の第1実施形態である搬送設備の電源システムにおける搬送設備の外観図である。 本発明の第1実施形態である搬送設備の電源システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態である搬送設備の電源システムにおける力行運転状態及び回生運転状態を示す図である・ 本発明の第1実施形態である搬送設備の電源システムの効果を説明するための図である。 本発明の第2実施形態である搬送設備の電源システムの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の一実施形態である搬送設備1の外観図である。図2は、搬送設備1の電源システム3の構成を示す図である。この電源システム3は、充電器360で充電されたバッテリ350を搬送設備1の電源に活用するものである。図1に示すように、搬送設備1は、垂直搬送機10と水平搬送機11、12、及び13とキャリッジ14とから構成される。垂直搬送機10は、当該垂直搬送機10の本体フレーム17内のキャリッジ14を昇降させるものである。水平搬送機11は、キャリッジ14及び1階フロアー間の荷物の搬送をするものである。水平搬送機12は、キャリッジ14及び2階フロアー間の荷物の搬送をするものである。水平搬送機13は、キャリッジ14及び3階フロアー間の荷物の搬送をするものである。
垂直搬送機10の本体フレーム17は、四角柱状をなしている。本体フレーム17の上面には、駆動装置16が固定されている。駆動装置16は、昇降モータ310と、昇降モータ310の駆動軸と繋がった滑車18L及び18Rとを有する。駆動装置16の滑車18L及び18Rには、ロープ19L及び19Rが巻回されている。ロープ19L及び19Rの一端には、キャリッジ14が接続されている。ロープ19L及び19Rの他端には、ウェイト15が接続されている。ウェイト15は、キャリッジ14の積載率が50%のとき(定格積載重量の半分の物を載せたとき)につり合うような重さになっている。
水平搬送機11は、フロアーコンベヤ111及びコンベヤモータ311(図2)を有する。水平搬送機12は、フロアーコンベヤ112及びコンベヤモータ312(図2)を有する。水平搬送機13は、フロアーコンベヤ113及びコンベヤモータ313(図2)を有する。キャリッジ14は、キャリッジコンベヤ114及びコンベヤモータ314(図2)を有する。コンベヤモータ311、312、及び313とコンベヤモータ314の各々は、電源システム3からの供給電力により、フロアーコンベヤ111、112、及び113とキャリッジコンベヤ114を駆動する。
垂直搬送機10は、キャリッジ14の昇降方向と積載重量との関係に応じて、力行運転状態及び回生運転状態の2つの状態間を遷移する。図3は、垂直搬送機10の昇降モータ310の挙動と状態との関係を示す図である。垂直搬送機10のキャリッジ14を上昇させる場合、キャリッジ14の積載率が40%より高ければ力行運転状態となり、キャリッジ14の積載率が40%よりも低ければ回生運転状態となる。
反対に、垂直搬送機10のキャリッジ14を下降させる場合、キャリッジ14の積載率が60%より低ければ力行運転状態となり、キャリッジ14の積載率が60%より高ければ回生運転状態となる。力行運転状態では、垂直搬送機10の昇降モータ310は、電源システム3からの供給電力により、駆動する。回生運転状態では、垂直搬送機10の昇降モータ310において、回生電力が発生する。この回生電力は、昇降モータ310から電源システム3に送られ、バッテリ350が充電される。
図3のハッチングを記した部分は、回生運転状態における回生電力の大きさを示すものである。図3に示すように、キャリッジ14の上昇時は、キャリッジ14の積載率が0%に近いほど大きな回生電力が得られる。キャリッジ14の下降時は、キャリッジ14の積載率が100%に近いほど大きな回生電力が得られる。
図2において、電源システム3は、DC/DCコンバータ340、バッテリ350、充電器360、及び、コントローラ370(制御装置)を有する。
インバータ320は、3相線UVW10を介して昇降モータ310に接続されている。インバータ321は、3相線UVW11を介してコンベヤモータ311に接続されている。インバータ322は、3相線UVW12を介してコンベヤモータ312に接続されている。インバータ323は、3相線UVW13を介してコンベヤモータ313に接続されている。インバータ324は、3相線UVW14を介してコンベヤモータ314に接続されている。
DC/DCコンバータ340は、直流母線DCL24を介してインバータ320、並びにインバータ321、322、323、及び324に接続されている。直流母線DCL24は、DC300Vの電線である。バッテリ350及び充電器360は、直流母線DCL45を介してDC/DCコンバータ340に並列に接続されている。直流母線DCL45は、DC120Vの電線である。充電器360は、交流母線を介して商用電源400に接続される。
充電器360、バッテリ350、及びDC/DCコンバータ340は、信号線を介してコントローラ370と接続されている。コントローラ370は、信号線を介してPLC380と接続されている。インバータ320、インバータ321、322、323、及び324は、信号線を介してPLC380と接続されている。
バッテリ350は、リチウムイオン電池である。充電器360は、例えば、AC/DCコンバータである。充電器360は、商用電源400からの交流電力により、バッテリ350を充電する。
DC/DCコンバータ340は、昇圧型DC/DCコンバータと降圧型DC/DCコンバータとを併有する双方向DC/DCコンバータである。DC/DCコンバータ340は、コントローラ370による制御の下、バッテリ350及び充電器360の側からのDC120Vの電圧をDC300Vまで昇圧して昇降モータ310の側に出力する昇圧動作と、昇降モータ310の側からのDC300Vの電圧をDC120Vまで降圧してバッテリ350及び充電器360の側に出力する降圧動作とを行う。
DC/DCコンバータ340及び昇降モータ310間に介挿されているインバータ320は、PLC380による制御の下、昇降モータ310を駆動する。DC/DCコンバータ340及びコンベヤモータ311間に介挿されているインバータ321は、PLC380による制御の下、コンベヤモータ311を駆動する。DC/DCコンバータ340及びコンベヤモータ312間に介挿されているインバータ322は、PLC380による制御の下、コンベヤモータ312を駆動する。DC/DCコンバータ340及びコンベヤモータ313間に介挿されているインバータ323は、PLC380による制御の下、コンベヤモータ313を駆動する。DC/DCコンバータ340及びコンベヤモータ314間に介挿されているインバータ324は、PLC380による制御の下、コンベヤモータ314を駆動する。
コントローラ370は、電源システム3の制御中枢としての役割を果たす装置である。コントローラ370は、直流母線DCL24の電圧及び直流母線DCL45の電圧を確認し、直流母線DCL24の電圧及び直流母線DCL45の電圧の関係に基づいて、垂直搬送機10が力行運転状態であるかそれとも回生運転状態であるかを判定する。コントローラ370は、垂直搬送機10が力行運転状態になった場合、昇圧動作の実行を指示する昇圧指示信号をDC/DCコンバータ340に送信する。コントローラ370は、垂直搬送機10が回生運転状態になった場合、降圧動作の実行を指示する降圧指示信号をDC/DCコンバータ340に送信する。
PLC380は、垂直搬送機10、水平搬送機11、12、13、キャリッジ14の動作を制御するためのプログラムが実装された装置である。PLC380は、バッテリ350の充電量に応じて、昇降モータ310、並びに、コンベヤモータ311、312、313、及び314の速度を制御する。より詳細に説明すると、コントローラ370は、充電器360の充電量を計測し、計測した充電量を示す充電量信号をPLC380に供給する。PLC380は、コントローラ370から充電量信号を受信すると、充電量信号が示すバッテリ350の充電量と閾値TH1及び閾値TH2(TH2<TH1)との大小関係を判定する。PLC380は、バッテリ350の充電量が閾値TH1を下回った場合、昇降モータ310の減速を指示する減速指令信号をインバータ320に送信し、昇降モータ310の駆動速度をより遅い速度にする。PLC380は、バッテリ350の充電量が閾値TH2を下回った場合、減速指令信号をインバータ320、並びに、インバータ321、322、323、及び324に送信し、昇降モータ310の駆動速度及びコンベヤモータ311、312、313、及び314の駆動速度をより遅い速度にする。
以上が、本実施形態の詳細である。本実施形態によると、次の効果が得られる。
第1に、本実施形態では、バッテリ350及び充電器360が第1の直流母線DCL45を介してDC/DCコンバータ340に並列に接続され、DC/DCコンバータ340が第2の直流母線DCL24を介して昇降モータ310及びコンベヤモータ311、312、313、及び314に接続されている。図4(A)は、本実施形態の電源システム3におけるモータ速度、一次側電流(商用電源400から電源システム3に流れる電流)、及びモータ電流(昇降モータ310に流れる電流)の波形図である。図4(B)は、電源システムを搭載していない場合のモータ速度、一次側電流、及びモータ電流の波形図である。本実施形態の電源システム3及び電源システムを搭載していない場合のいずれにおいても、力行運転の開始時に、モータ電流のピークが発生する。電源システムを搭載していない場合では、力行運転の開始時のピーク電流に応じた大型の電源設備を搭載せねばならかなった。また、従来の電源システムでは、力行運転の開始時のピークを含まない定常状態に応じた電源設備を搭載せねばならかなった。これ対し、本実施形態の電源システム3は、ピーク電流の発生の如何に関わらず、図4(A)のように一次側電流は常に一定となり、電源システムを搭載しない場合を大幅に下回る電源設備とすることが可能となる。また、停電等の事情により、商用電源400からの電力供給が止まった場合でも、バッテリ350の電力だけで、力行運転を相当回数に渡って継続することができる為、搬送重量を制限する必要はなくなる。また、バッテリの電力だけで使用できるため、停電補償装置や停電検出器といった、停電用の特別な装置を搭載する必要がなく、昇降発進時に、所定の時間に限ってバッテリを放電させるといった複雑な制御も不要となる。
第2に、本実施形態では、垂直搬送機10が力行運転状態の間は、バッテリ350からDC/DCコンバータ340に電圧が印加され、DC/DCコンバータ340の昇圧を経た電圧が昇降モータ310に印加される。また、垂直搬送機10が回生運転状態の間は、昇降モータ310からDC/DCコンバータ340に電圧が印加され、DC/DCコンバータ340の降圧を経た電圧がバッテリ350に印加され、バッテリ350に電力が充電される。バッテリ350の電力を力行運転時に活用することで、省エネ効果やCO2の削減効果を期待できる。
第3に、本実施形態では、コントローラ370は、直流母線DCL24の電圧及び直流母線DCL45の電圧の関係に基づいて、垂直搬送機10が力行運転状態であるのかそれとも回生運転状態であるのかを判定する。よって、センサなどの特別なデバイスを搭載することなく、垂直搬送機10の状態を正確に判定することができる。
第4に、本実施形態では、PLC380は、バッテリ350の充電量に応じて、昇降モータ310の速度を制御するようになっている。昇降モータの起動時には、ピーク電流により電圧降下が発生するが、その電圧降下による垂直搬送機10の停止を防ぐと共に、バッテリ350の残量が下限になるまで使い切ることができる。
第5に、本実施形態では、PLC380は、バッテリ350の充電量が第1の閾値TH1を下回った場合に、昇降モータ310の速度を遅くし、バッテリ350の充電量が第1の閾値TH1より小さい第2の閾値TH2を下回った場合に、昇降モータ310及びコンベヤモータ311、312、313、及び314の両方の速度を遅くする。ここで、コンベヤモータ311、312、313、及び314の消費電力は昇降モータ310の消費電力に比べると小さい。よって、速度低下の対象のモータを、昇降モータ310→昇降モータ310及びコンベヤモータ311、312、313、及び314と段階的に増やす制御をすることにより、バッテリ350の残量の低下を最小限に抑えることができる。
<第2実施形態>
図5は、本発明の第2実施形態である搬送設備1の電源システム3Aの構成を示す図である。第1実施形態と異なり、本実施形態の電源システム3Aでは、充電器360がない。本実施形態の電源システム3Aは、バッテリ350が第1の直流母線DCL45を介してDC/DCコンバータ340に接続されており、DC/DCコンバータ340が第2の直流母線DCL24を介して昇降モータ310、並びに、コンベヤモータ311、312、313、及び314に接続されている。本実施形態によると、電源システム3Aの供給電力を平準化し、電源設備を小容量化する、という効果を得ることができる。
<変形例>
以上本発明の第1及び第2実施形態について説明したが、これらの実施形態に以下の説明を加えてもよい。
(1)上記第1及び第2実施形態では、水平搬送機(及びコンベヤモータ)の個数は、3つであった。しかし、水平搬送機の個数を2つにしてもよいし、4つ以上にしてもよい。
(2)上記第1及び第2実施形態において、水平搬送機11、12、及び13は、垂直搬送機10の左右方向(垂直搬送機10を挟んで左右に対抗する方向)に延在していた。しかし、水平搬送機11、12、及び13を、垂直搬送機10の左右方向の一方の側にのみ延在する構成にしてもよい。
(3)上記第1及び第2実施形態において、昇降装置付の水平搬送機11、12、及び13を接続する構成にしてもよい。
(4)上記第1及び第2実施形態において、1台の電源システムに複数の垂直搬送機10、水平搬送機11、12、13及びキャリッジ14を接続する構成にしてもよい。
(5)上記第1及び第2実施形態において、AC/DCコンバータなどの充電器360に換えて、燃料電池などの直流発電機を具備し、燃料電池などの直流発電機からバッテリ350の充電を行なうようにしてもよい。この場合において、燃料電池は太陽電池にするとよい。太陽電池にするのが好適である理由は次の通りである。近年、売電価格が低下している。太陽電池については、事業者内で活用した方がよいが、従来の発電方式では、太陽電池(直流)→パワーコンディショナー(インバータ、直流から交流に変換効率95%程度で変換)→充電器(交流から直流に変換効率85%程度で変換)→バッテリという電源システムとなり、充電器の容量が小さい(1.2kW)ので、大量に発電しても垂直搬送機の電源としては利用できない場合がある。太陽電池を直流部に直接接続する方式だと、太陽電池(直流)→太陽電池用DC/DCコンバータ(直流から直流に変換効率90%程度で変換)→バッテリという電源システムとなり、従来の方式よりも効率を高めることができる。また、バッテリに蓄電できない分は、パワーコンディショナーを使用し、他の電源として活用、消費できない場合は売電する、といった運用も可能となる。
3…電源システム、3A…電源システム、10…垂直搬送機、11…水平搬送機、12…水平搬送機、13…水平搬送機、14…キャリッジ、15…ウェイト、16…駆動装置、17…本体フレーム、18L、18R…滑車、19L、19R…ロープ、111…フロアーコンベヤ、112…フロアーコンベヤ、113…フロアーコンベヤ、114…キャリッジコンベヤ、310…昇降モータ、311…コンベヤモータ、312…コンベヤモータ、313…コンベヤモータ、314…コンベヤモータ、320…インバータ、321…インバータ、322…インバータ、323…インバータ、324…インバータ、340…DC/DCコンバータ、350…バッテリ、360…充電器、370…コントローラ、380…PLC、400…商用電源。

Claims (5)

  1. 垂直搬送機のキャリッジを昇降させる昇降モータと、
    水平搬送機のコンベヤを動かすコンベヤモータと、
    バッテリと、
    DC/DCコンバータと
    を具備し、
    前記バッテリが第1の直流母線を介して前記DC/DCコンバータに接続されており、前記DC/DCコンバータが第2の直流母線を介して前記昇降モータ及び前記コンベヤモータに接続されている
    ことを特徴とする、充電器で充電されたバッテリを搬送設備の電源に活用する電源システム。
  2. 前記DC/DCコンバータは、昇圧DC/DCコンバータと降圧DC/DCコンバータとを併有するものであり、
    前記垂直搬送機が力行運転状態の間は、前記バッテリから前記DC/DCコンバータに電圧が印加され、前記DC/DCコンバータの昇圧を経た電圧が前記昇降モータに印加され、
    前記垂直搬送機が回生運転状態の間は、前記昇降モータから前記DC/DCコンバータに電圧が印加され、前記DC/DCコンバータの降圧を経た電圧が前記バッテリに印加され、前記バッテリに電力が充電される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記DC/DCコンバータの動作を制御するコントローラを具備し、
    前記コントローラは、
    前記第1の直流母線の電圧及び前記第2の直流母線の電圧の関係に基づいて、前記垂直搬送機が力行運転状態であるかそれとも回生運転状態であるかを判定し、前記垂直搬送機が力行運転状態である場合、前記バッテリの側からの電圧を昇圧して前記昇降モータの側に出力する動作を前記DC/DCコンバータに実行させ、前記垂直搬送機が回生運転状態である場合、前記昇降モータの側からの電圧を降圧して前記バッテリの側に出力する動作を前記DC/DCコンバータに実行させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  4. 充電器を具備し、
    前記充電器及び前記バッテリが、前記DC/DCコンバータに対して並列に接続されており、
    前記充電器は、商用電源からの電力により、前記バッテリを充電する
    ことを特徴とする請求項3に記載の電源システム。
  5. 前記充電器に換えて、直流発電機を具備し、
    前記直流発電機からバッテリの充電を行なうことを特徴とする請求項1の電源システム。
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