JP2020041358A - 建設機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工現場の現況地形データと、テンプレート形状を用いることで、目標地形を作成する技術を提供する。【解決手段】建設機械は、テンプレート形状を記憶する記憶装置と、施工後の地形形状である目標地形を作成する情報コントローラと、表示装置と、を有し、情報コントローラは、姿勢検出装置と測位装置の検出値、および地形計測装置から出力される検出値に基づき、建設機械周囲の地形形状を示す現況地形データを作成し、テンプレート形状を取得し、テンプレート形状を変形させて、施工対象領域に適合したテンプレート地形を作成し、現況地形データとテンプレート地形との土量の差分が規定値の範囲内に収束するように、テンプレート地形全体の高さを嵩上げもしくは切り下げて目標地形を算出し、現況地形データ、目標地形を表示装置に出力する。【選択図】図6

Description

本発明は、作業支援機能を搭載し、目標地形に基づいて作業を行う建設機械に関するものである。
従来、油圧ショベル等の建設機械において、オペレータが入力装置を介して入力した施工目標面、または予め用意された施工目標面を用いて、建設機械のフロントつめ先位置と施工目標面の距離を表示する技術が提案されている。また、建設機械のフロントつめ先位置が施工目標面より下の領域を掘削しないよう領域制限を行う技術が提案されている。
例えば特許文献1には、「表層を所望の勾配或いは深さまで掘削するように、バケットを有する掘削機を制御する制御方法であって、勾配制御モードを選択した場合には、掘削される表層の所望の勾配を限定するデータを入力する工程と;所望の勾配を示す情報をディスプレイパネル上に表示する工程と;所望の勾配を基準にしてバケットの位置を示す情報をディスプレイパネル上に表示する工程と;バケットの軌道を所望の勾配と一致するように自動制御する工程と;を有し、また、深さ制御モードを選択した場合には、掘削される表層の所望の深さを限定するデータを入力する工程と;所望の深さを示す情報をディスプレイパネル上に表示する工程と;所望の深さを基準にしてバケットの位置を示す情報をディスプレイパネル上に表示する工程と;バケットの軌道を所望の深さと一致するように自動制御する工程と;を有することを特徴とする掘削機の制御方法」が記されている。
特許第3452461号公報
特許文献1に開示の技術では、建設機械の作業毎に目標地形(施工完成時の地形)を事前に構築し、オペレータがタッチパネルを用いて設定入力する必要があるため、目標地形の作成に時間を要する。また、予め目標地形を用意する場合は、CADなどを用いて、人が事前に設計する必要がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、施工現場の現況地形データと、予め記憶装置に記憶されたテンプレート形状を用いることで、施工現場で目標地形を自動的に作成することができる技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、代表的な建設機械は、建設機械の姿勢を検出する姿勢検出装置と、前記建設機械の測位位置を検出する測位装置と、地形形状のひな型であるテンプレート形状を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶されているテンプレート形状に基づき、施工後の地形形状である目標地形を作成する情報コントローラと、表示装置と、を有する建設機械において、前記情報コントローラは、前記姿勢検出装置と前記測位装置の検出値、および前記建設機械の周囲の地形を計測する地形計測装置から出力される検出値に基づき、前記建設機械の周囲の地形形状を示す現況地形データを作成し、前記記憶装置に記憶されているテンプレート形状を取得し、当該テンプレート形状を変形させて、施工対象領域に適合したテンプレート地形を作成し、前記現況地形データと前記テンプレート地形との土量の差分が規定値の範囲内に収束するように、当該テンプレート地形全体の高さを嵩上げもしくは切り下げて前記目標地形を算出し、前記現況地形データ、および前記目標地形を前記表示装置に出力する、ことを特徴とする。
施工現場の現況地形データと、予め記憶装置に記憶されたテンプレート形状を用いることで、施工現場で目標地形を自動的に作成することができ、施工前に目標地形を作成するのに要する手間や、施工現場に即した目標地形を予め作成する手間が軽減される。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
油圧ショベルの概観を示す図である。 実施形態の油圧ショベルの制御システムの一例を示す図である。 実施形態の車体座標系について説明する図である。 実施形態の車体座標系、センサ座標系およびサイト座標系の関係を説明する図である。 実施形態における油圧ショベルの目標地形作成の概要例を示す図である。 実施形態の機能ブロックを例示する図である。 実施形態の地形点群データのデータ形式の例を示す図である。 実施形態の現況地形データのデータ形式の例を示す図である。 実施形態のテンプレート地形データのデータ形式の例を示す図である。 実施形態の目標地形のデータ形式の例を示す図である。 実施形態のテンプレート地形作成処理の流れを示す説明図である。 実施形態のテンプレート形状の例を示す図である。 モニターに表示されるテンプレート形状の選択画面およびパラメータ設定画面を示す図である。 実施形態の現況地形出力処理によって得られる現況地形の例を示す図である。 実施形態の現況地形出力処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の地形グリッド変換処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の目標地形作成部の動作を説明するための一例を示す図である。 実施形態の目標地形作成処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の目標地形最適化処理を示すフローチャートである。 実施形態の現況地形データの各グリッドに対応するテンプレート地形高さの算出方法の例示する図である。 実施形態のモニターでの表示例を示す図である。
以下の実施形態においては、便宜上必要があるときは、複数のセクションまたは実施形態に分割して説明する。以下の実施形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。尚、以下の実施形態において、その構成要素(処理ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須ではない。
以下、図面等を用いて、実施形態について説明する。以下の説明は本発明の内容の具体例を示すものであり、本発明がこれらの説明に限定されるものではなく、本実施形態に開示される技術的思想の範囲内において当業者による様々な変更および修正が可能である。また、本実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは、同一の符号を付け、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
[構成]
まず、建設機械の一例として、本実施形態における油圧ショベルの概略構成を説明する。図1は、本実施形態の油圧ショベル100の概観を示す斜視図であり、図2は油圧ショベル100の制御システムの一例を示す図である。
油圧ショベル100は、多関節フロント作業機110と車体130とを備える。車体130は、上部旋回体131と下部走行体132とを備える。上部旋回体131および下部走行体132は、旋回モータ124の駆動により旋回し、右走行モータ125、および左走行モータ126の駆動により前後方向に走行する。
多関節フロント作業機110は、基端が上部旋回体131に俯仰可能に連結されたブーム111と、ブーム111の先端に揺動可能に連結されたアーム112と、アーム112の先端に揺動可能に連結されたバケット113とを備える。ブーム111とアーム112とバケット113とは、それぞれ、ブームシリンダ121とアームシリンダ122とバケットシリンダ123との各アクチュエータにより駆動され、掘削および土砂の運搬を行う。
また上部旋回体131は、運転室151を備える。運転室151には、操作レバー152、タッチパネルが表層に形成されているモニター153(表示装置)、警告音を発するブザー154(いずれも図2参照)が設置される。モニター153は、タッチパネルの機能によりオペレータからの入力を受け付けるとともに、オペレータに情報を通知する。
さらに、ブーム111、アーム112、バケット113、および上部旋回体131は、それぞれの回動角を検出するブーム角度検出器181、アーム角度検出器182、バケット角度検出器183、および旋回体角度検出器184を備える。これら各種角度検出器181〜184は、例えばIMU(Inertial Measurement Unit)などである。
油圧ショベル100は、周囲の地形を検知して現況の地形形状を示す情報(後述の地形点群データ700)を生成する地形計測装置170を備える。地形計測装置170は、例えば、ステレオカメラ、レーザスキャナ、ミリ波レーダ等の外界センサであり、油圧ショベル100の周囲の地形を計測する。また油圧ショベル100は、右GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機171および左GNSS受信機172を備える。右GNSS受信機171および左GNSS受信機172は、はるか上空を飛行しているGNSS衛星から出力される測位信号を受信することで、油圧ショベル100の測位位置を検出する測位装置である。
また油圧ショベル100は、重力方向に対する油圧ショベル100の傾斜角度、すなわち油圧ショベル100の姿勢を検出する姿勢検出装置173を備える。姿勢検出装置173は例えばIMU(Inertial Measurement Unit)などである。
[制御システム]
引き続き、油圧ショベル100に備えられる制御システムの概要を、図2を参照しつつ説明する。
油圧ショベル100は、エンジン143と、油圧ポンプ142と、コントロールバルブ141と、メインコントローラ162と、情報コントローラ161とを備える。
油圧ポンプ142は、エンジン143の動力によって作動する。オペレータが操作レバー152を操作すると、その操作情報は、メインコントローラ162で制御信号に変換される。制御信号は、油圧ポンプ142とパイロットバルブ144とエンジン143に送られる。これら制御信号により、コントロールバルブ141を介して作動油が循環し、旋回モータ124と、右走行モータ125と、左走行モータ126と、ブームシリンダ121と、アームシリンダ122と、バケットシリンダ123とが駆動する。
情報コントローラ161は、CPU(Central Processing Unit)1611、RAM(Random Access Memory)1612、ROM(Read Only Memory)1613、および外部1/F(Interface)1614などが、バス1615により互いに接続されたコンピュータである。情報コントローラ161は、後述する各処理を実施することで、施工後の地形形状である目標地形を作成する。
外部I/F1614は、メインコントローラ162、ブザー154、モニター153、および記憶装置155(ハードディスクドライブや大容量フラッシュメモリなど)に接続される。情報コントローラ161は、ブザー154およびモニター153を介したオペレータへの情報提示や、メインコントローラ162へのコントロールバルブ141の制御指示を行う。記憶装置155には、テンプレートデータベース230(以下、テンプレートDB230と表記)が記憶される。テンプレートDB230は、地形形状のひな型であるテンプレート形状300(後述の図12)を保持する。
外部I/F1614には、右GNSS受信機171、左GNSS受信機172、上記の各種角度検出器181〜184、姿勢検出装置173、地形計測装置170が接続される。また情報コントローラ161内に構築される目標地形出力装置200は、各種演算処理を行う。
情報コントローラ161には、油圧ショベル100の外部(例えば管制サーバ)と地形形状情報や管制データの送受信を行う無線通信装置157が接続されている。無線通信装置157は、無線LAN、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)、携帯回線などと接続する通信機器である。無線通信装置157およびモニター153は、情報コントローラ161から目標地形情報を出力する複数の出力装置に相当する。
本実施形態の目標地形出力装置200の説明に先立ち、本実施形態の概要を説明する。
[座標系]
まず、本実施形態で用いる座標系について図3、図4を参照して説明する。図3は、本実施形態で用いる車体座標系900について説明する図である。また図4は、車体座標系900、センサ座標系910およびサイト座標系930の関係を説明する図である。
本実施形態では、図3に示す車体130に固定された車体座標系900、および図4に示す、地形計測装置170に固定されたセンサ座標系910、および施工現場内に設けられた基準点を原点としたサイト座標系930を用いる。本実施形態においては、サイト座標系930が最も基準となる座標系であるものとし、各座標系で示される物体の座標値は、最終的にはサイト座標系930に変換されるものとする。
図3に示す車体座標系900は、下部走行体132が地面と接触する面と、油圧ショベル100の旋回中心軸とが交わる点を原点とし、水平面上にX軸とY軸とを取り、鉛直方向にZ軸を取る直交座標系である。本実施形態では、車体130が進行する方向の左右にX軸をとり、水平面上でX軸に直交する方向をY軸とする。
次に図4を参照し、車体座標系900、センサ座標系910およびサイト座標系930の関係と、それら座標変換処理について説明する。
まず、地形計測装置170が計測した計測点920を、センサ座標系910から車体座標系900への座標変換する方法について説明する。図4において、計測点920は、センサ座標系910上でPs(xs、ys、zs)と表され、車体座標系900上のPv(xv、yv、zy)に変換される。このときの座標変換式は、例えば以下の(式1)に表される。
Figure 2020041358
Rsvはセンサ座標系910から車体座標系900への回転行列であり、αs、βs、γsは、それぞれセンサ座標系910と車体座標系900のX軸同士、Y軸同士、Z軸同士がなす角である。地形計測装置170が油圧ショベル100に固定されている場合、これらのなす角は、例えば、予め車体座標系900における地形計測装置170の姿勢を測定しておき、記憶装置155に事前に保存される。また、地形計測装置170が油圧ショベル100に対して姿勢を変化させながら地形計測を行う場合、地形計測装置170に姿勢計測センサを備え付けるなどして、姿勢計測センサが検出した角度を用いて座標変換行列を算出してもよい。
Tsvは車体座標系900の原点からセンサ座標系910への並進ベクトルである。xt、yt、ztは、車体座標系900からみたセンサ座標系910の原点座標に等しい。地形計測装置170の取り付け位置は、油圧ショベル100に対して固定されている場合が多い。このことから、本実施形態では、予め地形計測装置170の油圧ショベル100への取り付け位置を計測しておき、この計測値を記憶装置155に事前に保存しておく。
つぎに、車体座標系900からサイト座標系930への座標変換について説明する。図4において、計測点920は、車体座標系900上でPv(xv、yv、zv)と表され、サイト座標系930上のPg(xg、yg、zg)に変換される。このときの座標変換式は、例えば(式2)の通りに表される。
Figure 2020041358
Rvgは車体座標系900からサイト座標系930への回転行列であり、θr、θp、θyは、それぞれ車体座標系900とサイト座標系930のX軸同士、Y軸同士、Z軸同士がなす角である。θrおよびθpは、例えば、油圧ショベル100に備え付けられた姿勢検出装置173が出力した、油圧ショベル100の姿勢情報を用いる。また、θyは油圧ショベル100に備え付けられた右GNSS受信機171および左GNSS受信機172が受信した測位データから算出した油圧ショベル100の方位を用いてもよい。
また、Tvgはサイト座標系930の原点から車体座標系900の原点へのベクトルである。x0、y0、z0はサイト座標系930からみた車体座標系900の原点座標に等しい。これらの値には、例えば、右GNSS受信機171および左GNSS受信機172が受信した測位データから算出した油圧ショベル100の位置を用いる。
[概要]
次に、本実施形態の目標地形出力装置200の動作概要について説明する。図5は油圧ショベル100の目標地形作成の動作場面の例を示す図である。図5(a)および(b)は油圧ショベル100が施工対象の地形350に対して、土砂360を平面状に敷き慣らす場面である。尚、本実施形態では、土砂を資材として掘削や敷き均しなどを行うものとし、その量(体積)について、「土量」と表記する。尚、コンクリートやセメントを砕いたガラなどの再生砕石、砂利など、土砂以外の資材を当然扱ってもよく、この場合においても、その量(体積)を「土量」と表記する。
図5(a)のように油圧ショベル100が土砂360を施工対象の地形350に敷き慣らす場合、特許文献1に記載の技術を用いるには、地形350および土砂360の形状を、事前に測量などを行い特定し、土量(m)を算出して目標地形を設計する必要がある。
これに対し、本実施形態の目標地形出力装置200は、油圧ショベル100に取り付けられた地形計測装置170を用いて計測される、土砂360も含めた施工対象の地形350のデータを用いる。また目標地形出力装置200は、この測位データと、オペレータが選択したテンプレート地形(この場合は平面を選択する)とに基づき、目標地形を自動生成する。図5(a)の例において、目標地形出力装置200は、図5(b)に示すように、土砂360を施工対象の地形350に敷き慣らすのに好適な高さが設定された目標地形600を生成する。このように本実施形態では、目標地形をオペレータなどが設計、作成すること無しに、施工作業を支援する技術を提供することができる。
[目標地形出力装置200]
以下、上記の様な目標地形作成を実現する目標地形出力装置200について説明する。図6は、本実施形態の目標地形出力装置200の機能ブロック図である。
目標地形出力装置200は、機械状態取得部510、テンプレート地形作成部520、現況地形出力部530、目標地形作成部540、地形情報出力部550を有する。これらの各部は、情報コントローラ161のCPU1611が、予め定めたプログラムをRAM1612にロードして実行することにより行われる。また当該プログラムは、例えば記憶装置155などに事前に記憶されている。尚、情報コントローラ161が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(field−programmable gate array)などの集積回路を有している場合、図6に示す一部または全部の機能は、これら集積回路によって実現されてもよい。また、各部の処理に用いる各種のデータ、および処理中に生成される各種のデータは、RAM1612または記憶装置155に格納される。
[地形のデータ形式]
次に、図7〜10を用いて、目標地形出力装置200で扱われる地形に関するデータの形式について説明する。本実施形態では、施工対象の地形350の形状として、地形点群データ700、および現況地形データ800を用いる。また一方で、施工の目標となる地形形状の情報として、テンプレート形状300を元に導出されるテンプレート地形400、および目標地形600を用いる。
図7は地形点群データ700のデータ形式の一例を示す図である。このような地形点群データ700は、地形計測装置170によって出力される。地形点群データ700は、例えば図7に示すように、点データPt(n)のインデックス712と、{Xpt(n),Ypt(n),Zpt(n)}の座標値714で表されるリストとして構成されており、これが記憶装置155やRAM1612内に記憶される。
図8は現況地形データ800の例を示す図である。現況地形データ800は、地形計測装置170によって出力された地形点群データ700と、機械状態取得部510が出力したサイト座標系930における油圧ショベル100の車体位置および姿勢情報から、現況地形出力部530の処理によって出力される。現況地形データ800は、油圧ショベル100の周囲の現況地形を、サイト座標系930における座標値や寸法などの数値情報で定義付けるデータである。現況地形データ800のデータ形式は特に限定しないが、本実施形態では、図8に示すグリッドG(n)のような形式とする。すなわち本実施形態では、施工対象領域である地形350をグリッドに分割しておき、これをG(n)とする。そして現況地形出力部530は、グリッドG(n)毎に、サイト座標系930における各グリッドの中心座標{Xgrid(n),Ygrid(n)}、当該グリッドの位置における現況地形の高さHgrid(n)含めたリストを作成する。また現況地形出力部530は、高さ情報が格納されているかを示すフラグ情報であるF(n)を対応付けてリストに含める(F(n)の用途については後述)。ここでnは任意のグリッドG(n)の要素番号を示す。このように現況地形出力部530は、地形点群データ700を入力し、これを上記の式1、式2を用いてサイト座標系に座標変換するとともに、各グリッドに対応付けるように表記変換して、現況地形データ800を作成する。尚、図8に示す規定値Dgridは、各グリッドの一辺の長さを示している。また一辺の長さを規定値Lgridとした太枠線内の領域は、後述する油圧ショベル100を中心とした切り出し対象の領域を例示したものである。
現況地形出力部530により作成された現況地形データ800は、例えば、記憶装置155に記憶される。グリッドの大きさ、および現況地形データ800が保持する領域の大きさは、予め定められたものを用いる。ただし、現況地形データ800が保持する領域の大きさは、テンプレート地形400(後述)の大きさと同じであることが好ましい。
図9はテンプレート地形400のデータ形式の例を表す説明図である。テンプレート地形400は、オペレータによって選択されたテンプレート形状300(図12参照)と、オペレータによってモニター153を介して入力された地形350の広さなどの情報を用いて、テンプレート地形作成部520の処理によって出力される。テンプレート地形400は、広さなど、当該施工対象領域に適合した施工後の地形形状を示したデータである。テンプレート地形作成部520は、テンプレート形状300を回転させたり、縦横の長さの比を変更したり、テンプレート形状300を拡大もしくは縮小したりすることで、当該施工対象領域に適合したテンプレート地形を作成する。
テンプレート地形400のデータ形式は特に限定されないが、例えば、図9に示すように、点データ440と要素データ450から構成されるものとする。点データ440は、各点Nt(n)を識別する番号441、および{Xt(n),Yt(n),Zt(n)}の座標値442を含む。また、要素データ450は、各要素Et(n)を識別する番号451、および要素をなす点データNt(n)の番号452を含む。
尚、本実施形態のテンプレート地形400は、多角形ポリゴンを複数連ねることで構成されたデータとなっており、本実施形態では、多角形ポリゴンとして三角形ポリゴンを採用している。すなわち要素データ450の各要素Et(n)は、テンプレート地形400を構成する局所の三角形ポリゴンのそれぞれを一意に識別するものであり、一つの三角形ポリゴンは、図9に示すデータの紐づけ関係で示されるとおり、3点のNt(n)の各座標値により定義付けられる。
図10は、目標地形600のデータ形式の例を表す説明図である。目標地形600は、テンプレート地形作成部520が出力したテンプレート地形400と、現況地形出力部530が出力した現況地形データ800を用いて、目標地形作成部540の処理によって出力される。目標地形600のデータ形式は特に限定しないが、例えば、図10に示すように、点データ640と要素データ650から構成される。点データ640は、各点Nd(n)を識別する番号641、および{Xd(n),Yd(n),Zd(n)}の座標値642を含む。また、要素データ650は、各要素Ed(n)を識別する番号651、および要素をなす点データNd(n)の番号652を含む。
図10に示す要素データ650と点データ640との関係も、上記テンプレート地形400の要素データ450と点データ440との関係と同様である。すなわち、要素データ650の各要素Ed(n)は、目標地形600を構成する局所の三角形ポリゴンを意味し、これら各三角形ポリゴンは、点データ640の各点Nd(n)の3点の座標値により定義付けられる。
[地形計測装置170]
次に、地形計測装置170の動作について、ここで説明する。地形計測装置170の搭載位置、姿勢は限定しないが、本実施形態における地形計測装置170は、図1に示すように油圧ショベル100のキャブ上に設置されているものとする。また、計測タイミング等について特に限定しないが、本実施形態においては、周期的に油圧ショベル100の周囲の地形を自動で計測するものとする。尚、周期的に行う必要はなく、例えば、油圧ショベル100が決められた姿勢をとったタイミングや、オペレータが指示したタイミングで地形計測を行ってもよい。また、地形データの出力形式は、例えば、図7に示す地形点群データ700の形式とする。
以下、目標地形出力装置200の各処理について図を用いて説明する。
[機械状態取得部510]
機械状態取得部510は、姿勢検出装置173と、ブーム角度検出器181、アーム角度検出器182、バケット角度検出器183、および旋回体角度検出器184と、右GNSS受信機171および左GNSS受信機172からそれぞれ検出値を入力する。機械状態取得部510は、上部旋回体131の測位位置、方位、およびバケット113の先端位置を算出する。尚、本実施形態では、バケット113の先端位置および油圧ショベル100の位置、姿勢のことを、機械状態と呼ぶ。バケット113の先端位置は、車体座標系900の座標値で表される。また、算出された機械状態は、記憶装置155に保持されるとともに、現況地形出力部530に出力される。尚、本実施形態では、機械状態取得部510が上記の(式1)、(式2)を用いて、得られた機械状態をサイト座標系に変換するものとするが、この座標変換処理を現況地形出力部530が行ってもよい。
[テンプレート地形作成部520]
図11〜図13を参照してテンプレート地形作成処理について説明する。図11はテンプレート地形作成処理の流れを示すフローチャートである。図12(a)〜(c)はテンプレート形状300の例を示す説明図である。また図13(a)〜(c)は、モニター153に表示される、テンプレートの選択画面やパラメータ入力画面である。
テンプレート地形作成部520は、記憶装置155に事前に記憶されているテンプレート形状300と、モニター153を介してオペレータが入力した、施工対象領域の広さなどの施工条件とに基づき、目標地形600の元となるテンプレート地形400を出力する。このときのテンプレート形状300は図12(a)〜(c)に表されるような、平面、斜面、溝の様な形状である。本実施形態では、図12(a)に示される平面形状が選択された場合を例にとって説明する。尚、テンプレート形状300はこれら3つに限るものではなく、図12(a)〜(c)に示されるものより複雑な形状であってもよい。尚、テンプレート形状300のデータ形式についても、特に限定はされないが、ここでは、上記の図9の形式、すなわち三角形ポリゴンを要素とした構成となっている。
以下、図11の各ステップに沿ってテンプレート地形作成部520の処理について説明する。
<ステップS101>
テンプレート地形作成部520は、オペレータによって選択された、記憶装置155に記憶されているテンプレート形状300を一つ取得する。テンプレート形状300の選択方法は、例えば、油圧ショベル100に乗ったオペレータが、図13(a)に示すテンプレート選択画面を表示したモニター153を介して選択する方法が想定される。
<ステップS102>
テンプレート地形作成部520は、ステップS101で選択されたテンプレート形状300について、施工寸法を設定し、テンプレート地形400として出力し、処理を終了する。ここで施工寸法とは、図12(a)〜(c)に示されるL、D、H、A、B、Cを含むテンプレート形状300の各辺の寸法と、Ptmなどのサイト座標系930におけるテンプレート形状の位置、およびθtmに代表される方向である。これらの寸法の数は選択されたテンプレート形状300の形によって異なる。また、寸法の設定方法は図12(a)〜(c)に限られず、例えば、テンプレート形状300の各頂点の座標を設定してもよい。施工寸法の設定方法として、例えば、オペレータがモニター153を介して、図13(b)に例示する設定画面上でタッチパネル機能等を用いて選択する。このようにオペレータが直接代入した寸法を得る実装でもよいし、機械状態取得部510が算出した油圧ショベル100の姿勢や方位の情報を参照し、油圧ショベル100の車体座標系900の原点をPtm、油圧ショベル100の方位角をθtmとしてもよい。
またオペレータは、当該現場内に搬入される土量を事前に把握している場合、図13(c)に示す搬入土量入力画面を用いて、搬入予定の土量(m)を入力する。ここで入力される搬入土量情報は、後述処理のパラメータの一つとして用いられる。
[現況地形出力部530]
図14〜図16を参照して、現況地形出力処理について説明する。図14は、現況地形出力部530の動作例を説明するための図である。図15は現況地形出力処理の流れを示すフローチャートである。また図16は、本実施形態のグリッドマップ変換処理の流れを示すフローチャートである。
現況地形出力部530は、機械状態取得部510が算出した油圧ショベル100のサイト座標系930での位置および姿勢を用いて、地形計測装置170から得られる施工対象の地形350の地形点群データ700を、現況地形データ800に変換して出力する。現況地形出力処理によって、例えば、図14(a)に示す施工対象の地形350に対して、図14(b)に示す現況地形データ800を得ることができる。尚、図14(b)は、図8に示した現況地形データ800をもとにグラフィカルに描いた図である。
以下、図15の各ステップに従って現況地形出力部530の処理について説明する。
<ステップS201>
現況地形出力部530は、機械状態取得部510が算出した油圧ショベル100のサイト座標系930での位置および姿勢情報を用いて、地形計測装置170が出力した地形点群データ700を、センサ座標系910からサイト座標系930へ変換する。この際、現況地形出力部530は、上記の(式1)、(式2)を用いて、座標変換を行う。
<ステップS202>
現況地形出力部530は、サイト座標系930に変換された地形点群データ700を、グリッド単位の現況地形データ800に変換する。図16は現況地形データ変換処理内容を表すフローチャートである。以下、図16の各ステップに従って現況地形データ変換処理(ステップS202)の処理について説明する。尚、図16に示すフローチャートは、既に作成した現況地形データ800を、最新のデータに更新する動作を含んでいる。すなわち、本実施形態では、地形計測装置170から現況の地形点群データ700が得られるごとに、その都度現況地形出力部530が動作し、リアルタイムに現況地形データ800を更新する。よって地形計測装置170が周期的に動作して現況の地形点群データ700を繰り返し計測し続ける場合、現況地形出力部530もまた、この動作に連動して、1サイクル前に作成した現況地形データ800を最新のものに更新することで、現況地形データ800を常時最新のものに維持し続ける。
[現況地形データ変換処理(ステップS202)]
<ステップS301>
現況地形出力部530は、記憶装置155に既に記憶されている現況地形データ800を読込み、情報コントローラ161内のRAM1612に現況地形データ800を一時的に書き出す。上記のとおり、この現況地形データ800は前回本フローを実施した際に得られたデータである。現況地形データ800は、施工対象の地形350全体地形の情報を全て含むため、演算処理に時間を要してしまう。このことから、機械状態取得部510の出力した油圧ショベル100のサイト座標系930での位置情報を用いて、図8の太枠線で示す車体座標系900の原点を中心とした地形情報のみを切り出して、読み込んでもよい。尚、現況地形データ800を新規に作成する場合は、このステップS301はスキップされる。
<ステップS302>
現況地形出力部530は、地形計測装置170が出力した地形点群データ700を取得し、このデータの大きさから、ステップS303以降のループ処理に用いる閾値Npの大きさを算出する。
<ステップS303>
現況地形出力部530は、変数nに初期値1を設定し(n=1)、ステップS304からステップS306までのループ処理を開始する。
<ステップS304>
現況地形出力部530は、地形点群データ700のn番目の点データPt(n)が、現況地形データ800のグリッドG(n)のいずれに対応しているかを算出する。算出方法は特に限定しないが、現況地形出力部530は、例えば地形点群データ700のn番目の点データPt(n)の座標値{Xpt(n),Ypt(n)}と、G(n)の中心の座標値である{Xgrid(n),Ygrid(n)}とを比較し、Pt(n)とG(n)の中心との距離が、グリッド幅±Dgrid/2以内であるか判定する。地形点群データ700の全てのPt(n)について、それぞれグリッドG(n)と比較し、地形点群データ700のn番目の点データPt(n)に対応するグリッドG(n)を算出する。
<ステップS305>
現況地形出力部530は、ステップS304が算出した地形点群データ700のn番目の点データPt(n)に対して、現況地形データ800内に対応するグリッドG(n)が存在するか判定する。Pt(n)に対応するG(n)が存在する場合、現況地形出力部530はステップS306に進む。Pt(n)に対応するG(n)が存在しない場合、現況地形出力部530は、当該点データPt(n)を現況地形データ800の範囲外のデータとして扱い、これを破棄してステップS307に進む。
<ステップS306>
現況地形出力部530は、現況地形データ800のグリッドG(n)における高さHgrid(n)をZpt(n)の値に更新する。また現況地形出力部530は、グリッドG(n)の高さ情報の有無を示すフラグ情報F(n)に対し、値が設定されたことを示す1を設定する。
<ステップS307>
現況地形出力部530は、nがNpに達したか判定をする。nがNpと等しいとき、処理はステップS309に進む。nがNp未満であるとき、処理はステップS308に進む。
<ステップS308>
現況地形出力部530は、nに1を加えてn+1として、ステップS304に進む。
<ステップS309>
現況地形出力部530は、更新された現況地形データ800を記憶装置155に保存し、処理を終了する。
[目標地形作成部540]
図17〜図20を参照して、目標地形作成処理について説明する。図17は、目標地形作成部540の動作例を示す図である。図18は、目標地形作成処理の流れを示すフローチャートである。図19は目標地形作成部540の処理である目標地形最適化処理の流れを示すフローチャートである。図20は現況地形データ800のグリッドG(n)に対応したテンプレート地形400の高さHd(n)を算出する方法を説明するための図である。
目標地形作成部540は、現況地形出力部530が出力した現況地形データ800と、テンプレート地形作成部520が作成したテンプレート地形とを比較して、土量の差分が規定値の範囲内に収束するように、テンプレート地形400の高さ寸法を調整する。そして目標地形作成部540は、調整後のテンプレート地形400を目標地形600として出力する。
目標地形作成部540は、図17(a)に示すように、まず、テンプレート地形作成部520が出力したテンプレート地形400と、現況地形出力部530が出力した現況地形データ800との間のオフセットH0を設定する。そして目標地形作成部540は、テンプレート地形400と現況地形データ800とを比較し、また図13(c)の画面を介してオペレータから搬入土量が入力された場合は、これを加味して、H0を最適なオフセットHoptに更新する。テンプレート地形400の初期状態でのオフセットH0の算出方法は特に指定しないが、例えば、現況地形データ800の地形の高さHgrid(n)の最大値と等しい値とする。また、テンプレート地形400と現況地形データ800とを、グリッド毎に比較し、施工を行う土量の増減値を、グリッド毎に算出する。そして、すべてのグリッドにおける施工を行う土量の算出結果から、土量の過不足が最小となるような高さを求めることで、図17(b)に示すような好適なオフセットHoptを算出し、目標地形600を出力する。
以下、図18のフローチャートに従って目標地形作成部540の処理内容について説明する。尚、図18に示すフローチャートも、現況地形出力部530のリアルタイム動作と連動して行われてもよい。この場合、目標地形作成部540もリアルタイムに目標地形600を更新し、オペレータなどに最新の目標地形600を提示することができる。
<ステップS401>
目標地形作成部540は、テンプレート地形作成部520が出力したテンプレート地形400を取得する。
<ステップS402>
目標地形作成部540は、現況地形出力部530が出力した現況地形データ800を取得する。
<ステップS403>
目標地形作成部540は、ステップS402で取得した現況地形データ800が目標地形600を作成するのに十分なデータ量であるかを判定する。判定方法は、例えば、現況地形データ800の各グリッドに含まれるフラグ情報F(n)が1である割合が規定の閾値以上であるかで判定する。
現況地形データ800が十分な情報量を持つと判定した場合(S403:Yes)、目標地形作成部540は、ステップS405に進む。現況地形データ800の情報量が不十分であると判定した場合(S403:No)、目標地形作成部540は、ステップS404に進む。
<ステップS404>
目標地形作成部540は、現況地形データ800の情報量が不足している領域980(後述の図21(b)参照)の地形データを取得するように指令を出力する。例えば目標地形作成部540は、地形情報出力部550へ、F(n)が0である領域の情報を出力し、モニター153が当該領域を表示する(この表示内容については後述の図21を参照)。これにより、目標地形作成部540は、オペレータに地形データが不足している領域へ地形計測装置170の計測範囲を向けるような指示を行うことができる。また、現況地形データ800がステップS405の処理を行うのに十分なデータ量となるまで、現況地形出力部530の処理が繰り返し行われる。
<ステップS405>
目標地形作成部540は、目標地形最適化処理を行う。目標地形最適化処理では、まず、テンプレート地形400と現況地形データ800のオフセットhをH0であると仮定して、現況地形データ800のグリッドG(n)が保持する高さHgrid(n)と、テンプレート地形400の地形情報を比較する。これをグリッドG(n)毎に行うことで、目標地形作成部540は、テンプレート地形400と現況地形データ800の土量の過不足(グリッドごとの土量の差分)の合計を算出する。この土量の過不足が規定値(後述の閾値Sth)以下になるまで、オフセットhを変化させていくことで、最適なオフセットHoptを求める。図19は目標地形最適化処理の流れを表すフローチャートである。以下、図19の各ステップに従って、目標地形最適化処理の処理内容を説明する。尚、本実施形態では、社団法人日本道路協会が定める施工面の平坦性(高低差)の許容値に基づき、上記規定値を設けるものとする。例えば路床を施工する場合、設計高さに対する許容値は±5cm以内となっていることから、本実施形態においては、高さ方向の高低差が±5cmとなる土量が、規定値として設定される。尚、これ以外にも、オペレータが土量差分の規定値を指定したり、事前に設定された値を土量差分の規定値として用いても構わない。
[目標地形最適化処理(ステップS405)]
<ステップS501>
目標地形作成部540は、テンプレート地形400のオフセットH0と、土量の閾値Sthを設定する。また現況地形データ800とテンプレート地形400の土量の過不足を表す積算土量Sを0にリセットする。
オフセットH0の設定方法は特に限定しないが、ここでは上記のように、現況地形データ800の高さの最大値と同じ高さになるように設定することとする。また、土量の閾値Sthは、積算土量Sがこの範囲内に収まれば過不足は無いものとみなすための値である。閾値Sthは、積算土量Sが負の値(土量がサイト全体で不足している状態)で収束判定されないよう、正の値とするのが望ましい。また、後にダンプなどにより追加で運ばれてくる土砂の量があらかじめ判明している場合など、図13(c)の画面を介して搬入土量があらかじめ入力されている場合は、その土砂量を閾値の基準にし、土量の差分が、搬入土量の値と等しくなるように前記テンプレート形状の高さ寸法を調整して目標地形を算出する実装でもよい。また、現況地形データ800とテンプレート地形400の土量の過不足を表す積算土量Sを0にリセットする。
<ステップS502>
目標地形作成部540はステップS503からS505までのループ処理のカウンターであるnを1として、ループ処理を開始する。
<ステップS503>
目標地形作成部540は、現況地形データ800のグリッドG(n)の位置におけるテンプレート地形400の高さHd(n)を算出する。
現況地形データ800のグリッドG(n)の位置におけるテンプレート地形400の高さを求めるには、図20で示すように、目標地形作成部540は現況地形データ800のグリッドG(n)のZ軸上方にあるテンプレート地形400の要素Et(n)を探索する。そして目標地形作成部540は、その後テンプレート地形400の要素Et(n)が含む点データ{Nt(n1),Nt(n2),Nt(n3)}がなす平面と、現況地形データ800のグリッドG(n)の中心{Xgrid(n),Ygrid(n)}を通りZ軸に平行な直線との交点Pc(n)の位置を算出する。この交点Pc(n)のZ軸座標値をHd(n)とする。尚、上記例のとおりテンプレート地形400が平面形状である場合、Nt(n1)、Nt(n2)、Nt(n3)のZ軸成分の各値Zt(n1)、Zt(n2)、Zt(n3)は、オフセットhと同値となる。すなわち、オフセットがhから後述のように(h−dh)に変更されると、Zt(n1)、Zt(n2)、Zt(n3)も(h−dh)に変更させる。テンプレート地形400が平面以外の形状である場合においても、Zt(n1)、Zt(n2)、Zt(n3)は、オフセットhを基準とした値であり、オフセットhの増減に伴い同じ値分増減される。
現況地形データ800のグリッドG(n)の上方にあるテンプレート地形400の要素Et(n)の探索方法は、特に限定しないが、例えば次の方法が考えられる。目標地形作成部540は、テンプレート地形400の要素データ450から、一つの要素Et(k)を選択する。ここでE(k)はテンプレート地形400の要素データ450内のk番目の要素を表す。次に目標地形作成部540は、要素Et(k)の点データ{Nt(k1),Nt(k2),Nt(k3)}のXY平面における三角形内の領域に、現況地形データ800のグリッドG(n)の中心座標{Xgrid(n),Ygrid(n)}が含まれるか判定をする。要素E(k)の点データがなす三角形にG(n)の中心座標{Xgrid(n),Ygrid(n)}が含まれる場合、当該Et(k)はG(n)に対応するポリゴンであるものとし、目標地形作成部540はEt(k)をEt(n)とする。Et(k)がなす三角形にG(n)の中心座標が含まれない場合、目標地形作成部540は、別の要素Et(k)を選択し、同様にしてG(n)の中心座標{Xgrid(n),Ygrid(n)}が三角形領域内にあるかの存在判定を行う。目標地形作成部540は、この処理をEt(n)として採用される要素Et(k)が見つかるまで繰り返す。
<ステップS504>
目標地形作成部540は、現況地形データ800のグリッドG(n)の位置における高さHgrid(n)とステップS503が算出したG(n)におけるテンプレート地形400の高さHd(n)を比較することで、G(n)における必要な土量を算出する。そして、現況地形データ800とテンプレート地形400の土量の過不足を表す積算土量Sを更新する。積算土量Sの更新は、例えば、以下の数式を用いる。
Figure 2020041358
<ステップS505>
目標地形作成部540は、ループ処理のカウンターであるnと、現況地形データ800の要素数(ここでは規定値とする)であるNgridとの大小を比較する。nがNgridと等しい場合、目標地形作成部540は、ステップS507に進む。nがNgrid未満である場合、目標地形作成部540は、ステップS506に進む。
<ステップS506>
目標地形作成部540は、ループ処理のカウンターであるnをn+1としてステップS503に進む。
<ステップS507>
目標地形作成部540は、積算土量Sと積算土量収束判定を行う閾値Sthを比較することで、テンプレート地形400と現況地形データ800のオフセットhの収束判定を行う。積算土量Sが閾値Sth以下の場合、目標地形作成部540は、テンプレート地形400と現況地形データ800のオフセットhが最適な値に収束したと判定する。そして目標地形作成部540は、オフセットHoptを、最後に処理を行ったhの値に設定し、目標地形600を出力した後に、処理を終了する。一方、積算土量Sが閾値Sthより大きい場合、目標地形作成部540は、テンプレート地形400と現況地形データ800のオフセットhは好適な値に収束していないと判定し、ステップS508に進む。
<ステップS508>
目標地形作成部540は、hを(h−dh)に再設定し、積算土量Sを0にリセットし後にステップS502の処理に進む。dhは予め設定された値を用いてもよいし、積算土量Sと閾値Sthの差に応じて変化させてもよい。
[地形情報出力部550]
地形情報出力部550は、目標地形作成部540が算出した目標地形600と、現況地形出力部530が出力した現況地形データ800を、情報コントローラ161、モニター153、無線通信装置157に出力する。地形情報出力部550による出力は、現況地形出力部530や目標地形作成部540のリアルタイム動作と連動して行われてもよい。現況地形出力部530は、上記のとおり地形計測装置170から現況の地形点群データ700が得られるごとに動作し、リアルタイムに現況地形データ800を更新する。よってこの動作と地形情報出力部550の動作とを連動させることで、出力先である例えばモニター153の表示内容を、現況の地形のものにリアルタイムに更新することができる。また目標地形作成部540が現況地形出力部530の動作と連動している場合において、この現況地形出力部530の動作と地形情報出力部550の動作とを連動させることで、最新の土量の差分を表示し、オペレータに通知することができる。
図21(a)および(b)は、モニター153への出力の例を表す説明図である。図21(a)は、油圧ショベル100、目標地形600および現況地形データ800を、サイト座標系930におけるX−Z軸平面で表示させた例である。このときの断面は特に限定しないが、例えば、図3に示すような、車体座標系900におけるY−Z軸平面と、目標地形600および現況地形データ800の交線を表示する。また、油圧ショベル100表示方法は、例えば、油圧ショベルの姿勢に対応した側面の画像複数枚を予め記憶装置155などに保持しておき、機械状態取得部510が出力した、油圧ショベル100の姿勢に応じた画像を出力する方法があげられる。また、目標地形作成部540において、現況地形データ800の情報が不十分であると判定された場合、モニター153には、例えば、図21(a)に示すような警告表示990を表示してもよい。
図21(b)は、油圧ショベル100、目標地形600および現況地形データ800を、サイト座標系930におけるX−Y軸平面で表示させた例である。
図21(b)では、例えば、現況地形データ800のグリッドG(n)の高さHgrid(n)に応じて、数値(ここでは±10の範囲内の整数値)を表示させ、欄970を用いて、当該グリッドがどの程度の高さであるかを表記させてもよい。また高さを示す数値については、例えば図21(b)に示すように、目標地形600の高さを基準値ゼロとし、目標地形600と現況地形データ800の地形情報との高さの差分に応じた値としてもよい。
また、図21(b)では、グリッドG(n)ごとに高さに応じた数値データを示す実装例を示しているが、これに替えて、例えば高くなるほど黒色から白色に変化するグレイスケールのグラデーションを用いるなどして、高さに応じて色を変えて表示する実装でもよい。この場合、欄970は高さの高低を示す凡例として用いられる。この表示色と高さの値の対応は、現況地形データ800のグリッドG(n)の高さ情報に応じた色にする必要はなく、例えば、目標地形600および現況地形データ800の地形情報の高さの差分に応じた色を表示させてもよい。
現況地形データ800の情報が不十分であると目標地形作成部540により判定された場合、モニター153は、図21(b)に示すように、警告表示990を表示することに加えて、現況地形データ800の情報量が不足している領域980を、他の領域の表示と異ならせるように網掛け表示する。また、油圧ショベル100の表示方法は、例えば、油圧ショベルの姿勢に対応した側面の画像複数枚を予め記憶装置155などに保持しておき、機械状態取得部510が出力した、油圧ショベル100の姿勢に応じた画像を出力する方法があげられる。
[効果・補足]
以上に示す手順で、目標地形600を生成することで、施工現場において、手作業で目標地形を作成する必要が少なくなり、施工前に目標地形を作成するのにかかる手間が軽減される。
本実施形態では、油圧ショベル100に搭載された地形計測装置170の取得結果を用いたが、例えば、ドローンなどの飛行物体に地形計測用のセンサを搭載させ、上空より計測する実装でもよい。この場合、当該飛行物体が地形計測装置として機能する。油圧ショベル100の情報コントローラ161は、飛行物体により計測されたデータを、無線通信を介して受信し、地形点群データ700を得ることができる。情報コントローラ161は、このようにして得られた地形点群データ700を用いて、現況地形データ800を算出する。
また、本実施形態では、現況地形データ800を図8に表すようなグリッド毎に高さ情報を保持する形式としたが、現況地形データ800を保持する形式はこれに限定しない。例えば、現況地形データ800を、図7に示すような、地形点群データ700と同様な形式で保持し、テンプレート地形400と比較してもよい。この場合、目標地形作成部540の処理では、現況地形データ800の点データを、テンプレート地形400と比較することで、最適なオフセットHoptを算出する。
本実施形態では、テンプレート地形400を図9に表すような点データ440および要素データ450で保持するデータ形式としたが、テンプレート地形情報の出力形式はこれに限定しない。例えば、単純な形状であれば、サイト座標系930での関数で所持してもよい。あるいは、図8に示すようなグリッド毎に高さ情報を保持する形式としてもよい。この場合、目標地形作成部540の処理では、現況地形データ800とテンプレート地形400をグリッド毎の高さで比較をして、最適なオフセットHoptを算出する。
上記実施形態の機械状態取得部510、テンプレート地形作成部520、機械状態取得部510、現況地形出力部530、目標地形作成部540、地形情報出力部550は、図6に示すように、目標地形出力装置200、すなわち情報コントローラ161に内在している機能部である。よって、これら各機能部により行われる処理は、情報コントローラ161が行っているものと換言することができる。このことから、上記実施形態では、情報コントローラ161が以下の動作を行うことについて説明した。
情報コントローラ161は、姿勢検出装置173、右GNSS受信機171、左GNSS受信機172の検出値、および地形計測装置170から出力される検出値に基づき、建設機械の周囲の地形形状を示す現況地形データ800を作成する。これは、機械状態取得部510、現況地形出力部530により行われるものとして説明した。尚、姿勢検出装置173、右GNSS受信機171、左GNSS受信機172の検出値に加えて、ブーム角度検出器181、アーム角度検出器182、バケット角度検出器183、旋回体角度検出器184の検出値も用いられてもよい。
そして情報コントローラ161は、テンプレートDB230に記憶されているテンプレート形状300を取得し、当該テンプレート形状300を変形させて、施工対象領域に適合したテンプレート地形400を作成する。これは、テンプレート地形作成部520により行われるものとして説明した。また、オペレータによって入力されるパラメータに基づき、テンプレート形状300に対し、回転、縦横比の変更、拡大、縮小などのいずれかの処理、もしくはこれらを組み合わせて処理することで変形させることについても言及した。
情報コントローラ161は、現況地形データ800とテンプレート地形400との土量の差分が規定値の範囲内に収束するように、テンプレート地形400全体の高さを嵩上げもしくは切り下げて目標地形600を算出する。これは、目標地形作成部540により行われるものとして説明した。また本実施形態では、図17などに示すように、好適なオフセットHoptになるまで、テンプレート地形400全体の高さ(オフセット)を切り下げる動作について説明した。これに対し、初期設定(オフセットH0)の値の取り方によっては、テンプレート地形400全体の高さを嵩上げする動作とすることも当然可能である。
最後に情報コントローラ161は、このようにして得られた現況地形データ800、および目標地形600をモニター153などに出力する。これは、地形情報出力部550により行われるものとして説明し、また各データはマップ状に表示されることについても言及した。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
100:油圧ショベル
153:モニター
154:ブザー
155:記憶装置
157:無線通信装置
161:情報コントローラ
162:メインコントローラ
170:地形計測装置
171:右GNSS受信機
172:左GNSS受信機
173:姿勢検出装置
181:ブーム角度検出器
182:アーム角度検出器
183:バケット角度検出器
184:旋回体角度検出器
200:目標地形出力装置
230:テンプレートデータベース
300:テンプレート形状
400:テンプレート地形
510:機械状態取得部
520:テンプレート地形作成部
530:現況地形出力部
540:目標地形作成部
550:地形情報出力部
600:目標地形
700:地形点群データ
800:現況地形データ
900:車体座標系
910:センサ座標系
930:サイト座標系

Claims (4)

  1. 建設機械の姿勢を検出する姿勢検出装置と、
    前記建設機械の測位位置を検出する測位装置と、
    地形形状のひな型であるテンプレート形状を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されているテンプレート形状に基づき、施工後の地形形状である目標地形を作成する情報コントローラと、
    表示装置と、を有する建設機械において、
    前記情報コントローラは、
    前記姿勢検出装置と前記測位装置の検出値、および前記建設機械の周囲の地形を計測する地形計測装置から出力される検出値に基づき、前記建設機械の周囲の地形形状を示す現況地形データを作成し、
    前記記憶装置に記憶されているテンプレート形状を取得し、当該テンプレート形状を変形させて、施工対象領域に適合したテンプレート地形を作成し、
    前記現況地形データと前記テンプレート地形との土量の差分が規定値の範囲内に収束するように、当該テンプレート地形全体の高さを嵩上げもしくは切り下げて前記目標地形を算出し、
    前記現況地形データ、および前記目標地形を前記表示装置に出力する、
    ことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記情報コントローラは、
    前記施工対象領域内に搬入される搬入土量を取得し、前記土量の差分が、前記搬入土量の値と等しくなるように前記テンプレート形状全体の高さを調整して目標地形を算出する、
    ことを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記情報コントローラは、
    前記地形計測装置が周囲の地形を計測した地形情報を取得するごとに、前記現況地形データの作成、前記目標地形の算出、前記表示装置への出力を行う、
    ことを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記情報コントローラは、
    前記施工対象領域がマップ状に表示されるように、前記表示装置の表示を制御し、前記施工対象領域において前記現況地形データを得ることができない領域がある場合、当該領域の表示を他の領域とは異なるものとなるように、前記表示装置の表示を制御する、
    ことを特徴とする建設機械。
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