JP2020047543A - 電池パック - Google Patents

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孝典 兎澤
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Abstract

【課題】製造し易い電池パックを提供する。【解決手段】電池パック1は、電池スタック10の一方端部10bに接触して位置する第1スペーサ30と、列置方向DLについて第1スペーサ30と収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に位置する第2スペーサ40とを備える。第1スペーサ30は、磁性体である。第2スペーサ40は、当該第2スペーサ40を列置方向DLに貫通する貫通孔であって、列置方向DLについて第1スペーサ30の一部と対向する位置に形成されたスペーサ貫通孔40cを有する。収納ケース20の一方端側壁部21bは、当該一方端側壁部21bを列置方向DLに貫通する貫通孔であって、列置方向DLについてスペーサ貫通孔40cと重なる位置に形成された収納ケース貫通孔22を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、電池パックに関する。
特許文献1には、列置方向に一列に列置された複数の電池を有する電池スタックと、この電池スタックを収納する収納ケースとを備える電池パックが開示されている。
特開2014−102939号公報
特許文献1には、以下のような電池パックを製造する方法が開示されている。具体的には、まず、収納ケース内に、複数の電池を列置方向に一列に列置しつつ収納する。但し、列置方向に隣り合う電池の間、収納ケースの一方端側壁部と電池との間、及び、収納ケースの他方端側壁部と電池との間に、隙間を設けるようにして、複数の電池を収納ケース内に配置する。その後、列置方向に隣り合う電池の間の隙間、収納ケースの一方端側壁部と電池との間の隙間、及び、収納ケースの他方端側壁部と電池との間の隙間に、中間部材を挿入(圧入)する。このようにして、列置方向に一列に列置された複数の電池と中間部材とを有する電池スタックが形成されると共に、当該電池スタックが収納ケース内に収納された電池パックが製造される。
ところで、電池パックとして、列置方向に一定の拘束荷重がかけられた状態の電池スタックを有する電池パックが求められている。このため、電池スタックに対し列置方向に一定の拘束荷重をかけた状態で、電池スタックを収納ケース内に収納し、電池スタックに対し列置方向に一定の拘束荷重がかかった状態の電池パックを製造することが求められている。しかしながら、電池スタックを構成する電池には、列置方向寸法(厚み)に少なからずバラツキ(製造誤差)があるため、複数の電池が列置方向に列置された前記電池スタックでは、列置方向寸法にバラツキが生じてしまうことがある。
このため、列置方向に一定の拘束荷重がかけられた状態の電池スタックを有する電池パックを製造するために、以下のような製造方法が検討されている。具体的には、まず、収納ケースとして、列置方向にかかる内側寸法Bが、電池の寸法バラツキを考慮した想定され得る電池スタックの列置方向寸法の最大値よりも大きな収納ケースを用意する。また、収納ケース内に配置する板状のスペーサであって、電池スタックと収納ケースとの間の隙間を埋めるためのスペーサを多数用意する。但し、スペーサとして、異なる厚み(列置方向寸法)を有する複数種類のスペーサを用意する。
そして、拘束荷重付与装置等を用いて、列置方向に一列に列置された複数の電池を有する電池スタックに対し、列置方向に一定の拘束荷重をかけ、この状態を保持する。さらに、電池スタックを収納ケース内に収納するのに先立って、列置方向に一定の拘束荷重がかけられた状態の電池スタックについて、列置方向の寸法A(収納ケース内に配置される部位の列置方向寸法)を測定し、収納ケースの列置方向にかかる内側寸法Bから電池スタックの列置方向の寸法Aを差し引いた差分値C(=B−A)を算出する。そして、多数のスペーサの中から、合計の厚み(列置方向寸法)が差分値Cとなる1または複数のスペーサを選択し、電池スタックを収納ケース内に収納するのに先立って、収納ケース内に選択した複数のスペーサを配置する。例えば、1つのスペーサを収納ケースの一方端側壁部に接触させるようにして、複数のスペーサを収納ケースの一方端側壁部側に重ねて配置する。
この状態で、複数のスペーサと収納ケースの他方端側壁部との間に電池スタックが挟まれるように、拘束荷重付与装置等によって列置方向に一定の拘束荷重がかけられている状態の電池スタックを、収納ケース内に収納する。その後、拘束荷重付与装置等による電池スタックへの拘束荷重の付与を解放する。このようにすることで、列置方向に一定の拘束荷重がかけられた状態の電池スタックを有する電池パックを製造することができる。
しかしながら、上述の製造方法では、収納ケース内にスペーサを配置した状態で、電池スタックを収納ケース内に収納する際に、スペーサが倒れてしまうことがあり、スムーズに電池パックを製造できないことがあった。このため、電池スタックを収納ケース内に収納する際に、スペーサが倒れることを防止してスムーズに電池スタックを収納ケース内に収納することができるように、製造し易い電池パックが求められていた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、製造し易い電池パックを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、列置方向に一列に列置された複数の電池を有する電池スタックと、前記電池スタックを収納する収納ケースと、前記収納ケース内に配置された複数のスペーサであって、前記電池スタックのうち前記列置方向の一方端側に位置する一方端部と、前記収納ケースの壁部のうち前記列置方向の一方端側に位置する一方端側壁部と、の間に介在する複数のスペーサと、を備える電池パックであって、複数の前記スペーサは、前記電池スタックの前記一方端部に接触して位置する第1スペーサと、前記列置方向について前記第1スペーサと前記収納ケースの前記一方端側壁部との間に位置する第2スペーサと、であり、前記第1スペーサは、磁性体であり、前記第2スペーサは、当該第2スペーサを前記列置方向に貫通する貫通孔であって、前記列置方向について前記第1スペーサの一部と対向する位置に形成されたスペーサ貫通孔を有し、前記収納ケースの前記一方端側壁部は、当該一方端側壁部を前記列置方向に貫通する貫通孔であって、前記列置方向について前記スペーサ貫通孔と重なる位置に形成された収納ケース貫通孔を有する電池パックである。
上述の電池パックは、列置方向に一列に列置された複数の電池を有する電池スタックと、電池スタックを収納する収納ケースと、収納ケース内に配置された複数のスペーサとを備える。このうち、複数のスペーサは、電池スタックの一方端部と収納ケースの一方端側壁部との間に介在している。なお、電池スタックの一方端部とは、電池スタックのうち列置方向の一方端側に位置する端部である。また、収納ケースの一方端側壁部とは、収納ケースの壁部のうち列置方向の一方端側に位置する壁部である。
さらに、上述の電池パックでは、複数のスペーサは、電池スタックの一方端部に接触して位置する第1スペーサと、列置方向について第1スペーサと収納ケースの一方端側壁部との間に位置する第2スペーサとである。すなわち、上述の電池パックでは、収納ケース内の電池スタックの一方端部と収納ケースの一方端側壁部との間において、列置方向について、電池スタック側から、第1スペーサ、第2スペーサの順に配置されている。
さらに、上述の電池パックでは、第1スペーサが磁性体である。さらに、第2スペーサは、当該第2スペーサを列置方向(第2スペーサの厚み方向に位置する)に貫通するスペーサ貫通孔であって、列置方向について第1スペーサの一部(磁性体である部位)と対向する位置に形成されたスペーサ貫通孔を有している。さらに、収納ケースの一方端側壁部は、当該一方端側壁部を列置方向に貫通する収納ケース貫通孔であって、列置方向についてスペーサ貫通孔と重なる(対向する)位置に形成された収納ケース貫通孔を有している。従って、スペーサ貫通孔と収納ケース貫通孔とは、列置方向に連なっている。
このような構成の電池パックは、製造し易い電池パックとなっている。具体的には、以下のようにして製造することで、収納ケース内に電池スタックを収納する際に、第1スペーサ及び第2スペーサが倒れてしまう不具合を防止することができる。例えば、まず、収納ケース内に第1スペーサと第2スペーサを配置する。このとき、第2スペーサを収納ケースの一方端側壁部に接触させるように配置し、第1スペーサを第2スペーサに接触させるように配置する。すなわち、第1スペーサと収納ケースの一方端側壁部との間に第2スペーサが挟まれるように、第1スペーサと第2スペーサを収納ケース内に配置する。
但し、このとき、第2スペーサのスペーサ貫通孔が列置方向について第1スペーサの一部(磁性体である部位)と対向し、且つ、第2スペーサのスペーサ貫通孔が収納ケースの一方端側壁部の収納ケース貫通孔と列置方向に連なる(重なる)ように、第1スペーサと第2スペーサを収納ケース内に配置する。さらに、このとき、収納ケースの一方端側壁部の外面に接触する位置であって、収納ケース貫通孔を閉塞する位置に(列置方向について収納ケース貫通孔と対向する位置に)、磁石(電磁石)を配置する。
このように、収納ケース貫通孔が形成された収納ケース及びスペーサ貫通孔が形成された第2スペーサを用い、第1スペーサと磁石(電磁石)との間に、収納ケース貫通孔とスペーサ貫通孔とを列置方向に連なるように配置させることで、収納ケース貫通孔及びスペーサ貫通孔が形成されていない場合に比べて、磁石の磁力が、磁性体である第1スペーサに伝達され易くなる。これにより、収納ケース貫通孔及びスペーサ貫通孔が形成されていない場合に比べて、磁石によって第1スペーサを強く引っ張ることができる(第1スペーサが磁石に引き寄せられる力を大きくすることができる)ので、第1スペーサが倒れること(詳細には、第2スペーサが配置されている側とは反対側に倒れること)を防止することができる。さらには、第1スペーサと収納ケースの一方端側壁部との間に挟まれている第2スペーサが倒れることも防止することができる。
このような状態で、列置方向について第1スペーサと収納ケースの他方端側壁部(収納ケースの壁部のうち列置方向の他方端側に位置する壁部であって、列置方向について一方端側壁部と対向する部位)との間に電池スタックが挟まれるように、当該電池スタックを収納ケース内に収納することで、第1スペーサ及び第2スペーサが倒れることを防止しつつ、スムーズに、電池スタックを収納ケース内に収納することができる。
以上説明したように、上述の電池パックは、製造し易い電池パックとなっている。
なお、上述の電池パックは、第2スペーサが、1つの電池スタックに対し、1つ設けられる場合に限らず、複数設けられる場合も含む。1つの電池スタックに対して第2スペーサが複数設けられる場合は、列置方向に並ぶ複数の第2スペーサに形成されたスペーサ貫通孔が、列置方向に重なる(対向する)ように設けられる。
また、上述の電池パックは、電池スタックが収納ケース内に1つ(1列)設けられる場合に限らず、複数(複数列)の電池スタックが、収納ケース内に、列置方向に直交する方向(幅方向)に並んで設けられる場合も含む。また、第2スペーサ及び収納ケースは、非磁性体であっても良いし、磁性体であっても良い。
実施形態にかかる電池パックの部分断面概略図である。 収納ケースの一方端側壁部の正面図である。 第2スペーサの正面図である。 第1スペーサの正面図である。 図1のE部拡大図である。 電池パックの構造を説明する図である。 電池パックの製造方法を説明する図である。 電池パックの製造方法を説明する他の図である。 電池パックの製造方法を説明する他の図である。 電池パックの製造方法を説明する他の図である。 電池パックの製造方法を説明する他の図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。図1は、実施形態にかかる電池パック1の部分断面概略図である。図2は、電池パック1の構成部品である収納ケース20の一方端側壁部21bを外部から正面視した図である。図3は、第2スペーサ40の正面図である。図4は、第1スペーサ30の正面図である。図5は、図1のE部拡大図である。図6は、電池パック1について、収納ケース20の一方端側壁部21bを外部から正面視した図である。
本実施形態の電池パック1は、図1に示すように、列置方向DL(図1において左右方向)に一列に列置された複数の電池11を有する電池スタック10と、電池スタック10を収納する収納ケース20と、収納ケース20内に配置された板状の第1スペーサ30及び第2スペーサ40とを備える。なお、本実施形態の電池パック1では、収納ケース20内に、2つ(2列)の電池スタック10が収納されている。具体的には、図1において紙面に直交する方向(幅方向DW、図2及び図6参照)に、2つの電池スタック10が並んでいる。
電池スタック10は、列置方向DLに一列に配置された複数の電池11と、列置方向DLに隣り合う電池11の間に介在する冷却板12と、これらを列置方向DLに挟んで固定するための一対のエンドプレート13とを備えている。電池11は、直方体形状をなしている。
また、収納ケース20は、非磁性体からなり、略矩形箱形状をなしている。この収納ケース20は、例えば、アルミダイキャストによって形成することができる。収納ケース20の一方端側壁部21bの上端側には、図2及び図5に示すように、一方端側壁部21bを列置方向DLに貫通する収納ケース貫通孔22が、幅方向DWに4つ並んで設けられている。なお、収納ケース20の一方端側壁部21bとは、収納ケース20の壁部21のうち列置方向DLの一方端側DL1に位置する壁部21である。
第1スペーサ30及び第2スペーサ40は、電池スタック10の一方端部10bと収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に介在している。なお、電池スタック10の一方端部10bとは、電池スタック10のうち列置方向DLの一方端側DL1(図1において右側)に位置する端部である。
このうち、第1スペーサ30は、平板状をなし、電池スタック10の一方端部10bに接触して設けられている。また、第2スペーサ40は、平板状をなし、列置方向DLについて第1スペーサ30と収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に設けられている。すなわち、本実施形態の電池パック1では、収納ケース20内の電池スタック10の一方端部10bと収納ケース20の一方端側壁部21bとの間において、列置方向DLについて、電池スタック10側から、第1スペーサ30、第2スペーサ40の順に配置されている。
なお、図1には、1つの電池スタック10について、2枚の第2スペーサ40を設けた例を示している。すなわち、列置方向DLについて第1スペーサ30と収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に、2枚の第2スペーサ40が配置されている。
また、本実施形態の電池パック1では、各々の電池スタック10に対し、列置方向DLに一定の拘束荷重(圧縮荷重)がかけられた状態となっている。具体的には、電池スタック10の一方端部10bが第1スペーサ30によって列置方向DLの他方端側DL2に押圧されると共に、電池スタック10の他方端部10cが収納ケースの他方端側壁部21cによって列置方向DLの一方端側DL1に押圧される態様で、電池スタック10に対し、列置方向DLに一定の拘束荷重(圧縮荷重)がかけられている。
なお、電池スタック10の他方端部10cとは、電池スタック10のうち列置方向DLの他方端側DL2(図1において左側)に位置する端部である。また、収納ケース20の他方端側壁部21cとは、収納ケース20の壁部21のうち列置方向DLの他方端側DL2に位置する壁部21であって、列置方向DLについて一方端側壁部21bと対向する部位である。
本実施形態の電池パック1では、第1スペーサ30は、磁性体である。例えば、第1スペーサ30は、鉄などの金属によって形成することができる。この第1スペーサ30は、図4に示すように、平面視で、角形のU字形状(コの字の開口を上に向けた形状)をなしている。第1スペーサ30は、図6に示すように、収納ケース20内に2枚配置されている。具体的には、幅方向DWに並ぶ2つの電池スタック10の一方端部10bに対し、第1スペーサ30が1枚ずつ、接触して設けられている。
また、第2スペーサ40は、非磁性体であり、例えば、樹脂によって形成することができる。この第2スペーサ40は、図3に示すように、平面視で、角形のU字形状(コの字の開口を上に向けた形状)をなしている。具体的には、第1スペーサ30と、同等(同寸泡)の外形を有している。第2スペーサ40は、幅方向DWに並ぶ2つの電池スタック10のそれぞれについて、第1スペーサ30と収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に介在している。
なお、第2スペーサ40は、第1スペーサ30とは異なり、第2スペーサ40を列置方向DL(第2スペーサ40の厚み方向に一致)に貫通するスペーサ貫通孔40cを有している。このスペーサ貫通孔40cは、第2スペーサ40の上端側に、幅方向DWについて、2つ並んで設けられている。本実施形態の電池パック1では、図5及び図6に示すように、各々の第2スペーサ40は、2つのスペーサ貫通孔40cが、列置方向DLについて第1スペーサ30の一部(磁性体である部位、上端側の部位)と対向するように設けられている。
さらに、本実施形態の電池パック1では、図5及び図6に示すように、各々の第2スペーサ40は、スペーサ貫通孔40cが、列置方向DLについて収納ケース貫通孔22と重なる(対向する)ように設けられている。すなわち、幅方向DWに並ぶ4つのスペーサ貫通孔40cが、幅方向DWに並ぶ4つの収納ケース貫通孔22と、列置方向DLに重なる(対向する)ように設けられている。従って、スペーサ貫通孔40cと収納ケース貫通孔22とが、列置方向DLに連なっている。このため、本実施形態の電池パック1では、スペーサ貫通孔40cと収納ケース貫通孔22とを通じて、外部から、第1スペーサ30の一部(磁性体である部位、上端側の部位)が視認できるように構成されている(図6参照)。
このような構成の電池パック1は、製造し易い電池パックとなっている。具体的には、後述するようにして電池パック1を製造することで、収納ケース20内に電池スタック10を収納する際に、第1スペーサ30及び第2スペーサ40が倒れてしまう不具合を防止することができる。
次に、本実施形態にかかる電池パック1の製造方法について説明する。
具体的には、まず、収納ケース20を用意する。そして、当該収納ケース20について、列置方向DLにかかる内側寸法Bを測定する(図7参照)。なお、本実施形態の収納ケース20では、列置方向DLにかかる内側寸法Bが、電池11の寸法バラツキを考慮した電池スタック10の列置方向寸法A(列置方向DLにかかる寸法)の想定され得る最大値よりも大きくされている。すなわち、収納ケース20内に電池スタック10のみを配置したときには、必ず、列置方向DLについて収納ケース20の内面と電池スタック10との間に隙間ができるようにされている。
また、収納ケース20内に配置する第1スペーサ30及び第2スペーサ40を用意する。但し、第2スペーサ40として、異なる厚み(列置方向DLにかかる寸法)を有する複数種類の第2スペーサ40を用意する。
また、列置方向DLに一列に配置された複数の電池11と、列置方向DLに隣り合う電池11の間に介在する冷却板12と、これらを列置方向DLに挟んで固定するためのエンドプレート13とを備えた、電池スタック10を用意する(図8参照)。そして、拘束荷重付与装置(図示省略)を用いて、電池スタック10に対し、列置方向DLに一定の拘束荷重(圧縮力)をかけ、この状態を保持する(図8参照)。
次いで、電池スタック10を収納ケース20内に収納するのに先立って、列置方向DLに一定の拘束荷重がかけられて保持された状態の電池スタック10について、列置方向DLの寸法A(収納ケース20内に配置される部位の列置方向寸法A)を測定する。さらに、収納ケース20の列置方向DLにかかる内側寸法Bから電池スタック10の列置方向寸法Aを差し引いた差分値C(=B−A)を算出する。
次に、第1スペーサ30と第2スペーサ40の厚み(列置方向寸法)の合計が差分値Cとなるように、1枚の第1スペーサ30と、1または複数枚の第2スペーサ40と、を選択する。そして、電池スタック10を収納ケース20内に収納するのに先立って、収納ケース20内に、選択した第1スペーサ30と第2スペーサ40を配置する(図9参照)。なお、図9に示す例では、1枚の第1スペーサ30と、厚みの異なる2枚の第2スペーサ40とを、収納ケース20内に配置している。すなわち、図9には、1枚の第1スペーサ30の厚みと2枚の第2スペーサ40の厚みとの合計が、差分値C(=B−A)となる例を示している。
このとき、図9に示すように、第1スペーサ30を、収納ケース20の一方端側壁部21bから列置方向DLについて最も離れた位置に配置し、第2スペーサ40を、収納ケース20の一方端側壁部21bに接触させるようにして、一方端側壁部21bと第1スペーサ30との間に配置する。すなわち、第1スペーサ30と収納ケースの一方端側壁部21bとの間に第2スペーサ40が挟まれるように、第1スペーサ30と第2スペーサ40を収納ケース20内に配置する。
但し、このとき、第2スペーサ40のスペーサ貫通孔40cが列置方向DLについて第1スペーサ30の一部(磁性体である部位)と対向し、且つ、1または複数の第2スペーサ40のスペーサ貫通孔40cが収納ケース20の一方端側壁部21bの収納ケース貫通孔22と列置方向DLに連なる(重なる)ように、第1スペーサ30と第2スペーサ40を収納ケース20内に配置する(図9参照)。このように配置したとき、収納ケース貫通孔22とスペーサ貫通孔40cとを通じて、外部から、第1スペーサ30の一部(磁性体である部位、上端側の部位)が視認できるような位置関係になる(図6及び図9参照)。
さらに、この状態で、収納ケース20の一方端側壁部21bの外面に接触する位置であって、収納ケース貫通孔22の開口を閉塞する位置に(列置方向DLについて収納ケース貫通孔22と対向する位置に)、磁石50(例えば、電磁石)を配置する(図9参照)。これにより、磁性体である第1スペーサ30に対し、収納ケース20の一方端側壁部21bと第2スペーサ40とを通じて、磁石50に引きつけられる力が働く。すなわち、磁石50によって、第1スペーサ30に対し、列置方向DLの一方端側DL1(図9において右側)に引きつける力を作用させる。
特に、本実施形態では、収納ケース貫通孔22が形成された収納ケース20及びスペーサ貫通孔40cが形成された第2スペーサ40を用い、第1スペーサ30と磁石50との間に、収納ケース貫通孔22とスペーサ貫通孔40cとを列置方向DLに連なるように配置させることで、収納ケース貫通孔22とスペーサ貫通孔40cを通じて、磁石50の磁力を第1スペーサ30に伝達できるようにしている。このようにすることで、収納ケース貫通孔22及びスペーサ貫通孔40cが形成されていない場合に比べて、磁石50の磁力が、磁性体である第1スペーサ30に伝達され易くなる。
これにより、本実施形態では、収納ケース貫通孔22及びスペーサ貫通孔40cが形成されていない場合に比べて、磁石50によって、第1スペーサ30を、列置方向DLの一方端側DL1(図9において右側)に強く引くことができる(第1スペーサ30が列置方向DLの一方端側DL1に引き寄せられる力を大きくすることができる)。従って、第1スペーサ30が、列置方向DLについて第2スペーサ40が配置されている一方端側DL1とは反対側の他方端側DL2(図9において左側)に倒れることを防止することができる。さらには、第1スペーサ30と収納ケース20の一方端側壁部21bとの間に挟まれている第2スペーサ40が倒れることも防止することができる。
次いで、上述のように第1スペーサ30及び第2スペーサ40の転倒が防止された状態で、列置方向DLについて第1スペーサ30と収納ケース20の他方端側壁部21cとの間に、拘束荷重付与装置(図示省略)によって一定の拘束荷重がかけられた状態で保持されている電池スタック10が挟まれるように、当該電池スタック10を収納ケース20内に収納する。
例えば、図10に示すように、拘束荷重付与装置(図示省略)によって一定の拘束荷重がかけられた状態で保持されている電池スタック10の下方から、「第1スペーサ30と第2スペーサ40が内部に配置され、且つ、収納ケース貫通孔22に対向する位置に磁石50が配置された状態の収納ケース20」を上昇させて、図11に示すように、列置方向DLについて第1スペーサ30と収納ケース20の他方端側壁部21cとの間に、拘束荷重付与装置(図示省略)によって一定の拘束荷重がかけられた状態で保持されている電池スタック10が挟まれるように、当該電池スタック10を収納ケース20内に収納する。
このようにして、電池スタック10を収納ケース20内に収納することで、第1スペーサ30及び第2スペーサ40が倒れることを防止しつつ、スムーズに、電池スタック10を収納ケース20内に収納することができる。
その後、収納ケース20から磁石50を取り外す(離間させる)。さらには、拘束荷重付与装置(図示省略)による電池スタック10への拘束荷重の付与を解放する。このとき、電池スタック10は、列置方向DLについて隙間無く、収納ケース20内に収納されている(詳細には、収納ケース20の他方端側壁部21cと第1スペーサ30との間に隙間無く挟まれている)ので、電池スタック10に対する一定の拘束荷重は維持される。
本実施形態では、上述のようにして、2つ(2列)の電池スタック10を、列置方向DLに一定の拘束荷重がかけた状態で、収納ケース20内に収納する。これにより、列置方向DLに一定の拘束荷重がかけられた状態の2つ(2列)の電池スタック10を有する電池パック1(図1参照)を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態の電池パック1は、製造し易い電池パックとなっている。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態では、2つ(2列)の電池スタック10が幅方向DWに並んで収納ケース20内に収納された電池パック1を示したが、本発明では、収納ケース内に収納される電池スタックの数は、いくつであっても良い。本発明は、1つ(1列)の電池スタックが収納ケース内に収納された電池パックにも適用することができるし、3つ(3列)以上の電池スタックが幅方向DWに並んで収納ケース内に収納された電池パックにも適用することができる。
また、実施形態では、第2スペーサとして非磁性体である第2スペーサ40を使用し、収納ケースとして、非磁性体である収納ケース20を使用した例を示した。しかしながら、第2スペーサ及び収納ケースは、磁性体であっても良い。
1 電池パック
10 電池スタック
10b 一方端部
10c 他方端部
11 電池
12 冷却板
13 エンドプレート
20 収納ケース
21 壁部
21b 一方端側壁部
21c 他方端側壁部
22 収納ケース貫通孔
30 第1スペーサ
40 第2スペーサ
40c スペーサ貫通孔
50 磁石
DL 列置方向
DL1 列置方向の一方端側
DL2 列置方向の他方端側
DW 幅方向

Claims (1)

  1. 列置方向に一列に列置された複数の電池を有する電池スタックと、
    前記電池スタックを収納する収納ケースと、
    前記収納ケース内に配置された複数のスペーサであって、前記電池スタックのうち前記列置方向の一方端側に位置する一方端部と、前記収納ケースの壁部のうち前記列置方向の一方端側に位置する一方端側壁部と、の間に介在する複数のスペーサと、を備える
    電池パックであって、
    複数の前記スペーサは、
    前記電池スタックの前記一方端部に接触して位置する第1スペーサと、
    前記列置方向について前記第1スペーサと前記収納ケースの前記一方端側壁部との間に位置する第2スペーサと、であり、
    前記第1スペーサは、磁性体であり、
    前記第2スペーサは、当該第2スペーサを前記列置方向に貫通する貫通孔であって、前記列置方向について前記第1スペーサの一部と対向する位置に形成されたスペーサ貫通孔を有し、
    前記収納ケースの前記一方端側壁部は、当該一方端側壁部を前記列置方向に貫通する貫通孔であって、前記列置方向について前記スペーサ貫通孔と重なる位置に形成された収納ケース貫通孔を有する
    電池パック。
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