JP2020057964A - データ伝送システム、ゲートウェイ、サーバ、データ伝送方法、及びプログラム - Google Patents

データ伝送システム、ゲートウェイ、サーバ、データ伝送方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】IoTデータの伝送において、ネットワーク負荷を軽減する。【解決手段】ゲートウェイ30は、サーバ40とIoTデバイス20との間でIoTデータを中継する。データ中継優先度情報受信手段34は、サーバ40からデータ中継優先度情報を受信する。データ受信手段31は、IoTデバイス20から送信されたIoTデータを受信する。データ中継優先度計算手段35は、データ中継優先度情報に基づいて、IoTデバイス20ごとにデータ中継優先度を計算する。データ転送要否判定手段32は、データ中継優先度に基づいて、データ受信手段31が受信したIoTデータをサーバ40へ転送するか否かを判定する。データ送信手段33は、サーバへ転送すると判定されたIoTデータをサーバ40に向けて送信し、サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄する。【選択図】図1

Description

本開示は、データ伝送システム、方法、及びプログラムに関し、更に詳しくは、IoT(Internet of Things)デバイスが送信するIoTデータを伝送するデータ伝送システム、方法、及びプログラムに関する。
また、本開示は、上記データ伝送システムにおけるゲートウェイ及びサーバに関する。
大量のIoTデバイスを収容するデータ伝送システム(通信システム)が知られている。IoTデバイスは、例えば、インターネットに接続されたセンサ機器、スマートメータ、或いは家電機器などのデバイスとして構成される。一般に、IoTデバイスは、携帯電話機やスマートフォンなどの機器が通信するデータと比較して非常に少ない容量のデータ(IoTデータ)を定期的にサーバへ送信する。例えば、IoTデバイスは、数十バイト程度のIoTデータを定期的にサーバへ送信する。
通信システムが大量のIoTデバイスを収容する場合、通信システムにおいてネットワークトラフィックが過大とならないように制御する仕組みが要望される。ネットワークトラフィックの軽減方法として、通信量の割り当てをデバイスやその中継ノードごとに個別に決定する方法が一般的である。例えば、特許文献1は、無線ネットワークにおけるゲートウェイ、基地局、及び端末(ユーザ)の属性情報に基づいて、あるユーザに対してどの程度通信量を割り当てるかを決定する技術を開示する。
ここで、関連技術として、特許文献2は、優先制御を行う無線パケット通信装置を開示する。特許文献2に記載の無線パケット通信装置は、パケット信号のデータの種別に応じて優先度の識別を行い、パケット信号を、各データ種類に応じて複数の送信キュー回路の何れかに振り分ける。より詳細には、特許文献2において、優先度が高いパケット信号は、高い優先度に対応した高優先送信キュー回路に振り分けられる。また、優先度が低いパケット信号は、低い優先度に対応した低優先送信キュー回路に振り分けられる。特許文献2では、高優先送信キュー回路から優先的にパケット信号を取り出すことで、データ種別に応じた優先度で、パケット信号を送信することができる。
また、別の関連技術として、特許文献3は、アドホックネットワークにおける優先制御を開示する。特許文献3において、通信端末は、パケットの送信優先度を算定する処理において、受信した各パケットに関し、パケットが示すパケット種類に応じた時間変化関数を選択する。通信端末は、その時間変化関数に、パケット受信時刻から次回パケット送信時刻までの経過時間を適用し、パケットの送信優先度を算定する。通信端末は、算定したパケットごとの送信優先度に応じて、送信予定の各パケットの送信順を制御する。
特許第5696845号公報 特開2007−158683号公報 特開2013−74410号公報
ここで、ネットワーク上を流れるデータについて、どのデータが重要であるかは個々の視点から不明である。このため、単純に一律な帯域制限を実施すると、伝送頻度は高いが重要でないデータが確率的に多く伝送されることになり、伝送頻度は低いが重要なデータはより伝送されなくなる。異常検出等の観点からは、重要でないデータはできるだけ中継せず、重要なデータは確実に中継すべきであり、その前提を踏まえた上でネットワークトラフィックを削減する手段が求められている。
特許文献1では、ユーザごとに通信量が割り当てられる。しかしながら、通信システムが大量のIoTデバイスを含む場合、それぞれに通信量を割り当てることは現実的ではない。また、特許文献2では、パケット信号は、データ種別に応じて高優先送信キュー又は低優先送信キューに振り分けられる。この場合、データ種別に応じた優先度でパケット信号を送信することはできるものの、低優先のデータが、大幅に遅れて送信される場合がある。IoTデータが送受信されるネットワーク(IoTネットワーク)において、タイムリーなデータではないデータは無意味である場合がある。その場合、特許文献2では、無意味なデータが送信されるという問題がある。
特許文献3について、この文献は、アドホックネットワークでのデータの送信優先度に関する時間変化に対応した通信精度の制御を可能とする技術を提供することを目的としている。特許文献3では、時間変化関数に経過時間を適用することでパケットの送信優先度が算定される。しかしながら、特許文献3では、算定したパケットごとの送信優先度に応じて送信予定の各パケットの送信順が制御される。仮に特許文献3に記載の技術をIoTネットワークに適用したとしても、大量のIoTデバイスを含むIoTネットワークにおいて、ネットワーク負荷を軽減することはできない。
本開示は、上記事情に鑑み、IoTデータの伝送において、ネットワーク負荷を軽減することができるデータ伝送システム、方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
また、本開示は、上記データ伝送システムに用いられるゲートウェイ及びサーバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示は、サーバと、それぞれが、IoTデータを前記サーバに送信する複数のIoTデバイスと、前記サーバと前記IoTデバイスとの間で前記IoTデータを中継するゲートウェイとを備え、前記複数のIoTデバイスは、それぞれ前記IoTデータを送信するデータ送信手段を有し、前記サーバは、前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段と、前記ゲートウェイに、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を送信するデータ中継優先度情報送信手段とを有し、前記ゲートウェイは、前記サーバから送信された前記データ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、前記IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、前記データ中継優先度に基づいて、前記データ受信手段が受信したIoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを有する、データ伝送システムを提供する。
本開示は、また、IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを備えるゲートウェイを提供する。
本開示は、更に、IoTデバイスが送信するIoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を、該データ中継優先度情報に基づいて前記IoTデータをサーバに向けて送信するか、又は破棄するかを決定するゲートウェイに送信するデータ中継優先度情報送信手段と、前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段とを備えるサーバを提供する。
本開示は、IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信し、サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ伝送方法を提供する。
本開示は、コンピュータに、IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信し、サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するための処理を実行させるためのプログラムを提供する。
本開示に係るデータ伝送システム、方法、ゲートウェイ、サーバ、及びプログラムは、IoTデータの伝送において、ネットワーク負荷を軽減することができる。
本開示に係るデータ伝送システムを概略的に示すブロック図。 本開示の第1実施形態に係るデータ伝送システムを示すブロック図。 (a)は、データ中継優先度情報の具体例を示し、(b)は、IoTデータの具体例を示し、(c)は、IoTデバイスごとに計算されるデータ中継優先度の具体例を示す図。 (a)は、データ中継優先度情報の別の具体例を示し、(b)は、IoTデバイスごとのデータ中継優先度の別の具体例を示す図。 データ中継優先度情報の送信時の動作手順を示すフローチャート。 IoTデータの送信時の動作手順を示すフローチャート。 本開示の第2実施形態に係るデータ伝送システムを示すブロック図。
実施形態の説明に先立って、本開示の概要を説明する。図1は、本開示に係るデータ伝送システムを概略的に示す。データ伝送システム10は、複数のIoTデバイス20、ゲートウェイ30、及びサーバ40を有する。各IoTデバイス20は、IoTデータをサーバに向けて送信するデータ送信手段21を有する。ゲートウェイ30は、IoTデバイス20とサーバ40との間でIoTデータを中継する。
サーバ40は、データ受信手段41、及びデータ中継優先度情報送信手段42を有する。データ受信手段41は、ゲートウェイ30を介して、IoTデバイス20から送信されたIoTデータを受信する。データ中継優先度情報送信手段42は、ゲートウェイ30に、IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を送信する。
ゲートウェイ30は、データ受信手段31、データ転送要否判定手段32、データ送信手段33、データ中継優先度情報受信手段34、及びデータ中継優先度計算手段35を有する。データ受信手段31は、IoTデバイス20から送信されたIoTデータを受信する。データ中継優先度情報受信手段34は、サーバ40から送信されたデータ中継優先度情報を受信する。データ中継優先度計算手段35は、データ中継優先度情報に基づいて、IoTデバイス20ごとにデータ中継優先度を計算する。
データ転送要否判定手段32は、データ中継優先度に基づいて、データ受信手段31が受信したIoTデータをサーバ40へ転送するか否かを判定する。データ送信手段33は、データ転送要否判定手段32にてサーバ40へ転送すると判定されたIoTデータをサーバ40に向けて送信する。また、データ送信手段33は、サーバ40へ転送しないと判定されたIoTデータを破棄する。
本開示に係るデータ伝送システムでは、ゲートウェイ30は、データ中継優先度に基づいて、IoTデバイス20から送信されたIoTデータをサーバ40へ転送するか否かを判定する。ゲートウェイ30は、転送すると判定されたIoTデータをサーバ40に送信し、転送しないと判定されたIoTデータを破棄する。このようにすることで、大量のIoTデバイス20がIoTデータを送信する場合でも、IoTデータの伝送において、ネットワーク負荷を軽減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施形態を詳細に説明する。図2は、本開示の第1実施形態に係るデータ伝送システムを示す。データ伝送システム100は、IoTサーバ101、複数のIoTゲートウェイ102、及び複数のIoTデバイス103を有する。データ伝送システム100において、IoTサーバ101は最上位ノードを構成し、IoTデバイス103は末端ノードを構成する。また、IoTゲートウェイ102は、IoTサーバ101とIoTデバイス103との間の中間ノードを構成する。データ伝送システム100は、図1のデータ伝送システム10に対応する。
IoTデバイス103は、IoTデータをIoTサーバ101に向けて送信する。IoTデバイス103は、例えば、温度、電流、速度、或いは位置などを計測するセンサを含み、センサが計測するセンサデータを、一定の間隔でIoTゲートウェイ102を介してIoTサーバ101に送信する装置として構成される。IoTゲートウェイ102とIoTデバイス103との間の通信には、有線通信、及び無線通信などの任意に通信手段を用いることができる。IoTデバイス103は、IoTゲートウェイ102を介さずにIoTサーバ101へIoTデータを送信するデバイスを含んでいてもよい。IoTデバイス103は、図1のIoTデバイス20に対応する。
IoTゲートウェイ102は、IoTデバイス103から送信されたIoTデータを集約し、集約したIoTデータを、上位ノードを構成するIoTサーバ101に送信する。IoTゲートウェイ102は、例えば、IoTサーバ101及びIoTデバイス103と所定のプロトコルに従って通信するネットワーク装置として構成される。IoTサーバ101とIoTゲートウェイ102との間の通信には、有線通信、及び無線通信などの任意に通信手段を用いることができる。IoTゲートウェイ102は、図1のゲートウェイ30に対応する。
IoTサーバ101は、IoTデバイス103から送信されたIoTデータを集約する。IoTサーバ101は、例えば、IoTデータを集約する機能の他に、一般的なネットワークサービス提供機能を備えた汎用サーバ装置として構成される。IoTサーバ101は、図1のサーバ40に対応する。
なお、図2では、中間ノードが1つの階層を有する例が示されているが、中間ノードは複数の階層を有していてもよい。IoTデバイス103からIoTサーバ101へ至るデータ伝送経路において、中間ノードの階層数は1段には限定されず、IoTデータが複数のIoTゲートウェイ102を介してIoTサーバ101に送信されてもよい。例えば、IoTデバイス103からIoTデータを受信するIoTゲートウェイ102が、上位ノードを構成する別のIoTゲートウェイ102にIoTデータを送信し、上位ノードのIoTゲートウェイ102がIoTサーバ101にIoTデータを送信してもよい。
以下、データ伝送システム100における各部の構成を説明する。IoTデバイス103は、データ送信部131を有する。データ送信部131は、例えば所定の時間間隔で、周期的に、温度、電流、速度、或いは位置などのセンサデータをIoTゲートウェイ102に送信する。データ伝送システム100において、複数のIoTデバイス103は、例えば東京、大阪、名古屋などの複数の地域に分散して配置されている。各IoTデバイス103は、複数のIoTゲートウェイ102のうち、自身を配下に有するIoTゲートウェイ102にIoTデータを送信する。
IoTゲートウェイ102は、データ送受信部121、データ中継優先度情報送受信部122、データ中継優先度計算部123、及びデータ転送要否判定部124を有する。データ送受信部121は、図1のデータ受信手段31及びデータ送信手段33に対応し、データ転送要否判定部124は、図1のデータ転送要否判定手段32に対応する。また、データ中継優先度情報送受信部122は図1のデータ中継優先度情報受信手段34に対応し、データ中継優先度計算部123は図1のデータ中継優先度計算手段35に対応する。
データ送受信部121は、上位ノード及び下位ノードとの間で、非制御データを送受信する。データ送受信部121は、下位ノードを構成するIoTデバイス103又は別のIoTゲートウェイ102から、非制御データであるIoTデータを受信する。また、データ送受信部121は、下位ノードから受信したIoTデータを、上位ノードを構成するIoTサーバ101又は別のIoTゲートウェイ102に送信する。
データ中継優先度情報送受信部122は、データ送受信部121を介して、上位ノードからデータ中継優先度情報を示す制御データを受信する。また、データ中継優先度情報送受信部122は、データ中継優先度情報送信手段としても機能し、下位の中間ノードを構成するIoTゲートウェイ102が存在する場合には、そのIoTゲートウェイ102にデータ中継優先度情報を送信する。ここで、データ中継優先度情報とは、IoTゲートウェイ102において、下位ノードから受信したIoTデータを、上位ノードへ転送するか否かの判断に用いられる優先度を示す情報である。データ中継優先度情報は、IoTサーバ101においてトップダウン的に決定され、各IoTゲートウェイ102に送信される。
データ中継優先度計算部123は、データ中継優先度情報送受信部122が受信したデータ中継優先度情報に基づいて、IoTデバイス103ごとに、IoTゲートウェイ102におけるデータ中継優先度を計算する。データ転送要否判定部124は、データ中継優先度に基づいて、下位ノードから受信したIoTデータを上位ノードに転送するか否かを判定する。データ送受信部121は、データ転送要否判定部124にてIoTデータを上位ノードに転送すると判定された場合、受信したIoTデータを上位ノードに送信する。データ送受信部121は、上位ノードに転送しないと判定された場合、受信したIoTデータを破棄する。
図3(a)は、データ中継優先度情報の具体例を示し、(b)は、データ送受信部121が受信するIoTデータの具体例を示し、(c)は、IoTデバイスごとに計算されるデータ中継優先度の具体例を示す。データ中継優先度情報は、例えば図3(a)に示されるように、IoTデバイス103が配置される地域と、その地域における優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含む。データ中継優先度情報送受信部122は、IoTサーバ101から、例えば、図3(a)に示されるデータ中継優先度情報を受信する。
データ送受信部121は、例えば図3(b)に示されるように、4つのIoTデバイスA〜Dから、温度及び電圧を含むIoTデータを受信する。例えば、IoTデバイスA及びBは「東京」に配置され、IoTデバイスCは「大阪」に配置され、IoTデバイスDは「名古屋」に配置されている。この場合、IoTデバイスA及びBからから送信されるIoTデータの送信場所は「東京」となり、IoTデバイスCから送信されるIoTデータの送信場所は「大阪」となる。また、IoTデバイスDから送信されるIoTデータの送信場所は「名古屋」となる。
上記の場合、データ中継優先度計算部123は、データ中継優先度情報における「地域」と、IoTデータの「送信場所」とに基づいて、各IoTデバイス103のデータ中継優先度を計算する。データ中継優先度計算部123は、図3(c)に示されるように、IoTデバイスA及びBのデータ中継優先度を、データ中継優先度情報において「東京」に対応付けて記憶される優先度「1」とする。また、データ中継優先度計算部123は、IoTデバイスCのデータ中継優先度を、データ中継優先度情報において「大阪」に対応付けて記憶される優先度「0.5」とする。データ中継優先度計算部123は、IoTデバイスDのデータ中継優先度を、データ中継優先度情報において「名古屋」に対応付けて記憶される優先度「1」とする。
データ転送要否判定部124は、データ中継優先度計算部123が計算したデータ中継優先度に基づいて、IoTデバイス103ごとに、その各IoTデバイスが送信したIoTデータをIoTサーバ101へ転送するか否かを判定する。データ中継優先度は、各IoTデバイス103について、例えばIoTゲートウェイ102が受信したIoTデータに対する、IoTゲートウェイ102からIoTサーバ101に向けて転送されるIoTデータの割合を示す。データ転送要否判定部124は、例えば、IoTデバイス103ごとに、データ送受信部121が単位時間当たりに受信したIoTデータのうち、データ中継優先度が示す割合のIoTデータをIoTサーバ101へ転送すると判定する。データ転送要否判定部124は、残りのIoTデータをIoTサーバ101へ転送しないと判定する。
具体的に、データ転送要否判定部124は、IoTデバイスA及びBから送信されたIoTデータについては、優先度が「1」であるため、受信した全てのIoTデータをIoTサーバ101へ転送すると判定する。データ転送要否判定部124は、IoTデバイスCから送信されたIoTデータについては、優先度が「0.5」であるため、受信したIoTデータの半分をIoTサーバ101へ転送すると判定し、残りの半分をIoTサーバ101へ転送しないと判定する。データ転送要否判定部124は、IoTデバイスDから送信されたIoTデータについては、優先度が「0.1」であるため、受信したIoTデータの1割をIoTサーバ101へ転送すると判定し、残りの9割をIoTサーバ101へ転送しないと判定する。
図4(a)は、データ中継優先度情報の別の具体例を示し、(b)は、IoTデバイスごとのデータ中継優先度の別の具体例を示す。図4(a)において、「送信頻度」はIoTデータの送信頻度を示し、「優先度B」は、上記した地域とは異なる観点で設定される優先度を示す。IoTゲートウェイ102は、図4(a)に示されるテーブルをIoTサーバ101から受信し、各IoTデバイスがIoTデータを送信する頻度に応じた優先度で、IoTサーバ101へIoTデータを転送するか否かを判定してもよい。
ここで、データ伝送システム100において、複数のIoTデバイス103は、それぞれに設定された送信間隔でIoTデータを送信する。例えば、あるIoTデバイス103は、短い周期で頻繁にIoTデータを送信する。また、別のIoTデバイス103は、比較的長い周期でIoTデータを送信する。その場合、例えば、地域ごとに一律で1割の確率でIoTデータをIoTサーバに転送すると判定すると、IoTサーバ101が、頻繁にIoTデータを送信しないIoTデバイス103から受信するIoTデータの受信間隔が長くなり過ぎる場合がある。優先度は、送信頻度が低いほど高く設定され、送信頻度が高いほど低く設定される。このようにすることで、送信頻度が低く、従って貴重なIoTデータが長期間にわたってIoTサーバ101へ転送されない事態を回避できる。
データ中継優先度計算部123は、図3(a)に示される優先度と、上記図4(a)に示される優先度と、IoTゲートウェイ102における各IoTデータの受信頻度とに基づいて、データ中継優先度情報を計算してもよい。この場合、図4(a)に示されるデータ中継優先度情報は、事前にIoTゲートウェイ102に保持されていてもよい。例えば、データ中継優先度計算部123は、図3(a)に示されるデータ中継優先度情報における「地域」と、IoTデータの「送信場所」とに基づいて、各IoTデバイス103の優先度を特定する。便宜上、この優先度を優先度Aと呼ぶ。また、データ中継優先度計算部123は、データ送受信部121が単位時間当たりに各IoTデバイス103から受信するIoTデータの量(受信頻度)に基づいて、図4(a)に示されるテーブルから、対応する優先度Bを特定する。データ中継優先度計算部123は、IoTデバイスごとに、優先度Aと優先度Bとの積を、最終的なデータ中継優先度として計算してもよい。
例えば、IoTデバイスAの送信場所は「東京」であり、図3(a)を参照すると、「東京」の優先度(優先度A)は「1」である。また、データ送受信部121がIoTデバイスAから1時間あたりIoTデータを10回受信するとした場合、図4(a)に示されるテーブルから、優先度Bは「0.9」となる。この場合、データ中継優先度計算部123は、IoTデバイスAについて最終的なデータ中継優先度を「0.9」と計算する。また、例えば、IoTデバイスCの送信場所は「大阪」であり、図3(a)を参照すると、「大阪」の優先度(優先度A)は「0.5」である。また、データ送受信部121がIoTデバイスCから1時間あたりIoTデータを3600回受信するとした場合、図4(a)に示されるテーブルから、優先度Bは「0.2」となる。この場合、データ中継優先度計算部123は、IoTデバイスCについて最終的なデータ中継優先度を「0.1」と計算する。データ転送要否判定部124は、このように計算された最終的なデータ中継優先度に基づいて、IoTデバイスごとに、IoTデータをIoTサーバ101へ転送するか否かを判定してもよい。
なお、上記では、IoTデータの送信地域、及びIoTデータの送信頻度(受信頻度)に応じてデータ中継優先度を計算する例を説明したが、データ中継優先度の計算は、これらには限定されない。例えば、IoTデータに含まれる温度や電流(図3(b)を参照)など、IoTデータの属性の内容をデータ中継優先度の計算に用いてもよい。
図2に戻り、IoTサーバ101は、データ受信部111、データ中継優先度情報送信部112、及びデータ中継優先度計算部113を有する。データ受信部111は、下位のノードから非制御データを受信する。より詳細には、データ受信部111は、下位のノードであるIoTゲートウェイ102から、末端ノードであるIoTデバイス103が送信したIoTデータを受信する。データ中継優先度計算部113は、データ中継優先度情報生成手段であり、中間ノードを構成するIoTゲートウェイ102に送信するデータ中継優先度情報を計算する。データ中継優先度情報送信部112は、IoTゲートウェイ102にデータ中継優先度情報を送信する。データ受信部111は図1のデータ受信手段41に対応し、データ中継優先度情報送信部112は図1のデータ中継優先度情報送信手段42に対応する。
以下、本実施形態における動作手順を説明する。図5は、データ中継優先度情報の送信時の動作手順を示す。IoTサーバ101のデータ中継優先度計算部113は、データ中継優先度情報に含める優先度を計算する(ステップA1)。データ中継優先度計算部113は、例えばIoTデバイスの地域ごとに、優先度を計算する。データ中継優先度計算部113は、例えば、災害などの発生時に、被災した地域の優先度を高くし、被災した地域から遠い地域の優先度を低くする。このような優先度を含むデータ中継優先度情報を用いることで、被災した地域から送信されるIoTデータが優先的にIoTサーバ101に送信されることになる。
データ中継優先度情報送信部112は、ステップA1で計算された優先度を含むデータ中継優先度情報を、複数のIoTゲートウェイ102に送信する(ステップA2)。このとき、データ中継優先度情報送信部112は、全てのIoTゲートウェイ102に同じ内容のデータ中継優先度情報を送信する必要はない。データ中継優先度情報送信部112は、IoTゲートウェイ102ごとに異なる内容のデータ中継優先度情報を送信してもよい。IoTゲートウェイ102のデータ中継優先度情報送受信部122は、IoTサーバ101から送信されたデータ中継優先度情報を受信する。
IoTゲートウェイ102において、データ中継優先度計算部123は、自ノードで使用するデータ中継優先度を計算する(ステップA3)。データ中継優先度計算部123は、例えば、IoTサーバ101から受信したデータ中継優先度情報と、データ送受信部121におけるIoTデータの受信頻度などとに基づいて、IoTデバイス103ごとにデータ中継優先度を計算する。データ中継優先度計算部123は、IoTサーバ101から受信したデータ中継優先度情報に含まれる優先度を、そのままデータ中継優先度としてもよい。
データ中継優先度情報送受信部122は、自ノードの下位に別の中間ノードが存在する場合、その中間ノードを構成するIoTゲートウェイ102にデータ中継優先度情報を送信する(ステップA4)。下位ノードを構成するIoTゲートウェイが存在しない場合、データ中継優先度情報の送信は行われない。
図6は、IoTデータの送信時の動作手順を示す。末端ノードであるIoTデバイス103のデータ送信部131は、非制御データであるIoTデータをIoTゲートウェイ102に送信する(ステップB1)。データ転送要否判定部124は、図5のステップA3で計算されたデータ中継優先度を参照し、IoTデータを上位ノードに転送するか否かを判定する(ステップB2)。データ転送要否判定部124は、ステップB2では、例えば単位時間にIoTデバイス103から受信したIoTデータに対して、データ中継優先度に基づいて、上位ノードへの転送の要否を判定する。
データ送受信部121は、ステップB3において上位ノードへ転送すると判定された場合、非制御データであるIoTデータを上位ノードであるIoTサーバ101へ送信する(ステップB4)。データ送受信部121は、ステップB3において上位ノードへ転送しない判定された場合、非制御データであるIoTデータを上位ノードであるIoTサーバ101へ送信することなく破棄する(ステップB5)。
本実施形態では、IoTゲートウェイ102は、データ中継優先度に基づいて、IoTデバイス103から送信されたIoTデータを上位ノードを構成するIoTサーバ101に転送するか否かを判定する。IoTゲートウェイ102は、例えば、単位時間当たりに受信するIoTデータに対し、データ中継優先度に基づいて、上位ノードにIoTデータを送信するかどうかのフィルタリングを行う。本実施形態では、IoTデータを中継するIoTゲートウェイにおいて、受信したIoTデータのうち、データ中継優先度が低いIoTデバイスから送信されるIoTデータを中継する確率を低くする。このようにすることで、末端ノードを構成するIoTデバイス103が同じ頻度でIoTデータを送信し続ける場合でも、IoTゲートウェイ102においてIoTデータの流量をデータ中継優先度に応じて調整することができる。その結果として、データ伝送システム100におけるネットワークトラフィックを軽減させることができる。
本実施形態では、IoTゲートウェイ102は、例えばIoTデバイス103が配置される地域に応じたデータ中継優先度で、IoTデータをIoTサーバ101へ転送するか否かを判定する。例えば、IoTサーバ101は、災害発生時に、被災した地域の優先度を高くしたデータ中継優先度情報をIoTゲートウェイ102に送信する。このようにすることで、IoTデバイスのモニタリング用途において、ネットワーク資源が有限である場合に、災害発生などの特定の状況下において、被災地域を重点的にモニタリングできる。このとき、被災した地域から遠い地域の優先度を低くすることで、被災地域以外の地域のモニタリングの頻度を抑えることができ、状況に応じて動的なデータ収集の取捨選択が可能である。
次いで、本開示の第2実施形態を説明する。図7は、本開示の第2実施形態に係るデータ伝送システムを示す。データ伝送システム100aの構成は、図2に示す第1実施形態に係るデータ伝送システム100の構成と同様である。本実施形態において、IoTサーバ101は、非IoT機器である外部サーバ104からもデータを収集する。その他の点は、第1実施形態と同様でよい。
外部サーバ104は、データ資源141を有する。データ資源141は、例えば災害の発生に関する情報を保持している。IoTサーバ101は、外部サーバ104から、災害の発生に関する情報を取得する。本実施形態において、IoTサーバ101のデータ中継優先度計算部113は、外部サーバ104から取得した情報に基づいて、データ中継優先度情報を生成する。データ中継優先度計算部113は、データ中継優先度情報において、例えば、被災地域に配置されるIoTデバイス103から送信されるIoTデータに対する優先度を高くする。また、データ中継優先度計算部113は、データ中継優先度情報において、被災地域とは異なる地域に配置されるIoTデバイス103から送信されるIoTデータに対する優先度を低くする。
上記では、IoTサーバ101が外部サーバ104から情報を取得する例を説明したが、これに代えて、又は加えて、IoTゲートウェイ102が外部サーバ104から情報を取得してもよい。例えば、IoTゲートウェイ102のデータ中継優先度計算部123は、外部サーバ104から取得した災害に関する情報を用いて、被災地域に配置されるIoTデバイス103に対するデータ中継優先度を高くしてもよい。また、データ中継優先度計算部123は、被災地域ことは異なる地域に配置されるIoTデバイス103に対するデータ中継優先度を低くしてもよい。
本実施形態では、外部サーバ104が保持するデータ資源141から取得した情報が、各IoTデバイス103に対するデータ中継優先度の計算(生成)に用いられる。例えば、外部サーバ104から名古屋において災害が発生しているという情報が得られた場合、名古屋に配置されるIoTデバイス103に対するデータ中継優先度が高く設定される。一方、災害が発生していない東京に配置されるIoTデバイス103に対するデータ中継優先度が低く設定される。このようにすることで、外部サーバ104から取得した情報に応じて、重点的にモニタリングしたいIoTデータを、優先的にIoTサーバ101に送信されるようにすることができる。他の効果は第1実施形態と同様である。
なお、上記各実施形態において、末端ノードであるIoTデバイス103は、処理能力及び消費電力が低いデバイスであることを想定しており、上記各実施形態では、IoTデバイス103が制御データを受信しないものとして説明した。しかしながら、本開示はそれには限定されず、複数のIoTデバイス103のうちの少なくとも一部は制御データの送受信が可能に構成されていてもよい。上記各実施形態において、例えば、処理能力が高いIoTデバイス103は、IoTゲートウェイ102と同様に、データ優先度情報受信部、データ優先度情報計算部、及びデータ転送要否判定部を有していてもよい。
上記各実施形態において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記憶媒体を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、又はハードディスクなどの磁気記録媒体、例えば光磁気ディスクなどの光磁気記録媒体、CD(compact disc)、又はDVD(digital versatile disk)などの光ディスク媒体、及び、マスクROM(read only memory)、PROM(programmable ROM)、EPROM(erasable PROM)、フラッシュROM、又はRAM(random access memory)などの半導体メモリを含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体を用いてコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、本開示の実施形態を詳細に説明したが、本開示は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に対して変更や修正を加えたものも、本開示に含まれる。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
[付記1]
サーバと、
それぞれが、IoT(Internet of Things)データを前記サーバに送信する複数のIoTデバイスと、
前記サーバと前記IoTデバイスとの間で前記IoTデータを中継するゲートウェイとを備え、
前記複数のIoTデバイスは、それぞれ前記IoTデータを送信するデータ送信手段を有し、
前記サーバは、前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段と、前記ゲートウェイに、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を送信するデータ中継優先度情報送信手段とを有し、
前記ゲートウェイは、前記サーバから送信された前記データ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、前記IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、前記データ中継優先度に基づいて、前記データ受信手段が受信したIoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを有する、データ伝送システム。
[付記2]
前記IoTデバイスは更にセンサを有しており、前記IoTデータは、前記センサから得られるセンサデータを含む付記1に記載のデータ伝送システム。
[付記3]
前記データ中継優先度は、前記データ受信手段が受信したIoTデータに対する、前記データ送信手段が前記サーバに向けて送信するIoTデータの割合を示す付記1又は2に記載のデータ伝送システム。
[付記4]
データ転送要否判定手段は、前記IoTデバイスごとに、前記データ受信手段が単位時間当たりに受信したIoTデータのうち、前記データ中継優先度が示す割合のIoTデータを前記サーバへ転送すると判定し、残りのIoTデータを前記サーバへ転送しないと判定する付記3に記載のデータ伝送システム。
[付記5]
前記データ中継優先度情報は、前記IoTデバイスが配置される地域と該地域における前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含む付記1から4何れか1つに記載のデータ伝送システム。
[付記6]
前記データ中継優先度計算手段は、前記テーブルを参照し、前記IoTデバイスごとに、前記IoTデバイスが配置される地域に対応する優先度に基づいて、前記データ中継優先度を計算する付記5に記載のデータ伝送システム。
[付記7]
前記データ中継優先度情報は、前記IoTデータの受信頻度と前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含む付記1から4何れか1つに記載のデータ伝送システム。
[付記8]
前記データ中継優先度計算手段は、前記テーブルを参照し、前記IoTデバイスごとに、前記IoTデバイスから受信されるIoTデータの受信頻度に対応する優先度に基づいて、前記データ中継優先度を計算する付記5に記載のデータ伝送システム。
[付記9]
前記データ中継優先度情報は、前記IoTデバイスが配置される地域と該地域における前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含み、
前記データ中継優先度計算手段は、前記IoTデバイスごとに、前記テーブルにおいて前記IoTデバイスが配置される地域に対応付けて記憶される優先度と、前記IoTデバイスから受信するIoTデータの頻度に応じた優先度との積を、前記データ中継優先度として計算する付記1から4何れか1つに記載のデータ伝送システム。
[付記10]
前記サーバは、外部サーバから取得した情報に基づいて前記データ中継優先度情報を生成するデータ中継優先度情報生成手段を更に有する付記1から9何れか1つに記載のデータ伝送システム。
[付記11]
前記データ中継優先度情報生成手段は、前記外部サーバから災害の発生に関する情報を取得する付記10に記載のデータ伝送システム。
[付記12]
前記データ中継優先度情報生成手段は、前記災害が発生した地域に配置されるIoTデバイスから送信されるIoTデータに対する優先度が、前記災害が発生した地域とは異なる地域に配置されるIoTデバイスから送信されるIoTデータに対する優先度より高いデータ中継優先度情報を生成する付記11に記載のデータ伝送システム。
[付記13]
前記サーバは前記データ伝送システムにおいて最上位ノードを構成し、前記IoTデバイスは末端ノードを構成し、前記ゲートウェイは前記最上位ノードと前記末端ノードとの間の中間ノードを構成し、
前記中間ノードは、前記末端ノードから前記最上位ノードへ至る前記IoTデータの送信経路において複数階層配置されている付記1から12何れか1つに記載のデータ伝送システム。
[付記14]
前記ゲートウェイは、前記サーバの前記データ中継優先度情報送信手段が送信したデータ中継優先度情報を、下位ノードを構成するゲートウェイの前記データ中継優先度情報受信手段に送信するデータ中継優先度情報送信手段を更に有する付記13に記載のデータ伝送システム。
[付記15]
IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、
サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、
前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、
前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、
前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを備えるゲートウェイ。
[付記16]
前記データ中継優先度は、前記データ受信手段が受信したIoTデータに対する、前記データ送信手段が前記サーバに向けて送信するIoTデータの割合を示す付記15に記載のゲートウェイ。
[付記17]
データ転送要否判定手段は、IoTデバイスごとに、前記データ受信手段が単位時間当たりに受信したIoTデータのうち、前記データ中継優先度が示す割合のIoTデータを前記サーバへ転送すると判定し、残りのIoTデータを前記サーバへ転送しないと判定する付記16に記載のゲートウェイ。
[付記18]
IoT(Internet of Things)デバイスが送信するIoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を、該データ中継優先度情報に基づいて前記IoTデータをサーバに向けて送信するか、又は破棄するかを決定するゲートウェイに送信するデータ中継優先度情報送信手段と、
前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段とを備えるサーバ。
[付記19]
前記優先度は、前記ゲートウェイが受信したIoTデータに対する、前記ゲートウェイから前記サーバに向けて送信されるIoTデータの割合を示す付記18に記載のサーバ。
[付記20]
前記データ中継優先度情報は、前記IoTデバイスが配置される地域と該地域における前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含む付記18又は19に記載のサーバ。
[付記21]
IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信し、
サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、
前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、
前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、
前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、
前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ伝送方法。
[付記22]
コンピュータに、
IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信し、
サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、
前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、
前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、
前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、
前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するための処理を実行させるためのプログラム。
10:データ伝送システム
20:IoTデバイス
21:データ送信手段
30:ゲートウェイ
31:データ受信手段
32:データ転送要否判定手段
33:データ送信手段
34:データ中継優先度情報受信手段
35:データ中継優先度計算手段
40:サーバ
41:データ受信手段
42:データ中継優先度情報送信手段
100:データ伝送システム
101:IoTサーバ
102:IoTゲートウェイ
103:IoTデバイス
104:外部サーバ
111:データ受信部
112:データ中継優先度情報送信部
113:データ中継優先度計算部
121:データ送受信部
122:データ中継優先度情報送受信部
123:データ中継優先度計算部
124:データ転送要否判定部
131:データ送信部
141:データ資源

Claims (10)

  1. サーバと、
    それぞれが、IoT(Internet of Things)データを前記サーバに送信する複数のIoTデバイスと、
    前記サーバと前記IoTデバイスとの間で前記IoTデータを中継するゲートウェイとを備え、
    前記複数のIoTデバイスは、それぞれ前記IoTデータを送信するデータ送信手段を有し、
    前記サーバは、前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段と、前記ゲートウェイに、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を送信するデータ中継優先度情報送信手段とを有し、
    前記ゲートウェイは、前記サーバから送信された前記データ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、前記IoTデバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、前記データ中継優先度に基づいて、前記データ受信手段が受信したIoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを有する、データ伝送システム。
  2. 前記データ中継優先度は、前記データ受信手段が受信したIoTデータに対する、前記データ送信手段が前記サーバに向けて送信するIoTデータの割合を示す請求項1に記載のデータ伝送システム。
  3. データ転送要否判定手段は、前記IoTデバイスごとに、前記データ受信手段が単位時間当たりに受信したIoTデータのうち、前記データ中継優先度が示す割合のIoTデータを前記サーバへ転送すると判定し、残りのIoTデータを前記サーバへ転送しないと判定する請求項2に記載のデータ伝送システム。
  4. 前記データ中継優先度情報は、前記IoTデバイスが配置される地域と該地域における前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含み、
    前記データ中継優先度計算手段は、前記テーブルを参照し、前記IoTデバイスごとに、前記IoTデバイスが配置される地域に対応する優先度に基づいて、前記データ中継優先度を計算する請求項1から3何れか1項に記載のデータ伝送システム。
  5. 前記データ中継優先度情報は、前記IoTデバイスが配置される地域と該地域における前記優先度とを対応付けて記憶するテーブルを含み、
    前記データ中継優先度計算手段は、前記IoTデバイスごとに、前記テーブルにおいて前記IoTデバイスが配置される地域に対応付けて記憶される優先度と、前記IoTデバイスから受信するIoTデータの頻度に応じた優先度との積を、前記データ中継優先度として計算する請求項1から3何れか1項に記載のデータ伝送システム。
  6. 前記サーバは、外部サーバから取得した情報に基づいて前記データ中継優先度情報を生成するデータ中継優先度情報生成手段を更に有する請求項1から5何れか1項に記載のデータ伝送システム。
  7. IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信するデータ受信手段と、
    サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信するデータ中継優先度情報受信手段と、
    前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算するデータ中継優先度計算手段と、
    前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定するデータ転送要否判定手段と、
    前記データ転送要否判定手段にて前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ送信手段とを備えるゲートウェイ。
  8. IoT(Internet of Things)デバイスが送信するIoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を、該データ中継優先度情報に基づいて前記IoTデータをサーバに向けて送信するか、又は破棄するかを決定するゲートウェイに送信するデータ中継優先度情報送信手段と、
    前記ゲートウェイを介して前記IoTデータを受信するデータ受信手段とを備えるサーバ。
  9. IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信し、
    サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、
    前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、
    前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、
    前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、
    前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するデータ伝送方法。
  10. コンピュータに、
    IoT(Internet of Things)デバイスから送信されたIoTデータを受信し、
    サーバから送信された、前記IoTデータの送信の優先度を示すデータ中継優先度情報を受信し、
    前記データ中継優先度情報に基づいて、前記IoTデバイスごとにデータ中継優先度を計算し、
    前記データ中継優先度に基づいて、前記IoTデータを前記サーバへ転送するか否かを判定し、
    前記サーバへ転送すると判定されたIoTデータを前記サーバに向けて送信し、
    前記サーバへ転送しないと判定されたIoTデータを破棄するための処理を実行させるためのプログラム。
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