JP2020057871A - 被写体検出装置、撮像装置、検出方法およびプログラム - Google Patents

被写体検出装置、撮像装置、検出方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】検出する被写体が増加した場合であっても、簡易に切り替えることができる被写体検出装置、撮像装置、検出方法およびプログラムを提供する。【解決手段】被写体検出装置は、画像データを順次取得する取得部と、前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する被写体検出部と、前記複数の被写体の各々の優先順位を設定する設定部と、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する変更部と、前記優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する撮影制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、画像内に写る1つ以上の被写体を検出する被写体検出装置、撮像装置、検出方法およびプログラムに関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置において、画像内に写る複数の被写体を検出し、検出した複数の被写体の優先順次の設定を行った後に、優先度が高い被写体を注目被写体として撮影条件を設定する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、画像内に写る複数の被写体の顔を検出した場合、複数の被写体の顔の各々に検出枠を表示し、注目被写体の顔を、他の被写体の顔と異なる検出枠を表示することで、ユーザに注目被写体を直感的に把握させる。
また、撮像装置において、被写体毎に優先順位を決定するための優先度を算出し、この優先度に基づいて、被写体毎の優先順位を決定する技術が知られている(特許文献2参照)。この技術では、被写体の大きさおよび位置と、直近に決定した優先順位に基づいて、優先度の算出を行うことによって適切な優先順位を提示する。
特開2010−87572号公報 特開2010−141616号公報
ところで、近年、撮像装置や携帯電話等では、人以外にも、様々な種別の被写体を検出することができるようになっている。このため、上述した特許文献1,2では、同一種別の複数の被写体に対しての検出枠表示であるためにあまり気にならなかったが、異なる種別の被写体の各々に検出枠を表示しようとすると、表示が煩雑になりすぎて視認性が低下するうえ、撮影時に別の種別の被写体を撮りたくなった場合、注目被写体の優先順位を手動で順次切り替えなければならないので、瞬時に対応することができないという問題点があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、検出する異なる種別の被写体が増加した場合であっても、瞬時に切り替えることができる被写体検出装置、撮像装置、検出方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る被写体検出装置は、画像データを順次取得する取得部と、前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する被写体検出部と、前記複数の被写体の各々の優先順位を設定する設定部と、前記被写体検出部が検出した検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する変更部と、優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する撮影制御部と、を備える。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定する判定部をさらに備え、前記変更部は、前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記変更部は、前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記判定部は、前記被写体検出部が所定時間内で前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、前記変更部は、前記判定部によって所定時間内で前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、所定時間内で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記画像内における特定領域を設定する特定領域設定部をさらに備え、前記判定部は、前記被写体検出部が前記特定領域内で前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、前記変更部は、前記判定部によって前記特定領域内で前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記特定領域内で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、当該被写体検出装置の移動状態を検出する移動状態検出部をさらに備え、前記判定部は、前記移動状態検出部の検出結果に基づいて、当該被写体検出装置が移動している期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、前記変更部は、前記判定部によって前記期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記期間中で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、所定の操作の入力を受け付ける第1の操作部をさらに備え、前記判定部は、前記第1の操作部が前記所定の操作の入力を受け付けた際に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、前記変更部は、前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合において、前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、当該被写体検出装置の移動状態を検出する移動状態検出部と、所定の操作の入力を受け付ける第1の操作部と、をさらに備え、前記判定部は、前記移動状態検出部の検出結果に基づいて、当該被写体検出装置が移動している期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、前記変更部は、前記判定部によって前記期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合において、前記第1の操作部が前記所定の操作の入力を受け付けたとき、前記期間中で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記所定の操作は、前記画像の一部を拡大する拡大操作である。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記画像を表示する表示部と、前記表示部の表示領域に重畳して設けられたタッチパネルと、を備え、前記第1の操作部は、前記タッチパネルであり、前記所定の操作は、前記タッチパネルに対する所定時間以上のタッチ操作である。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、焦点距離を変更自在であり、被写体像を結像する光学系をさらに備え、前記所定の操作は、前記焦点距離の変更操作である。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記変更部による前記優先順位の変更を禁止する、または前記変更部によって変更された前記優先順位を直前の状態へ戻すキャンセル信号の入力を受け付ける第2の操作部をさらに備える。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記被写体検出部が検出した前記優先順位が最も高い被写体を含む領域に検出枠を前記画像に重畳して表示部に表示させる表示制御部をさらに備える。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記表示制御部は、前記優先順位に関する情報を前記画像に重畳して前記表示部に表示させる。
また、本開示に係る被写体検出装置は、上記開示において、前記表示制御部は、前記変更部によって前記優先順位が変更される場合、前記画像に警告を重畳して前記表示部に表示させる。
また、本開示に係る撮像装置は、被写体像を結像する光学系と、前記光学系が結像した前記被写体像を受光し、該被写体像に対して光電変換を行うことによって画像データを順次生成する撮像素子と、前記画像データを順次取得する取得部と、前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する被写体検出部と、前記複数の被写体の各々の優先順位を設定する設定部と、前記被写体検出部が検出した検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する変更部と、前記優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する撮影制御部と、を備える。
また、本開示に係る被写体検出方法は、被写体検出装置が実行する検出方法であって、画像データを順次取得し、前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出し、前記複数の被写体の各々の優先順位を設定し、前記画像に写る複数の被写体の検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更し、優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する。
また、本開示に係るプログラムは、被写体検出装置が実行するプログラムであって、画像データを順次取得し、前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出し、前記複数の被写体の各々の優先順位を設定し、前記画像に写る複数の被写体の検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更し、優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する。
本開示によれば、検出する異なる種別の被写体が増加した場合であっても、瞬時に切り替えることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係るシステム制御部の機能構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図5は、実施の形態1に係る撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図6は、図5のライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態2に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図8は、実施の形態2に係る撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態3に係るシステム制御部の詳細な構成を示すブロック図である。 図10は、実施の形態3に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。 図11は、実施の形態3に係る撮像装置が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態4に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する図である。 図13は、図12に示す状況下で撮像装置が順次生成した画像データに対応する画像の遷移を模式的に示す図である。 図14は、実施の形態4に係る撮像装置が実行するライブビュー画像被写体検出の概要を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態5に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する図である。 図16は、ユーザがシャッターボタンを半押した状態を示す図である。 図17は、実施の形態5に係る撮像装置が実行するキャンセル操作時の動作処理の概要を説明する図である。 図18は、ユーザがキャンセルボタンを押下した状態を示す図である。 図19は、実施の形態5に係る撮像装置が実行する撮影準備動作処理の概要を示すフローチャートである。 図20は、図19の優先順位変更キャンセル動作処理の概要を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態5に係る撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。 図22は、実施の形態6に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する図である。 図23は、実施の形態7に係る撮像装置が実行する動作処理の概要を説明する図である。 図24は、実施の形態7に係る撮像装置が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。 図25は、図24のステップS812のタッチ処理の概要を示すフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。さらに、以下の説明では、画像処理装置を搭載した撮像装置を例に説明するが、撮像装置以外にも、携帯電話、カムコーダ、撮影機能付きICレコーダ、ビデオマイクロスコープや生物顕微鏡等の顕微鏡、工業用または医療用の内視鏡、タブレット型端末装置およびパーソナルコンピュータ等に適用することができる。
(実施の形態1)
〔撮像装置の構成〕
図1は、実施の形態1に係る撮像装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態1に係る撮像装置の機能構成を示すブロック図である。図1および図2に示す撮像装置100は、被写体を撮像することによって画像データを生成する。
撮像装置100は、光学系101と、レンズ制御部102と、絞り103と、絞り制御部104と、シャッタ105と、シャッタ制御部106と、撮像素子107と、撮像制御部108と、A/D変換部109と、メモリ110と、画像処理部111と、露出制御部112と、AF処理部113と、不揮発性メモリ114と、第1の外部メモリ115と、第2の外部メモリ116と、表示部117と、接眼表示部118と、接眼検出部119と、外部インターフェース120と、操作部121と、電源部122と、電源制御部123と、フラッシュ発光部124と、フラッシュ充電部125と、フラッシュ制御部126と、システム制御部128と、を備える。
光学系101は、被写体像を撮像素子107の受光面に結像する。光学系101は、1または複数のレンズおよび、これらのレンズを光軸方向に沿って移動させるステッピングモータやボイスコイルモータ等の駆動部を用いて構成される。光学系101は、レンズ制御部102の制御のもと、光軸方向に沿って移動することによってピント位置および焦点距離(画角)を変更する。なお、図1では、光学系101が撮像装置100と一体的に形成されているが、例えば撮像装置100に対して着脱自在であってもよいし、例えば無線通信によって接続可能であってもよい。また、光学系101の外周側に、ピント位置を調整するピントリング、焦点距離を変更するズームリング、および所定の操作の機能を割り当てることができるファンクションボタン等を設けてもよい。
レンズ制御部102は、光学系101に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。レンズ制御部102は、システム制御部128の制御のもと、光学系101に電圧を印加することによって光学系101を光軸方向に移動させて光学系101のピント位置や画角を変更させる。
絞り103は、絞り制御部104の制御のもと、光学系101が集光した光の入射両を制限することで露出の調整を行う。
絞り制御部104は、絞り103に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。絞り制御部104は、システム制御部128の制御のもと、絞り103に電圧を印加することによって絞り103のF値を制御する。
シャッタ105は、シャッタ制御部106の制御のもと、撮像素子107の状態を露光状態または遮光状態に切り替える。シャッタ105は、例えばフォーカルプレーンシャッタおよび駆動モータ等を用いて構成される。
シャッタ制御部106は、シャッタ105に電圧を印加する駆動ドライバや制御回路を用いて構成される。シャッタ制御部106は、システム制御部128の制御のもと、シャッタ105に電圧を印加することによってシャッタ105を駆動する。
撮像素子107は、撮像制御部108の制御のもと、光学系101が集光した被写体像を受光して光電変換を行うことによって画像データ(RAWデータ)を生成し、この画像データをA/D変換部109へ出力する。撮像素子107は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを用いて構成される。なお、撮像素子107の画素に、AF検出用の位相差画素を用いてもよい。
撮像制御部108は、撮像素子107の撮影タイミングを制御するタイミングジェネレータ等を用いて構成される。撮像制御部108は、撮像素子107を所定のタイミングで撮影させる。
A/D変換部109は、撮像素子107から入力されたアナログの画像データに対して、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データに変換し、このデジタルの画像データをメモリ110へ出力する。A/D変換部109は、例えばA/D変換回路等を用いて構成される。
メモリ110は、VRAM(Video Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のフレームメモリやバッファメモリを用いて構成される。メモリ110は、A/D変換部109から入力された画像データおよび画像処理部111が画像処理を施した画像データを一時的に記録するとともに、記録した画像データを画像処理部111またはシステム制御部128へ出力する。
画像処理部111は、GPU(Graphics Processing Unit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて構成される。画像処理部111は、システム制御部128の制御のもと、メモリ110に記録された画像データを取得し、取得した画像データに対して画像処理を行ってメモリ110またはシステム制御部128へ出力する。ここで、画像処理としては、デモザイキング処理、ゲインアップ処理、ホワイトバランス調整処理、ノイズ低減処理およびJPEG(Joint Photographic Experts Group)データを生成する現像処理等である。
露出制御部112は、システム制御部128を経由して入力された画像データに基づいて、撮像装置100の露出を制御する。具体的には、露出制御部112は、システム制御部128を経由して絞り制御部104およびシャッタ制御部106に撮像装置100の露出が適正露出となるように制御パラメータを出力する。
AF処理部113は、システム制御部128を経由して入力された画像データに基づいて、撮像装置100のピント位置を制御する。AF処理部113は、位相差方式、コントラスト方式および位相差方式とコントラスト方式とを組み合わせたハイブリット方式のいずれか1つを用いて撮像装置100のピント位置に関する制御パラメータを、システム制御部128を経由してレンズ制御部102へ出力する。
不揮発性メモリ114は、撮像装置100に関する各種情報やプログラムを記録する。不揮発性メモリ114は、撮像装置100が実行する複数のプログラムを記録するプログラム記録部114aと、識別器114bと、を有する。識別器114bは、複数の画像データを用いて被写体の種別を学習した学習結果、被写体の種別を判別するために用いるテンプレートおよび被写体の種別を判別するために用いる特徴量等を記録する。
第1の外部メモリ115は、撮像装置100の外部から着脱自在に装着される。第1の外部メモリ115は、システム制御部128から入力された画像データ(RAWデータ
やJPEGデータ等)を含む画像ファイルを記録する。第1の外部メモリ115は、例えばメモリカード等の記録媒体を用いて構成される。
第2の外部メモリ116は、撮像装置100の外部から着脱自在に装着される。第2の外部メモリ116は、システム制御部128から入力された画像データを含む画像ファイルを記録する。第2の外部メモリ116は、例えばメモリカード等の記録媒体を用いて構成される。
表示部117は、システム制御部128から入力された画像データに対応する画像および撮像装置100に関する各種情報を表示する。表示部117は、液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネルおよび表示ドライバ等を用いて構成される。
接眼表示部118は、電子ビューファインダ(EVF)として機能し、システム制御部128から入力された画像データに対応する画像および撮像装置100に関する各種情報を表示する。接眼表示部118は、液晶や有機EL等の表示パネルおよび接眼レンズ等を用いて構成される。
接眼検出部119は、赤外センサまたはアイセンサ等を用いて構成される。接眼検出部119は、接眼表示部118に接近する物体やユーザを検出し、この検出結果をシステム制御部128へ出力する。接眼検出部119は、接眼表示部118の近傍に設けられる。
外部インターフェース120は、システム制御部128から入力された画像データを所定の通信規格に従って外部表示装置200へ出力する。
操作部121は、複数の操作部材およびタッチパネルを用いて構成される。操作部121は、例えばスイッチ、ボタン、ジョイスティック、ダイヤルスイッチ、レバースイッチおよびタッチパネルのいずれかを用いて構成される。操作部121は、ユーザの操作の入力を受け付け、受け付けた操作に応じた信号をシステム制御部128へ出力する。
操作部121は、図1に示すように、シャッターボタン121aと、撮影ダイヤル121bと、INFOボタン121cと、再生ボタン121dと、キャンセルボタン121eと、MENUボタン121fと、選択ボタン121gと、決定ボタン121hと、を有する。
シャッターボタン121aは、半押しされた場合に撮影準備を指示する指示信号の入力を受け付け、全押しされた場合に撮影を指示する指示信号の入力を受け付ける。
撮影ダイヤル121bは、回転可能であり、撮影条件で設定された撮影パラメータを変更する指示信号の入力を受け付ける。なお、実施の形態1では、シャッターボタン121aが第1の操作部として機能する。
INFOボタン121cは、撮像装置100に関する情報を表示部117または接眼表示部118に表示させる指示信号の入力を受け付ける。
再生ボタン121dは、第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録された画像データの再生を指示する指示信号の入力を受け付ける。
キャンセルボタン121eは、第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録された画像データの消去を指示する指示信号の入力を受け付ける。また、キャンセルボタン121eは、撮像装置100の設定のキャンセルを指示する指示信号の入力を受け付ける。なお、実施の形態1では、キャンセルボタン121eが第2の操作部として機能する。
MENUボタン121fは、撮像装置100のメニューを表示部117または接眼表示部118に表示させる。
選択ボタン121gは、上下左右方向へカーソルを移動させる指示信号の入力を受け付ける。
決定ボタン121hは、選択された項目を決定する指示信号の入力を受け付ける。
タッチパネル121iは、表示部117の表示領域に重畳されて設けられ、外部からの物体がタッチしたタッチ位置に応じた指示信号の入力を受け付ける。
電源部122は、撮像装置100に対して着脱自在である。電源部122は、電源制御部123の制御のもと、撮像装置100を構成する各部へ所定の電圧を供給する。電源部122は、例えばリチウムイオン充電池やニッケル水素充電池等を用いて構成される。
電源制御部123は、システム制御部128の制御のもと、電源部122が供給する電圧を所定の電圧に調整する。電源制御部123は、レギュレータ(Regulator)等を用いて構成される。
フラッシュ発光部124は、フラッシュ制御部126の制御のもと、撮像装置100の撮像領域に向けて光を発光する。フラッシュ発光部124は、例えばLED(Light Emitting Diode)ランプ等を用いて構成される。
フラッシュ充電部125は、フラッシュ発光部124が光を発光するための電力を充電する。
フラッシュ制御部126は、システム制御部128の制御のもと、フラッシュ発光部124を所定のタイミングで発光させる。
移動状態検出部127は、撮像装置100の移動状態を検出し、この検出結果をシステム制御部128へ出力する。具体的には、移動状態検出部127は、撮像装置100の視野領域が変化したか否かを検出する。例えば、移動状態検出部127は、ユーザのパン操作によって生じる加速度や姿勢の変化を検出することによって撮像装置100の視野領域が移動状態であるか否かを検出し、この検出結果をシステム制御部128へ出力する。移動状態検出部127は、加速度センサやジャイロセンサ等を用いて構成される。なお、移動状態検出部127は、例えばGPSから位置情報を取得するGPSセンサ等を用いることによって撮像装置100の視野領域が移動中であるか否かを検出してもよい。もちろん、移動状態検出部127は、メモリ110から時間的に連続する画像データを取得し、取得した画像データの特徴量の変化率に基づいて、撮像装置100の視野領域が移動中であるか否かを検出してもよい。
システム制御部128は、撮像装置100を構成する各部を統括的に制御する。システム制御部128は、CPU(Central Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびDSP(Digital Signal Processing)等を用いて構成される。
ここで、システム制御部128の詳細な構成について説明する。図3は、システム制御部128の機能構成を示すブロック図である。図3に示すシステム制御部128は、取得部128aと、被写体検出部128bと、変更部128cと、判定部128dと、計時部128eと、優先順位設定部128fと、表示制御部128gと、撮影制御部128hと、を有する。なお、システム制御部128が実施の形態1に係る被写体検出装置として機能する。また、画像処理部111に実施の形態1に係る被写体検出装置としての機能を割り当ててもよく、専用のプロセッサを別途設けてもよい。
取得部128aは、メモリ110を経由して撮像素子107によって順次生成された画像データを順次取得する。なお、取得部128aは、第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116から画像データを取得してもよい。
被写体検出部128bは、取得部128aが画像データを取得する毎に、画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する。具体的には、被写体検出部128bは、識別器114bが記録する被写体の種別を学習した学習結果や所定のテンプレートマッチング技術を用いて、画像内から複数の被写体や特徴部を検出する。被写体検出部128bは、被写体として人(人、顔、鼻、瞳)以外に、動物(犬や猫等)、花、車(テールランプ、ヘッドライトを含む)、バイク(ヘルメット)、電車(運転席、行き先表示およびテキスト)、飛行機(コクピット)、月および建物等を、例えば機械学習やDeepLearning技術などで学習された学習結果を用いることによって自動的に検出することができる。
変更部128cは、被写体検出部128bが検出した検出結果に基づいて、被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更する。
判定部128dは、取得部128aが画像データを取得する毎に、被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定する。
計時部128eは、計時機能およびタイマー機能を有し、撮像装置100が生成した画像データに添付するための時刻情報や、撮像装置100を構成する各部を動作させるためのタイミング情報を生成する。
優先順位設定部128fは、操作部121の操作に応じて複数の被写体の各々の優先順位を設定する。
表示制御部128gは、表示部117または接眼表示部118の表示態様を制御する。具体的には、表示制御部128gは、画像データに対応する画像および機器の各種状態などを表す情報表示(キャラクタ記号や枠表示など)を表示部117または接眼表示部118に表示させる。
撮影制御部128hは、撮像装置100の撮影を制御する。具体的には、撮影制御部128hは、優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する。例えば、撮影制御部128hは、優先順位が最も高い被写体に撮像装置100のピント位置を合焦させるAF処理を実行する。
〔撮像装置の動作処理〕
次に、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。
図4は、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。さらに、図4においては、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図4においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200(例えばデザー撮影を想定)を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図4では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができ、例えば4つであってもよいし、2つであってもよい。
図4に示すように、まず、被写体検出部128bは、画像P1に写る被写体A1の顔を検出する。この場合、表示制御部128gは、画像P1上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P1上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、現在の優先順位を直感的に把握することができるとともに、現在の主要被写体を直感的に把握することができる。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P2および画像P3(画像P1→画像P2→画像P3)には、ユーザが撮像装置100の撮像領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1以外に車の被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P2および画像P3の各々から被写体A1および被写体A2を検出する。このとき、変更部128cは、被写体検出部128bが被写体A2を検出した場合であっても、被写体検出部128bが被写体A1(優先順位1)を検出しているため、被写体の優先順位(顔>車>バイク)を変更せず、被写体の優先順位を維持する。このため、表示制御部128gは、画像P2,画像P3上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P4には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P4から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このため、変更部128cは、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体A1を検出できなかったと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A2(優先順位2)の優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A2の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A1の優先順位を優先順位2に変更する(車>顔>バイク)。このとき、表示制御部128gは、画像P4上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、撮像装置100によって生成された画像P5および画像P6(画像P4→画像P5→画像P6)には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位1)および被写体A1(優先順位2)が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P5および画像P6から被写体A2(優先順位1)および被写体A1(優先順位2)を検出する。このとき、表示制御部128gは、変更部128cによって被写体の優先順位が変更されているので(車>顔>バイク)、被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を画像P5および画像P6に重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、現在の優先順位を直感的に把握することができる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P7には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位2)のみが写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P7から被写体A1(優先順位2)を検出し、被写体A2(優先順位1)を検出することができない。このため、変更部128cは、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体A2を検出できなかったと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A1(優先順位2)の優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A1の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A2の優先順位を優先順位2に変更する(顔>車>バイク)。このとき、表示制御部128gは、画像P7上に、被写体検出部128bが検出した被写体A1を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P7上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
〔撮像装置の処理〕
次に、撮像装置100が実行する処理について説明する。図5は、撮像装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず、撮像装置100の電源がオンした場合、システム制御部128は、撮像装置100の初期化を行う(ステップS101)。
続いて、優先順位設定部128fは、撮影時の撮影パラメータを変更する際の優先順位の初期化を行う(ステップS102)。具体的には、優先順位設定部128fは、撮像素子107の撮影時に撮影パラメータを合わせるための被写体の優先順位の初期化を行う。例えば、優先順位設定部128fは、撮像装置100によるAF対象の優先順位を顔、車およびバイクの順に設定する(顔>車>バイク)。
その後、撮像装置100は、撮像素子107が順次生成する画像データに対応するライブビュー画像内の被写体を検出するライブビュー画像被写体検出処理を実行する(ステップS103)。なお、ライブビュー画像被写体検出処理の詳細は後述する。ステップS103の後、撮像装置100は、後述するステップS104へ移行する。
その後、操作部121に対して撮影準備操作が行われた場合(ステップS104:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS105へ移行する。ここで、撮影準備操作とは、シャッターボタン121aが半押しされることによって、シャッターボタン121aから撮影準備を指示する指示信号(1stレリーズ信号)が入力される操作である。これに対して、操作部121に対して撮影準備操作が行われていない場合(ステップS104:No)、撮像装置100は、後述するステップS108へ移行する。
ステップS105において、撮像装置100は、撮影準備動作を実行する。具体的には、撮影制御部128hは、AF処理部113に優先度が最も高い被写体に対して撮像装置100のピント位置を合焦させるAF処理を実行させるとともに、優先度が最も高い被写体を基準に適正露出とするAE処理を露出制御部112に実行させる。
続いて、操作部121に対して撮影指示操作が行われた場合(ステップS106:Yes)、撮影制御部128hは、撮像素子107に撮像動作を実行させる(ステップS107)。ここで、撮影指示操作とは、シャッターボタン121aが全押しされることによって、シャッターボタン121aから撮影を指示する指示信号(2ndレリーズ信号)が入力される操作、またはタッチパネル121iがタッチされることによって撮影を指示する指示信号が入力される操作である。また、撮影動作とは、撮像素子107に画像データを生成させる処理である。なお、撮像動作では、撮像装置100の設定に応じて、画像処理部111に画像処理を実行させて第1の外部メモリ115および第2の外部メモリ116に記録させてもよいし、単に画像データを第1の外部メモリ115および第2の外部メモリ116に記録させてもよい。ステップS107の後、撮像装置100は、後述するステップS108へ移行する。
ステップS106において、操作部121に対して撮影操作が行われていない場合(ステップS106:No)、撮像装置100は、後述するステップS108へ移行する。
ステップS108において、操作部121から画像データの再生を指示する指示信号が入力された場合(ステップS108:Yes)、撮像装置100は、第1の外部メモリ115または第2の外部メモリ116に記録された画像データに対応する画像を表示部117または接眼表示部118に再生させる再生処理を実行する(ステップS109)。ステップS109の後、撮像装置100は、後述するステップS110へ移行する。
ステップS108において、操作部121から画像データの再生を指示する指示信号が入力されていない場合(ステップS108:No)、撮像装置100は、後述するステップS110へ移行する。
ステップS110において、操作部121の操作によって撮像装置100がパワーオフした場合(ステップS110:Yes)、撮像装置100は、各種設定を不揮発性メモリ114に記録するパワーオフ動作処理を実行する(ステップS111)。ステップS110の後、撮像装置100は、本処理を終了する。これに対して、操作部121の操作によって撮像装置100がパワーオフしていない場合(ステップS110:No)、撮像装置100は、上述したステップS103へ戻る。
〔ライブビュー画像被写体検出処理〕
次に、上述した図5で説明したライブビュー画像被写体検出処理の詳細について説明する。図6は、図5のライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、取得部128aは、メモリ110から画像データを取得する(ステップS201)。
続いて、被写体検出部128bは、取得部128aが取得した画像データに対応する画像に対して、識別器114bが記録する学習結果や周知のパターンマッチング技術を用いて複数の特徴部である複数の被写体を検出する(ステップS202)。
その後、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出したか否かを判定する(ステップS203)。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出したと判定された場合(ステップS203:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS204へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS203:No)、撮像装置100は、後述するステップS205へ移行する。
ステップS204において、表示制御部128gは、画像上に、被写体検出部128bが検出した優先順位1の被写体を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。この場合、表示制御部128gは、画像上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させてもよい。ステップS204の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS205において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したと判定された場合(ステップS205:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS206へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS205:No)、撮像装置100は、後述するステップS208へ移行する。
ステップS206において、表示制御部128gは、画像上に被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2へ変更する(ステップS207)。ステップS207の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS208において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したと判定された場合(ステップS208:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS209へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS208:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS209において、表示制御部128gは、画像上に被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2、優先順位2であった被写体の順位を優先順位3へ変更する(ステップS210)。ステップS210の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
以上説明した実施の形態1によれば、変更部128cが被写体検出部128bの検出結果に基づいて、複数の被写体の各々の優先順位を変更するので、検出する被写体が増加した場合であっても、瞬時に切り替えることができる。
また、実施の形態1によれば、判定部128dが取得部128aによって画像データが取得される毎に、被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、変更部128cが判定部128dの判定結果に基づいて、複数の被写体の各々の優先順位を変更するので、優先順位を自動的に切り替えることができる。
また、実施の形態1によれば、変更部128cが判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、被写体検出部128bが検出した被写体の優先順位を上げるので、優先順位を自動的に切り替えることができる。
また、実施の形態1によれば、表示制御部128gが被写体検出部128bによって検出された優先順位が最も高い被写体を含む領域に検出枠を画像に重畳して表示部117または接眼表示部118に表示させるので、リアルタイムで優先順位が最も高い被写体を直感的に把握することができる。
また、実施の形態1によれば、表示制御部128gが優先順位に関する情報を画像に重畳して表示部117または接眼表示部118に表示させるので、リアルタイムで各被写体の優先順位を直感的に把握することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る撮像装置は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成を有し、実行する動作処理およびライブビュー画像被写体検出処理が異なる。具体的には、上述した実施の形態1では、変更部128cが取得部128aによって画像データが取得される毎に被写体の優先順位を切り替えていたが、実施の形態2に係る撮像装置では、所定時間内に優先順位が高い被写体を検出できない場合に優先順位を変更する。以下においては、実施の形態2に係る撮像装置の動作処理およびライブビュー画像被写体検出処理について説明する。上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。
図7は、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。図7においては、上述した実施の形態1と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図7においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図7では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。
図7に示すように、まず、被写体検出部128bは、画像P11に写る被写体A1の顔を検出する。この場合、表示制御部128gは、画像P11上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P11上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P12および画像P13(画像P11→画像P12→画像P13)には、ユーザが撮像装置100の撮像領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1以外に車の被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P12および画像P13の各々から被写体A1および被写体A2を検出する。このとき、変更部128cは、被写体検出部128bが被写体A2を検出した場合であっても、被写体検出部128bが被写体A1(優先順位1)を検出しているため、被写体の優先順位(顔>車>バイク)を変更せず、被写体の優先順位を維持する。このため、表示制御部128gは、画像P12,画像P13上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P14には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P14から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、表示制御部128gは、画像P14上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を点滅またはハイライト表示によって接眼表示部118に強調表示させる。さらに、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更される旨の警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、優先順位が変更されることを直感的に把握することができる。さらに、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが被写体A1の検出ができなくなってからの時刻をカウントする。なお、判定部128dは、時刻情報以外にも、撮像素子107が生成する画像データのフレーム数に基づいて、時刻をカウントしてもよい。
続いて、撮像装置100によって生成された画像P15には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図を維持しているため、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P15から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが被写体A1の検出ができなくなった時刻から所定時間(例えば3秒)経過しているか否かを判定する。そして、表示制御部128gは、判定部128dが所定時間経過していると判定した場合、画像P15上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。このとき、変更部128cは、判定部128dによって所定時間内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体A1を検出できなかったと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A2(優先順位2)の優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A2の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A1の優先順位を優先順位2に変更する(車>顔>バイク)。なお、判定部128dが判定する時間は、操作部121の操作に応じて適宜変更することができる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P16および画像P17(画像P15→画像P16→画像P17)には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位1)および被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P16および画像P17から被写体A2(優先順位1)および被写体A1(優先順位1)を検出する。このとき、表示制御部128gは、変更部128cによって被写体の優先順位が変更されているので(車>顔>バイク)、被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を画像P16および画像P17に重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、現在の優先順位を直感的に把握することができる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P18には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位2)のみが写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P18から被写体A1(優先順位2)を検出し、被写体A2(優先順位1)を検出することができない。このとき、表示制御部128gは、画像P18上に被写体検出部128bが検出した被写体A1を含む領域に検出枠F1を点滅またはハイライト表示によって接眼表示部118に強調表示させる。さらに、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更される旨の警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、優先順位が変更されることを直感的に把握することができる。さらに、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが被写体A2の検出ができなくなってからの時刻をカウントする。
〔ライブビュー画像被写体検出処理〕
次に、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。
図8は、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。図8において、ステップS301〜ステップS304は、上述したステップS201〜ステップS204それぞれに対応する。
ステップS305において、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが検出した優先順位2および優先順位3のカウントをリセットする。ステップS305の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS306において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したと判定された場合(ステップS306:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS307へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS306:No)、撮像装置100は、後述するステップS312へ移行する。
ステップS307において、表示制御部128gは、被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を含む領域に検出枠F1を点滅させて接眼表示部118に表示させる。
続いて、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、優先順位2の被写体を優先順位1に切り替えるためのカウントアップを行い(ステップS308)、優先順位1の被写体および優先順位3の被写体の各々のカウントをリセットする(ステップS309)。
その後、判定部128dは、優先順位2の被写体のカウントが所定時間(カウント=10)になったか否かを判定する(ステップS310)。判定部128dによって優先順位2の被写体のカウントが所定時間になったと判定された場合(ステップS310:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS311へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位2の被写体のカウントが所定時間になっていないと判定された場合(ステップS310:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS311において、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2へ変更する。ステップS311の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS312において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したと判定された場合(ステップS312:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS313へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS312:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS313において、表示制御部128gは、被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を含む領域に検出枠F1を点滅させて接眼表示部118に表示させる。
続いて、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、優先順位3の被写体を優先順位1に切り替えるためのカウントアップを行い(ステップS314)、優先順位1の被写体および優先順位2の被写体の各々のカウントをリセットする(ステップS315)。
その後、判定部128dは、優先順位3の被写体のカウントが所定時間(カウント=10)になったか否かを判定する(ステップS316)。判定部128dによって優先順位3の被写体のカウントが所定時間になったと判定された場合(ステップS316:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS317へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位2の被写体のカウントが所定時間になっていないと判定された場合(ステップS316:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS317において、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2、優先順位2であった被写体の順位を優先順位3へ変更する。ステップS317の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
以上説明した実施の形態2によれば、変更部128cが判定部128dによって所定時間内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、所定時間内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更するので、検出する被写体が増加した場合であっても、自動的に切り替えることができるので、ユーザが特定の被写体を画角内やファインダー内で所定時間捕らえ続けるだけで、簡易に切り替えることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3に係る撮像装置は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100のシステム制御部128と構成が異なるうえ、実行するライブビュー画像被写体検出処理が異なる。具体的には、実施の形態3に係る撮像装置は、特定領域内でユーザが所望する被写体を捕らえ続けた場合、優先順位を切り替える。以下においては、実施の形態3に係る撮像装置が備えるシステム制御部の構成を説明後、実施の形態3に係る撮像装置が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔システム制御部の構成〕
図9は、実施の形態3に係るシステム制御部の詳細な構成を示すブロック図である。図9に示すシステム制御部300は、上述した実施の形態1に係るシステム制御部128の構成に加えて、特定領域設定部128iをさらに備える。
特定領域設定部128iは、操作部121の操作に応じて、画像内における特定領域を設定する。具体的には、特定領域設定部128iは、操作部121の操作に応じて、ユーザが所望する構図位置やEVF内のファインダー位置(接眼表示部118が表示する画像内)に主要被写体が写るような特定領域を設定する。
〔撮像装置の動作処理〕
次に、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。
図10は、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する模式図である。図10において、上述した実施の形態1,2と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図10においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、図10においては、特定領域設定部128iが操作部121の操作に応じて予め特定領域を画像中央に設定されている状態について説明する。さらにまた、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図10では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。
図10に示すように、まず、被写体検出部128bは、画像P21に写る被写体A1の顔を検出する。この場合において、表示制御部128gは、画像P21上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P21上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。このとき、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置するか否かを判定する。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P22および画像P23(画像P21→画像P22→画像P23)には、ユーザが撮像装置100の撮像領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1以外に車の被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P22および画像P23の各々に対して、被写体A1の顔および被写体A2を検出する。このとき、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1および被写体A2のどちらか一方が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置するか否かを判定する。画像P22および画像P23において、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1および被写体A2が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置しないと判定する。このため、変更部128cは、被写体検出部128bが被写体A2を検出している場合であっても、被写体A1および被写体A2の各々の優先順位を変更しない。さらに、表示制御部128gは、被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P24には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P24から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、表示制御部128gは、画像P24上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A2が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置するか否かを判定する。画像P24において、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A2が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置している判定する。このため、変更部128cは、判定部128dによって特定領域D1に被写体検出部128bが被写体A2を検出したと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A2(優先順位2)の優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A2の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A1の優先順位を優先順位2に変更する(車>顔>バイク)。これにより、特定領域D1に位置する被写体A2の優先順位が自動的に上げるとともに、ユーザが所望する構図で主要被写体を入れた撮影を容易に行うことができる。
続いて、撮像装置100によって生成された画像P25および画像P26には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位1)以外に、被写体A1が写り込む(画像P24→画像P25→画像P26)。この場合において、被写体検出部128bは、画像P25および画像P26の各々に対して、被写体A1の顔および被写体A2を検出する。このとき、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1および被写体A2のどちらか一方が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置するか否かを判定する。画像P25および画像P26の各々において、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A2(車)が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置していると判定する。このため、変更部128cは、被写体検出部128bが被写体A1を検出している場合であっても、被写体A2(車)および被写体A1(顔)の各々の優先順位を変更しない。さらに、表示制御部128gは、被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P27には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位2)のみが写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P27から被写体A1(優先順位2)を検出し、被写体A2(優先順位1)を検出することができない。このとき、表示制御部128gは、画像P27上に被写体検出部128bが検出した被写体A1を含む領域に検出枠F1を接眼表示部118に表示させる。さらに、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置するか否かを判定する。画像P27において、判定部128dは、被写体検出部128bが検出した被写体A1(顔)が特定領域設定部128iによって設定された特定領域D1に位置していると判定する。このため、変更部128cは、被写体検出部128bが被写体A1の優先順位を優先順位1に変更し、被写体A2(車)を優先順位2に変更する。さらに、表示制御部128gは、被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
〔ライブビュー画像被写体検出処理〕
次に、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。
図11は、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。なお、図11の処理内容は、図6のライブビュー画像被写体検出処理と同様であり、ステップS203A、ステップS205AおよびステップS208Aのみ異なる。以下においては、ステップS203A、ステップS205AおよびステップS208Aについて説明する。
ステップS203Aにおいて、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位1の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位1の被写体を検出したと判定された場合(ステップS203A:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS204へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位1の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS203A:No)、撮像装置100は、後述するステップS205Aへ移行する。
ステップS205Aにおいて、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位2の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位2の被写体を検出したと判定された場合(ステップS205A:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS206へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位2の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS205A:No)、撮像装置100は、後述するステップS208Aへ移行する。
ステップS208Aにおいて、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位3の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位3の被写体を検出したと判定された場合(ステップS208A:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS209へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内の特定領域で優先順位3の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS208A:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
以上説明した実施の形態3によれば、変更部128cが判定部128dによって特定領域内で被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、特定領域内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更するので、検出する被写体が増加した場合であっても、自動的に切り替えることができるので、ユーザが所望する特定の被写体を画角内やファインダー内の特定領域で捕らえ続けるだけで、簡易に切り替えることができる。
なお、実施の形態3では、変更部128cが判定部128dによって特定領域内で被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、特定領域内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更していたが、これに限定されることなく、例えば判定部128dによって特定領域内で所定時間(例えば3秒)内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、特定領域内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更してもよい。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4に係る撮像装置は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成を有し、実行する動作処理およびライブビュー画像被写体検出処理が異なる。具体的には、実施の形態4では、撮像装置に対する撮像視野の移動に応じて被写体の優先順位を切り替える。以下においては、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。
図12は、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する図である。図13は、図12に示す状況下で撮像装置100が順次生成した画像データに対応する画像の遷移を模式的に示す図である。図12および図13において、上述した実施の形態1と同様に、説明を簡略化するため、被写体を人、顔および車の場合について説明する。なお、図12および図13においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図12および図13では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。
図12に示すように、ユーザは、撮像装置100を用いて画角内に被写体A10(車)が写り込むように追尾しながら右から左に向けて振りながら撮影を行っている。この場合、図13に示すように、撮像装置100によって生成された画像P31には、被写体A10である車が写り込む。このため、被写体検出部128bは、画像P31に写る被写体A10(優先順位2)を検出する。この場合、表示制御部128gは、画像P31上に、被写体A10を含む領域に検出枠F1を点滅させて接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P1上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。このとき、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更される旨の警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、優先順位が変更されることを直感的に把握することができる。
続いて、図12および図13に示すように、撮像装置100によって生成された画像P32には、ユーザが主要被写体として被写体A10を追尾しているため、被写体A10(優先順位2)が写り込んでいる。このとき、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報または操作部121の操作に基づいて、このとき、変更部128cは、判定部128dによって所定時間内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体(優先順位1)を検出できなかったと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A10(優先順位2)の優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A10の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、顔の優先順位を優先順位2に変更する(車>顔>人)。さらに、表示制御部128gは、画像P1上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1(車>顔>人)を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、図12および図13に示すように、撮像装置100によって生成された画像P33には、ユーザが主要被写体として被写体A10を追尾しているため、被写体A10(優先順位1)以外に、人である被写体A11が写り込んでいる。この場合、被写体検出部128bは、画像P33から被写体A10(優先順位1)および被写体A11(優先順位3)を検出する。さらに、表示制御部128gは、画像P33上に、被写体A10を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらにまた、表示制御部128gは、画像P33上に、被写体検出部128bが検出した被写体A11(人)を含む領域に、被写体候補であることを示す候補枠F2を点滅または強調して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザは、被写体候補を直感的に把握することができる。また、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更される旨の警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。このとき、判定部128dは、操作部121から主要被写体を変更する指示信号が入力されたか否かを判定する。この状況下では、ユーザは、被写体A10を追尾しているので、操作部121を操作して主要被写体を切り替える操作を行わない。このため、変更部128cは、判定部128dによって操作部121から指示信号が入力されていないと判定されるので、被写体検出部128bが検出した被写体A11(優先順位3)のみの優先順位を上げる。具体的には、変更部128cは、被写体A11の優先順位を優先順位2に変更する。
続いて、図12および図13に示すように、撮像装置100によって生成された画像P34には、ユーザが主要被写体として被写体A10を追尾しているため、被写体A10(優先順位1)が写り込んでいる。この場合、被写体検出部128bは、画像P34に写る被写体A10(優先順位2)を検出する。この場合、表示制御部128gは、画像P34上に、被写体A10を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P1上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
〔ライブビュー画像被写体検出処理の概要〕
次に、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。図14は、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出の概要を示すフローチャートである。図14において、ステップS401〜ステップS407は、上述した図8のステップS301〜ステップS307それぞれに対応する。
ステップS408において、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが検出した優先順位1および優先順位3のカウントをリセットする。
続いて、判定部128dは、移動状態検出部127から入力される検出信号に基づいて、撮像装置100が撮影視野を移動させているか否かを判定する(ステップS409)。判定部128dによって撮像装置100が撮影視野を移動させていると判定した場合(ステップS409:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS410へ移行する。これに対して、判定部128dによって撮像装置100が撮影視野を移動させていないと判定した場合(ステップS409:No)、撮像装置100は、上述した図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS410において、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、優先順位2の被写体を優先順位1に切り替えるためのカウントアップを行う。ステップS411〜ステップS414は、上述した図8のステップS310〜ステップS313それぞれに対応する。
ステップS415において、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが検出した優先順位1および優先順位2のカウントをリセットする。
ステップS416において、判定部128dは、移動状態検出部127から入力される検出信号に基づいて、撮像装置100が撮影視野を移動させているか否かを判定する。判定部128dによって撮像装置100が撮影視野を移動させていると判定した場合(ステップS416:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS417へ移行する。これに対して、判定部128dによって撮像装置100が撮影視野を移動させていないと判定した場合(ステップS416:No)、撮像装置100は、上述した図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS417において、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、優先順位3の被写体を優先順位1に切り替えるためのカウントアップを行う。ステップS418およびステップS419は、上述した図8のステップS316およびステップS317それぞれに対応する。ステップS419の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
以上説明した実施の形態4によれば、変更部128cが判定部128dによって撮像装置100が移動している期間中に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、撮像装置100が移動している期間中に被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更するので、検出する被写体が増加した場合であっても、自動的に切り替えることができるので、ユーザが所望する特定の被写体を画角内やファインダー内で捕らえ続けるだけで、簡易に切り替えることができる。
なお、実施の形態4では、変更部128cが例えば判定部128dによって撮像装置100が移動している期間中であり、かつ、特定領域内で所定時間(例えば3秒)内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、特定領域内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更してもよい。
(実施の形態5)
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態5に係る撮像装置は、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成を有し、実行する動作処理、撮影準備動作処理およびライブビュー画像被写体検出処理が異なる。具体的には、実施の形態5では、撮像装置の操作部の操作に応じて優先順位を変更する。以下においては、上述した実施の形態1に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。
図15は、撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する図である。図15において、上述した実施の形態1〜4と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図15においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図15では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。
図15に示すように、まず、被写体検出部128bは、撮像装置100によって順次された画像P41、画像P42および画像P43に写る被写体A1の顔を検出する。この場合において、表示制御部128gは、画像P41、画像P42および画像P43上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P41上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P42および画像P43(画像P41→画像P42→画像P43)には、ユーザが撮像装置100の撮像領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1以外に車の被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P42および画像P43の各々に対して、被写体A1の顔および被写体A2を検出する。この場合、表示制御部128gは、被写体A1の優先順位が優先順位1のため、画像P42および画像P43上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、画像P42および画像P43上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P44には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P44から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、表示制御部128gは、画像P44上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を点滅または強調して接眼表示部118に表示させる。さらに、表示制御部128gは、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更可能なことを示す警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、撮像装置100によって生成された画像P45のタイミングにおいて、図16に示すように、ユーザがシャッターボタン121aを半押した場合、変更部128cは、優先順位を変更する。具体的には、変更部128cは、被写体A2の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A1の優先順位を優先順位2に変更する(車>顔>バイク)。これにより、被写体A2の優先順位を自動的に上げるとともに、ユーザが所望する構図で被写体が主被写体となる撮影を容易に行うことができる。
その後、撮像装置100によって順次生成された画像P46および画像P47には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位1)および被写体A1が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P46および画像P47から被写体A2および被写体A1を検出する。この場合、表示制御部128gは、被写体A2の優先順位が優先順位1なので、被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F2を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P48には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位2)のみが写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P48から被写体A1(優先順位2)を検出し、被写体A2(優先順位1)を検出することができない。さらに、表示制御部128gは、画像P48上に被写体検出部128bが検出した被写体A2を含む領域に検出枠F1を点滅または強調して接眼表示部118に表示させる。さらにまた、表示制御部128gは、表示制御部128gは、優先順位情報M1内に、優先順位が変更可能なことを示す警告Y1を重畳して接眼表示部118に表示させる。このとき、ユーザがシャッターボタン121aを半押した場合、変更部128cは、優先順位を変更する。具体的には、変更部128cは、被写体A1の優先順位を優先順位1に変更し、かつ、被写体A2の優先順位を優先順位2に変更する(顔>車>バイク)。これにより、被写体A1の優先順位を自動的に上げるとともに、ユーザが所望する構図で被写体が主被写体となる撮影を容易に行うことができる。
〔キャンセル操作時の動作処理〕
次に、撮像装置100が実行するキャンセル操作時の動作処理の概要について説明する。図17は、撮像装置100が実行するキャンセル操作時の動作処理の概要を説明する図である。図17においては、上述した図15と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図17においては、優先順位設定部128fによって予め被写体の優先順位が顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定されている状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図17では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。また、図17において、画像P51〜画像P56における撮像装置100の動作は、上述した図15の画像P41〜画像P46と同様のため、詳細な説明を省略する。
図17において、撮像装置100が画像P56を生成した後、撮像装置100によって生成された画像P57のタイミングにおいて、図18に示すように、ユーザがキャンセルボタン121eを押下することによって、キャンセル信号が入力された場合、変更部128cは、優先順位を直前の優先順位に変更するとともに、優先順位の変更を禁止する。具体的には、変更部128cは、被写体A2(車)の優先順位を優先順位2に変更するとともに、被写体A1(顔)の優先順位を優先順位1に変更する。この場合、表示制御部128gは、被写体A1の優先順位が優先順位1のため、画像P57上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P58には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)のみが写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P58から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、変更部128cは、優先順位の変更を禁止しているので、優先順位を変更しない。さらに、表示制御部128gは、画像P58上に被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。即ち、表示制御部128gは、被写体検出部128bが被写体A1の顔を検出した場合、瞬時に表示態様を切り替えて、被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザが所望する被写体が撮像装置100の撮像視野外へ移動した場合であっても、再度、撮像装置100の撮像視野内に入り込んだ場合、瞬時にユーザが所望する被写体にAF対象を合わせることができる。
〔撮影準備動作処理〕
次に、撮像装置100が実行する撮影準備動作処理について説明する。図19は、撮像装置100が実行する撮影準備動作処理の概要を示すフローチャートである。
図19に示すように、まず、取得部128aは、メモリ110から画像データを取得する(ステップS501)。
続いて、被写体検出部128bは、取得部128aが取得した画像データに対応する画像に対して、複数の被写体を検出する(ステップS502)。
その後、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出したか否かを判定する(ステップS503)。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出したと判定された場合(ステップS503:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS504へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位1の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS503:No)、撮像装置100は、後述するステップS507へ移行する。
ステップS504において、表示制御部128gは、画像上に、被写体検出部128bが検出した優先順位1の被写体を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。この場合、表示制御部128gは、画像上に現在の被写体の優先順位に関する優先順位情報M1を重畳して接眼表示部118に表示させてもよい。
続いて、判定部128dは、計時部128eから入力される時刻情報に基づいて、被写体検出部128bが検出した優先順位2および優先順位3のカウントをリセットする。
その後、撮像装置100は、操作部121の操作に応じて、優先順位の変更をキャンセルする優先順位変更キャンセル動作処理を実行する(ステップS506)。なお、優先順位変更キャンセル動作処理の詳細は、後述する。ステップS506の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS507において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出したと判定された場合(ステップS507:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS508へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS507:No)、撮像装置100は、後述するステップS514へ移行する。
ステップS508において、表示制御部128gは、画像上に被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を含む領域に検出枠F1を点滅させて接眼表示部118に表示させる。
続いて、判定部128dは、優先順位2の被写体のカウントを10にカウントアップ(優先順位2カウント=10)を行い(ステップS509)、優先順位1および優先順位3のカウントをリセットする(ステップS510)。
その後、判定部128dは、優先順位2の被写体のカウントが所定時間(カウント=10)になったか否かを判定する(ステップS511)。判定部128dによって優先順位2の被写体のカウントが所定時間になったと判定された場合(ステップS511:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS512へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位2の被写体のカウントが所定時間になっていないと判定された場合(ステップS511:No)、撮像装置100は、ステップS506へ移行する。
ステップS512において、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2へ変更する。この場合、表示制御部128gは、優先順位1になった被写体を含む領域に検出枠を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、システム制御部128は、優先順位変更履歴を不揮発性メモリ114に保存する(ステップS511)。ステップS513の後、撮像装置100は、ステップS506へ移行する。
ステップS514において、判定部128dは、被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したか否かを判定する。判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位3の被写体を検出したと判定された場合(ステップS514:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS515へ移行する。これに対して、判定部128dによって被写体検出部128bが画像内から優先順位2の被写体を検出していないと判定された場合(ステップS514:No)、撮像装置100は、後述するステップS506へ移行する。
ステップS515において、表示制御部128gは、画像上に被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を含む領域に検出枠F1を点滅させて接眼表示部118に表示させる。
続いて、判定部128dは、優先順位3の被写体のカウントを10にカウントアップ(優先順位2カウント=10)を行い(ステップS516)、優先順位1および優先順位2のカウントをリセットする(ステップS517)。
その後、判定部128dは、優先順位3の被写体のカウントが所定時間(カウント=10)になったか否かを判定する(ステップS518)。判定部128dによって優先順位3の被写体のカウントが所定時間になったと判定された場合(ステップS518:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS519へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位3の被写体のカウントが所定時間になっていないと判定された場合(ステップS518:No)、撮像装置100は、ステップS506へ移行する。
ステップS519において、変更部128cは、被写体検出部128bが検出した優先順位3の被写体を、優先順位1に変更し、かつ、優先順位1であった被写体の順位を優先順位2、優先順位2であった被写体の順位を優先順位3へ変更する。この場合、表示制御部128gは、優先順位1になった被写体を含む領域に検出枠を重畳して接眼表示部118に表示させる。ステップS519の後、撮像装置100は、ステップS506へ移行する。
〔優先順位変更キャンセル動作処理〕
次に、図19のステップS506で説明した優先順位変更キャンセル動作処理の詳細について説明する。図20は、優先順位変更キャンセル動作処理の概要を示すフローチャートである。
図19に示すように、操作部121のキャンセルボタン121eから優先順位の変更をキャンセルする指示信号が入力された場合(ステップS601:Yes)、変更部128cは、不揮発性メモリ114から優先順位変更履歴を取得する(ステップS602)。
続いて、変更部128cは、各被写体の優先順位を一つ前の状態に戻し(ステップS603)、各被写体に対する優先順位のカウントをオールリセットする(ステップS604)。ステップS604の後、撮像装置100は、図19のサブルーチンへ戻り、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS601において、操作部121のキャンセルボタン121eから優先順位の変更をキャンセルする指示信号が入力されていない場合(ステップS601:No)、撮像装置100は、図19のサブルーチンへ戻り、図5のメインルーチンへ戻る。
〔ライブビュー画像被写体検出動作処理〕
次に、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。図21は、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。ステップS701〜ステップS706は、上述した図6のステップS201〜ステップS206それぞれに対応する。
ステップS707において、判定部128dは、不揮発性メモリ114に記録された優先順位変更履歴に基づいて、優先順位の変更が許可されているか否かを判定する。判定部128dによって優先順位の変更が許可されていると判定された場合(ステップS707:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS708へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位の変更が許可されていないと判定された場合(ステップS707:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS708〜ステップS710は、上述した図6のステップS207〜ステップS209それぞれに対応する。
ステップS711において、判定部128dは、不揮発性メモリ114に記録された優先順位変更履歴に基づいて、優先順位の変更が許可されているか否かを判定する。判定部128dによって優先順位の変更が許可されていると判定された場合(ステップS711:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS712へ移行する。これに対して、判定部128dによって優先順位の変更が許可されていないと判定された場合(ステップS711:No)、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
ステップS712は、上述した図6のステップS210に対応する。ステップS712の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。
以上説明した実施の形態5によれば、シャッターボタン121aが操作された場合において、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定されたとき、変更部128cが被写体検出部128bによって検出された被写体の優先順位を上げるので、検出する被写体が増加した場合であっても、ユーザの操作に応じて切り替えることができるので、ユーザが所望するタイミングで簡易に切り替えることができる。
なお、実施の形態5では、変更部128cが判定部128dによって撮像装置100が移動している期間中であり、かつ、特定領域内で所定時間(例えば3秒)内に被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合において、ユーザが操作部121に対して操作したとき、特定領域内で被写体検出部128bが検出した複数の被写体の各々の優先順位を変更してもよい。
また、実施の形態5では、シャッターボタン121aが操作された場合、変更部128cが被写体検出部128bによって検出された被写体の優先順位を上げていたが、シャッターボタン121a以外であっても優先順位を変更してもよい。例えば、変更部128cは、例えばピント位置を確認する際にピント位置を含む領域を全画面表示する拡大操作、所定の領域を切り出して拡大するトリミング操作(デジタルズーム操作)、所謂親指AFと言われる主被写体にピント位置を合焦させるAF操作を実行することができる各種ボタンやスイッチが操作された場合において、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定されたとき、被写体検出部128bによって検出された被写体の優先順位を上げてもよい。
(実施の形態6)
次に、実施の形態6について説明する。実施の形態6に係る撮像装置は、上述した実施の形態5に係る撮像装置100と同一の構成を有し、実行する動作処理が異なる。具体的には、上述した実施の形態5では、シャッターボタン121aが半押しされた場合に優先順位を変更していたが、実施の形態6では、ズーム操作された場合に優先順位を変更する。以下においては、上述した実施の形態5に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、実施の形態6に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。図22は、実施の形態6に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する図である。図22において、上述した実施の形態5で説明した図15と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図22においては、撮影前に優先順位設定部128fが操作部121の操作に応じて予め被写体の優先順位を顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定している状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図22では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。また、図22において、画像P61〜画像P64における撮像装置100の動作は、上述した実施の形態5の図15の画像P41〜画像P44と同様のため、詳細な説明を省略する。
図22において、撮像装置100が画像P64を生成した後に、ユーザが操作部121を操作してズーム操作を行った場合、撮像装置100によって生成された画像P65に示すように、変更部128cは、優先順位を変更する。具体的には、変更部128cは、被写体A1(顔)の優先順位を優先順位1に変更する。この場合、表示制御部128gは、被写体A1の優先順位が優先順位1のため、画像P65上に被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P66および画像P67には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位1)および被写体A2が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P66および画像P67から被写体A2および被写体A1を検出する。この場合、表示制御部128gは、被写体A1の優先順位が優先順位1なので、被写体検出部128bが検出した被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P68には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A2(優先順位2)が写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P68から被写体A2(優先順位2)を検出し、被写体A1(優先順位1)を検出することができない。このとき、変更部128cは、優先順位の変更を禁止しているので、優先順位を変更しない。さらに、表示制御部128gは、画像P68上に被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。即ち、表示制御部128gは、被写体検出部128bが被写体A1の顔を検出した場合、瞬時に表示態様を切り替えて、被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザが所望する被写体が撮像装置100の撮像視野外へ移動した場合であっても、再度、撮像装置100の撮像視野内に入り込んだ場合、瞬時にユーザが所望する被写体にAF対象を合わせることができる。
以上説明した実施の形態6によれば、操作部121が操作されて画像の一部が拡大された場合において、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定されたとき、変更部128cが被写体検出部128bによって検出された被写体の優先順位を上げるので、検出する被写体が増加した場合であっても、ユーザの操作に応じて切り替えることができるので、ユーザが所望するタイミングで簡易に切り替えることができる。
(実施の形態7)
次に、実施の形態7について説明する。実施の形態7に係る撮像装置は、上述した実施の形態5に係る撮像装置100と同一の構成を有し、実行する動作処理およびライブビュー画像被写体検出処理が異なる。具体的には、上述した実施の形態5では、シャッターボタン121aが半押しされた場合に優先順位を変更していたが、実施の形態7では、タッチパネル121iによってタッチすることによって優先順位を変更する。以下においては、上述した実施の形態7に係る撮像装置100と同一の構成には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
〔撮像装置の動作処理〕
まず、実施の形態7に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要について説明する。図23は、実施の形態7に係る撮像装置100が実行する動作処理の概要を説明する図である。図23において、上述した実施の形態5で説明した図15と同様に、説明を簡略化するため、被写体を顔、車およびバイクのみについて説明する。なお、図23においては、優先順位設定部128fによって予め被写体の優先順位が顔、車およびバイク(顔>車>バイク)に設定されている状態について説明する。さらに、以下においては、ユーザが接眼表示部118を覗きながら撮影を行っている状況下について説明するが、表示部117または外部表示装置200を用いて撮影を行っている場合であっても同様である。さらにまた、図23では、優先順位を3つにしているが、これに限定されることなく、適宜変更することができる。また、図23において、画像P71〜画像P74における撮像装置100の動作は、上述した実施の形態5の図15の画像P41〜画像P44と同様のため、詳細な説明を省略する。
図22において、撮像装置100が画像P74を生成した後に、撮像装置100によって生成された画像P75および画像P76に示すように、ユーザがタッチパネル121iを用いて所望の被写体A2(車)をタッチした場合、変更部128cは、タッチ領域T1の位置に基づいて、優先順位を変更する。具体的には、変更部128cは、被写体A2(車)の優先順位を優先順位1に変更する。この場合、表示制御部128gは、被写体A2の優先順位が優先順位1のため、画像P75上に被写体A2を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる(画像P74→画像P75→画像P76)。
続いて、撮像装置100によって順次生成された画像P76および画像P77には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位1)および被写体A2が写り込む。この場合、被写体検出部128bは、画像P76および画像P77から被写体A2および被写体A1を検出する。この場合、表示制御部128gは、被写体A1の優先順位が優先順位2なので、被写体検出部128bが検出した被写体A2(車)を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。
その後、撮像装置100によって生成された画像P78には、ユーザが撮像装置100の撮影領域の構図または画角の変更に伴って、被写体A1(優先順位2)が写り込む。この場合において、被写体検出部128bは、画像P78から被写体A1(優先順位2)を検出し、被写体A2(優先順位1)を検出することができない。このとき、変更部128cは、優先順位の変更を禁止しているので、優先順位を変更しない(車>顔>バイク)。さらに、表示制御部128gは、画像P78上に被写体検出部128bが検出した優先順位2の被写体A1の顔を含む領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。即ち、表示制御部128gは、被写体検出部128bが被写体A2を検出した場合、瞬時に表示態様を切り替えて、被写体A2の領域に検出枠F1を重畳して接眼表示部118に表示させる。これにより、ユーザが所望する被写体が撮像装置100の撮像視野外へ移動した場合であっても、再度、撮像装置100の撮像視野内に入り込んだ場合、瞬時にユーザが所望する被写体にAF対象を合わせることができる。
〔ライブビュー画像被写体検出処理〕
次に、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理について説明する。図24は、撮像装置100が実行するライブビュー画像被写体検出処理の概要を示すフローチャートである。図24において、ステップS801〜ステップS810は、上述した図6のステップS201〜ステップS210それぞれに対応する。
ステップS811において、タッチパネル121iに対してタッチ操作があった場合(ステップS811:Yes)、撮像装置100は、タッチ操作に応じて優先順位を変更するタッチ処理を実行する(ステップS812)。なお、タッチ処理の詳細は、後述する。ステップS812の後、撮像装置100は、図5のメインルーチンへ戻る。これに対して、タッチパネル121iに対してタッチ操作がなかった場合(ステップS811:No)、図5のメインルーチンへ戻る。
〔タッチ処理〕
図25は、図24のステップS812のタッチ処理の概要を示すフローチャートである。
図25に示すように、被写体検出部128bは、タッチパネル121iから入力される位置信号に基づいて、画像内におけるタッチ領域の被写体を検出する(ステップS901)。
ステップS902およびステップS903は、上述した図8のステップS303およびステップS305それぞれに対応する。
ステップS904において、タッチパネル121iに対してユーザのタッチがタッチオフとなった場合(ステップS904:Yes)、撮像装置100は、後述するステップS905へ移行する。これに対して、タッチパネル121iに対してユーザのタッチがタッチオフとなっていない場合(ステップS904:No)、撮像装置100は、上述したステップS901へ戻る。
ステップS906〜ステップS912は、上述した図8のステップS306〜ステップS317それぞれに対応する。
以上説明した実施の形態7によれば、タッチパネル121iに対してタッチ操作があった場合において、判定部128dによって被写体検出部128bが優先順位の高い被写体をタッチされたタッチ位置を含むタッチ領域で検出できなかったと判定されたとき、変更部128cがタッチ位置を含むタッチ領域で被写体検出部128bによって検出された被写体の優先順位を上げるので、検出する被写体が増加した場合であっても、ユーザが所望する被写体の優先順位を簡易な操作で直感的に切り替えることができる。
(その他の実施の形態)
本開示の実施の形態1〜7に係る撮像装置に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の形態を形成することができる。例えば、上述した本開示の実施の形態に係る撮像装置に記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本開示の実施の形態に係る撮像装置で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。具体的には、実施の形態1〜7における、所定時間、特定領域、撮像装置が移動している期間中、撮影操作やズーム操作を含む特定の操作、優先順位の変更を禁止するキャンセル操作や優先順位を元に戻すキャンセル操作、およびタッチ操作等を適宜組み合わせることによって、本開示を実施することができる。
また、本開示の実施の形態1〜7に係る撮像装置では、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
また、本開示の実施の形態1〜7に係る撮像装置に実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本開示の実施の形態1〜7に係る撮像装置に実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本開示を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。また、こうした、単純な分岐処理からなるプログラムに限らず、より多くの判定項目を総合的に判定して分岐させてもよい。その場合、ユーザにマニュアル操作を促して学習を繰り返すうちに機械学習するような人工知能の技術を併用しても良い。また、多くの専門家が行う操作パターンを学習させて、さらに複雑な条件を入れ込む形で深層学習をさせて実行してもよい。
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本開示を実施することが可能である。
100・・・撮像装置
101・・・光学系
102・・・レンズ制御部
103・・・絞り
104・・・絞り制御部
105・・・シャッタ
106・・・シャッタ制御部
107・・・撮像素子
108・・・撮像制御部
109・・・:A/D変換部
110・・・メモリ
111・・・画像処理部
112・・・露出制御部
113・・・AF処理部
114・・・不揮発性メモリ
114a・・・プログラム記録部
114b・・・識別器
115・・・第1の外部メモリ
116・・・第2の外部メモリ
117・・・表示部
118・・・接眼表示部
119・・・接眼検出部
120・・・外部インターフェース
121・・・操作部
121a・・・シャッターボタン
121b・・・撮影ダイヤル
121c・・・INFOボタン
121d・・・再生ボタン
121e・・・キャンセルボタン
121f・・・MENUボタン
121g・・・選択ボタン
121h・・・決定ボタン
121i・・・タッチパネル
122・・・電源部
123・・・電源制御部
124・・・フラッシュ発光部
125・・・フラッシュ充電部
126・・・フラッシュ制御部
127・・・移動状態検出部
128,300・・・システム制御部
128a・・・取得部
128b・・・被写体検出部
128c・・・変更部
128d・・・判定部
128e・・・計時部
128f・・・優先順位設定部
128g・・・表示制御部
128h・・・撮影制御部
128i・・・位置設定部
121i・・・タッチパネル
300・・・システム制御部;

Claims (18)

  1. 画像データを順次取得する取得部と、
    前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する被写体検出部と、
    前記複数の被写体の各々の優先順位を設定する優先順位設定部と、
    前記被写体検出部が検出した検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する変更部と、
    優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する撮影制御部と、
    を備える、
    被写体検出装置。
  2. 請求項1に記載の被写体検出装置であって、
    前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記変更部は、
    前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する、
    被写体検出装置。
  3. 請求項2に記載の被写体検出装置であって、
    前記変更部は、前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  4. 請求項2または3に記載の被写体検出装置であって、
    前記判定部は、前記被写体検出部が所定時間内で前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、
    前記変更部は、前記判定部によって所定時間内で前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、所定時間内で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  5. 請求項2または3に記載の被写体検出装置であって、
    前記画像内における特定領域を設定する特定領域設定部をさらに備え、
    前記判定部は、前記被写体検出部が前記特定領域内で前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、
    前記変更部は、前記判定部によって前記特定領域内で前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記特定領域内で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  6. 請求項2または3に記載の被写体検出装置であって、
    当該被写体検出装置の移動状態を検出する移動状態検出部をさらに備え、
    前記判定部は、前記移動状態検出部の検出結果に基づいて、当該被写体検出装置が移動している期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、
    前記変更部は、前記判定部によって前記期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合、前記期間中で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  7. 請求項2または3に記載の被写体検出装置であって、
    所定の操作の入力を受け付ける第1の操作部をさらに備え、
    前記判定部は、前記第1の操作部が前記所定の操作の入力を受け付けた際に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、
    前記変更部は、前記判定部によって前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合において、前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  8. 請求項2または3に記載の被写体検出装置であって、
    当該被写体検出装置の移動状態を検出する移動状態検出部と、
    所定の操作の入力を受け付ける第1の操作部と、
    をさらに備え、
    前記判定部は、前記移動状態検出部の検出結果に基づいて、当該被写体検出装置が移動している期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できたか否かを判定し、
    前記変更部は、前記判定部によって前記期間中に前記被写体検出部が前記優先順位の高い被写体を検出できなかったと判定された場合において、前記第1の操作部が前記所定の操作の入力を受け付けたとき、前記期間中で前記被写体検出部が検出した被写体の優先順位を上げる、
    被写体検出装置。
  9. 請求項7または8に記載の被写体検出装置であって、
    前記所定の操作は、前記画像の一部を拡大する拡大操作である、
    被写体検出装置。
  10. 請求項7または8に記載の被写体検出装置であって、
    前記画像を表示する表示部と、
    前記表示部の表示領域に重畳して設けられたタッチパネルと、
    を備え、
    前記第1の操作部は、前記タッチパネルであり、
    前記所定の操作は、前記タッチパネルに対する所定時間以上のタッチ操作である、
    被写体検出装置。
  11. 請求項7または8に記載の被写体検出装置であって、
    焦点距離を変更自在であり、被写体像を結像する光学系をさらに備え、
    前記所定の操作は、前記焦点距離の変更操作である、
    被写体検出装置。
  12. 請求項7〜11のいずれか一つに記載の被写体検出装置であって、
    前記変更部による前記優先順位の変更を禁止する、または前記変更部によって変更された前記優先順位を直前の状態へ戻すキャンセル信号の入力を受け付ける第2の操作部をさらに備える、
    被写体検出装置。
  13. 請求項7〜12のいずれか一つに記載の被写体検出装置であって、
    前記被写体検出部が検出した前記優先順位が最も高い被写体を含む領域に検出枠を前記画像に重畳して表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、
    被写体検出装置。
  14. 請求項13に記載の被写体検出装置であって、
    前記表示制御部は、前記優先順位に関する情報を前記画像に重畳して前記表示部に表示させる、
    被写体検出装置。
  15. 請求項13または14に記載の被写体検出装置であって、
    前記表示制御部は、前記変更部によって前記優先順位が変更される場合、前記画像に警告を重畳して前記表示部に表示させる、
    被写体検出装置。
  16. 被写体像を結像する光学系と、
    前記光学系が結像した前記被写体像を受光し、該被写体像に対して光電変換を行うことによって画像データを順次生成する撮像素子と、
    前記画像データを順次取得する取得部と、
    前記取得部が前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出する被写体検出部と、
    前記複数の被写体の各々の優先順位を設定する設定部と、
    前記被写体検出部が検出した検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更する変更部と、
    前記優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する撮影制御部と、
    を備える、
    撮像装置。
  17. 被写体検出装置が実行する検出方法であって、
    画像データを順次取得し、
    前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出し、
    前記複数の被写体の各々の優先順位を設定し、
    前記画像に写る複数の被写体の検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更し、
    優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する、
    検出方法。
  18. 被写体検出装置が実行するプログラムであって、
    画像データを順次取得し、
    前記画像データを取得する毎に、前記画像データに対応する画像に写る複数の被写体を検出し、
    前記複数の被写体の各々の優先順位を設定し、
    前記画像に写る複数の被写体の検出結果に基づいて、前記複数の被写体の各々の優先順位を変更し、
    優先順位の高い被写体に基づいて、撮影時の撮影パラメータを変更する、
    プログラム。
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