JP2020057963A - 通信装置、転送速度変更方法およびプログラム - Google Patents

通信装置、転送速度変更方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】対向装置が待機状態に移行した場合にリンクダウンを発生させることなく転送速度を変更することができる通信装置、転送速度変更方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】本発明の通信装置10は、対向装置が待機状態に移行した後に送信したリフレッシュ信号を受信する受信部112と、受信部112が受信したリフレッシュ信号の周期に基づいて、対向装置の転送速度を特定する監視部114と、自機の転送速度を、監視部114が特定した対向装置の転送速度に変更する制御部101とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は通信装置、転送速度変更方法およびプログラムに関し、特に、転送速度を変更する通信装置、転送速度変更方法およびプログラムに関する。
現在、LAN(Local Area Network)の規格のうち最も普及しているETHERNET(登録商標)では、LANケーブルを介して接続された2つの通信装置の間で転送速度や通信モードを自動的に設定する技術(オートネゴシエーション)が採用されている。オートネゴシエーションでは、対象となる2つの通信装置の間のリンクを切断(リンクダウン)した後、これらの通信装置が、制御信号(FLP:Fast Link Pulse)を送受信して転送速度や通信モードを決定した後、再び通信接続を確立(リンクアップ)する。このため、オートネゴシエーションを利用して通信装置の転送速度を変更する場合、リンクダウンおよびリンクアップが発生するため、通信装置が保持する経路情報の変更や認証処理の再実行等の負荷が生じるという問題があった。
このような問題に関し、リンクダウンを発生させずに通信装置の転送速度を変更する技術が提案されている。例えば、特許文献1が開示する通信速度変更方法では、一方のネットワーク制御装置が、自機に最適な通信速度に対応するタイミング信号を、対向装置である他方のネットワーク制御装置に送信し、対向装置が自機の通信速度を当該タイミング信号に対応する通信速度に変更した後、当該通信速度を示すタイミング信号を返信する。
特開2012−199870号公報
しかしながら、特許文献1が開示する発明は、対向装置が待機状態に移行した場合を想定しておらず、対向装置が待機状態に移行した場合にリンクダウンを発生させることなく転送速度を変更できないという問題があった。
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、対向装置が待機状態に移行した場合にリンクダウンを発生させることなく転送速度を変更することができる通信装置、転送速度変更方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の通信装置は、対向装置が待機状態に移行した後に送信したリフレッシュ信号を受信する受信部と、前記受信部が受信したリフレッシュ信号の周期に基づいて、前記対向装置の転送速度を特定する監視部と、自機の転送速度を、前記監視部が特定した前記対向装置の転送速度に変更する制御部とを備える。
本発明により、対向装置が待機状態に移行した場合に、リンクダウンを発生させることなく転送速度を変更することができる通信装置、転送速度変更方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信装置の構成を示す詳細図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信装置が実行する処理を示すフローチャートである。 LPIモードにおいて通信装置から送出されるリフレッシュ信号を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係るレジスタの設定値を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信装置の構成を示す詳細図である。
<第1の実施形態>
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信装置10の構成を示す概略図である。通信装置10は、LANケーブル(図示せず)を介して、他の通信装置(以下、「対向装置」とする。)との間でデータ通信を行う装置である。通信装置10の具体例として、例えば、ルータやスイッチングハブ、LANカード、LANケーブルを接続可能な無線LAN中継器等が挙げられる。
本実施形態では、通信装置10および対向装置は、IEEE802.3azとして標準化された省電力型のETHERNET(登録商標)であるEEE(Energy Efficient Ethernet)に対応している。EEEでは、ネットワークのトラフィックが少ない場合に、通信装置のデータリンク層の一部の機能を停止して消費電力を抑える。より詳細には、2つの通信装置の間のトラフィックが減少すると、これらの通信装置は、スリープ(Sleep)信号を送信すると共に、データリンク層への電力供給を停止して通常モードから待機状態であるLPI(Low Power Idle)(以下、「LPIモード」とする。)に移行する。通常、LPIモードでは、図4に示すように、一定の間隔(Tq)で一定の長さ(Tr)のリフレッシュ(Refresh)信号が送信される。例えば、10GBASE−Tでは、39.68μsの間隔で1.28μsの長さのリフレッシュ信号40が送信される。また、1000BASE−Tでは、2500〜2600μsの間隔で198〜218.2μsの長さのリフレッシュ信号41が送信される。通信装置は、LPIモードに移行した後、通常モードに移行すべきイベントが発生すると、ウェイク(Wake)信号を送信すると共に、LPIモードから通常モードに復帰する。
通信装置10は、第1の半導体チップであるCPU(Central Processing Unit)100と、第2の半導体チップであるPHY(Physical Layer)チップ110と、コネクタ120とを備える。CPU100とPHYチップ110、PHYチップ110とコネクタ120は、銅等の配線で接続されている。
CPU100は、通信装置10の全体制御を行う演算装置であり、ROM(Read Only Memory)(図示せず)に保存されたプログラムをRAM(Random Access Memory)(図示せず)に展開して、プログラムモジュールである制御部101を呼び出し、図3を参照して詳述する処理を実行する。
PHYチップ110は、OSI参照モデルの第1層である物理層の処理を実行する半導体集積回路である。PHYチップ110は、CPU100とコネクタ120の間に配置され、データのシリアル化やパラレル化、電気信号のD/A変換、A/D変換、増幅等の処理を行う。また、PHYチップ110は、データ送受信部111と、LPI信号監視部114と、転送速度設定部115とを備えており、CPU100の制御下で後述の処理を実行する。
データ送受信部111は、CPU100とコネクタ120の間でデータの送受信を行う論理回路である。データ送受信部111は、LPI信号(すなわち、上述したスリープ信号、リフレッシュ信号およびウェイク信号)以外のデータの送受信を行う論理回路と、LPI信号の送受信を行う論理回路であるLPI信号送受信部112とを備える。
LPI信号監視部114は、LPI信号送受信部112におけるLPI信号の受信の有無を監視すると共に、リフレッシュ信号の周期に基づいて対向装置の転送速度を算出する論理回路である。具体的には、LPI信号監視部114は、スリープ信号およびウェイク信号を監視し、PHYチップ110が備えるLPI信号管理レジスタにスリープ信号の有無を示す値を設定する。本実施形態では、図5に示すように、LPI信号管理レジスタとして2bitレジスタを採用し、その初期値を「00」とする。LPI信号監視部114は、スリープ信号の受信を検知した場合には「bit1」に「1」を設定し、ウェイク信号の受信を検知した場合には「bit1」に「0」を設定する。
また、LPI信号監視部114は、LPI信号送受信部112において一定時間に受信したリフレッシュ信号をカウントし、リフレッシュ信号数を当該時間で除算することにより、対向装置の転送速度を算出することができる。本実施形態では、LPI信号監視部114は、図5に示すように、算出した転送速度が1000BASE−Tの転送速度(1Gbps)である場合は「bit0」の値を初期値「0」のままとし、算出した転送速度が10GBASE-Tの転送速度(10Gbps)である場合は「bit0」に「1」を設定する。図4を参照して説明したように、リフレッシュ信号は、一定の周期で対向装置から送信されるため、LPI信号監視部114は、対向装置の転送速度を正確に特定することができる。
転送速度設定部115は、データ送受信部111が送受信するLPI信号以外のデータの転送速度を設定する論理回路である。転送速度設定部115は、CPU100の制御部101の制御下で、PHYチップ110が備える転送速度設定レジスタに転送速度を示す値を設定する。本実施形態では、転送速度設定レジスタとして1bitレジスタを採用し、図5に示すように、「bit0」には、1000BASE-Tの転送速度を示す値「0」または10GBASE-Tの転送速度を示す値「1」が設定される。データ送受信部111は、転送速度設定レジスタの設定値を参照し、データの送受信タイミングを規定する動作クロックの周波数を、当該設定値に対応するクロック周波数に変更することにより、当該設定値に対応する転送速度でLPI信号以外のデータを送受信する。
コネクタ120は、LANケーブルを接続可能な装置である。コネクタ120は、PHYチップ110から受信したアナログ信号を、LANケーブルに接続された対向装置に送信すると共に、対向装置から受信したアナログ信号をPHYチップ110に供給する。
図2は、第1の実施形態に係る通信装置の構成を示す詳細図である。図2には、図1に示す構成要素に加えて、データ送受信部102、通信状態監視部103およびLPI信号送信設定部113が示されている。
CPU100が有するデータ送受信部102は、CPU100とPHYチップ110の間でデータの送受信を行う論理回路である。通信状態監視部103は、データ送受信部102におけるデータ通信の有無を監視すると共に、所定時間における単位時間当たりのデータ転送量を算出するプログラムモジュールである。
具体的には、通信状態監視部103は、LPI信号以外のデータの送受信の有無を監視し、CPU100が備える通信状態管理レジスタにデータの通信の有無を示す値を設定する。本実施形態では、通信状態管理レジスタとして2bitレジスタを採用する。通信状態監視部103は、図5に示すように、データ送受信部102においてデータの送受信が行われている場合は「bit1」に「1」を設定し、データの送受信が行われていない場合は「bit1」に「0」を設定する。
また、通信状態監視部103は、時間計測を行うモジュール(タイマー関数等)を用いて所定時間(例えば、10分等)を計測し、当該所定時間においてデータ送受信部102が受信または送信したデータのビット数をカウントする。そして、通信状態監視部103は、当該ビット数を当該所定時間で除算することにより、当該所定時間における単位時間当たりのデータ転送量を算出することができる。本実施形態では、通信状態監視部103は、図5に示すように、算出したデータ転送量が1Gbps未満である場合、「bit0」に「0」を設定し、算出したデータ転送量が1Gbps以上である場合、「bit0」に「1」を設定する。
本実施形態では、1Gbpsを基準にしてデータ転送量を2つに分類するが、他の実施形態では、その他の値、例えば、100Gbpsや10Gbps、100Mbpsを基準にしてデータ転送量を分類してもよい。また、100Gbps、10Gbpsおよび1Gbps等の複数の基準を用いて、データ転送量を3つ以上に分類し、これらのデータ転送量に対応する設定値を4bit以上のレジスタに登録してもよい。また、本実施形態では、データ送受信部102におけるデータの通信状態を示す情報をレジスタに保存するが、他の実施形態では、これらの情報をRAMに保存してもよい。さらに、本実施形態では、プログラムモジュールによって通信状態監視部103を実現するが、他の実施形態では、論理回路によって通信状態監視部103を実現してもよい。
PHYチップ110が備えるLPI信号送信設定部113は、LPIモードへの移行の有効および無効を示す値と、LPI信号送受信部112が送信するLPI信号の転送速度および送出タイミングを示す値を、PHYチップ110が備えるLPI信号送信設定レジスタに設定する論理回路である。
本実施形態では、LPI信号送信設定レジスタとして2bitレジスタを採用し、図5に示すように、LPIモードへの移行が無効である場合には、「00」が設定される。LPIモードへの移行が有効であり、かつ、LPI信号の転送速度が1000BASE−Tの場合には、「10」が設定される。LPIモードへの移行が有効であり、かつ、LPI信号の転送速度が10GBASE−Tの場合には、「11」が設定される。LPIモードへの移行が有効である旨を示す値が設定されている場合、制御部101は、データリンク層の一部のクロックを停止する。一方、LPI信号送受信部112は、LPI信号の送信タイミングを規定する動作クロックの周波数を、当該設定値に対応するクロック周波数に変更することにより、当該設定値に対応する送出タイミングおよび転送速度でLPI信号をコネクタ120に送出する。
図3は、第1の実施形態に係る通信装置10の制御部101が実行する処理を示すフローチャートである。図3に示す処理は、ステップS300から開始し、ステップS301では、制御部101が、通信状態管理レジスタを参照し、対向装置との間でLPI信号以外のデータを送信または受信しているか否か判断する。本実施形態では、図5に示すように、通信状態管理レジスタの「bit1」の値が「0」のとき、制御部101は、データを送受信していないと判断し、「bit1」の値が「1」のとき、LPI信号以外のデータを送信または受信していると判断する。
ステップS301で対向装置との間でLPI信号以外のデータを送信または受信していると判断した場合(YES)、制御部101は、ステップS301の処理を再び実行する。一方、対向装置との間でLPI信号以外のデータを送受信していない判断した場合(NO)、ステップS302に処理が進む。
ステップS302では、制御部101は、通信状態管理レジスタを参照し、所定時間における単位時間当たりのデータ転送量が1Gbps未満であるか否か判断する。本実施形態では、図5に示すように、通信状態管理レジスタの「bit0」の値が「0」のとき、制御部101は、当該データ転送量が1Gbps未満であると判断し、「bit0」の値が「1」のとき、当該データ転送量が1Gbps以上であると判断する。
ステップS302で当該データ転送量が1Gbps未満であると判断した場合(YES)、ステップS303に処理が進む。ステップS303では、制御部101は、LPI信号送信設定部113を利用して、LPI信号送信設定レジスタに「10」を設定する。これにより、制御部101は、データリンク層の一部のクロックを停止する。一方、LPI信号送受信部112は、当該設定値に対応する送出タイミングおよび転送速度(1Gbps)でLPI信号をコネクタ120に送出し、コネクタ120は、LPI信号を対向装置へ送信する。
ステップS302で当該データ転送量が1Gbps以上であると判断した場合(NO)、ステップS307に処理が進む。ステップS307では、制御部101は、LPI信号送信設定部113を利用して、LPI信号送信設定レジスタに「11」を設定する。これにより、制御部101は、データリンク層の一部のクロックを停止する。一方、LPI信号送受信部112は、当該設定値に対応する送出タイミングおよび転送速度(10Gbps)でLPI信号をコネクタ120に送出し、コネクタ120は、LPI信号を対向装置へ送信する。
ステップS304では、制御部101は、LPI信号管理レジスタを参照し、対向装置からスリープ信号を受信したか否か判断する。本実施形態では、図5に示すように、LPI信号管理レジスタの「bit1」の値が「0」のとき、制御部101は、対向装置からスリープ信号を受信していないと判断し、「bit1」の値が「1」のとき、対向装置からスリープ信号を受信したと判断する。
対向装置からスリープ信号を受信していないと判断した場合(NO)、制御部101は、ステップS304の処理を再び実行する。一方、対向装置からスリープ信号を受信したと判断した場合(YES)、ステップS305に処理が進む。
ステップS305では、制御部101は、LPI信号管理レジスタを参照し、対向装置から受信したリフレッシュ信号の転送速度が1000BASE-Tの転送速度であるか否か判断する。本実施形態では、図5に示すように、LPI信号管理レジスタの「bit0」の値が「0」のとき、制御部101は、対向装置から受信したリフレッシュ信号の転送速度が1000BASE-Tの転送速度であると判断し、「bit0」の値が「1」のとき、リフレッシュ信号の転送速度が10GBASE-Tの転送速度であると判断する。
ステップS305において、対向装置から受信したリフレッシュ信号の転送速度が1000BASE-Tの転送速度であると判断した場合(YES)、ステップS306に処理が進む。ステップS306では、制御部101は、転送速度設定部115に対し、LPI信号以外のデータの転送速度を1000BASE-Tの転送速度にする旨の情報を転送速度設定レジスタに設定させ、ステップS309で処理が終了する。本実施形態では、図5に示すように、転送速度設定部115は、転送速度設定レジスタの「bit0」の値を「0」に設定する。これにより、データ送受信部111は、LPIモードから通常モードに復帰した後、1000BASE-Tの転送速度でLPI信号以外のデータを送受信する。
ステップS305において、対向装置から受信したリフレッシュ信号の転送速度が1000BASE-Tの転送速度でないと判断した場合(NO)、すなわち、リフレッシュ信号の転送速度が10GBASE-Tの転送速度であると判断した場合、ステップS308に処理が進む。ステップS308では、制御部101は、転送速度設定部115に対し、LPI信号以外のデータの転送速度を10GBASE-Tの転送速度にする旨の情報を転送速度設定レジスタに設定させ、ステップS309で処理が終了する。本実施形態では、図5に示すように、転送速度設定部115は、転送速度設定レジスタの「bit0」の値を「1」に設定する。これにより、データ送受信部111は、LPIモードから通常モードに復帰した後、10GBASE-Tの転送速度でLPI信号以外のデータを送受信する。
本実施形態では、通信装置10のLPI信号監視部114が、対向装置の送信したリフレッシュ信号の周期に基づいて対向装置の転送速度を算出し、制御部101が、通信装置10の転送速度を当該対向装置の転送速度に設定する。このため、通信装置10が、転送速度を変更するためにリンクダウンを発生させることなく、自機の転送速度を変更することができるという効果を奏する。また、通信装置10は、対向装置の転送速度を、自機に最適な転送速度に変更するものではないため、対向装置に対して、対向装置が対応していない転送速度への変更を指示することがなく、通信装置10の転送速度と対向装置の転送速度を確実に合わせることができるという効果を奏する。
また、本実施形態では、上述したように通信装置10の制御部101が、自機の転送速度を対向装置の転送速度に設定するため、対向装置の転送速度が、通信装置10の転送速度よりも低い場合、通信装置10の転送速度を低下させることができ、通信装置10の消費電力を抑制することができるという効果を奏する。
さらに、図3を参照して説明した処理は、通信装置10の制御部101が実行するものであり、その実行に際して、対向装置に対して特別の処理を要求するものではない。このため、本実施形態では、本実施形態に係るプログラムを対向装置に実装することなく、通信装置10のみに実装することにより、リンクダウンを伴わずに転送速度を変更できるという効果を奏する。
<第2の実施形態>
図6は、本発明の第2の実施形態に係る通信装置60の構成を示す概略図である。以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第2の実施形態では、第2の半導体チップであるPHYチップ610は、データ送受信部611、LPI信号送信設定部613、LPI信号監視部614および転送速度設定部615に加えて、制御部616と、通信状態監視部617とを備える。
制御部616は、第1の実施形態に係るCPU100の制御部101が有する機能を実現する論理回路であり、LPI信号送信設定部613、LPI信号監視部614、転送速度設定部615および通信状態監視部617を制御して、図3に示す処理を実行する。
通信状態監視部617は、第1の実施形態に係るCPU100の通信状態監視部103が有する機能を実現する論理回路である。通信状態監視部103は、CPU600のデータ送受信部602とPHYチップ610のデータ送受信部611との間のデータ通信の有無を監視すると共に、所定時間における単位時間当たりのデータ転送量を算出する。そして、通信状態監視部103は、PHYチップ610が備える通信状態管理レジスタにデータの通信の有無を示す値と、所定時間における単位時間当たりのデータ転送量を示す値を設定する。
第2の実施形態では、第1の実施形態に加えて、以下の効果を奏する。第2の実施形態では、PHYチップ610の備える制御部616および通信状態監視部617が、第1の実施形態に係るCPU100の制御部101および通信状態監視部103の機能を実現する。このため、第1の実施形態に比べて、CPU600の処理負担を軽減することができると共に、CPU600の実装面積を小さくすることができるという効果を奏する。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに提供することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM)を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに提供されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
本発明は上述した実施形態に限られたものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、対向装置が送信するリフレッシュ信号は、EEEで規定されているリフレッシュ信号に限られず、対向装置が待機状態に移行した後に一定の周期で送信する信号であればよく、他の任意の信号を利用することができる。また、上述した実施形態では、通信装置10にのみ本発明のプログラムを実装するが、他の実施形態では、通信装置10および対向装置の双方に本発明のプログラムを実装してもよい。
さらに、上述した実施形態では、通信装置が1のPHYチップおよびコネクタを備え、1の対向装置と通信するが、他の実施形態では、通信装置が複数のPHYチップおよびコネクタを備え、複数のLANケーブルを介して複数の対向装置と通信するように構成してもよい。さらに、上述した実施形態では、個別の4つのレジスタを使用するが、他の実施形態では、これらのレジスタの設定値を単一のレジスタに設定し、または2〜3のレジスタに設定してもよい。
さらに、上述した実施形態では、LANケーブルを通信装置および対向装置に接続してデータ通信を行うが、他の実施形態では、これらの装置に光ファイバケーブルを接続してデータ通信を行ってもよい。この場合、通信装置および対向装置は、LCコネクタやSCコネクタ等の光信号を送受信可能なコネクタを備える。
10 通信装置
100 CPU
101 制御部
102 データ送受信部
103 通信状態監視部
110 PHYチップ
111 データ送受信部
112 LPI信号送受信部
113 LPI信号送信設定部
114 LPI信号監視部
115 転送速度設定部
120 コネクタ
40,41 リフレッシュ信号

Claims (7)

  1. 対向装置が待機状態に移行した後に送信したリフレッシュ信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信したリフレッシュ信号の周期に基づいて、前記対向装置の転送速度を特定する監視部と、
    自機の転送速度を、前記監視部が特定した前記対向装置の転送速度に変更する制御部と
    を備える、通信装置。
  2. 前記制御部は、前記監視部が特定した前記対向装置の転送速度が自機の転送速度よりも低い場合、自機の転送速度を、前記対向装置の転送速度に変更することにより、自機の通信装置の転送速度を低下させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、第1の半導体チップおよび第2の半導体チップを備えており、
    前記第1の半導体チップは、
    前記受信部と、
    前記監視部と、
    前記通信装置の転送速度を設定する設定部とを含み、
    前記第2の半導体チップは、前記制御部を含む、請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記受信部と、
    前記監視部と、
    前記制御部と、
    前記通信装置の転送速度を設定する設定部と
    を含む半導体チップを備える、請求項1または2に記載の通信装置。
  5. 前記通信装置および前記対向装置は、IEEE802.3azとして標準化されたEEE(Energy Efficient Ethernet)に対応しており、
    前記リフレッシュ信号は、前記対向装置がLPI(Low Power Idle)モードに移行した後に送信する信号である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 通信装置の転送速度を変更する転送速度変更方法であって、
    対向装置が待機状態に移行した後に送信したリフレッシュ信号を受信するステップと、
    前記リフレッシュ信号の周期に基づいて、前記対向装置の転送速度を特定するステップと、
    自機の転送速度を、前記特定した前記対向装置の転送速度に変更するステップと
    を含む、転送速度変更方法。
  7. 受信部と、監視部と、制御部とを備える通信装置において実行されるプログラムであって、
    前記受信部に対し、対向装置が待機状態に移行した後に送信したリフレッシュ信号を受信させるステップと、
    前記監視部に対し、前記リフレッシュ信号の周期に基づいて、前記対向装置の転送速度を特定させるステップと、
    前記制御部に対し、自機の転送速度を、特定した前記対向装置の転送速度に変更させるステップと
    を含む、プログラム。
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