JP2020051805A - X線可動絞りおよびx線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】機構の簡素化および小型化を図るとともに、姿勢変化があっても開閉範囲のずれが少ないX線可動絞りおよびX線照射装置を提供すること。【解決手段】本発明の一態様は、X線照射範囲を所定の軸方向に調整する可動制限機構を備えたX線可動絞りである。このX線可動絞りにおいて、可動制限機構は、前記軸方向に互いに接近および離反する第1可動制限羽根および第2可動制限羽根と、中央部を回転中心として揺動可能に設けられた揺動アームと、揺動アームの一端側と、第1可動制限羽根との間に接続された第1リンク部と、揺動アームの他端側と、第2可動制限羽根との間に接続された第2リンク部と、を備える。この揺動アームの揺動によって第1リンク部および前記第2リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、第1可動制限羽根および第2可動制限羽根の前記軸方向への接近および離反を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、X線照射範囲を調整するためのX線可動絞りおよびそのX線可動絞りを用いたX線照射装置に関する。
X線撮影装置によってX線撮影を実行する際、患者に対して過度のX線被ばくを与えないようにするために、X線可動絞りを用いたX線照射範囲の調整が行われる。従来のX線可動絞りとして、例えば特許文献1には、X線照射範囲を調整するための可動制限羽根と、可動制限羽根で制限されたX線照射範囲を照光するための照光器とを備えた構成が開示されている。
このX線可動絞りにおいて、可動制限羽根は、X線照射範囲を互いに直交するx方向およびy方向に調整するために、x方向に移動する第一の可動制限羽根と、y方向に移動する第二の可動制限羽根とを備えている。さらに、第一の可動制限羽根を動作させる第一の回転軸と、第二の可動制限羽根を動作させる第二の回転軸とを備えている。第一の回転軸および第二の回転軸におけるそれぞれの先端には操作ツマミが取り付けられている。
また、特許文献2〜5には、X線照射範囲をx方向およびy方向に調整するため、x方向およびy方向のそれぞれに可動制限羽根を平行移動させるX線可動絞りが開示されている。
特開2009−018208号公報 特開平07−148159号公報 特開2008−114083号公報 特開2002−139597号公報 特開2003−225235号公報
X線可動絞りにおいて、可動制限羽根が円弧上に可動する構成では、可動制限羽根の可動範囲が横方向(x方向またはy方向)のみならず高さ方向にも影響する。また、可動制限羽根の開閉範囲を広くとりたい場合、円弧を大きくする必要があり、装置全体の高さや幅が大きくなってしまう。しかも、回転軸から離れた位置に鉛を含む可動制限羽根が設けられていると、大きな回転トルクが必要になるとともに、X線可動絞りの姿勢が変化した場合に可動制限羽根の自重によって開口範囲がずれやすくなる。
この点、可動制限羽根がx方向およびy方向に平行移動する機構では、上記のような問題は発生しにくい。しかし、x方向2枚、y方向2枚の合計4枚の可動制限羽根をベルトによって独立して駆動する構成では、可動制限羽根の位置を保持するために高トルクのモータが必要になる。例えば、X線可動絞りが傾斜した場合でも可動制限羽根の自重に対抗できるモータトルクが必要になる。また、ベルトによって駆動力を伝達する構成では、ベルトの弾性によって可動制限羽根の位置制御の直線性を得にくい。
また、ラックおよびピニオンを利用して2枚の可動制限羽根を連動させる構成では、歯車のバックラッシュがそれぞれの可動制限羽根の位置ずれに影響を及ぼす。
駆動系においてモータから可動制限羽根までの間に数多くの動力伝達機構が介在すると、モータの回転数と可動制限羽根による開口範囲の変化との直線性の悪化を招きやすく、開口範囲の調整が難しくなる。
本発明は、機構の簡素化および小型化を図るとともに、姿勢変化があっても開閉範囲のずれが少ないX線可動絞りおよびX線照射装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、X線照射範囲を所定の軸方向に調整する可動制限機構を備えたX線可動絞りである。このX線可動絞りにおいて、可動制限機構は、前記軸方向に移動可能な可動制限羽根と、中央部を回転中心として揺動可能に設けられた揺動アームと、揺動アームの一端側と、可動制限羽根との間に接続されたリンク部と、揺動アームの他端側に設けられたカウンタウェイトと、を備える。
このような構成によれば、揺動アームの揺動によって可動制限羽根およびカウンタウェイトが軸方向に互いに逆方向に動作する。この際、揺動アームの一端側および他端側に加わる力を互いに相殺することができ、可動制限羽根の動作において自重の影響を受けにくくなる。
また、本発明の他の一態様は、X線照射範囲を所定の軸方向に調整する可動制限機構を備えたX線可動絞りである。このX線可動絞りにおいて、可動制限機構は、前記軸方向に互いに接近および離反する第1可動制限羽根および第2可動制限羽根と、中央部を回転中心として揺動可能に設けられた揺動アームと、揺動アームの一端側と、第1可動制限羽根との間に接続された第1リンク部と、揺動アームの他端側と、第2可動制限羽根との間に接続された第2リンク部と、を備える。この揺動アームの揺動によって第1リンク部および第2リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、第1可動制限羽根および第2可動制限羽根の前記軸方向への接近および離反を行う。
このような構成によれば、揺動アームを揺動させることで、第1可動制限羽根および第2可動制限羽根の2つの可動制限羽根を連動させ、互いに逆方向へ平行移動できるようになる。このため、揺動アームの角度を設定するだけで2つの可動制限羽根による開口範囲を正確に調整できる。
上記X線可動絞りにおいて、揺動アームの一端側に加わるモーメントは、揺動アームの他端側に加わるモーメントと実質的に等しいことが好ましい。これにより、揺動アームの揺動によって第1可動制限羽根および第2可動制限羽根が軸方向に互いに接近および離反する動作において、揺動アームの一端側および他端側に加わる力がバランスすることになる。
本発明の他の一態様は、X線照射範囲を互いに直交するx軸方向およびy軸方向に調整するために、x軸可動制限機構およびy軸可動制限機構を備えたX線可動絞りである。
上記X線可動絞りにおいて、x軸可動制限機構は、x軸方向に互いに接近および離反する第1x軸可動制限羽根および第2x軸可動制限羽根と、中央部を回転中心として揺動可能に設けられたx軸揺動アームと、x軸揺動アームの一端側と、第1x軸可動制限羽根との間に接続された第1x軸リンク部と、x軸揺動アームの他端側と、第2x軸可動制限羽根との間に接続された第2x軸リンク部と、を備える。
このx軸揺動アームの揺動によって第1x軸リンク部および第2x軸リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、第1x軸可動制限羽根および第2x軸可動制限羽根のx軸方向への接近および離反を行う。
さらに、上記X線可動絞りにおいて、y軸可動制限機構は、y軸方向に互いに接近および離反する第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根と、中央部を回転中心として揺動可能に設けられたy軸揺動アームと、y軸揺動アームの一端側と、第1y軸可動制限羽根との間に接続された第1y軸リンク部と、y軸揺動アームの他端側と、第2y軸可動制限羽根との間に接続された第2y軸リンク部と、を備える。
このy軸揺動アームの揺動によって第1y軸リンク部および第2y軸リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根のy軸方向への接近および離反を行う。
このような構成によれば、x軸揺動アームを揺動させることで、第1x軸可動制限羽根および第2x軸可動制限羽根の2つのx軸可動制限羽根を連動させ、互いにx軸に沿った逆方向へ平行移動できるようになる。また、y軸揺動アームを揺動させることで、第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根の2つのy軸可動制限羽根を連動させ、互いにy軸に沿った逆方向へ平行移動できるようになる。このため、x軸揺動アームおよびy軸揺動アームの角度を設定するだけで4つの可動制限羽根による開口範囲を正確に調整できる。
上記X線可動絞りにおいて、x軸揺動アームの一端側に加わるモーメントは、x軸揺動アームの他端側に加わるモーメントと実質的に等しく、y軸揺動アームの一端側に加わるモーメントは、y軸揺動アームの他端側に加わるモーメントと実質的に等しいことが好ましい。
これにより、x軸揺動アームの揺動によって第1x軸可動制限羽根および第2x軸可動制限羽根がx軸方向に互いに接近および離反する動作において、x軸揺動アームの一端側および他端側に加わる力がバランスすることになる。また、y軸揺動アームの揺動によって第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根がy軸方向に互いに接近および離反する動作において、y軸揺動アームの一端側および他端側に加わる力がバランスすることになる。
上記X線可動絞りにおいて、x軸可動制限機構およびy軸可動制限機構を支持する支持板と、この支持板と、第1x軸可動制限羽根、第2x軸可動制限羽根、第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根によって構成されるX線調整開口と、の間に設けられたX線漏洩防止筒と、をさらに備えていてもよい。これにより、装置内部である支持板とX線調整開口との間にX線漏洩防止筒が設けられ、効果的にX線の漏洩や不要な反射を防止できる。
本発明の他の一態様は、対象物にX線を照射するX線照射装置であって、X線を発生するX線発生部と、X線発生部から発生するX線のX線照射範囲を調整する上記X線可動絞りと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、機構の簡素化および小型化を図るとともに、姿勢変化があっても開閉範囲のずれが少ないX線可動絞りおよびX線照射装置を提供することが可能になる。
本実施形態に係るX線可動絞りの構成を例示する斜視図である。 本実施形態に係るX線可動絞りの構成を例示する斜視図である。 本実施形態に係るX線可動絞りの分解斜視図である。 本実施形態に係るX線可動絞りの断面図である。 可動制限羽根の動作を例示する模式斜視図である。 可動制限羽根の動作を例示する模式斜視図である。 可動制限羽根の動作を例示する模式斜視図である。 他の駆動例を示す模式斜視図である。 カウンタウェイトを適用した例を示す模式斜視図である。 カウンタウェイトを適用した例を示す模式斜視図である。 (a)および(b)は、X線照射装置を例示する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(X線可動絞りの構成)
図1および図2は、本実施形態に係るX線可動絞りの構成を例示する斜視図である。
図1にはX線調整開口Hが開いている状態が示され、図2にはX線調整開口Hが閉じている状態が示される。
すなわち、本実施形態に係るX線可動絞り1は、X線の照射経路上に配置され、X線の照射範囲を調整する絞りとして機能するものである。
本実施形態に係るX線可動絞り1は、X線照射範囲を互いに直交するx軸方向およびy軸方向に調整するために、x軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20を備える。x軸可動制限機構10は、xy平面に拡がるX線の照射範囲のうちx軸方向の照射範囲を調整する機構である。また、y軸可動制限機構20は、X線の照射範囲のうちy軸方向の照射範囲を調整する機構である。
x軸可動制限機構10は、第1x軸可動制限羽根11、第2x軸可動制限羽根12、x軸揺動アーム15、第1x軸リンク部16および第2x軸リンク部17を備える。
第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12は、x軸方向に互いに接近および離反するよう設けられる。第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12のそれぞれはX線を透過しにくい材料(例えば、鉛や鉛を含む材料)によって構成され、略矩形に設けられている。
第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12は、それぞれx軸に沿って平行移動可能に設けられる。例えば、x軸沿って延在する平行な2本のx軸ガイドレール181が設けられ、これらのx軸ガイドレール181に沿って移動可能なスライダ191に第1x軸可動制限羽根11が取り付けられ、スライダ192に第2x軸可動制限羽根12が取り付けられる。第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12はスライダ191およびスライダ192にガイドされ、x軸方向に平行移動することになる。
第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12の互いの間隔が狭くなればX線のx軸方向の照射範囲が狭くなり、広くなればX線のx軸方向の照射範囲が広くなる。第1x軸可動制限羽根11と第2x軸可動制限羽根12とが閉じている状態ではX線は透過しない。
x軸揺動アーム15は、中央部150を回転中心としてxy平面に沿って揺動可能に設けられる。x軸揺動アーム15の一端151側と、第1x軸可動制限羽根11との間には第1x軸リンク部16が接続される。また、x軸揺動アーム15の他端152側と第2x軸可動制限羽根12との間には第2x軸リンク部17が接続される。
x軸揺動アーム15、第1x軸リンク部16および第2x軸リンク部17のそれぞれの関節部はベアリングを介して連結される。これにより、関節部をスムーズに動かすことができるとともに、関節部でのがたつきを抑制して動作の直線性を向上させることができる。
x軸可動制限機構10では、x軸揺動アーム15の揺動によって第1x軸リンク部16および第2x軸リンク部17が互いに逆方向に連動する。これにより、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12のx軸方向への接近および離反が行われる。
y軸可動制限機構20は、x軸可動制限機構10と同様な構成である。
すなわち、y軸可動制限機構20は、第1y軸可動制限羽根21、第2y軸可動制限羽根22、y軸揺動アーム25、第1y軸リンク部26および第2y軸リンク部27を備える。
第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22は、y軸方向に互いに接近および離反するよう設けられる。第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22のそれぞれはX線を透過しにくい材料(例えば、鉛や鉛を含む材料)によって構成され、略矩形に設けられている。
第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22は、それぞれy軸に沿って平行移動可能に設けられる。例えば、y軸沿って延在する平行な2本のy軸ガイドレール281が設けられ、これらのy軸ガイドレール281に沿って移動可能なスライダ291に第1y軸可動制限羽根21が取り付けられ、スライダ292に第2y軸可動制限羽根22が取り付けられる。第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22はスライダ291およびスライダ292にガイドされ、y軸方向に平行移動することになる。
第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22の互いの間隔が狭くなればX線のy軸方向の照射範囲が狭くなり、広くなればX線のy軸方向の照射範囲が広くなる。第1y軸可動制限羽根21と第2y軸可動制限羽根22とが閉じている状態ではX線は透過しない。
y軸揺動アーム25は、中央部250を回転中心としてxy平面に沿って揺動可能に設けられる。y軸揺動アーム25の一端251側と、第1y軸可動制限羽根21との間には第1y軸リンク部26が接続される。また、y軸揺動アーム25の他端252側と第2y軸可動制限羽根22との間には第2y軸リンク部27が接続される。
y軸揺動アーム25、第1y軸リンク部26および第2y軸リンク部27のそれぞれの関節部はベアリングを介して連結される。これにより、関節部をスムーズに動かすことができるとともに、関節部でのがたつきを抑制して動作の直線性を向上させることができる。
y軸可動制限機構20では、y軸揺動アーム25の揺動によって第1y軸リンク部26および第2y軸リンク部27が互いに逆方向に連動する。これにより、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22のy軸方向への接近および離反が行われる。
このような構成を備えたx軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20において、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12と、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22とは、xy平面に互いに90度ずれた状態で、xy平面と直交する方向に重なるように配置される。
そして、第1x軸可動制限羽根11、第2x軸可動制限羽根12、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22の4枚の可動制限羽根によって中央部に構成される矩形の開口がX線調整開口Hとなる。これら4枚の可動制限羽根のXY平面に沿った移動によってX線調整開口Hが拡縮し、X線の照射範囲が調整される。
図3は、本実施形態に係るX線可動絞りの分解斜視図である。
図4は、本実施形態に係るX線可動絞りの断面図である。
X線可動絞り1は、x軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20を支持する支持板50を備える。支持板50には例えば4本の支柱51が設けられ、隣り合う支柱51の間にx軸ガイドレール181およびy軸ガイドレール281が渡されている。
支持板50とx軸揺動アーム15との間にはx軸駆動部31が設けられる。x軸駆動部31は例えばモータとギアボックスとを有し、モータの駆動をギアに伝えてx軸揺動アーム15を揺動させる。また、支持板50とy軸揺動アーム25との間にはy軸駆動部32が設けられる。y軸駆動部32は例えばモータとギアボックスとを有し、モータの駆動をギアに伝えてy軸揺動アーム25を揺動させる。なお、x軸駆動部31およびy軸駆動部32は、モータ直結でx軸揺動アーム15およびy軸揺動アーム25を揺動させてもよい。
支持板50とX線調整開口Hとの間にはX線漏洩防止筒60が設けられる。X線漏洩防止筒60はX線の照射方向に延在する筒型の部材であり、例えば角柱型に設けられる。X線漏洩防止筒60はX線を透過しにくい材料(例えば、鉛や鉛を含む材料)によって構成される。
本実施形態では、第1x軸可動制限羽根11、第2x軸可動制限羽根12、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22の4枚の可動制限羽根を動かすための部材がx軸ガイドレール181およびy軸ガイドレール281に沿って配置されるため、4枚の可動制限羽根と支持板50の間に空間が構成される。このような空間が構成されるため、ここにX線漏洩防止筒60を配置できることになる。これにより、装置内部を通過する際のX線の漏洩や不要な反射を効果的に防止できる。
また、図4に示すように、支持板50のX線源XSの側にX線放射筒70が設けられていてもよい。これにより、X線源XSからX線可動絞り1内にX線を導入する際の線量を規制するとともに、不要な反射を抑制することができる。
(可動制限羽根の動作)
次に、可動制限羽根の動作について説明する。
図5〜図7は、可動制限羽根の動作を例示する模式斜視図である。
なお、以下の動作の説明では、x軸可動制限機構10を例とするが、y軸可動制限機構20も同様に動作する。
図5には、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が中間的に開いている状態が示される。
図6には、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が最も開いている状態が示される。
図7には、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が閉じている状態が示される。
図5に示すように、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が中間的に開いている状態から、x軸揺動アーム15を矢印A1に示す方向に回転させると、x軸揺動アーム15の一端151側に接続された第1x軸リンク部16は矢印A2に示す方向に移動し、x軸揺動アーム15の他端152側に接続された第2x軸リンク部17は矢印A3に示す方向に移動する。矢印A2および矢印A3は互いに逆方向である。これにより、第1x軸可動制限羽根11と第2x軸可動制限羽根12とが互いに離反して、X線調整開口Hが広くなる。図6では、X線調整開口Hが最大となっている。
一方、x軸揺動アーム15を矢印B1に示す方向に回転させると、x軸揺動アーム15の一端151側に接続された第1x軸リンク部16は矢印B2に示す方向に移動し、x軸揺動アーム15の他端152側に接続された第2x軸リンク部17は矢印B3に示す方向に移動する。矢印B2および矢印B3は互いに逆方向である。これにより、第1x軸可動制限羽根11と第2x軸可動制限羽根12とが互いに接近して、X線調整開口Hが狭くなる。図7では、X線調整開口Hが閉じている。
このように、x軸揺動アーム15を揺動させることで、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12の2つのx軸可動制限羽根を連動させ、互いにx軸に沿った逆方向へ平行移動できるようになる。
y軸可動制限機構20もx軸可動制限機構10と同様な動作となる。したがって、y軸揺動アーム25を揺動させることで、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22の2つのy軸可動制限羽根を連動させ、互いにy軸に沿った逆方向へ平行移動できるようになる。このため、x軸揺動アーム15およびy軸揺動アーム25の角度を設定するだけで4つの可動制限羽根によるX線調整開口Hの開口範囲を正確に調整することができる。
本実施形態では、揺動アームとリンク部との簡単な構成で可動制限羽根を動作させる機構のため、駆動機構の簡素化および小型化を図ることができる。また、可動制限羽根の平行移動によってX線調整開口Hの開口範囲が調整されることから、調整動作において高さ方向の影響が発生しない。このため、可動範囲を含めたX線可動絞り1の高さ方向のサイズも小型化することができる。
ここで、x軸揺動アーム15の一端151側に加わるモーメントを、x軸揺動アーム15の他端152側に加わるモーメントと実質的に等しくしておくことが好ましい。また、同様に、y軸揺動アーム25の一端251側に加わるモーメントを、y軸揺動アーム25の他端252側に加わるモーメントと実質的に等しくしておくことが好ましい。
これにより、x軸揺動アーム15の揺動によって第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12がx軸方向に互いに接近および離反する動作において、x軸揺動アーム15の一端151側および他端152側に加わる力がバランスすることになる。すなわち、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12がx軸揺動アーム15に天秤状に連結される状態になる。
また、y軸揺動アーム25の揺動によって第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22がy軸方向に互いに接近および離反する動作において、y軸揺動アーム25の一端251側および他端252側に加わる力がバランスすることになる。すなわち、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12がx軸揺動アーム15に天秤状に連結され、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22がy軸揺動アーム25に天秤状に連結される状態になる。
これにより、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12の接近および離反の動作において、互いの重量の影響を受けにくくなる。また、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22の接近および離反の動作において、互いの重量の影響を受けにくくなる。
第1x軸可動制限羽根11、第2x軸可動制限羽根12、第1y軸可動制限羽根21および第2y軸可動制限羽根22のそれぞれには、材料として鉛などが用いられる。このような重量物があっても、上記のようにバランスしていることで、互いの重量の影響が相殺される。
例えば、X線可動絞り1の姿勢が変化(傾斜)した場合、可動制限羽根が自重によって下降しようとする。しかし、対になっている可動制限羽根が互いに逆方向に連動する構成のため、双方が下降しようとすることで互いの移動を打ち消し合うように作用する。これにより、姿勢変化に対するX線調整開口Hの位置ずれや大きさの変動が効果的に抑制される。
(他の駆動例)
上記のx軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20では、x軸揺動アーム15の中央部150をx軸駆動部31で回転させ、y軸揺動アーム25の中央部250をy軸駆動部32で回転させる例を説明したが、x軸揺動アーム15およびy軸揺動アーム25の駆動位置はこれに限定されない。例えば、x軸揺動アーム15の一端151側または他端152側や、y軸揺動アーム25の一端251側または他端252側を駆動位置としてもよい。
図8は、他の駆動例を示す模式斜視図である。
図8に示す例では、x軸揺動アーム15の他端152側にx軸駆動部31が設けられている。このx軸駆動部31は、モータ310によって回転する第1歯車311と、x軸揺動アーム15の他端152側に設けられ、第1歯車311と噛み合う第2歯車312とを有する。このようなx軸駆動部31では、モータ310の回転が第1歯車311から第2歯車312に伝達され、x軸揺動アーム15が揺動することになる。
なお、図8ではx軸揺動アーム15の駆動例を示したが、y軸揺動アーム25を駆動する場合も同様な機構を適用することができる。
(カウンタウェイト)
上記のx軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20では、揺動アームの一端側および他端側の両方に可動制限羽根を設ける例を説明したが、揺動アームの一端側または他端側に可動制限羽根を設け、揺動アームの他端側または一端側にカウンタウェイトを設けるようにしてもよい。
図9および図10は、カウンタウェイトを適用した例を示す模式斜視図である。
なお、以下の動作の説明では、x軸可動制限機構10を例とするが、y軸可動制限機構20も同様に動作する。
図9には、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が最も開いている状態が示される。
図10には、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12が閉じている状態が示される。
このx軸可動制限機構10では、第1x軸揺動アーム15−1の一端151−1側と第1x軸可動制限羽根11との間に第1x軸リンク部16が接続される。また、第1x軸揺動アーム15−1の他端152−1側には第1カウンタウェイト171が設けられる。
また、第2x軸揺動アーム15−2の一端151−2側と第2x軸可動制限羽根12との間に第2x軸リンク部17が接続される。また、第2x軸揺動アーム15−2の他端152−2側には第2カウンタウェイト172が設けられる。
このx軸可動制限機構10では、第1x軸揺動アーム15−1が中央部150−1を回転中心としてxy平面に沿って揺動することで、第1x軸可動制限羽根11がx軸方向へ移動することになる。一方、第2x軸揺動アーム15−2が中央部150−2を回転中心としてxy平面に沿って揺動することで、第2x軸可動制限羽根12がx軸方向へ移動することになる。
この第1x軸揺動アーム15−1および第2x軸揺動アーム15−2のそれぞれの位置によってX線調整開口Hが拡縮し、X線の照射範囲が調整される。なお、第1x軸揺動アーム15−1および第2x軸揺動アーム15−2のそれぞれは独立して移動可能である。これにより、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12のx軸上の位置をそれぞれ調整することができる。また、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12を互いに同方向に同じ量だけ移動させることで、X線調整開口Hの大きさを変えずに照射位置を移動させることが可能となる。
ここで、第1x軸揺動アーム15−1の一端151−1側に加わるモーメントを、第1x軸揺動アーム15−1の他端152−1側に加わるモーメントと実質的に等しくしておくことが好ましい。また、第2x軸揺動アーム15−2の一端151−2側に加わるモーメントを、第2x軸揺動アーム15−2の他端152−2側に加わるモーメントと実質的に等しくしておくことが好ましい。上記モーメントは、例えば、第1カウンタウェイト171および第2カウンタウェイト172の重量や取付位置によって調整される。
これにより、第1x軸揺動アーム15−1の揺動によって第1x軸可動制限羽根11がx軸方向に移動する動作において、第1x軸揺動アーム15−1の一端151−1側および他端152−1側に加わる力がバランスすることになる。同様に、第2x軸揺動アーム15−2の揺動によって第2x軸可動制限羽根12がx軸方向に移動する動作において、第2x軸揺動アーム15−2の一端151−2側および他端152−2側に加わる力がバランスすることになる。
このように力がバランスすることによって、第1x軸可動制限羽根11および第2x軸可動制限羽根12のそれぞれの移動動作において自重の影響を受けにくくなり、スムーズな移動を行うことができる。また、姿勢変化に対するX線調整開口Hの位置ずれや大きさの変動が効果的に抑制される。
このような構成をx軸可動制限機構10のみならずy軸可動制限機構20にも適用することで、4つの可動制限羽根の位置を個別に調整でき、調整の自由度を高めることが可能となる。
(X線照射装置)
次に、X線照射装置について説明する。
図11(a)および(b)は、X線照射装置を例示する図である。
図11(a)にはX線照射装置100の正面図が示され、図11(b)にはX線照射装置100の側面図が示される。
X線照射装置100は、照射対象(本実施形態では「患者」)にX線を照射する装置であり、X線発生部2と、本実施形態に係るX線可動絞り1とを備える。
X線照射装置100は、X線発生部2およびX線可動絞り1を患者の被照射部位に対して移動位置決めするためのアーム部3aや支持部材3bを有する昇降機構3を備える。
また、X線照射装置100は、患者のX線画像情報を出力するためのX線検出部4と、X線発生部2とX線検出部4との間に配置される撮影台5とを備える。
さらに、図示しないが、X線照射装置100は、X線照射条件の設定、X線照射を行なうための操作パネル、X線発生部2から発生するX線を制御する制御装置等を備えた装置本体部を備える。
X線可動絞り1は、X線発生部2の下方に配置される。X線発生部2は、その内部で、一端側に配置した陰極のフィラメントと、他端側に配置した陽極のターゲットとを有している。陰極と陽極の間に高電圧を印加することによって、フィラメントから放出した電子がターゲットに衝突し、下方へ向けてX線を発生する。
撮影台5に横になった患者に向けて所定範囲に絞られたX線が照射される。X線の一部は患者を透過してX線検出部4で検出される。このX線検出部4で検出された信号を処理することで患者のX線画像を得ることができる。また、X線発生部2およびX線可動絞り1は、高さのみならず角度も調整可能である。これにより、患者に対して様々な角度からX線を照射することができる。
このようなX線照射装置100に本実施形態のX線可動絞り1を適用することで、X線照射部分の小型化を図ることができる。また、X線発生部2およびX線可動絞り1の姿勢が変化した場合でも、X線可動絞り1によるX線調整開口Hの位置ずれや大きさの変化が抑制されるため、どのような照射姿勢であっても設定した照射範囲を維持することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、機構の簡素化および小型化を図るとともに、姿勢変化があってもX線調整開口Hの大きさのずれが少ないX線可動絞り1およびX線照射装置100を提供することが可能となる。
なお、上記に本実施形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。例えば、本実施形態では、x軸可動制限機構10およびy軸可動制限機構20の両方を備えたX線可動絞り1を説明したが、いずれか一方のみを備えた構成であってもよい。また、x軸駆動部31およびy軸駆動部32の少なくとも一方において、駆動源としてモータではなく「つまみ」などを用いた手動によってX線調整開口Hを調整できるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、x軸方向に移動する2つの可動制限羽根およびy軸方向に移動する2つの可動制限羽根の合計4つの可動制限羽根を組み合わせて矩形のX線調整開口Hを構成したが、3つや5つ以上の可動制限羽根を組み合わせて三角形や多角形のX線調整開口Hを構成してもよい。また、前述の実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除、設計変更を行ったものや、実施形態の構成例の特徴を適宜組み合わせたものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含有される。
1…X線可動絞り
2…X線発生部
3…昇降機構
3a…アーム部
3b…支持部材
4…X線検出部
5…撮影台
10…x軸可動制限機構
11…第1x軸可動制限羽根
12…第2x軸可動制限羽根
15…x軸揺動アーム
15−1…第1x軸揺動アーム
15−2…第2x軸揺動アーム
16…第1x軸リンク部
17…第2x軸リンク部
20…y軸可動制限機構
21…第1y軸可動制限羽根
22…第2y軸可動制限羽根
25…y軸揺動アーム
26…第1y軸リンク部
27…第2y軸リンク部
31…x軸駆動部
32…y軸駆動部
50…支持板
51…支柱
60…X線漏洩防止筒
70…X線放射筒
100…X線照射装置
150,150−1,150−2…中央部
151,151−1,151−2…一端
152,152−1,152−2…他端
171…第1カウンタウェイト
172…第2カウンタウェイト
181…x軸ガイドレール
191,192,…スライダ
250…中央部
251…一端
252…他端
281…y軸ガイドレール
291,292…スライダ
310…モータ
311…第1歯車
312…第2歯車
H…X線調整開口
XS…X線源

Claims (7)

  1. X線照射範囲を所定の軸方向に調整する可動制限機構を備えたX線可動絞りであって、
    前記可動制限機構は、
    前記軸方向に移動可能な可動制限羽根と、
    中央部を回転中心として揺動可能に設けられた揺動アームと、
    前記揺動アームの一端側と、前記可動制限羽根との間に接続されたリンク部と、
    前記揺動アームの他端側に設けられたカウンタウェイトと、を備えたことを特徴とするX線可動絞り。
  2. X線照射範囲を所定の軸方向に調整する可動制限機構を備えたX線可動絞りであって、
    前記可動制限機構は、
    前記軸方向に互いに接近および離反する第1可動制限羽根および第2可動制限羽根と、
    中央部を回転中心として揺動可能に設けられた揺動アームと、
    前記揺動アームの一端側と、前記第1可動制限羽根との間に接続された第1リンク部と、
    前記揺動アームの他端側と、前記第2可動制限羽根との間に接続された第2リンク部と、を備え、
    前記揺動アームの揺動によって前記第1リンク部および前記第2リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、前記第1可動制限羽根および前記第2可動制限羽根の前記軸方向への接近および離反を行う、ことを特徴とするX線可動絞り。
  3. 前記揺動アームの前記一端側に加わるモーメントは、前記揺動アームの前記他端側に加わるモーメントと実質的に等しい、請求項1または2に記載のX線可動絞り。
  4. X線照射範囲を互いに直交するx軸方向およびy軸方向に調整するために、x軸可動制限機構およびy軸可動制限機構を備えたX線可動絞りであって、
    前記x軸可動制限機構は、
    前記x軸方向に互いに接近および離反する第1x軸可動制限羽根および第2x軸可動制限羽根と、
    中央部を回転中心として揺動可能に設けられたx軸揺動アームと、
    前記x軸揺動アームの一端側と、前記第1x軸可動制限羽根との間に接続された第1x軸リンク部と、
    前記x軸揺動アームの他端側と、前記第2x軸可動制限羽根との間に接続された第2x軸リンク部と、を備え、
    前記x軸揺動アームの揺動によって前記第1x軸リンク部および前記第2x軸リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、前記第1x軸可動制限羽根および前記第2x軸可動制限羽根の前記x軸方向への接近および離反を行い、
    前記y軸可動制限機構は、
    前記y軸方向に互いに接近および離反する第1y軸可動制限羽根および第2y軸可動制限羽根と、
    中央部を回転中心として揺動可能に設けられたy軸揺動アームと、
    前記y軸揺動アームの一端側と、前記第1y軸可動制限羽根との間に接続された第1y軸リンク部と、
    前記y軸揺動アームの他端側と、前記第2y軸可動制限羽根との間に接続された第2y軸リンク部と、を備え、
    前記y軸揺動アームの揺動によって前記第1y軸リンク部および前記第2y軸リンク部を互いに逆方向に移動させることにより、前記第1y軸可動制限羽根および前記第2y軸可動制限羽根の前記y軸方向への接近および離反を行う、ことを特徴とするX線可動絞り。
  5. 前記x軸揺動アームの前記一端側に加わるモーメントは、前記x軸揺動アームの前記他端側に加わるモーメントと実質的に等しく、
    前記y軸揺動アームの前記一端側に加わるモーメントは、前記y軸揺動アームの前記他端側に加わるモーメントと実質的に等しい、請求項4記載のX線可動絞り。
  6. 前記x軸可動制限機構および前記y軸可動制限機構を支持する支持板と、
    前記支持板と、前記第1x軸可動制限羽根、前記第2x軸可動制限羽根、前記第1y軸可動制限羽根および前記第2y軸可動制限羽根によって構成されるX線調整開口と、の間に設けられたX線漏洩防止筒と、をさらに備えた請求項4または5に記載のX線可動絞り。
  7. 対象物にX線を照射するX線照射装置であって、
    前記X線を発生するX線発生部と、
    前記X線発生部から発生するX線のX線照射範囲を調整する請求項1から6のいずれか1項に記載のX線可動絞りと、
    を備えたことを特徴とするX線照射装置。
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