JP2020061218A - 点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システム - Google Patents

点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】 防災照明器具の交換時期を知らせることができる点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システムを提供する。【解決手段】 点灯装置4は、防災照明器具1に含まれる。点灯装置4では、報知回路43は、光、音及び識別子の少なくとも1つで報知する報知機能を有し、電源使用期間の計時時間が点検報知時間に達した後に点検報知を行う。さらに、報知回路43は、器具使用期間の計時時間が交換報知時間に達した後に交換報知を行う。【選択図】図1

Description

本開示は、点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システムに関する。
従来の防災照明器具の一例として、特許文献1記載の非常用照明装置を例示する。
特許文献1記載の非常用照明装置は、非常用ランプと、充電可能であって、非常時に非常用ランプへ電力を供給する非常電源と、点検部と、無線通信モジュールとを具備する。
点検部は、一定の点検周期で非常電源の所定の点検を行い、無線通信モジュールは、点検部による点検結果を送信する。点検部は、非常電源の異常を判断するための点検を、法令で定められた所定時間だけ行う。また、点検部は、法令で定められた所定期間を点検周期とし、前回の点検から所定期間が経過した時点で今回の点検を行う。つまり、点検部は、法令で定められた所定期間に従って定期的に、法令で定められた所定時間だけ、点検を行う。
特開2018−55796号公報
ところで、防災照明器具に含まれる誘導灯(日本工業規格C 8105-2-22 : 201422.3.22A参照)について、内蔵型の非常電源の点検の要件が緩和されている。つまり、非常電源がニッケル・カドミウム蓄電池の場合は製造年から3年を超えるまで原則として点検は不要である。また、非常電源がニッケル・水素蓄電池の場合は製造年から5年を超えるまで原則として点検は不要である(消防予第80号「消防用設備等の試験基準及び点検要領の一部改正について(通知)」参照)。
しかしながら、内蔵型の非常電源の点検の要件が緩和されたことに伴い、耐用年数の過ぎた防災照明器具が使用され続ける可能性が高くなる。しかしながら、耐用年数の過ぎた防災照明器具は、早めに交換されることが望ましい。
本開示の目的は、防災照明器具の交換時期を知らせることができる点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システムを提供することにある。
本開示の一態様に係る点灯装置は、防災照明器具に含まれる。前記点灯装置は、点灯回路と、電源タイマと、器具タイマと、報知部と、を備える。前記点灯回路は、外部電源の停止時に非常電源から供給される非常用電力で光源を点灯させる。前記電源タイマは、前記非常電源の使用期間である電源使用期間を計時し、前記非常電源が交換された場合に前記電源使用期間の計時時間をリセットする。前記器具タイマは、前記防災照明器具の使用期間である器具使用期間を計時する。前記報知部は、光、音及び識別子の少なくとも1つで報知する報知機能を有し、前記電源使用期間の計時時間が点検報知時間に達した後に点検報知を行い、前記器具使用期間の計時時間が交換報知時間に達した後に交換報知を行う。
本開示の一態様に係る防災照明器具は、上述の点灯装置と、前記点灯装置の出力によって点灯する光源と、前記点灯装置に前記光源を点灯させるための非常用電力を供給する非常電源と、本体と、を備える。前記本体は、前記点灯装置、前記光源、及び前記非常電源が取り付けられる。
本開示の一態様に係る防災照明システムは、上述の複数の防災照明器具を備える。
以上説明したように、本開示は、防災照明器具の交換時期を知らせることができるという効果がある。
図1は、本開示の実施形態に係る点灯装置を備える防災照明器具の構成を示すブロック図である。 図2は、同上の点灯装置の動作を示すタイムチャートである。 図3Aは、同上の防災照明器具の上面図である。図3Bは、同上の防災照明器具の下面図である。図3Cは、同上の防災照明器具の側面図である。 図4は、同上の点灯装置を備える防災照明システムの構成を示すブロック図である。 図5は、本開示の実施形態の第2変形例の報知回路の構成を示すブロック図である。 図6A、図6Bは、本開示の実施形態の第10変形例の点灯装置の動作の一部を示すタイムチャートである。
下記の実施形態において説明する各図は模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。なお、以下の実施形態で説明する構成は本開示の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態に係る防災照明器具1は、建物の屋内の天井に設けられた埋込孔に埋め込まれる、埋込型の非常灯である。ただし、防災照明器具は埋込型の非常灯に限定されない。防災照明器具は、天井に直付けされる露出型の非常灯であってもよいし、誘導灯などの非常灯以外の防災照明器具であってもかまわない。
以下の実施形態は、一般に点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システムに関する。より詳細に、以下の実施形態は、停電などの非常時に光源を点灯させる点灯装置、防災照明器具、及び防災照明システムに関する。
図1は、本実施形態の防災照明器具1のブロック構成を示す。防災照明器具1は、光源2と、電池3と、点灯装置4と、を備える。
光源2は、複数の固体発光素子を有する。例えば、光源2は、複数の固体発光素子として複数のLED(Light Emitting Diode)が直列接続されたLEDアレイを有している。なお、光源2は、固体発光素子としてLEDを有する構成に限らない。光源2は、例えば、有機EL(Organic Electro Luminescence、OEL)、又は半導体レーザダイオード(Laser Diode、LD)などの他の固体発光素子を有していてもよい。
電池3は、充電可能な蓄電池(二次電池)であり、非常電源に相当する。電池3は、特定の種類の二次電池に限定されないが、電池3は、例えばニッケル・水素電池、又はニッケル・カドミウム電池であることが好ましい。そして、電池3は、蓄電している電荷を放電することで、非常用電力を出力することができる。すなわち、電池3から供給される電力が非常用電力である。
点灯装置4は、充電回路40と、点灯回路41と、制御回路42とを備える。点灯装置4は、報知回路43(報知部)をさらに備えることが好ましい。また、点灯装置4は、直流電源回路45と、停電検出回路46と、受信部47と、モニタランプ48と、押釦スイッチ49とをさらに備えることが好ましい。本実施形態の点灯装置4は、3つの押釦スイッチ49を備えており、3つの押釦スイッチ49を区別する場合、押釦スイッチ49A、49B、49Cとそれぞれ称す。
直流電源回路45は、例えば、リンギングチョークコンバータなどの自励型のスイッチング電源回路で構成され、外部電源(例えば、商用の電力系統)9から供給される交流電圧を、当該交流電圧の実効値よりも低い直流電圧に変換することが好ましい。充電回路40は、外部電源9から給電されているときに動作し、直流電源回路45から電池3へ充電電流を流すように構成されることが好ましい。点灯回路41は、電池3から供給される直流電流を定電流化して光源2に供給するように構成されることが好ましい。停電検出回路46は、直流電源回路45の出力電圧から外部電源9の停電を検出して制御回路42に通知するように構成される。
モニタランプ48は、例えば、緑色光を放射する発光ダイオードで構成され、充電回路40から電池3に供給される充電電流によって発光させられることが好ましい。受信部47は、赤外線を通信媒体とする無線信号を受信し、受信した無線信号から送信フレームを復調して制御回路42に渡すように構成される。この無線信号は、点検を行う点検者などによって操作されるワイヤレス送信器から送信される。なお、点検は、法令で定められた期間ごとに実施され、電池3を規定の時間以上放電させて、電池3の劣化の程度を確認することを目的とする。さらに、点検は、点灯回路41を強制的に動作させて、光源2が規定の時間以上、点灯状態を維持することを確認することをさらなる目的とすることが好ましい。
報知回路43は、報知機能を有する報知部であり、例えば、緑色のLED又は赤色のLEDなどの表示素子431と、表示素子431を駆動して発光させる駆動回路432とを有する。なお、報知回路43は、モニタランプ48を表示素子として利用してもかまわない。
制御回路42は、外部電源9又は電池3から電力を供給されることで動作する。制御回路42は、コンピュータシステムで構成されることが好ましい。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における制御回路42としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリにあらかじめ記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む一ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、一つ以上のプロセッサ及び一つ以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む一ないし複数の電子回路で構成される。
制御回路42は、停電検出回路46が停電を検出していないとき、充電回路40を動作させ、かつ、点灯回路41を停止させるように構成される。また、制御回路42は、停電検出回路46が停電を検出しているとき、充電回路40を停止させ、かつ、点灯回路41を動作させるように構成される。また、電池3の充電状態にかかわらず、充電回路40を停止させ、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる場合もある。また、充電回路40の充電量が点灯回路41への放電量より十分小さければ(例えばトリクル充電)、充電回路40を停止させず、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる場合もある。
さらに、制御回路42は、押釦スイッチ49Aが押操作された場合、あるいは、受信部47から送信フレームを受け取った場合、点検者などから点検の指示があったと判断する。そして、制御回路42は、電池3が満充電状態であれば、予め決められた規定時間に亘って、充電回路40を停止させ、かつ、点灯回路41を動作させて電池3を放電させ、点検を行うように構成される。制御回路42は、電池3が満充電状態でなければ、まず充電回路40を動作させて電池3を満充電状態にした後に、予め決められた規定時間に亘って、充電回路40を停止させ、かつ、点灯回路41を動作させて電池3を放電させ、点検を行う。また、制御回路42は、電池3が満充電状態でなければ、充電回路40を動作させて電池3を充電しながら、予め決められた規定時間に亘って、点灯回路41を動作させて電池3を放電させてもよい。
また、電池3の充電状態にかかわらず、充電回路40を停止させ、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる場合もある。また、充電回路40の充電量が点灯回路41への放電量より十分小さければ(例えばトリクル充電)、充電回路40を停止させず、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる場合もある。
また、点検の実行時に電池3を放電させることは必須ではなく、電池3を放電させることなく実行可能な点検であってもよい。
ただし、制御回路42は、押釦スイッチ49Bが押操作された場合は、点灯回路41を数秒間動作させた後、再度、点灯回路41を停止させ、かつ、充電回路40を動作させるように構成されることが好ましい。
上述の防災照明器具1は、誘導灯又は非常用照明器具などの防災照明器具である。誘導灯、及び非常用照明器具に対しては、法令に基づく点検が実施されなければならない。誘導灯の点検の時期は消防法に規定されており、非常用照明器具の点検の時期は建築基準法に規定されている。
さらに、誘導灯に搭載されている蓄電池の製造年から所定の年数を超えていなければ、蓄電池の寿命を考慮して、当該誘導灯に対する上述の点検の実施は不要となる場合がある。この場合、誘導灯に搭載されている蓄電池の製造年から所定の年数を超えていれば、蓄電池の寿命を考慮して、当該誘導灯に対して上述の点検を実施する必要がある。例えば、蓄電池がニッケル・カドミウム電池である場合、蓄電池の製造年から3年を超えていれば、点検を実施する必要がある。また、蓄電池がニッケル・水素電池である場合、蓄電池の製造年から5年を超えていれば、点検を実施する必要がある。
しかしながら、適切な時期(例えば、法令などによって定められた時期)に点検が行われているとは言い難いのが実状である。そこで、本実施形態の防災照明器具1は、蓄電池の寿命を考慮した適切な時期に点検を行うために、以下の報知機能、及び自動点検機能を有している。
まず、前提として、本実施形態に係る防災照明器具1では、電池3の使用期間があらかじめ決められた時間を超えていなければ、防災照明器具1に対する点検の実施は不要となる。そこで、制御回路42は、電池3の使用期間が予め決められた時間に達した後、下記の報知制御処理、及び点検制御処理を行う。
制御回路42は、電源タイマ421、点検タイマ422、器具タイマ423、報知制御回路424、及び点検制御回路425の各機能を有するように構成されている。
制御回路42がRTC(Real Time Clock)を具備している場合、電源タイマ421、点検タイマ422、及び器具タイマ423は、RTCの値を周期的に読み取って、カウント値を積算することで、経過時間を計時する計時動作を行う。あるいは、電源タイマ421、点検タイマ422、及び器具タイマ423は、カウント値を一定周期(例えば、クロック周波数の周期など)でインクリメントすることで計時動作を行うカウンタであってもよい。
以下、図2を用いて、報知制御、及び自動点検制御について説明する。
電源タイマ421は、電池3の使用期間である電源使用期間Taを計時する。本実施形態において、電源使用期間Taは、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始された時点からの経過時間である。ただし、電源使用期間Taの起点は、防災照明器具1に取り付けられた未使用の電池3が充電回路40によって満充電された時点であってもかまわない。そして、電源タイマ421が電源使用期間Taの計時を開始すると、電源使用期間Taの計時時間[Ta]はゼロから時間の経過に伴って増加する。また、電源タイマ421は、電池3が新しい電池3に交換された場合にリセットされ、計時時間[Ta]がゼロになる。電源タイマ421は、点検の実行時にはリセットされない。本実施形態では、点検者又は管理者が電池3の交換後に押釦スイッチ49A,49Bを同時に押操作する。制御回路42は、押釦スイッチ49A,49Bが同時に押操作されると、電源タイマ421をリセットする。電源タイマ421のリセット後、計時時間[Ta]はゼロから再び増加する。
または、制御回路42が非常用電力のみで動作する場合、制御回路42は、非常用電力の供給の有無に基づいて、電池3の交換作業の実施を検出してもよい。例えば、制御回路42は、非常用電力の伝達経路の電圧が制御回路42の動作電圧を下回って、制御回路42の動作が停止する直前に、RTCの値に基づいて停止直前の時刻情報を記憶しておく。そして、制御回路42は、非常用電力の伝達経路の電圧が制御回路42の動作電圧を上回って、制御回路42の動作が再開された直後に、RTCの値に基づいて再開直後の時刻情報を取得する。制御回路42は、停止直前の時刻情報と再開直後の時刻情報の差分から、動作を停止していた停止時間を求めて、停止時間が一定時間以上であれば、電池3の交換作業の実施を検出し、電源タイマ421をリセットする。
点検タイマ422は、電池3を放電させる点検が完了してからの期間を未点検期間Tbとして計時する。未点検期間Tbは、点検が実行された後に、同じ電池3に対して再び点検(同じ電池3に対する2回目以降の点検であり、以降では再点検と称す)を実行する時期を決定するために用いられる。点検タイマ422が未点検期間Tbの計時を開始すると、未点検期間Tbの計時時間[Tb]はゼロから時間の経過に伴って増加する。また、点検タイマ422は、点検が実行された場合、あるいは電池3が交換された場合にリセットされ、計時時間[Tb]がゼロになる。本実施形態では、点検者又は管理者が、点検後及び電池3の交換後に、押釦スイッチ49A,49Cを同時に押操作する。制御回路42は、押釦スイッチ49A,49Cが同時に押操作されると、点検タイマ422をリセットする。または、制御回路42が点検を実行した場合に、制御回路42が点検タイマ422をリセットしてもよい。または、制御回路42は、電池3の交換作業が実施されると、電源タイマ421と同様に点検タイマ422をリセットしてもよい。リセット後、計時時間[Tb]はゼロから再び増加する。
器具タイマ423は、防災照明器具1の使用期間である器具使用期間Tcを計時する。本実施形態において、器具使用期間Tcは、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始された時点からの経過時間である。ただし、器具使用期間Tcの起点は、新品の電池3が充電回路40によって満充電された時点であってもかまわない。そして、器具タイマ423が器具使用期間Tcの計時を開始すると、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]はゼロから時間の経過に伴って増加する。器具タイマ423は、点検の実行時にリセットされない。
そして、報知制御回路424は、計時時間[Ta]、[Tb]、[Tc]に基づいて、報知回路43を制御する。言い換えると、報知回路43は、計時時間[Ta]、[Tb]、[Tc]に応じた報知を行う。報知制御回路424は、電源タイマ421の計時時間[Ta]を用いて、報知回路43に点検報知を行わせる点検報知制御を行う。報知制御回路424は、点検タイマ422の計時時間[Tb]を用いて、報知回路43に再点検報知を行わせる再点検報知制御を行う。報知制御回路424は、器具タイマ423の計時時間[Tc]を用いて、報知回路43に交換報知を行わせる交換報知制御、及び報知回路43に交換再報知を行わせる交換再報知制御を行う。
また、点検制御回路425は、計時時間[Ta]、[Tb]、[Tc]に基づいて充電回路40及び点灯回路41を制御することで、点検を自動的に実行する自動点検制御を行う。
点検制御回路425は、点検の実行時には、電池3が満充電状態であれば、予め決められた規定時間に亘って、充電回路40を停止させ、かつ、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる。点検制御回路425は、電池3が満充電状態でなければ、まず充電回路40を動作させて電池3を満充電状態にした後に、予め決められた規定時間に亘って、充電回路40を停止させ、かつ、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させる。すなわち、点検制御回路425は、点検の実行時に電池3を放電させる。また、点検制御回路425は、電池3が満充電状態でなければ、充電回路40を動作させて電池3を充電しながら、予め決められた規定時間に亘って、点灯回路41を動作させて電池3を放電させてもよい。
また、点検制御回路425は、電池3の充電状態にかかわらず、充電回路40を停止させ、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させてもよい。また、点検制御回路425は、充電回路40の充電量が点灯回路41への放電量より十分小さければ(例えばトリクル充電)、充電回路40を停止させず、点灯回路41を動作させて光源2を定常点灯(例えば、全点灯)させてもよい。
そして、点検制御回路425は、点検を開始してから規定時間(20分間、30分間又は60分間)が経過した時点における電池3の電圧値、及び光源2に流れる電流値などに基づいて、防災照明器具1の点検を行い、点検結果を報知回路43から報知させる。例えば、点検制御回路425は、電池3が劣化しており、電池3が正常でない(異常である)と判定すれば、表示素子431の点灯又は点滅によって報知する。また、点検制御回路425は、光源2が劣化しており、光源2が正常でない(異常である)と判定すれば、表示素子431の点灯又は点滅によって報知する。電池3の異常報知時に行われる表示素子431の点灯又は点滅と、光源2の異常報知時に行われる表示素子431の点灯又は点滅と、互いに異なることが好ましい。なお、点灯装置4は、音声によって、光源2又は電池3の交換を促す旨を報知してもよい。
また、点検制御回路425は、点検を開始してから規定時間が経過した時点において、点灯回路41が正常に動作していれば、電池3が正常であると判定してもよい。点検制御回路425は、規定時間が経過した時点において、電池3の出力電圧の低下により点灯回路41が正常に動作していなければ、電池3が正常でない(異常である)と判定してもよい。
以下、図2を用いて、点検報知制御、再点検報知制御、交換報知制御、交換再報知制御、及び自動点検制御について詳述する。
報知制御回路424は、電源タイマ421の計時時間[Ta]を用いて、報知回路43に点検報知を行わせる点検報知制御を行う。本明細書における点検報知とは、電池3に対する最初の点検の実施を人に促す報知をいう。報知制御回路424は、点検報知時間(後述の[T1]、[T11]など)のデータをあらかじめ記憶しており、計時時間[Ta]と点検報知時間[T1]、[T11]などとの比較処理を行う。そして、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]などに達した場合、報知制御回路424は、点検報知を行うように報知回路43を制御する。
また、報知制御回路424は、点検タイマ422の計時時間[Tb]を用いて、報知回路43に再点検報知を行わせる再点検報知制御を行う。本明細書における再点検報知とは、電池3に対する2回目以降の点検(再点検)の実施を人に促す報知をいう。報知制御回路424は、再点検報知時間(後述の[T2]、[T21]など)のデータをあらかじめ記憶しており、計時時間[Tb]と再点検報知時間[T2]、[T21]などとの比較処理を行う。そして、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]などに達した場合、報知制御回路424は、再点検報知を行うように報知回路43を制御する。このとき、再点検報知時間[T2]、[T21]などは、点検報知時間[T1]よりも短いことが好ましい。例えば、再点検報知時間[T2]、[T21]などは、法令で定められた点検期間であり、例えば6ヶ月以下又は12ヶ月以下の任意の期間である。
また、報知制御回路424は、器具タイマ423の計時時間[Tc]を用いて、報知回路43に交換報知を行わせる交換報知制御を行う。本明細書における交換報知とは、防災照明器具1の交換を人に促す報知をいう。報知制御回路424は、交換報知時間[T3]のデータをあらかじめ記憶しており、計時時間[Tc]と交換報知時間[T3]との比較処理を行う。そして、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合、報知制御回路424は、交換報知を行うように報知回路43を制御する。交換報知時間[T3]は、防災照明器具1の寿命などに基づいて予め決められた期間であり、例えば10年に相当する期間である。
また、報知制御回路424は、器具タイマ423の計時時間[Tc]を用いて、報知回路43に交換再報知を行わせる交換再報知制御を行う。本明細書における交換再報知とは、防災照明器具1の交換を、再点検報知よりも強く人に促す報知をいう。報知制御回路424は、器具寿命時間[T4]のデータをあらかじめ記憶しており、計時時間[Tc]と器具寿命時間[T4]との比較処理を行う。そして、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合、報知制御回路424は、交換再報知を行うように報知回路43を制御する。器具寿命時間[T4]は、防災照明器具1の寿命などに基づいて予め決められた期間であり、例えば15年に相当する期間である。
報知回路43は、制御回路42の報知制御回路424による制御に従って、点検報知、再点検報知、交換報知、及び交換再報知を行う。具体的に、報知回路43は、電源使用期間Taの計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]などに達した場合に、光で点検報知を行う。また、報知回路43は、未点検期間Tbの計時時間[Tb]が再点検報知[T2]、[T21]などに達した場合に、光で再点検報知を行う。また、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合に、光で交換報知を行う。また、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合に、光で交換再報知を行う。
報知回路43は、点検報知、再点検報知、交換報知、及び交換再報知を、表示素子431を用いて光で行う。例えば、報知回路43は、点検報知、再点検報知、交換報知、及び交換再報知を、表示素子431の点滅によって行ってもよいし、点検報知、再点検報知、交換報知、及び交換再報知を、表示素子431の点灯によって行ってもよい。
図2のタイムチャートでは、制御回路42は、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始されると、電源タイマ421による電源使用期間Taの計時を開始する(時刻t0)。電源タイマ421が電源使用期間Taの計時を開始すると、計時時間[Ta]はゼロから時間の経過に伴って増加する。
その後、報知回路43は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]に達すると(時刻t1)、点検報知N1を行う。点検報知時間[T1]は、法令で定められた点検期間であり、例えば3年又は5年に相当する期間である。制御回路42の点検制御回路425は、点検報知N1が実行(例えば開始)されてから第1遅延時間[Td1]が経過すると、電池3の点検E1を実行する(時刻t2)。または、点検制御回路425は、計時時間[Ta]が[T1]+[Td1]に達すると、点検E1を実行してもよい。さらに、点検報知N1が実行された後に、点検者が点検E1を行ってもよい。
なお、電源タイマ421は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]に達する前に、電池3の点検が行われても、電源使用期間Taの計時を継続する。言い換えると、計時時間[Ta]が点検報知期間[T1]に達するまでは、電池3の点検の有無に関係なく、電源タイマ421は、電源使用期間Taの計時を継続する。
点検E1が完了すると、点検タイマ422は、未点検期間Tbの計時を開始する(時刻t3)。点検タイマ422が未点検期間Tbの計時を開始すると、計時時間[Tb]はゼロから時間の経過に伴って増加する。報知回路43は、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]に達すると(時刻t4)、再点検報知N2を行う。点検制御回路425は、再点検報知N2が実行(例えば開始)されてから第2遅延時間[Td2]が経過すると、電池3の点検E2(再点検)を実行する(時刻t5)。または、点検制御回路425は、計時時間[Tb]が[T2]+[Td2]に達すると、点検E2を実行してもよい。さらに、再点検報知N2が実行された後に、点検者が電池3の点検E2を行ってもよい。
なお、制御回路42は、第1遅延時間[Td1]及び第2遅延時間[Td2]を12ヶ月未満(例えば、2ヶ月など)とすることが好ましい。第1遅延時間[Td1]及び第2遅延時間[Td2]は、互いに同じ時間、及び互いに異なる時間のいずれであってもよい。また、点検E2の周期([T2]+[Td2]に相当)は、電源使用期間Taの計時が開始されてから最初の点検E1が実行されるまでの時間([T1]+[Td1]に相当)よりも短い。
点検E2が完了すると、点検タイマ422がリセットされ、点検タイマ422による未点検期間Tbの計時が開始される(時刻t6)。そして、電池3の交換処理が実行されなければ、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]に再び達し、報知回路43は、再点検報知N2を行う。再点検報知N2が実行されてから第2遅延時間[Td2]が経過すると、点検E2が実行される。点検E2が完了すると、点検タイマ422は、計時時間[Tb]をリセットし、点検タイマ422による未点検期間Tbの計時が開始される。以降、電池3又は防災照明器具1が交換されるまで、再点検報知N2及び点検E2が繰り返される。なお、再点検報知時間[T2]は、再点検報知N2の実行回数が増えるにつれて、短くなってもよい。
一方、未点検期間Tbが再点検報知時間[T2]に達する前に、電池3を交換する電池交換C1が実行されると、電源タイマ421及び点検タイマ422をそれぞれリセットする(時刻t7)。電池交換C1が完了すると、電源タイマ421は、電源使用期間Taの計時を開始する(時刻t8)。
すなわち、点灯装置4は、点検者による点検が行われない場合であっても、電源使用期間Taが点検報知時間[T1](例えば、法令などによって決められた3年又は5年)に達した後、点検報知N1を行う。したがって、点灯装置4は、電池3の寿命等を考慮した適切な時期に点検報知N1を行うことができる。
また、点灯装置4は、点検報知N1が行われた後、電池3が交換されるまで再点検報知N2を繰り返し行う。すなわち、点灯装置4は、点検E1(最初の点検)後に電池3が交換されない場合、再点検報知N2を行う。この結果、点灯装置4は、電池3の寿命等を考慮した適切な時期に点検を促すことができる。
さらに、点灯装置4は、点検者による点検が行われない場合であっても、電源使用期間Taが予め決められた時間(例えば法令などによって決められた3年又は5年)に達した後、点検E1を自動的に実行する。したがって、点灯装置4は、電池3の寿命等を考慮した適切な時期に点検を自動的に実行できる。
また、点灯装置4は、点検E1が行われた後、電池3が交換されるまで点検E2を繰り返し実行する。すなわち、点灯装置4は、点検E1(最初の点検)後に電池3が交換されない場合、点検E2(再点検)を自動的に実行する。この結果、点灯装置4は、電池3の寿命等を考慮した適切な時期に点検を自動的に実行できる。なお、制御回路42は、RTCから現在時刻を取得し、あらかじめ決められたスケジュールに従って、点検可能な時間帯(例えば、防災照明器具1が設置されている建物に人がいない時間帯)に点検E1、E2を実行することが好ましい。
ここで、防災照明器具1は、電池3の寿命だけでなく、電池3以外の部品の寿命も考慮して、防災照明器具1自体の交換を人に促す必要がある。電池3以外の部品は、カバーなどの樹脂部品、制御回路42が有するコンピュータシステム、光源2が有するLEDなどの固体発光素子、及び点灯回路41が有する電気部品などである。そこで、報知制御回路424は、器具タイマ423の計時時間[Tc]を用いて、報知回路43に交換報知を行わせる交換報知制御を行い、防災照明器具1の交換を人に促す。さらに、交換報知によって防災照明器具1の交換が行われない場合、報知制御回路424は、器具タイマ423の計時時間[Tc]を用いて、報知回路43に交換再報知を行わせる交換再報知制御を行い、防災照明器具1の交換を交換報知よりも強く人に促す。
図2のタイムチャートでは、制御回路42は、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始されると、器具タイマ423による器具使用期間Tcの計時を開始する(時刻t0)。器具タイマ423が器具使用期間Tcの計時を開始すると、計時時間[Tc]はゼロから時間の経過に伴って増加する。
その後、報知回路43は、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達すると(時刻t21)、交換報知N3を行う。交換報知N3は、防災照明器具1の交換を人に促す報知である。交換報知時間[T3]は、点検報知時間[T1]よりも長い。図2では、交換報知N3が行われた後、防災照明器具1を交換する代わりに、電池3を交換する電池交換C1が実行されている(時刻t7)。電源タイマ421は、電池交換C1が実行されるとリセットする。電源タイマ421は、電池交換C1が完了すると電源使用期間Taの計時を開始し、計時時間[Ta]はゼロから時間の経過に伴って増加する(時刻t8)。
交換報知N3が実行された後に電池交換C1が行われると、報知制御回路424は、点検報知時間[T1]の代わりに点検報知時間[T11]を用いて点検報知N1を行う。点検報知時間[T11]は、点検報知時間[T1]よりも短い。点検報知時間[T1]が5年である場合、点検報知時間[T11]は例えば3年である。また、点検報知時間[T1]が3年である場合、点検報知時間[T11]は例えば2年である。交換報知N3の後、報知回路43は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T11]に達すると(時刻t9)、点検報知N1を行う。すなわち、交換報知N3の後、防災照明器具1を交換せずに電池3を交換した場合、交換後の電池3に対する点検報知時間[T11]は、交換前の電池3の点検報知時間[T1]よりも短くなる。
点検制御回路425は、点検報知N1が実行(例えば開始)されてから第1遅延時間[Td1]が経過すると、電池3の点検E1を実行する(時刻t10)。または、点検制御回路425は、計時時間[Ta]が[T11]+[Td1]に達すると、点検E1を実行してもよい。さらに、点検報知N1が実行された後に、点検者が点検E1を行ってもよい。
上述の点検報知時間[T11]は、点検報知時間[T1]よりも短い時間である。したがって、点灯装置4は、長時間に亘って使用された防災照明器具1について、当該防災照明器具1の寿命等を考慮した早い目の時期に点検報知N1を行うことができる。
なお、電源タイマ421は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T11]に達する前に、電池3の点検が行われても、電源使用期間Taの計時を継続する。言い換えると、計時時間[Ta]が点検報知期間[T11]に達するまでは、電池3の点検の有無に関係なく、電源タイマ421は、電源使用期間Taの計時を継続する。
点検E1が完了すると、点検タイマ422は、未点検期間Tbの計時を開始する(時刻t11)。点検タイマ422が未点検期間Tbの計時を開始すると、計時時間[Tb]はゼロから時間の経過に伴って増加する。報知回路43は、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T21]に達すると(時刻t12)、再点検報知N2を行う。再点検報知時間[T21]は、再点検報知時間[T2]よりも短い。すなわち、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後、防災照明器具1を交換せずに電池3を交換した場合、交換後の電池3に対する再点検報知時間[T21]は、交換前の電池3の点検報知時間[T2]よりも短くなる。また、再点検報知時間[T21]は、点検報知時間[T3]と同じ長さであってもよい。
以降、防災照明器具1が交換されて、防災照明器具1が使われなくなるまでは(同一の防災照明器具1については)、報知制御回路424は、電池3の交換毎に点検報知時間及び再点検報知時間を電池3の交換前に比べてそれぞれ短くすることが好ましい。そして、防災照明器具1の交換が行われなければ、点灯装置4は、点検報知N1、再点検報知N2、及び点検E1、E2を上記同様に行う。
図2のタイムチャートでは、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達すると(時刻t22)、交換再報知N4を行う。交換再報知N4は、防災照明器具1の使用時間が耐用年数に達しており、防災照明器具1の交換を交換報知N3よりも強く促す報知である。器具寿命時間[T4]は、交換報知時間[T3]よりも長い。例えば、交換報知時間[T3]が10年であれば、器具寿命時間[T4]は15年である。図2では、交換再報知N4が行われた後、防災照明器具1を交換する器具交換D1が実行されている(時刻t13)。器具交換D1が完了すると、交換後の防災照明器具1において、上記同様の処理が行われる。
したがって、点灯装置4は、長時間に亘って使用された防災照明器具1について、交換報知N3で防災照明器具1の交換を促す。すなわち、点灯装置4は、防災照明器具1の交換時期を知らせることができる。さらに、点灯装置4は、交換報知N3が行われても防災照明器具1が交換されず、使用時間が耐用年数に達すると、交換再報知N4で防災照明器具1の交換を交換報知N3よりも強く促す。この結果、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具1の交換がなされる可能性が高くなる。
以下、上述の交換報知N3及び交換再報知N4について詳述する。
報知回路43は、表示素子431が発する光を用いて上述の交換報知N3及び交換再報知N4を実現する。例えば、報知制御回路424は、表示素子431の点灯状態(光量、光色など)を変化させることで報知を行うことが好ましい。さらに、報知制御回路424は、表示素子431の光量を非常時(外部電源9の停電時)及び通常時(外部電源9の通電時)とは異なる光量に切り替えることが好ましい。また、報知制御回路424は、表示素子431の光量を周期的に変化させたり、表示素子431の光色を切り換えたり、表示素子431の光色を周期的に変化させたり、又は、表示素子431を点滅させたりすることが好ましい。
そして、報知制御回路424は、交換報知N3の報知強度よりも交換再報知N4の報知強度を大きくする。ここで、報知強度とは、報知内容の緊急度又は重要度に相当する。報知の報知強度が大きいほど、当該報知を受けた人は、報知に気付きやすくなり、報知内容の緊急度又は重要度が大きい旨を認識しやすくなる。
例えば、表示素子431の光量を周期的に変化させる場合、人が変化を認識可能な範囲で光量の変化の周期が短いほど報知強度が大きくなる。表示素子431の光色を切り換える場合、光色が赤に近付くほど報知強度が大きくなる。表示素子431の光色を周期的に変化させる場合、人が変化を認識可能な範囲で光色の変化の周期が短いほど、報知強度が大きくなる。表示素子431を点滅させる場合、人が点滅を認識可能な範囲で点滅の周期が短いほど報知強度が大きくなる。
また、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後、交換報知N3を継続的に行ってもよいし、あるいは交換報知N3を間欠的に行ってもよい(図2では、交換報知N3を間欠的に行っている)。さらに、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後、時間の経過に伴って、交換報知N3の報知強度を連続的又は段階的に大きくしてもよい。
また、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、交換再報知N4を継続的に行ってもよいし、あるいは交換再報知N4を間欠的に行ってもよい。さらに、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、時間の経過に伴って、交換再報知N4の報知強度を連続的又は段階的に大きくしてもよい。
したがって、点灯装置4は、長時間に亘って使用された防災照明器具1について、交換報知N3で防災照明器具1の交換を促した後に、交換報知N3よりも報知強度が大きい交換再報知N4で、防災照明器具1の交換を交換報知N3よりも強く促す。また、時間の経過に伴って、交換報知N3又は交換再報知N4の報知強度が大きくなるので、人が交換報知N3又は交換再報知N4に気付きやすくなる。
また、図2では、器具タイマ423の計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後に、電池交換C1が行われて、電源タイマ421が計時時間[Ta]をリセットしている。電池交換C1が行われた点灯装置4では、報知制御回路424は、計時時間[Ta]がリセットされてから第1報知猶予時間(報知猶予時間)が経過するまで、報知回路43を駆動せず、交換報知N3を行わないことが好ましい。第1報知猶予時間は予め決められた時間(例えば3年)であり、制御回路42は、報知猶予時間のデータを予め記憶している。例えば、報知回路43が交換報知N3を継続的に行っているときに、電池交換C1が行われて、電源タイマ421が計時時間[Ta]をリセットしたとする。この場合、報知制御回路424は、計時時間[Ta]がリセットされてから第1報知猶予時間が経過した後に、報知回路43を再び駆動して、交換報知N3を行う。
また、器具タイマ423の計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後に、電池交換が行われて、電源タイマ421が計時時間[Ta]をリセットしたとする。電池交換が行われた点灯装置4では、報知制御回路424は、計時時間[Ta]がリセットされてから再報知猶予時間が経過するまで、報知回路43を駆動せず、交換再報知N4を行わないことが好ましい。再報知猶予時間は予め決められた時間(例えば1年)であり、制御回路42は、再報知猶予時間のデータを予め記憶している。なお、再報知猶予期間は、上述の第1報知猶予期間と同じでもよいし、異なっていてもよい。例えば、報知回路43が交換再報知N4を継続的に行っているときに、電池交換C1が行われて、電源タイマ421が計時時間[Ta]をリセットしたとする。この場合、報知制御回路424は、計時時間[Ta]がリセットされてから再報知猶予時間が経過した後に、報知回路43を再び駆動して、交換再報知N4を行う。
また、器具タイマ423の計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後に、点検が行われて、点検タイマ422が計時時間[Tb]をリセットしたとする。点検が行われた点灯装置4では、報知制御回路424は、計時時間[Tb]がリセットされてから第2報知猶予時間(報知猶予時間)が経過するまで、報知回路43を駆動せず、交換報知N3を行わないことが好ましい。第2報知猶予時間は予め決められた時間(例えば1年)であり、制御回路42は、第2報知猶予時間のデータを予め記憶している。なお、第2報知猶予期間は、上述の第1報知猶予期間と同じでもよいし、異なっていてもよい。例えば、報知回路43が交換報知N3を継続的に行っているときに、点検E2が行われて、点検タイマ422が計時時間[Tb]をリセットしたとする。この場合、報知制御回路424は、計時時間[Tb]がリセットされてから第2報知猶予時間が経過した後に、報知回路43を再び駆動して、交換報知N3を行う。
また、点検制御回路425は、器具タイマ423の計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、点検の実行を禁止することが好ましい。すなわち、点検制御回路425は、器具タイマ423の計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、上述の自動点検、及び点検者による手動点検を行わない。したがって、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具1での点検の実行を防ぐことができる。
また、器具タイマ423の計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、点検E2が行われても、報知部は、点検E2の後に交換再報知N4を行うことが好ましい。すなわち、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具1についても点検を可能とする。
また、報知制御回路424は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達すると、報知制御回路424は、点検報知時間をさらに短くすることが好ましい。図2では、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達すると、現状の点検報知時間[T21]を、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達する前よりも短くする。この場合、点灯装置4は、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具1の交換をできるだけ早く促すことができる。
また、電池3のような非常電源の点検において、電池3が規定の時間の放電が維持できなかった場合、報知制御回路424は、電池3の交換を促す旨の報知を行うように報知部を制御してもよい。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従って、当該報知を行う。
(防災照明器具の構造)
以下、点灯装置4を備える防災照明器具1の構造について、図3A〜図3Cを参照して説明する。本実施形態に係る防災照明器具1は、例えば、天井材や壁材などの造営材に取り付けられており、停電時に避難用の通路などに照明光を照射する。
防災照明器具1は、図3A〜図3Cに示すように、本体10と、カバー11と、一対の支持具12とを備える。
本体10は、図3A及び図3Bに示すように、1つの底面(下面)が開口した有底円筒状に形成されている。本体10の側面に一対の支持具12が取り付けられている。本体10の下端には、外向きに突出する円環状のフランジ100が形成されている。
一対の支持具12は、図3A〜図3Cに示すように、長尺の板ばね状に形成されている。各支持具12は、長手方向の一端部で本体10の側面に固定され、かつ、長手方向の他端部が本体10の底面(上面)に近付く向き(上向き)にたわみ可能に構成されている。つまり、本体10は、天井に設けられた埋込孔内に挿入される一対の支持具12と、本体10の下端面に設けられているフランジ100との間で天井材を挟み込むようにして天井材に支持される。
カバー11は、図3A〜図3Cに示すように、本体10のフランジ100の外径よりも大きい円盤状に形成されている。図3Bに示すように、カバー11の中央には、円形の窓孔110が設けられている。窓孔110には、光源ユニット2Uのレンズ21が貫通している。カバー11は、一対の取付ばねが取り付けられている。カバー11は、図3Cに示すように、一対の取付ばねにより、本体10の底面を閉塞する状態で本体10に保持される。
本体10には、点灯装置4(図1参照)、光源2(図1参照)及び電池3(図1参照)が取り付けられている。より詳細には、図3Bに示すように、光源ユニット2U、電池ユニット3U、及び点灯ユニット4Uは、本体10内に収容されている。ただし、電池ユニット3Uは、本体10の底面の開口を通して抜き差し可能に本体10内に収容されている。
光源ユニット2Uは、図3Bに示すように、LEDモジュール20及びレンズ21を備える。LEDモジュール20は、光源2が実装された基板を有し、順方向に電圧が印加されることにより、白色、昼白色又は昼光色などの白色系の照明光を放射する。レンズ21は、LEDモジュール20の前方(下方)に配置され、LEDモジュール20から放射される光を集める。
図3Bに示す電池ユニット3Uは、複数の素電池を含む電池3(図1参照)と、電池3を収容する電池ケースとを有する。電池3は、例えば、ニッケル・水素蓄電池又はニッケル・カドミウム蓄電池である。電池ケースは、合成樹脂などの電気絶縁性を有する材料で箱形に形成されており、複数の素電池を内部に収容する。
図3Bに示す点灯ユニット4Uは、点灯装置4(図1参照)を有する。点灯装置4のモニタランプ48から放射される光は、カバー11に設けられた第1孔111を通してカバー11の前方(下方)に出射される。受信部47は、カバー11に設けられた第2孔112を通して無線信号を受信(受光)する。報知回路43の表示素子431から放射される光は、カバー11に設けられた第3孔114を通してカバー11の前方(下方)に出射される。3つの押釦スイッチ49A,49B,49Cの各々の押釦は、カバー11に設けられた3つの操作孔113と1つずつ対向するように配置されている。
(防災照明システム)
図4は、本実施形態の防災照明システムB1の構成を示す。防災照明システムB1は、複数の防災照明器具1を備える。
防災照明システムB1では、複数の防災照明器具1のそれぞれが通信機能を有する。点灯装置4は、通信線8に接続された通信回路(図示なし)をさらに備えており、通信回路は、通信線8を介して信号の送信及び信号の受信を行う。通信回路は、イーサネット(Ethernet)(登録商標)などの有線LAN(Local Area Network)、またはRS−485などの規格(例えば、IEEE 802.3、又はRS-485など)に準拠して、信号の送信及び信号の受信を行うことが好ましい。したがって、複数の防災照明器具1の各点灯装置4は通信線8を介した通信を行い、制御回路42は、他の点灯装置4との間でデータの授受を行うことができる。
そして、通信線8を介して通信可能な複数の点灯装置4のそれぞれが、自装置以外の他の点灯装置4と通信することによって、自装置の遅延時間[Td1]、[Td2](図2参照)をそれぞれ調整する。
例えば、複数の点灯装置4の各報知制御回路424は、他の点灯装置4の制御回路42から、他の点灯装置4の点検タイミングに関するデータ(次の点検タイミング、及び遅延時間[Td1]、[Td2]などの各データ)を取得する。取得タイミングは、所定時間毎、又は自装置の遅延時間[Td1]若しくは遅延時間[Td2]の設定前である。したがって、複数の点灯装置4の各報知制御回路424は、自装置の点検タイミングが他の点灯装置4の点検タイミングと重複しないように、自装置の遅延時間[Td1]、[Td2]をそれぞれ設定できる。
また、複数の点灯装置4の各報知制御回路424は、自装置の点検タイミングに関するデータ(次の点検タイミング、及び遅延時間[Td1]、[Td2]などの各データ)をマルチキャスト又はブロードキャストで送信してもよい。送信タイミングは、例えば遅延時間[Td1]又は遅延時間[Td2]の設定時である。この場合、複数の点灯装置4のそれぞれは、他の点灯装置4における遅延時間[Td1]、[Td2]の各データを容易に取得できる。
また、複数の点灯装置4の各報知制御回路424は、定期的に他の点灯装置4に対してデータ要求をマルチキャスト又はブロードキャストで送信してもよい。データ要求を受信した報知制御回路424は、自装置の点検タイミングに関するデータ(次の点検タイミング、及び遅延時間[Td1]、[Td2]などの各データ)を、データ要求の送信元の点灯装置4へ返信する。
また、点灯装置4の通信回路は、無線通信によって信号の送信及び信号の受信を行ってもよい。例えば、通信回路は、無線LAN、BLUETOOTH(登録商標)、又はZIGBEE(登録商標)などの規格(例えば、IEEE 802.11、IEEE 802.15.1、又はIEEE 802.15.4など)に準拠して、信号の送信及び信号の受信を行う。この場合、防災照明システムには、通信線8が不要となる。
したがって、防災照明システムB1が有する複数の点灯装置4のそれぞれは、他の点灯装置4の点検タイミングを把握でき、自装置の点検タイミング(遅延時間[Td1]、[Td2])を他の点灯装置4の点検タイミングと重複しないようにフレキシブルに設定できる。
(第1変形例)
第1変形例の点灯装置4では、報知部は光源2を含んでおり、報知部は、光源2が発する光を用いて点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行ってもよい。この場合、報知制御回路424は、点灯回路41を制御し、光源2の点灯状態を変化させることで報知を行う。具体的に、報知制御回路424は、光源2の点灯状態(光量、光色など)を、非常時(外部電源9の停電時)及び通常時(外部電源9の通電時)とは異なる点灯状態に切り替えることが好ましい。さらに、報知制御回路424は、光源2の光量を周期的に変化させたり、光源2の光色を切り換えたり、光源2の光色を周期的に変化させたり、又は、光源2を点滅させたりすることが好ましい。なお、報知部は、表示素子431を用いて点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の一部を行い、光源2を用いて点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の残りを行ってもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、非常時(外部電源9の停電時)の点灯よりも低い又は高い光量で光源2を調光点灯(又は点滅)させてもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、通常時(外部電源9の通電時)の点灯よりも低い又は高い光量で光源2を調光点灯(又は点滅)させてもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、非常時及び通常時の光源2の継続点灯ではなく、光源2を点滅させてもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、最初に非常時の点灯よりも低い又は高い光量で光源2を調光点灯(又は点滅)させ、点灯開始から一定時間が経過した後に、非常時の点灯と同じ光量で光源2を点灯(又は点滅)させてもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、時間の経過に伴って光源2の光量を徐々に高くしていってもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行う際に、最初に表示素子431を点灯(又は点滅)させ、表示素子431の点灯開始から一定時間が経過した後に、光源2を点灯(又は点滅)させてもよい。なお、調光点灯時の調光レベルは、100%未満の調光レベル、又は100%を上回る調光レベルである。
また、表示素子431又は光源2の少なくとも一方は、複数の発光素子を有していてもよい。この場合、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを、複数の発光素子の少なくとも1つを用いて光で行い、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の残りを、表示素子を用いて行ってもよい。
また、報知部は、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行うための表示素子として、モニタランプ48を利用してもよい。
(第2変形例)
第2変形例の点灯装置4では、報知部は図5の報知回路43Aを含む。報知部は、報知回路43Aが発する音を用いて、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行ってもよい。報知回路43Aは、図5に示すように、圧電サウンダなどの発音部433と、発音部433を駆動して音を発音させる駆動回路434とを有する。
点検報知N1、及び再点検報知N2であれば、報知回路43Aが発する音は、「ピーピー」というブザー音(報知音)でもよいし、「点検を行ってください。」というような音声メッセージでもよい。点検者は、報知音又は音声メッセージなどの音を聞くと、ワイヤレス送信器又は押釦スイッチ49Aを操作して点検を実行することができる。なお、報知部は、点検報知N1及び再点検報知N2を行う際に、報知音又は音声メッセージなどの音を連続で出力してもよいし、間欠的に出力してもよい。
交換報知N3であれば、報知回路43Aが発する音は、「ピーピー」というブザー音(報知音)でもよいし、「10年を過ぎました。器具の交換をお勧めします。」というような音声メッセージでもよい。点検者は、報知音又は音声メッセージなどの音を聞くと、防災照明器具1を交換することができる。なお、報知部は、交換報知N3を行う際に、報知音又は音声メッセージなどの音を連続で出力してもよいし、間欠的に出力してもよい。
交換再報知N4であれば、報知回路43Aが発する音は、「ブーブー」というブザー音(報知音)でもよいし、「器具の耐用年数15年を過ぎました。器具を交換してください。」というような音声メッセージでもよい。点検者は、報知音又は音声メッセージなどの音を聞くと、防災照明器具1を交換する必要性が高まったことを認識して、防災照明器具1を交換することができる。なお、報知部は、交換再報知N4を行う際に、報知音又は音声メッセージなどの音を連続で出力してもよいし、間欠的に出力してもよい。
さらに、交換再報知N4の音の報知強度は、交換報知N3の音の報知強度よりも大きいことが好ましい。例えば、交換再報知N4の音は、交換報知N3の音よりも大きい音量であることが好ましい。また、交換再報知N4の音の出力周期は、人が認識可能な範囲で交換報知N3の音の出力周期よりも短いことが好ましい。また、交換再報知N4の音の音色は、交換報知N3の音の音色よりも、人に気付かれやすいことが好ましい。
(第3変形例)
第3変形例の点灯装置4では、報知部は、識別子で点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行うことが好ましい。識別子とは、例えば、「点検の時期です。」、「点検を行ってください」、及び「器具の耐用年数15年を過ぎました。器具を交換してください。」というような文字、「〇」若しくは「×」のような記号、若しくはパターン、又は、文字、記号若しくはパターンの組合せをいう。
また、報知部は、本体10の内部に設けられた光源を備え、本体10又はカバー11に設けられた記号形状の貫通孔に向けて光源から光を発するようにしてもよい。つまり、識別子が透かし形としてカバー11に形成されることが好ましい。
あるいは、報知部は、液晶ディスプレイのような表示部を有してもよい。上記表示部は、例えば本体10に設けられており、「点検の時期です」、「点検を行ってください」、及び「器具の耐用年数15年を過ぎました。器具を交換してください。」というような文字、又は、「〇」若しくは「×」のような記号を表示する。
なお、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4のそれぞれは、光、音、識別子、透かし形、及び表示のいずれかを報知媒体として用いて実現されればよい。また、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の各報知媒体は、互いに同じであってもよい。また、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の各報知媒体は、互いに異なっていてもよい。
(第4変形例)
第1変形例の点灯装置4では、電池3の使用期間である電源使用期間Ta、及び防災照明器具1の使用期間である器具使用期間Tcの各開始タイミングが、上述の実施形態とは異なる。
具体的に、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcは、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始された時点からの経過時間に代えて、電池3の製造時からの経過時間であってもよい。この場合、電池3の製造時に、製造日、又は製造日からの経過時間を含む電池情報を記憶させたIDチップ、又はICタグなどの記録媒体を電池3に取り付けておく。報知制御回路424は、電池3との間の電気的な接続がなされたときに、記録媒体から電池情報を読み出して、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcの各計時時間[Ta]、[Tc]の初期値を設定する。なお、電池3の製造時を示す情報は、電池3の製造年月日であってもよいし、電池3の製造年月であってもよいし、電池3の製造年であってもよい。
あるいは、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcは、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始された時点からの経過時間に代えて、電池3の装着時からの経過時間であってもよい。つまり、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcは、電池3が搭載されてからの経過時間であってもよい。この場合、電池3からの配線に接続されている接続端子と点灯回路41側の配線に接続されている接続端子とが接続されたことを検出する検出素子が設けられている。上記2つの接続端子が接続されたことを検出素子が検出したときを、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcの各開始タイミングとする。
あるいは、電源使用期間Ta及び器具使用期間Tcは、外部電源9から点灯装置4へ電力の供給が開始される時点、電池3の製造時、及び、電池3の装着時の少なくとも2つに基づいて得られるタイミングからの各経過時間であってもよい。
さらに、電源タイマ421は、計時を開始すると、外部電源9及び電池3の少なくとも一方から電力を供給されているときに電源使用期間Taを計時することが好ましい。また、器具タイマ423は、計時を開始すると、外部電源9及び電池3の少なくとも一方から電力を供給されているときに器具使用期間Tcを計時することが好ましい。
(第5変形例)
本実施形態の第5変形例として、報知回路43は、防災照明器具1が設置されている建物に人が存在する場合に点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4を行ってもよい。この場合、制御回路42の報知制御回路424は、建物内に人が存在することを検出する人感センサから検出結果を取得し、人感センサの検出結果を計時時間[Ta]、[Tb]、[Tc]と併せて用いることで、点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4を行う。
より詳細には、報知回路43は、電源使用期間Taの計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達し、かつ、人が存在する場合に、点検報知N1を行う。例えば、報知制御回路424は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合に、人が存在することを検出する人感センサから検出結果を取得する。そして、人が存在するとき、報知制御回路424は、点検報知N1を行うように報知回路43を制御する。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従い、点検報知N1を行う。一方、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合であっても、人が存在しないときは、報知回路43は、点検報知N1を行わない。つまり、報知回路43は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した後、人が存在するときに点検報知N1を行う。
同様に、報知回路43は、未点検期間Tbの計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達し、かつ、人が存在する場合に、再点検報知N2を行う。例えば、報知制御回路424は、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した場合に、人が存在することを検出する人感センサから検出結果を取得する。そして、人が存在するとき、報知制御回路424は、再点検報知N2を行うように報知回路43を制御する。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従い、再点検報知N2を行う。一方、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した場合であっても、人が存在しないときは、報知回路43は、再点検報知N2を行わない。つまり、報知回路43は、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した後、人が存在するときに再点検報知N2を行う。
同様に、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達し、かつ、人が存在する場合に、交換報知N3を行う。例えば、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合に、人が存在することを検出する人感センサから検出結果を取得する。そして、人が存在するとき、報知制御回路424は、交換報知N3を行うように報知回路43を制御する。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従い、交換報知N3を行う。一方、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合であっても、人が存在しないときは、報知回路43は、交換報知N3を行わない。つまり、報知回路43は、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した後、人が存在するときに交換報知N3を行う。
同様に、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達し、かつ、人が存在する場合に、交換再報知N4を行う。例えば、報知制御回路424は、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合に、人が存在することを検出する人感センサから検出結果を取得する。そして、人が存在するとき、報知制御回路424は、交換再報知N4を行うように報知回路43を制御する。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従い、交換再報知N4を行う。一方、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合であっても、人が存在しないときは、報知回路43は、交換再報知N4を行わない。つまり、報知回路43は、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した後、人が存在するときに交換再報知N4を行う。
なお、報知回路43は、防災照明器具1が設置されている建物に人が存在する場合に点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを行ってもよい。
(第6変形例)
本実施形態の第6変形例として、制御回路42は、RTCから現在時刻を取得し、あらかじめ決められたスケジュールに従って、報知可能な時間帯(例えば、防災照明器具1が設置されている建物に人が存在する時間帯)に点検報知N1、再点検報知N2、交換報知N3、及び交換再報知N4の少なくとも1つを実行させることが好ましい。
例えば、報知回路43は、あらかじめ決められた第1タイミングで点検報知N1を行ってもよい。より詳細には、報知回路43は、電源使用期間Taの計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合に、あらかじめ決められた第1タイミングで点検報知N1を行う。第1タイミングは、点検報知N1が可能な時刻又は時間帯である。例えば、第1タイミングは、防災照明器具1が設置されている建物に人がいる時刻又は時間帯である。第5変形例では、制御回路42は、第1タイミングを含むスケジュールをあらかじめ記憶している。計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合、報知制御回路424は、RTCから現在時刻を取得し、あらかじめ決められたスケジュールに従って、第1タイミングで点検報知N1を行うように報知回路43を制御する。報知回路43は、報知制御回路424による制御に従って、第1タイミングで点検報知N1を行う。一例として、第1タイミングが午前10時である場合、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合、報知回路43は、午前10時に点検報知N1を行う。言い換えると、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達したとしても、報知回路43は、午前10時になるまで点検報知N1を行わない。他の例として、第1タイミングが午後7時から午後9時の時間帯(2時間)である場合、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]、[T11]に達した場合、報知回路43は、午後7時から午後9時までの時間帯に点検報知N1を行う。言い換えると、報知回路43は、午後7時から午後9時までの時間帯以外の時間帯では点検報知N1を行わない。
同様に、報知回路43は、あらかじめ決められた第2タイミングで再点検報知を行ってもよい。より詳細には、報知回路43は、未点検期間Tbの計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した場合に、あらかじめ決められた第2タイミングで再点検報知N2を行う。第3タイミングは、例えば時刻又は時間帯である。一例として、第2タイミングが午後3時である場合、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した場合、報知回路43は、午後3時に再点検報知N2を行う。言い換えると、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達したとしても、報知回路43は、午後3時になるまで再点検報知N2を行わない。他の例として、第2タイミングが午後6時から午後10時の時間帯(4時間)である場合、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達した場合、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯に再点検報知N2を行う。言い換えると、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯以外の時間帯では再点検報知N2を行わない。
同様に、報知回路43は、あらかじめ決められた第3タイミングで交換報知N3を行ってもよい。より詳細には、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合に、あらかじめ決められた第3タイミングで交換報知N3を行う。第3タイミングは、例えば時刻又は時間帯である。一例として、第3タイミングが午後3時である場合、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合、報知回路43は、午後3時に交換報知N3を行う。言い換えると、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達したとしても、報知回路43は、午後3時になるまで交換報知N3を行わない。他の例として、第3タイミングが午後6時から午後10時の時間帯(4時間)である場合、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達した場合、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯に交換報知N3を行う。言い換えると、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯以外の時間帯では交換報知N3を行わない。
同様に、報知回路43は、あらかじめ決められた第4タイミングで交換再報知N4を行ってもよい。より詳細には、報知回路43は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合に、あらかじめ決められた第4タイミングで交換再報知N4を行う。第4タイミングは、例えば時刻又は時間帯である。一例として、第4タイミングが午後3時である場合、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合、報知回路43は、午後3時に交換再報知N4を行う。言い換えると、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達したとしても、報知回路43は、午後3時になるまで交換再報知N4を行わない。他の例として、第4タイミングが午後6時から午後10時の時間帯(4時間)である場合、計時時間[Tc]が器具寿命時間[T4]に達した場合、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯に交換再報知N4を行う。言い換えると、報知回路43は、午後6時から午後10時までの時間帯以外の時間帯では交換再報知N4を行わない。
(第7変形例)
本実施形態の第7変形例として、制御回路42の点検制御回路425は、以下のように遅延時間[Td1]、[Td2]を設定することが好ましい。
例えば、遅延時間[Td1]、[Td2]の各長さは、例えば所定範囲内の値からランダムに設定された値であることが好ましい。この場合、点検制御回路425は、乱数発生器(乱数発生機能)を有している。点検制御回路425は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]に達すると、乱数発生器が生成した乱数に対応する遅延時間[Td1]の長さ(値)を求める。そして、点検制御回路425は、計時時間[Ta]が点検報知時間[T1]に達してから遅延時間[Td1]が経過したときに点検E1を実行する。また、点検制御回路425は、計時時間[Tb]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達すると、乱数発生器が生成した乱数に対応する遅延時間[Td2]の長さ(値)を求める。そして、点検制御回路425は、計時時間[Ta]が再点検報知時間[T2]、[T21]に達してから遅延時間[Td2]が経過したときに点検E2を実行する。
また、遅延時間[Td1]、[Td2]の各長さは、例えば点灯装置4に固有の値でもよい。この場合、点灯装置4のシリアル番号、ディップスイッチなどの設定内容、外部から送信された設定信号などに応じて、点灯装置4に固有の値が、遅延時間[Td1]、[Td2]の各長さとして設定される。
点検が実行された後の電池3の残容量は、点検が実行される前の電池3の残容量よりも減少する。したがって、点検の実行後に外部電源9の停電が発生すると、電池3の容量不足によって光源2の点灯時間が短くなる。この結果、複数の防災照明器具1が設置されている場合、複数の防災照明器具1のそれぞれの点検の実行タイミングが同じになると、全ての防災照明器具1において光源2の点灯時間が短くなり、非常時の照明が確保されない。
一方、第7変形例では、複数の防災照明器具1が設置されている場合、複数の防災照明器具1のそれぞれが点検を実行するタイミングを互いにずらすことができる。この結果、外部電源9の停電が発生した場合に、複数の防災照明器具1の全て又は殆どは光源2の点灯時間を十分に維持することができ、複数の防災照明器具1が設置されている場合に、非常時の照明が確保される。
(第8変形例)
第8変形例の点検制御回路425は、点検の実行時に、光源2を調光点灯させてもよい。この場合、点検制御回路425は、外部電源9の停電時には光源2を定常点灯(例えば全点灯)させる。そして、点検制御回路425は、点検時には光源2の光出力を定常点灯時よりも低くする、又は高くすることで、光源2を調光点灯させる。点検制御回路425は、点灯回路41の出力を制御することで、光源2を調光点灯させることができる。なお、調光点灯時の調光レベルは、100%未満の調光レベル、又は100%を上回る調光レベルである。
100%未満の調光レベルの場合、点検に要する時間はより長くなるが、光源2の光出力がより小さくなるので、点灯装置4は、防災照明器具1の周囲の人に誤解を与える状況の発生を抑えて、点検を実行することができる。すなわち、防災照明器具1の周囲の人が、点検時における光源2の点灯を非常時の点灯と間違える可能性が低くなる。
100%を上回る調光レベルの場合、点検に要する時間はより短くなるが、光源2の光出力がより大きくなるので、点灯装置4は、防災照明器具1の周囲の人に誤解を与える状況の発生を抑えて、点検を実行することができる。すなわち、防災照明器具1の周囲の人が、点検時における光源2の点灯を非常時の点灯と間違える可能性が低くなる。
(第9変形例)
第9変形例の点検制御回路425は、ダミー負荷を用いた点検を実行してもよい。この場合、防災照明器具1は、光源2と並列に抵抗などを含むダミー負荷、及び点灯回路41の出力を光源2又はダミー負荷に切替可能に電気的に接続するスイッチを具備する。点検制御回路425は、通常時及び停電時は、点灯回路41の出力を光源2に電気的に接続しておく。
そして、点検制御回路425は、点検の実行時には、点灯回路41の出力をダミー負荷に電気的に接続した後に点検を実行する。すなわち、点検の実行時に光源2が点灯しない。したがって、防災照明器具1の光源2が停電時以外に点灯することをできるだけ防止できるので、点灯装置4は、防災照明器具1の周囲の人に誤解を与える状況の発生を抑えて点検を実行することができる。
(第10変形例)
第10変形例の点灯装置4では、電池3が交換される電池交換C1が交換報知N3より前に行われ、点検報知N1が交換報知N3より後に行われる。この場合、電池交換C1のタイミングに応じて、報知回路43が点検報知N1を行うタイミングが異なる。
図6A、図6Bに示すように、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達するまでに電池3が交換されたとする。この場合、報知回路43は、下記の第1報知タイミング、及び第2報知タイミングのうち、いずれか早いタイミングで点検報知を行う。
第1報知タイミング:電池3が交換されてから点検報知時間[T1]が経過するタイミング。
第2報知タイミング:器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達してから点検報知時間[T11]が経過するタイミング。
図6A及び図6Bでは、点検報知時間[T1]を5年、点検報知時間[T11]を3年、交換報知時間[T3]を10年とする。
図6Aでは、計時時間[Ta]が[Ta1](=9年)であるときに、電池交換C1が行われた。この場合、第1報知タイミングは、電池3が交換されてから点検報知時間[T1](=5年)が経過したタイミング(時刻t31)であり、時刻t31における計時時間[Tc]が[Tc1](約14年≒9年+5年)になる。また、第2報知タイミングは、交換報知時間[T3](=10年)に点検報知時間[T11](=3年)を足し合わせたタイミング(時刻t32)であり、時刻t32における計時時間[Tc]が[Tc2](約13年≒10年+3年)になる。したがって、第2報知タイミング(時刻t32)が第1報知タイミング(時刻t31)よりも早いので、報知回路43は、計時時間[Tc]が[Tc2](約13年)に達する時刻t31で点検報知を行う。
図6Bでは、計時時間[Ta]が[Ta2](=6年)であるときに、電池交換C1が行われた。この場合、第1報知タイミングは、電池3が交換されてから点検報知時間[T1](=5年)が経過したタイミング(時刻t33)であり、時刻t33における計時時間[Tc]が[Tc3](約11年≒6年+5年)になる。また、第2報知タイミングは、図6Aと同様に時刻t32であり、時刻t32における計時時間[Tc]が[Tc2](約13年≒10年+3年)になる。したがって、第1報知タイミング(時刻t33)が第2報知タイミング(時刻t32)よりも早いので、報知回路43は、計時時間[Tc]が[Tc3](約11年)に達する時刻t33で点検報知を行う。
したがって、点灯装置4は、器具使用期間Tcの計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達してから最初に行う交換報知のタイミングとして、点検報知時間[T1]による第1報知タイミング、点検報知時間[T11]による第2報知タイミングのうち、いずれか早い方を採用する。この結果、計時時間[Tc]が交換報知時間[T3]に達してから最初に行う交換報知を、より早く実行できる。
(まとめ)
上述の実施形態に係る第1の態様の点灯装置(4)は、防災照明器具(1)に含まれる。点灯装置(4)は、点灯回路(41)と、電源タイマ(421)と、器具タイマ(423)と、報知部(報知回路(43)(43A))と、を備える。点灯回路(41)は、外部電源(9)の停止時に非常電源(電池3)から供給される非常用電力で光源(2)を点灯させる。電源タイマ(421)は、非常電源の使用期間である電源使用期間(Ta)を計時し、非常電源が交換された場合に電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])をリセットする。器具タイマ(423)は、防災照明器具(1)の使用期間である器具使用期間(Tc)を計時する。報知部(報知回路(43)(43A))は、光、音及び識別子の少なくとも1つで報知する報知機能を有し、電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])が点検報知時間[T1]、[T11]に達した後に点検報知(N1)を行う。報知部(報知回路(43)(43A))は、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が交換報知時間[T3]に達した後に交換報知(N3)を行う。
上述の点灯装置(4)は、交換報知(N3)によって、防災照明器具(1)の交換時期を知らせることができる。
また、実施形態に係る第2の態様の点灯装置(4)では、第1の態様において、器具使用期間(Tc)は、外部電源(9)から点灯装置(4)へ電力の供給が開始されてからの経過時間であることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、防災照明器具(1)の寿命を考慮して、交換報知(N3)のタイミングを決定することができる。
また、実施形態に係る第3の態様の点灯装置(4)では、第1の態様において、器具使用期間(Tc)は、防災照明器具(1)の製造時点からの経過時間であることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、防災照明器具(1)の寿命を考慮して、交換報知(N3)のタイミングを決定することができる。
また、実施形態に係る第4の態様の点灯装置(4)では、第1の態様において、器具使用期間(Tc)は、外部電源(9)から点灯装置(4)へ電力の供給が開始される時点、及び防災照明器具(1)の製造時点に基づいて得られるタイミングからの経過時間であることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、防災照明器具(1)の寿命を考慮して、交換報知(N3)のタイミングを決定することができる。
また、実施形態に係る第5の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第4の態様のいずれか一つにおいて、器具タイマ(423)は、外部電源(9)及び非常電源の少なくとも一方から電力を供給されているときに器具使用期間(Tc)を計時することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、防災照明器具(1)の寿命を考慮して、交換報知(N3)のタイミングを決定することができる。
また、実施形態に係る第6の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第5の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、交換報知(N3)を行う際に、光源(2)の点灯状態を、外部電源(9)が停止していない通常時における光源(2)の点灯状態とは異なる状態にすることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、人に気付かれやすい交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第7の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第6の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、交換報知(N3)を行う際に、光源(2)の点灯状態を、外部電源(9)の停止時における光源(2)の点灯状態とは異なる状態にすることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、人に気付かれやすい交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第8の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第7の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、交換報知(N3)を光によって行うことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、視覚的に交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第9の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第5の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、交換報知(N3)を音によって行うことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、聴覚的に交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第10の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第9の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、交換報知(N3)の報知強度を、時間の経過に伴って増大させることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、人に気付かれやすい交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第11の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第10の態様のいずれか一つにおいて、報知制御回路(424)をさらに備えることが好ましい。報知制御回路(424)は、防災照明器具(1)が設置されている空間に人が存在すれば、報知部による交換報知(N3)の実行を許可する。
上述の点灯装置(4)は、人が存在する場合に、交換報知(N3)を行うことができるので、無駄な報知を低減させることができる。
また、実施形態に係る第12の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第10の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が交換報知時間([T3])に達した後の予め決められたタイミングで交換報知(N3)を行うことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、人に気付かれやすいタイミングで交換報知(N3)を発することができる。
また、実施形態に係る第13の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第12の態様のいずれか一つにおいて、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が交換報知時間([T3])に達した後に、電源タイマ(421)が電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])をリセットしたとする。この場合、報知部は、(Ta)の計時時間([Ta])がリセットされてから報知猶予時間(第1報知猶予時間)が経過するまで、交換報知(N3)を行わないことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、非常電源の交換によって、防災照明器具(1)の交換の緊急度が低下したことを、交換報知(N3)に反映させることができる。
また、実施形態に係る第14の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第13の態様のいずれか一つにおいて、電源使用期間(Ta)は、外部電源(9)から点灯装置(4)へ電力の供給が開始される時点、非常電源の製造時点、及び、非常電源の装着時点の少なくとも1つに基づいて得られるタイミングからの経過時間であることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、非常電源(電池(3))の使用期間を精度よく把握できる。
また、実施形態に係る第15の態様の点灯装置(4)では、第1乃至第14の態様のいずれか一つにおいて、報知部は、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が交換報知時間([T3])より長い器具寿命時間([T4])に達した後に交換再報知(N4)を行うことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、交換報知(N3)の後の交換再報知(N4)によって、防災照明器具(1)の交換の必要性を知らせることができる。
また、実施形態に係る第16の態様の点灯装置(4)では、第15の態様において、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が器具寿命時間([T4])に達した後に、電源タイマ(421)が電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])をリセットしたとする。この場合、報知部は、電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])がリセットされてから再報知猶予時間が経過するまで、交換再報知(N4)を行わないことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、非常電源の交換によって、防災照明器具(1)の交換の緊急度が低下したことを、交換再報知(N4)に反映させることができる。
また、実施形態に係る第17の態様の点灯装置(4)では、第15又は第16の態様において、交換再報知(N4)の報知強度は、交換報知(N3)の報知強度より大きいことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、交換再報知(N4)によって、防災照明器具(1)の交換を交換報知(N3)よりも強く人に促すことができる。
また、実施形態に係る第18の態様の点灯装置(4)は、第15乃至第17の態様のいずれか一つにおいて、非常電源の点検(E1、E2)を行う点検制御回路(425)をさらに備えることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、非常電源(電池(3))の点検をより確実に実行することができる。
また、実施形態に係る第19の態様の点灯装置(4)では、第18の態様において、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が交換報知時間([T3])に達した後に、点検(E1、E2)が完了したとする。この場合、報知部は、点検(E1、E2)が完了してから報知猶予時間(第2報知猶予時間)が経過するまで、交換報知(N3)を行わない。
上述の点灯装置(4)は、点検(E1、E2)によって、防災照明器具(1)の交換の緊急度が低下したことを、交換報知(N3)に反映させることができる。
また、実施形態に係る第20の態様の点灯装置(4)では、第18又は第19の態様において、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が器具寿命時間([T4])に達した後、点検制御回路(425)は、点検(E1、E2)を行わないことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具(1)での点検の実行を防ぐことができる。
また、実施形態に係る第21の態様の点灯装置(4)では、第18乃至第20の態様のいずれか一つにおいて、器具使用期間(Tc)の計時時間([Tc])が器具寿命時間([T4])に達した後、点検制御回路(425)が点検(E1、E2)を行ったとしても、報知部は、点検後に交換再報知(N4)を行うことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、使用時間が耐用年数に達した防災照明器具(1)についても点検を可能とする。
また、実施形態に係る第22の態様の点灯装置(4)では、第18乃至第21の態様のいずれか一つにおいて、電源タイマ(421)は、点検(E1、E2)が実行されたとしても電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])をリセットしないことが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、例えば法令等により非常電源の点検が不要な期間を点検報知時間([T1])とすることで、点検が不要な期間の経過後における点検が必要なタイミングにおいて、報知を確実に行うことができる。
また、実施形態に係る第23の態様の点灯装置(4)は、第18乃至第22の態様のいずれか一つにおいて、点検(E1、E2)が完了してからの期間を未点検期間(Tb)として計時する点検タイマ(422)をさらに備えることが好ましい。報知部は、未点検期間(Tb)の計時時間([Tb])が再点検報知時間([T2]、[T21])に達した後に再点検報知(N2)を行う。
上述の点灯装置(4)は、非常電源(電池(3))の点検時期を繰り返し報知することができる。
また、実施形態に係る第24の態様の点灯装置(4)では、第23の態様において、点検制御回路(425)は、報知部が点検報知(N1)及び再点検報知(N2)のいずれかを行った後、点検(E1、E2)を実行することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、非常電源の点検をより確実に実行することができる。
また、実施形態に係る第25の態様の点灯装置(4)では、第24の態様において、点検制御回路(425)は、電源使用期間(Ta)の計時時間([Ta])が点検報知時間([T1]、[T11])に達してから遅延時間([Td1])が経過したときに点検(E1)を実行することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、複数の点灯装置(4)が設置されている場合に、非常時の動作を担保できる。
また、実施形態に係る第26の態様の点灯装置(4)では、第24又は第25の態様において、点検制御回路(425)は、未点検期間(Tb)の計時時間([Tb])が再点検報知時間([T2]、[T21])に達してから遅延時間([Td2])が経過したときに点検(E2)を再び実行することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、複数の点灯装置(4)が設置されている場合に、非常時の動作を担保できる。
また、実施形態に係る第27の態様の点灯装置(4)では、第25又は第26の態様において、点検制御回路(425)は、点検(E1、E2)を実行する前に、所定範囲内の複数の値からいずれか一つの値を遅延時間([Td1]、[Td2])の長さとして選択することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、複数の点灯装置(4)が設置されている場合に、非常時の動作をさらに担保できる。
また、実施形態に係る第28の態様の点灯装置(4)では、第25又は第26の態様において、遅延時間([Td1]、[Td2])の長さは、当該点灯装置(4)に固有の値であることが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、複数の点灯装置(4)が設置されている場合に、非常時の動作をさらに担保できる。
また、実施形態に係る第29の態様の点灯装置(4)では、第18乃至第28の態様のいずれか一つにおいて、点検制御回路(425)は、点検(E1,E2)として、点灯回路(41)に光源(2)を調光点灯させる点検を実行することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、周囲の人に誤解を与える状況の発生を抑えて、点検を実行することができる。
また、実施形態に係る第30の態様の点灯装置(4)では、第18乃至第28の態様のいずれか一つにおいて、点検制御回路(425)は、点検(E1,E2)として、非常用電力をダミー負荷に供給する点検を実行することが好ましい。
上述の点灯装置(4)は、周囲の人に誤解を与える状況の発生を抑えて、点検を実行することができる。
また、実施形態に係る第31の態様の防災照明器具(1)は、第1乃至第30の態様のいずれか1つの点灯装置(4)と、光源(2)と、非常電源(電池(3))と、本体(10)と、を備える。光源(2)は、点灯装置(4)の出力によって点灯する。非常電源は、点灯装置(4)に光源(2)を点灯させるための非常用電力を供給する。本体(10)は、点灯装置(4)、光源(2)、及び非常電源が取り付けられる。
上述の防災照明器具(1)は、交換報知(N3)によって、防災照明器具(1)の交換時期を知らせることができる。
また、実施形態に係る第32の態様の防災照明システム(B1)は、第31の態様の複数の防災照明器具(1)を備える。
上述の防災照明システム(B1)は、交換報知(N3)によって、防災照明器具(1)の交換時期を知らせることができる。
1 防災照明器具
2 光源
3 電池(非常電源)
4 点灯装置
9 外部電源
10 本体
40 充電回路
41 点灯回路
42 制御回路
43 報知回路(報知部)
43A 報知回路(報知部)
421 電源タイマ
422 点検タイマ
423 器具タイマ
B1 防災照明システム
N1 点検報知
N2 再点検報知
N3 交換報知
N4 交換再報知
Ta 電源使用期間
Tb 未点検期間
Tc 器具使用期間
[Ta] 計時時間
[Tb] 計時時間
[Tc] 計時時間
[Td1] 遅延時間
[Td2] 遅延時間
[T1]、[T11] 点検報知時間
[T2]、[T21] 再点検報知時間
[T3] 交換報知時間
[T4] 器具寿命時間

Claims (32)

  1. 防災照明器具に含まれる点灯装置であって、
    外部電源の停止時に非常電源から供給される非常用電力で光源を点灯させる点灯回路と、
    前記非常電源の使用期間である電源使用期間を計時し、前記非常電源が交換された場合に前記電源使用期間の計時時間をリセットする電源タイマと、
    前記防災照明器具の使用期間である器具使用期間を計時する器具タイマと、
    光、音及び識別子の少なくとも1つで報知する報知機能を有し、前記電源使用期間の計時時間が点検報知時間に達した後に点検報知を行い、前記器具使用期間の計時時間が交換報知時間に達した後に交換報知を行う報知部と、を備える
    点灯装置。
  2. 前記器具使用期間は、前記外部電源から前記点灯装置へ電力の供給が開始されてからの経過時間である
    請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記器具使用期間は、前記防災照明器具の製造時点からの経過時間である
    請求項1記載の点灯装置。
  4. 前記器具使用期間は、前記外部電源から前記点灯装置へ電力の供給が開始される時点、及び前記防災照明器具の製造時点に基づいて得られるタイミングからの経過時間である、
    請求項1記載の点灯装置。
  5. 前記器具タイマは、前記外部電源及び前記非常電源の少なくとも一方から電力を供給されているときに前記器具使用期間を計時する
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の点灯装置。
  6. 前記報知部は、前記交換報知を行う際に、前記光源の点灯状態を、前記外部電源が停止していない通常時における前記光源の点灯状態とは異なる状態にする
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の点灯装置。
  7. 前記報知部は、前記交換報知を行う際に、前記光源の点灯状態を、前記外部電源の停止時における前記光源の点灯状態とは異なる状態にする
    請求項1乃至6のいずれか一項に記載の点灯装置。
  8. 前記報知部は、前記交換報知を光によって行う
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の点灯装置。
  9. 前記報知部は、前記交換報知を音によって行う
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の点灯装置。
  10. 前記報知部は、前記交換報知の報知強度を、時間の経過に伴って増大させる
    請求項1乃至9のいずれか一項に記載の点灯装置。
  11. 前記防災照明器具が設置されている空間に人が存在すれば、前記報知部による前記交換報知の実行を許可する報知制御回路をさらに備える
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の点灯装置。
  12. 前記報知部は、
    前記器具使用期間の計時時間が前記交換報知時間に達した後の予め決められたタイミングで前記交換報知を行う
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の点灯装置。
  13. 前記器具使用期間の計時時間が前記交換報知時間に達した後に、前記電源タイマが前記電源使用期間の計時時間をリセットした場合、前記報知部は、前記電源使用期間の計時時間がリセットされてから報知猶予時間が経過するまで、前記交換報知を行わない
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の点灯装置。
  14. 前記電源使用期間は、前記外部電源から前記点灯装置へ電力の供給が開始される時点、前記非常電源の製造時点、及び、前記非常電源の装着時点の少なくとも1つに基づいて得られるタイミングからの経過時間である
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の点灯装置。
  15. 前記報知部は、前記器具使用期間の計時時間が前記交換報知時間より長い器具寿命時間に達した後に交換再報知を行う
    請求項1乃至14のいずれか一項に記載の点灯装置。
  16. 前記器具使用期間の計時時間が前記器具寿命時間に達した後に、前記電源タイマが前記電源使用期間の計時時間をリセットした場合、前記報知部は、前記電源使用期間の計時時間がリセットされてから再報知猶予時間が経過するまで、前記交換再報知を行わない
    請求項15記載の点灯装置。
  17. 前記交換再報知の報知強度は、前記交換報知の報知強度より大きい
    請求項15又は16記載の点灯装置。
  18. 前記非常電源の点検を行う点検制御回路をさらに備える
    請求項15乃至17のいずれか一項に記載の点灯装置。
  19. 前記器具使用期間の計時時間が前記交換報知時間に達した後に、前記点検が完了した場合、前記報知部は、前記点検が完了してから報知猶予時間が経過するまで、前記交換報知を行わない
    請求項18記載の点灯装置。
  20. 前記器具使用期間の計時時間が前記器具寿命時間に達した後、前記点検制御回路は、前記点検を行わない
    請求項18又は19記載の点灯装置。
  21. 前記器具使用期間の計時時間が前記器具寿命時間に達した後、前記点検制御回路が前記点検を行ったとしても、前記報知部は、前記点検後に前記交換再報知を行う
    請求項18乃至20のいずれか一項に記載の点灯装置。
  22. 前記電源タイマは、前記点検が実行されたとしても前記電源使用期間の計時時間をリセットしない
    請求項18乃至21のいずれか一項に記載の点灯装置。
  23. 前記点検が完了してからの期間を未点検期間として計時する点検タイマをさらに備え、
    前記報知部は、前記未点検期間の計時時間が再点検報知時間に達した後に再点検報知を行う
    請求項18乃至22のいずれか一項に記載の点灯装置。
  24. 前記点検制御回路は、前記報知部が前記点検報知及び前記再点検報知のいずれかを行った後、前記点検を実行する
    請求項23記載の点灯装置。
  25. 前記点検制御回路は、前記電源使用期間の計時時間が前記点検報知時間に達してから遅延時間が経過したときに前記点検を実行する
    請求項24記載の点灯装置。
  26. 前記点検制御回路は、前記未点検期間の計時時間が前記再点検報知時間に達してから遅延時間が経過したときに前記点検を再び実行する
    請求項24又は25記載の点灯装置。
  27. 前記点検制御回路は、前記点検を実行する前に、所定範囲内の複数の値からいずれか一つの値を前記遅延時間の長さとして選択する
    請求項25又は26記載の点灯装置。
  28. 前記遅延時間の長さは、当該点灯装置に固有の値である
    請求項25又は26記載の点灯装置。
  29. 前記点検制御回路は、前記点検として、前記点灯回路に前記光源を調光点灯させる点検を実行する
    請求項18乃至28のいずれか一項に記載の点灯装置。
  30. 前記点検制御回路は、前記点検として、前記非常用電力をダミー負荷に供給する点検を実行する
    請求項18乃至28のいずれか一項に記載の点灯装置。
  31. 請求項1乃至30のいずれか一項に記載の点灯装置と、
    前記点灯装置の出力によって点灯する光源と、
    前記点灯装置に前記光源を点灯させるための非常用電力を供給する非常電源と、
    前記点灯装置、前記光源、及び前記非常電源が取り付けられる本体と、を備える
    ことを特徴とする防災照明器具。
  32. 請求項31記載の複数の防災照明器具を備える
    ことを特徴とする防災照明システム。
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