JP2020040493A - 係留システム - Google Patents

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Abstract

【課題】係留鎖の鎖環の摩耗を抑制する。【解決手段】係留システム1の係留ライン4は、上端部が浮体2に接続された上係留鎖41と、上付加物44とを備える。上付加物44は、浮体2と水底92との間において、上係留鎖41の長手方向の途中に設けられる。上付加物44は、上取付部と、3つ以上の上抵抗部とを備える。上取付部は、上係留鎖41に取り付けられる。上記3つ以上の上抵抗部は、上取付部の周囲にて周方向に略等角度間隔に配列される。当該3つ以上の上抵抗部のそれぞれは、上取付部から径方向外方へと突出するとともに長手方向に沿って延びる板状である。これにより、浮体2の揺動等に起因する上係留鎖41の横揺れを抑制することができる。その結果、上鎖環411の摩耗を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、浮体を係留する係留システムに関する。
従来、浮魚礁等の海面に浮遊する浮体を係留する係留システムでは、浮体と海底に設けられた係留基体とがチェーン等により連結されている。当該チェーンは、海底に接触した状態で係留基体から延び、海底から上方へと延びて浮体に連結される。当該浮体は、波浪や潮流により揺動および移動するため、当該揺動および移動による引張力等がチェーンに加わり、チェーンが損傷するおそれがある。
特許文献1では、浮標体と海底のシンカーとを連結する鉄鎖において、当該鉄鎖の海底からの立ち上がり端部における破断を抑制することを目的として、鉄鎖の長手方向に直角な面を有する流動抵抗体を、鉄鎖の海底から浮標体へと延びる部分に取り付けることが提案されている。当該流動抵抗体は、鉄鎖の長手方向への変位に対して流動抵抗を与え、鉄鎖の海底に接触している部分に加わる衝撃を低減する。
一方、特許文献2では、岸壁等の係留施設に係留された船舶の長周期動揺を抑制することを目的として、係留船舶の係留施設とは反対側の舷側に、水面に浮かぶポンツーンを連結することにより、係留船舶の固有周期を、港湾内の長周期波の周期からずらすことが提案されている。
特開昭52−137888号公報 特許第4367997号公報
ところで、浮体の係留システムでは、特許文献1では想定されていないが、チェーンのうち浮体から海底に向かって延びる部位が、浮体の揺動に伴って揺動し、チェーンを構成する鎖環同士の摩擦等により鎖環が摩耗して破損するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、係留鎖の鎖環の摩耗を抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、浮体を係留する係留システムであって、水面に浮かぶ浮体と、水底に固定された係留基体と、前記浮体と前記係留基体とを接続する係留ラインとを備え、前記係留ラインは、上端部が前記浮体に接続された係留鎖と、前記浮体と前記水底との間において前記係留鎖の長手方向の途中に設けられた上付加物とを備え、前記上付加物は、前記係留鎖に取り付けられる上取付部と、前記上取付部の周囲にて周方向に配列され、それぞれが前記上取付部から径方向外方へと突出するとともに前記長手方向に沿って延びる板状である3つ以上の上抵抗部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の係留システムであって、前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、前記上付加物は、前記振動モードの腹に位置する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の係留システムであって、前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、前記上付加物は、前記振動モードの節と前記振動モードの腹との中央に位置する。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の係留システムであって、前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、前記上付加物は、前記振動モードの節に位置する。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の係留システムであって、前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、前記上付加物は、前記振動モードの節よりも上側に位置する第1上付加物であり、前記係留ラインは、前記浮体と前記水底との間において前記係留鎖の前記長手方向の途中に設けられて前記振動モードの前記節よりも下側に位置する第2上付加物をさらに備え、前記第2上付加物は、前記係留鎖に取り付けられる第2上取付部と、前記第2上取付部の周囲にて周方向に配列され、それぞれが前記第2上取付部から径方向外方へと突出するとともに前記長手方向に沿って延びる板状である3つ以上の第2上抵抗部とを備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の係留システムであって、前記係留ラインは、上端部が前記係留鎖の下端部に接続される係留ロープと、前記係留ロープの下端部と前記係留基体とを接続する他の係留鎖と、前記係留ロープの長手方向の途中に設けられた下付加物とをさらに備え、前記下付加物は、前記係留ロープに取り付けられる下取付部と、前記下取付部の周囲を囲んで前記下取付部から径方向外方へと突出する下抵抗部とを備える。
請求項7に記載の発明は、浮体を係留する係留システムであって、水面に浮かぶ浮体と、水底に固定された係留基体と、前記浮体と前記係留基体とを接続する係留ラインとを備え、前記係留ラインは、係留ロープと、前記係留ロープの長手方向の途中に設けられた下付加物とを備え、前記下付加物は、前記係留ロープに取り付けられる下取付部と、前記下取付部の周囲を囲んで前記下取付部から径方向外方へと突出する下抵抗部とを備える。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の係留システムであって、前記浮体は、前記係留ラインにより1点係留されている。
本発明では、係留鎖の鎖環の摩耗を抑制することができる。
一の実施の形態に係る係留システムの側面図である。 上付加物の斜視図である。 比較例の係留システムの一部を拡大して示す側面図である。 上記実施の形態に係る係留システムの一部を拡大して示す側面図である。 下付加物の斜視図である。 上付加物の取付位置の他の例を示す側面図である。 上付加物の取付位置の他の例を示す側面図である。 上付加物の形状の他の例を示す斜視図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る係留システム1の構成を示す側面図である。係留システム1は、浮体2と、係留基体3と、係留ライン4とを備える。係留システム1は、水面91に浮かぶ浮体2を水底92に係留するシステムである。浮体2が海上に設置される場合、当該水面91および水底92はそれぞれ、海面および海底である。
浮体2は、水底92から上方に離間した状態で水面91に浮かぶ構造物である。浮体2は、例えば、上下方向を向く中心軸J1を中心とする軸対称形状を有する。浮体2は、例えば、集魚のために設置された表層浮魚礁である。係留基体3は、水底92に固定された物体である。係留基体3は、例えば、水底92に沈められたシンカー(すなわち、錘)またはアンカー(すなわち、把駐力を有する錨)である。あるいは、係留基体3は、水底92に予め設置されている固定構造物であってもよい。係留基体3は、必ずしも水底92に直接的に固定される必要はなく、例えば、水底92に固定された他の構造物を介して、水中において間接的に水底92に固定される物体であってもよい。
係留ライン4は、浮体2と係留基体3とを接続する略線状の部材である。図1に示す例では、1本の係留ライン4により、浮体2が係留基体3に係留されている。換言すれば、図1に示す例では、浮体2は係留ライン4により1点係留されている。係留ライン4の上端部は、例えば、浮体2の底部の平面視における中心(すなわち、中心軸J1上の部位)に接続される。
係留ライン4は、係留鎖41と、係留ロープ42と、係留鎖43とを備える。以下の説明では、一方の係留鎖41を「上係留鎖41」とも呼び、他の係留鎖43を「下係留鎖43」とも呼ぶ。係留ライン4では、上係留鎖41、係留ロープ42および下係留鎖43が、上側からこの順で長手方向(すなわち、係留ライン4の延びる方向)に接続されている。上係留鎖41および下係留鎖43は、好ましくは金属製のチェーンである。係留ロープ42は、好ましくは合成繊維製のロープである。係留ロープ42は、金属製のロープ(いわゆる、ワイヤロープ)であってもよい。
具体的には、上係留鎖41の上端部は、浮体2に接続されている。上係留鎖41の下端部には、係留ロープ42の上端部が接続されている。係留ロープ42の下端部には、下係留鎖43の上端部が接続されている。下係留鎖43の他方の端部は、係留基体3に接続される。換言すれば、下係留鎖43は、係留ロープ42の下端部と係留基体3とを接続する。下係留鎖43の係留基体3から延びる部分は、水底92に接触している。下係留鎖43は、その一部が水底92に接触していてもよく、略全長に亘って水底92に接触していてもよい。上係留鎖41および係留ロープ42は、水底92よりも上方に位置する。
上係留鎖41は、上係留鎖41の長手方向に連結される複数の鎖環411を備える。下係留鎖43は、下係留鎖43の長手方向に連結される複数の鎖環431を備える。以下の説明では、鎖環411および鎖環431をそれぞれ、「上鎖環411」および「下鎖環431」とも呼ぶ。上鎖環411は、例えば、上係留鎖41の長手方向に長い略楕円形である。上鎖環411は、例えば、略環状の部位と、当該略環状の部位の長手方向中央にて長手方向に垂直な幅方向に延びる棒状の部位とを備える。下鎖環431は、上鎖環411と同形状である。上鎖環411および下鎖環431の長手方向の長さ、および、幅方向の幅はそれぞれ、例えば数10cmである。上鎖環411および下鎖環431の大きさは、様々に変更されてよい。上鎖環411および下鎖環431は、互いに異なる形状を有していてもよい。また、上鎖環411と下鎖環431とは、異なる大きさであってもよい。
係留ライン4は、上付加物44をさらに備える。上付加物44は、浮体2と水底92との間において、上係留鎖41の長手方向の途中(すなわち、上係留鎖41の上端部と下端部との間)に設けられる。図1に示す例では、2つの上付加物44はそれぞれ、上係留鎖41の上端から上係留鎖41の全長の約1/4および約3/4離れた位置に配置される。なお、上係留鎖41に設けられる上付加物44の数は、1であっても、2以上であってもよい。また、上付加物44の取付位置は様々に変更されてよい。例えば、3つ以上の上付加物44が、上係留鎖41の長手方向において略等間隔に配置されてもよい。
図2は、2つの上付加物44のうち、上側に位置する上付加物44を示す斜視図である。下側の上付加物44も、図2に示す構造と同様の構造を有する。上付加物44は、海中における腐食を抑制するために、耐食性に優れた材料により形成されることが好ましい。例えば、上付加物44は、鉄等の金属、または、FRP(Fiber-Reinforced Plastics)により形成される。
上付加物44は、上取付部441と、複数の上抵抗部442とを備える。上取付部441は、上係留鎖41(図1参照)の途中に取り付けられる。上取付部441は、例えば、上係留鎖41の長手方向に延びる略柱状の部位である。図2に示す例では、上取付部441は、上端および下端に円環部444(例えば、アイボルト)が設けられた略円柱状である。上取付部441の上端および下端の円環部444にはそれぞれ、上係留鎖41の上鎖環411が連結される。換言すれば、上係留鎖41は、2つの上付加物44により接続される3つの上係留鎖要素を備える。上取付部441の長手方向の長さは、例えば、上鎖環411の長手方向の長さよりも長い。なお、上取付部441の円環部444と上係留鎖41の上鎖環411との接続は、例えば、アイナットまたはシャックル等を介して行われてもよい。
複数の上抵抗部442は、上取付部441の周囲にて周方向(すなわち、上記長手方向に延びる上取付部441の中心軸J2を中心とする周方向)に略等角度間隔に配列される。複数の上抵抗部442の数は、3以上であれば様々に変更されてよい。図2に示す例では、4つの上抵抗部442が、約90°間隔にて周方向に配列される。なお、複数の上抵抗部442は、上記周方向において必ずしも略等角度間隔に配列される必要はなく、周方向に隣接する2つの上抵抗部442の間隔は異なっていてもよい。
複数の上抵抗部442はそれぞれ、上取付部441から径方向外方(すなわち、上述の上取付部441の中心軸J2を中心とする径方向の外方)へと突出する。各上抵抗部442は、長手方向に沿って延びる板状の部位である。図2に示す例では、上抵抗部442は、例えば、長手方向の辺よりも径方向の辺が長い略長方形の平板状の部位である。複数の上抵抗部442は、例えば略同形状である。上抵抗部442の長手方向の長さは、例えば、上取付部441の長手方向の長さの約半分であり、上鎖環411の長手方向の長さと略同じである。
図3は、上述の上付加物44および下付加物45が係留ライン84に設けられていない比較例の係留システム81の一部を拡大して示す側面図である。図3では、係留システム81の浮体82が波浪等により揺動する場合の上係留鎖841の振動の様子を示す。図3では、上係留鎖841を実線にて模式的に描いている。また、図3では、浮体82が図中の最も左側に位置する状態を太実線にて示し、最も右側に位置する状態を二点鎖線にて示す。
比較例の係留システム81では、浮体82の揺動に起因する上係留鎖841の横揺れの振動モードの次数は2以上である。換言すれば、図1に示す係留システム1において、上付加物44が係留ライン4に設けられていないと仮定した場合、浮体2の揺動に起因する上係留鎖41の横揺れの振動モードの次数は2以上である。図3に示す比較例では、浮体82の揺動に起因する上係留鎖841の横揺れの振動モードは2次である。
上係留鎖841の上端から上係留鎖841の全長の約1/4および約3/4離れた位置は、比較例の係留システム81における上係留鎖841の振動モード(以下、単に「比較例の振動モード」とも呼ぶ。)の腹85である。また、上係留鎖841の上端から上係留鎖841の全長の約1/2離れた位置は、比較例の振動モードの節86である。比較例の係留システム81では、上係留鎖841の横揺れに伴う上鎖環(すなわち、上係留鎖841を構成する鎖環)同士の摩擦等により、上鎖環の摩耗が生じる可能性がある。上鎖環の摩耗は、特に、上係留鎖841の横揺れ時に上鎖環の向きの変動が大きい振動モードの節86等において大きくなる可能性が高い。なお、図3に示す例では、上係留鎖841の上端および下端も比較例の振動モードの節と捉えることは可能であるが、以下の説明では、比較例の振動モードの節86とは、上係留鎖841の上端および下端を除いた節(すなわち、上係留鎖841の長手方向の途中に位置する節)を意味する。
図4は、図1に示す係留システム1の一部を拡大して示す側面図である。図4では、係留システム1の浮体2が波浪等により揺動する場合における上係留鎖41の振動の様子を示す。図4では、上係留鎖41を太実線にて模式的に描いている。また、図4では、浮体2が図中の最も左側に位置する状態を実線にて示し、最も右側に位置する状態を二点鎖線にて示す。
係留システム1では、上述のように、2つの上付加物44はそれぞれ、上係留鎖41の上端から上係留鎖41の全長の約1/4および約3/4離れた位置に配置される。すなわち、2つの上付加物44はそれぞれ、上付加物44が係留ライン4に設けられていないと仮定した場合の上係留鎖41の振動モード(すなわち、図3に示す比較例の振動モード)の腹85に位置する。
上付加物44が設けられることにより、上係留鎖41の横揺れにおける水平方向の付加水質量(すなわち、付加質量)が増大する。これにより、上係留鎖41の横揺れが抑制され、当該横揺れの振幅が小さくなる。また、上係留鎖41の横揺れにおける振動モードの次数が小さくなるように当該横揺れの固有周期が変更され、当該固有周期と波の周期との一致による共振現象の発生も抑制される。その結果、上係留鎖41の横揺れの振幅増大が抑制される。図4に示す例では、上係留鎖41の横揺れの振動モードの次数は、1である。
図1に示す係留ライン4は、下付加物45をさらに備える。下付加物45は、浮体2と水底92との間において、係留ロープ42の長手方向の途中(すなわち、係留ロープ42の上端部と下端部との間)に設けられる。係留ロープ42に設けられる下付加物45の数は、1であっても、2以上であってもよい。図1に示す例では、2つの下付加物45が、係留ロープ42の長手方向において略等間隔に配置される。詳細には、2つの下付加物45はそれぞれ、係留ロープ42の上端から係留ロープ42の全長の約1/3および約2/3離れた位置に配置される。なお、下付加物45の取付位置は様々に変更されてよい。
図5は、2つの下付加物45のうち、上側に位置する下付加物45を示す斜視図である。下側の下付加物45も、図5に示す構造と同様の構造を有する。下付加物45は、海中における腐食を抑制するために、耐食性に優れた材料により形成されることが好ましい。例えば、下付加物45は、鉄等の金属、または、FRP(Fiber-Reinforced Plastics)により形成される。
下付加物45は、下取付部451と、下抵抗部452と、複数の下支持部453とを備える。下取付部451は、係留ロープ42(図1参照)の途中に取り付けられる。下取付部451は、例えば、係留ロープ42の長手方向に延びる略柱状の部位である。図5に示す例では、下取付部451は、上端および下端に円環部454(例えば、アイボルト)が設けられた略円柱状である。下取付部451の上端および下端の円環部454にはそれぞれ、係留ロープ42の端部に設けられた円環部が連結される。換言すれば、係留ロープ42は、2つの下付加物45により接続される3つの係留ロープ要素を備える。下取付部451の長手方向の長さは、例えば、上付加物44の上取付部441の長手方向の長さと略同じである。なお、下取付部451の円環部454と係留ロープ42との接続は、例えば、アイナットまたはシャックル等を介して行われてもよい。
下抵抗部452は、下取付部451の周囲を囲んで下取付部451から径方向外方(すなわち、上記長手方向に延びる下取付部451の中心軸J3を中心とする径方向の外方)へと突出する。図5に示す例では、下抵抗部452は、下取付部451の長手方向の中央部から長手方向に略垂直に延びる板状の部位である。下抵抗部452は、例えば、略円環状の平板状の部位である。下抵抗部452の外径は、例えば、下取付部451の長手方向の長さと略同じである。
複数の下支持部453は、下取付部451の上端部または下端部と、下抵抗部452の外周部とを接続する。これにより、後述するように浮体2が揺動する際に下抵抗部452に加わる力により、下抵抗部452が変形したり破損したりすることを抑制することができる。
図1に示す係留システム1では、波浪等による浮体2の揺動および上係留鎖41の横揺れに伴って、係留ロープ42が長手方向に伸縮する。換言すれば、波浪等により係留ロープ42の長手方向における縦揺れが生じる。上述のように、係留システム1では、係留ロープ42の途中に下付加物45が設けられることにより、係留ロープ42の縦揺れにおける長手方向の付加水質量(すなわち、付加質量)が増大する。これにより、係留ロープ42の縦揺れが抑制される。その結果、係留ロープ42の縦揺れとの共振による上係留鎖41の横揺れの振幅増大が抑制される。
以上に説明したように、係留システム1は、水面91に浮かぶ浮体2と、水底92に固定された係留基体3と、浮体2と係留基体3とを接続する係留ライン4とを備える。係留ライン4は、上端部が浮体2に接続された係留鎖(すなわち、上係留鎖41)と、上付加物44とを備える。上付加物44は、浮体2と水底92との間において、上係留鎖41の長手方向の途中に設けられる。上付加物44は、上取付部441と、3つ以上の上抵抗部442とを備える。上取付部441は、上係留鎖41に取り付けられる。上記3つ以上の上抵抗部442は、上取付部441の周囲にて周方向に配列される。当該3つ以上の上抵抗部442のそれぞれは、上取付部441から径方向外方へと突出するとともに長手方向に沿って延びる板状である。これにより、浮体2の揺動等に起因する上係留鎖41の横揺れを抑制することができる。その結果、上係留鎖41の上鎖環411同士の摩擦を低減することができ、上鎖環411の摩耗を抑制することができる。
このように、係留システム1では、浮体2の揺動等に起因する上係留鎖41の横揺れを抑制することができるため、係留システム1の構造は、浮体の揺動が比較的大きい係留システム、および、係留ラインが万一破損した場合の影響が大きい係留システムに特に適している。具体的には、係留システム1は、浮体2が係留ライン4により1点係留されている係留システムに特に適している。
上述のように、上記3つ以上の上抵抗部442は、上取付部441の周囲にて周方向に略等角度間隔に配列されることが好ましい。これにより、上係留鎖41がいずれの方向に横揺れする場合であっても略均等に当該横揺れを抑制することができる。
上述のように、上付加物44が係留ライン4に設けられていないと仮定した場合、浮体2の揺動に起因する上係留鎖41の横揺れの振動モードの次数は、例えば2以上である。この場合、上付加物44は、比較例の振動モードの腹85に位置することが好ましい。このように、上係留鎖41の横揺れによる移動量が最も大きい位置に上付加物44を配置することにより、上係留鎖41の横揺れをさらに抑制することができる。その結果、比較例の振動モードの節86等における上鎖環411の摩耗をさらに抑制することができる。また、上係留鎖41の横揺れにおける振動モードの次数を低減し、当該横揺れの固有周期と波の周期との一致による共振現象の発生を抑制することもできる。その結果、上鎖環411の摩耗をより一層抑制することができる。
上述のように、係留ライン4は、係留ロープ42と、下係留鎖43と、下付加物45とをさらに備えることが好ましい。係留ロープ42は、上端部が上係留鎖41の下端部に接続される。下係留鎖43は、係留ロープ42の下端部と係留基体3とを接続する他の係留鎖である。下付加物45は、係留ロープ42の長手方向の途中に設けられる。下付加物45は、係留ロープ42に取り付けられる下取付部451と、下取付部451の周囲を囲んで下取付部451から径方向外方へと突出する下抵抗部452とを備えることが好ましい。これにより、浮体2の揺動等に起因する係留ロープ42の縦揺れを抑制することができる。その結果、係留ロープ42の縦揺れとの共振による上係留鎖41の横揺れの振幅増大を抑制することができ、上鎖環411の摩耗をより一層抑制することができる。
上述のように、係留ライン4は、好ましくは2つの上付加物44を備える。上側の上付加物44を第1上付加物44と呼び、下側の上付加物44を第2上付加物44と呼ぶと、第1上付加物44は、比較例の振動モードの節86よりも上側に位置し、第2上付加物44は、比較例の振動モードの節86よりも下側に位置することが好ましい。第2上付加物44は、第1上付加物44と同様に、浮体2と水底92との間において、上係留鎖41の長手方向の途中に設けられる。
第2上付加物44は、図2に示すように、上取付部441と、3つ以上の上抵抗部442とを備えることが好ましい。第2上付加物44の上取付部441および上抵抗部442をそれぞれ「第2上取付部441」および「第2上抵抗部442」と呼ぶと、第2上取付部441は、上係留鎖41に取り付けられる。上記3つ以上の第2上抵抗部442は、第2上取付部441の周囲にて周方向に配列される。当該3つ以上の第2上抵抗部442のそれぞれは、第2上取付部441から径方向外方へと突出するとともに長手方向に沿って延びる板状である。これにより、上係留鎖41の横揺れをさらに抑制することができるとともに、比較例の振動モードの節86における上鎖環411の動きをさらに抑制することもできる。その結果、比較例の振動モードの節86等における上鎖環411の摩耗をさらに抑制することができる。
上述のように、上係留鎖41における上付加物44の取付位置は、比較例の振動モードの腹85には限定されない。また、上係留鎖41に設けられる上付加物44の数も2には限定されない。例えば、図6に示すように、上係留鎖41に設けられる上付加物44の数は1であり、当該1つの上付加物44は、上係留鎖41の上端から上係留鎖41の全長の約1/2離れた位置に配置されてもよい。換言すれば、当該上付加物44は、上付加物44が係留ライン4に設けられていないと仮定した場合の上係留鎖41の振動モード(すなわち、図3に示す比較例の2次の振動モード)の節86に位置する。これにより、比較例の振動モードの節86等における上鎖環411の摩耗をさらに抑制することができる。また、上係留鎖41の横揺れにおける振動モードの次数を低減して上記共振現象の発生を抑制することもできる。その結果、上鎖環411の摩耗をより一層抑制することができる。
上付加物44は、図7に示すように、上付加物44が係留ライン4に設けられていないと仮定した場合の上係留鎖41の振動モード(すなわち、図3に示す比較例の2次の振動モード)の節86と当該振動モードの腹85との中央に位置してもよい。図7に示す例では、2つの上付加物44がそれぞれ、比較例の振動モードの節86の上側および下側において、節86と腹85との中央に位置する。換言すれば、2つの上付加物44はそれぞれ、上係留鎖41の上端から上係留鎖41の全長の約3/8および5/8離れた位置に配置される。このように、上係留鎖41の横揺れによる移動量が最も大きい位置(すなわち、比較例の振動モードの腹85)と、上鎖環411の向きの変動が最も大きい位置(すなわち、比較例の振動モードの節86)との中央に上付加物44を配置することにより、上係留鎖41の横揺れをさらに抑制することができるとともに、比較例の振動モードの節86等における上鎖環411の摩耗をさらに抑制することができる。また、上係留鎖41の横揺れにおける振動モードの次数を低減して上記共振現象の発生を抑制することもできる。その結果、上鎖環411の摩耗をより一層抑制することができる。
係留システム1では、様々な変更が可能である。
上付加物44では、上取付部441および上抵抗部442の形状は様々に変更されてよい。例えば、上取付部441は略角柱状であってもよい。また、上取付部441の上係留鎖41への取付方法は、様々に変更されてよい。上抵抗部442は、長手方向の辺が径方向の辺よりも長い略長方形状であってもよく、略正方形状であってもよい。あるいは、上抵抗部442は、略矩形状以外の形状を有していてもよい。また、上抵抗部442は、必ずしも平板状である必要はなく、例えば、周方向に湾曲する板状であってもよい。
上付加物44では、図8に示すように、各上抵抗部442の周方向外端部に、エンドプレート443が設けられてもよい。エンドプレート443は、例えば、上抵抗部442に略垂直な略平板状の部位である。上係留鎖41(図1参照)の長手方向(すなわち、中心軸J2に沿う方向)において、エンドプレート443の長さは、上抵抗部442の長さと略同じ、または、上抵抗部442の長さよりも長いことが好ましい。図8に示す例では、エンドプレート443の上端および下端はそれぞれ、上抵抗部442の上端および下端から上方および下方に突出する。上付加物44にエンドプレート443が設けられることにより、上係留鎖41の横揺れにおける水平方向の付加水質量(すなわち、付加質量)がさらに増大する。これにより、浮体2の揺動等に起因する上係留鎖41の横揺れをさらに抑制することができる。その結果、上係留鎖41の上鎖環411同士の摩擦をさらに低減することができ、上鎖環411の摩耗をより一層抑制することができる。
上係留鎖41に複数の上付加物44が設けられる場合、当該複数の上付加物44の形状は同じであってもよく、異なっていてもよい。
上係留鎖41における上付加物44の取付位置は、上述の例には限定されず、様々に変更されてよい。例えば、上係留鎖41に設けられる上付加物44の数は1であり、当該1つの上付加物44は、比較例の振動モードの節86よりも下側の腹85に配置されてもよい。あるいは、上付加物44は、上係留鎖41において、比較例の振動モードの節86、2つの腹85、および、節86と腹85との中央を除く他の位置に配置されてもよい。また、あるいは、3つの上付加物44がそれぞれ、上係留鎖41において、比較例の振動モードの節86および2つの腹85に配置されてもよい。なお、上係留鎖41における上付加物44の取付位置は、上係留鎖841の横揺れの振動モードの次数を低減させる位置であることが好ましい。
下付加物45では、下取付部451および下抵抗部452の形状は様々に変更されてよい。例えば、下取付部451は略角柱状であってもよい。また、下取付部451の係留ロープ42への取付方法は、様々に変更されてよい。例えば、下取付部451は、断面が略C字状の略円筒状であり、内側に係留ロープ42を配置してカシメ等により係留ロープ42に取り付けられてもよい。下抵抗部452の形状は、下取付部451の周囲を囲む略環状であれば、略円環状には限定されず、様々に変更されてよい。また、下抵抗部452は、必ずしも下取付部451から長手方向に略垂直に延びる平板状である必要はなく、例えば、長手方向に湾曲する板状であってもよい。下付加物45では、下支持部453は省略されてもよい。
係留ロープ42に複数の下付加物45が設けられる場合、当該複数の下付加物45の形状は同じであってもよく、異なっていてもよい。
係留システム1では、係留ライン4から係留ロープ42、下付加物45および下係留鎖43が省略され、上係留鎖41により浮体2と係留基体3とが接続されてもよい。換言すれば、係留ライン4は、全長に亘って係留鎖であってもよい。この場合、当該係留鎖である上係留鎖41の一方の端部(すなわち、上端部)は浮体2に接続され、他方の端部は係留基体3に接続される。
係留システム1では、係留ライン4から上付加物44が省略され、下付加物45が係留ロープ42に設けられてもよい。この場合、係留ライン4から上係留鎖41が省略され、係留ロープ42と下係留鎖43とにより浮体2と係留基体3とが接続されてもよい。あるいは、係留ライン4から下係留鎖43が省略され、上係留鎖41と係留ロープ42とにより浮体2と係留基体3とが接続されてもよい。また、係留システム1では、係留ライン4から上係留鎖41および下係留鎖43が省略され、係留ロープ42により浮体2と係留基体3とが接続されてもよい。換言すれば、係留ライン4は、係留ロープ42と、係留ロープ42の長手方向の途中に設けられた下付加物45とを備え、下付加物45は、係留ロープ42に取り付けられる下取付部451と、下取付部451の周囲を囲んで下取付部451から径方向外方へと突出する下抵抗部452とを備える。これにより、上述のように、浮体2の揺動等に起因する係留ロープ42の縦揺れを抑制することができる。
浮体2の形状は、中心軸J1を中心とする軸対称形状には限定されず、様々に変更されてよい。例えば、浮体2は、水平方向を向く中心軸に対して線対称な形状を有していてもよい。また、浮体2は、非対称な形状を有していてもよい。
浮体2は、必ずしも1点係留される必要はなく、複数の係留ライン4により多点係留されてもよい。この場合、複数の係留ライン4のそれぞれにおいて、上係留鎖41の長手方向の途中に上付加物44が設けられることが好ましい。
浮体2は、浮魚礁以外の構造物であってもよい。浮体2は、例えば、ブイ、あるいは、洋上風力発電用の風車が立設される土台等であってもよい。浮体2は、必ずしも海面に設置される必要はなく、湖沼等の水面に設置されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 係留システム
2 浮体
3 係留基体
4 係留ライン
41 上係留鎖
42 係留ロープ
43 下係留鎖
44 上付加物
45 下付加物
85 (振動モードの)腹
86 (振動モードの)節
91 水面
92 水底
441 上取付部
442 上抵抗部
451 下取付部
452 下抵抗部

Claims (8)

  1. 浮体を係留する係留システムであって、
    水面に浮かぶ浮体と、
    水底に固定された係留基体と、
    前記浮体と前記係留基体とを接続する係留ラインと、
    を備え、
    前記係留ラインは、
    上端部が前記浮体に接続された係留鎖と、
    前記浮体と前記水底との間において前記係留鎖の長手方向の途中に設けられた上付加物と、
    を備え、
    前記上付加物は、
    前記係留鎖に取り付けられる上取付部と、
    前記上取付部の周囲にて周方向に配列され、それぞれが前記上取付部から径方向外方へと突出するとともに前記長手方向に沿って延びる板状である3つ以上の上抵抗部と、
    を備えることを特徴とする係留システム。
  2. 請求項1に記載の係留システムであって、
    前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、
    前記上付加物は、前記振動モードの腹に位置することを特徴とする係留システム。
  3. 請求項1に記載の係留システムであって、
    前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、
    前記上付加物は、前記振動モードの節と前記振動モードの腹との中央に位置することを特徴とする係留システム。
  4. 請求項1に記載の係留システムであって、
    前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、
    前記上付加物は、前記振動モードの節に位置することを特徴とする係留システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の係留システムであって、
    前記上付加物が前記係留ラインに設けられていないと仮定した場合、前記浮体の揺動に起因する前記係留鎖の横揺れの振動モードの次数は2次以上であり、
    前記上付加物は、前記振動モードの節よりも上側に位置する第1上付加物であり、
    前記係留ラインは、前記浮体と前記水底との間において前記係留鎖の前記長手方向の途中に設けられて前記振動モードの前記節よりも下側に位置する第2上付加物をさらに備え、
    前記第2上付加物は、
    前記係留鎖に取り付けられる第2上取付部と、
    前記第2上取付部の周囲にて周方向に配列され、それぞれが前記第2上取付部から径方向外方へと突出するとともに前記長手方向に沿って延びる板状である3つ以上の第2上抵抗部と、
    を備えることを特徴とする係留システム。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の係留システムであって、
    前記係留ラインは、
    上端部が前記係留鎖の下端部に接続される係留ロープと、
    前記係留ロープの下端部と前記係留基体とを接続する他の係留鎖と、
    前記係留ロープの長手方向の途中に設けられた下付加物と、
    をさらに備え、
    前記下付加物は、
    前記係留ロープに取り付けられる下取付部と、
    前記下取付部の周囲を囲んで前記下取付部から径方向外方へと突出する下抵抗部と、
    を備えることを特徴とする係留システム。
  7. 浮体を係留する係留システムであって、
    水面に浮かぶ浮体と、
    水底に固定された係留基体と、
    前記浮体と前記係留基体とを接続する係留ラインと、
    を備え、
    前記係留ラインは、
    係留ロープと、
    前記係留ロープの長手方向の途中に設けられた下付加物と、
    を備え、
    前記下付加物は、
    前記係留ロープに取り付けられる下取付部と、
    前記下取付部の周囲を囲んで前記下取付部から径方向外方へと突出する下抵抗部と、
    を備えることを特徴とする係留システム。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の係留システムであって、
    前記浮体は、前記係留ラインにより1点係留されていることを特徴とする係留システム。
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