JP2020031969A - Vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電気掃除機に関するものである。 The present invention relates to a vacuum cleaner.
近年、電気掃除機において、操作性のよい小型軽量のものが望まれている。しかし、一方で吸込み力が強いものも以前より望まれており、吸込み力を上げるには、電気掃除機内部の風路を工夫した形状にすることで損失を低減するか、電動送風機のパワーアップがある。電動送風機のパワーアップの場合は騒音や電流の面で限界がある。ここで電流は入力を上げることで出力を向上させることができるが、熱量も増大する。その分電動送風機からの排気の温度が上昇する。そのため本体内に内蔵された基板は熱に耐えられなくなるため、基板をいかに冷却するかが鍵となる。
ここで、特許文献1に記載の電気掃除機では、回路基板に放熱板が取付けられ、モータ部のモータケースに設けたエア排気口から排気されて放熱板を冷却するようにしていることが記載されている。
In recent years, small and lightweight vacuum cleaners with good operability have been demanded. However, on the other hand, strong suction power is also desired, and in order to increase the suction power, it is possible to reduce the loss by devising the shape of the air path inside the vacuum cleaner or to increase the power of the electric blower There is. In the case of power-up of an electric blower, there is a limit in terms of noise and current. Here, the output of the current can be improved by increasing the input, but the amount of heat also increases. The temperature of the exhaust from the electric blower rises accordingly. Therefore, the substrate built in the main body cannot withstand heat, so how to cool the substrate is key.
Here, in the vacuum cleaner described in
特許文献1に記載の構造では、電動送風機の電動機を通過した熱風が発生するため基板の冷却に使用できない。入力の小さな電気掃除機であれば電動送風機の電動機の発熱量が小さいため、基板の冷却効果も期待できるが、入力が大きい電気掃除機では電動送風機の排気を基板の冷却には使用できない。
In the structure described in
そこで本発明では、電動送風機の入力が大きくても電動送風機の排気を基板の冷却に使用することで基板の温度上昇を抑えることができる電気掃除機を提供することを目的とする。 In view of the above, an object of the present invention is to provide a vacuum cleaner that can suppress a rise in the temperature of a substrate by using the exhaust of the electric blower for cooling the substrate even when the input of the electric blower is large.
本発明は、電動送風機と、該電動送風機を保持するケースと、該電動送風機を制御する制御基板を備え、前記ケースはケース内外を貫通する開口部を備え、前記ケース内の開口部は電動送風機の排気を取り込む位置に備えられ、前記ケース外の開口部は前記電動送風機の排気が前記制御基板の少なくとも一部に当たるように配置された電気掃除機において、排気を分割できるよう前記ケースに複数の前記開口部を設けたことを特徴とする。 The present invention includes an electric blower, a case for holding the electric blower, and a control board for controlling the electric blower, wherein the case has an opening penetrating inside and outside the case, and the opening in the case is an electric blower An opening outside the case is provided at a position for taking in exhaust gas, and a plurality of openings are provided in the case so as to divide the exhaust gas in an electric vacuum cleaner arranged so that the exhaust gas of the electric blower hits at least a part of the control board. It is characterized in that the opening is provided.
本発明によれば、入力が大きくても基板の温度上昇を抑えることができる電気掃除機を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the vacuum cleaner which can suppress the temperature rise of a board | substrate even if input is large can be provided.
以下、本発明に係る実施形態について適宜図面を参照して説明するが、本実施形態は以下の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更して実施可能である。 Hereinafter, an embodiment according to the present invention will be described with reference to the drawings as appropriate. However, the present embodiment is not limited to the following contents, and can be implemented with appropriate modifications within the scope of the present invention.
図1は、本実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2、ホース3、操作管4、延長管5、吸込具6、別体ハンドル30などを備えて構成されている。
FIG. 1 is an external perspective view illustrating the entire vacuum cleaner according to the present embodiment.
As shown in FIG. 1, the
ホース3の一端は、掃除機本体2に接続され、他端が操作管4の一端に接続されている。操作管4は、手元操作スイッチなどを備えたグリップ4aを備えている。延長管5は、外管5aと内管5bとによって伸縮自在に構成されている。
One end of the
図2は、掃除機本体を示す一部分解斜視図である。
図2に示すように、掃除機本体2は、いわゆる紙パック式のものであり、下ケース11、上ケース12、ダストケースカバー13および排気カバー14を備えている。
FIG. 2 is a partially exploded perspective view showing the cleaner body.
As shown in FIG. 2, the
下ケース11は、掃除機本体2の下部の外郭(外観)を構成するものであり、PP(Polypropylene)樹脂などの合成樹脂製の材料(繊維強化していない)で形成されている。また、下ケース11は、上部が略矩形状に開口した凹部11aを有し、吸引力を発生させる電動送風機15、電動送風機15を収納するケース16、コードリール17、電動送風機15(図8参照)を制御する制御基板18などを収容している。また、下ケース11は、電動送風機15の吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部19を有している。
The
また、下ケース11は、前後方向の略中央より後側に電動送風機15、コードリール17および制御基板18が配置され、前後方向の略中央より前側に集塵部19が配置されている。電動送風機15とコードリール17は、前後方向に配置されるとともに、電動送風機15の後方にコードリール17が配置されている。制御基板18は、電動送風機15を収容しているケース16の上部に配置されている。集塵部19の上縁部には、環状に蓋パッキン19aが取り付けられている。なお、図3では、未使用の紙パック22が収容された状態を示している。
In the
上ケース12は、電動送風機15、コードリール17および制御基板18の上側全体を覆う形状であり、下ケース11に固定する構成であり、PP樹脂などにガラス繊維で強化したもので形成されている。また、上ケース12の上部には、コードリール17の電源コード17b(図8参照)を巻き取る際に押圧される巻取ボタン23が設けられている。この巻取ボタン23は、図示しないバネによって上方に付勢されている。
The
ダストケースカバー13は、掃除機本体2の上部の外郭(外観)の一部を構成するものであり、主に集塵部19の上部を開閉するものである。また、ダストケースカバー13は、ABS樹脂などの合成樹脂製の材料(繊維強化されていない)で形成されている。また、ダストケースカバー13は、外面13aに凹凸の無い面によって上向きに凸状に形成されている。
The
排気カバー14は、掃除機本体2の上部の外郭(外観)の一部を構成するものであり、ダストケースカバー13の後方に隣接して設けられている。また、排気カバー14は、ABS樹脂などの合成樹脂製の材料(繊維強化されていない)で形成されている。
The
また、排気カバー14は、ダストケースカバー13の外面13aと同じ曲率を有する外面14aを有し、ダストケースカバー13を閉じたときに(図1参照)、外面14aと、ダストケースカバー13の外面13aとが面一となるように構成されている。
The
また、排気カバー14は、巻取ボタン23の操作面を露出させる開口部14bと、接続プラグ17c(図4参照)が引き出されるプラグ引出口14cと、外部に排気するための排気口14dと、を有している。
The
図3は、掃除機本体においてダストケースカバーを開けた状態を示す斜視図である。
図3に示すように、ダストケースカバー13の裏面には、集塵部19の蓋パッキン19aに沿って突出するリブ13bが形成されている。また、ダストケースカバー13の裏面には、ホース口21の前端と係合してロックされるロック部材13cが設けられている。
FIG. 3 is a perspective view showing a state where a dust case cover is opened in the cleaner body.
As shown in FIG. 3, a
上ケース12の上部には、排気カバー14の近傍に、ダストケースカバー13を回動自在に支持するヒンジ部12bが形成されている。ダストケースカバー13は、鉛直方向上向きとなるまで開放するように構成されている。
In the upper part of the
集塵部19は、ホース口21に形成されたホース接続口21bと連通するとともに、電動送風機15(図3、8参照)が収納される空間とフィルタ19bを介して連通している。なお、本実施形態では、紙パック式のものを例に挙げて説明するが、サイクロン式の電気掃除機にも適用することができる。
The
図4は、掃除機本体の背面図である。
図4に示すように、下ケース11の後部左右側面には、大径の車輪20a,20aが回転自在に取り付けられている。また、下ケース11の下面には、向きを変えることができる車輪20bが取り付けられている。
FIG. 4 is a rear view of the cleaner body.
As shown in FIG. 4, large-
排気カバー14に形成された排気口14dは、複数本のスリット状の孔14d1を有し、互いに平行に配置されている。また、排気口14dは、湾曲した外面14aの排気カバー14の略上部から左端にかけて左右非対称に形成されている。プラグ引出口14cは、外面14aの右端から突出して形成され、右側方と後方が開放する孔を有している。
The
図5は、上ケースの平面図である。
図5に示すように、上ケース12は、前端部の左右両端と後端部の略中央に、下ケース11にねじ固定するためのねじ挿通孔12cが形成されている。また、上ケース12には、前後方向の略中央における左右両端に、排気カバー14を上ケース12に固定する際のねじが挿通されるねじ挿通孔12dが形成されている。また、上ケース12の背面には、排気カバー14をねじ固定するためのボス12e,12eが後方に突出して形成されている。
FIG. 5 is a plan view of the upper case.
As shown in FIG. 5, the
また、上ケース12には、後部の左側に略矩形状の排気連通孔12fが形成され、後部の右側に略矩形状の排気連通孔12gが形成されている。また、上ケース12には、接続プラグ17cが掃除機本体2内に引き込まれるのを規制する規制板12hが形成されている。この規制板12hには、電源コード17bが引き出される孔12h1が形成されている。
In the
また、上ケース12は、ガラス繊維を含有するガラス繊維強化プラスチックによって形成されたものであり、ガラス繊維が含まれていない樹脂であるABS樹脂と比較して、高剛性を有するものである。上ケース12は、例えば、短繊維からなるガラス繊維を含有する熱可塑性樹脂(例えば、PP樹脂、ABS樹脂)で形成されている。具体的には、ABS樹脂よりもPP樹脂を適用することで、より軽量化を図ることができる。
The
図6は、掃除機本体から排気カバーを取り外した状態を示す斜視図である。なお、図6では、コードリール16の電源コード17bの図示を省略している。
図6に示すように、掃除機本体2から排気カバー14を取り外した場合、排気連通孔12f,12gが露出するようになっている。この排気連通孔12f,12gは、電動送風機15を収容しているケース16(図2、8参照)から排出された空気が、上ケース12を介して電動送風機15の側から排気カバー14の側に抜ける通路として構成されている。
FIG. 6 is a perspective view showing a state where an exhaust cover is removed from the cleaner body. In FIG. 6, the
As shown in FIG. 6, when the
このように構成された電気掃除機1では、電動送風機15および集塵部19を含むPP樹脂製(ガラス繊維を含まない)の下ケース11と、電動送風機15の上側を覆うとともに下ケース11に取り付けられるガラス繊維入り樹脂製の上ケース12と、掃除機使用時(図1参照)において上ケース12を隠蔽するABS樹脂製(ガラス繊維を含まない)のカバー(ダストケースカバー13および排気カバー14)と、を備える。これによれば、ケース全体(筺体)をABS樹脂などで構成するのではなく、ガラス繊維入り樹脂製の上ケース12を適用することで、高剛性の掃除機本体2を構成できる。しかも、電気掃除機1では、ガラス繊維入り樹脂製の上ケース12で隠蔽することで、上ケース12を外部から視認できない状態にできるので、外観上の美観が損なわれるのを防止できる。さらに、電気掃除機1では、ABS製のダストケースカバー13とABS製の排気カバー14を用いて、例えばシートインサート成型を利用することで、意匠性の高い(外観上において高品質な)電気掃除機1を実現できる。
In the
また、電気掃除機1では、前記上ケース12を覆うカバーが、集塵部18を開閉するダストケースカバー13と、排気口14dを備えた排気カバー14の2部品で構成されているので、集塵部18を開閉する際に、掃除機本体2から外側に出っ張るのを防止することが可能になり、ダストケースカバー13をコンパクトに開閉することができる。
Further, in the
また、電気掃除機1では、上ケース12の排気連通孔12f,12gが排気カバー14によって隠蔽されるので(外部から視認できない状態になるので)、排気連通孔12f,12gの自由度を高めることができ、排気の向きや排気の量を調整し易くなる。
Further, in the
図7は、図6に示す掃除機本体の背面図である。
図7に示すように、上ケース12の背面には、略半円状の開口部12mが形成されている。この開口部12mには、上下方向に延在する細長い板状の壁部12m1,12m2,12m2が形成されている。壁部12m1,12m2,12m2の左右両側には、上ケース12の内外を連通させる排気連通孔12n1,12n1,12n2,12n2が形成されている。この排気連通孔12n1,12n2は、電動送風機15(図2,8参照)から排出された空気が、上ケース12を介して電動送風機15の側から排気カバー14の側に抜ける通路として構成されている。
FIG. 7 is a rear view of the cleaner body shown in FIG.
As shown in FIG. 7, a substantially
図8は、掃除機本体の縦断面図である。
図8に示すように、電動送風機15は、ファン15aおよび電動機15bを金属製の筺体15cに収納したファンモータ部15dと、このファンモータ部15dを収容するケース16と、を備えて構成されている。
FIG. 8 is a vertical sectional view of the cleaner body.
As shown in FIG. 8, the
また、電動送風機15は、ファン15aが前方を向くように横置きされ、前面に集塵部19からの排気を吸引する吸気口15eが形成されている。また、ファンモータ部15dは、防振ゴム15fを介して合成樹脂製のケース16内に収容されている。ケース16は、下ケース11内に勘合し固定されている。
In addition, the
図9は、ケース16の斜視図であり、図9(a)は前面からの斜視図、図9(b)は背面からの斜視図である。防振ゴム15gが収納される箇所はリブ16aで周囲を覆う形状を有している。ケース16は、略円筒形状の円筒形状部16bと、開口部16cと、制御基板取付け部16dを有する。円筒形状部16bの底面部16eは、平坦部16e1と、平坦部16e1よりもケース16の外側に突出した凹部16e2を有する。
9 is a perspective view of the
筒形状16f、筒形状16gは、略筒形状があり、下ケース11の固定用ボスと勘合する。この筒形状は左右で形状が異なり、右側の筒形状16fには図示していないが上面に穴が開いており、下ケースの固定用ボスの先端に凸部(図示せず)が設けられており、凸部に筒形状の16fの穴を勘合させることで正確な位置決めが可能となっている。また、左側の筒形状16gには穴は開けられていない。必要に応じて穴を設ければ、下ケースの固定用ボス(図示せず)にあらかじめネジ穴を有しているため、ネジによる固定を選択できるように配慮している。また、ケース16の穴16hは、図示していないが下ケースの固定用ボスに勘合する。この3点支持により、下ケース内に安定してケースを勘合のみで固定することができる。
The
制御基板取付け部16dはケース16のボス形状16i1、ボス形状16i2が制御基板18の穴(図示せず)に勘合することで位置決めし、制御基板18の周囲を囲うように配置されたケース16のリブ16j1、16j2、16j3、16j4により、取付け後の制御基板18の動きを抑え、ケース16の爪16k1、16k2、16k3、16k4により制御基板18が外れないようになっている。また、表示基板18aも周囲への動きを抑制するリブ18m1、18m2、18m3を備え、表示基板の外れ防止用の爪18nで固定している。
The control
また、制御基板18にはリード線(図示せず)が取り付けられており、リード線を固定するための固定形状16p1、16p2がケース16に備えられていることにより、リード線が自由に動いてしまうことを抑制している。また、リード線の配回しを固定することで組立の際の作業のバラツキを抑えることができる。制御基板18周囲のリード線の配回しは、特に耐ノイズ性に関わるために重要である。また、制御基板18の周囲のエッジに、リード線が触れると傷をつけてしまうため、リード線を通す周囲には制御基板18のエッジにリード線が触れられないようにケース16にリブ16j3が備えられており、前記の制御機基板18の動きを抑えるためのリブ16j3と兼用している。
Further, a lead wire (not shown) is attached to the
下ケース11にケース16と電動送風機15を取り付けた後からコードリール17を組み立てる方法を採用しており、コードリール17のリブ17d(図8参照)が組立時の妨げになる。このリブ17dを逃げる形としてケース16に段差16qを設け、コードリール17を上から下へ組みつける際に、リブ17dが逃げる道筋となっている。また、コードリール17を組みつけた後、リブ17dはケース16の凹部16rに引っかかるように収まるため、組立後のコードリール17の浮き上がり防止となっている。
The method of assembling the
電動送風機15の排気は電動送風機15の開口部から放射状に排出される。ケース16内で排気がよどまずスムーズに流れるようケース16に複数の開口部16c、16sが設けられ、開口部16c、16sより排気がケース16外側に排出される構造となっている。開口部16c,16sの位置や大きさを適切に配置することで、掃除機本体2の流路抵抗を減らし本体損失を低減させることができる。また、制御基板18を空冷により冷却する目的で制御基板18に備えられた冷却版(図示せず)に、ケース16の開口部16cを通った排気を直接当てることで温度上昇を抑制することができる。
The exhaust air from the
一方、電動送風機15はファン15aと電動機15bがあり、吸排気を行っているファン15aと、ファン15aを回転させる電動機15bがある。ファン15aの排気は、下流側にある電動機15bを空冷しながら排出されるため、電動送風機15の排気温度が上昇する。入力が大きくなればその分発熱量が大きくなるため、排気温度も高くなる。そのため排気温度があまりに高いと前記制御基板18の耐熱温度を超えるため、制御基板18に備えられた冷却板でも冷却できなくなる。
On the other hand, the
また、ファンモータ部15dはファン15aを覆う金属製の筺体15cはファン15a側と電動機15b側に分割されており、組立の際に工程上隙間が生じる。隙間を通過した排気は、電動機15bを通過しないため温められない。また、電動送風機15の出力向上のためファン15a後部の筐体15cに開口部を設けている場合は、開口部を通過した排気は温められないため、制御基板18の冷却に有効である。
In the
前記電動機15bを通過しない排気を制御基板18の冷却板に直接運ぶ風路16tがケース16上部に設けられている。風路16tは、ケース内の開口部である流入口16uが電動送風機15のファン15a後部に位置し、電動機15bを通過しない排気を取り入れる。また、制御基板18の冷却板の直下に設けられたケース16の開口部16cと、風路16tのケース外の開口部である流出口16vはつながっている。ここで構造的にスペースが取れるのであれば、ケース16の開口部16cと風路16tの流出口16vは別々に設け冷却効率を高めても良い。
An
温められた排気とできるだけ混合しないように流入口16uは四方を隔壁で覆っている。排気が流出口16vに到達する前に、風路16tは制御基板18の位置する側の隔壁16wを短くしており、排気が風路16tを通過しながら制御基板18の冷却を行うことができる。また、風路16tの隔壁16wは流出口16vまで伸ばし、排気が冷却板のみに集中して当てる構造としても良い。
このようにケース16に風路16tを設けていることで、電動送風機15の排気を用途別に有効に活用することができる。
The
By providing the
電動送風機15の排気はケース16内で乱流が発生しており、乱流を整流する目的でケース16には整流板16xが設けられている。整流板16xはケース16内の排気を一方向に促すことで流路抵抗の低減による本体損失の低減と騒音の低減を行っている。整流板16xはケース16の右側面に設けられ、ケース16正面から見て排気が時計回りに流れるようになっている。ケース16内の排気は時計回りに流れることで右下の流れは左下に流すことで、掃除機本体2の上面より最も遠い場所を通す。排気はケース16内で風速が速いため遮蔽効果による騒音低減となる。
A turbulent flow is generated in the exhaust of the
整流板16xには整流リブ16yが複数設けられており、排気が整流板16x界面でも流れを剥離させ効果的に整流できるように設けられている。
整流板16xは前面からみて略円弧形状であり、電動送風機15の下側に潜り込む形状である。潜り込み形状が短い場合は整流効果が失われるため、略円弧形状の円弧の長さは長い方が効果的である。ケース16には制御基板18を固定する上面の形状が複雑であることから、ケース16の金型はケース16の上下方向で分割する手法が一般的にとられているが、上下に分割すると前記整流板16xの略円弧形状の潜り込み形状が金型構造上、形成困難でありそのため短いものになってしまう。上下分割の金型でケース16を作成するとケース16を上下に分割した2部品構成とすることが一般的に用いられる。しかし、2部品構成だと金型も2面作成するため初期投資やランニングコストもかかる。また、ケース16の上下分割の他に整流板16xのみ別部品とする手法もあり、ケース16の2部品構成よりも安価である。これらの手法を用いることで整流効果が高い整流板16xをケース16に備えることができる。
A plurality of rectifying
The
本実施例ではケース16を前後に金型分割する構造とすることで、整流板16xの長さは自由に変更できるため、整流効果の高い略円弧形状の長さを最大とすることができる。また、制御基板取付け部16dにおいては、スライドを追加した金型にすることで、ケース16の上下分割と同じ簡略さで金型を製作することができる。金型構造上の問題によりケース16の形状には各種制限がかかるが、ケース16の前後分割の金型では制限が少なく比較的自由度の高い設計ができる。
In this embodiment, the
ケース16の略環状の凹部16e2は、電動送風機15を固定するための防振ゴム15gを介し、ケース16内に収納される。防振ゴム15gは凹部16e2に四方を囲まれるように配置され、凹部16e2の内側側面で回転方向に動くことを抑制している。また、凹部16e2の前面側の平坦部16e3で防振ゴム15gを受けることで、前後方向の動きも抑制される。この凹部16e2は少なくとも一部をリブ16aで形成され、落下衝撃に耐えるようリブに補強を入れてある。
The substantially annular concave portion 16e2 of the
掃除機本体2は、下ケース11の前端下面(ホース接続口21bの下側)に、指を掛けて掃除機本体2を持ち上げて運搬するための断面視凹形状を呈する手掛け部21cが形成されている。
The vacuum cleaner
また、掃除機本体2の上部において、上ケース12とダストケースカバー13との間に空間Q1、上ケース12と排気カバー14の上面14sとの間に空間Q2が形成されている。また、掃除機本体2の背部において、上ケース12と排気カバー14の背面14tとの間に空間Q3が形成されている。
In the upper part of the
また、ケース16の上部には、各種の電気部品18bが設けられた基板18cからなる制御基板18が爪により取り付けられている。基板18cの上面に、電気部品18bが設けられている。制御基板18と上ケース12との間には、空気が通流する空間Q4が形成されている。
A
コードリール17は、コード17bを巻き取りまたは繰り出すリール部17a、商用電源に接続される電源コード17bを備えて構成されている。リール部17aは、回転軸17gが前後方向を向いて配置されるように、下ケース11内に回転自在に支持されている。
The
図10は、図8のA−A線断面図である。
図10に示すように、電動送風機15は、ケース16の下面が開口部16sであり、電動送風機15からの排気が放射状に排気された後、ケース16の整流版16xにより排気が整流された(白抜き矢印の矢印R1参照)のち、一方向(左から右)に排気される。そのため整流された排気により、風路の損失低減と乱流による騒音を低減数することができる。
FIG. 10 is a sectional view taken along line AA of FIG.
As shown in FIG. 10, in the
また、図10の白抜き矢印で示すように、ケース16内で整流された排気がケース16下部の開口部(下部流出口)16sより排出され、排気が上方に向けて流れ(矢印R2参照)、制御基板18を右方向から左方向に向けて流れ(矢印R3参照)、制御基板18を冷却している。その後網掛けで示した連通孔S1を通して、後方へ通流するように(矢印R4参照)構成されている。なお、電動送風機15の後方には、リール部17aの円板17a1の縁部と、上ケース12の裏面(下面)から下方に向けて延びる仕切板12iの縁部とが当接することで、壁面が構成されている。これにより、排気部16dから出た排気が、コードリール17に向けて直接に流れ込まないようになっている。
Also, as shown by the white arrows in FIG. 10, the exhaust gas rectified in the
図11は、図8のB−B線断面図である。なお、図11では、電源コード17bのコード部分の図示を省略し、接続プラグ17cのみを図示している。
図11に示すように、前記した連通孔S1(図10参照)を通過した排気(矢印R5参照)は、排気連通孔12f,12gに向けて流れるとともに、コードリール17(図8参照)を冷却しながら流れるようになっている。排気連通孔12fを通過した排気は、上ケース12と排気カバー14との間に流れ込み、排気口14dの左寄りの孔から排出される(矢印R6参照)。また、排気連通孔12gを通過した排気は、上ケース12と排気カバー14との間に流れ込み、排気口14dの右寄りの孔から排出される(矢印R7参照)。また、排気連通孔12f、12gを通過しなかった排気は、電源コード17bが挿通されるプラグ引出孔14cと電源コード17bとの隙間から外部に排出される(矢印R8参照)。
FIG. 11 is a sectional view taken along line BB of FIG. In FIG. 11, the cord portion of the
As shown in FIG. 11, the exhaust gas (see arrow R5) that has passed through the communication hole S1 (see FIG. 10) flows toward the
図12は、車輪の断面図である。
図12に示すように、車輪20aはPP樹脂で形成されている。また、車輪20aは、円板形状の車輪本体20cの径方向の中央に、下ケース11に回転自在に支持される軸部20dが形成されている。また、車輪本体20cの外面のほぼ全体には、シート20fが貼着できる凹み部20eが形成されており、シート20fによって、車輪20aの外側から視認できるほぼ全面に、シート20fを設ければより意匠性の高い電気掃除機を実現できる。
FIG. 12 is a sectional view of a wheel.
As shown in FIG. 12, the
このように構成された電気掃除機1では、掃除機本体2において、電動送風機15とコードリール17とを前後に配置し(図8参照)、電動送風機15の上面に制御基板18を設けたことで、ハイパワーでありながら本体の左右幅を小さく構成できる。
In the
また、電気掃除機1では、排気部16sを電動送風機15の下面に設けることで、電動送風機15の幅を小さくすることができ、掃除機本体2の幅を小さくできる。これによれば、電動送風機15から排出された空気の大半が制御基板18を横切る流路で形成し、電動送風機15の上部に制御基板18を配置すれば、掃除機本体2の幅を小さくすることができ操作性が向上する。
Further, in the
また、電気掃除機1では、電動送風機15の上部に制御基板18が配置されるとともに、電動送風機15を挟んで排気部16dとは逆側に上ケース12と排気カバー14との間の空間に排気を通流させる連通孔S1が形成されている。これによれば、制御基板18を効率的に冷却することができる。
Further, in the
また、電気掃除機1では、電動送風機15の周囲が、ケース16、上ケース12と排気カバー14とによって3重の壁で覆われているので、騒音(排気音など)を低減できる効果もある。
Further, in the
また、ケース16に風路16tを設け、電動送風機15の排気を上下に分割し制御基板18の冷却に使用するため、制御基板の温度上昇も抑えることができる。また、上下に分割するための隔壁16wによる騒音を低減できる効果もある。
In addition, since the
更には、上ケース12がダストケースカバー13と排気カバー14で覆われているため、上ケース12には外部からの衝撃が直接加わらないため、上ケース12を薄肉にすることが可能であり、軽量化することができる。
Furthermore, since the
次に、別体ハンドル30について、図13を参照して説明する。図13は、別体ハンドルを示す斜視図であり、別体ハンドル30は、使用者が取り付けて使用するか(図1参照)、取り付けないで使用するか適宜選択できるものである。
Next, the
図13に示すように、別体ハンドル30は、ホース3(図1参照)の継ぎ手(不図示)が挿通される略円筒形状のホース挿通部31、使用者が手で握る部分であるグリップ32、およびホース挿通部31とグリップ32とを接合する一対の腕部33,33を備えて構成されている。グリップ32と腕部33,33とホース挿通部31とで囲まれる空間に手を挿入して、グリップ32を手で握ることができるようになっている。
As shown in FIG. 13, the
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を変更しない範囲において適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、掃除機本体2にコードリール17を備えた場合を例に挙げて説明したが、コードリール17を備えない掃除機本体2に適用してもよい。
The present invention is not limited to the embodiments described above, and can be appropriately changed without changing the scope of the present invention. For example, in the present embodiment, the case where the
また、本実施形態では、上ケース12を隠蔽するカバーとして、ダストケースカバー13と排気カバー14の2部品で構成された場合を例に挙げて説明したが、掃除機使用時に上ケース12を隠蔽できるものであれば(外部から視認できないものであれば)、ダストケースカバー13と排気カバー14とが1部品で構成されたものであってもよい。
Further, in the present embodiment, the case where the
1 電気掃除機
2 掃除機本体
11 下ケース
12 上ケース
13 ダストケースカバー(集塵蓋)
14 排気カバー
14d 排気口
15 電動送風機
15g 防振ゴム
16 ケース
16t 風路
16u 流入口
16v 流出口
16w 隔壁
16x 整流板
16y 整流リブ
17 コードリール
18 制御基板
19 集塵部
20a 車輪
S1 連通孔
DESCRIPTION OF
14
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