JP2020039329A - 海苔養殖支柱用引抜具 - Google Patents
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Abstract
【課題】海苔の養殖に用いられる海苔養殖支柱の引き抜き作業に要する労力や時間を低減させること。【解決手段】本発明では、海底に立設された海苔養殖支柱(6)を引き抜く際に使用する海苔養殖支柱用引抜具(1)において、海苔養殖支柱(6)の外周を把持するための複数の把持体(4)を屈曲可能に連設し、一端の把持体(4)の下部に吊上げ紐体(9)の基端を取付けるとともに、一端の把持体(4)の上部に吊上げ紐体(9)の中途部を保持する保持体(10)を取付け、保持体(10)で保持する吊上げ紐体(9)を引っ掛ける鉤体(11)を他端の把持体(4)に取付けることにした。また、本発明では、前記把持体(4)は、前記海苔養殖支柱(6)を把持する面を前記海苔養殖支柱(6)の円周方向に向けて湾曲する円弧面とすることにした。さらに、本発明では、前記把持体(4)を3個以上設けることにした。【選択図】図1
Description
本発明は、海底に立設された海苔養殖支柱を引き抜く際に使用する海苔養殖支柱用引抜具に関するものである。
海苔の養殖は、海面に浮遊可能に設置された複数の海苔養殖網を用いて行われている。各海苔養殖網は、海底に垂直状に立設された複数の海苔養殖支柱で支持されている。
そして、海苔の養殖を行う前には、所定の海域において海底に多数の海苔養殖支柱を突き刺して立設し、海苔の養殖を行った後には、海底から海苔養殖支柱を引き抜く必要があった(たとえば、特許文献1参照。)。
海底に立設された海苔養殖支柱を引き抜く作業は、海上(船上)において人手によって行われている。
そのため、従来の海苔養殖支柱の引き抜き作業には、多大な労力や時間を要していた。
そこで、請求項1に係る本発明では、海底に立設された海苔養殖支柱を引き抜く際に使用する海苔養殖支柱用引抜具において、海苔養殖支柱の外周を把持するための複数の把持体を屈曲可能に連設し、一端の把持体の下部に吊上げ紐体の基端を取付けるとともに、一端の把持体の上部に吊上げ紐体の中途部を保持する保持体を取付け、保持体で保持する吊上げ紐体を引っ掛ける鉤体を他端の把持体に取付けることにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記把持体は、前記海苔養殖支柱を把持する面を前記海苔養殖支柱の円周方向に向けて湾曲する円弧面とすることにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記把持体を3個以上設けることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、海底に立設された海苔養殖支柱を引き抜く際に使用する海苔養殖支柱用引抜具において、海苔養殖支柱の外周を把持するための複数の把持体を屈曲可能に連設し、一端の把持体の下部に吊上げ紐体の基端を取付けるとともに、一端の把持体の上部に吊上げ紐体の中途部を保持する保持体を取付け、保持体で保持する吊上げ紐体を引っ掛ける鉤体を他端の把持体に取付けているために、吊上げ紐体を引上げることによって把持体で海苔養殖支柱を把持しながら海底から容易に引き抜くことができるので、海苔養殖支柱の引き抜き作業に要する労力や時間を低減させることができる。
特に、前記把持体の前記海苔養殖支柱を把持する面を前記海苔養殖支柱の円周方向に向けて湾曲する円弧面とした場合には、様々な形状やサイズの海苔養殖支柱であっても傷つけることなく良好に把持体で把持することができる。
また、前記把持体を3個以上設けた場合には、様々な形状やサイズの海苔養殖支柱であっても良好に把持体で把持することができる。
以下に、本発明に係る海苔養殖支柱用引抜具の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係る海苔養殖支柱用引抜具は、海苔の養殖に用いられる海苔養殖網を支持するために海底に垂直に突き刺して立設された上下に伸延する円柱状の海苔養殖支柱を海底から引き抜く際に使用する道具である。
図1〜図4に示すように、海苔養殖支柱用引抜具1は、海苔養殖支柱6を把持するための帯状の把持部2と、その帯状の把持部2の端部間を開閉操作するための操作部3とで構成している。
把持部2は、複数個(ここでは、3個)の把持体4を間に蝶番5を介して屈曲可能に連設している。なお、把持部2は、2個以上の複数個の把持体4を水平方向に屈曲可能に並べたものであればよく、屈曲させることで海苔養殖支柱6の外周を包んで把持するようになっている。ここでは、便宜的に、把持部2(把持体4)の海苔養殖支柱6と接触する側を内側とする。
この把持部2は、各把持体4が平面視で一方側(内側)に凹状の円弧形状となっていて、端部の把持体4同士を近接させるように屈曲させることで海苔養殖支柱6の外周を包む平面視で円環形状となる。把持部2は、平面視円弧状の把持体4を屈曲させた状態で円環形状となるのが好ましいが、これに限られず、平面視直線状の把持体を屈曲させて矩形環形状としてもよい。
各把持体4は、外側がステンレス等の剛体からなる本体7となっており、内側がゴム等の弾性体からなる緩衝体8となっている。緩衝体8を設けることで、海苔養殖支柱6の外周を傷つけることなく強固に把持することができる。なお、緩衝体8の表面を凹凸形状として海苔養殖支柱6と把持した際に滑り止めとなるようにすることが好ましい。
操作部3は、把持部2の一端側(ここでは、右端側)の把持体4の下部に吊上げ紐体9の基端を取付けるとともに、同じく一端側(ここでは、右端側)の把持体4の上部に吊上げ紐体9の中途部を保持するための保持体10を取付けている。
吊上げ紐体9は、可撓性(屈曲性)を有するチェーンやロープなどの紐状のものを用いることができる。
保持体10は、吊上げ紐体9の中途部を保持することができればよく、ここでは、吊上げ紐体9を貫通させる環状体としているが、吊上げ紐体9の中途部を係止するフック状のものでもよい。保持体10は、吊上げ紐体9の基端の直上方位置に取付けられており、吊上げ紐体9を上下方向に真直ぐに伸延させた状態で吊上げ紐体9の途中を保持できるようにしている。
また、操作部3は、把持部2の他端側(吊上げ紐体9や保持体10を設けた把持体4とは反対側)の把持体4の中途部に保持体10で保持する吊上げ紐体9を引っ掛けるフック状の鉤体11を取付けている。
鉤体11は、保持体10によって保持された状態の吊上げ紐体9の中途部を係止することができればよい。
海苔養殖支柱用引抜具1は、以上に説明したように構成しており、吊上げ紐体9の中途部を鉤体11に引っ掛けるとともに吊上げ紐体9を保持体10で保持させた状態とし、操作部3を昇降操作して使用する。
そして、吊上げ紐体9を弛緩させた状態では、把持部2の両端の把持体4の間に隙間が形成され、海苔養殖支柱6の上端から把持部2の内側中空部分を海苔養殖支柱6に挿入することができる(図4(a))。
海苔養殖支柱6に把持部2の内側中空部分を挿入して海苔養殖支柱6の外周を把持部2で包んだ状態から吊上げ紐体9を上方へ向けて引張させると、鉤体11の作用で把持部2の両端の把持体4の間が近接して、把持部2(把持体4)の内側が海苔養殖支柱6の外周に当接し、把持部2で海苔養殖支柱6の中途部を把持することができる(図4(b))。
さらに、把持部2の海苔養殖支柱6を把持した状態から吊上げ紐体9を上方へ向けて吊上げることで海底に突き刺された海苔養殖支柱6を上方へ引き抜くことができる。なお、海苔養殖支柱6を引き抜いた後は、船上にて海苔養殖支柱6を載置しながら吊上げ紐体9を弛緩させるだけで、把持部2が開いて海苔養殖支柱6を分離することができる。
以上に説明したように、上記海苔養殖支柱用引抜具1は、海苔養殖支柱6の外周を把持するための複数の把持体4を屈曲可能に連設し、一端の把持体4の下部に吊上げ紐体9の基端を取付けるとともに、一端の把持体4の上部に吊上げ紐体9の中途部を保持する保持体10を取付け、保持体10で保持する吊上げ紐体9を引っ掛ける鉤体11を他端の把持体4に取付けた構成となっている。
そのため、上記構成の海苔養殖支柱用引抜具1では、吊上げ紐体9を引上げることによって把持体4で海苔養殖支柱6を把持しながら海底から容易に引き抜くことができ、海苔養殖支柱6の引き抜き作業に要する労力や時間を低減させることができる。
また、上記海苔養殖支柱用引抜具1は、把持体4の海苔養殖支柱6を把持する面を海苔養殖支柱6の円周方向に向けて湾曲する円弧面としている。
そのため、上記構成の海苔養殖支柱用引抜具1では、様々な形状やサイズの海苔養殖支柱6であっても傷つけることなく良好に把持体4で把持することができ、海苔養殖支柱用引抜具1の使い勝手を向上させることができる。
さらに、上記海苔養殖支柱用引抜具1は、把持体4を3個以上設けた構成となっている。
そのため、上記構成の海苔養殖支柱用引抜具1では、様々な形状やサイズの海苔養殖支柱6であっても良好に把持体4で把持することができ、これによっても、海苔養殖支柱用引抜具1の使い勝手を向上させることができる。
1 海苔養殖支柱用引抜具 2 把持部
3 操作部 4 把持体
5 蝶番 6 海苔養殖支柱
7 本体 8 緩衝体
9 吊上げ紐体 10 保持体
11 鉤体
3 操作部 4 把持体
5 蝶番 6 海苔養殖支柱
7 本体 8 緩衝体
9 吊上げ紐体 10 保持体
11 鉤体
Claims (3)
- 海底に立設された海苔養殖支柱を引き抜く際に使用する海苔養殖支柱用引抜具において、
海苔養殖支柱の外周を把持するための複数の把持体を屈曲可能に連設し、一端の把持体の下部に吊上げ紐体の基端を取付けるとともに、一端の把持体の上部に吊上げ紐体の中途部を保持する保持体を取付け、保持体で保持する吊上げ紐体を引っ掛ける鉤体を他端の把持体に取付けたことを特徴とする海苔養殖支柱用引抜具。 - 前記把持体は、前記海苔養殖支柱を把持する面を前記海苔養殖支柱の円周方向に向けて湾曲する円弧面としたことを特徴とする請求項1に記載の海苔養殖支柱用引抜具。
- 前記把持体を3個以上設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の海苔養殖支柱用引抜具。
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JP2018171832A JP2020039329A (ja) | 2018-09-13 | 2018-09-13 | 海苔養殖支柱用引抜具 |
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Citations (5)
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