<法的事項の遵守>
本明細書に記載の開示は、通信の秘密など、本開示の実施に必要な実施国の法的事項遵守を前提とすることに留意されたい。
本開示に係る情報処理方法、プログラム、端末、情報処理装置、電子装置を実施するための実施形態について、図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク30を介して、サーバ10と、端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)と、店舗装置40(店舗装置40A,店舗装置40B,店舗装置40C,・・・)と、店舗電話機50(店舗電話機50A,店舗電話機50B,店舗電話機50C,・・・)とが接続される。サーバ10は、ネットワーク30を介してユーザが所有する端末20に、端末20間でのメッセージや画像等を含むコンテンツの送受信を実現するサービスを提供する。なお、ネットワーク30に接続される端末20の数は限定されない。
ネットワーク30は、1以上の端末20と、1以上のサーバ10と、1以上の店舗装置40と、1以上の店舗電話機50とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワーク30は、上記の各種装置が接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。また、ネットワーク30は、電話網として、固定電話機用の固定電話網や、携帯電話機用の携帯電話網(基地局、移動通信制御局を含む。)等の各種の電話網を含む。
ネットワーク30のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。ネットワーク30は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(ad hoc network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(virtual private network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(local area network:LAN)、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(wide area network:WAN)、ワイヤレスWAN(wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(metropolitan area network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、固定電話網、携帯電話網、ISDN(integrated service digital networks)、無線LAN、LTE(long term evolution)、CDMA(code division multiple access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク30は、1つまたは複数のネットワーク30を含むことができる。
端末20(端末20A,端末20B,端末20C,・・・)(限定ではなく、端末、情報処理装置の一例)は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理端末であればどのような端末であってもよい。端末20は、限定でなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(personal digital assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、または他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、端末20は情報処理端末と表現されてもよい。
端末20A、端末20Bおよび端末20Cの構成は基本的には同一であるため、以下の説明においては、端末20について説明する。また、本明細書では、必要に応じて、「ユーザX.X」が利用する端末を端末20Xと表現し、「ユーザX.X」または端末20Xに対応付けられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応付けられた情報を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10(限定でなく、サーバ、情報処理装置の一例)は、端末20に対して、所定のサービスとしてIMSを提供する機能を備える。サーバ10は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。サーバ10は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、サーバ10は情報処理装置と表現されてもよい。サーバ10と端末20とを区別する必要がない場合は、サーバ10と端末20とは、それぞれ情報処理装置と表現されてもよいし、されなくてもよい。
店舗装置40(限定ではなく、事業者の電子装置の一例)は、店舗(限定ではなく、事業者の一例)の予約スケジュールに関する情報を記憶して管理する機能と、店舗の予約スケジュールに関する情報を入力する機能とを有する装置である。
店舗装置40は、端末20のユーザのスケジュールに関する第1スケジュール情報と、店舗の事業者のスケジュールに関する第2スケジュール情報とを関連付ける処理を行う。店舗装置40は、限定でなく例として、サーバ装置、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホーム等を含む。店舗装置40は、情報処理装置や情報管理装置、電子装置と表現されてもよい。
なお、店舗の予約スケジュールに関する情報を記憶して管理する機能を有する装置として、店舗内または店舗外に設置される予約管理サーバを構成し、店舗の予約スケジュールに関する情報を入力する機能を有する装置として、店舗内に設置される店舗コンピュータを構成することができる。以下の実施形態では、店舗装置40は、この予約管理サーバの機能と、この店舗コンピュータの機能との両方の機能を有する1つの装置として説明するが、予約管理サーバと店舗コンピュータとを別々の装置として構成してもよいし、構成しなくてもよい。
店舗電話機50(限定ではなく、事業者の電子装置の一例)は、各店舗がそれぞれ使用する電話機である。店舗電話機50は、限定でなく例として、固定電話機、スマートフォン、携帯電話機(フィーチャーフォン)等を含む。
限定でなく例として、店舗装置40Aおよび店舗電話機50Aを管理する店舗の名称を「店舗Y1」、店舗装置40Bおよび店舗電話機50Bを管理する店舗の名称を「店舗Y2」、店舗装置40Cおよび店舗電話機50Cを管理する店舗の名称を「店舗Y3」等のように表記する。
[各装置のハードウェア(HW)構成]
通信システム1に含まれる各装置のHW構成について説明する。
(1)端末のHW構成
図1には、端末20のHW構成の一例を示している。
端末20は、制御部21(CPU:central processing unit(中央処理装置))、記憶部28、通信I/F22(インタフェース)、入出力部23、表示部24、マイク25、スピーカ26、カメラ27を備える。端末20のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、端末20のHW構成として、すべての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、端末20は、マイク25、カメラ27等、個々の構成要素、または複数の構成要素を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
通信I/F22は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F22は、ネットワーク30を介して、サーバ10等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F22は、各種データを制御部21からの指示に従って、サーバ10等の各種装置に送信する。また、通信I/F22は、サーバ10等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部21に伝達する。また、通信I/F22は、固定電話機や携帯電話機、他の端末20と電話を行うための電話用の通信IF(電話用の通信部)を含む。また、通信I/F22を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F22が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部23は、端末20に対する各種操作を入力する装置、および、端末20で処理された処理結果を出力する装置を含む。入出力部23は、入力部と出力部が一体化していてもよいし、入力部と出力部に分離していてもよいし、そうでなくてもよい。
入力部は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部21に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入力部は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力部は、制御部21で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力部は、限定でなく例として、 タッチパネル、タッチディスプレイ、スピーカ(音声出力)、レンズ(限定でなく例として3D(three dimensions)出力や、ホログラム出力)、プリンターなどを含む。
表示部24は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。表示部24は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよいし、そうでなくてもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置を含む。なお、これらの表示部24は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。
入出力部23がタッチパネルの場合、入出力部23と表示部24とは、略同一の大きさおよび形状で対向して配置されていてもよい。
制御部21は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
制御部21は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(application-specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)を含む。
記憶部28は、端末20が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部28は、限定でなく例として、HDD(hard disk drive)、SSD(solid state drive)、フラッシュメモリ、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)など各種の記憶媒体を含む。また、記憶部28は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
端末20は、プログラムPを記憶部28に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部21が、制御部21に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部28に記憶されるプログラムPは、端末20に、制御部21が実行する各機能を実現させる。また、このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
マイク25は、音声データの入力に利用される。スピーカ26は、音声データの出力に利用される。カメラ27は、動画像データの取得に利用される。
(2)サーバのHW構成
図1には、サーバ10のHW構成の一例を示している。
サーバ10は、制御部11(CPU)、記憶部15、通信I/F14(インタフェース)、入出力部12、ディスプレイ13を備える。サーバ10のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。なお、サーバ10のHWは、サーバ10のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、サーバ10のHWは、ディスプレイ13を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
制御部11は、プログラム内に含まれたコードまたは命令によって実現する機能を実行するために物理的に構造化された回路を有し、限定でなく例として、ハードウェアに内蔵されたデータ処理装置により実現される。
制御部11は、代表的には中央処理装置(CPU)、であり、その他にマイクロプロセッサ、プロセッサコア、マルチプロセッサ、ASIC、FPGAであってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、制御部11は、これらに限定されない。
記憶部15は、サーバ10が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する機能を有する。記憶部15は、HDD、SSD、フラッシュメモリなど各種の記憶媒体により実現される。ただし、本開示において、記憶部15は、これらに限定されない。また、記憶部15は、メモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
通信I/F14は、ネットワーク30を介して各種データの送受信を行う。通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F14は、ネットワーク30を介して、端末20等の各種装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F14は、各種データを制御部11からの指示に従って、端末20等の各種装置に送信する。また、通信I/F14は、端末20等の各種装置から送信された各種データを受信し、制御部11に伝達する。また、通信I/F14を単に通信部と表現する場合もある。また、通信I/F14が物理的に構造化された回路で構成される場合には、通信回路と表現する場合もある。
入出力部12は、サーバ10に対する各種操作を入力する装置により実現される。入出力部12は、ユーザからの入力を受け付けて、入力に係る情報を制御部11に伝達できる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。入出力部12は、代表的にはキーボード等に代表されるハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイスで実現される。なお、入出力部12、限定でなく例として、タッチパネルやカメラ(動画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含んでいてもよいし、そうでなくてもよい。ただし、本開示において、入出力部12は、これらに限定されない。
ディスプレイ13は、代表的にはモニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイやOELD(organic electroluminescence display))で実現される。なお、ディスプレイ13は、ヘッドマウントディスプレイ(HDM)などであってもよいし、そうでなくてもよい。なお、これらのディスプレイ13は、3Dで表示データを表示可能であってもよいし、そうでなくてもよい。本開示において、ディスプレイ13は、これらに限定されない。
(3)店舗装置のHW構成
図2には、店舗装置40のHW構成の一例を示している。
店舗装置40は、限定でなく例として、制御部41(CPU)、記憶部45、通信I/F44(インタフェース)、入出力部42、ディスプレイ43、スピーカ46を備える。店舗装置40のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
なお、店舗装置40のHWは、店舗装置40のHWの構成として、全ての構成要素を含むことは必須ではない。限定でなく例として、店舗装置40のHWは、ディスプレイ43を取り外すような構成であってもよいし、そうでなくてもよい。
また、店舗装置40に含まれる上記の各構成要素や機能部を実現するためのHWや部品等については、例えばサーバ10と同様に構成することができる。このため、再度の説明を省略する。
(4)その他
サーバ10は、プログラムPを記憶部15に記憶し、このプログラムPを実行することで、制御部11が、制御部11に含まれる各部としての処理を実行する。つまり、記憶部15に記憶されるプログラムPは、サーバ10に、制御部11が実行する各機能を実現させる。このプログラムPは、プログラムモジュールと表現されてもよいし、されなくてもよい。
店舗装置40についても同様である。
本開示の各実施形態においては、端末20および/またはサーバ10のCPUがプログラムPを実行することにより、実現するものとして説明する。
店舗装置40についても同様である。
なお、端末20の制御部21、および/または、サーバ10の制御部11は、制御回路を有するCPUだけでなく、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各処理を実現してもよいし、そうでなくてもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよいし、そうでなくてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。そのため、制御部21は、制御回路と表現されてもよいし、されなくてもよい。
店舗装置40についても同様である。
また、本開示の各実施形態のプログラムP(限定でなく例として、ソフトウェアプログラム、コンピュータプログラム、またはプログラムモジュール)や各実施形態のデータは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体(または記録媒体)に記憶(または記録)された状態で提供されてもよいし、されなくてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムPを記憶可能である。また、プログラムPは、本開示の各実施形態の機能の一部を実現するためのものであってもよいし、そうでなくてもよい。さらに、本開示の各実施形態の機能を記憶媒体にすでに記録されているプログラムPとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよいし、そうでなくてもよい。
記憶媒体は、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)または特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カード、またはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。なお、記憶媒体はこれらの例に限られず、プログラムPを記憶可能であれば、どのようなデバイスまたは媒体であってもよい。また、記憶媒体をメモリ(memory)と表現されてもよいし、されなくてもよい。
サーバ10および/または端末20は、記憶媒体に記憶されたプログラムPを読み出し、読み出したプログラムPを実行することによって、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現することができる。
店舗装置40についても同様である。
また、本開示のプログラムPは、プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ10および/または端末20に提供されてもよいし、されなくてもよい。サーバ10および/または端末20は、限定でなく例として、インターネット等を介してダウンロードしたプログラムPを実行することにより、各実施形態に示す複数の機能部の機能を実現する。
店舗装置40についても同様である。
また、本開示の各実施形態は、プログラムPが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ10および/または端末20における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。
端末20における処理の少なくとも一部を、サーバ10により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、端末20の制御部21の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、サーバ10で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
サーバ10における処理の少なくとも一部を、端末20により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、サーバ10の制御部11の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、端末20で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよいし、そうでなくてもよい。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、ActionScript、JavaScript(登録商標)などのスクリプト言語、Objective-C、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装される。
<第1実施形態>
近年、前述したIMS(Instant Messaging Service)やSNS(Social Networking Service)等のネットワークサービスが流行している。
「IMS」は、インターネットを利用して通信装置のユーザ間で会話を交わすために、ユーザの通信装置間でのメッセージの送受信を行わせるサービスである。本明細書では、インスタントメッセージングサービスの略称である「IMS」の表現を用いるが、広義にはメッセージングサービス全般を意味するものであり、インスタントメッセージングサービスに限定されるものではない。サーバ10は、例えばこのIMSを提供するサーバである。
「SNS」とは、主として通信装置のユーザ間のコミュニケーションを行うことを目的として、インターネット上で社会的なネットワークやコミュニティを形成させるサービスである。
なお、IMSはSNSの1つの形態(一形態)とも言える。このため、IMSとSNSとは区別してもよいし、区別しなくてもよい。
上記のネットワークサービスを利用するユーザが、このネットワークサービスを利用して店舗に予約を行う場合がある。第1実施形態は、限定でなく例として、端末20のユーザがIMSを利用して自身を含むグループに関する予約を店舗に行い、店舗で設定された予約スケジュール情報を、同じグループに含まれる各ユーザの端末20で設定可能とする実施形態である。
第1実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
<機能構成>
(1)サーバの機能構成
図3は、本実施形態においてサーバ10の制御部11により実現される機能の一例を示す図である。
サーバ10は、制御部11により実現される機能として、サーバメイン処理部111と、IMS処理部112と、スケジュール管理処理部113と、グループ識別処理部115とを有する。
サーバメイン処理部111は、記憶部15に記憶されているサーバメイン処理プログラム151に従って、サーバ10を統括的に制御するための処理であるサーバメイン処理を実行する機能を有している。
IMS処理部112は、記憶部15に記憶されているIMS処理プログラム152に従って、端末20間でのコンテンツ等の送受信を行わせるためのIMS処理を実行する機能を有している。
本明細書において、「コンテンツ」とは、複数の端末20間で送受信されるメッセージ、スタンプ画像や写真(静止画像)、映像(動画像)等の画像、またはこれらの組み合わせを含む。また、本明細書におけるコンテンツは、詳細後述する「通信用情報」を含む。
スケジュール管理処理部113は、記憶部15に記憶されているスケジュール管理処理プログラム1521に従って、端末20のユーザのスケジュールに関する情報(以下、「ユーザスケジュール情報」と称す。)や、端末20のユーザが含まれるグループのスケジュールに関する情報(以下、「グループスケジュール情報」と称す。)を管理するためのスケジュール管理処理を実行する機能を有している。
グループ識別処理部115は、記憶部15に記憶されているグループ識別処理プログラム1523に従って、店舗の店舗装置40から送信された、後述する予約情報を送信するグループを識別・設定するためのグループ識別処理を実行する機能を有している。
図4は、本実施形態におけるサーバ10の記憶部15に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部15には、限定でなく例として、制御部11により読み出され、サーバメイン処理として実行されるサーバメイン処理プログラム151と、IMS処理として実行されるIMS処理プログラム152とが記憶される。
IMS処理プログラム152は、限定でなく例として、スケジュール管理処理として実行されるスケジュール管理処理プログラム1521と、グループ識別処理として実行されるグループ識別処理プログラム1523とをサブルーチンプログラムとして含む。これらの処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。
また、記憶部15には、限定でなく例として、ユーザ登録データ153と、店舗登録データ154と、ユーザ管理データベース155と、グループ管理データベース156と、店舗管理データベース157とが記憶される。
ユーザ登録データ153は、IMSを利用する端末20のユーザの登録データであり、そのデータ構成の一例を図5に示す。
ユーザ登録データ153には、限定でなく例として、ユーザ名と、端末電話番号と、端末メールアドレスと、ユーザIDと、ユーザパスワードと、ユーザアイコン画像と、ユーザプロフィールとが関連付けて記憶される。
ユーザ名は、IMSにおけるユーザの名称であり、例えば登録時に端末20のユーザの名称が記憶されて登録される。
端末電話番号は、このユーザ名のユーザの端末20の電話番号であり、例えば登録時に端末20の電話番号が記憶されて登録される。
端末メールアドレスは、このユーザ名のユーザの端末20のメールアドレスであり、例えば登録時に端末20のメールアドレスが記憶されて登録される。
ユーザIDは、このユーザ名のユーザを識別するための識別情報として機能するIDであり、例えば登録時にユーザを固有に識別するためのIDが発行され、記憶されて登録される。このユーザIDは、端末20のユーザのIMSのアカウント(以下、「IMSアカウント」と称す。)とも言える。
ユーザパスワードは、IMSアカウントであるユーザIDに関連付けられたパスワードであり、例えば登録時に各ユーザそれぞれが決定したパスワードが記憶されて登録される。
ユーザアイコン画像は、このユーザ名のユーザの端末20で設定されてサーバ10に送信されたユーザが使用するアイコンの画像データであり、IMSアプリケーションにおいて、ユーザ名と関連付けてアイコン画像が表示される。
ユーザプロフィールは、このユーザ名のユーザの端末20で設定されてサーバ10に送信されたユーザのプロフィールであり、IMSアプリケーションにおいて、ユーザ名と関連付けてユーザプロフィールが表示される。
店舗登録データ154は、サーバ10の事業者と提携している店舗の登録データであり、そのデータ構成の一例を図6に示す。
店舗登録データ154には、限定でなく例として、店舗名と、店舗電話番号と、店舗メールアドレスと、店舗予約ページURLと、店舗IDと、店舗その他情報とが関連付けて記憶される。
店舗名は、サーバ10の事業者と提携している店舗の名称であり、例えば提携時に店舗の名称が記憶されて登録される。
店舗電話番号は、この店舗名の店舗の店舗電話機50の電話番号であり、例えば提携時に店舗電話機50の電話番号が記憶されて登録される。
店舗メールアドレスは、この店舗名の店舗の電子装置のメールアドレスであり、例えば提携時に店舗の電子装置のメールアドレスが記憶されて登録される。店舗の電子装置は、店舗装置40としてもよいし、店舗装置40とは別に設けられた通信装置としてもよい。
店舗予約ページURLは、この店舗名の店舗のWEB予約ページのURLであり、例えば提携時に店舗のWEB予約ページのURLが記憶されて登録される。
店舗IDは、この店舗名の店舗を識別するための識別情報としてのIDであり、例えば提携時に固有のIDが発行され、記憶されて登録される。なお、店舗IDを、店舗または店舗のユーザがIMSを利用するためのIMSアカウントとして機能させるようにしてもよいし、そのようなしなくてもよい。
店舗その他情報は、この店舗名の店舗に関するその他の情報である。
この店舗その他情報には、例えば提携時に、店舗の住所(以下、「店舗住所」と称す。)、店舗のホームページのURL(以下、「店舗ホームページURL」と称す。)等の情報が記憶されて登録される。
ユーザ管理データベース155は、ユーザ登録データ153に登録されているユーザのIMSの利用に関するデータを管理するためのデータベースであり、そのデータ構成の一例を図7に示す。
ユーザ管理データベース155には、複数のユーザそれぞれについて、個別のユーザ管理データが記憶される。
各ユーザのユーザ管理データには、限定でなく例として、ユーザ名およびユーザIDと関連付けて、ユーザコンテンツ履歴データと、ユーザスケジュールデータとが記憶される。
ユーザコンテンツ履歴データは、このユーザの端末20と他のユーザの端末20との間で送受信されたコンテンツの履歴に関するデータであり、限定でなく例として、このユーザのトークルームで送受信されたコンテンツと、コンテンツが送受信された日時と、コンテンツを識別するための識別情報であるコンテンツ番号とを関連付けたデータが履歴として記憶される。
ユーザスケジュールデータは、このユーザのスケジュールに関するデータであり、限定でなく例として、カレンダー形式で日付を表示するとともに、それぞれの日付に関連付けてユーザの予定を設定・更新して表示することが可能に構成されたユーザスケジュール情報がこれに含まれる。
グループ管理データベース156は、ユーザ登録データ153に登録されている複数のユーザで構成されるグループのIMSの利用に関するデータを管理するためのデータベースであり、そのデータ構成の一例を図8に示す。
グループ管理データベース156には、複数のグループそれぞれについて、個別のグループ管理データが記憶される。
各グループのグループ管理データには、限定でなく例として、このグループの名称であるグループ名と、グループIDと、グループ作成日時と、グループ人数と、グループユーザデータと、グループコンテンツ履歴データと、予約管理データとが記憶される。
グループIDは、このグループを識別するための識別情報として機能するIDであり、各グループそれぞれを固有に識別するためのIDが記憶されて登録される。
グループ作成日時は、このグループが作成された日時である。限定でなく例として、グループは、IMSを利用するユーザが任意に作成することができ、グループを作成したユーザまたはグループに加入済みのユーザが、他のユーザをグループに招待することで、他のユーザをグループに加入させることができる。
本明細書では、それぞれの端末20のユーザは、1つのグループに限らず、複数のグループに加入することができることとして説明する。
グループ人数には、このグループに含まれるユーザの合計人数が記憶される。新たなユーザがグループに加入するごとに、グループ人数が加算更新され、加入済みのユーザがグループから脱退するごとに、グループ人数が減算更新される。
グループユーザデータには、限定でなく例として、このグループに含まれるユーザ(以下、「グループユーザ」と称す。)のユーザ名と、このグループユーザのユーザIDと、このグループユーザがこのグループに加入した日時であるグループ加入日時とが関連付けて記憶される。
グループコンテンツ履歴データは、このグループに含まれるグループユーザの端末20間で送受信されたコンテンツの履歴に関するデータであり、限定でなく例として、このグループのトークルームで送受信されたコンテンツと、コンテンツが送受信された日時と、コンテンツを識別するためのコンテンツ番号とを関連付けたデータが履歴として記憶される。
予約管理データは、このグループの店舗の予約に関する情報を管理するためのデータであり、限定でなく例として、店舗装置40から送信された予約情報と、店舗装置40から送信された連絡先情報と、店舗装置40から予約情報と連絡先情報とを受信した日時である受信日時と、店舗装置40から予約情報と連絡先情報とが送信された日時である送信日時とが関連付けて記憶される。また、予約情報には、限定でなく例として、予約IDと、予約スケジュール情報とが含まれる。
予約IDは、予約情報(または予約スケジュール情報)を識別するための識別情報としてのIDであり、店舗への予約が行われた場合に、その予約情報と関連付けて店舗装置40によって発行されて、サーバ10に送信される。
予約スケジュール情報には、限定でなく例として、予約した店舗の名称、予約した店舗への来店時間、予約名(お客様名)、予約した人数等の情報が含まれる。予約スケジュール情報は、店舗スケジュール情報と、端末20のユーザを含むグループのスケジュールに関するグループスケジュール情報とが関連付けられたスケジュール情報である。このため、予約スケジュール情報は、端末20のユーザを含むグループを識別するためのグループ識別情報が関連付けられた事業者のスケジュールに関するスケジュール情報であると言える。
連絡先情報は、端末20のユーザが店舗に連絡する際の連絡先と、店舗の店員等が端末20のユーザに連絡する際の連絡先とに関する情報であり、限定でなく例として、この店舗に予約したユーザの端末20を識別するための端末識別情報と、この店舗を識別するための店舗識別情報とが含まれる。
端末識別情報には、限定でなく例として、ユーザ登録データ153に登録されているユーザの端末20の端末電話番号、端末メールアドレス等の情報が含まれる。また、この他にも、端末20のIPアドレス、ホスト名等の情報を端末識別情報に含めてもよい。端末識別情報には、これらの情報のうちの少なくともいずれか1つの情報が含まれればよい。
店舗識別情報には、限定でなく例として、店舗登録データ154に登録されている店舗電話番号、店舗メールアドレス、店舗予約ページURL等の情報が含まれる。また、この他にも、店舗ID、店舗住所、店舗ホームページURL等の情報を端末識別情報に含めてもよい。店舗識別情報には、これらの情報のうちの少なくともいずれか1つの情報が含まれればよい。
上記の予約IDは、予約情報(または予約スケジュール情報)を識別するための識別情報であり、代表者のユーザまたは同じグループに含まれる他のユーザが店舗に問い合わせを行う際に、この予約IDを店舗に通知することが想定される。そこで、本実施形態では、サーバ10は、予約スケジュール情報とともに、店舗装置40から送信される予約IDを予約情報に含めて端末20に送信することとして説明する。
店舗管理データベース157は、店舗登録データ154に登録されている店舗に関するデータを管理するためのデータベースであり、そのデータ構成の一例を図9に示す。
店舗管理データベース157には、提携している複数の店舗それぞれについて、個別の店舗管理データが記憶される。
各店舗の店舗管理データには、限定でなく例として、店舗名および店舗IDと関連付けて、店舗受信履歴データと、店舗スケジュールデータとが記憶される。
店舗受信履歴データは、この店舗から送信された情報の履歴に関するデータであり、限定でなく例として、この店舗の店舗装置40から送信された予約情報と、連絡先情報との履歴データがこれに含まれる。
店舗スケジュールデータは、この店舗(またはこの店舗の事業者)のスケジュールに関するデータであり、限定でなく例として、各日付における時間帯ごとの店舗のスケジュールに関する店舗スケジュール情報がこれに含まれる。
(2)端末の機能構成
図10は、本実施形態において端末20の制御部21により実現される機能の一例を示す図である。
端末20は、制御部21により実現される機能として、端末メイン処理部211と、端末IMS処理部212と、スケジュール反映処理部213とを有する。
端末メイン処理部211は、記憶部28に記憶されている端末メイン処理プログラム281に従って、端末20を統括的に制御するための処理である端末メイン処理を実行する機能を有している。限定でなく例として、端末20が携帯電話機である場合には、通信I/F22を介して他の携帯電話機や固定電話機等との通話を行うための制御を行う、または通信I/F22を介して各種のウェブサイトにアクセスするための制御を行う、または表示部24に各種の情報を表示させる制御を行う、またはマイク25から入力される各種の音データを解析する処理を行う、またはカメラ27によって撮影された静止画像や動画像を解析する処理等を実行する。
端末IMS処理部212は、記憶部28に記憶されているIMSアプリケーションプログラム283に従って、端末でのIMSに関する処理である端末IMS処理を実行する機能を有している。
スケジュール反映処理部213は、端末20のユーザのスケジュールに関するユーザスケジュール情報に、後述する予約スケジュール情報を反映させるための処理であるスケジュール反映処理を実行する機能を有している。
図11は、本実施形態における端末20の記憶部28に記憶される情報の一例を示す図である。
記憶部28には、限定でなく例として、制御部21により読み出され、端末メイン処理として実行される端末メイン処理プログラム281と、IMSアプリケーション処理として実行されるIMSアプリケーションプログラム283とが記憶される。
IMSアプリケーションプログラム283は、限定でなく例として、スケジュール反映処理として実行されるスケジュール反映処理プログラム2831をサブルーチンプログラムとして含む。スケジュール反映処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。
また、記憶部28には、限定でなく例として、IMSアプリケーションデータ285が記憶される。
IMSアプリケーションデータ285には、限定でなく例として、ユーザコンテンツ履歴データ2851と、グループコンテンツ履歴データ2853と、ユーザスケジュールデータ2855と、受信予約データ2857とが含まれる。
ユーザコンテンツ履歴データ2851は、このユーザの端末20と他のユーザの端末20との間で送受信されたコンテンツの履歴に関するデータであり、限定でなく例として、この端末20のユーザのトークルームで送受信されたコンテンツと、コンテンツが送受信された日時と、コンテンツを識別するためのコンテンツ番号とを関連付けたデータが履歴として記憶される。
グループコンテンツ履歴データ2853は、この端末20のユーザと他の端末20のユーザとを含むグループの端末20間で送受信されたコンテンツの履歴に関するデータであり、限定でなく例として、このグループのトークルームで送受信されたコンテンツと、コンテンツが送受信された日時と、コンテンツを識別するためのコンテンツ番号とを関連付けたデータが履歴として記憶される。
ユーザスケジュールデータ2855は、このユーザのスケジュールに関するデータであり、限定でなく例として、カレンダー形式で日付を表示するとともに、それぞれの日付に関連付けてこのユーザの予定を設定・変更して表示することが可能に構成されたユーザスケジュール情報がこれに含まれる。
受信予約データ2857は、サーバ10から送信された予約情報の受信データであり、限定でなく例として、前述した予約情報がこれに含まれる。
(3)店舗装置の機能構成
図2には、本実施形態における店舗装置40の制御部41により実現される機能の一例を示している。
店舗装置40は、制御部41により実現される機能として、店舗装置メイン処理部411と、店舗予約管理処理部413とを有する。
店舗装置メイン処理部411は、記憶部45に記憶されている店舗装置メイン処理プログラム451に従って、店舗装置40を統括的に制御するための処理である店舗装置メイン処理を実行する機能を有している。
店舗予約管理処理部413は、記憶部45に記憶されている店舗予約管理処理プログラム4511に従って、店舗への予約を管理するための処理である店舗予約管理処理を実行する機能を有している。
図2には、本実施形態における店舗装置40の記憶部45に記憶される情報の一例を示している。
記憶部45には、制御部41により読み出され、店舗装置メイン処理として実行される店舗装置メイン処理プログラム451が記憶される。
店舗装置メイン処理プログラム451は、店舗予約管理処理として実行される店舗予約管理処理プログラム4511をサブルーチンプログラムとして含む。
また、記憶部45には、店舗スケジュールデータ453が記憶される。
店舗スケジュールデータ453は、店舗のスケジュールに関する店舗スケジュール情報のデータであり、端末20のユーザによって店舗に予約が行われたことに基づき、店舗スケジュール情報と、この端末20のユーザを含むグループのスケジュールに関するグループスケジュール情報とが関連付けられる。そして、関連付けられた店舗スケジュール情報が、上記の端末20のユーザを含むグループの予約スケジュールに関する予約スケジュール情報とされ、発行した予約IDとともに予約情報に含めて、サーバ10に送信される。
<スケジュール設定方法>
表示画面例を参照しながら、第1実施形態におけるスケジュール設定方法について説明する。
図12は、本実施形態における端末20の表示部24に表示されるトークルーム画面の一例を示す図である。このトークルーム画面は、端末20においてIMSアプリケーションが起動され、端末20のユーザがグループトークを行う場合に表示される表示画面の一例である。
この表示画面には、画面上部に「IMSトークルーム」と表示され、その下に、端末20のユーザを含むグループの名称が「グループX」であること、および、このグループXに含まれるユーザの合計人数が3名であることを示す表示として「グループX(3)」と表示されている。
このトークルーム画面において、右側には、この端末20のユーザである「ユーザA.A」が送信したコンテンツが吹き出しで表示される。また、左側には、同じグループに含まれる他の2名のユーザである「ユーザB.B」および「ユーザC.C」それぞれのアイコン画像が表示されるとともに、「ユーザB.B」および「ユーザC.C」それぞれが送信したコンテンツが吹き出しで表示される。
ここでは、「ユーザA.A」が、「ユーザB.B」および「ユーザC.C」に、グループでディナーを行うことを提案しており、店舗の候補として「レストランR」を提案するコンテンツが表示されている。このコンテンツは、例えば、「ユーザA.A」がインターネットを利用して端末20でレストランRを検索し、レストランRの店舗情報をトークルームに貼り付ける操作を行うことで、「ユーザB.B」および「ユーザC.C」の端末20に送信されて表示される。
具体的には、限定でなく例として、レストランRに関する画像、店舗名、ジャンル、店舗ホームページURLを含む基本情報と、レストランRに関する通信用情報とを含む店舗情報が関連付けられたコンテンツ(メッセージの一種とも言える。)がトークルームに表示された状態を示している。
ここで、上記のように、店舗情報が関連付けられたコンテンツをIMSアプリケーションのトークルームに表示させる手法としては、例えば、上記のように、端末20のユーザがインターネットを利用して店舗を検索し、その店舗のホームページ等に掲載されている店舗情報をコピーして、トークルームに貼り付ける手法(コピー&ペースト)が挙げられる。
また、この他にも、例えば以下のような手法を適用することができる。
端末20は、店舗情報の提供サービスの事業を営む事業者のサーバ(以下、「店舗情報提供サーバ」と称す。)から、あらかじめ店舗情報の検索用のアプリケーション(以下、「店舗情報検索アプリケーション」と称す。)をダウンロードして記憶部24に記憶しておく。この店舗情報検索アプリケーションでは、例えば、店名、最寄り駅、地域(エリア)、料理の種類等の情報を検索ワードとして入力することで、その検索ワードが端末20から店舗情報提供サーバに通知される。そして、店舗情報提供サーバにより、データベースに蓄積的に記憶されている店舗情報の中から、検索ワードに関連する店舗情報が抽出されて、端末20に送信される。
そして、端末20の店舗情報検索アプリケーションにおいて、検索された店舗情報をIMSアプリケーションに反映させるための操作や、検索された店舗情報をIMSアプリケーションに共有させるための操作がユーザによりなされると、IMSアプリケーションが起動され、検索された店舗情報が関連付けられたコンテンツが、IMSアプリケーションのトークルームに貼り付けられて表示される。
通信用情報は、ユーザの操作に基づいて、端末20に他の装置との通信を行わせるための情報である。ここでは、限定でなく例として、レストランRの店舗電話番号が関連付けられたユーザ操作可能な電話発信用情報と、レストランRの店舗予約ページURLが関連付けられたユーザ操作可能なインターネット接続用情報とを含む通信用情報を例示している。なお、変形例で後述するが、上記の基本情報に含まれる店舗ホームページURLも、通信用情報に含まれる。
電話発信用情報は、ユーザ操作に基づいて端末20に電話発信を行わせるための情報である。具体的に一例として、電話を表すマークとともに、レストランRの店舗電話番号「03−XXXX−XXXX」が関連付けられた電話発信用情報が表示されており、この電話発信用情報がユーザによりタップされると、端末20からレストランRの店舗電話機50に電話が発信される。
インターネット接続用情報は、ユーザ操作に基づいて端末20にインターネット接続を行わせるための情報である。具体的に一例として、インターネット接続を表すマークとともに、レストランRの店舗予約ページURL「https://xxx.rrrrr.yyy.zz」が関連付けられたインターネット接続用情報が表示されており、このインターネット接続用情報がユーザによりタップされると、端末20によってインターネット接続されてレストランRのWEB予約ページにアクセスされる。このインターネット接続用情報は、リンク(またはリンク情報)と言うこともできる。
なお、上記において、例えば、端末20のユーザが店舗を検索し、検索した店舗の電話番号をトークルームでダイレクトにメッセージとして打ち込むことで、店舗電話番号を通信用情報として機能させるようにすることも可能である。
店舗予約ページURL、店舗ホームページURL、店舗メールアドレス、後述するチャットを行うための情報等を通信用情報として機能させる場合も同様である。
図13は、図12において電話発信用情報が端末20のユーザによりタップされた状態を示している。
ここでは、「ユーザA.A」がグループXの代表者としてトークルームの電話発信用情報をタップし、「ユーザA.A」の端末20からレストランRの店舗電話機50に電話発信された状態を示している。この場合、例えば図14に示すような電話発信画面に表示が切り替わる。
なお、ここでは、「ユーザA.A」が、店舗情報が関連付けられたコンテンツをトークルームで同じグループに含まれる他のユーザに送付し、「ユーザA.A」が代表者として、自身が送付したコンテンツに基づいて店舗に連絡する場合を例示するが、これに限定されない。具体的には、例えば、「ユーザA.A」が、店舗情報が関連付けられたコンテンツをトークルームで同じグループに含まれる他のユーザに送付し、同じグループに含まれる他のユーザ(ここでは「ユーザB.B」または「ユーザC.C」)が代表者として、「ユーザA.A」によって送付されたコンテンツに基づいて店舗に連絡するようにしてもよいことは勿論である。つまり、店舗情報が関連付けられたコンテンツを送付するユーザと、このコンテンツに基づいて店舗に連絡するユーザとは、同じユーザであってもよいし、異なるユーザであってもよい。
「ユーザA.A」の端末20からレストランRの店舗電話機50に電話発信されると、携帯電話機の基地局等を介した電話が行われる。この際、端末20は、限定でなく例として、自端末の端末電話番号を、基地局(基地局を介して店舗電話機50)に送信して通知する。
端末20からの電話発信に対し、例えばレストランRの店員が店舗電話機50で応答し、「ユーザA.A」がグループXの代表者としてグループXのディナーの予約のスケジュールをレストランRの店員に伝えたとする。この場合、レストランRの店員は、例えば店舗装置40を操作して、予約を受けたグループXのスケジュールに関するスケジュール情報を入力して設定する。
なお、上記では、端末20において電話発信用情報がタップされることで端末20から店舗電話機50に電話を行う場合を例示したが、これに限定されない。例えば、端末20においてインターネット接続用情報がタップされることで、端末20からレストランRのWEB予約ページにアクセスし、このWEB予約ページにおいて、ユーザの入力操作に基づいて予約情報を入力するようにすることもできる。この場合、端末20は、限定でなく例として、自端末のIPアドレス、ホスト名等を含む端末識別情報を、携帯電話キャリアのサーバ(携帯電話キャリアのサーバを介して店舗装置40)に送信して通知する。
図15は、店舗装置40のディスプレイ43に表示される店舗予約確認画面の一例を示す図である。
この店舗予約確認画面には、画面左上部に、日付を選択するための日付選択タブが表示されており、この日付選択タブから日付を選択することができるように構成されている。
日付選択タブで日付が選択されると、その日付の来店時間別(時間帯別)の予約状況を示す情報(以下、「予約状況情報」と称す。)が表示される。
この予約状況情報は、店舗スケジュール情報と、端末20のユーザを含むグループのスケジュールに関するグループスケジュール情報とが関連付けられた情報である。そして、この関連付けられたスケジュール情報が予約スケジュール情報となる。
予約状況情報の表示欄には、その来店時間に予約した予約客に関する情報(以下、「予約客情報」と称す。)を入力するための予約客情報入力欄が含まれる。
予約客情報入力欄には、限定ではなく例として、予約客の名前(例えば代表者のユーザの名前)を入力するための「お客様名」の入力欄と、予約された人数(例えば予約されたグループの人数)を入力するための「人数」の入力欄と、予約客の電話番号(例えば代表者のユーザの端末電話番号)を入力するための「電話番号」の入力欄とが含まれる。
また、電話番号の入力欄の右側には、「決定ボタン」と、「送信チェックボックス」と、「予約ID」とが表示されている。
決定ボタンは、予約客情報入力欄に入力された情報で決定して予約IDを発行し、発行した予約IDおよび予約スケジュール情報を含む予約情報と、連絡先情報とを、サーバ10に送信するために用いられるボタンである。
送信チェックボックスは、決定ボタンが押下され、予約情報と、連絡先情報とがサーバ10に送信された場合にチェックマークが付けられるボックスであり、当初はチェックマークなしの状態で表示される。
図15の例では、日付として「2018/8/17」が選択され、来店時間として「18:00」から30分刻みの時間帯が表示された状態が示されている。例えば「18:00〜18:30」の来店時間に、お客様名「A.A様」、人数「3名」、電話番号「090−XXXX−XXXX」の予約と、お客様名「E.E様」、人数「2名」、電話番号「080−XXXX−XXXX」の予約との2つの予約に関連する情報が入力された状態が示されている。
図15において、例えば、来店時間「18:00〜18:30」のお客様名「A.A様」、人数「3名」、電話番号「090−XXXX−XXXX」の予約に関連付けられた決定ボタンが押下されると、例えば図16に示すような決定確認画面が表示される。この表示例では、「この入力情報で決定し、予約IDを発行します。」というメッセージと、「はい」および「いいえ」のボタンとを含む決定確認画面が、店舗予約確認画面の中央部にポップアップ形式で表示されている。
図16の決定確認画面において「はい」のボタンが押下されると、予約IDが発行され、例えば図17に示すような送信確認画面が表示される。図17の表示例では「予約ID:12345Xの予約情報をIMSに送信します。」というメッセージと、「はい」および「いいえ」のボタンとを含む送信確認画面が、店舗予約確認画面の中央部にポップアップ形式で表示されている。
図17の送信確認画面において「はい」のボタンが押下されると、予約IDおよび予約スケジュール情報を含む予約情報と、端末識別情報(例えば代表者のユーザの端末20の端末識別情報:端末電話番号等)および店舗識別情報(例えば店舗電話番号等)を含む連絡先情報とがサーバ10に送信される。そして、例えば図18に示すように、送信チェックボックスにチェックマークが付けられる。
ここで、店舗装置40は、IMSのサーバ10と連携して処理を行うため、例えば、IMSのサーバ10から提供(配布)されるIMS用のソフトウェアパッケージをあらかじめ取得して記憶部45に記憶しておき、このIMS用のソフトウェアパッケージを、予約管理用のプログラムから呼び出して使用するようにすることができる。アプリケーションプログラミングインターフェース(API)が典型的な例であり、店舗装置40は、例えば上記の決定確認画面において決定操作がなされた場合に、APIを起動して、サーバ10への情報送信を可能とすればよい。そして、店舗装置40は、例えば上記の送信確認画面において送信操作がなされた場合に、予約情報と、連絡先情報とをサーバ10に送信すればよい。
また、本実施形態では、店舗装置40が、端末識別情報と店舗識別情報とを含む連絡先情報をサーバ10に送信することとするが、これに限定されない。端末20または端末20のユーザをサーバ10で識別できればよいため、例えば、店舗装置40が、予約を受け付けたユーザの端末20の端末識別情報宛て、または予約を受け付けたユーザのユーザ識別情報宛てに、サーバ10に予約情報を送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。つまり、店舗装置40が、端末識別情報またはユーザ識別情報に基づいて、予約情報をサーバ10に送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
サーバ10は、店舗装置40から予約情報と、連絡先情報とを受信すると、受信した連絡先情報に含まれる端末識別情報に関連付けて記憶部15のユーザ登録データ153に記憶されているユーザID(またはユーザ名)を特定する。そして、記憶部15のグループ管理データベース156に記憶されている、特定したユーザID(またはユーザ名)がグループユーザデータに含まれる各グループ管理データそれぞれを対象として、そのグループコンテンツ履歴データの中に店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる店舗識別情報が関連付けられた通信用情報を含むコンテンツが履歴として記憶されているグループ管理データのグループID(またはグループ名)を特定する。そして、特定したグループID(またはグループ名)のグループを、予約情報の送信対象とするグループ(以下、「対象グループ」と称す。)として設定する。
具体的には、例えば、連絡先情報に含まれる店舗識別情報が店舗電話番号である場合、サーバ10は、特定したユーザID(またはユーザ名)がグループユーザデータに含まれる各グループ管理データそれぞれを対象として、そのグループコンテンツ履歴データの中に店舗電話番号が関連付けられた電話発信用情報を含むコンテンツが履歴として記憶されているグループ管理データのグループID(またはグループ名)を特定する。そして、特定したグループID(またはグループ名)のグループを、対象グループとして設定する。
また、例えば、連絡先情報に含まれる店舗識別情報が店舗予約ページURLである場合、サーバ10は、特定したユーザID(またはユーザ名)がグループユーザデータに含まれる各グループ管理データそれぞれを対象として、そのグループコンテンツ履歴データの中に店舗予約ページURLが関連付けられたインターネット接続用情報を含むコンテンツが履歴として記憶されているグループ管理データのグループID(またはグループ名)を特定する。そして、特定したグループID(またはグループ名)のグループを、対象グループとして設定する。
このようにして対象グループを設定したならば、サーバ10は、対象グループのグループ管理データに記憶されているグループユーザデータと、ユーザ登録データ153に記憶されているユーザ登録情報とに基づいて、店舗装置40から受信した予約情報を、対象グループに含まれる各ユーザそれぞれの端末20に送信する。
本実施形態では、端末20のユーザがIMSアカウントを有しているか否かや、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されているか否かといった条件に関わらず、店舗装置40が上記の送信確認画面を表示し、予約情報と、連絡先情報とをサーバ10に送信することとする。つまり、端末20のユーザがIMSのユーザではない場合や、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていない場合であっても、店舗装置40は予約を受け付け、受け付けた予約に関する情報をサーバ10に送信するものとする。
端末20のユーザがIMSアカウントを有していない場合、サーバ10から端末20に予約情報を送信することはできないことになる。しかし、本実施形態では、店舗装置40はそのことを認識できないものとする。これは、個人情報の保護の目的で、予約をしたユーザがIMSのユーザであるか否かを、店舗側で把握することができないようにするためである。
図19は、予約スケジュール情報をサーバ10から受信した場合に端末20の表示部24に表示される表示画面の一例を示す図である。
表示部24には、画面中央部に、「IMSスケジュール:新着スケジュールがあります。」というメッセージを含むIMS新着通知情報が表示されている。このIMS新着通知情報が端末20のユーザによりタップされると、IMSアプリケーションが起動され、記憶部28のIMSアプリケーションデータ285に含まれるユーザスケジュールデータ2855が表示される。
図20は、端末20の表示部24に表示されるユーザスケジュール画面の一例を示す図である。
このユーザスケジュール画面には、この端末20のユーザのスケジュールに関するユーザスケジュール情報が、カレンダー形式で表示されている。また、画面中央部には、「スケジュールを更新します。よろしいですか?」というメッセージと、「許可しない」および「OK」のアイコンとを含むスケジュール更新確認情報が、ポップアップ形式で表示されている。限定でなく例として、「OK」のアイコンが端末20のユーザによりタップされると、IMS新着通知情報として通知された新着スケジュール情報である予約スケジュール情報が、端末20のユーザスケジュールデータ2855に含まれるユーザスケジュール情報に関連付けて記憶される。
本明細書では、予約スケジュール情報が、端末20のユーザスケジュール情報に関連付けられること(関連付けて記憶されること)を、「スケジュール設定」と称する。また、ユーザスケジュール情報に関連付けられた予約スケジュール情報が更新されること(更新記憶されること)を、「スケジュール更新」または「スケジュール変更」と称する。
図21は、端末20の表示部24に表示されるユーザスケジュール画面の一例を示す図である。
このユーザスケジュール画面では、図20において「OK」のアイコンがタップされたことで、予約スケジュール情報がユーザスケジュールに反映された状態を示している。
現在の日付が「8月3日」であるため、カレンダー形式で表示されるユーザスケジュール情報の「8月3日」の日付部分が強調表示されている。また、予約スケジュール情報の日付が「8月17日」であるため、「8月17日」の日付部分に黒丸の印が付けられている。
上記において、「8月17日」の日付部分が端末20のユーザによりタップされると、例えば図22に示すような詳細表示が表示される。この詳細表示では、「8月17日」の日付部分が丸で囲まれるとともに、画面下部には、予約スケジュール情報の詳細として、予約した店舗の名称「レストランR」と、予約した店舗への来店時間「18:00」と、予約した人数「3名」とが表示されている。
<処理>
図23は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
左側から順に、端末Aのスケジュール反映処理部213が実行するスケジュール反映処理、端末Bのスケジュール反映処理部213が実行するスケジュール反映処理、端末Cのスケジュール反映処理部213が実行するスケジュール反映処理、サーバ10のスケジュール管理処理部113が実行するスケジュール管理処理、店舗装置40の店舗予約管理処理部413が実行する店舗予約管理処理のうち、新規予約に関する処理の一例をそれぞれ示している。
各処理における各ステップをアルファベットの大文字と数字の組み合わせで示し、ステップの用語は省略する。また、ここでは、端末AのユーザであるユーザA.Aと、端末BのユーザであるユーザB.Bと、端末CのユーザであるユーザC.CとでグループXが形成されており、ユーザA.Aが代表者として店舗にグループXの新規予約を行う場合の処理を例示する。
また、以下説明するフローチャートは、あくまでも本実施形態における処理を例示するものに過ぎず、以下説明するフローチャートにおいて、一部のステップを実行しなくてもよいし、追加のステップを挿入してもよい。
他の実施形態の処理についても同様である。
最初に、端末Aのスケジュール反映処理部213は、利用対象とする店舗に関する通信用情報を含むコンテンツを、表示部24のIMSにおけるグループXのトークルームに表示させる(A1)。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、この通信用情報を含むコンテンツを、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A3)。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、この通信用情報を含むコンテンツを、記憶部28のグループXに関するグループコンテンツ履歴データ2853に記憶させる。
スケジュール管理処理部113は、通信用情報を含むコンテンツを通信I/F14によって端末Aから受信すると(D1)、グループXに関するグループ管理データに含まれるグループユーザデータと、ユーザ登録データ153とに基づいて、端末20から受信したコンテンツを、通信I/F14によってグループXに含まれる端末Aのユーザとは異なるユーザの端末(ここでは端末B、端末C)に送信する(D3)。そして、スケジュール管理処理部113は、この通信用情報を含むコンテンツを、記憶部15のグループ管理データベース156のグループXに関するグループ管理データに含まれるグループコンテンツ履歴データに記憶させる。
端末Bのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から通信用情報を含むコンテンツを受信すると(B1)、受信したコンテンツを表示部24のIMSにおけるグループXのトークルームに表示させる(B3)。同様に、端末Cのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から通信用情報を含むコンテンツを受信すると(C1)、受信したコンテンツを表示部24のIMSにおけるグループXのトークルームに表示させる(C3)。
次いで、端末Aのスケジュール反映処理部213は、トークルームのコンテンツに含まれる通信用情報に対するユーザ操作に基づき、通信I/F22を介して端末識別情報を送信し、店舗電話機50、店舗装置40、または店舗のその他の電子装置と通信する(A4)。この通信には、前述したように、電話発信用情報に基づく電話発信やインターネット接続用情報に基づくインターネット接続等が含まれる。
店舗予約管理処理部413は、予約設定を行うための画面である店舗予約設定画面をディスプレイ43に表示させる(E1)。そして、店舗予約管理処理部413は、店舗の店員等の設定操作に基づいて、端末Aのユーザを含むグループXに関する予約スケジュール情報を設定する店舗予約設定処理を行う(E3)。具体的には、限定でなく例として、店舗の店員等によって入力された情報に基づいて、グループスケジュール情報を、記憶部45の店舗スケジュールデータ453に含まれる店舗スケジュールデータに関連付けて記憶させる。これにより、グループXに関する予約スケジュール情報が設定される。
次いで、店舗予約管理処理部413は、例えば前述した決定確認画面において予約IDを発行する操作がなされると、設定した予約スケジュール情報に関連付けて予約IDを発行する(E5)。そして、店舗予約管理処理部413は、例えば前述した送信確認画面において情報を送信する操作がなされると、予約情報と、連絡先情報とを、通信I/F44によってサーバ10に送信する(E7)。そして、店舗予約管理処理部413は、店舗予約管理処理を終了する。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって予約情報と、連絡先情報とを店舗装置40から受信すると(D5)、記憶部15に記憶されているグループ識別処理プログラム1523に従ってグループ識別処理を行う(D7)。
図24は、グループ識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、グループ識別処理部115は、D5で受信した連絡先情報に含まれる端末識別情報に関連付けて記憶部15のユーザ登録データ153に記憶されているユーザIDを特定する(F1)。
なお、変形例で後述するが、端末識別情報に代えて、または端末識別情報に加えて、端末20のユーザを識別するためのユーザ識別情報を連絡先情報に含めるようにすることもできる。この場合、F1において、受信した連絡先情報に含まれるユーザ識別情報に関連付けて記憶部15のユーザ登録データ153に記憶されているユーザIDを特定するようにすることができる。
次いで、グループ識別処理部115は、記憶部15のグループ管理データベース156に記憶されている、特定したユーザIDがグループユーザデータに含まれる各グループ管理データそれぞれについて、そのグループコンテンツ履歴データの中に店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる店舗識別情報が関連付けられた通信用情報を含むコンテンツが履歴として記憶されているグループ管理データのグループIDを特定する(F3)。そして、グループ識別処理部115は、特定したグループIDのグループを対象グループとして設定する(F7)。
その後、グループ識別処理部115は、D5で受信した予約情報と、連絡先情報とを、F7で設定した対象グループのグループ管理データに含まれる予約管理データに関連付けて記憶させる(F9)。そして、グループ識別処理部115は、グループ識別処理を終了する。
図23に戻り、グループ識別処理を行った後、スケジュール管理処理部113は、店舗装置40から受信した予約情報を、通信I/F14によって、グループ識別処理で設定した対象グループ(ここではグループX)に含まれる各ユーザの端末(ここでは端末A,端末B,端末C)にそれぞれに送信する(D9)。この場合、サーバ10が、スケジュール情報の設定に関する情報(例えばスケジュール情報の設定を指示するコマンド)を、予約情報に含めて、または予約情報とは別に、それぞれの端末20に送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
なお、本実施形態では、サーバ10が、店舗装置40から送信された連絡先情報は端末20に送信しないこととするが、店舗装置40から送信された予約情報と、連絡先情報との両方を端末20に送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
端末Aのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から予約情報を受信すると(A5)、スケジュール設定処理を行う(A7)。具体的には、限定でなく例として、受信した予約情報に含まれる予約スケジュール情報を、記憶部28のユーザスケジュールデータ2855に含まれるユーザスケジュール情報に関連付けて記憶させる。これにより、代表者のユーザの端末20において、スケジュール情報が設定される。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、予約スケジュール情報を関連付けたユーザスケジュール情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信した後(A9)、スケジュール反映処理を終了する。
同様に、端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から予約情報を受信すると(B5、C5)、端末Aと同様に、スケジュール設定処理を行う(B7、C7)。これにより、対象グループに含まれる他のユーザの端末20において、スケジュール情報がそれぞれ設定される。そして、端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、予約スケジュール情報を関連付けたユーザスケジュール情報を、通信I/F22によってそれぞれサーバ10に送信した後(B9、C9)、スケジュール反映処理を終了する。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって各端末20それぞれからユーザスケジュール情報を受信すると(D11)、受信したユーザスケジュール情報を、ユーザ管理データベース155におけるそれぞれの端末20のユーザのユーザ管理データに含まれるユーザスケジュールデータに記憶させる(D13)。そして、スケジュール管理処理部113は、スケジュール管理処理を終了する。
なお、端末20がサーバ10から予約情報を受信した場合に、受信した予約情報に含まれる予約IDを、サーバ10を介して店舗装置40にレスポンスとして返信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。この場合、代表者のユーザの端末20のみが予約IDをレスポンスとして返信するようにしてもよいし、対象グループに含まれる各ユーザの端末20それぞれが予約IDをレスポンスとして返信するようにしてもよい。
ここでは、新規予約に関する処理として、端末Aのユーザが代表者としてグループXの新規予約を行う場合の処理を示したが、この新規予約に関する処理は、1回目の予約に関するものであればよく、上記は一例に過ぎない。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態によれば、ネットワークサービスを利用してグループのスケジュール管理を行うことができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
第1実施形態は、端末20が、端末20のユーザを含むグループを識別するためのグループID(限定でなくグループ識別情報の一例)が関連付けられた、店舗(限定でなく事業者の一例)を識別するための店舗電話番号(限定でなく事業者識別情報の一例)に基づいて電話発信し、自端末の端末識別情報である端末電話番号(限定でなく識別情報の一例)を通信I/F22によって送信する。また、端末20は、端末20のユーザを含むグループを識別するためのグループID(限定でなくグループ識別情報の一例)が関連付けられた、店舗(限定でなく事業者の一例)を識別するための店舗予約ページURL(限定でなく事業者識別情報の一例)に基づいてWEB予約ページにアクセスし、自端末の端末識別情報であるIPアドレス、ホスト名等の情報(限定でなく識別情報の一例)を通信I/F22によって送信する。
そして、端末20は、店舗装置40(限定でなく事業者の電子装置の一例)から送信された、端末識別情報と、グループIDが関連付けられた予約スケジュール情報(限定でなく事業者のスケジュールに関するスケジュール情報の一例)とのうち、予約スケジュール情報を通信I/F22によって受信し、予約スケジュール情報は、関連付けられたグループIDに基づき、グループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末20に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループに含まれるユーザの端末で適切に受信することができるという効果が得られる。また、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報が、関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループに含まれるユーザの端末に送信されるため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、グループID(限定でなくグループ識別情報の一例)は、端末識別情報(限定でなく識別情報の一例)が関連付けられており、予約スケジュール情報(限定でなくスケジュール情報の一例)は、端末識別情報が関連付けられたグループIDに基づき、グループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末20に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、ユーザの端末を識別するための識別情報が関連付けられたグループ識別情報に基づくことで、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、グループに含まれるユーザの端末で確実に受信することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、グループID(限定でなくグループ識別情報の一例)は、店舗電話番号(限定でなく事業者識別情報の一例)に関連する情報であって、端末識別情報である端末電話番号(限定でなく識別情報の一例)をユーザの操作に基づき送信する電話発信用情報(限定でなく識別情報をユーザの操作に基づき送信する情報の一例)が関連付けられている構成を示している。また、グループID(限定でなくグループ識別情報の一例)は、店舗予約ページURL(限定でなく事業者識別情報の一例)に関連する情報であって、端末識別情報であるIPアドレス、ホスト名等の情報(限定でなく識別情報の一例)をユーザの操作に基づき送信するインターネット接続用情報(限定でなく識別情報をユーザの操作に基づき送信する情報の一例)が関連付けられている構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、ユーザの端末を識別するための識別情報をユーザの操作に基づき送信する情報を端末のユーザが操作するだけで、識別情報を簡単に送信することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、グループに含まれる複数の端末20は、複数の端末20の間でメッセージや画像、コンテンツ(限定でなくコンテンツの一例)等の送受信を行い、複数の端末20の間で送受信されたコンテンツを端末20の表示部24のIMSアプリケーションのトークルーム(限定でなく表示領域の一例)に表示する。そして、通信用情報は、複数の端末20の間で送受信されたコンテンツに含まれる構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、複数の端末の間で送受信されたコンテンツを端末のユーザに閲覧させることができるという効果が得られる。また、コンテンツに含まれる情報をユーザが操作するだけで、ユーザの端末を識別するための識別情報を簡単に送信することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、店舗識別情報(限定でなく事業者識別情報の一例)は、店舗電話番号(限定でなく事業者の電話番号の一例)を含む構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電話番号に基づき、ユーザの端末を識別するための識別情報を簡単に送信することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、グループは、代表者のユーザ(限定でなく端末のユーザの一例)とは異なるユーザ(限定でなく第1ユーザの一例)を少なくとも含み、スケジュール情報は、グループ識別情報に基づき、グループに含まれる代表者のユーザとは異なるユーザの端末(限定でなく第1端末の一例)に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、グループに含まれるユーザで共有することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、端末20が、グループIDに基づき、グループに含まれる代表者のユーザとは異なるユーザの端末に、通信用情報を含むコンテンツ(限定でなく第1コンテンツの一例)を通信I/F22によって送信するとともに、代表者のユーザとは異なるユーザの端末からグループIDに基づき送信されたメッセージ等のコンテンツ(限定でなく第2コンテンツの一例)を通信I/F22によって受信する。そして、通信用情報を含むコンテンツと、メッセージ等のコンテンツとを端末20の表示部24のトークルーム(限定でなく端末の表示領域の一例)に表示する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末が送信する第1コンテンツと、第1端末から送信される第2コンテンツとを、端末のユーザに閲覧させることができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、店舗装置40が、店舗のスケジュールに関する店舗スケジュール情報(限定でなく第1スケジュール情報の一例)と、端末20のユーザを含むグループのスケジュールに関するグループスケジュール情報(限定でなく第2スケジュール情報の一例)とを関連付ける店舗予約設定処理を行う。そして、端末識別情報(限定でなく識別情報の一例)と、グループスケジュール情報と関連付けた店舗スケジュール情報に基づくスケジュール情報であって、グループを識別するためのグループID(限定でなくグループ識別情報の一例)が関連付けられた予約スケジュール情報(限定でなくスケジュール情報の一例)とを店舗装置40の通信I/F44(限定でなく電子装置の通信部の一例)によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、ユーザの端末を識別するための識別情報と、第2スケジュール情報と関連付けた第1スケジュール情報に基づくスケジュール情報であって、グループを識別するためのグループ識別情報が関連付けられたスケジュール情報とを、適切に送信することができるという効果が得られる。
<第1変形例(1)>
第1実施形態では、事業者を店舗(または店舗の事業者)とし、事業者の電子装置を店舗装置40としたが、これに限定されない。
具体的には、例えば、事業として対価を得て取引を行う個人や法人等であり、端末のユーザを含むグループのスケジュールに関するスケジュール情報(グループスケジュール情報)を取得して、自身のスケジュールに関するスケジュール情報(事業者スケジュール情報)と関連付ける個人や法人であれば、本開示における事業者とすることができる。また、電子装置は、この事業者が管理したり使用するものであれば、どのような電子装置も本開示における電子装置とすることができる。
<第1変形例(1)の効果>
本変形例の構成により得られる効果の一例として、店舗以外の事業者を本開示における事業者とし、店舗装置以外の電子装置を本開示における電子装置として、グループのスケジュールを管理することができるという効果が得られる。
<第1変形例(2)>
第1実施形態では、サーバ10は、店舗装置40から予約情報と、連絡先情報とを受信すると、各グループ管理データそれぞれのグループコンテンツ履歴データの中から、店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる店舗識別情報を含むコンテンツを検索することで、予約情報を送信するグループを識別する。そして、サーバ10は、識別したグループのグループ管理データに記憶されているグループユーザデータと、ユーザ登録データ153に記憶されているユーザ登録情報とに基づいて、店舗装置40から受信した予約情報を、識別したグループに含まれる各ユーザの端末20に送信することとして説明したが、これに限定されない。
具体的には、例えば、サーバ10が、記憶部15のグループ管理データベース156に記憶される各グループそれぞれのグループ管理データにおいて、このグループで共有されるスケジュール情報であるグループスケジュール情報を含むグループスケジュールデータを記憶して管理する。
そして、サーバ10は、店舗装置40から予約情報と、連絡先情報とを受信した場合、各グループ管理データそれぞれのグループコンテンツ履歴データの中から、店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる店舗識別情報を含むコンテンツを検索することで、スケジュール情報を設定するグループを識別する。そして、サーバ10は、店舗装置40から受信した予約情報に含まれる予約スケジュール情報を、識別したグループのグループスケジュールデータに含まれるグループスケジュール情報に関連付けて記憶させることで、スケジュール情報を設定する。
<第1変形例(2)の効果>
本変形例は、サーバ10(限定でなく情報処理装置の一例)が、端末20のユーザを含むグループを識別するためのグループID(限定でなくグループ識別情報の一例)と、店舗電話番号または店舗予約ページURL(限定でなく事業者識別情報の一例)とをIMSアプリケーションのトークルームで関連付ける。そして、サーバ10は、店舗装置40(限定でなく事業者の電子装置の一例)から送信された、店舗電話番号または店舗予約ページURLと、予約スケジュール情報(限定でなく事業者のスケジュールに関するスケジュール情報の一例)と、を通信I/F14によって受信し、受信した店舗電話番号または店舗予約ページURLに基づいて、店舗電話番号または店舗予約ページURLが関連付けられたグループIDによって識別されるグループと、受信した予約スケジュール情報とを関連付ける構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、サーバを情報処理装置として、事業者識別情報が関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループと、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報とを適切に関連付けることができるという効果が得られる。
<第1変形例(3)>
第1実施形態でサーバ10が実行した処理を、端末20(例えば代表者のユーザの端末20)が実行するようにしてもよいし、しなくてもよい。
図25は、この場合における処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図の見方は図23と同様であり、図23の処理と同一のステップについては同一の符号を付して再度の説明を省略する。
サーバ10のスケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって予約情報と、連絡先情報とを店舗装置40から受信すると(D5)、受信した予約情報と、連絡先情報とを、通信I/F14によって端末Aに送信する(D21)。そして、スケジュール管理処理部113は、D11へと処理を移す。
端末Aのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から予約情報と、連絡先情報とを受信すると(A21)、スケジュール設定処理(A7)と、ユーザスケジュール情報のサーバ10への送信(A9)とを行う。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、グループ識別処理を行う(A23)。このグループ識別処理は、図24と同様の処理とすることができるため、再度の説明を省略する。
その後、端末Aのスケジュール反映処理部213は、A21でサーバ10から受信した予約情報を、通信I/F14によって、グループ識別処理で設定した対象グループ(ここではグループX)に含まれるユーザのうち、自端末のユーザとは異なるユーザの端末20(ここでは端末B,端末C)にそれぞれに送信する(A25)。この場合、端末20が、スケジュール情報の設定に関する情報(例えばスケジュール情報の設定を指示するコマンド)を、予約情報に含めて、または予約情報とは別に、自端末のユーザとは異なるユーザの端末20にそれぞれ送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、スケジュール反映処理を終了する。
端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によって端末Aから予約情報を受信すると(B21、C21)、それぞれスケジュール設定処理(B27、C27)と、ユーザスケジュール情報のサーバ10への送信(B29、C29)とを行う。そして、端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、それぞれスケジュール反映処理を終了する。
なお、第1変形例(2)と同様に、端末20が、店舗装置40から送信された予約情報に含まれる予約スケジュール情報を、この端末20のユーザを含むグループで共有されるスケジュール情報であるグループスケジュール情報に関連付けて記憶させることで、スケジュール情報を設定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第1変形例(3)の効果>
本変形例は、端末20(限定でなく情報処理装置の一例)が、端末20のユーザを含むグループを識別するためのグループID(限定でなくグループ識別情報の一例)と、店舗電話番号または店舗予約ページURL(限定でなく事業者識別情報の一例)とをIMSアプリケーションのトークルームで関連付ける。そして、端末20は、店舗装置40(限定でなく事業者の電子装置の一例)から送信された、店舗電話番号または店舗予約ページURLと、予約スケジュール情報(限定でなく事業者のスケジュールに関するスケジュール情報の一例)と、を通信I/F22によって受信し、受信した店舗電話番号または店舗予約ページURLに基づいて、店舗電話番号または店舗予約ページURLが関連付けられたグループIDによって識別されるグループと、受信した予約スケジュール情報とを関連付ける構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末を情報処理装置として、事業者識別情報が関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループと、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報とを適切に関連付けることができるという効果が得られる。
<第1変形例(4)>
第1実施形態とは異なり、限定でなく例として、サーバ10が、店舗装置40から予約情報と、連絡先情報とを受信すると、記憶部15のユーザ登録データ153を参照し、店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる端末識別情報から識別される端末20、または受信した連絡先情報に含まれるユーザ識別情報から識別される端末20を識別する。そして、店舗装置40から受信した予約情報を、識別した端末20に送信するようにしてもよい。この場合に、サーバ10から予約情報が送信される端末20は、店舗への予約を行った代表者のユーザの端末20となる。
また、この場合、限定でなく例として、代表者のユーザの端末20が、サーバ10から予約情報を受信した後、他のグループユーザを特定する他グループユーザ特定処理を行い、特定した他のグループユーザの端末20に、サーバ10から受信した予約情報を、サーバ10を介して送信するようにしてもよい。
<第1変形例(4)の効果>
本変形例は、サーバ10が、店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる端末識別情報から識別される端末20、または受信した連絡先情報に含まれるユーザ識別情報から識別される端末20を識別し、店舗装置40から受信した予約情報を、識別した端末20に送信する。そして、端末20が、サーバ10から予約情報を受信した後、他のグループユーザを特定する他グループユーザ特定処理を行い、特定した他のグループユーザの端末20に、サーバ10から受信した予約情報を、サーバ10を介して送信する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末が、この端末のユーザとは異なる第1ユーザを識別し、識別した第1ユーザの第1端末にスケジュール情報を送信することができるという効果が得られる。また、サーバで第1ユーザを識別する必要がなくなるため、結果的に、サーバの負荷を軽減できるという効果が得られる。
なお、上記において、サーバ10から代表者のユーザの端末20に予約情報が送信された後、限定でなく例として、この代表者のユーザの端末20が、予約情報を受領したことを示す情報(以下、「受領確認情報」と称す。)をサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、代表者のユーザの端末20から受領確認情報を受信すると、他のグループユーザを特定する他グループユーザ特定処理を行い、特定した他のユーザの端末20に、予約情報を送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、第1実施形態では、サーバ10が、予約スケジュール情報とともに店舗装置40から送信された予約IDを、識別したグループに含まれる各ユーザの端末20に送信することとして説明したが、これに限定されない。基本的に、店舗への問い合わせは、代表者のユーザが行う場合が多いと考えられる。そこで、サーバ10が、代表者のユーザの端末20には予約スケジュール情報と予約IDとを送信するが、対象グループに含まれる他のユーザの端末20には予約スケジュール情報のみを送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第1変形例(5)>
第1実施形態において、店舗装置40から送信される連絡先情報に、端末識別情報に代えて、または端末識別情報に加えて、この店舗に予約したユーザを識別するためのユーザ識別情報(限定でなく識別情報の一例)を含めるようにすることもできる。
「端末識別情報」は、上記のようにユーザの端末20を識別するための情報であるのに対し、「ユーザ識別情報」は、端末20のユーザを識別するための情報である。
このユーザ識別情報には、限定でなく例として、ユーザの名前や住所等の情報や、ユーザ登録データ153に登録されているIMSにおけるユーザ名やユーザID等の情報を含めることができる。
例えば、ユーザの名前や住所をユーザ識別情報とするのであれば、サーバ10において、ユーザの名前や住所をユーザ登録データ153に記憶させて登録しておく。そして、店舗において予約を受け付ける際に、店舗の店員が端末20のユーザの名前や住所を聞いて店舗装置40に入力し、入力した名前や住所をユーザ識別情報として連絡先情報に含めて、店舗装置40からサーバ10に送信するようにすればよい。
また、例えば、ユーザのIMSにおけるユーザ名やユーザIDをユーザ識別情報とするのであれば、店舗において予約を受け付ける際に、店舗の店員が端末20のユーザのIMSにおけるユーザ名やユーザIDを聞いて店舗装置40に入力し、入力したIMSにおけるユーザ名やユーザIDをユーザ識別情報として連絡先情報に含めて、店舗装置40からサーバ10に送信するようにすればよい。
<第1変形例(5)の効果>
本変形例は、グループID(限定でなくグループ識別情報の一例)は、ユーザ識別情報(限定でなく識別情報の一例)が関連付けられており、予約スケジュール情報(限定でなくスケジュール情報の一例)は、ユーザ識別情報が関連付けられたグループIDに基づき、グループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末20に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザを識別するための識別情報が関連付けられたグループ識別情報に基づくことで、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、グループに含まれるユーザの端末で確実に受信することができるという効果が得られる。
<第1変形例(6)>
第1実施形態では、店舗装置40から送信される連絡先情報に端末識別情報を含めることとし、第1変形例(5)では、店舗装置40から送信される連絡先情報にユーザ識別情報を含めることとしたが、これらに限定されない。具体的には、例えば、店舗装置40から送信される連絡先情報に、端末識別情報とユーザ識別情報とのいずれも含めず、店舗識別情報のみを含めるようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第1変形例(6)の効果>
本変形例は、店舗装置40から送信される連絡先情報に、端末識別情報とユーザ識別情報とのいずれも含めないようにする構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置の通信量を削減し、結果的に、事業者の電子装置の負荷を軽減できるという効果が得られる。
<第1変形例(7)>
第1実施形態では、電話発信用情報やインターネット接続用情報に対するユーザ操作に基づいて、端末20から店舗電話機50への電話発信、または端末20から店舗のWEB予約ページへのインターネット接続を行って、端末20のユーザが予約を行うこととして説明したが、これに限定されない。
具体的には、限定でなく一例として、店舗装置40のメールアドレスが関連付けられたメール送信用情報を含むコンテンツをトークルームに表示させる。そして、このコンテンツに含まれるメール送信用情報に対するユーザ操作に基づいて、端末20から店舗装置40にメールを送信して、端末20のユーザが店舗に予約を行うようにすることもできる。この場合、端末20は、限定でなく例として、自端末の端末メールアドレスを、メールサーバ(メールサーバを介して店舗装置40)に送信して通知する。
また、例えば、第1実施形態で説明したトークルームに表示される店舗に関するコンテンツのうち、例えば図12に示した店舗名、ジャンル、店舗ホームページURLを含む基本情報に含まれる店舗ホームページURLも、インターネット接続用情報の1つである。そこで、端末20が、この店舗ホームページURLに対するユーザ操作に基づいて、インターネットに接続して、店舗ホームページにアクセスする。そして、店舗ホームページの所定の入力欄から、端末20のユーザが店舗に予約を行うようにすることもできる。
また、端末20と店舗の電子装置との通信を、例えばチャットを利用した通信によって実現することもできる。この場合は、例えば、店舗のユーザとチャットを行うための情報であって、店舗ID等が関連付けられた情報であるチャット用情報を通信用情報に含めるようにし、このチャット用情報に対するユーザ操作に基づいて、店舗の電子装置と通信接続して、店舗のユーザとチャットを行うようにすればよい。この場合、端末20は、限定でなく例として、自端末のチャット用のアカウントを、チャットサーバ(チャットサーバを介して店舗装置40)に送信して通知する。
また、端末20が、自端末が備える電話機能を用いて、基地局を介して店舗電話機50に電話するのではなく、IMSアプリケーションの電話機能を用いて、サーバ10を介して店舗の電子装置(例えば店舗の端末)と電話を行うようにすることもできる。この場合は、例えば、店舗または店舗のユーザがIMSを利用するためのIMSアカウント(例えばユーザIDや店舗ID)を店舗が公開する。そして、店舗のユーザとIMSアプリケーション内で電話を行うための情報であって、店舗のIMSアカウントが関連付けられた情報であるIMS電話発信用情報を通信用情報に含めるようにし、このIMS電話発信用情報に対するユーザ操作に基づいて、店舗の電子装置と通信接続して、店舗のユーザとIMSアプリケーション内で電話を行うようにすればよい。この場合、端末20は、限定でなく例として、自端末のIMSアカウント(例えばユーザID)を、サーバ10(サーバ10を介して店舗装置40)に送信して通知する。
なお、この場合におけるIMSアプリケーション内の電話は、代表者のユーザと店舗のユーザとで行うユーザ通話(ユーザコール)としてもよいし、グループに含まれる複数のユーザと店舗のユーザとで行うグループ通話(グループコール)としてもよい。
<第1変形例(7)の効果>
本変形例は、端末20が、店舗装置40のメールアドレスが関連付けられたメール送信用情報、店舗ホームページURLが関連付けられたインターネット接続用情報、店舗ID等が関連付けられたチャット用情報、IMSアカウントが関連付けられたIMS電話発信用情報等に基づいて、店舗の電子装置と通信を行う構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、店舗への電話発信や店舗の予約ページへのアクセス等の通信方法を用いて端末が識別情報を送信するばかりでなく、他の通信方法を用いて端末が識別情報を送信することができるという効果が得られる。
<第1変形例(8)>
第1実施形態において、端末20がスケジュール情報を設定する際、例えばスケジュール情報を設定する日時に別の予定が入っている場合に、制御部21が、スケジュール情報が重複(競合)していることを端末20のユーザに報知する処理や、スケジュール情報を上書きして更新することを端末20のユーザに確認する処理等の処理を行うようにしてもよいし、しなくてもよい。
図26は、本変形例において端末20の表示部24に表示される表示画面の一例を示す図である。
この表示画面では、端末20のユーザのスケジュール画面において、「重複しているスケジュールを上書きして更新します。よろしいですか?」というメッセージと、「許可しない」および「OK」のアイコンとを含むスケジュール更新確認画面が、画面中央部にポップアップ形式で表示されている。「OK」のアイコンがタップされると、設定済みのスケジュール情報が、新たなスケジュール情報で更新される。
<第1変形例(8)の効果>
本変形例は、端末20が、スケジュール情報が重複していることを端末20のユーザに報知する処理や、スケジュール情報を上書きして更新することを端末20のユーザに確認する処理を行う構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、スケジュール情報が重複していることを端末のユーザに報知したり、スケジュール情報を上書きして更新することを端末のユーザに確認することができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
<第1変形例(9)>
第1実施形態において、現在の日付から予約スケジュール情報に含まれる予約日までの日数が、第1の閾値日数(例えば1年や2年)以上、または第1の閾値日数超となる場合に、端末20が、スケジュール設定処理を行わないようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。つまり、予約日が現在の日付から大きく離れた日付である場合は、端末20でスケジュール情報を設定しないようにすることができる。
また、上記において、端末20が、予約スケジュール情報を受信したタイミングではスケジュール設定処理を行わないが、予約スケジュール情報に含まれる予約日から第2の閾値日数(例えば3か月や6か月)以内の日付となったタイミングで、スケジュール設定処理を行うようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。つまり、予約日にある程度近づいたタイミングで、端末20でスケジュール情報を設定するようにすることができる。
<第1変形例(9)の効果>
本変形例は、予約日が現在の日付から大きく離れた日付である場合に、端末20がスケジュール情報を設定しない構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を現時点で設定することが適切でない場合は設定しないため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、本変形例は、予約日にある程度近づいたタイミングで、端末20がスケジュール情報を設定する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を適切なタイミングで設定することができるため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
<第2実施形態>
第2実施形態は、同じ代表者のユーザが同じ店舗に連絡する場合の処理に関する実施形態である。
第2実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
同じ代表者のユーザが同じ店舗に連絡をする場合には、主に以下の2通りが考えられる。
(1)一のユーザが、第1のグループの代表者として店舗に新規予約を行った後、第1のグループとは異なる第2のグループの代表者として同じ店舗に新規予約を行う場合
(2)一のユーザが、第1のグループの代表者として店舗に新規予約を行った後、この第1のグループの予約内容を変更(予約変更)する場合
(1)については、グループは異なれども新規予約であることに変わりはないため、第1実施形態で説明した新規予約に関する処理(図23)を適用できる。しかし、この場合、同じユーザが同じ店舗に2回以上連絡することになるため、第1実施形態で説明したグループ識別処理において、店舗識別情報が関連付けられたコンテンツを履歴に含むグループとして2以上のグループが特定されてしまう場合がある。このため、いずれのグループを対象グループとすればよいか判断できなくなるという問題が生ずる。
(2)については、新規予約ではなく予約変更となるため、詳細は後述するが、第1実施形態で説明した新規予約に関する処理(図23)とは異なる処理が適用される。この場合も、上記(1)と同様に、同じユーザが同じ店舗に2回以上連絡することになるため、第1実施形態で説明したグループ識別処理において、店舗識別情報が関連付けられたコンテンツを履歴に含むグループとして2以上のグループが特定されてしまう場合がある。このため、この場合も、いずれのグループを対象グループとすればよいか判断できなくなるという問題が生ずる。
以下、これらの問題を解決するための処理を例示する。
<スケジュール更新方法>
表示画面例を参照しながら、第2実施形態における上記(2)の予約変更に基づくスケジュール更新方法について説明する。
図27は、店舗装置40のディスプレイ43に表示される店舗予約確認画面の一例を示す図である。
この店舗予約確認画面は、例えば図18に示した店舗予約確認画面から店舗の店員等が予約内容を変更する場合の表示画面の一例を示している。
この場合、限定でなく例として、新規予約を行った代表者のユーザが、店舗に再度連絡をして予約を変更する旨を店舗に通知する。そして、店舗の店員等は、新規予約で設定した予約情報を変更する。
例えば図18の店舗予約確認画面において「決定ボタン」上にカーソルを移動させた状態で、マウスで右クリックがなされると、「予約変更」、「予約キャンセル」等の項目を含むタブが表示される。そして、「予約変更」の項目が選択されて、例えばマウスで左クリックがなされると、例えば図28に示すようなカレンダー形式の店舗のスケジュールが表示される。
このカレンダー形式の店舗のスケジュールでは、日付ごとに、その時間帯の空席状況が表示される。例えば、空席が十分に存在する場合は「〇」、空席が残り僅かである場合は「△」、空席が存在しない場合は「×」が表示される。また、店舗の休業日には「−」が表示される。このカレンダー形式の店舗のスケジュールにおいて、予約変更する日付が選択され、例えばマウスで左クリックがなされると、例えば図29に示すように、その日付における来店時間別の予約状況情報を含む店舗予約変更画面が表示される。
この店舗予約変更画面では、画面上部に「予約変更したい時間に移動させてください。(ドラッグ&ドロップ)」というメッセージが表示され、その下に予約変更の対象とするユーザ(グループ)の予約内容が表示されている。また、先の表示画面において表示されていた送信チェックボックスのチェックマークが消去されている。
この予約変更の対象とするユーザ(グループ)の予約内容が、例えばマウスを用いたドラッグ&ドロップ操作によって別の時間帯に移動されると、移動元の時間帯に設定されていた予約内容が、移動先の時間帯に新たに設定更新される。例えば、図30には、お客様名「ユーザA.A」のスケジュールについて、「8月17日」の「18:00」に予約されていた内容が、「8月20日」の「19:30」に新たに移動されて更新された状態を示している。
<処理>
図31は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は図23と同様であり、図23の処理と同一のステップについては同一の符号を付して再度の説明を省略する。ここでは、図23の処理と同様に、端末Aのユーザと、端末Bのユーザと、端末CのユーザとでグループXが形成されており、代表者である端末Aのユーザが、同じ店舗にグループXの予約変更を行う場合の処理を例示する。
まず、端末Aのスケジュール反映処理部213は、ユーザの操作に基づき、通信I/F22によって店舗電話機50、店舗装置40、または店舗のその他の電子装置と通信する(A41)。ここでの通信は、図23の処理と同様に、トークルームの電話発信用情報に対するユーザ操作に基づく電話発信としてもよいし、トークルームのインターネット接続用情報に対するユーザ操作に基づくインターネット接続としてもよい。
また、予約変更を行う場合、代表者のユーザは少なくとも1回は店舗に連絡済みであり、店舗の連絡先を知っていることになる。このため、例えば、手動で入力された店舗電話番号に基づく電話発信や、登録済みの店舗電話番号に基づく電話発信を行うようにしてもよい。同様に、手動で入力された店舗予約ページURLに基づくインターネット接続や、登録済みの店舗予約ページURLに基づくインターネット接続を行うようにしてもよい。
電話発信する場合は、端末Aのユーザは、変更を依頼する予約情報と、新規予約の際に発行された予約IDとを、店舗の店員等に伝える。また、インターネット接続する場合は、端末Aは、ユーザ操作に基づいて、変更を依頼する予約情報と、新規予約の際に発行された予約IDとを、アクセスした店舗予約ページで入力して店舗装置40に送信する。
店舗予約管理処理部413は、予約変更を行うための画面である店舗予約変更画面をディスプレイ43に表示させる(E41)。そして、店舗予約管理処理部413は、店舗の店員等の予約変更操作に基づいて、通知された予約IDに関連付けられた予約スケジュール情報を変更する店舗予約変更処理を行う(E43)。
E41のステップでは、店舗予約管理処理部413は、限定でなく例として、前述したドラッグ&ドロップ操作による予約スケジュール情報の変更を行うための店舗予約変更画面をディスプレイ43に表示させる。そして、E43のステップでは、店舗予約管理処理部413は、限定でなく例として、前述したドラッグ&ドロップ操作がなされた後、確定する操作がなされたことに基づいて、通知された予約IDに関連付けられた予約スケジュール情報を変更する。
次いで、店舗予約管理処理部413は、例えば前述した送信確認画面において情報を送信する操作がなされると、変更後の予約情報と、連絡先情報とを、通信I/F44によってサーバ10に送信する(E45)。そして、店舗予約管理処理部413は、店舗予約管理処理を終了する。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって店舗装置40から変更後の予約情報と、連絡先情報とを受信すると(D45)、第2のグループ識別処理を行う(D47)。
図32は、第2のグループ識別処理の流れの一例を示すフローチャートである。
この第2のグループ識別処理は、本実施形態の予約変更に関する処理と、第1実施形態で説明したグループ識別処理(図23のD7)または第1変形例で説明したグループ識別処理(図25のA23)とに代えて実行される処理である。なお、図24のグループ識別処理と同一のステップについては同一の符号を付して再度の説明を省略する。
F3の後、グループ識別処理部115は、特定したグループIDが複数あるか否かを判定する(G5)。特定したグループIDが1つであると判定したならば(G5;No)、グループ識別処理部115は、F7およびF9の処理を行った後、第2のグループ識別処理を終了する。
一方、特定したグループIDが複数あると判定したならば(G5;Yes)、グループ識別処理部115は、F3で特定した複数のグループIDのうち、そのグループ管理データに含まれる予約管理データに、店舗装置40から受信した予約情報に含まれる予約IDと同じ予約IDが関連付けて記憶されているグループIDがあるか否かを判定する(G7)。
同じ予約IDが関連付けて記憶されているグループIDがないと判定したならば(G7;No)、グループ識別処理部115は、F3で特定した複数のグループIDのうち、そのグループ管理データに含まれる予約管理データに、予約IDが関連付けて記憶されていないグループIDのグループを対象グループとして設定する(G9)。
その後、グループ識別処理部115は、店舗装置40から受信した予約情報と、連絡先情報とを、G9で設定した対象グループのグループ管理データに含まれる予約管理データに関連付けて記憶させる(G11)。そして、グループ識別処理部115は、第2のグループ識別処理を終了する。
G7:No〜G11の処理は、前述した「(1)一のユーザが、第1のグループの代表者として店舗に新規予約を行った後、第1のグループとは異なる第2のグループの代表者として同じ店舗に新規予約を行う場合」における対象グループの設定に関する処理の一例である。
一方、同じ予約IDが関連付けて記憶されているグループIDがあると判定したならば(G7;Yes)、グループ識別処理部115は、F3で特定した複数のグループIDのうち、そのグループ管理データに含まれる予約管理データに、店舗装置40から受信した予約IDと同じ予約IDが関連付けて記憶されているグループIDのグループを対象グループとして設定する(G13)。
その後、グループ識別処理部115は、店舗装置40から受信した予約情報と、連絡先情報とを、G13で設定した対象グループのグループ管理データに含まれる予約管理データに関連付けて記憶させる(G15)。そして、グループ識別処理部115は、第2のグループ識別処理を終了する。
G7:Yes〜G15の処理は、前述した「(2)一のユーザが、第1のグループの代表者として店舗に新規予約を行った後、この第1のグループの予約内容を変更(予約変更)する場合」における対象グループの設定に関する処理の一例である。
図31に戻り、第2のグループ識別処理を行った後、スケジュール管理処理部113は、店舗装置40から受信した変更後の予約情報を、通信I/F14によって、第2のグループ識別処理で設定した対象グループ(ここではグループX)に含まれる各ユーザの端末(ここでは端末A,端末B,端末C)にそれぞれに送信する(D49)。そして、スケジュール管理処理部113は、スケジュール管理処理を終了する。
端末Aのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から変更後の予約情報を受信すると(A45)、スケジュール更新処理を行う(A47)。具体的には、限定でなく例として、受信した変更後の予約情報に含まれる変更後の予約スケジュール情報で、記憶部28に記憶されているユーザスケジュールデータ2855に含まれるユーザスケジュール情報を更新する。これにより、代表者のユーザの端末20において、スケジュール情報が変更される。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、更新したユーザスケジュール情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信した後(A49)、スケジュール反映処理を終了する。
同様に、端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から変更後の予約情報を受信すると(B45、C45)、端末Aと同様に、スケジュール更新処理を行う(B47、C47)。これにより、代表者のユーザと同じグループに含まれる他のユーザの端末20において、スケジュール情報がそれぞれ変更される。そして、端末Bおよび端末Cのスケジュール反映処理部213は、更新したユーザスケジュール情報を、通信I/F22によってそれぞれサーバ10に送信した後(B49、C49)、スケジュール反映処理を終了する。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって各端末20それぞれから更新されたユーザスケジュール情報を受信すると(D51)、受信したユーザスケジュール情報で、ユーザ管理データベース155のユーザ管理データに記憶されているユーザスケジュールデータに含まれるユーザスケジュール情報を更新する(D53)。そして、スケジュール管理処理部113は、スケジュール管理処理を終了する。
なお、ここでは、端末Aのユーザが代表者としてグループXの予約変更を行う場合の処理を例示したが、この予約変更に関する処理は、2回目以降の予約変更に関するものであればよい。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態は、予約スケジュール情報は、店舗装置40から送信された、予約ID(限定でなくグループ識別情報を識別するための情報の一例)に基づくグループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループに含まれるユーザの端末で適切に受信することができるという効果が得られる。
また、第2実施形態は、端末識別情報またはユーザ識別情報(限定でなく識別情報の一例)は、端末20が予約スケジュール情報を受信した後、店舗電話番号や店舗予約ページURL(限定でなく事業者識別情報の一例)に基づいて通信I/F22によって送信され、予約スケジュール情報は、店舗予約変更処理(限定でなく事業者のスケジュールに関する処理の一例)が店舗装置40で実行されることで更新され、更新された予約スケジュール情報は、関連付けられたグループIDに基づき、グループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末20に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信された更新されたスケジュール情報を、関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループに含まれるユーザの端末で確実に受信することができるという効果が得られる。
また、第1実施形態は、店舗装置40が、店舗のスケジュールに関する店舗スケジュール情報(限定でなく第1スケジュール情報の一例)と、端末20のユーザを含むグループのスケジュールに関するグループスケジュール情報(限定でなく第2スケジュール情報の一例)とをディスプレイ43の店舗予約確認画面(限定でなく表示領域の一例)に表示し、店舗の店員等の予約変更操作(限定でなく電子装置のユーザの操作の一例)に基づいて、グループスケジュール情報を更新する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、電子装置のユーザが操作するだけで、端末のユーザを含むグループのスケジュールに関する第2スケジュール情報を簡単に更新することができるという効果が得られる。
<第2変形例(1)>
第2実施形態では、予約IDに基づいて対象グループを設定することとして説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザの端末20が、端末識別情報またはユーザ識別情報を送信した履歴に基づいて、対象グループを設定するようにすることも可能である。
この場合、端末20は、グループのトークルームにおいて、通信用情報(例えば電話発信用情報やインターネット接続用情報)に対するユーザ操作がなされると、限定でなく例として、ユーザ操作されたことを示す情報と、ユーザ操作された通信用情報を含むコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報(例えば通信用情報を含むコンテンツのコンテンツ番号)とを含む操作情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、端末20から受信した操作情報を、そのグループのグループコンテンツ履歴データに操作履歴情報として記憶させる。
サーバ10は、図32の第2のグループ識別処理において、グループ管理データベース156に記憶されている、F1で特定したユーザIDがグループユーザデータに含まれる各グループ管理データそれぞれについて、そのグループコンテンツ履歴データに含まれる操作履歴情報に、店舗装置40から受信した連絡先情報に含まれる店舗識別情報が関連付けられた通信用情報に関する操作情報が履歴として記憶されているグループ管理データのグループIDを特定する。そして、サーバ10は、店舗識別情報が関連付けられた通信用情報に関する操作履歴が最も新しいグループ管理データのグループIDを特定し、特定したグループIDのグループを対象グループとして設定する。
また、限定でなく例として、サーバ10が、図32の第2のグループ識別処理において、変更後の予約情報が店舗装置40から送信された送信日時、または、変更後の予約情報を店舗装置40から受信した受信日時に基づいて、対象グループを設定するようにしてもよいし、しなくてもよい。具体的には、限定でなく例として、サーバ10は、記憶部15のグループ管理データベース156に記憶されているグループ管理データのうち、その予約管理データに記憶されている更新された予約情報に関連付けられた送信日時または受信日時が最も新しいグループ管理データのグループを特定する。そして、サーバ10は、特定したグループIDのグループを対象グループとして設定する。
また、限定でなく例として、端末20は、グループのトークルームにおいてユーザ操作がなされた場合、そのトークルームにおけるユーザの操作位置を識別可能な操作位置情報(例えばユーザ操作された座標の情報)を操作情報に含めて、サーバ10に送信するようにすることもできる。この場合、サーバ10は、端末20から受信した操作位置情報を含む操作情報を、そのグループのグループコンテンツ履歴データに操作履歴情報として記憶しておく。そして、サーバ10は、この操作位置情報に基づいてユーザ操作がなされた位置を識別することによって、ユーザ操作された通信用情報を判定するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
<第2変形例(1)の効果>
本変形例は、店舗装置40から送信された予約スケジュール情報は、サーバ10により、端末20が端末識別情報またはユーザ識別情報を送信した履歴に基づくグループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を、関連付けられたグループ識別情報によって識別されるグループに含まれるユーザの端末で確実に受信することができるという効果が得られる。
また、本変形例は、店舗装置40から送信された変更後の予約スケジュール情報は、サーバ10により、変更後の予約スケジュール情報が店舗装置40からサーバ10に送信された送信日時、または、変更後の予約スケジュール情報をサーバ10が店舗装置40から受信した受信日時に基づくグループIDによって識別されるグループに含まれるユーザの端末に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置から送信された更新されたスケジュール情報を、スケジュール情報の送信日時または受信日時に基づいて、グループに含まれるユーザの端末で確実に受信することができるという効果が得られる。
<第2変形例(2)>
第2実施形態では、新規予約を行った代表者のユーザが、店舗に再度連絡をして、スケジュールを変更する旨を店舗に通知することで、店舗において、新規予約で設定したスケジュールが変更されることとしたが、これに限定されない。
具体的には、限定でなく例として、端末20においてユーザ(グループ)のスケジュールを変更することを可能とし、これに連動させて店舗側のスケジュール情報を変更するようにしてもよい。この場合、限定でなく例として、端末20側で変更した予約スケジュール情報と、予約スケジュール情報の変更を依頼する情報(以下、「スケジュール変更依頼情報」と称す。)とを、端末20からサーバ10を介して店舗装置40に送信するようにすることができる。
図33は、本変形例において端末20の表示部24に表示されるユーザスケジュール画面の一例を示す図である。
このユーザスケジュール画面には、IMSアプリケーションにおいて、端末20のユーザのスケジュールに関するユーザスケジュール情報がカレンダー形式で表示されている。そして、画面上部には「予約変更したい日付を選択してください。」というメッセージが表示され、その下にカレンダー形式でユーザのスケジュールが表示されている。ここでは、限定でなく例として、現在の日付が「8月3日」であり、新規予約で設定されたスケジュールの日付が「8月17日」である場合において、このスケジュールを「8月19日」に変更する場合を例示する。
この場合、ユーザが「8月19日」の日付をタップすると、例えば図34に示すような端末予約変更画面に表示が切り替わる。この端末予約変更画面では、画面上部に「予約変更したい時間に移動させてください。(ドラッグ&ドロップ)」というメッセージが表示され、その下に、現在の予約情報と、変更後の予約情報とが表示されている。ここでは、現在の予約情報には「8月17日」における予約情報が表示されており、変更後の予約情報には「8月19日」における時間帯別の来店時間が表示されている。現在の予約情報がユーザによりタップされ、変更後の予約情報にドラッグ&ドロップ操作が行われると、ドロップされた位置に対応する時間帯の来店時間に、現在の予約情報が変更される。
ここで、変更後の予約情報の表示欄において、その日付のそれぞれの時間帯について、同じグループに含まれる他のユーザのスケジュール情報と、店舗のスケジュール情報とを関連付けて表示させるようにすることができる。
この場合、例えば、端末20において予約変更操作がなされると、端末20は予約変更を実行する旨の予約変更実行情報をサーバ10に送信する。サーバ10は、端末20から予約変更実行情報を受信すると、ユーザ管理データベース155に記憶されているユーザ管理データのうち、この端末20のユーザと同じグループに含まれる他のユーザそれぞれのユーザ管理データについて、そのユーザスケジュールデータに記憶されている最新のユーザスケジュール情報を、予約変更実行情報の送信元の端末20に送信する。
また、サーバ10は、端末20から予約変更実行情報を受信すると、店舗スケジュール情報を要求する旨の店舗スケジュール要求情報を店舗装置40に送信する。店舗装置40は、サーバ10から店舗スケジュール要求情報を受信すると、記憶部45の店舗スケジュールデータ453に記憶されている最新の店舗スケジュール情報を、サーバ10に送信する。そして、サーバ10は、店舗装置40から受信した最新の店舗スケジュール情報を、予約変更実行情報の送信元の端末20に送信する。
例えば図34の端末予約変更画面において現在の予約情報がユーザによりタップされ、変更後の予約情報「8月19日」における来店時間「18:30〜19:00」の部分にドラッグ操作が行われると、例えば図35に示すように、来店時間「18:30〜19:00」における、同じグループに含まれる他のユーザの最新のユーザスケジュール情報と、店舗スケジュール情報とが、ポップアップ形式で表示される。
同様に、例えば図34の端末予約変更画面において現在の予約情報がユーザによりタップされ、変更後の予約情報「8月19日」における来店時間「19:30〜20:00」の部分にドラッグ操作が行われると、例えば図36に示すように、来店時間「19:30〜20:00」における、同じグループに含まれる他のユーザの最新のユーザスケジュール情報と、店舗スケジュール情報とが、ポップアップ形式で表示される。
そして、例えば図37に示すように、ドラッグ操作された現在の予約情報が、来店時間「19:30〜20:00」の部分でドロップ操作されると、例えば図38に示すような予約変更確認画面が表示される。この例では、「8/19(土)19:00〜3名に予約を変更します。よろしいですか?」というメッセージと、「キャンセル」および「OK」のアイコンとを含む予約変更確認画面が、画面中央部にポップアップ形式で表示されている。「OK」のアイコンがユーザにタップされると、例えば、後述する予約変更依頼情報が、端末20からサーバ10を介して店舗装置40に送信される。
図39は、本変形例における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は図31と同様であり、図31の処理と同一のステップについては同一の符号を付して再度の説明を省略する。
端末Aのスケジュール反映処理部213は、表示部24に端末予約変更画面を表示させる(A60)。具体的には、端末Aのスケジュール反映処理部213は、例えば、前述したドラッグ&ドロップ操作による予約スケジュール情報の変更を行うための端末予約変更画面を表示部24に表示させる。
ユーザにより予約変更操作がなされると、端末Aのスケジュール反映処理部213は、自端末のユーザのユーザIDと、新規予約の際に発行された予約IDとを含む予約変更実行情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する(A61)。
サーバ10のスケジュール管理処理部113は、予約変更実行情報を通信I/F14によって端末Aから受信すると(D61)、受信した予約変更実行情報に含まれる予約IDに基づいて、グループXに含まれるユーザのうち端末Aのユーザとは異なる端末20のユーザ(ここでは端末B、端末Cのユーザ)について、そのユーザ管理データに記憶されているユーザスケジュールデータに含まれる最新のユーザスケジュール情報を、通信I/F14によって端末Aに送信する(D63)。
また、スケジュール管理処理部113は、店舗スケジュール要求情報を、通信I/F14によって店舗装置40に送信する(D65)。店舗予約管理処理部413は、店舗スケジュール要求情報を通信I/F44によってサーバ10から受信すると(E61)、記憶部45の店舗スケジュールデータ453に含まれる最新の店舗スケジュール情報を、通信I/F44によってサーバ10に送信する(E63)。
スケジュール管理処理部113は、店舗スケジュール情報を通信I/F14によって店舗装置40から受信すると(D67)、D61で受信した予約変更実行情報に含まれるユーザIDに基づいて、店舗装置40から受信した店舗スケジュール情報を、通信I/F14によって端末Aに送信する(D69)。
端末Aのスケジュール反映処理部213は、ユーザスケジュール情報と、店舗スケジュール情報とを通信I/F22によって受信すると(A63、A65)、受信したユーザスケジュール情報と店舗スケジュール情報とを、表示部24の端末予約変更画面に表示させる(A67)。
その後、端末Aのスケジュール反映処理部213は、限定でなく例として、前述したドラッグ&ドロップ操作がなされた後、確定する操作がなされたことに基づいて、新規予約の際に発行された予約IDと、変更を依頼する予約スケジュール情報と、予約変更を指示する予約変更指示コマンドとを含む予約変更依頼情報を、通信I/F22によって店舗装置40に送信する(A69)。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、図31のA45へと処理を移す。
スケジュール管理処理部113は、予約変更依頼情報を通信I/F14によって端末20から受信すると(D71)、受信した予約変更依頼情報を、通信I/F14によって店舗装置40に送信する(D73)。そして、スケジュール管理処理部113は、図31のD45へと処理を移す。
店舗予約管理処理部413は、予約変更依頼情報を通信I/F44によってサーバ10から受信すると(E65)、受信した予約変更依頼情報に含まれる予約変更指示コマンドに基づいて、店舗予約変更処理を行う(E67)。具体的には、限定でなく例として、予約変更依頼情報に含まれる予約IDに関連付けて記憶されている予約スケジュール情報を、この予約変更依頼情報に含まれる予約スケジュール情報に変更する。そして、店舗予約管理処理部413は、図31のE45へと処理を移す。
<第2変形例(2)の効果>
本変形例は、端末20が、予約変更指示コマンドを含む予約変更依頼情報を、通信I/F22によって送信する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者のスケジュールに関する処理を事業者の電子装置に確実に実行させることができるという効果が得られる。
また、本変形例は、変更後の予約スケジュール情報は、店舗装置40により店舗予約変更処理が、予約変更指示コマンドを含む予約変更依頼情報に基づいて実行されたことに基づいて端末20に送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者のスケジュールに関する処理が事業者の電子装置で実行された結果として、更新されたスケジュール情報を端末で受信することができるという効果が得られる。
また、本変形例は、端末20が、この端末20のユーザと同じグループに含まれる他のユーザのユーザスケジュール情報を表示部24の端末予約変更画面に表示する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザが、グループに含まれる異なるユーザのスケジュール情報を閲覧することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、本変形例は、端末20が、店舗スケジュール情報を表示部24の端末予約変更画面に表示する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザが、事業者のスケジュール情報を閲覧することが可能となり、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第1実施形態で説明したスケジュール設定処理および第2実施形態で説明したスケジュール更新処理(以下、包括的に「スケジュール処理」と称す。)を行う場合における悪用防止に関する実施形態である。
第3実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
上記のスケジュール処理は、端末20とサーバ10と店舗装置40との間の通信によって自動的に行われるが、例えば、予約した店舗側で予約スケジュール情報が勝手に更新されたり、改ざんされるなどすることで、ユーザが意図しない予約スケジュール情報が端末20で設定されたり、ユーザが意図しない予約スケジュール情報で設定済みの予約スケジュール情報が更新されるような場合が想定される。この問題を解決するための手法を以下に例示する。
(1)スケジュール処理の実行条件
図40は、本実施形態において端末20の記憶部28に記憶されるスケジュール処理実行条件設定データ287のデータ構成の一例を示す図である。
このスケジュール処理実行条件設定データ287は、上記のスケジュール処理を実行するための条件(以下、「スケジュール処理実行条件」と称す。)が定められたデータであり、限定でなく例として、優先順位と、スケジュール処理実行条件とが関連付けて記憶されている。
優先順位には、「1」から順番に、いずれのスケジュール処理実行条件を優先するかの順位が定められている。
スケジュール処理実行条件には、その優先順位に対応するスケジュール処理実行条件が定められている。
例えば、優先順位「1」には、「ユーザの端末においてスケジュール処理の実行許可設定がなされていること」というスケジュール処理実行条件が定められている。例えば、端末20のIMSアプリケーション内の設定として、「スケジュール情報の設定・変更の許可」に関する設定(ON/OFF)を可能とする。そして、この設定が「ON」とされると、スケジュール処理の実行が許可され、設定が「OFF」とされると、スケジュール処理の実行が禁止されるようにすることができる。
優先順位「2」には、「過去所定期間に端末での通信に使用された通信用情報に関連付けられた店舗識別情報と、店舗装置から送信された連絡先情報に含まれる店舗識別情報とが一致すること」というスケジュール処理実行条件が定められている。
上記の過去所定期間は、限定でなく例として、過去1日以内や過去3日以内とすることができる。そして、過去所定期間に端末20が店舗電話機50や店舗装置40等と通信を行うために使用された通信用情報(例えば電話発信用情報やインターネット接続用情報)に関連付けられた店舗識別情報と、店舗装置40から送信された連絡先情報に含まれる店舗識別情報とが一致する場合は、スケジュール処理の実行が許可され、一致しない場合は、スケジュール処理の実行が禁止されるようにすることができる。
優先順位「3」には、「端末のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていること」というスケジュール処理実行条件が定められている。IMSアプリケーション内でコンテンツの送受信を行うために必要となる登録である友だち登録が、端末のユーザと、店舗または店舗のユーザとでなされている場合は、スケジュール処理の実行が許可され、なされていない場合は、スケジュール処理の実行が禁止されるようにすることができる。
友だち登録を行う場合は、端末20のユーザがIMSアプリケーション内で店舗または店舗のユーザに友だち申請を行う、または、店舗がIMSアプリケーション内で端末20のユーザに友だち申請を行う。そして、友だち申請により友だちになることが許可されると、その情報がサーバ10に送信され、サーバ10において、IMSアプリケーションにおける、端末20のユーザのユーザ識別情報であるユーザID(限定でなく識別情報の一例)と、店舗識別情報である店舗ID(限定でなく事業者識別情報の一例)または店舗のユーザのユーザ識別情報であるユーザID(限定でなく事業者識別情報の一例)とが関連付けられることで、端末20のユーザと店舗または店舗のユーザとが友だちとなる。
なお、上記の友だち登録の際、サーバ10において、ユーザの端末20の端末識別情報である端末電話番号(限定でなく識別情報の一例)と、店舗識別情報である店舗電話番号(限定でなく事業者識別情報の一例)または店舗のユーザの端末20の端末識別情報である端末電話番号(限定でなく事業者識別情報の一例)とが関連付けられることで、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だちとなるようにしてもよい。
図23の新規予約に関する処理において、サーバ10は、店舗装置40から送信された予約情報に加えて、店舗装置40から送信された連絡先情報を、端末20に送信する。
端末20は、サーバ10から予約情報と、連絡先情報とを受信すると、記憶部28に記憶されているスケジュール処理実行条件設定データ287を参照し、限定でなく例として、優先順位が高いスケジュール処理実行条件から順番に、それぞれのスケジュール処理実行条件が成立するか否かを判定する。そして、全てのスケジュール処理実行条件が成立する場合は、スケジュール設定処理を実行するが、1つでも成立しないスケジュール処理実行条件がある場合は、スケジュール設定処理を実行しない。
図25の新規予約に関する処理を行う場合も同様である。
また、図31の予約変更に関する処理において、サーバ10は、店舗装置40から送信された変更後の予約情報に加えて、店舗装置40から送信された連絡先情報を、端末20に送信する。
端末20は、サーバ10から変更後の予約情報と、連絡先情報とを受信すると、記憶部28に記憶されているスケジュール処理実行条件設定データ287を参照し、限定でなく例として、優先順位が高いスケジュール処理実行条件から順番に、それぞれのスケジュール処理実行条件が成立するか否かを判定する。そして、全てのスケジュール処理実行条件が成立する場合は、スケジュール更新処理を実行するが、1つでも成立しないスケジュール処理実行条件がある場合は、スケジュール更新処理を実行しない。
図39の予約変更に関する処理を行う場合も同様である。
なお、上記のスケジュール処理実行条件に基づくスケジュール処理の実行は、代表者のユーザの端末20でのみ行うようにしてもよい。また、代表者のユーザの端末20に代えて、または、代表者のユーザの端末20に加えて、同じグループに含まれる他のユーザの端末20で、上記のスケジュール処理実行条件に基づくスケジュール処理の実行を行うようにしてもよい。
(2)スケジュール処理の実行報知
端末20が、スケジュール処理を実行した場合に、その旨を店舗に報知するための処理を行うようにすることもできる。この場合も、上記の「(1)スケジュール処理の実行条件」で説明したスケジュール処理実行条件と同様に、スケジュール処理の実行を報知するための条件(以下、「スケジュール処理実行報知条件」と称す。)を定めておくことができる。
具体的には、限定でなく例として、「ユーザの端末においてスケジュール処理の実行報知許可設定がなされていること」、「過去所定期間に端末での通信に使用された通信用情報に関連付けられた店舗識別情報と、店舗装置から送信された連絡先情報に含まれる店舗識別情報とが一致すること」、「端末のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていること」等の条件を、スケジュール処理実行報知条件として定めておくことができる。
この場合、端末20は、スケジュール処理を実行すると、上記のスケジュール処理実行報知条件の成否を判定する。そして、成立すると判定したならば、スケジュール処理を実行した旨のスケジュール処理実行情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信する。ここで、端末20(またはそのユーザ)を識別することができるように、スケジュール処理実行情報に予約IDを含めて送信するようにすると好適である。
サーバ10は、端末20からスケジュール処理実行情報を受信すると、受信したスケジュール処理実行情報を、通信I/F14によって店舗装置40に送信する。そして、店舗装置40は、通信I/F44によってサーバ10からスケジュール処理実行情報を受信すると、限定でなく例として、端末20でスケジュール情報が設定・変更されたことを示すメッセージをディスプレイ43に表示させるなどして、店舗の店員等に報知する。
図41は、この場合に店舗装置40のディスプレイ43に表示される店舗予約確認画面の一例を示す図である。
この店舗予約確認画面には、画面中央部に、「A.A様のスケジュールに予約情報を反映させました。(予約ID:12345X)」というメッセージを含むスケジュール処理実行スケジュール処理実行報知画面がポップアップ形式で表示されている。
なお、上記のスケジュール処理実行報知条件に基づくスケジュール処理の実行報知は、代表者のユーザの端末20でのみ行うようにしてもよい。また、代表者のユーザの端末20に代えて、または、代表者のユーザの端末20に加えて、同じグループに含まれる他のユーザの端末20で、上記のスケジュール処理実行報知条件に基づくスケジュール処理の実行の報知を行うようにしてもよい。
また、限定でなく例として、同じグループに含まれる他のユーザの端末20がそれぞれスケジュール処理を実行した場合、スケジュール処理実行情報をそれぞれサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、同じグループに含まれる全てのユーザの端末20からスケジュール処理実行情報を受信するまで待機し、全てのユーザの端末20からスケジュール処理実行情報を受信した場合に、スケジュール処理実行情報を通信I/F14によって店舗装置40に送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、上記では、店舗装置40が、端末20でスケジュール処理が実行されたことを示すメッセージをディスプレイ43に表示させるなどして報知することとしたが、これに限定されない。例えば、店舗装置40が、端末20でスケジュール処理が実行されたことを示す音声をスピーカ46から音出力させるなどして報知するようにすることもできる。
また、上記のスケジュール処理実行報知に代えて、または上記のスケジュール処理実行報知に加えて、サーバ10から端末20への予約スケジュール情報の送信が成功したか否かを示す情報(成功/失敗)を、サーバ10から店舗装置40に送信するようにして、店舗装置40がサーバ10から受信した情報(成功/失敗)を報知するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
(3)その他
上記のスケジュール処理実行条件やスケジュール処理実行報知条件には、優先順位が定められているが、限定でなく例として、優先順位が高い一部の条件が成立していれば、他の条件が成立しなくても、スケジュール処理やスケジュール処理実行報知を行うようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
具体的には、例えば、優先順位「1」のスケジュール処理実行条件が成立していれば、優先順位「2」、「3」のスケジュール処理実行条件が成立していなくても、スケジュール処理を実行するようにすることができる。また、例えば、優先順位「1」、「2」のスケジュール処理実行条件が成立していれば、優先順位「3」のスケジュール処理実行条件が成立していなくても、スケジュール処理を実行するようにすることができる。
スケジュール処理実行報知についても同様である。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態は、端末20が、スケジュール処理実行条件の成否に基づいて、スケジュール処理を実行する/実行しない構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、ユーザが意図しないスケジュール情報に基づく処理が端末で行われてしまうことを防止できるという効果が得られる。
また、第3実施形態は、スケジュール処理実行条件は「ユーザの端末においてスケジュール処理の実行許可設定がなされていること」を含む構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザの意に沿う場合に、スケジュール情報に基づく処理を行うことができるという効果が得られる。また、逆に、端末のユーザの意に反する場合は、スケジュール情報に基づく処理が行われないため、悪用を防止できるという効果が得られる。
また、第3実施形態は、スケジュール処理実行条件は「過去所定期間に端末での通信に使用された通信用情報に関連付けられた店舗識別情報と、店舗装置から送信された連絡先情報に含まれる店舗識別情報とが一致すること」を含む構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、識別情報をユーザの操作に基づき送信する情報に関連付けられた事業者識別情報と、電子装置から送信された事業者識別情報との関係が適切である場合に、スケジュール情報に基づく処理を行うことができるという効果が得られる。また、逆に、識別情報をユーザの操作に基づき送信する情報に関連付けられた事業者識別情報と、電子装置から送信された事業者識別情報との関係が適切でない場合は、スケジュール情報に基づく処理が行われないため、悪用を防止できるという効果が得られる。
また、第3実施形態は、スケジュール処理実行条件は「端末のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていること」を含む構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザと、電子装置の事業者との間で合意がある場合に、スケジュール情報に基づく処理を行うことができるという効果が得られる。また、逆に、端末のユーザと、電子装置の事業者との間で合意がない場合は、スケジュール情報に基づく処理が行われないため、悪用を防止できるという効果が得られる。
また、第3実施形態は、端末20が、スケジュール処理実行報知条件の成否に基づいて、スケジュール処理の実行を店舗に報知する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、スケジュール情報に基づく処理を行ったことを電子装置の事業者に報知することができるという効果が得られる。
また、第3実施形態は、スケジュール処理実行報知条件は、「端末のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていること」を含む構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末のユーザと、電子装置の事業者との間で合意がある場合に、スケジュール情報に基づく処理を行ったことを電子装置の事業者に報知することができるという効果が得られる。また、逆に、端末のユーザと、電子装置の事業者との間で合意がない場合は、スケジュール情報に基づく処理を行ったことが電子装置の事業者に報知されないため、悪用を防止できるという効果が得られる。
<第3変形例>
店舗装置40のディスプレイ43に表示させる表示画面の一部または全部を、特定の条件の成立に基づいて、非表示とするようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
図42は、本変形例における処理を説明するためのテーブルの一例である。
このテーブルでは、店舗装置40のディスプレイ43に表示させる表示画面の種別(画面種別)を横欄に示し、対応する画面種別の画面を表示/非表示のいずれとするかの条件を横欄に示している。また、表示する画面は「〇」とし、非表示とする画面は「×」としている。
画面種別には、限定でなく例として、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とが含まれる。
送信確認画面は、例えば図17に示した画面である。
スケジュール処理実行報知画面は、例えば図41に示した画面である。
条件には、限定でなく例として、IMSアカウントと、IMS友だち登録とが含まれる。
IMSアカウントは、端末20のユーザのIMSのアカウントの有無である。
IMS友だち登録は、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとの友だち登録の有無である。
(A)IMSアカウント「なし」
IMSアカウント「なし」には、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とのいずれにも「×」が定められている。これは、端末20のユーザがIMSのユーザではない場合は、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とをいずれも非表示とすることを意味する。
(B)IMSアカウント「あり」
IMSアカウント「あり」には、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とのいずれにも「〇」が定められている。これは、端末20のユーザがIMSのユーザである場合は、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とをいずれも表示することを意味する。
(C)友だち登録「なし」
友だち登録「なし」には、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とのいずれにも「×」が定められている。これは、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていない場合は、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とをいずれも非表示とすることを意味する。
(D)友だち登録「あり」
友だち登録「あり」には、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とのいずれにも「〇」が定められている。これは、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されている場合は、送信確認画面と、スケジュール処理実行報知画面とをいずれも表示することを意味する。
第1実施形態では、端末20のユーザがIMSアカウントを有しているか否かや、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されているか否かといった条件に関わらず、送信確認画面を表示し、予約情報と、連絡先情報とをサーバ10に送信することとした。それに対し、本変形例では、端末20のユーザがIMSアカウントを有していない場合や、端末20のユーザと、店舗または店舗のユーザとが友だち登録されていない場合は、送信確認画面を表示しない。
スケジュール処理実行報知画面の表示/非表示についても同様である。
なお、上記の各種の画面の表示/非表示は、上記の各種の条件に関連付けて、任意に設定することが可能である。つまり、図42に示した表示/非表示の組み合わせはあくまでも一例であり、これに限定されない。
<第3変形例の効果>
本変形例は、IMSアカウントの有無やIMS友だち登録の有無等の条件に基づいて、店舗装置40に表示させる画面の表示/非表示を決定する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、事業者の電子装置に表示させる画面を設定することができ、電子装置の事業者の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、端末20および店舗装置40のユーザインタフェース(UI)に関する実施形態である。
第4実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
(1)端末のUI
上記の実施形態で説明した複数の端末20の間で送受信されるコンテンツを、端末20が自動検索したり、自動生成するようにすることもできる。具体的には、限定でなく例として、ユーザにより端末20の入出力部23に入力される文字情報や、ユーザにより端末20のマイク25に入力される音声情報等の入力情報に基づいて、制御部21が、店舗情報を検索する検索処理を行い、検索結果として得られた店舗情報が関連付けられたコンテンツを、同じグループに含まれる他のユーザの端末20にサーバ10を介して送信するようにすることができる。
<表示画面>
図43は、本実施形態において端末20の表示部24に表示されるトークルーム画面の一例を示す図である。
このトークルーム画面では、「ユーザA.A」がトークルームで端末20に検索を行わせるためのメッセージが入力された状態が示されている。具体的には、後述する「>>AI」という検索コマンドと、「8月17日に東京駅近くでおすすめのレストランを教えてください。」という検索ワードとを含むメッセージが表示された状態が示されている。この検索コマンドに基づいて、端末20は、この検索ワードに基づく検索処理を行う。
端末20により検索処理が行われたことで、「AI」のアイコン画像に関連付けて、「おすすめはこちらです。」というメッセージとともに、検索結果として得られた店舗情報が関連付けられたコンテンツとして、レストランSに関するコンテンツと、レストランTに関するコンテンツとが表示されている。これらのコンテンツは、前述した通信用情報を含むコンテンツであり、基本情報の他、電話発信用情報と、インターネット接続用情報とを含んでいる。
上記の検索処理では、端末20の制御部21は、限定でなく例として、ユーザにより入力された店名、最寄り駅、地域(エリア)、料理の種類等の検索ワードを、例えば第1実施形態で説明した店舗情報提供サーバに通知する。店舗情報提供サーバは、端末20から通知された検索ワードに基づき、データベースに蓄積的に記憶されている店舗情報の中から、限定でなく例として、店舗の評価が高評価条件を満たす店舗の店舗情報を抽出する。
店舗の評価は、その店舗を利用した利用者から提供される情報に基づき、点数や星の数、順位(ランキング)等によって店舗を格付けしたものである。高評価条件としては、限定でなく例として、点数が一定値(所定値)以上であること、星の数が一定数(所定数)以上であること、順位が一定順位(所定順位)以上であること等の条件を定めておくことができる。
このようにして店舗情報提供サーバによって店舗情報が抽出されると、抽出された店舗情報が端末20に送信される。そして、端末20の制御部21は、店舗情報提供サーバから受信した店舗情報が関連付けられたコンテンツを、IMSアプリケーションのトークルームに表示させる。
この場合、IMSアプリケーションにコンテンツとしてダイレクトに反映させることが可能なデータ形式で店舗情報提供サーバから店舗情報が提供される運用であれば、端末20の制御部21は、店舗情報提供サーバから受信した店舗情報をそのままトークルームに貼り付けるようにすればよい。他方、IMSアプリケーションにコンテンツとしてダイレクトに反映させることが困難なデータ形式で店舗情報提供サーバから店舗情報が提供される運用であれば、端末20の制御部21は、店舗情報提供サーバから受信した店舗情報を加工するなどしてコンテンツを生成して、トークルームに貼り付けるようにすればよい。
なお、店舗情報の提供サービスの事業を営む事業者のサーバが店舗情報を提供する場合を例示したが、これに限定されない。この他にも、例えば、IMSの事業者のサーバが、自社のデータベースで保有している店舗情報を端末20に提供するようにしてもよいし、IMSの事業者のサーバが、広告を依頼している店舗の事業者から店舗情報を取得するなどして端末20に提供するようにしてもよい。
<処理>
図44は、本実施形態において、端末20の制御部21が実行するコンテンツ送信処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、制御部21は、IMSアプリケーションのトークルームの処理中であるか否かを判定し(K1)、トークルームの処理中であると判定したならば(K1;Yes)、検索要求があったか否かを判定する(K3)。そして、検索要求があったと判定したならば(K3;Yes)、制御部21は、検索種別を判定する(K5)。
上記の検索種別には、限定でなく例として、「文字検索」と、「音声検索」とが含まれる。
文字検索では、例えば、制御部21は、トークルームの処理中に、検索コマンドを含むメッセージが入出力部23に入力された後、トークルームの送信アイコンがタップされた場合に、検索要求があったと判定する。送信アイコンがタップされると、制御部21は、入力されたメッセージを通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、端末20から受信したメッセージを、通信I/F14によって同じグループに含まれる他のユーザの端末20に送信する。
また、制御部21は、入力されたメッセージに検索コマンドに含まれることに基づいて、検索種別を「文字検索」と判定する。検索コマンドは、通常のメッセージの文字列と区別できる態様のコマンドであればよく、限定でなく例として「>>AI」の文字列で表されるコマンドとして規定しておくことができる。
一方、音声検索では、例えば、制御部21は、トークルームの処理中に、マイク25に音声が入力された場合に、検索要求があったと判定する。制御部21は、入力された音声を音声認識し、認識したメッセージを通信I/F22によってサーバ10に送信する。そして、サーバ10は、端末20から受信したメッセージを、通信I/F14によって同じグループに含まれる他のユーザの端末20に送信する。
検索種別が「文字検索」であると判定したならば(K5;文字検索)、制御部21は、文字検索処理を行う(K7)。具体的には、限定でなく例として、制御部21は、上記のメッセージに含まれる、例えば検索コマンドに続く検索ワードに関連する情報を、上記の検索手法によって検索する。
一方、検索種別が「音声検索」であると判定したならば(K5;音声検索)、制御部21は、音声検索処理を行う(K9)。具体的には、限定でなく例として、制御部21は、音声認識によって認識した検索ワードに関連する情報を、上記の検索手法によって検索する。
K7またはK9の後、制御部21は、コンテンツ生成処理を行う(K11)。具体的には、限定でなく例として、制御部21は、検索処理で得られた店舗情報が関連付けられたコンテンツ(トークルームの表示用のコンテンツ)を生成する。この場合、制御部21は、検索処理で得られた店舗情報に、電話番号、メールアドレス、URL等の店舗識別情報が含まれる場合は、これらの店舗識別情報がそれぞれ関連付けられた通信用情報を含むコンテンツを生成する。以下、このようにして生成されるコンテンツを「自動生成コンテンツ」と称す。
その後、制御部21は、検索を実行したことを示す検索実行メッセージを、通信I/F22によってサーバ10に送信する(K13)。サーバ10の制御部11は、端末20から検索実行メッセージを受信すると、受信した検索実行メッセージを、通信I/F14によって同じグループに含まれる他のユーザの端末20に送信する。これにより、グループのトークルームに検索実行メッセージが表示される。
次いで、制御部21は、自動生成コンテンツを、通信I/F22によってサーバ10に送信する(K15)。サーバ10の制御部11は、端末20から自動生成コンテンツを受信すると、受信した自動生成コンテンツを、通信I/F14によって同じグループに含まれる他のユーザの端末20に送信する。これにより、グループのトークルームに自動生成コンテンツが表示される。
その後、制御部21は、処理を終了するか否かを判定し(K17)、処理を継続すると判定したならば(K17;No)、K1に処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(K17;Yes)、制御部21は、コンテンツ送信処理を終了する。
(2)店舗装置のUI
限定でなく例として、店舗装置40と店舗電話機50とを1つの電子装置として構成し、
ユーザの端末20との電話におけるユーザの音声情報を音声認識して、前述した店舗予約設定処理や店舗予約変更処理を行うようにすることができる。
図45は、本実施形態において店舗装置40の制御部41が実行する店舗スケジュール反映処理の流れの一例を示すフローチャートである。
最初に、制御部41は、端末20からの発呼(電話)に応答する(L1)。そして、制御部41は、記憶部45にあらかじめ記憶されている音声データに基づいて、音声ガイダンス情報を出力する(L3)。
ここで出力する音声ガイダンス情報には、限定でなく例として、新規予約に関する情報を受け付ける受付種別や、予約変更に関する情報を受け付ける受付種別に対応するモードに切り替えるための音声ガイダンス情報を含めることができる。そして、端末20から通知された受付種別に対応するモードに切り替えて、端末20のユーザの音声情報を受け付けることができる。
次いで、制御部41は、端末20から通知された受付種別を判定し(L5)、受付種別が新規予約であると判定したならば(L5;新規予約)、端末20から新規予約に関する音声情報を受け付ける(L7)。そして、制御部41は、音声認識処理を行う(L9)。具体的には、端末20から受け付けた音声情報を、所定の音声認識手法(音声認識アルゴリズム)を用いて解析する処理を開始する。
その後、制御部41は、音声認識の結果がOKであるか否かを判定し(L11)、OKであると判定したならば(L11:Yes)、店舗スケジュール設定処理を行う(L13)。具体的には、音声認識で得られたグループスケジュール情報を、店舗スケジュールデータ453に含まれる店舗スケジュール情報に関連付けて記憶させる。
音声認識の結果がNGであると判定したならば(L11;No)、制御部41は、エラー処理を実行する(L15)。具体的には、例えば、端末20のユーザに再度の音声入力を行うように促す報知を行う。そして、制御部41は、L7に処理を戻す。
一方、端末20から通知された受付種別が予約変更であると判定したならば(L5;予約変更)、制御部41は、端末20から予約変更に関する音声情報を受け付ける(L17)。そして、制御部41は、音声認識処理を行う(L19)。この音声認識処理は、L9と同様である。
その後、制御部41は、音声認識の結果がOKであるか否かを判定し(L21)、OKであると判定したならば(L21:Yes)、店舗スケジュール変更処理を行う(L23)。具体的には、音声認識の結果として得られたスケジュール情報で、店舗スケジュールデータ453に記憶されている店舗スケジュール情報を更新する。
音声認識の結果がNGであると判定したならば(L11;No)、制御部41は、エラー処理を実行する(L25)。このエラー処理は、L15と同様である。そして、制御部41は、L17に処理を戻す。
L13またはL23の後、制御部41は、処理を終了するか否かを判定し(L27)、処理を継続すると判定したならば(L27;No)、L1に処理を戻す。また、処理を終了すると判定したならば(L27;Yes)、店舗スケジュール反映処理を終了する。
<第4実施形態の効果>
第4実施形態は、端末20が、入出力部23に入力される情報に基づいて、入力される情報に関連する情報を検索し、検索結果として得られた情報に関連するコンテンツを、グループのトークルームに表示させる構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末の入力部に入力される情報に基づいて、グループ識別情報と事業者識別情報とを関連付けることができるという効果が得られる。
また、第4実施形態は、端末20が、マイク25に入力される音声情報に基づいて、入力される音声情報に関連する情報を検索し、検索結果として得られた情報に関連するコンテンツを、グループのトークルームに表示させる構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、端末の音入力部に音声を入力するだけで、グループ識別情報と事業者識別情報とを簡単に関連付けさせることができるという効果が得られる。また、情報を手入力する必要がないため、ユーザの利便性を向上させることができ、ユーザの誤操作を減少させることができるという効果が得られる。
<第5実施形態>
第5実施形態は、グループに新たにユーザが加入する場合、または、グループからユーザが脱退する場合の処理に関する実施形態である。
第5実施形態に記載の内容は、他の各実施形態のいずれにも適用可能である。
(1)グループに新たなユーザが加入する場合
図46は、本実施形態における各装置が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。図の見方は図23と同様であり、図23の処理と同一のステップについては同一の符号を付して再度の説明を省略する。ここでは、前述した新規予約に関する処理を行った後、端末Mのユーザをグループに招待する場合の処理を例示する。
最初に、端末Aのスケジュール反映処理部213は、グループ招待操作を受け付ける(A101)。そして、端末Aのスケジュール反映処理部213は、ユーザのグループ招待操作に基づき、グループ招待情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(A103)。
サーバ10のスケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって端末Aからグループ招待情報を受信すると(D101)、通信I/F14によってグループ招待情報を端末Mに送信する(D103)。
端末Mのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10からグループ招待情報を受信すると(M101)、グループ招待情報を表示部24に表示させる(M103)。そして、端末Mのスケジュール反映処理部213は、グループ加入を受け付け(M105)、ユーザによりグループに加入するための操作がなされると、グループ加入要求情報を通信I/F22によってサーバ10に送信する(M107)。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって端末Mからグループ加入要求情報を受信すると(D105)、このグループのグループ管理データにおけるグループ人数およびグループユーザデータを更新する(D107)。そして、スケジュール管理処理部113は、グループ加入情報を通信I/F14によって端末A、端末B、端末Cに送信する(D109)。
端末A、端末B、端末Cは、それぞれ通信I/F22によってサーバ10からグループ加入情報を受信すると(A109、B109、C109)、受信したグループ加入情報をそれぞれ表示部24に表示させる(A111、B111、C111)。
スケジュール管理処理部113は、D109の後、このグループのグループ管理データの予約管理データに記憶されている最新の予約情報を通信I/F14によって端末Mに送信する(D111)。端末Mのスケジュール反映処理部213は、通信I/F22によってサーバ10から最新の予約情報を受信すると(M111)、スケジュール設定処理を行う(M113)。具体的には、限定でなく例として、受信した予約情報に含まれる予約スケジュール情報を、記憶部28のユーザスケジュールデータ2855に含まれるユーザスケジュール情報に関連付けて記憶させる。これにより、端末Mにおいて、スケジュール情報が設定される。そして、端末Mのスケジュール反映処理部213は、予約スケジュール情報を関連付けたユーザスケジュール情報を、通信I/F22によってサーバ10に送信した後(M115)、スケジュール反映処理を終了する。
スケジュール管理処理部113は、通信I/F14によって端末Bからユーザスケジュール情報を受信すると(D113)、受信したユーザスケジュール情報を、ユーザ管理データベース155における端末Mのユーザのユーザ管理データに含まれるユーザスケジュールデータに記憶させる(D115)。そして、スケジュール管理処理部113は、スケジュール管理処理を終了する。
なお、上記では、新規予約に関する処理を行った後、グループに新たなユーザが加入したタイミング、より具体的にはサーバ10がグループ管理データを更新したタイミングで、サーバ10が、新たなユーザの端末20に最新の予約情報を送信することとしたが、これに限定されない。例えば、サーバ10が、グループに新たなユーザが加入したタイミングでは予約情報を送信せず、その後に予約変更に関する処理が行われるタイミングで、新たなユーザの端末20に変更後の予約情報を送信するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、上記では、サーバ10が予約情報を端末20に送信する場合を例示したが、第1変形例で説明したように、端末20(例えば代表者のユーザの端末20)が、同じグループに含まれる他のグループユーザの端末20に予約情報を送信する場合もある。この場合は、限定でなく例として、グループに新たなユーザが加入したことがサーバ10から端末20に通知されたタイミングで、端末20が、新たなユーザの端末20に最新の予約情報を送信するようにすることができる。または、端末20が、予約変更に関する処理が行われるタイミングで、新たなユーザの端末20に変更後の予約情報を送信するようにすることができる。
(2)グループからユーザが脱退する場合
新規予約に関する処理を行った後、グループからユーザが脱退する場合、ユーザの端末20は、限定でなく例として、ユーザが脱退するタイミングで、ユーザスケジュール情報に関連付けられている予約スケジュール情報を消去する処理を行うとともに、記憶している予約情報を消去する処理を行うようにすることができる。
なお、この場合、端末20が、予約情報を消去するか否かをユーザに確認する処理を行い、ユーザによりOKが選択された場合に、予約情報を消去するようにしてもよいし、そのようにしなくてもよい。
また、グループからユーザが脱退した後は、予約変更に関する処理を行った場合であっても、サーバ10は、変更後の予約情報を、このユーザの端末20には送信しないようにする。
<第5実施形態の効果>
第5実施形態は、新規予約に関する処理を行った後、グループに新たなユーザが加入したタイミングで、新たなユーザの端末20に最新の予約情報が送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、新たにグループに加入したユーザのスケジュール情報にも、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を反映させることができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、第5実施形態は、新規予約に関する処理を行った後、グループに新たなユーザが加入した場合、予約変更に関する処理が行われるタイミングで、新たなユーザの端末20に変更後の予約情報が送信される構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、新たにグループに加入したユーザのスケジュール情報にも、事業者の電子装置から送信された更新されたスケジュール情報を反映させることができ、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、第5実施形態は、グループからユーザが脱退する場合、ユーザの端末20は、ユーザが脱退するタイミングで、ユーザスケジュール情報に関連付けて記憶されている予約スケジュール情報を消去するとともに、記憶している予約情報を消去する構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、グループから脱退したユーザの端末20は、事業者の電子装置から送信されたスケジュール情報を消去するため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
また、第5実施形態は、グループからユーザが脱退した後は、予約変更に関する処理が行われた場合であっても、端末20に変更後の予約情報が送信されない構成を示している。
このような構成により得られる効果の一例として、グループから脱退したユーザの端末には、更新されたスケジュール情報が送信されないため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果が得られる。
1 通信システム
10 サーバ
20 端末
30 ネットワーク
40 店舗装置
50 店舗電話機