JP2020053147A - 予測装置および予測システム - Google Patents

予測装置および予測システム Download PDF

Info

Publication number
JP2020053147A
JP2020053147A JP2018179047A JP2018179047A JP2020053147A JP 2020053147 A JP2020053147 A JP 2020053147A JP 2018179047 A JP2018179047 A JP 2018179047A JP 2018179047 A JP2018179047 A JP 2018179047A JP 2020053147 A JP2020053147 A JP 2020053147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
prediction
unit
life
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018179047A
Other languages
English (en)
Inventor
岩井 直子
Naoko Iwai
直子 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Lighting and Technology Corp filed Critical Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority to JP2018179047A priority Critical patent/JP2020053147A/ja
Publication of JP2020053147A publication Critical patent/JP2020053147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】バッテリの寿命を予測することができる予測装置および予測システムを提供する。【解決手段】実施形態に係る予測装置は、充放電可能なバッテリの状態変化に基づいて、バッテリの寿命を予測する。予測装置は、取得部と、予測部と、通知部とを具備することができる。取得部は、バッテリの電圧データおよび温度データに関する履歴情報を取得する。予測部は、取得された履歴情報に基づいて、バッテリの寿命を予測する。通知部は、予測された寿命を通知する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、予測装置および予測システムに関する。
従来、停電時や災害時等の非常時に点灯する非常用の照明装置が知られている。かかる照明装置には、充放電可能なバッテリが内蔵されており、例えば商用電源から供給された電力を充電し、非常時に放電して点灯させる。
特開2017−126581号公報
このような照明装置では、例えば停電等のイベント発生時の実効性を担保するために点検作業が行われる。点検作業では、例えばバッテリの現在の状態を確認することができるものの、バッテリの将来の状態、すなわち寿命を予測することは困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、バッテリの寿命を予測することができる予測装置および予測システムを提供することである。
実施形態に係る予測装置は、取得部と予測部とを具備する。取得部は、充放電可能なバッテリの状態を示す状態情報を取得する。予測部は、取得部により取得された状態情報が示すバッテリの状態の変化に基づいて、バッテリの寿命を予測する。
本発明によれば、バッテリの寿命を予測することができる予測装置および予測システムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る予測システムの構成例を示す図である。 図2は、充放電時における電圧測定値とバッテリ電圧との関係を示す図である。 図3は、履歴情報として対応付けられる付加情報の一例を示す図である。 図4は、充放電時における時間経過とバッテリの電圧測定値との関係を示す図である。 図5は、実施形態に係る予測システムによる予測処理の手順を示すフローチャートである。
以下に説明する実施形態に係る予測装置10は、取得部31と予測部32とを具備する。取得部31は、充放電可能なバッテリ56の状態を示す状態情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された状態情報が示すバッテリ56の状態の変化に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の電圧測定値と電圧測定値の取得時刻とを対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充放電の状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された充放電の状態ごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充電モードごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された充電モードごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56のバッテリ容量に関する状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得されたバッテリ容量に関する状態ごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る予測部32は、さらにバッテリ56の内部抵抗の上昇に伴うバッテリ56の電圧測定値の変化に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
また、以下に説明する実施形態に係る予測システム1は、予測装置10と、照明装置50とを具備する。照明装置50は、バッテリ56から供給された電力により点灯する光源54を有する。
また、以下に説明する実施形態に係る予測システム1は、取得部31と、予測部32と、光源54とを具備する。取得部31は、充放電可能なバッテリ56の電圧データ61および温度データ62に関する履歴情報を取得する。予測部32は、取得された履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。光源54は、バッテリ56から供給された電力により点灯する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る予測システム1の構成の一例を示す図である。実施形態に係る予測システム1は、バッテリ56の寿命を予測する。かかる予測システム1は、予測装置10、照明装置50、端末装置70を有し、バッテリ56の寿命を予測する。
予測装置10、照明装置50、端末装置70は、ネットワークNを介して相互に通信可能に接続される。図1には、予測装置10、照明装置50、端末装置70を各々1つずつ図示するが、予測システム1には、複数の予測装置10や、複数の照明装置50や、複数の端末装置70が含まれてもよい。
端末装置70は、ユーザにより利用されるスマートフォン等の情報処理装置である。端末装置70は、例えば、ビルや住宅等の所定の施設を管理する管理者により利用されるスマートフォン等の携帯端末であってもよい。例えば、所定の施設を管理する管理者は、端末装置70を操作することにより、照明装置50に種々の指示を送信する。また、端末装置70は、照明装置50の点検結果や動作の履歴情報等の種々の情報を照明装置50から受信する。また、所定の施設を管理する管理者は、端末装置70を操作することにより、予測装置10にバッテリ56の寿命を予測する指示を送信する。また、端末装置70は、予測されたバッテリ56の寿命を予測装置10から受信する。
照明装置50は、通信ユニット51、制御部52、点灯回路部53、光源54、充電回路部55、バッテリ56、電圧検出部57、温度センサ58、記憶部60を有する。照明装置50は、所定の施設に設けられる非常灯である。なお、照明装置50は、照明装置50の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、UI(User Interface)画面として各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信ユニット51は、制御対象に対する制御命令を出力する所定の装置と通信する。通信ユニット51は、予測装置10と通信する。通信ユニット51は、制御対象に対する制御命令を出力する端末装置70と通信する。通信ユニット51は、予測装置10に対する制御命令を出力する端末装置70と通信する。通信ユニット51は、光源54に対する制御命令を出力する端末装置70と通信する。通信ユニット51は、バッテリ56に対する制御命令を出力する端末装置70と通信する。例えば、通信ユニット51は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線技術などを用いて、端末装置70等の外部の装置と通信する。なお、通信ユニット51は、Bluetooth(登録商標)に限らず、外部の装置と通信可能であれば、種々の通信手法を用いて、外部の装置と通信してもよい。
通信ユニット51は、外部の装置から情報を受信したことを示す情報を制御部52へ送信する。通信ユニット51は、外部の装置から受信した情報を制御部52へ送信する。また、通信ユニット51は、制御部52と通信する。通信ユニット51は、照明装置50内の各部と通信してもよい。
通信ユニット51は、照明装置50内の各部から取得した情報を予測装置10へ送信する。通信ユニット51は、記憶部60に記憶されている情報を予測装置10へ送信する。通信ユニット51は、電圧検出部57が出力した情報を予測装置10へ送信する。通信ユニット51は、温度センサ58が出力した情報を予測装置10へ送信する。
制御部52は、例えばマイクロコントロールユニット(MCU:Micro Control Unit)によって実現されてもよい。マイクロコントロールユニット(MCU)は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)、および、これらを相互に接続するバスを有している。CPUは、ROMに格納されているプログラムおよびデータに基づいて演算処理を行い、各部の機能を実現する。ROMは、不揮発性の半導体記憶装置であり、プログラムおよびデータを記憶する。RAMは、揮発性の半導体記憶装置であり、CPUがプログラムを実行する際のワークエリアとして動作する。また、制御部52は、I/F等の所定のインターフェイスにより、外部の装置と通信を行ってもよい。
制御部52は、照明装置50内の各処理部を制御する。制御部52は、点灯回路部53を制御して、光源54の点灯を制御する。制御部52は、充電回路部55を制御して、バッテリ56の充放電を制御する。また、制御部52は、電圧検出部57が検出したバッテリ56の電圧を取得する。制御部52は、温度センサ58が測定したバッテリ56の温度を取得する。
点灯回路部53は、光源54に接続され、光源54の点灯制御に用いられる。例えば、点灯回路部53は、制御部52の制御に応じて、光源54の点灯等を制御する。点灯回路部53は、商用電源からの電力供給が停止した場合、バッテリ56からの電力により光源54を点灯させる。点灯回路部53は、商用電源(系統)から電力供給が行われる通常時においては光源54への電力供給を行わない。なお、点灯回路部53は、どのような回路であってもよく、種々の従来技術を適宜用いて実現される。
光源54は、制御部52により制御される制御対象である。光源54は、制御部52による制御に応じて、点灯したり、消灯したりする。光源54は、制御部52により点灯回路部53を介して制御される制御対象である。例えば、光源54は、点灯回路部53を介して制御部52に接続される。光源54は、商用電源からの電力供給が停止した場合、バッテリ56から電力が供給される。光源54は、LED(Light Emitting Diode)や蛍光灯等、目的に応じて種々の光源が用いられてもよい。
充電回路部55は、バッテリ56に接続され、バッテリ56の制御に用いられる。例えば、充電回路部55は、制御部52の制御に応じて、バッテリ56の充放電等を制御する。例えば、充電回路部55は、商用電源からの電力供給時においては、バッテリ56に電力を供給し、バッテリ56の充電を行う。
充電回路部55は、商用電源からの電力供給が停止した場合、バッテリ56に放電処理を実行させることによって、バッテリ56から光源54へ電力を供給させる。なお、充電回路部55は、どのような回路であってもよく、種々の従来技術を適宜用いて実現される。
バッテリ56は、制御部52により制御される制御対象である。バッテリ56は、充電回路部55を介して制御部52により制御される制御対象である。例えば、バッテリ56は、充電回路部55を介して制御部52に接続される。バッテリ56は、充放電可能な二次電池であり、Ni−MH(ニッケル水素)電池や鉛蓄電池やアルカリ二次電池やリチウム二次電池等、目的に応じて種々の電池が用いられてもよい。
バッテリ56は、制御部52による制御に応じて、充電したり、放電したりする。バッテリ56は、制御部52による制御に応じて、光源54に電力を供給する。バッテリ56は、商用電源からの電力供給が停止した場合、照明装置50の電源として機能する非常用電源である。バッテリ56は、商用電源からの電力供給が停止した場合、光源54に電力を供給する。
電圧検出部57は、バッテリ56の電圧を検出する。かかる電圧検出部57は、バッテリ56の電圧を一定間隔(例えば1時間ごと)で測定し、測定した電圧の値である電圧測定値Vmを出力する。電圧検出部57は、バッテリ56の充放電状態を検出する。
ここで、バッテリ56の充放電状態について説明する。図2は、充放電時における電圧測定値とバッテリ電圧との関係を示す図である。(a)は充電時のバッテリ56を、(b)は放電時のバッテリ56を、それぞれ図示したものである。
図2(a)に示すように、充電時には充電回路部55を介してバッテリ56に電力が供給される。バッテリ56の充電時に電圧検出部57が測定する電圧測定値Vmは、バッテリ56の内部抵抗に起因する内部抵抗電圧値VRの分だけ、真のバッテリ電圧Vbに加算された値として検出される。すなわち、Vm=VR+Vbである。
一方、図2(b)に示すように、放電時にはバッテリ56から点灯回路部53に電力が供給される。バッテリ56からの放電時に電圧検出部57が測定する電圧測定値Vmは、バッテリ56の内部抵抗に起因する内部抵抗電圧値VRの分だけ、真のバッテリ電圧Vbから除算された値として検出される。すなわち、Vm=VR−Vbである。
このように、電圧検出部57によって得られる電圧測定値Vmは、バッテリ56の内部抵抗に起因して充放電時において異なる値をとりうる。実施形態に係る予測システム1は、電圧測定値Vmに内包される内部抵抗電圧値VRの経時的な変化に基づき、バッテリ56の寿命を予測する。
図1に戻り、温度センサ58は、バッテリ56の温度を測定する。温度センサ58は、バッテリ56の表面またはバッテリ56の近傍に位置する照明装置50の不図示の筐体に取り付けられる。かかる温度センサ58は、バッテリ56の温度を一定間隔(例えば1時間ごと)で測定し、測定した温度の値である温度測定値を出力する。バッテリ56の温度は、バッテリ56の表面温度およびバッテリ56の周辺温度のいずれであってもよい。また、温度センサ58は、バッテリ56の内部温度を測定するように配置されてもよい。
記憶部60は、例えば、ROMである。ROMは、不揮発性の半導体記憶装置であり、電圧データ61および温度データ62を記憶する。なお、記憶部60は、ROMに限らず、例えばRAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現されてもよい。また、記憶部60は、制御部52の一部であってもよい。
[電圧データ]
電圧データ61は、電圧検出部57が検出したバッテリ56の電圧測定値Vmと電圧測定値Vmの取得時刻とを対応付けた履歴情報である。また、電圧データ61には、バッテリ56の充放電に関する付加情報をさらに組み合わせてもよい。図3は、履歴情報として対応付けられる付加情報の一例を示す図である。記憶部60は、「バッテリ状態」、「モード」および「バッテリ容量に関する状態」のうち1つ以上を、電圧測定値Vmおよび電圧測定値Vmの取得時刻と対応付けた電圧データ61として記憶することができる。
「バッテリ状態」は、例えば「充電時」と「放電時」とを含む。なお、バッテリ56が充放電をいずれも行っていない場合、電圧データ61は記憶部60に記憶されない。
「モード」は、例えば「トリクル充電」モードと「急速充電」モードとを含む。なお、放電時に複数のモードを有する場合、当該モードごとに電圧測定値Vmおよび電圧測定値Vmの取得時刻と対応付けた電圧データ61として記憶してもよい。また、充電時に他のモードを有してもよい。
「バッテリ容量に関する状態」は、例えば、「深放電時」、「充電時」、「満充電時」、「放電開始」、「放電終了直前」を含む。「深放電時」は、SOC(State Of Charge)が0%、すなわちバッテリ56が有する所定の放電終止電圧を下回った状態である状態をいう。また、「満充電時」は、SOCが100%である状態をいう。「充電時」は、「深放電時」と「満充電時」との間のSOCを有する状態をいう。「放電終了直前」は、例えばバッテリ56から点灯回路部53への電力供給を終了した時刻から1分以内をいう。
[温度データ]
温度データ62は、温度センサ58が測定したバッテリ56の温度測定値と温度測定値の取得時刻とを対応付けた履歴情報である。所定期間(例えば、1週間)に取得した温度データ62は、平均することでデータ量を低減することができる。なお、温度データ62の発熱量は、バッテリ56の充電時と放電時とでは異なるが、放電時間は長くても1時間程度と考えられるため、環境温度に影響がないと考えられる。なお、バッテリ56の充放電の状態を、バッテリ56の温度測定値および温度測定値の取得時刻に対応付けて温度データ62として記憶部60に記憶してもよい。
予測装置10は、予測処理を実行する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。予測装置10は、バッテリ56の状態を示す状態情報が示すバッテリ56の状態の変化に基づいて、バッテリ56の寿命の予測を行う予測処理を実行する。予測装置10は、通信部20と、制御部30と、記憶部40とを含む。
通信部20は、無線通信処理や有線通信処理を行うためのネットワークデバイスである。具体的には、通信部20は、ネットワークNに無線または有線で接続され、照明装置50からバッテリ56の状態を示す状態情報を受信する。
制御部30は、各種の情報処理を実行する演算装置であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部30は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部30は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。
制御部30は、取得部31と、予測部32と、通知部33とを含む。取得部31は、照明装置50からバッテリ56の状態を示す状態情報を取得する。取得部31は、状態情報として、バッテリ56の電圧測定値と電圧測定値の取得時刻とを対応付けた履歴情報を取得する。取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充放電の状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充電モードごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。取得部31は、状態情報として、バッテリ56のバッテリ容量に関する状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報する。取得部31は、記憶部60に記憶された電圧データ61および温度データ62を取得する。また、取得部31は、電圧検出部57で検出された電圧測定値Vmに基づいて電圧データ61を生成してもよい。取得部31は、温度センサ58で測定された温度測定値に基づいて温度データ62を生成してもよい。
予測部32は、バッテリ56の寿命を予測する。予測部32は、取得部31により取得された状態情報が示すバッテリ56の状態の変化に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。予測部32は、取得部31により取得された履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。
予測部32は、電圧データ61に基づいてバッテリ56の寿命を予測する。図4は、充放電時における時間経過とバッテリの電圧測定値との関係を示す図である。(a)は充電時のバッテリ56を、(b)は放電時のバッテリ56を、それぞれ例示したものである。図4中、Vmは使用開始直後のバッテリ56の電圧測定値Vmを、Vmは寿命により使用不能となる直前のバッテリ56の電圧測定値Vmを、それぞれ示す。
図4(a)に示すように、充電時にはVmよりもVmの方が電圧測定値Vmは高くなる。また、図4(b)に示すように、放電時にはVmよりもVmの方が電圧測定値Vmは低くなる。これらの現象は、バッテリ56の使用開始直後から寿命が近づくにつれてバッテリ56の内部抵抗電圧値VR(図2参照)が経時的に増大することを示唆している。すなわち、予測部32は、取得部31により取得された電圧測定値Vmの変化の様子からバッテリ56の内部抵抗の今後の推移を推定することでバッテリ56の寿命を予測する。
図2、図4で説明したように、バッテリ56の電圧測定値Vmは、「バッテリ状態」、すなわち充電時と放電時とで異なる値を示す。このため、バッテリ状態を考慮した電圧データ61に基づいてバッテリ56の寿命を予測することにより、予測精度が高まる。同様に、バッテリ56の電圧測定値Vmは、バッテリ56の「(充電)モード」、すなわちトリクル充電時と急速充電時とで異なる値を示す場合がありうる。このため、バッテリ56の(充電)モードを考慮した電圧データ61に基づいてバッテリ56の寿命を予測することにより、予測精度が高まることが期待できる。さらに、バッテリ56の電圧測定値Vmは、「バッテリ容量に関する状態」、すなわち深放電時、(通常)充電時、満充電時で異なる値を示す場合がありうる。また、放電開始時においても、通常放電時と放電終了直前とで異なる値を示す場合がありうる。このため、バッテリ容量に関する状態を考慮した電圧データ61に基づいてバッテリ56の寿命を予測することにより、予測精度がさらに高まることが期待できる。
また、予測部32は、温度データ62に基づいてバッテリ56の寿命を予測する。ここで、バッテリ56は、10℃半減則の特性を有することが知られている。具体的には、10℃半減則とは、例えば、環境温度35℃でのバッテリ56が、環境温度25℃でのバッテリ56に対して寿命が1/2になる、とされる法則である。実施形態に係る予測システム1は、この法則を適用し、バッテリ56の環境温度に基づいて変化するバッテリ56の状態に基づき、バッテリ56の寿命を予測する。なお、バッテリ56は、環境温度が高くなるにつれてバッテリ56の寿命が短くなることが知られているが、必ずしも10℃半減則の特性を有さなくてもよい。
通知部33は、ネットワークNに接続された照明装置50や端末装置70へ予測部32が予測したバッテリ56の寿命を通知する。例えば、通知部33は、照明装置50や端末装置70へネットワークNを介してバッテリ56の寿命を送信することができる。バッテリ56の寿命を受信した照明装置50および端末装置70は、不図示の表示部に通知部33から通知されたバッテリ56の寿命を表示することができる。なお、通知部33は、予測装置10が有する不図示の表示部にバッテリ56の寿命を表示させてもよい。
記憶部40は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置によって実現される。かかる記憶部40は、通信部20で取得した電圧データ61および温度データ62を記憶することができる。また、記憶部40は、予測部32がバッテリ56の寿命を予測する際に必要となる各種データ、例えばデータテーブルやマップ、関数などを記憶してもよい。
[予測処理の手順]
続いて、図5を用いて、実施形態に係る予測システム1による予測処理を説明する。図5は、実施形態に係る予測システムによる予測処理の手順を示すフローチャートである。
制御部30の取得部31は、電圧データ61および温度データ62を取得する(ステップS11)。かかる処理は、照明装置50の記憶部60から電圧データ61および温度データ62を取得することによって行われる。
制御部30の予測部32は、バッテリ56の寿命を予測する(ステップS12)。かかる処理は、取得部31が取得した電圧データ61および温度データ62に基づいて行われる。
制御部30の通知部33は、ステップS12で行われた寿命予測処理の結果を外部の装置(例えば、照明装置50や端末装置70)へ提供し(ステップS13)、図1に示す処理を終了する。
[実施形態の効果]
上述してきたように、実施形態に係る予測装置10は、取得部31と予測部32とを具備する。取得部31は、充放電可能なバッテリ56の状態を示す状態情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された状態情報が示すバッテリ56の状態の変化に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、バッテリ56の寿命を予測することができ、例えば交換用のバッテリ56を予め用意することができる。
また、実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の電圧測定値と電圧測定値の取得時刻とを対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、例えばバッテリ56の寿命を精度よく予測することができる。
また、実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充放電の状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された充放電の状態ごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、例えばバッテリ56の寿命を精度よく予測することができる。
また、実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56の充電モードごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得された充電モードごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、例えばバッテリ56の寿命を精度よく予測することができる。
また、実施形態に係る取得部31は、状態情報として、バッテリ56のバッテリ容量に関する状態ごとのバッテリ56の電圧測定値および電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得する。予測部32は、取得部31により取得されたバッテリ容量に関する状態ごとの履歴情報に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、例えばバッテリ56の寿命を精度よく予測することができる。
また、実施形態に係る予測部32は、さらにバッテリ56の内部抵抗の上昇に伴うバッテリ56の電圧測定値の変化に基づいて、バッテリ56の寿命を予測する。このため、実施形態に係る予測装置10によれば、例えばバッテリ56の寿命を精度よく予測することができる。
[変形例]
上記実施形態に係る予測システム1では、予測装置10と照明装置50とはネットワークNで接続された別の装置として説明したが、予測装置10は照明装置50に内蔵されてもよい。かかる場合、例えば制御部30と制御部52、記憶部40と記憶部60といった類似した機能を有する処理部は一体化されてもよい。
また、上記実施形態に係る予測システム1では、予測装置10は端末装置70の操作に応じてバッテリ56の寿命を予測するとして説明したが、予測装置10が有する不図示の操作部の入力操作に応じてバッテリ56の寿命を予測してもよい。
また、実施形態に係る予測システム1では、バッテリ56を内蔵する照明装置50が非常灯である場合を一例として説明したが、例えば誘導灯または一般照明など、バッテリ56を予備電源として内蔵する照明装置50であってもよい。かかる場合、バッテリ56は、例えば光源54の消灯時に充電され、点灯回路部53は、商用電源(系統)からの電力供給時においては、商用電源からの電力により光源54を点灯させることができる。
また、実施形態に係る予測システム1は、照明装置50に限らず、種々の装置に内蔵されたバッテリ56の寿命予測に用いられてもよい。例えば、予測装置10は、照明装置50に限らず、充放電可能なバッテリ56を備える装置であればどのような装置に用いられてもよく、例えば警報機やセンサ機器等の種々の装置に用いられてもよい。また、予測装置10は、IoT(Internet of Things)に関する種々の装置に用いられてもよい。例えば、予測装置10は、冷蔵庫や洗濯機等の種々のIoT機器に用いられてもよい。例えば、予測装置10は、エアコン、給湯器、太陽光パネル、燃料電池、EV(Electric Vehicle)、ガス発電機等に用いられてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 予測システム
10 予測装置
20 通信部
30 制御部
31 取得部
32 予測部
33 通知部
40 記憶部
50 照明装置
51 通信ユニット
52 制御部
53 点灯回路部
54 光源
55 充電回路部
56 バッテリ
57 電圧検出部
58 温度センサ
60 記憶部
61 電圧データ
62 温度データ
70 端末装置

Claims (8)

  1. 充放電可能なバッテリの状態を示す状態情報を取得する取得部と;
    前記取得部により取得された前記状態情報が示す前記バッテリの状態の変化に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する予測部と;
    を具備する予測装置。
  2. 前記取得部は、前記状態情報として、前記バッテリの電圧測定値と前記電圧測定値の取得時刻とを対応付けた履歴情報を取得し、
    前記予測部は、前記取得部により取得された前記履歴情報に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する請求項1に記載の予測装置。
  3. 前記取得部は、前記状態情報として、前記バッテリの充放電の状態ごとの前記バッテリの電圧測定値および前記電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得し、
    前記予測部は、前記取得部により取得された前記充放電の状態ごとの前記履歴情報に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する請求項1に記載の予測装置。
  4. 前記取得部は、前記状態情報として、前記バッテリの充電モードごとの前記バッテリの電圧測定値および前記電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得し、
    前記予測部は、前記取得部により取得された前記充電モードごとの前記履歴情報に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する請求項1に記載の予測装置。
  5. 前記取得部は、前記状態情報として、前記バッテリのバッテリ容量に関する状態ごとの前記バッテリの電圧測定値および前記電圧測定値の取得時刻に対応付けた履歴情報を取得し、
    前記予測部は、前記取得部により取得された前記バッテリ容量に関する状態ごとの前記履歴情報に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する請求項1に記載の予測装置。
  6. 前記予測部は、さらに前記バッテリの内部抵抗の上昇に伴う前記バッテリの電圧測定値の変化に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する請求項1〜5のいずれか1つに記載の予測装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の予測装置と;
    前記バッテリから供給された電力により点灯する光源を有する照明装置と;
    を具備する予測システム。
  8. 充放電可能なバッテリの電圧データおよび温度データに関する履歴情報を取得する取得部と;
    取得された前記履歴情報に基づいて、前記バッテリの寿命を予測する予測部と;
    前記バッテリから供給された電力により点灯する光源と;
    を具備する予測システム。
JP2018179047A 2018-09-25 2018-09-25 予測装置および予測システム Pending JP2020053147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179047A JP2020053147A (ja) 2018-09-25 2018-09-25 予測装置および予測システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018179047A JP2020053147A (ja) 2018-09-25 2018-09-25 予測装置および予測システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020053147A true JP2020053147A (ja) 2020-04-02

Family

ID=69997509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018179047A Pending JP2020053147A (ja) 2018-09-25 2018-09-25 予測装置および予測システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020053147A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115378074A (zh) * 2022-08-19 2022-11-22 中科国微科技(深圳)有限公司 一种储能电源电能管理方法、装置及介质
WO2023182537A1 (ko) * 2022-03-21 2023-09-28 주식회사 피엠그로우 배터리 수명 평가 방법 및 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023182537A1 (ko) * 2022-03-21 2023-09-28 주식회사 피엠그로우 배터리 수명 평가 방법 및 장치
CN115378074A (zh) * 2022-08-19 2022-11-22 中科国微科技(深圳)有限公司 一种储能电源电能管理方法、装置及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102414226B1 (ko) 배터리 누설 상태에 기반한 제어 방법 및 전자 장치
JP5804523B2 (ja) バッテリー充電状態を判定するためのシステム及び方法
US20170052274A1 (en) Resident presence-absence state determination device, delivery system, method for determining resident presence-absence state, program for determining resident presence-absence state, and terminal for delivery
CN108513616B (zh) 一种电池漏电流检测方法、装置和电路
JP2008134060A (ja) 蓄電装置の異常検出装置、蓄電装置の異常検出方法及びその異常検出プログラム
JPWO2016051722A1 (ja) 蓄電装置、制御装置、蓄電システム、蓄電装置の制御方法および制御プログラム
KR20190140268A (ko) 충전 중 배터리의 전압 변화량에 기반하여 배터리의 상태에 대한 정보를 획득하기 위한 방법 및 이를 지원하는 전자 장치
JP2020053147A (ja) 予測装置および予測システム
JP2015191859A5 (ja)
CN112098864A (zh) 漏电流检测方法、装置、电子设备和存储介质
US10283987B1 (en) Dynamic adjustment of capacity threshold for a battery unit
KR102547282B1 (ko) 배터리 충방전 시간에 기반하여 충전을 제어하는 장치 및 방법
JP2024510386A (ja) パワーバンクバッテリ及びそれを用いて充電されるデバイスの容量の統合的監視
JP2017181484A (ja) 二次電池の劣化判定装置
WO2021102907A1 (zh) 电池寿命检测方法、电池、电子设备和存储介质
FR3043849B1 (fr) Batterie ni-cd munie d'un indicateur d' etat de charge
JP2018092856A (ja) バッテリ管理装置、バッテリ管理方法及びバッテリ管理プログラム
US20170254853A1 (en) Information processing device, information processing method, and recording medium
US20140225556A1 (en) Electronic Apparatus Charging Base and Power-Supply Control Method Thereof
US20220390523A1 (en) Storage battery management device, storage battery system,and storage battery management method
JP6261722B2 (ja) 充放電制御システム、制御装置、充放電制御方法、及び、プログラム
JP2015035886A (ja) 充電制御装置及びプログラム
JP7033251B2 (ja) 部品交換支援システム
WO2015159369A1 (ja) 電力モード設定装置、電力制御システム、電力モード設定方法、及び、プログラム
JP2016070712A (ja) 蓄電装置、制御装置、蓄電システム、蓄電装置の制御方法および制御プログラム