JP2020034203A - 冷蔵庫 - Google Patents

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JP2020034203A
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貴之 平子
Takayuki Hirako
貴之 平子
浩俊 渡邊
Hirotoshi Watanabe
浩俊 渡邊
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【課題】下段貯蔵室から物品を取り出す時、使用者は膝や腰を曲げて取り出さざるを得ないので、使用者にとって大きな体の負担になる。本発明は、体への負担を軽減するように下段貯蔵室の使用勝手が良好とすることを目的とする。【解決手段】冷蔵室と、冷蔵室より下方に配置される中段室と、中段室より下方に配置される下段室とを有する冷蔵庫において、下段室は引き出し可能に構成されており、引き出された場合に引き出される前よりも下段室の容器又は扉の高さが高くなるように調整可能なリフト機構を有し、容器又は扉の最高位置は冷蔵室の下端よりも低くする。【選択図】図4

Description

本発明は冷蔵庫に関する。
一般的に冷蔵庫は上下方向にいくつかの貯蔵室を設けている。例えば、高い位置に冷蔵室、中程に冷凍室、低い位置に冷蔵室のように配置している。
その低い位置の下段貯蔵室について、特許文献1では貯蔵物が収納される収納容器と、前記収納容器を貯蔵室から引き出し、及び、前記収納容器を前記貯蔵室に収容する収納容器引出収容機構を備える冷蔵庫において、前記貯蔵室の内壁面に設けられた貯蔵室レールと、インナーメンバと前記アウターメンバとを独立して移動可能にするボールと、前記収納容器の外側面に取り付けられたスライドレールと、前記貯蔵室レールに沿って正面側と背面側との方向に移動可能な回転体を備えることで、前記収納容器を大きく手前側に引き出し可能にする。よって、大きな取り出し口を確保することで、下段貯蔵室の使用勝手を向上している。
特開2016-205698
特許文献1では、下段貯蔵室において大きな取り出し口を確保することで下段収納容器が取り出し易くなっているが、使用者が膝や腰を曲げて取り出す負担は取り除けていない。すなわち、下段貯蔵室から物品を取り出す時、使用者は膝や腰を曲げて取り出さざるを得ないので、使用者にとって大きな体の負担になる。
本発明の目的は、体への負担を軽減するように下段貯蔵室の使用勝手が良好な冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、冷蔵室と、前記冷蔵室より下方に配置される中段室と、前記中段室より下方に配置される下段室とを有する冷蔵庫において、前記下段室の容器は引き出し可能に構成されており、引き出された場合に引き出される前よりも前記下段室の容器又は扉の高さが高くなるように調整可能なリフト機構を有し、前記容器又は扉の最高位置は前記冷蔵室の下端よりも低いことを特徴とした冷蔵庫。
本発明によれば、使用勝手の良好な冷蔵庫を提供することができる。
本実施形態の冷蔵庫1の正面図である。 扉を除いた冷蔵庫の正面図である。 冷蔵庫の側断面図である。 第1の実施例の動作図である。 第2の実施例の動作図である。 第3の実施例の動作図である。 第4の実施例の動作図である。 第4の実施例の動作図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る実施形態の冷蔵庫1の正面図である。
冷蔵庫1は、冷蔵庫本体1Hと、冷蔵庫本体1Hの手前の開口を開閉する扉(2、3、
4a、4b、5、6)とを具備している。
冷蔵庫本体1Hの手前正面に、冷蔵室左扉2、冷蔵室右扉3、製氷室扉4a、急速冷凍
室扉4b、冷凍室扉5、および野菜室扉6を備えている。冷蔵室左扉2および冷蔵室右扉
3は、冷蔵庫本体1Hに観音開きになっている。冷蔵室左扉2は、上ヒンジ7aと下ヒン
ジ8aにより、手前方向(図1の紙面手前側)に回動可能になっている。同様に、冷蔵室
右扉3は、上ヒンジ7bと下ヒンジ8bにより、手前方向(図1の紙面手前側)に回動可
能になっている。冷蔵室左扉2および冷蔵室右扉3と冷蔵庫本体1Hにより形成される空
間に、冷蔵室(図示せず)が形成されている。
また、製氷室扉4a、急速冷凍室扉4bおよび冷凍室扉5は、紙面手前方向に引き出し
可能になっている。そして、扉(4a、4b、5)と冷蔵庫本体1Hとにより形成される
空間に、それぞれ不図示の製氷室、急速冷凍室および冷凍室が形成されている。
同様に、野菜室扉6も紙面手前方向に引き出し可能になっている。野菜室扉6と冷蔵庫本体1Hとにより構成される空間に、野菜室100(図2参照)が形成されている。図2は、冷蔵庫1の野菜室100に収納される上段容器102が取り付けられた下段容器101を斜め手前上方から見た斜視図である。
野菜室100とは、野菜、果物、ペットボトル飲料等を貯蔵する貯蔵室である。野菜室100の背面側には、圧縮機(図示せず)等の冷凍サイクル機器を配置するための機械室(図示せず)が形成されている。そのため、野菜室100の底壁100t(図2参照)は前部よりも後部が高く形成されている。
野菜室100には、上段容器102が取り付けられた下段容器101が収納されている。
図2に示すように、野菜室100では、野菜室扉6に取り付けられた下段容器101および上段容器102が、前後方向に引出自在に収容されている。上段容器102は、下段容器101の上に係合されている。冷蔵庫1では、下段容器101が前後方向に移動しても、上段容器102の下段容器101の内部での位置は変化しない。しかし、上段容器102の係合を解除することで、上段容器102を下段容器101に対して、前方にスライドさせ引き出すことができる。
扉を引き出すとワクに係合された下段容器101を引き出すことが出来る(図3参照)。
図4において、上ワク201a、下ワク201b、高さ調整ワク202a、202b、202cで引出ワクが構成されている(高さ調整ワク202a、202b、202cを総称して以下に「高さ調整ワク202」と記す。)。上ワク201aが扉6に取り付き、下ワク201bが冷蔵庫本体1Hに取り付き、高さ調整ワク202が上ワク201aと下ワク201bの間に取り付けられている。上ワク201aと下ワク201bを相対的に近づけたり、或いは、遠く離したりは、リフトユニット203が動作する。すなわち、電動装置(例えばソレノイド)が搭載された高さ調整ワク202を動作させるのである。
扉6を開けると上ワク201aと下ワク201bが離れ、高さ調整ワク202が開くことで扉6と上ワク201aに係合された下段容器101が持ち上がる。ここで、上段容器102が下段容器101に取り付けられて収納されているが、上段容器102については説明を省略して進める。扉を閉めるとき高さ調整ワク202が折り畳み、上ワク201aと下ワク201bが重なることで扉と下段容器101が閉まる。この時、上ワク201a、下ワク201bの全長は高さ調整ワク202の全長より短いので、扉6を閉めるとき高さ調整ワク202が折り畳まれ、扉が閉まる。
引出ワクは上ワク201a、下ワク201b、高さ調整ワク202から構成されている。上ワク201aは下段容器101に取り付き、下ワク201bが冷蔵庫本体1Hと扉6に取り付き、高さ調整ワク202が上ワク201aと下ワク201bの間に取り付けられている。扉6を開けると、電動装置(例えばソレノイド)が搭載されて構成されるリフトユニって203により高さ調整ワク202が開き、上ワク201aと下ワク201bの間で離れることで上ワク201aに係合された下段容器101が持ち上がる。
下段容器101が持ち上がる高さは冷蔵室(冷蔵室の左扉2、右扉3)の下端よりも低い。これ以上高くすると、容器から収納物から取り出し難く、操作性が悪化する。また、ワクから容器を取り出すとき冷蔵室の左扉2、右扉3と干渉してしまい、容器が取り出せない。
この実施例1の動作を図4を用いてさらに説明する。実施例1では、手動(平行移動)+電動(リフトアップ)操作である。すなわち、開けるときは、手動で平行移動してから、ボタンなどで電動のリフトアップする。また、閉めるときは、ボタンなどで電動のリフトダウンし、手動で平行移動する。リフトアップしきった後は手動で平行移動できないようロック機構(図示せず)が設けられている(リフトアップしていない時は平行移動可能)。
ボタンの場所は、冷蔵室左扉2又は、冷蔵室右扉3に設けてある操作パネルに兼用して設定する方が屈む必要がないので好ましい。また、野菜室扉6の手掛け部でも可能である。
以上において、扉6と下段容器101の両方がリフトユニット203で高さが高くなるように構成したが、扉6と下段容器101の一方のみが高さが高くなるように構成してもよい。
次に、実施例2について説明する。実施例2では実施例1と異なる部分のみ説明する。説明を省略した部分は実施例1と同様である。実施例2では、アシストユニット204を採用する。すなわち、組み合わせとして、電動(平行移動)+電動(リフトアップ)である。
実施例2は、図5に示すように、全電動を採用し、開けるときは、アシストユニット204(電動)がボタンなどで下段容器101を平行移動する。例えば、ボタン1回で平行移動とする。2回でリフトアップとする。リフトアップまで不要な場合は無駄なリフトアップをしないため、ボタン長押しを平行移動+リフトアップとすると良い。ボタン長押しは操作性が良い。
閉めるときは、ボタンなどで電動のリフトダウン、ボタンなどで平行移動とし、ボタン1回で、リフトダウンする。その後、平行移動(手動)と構成することも可能であり、電動で閉めることも可能である。ボタンは一個(開閉共用)或いは開閉は別ボタンにもできる。
実施例3を図6を用いて説明する。実施例3では、実施例1からリフトユニット204を除いている。そのため、例えば、リフトダウン及び閉めるための平行移動は使用者が人力で行い、そのときの力の一部をバネ力として保存し、開けた時にその力を開放してリフトアップするようにリフトアップ機構を構成する。
以下のように設定する。
(1)開けるとき:平行移動に必要な力 < リフトアップに必要な力
(2)閉めるとき:平行移動に必要な力 > リフトアップに必要な力
これを実現したリフトアップ機構はバネ機構である。扉取っ手を下から手が入る取っ手、或いは、上から手が入る取っ手として構成できる。丸棒或いは持ち上げられる窪み有りとする。
実施例4を図7及び図8を用いて説明する。実施例4ではワク206と下段容器101の間にリフトユニット207を設ける。
実施例4では、全手動とし、開けるときは、手動で、平行移動+容器を持ってリフトアップの構成とする。容器に取っ手が必要なので設ける。閉めるときは、容器を下げて、扉を閉める構成とする。実施例4のメリットは、最大引き出し量が小さくてすむことである。容器しか持ち上げないから機構が簡素になる(負荷荷重が小さい)。
また、変形例として、全手動及びバネ駆動としても良い。すなわち、リフトアップユニット207の機構をバネとしてもよい。リフトユニット207をバネで構成することで、下段容器101を下げたときの手動の力をバネに蓄えて、リフトアップの時に蓄積されたバネ力を利用するのである。
1・・・冷蔵庫
1H・・・冷蔵庫本体
2・・・冷蔵室左扉
3・・・冷蔵室右扉
4a・・・製氷室扉
4b・・・急速冷凍室扉
5・・・凍室扉
6・・・野菜室扉
102・・・下段容器
201a・・・上ワク
201b・・・下ワク
202・・・高さ調整ワク
203・・・リフトユニット

Claims (5)

  1. 冷蔵室と、前記冷蔵室より下方に配置される中段室と、前記中段室より下方に配置される下段室とを有する冷蔵庫において、前記下段室の容器は引き出し可能に構成されており、引き出された場合に引き出される前よりも前記下段室の容器又は扉の高さが高くなるように調整可能なリフト機構を有し、前記容器又は扉の最高位置は前記冷蔵室の下端よりも低いことを特徴とした冷蔵庫。
  2. 請求項1において、前記リフト機構は、電動で動作することを特徴とした冷蔵庫。
  3. 請求項1において、前記リフト機構は、ばね力で動作することを特徴とした冷蔵庫。
  4. 請求項1において、本体に対して移動する移動枠を有し、前記リフト機構は前記移動枠に対して前記下段室の容器を上下方向に移動させることを特徴とした冷蔵庫。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記下段室が引き出される方向に付勢力を与えるアシストユニットを有することを特徴とした冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11585595B2 (en) 2020-07-14 2023-02-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Refrigerator
WO2024005378A1 (ko) * 2022-06-29 2024-01-04 (주)세고스 리프트업 시스템

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