JP2020056557A - 車両用熱交換器 - Google Patents

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Akihiro Oi
彰洋 大井
則義 宮嶋
Noriyoshi Miyajima
則義 宮嶋
長谷川 学
Manabu Hasegawa
学 長谷川
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Kento Sakurai
建人 櫻井
祥啓 古賀
Yoshihiro Koga
祥啓 古賀
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Abstract

【課題】小型で熱交換性能の高い車両用熱交換器を提供する。【解決手段】車両用熱交換器は、熱媒体との熱伝達を行う熱伝達部の少なくとも一部に高熱伝導性のセラミック材料を用いている。このため、高熱伝導性のセラミック材料によって車両用熱交換器の熱伝達部における熱交換性能を高めることができる。したがって、小型で熱交換性能の高い車両用熱交換器を得ることができる。言い換えると、設置するスペースが限られるため小型であることが要求される車両用熱交換器において、セラミック材料を採用した熱交換器によって車両用熱交換器を提供できる。【選択図】図1

Description

この明細書における開示は、車両用熱交換器に関する。
特許文献1は、2つの流体間で熱交換を行うセラミック製の熱交換器を開示している。この熱交換器においては、第1の流体が流れる第1の方向層と、第2の流体が流れる第2の方向層とが層状構造を形成している。従来技術として挙げられた先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特開平7−151478号公報
従来技術の構成では、セラミック材料のハニカム状構造体を押し出すことで、押し出し方向に連続するフローチャネルやセルなどの流路が形成された構造体を用いて熱交換器を構成している。このような直線状の流路を有する熱交換器においては、流体が流路内を流れる際に流体の流れが乱れにくく、熱交換器における伝熱が促進されにくいことが課題である。したがって、従来技術の構成の熱交換器では、必要な熱交換能力を確保するために熱交換器が大型になりやすく、設置スペースが限られる車両に搭載する場合に熱交換器のサイズが大きすぎることが課題となることが予想される。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、熱交換器にはさらなる改良が求められている。
開示される1つの目的は、小型で熱交換性能の高い車両用熱交換器を提供することにある。
ここに開示された車両用熱交換器は、熱媒体との熱伝達を行う熱伝達部の少なくとも一部に高熱伝導性のセラミック材料を用いている。
開示された車両用熱交換器によると、熱伝達部の少なくとも一部に高熱伝導性のセラミック材料を用いている。このため、熱伝達部全体に熱伝導性の低いセラミック材料を用いた場合に比べて熱交換性能を高めやすく、熱交換器を小型化できる。したがって、小型で熱交換性能の高い車両用熱交換器を提供できる。
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
熱交換器のコア部を示す斜視図である。 第1コア部の斜視図である。 第2コア部の斜視図である。 コア部を示す分解斜視図である。 コア部を示す正面図である。 コア部を示す側面図である。 熱交換器の斜視図である。 熱交換器の分解斜視図である。 熱交換器の正面図である。 熱交換器の側面図である。 熱交換器の上面図である。 第2実施形態における第1コア部の斜視図である。 第2実施形態における第1コア部の分解斜視図である。 第2実施形態における第1コア部の拡大正面図である。 第3実施形態におけるコア部の部分断面図である。 第4実施形態におけるコア部の斜視図である。 第4実施形態におけるコア部の正面図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的におよび/または構造的に対応する部分および/または関連付けられる部分には同一の参照符号、または百以上の位が異なる参照符号が付される場合がある。対応する部分および/または関連付けられる部分については、他の実施形態の説明を参照することができる。
第1実施形態
熱交換器1は、複数の流体間での熱交換を行って加熱や冷却を行う熱交換装置である。熱交換器1は、例えばエンジンを搭載した自動車などの車両に搭載される車両用熱交換器である。熱交換器1は、例えば排ガスの一部をEGRガスとして吸気側に還流して再循環する排気還流システムを搭載した車両において、EGRガスを含むエンジン吸気を冷却水によって冷却するためのインタークーラとして利用可能である。熱交換器1をインタークーラとして用いた場合において、一例として吸気は、第1流体を提供し、冷却水は、第2流体を提供する。また、吸気と冷却水とは、どちらも冷熱や温熱を熱交換対象に伝える熱媒体としての機能を提供する。以下では、過給器によって圧縮され高温となった吸気を冷却するためのインタークーラとして熱交換器1を用いた場合を例に説明を行う。ただし、熱交換器1の用途は、インタークーラに限られず、熱交換を行う装置に広く適用可能である。また、熱交換器1を用いて熱交換を行う流体は、気体と液体との組み合わせに限られず、気体同士の熱交換や液体同士の熱交換に熱交換器1を用いてもよい。あるいは、複数の流体を用いるのではなく、熱媒体として冷却水のみを用いて発熱対象を直接冷却する冷却器などに熱交換器1を用いてもよい。
熱交換器1は、セラミック製である。熱交換器1はなるべく高い熱交換効率が求められる。このため、熱交換器1を構成するセラミック材料としては、なるべく熱伝導率の高い高熱伝導性のセラミック材料を用いることが好ましい。セラミック材料としては、例えば、炭化ケイ素や窒化アルミニウムなどを用いることができる。セラミック材料としては、セラミック材料の中でも熱伝導率が高いことで知られる炭化ケイ素を用いることが特に好ましい。炭化ケイ素などのセラミック材料は、一般的にアルミニウムなどの金属材料に比べて耐熱性、耐食性、耐摩耗性および絶縁性が高く、熱膨張が小さいなどの性質を有している。このため、高温環境にさらされやすく、排ガスや雨水などの影響によって腐食が問題となりやすい車両に搭載される熱交換器1をセラミック製とすることは非常に有用である。ただし、熱交換器1の全体がセラミック製でなくてもよい。すなわち、耐食性が求められる部分にはセラミック材料を用い、それ以外の部分には金属材料を用いるなどして、熱交換器1全体を異なる材料を組み合わせることで構成してもよい。あるいは、熱交換器1において熱媒体と直接触れて熱伝達を行う熱伝達部を部分的にセラミック材料としてもよい。
図1において、インタークーラとして利用される場合における熱交換器1は、EGRガスを含む吸気が通過する第1コア部11と、冷却水が通過する第2コア部21とを有するコア部10を備えている。第1コア部11には、気体である吸気が流れ、第2コア部21には、液体である冷却水が流れる。すなわち、コア部10においては、気体と液体とが熱交換を行う。より具体的には、過給器によって圧縮された温度の高い吸気と、ラジエータで放熱された温度の低い冷却水とが熱交換を行い、吸気の温度が低下するとともに冷却水の温度が上昇する。ただし、第1コア部11に冷却水が流れ、第2コア部21に吸気が流れるように熱交換器1を用いてもよい。
第1コア部11を流れる吸気の流れ方向は矢印F1に示す方向である。第2コア部21を流れる冷却水の流れ方向は矢印F2aに示す方向である。ここで、冷却水の流れる方向は、上流側と下流側とで互いに反対の方向である。このため、矢印F2aに示す方向には、互いに平行で向きの異なる2つの方向が含まれている。コア部10で熱交換が行われる2つの流体は、互いに流れる方向が90度ずれた直交流の状態で流れることとなる。
コア部10は、複数の第1コア部11と複数の第2コア部21とが交互に隣接するように積層されて形成されている。第1コア部11には、複数のフィン15が形成されている。第1コア部11には、気体である吸気が通過可能な空間を提供する第1流路16が形成されている。第1流路16は、隣り合うフィン15同士の間に設けられた第1流路部16aが複数設けられて構成されている。第2コア部21には、液体である冷却水が通過可能な空間を提供する第2流路26が形成されている。第2流路26は、上流から下流まで連続して直線状に延びる壁部25によって形成された流路である第2流路部26aが、互いに平行に複数設けられて構成されている。
第1コア部11と第2コア部21とが積層されている積層方向は、Z方向である。第1コア部11において、吸気の流れる第1流路16に平行な方向は、X方向である。第2コア部21において、冷却水の流れる第2流路26に平行な方向は、Y方向である。
直方体のコア部10の各辺の外側に対応して接続枠部90が設けられている。接続枠部90は、第1接続枠部91と第2接続枠部92と第3接続枠部93とを備えている。第1接続枠部91は、Y方向を長手方向とする角柱部材である。第2接続枠部92は、X方向を長手方向とする角柱部材である。第3接続枠部93は、Z方向を長手方向とする角柱部材である。第1接続枠部91と第2接続枠部92と第3接続枠部93とは、直方体をなすコア部10における12本の各辺に対応してそれぞれ4本ずつ設けられている。コア部10と接続枠部90とは、互いに固着されて一体となった状態で熱交換器1の一部を構成している。
図2において、第1コア部11は、矩形の板状部12とフィン15とを備えている。フィン15は、板状部12の上面から突出して設けられている。言い換えると、フィン15は、板状部12と連続して一体に形成されている。フィン15は、Y方向とZ方向とに平行な面であるYZ平面と平行な面を有する平板状である。フィン15は、板状部12の上面において複数設けられている。複数のフィン15は、Y方向に等間隔に並んでフィン列15aを形成している。フィン列15aは、X方向に複数並んで設けられている。X方向に隣り合うフィン列15a同士は、Y方向にオフセット配置されている。すなわち、フィン15は、板状部12上に互い違いに千鳥状にオフセット配置されている。言い換えると、フィン15は、X方向に沿って不連続な直線状に配置されている。奇数列のフィン列15aと偶数列のフィン列15aとはY方向にオフセットされているが、奇数列のフィン列15a同士や偶数列のフィン列15a同士は、Y方向にオフセットされていない。
熱交換が行われる熱媒体として機能する流体は、伝熱面からの距離が近いほど積極的に熱交換が行われる。このため、流体と伝熱面との温度差が小さくなりやすい。一方、伝熱面からの距離が遠い流体は、伝熱面との熱交換が行われにくい。このため、流体と伝熱面との温度差が大きい状態が維持されやすい。また、熱交換において流体と伝熱面との温度差が大きいほど、伝熱量を大きくしやすく、熱交換効率を高めやすい。
流体が層流のような乱れの小さい状態で流れる場合には、流体と伝熱面との距離が変化しにくい。すなわち、伝熱面から近い位置を流れる流体は、伝熱面との熱交換によって伝熱面との温度差が小さくなった後も、伝熱面から近い位置を流れる状態が維持されやすい。一方、伝熱面から遠い位置を流れる流体は、伝熱面との熱交換が行われにくく伝熱面との温度差が大きいまま伝熱面から遠い位置を流れる状態が維持されやすい。したがって、伝熱面からの距離が離れるほど伝熱面との温度差がつきやすく、流体の温度分布が不均一になりやすい。よって、流体全体としての温度が伝熱面の温度に近づきにくく、高い熱交換効率を実現しにくい。
流体が乱流のような乱れの大きい状態で流れる場合には、流体と伝熱面との距離が変化しやすい。すなわち、伝熱面から近い位置を流れる流体は、伝熱面との熱交換によって伝熱面との温度差の小さくなった後に、伝熱面から離れて伝熱面から遠い位置を流れやすい。一方、伝熱面から遠い位置を流れる流体は、伝熱面から近い位置に移動しやすい。したがって、伝熱面から遠い位置を流れた流体が伝熱面に近づいて伝熱面と熱交換を行いやすく、伝熱面からの距離によらず流体の温度分布が均一になりやすい。よって、流体全体としての温度が伝熱面の温度に近づきやすく、高い熱交換効率を実現しやすい。
X方向に流れる吸気は、フィン15におけるX方向の端部と衝突して流れに乱れが生じる。言い換えると、第1コア部11と熱交換を完了した吸気が第1コア部11の表面に沿って真っすぐに流れるのではなく、第1コア部11の表面から離れるように移動しやすい。このため、上述のように吸気全体の温度を第1コア部11の表面からの距離によらず一様にして、第1コア部11と吸気との熱交換効率を高めることができる。フィン15は、流体の流れに乱れを生じさせる乱流生成部として機能する。
第1コア部11は、粘土状のセラミック材料を金型に充填して圧力を加えることで成形する加圧成形などによって成形可能である。加圧成形の場合には、押し出し成形の場合に比べて、フィン15の形状や配置の自由度が高く、高強度と高熱交換効率を両立する形状など、熱交換器1の用途に合わせた最適な形状を採用しやすい。ただし、第1コア部11の成形方法は加圧成形に限られない。
図3において、第2コア部21は、第2コア部21の上面と下面とをつなぐ壁部25が複数設けられている。壁部25は、一方の端面から他方の端面までY方向に沿って連続して直線状に延びている。X方向に沿って隣り合う壁部25同士の間には流体が通過可能な第2流路部26aが形成されて全体として第2流路26を構成している。言い換えると、第2コア部21は、平板状の部材の内部にY方向に沿って直線状に延びる貫通孔が複数形成されており、この貫通孔が第2流路部26aをなしている。
第2コア部21は、粘土状のセラミック材料に圧力を加えながら金型から押し出して成形する押し出し成形などによって成形可能である。押し出し成形の場合には、成形品である第2コア部21の断面形状が同一形状となるため、加圧成形に比べて形状の自由度は低いが、成形品を連続して効率的に成形可能である。したがって、第2コア部21の製造性を高めやすい。ただし、第2コア部21の成形方法は押し出し成形に限られない。
図4において、コア部10は、3つの第2コア部21と、隣り合う第2コア部21同士の間に配置された2つの第1コア部11とを備える5層構造である。コア部10において、積層方向であるZ方向の最外側には、冷却水が流れる第2コア部21が配置されている。このため、第1流路16を通過する高温の吸気の熱が熱交換器1の外部に漏れにくい。したがって、熱交換器1の周囲の温度が高くなり過ぎることを防止しやすい。ただし、積層方向であるZ方向の最外側に、吸気が流れる第1コア部11を配置するように構成してもよい。あるいは、積層方向であるZ方向の最外側に、流体が流れない補強板を配置するように構成してもよい。補強板を配置することでコア部10に外部から衝撃が加えられた場合であっても、コア部10の適切な形状を保ちやすい。
第1コア部11においてY方向の両外側には、Z方向に隣り合う第2コア部21と第1コア部11との間に壁板19が設けられている。壁板19は、X方向を長手方向とする平板状である。壁板19は、第1コア部11において第1流体である吸気が通過する内側空間と、吸気が通過しない外側空間とに空間を区画する区画部材である。壁板19は板状部12の上面と第2コア部21の下面とに密着して流体が外部に漏れ出すことのないように構成されている。
図5において、フィン15の高さであるFh1は、フィン15の厚さであるFt1よりも大きい。フィン15の高さであるFh1は、隣り合うフィン15同士の間隔であるFp1よりも大きい。隣り合うフィン15同士の間隔であるFp1は、フィン15の厚さであるFt1よりも大きい。フィン15の高さであるFh1は、第1流路部16aのZ方向の大きさに等しい。隣り合うフィン15同士の間隔であるFp1は、第1流路部16aのY方向の大きさに等しい。
X方向に隣り合うフィン列15a同士は、フィン15のY方向における位置がFp1の半分の大きさ分オフセットされている。フィン15の高さFh1は、フィン15の設けられている位置によらず一定である。このため、コア部10に対してZ方向に外力が加えられた場合であっても、複数のフィン15で外力を分散して受けることができる。したがって、コア部10の特定の箇所に力が集中してしまうことを抑制し、コア部10が破損してしまうことを防ぎやすい。
フィン15の厚さFt1は、フィン15の設けられている位置によらず一定である。ただし、フィン15の設けられている場所によってフィン15の厚さFt1などを変えるようにしてもよい。これによると、高い強度が求められる場所に設けられているフィン15の厚さを厚くするなどして、フィン15の厚さを変えることで熱交換器1に必要な強度を満足するように設計しやすい。フィン15の形状は、YZ平面に平行な面を有する平板状に限られない。例えばZ方向を長手方向とする円柱状や円錐状でもよい。あるいは、平板状の中央部分がY方向に膨らんだ湾曲形状でもよい。あるいは、板状部12から離れるほどフィン15の厚さを小さくするなどして、フィン15の厚さをZ方向に変化させてもよい。
図6において、壁部25の高さであるFh2は、壁部25の厚さであるFt2よりも大きい。壁部25の高さであるFh2は、隣り合う壁部25同士の間隔であるFp2と等しい大きさである。隣り合う壁部25同士の間隔であるFp2は、壁部25の厚さであるFt2よりも大きい。壁部25の高さであるFh2は、第2流路部26aのZ方向の大きさに等しい。隣り合う壁部25同士の間隔であるFp2は、第2流路部26aのX方向の大きさに等しい。
図7および図8において、熱交換器1は、接続枠部90の外側にタンク部150を備えている。接続枠部90とタンク部150とは、コア部10と外部配管とを接続するための流体インターフェース99を提供している。タンク部150は、第1入口タンク部51と第1出口タンク部61と第2出入口タンク部71と第2中間タンク部81とを備えている。タンク部150は、コア部10と対向する面に流体が流通可能な凹部を備えている。タンク部150は、フランジ部を備えており、このフランジ部が接続枠部90との接触固定面を提供している。言い換えると、コア部10とタンク部150とは、接続枠部90を介して一体に固定されている。タンク部150の形状は、上述した形に限られない。熱交換器1の用途、性能、設置位置などによって適宜その形状や大きさを変更可能である。
第1入口タンク部51と第1出口タンク部61とは、第1コア部11と連通するように接続されて、第1コア部11に吸気を流通させる部材である。第1入口タンク部51は、第1入口管55を備えている。第1入口管55は、円筒状の管部材である。第1入口管55は、第1コア部11に吸気を流入するための入口として機能する。第1出口タンク部61は、第1出口管66を備えている。第1出口管66は、円筒状の管部材である。第1出口管66は、第1コア部11から吸気を流出するための出口として機能する。
第2出入口タンク部71と第2中間タンク部81とは、第2コア部21に連通するように接続されて、第2コア部21に冷却水を流通させる部材である。第2出入口タンク部71は、第2入口管75と第2出口管76とを備えている。第2入口管75と第2出口管76とは、円筒状の管部材である。第2入口管75は、第2コア部21に冷却水を流入するための入口として機能する。第2出口管76は、第2コア部21から冷却水を流出するための出口として機能する。第2出入口タンク部71は、コア部10と対向して設けられている凹部を入口側凹部と出口側凹部との2つの領域に区画している区画板74を備えている。入口側凹部は、第2入口管75と連通している。出口側凹部は、第2出口管76と連通している。
図9において、第1入口管55の内径は、第1入口タンク部51のZ方向の大きさの半分以上の大きさである。第1入口管55の内径は、フィン15の高さFh1の2倍以上の大きさである。第2入口管75と第2出口管76とは、Z方向において互いに異なる位置に設けられている。
図10において、第2入口管75の内径は、第2出入口タンク部71のZ方向の大きさの半分以下の大きさである。第2出口管76の内径は、第2入口管75の内径と等しい大きさである。第1入口管65と第1出口管66とは、Z方向において互いに等しい位置に設けられている。第1入口管65と第1出口管66とは、等しい大きさである。
図11において、タンク部150は、直方体状のコア部10の4つの側面に対応して設けられている。第1入口タンク部51は、コア部10を介して第1出口タンク部61と正対する位置に設けられている。第1入口管55は、第1出口管66とY方向にオフセットされた位置に設けられている。言い換えると、第1入口管55は、第1入口タンク部51の中央の位置よりも第2中間タンク部81に近い位置に設けられている。一方、第1出口管66は、第1出口タンク部61の中央の位置よりも第2出入口タンク部71に近い位置に設けられている。すなわち、第1入口管55の中心軸と第1出口管66の中心軸とは、Y方向にオフセットされた位置関係である。
第2出入口タンク部71は、コア部10を介して第2中間タンク部81と正対する位置に設けられている。第2入口管75は、入口側凹部の略中央のわずかに上方寄りの位置に設けられている。第2出口管76は、出口側凹部の略中央のわずかに下方寄りの位置に設けられている。
熱交換器1の内部における流体の流れについて以下に説明する。吸気は、第1入口管55から第1入口タンク部51の内部に流入する。第1入口タンク部51の内部に流入した吸気は、第1入口タンク部51の凹部を広がって第1コア部11に形成されている第1流路16を流れる。吸気は、第1流路16を流れる過程で第2流路26を流れる冷却水と熱交換を行う。冷却水と熱交換を行った吸気は、第1コア部11から第1出口タンク部61に流出する。第1出口タンク部61に流出した吸気は、第1出口管66から熱交換器1の外部へと流出する。ここで、第1入口管55と第1出口管66とは、Y方向にオフセットされた位置関係にある。このため、第1入口管55から第1出口管66までの吸気の流通経路の長さの違いを低減して、吸気を第1流路16の全体に分散して流しやすい。
冷却水は、第2入口管75から第2出入口タンク部71の内部に流入する。第2出入口タンク部71の内部に流入した冷却水は、第2出入口タンク部71の凹部のうち、入口側凹部を広がって第2コア部21に形成されている第2流路26の一部を流れる。冷却水は、第2流路26を流れる過程で第1流路16を流れる吸気と熱交換を行う。吸気と熱交換を行った冷却水は、第2コア部21から第2中間タンク部81に流れ込む。第2中間タンク部81に流れ込んだ冷却水は、第2流路26のうち、冷却水が流れてきた部分とは異なる部分を流れる。これにより、冷却水と吸気とが再び熱交換されて、冷却水の温度と吸気の温度との温度差がより小さくなる。吸気との2回目の熱交換を行った冷却水は、第2出入口タンク部71の出口側凹部に流れ込んで、第2出口管76から熱交換器1の外部へと流出する。
冷却水は、熱交換器1の内部をUターンするように流れる。このため、冷却水の流通経路を長く確保でき、冷却水と吸気とを長い経路にわたって熱交換させることができる。さらに、吸気は、熱交換器1の内部をUターンすることなく流れる。言い換えると、熱交換器1で熱交換を行う第1流体と第2流体とは、熱交換を行う経路の長さが異なる。より詳細には、気体である吸気の熱交換を行う経路に比べて液体である冷却水の熱交換を行う経路の方が長い。
熱交換器1の製造方法の一例について以下に説明を行う。まず、加圧成形などによって成形された第1コア部11と、押し出し成形などによって成形された第2コア部21とを交互に重ねて配置することでコア部10を構成する。次に、接続枠部90をコア部10の周囲の適切な位置に配置する。この時、コア部10と接続枠部90とが隙間なく接触するように各部品を配置する。ここで、第1コア部11と第2コア部21とのつなぎ目の部分において凹凸が大きい部分が存在する場合には、研磨などの方法によって表面を滑らかにしてからコア部10と接続枠部90とを接触させることが好ましい。その後、接続枠部90にタンク部150を適切な位置に配置する。この時、タンク部150のフランジ部と接続枠部90とが隙間なく接触するように各部品を配置する。
コア部10に対して接続枠部90とタンク部150とが配置された段階においては、コア部10などの各部品は、粉末のセラミック材がバインダや水によって保持された粘土状の材料によって構成されている。このため、第1コア部11と第2コア部21との間やコア部10と接続枠部90との間などに意図しない隙間が生じている場合などには、その隙間を埋めるように粘土状のセラミック材料を配することが好ましい。
粘土状のセラミック材料で構成されている熱交換器1の形を整えた後、熱交換器1を焼成する。粘土状の熱交換器1は、焼成されることで水分などが除去される。これによりコア部10と接続枠部90とが一体に結合されるとともに、焼成前に比べて強度の高い状態となる。ただし、焼成によって熱交換器1を構成する各部品が収縮するため、焼成前に比べて熱交換器1の体積が小さくなる。
焼成後、熱交換器1に気孔が生じている場合には、気孔にシリコンを含浸させて気孔をシリコンで埋めるようにしてもよい。熱交換器1の気孔をシリコンで埋めることで、熱交換器1の内部を流れる流体が気孔を通じて熱交換器1の外部に漏れだすことを抑制できる。
コア部10と接続枠部90とタンク部150とを全て同時に一体化するように製造しなくてもよい。例えばコア部10のみを焼成した後に、接続枠部90とタンク部150を取り付けるように再度焼成して熱交換器1を製造するようにしてもよい。タンク部150を樹脂材料や金属材料などで構成する場合には、焼成したコア部10に対して接続枠部90を介さずにタンク部150を接着剤で接着固定するなどして熱交換器1を製造してもよい。
上述した実施形態によると、熱交換器1は、熱媒体との熱伝達を行う熱伝達部の少なくとも一部に高熱伝導性のセラミック材料が用いられている。このため、熱伝達部の全体が熱伝導性の低いセラミック材料で構成した場合に比べて、熱交換器1の熱交換性能を高めやすい。したがって、車両のような限られた搭載空間に搭載可能な小型で熱交換性能の高い熱交換器1を得ることができる。
セラミック製の熱交換器1を構成する部品であるコア部10は、複数の第1コア部11と複数の第2コア部21とが交互に積層されている。このため、耐食性の高いセラミック材料を用いた熱交換器1において、第1コア部11と第2コア部21とを積層して構成したコア部10の内部を、積層方向に互い違いに2つの流体が流れて積極的に熱交換される。したがって、第1の流体の周囲を第2の流体が流れる二重管構造などの熱交換装置などに比べて熱交換効率を高めやすい。よって、熱交換器1の熱交換効率を高め、熱交換器1の体格を小さくしやすい。熱交換器1を車両に搭載する場合には、車両内の限られたスペースに熱交換器1を配置する必要がある。このため、熱交換効率が高く小型化可能であることは、熱交換器1を車両に搭載する場合に非常に有用である。
さらに、第1コア部11は、第1流路16において吸気と第1コア部11との間での伝熱を促進するための伝熱促進部として機能するフィン15を備えている。このため、吸気と第1コア部11との間での伝熱がフィン15によって促進される。したがって、熱交換対象である吸気と冷却水との間に介在する第1コア部11に熱を伝えやすく、吸気を素早く冷却あるいは加熱することができる。
複数のフィン15は、第1流路16における吸気の流れ方向について千鳥状にオフセット配置されている。このため、第1流路16を流れる吸気をフィン15の上流側端部と衝突させて吸気の流れに乱れを生じさせることができる。したがって、第1流路16の内部において吸気を不規則な流れである乱流の状態で流すことができる。よって、規則的な流れである層流の状態で吸気を流す場合に比べて、熱交換効率を高めやすい。
フィン15は、隣り合うフィン15同士の間隔Fp1よりも、フィン15の高さFh1の方が大きい。このため、1つ1つのフィン15における吸気との接触面積を大きく確保するとともに、複数のフィン15を高密度に配置することができる。したがって、熱交換器1の熱交換効率を高めやすい。
伝熱促進部であるフィン15は、高熱伝導性のセラミック材料を用いて形成されている。このため、フィン15が乱流を生成してコア部10の熱伝達部における熱伝達性能を高めるとともに、フィン15自体において多くの熱が伝導されて、熱交換器1全体での熱交換性能を高めることができる。
第1流路16における吸気の流れ方向F1と、第2流路26における冷却水の流れ方向F2aとは、コア部10の少なくとも一部において、互いに直交する方向である。このため、立方体のコア部10に対して、第1入口タンク部51と第2出入口タンク部71と第1出口タンク部61と第2中間タンク部81とをZ方向を軸として周方向に90度ずつ回転して等間隔に配置しやすい。すなわち、各タンク部150をZ方向に重ねて配置する必要がない。あるいは、熱交換器1の内部で熱媒体の流れる向きを切り替える必要がない。このため、簡単な構成で多くの熱媒体を熱交換器1の内部に流通させやすい。
熱交換器1は、コア部10と外部配管とを接続するための流体インターフェース99を備えている。このため、コア部10に対して外部配管を適切に接続左売ることができる。また、熱交換器1は、コア部10とタンク部150とを接続するための接続枠部90を備えている。このため、コア部10とタンク部150との対向面の大きさや形状が異なる場合であっても、接続枠部90の形状を変更することでコア部10とタンク部150とを適切に接続することができる。したがって、様々な用途の熱交換器1に対して同一形状のコア部10を適用できる。
コア部10は、少なくとも炭化ケイ素を含むセラミック製である。このため、高い耐食性と高い熱伝導率を有する材料でコア部10を構成することができる。したがって、アルミナのような炭化ケイ素よりも熱伝導率の低いセラミック材料を用いた場合に比べて熱交換効率を高めやすい。
第1流路部16aの流路面積は、第2流路部26aの流路面積よりも大きい。また、コア部10全体において、第1流路部16aの数は、第2流路部26aの数よりも少ない。言い換えると、第1流路部16aと第2流路部26aとは、異なる形状である。このため、第1流路部16aを流れる第1流体と第2流路部26aを流れる第2流体とが異なる流体である場合に、それぞれの流体の特性に合わせた流路を提供できる。したがって、第1流路部16aと第2流路部26aとを同一の形状とする場合に比べて、各流体の流れ方を最適化して熱交換効率を高めやすい。ただし、第1流路部16aの形状と第2流路部26aの形状を含めて第1コア部11と第2コア部21とを同一形状の部品としてもよい。この場合には、同一の部品を積層してコア部10を構成できる。このため、異なる部品を積層してコア部10を構成する場合に比べて製造性を高めやすい。
伝熱促進部をなすフィン15は、第1流路16における伝熱を促進できる形状であればよく、千鳥状のオフセット配置に限られない。フィン15をオフセット配置せずに格子状に配置して伝熱を促進してもよい。フィン15を規則性のない配置として、ランダムなオフセット配置によって伝熱を促進してもよい。
第2実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、第1コア部211が流体の流通可能な複数の貫通孔を有する多孔部材によって構成されている。
図12において、第1コア部211は、前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとがX方向に交互に隣接するように積層されて形成されている。前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、角柱状の部材の内部に一方の端面から他方の端面までX方向に沿って連続して直線状に延びる隔壁215が複数形成されている。この隣り合う隔壁215同士の間には流体が通過可能な第1流路部216aが形成されて、複数の第1流路部216aが全体として第1流路216を構成している。複数の隔壁215は、Y方向及びZ方向に多段に並んで格子状をなしている。
第1流路部216aは、大流路部216bと小流路部216cとの流路面積の異なる2種類の流路を備えている。小流路部216cは、Y方向に並ぶ第1流路部216aにおいて、Y方向の一方の最外側に位置する第1流路部216aを構成している。大流路部216bは、Y方向に並ぶ第1流路部216aにおいて、Y方向の一方の最外側以外の第1流路部216aを構成している。言い換えると、第1流路216は、Y方向に並んでいる複数の大流路部216bと、大流路部216bの並び方向における一方の端に位置している1つの小流路部216cによって構成されている。第1流路216において、いずれかの大流路部216bからZ方向に隣り合う流路は、大流路部216bである。一方、いずれかの小流路部216cからZ方向に隣り合う流路は、小流路部216cである。すなわち、Z方向には同一形状の流路が並んで形成されている。
大流路部216bは、Y方向の大きさとZ方向の大きさとが等しい大きさである。小流路部216cにおけるY方向の大きさは、大流路部216bにおけるY方向の大きさの略半分の大きさである。したがって、小流路部216cは、Y方向の大きさがZ方向の大きさに比べて小さい。
図13において、前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、小流路部216cの位置が異なる。後段多孔部材211bにおける小流路部216cは、前段多孔部材211aにおける小流路部216cとはY方向の反対側に位置している。第1コア部211をなす多孔部材のうち、奇数列は前段多孔部材211aであり、偶数列は後段多孔部材211bである。したがって、第1コア部211は、X方向において小流路部216cの位置が異なる。言い換えると、第1コア部211のうち、前段多孔部材211aによって構成されている部分と後段多孔部材211bによって構成されている部分とで小流路部216cの位置が異なる。
前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、同一形状の部材であって、第1コア部211を構成する際に、小流路部216cの位置をY方向の反対側にするために回転させている。このため、前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、押し出し成形によって同一形状の部材として連続して製造可能である。
図14において、前段多孔部材211aの隔壁215と後段多孔部材211bの隔壁215とは、Y方向にオフセットされている。このため、X方向に流れる吸気は、隔壁215におけるX方向の端部と衝突して吸気の流れに乱れが生じる。言い換えると、第1コア部211と熱交換を完了した吸気が第1コア部211の表面に沿って真っすぐに流れるのではなく、第1コア部211の表面から離れるように移動しやすい。このため、吸気全体の温度を第1コア部211表面からの距離によらず一様にして、第1コア部211と吸気との熱交換効率を高めることができる。
前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、X方向に複数交互に積層されている。このため、隔壁215のX方向の端部が吸気の流れ方向であるX方向において複数設けられることとなる。したがって、第1コア部211の上流端から下流端までの間において、隔壁215のX方向の端部による吸気の撹乱効果を複数回得ることができる。
上述した実施形態によると、伝熱促進部は、第1流路216を複数の第1流路部216aに区画している複数の隔壁215である。このため、隔壁215が第1コア部211の強度を高めるとともに、吸気の流れを撹乱する。すなわち、隔壁215は、第1コア部211における強度確保と伝熱促進との2つの機能を兼ね備えている。したがって、強度確保と伝熱促進とのために異なる部分を形成する場合に比べて第1コア部211を小型化しやすい。
隔壁215は、吸気の流れ方向についてオフセット配置されている。このため、第1コア部211に対してZ方向に加えられる外力を複数の隔壁215が分散して受けられる。したがって、第1コア部211におけるZ方向への強度を高めやすい。言い換えると、隔壁215がオフセットされず直線状に配置されている場合に比べて、Z方向に局所的に加えられる力を複数の隔壁215で均等に分散させやすい。
第1コア部211は、前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとが積層されて構成され、前段多孔部材211aの隔壁215と、後段多孔部材211bの隔壁215とは、第1流路216における吸気の流れ方向について千鳥状にオフセット配置されている。このため、押し出し成形で成形可能な部材を組み合わせて第1コア部211を構成することができる。したがって、複雑な内部構造を有する第1コア部211の製造性を高めやすい。
前段多孔部材211aと後段多孔部材211bとは、同一形状の部材に限られない。例えば、前段多孔部材211aの第1流路部216aを大流路部216bのみで構成し、後段多孔部材211bの第1流路部216aを小流路部216cのみで構成するなどしてもよい。これによると、後段多孔部材211bの小流路部216cをなす隔壁215が伝熱促進部として機能することとなる。あるいは、後段多孔部材211bに隔壁215を設けず、角筒形状の部材としてもよい。これによると、前段多孔部材211aの隔壁215が伝熱促進部として機能することとなる。
第3実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、第2コア部321における第2流路326を流れる冷却水などの第2流体の流れ方向F2bが、第1コア部11における第1流路16を流れる吸気などの第1流体の流れ方向F1と対向している。
図15は、第2コア部321の内部構造を示すために第2コア部321の上面を部分的に切り取った部分断面図である。第2コア部321は、1つの入口孔と1つの出口孔とを備えている。第2コア部321は、液体である冷却水が通過可能な空間を提供する第2流路326が形成されている。第2流路326は、X方向に沿って上流から下流まで連続して直線状に延びる壁部325によって形成された流路である第2流路部326aが、互いに平行に複数設けられて構成されている。また、第1流路部16aは、X方向に沿って延びる流路である。したがって、第2流路部326aと第1流路部16aとは同じ方向に沿って延びる流路である。
第2コア部321において、入口孔から流入した冷却水は、第2コア部321の内部を広がって出口孔に近づく方向に流れる。ここで第2流路部326aは、X方向に沿って延びているため、冷却水はX方向に沿って流れることとなる。第2コア部21には、液体である冷却水が矢印F2bに示す方向に流れる。一方、第1コア部11には、気体である吸気が矢印F1に示す方向に流れる。このため、第2流路326を流れる冷却水は、第1流路16を流れる吸気とは平行かつ反対向きに流れることとなる。すなわち、吸気と冷却水とは対向流の状態でコア部10の内部を流れることとなる。
2つの流体間で熱交換を行う場合には、2つの流体を並行流で流すよりも、2つの流体を対向流で流す方が熱交換効率を高めやすい。これは、2つの流体が流れる過程において高温流体と低温流体との間に温度差が生じている部分を長く確保できることによる。すなわち、並行流の場合には、高温流体と低温流体との2つの流体間の温度差が下流に向かうほど熱交換が進んで小さくなる。したがって、流れの下流側において2つの流体間の温度差がなくなり、それ以上熱交換を行えない可能性がある。一方、対向流の場合には、一方の流体の下流側において他方の流体の上流側と熱交換を行う。このため、熱交換を行うための流路全体にわたって2つの流体に温度差が生じることとなる。したがって、流路全体で2つの流体間での熱交換を続けることとなる。よって、2つの流体を対向流で流す方が、並行流で流す場合に比べて全体での熱交換効率を高めやすい。
上述した実施形態によると、第1流路16における吸気の流れ方向F1と、第2流路326における冷却水の流れ方向F2bとは、コア部10の少なくとも一部において、互いに対向する方向である。このため、上述の通り、コア部10において吸気と冷却水とを並行流で流す場合に比べて熱交換効率を高めやすい。したがって、熱交換器1の熱交換効率を高めやすい。ここで、第2流路326を流れる冷却水は、上流側を吸気の流れに対して対向流で流れる部分とし、下流側を吸気の流れに対して並行流で流れる部分とするなどしてもよい。言い換えると、同一の流体の流れる方向が上流側と下流側とで異なる方向になるように構成してもよい。
吸気の流れと冷却水の流れとを対向流ではなく並行流としてもよい。これによると、熱交換器1内部において吸気と冷却水との間での温度差を小さくして温度分布を均一化しやすい。このため、2つの流体の温度差に基づく熱交換器1の熱歪を小さくしやすい。したがって、熱交換器1の熱交換性能を安定して発揮させやすい。
第4実施形態
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例である。この実施形態では、複数の第1コア部411同士が直接接触した状態でZ方向に重ねられている。
図16および図17において、同一形状の2つの第1コア部411は、Z方向に重ねられた状態でZ方向に隣り合う第2コア部21同士の間に配置されている。コア部10は、3つの第2コア部21と、各第2コア部21の間に2つセットで配置された第1コア部411の7層構造である。
Z方向に重ねられている2つの第1コア部411は、それぞれ異なる第2コア部21と直接接触している。一方の第1コア部411は、フィン415の上端面と第2コア部21とが接触している。他方の第1コア部411は、板状部412をなす下端面と第2コア部21とが接触している。また、隣り合う第1コア部411同士は、一方の第1コア部411の下端面と他方の第1コア部411のフィン415の上端面とが接触している。すなわち、第1コア部411は、隣り合う第1コア部411を介して第2コア部21と間接的に接触している。また、フィン415と同様に壁板419でも第1コア部411同士や第1コア部411と第2コア部21とが熱的に接触している。
第1流路416を構成している複数の第1流路部416aのうち、Z方向に隣り合う第1流路部416a同士は、第1コア部411の板状部412によってZ方向に分断されている。ここで、第1コア部411において、第1流路部416a同士の間に位置している板状部412においてもフィン15と同様に両面を吸気と積極的に接触して伝熱を促進している。すなわち、板状部412は、部分的に伝熱促進部として機能する。
上述した実施形態によると、隣り合う第2コア部21同士の間に第1コア部411を複数備えている。このため、一方の第1コア部411における板状部412の両面に接触するように吸気を流すことができる。すなわち、板状部412を伝熱促進部として機能させることができる。したがって、隣り合う第2コア部21同士の間に1つの第1コア部411を配置して熱交換を行う場合に比べて、伝熱促進部の面積を大きく確保しやすい。
Z方向に重ねられている2つの第1コア部411のうち、一方の第1コア部411をZ方向に反転させて、フィン415同士がZ方向に接触するように構成してもよい。これによると、2つの第1コア部411の両方において、板状部412を第2コア部21と接触させることができる。これによると、フィン15を用いて第1コア部411と第2コア部21とを接触させる場合に比べて第1コア部411と第2コア部21との接触面積を大きく確保しやすい。
他の実施形態
熱交換器1は、エンジンの吸気を冷却するインタークーラとして用いることができる。ここで、エンジンの過給吸気を温度の異なる2種類の冷却水を用いて冷却する2温式水冷インタークーラにおいては、冷却水における防錆材の機能が損なわれやすい高温水を用いることとなる。このため、防錆材に頼ることなく高い防腐性能を発揮可能なセラミック製の熱交換器1を2温式水冷インタークーラに適用することは、非常に有用である。この場合、吸気と接触する熱伝達部だけでなく、高温水と接触する熱伝達部をセラミック材料とすることが好ましい。すなわち、熱交換器1全体をセラミック材料で構成することが特に好ましい。
また、ディーゼル車においては、排ガス浄化装置である尿素噴霧装置の搭載により、排ガス内にアンモニアが発生する。このため、排気還流システムを搭載したディーゼル車においては、EGRガスに含まれるアンモニアに対する耐食性を有するインタークーラが求められる。したがって、排ガス及びアンモニアに対する耐性が金属材料よりも高いセラミック材料を用いてインタークーラを構成することは、非常に有用である。
上述した熱交換器1の用途は、インタークーラに限られない。例えば、排気還流システムを搭載した車両において、EGRガスと冷却水との熱交換を行うEGRクーラに利用可能である。この場合、セラミック材料は、EGRガスによる腐食への耐性がアルミなどの金属材料に比べて高いため、腐食による不具合の発生を防止しやすい。言い換えると、セラミックに比べて排ガスによって腐食しやすいアルミなどの材料を用いてEGRクーラを構成する場合に必要であった防腐処理を行う必要がない。したがって、簡単な構成で腐食耐性の高いEGRクーラを提供できる。この場合、EGRガスと接触する熱伝達部をセラミック材料で構成することが特に好ましい。
熱交換器1を車両用空調装置における蒸発器や凝縮器として用いてもよい。特に、熱交換器1を蒸発器として用いる場合には、蒸発器が低温になることで蒸発器の外表面に凝縮水が発生することがある。この凝縮水は、蒸発器の金属部分や樹脂部分を腐食する原因となりうるため、耐食性の高いセラミック材料を用いることにより簡単な構成で耐食性の高い蒸発器を提供できる。また、熱交換器1を凝縮器として用いる場合には、凝縮器が雨風にさらされることで凝縮器の外表面に雨水や塩水などが付着することがある。雨水などは、凝縮器の金属部分や樹脂部分を腐食する原因となりうる。このため、耐食性の高いセラミック材を用いることにより簡単な構成で腐食耐性の高い凝縮器を提供できる。また、熱交換器1を蒸発器や凝縮器として使用する場合において、熱媒体の流れる流路にはタンク部150を備え、空気の流れる流路にはタンク部150を備えない構成としてもよい。これは、熱媒体は熱交換器1の外部に漏れ出すことを抑制する必要性があるのに対し、空気は熱交換器1の外部に漏れ出すことを抑制する必要がないためである。
熱交換器1を発熱部品であるインバータを冷却するインバータ冷却器として用いてもよい。特に、セラミック製のパワーカードを用いたインバータにおいては、冷却対象であるパワーカードとセラミック製の熱交換器1とを直接結合させることにより、安価で高熱交換効率なインバータ冷却器を提供できる。この場合、発熱部品であるパワーカードと接触する熱伝達部をセラミック材料で構成することが特に好ましい。
熱交換器1を電気自動車やハイブリッド車などに搭載される高電圧の電池を冷却する電池冷却器として用いてもよい。電池冷却器を含む電池の周辺構成においては、感電防止の機能が要求されている。このため、絶縁性の高いセラミック製の熱交換器1は、絶縁性の低い金属製の熱交換装置に比べて感電などによる不具合の発生を簡単な構成で防止しやすい。
熱交換器1を燃料電池自動車に搭載される燃料電池を冷却する燃料電池冷却器として用いてもよい。金属製の燃料電池冷却器の場合には、燃料電池を冷却する冷却水にろう付け用のフラックスや腐食生成物によりイオンが溶け込んでしまうことがある。このため、冷却水の絶縁性を確保するためにイオン交換器などを用いて冷却水中のイオンを処理する必要があった。しかし、セラミック製の燃料電池冷却器の場合には、フラックスや腐食生成物によりイオンが冷却水に溶け込むことを防止できる。このため、イオン交換器を省略したり、イオン交換器のサイズを小さくしたりすることで燃料電池冷却器全体のサイズを小型化しやすい。この場合、冷却水と接触する熱伝達部をセラミック材料で構成することが好ましい。
熱交換器1全体をセラミック材料で構成しなくてもよい。すなわち、熱交換器1をセラミック材料とセラミック以外の材料である金属材料や樹脂材料などとを組み合わせて構成してもよい。例えば、排ガスが通過する第1コア部11をセラミック製、冷却水が通過する第2コア部21を金属製とするなどして、異なる材料でコア部10を構成してもよい。これによると、高い耐食性が要求される部分にはセラミック材料を用い、それほど高い耐食性が要求されない部分にはセラミック材料よりも製造性がよく熱伝導率の高い材料を用いるなどして、材料の使い分けを行うことができる。したがって、熱交換器1の用途に応じて最適な材料で熱交換器1を構成することで、熱交換器1の熱交換効率が高い状態を安定して維持しやすい。また、コア部10を構成している第1コア部11をセラミック材料とセラミック以外の材料を組み合わせて作るなどしてもよい。例えば、第1コア部11としてセラミック製の角筒部材に金属製のインナーフィンを挿入するなどして第1コア部11を構成してもよい。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
1 熱交換器、 10 コア部、 11 第1コア部、 15 フィン(伝熱促進部)、 16 第1流路、 16a 第1流路部、 21 第2コア部、 25 壁部、 26 第2流路、 26a 第2流路部、 90 接続枠部、 99 流体インターフェース、 150 タンク部、 211 第1コア部、 211a 前段多孔部材、 211b 後段多孔部材、 215 隔壁(伝熱促進部)、 216 第1流路、 216a 第1流路部、 321 第2コア部、 326 第2流路、 326a 第2流路部、 411 第1コア部、 412 板状部(伝熱促進部)、 415 フィン(伝熱促進部)、 416 第1流路、 416a 第1流路部

Claims (13)

  1. 熱媒体との熱伝達を行う熱伝達部の少なくとも一部に高熱伝導性のセラミック材料を用いた車両用熱交換器。
  2. 前記熱媒体は、第1流体と第2流体とを有し、
    前記第1流体と前記第2流体との間での熱交換を行うコア部(10)は、
    前記第1流体が流通する第1流路(16、216、416)を提供している第1コア部(11、211、411)と、
    前記第1コア部に隣接して設けられ、前記第2流体が流通する第2流路(26、326)を提供している第2コア部(21、321)とを備え、
    前記コア部は、前記第1コア部と前記第2コア部とが積層されている請求項1に記載の車両用熱交換器。
  3. 前記第1コア部は、前記第1流体と前記第1コア部との間での伝熱を促進するための伝熱促進部(15、215、412、415)を前記第1流路内に備え、
    前記伝熱促進部は、前記第1流路における前記第1流体の流れ方向についてオフセット配置されている請求項2に記載の車両用熱交換器。
  4. 前記伝熱促進部は、前記第1コア部から突出して設けられた複数のフィン(15、415)である請求項3に記載の車両用熱交換器。
  5. 前記フィン(15)は、隣り合う前記フィン同士の間隔(Fp1)よりも、前記フィンの高さ(Fh1)の方が大きい請求項4に記載の車両用熱交換器。
  6. 前記伝熱促進部は、前記第1流路(216)を複数の第1流路部(216a)に区画している複数の隔壁(215)である請求項3に記載の車両用熱交換器。
  7. 前記第1コア部(211)は、
    複数の前記隔壁が前記第1流路における前記第1流体の流れ方向において連続して形成されている前段多孔部材(211a)と、
    前記前段多孔部材に隣接して設けられ、複数の前記隔壁が前記第1流路における前記第1流体の流れ方向において連続して形成されている後段多孔部材(211b)と、を備え、
    前記第1コア部は、前記前段多孔部材と前記後段多孔部材とが積層されて構成され、前記前段多孔部材の前記隔壁と、前記後段多孔部材の前記隔壁とは、前記第1流路における前記第1流体の流れ方向についてオフセット配置されている請求項6に記載の車両用熱交換器。
  8. 前記伝熱促進部は、高熱伝導性の前記セラミック材料を用いて形成されている請求項3から請求項7のいずれかに記載の車両用熱交換器。
  9. 前記第1流路における前記第1流体の流れ方向(F1)と、前記第2流路における前記第2流体の流れ方向(F2a)とは、前記コア部の少なくとも一部において、互いに直交する方向である請求項2から請求項8のいずれかに記載の車両用熱交換器。
  10. 前記第1流路における前記第1流体の流れ方向(F1)と、前記第2流路における前記第2流体の流れ方向(F2b)とは、前記コア部の少なくとも一部において、互いに対向する方向である請求項2から請求項9のいずれかに記載の車両用熱交換器。
  11. 隣り合う前記第2コア部同士の間に前記第1コア部(411)を複数備えている請求項2から請求項10のいずれかに記載の車両用熱交換器。
  12. 前記コア部と外部配管とを接続するための流体インターフェース(99)を備えている請求項2から請求項11のいずれかに記載の車両用熱交換器。
  13. 前記セラミック材料は、少なくとも炭化ケイ素を含んでいる請求項1から請求項12のいずれかに記載の車両用熱交換器。
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