JP2020052804A - 回路装置、電子機器及び移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊なUSBクラスをSoCにサポートさせることなく、端末装置のロールスイッチに対応できる回路装置、電子機器及び移動体を提供する。【解決手段】回路装置10は、ホスト260に接続されるアップストリームポート101と、ホストに接続されるダウンストリームポート102と、ポート111と、ポート112と、データ転送制御及びポート制御を行う制御回路150と、を含む。制御回路は、第1モードにおいて、ポート111及びポート112をダウンストリーム側のポートに設定し、アップストリームポート101とポート111及びポート112との間のデータ転送を制御する。制御回路は、第2モードにおいて、ポート111をアップストリーム側のポートに設定し、ポート111とダウンストリームポート102との間のデータ転送を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、回路装置、電子機器及び移動体等に関する。
USB規格のハブにおいて、アップストリームポートにはホストを接続し、且つダウンストリームポートにはデバイスを接続する必要がある。このため、ダウンストリームポートに接続される端末装置のロールスイッチに対応できない。ロールスイッチとは、USB通信におけるホストとデバイスが切り替わることである。
例えば特許文献1には、アップストリームポートに接続されたホストをデバイスにロールスイッチさせることなく、ダウンストリームポートに接続された端末装置のロールスイッチに対応できるハブが開示されている。特許文献1では、ダウンストリームポートに接続された端末装置がデバイスからホストに切り替わったとき、アップストリームポートに接続されたホストと、ダウンストリームポートに接続された端末装置とが、マルチホストエンドポイントリフレクターを介して通信する。
米国特許出願公開第2018/052799号明細書
しかしながら、上記の従来技術ではハブを一般的なSoC(System on Chip)に接続できないという課題がある。具体的には、特許文献1の構成では、ネットワークコントロールモデル(NCM)デバイスをSoCに認識させる必要がある。このため、NCMデバイスを認識するUSBクラスをSoCにサポートさせるためのソフトウェア開発が必要となってしまう。
本発明の一態様は、ホストに接続されるアップストリームポートと、前記ホストに接続されるダウンストリームポートと、第1ポートと、第2ポートと、データ転送制御及びポート制御を行う制御回路と、を含み、前記制御回路は、第1モードにおいて、前記第1ポート及び前記第2ポートをダウンストリーム側のポートに設定し、前記アップストリームポートと前記第1ポート及び前記第2ポートとの間のデータ転送を制御し、第2モードにおいて、前記第1ポートをアップストリーム側のポートに設定し、前記第1ポートと前記ダウンストリームポートとの間のデータ転送を制御する回路装置に関係する。
比較例のハブと、比較例のハブを含む電子機器の一例。 本実施形態の回路装置の構成例。 本実施形態の回路装置の構成例。 本実施形態の回路装置を含む電子機器の一例。 回路装置の第1の詳細な構成例。 第1ポートに接続された端末装置がデバイスからホストにロールスイッチする際の、回路装置の動作手順。 第1ポートに接続された端末装置がロールスイッチを終了する際の、回路装置の動作手順。 ロールスイッチを指示するコマンドについて説明する図。 ポートのロジック回路の詳細な構成例。 ポートのロジック回路の詳細な構成例。 HSリピーターパス回路の詳細な構成例。 HSリピーターパス回路の詳細な構成例。 回路装置の第2の詳細な構成例。 バスリセット処理のタイミングチャート。 電子機器の構成例。 移動体の例。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお以下に説明する本実施形態は特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
1.比較例
図1は、比較例のハブ215と、そのハブ215を含む電子機器270の一例である。なお以下では、USB通信におけるホストとして動作する装置を、単にホストと呼び、USB通信におけるデバイスとして動作する装置を、単にデバイスと呼ぶ。
電子機器270において、ホストであるメインコントローラー200にはUSB規格のハブ215が接続される。例えばハブ215のアップストリームポートがメインコントローラー200のホストポートに接続される。またハブ215のダウンストリームポートには、SDカードリーダー211、ブルートゥース(登録商標)通信IC212、DSRC(Dedicated Short Range Communications)通信IC213などのデバイスが接続される。
USBレセプタクル226は、ケーブル224によりメインコントローラー200のポートに接続される。このポートは、例えばOTG規格のポートであるが、これに限定されず、ホストポートとしての動作とデバイスポートとしての動作を切り替え可能なポートであればよい。このようなホストとしての動作とデバイスとしての動作を切り替えることを、ロールスイッチと呼ぶ。USBレセプタクル226には、スマートフォンなどの携帯型端末装置250が接続される。USBレセプタクル226が接続されるメインコントローラー200のポートはロールスイッチ可能なので、USBレセプタクル226にはロールスイッチ可能な携帯型端末装置250を接続できる。即ち、メインコントローラー200のポートがホストポートであり、且つ携帯型端末装置250がデバイスである第1状態と、メインコントローラー200のポートがデバイスポートであり、且つ携帯型端末装置250がホストである第2状態と、を切り替えることが可能である。第2状態では、ホストである携帯型端末装置250が、デバイスであるメインコントローラー200を制御できる。例えば電子機器270がカーナビゲーションシステムである場合には、携帯型端末装置250からカーナビゲーションシステムを操作できるようになる。
以上の図1の構成では、電子機器270にはハブ215が設けられているが、ハブ215のダウンストリームポートはロールスイッチに対応できないという課題がある。即ち、ハブ215のダウンストリームポートにはデバイスのみ接続可能であるため、ロールスイッチ可能な携帯型端末装置250を接続するポートが、メインコントローラー200に設けられたロールスイッチ可能なポートに限られている。例えば、電子機器270が車載機器である場合、運転席の正面部分にUSBレセプタクル226が設けられる。しかしながら、助手席或いは後部座席等にもUSBレセプタクルを設け、ロールスイッチ可能な端末装置を接続できることが望ましい。そして、複数のUSBレセプタクルのいずれに端末装置が接続された場合であっても、ロールスイッチ可能であることが望ましい。
2.本実施形態の回路装置
図2及び図3は、本実施形態の回路装置10の構成例である。図2及び図3において、制御回路150内に示す点線は、ポート間の接続状態を模式的に示すものである。
回路装置10は、USB通信におけるデータ転送を制御するハブである。回路装置10は、ホスト260に接続されるアップストリームポート101と、ホスト260に接続されるダウンストリームポート102と、第1〜第4ポートであるポート111〜114と、データ転送制御及びポート制御を行う制御回路150と、を含む。
アップストリームポート101は、USB規格のバスによりホスト260のホストポートに接続される。ダウンストリームポート102は、USB規格のバスによりホスト260のデバイスポートに接続される。なお、ホスト260は、ロールスイッチ可能なポートを有してもよく、そのポートにダウンストリームポート102が接続されてもよい。このとき、ロールスイッチ可能なポートは、デバイスポートとして動作する。
ポート111には、USB規格のバスにより端末装置PD1を接続できる。同様に、ポート112〜114には、それぞれ、USB規格のバスにより端末装置PD2〜PD4を接続できる。ポート111〜114は、ダウンストリーム側ポートとしての動作とアップストリーム側ポートとしての動作を切り替え可能なポートである。以下、この切り替えについてもロールスイッチと呼ぶ。ポート111〜114は、任意の1つのポートがアップストリーム側ポートとして動作可能であり、残りの3つのポートはダウンストリーム側ポートとして動作する。即ち、端末装置PD1〜PD4のいずれか1つがロールスイッチによりホストになるとき、その端末装置が接続されたポートがアップストリーム側ポートとなる。
アップストリームポート101、及びダウンストリームポート102、ポート111〜114の各ポートは、物理層回路を含む。物理層回路は、USB規格のバスを構成する第1信号線及び第2信号線に接続される。以下、第1信号線をDPと呼び、第2信号線をDMと呼ぶ。例えば、物理層回路は、DPをプルアップするためのプルアップ抵抗と、HSモードの送信回路と、HSモードの受信回路と、LSモード及びFSモードの送信回路と、LSモード及びFSモードの受信回路と、スケルチ検出回路と、切断検出回路と、を含む。また各ポートは、データ転送処理を行うためのロジック回路を含むことができる。このロジック回路の詳細については後述するが、例えば、ロジック回路は、パラレルシリアル変換回路とエラスティシティーバッファーとHSリピーターとを含む。なお、このロジック回路は制御回路150に包含されてもよい。
図2に示すように、制御回路150は、第1モードにおいて、ポート111〜114をダウンストリーム側のポートに設定し、アップストリームポート101とポート111〜114との間のデータ転送を制御する。即ち、第1モードは、ポート111〜114の全てをハブのダウンストリーム側ポートとして動作させるモードである。ポート111〜114に接続された端末装置PD1〜PD4はデバイスとして動作し、回路装置10は、ホスト260のホストポートと端末装置PD1〜PD4との間のデータ転送を制御する。
図3に示すように、制御回路150は、第2モードにおいて、ポート111をアップストリーム側のポートに設定し、ポート111とダウンストリームポート102との間のデータ転送を制御する。このとき、制御回路150は、ポート112〜114をダウンストリーム側のポートに設定し、アップストリームポート101とポート112〜114との間のデータ転送を制御する。即ち、第2モードは、ポート111をアップストリーム側ポートにロールスイッチさせると共に、残りのポート112〜114をハブのダウンストリーム側ポートとして動作させるモードである。ポート111に接続された端末装置PD1はホストとして動作する。回路装置10は、ホスト260のデバイスポートと端末装置PD1との間のデータ転送と、ホスト260のホストポートと端末装置PD2〜PD4との間のデータ転送と、を制御する。
同様に、制御回路150は、第3モードにおいて、ポート112をアップストリーム側のポートに設定し、ポート112とダウンストリームポート102との間のデータ転送を制御する。また同様に、制御回路150は、第4モードにおいてポート113をアップストリーム側のポートに設定し、ポート113とダウンストリームポート102との間のデータ転送を制御する。また同様に、制御回路150は、第5モードにおいてポート114をアップストリーム側のポートに設定し、ポート114とダウンストリームポート102との間のデータ転送を制御する。
制御回路150は、ロジック回路であり、例えば自動配置配線により構成されたゲートアレイ回路などである。制御回路150は、ハブロジック回路、HSリピーターパス回路、バスモニター回路を含む。制御回路150は、ホスト260からアップストリームポート101を介して受信したコマンドに基づいて、モード切り替えを行う。また制御回路150は、モード切り替えにおいてバスモニター回路によりモニターしたバス状態に基づいて、パスの切り替え及びポートのロールスイッチなどを行う。制御回路150の詳細については後述する。
なお、以上では、回路装置10が、端末装置PD1〜PD4が接続される4つのポート111〜114を含む場合を例に説明したが、回路装置10が含むポートの数はこれに限定されない。回路装置10は、少なくとも第1ポートであるポート111及び第2ポートであるポート112を含んでいればよい。
以上の本実施形態によれば、端末装置のロールスイッチに対応したハブを実現できる。即ち、第2モードにおいてポート111がアップストリーム側ポートにロールスイッチすることで、ホストとして動作する端末装置PD1と、ホスト260のデバイスポートとの間でデータ転送を行うことができる。
また本実施形態によれば、第3〜第5モードにおいて、それぞれポート112〜114がアップストリーム側ポートにロールスイッチする。これにより、ポート111〜114のうち任意のポートに接続した端末装置をホストにロールスイッチさせることが可能となり、そのホストとして動作する端末装置と、ホスト260のデバイスポートとの間でデータ転送を行うことができる。
また本実施形態によれば、ポート111〜114のいずれかをアップストリーム側ポートにロールスイッチさせ、そのポートとダウンストリームポート102との間でデータ転送を行うので、回路装置10を一般的なSoCに接続できる。即ち、上述した特許文献1では、ホストと端末装置がマルチホストエンドポイントリフレクターを介して通信するため特殊なUSBクラスをSoCにサポートさせる必要があった。一方、本実施形態では、ホスト260のデバイスポートとダウンストリームポート102が接続され、端末装置と、アップストリーム側ポートにロールスイッチしたポートとが接続され、そのポートとダウンストリームポート102との間のデータ転送が制御回路150により制御される。これにより、一般的なSoCをホスト260として用いることが可能となる。
図4に、本実施形態の回路装置10を含む電子機器275の一例を示す。メインコントローラー200のホストポートにはハブ215のアップストリームポートが接続され、ハブ215が有する複数のダウンストリームポートのうち1つが回路装置10のアップストリームポート101に接続される。回路装置10のダウンストリームポート102はメインコントローラー200のデバイスポートに接続される。即ち、図4の例では、メインコントローラー200が図2及び図3のホスト260に対応し、メインコントローラー200のホストポートと回路装置10のアップストリームポート101とがハブ215を介して接続されている。なお、メインコントローラー200及びハブ215が図2及び図3のホスト260に対応するとみなしてもよい。この場合、回路装置10のアップストリームポート101に接続されるハブ215のダウンストリームポートが、ホスト260のホストポートに対応する。
回路装置10のポート111はケーブル234によりUSBレセプタクル231に接続される。同様に、回路装置10のポート112、113はケーブル235、236によりUSBレセプタクル232、233に接続される。USBレセプタクル231〜233には携帯型端末装置251〜253が接続可能である。図4の例では、携帯型端末装置251〜253の任意の1つがホストにロールスイッチ可能である。例えば携帯型端末装置252がホストにロールスイッチしたとき、回路装置10のポート112がアップストリーム側ポートにロールスイッチし、回路装置10はメインコントローラー200のデバイスポートと携帯型端末装置252との間のデータ転送を行う。このように、本実施形態の回路装置10を用いることで、複数のUSBレセプタクル231〜233のうち任意のレセプタクルに接続された携帯型端末装置をホストにロールスイッチさせることが可能となる。
また、ロールスイッチせずデバイスのままの携帯型端末装置に対して、回路装置10はハブとしての動作を維持できる。例えば、携帯型端末装置252がホストにロールスイッチしたとき、回路装置10のポート111、113はダウンストリーム側ポートに維持され、回路装置10はメインコントローラー200のホストポートと携帯型端末装置251、253との間のデータ転送を行う。
例えば、電子機器275が車載機器である場合、USBレセプタクル231〜233を運転席及び助手席、後部座席などに設けることが可能である。そして、任意のUSBレセプタクルにロールスイッチ可能な携帯型端末装置を接続し、その携帯型端末装置がホストとして車載機器を制御できるようになる。このとき、残りのUSBレセプタクルには、デバイスとしての携帯型端末装置を接続できる。また、後部座席などに設けたUSBレセプタクルと、メインコントローラー200が実装される基板との間の距離が長くなるため、通信品質の低下が想定される。この点、本実施形態によれば、USBレセプタクルとメインコントローラー200の間に回路装置10が挿入されることで、通信品質を向上できる。即ち、ケーブルにより伝送された信号のアイパターンなどが劣化した場合であっても、回路装置10がリピート処理におけるパケットの再同期化を行うことで、高品質な信号に再生することができる。
3.第1の詳細な構成例
図5は、回路装置10の第1の詳細な構成例である。回路装置10は、アップストリームポート101と、ダウンストリームポート102と、制御回路150と、第1〜第4バススイッチ回路であるバススイッチ回路SW1〜SW4と、第1〜第4ポートであるポート111〜114とを含む。
アップストリームポート101は、バスBU1の一端に接続される物理層回路と、ロジック回路MTMU1と、を有する。バスBU1の他端にホスト260のホストポートが接続される。ダウンストリームポート102は、バスBU2の一端に接続される物理層回路と、ロジック回路MTMU2と、を有する。バスBU2の他端にホスト260のデバイスポートが接続される。ポート111〜114は、バスBD1〜BD4の一端に接続される物理層回路と、ロジック回路MTMD1〜MTD4と、を有する。バスBD1〜BD4の他端には、例えばUSBレセプタクル等を介して端末装置PD1〜PD4が接続可能である。
制御回路150は、ハブロジック回路151とHSリピーターパス回路152とバスモニター回路153とレジスター154とを含む。
ハブロジック回路151は、アップストリームポート101とポート111〜114との間のデータ転送を制御する。またハブロジック回路151は、バスモニター回路153と共に第1モードと第2〜第5モードとの間のロールスイッチを制御する。ハブロジック回路151は、FSモードにおいて転送データをリピートするFSリピーターFSRと、データ転送レートの変換を行うトランザクショントランスレーターTTとを含む。トランザクショントランスレーターTTは、アップストリームポート101にHSモードのホストが接続され、ポート111〜114にFSモードのデバイスが接続された場合に、HSモードとFSモードとの間のデータ転送レートの変換を行う。またハブロジック回路151は、データ転送におけるステート制御を行うハブステートマシン回路と、回路装置10の各部を制御するハブコントローラーとを含むことができる。
HSリピーターパス回路152は、第1〜第5モードにおいて、HSモードのデータ転送を行う際のポート間接続を行う。またHSリピーターパス回路152は、アップストリームポート101から、ポート111〜114のうちダウンストリーム側ポートに設定されたポートへパケットをブロードキャストする際に遅延調整を行う。HSリピーターパス回路152は、遅延調整回路を含む。例えば、遅延調整回路は、第1モードにおいて、アップストリームポート101から、ポート111〜114の各ポートへのパケット転送の遅延時間が同じになるように、構成されている。
バススイッチ回路SW1はバスBU2とバスBD1とを電気的に接続又は非接続にする。バススイッチ回路SW1の一端はバスBU2に接続され、他端はバスBD1に接続される。同様に、バススイッチ回路SW2〜SW4はバスBU2とバスBD2〜BD4とを電気的に接続又は非接続にする。バススイッチ回路SW2〜SW4の一端はバスBU2に接続され、他端はバスBD2〜BD4に接続される。バススイッチ回路SW1〜SW4は、トランジスターで構成されたスイッチ回路であり、例えばトランスファーゲートである。
バスモニター回路153は、バスBU1、BU2、BD1〜BD4のモニター動作を行う。例えば物理層回路からの信号に基づいて、バスBU1、BU2、BD1〜BD4の状態を監視するモニター動作を行う。そしてバスモニター回路153は、モニター結果に基づいて、バススイッチ回路SW1〜SW4をオン又はオフにする。またバスモニター回路153は、モニター結果に基づいてイネーブル信号EN2をHSリピーターパス回路152に出力することで、HSリピーターパス回路152によるポート間接続を切り替える。
レジスター154は、回路装置10の動作を設定する設定データ、及びホスト260からのコマンドに基づく設定データなどを記憶する。例えば、レジスター154は、第1〜第5モードを指定する設定データを記憶する。具体的には、ホスト260がアップストリームポート101を介してコマンドを送信する。制御回路150のハブロジック回路151は、受信したコマンドに対応する設定データをレジスター154へ書き込む。ハブロジック回路151は、レジスター154に書き込まれた設定データに基づいて、イネーブル信号EN1をHSリピーターパス回路152へ出力することで、ポート間接続を制御する。イネーブル信号EN1は、ポート111〜114のいずれをダウンストリーム側ポートにロールスイッチさせるかを指定する信号である。即ち、第2〜第5モードにおいて、イネーブル信号EN1によって指定されたポートが、ダウンストリームポート102に接続される。第1〜第5モードを指定するコマンドは、例えばホストが発行するセットポートフィーチャーリクエストである。このコマンドの詳細については後述する。
以下、図5の回路装置10が行うロールスイッチの動作手順を説明する。以下では、ポート111がロールスイッチする場合、即ち第1モードと第2モードとの間の切り替えを例に説明する。なお、ポート112〜114がロールスイッチする場合についても、動作手順は同様である。
図6に、ポート111に接続された端末装置PD1がデバイスからホストにロールスイッチする際の、回路装置10の動作手順を示す。
ステップS1に示すように、回路装置10は第1モードで動作している。第1モードにおいて、HSリピーターパス回路152はアップストリームポート101とポート111〜114との間を接続している。回路装置10は、アップストリームポート101に接続されたホスト260と、ダウンストリーム側ポートであるポート111に接続された端末装置PD1との間のデータ転送を行う。また回路装置10は、アップストリームポート101に接続されたホスト260と、ダウンストリーム側ポートであるポート112〜114に接続された端末装置PD2〜PD4との間のデータ転送を行う。即ち、第1モードにおいて、回路装置10は、端末装置PD1〜PD4に対して通常のハブとして機能する。
このとき、ホスト260と端末装置PD1との間で、ロールスイッチ実行の取り決めを行う。例えば、ホスト260が端末装置PD1に対して、ホストへのロールスイッチを指示するコマンドを送信する。或いは、端末装置PD1がホスト260に対して、ホストへのロールスイッチを通知するコマンドを送信する。
次に、ホスト260は、ロールスイッチ実行を指示するコマンドを回路装置10へ送信する。ステップS2に示すように、ハブロジック回路151は、アップストリームポート101を介してコマンドを受信する。
次に、ステップS3に示すように、バスモニター回路153は、コマンドにより指定されたポート111のバススイッチ回路SW1をオンにする。これにより、ポート111とダウンストリームポート102とがバススイッチ回路SW1を介して接続される。具体的には、端末装置PD1及びポート111が接続されるバスBD1と、ホスト260及びダウンストリームポート102が接続されるバスBU2とが、バススイッチ回路SW1を介して接続される。このとき、ハブロジック回路151は、ポート111をディセーブルにすると共に、アップストリームポート101からポート111へのHSパケットリピートを停止する。
バスモニター回路153がバススイッチ回路SW1をオンするタイミングは、例えば以下の第1例及び第2例が考えられる。
第1例では、バスモニター回路153は、ポート111においてデバイス切断が検出されたタイミングで、バススイッチ回路SW1をオンにする。具体的には、ポート111の物理層回路が切断検出回路を含む。端末装置PD1がデバイス切断においてターミネーションをオフし、切断検出回路は、SOFパケットの振幅増加を検出することでデバイス切断を検出する。バスモニター回路153は、切断検出回路の検出結果に基づいてバススイッチ回路SW1をオンにする。
第2例では、バスモニター回路153は、アップストリームポート101からポート111へリピートされた第1SOFパケットと第2SOFパケットとの間のタイミングで、バススイッチ回路SW1をオンにする。即ち、ホスト260は端末装置PD1へ定期的にSOFパケットを送信しており、そのSOFパケットはアップストリームポート101からHSリピーターパス回路152を介してポート111へリピートされている。バスモニター回路153は、バスBD1をモニターすることで、ポート111におけるSOFパケットを検出し、バスBD1にSOFパケットが存在しない期間においてバススイッチ回路SW1をオンにする。バススイッチ回路SW1を切り替えたタイミングの直前のSOFパケットが第1SOFパケットであり、第1SOFパケットの次のSOFパケットが第2SOFパケットである。
以上のようにして、バススイッチ回路SW1を介して、ホスト260のデバイスポートと、ホストとして動作する端末装置PD1とが接続される。この後、ホスト260のデバイスポートと端末装置PD1との間で接続処理及びリセット処理が行われる。具体的には、ホスト260のデバイスポートがバスBU2のDPをプルアップする。端末装置PD1は、バススイッチ回路SW1を介してDPプルアップを検出した後、バスリセット処理を実行する。
次に、ステップS4に示すように、バスモニター回路153は、バスBU2及びバスBD1のバス状態をモニターし、バスリセット処理が終了したか否かを判断する。バスモニター回路153は、バスリセット処理が終了したと判断したとき、バススイッチ回路SW1をオフにする。
またステップS6に示すように、バスモニター回路153は、バスリセット処理が終了したと判断したとき、HSリピーターパス回路152によるポート接続を切り替える。具体的には、バスモニター回路153は、ダウンストリームポート102とポート111とがHSリピーターパス回路152を介して接続されるパスに切り替える。
ステップS7に示すように、以上の動作手順により第1モードから第2モードに切り替わる。第2モードにおいて、回路装置10は、アップストリーム側ポートであるポート111に接続された端末装置PD1と、ダウンストリームポート102に接続されたホスト260との間のデータ転送を行う。また回路装置10は、アップストリームポート101に接続されたホスト260と、ダウンストリーム側ポートであるポート112〜114に接続された端末装置PD2〜PD4との間のデータ転送を行う。即ち、第2モードにおいて、回路装置10は、端末装置PD2〜PD4に対しては通常のハブとしての機能を維持する。
図7に、ポート111に接続された端末装置PD1がロールスイッチを終了する際の、回路装置10の動作手順を示す。
ステップS11に示すように、回路装置10は第2モードで動作している。ステップS12に示すように、バスモニター回路153は、バスBD1においてサスペンド又は切断が行われたかを判断する。具体的には、端末装置PD1がホストからデバイスに切り替わる際に、端末装置PD1がバスBD1をサスペンド又は切断する。バスモニター回路153は、そのサスペンド又は切断を検出する。
ステップS13に示すように、バスモニター回路153は、バスBD1においてサスペンド又は切断が行われたと判断したとき、バススイッチ回路SW1をオンにする。ホスト260のデバイスポートは、バススイッチ回路SW1を介してバスBD1のサスペンド又は切断を検出する。ホスト260は、バスBD1のサスペンド又は切断を検出したとき、ロールスイッチ終了を指示するコマンドを回路装置10へ送信する。
なお、ステップS12及びS13において、バスモニター回路153がバスBD1の切断を検出したとき、ダウンストリームポート102のHSターミネーションを一定期間オフさせてもよい。ホスト260のデバイスポートは、ダウンストリームポート102のHSターミネーションがオフであることを検出することで、バスBD1の切断を検出してもよい。
ステップS14に示すように、ハブロジック回路151は、ホスト260からアップストリームポート101を介してコマンドを受信する。
次に、ステップS15に示すように、ハブロジック回路151によるポート接続を切り替える。具体的には、ハブロジック回路151は、コマンドにより指定されたポート111と、アップストリームポート101とを、ハブロジック回路151を介して接続させる。更にバススイッチ回路SW1をオフする。
ホスト260のホストポートが、ハブロジック回路151を介して端末装置PD1のデバイス接続を検出したとき、ホスト260がハブロジック回路151を介して、ポートリセットを実行する。そしてホスト260は、ホストポートと、デバイスとして動作する端末装置PD1との間を再接続する。
ステップS17に示すように、以上の動作手順により第2モードから第1モードに切り替わる。
4.コマンドの例
図8を用いて、ロールスイッチを指示するコマンドについて説明する。なお図8において「HUB」は本実施形態の回路装置10を意味する。
図8に示すように、ホスト260は、回路装置10に対してコントロール転送を実行することで、回路装置10に対してロールスイッチの開始又は終了を指示する。コントロール転送は、セットアップトランザクションとイントランザクションで構成される。
セットアップトランザクションにおいて、ホスト260は回路装置10に対してセットアップトークンパケットを送信する。次に、ホスト260は回路装置10に対してセットポートフィーチャーリクエストのデータパケットを送信する。これらのパケットは、回路装置10のアップストリームポート101を介してハブロジック回路151により受信される。次に、回路装置10のハブロジック回路151は、アップストリームポート101を介してホスト260へACKパケットを送信する。
ホスト260は、セットポートフィーチャーリクエストのデータパケットにおいて、wValue及びwIndex/Portを設定する。
ロールスイッチ開始を意味する数値がwValueに設定された場合、セットポートフィーチャーリクエストは、ロールスイッチ開始を指示するコマンドとなる。ロールスイッチ開始とは、ポート111〜114のいずれかをダウンストリーム側ポートからアップストリーム側ポートへ切り替えることである。ロールスイッチ終了を意味する数値がwValueに設定された場合、セットポートフィーチャーリクエストは、ロールスイッチ終了を指示するコマンドとなる。ロールスイッチ終了とは、アップストリーム側ポートに切り替わったポートを、ダウンストリーム側ポートに戻すことである。なお、ロールスイッチ開始を意味する数値、及びロールスイッチ終了を意味する数値は、ホスト260及び回路装置10において予め共通に定義されている。
wIndex/Portには、ロールスイッチさせるポートが指定される。即ち、ポート111〜114のいずれかが指定される。wIndex/Portにポート111が指定された場合、セットポートフィーチャーリクエストは、ポート111をロールスイッチさせる第1コマンドとなる。同様に、wIndex/Portにポート112〜114が指定された場合、セットポートフィーチャーリクエストは、ポート112〜114をロールスイッチさせる第2〜第4コマンドとなる。
ホスト260は、セットアップトランザクションにおけるACKパケットを検出した後、イントランザクションを実行する。イントランザクションにおいて、ホスト260は、イントークンパケットを回路装置10へ送信する。このパケットは、回路装置10のアップストリームポート101を介してハブロジック回路151により受信される。次に、回路装置10のハブロジック回路151は、アップストリームポート101を介してホスト260へデータパケットを送信する。ホスト260は、データパケットを検出するとACKパケットを回路装置10へ送信する。
以上の手順によって、ホスト260がセットポートフィーチャーリクエストをコマンドとして回路装置10へ送信することで、ホスト260が回路装置10に対してロールスイッチを指示する。
5.ポートのロジック回路、及びHSリピーターパス回路
図9、図10にポートのロジック回路の詳細な構成例を示す。アップストリームポートUSPは、アップストリームポート101、又はポート111〜114のうちアップストリーム側ポートに設定されたポートである。またダウンストリームポートDSPは、ダウンストリームポート102、又はポート111〜114のうちダウンストリーム側ポートに設定されたポートである。例えば、第1モードにおいて、アップストリームポートUSPはアップストリームポート101であり、ダウンストリームポートDSPはポート111〜114のいずれかである。また例えば、第2モードにおいて、アップストリームポートUSPはポート111であり、ダウンストリームポートDSPはダウンストリームポート102である。
図9、図10に示すように、アップストリームポートUSPは物理層回路PHUPとロジック回路MTUPとを含む。ロジック回路MTUPは、DLL回路DLL1とエラスティシティーバッファーEBF1とHSリピーターHSR1とパラレルシリアル変換回路P2S1とを含む。ダウンストリームポートDSPは物理層回路PHDNとロジック回路MTDNとを含む。ロジック回路MTDNは、DLL回路DLL2とエラスティシティーバッファーEBF2とHSリピーターHSR2とパラレルシリアル変換回路P2S2とを含む。
図9には、アップストリーム側からダウンストリーム側へパケット転送する場合の経路を示す。
アップストリームポートUSPの物理層回路PHUPは、受信したシリアル信号をロジック回路MTUPのDLL回路DLL1へ出力する。DLL回路DLL1は、シリアル信号を回路装置10内部のクロック信号で再同期化すると共に、シリアル信号をパラレル信号に変換する。エラスティシティーバッファーEBF1は、DLL回路DLL1からのパラレル信号をバッファリングする。HSリピーターHSR1は、バッファリングされたパラレル信号をHSリピーターパス回路152へリピートする。HSリピーターパス回路152は、HSリピーターHSR1からのパラレル信号をダウンストリームポートDSPへ出力する。
ロジック回路MTDNのパラレルシリアル変換回路P2S2は、HSリピーターパス回路152からのパラレル信号をシリアル信号へ変換する。物理層回路PHDNは、パラレルシリアル変換回路P2S2からのシリアル信号を送信する。
図10には、ダウンストリーム側からアップストリーム側へパケット転送する場合の経路を示す。
ダウンストリームポートDSPの物理層回路PHDNは、受信したシリアル信号をロジック回路MTDNのDLL回路DLL2へ出力する。DLL回路DLL2は、シリアル信号を回路装置10内部のクロック信号で再同期化すると共に、シリアル信号をパラレル信号に変換する。エラスティシティーバッファーEBF2は、DLL回路DLL2からのパラレル信号をバッファリングする。HSリピーターHSR2は、バッファリングされたパラレル信号をHSリピーターパス回路152へリピートする。HSリピーターパス回路152は、HSリピーターHSR2からのパラレル信号をアップストリームポートUSPへ出力する。
ロジック回路MTUPのパラレルシリアル変換回路P2S1は、HSリピーターパス回路152からのパラレル信号をシリアル信号へ変換する。物理層回路PHUPは、パラレルシリアル変換回路P2S1からのシリアル信号を送信する。
図11、図12に、HSリピーターパス回路152の詳細な構成例を示す。HSリピーターパス回路152は、セレクターSEL1〜SEL4を含む。またHSリピーターパス回路152は、上述した遅延調整回路を更に含んでもよい。なお図11、図12において、セレクターSEL1〜SEL4内に示す点線は、ポート間の接続状態を模式的に示すものである。
セレクターSEL1は、ポート111とアップストリームポート101との間、又はポート111とダウンストリームポート102との間を接続する。同様に、セレクターSEL2〜SEL4は、ポート112〜114とアップストリームポート101との間、又はポート112〜114とダウンストリームポート102との間を接続する。セレクターSEL1〜SEL4は、ポート間を双方向に接続可能であり、例えばトランジスターで構成されたアナログスイッチ回路である。
図11には、第1モードにおけるポート間の接続状態を示す。第1モードにおいてセレクターSEL1〜SEL4は、アップストリームポート101とポート111〜114とを接続する。具体的には、セレクターSEL1〜SEL4にはイネーブル信号ENが入力される。イネーブル信号ENは、図5のイネーブル信号EN1及びEN2に基づく信号である。第1モードでは、バスモニター回路153は、非アクティブのイネーブル信号EN2を出力する。このとき、セレクターSEL1〜SEL4は、アップストリームポート101を選択する。
図12には、第2モードにおけるポート間の接続状態を示す。第2モードにおいてセレクターSEL1は、ダウンストリームポート102とポート111とを接続する。またSEL2〜SEL4は、アップストリームポート101とポート112〜114とを接続する。具体的には、第2モードでは、ハブロジック回路151は、ポート111を指定するイネーブル信号EN1を出力する。またバスモニター回路153は、アクティブのイネーブル信号EN2を出力する。このとき、セレクターSEL1は、ダウンストリームポート102を選択し、セレクターSEL2〜SEL4はアップストリームポート101を選択する。
同様に、第3〜第5モードでは、それぞれセレクターSEL2〜SEL4がダウンストリームポート102を選択する。以上のようにして、第1〜第5モードにおけるHSリピーターパスが切り替えられる。
6.第2の詳細な構成例
図13は、回路装置10の第2の詳細な構成例である。図13の構成を図5の構成と比べると、図13では、バススイッチ回路SW1〜SW4が省略されており、制御回路150がFSリピーターパス回路155を更に含む。なお、図5などで既に説明した構成要素には同一の符号を付し、その構成要素についての説明を適宜に省略する。
FSリピーターパス回路155は、図5におけるバススイッチ回路SW1〜SW4の機能を代替するものである。即ち、図5においてバススイッチ回路SW1がオンした状態は、図13においてFSリピーターパス回路155がダウンストリームポート102とポート111とを接続した状態に対応する。また図5においてバススイッチ回路SW1がオフした状態は、図13においてFSリピーターパス回路155がアップストリームポート101とポート111とを接続した状態に対応する。同様に、図5においてバススイッチ回路SW2〜SW4がオンした状態は、図13においてFSリピーターパス回路155がダウンストリームポート102とポート112〜114とを接続した状態に対応する。また図5においてバススイッチ回路SW2〜SW4がオフした状態は、図13においてFSリピーターパス回路155がアップストリームポート101とポート112〜114とを接続した状態に対応する。
FSリピーターパス回路155は、図11及び図12のHSリピーターパス回路152と同様な構成である。但し、FSリピーターパス回路155は、ハブロジック回路151のFSリピーターFSR及びトランザクショントランスレーターTTを介してアップストリームポート101に接続されている。またFSリピーターパス回路155は、イネーブル信号ENではなく、バスモニター回路153からの制御信号によりパス切り替えが制御されている。
また、図6及び図7に示すロールスイッチにおける動作手順についても、図13の回路装置10に適用できる。即ち、バススイッチ回路のオンオフを、上記のようにFSリピーターパス回路155のパス切り替えに読み替えればよい。
但し、図6のステップS3及びS4において、ホスト260及び端末装置PD1がロールスイッチした後のバスリセット処理が行われるが、このバスリセット処理はチャープなどを含む。このため、図13のFSリピーターパス回路155を用いる構成では、チャープなどを含むバスリセット処理を各ポートで行う必要がある。
図13では、バスモニター回路153はバスリセットコントロール機能を有する。具体的には、バスモニター回路153は、以下のようにダウンストリームポート102とポート111を制御することで、バスリセット処理を実行する。なお、ここでは第2モードへの切り替えを例に説明するが、第3〜第5モードへの切り替えにおいても同様の動作手順である。
図14に、バスリセット処理のタイミングチャートを示す。
ホスト260のデバイスポートは、ダウンストリームポート102に接続されるバスBU2のDPをプルアップする。
回路装置10のバスモニター回路153は、バスBU2のDPがプルアップされたことを検出した後、ポート111にDPプルアップを指示する。それを受けて、ポート111はバスBD1のDPをプルアップする。
端末装置PD1は、バスBD1のDPがプルアップされたことを検出した後、バスリセットを発行する。
バスモニター回路153は、端末装置PD1からのバスリセットを検出した後、ダウンストリームポート102にバスリセット発行を指示する。それを受けて、ダウンストリームポート102は、ホスト260へバスリセットを発行する。
ホスト260は、ダウンストリームポート102からのバスリセットを検出した後、デバイスポートからダウンストリームポート102へデバイスチャープKを発行する。
バスモニター回路153は、ダウンストリームポート102におけるデバイスチャープKを検出した後、ポート111にデバイスチャープK発行を指示する。それを受けて、ポート111は端末装置PD1へデバイスチャープKを発行する。
ホスト260が、デバイスチャープKを終了する。バスモニター回路153は、ダウンストリームポート102におけるデバイスチャープKの終了を検出した後、ポート111にデバイスチャープK終了を指示する。それを受けて、ポート111は端末装置PD1へのデバイスチャープKを終了する。
端末装置PD1は、ポート111へホストチャープKJを発行する。
バスモニター回路153は、ポート111におけるホストチャープKJを検出した後、ダウンストリームポート102にホストチャープKJ発行を指示する。それを受けて、ダウンストリームポート102は、ホスト260へホストチャープKJを発行する。
バスモニター回路153は、USB規格において決められたタイミングで、ポート111のHSターミネーションをオンする。
端末装置PD1は、ポート111へのホストチャープKJを終了する。
バスモニター回路153は、ダウンストリームポート102にホストチャープKJ終了を指示する。それを受けて、ダウンストリームポート102は、ホスト260へのホストチャープKJを終了する。以上によりバスリセット処理が終了する。
7.電子機器、移動体
図15に、本実施形態の回路装置10を含む電子機器300の構成例を示す。この電子機器300は、本実施形態の回路装置10と、処理装置であるメインコントローラー200を含む。回路装置10の第1〜第4ポートにはペリフェラルデバイス350が接続可能である。回路装置10のアップストリームポートはメインコントローラー200のホストポートに接続され、回路装置10のダウンストリームポートはメインコントローラー200のデバイスポートに接続される。
メインコントローラー200は、電子機器300の制御処理や、種々の信号処理等を行う。メインコントローラー200は、例えばMPU又はCPU等のプロセッサーにより実現できる。或いはメインコントローラー200をASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現してもよい。またメインコントローラー200を、複数のIC(Integrated Circuit)や回路部品が実装された回路基板により実現してもよい。ペリフェラルデバイス350としては、例えば携帯型端末装置などを想定できるが、これには限定されない。ペリフェラルデバイス350はウェアラブル機器などであってもよい。
電子機器300は、メモリー320、操作インターフェース330、通信インターフェース340を更に含むことができる。メモリー320は、例えば操作インターフェース330や通信インターフェース340からのデータを記憶したり、或いは、メインコントローラー200のワークメモリーとして機能する。メモリー320は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などの半導体メモリー、或いはハードディスクドライブ等の磁気記憶装置により実現できる。操作インターフェース330は、ユーザーからの種々の操作を受け付けるユーザーインターフェースである。例えば操作インターフェース330は、各種のボタンやタッチパネル等により実現できる。通信インターフェース340は、制御データや画像データなどの各種データの通信を行うインターフェースである。通信インターフェース340の通信処理は、有線の通信処理であってもよいし、無線の通信処理であってもよい。
電子機器300の具体例としては、カーナビゲーション機器や車載オーディオ機器やメーターパネルなどの車載機器、プロジェクター、ヘッドマウントディスプレイ、印刷装置、携帯情報端末、携帯型ゲーム端末、ロボット、或いは情報処理装置などの種々の電子機器がある。或いは電子機器300は、生体情報測定機器、距離、時間、流速又は流量等の物理量を計測する計測機器、基地局又はルーター等のネットワーク関連機器、コンテンツを配信するコンテンツ提供機器、或いはデジタルカメラ又はビデオカメラ等の映像機器などであってもよい。
図16に、本実施形態の回路装置10を含む移動体の構成例を示す。移動体は、例えばエンジンやモーター等の駆動機構、ハンドルや舵等の操舵機構、各種の電子機器を備えて、地上や空や海上を移動する機器又は装置である。本実施形態の移動体として、例えば、車、飛行機、バイク、船舶、或いはロボット等を想定できる。図16は移動体の具体例としての自動車206を概略的に示している。自動車206は、車体207や車輪209を有する。自動車206には、回路装置10を有する車載機器220と、自動車206の各部を制御する制御装置210が組み込まれている。制御装置210は例えばECU(Electronic Control Unit)などを含むことができる。本実施形態の回路装置10は制御装置210に設けられるものであってもよい。車載機器220は、例えばカーナビゲーション機器、車載オーディオ機器、或いはメーターパネル等のパネル機器である。回路装置10の第1〜第4ポートの各々にはケーブルハーネスの一端が接続され、ケーブルハーネスの他端はUSBレセプタクルに接続される。この複数のUSBレセプタクルは、例えば運転席及び助手席、後部座席などに配置される。
以上に説明したように本実施形態の回路装置は、ホストに接続されるアップストリームポートと、ホストに接続されるダウンストリームポートと、第1ポートと、第2ポートと、データ転送制御及びポート制御を行う制御回路と、を含む。制御回路は、第1モードにおいて、第1ポート及び第2ポートをダウンストリーム側のポートに設定し、アップストリームポートと第1ポート及び第2ポートとの間のデータ転送を制御する。制御回路は、第2モードにおいて、第1ポートをアップストリーム側のポートに設定し、第1ポートとダウンストリームポートとの間のデータ転送を制御する。
このようにすれば、端末装置のロールスイッチに対応したハブを実現できる。即ち、第2モードにおいて第1ポートがアップストリーム側ポートに設定されることで、ホストとして動作する端末装置と、ダウンストリームポートに接続されるホストのデバイスポートとの間でデータ転送を行うことができる。また、本実施形態によれば、ホストのデバイスポートとダウンストリームポートが接続され、端末装置と、アップストリーム側ポートに設定されたポートとが接続され、そのポートとダウンストリームポートとの間のデータ転送が制御回路により制御される。これにより、一般的なSoCをホストとして用いることが可能となる。
また本実施形態では、制御回路は、第3モードにおいて、第2ポートをアップストリーム側のポートに設定し、第2ポートとダウンストリームポートとの間のデータ転送を制御してもよい。
これにより、第1ポート及び第2ポートのいずれにおいても端末装置のロールスイッチに対応できる。即ち、第1ポートに接続された端末装置がロールスイッチする場合には、回路装置は第1モードから第2モードに切り替わればよく、第2ポートに接続された端末装置がロールスイッチする場合には、回路装置は第1モードから第3モードに切り替わればよい。
また本実施形態では、制御回路は、ホストからアップストリームポートを介して受信したコマンドに基づいて、第1モードから第2モードに切り替えてもよい。
このようにすれば、ホストから受信されたコマンドに基づいて第1モードから第2モードが切り替えられることで、第1ポートに接続された端末装置のロールスイッチに対応できる。
また本実施形態では、制御回路は、第1モードから第2モードへの切り替えを指示する第1コマンドをホストからアップストリームポートを介して受信した場合、第1モードから第2モードに切り替えてもよい。制御回路は、第1モードから第3モードへの切り替えを指示する第2コマンドをホストからアップストリームポートを介して受信した場合、第1モードから第3モードに切り替えてもよい。
このようにすれば、ホストから受信された第1コマンドに基づいて第1モードから第2モードが切り替えられることで、第1ポートに接続された端末装置のロールスイッチに対応できる。また、ホストから受信された第2コマンドに基づいて第1モードから第3モードが切り替えられることで、第2ポートに接続された端末装置のロールスイッチに対応できる。
また本実施形態では、制御回路は、第1モードから第2モードへの切り替えにおいて、ダウンストリームポートと第1ポートを制御することでバスリセット処理を実行してもよい。
ホストのデバイスポートが接続されるバスと、端末装置が接続されるバスとの間をバススイッチ回路で接続した場合、バススイッチ回路を介してホストと端末装置との間でバスリセット処理が実行される。本実施形態によれば、ダウンストリームポートと第1ポートが制御されることでバスリセット処理が実行されることで、バススイッチ回路を設けることなくバスリセット処理を実行できるようになる。これにより、バススイッチ回路を設けることなく端末装置のロールスイッチに対応できる。
また本実施形態では、制御回路は、ダウンストリームポートにおいてデバイスチャープが検出されたとき、第1ポートにデバイスチャープを発行させてもよい。そして制御回路は、第1ポートにデバイスチャープを発行させた後に、第1ポートにおいてホストチャープが検出されたとき、ダウンストリームポートにホストチャープを発行させてもよい。
このようにすれば、ホストと端末装置との間でやりとりされるチャープが、ダウンストリームポート及び第1ポートに中継される。これにより、ホストと端末装置を直接にバススイッチ回路により接続しなくても、バスリセット処理を実行できるようになる。
また本実施形態では、回路装置は、ダウンストリームポートと第1ポートを接続する第1バススイッチ回路を含んでもよい。制御回路は、第1モードから第2モードへの切り替えにおいて、第1バススイッチ回路をオンにした後、バスリセット終了を検出したときに第1バススイッチ回路をオフにしてもよい。
このように、回路装置は、ダウンストリームポートに接続されるバスと、第1ポートに接続されるバスとの間を接続する第1バススイッチ回路を含んでもよい。この場合、ホストのデバイスポートと、ホストにロールスイッチした端末装置との間で、第1バススイッチ回路を介してバスリセット処理が実行される。このようにバススイッチ回路を設ける手法によっても、端末装置のロールスイッチに対応できる。
また本実施形態では、制御回路は、第1モードから第2モードへの切り替えにおいて、第1ポートにおいてデバイス切断が検出されたタイミング、又はアップストリームポートから第1ポートへリピートされた第1SOFパケットと第2SOFパケットとの間のタイミングで、第1バススイッチ回路をオンにしてもよい。
これらのタイミングはバスに信号がないタイミングであるため、これらのタイミングにおいて第1バススイッチ回路をオンにできる。そして、第1バススイッチ回路をオンにすることで、上記のように、ロールスイッチ後のホストと端末装置との間でバスリセット処理を実行できるようになる。
また本実施形態では、制御回路は、第2モードにおいて、第2ポートをダウンストリーム側のポートに設定し、アップストリームポートと第2ポートとの間のデータ転送を制御してもよい。
このようにすれば、第1ポートに接続された端末装置のロールスイッチに対応できると共に、第2ポートは通常のハブにおけるダウンストリームポートとして機能させることができる。
また本実施形態の電子機器は、上記のいずれかに記載の回路装置を含む。
また本実施形態の移動体は、上記のいずれかに記載の回路装置を含む。
なお、上記のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また本実施形態及び変形例の全ての組み合わせも、本発明の範囲に含まれる。また回路装置、電子機器及び移動体等の構成及び動作等も、本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10…回路装置、101…アップストリームポート、102…ダウンストリームポート、111〜114…ポート、150…制御回路、151…ハブロジック回路、152…HSリピーターパス回路、153…バスモニター回路、154…レジスター、155…FSリピーターパス回路、200…メインコントローラー、206…自動車、207…車体、209…車輪、210…制御装置、220…車載機器、231〜233…USBレセプタクル、260…ホスト、275,300…電子機器、320…メモリー、330…操作インターフェース、340…通信インターフェース、350…ペリフェラルデバイス、BD1〜BD4,BU1,BU2…バス、PD1〜PD4…端末装置、SW1〜SW4…バススイッチ回路

Claims (11)

  1. ホストに接続されるアップストリームポートと、
    前記ホストに接続されるダウンストリームポートと、
    第1ポートと、
    第2ポートと、
    データ転送制御及びポート制御を行う制御回路と、
    を含み、
    前記制御回路は、
    第1モードにおいて、前記第1ポート及び前記第2ポートをダウンストリーム側のポートに設定し、前記アップストリームポートと前記第1ポート及び前記第2ポートとの間のデータ転送を制御し、
    第2モードにおいて、前記第1ポートをアップストリーム側のポートに設定し、前記第1ポートと前記ダウンストリームポートとの間のデータ転送を制御することを特徴とする回路装置。
  2. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    第3モードにおいて、前記第2ポートをアップストリーム側のポートに設定し、前記第2ポートと前記ダウンストリームポートとの間のデータ転送を制御することを特徴とする回路装置。
  3. 請求項1に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記ホストから前記アップストリームポートを介して受信したコマンドに基づいて、前記第1モードから前記第2モードに切り替えることを特徴とする回路装置。
  4. 請求項2に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記第1モードから前記第2モードへの切り替えを指示する第1コマンドを前記ホストから前記アップストリームポートを介して受信した場合、前記第1モードから前記第2モードに切り替え、
    前記第1モードから前記第3モードへの切り替えを指示する第2コマンドを前記ホストから前記アップストリームポートを介して受信した場合、前記第1モードから前記第3モードに切り替えることを特徴とする回路装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記第1モードから前記第2モードへの切り替えにおいて、前記ダウンストリームポートと前記第1ポートを制御することでバスリセット処理を実行することを特徴とする回路装置。
  6. 請求項5に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記ダウンストリームポートにおいてデバイスチャープが検出されたとき、前記第1ポートに前記デバイスチャープを発行させ、
    前記第1ポートに前記デバイスチャープを発行させた後に、前記第1ポートにおいてホストチャープが検出されたとき、前記ダウンストリームポートに前記ホストチャープを発行させることを特徴とする回路装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記ダウンストリームポートと前記第1ポートを接続する第1バススイッチ回路を含み、
    前記制御回路は、
    前記第1モードから前記第2モードへの切り替えにおいて、前記第1バススイッチ回路をオンにした後、バスリセット終了を検出したときに前記第1バススイッチ回路をオフにすることを特徴とする回路装置。
  8. 請求項7に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記第1モードから前記第2モードへの切り替えにおいて、前記第1ポートにおいてデバイス切断が検出されたタイミング、又は前記アップストリームポートから前記第1ポートへリピートされた第1SOFパケットと第2SOFパケットとの間のタイミングで、前記第1バススイッチ回路をオンにすることを特徴とする回路装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の回路装置において、
    前記制御回路は、
    前記第2モードにおいて、前記第2ポートをダウンストリーム側のポートに設定し、前記アップストリームポートと前記第2ポートとの間のデータ転送を制御することを特徴とする回路装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回路装置を含むことを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1乃至9のいずれか一項に記載の回路装置を含むことを特徴とする移動体。
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