JP2020058413A - 貯液バッグ - Google Patents

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元晴 羽畑
Motoharu Habatake
元晴 羽畑
石井 浩
Hiroshi Ishii
浩 石井
光正 篠川
Mitsumasa Shinokawa
光正 篠川
将太 中村
Shota Nakamura
将太 中村
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Abstract

【課題】チューブの押し上げによる重量の測定誤差を低減できる貯液バッグを提供する。【解決手段】貯液バッグ100は、可撓性を有しており、液体1を貯留可能な貯液部110と、チューブ取付部120とを備えている。チューブ取付部120は、貯液部110と接続されるチューブ20が取り付けられる。貯液部110は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、上側に位置する上部領域111と、下側に位置してチューブ取付部120と隣接する下部領域112と、上部領域111と下部領域112とを互いに接続する狭窄領域113とを含んでいる。下部領域112の容積は、上部領域111の容積より小さい。狭窄領域113は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、チューブ取付部120の上方に位置していない。【選択図】図1

Description

本発明は、貯液バッグに関する。
貯液バッグの構成を開示した先行文献として、特開平10−233号公報(特許文献1)がある。特許文献1に記載された貯液バッグは、輸液を蓄えている。輸液は、輸液ポンプによって送り出される。貯液バッグの重量は、重量計によって測定されている。
特開平10−233号公報
従来の貯液バッグにおいては、貯液バッグの下部にチューブが取り付けられた状態で、重量計に吊り下げられて貯液バッグの重量が測定される。そのため、チューブが貯液バッグを押し上げる状態になったとき、重量計の測定値が小さくなり、貯液バッグの重量の測定誤差が生じる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、チューブの押し上げによる重量の測定誤差を低減できる、貯液バッグを提供することを目的とする。
本発明に基づく貯液バッグは、可撓性を有しており、液体を貯留可能な貯液部と、チューブ取付部とを備えている。チューブ取付部は、貯液部と接続されるチューブが取り付けられる。貯液部は、貯液バッグを吊り下げた状態において、上側に位置する上部領域と、下側に位置してチューブ取付部と隣接する下部領域と、上部領域と下部領域とを互いに接続する狭窄領域とを含んでいる。下部領域の容積は、上部領域の容積より小さい。狭窄領域は、貯液バッグを吊り下げた状態において、チューブ取付部の上方に位置していない。
本発明の一形態においては、下部領域の容積は、上部領域の容積の1/20以上1/3以下である。
本発明の一形態においては、狭窄領域の最小幅は、上部領域の最大幅の1/10以上2/3以下である。
本発明によれば、チューブの押上げによる貯液バッグの重量の測定誤差を低減できる。
本発明の実施形態1に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る貯液バッグが、チューブによって押上げられた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態2に係る貯液バッグが、チューブによって押上げられた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態3に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態4に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。
以下、本発明の各実施形態に係る貯液バッグについて図面を参照して説明する。以下の実施形態の説明においては、図中の同一または相当部分には同一符号を付して、その説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施形態1に係る貯液バッグ100は、周縁部101と、貯液部110と、チューブ取付部120とを備えている。
本実施形態に係る貯液バッグ100は、2枚のフィルムの各々の周縁を互いに溶着させることにより形成されている。周縁部101は、2枚のフィルムの各々が互いに溶着している部分である。
上記2枚のフィルムは、正面側フィルムと背面側フィルムとで構成されている。貯液バッグ100の正面側には、正面側フィルムが配置されている。貯液バッグ100の背面側には、背面側フィルムが配置されている。図1においては、正面側からみたときの貯液バッグ100を図示している。
本実施形態においては、2枚のフィルムによって貯液バッグ100が形成されているが、フィルムの数は2枚に限定されない。貯液バッグ100は、1枚のフィルムが折り畳まれることによって形成されていてもよい。貯液バッグ100は、底面側フィルムを含む3枚以上のフィルムによって形成されていてもよい。
フィルムの材料は、可撓性を有する材料であれば特に限定されない。フィルムは、たとえばポリ塩化ビニル(PVC:polyvinyl chloride)、エチレンビニルアセテート樹脂(EVA:ethylene-vinyl acetate) 、ポリエチレン(PE:polyethylene)、ポリプロピレン(PP:polypropylene)またはポリエチレンテレフタラート(PET:polyethylene terephthalate)で構成される。本実施形態に係る貯液バッグ100は、これらの材料で構成されたフィルムで形成されることにより、可撓性を有している。
周縁部101には、被支持部102が設けられている。本実施形態において、被支持部102は、周縁部101を貫通する貫通孔である。図1に示すように、貯液バッグ100が使用されるとき、被支持部102には支持部10が取り付けられる。本実施形態においては、支持部10の先端が、貫通孔である被支持部102に引っ掛けられている。このように、貯液バッグ100は、支持部10によって宙づりに吊り下げられた状態で支持されて使用される。
なお、被支持部102は、支持部10によって吊り下げられるように支持されるものであれば、貫通孔に限定されない。支持部10がクリップなどの挟持部材である場合、被支持部102は、支持部10によって挟持可能な所定の厚みを有する部分であってもよい。
本実施形態においては、図1に示すように、被支持部102は、周縁部101のうち貯液部110の上側に位置する部分の、幅方向の略中央に位置している。なお、被支持部102は、周縁部101のうち貯液部110の上側に位置する部分の、幅方向の端部近傍に位置していてもよい。
図1に示すように、貯液バッグ100には、周縁部101によって周りを囲まれ、液体1を貯留可能な貯液部110が形成されている。貯液部110は、上部領域111と、下部領域112と、上部領域111と下部領域112とを互いに接続する狭窄領域113とを含んでいる。
上部領域111は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、貯液部110のうち上側に位置する領域であり、狭窄領域113より上方に位置している。
下部領域112は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、貯液部110のうち下側に位置する領域であり、狭窄領域113より下方に位置している。下部領域112は、チューブ取付部120と隣接している。
本実施形態において、貯液バッグ100を正面側からみたときに、下部領域112の最大幅は、上部領域111の最大幅と略同一である。下部領域112の容積は、上部領域111の容積より小さい。下部領域112の容積は、上部領域111の容積の1/20以上1/3以下であることが好ましい。
本実施形態においては、図1に示すように、狭窄領域113は、周縁部101によって、貯液部110がくびれて狭窄している部分である。より具体的には、狭窄領域113は、上部領域111と下部領域112との間を仕切るように貯液バッグ100の幅が最も狭くなっている部分である。狭窄領域113の最小幅W1は、上部領域111の最大幅W2の1/10以上2/3以下であることが好ましい。狭窄領域113は、貯液部110の幅方向の一方側の端部に形成されている。
図1に示すように、チューブ取付部120は、周縁部101に設けられている。チューブ取付部120は、貯液バッグ100の外側と、貯液部110とを連通する貫通孔である。具体的には、チューブ取付部120は、貯液バッグ100を構成する2枚のフィルムの各々の周縁のうち、互いに溶着されていない部分である。
本実施形態においては、チューブ取付部120は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、周縁部101のうち貯液部110の下側に位置する部分の幅方向の端部近傍に配置されている。チューブ取付部120は、貯液バッグ100を吊り下げた状態において、狭窄領域113の下方に位置しないように配置される。なお、チューブ取付部120は、下部領域112と隣接するとともに、貯液バッグ100を吊り下げた状態において狭窄領域113の下方に位置していなければ、配置箇所は特に限定されない。
図1に示すように、貯液バッグ100は、重量計11に支持部10を介して吊り下げられる。重量計11は、貯液バッグ100の重量を測定する。重量計11の測定値の変化に基づいて、貯液バッグ100に貯留されている液体の重量を算出することができる。
図1に示すように、チューブ取付部120に、チューブ20が挿入されて固定される。具体的には、チューブ20は、チューブ20の外周側と、貯液バッグ100を構成する2枚のフィルムの各々の周縁とが、互いに溶着されることにより、チューブ取付部120に固定される。
このようにして、チューブ取付部120には、貯液部110と接続されるチューブ20が取り付けられる。なお、チューブ20は、チューブコネクタを介してチューブ取付部120に取付けられてもよい。貯液バッグ100を吊り下げた状態において、チューブ20の先端部は、上下方向に延在しつつ下部領域112内に位置する。
図1に示すように、チューブ20が取り付けられた貯液バッグ100が吊り下げられた状態において、狭窄領域113は、チューブ取付部120の上方に位置していない。その結果、チューブ取付部120に隣接している部分の下部領域112と、下部領域112の当該部分の上方に位置する上部領域111との間に、隙間Gが形成されている。
本実施形態に係る貯液バッグ100は、チューブ20によって押し上げられることがある。図2は、本発明の実施形態1に係る貯液バッグが、チューブによって押上げられた状態を示す斜視図である。
図2に示すように、貯液バッグ100がチューブ20によって押上げられた状態においては、チューブ20の押上げ力は、チューブ取付部120を通じて下部領域112に作用する。チューブ取付部120の上方には、狭窄領域113が位置していないため、下部領域112に作用した押上げ力は、上部領域111には直接作用しない。
具体的には、チューブ取付部120に隣接している部分の下部領域112に作用した押上げ力によって当該部分が押し上げられた際に、隙間Gが緩衝領域として作用し、押上げ力は上部領域111に直接作用することができず、狭窄領域113に迂回して上部領域111に作用することになる。
上部領域111に押上げ力が直接作用しないようにすることにより、押上げ力によって上部領域111の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差を低減することができる。下部領域112の容積は、上部領域111の容積より小さいため、押上げ力によって下部領域112の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差は、押上げ力が上部領域111に直接作用した場合の測定誤差に比較して小さい。よって、本実施形態に係る貯液バッグ100においては、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ100の重量の測定誤差を低減することができる。
下部領域112の容積が上部領域111の容積の1/20以上1/3以下である場合には、押上げ力によって下部領域112の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差を効果的に低減することができる。その結果、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ100の重量の測定誤差を効果的に低減できる。
狭窄領域113の最小幅W1が上部領域111の最大幅W2の1/10以上2/3以下である場合、チューブ取付部120に隣接している部分の下部領域112に作用した押上げ力によって当該部分が押し上げられた際に、隙間Gを緩衝領域として効果的に作用させることができる。これにより、押上げ力が上部領域111に伝わることを効果的に抑制することができる。その結果、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ100の重量の測定誤差を効果的に低減できる。
(実施形態2)
以下、本発明の実施形態2に係る貯液バッグについて説明する。本発明の実施形態2に係る貯液バッグは、狭窄部およびチューブ取付部の配置が主に、実施形態1に係る貯液バッグ100と異なる。よって、本発明の実施形態1に係る貯液バッグと同様である構成については説明を繰り返さない。
図3は、本発明の実施形態2に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。図3に示すように、本発明の実施形態2に係る貯液バッグ200は、周縁部201と、貯液部210と、チューブ取付部220とを備えている。本実施形態において、周縁部201は、外側周縁部201aと、内側周縁部201bとから構成されている。
本実施形態に係る貯液バッグ200は、開口部が形成された2枚のフィルムの各々の周縁および開口部の縁部を互いに溶着させることにより形成されている。外側周縁部201aは、2枚のフィルムの各々が周縁において互いに接着している部分である。内側周縁部201bは、2枚のフィルムの各々が開口部の縁部において互いに接着している部分である。
図3に示すように、外側周縁部201aには、実施形態1に係る貯液バッグ100の被支持部102と同様の被支持部202が設けられている。本実施形態においては、被支持部202は、外側周縁部201aのうち貯液部210の上側に位置する部分の幅方向の、略中央に位置している。なお、被支持部202は、外側周縁部201aのうち貯液部210の上側に位置する部分の、幅方向の端部近傍に位置していてもよい。
図3に示すように、貯液バッグ200には、外側周縁部201aおよび内側周縁部201bによって周りを囲まれ、液体1を貯留可能な貯液部210が形成されている。貯液部210は、上部領域211と、下部領域212と、上部領域211と下部領域212とを互いに接続する狭窄領域213とを含んでいる。本実施形態において、狭窄領域213は、第1狭窄領域213aと第2狭窄領域213bとから構成されている。
上部領域211は、貯液バッグ200を吊り下げた状態において、貯液部210のうち上側に位置する領域であり、狭窄領域213より上方に位置している。
下部領域212は、貯液バッグ200を吊り下げた状態において、貯液部210のうち下側に位置する領域であり、狭窄領域213より下方に位置している。下部領域212は、チューブ取付部220と隣接している。
本実施形態において、貯液バッグ200を正面側からみたときに、下部領域212の最大幅は、上部領域211の最大幅と略同一である。下部領域212の容積は、上部領域211の容積より小さい。下部領域212の容積は、上部領域211の容積の1/20以上1/3以下であることが好ましい。
本実施形態においては、図3に示すように、狭窄領域213は、内側周縁部201bによって、貯液部210が狭窄している部分である。より具体的には、狭窄領域213は、上部領域211と下部領域212との間を仕切るように貯液バッグ200の幅が最も狭くなっている部分である。狭窄領域213の最小幅(W3+W4)は、上部領域211の最大幅W2の1/10以上2/3以下であることが好ましい。
本実施形態においては、第1狭窄領域213aの最小幅W3と、第2狭窄領域213bの最小幅W4とが、互いに等しい。ただし、第1狭窄領域213aの最小幅W3と第2狭窄領域213bの最小幅W4とが、互いに異なっていてもよい。狭窄領域213の最小幅は、第1狭窄領域213aの最小幅W3と第2狭窄領域213bの最小幅W4との和である。
図3に示すように、第1狭窄領域213aおよび第2狭窄領域213bは、幅方向において互いに離間して配置されている。第1狭窄領域213aは、貯液部110の幅方向の一方側の端部に形成されている。第2狭窄領域213bは、貯液部110の幅方向の他方側の端部に形成されている。
図3に示すように、チューブ取付部220は、外側周縁部201aに設けられている。チューブ取付部220は、貯液バッグ200の外側と、貯液部210とを連通する貫通孔である。具体的には、チューブ取付部220は、貯液バッグ200を構成する2枚のフィルムの各々の周縁のうち、互いに溶着されていない部分である。
本実施形態においては、チューブ取付部220は、貯液バッグ200を吊り下げた状態において、外側周縁部201aのうち貯液部210の下側に位置する部分の幅方向の中央部近傍に配置されている。チューブ取付部220は、貯液バッグ200を吊り下げた状態において、狭窄領域213の下方に位置しないように配置される。なお、チューブ取付部220は、下部領域212と隣接するとともに、貯液バッグ200を吊り下げた状態において狭窄領域213の下方に位置していなければ、配置箇所は特に限定されない。
図3に示すように、チューブ20が取り付けられた貯液バッグ200が吊り下げられた状態において、狭窄領域213は、チューブ取付部220の上方に位置していない。その結果、チューブ取付部220に隣接している部分の下部領域212と、下部領域212の当該部分の上方に位置する上部領域211との間に、隙間Gが形成されている。
本実施形態に係る貯液バッグ200は、チューブ20によって押し上げられることがある。図4は、本発明の実施形態2に係る貯液バッグが、チューブによって押上げられた状態を示す斜視図である。
図4に示すように、貯液バッグ200がチューブ20によって押上げられた状態においては、チューブ20の押上げ力は、チューブ取付部220を通じて下部領域212に作用する。チューブ取付部220の上方には、狭窄領域213が位置していないため、下部領域212に作用した押上げ力は、上部領域211には直接作用しない。
具体的には、チューブ取付部220に隣接している部分の下部領域212に作用した押上げ力によって当該部分が押し上げられた際に、隙間Gが緩衝領域として作用し、押上げ力は上部領域211に直接作用することができず、狭窄領域213に迂回して上部領域211に作用することになる。
上部領域211に押上げ力が直接作用しないようにすることにより、押上げ力によって上部領域211の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差を低減することができる。下部領域212の容積は、上部領域211の容積より小さいため、押上げ力によって下部領域212の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差は、押上げ力が上部領域211に直接作用した場合の測定誤差に比較して小さい。よって、本実施形態に係る貯液バッグ200においては、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ200の重量の測定誤差を低減することができる。
下部領域212の容積が上部領域211の容積の1/20以上1/3以下である場合には、押上げ力によって下部領域212の重量が差し引かれて重量計11にて測定されることによる測定誤差を効果的に低減することができる。その結果、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ200の重量の測定誤差を効果的に低減できる。
狭窄領域213の最小幅(W3+W4)が上部領域211の最大幅W2の1/10以上2/3以下である場合、チューブ取付部220に隣接している部分の下部領域212に作用した押上げ力によって当該部分が押し上げられた際に、隙間Gを緩衝領域として効果的に作用させることができる。これにより、押上げ力が上部領域211に伝わることを効果的に抑制することができる。その結果、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ200の重量の測定誤差を効果的に低減できる。
なお、本実施形態においては、狭窄領域213が2つの領域に分かれているが、狭窄領域213の分割数はこれに限定されない。貯液バッグ200を吊り下げた状態において、狭窄領域213がチューブ取付部220の上方に位置していなければ、狭窄領域213は、3つ以上の領域に分かれていてもよい。
(実施形態3)
以下、本発明の実施形態3に係る貯液バッグについて説明する。本発明の実施形態3に係る貯液バッグは、狭窄領域の配置および支持態様が、実施形態1に係る貯液バッグ100と異なる。よって、本発明の実施形態1に係る貯液バッグ100と同様である構成については説明を繰り返さない。
図5は、本発明の実施形態3に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。図5に示すように、本発明の実施形態3に係る貯液バッグ300において、狭窄領域313は、貯液部310の幅方向の中央部に形成されている。本実施形態に係る貯液バッグ300には、非支持部が設けられていない。ただし、貯液バッグ300に、本発明の実施形態1と同様に、被支持部102が設けられていてもよい。
図5に示すように、本実施形態に係る貯液バッグ300は、箱状支持部30によって支持されている。箱状支持部は、周面31と、周面31の下端に接続された底面32とを有している。箱状支持部30は、底面32において取出口33を有している。箱状支持部30は、周面31の上端から下端まで延在する切欠部34を有している。箱状支持部30の上部には、貯液バッグ300を出し入れ可能な開口部35が設けられている。切欠部34は、下端において取出口33と連続しており、上端において開口部35と連続している。箱状支持部30に切欠部34が設けられていることにより、液体1を貯留した貯液バッグ300の一部が切欠部34から膨出可能とされている。
箱状支持部30は、図示しない重量計と接続されている。これにより、箱状支持部30に収容されて支持されている貯液バッグ300の重量を、当該重量計にて測定することができる。
箱状支持部30に収容されている状態において、貯液バッグ300の狭窄領域313は、取出口33内から下方に延在している。本実施形態に係る貯液バッグ300においては、上部領域311に対応する部分が箱状支持部30内に収容され、狭窄領域313および下部領域112の各々に対応する部分が箱状支持部30の下方に位置している。下部領域112と箱状支持部30の底面32との間に、隙間G1が形成されている。
本実施形態に係る貯液バッグ300においては、チューブ取付部120に隣接している部分の下部領域112に作用した押上げ力によって当該部分が押し上げられた際に、隙間G1が緩衝領域として作用し、押上げ力は箱状支持部30に直接作用することができず、狭窄領域313に迂回して上部領域311に作用することになる。
箱状支持部30に押上げ力が直接作用しないようにすることにより、押上げ力によって上部領域311の重量が差し引かれて重量計にて測定されることによる測定誤差を低減することができる。下部領域112の容積は、上部領域311の容積より小さいため、押上げ力によって下部領域112の重量が差し引かれて重量計にて測定されることによる測定誤差は、押上げ力が箱状支持部30に直接作用して上部領域311の重量が差し引かれた場合の測定誤差に比較して小さい。よって、本実施形態に係る貯液バッグ300においては、チューブ20の押上げによる、貯液バッグ300の重量の測定誤差を低減することができる。
(実施形態4)
以下、本発明の実施形態4に係る貯液バッグについて説明する。本発明の実施形態4に係る貯液バッグは、チューブ取付部の配置が、実施形態1に係る貯液バッグ100と異なる。よって、本発明の実施形態1に係る貯液バッグと同様である構成については説明を繰り返さない。
図6は、本発明の実施形態4に係る貯液バッグにおいて、チューブが貯液バッグから垂れ下がっている状態を示す斜視図である。図6に示すように、本発明の実施形態4に係る貯液バッグ400においては、チューブ取付部420は、貯液バッグ400を吊り下げた状態において、周縁部401のうち、下部領域412の幅方向の端部に配置されている。図6に示すように、貯液バッグ400を吊り下げた状態において、チューブ40の先端部は、貯液バッグ400の幅方向に延在しつつ下部領域412内に位置する。
本実施形態に係る貯液バッグ400においては、チューブ取付部420においてチューブ40が貯液バッグ400の幅方向に延在しているため、実施形態1に係る貯液バッグ100に比較して、チューブ取付部420を通じて下部領域412に作用するチューブ40の押上げ力を低減することができる。
その結果、下部領域412から狭窄領域413に迂回して上部領域111に作用する押上げ力を低減することができる。上部領域111に作用する押上げ力を低減することにより、押上げ力によって上部領域111の重量が差し引かれて重量計にて測定されることによる測定誤差を低減することができる。よって、本実施形態に係る貯液バッグ400においては、チューブ40の押上げによる、貯液バッグ400の重量の測定誤差をさらに低減することができる。
上述した実施形態の説明において、組み合わせ可能な構成を相互に組み合わせてもよい。
今回開示した上記実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 液体、10 支持部、11 重量計、20,40 チューブ、30 箱状支持部、31 周面、32 底面、33 取出口、34 切欠部、35 開口部、100,200,300,400 貯液バッグ、101,201,401 周縁部、102,202 被支持部、110,210,310 貯液部、111,211,311 上部領域、112,212,312,412 下部領域、113,213,313,413 狭窄領域、120,220,420 チューブ取付部、201a 外側周縁部、201b 内側周縁部、213a 第1狭窄領域、213b 第2狭窄領域、G,G1 隙間。

Claims (3)

  1. 可撓性を有する貯液バッグであって、
    液体を貯留可能な貯液部と、
    前記貯液部と接続されるチューブが取り付けられるチューブ取付部とを備え、
    前記貯液部は、前記貯液バッグを吊り下げた状態において、上側に位置する上部領域と、下側に位置して前記チューブ取付部と隣接する下部領域と、前記上部領域と前記下部領域とを互いに接続する狭窄領域とを含み、
    前記下部領域の容積は、前記上部領域の容積より小さく、
    前記狭窄領域は、前記貯液バッグを吊り下げた状態において、前記チューブ取付部の上方に位置していない、貯液バッグ。
  2. 前記下部領域の容積は、前記上部領域の容積の1/20以上1/3以下である、請求項1に記載の貯液バッグ。
  3. 前記狭窄領域の最小幅は、前記上部領域の最大幅の1/10以上2/3以下である、請求項1または請求項2に記載の貯液バッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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