JP2018019937A - Vacuum cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電気掃除機に関するものである。 The present invention relates to a vacuum cleaner.
近年、電気掃除機において、運転音の小さい低騒音のものが望まれている。しかし、一方で吸込み力も重要な機能であり、電動送風機のパワーを下げて騒音を低減することは望まれない。
また、電気掃除機に内蔵された電動送風機の振動が、電気掃除機本体、大気へと伝播し発生する振動騒音となることが知られている。振動騒音への対策としては、振動源である電動送風機からの振動の発生を抑える方法と、電動送風機からの振動の伝播を低減する方法がある。
電動送風機からの振動の伝播を低減する方法として、電動送風機を収納するケースと電動送風機の間に振動を抑える振動防止部材を使用し、電動送風機を保持する方法が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
In recent years, vacuum cleaners with low noise and low noise have been desired. However, on the other hand, the suction force is also an important function, and it is not desirable to reduce the noise by reducing the power of the electric blower.
Moreover, it is known that the vibration of the electric blower built in the vacuum cleaner becomes vibration noise generated by propagating to the vacuum cleaner body and the atmosphere. As measures against vibration noise, there are a method for suppressing the generation of vibration from the electric blower that is a vibration source and a method for reducing propagation of vibration from the electric blower.
As a method of reducing the propagation of vibration from the electric blower, a method of holding the electric blower using a vibration preventing member that suppresses vibration between the case that houses the electric blower and the electric blower is generally used (for example, a patent Reference 1).
特許文献1に記載の構造では、主として振動を抑える振動防止部は電動送風機を収納するケースに埋没する形状としている。そのため、振動防止部材とケースが接触する面積が大きく振動を伝播しやすくなり、結果として騒音が大きくなる恐れがある。
In the structure described in
そこで本発明では、振動の伝播が小さく、騒音の上昇を抑制する電気掃除機を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a vacuum cleaner that has a small propagation of vibration and suppresses an increase in noise.
本発明は、塵挨を集塵する集塵部および吸引力を発生させる電動送風機を含む掃除機本体を備え、前記掃除機本体は、電動送風機を収納するケースに振動防止部材を取り付ける環状の凸部を設け、凸部の一部を切欠いたことを特徴とする。 The present invention includes a vacuum cleaner main body including a dust collecting portion for collecting dust and an electric blower for generating suction force, and the vacuum cleaner main body has an annular protrusion for attaching a vibration preventing member to a case housing the electric blower. A part is provided, and a part of the convex part is cut out.
本発明によれば、振動の伝搬が小さく、騒音の上昇を抑制する電気掃除機を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the propagation of a vibration is small and the vacuum cleaner which suppresses a raise of a noise can be provided.
以下、本発明に係る実施形態について適宜図面を参照して説明するが、本実施形態は以下の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更して実施可能である。 DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Embodiments according to the invention will be described below with reference to the drawings as appropriate. However, the embodiments are not limited to the following contents, and can be appropriately modified and implemented within the scope of the invention.
図1は、本実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機1は、掃除機本体2、ホース3、操作管4、延長管5、吸込具6、別体ハンドル30などを備えて構成されている。
FIG. 1 is an external perspective view showing the entire vacuum cleaner according to the present embodiment.
As shown in FIG. 1, the
ホース3の一端は、掃除機本体2に接続され、他端が操作管4の一端に接続されている。操作管4は、手元操作スイッチなどを備えたグリップ4aを備えている。延長管5は、外管5aと内管5bとによって伸縮自在に構成されている。
One end of the
図2は、掃除機本体を示す一部分解斜視図である。なお、図2では、コードリール17のコードの図示を省略している。
図2に示すように、掃除機本体2は、いわゆる紙パック式のものであり、下ケース11、上ケース12、ダストケースカバー13および排気カバー14を備えている。
FIG. 2 is a partially exploded perspective view showing the cleaner body. In FIG. 2, illustration of the cord of the
As shown in FIG. 2, the cleaner body 2 is a so-called paper pack type, and includes a
下ケース11は、掃除機本体2の下部の外郭(外観)を構成するものであり、PP(Polypropylene)樹脂などの合成樹脂製の材料(炭素繊維を含まない)で形成されている。また、下ケース11は、上部が略矩形状に開口した凹部11aを有し、吸引力を発生させる電動送風機15、電動送風機15を収納するケース16、コードリール17、電動送風機15(図8参照)を制御する制御基板18などを収容している。また、下ケース11は、電動送風機15の吸引力で集塵した塵埃を収容する集塵部19を有している。
The
また、下ケース11は、前後方向の略中央より後側に電動送風機15、コードリール17および制御基板18が配置され、前後方向の略中央より前側に集塵部19が配置されている。電動送風機15とコードリール17は、前後方向に配置されるとともに、電動送風機15の後方にコードリール17が配置されている。制御基板18は、電動送風機15を収容しているケース16の上部に配置されている。集塵部19の上縁部には、環状に蓋パッキン19aが取り付けられている。なお、図3では、未使用の紙パック22が収容された状態を示している。
In the
上ケース12は、電動送風機15、コードリール17および制御基板18の上側全体を覆う形状であり、下ケース11に固定されている。また、上ケース12の上部には、コードリール17の電源コード17b(図8参照)を巻き取る際に押圧される巻取ボタン23が設けられている。この巻取ボタン23は、図示しないバネによって上方に付勢されている。
The
ダストケースカバー13は、掃除機本体2の上部の外郭(外観)の一部を構成するものであり、主に集塵部19の上部を開閉するものである。また、ダストケースカバー13は、ABS樹脂などの合成樹脂製の材料(炭素繊維を含まない)で形成されている。また、ダストケースカバー13は、外面13aに凹凸の無い面によって上向きに凸状に形成されている。
The
排気カバー14は、掃除機本体2の上部の外郭(外観)の一部を構成するものであり、ダストケースカバー13の後方に隣接して設けられている。また、排気カバー14は、ABS樹脂などの合成樹脂製の材料(炭素繊維を含まない)で形成されている。
The
また、排気カバー14は、ダストケースカバー13の外面13aと同じ曲率を有する外面14aを有し、ダストケースカバー13を閉じたときに(図1参照)、外面14aと、ダストケースカバー13の外面13aとが面一となるように構成されている。
The
また、排気カバー14は、巻取ボタン23の操作面を露出させる開口部14bと、接続プラグ17c(図4参照)が引き出されるプラグ引出口14cと、外部に排気するための排気口14dと、を有している。
The
図3は、掃除機本体においてダストケースカバーを開けた状態を示す斜視図である。
図3に示すように、ダストケースカバー13の裏面には、集塵部19の蓋パッキン19aに沿って突出するリブ13bが形成されている。また、ダストケースカバー13の裏面には、ホース口21の前端と係合してロックされるロック部材13cが設けられている。
FIG. 3 is a perspective view showing a state where a dust case cover is opened in the cleaner body.
As shown in FIG. 3, a
上ケース12の上部には、排気カバー14の近傍に、ダストケースカバー13を回動自在に支持するヒンジ部12bが形成されている。ダストケースカバー13は、鉛直方向上向きとなるまで開放するように構成されている。
A
集塵部19は、ホース口21に形成されたホース接続口21bと連通するとともに、電動送風機15(図2、8参照)が収納される空間とフィルタ19bを介して連通している。なお、本実施形態では、紙パック式のものを例に挙げて説明するが、サイクロン式の電気掃除機にも適用することができる。
The
図4は、掃除機本体の背面図である。
図4に示すように、下ケース11の後部左右側面には、大径の車輪20a,20aが回転自在に取り付けられている。また、下ケース11の下面には、向きを変えることができる車輪20bが取り付けられている。
FIG. 4 is a rear view of the cleaner body.
As shown in FIG. 4, large-
排気カバー14に形成された排気口14dは、複数本のスリット状の孔14d1を有し、互いに平行に配置されている。また、排気口14dは、湾曲した外面14aの排気カバー14の略上部から左端にかけて左右非対称に形成されている。プラグ引出口14cは、外面14aの右端から突出して形成され、右側方と後方が開放する孔を有している。
The
図5は、上ケースの平面図である。
図5に示すように、上ケース12は、前端部の左右両端と後端部の略中央に、下ケース11にねじ固定するためのねじ挿通孔12cが形成されている。また、上ケース12には、前後方向の略中央における左右両端に、排気カバー14を上ケース12に固定する際のねじが挿通されるねじ挿通孔12dが形成されている。また、上ケース12の背面には、排気カバー14をねじ固定するためのボス12e,12eが後方に突出して形成されている。
FIG. 5 is a plan view of the upper case.
As shown in FIG. 5, the
また、上ケース12には、後部の左側に略矩形状の排気連通孔12fが形成され、後部の右側に略矩形状の排気連通孔12gが形成されている。また、上ケース12には、接続プラグ17cが掃除機本体2内に引き込まれるのを規制する規制板12hが形成されている。この規制板12hには、電源コード17bが引き出される孔12h1が形成されている。
Further, the
また、上ケース12は、炭素繊維を含有するカーボン樹脂によって形成されたものであり、非カーボン樹脂であるABS樹脂と比較して、軽量で高剛性を有するものである。上ケース12は、例えば、短繊維からなる炭素繊維を含有する熱可塑性樹脂(例えば、PP樹脂、ABS樹脂)で形成されている。具体的には、ABS樹脂よりもPP樹脂を適用することで、より軽量化を図ることができる。
The
図6は、掃除機本体から排気カバーを取り外した状態を示す斜視図である。なお、図6では、コードリール16の電源コード17bの図示を省略している。
図6に示すように、掃除機本体2から排気カバー14を取り外した場合、排気連通孔12f,12gが露出するようになっている。この排気連通孔12f,12gは、電動送風機15を収容しているケース16(図2、8参照)から排出された空気が、上ケース12を介して電動送風機15の側から排気カバー14の側に抜ける通路として構成されている。
FIG. 6 is a perspective view showing a state where the exhaust cover is removed from the cleaner body. In FIG. 6, illustration of the
As shown in FIG. 6, when the
このように構成された電気掃除機1では、電動送風機15および集塵部19を含むPP樹脂製(炭素繊維を含まない)の下ケース11と、電動送風機15の上側を覆うとともに下ケース11に取り付けられるカーボン樹脂製の上ケース12と、掃除機使用時(図1参照)において上ケース12を隠蔽するABS樹脂製(炭素繊維を含まない)のカバー(ダストケースカバー13および排気カバー14)と、を備える。これによれば、ケース全体(筺体)をABS樹脂などで構成するのではなく、カーボン樹脂製の上ケース12を適用することで、軽量で高剛性の掃除機本体2を構成できる。しかも、電気掃除機1では、カーボン樹脂製の上ケース12で隠蔽することで、上ケース12を外部から視認できない状態にできるので、外観上の美観が損なわれるのを防止できる。さらに、電気掃除機1では、ABS製のダストケースカバー13とABS製の排気カバー14を用いて、例えばシートインサート成型を行うことで、意匠性の高い(外観上において高品質な)電気掃除機1を実現できる。
In the
また、電気掃除機1では、前記上ケース12を覆うカバーが、集塵部18を開閉するダストケースカバー13と、排気口14dを備えた排気カバー14の2部品で構成されているので、集塵部18を開閉する際に、掃除機本体2から外側に出っ張るのを防止することが可能になり、ダストケースカバー13をコンパクトに開閉することができる。
In the
また、電気掃除機1では、上ケース12の排気連通孔12f,12gが排気カバー14によって隠蔽されるので(外部から視認できない状態になるので)、排気連通孔12f,12gの自由度を高めることができ、排気の向きや排気の量を調整し易くなる。
Moreover, in the
図7は、図6に示す掃除機本体の背面図である。
図7に示すように、上ケース12の背面には、略半円状の開口部12mが形成されている。この開口部12mには、上下方向に延在する細長い板状の壁部12m1,12m2,12m2が形成されている。壁部12m1,12m2,12m2の左右両側には、上ケース12の内外を連通させる排気連通孔12n1,12n1,12n2,12n2が形成されている。この排気連通孔12n1,12n2は、電動送風機15(図2,8参照)から排出された空気が、上ケース12を介して電動送風機15の側から排気カバー14の側に抜ける通路として構成されている。
7 is a rear view of the cleaner body shown in FIG.
As shown in FIG. 7, a substantially
図8は、掃除機本体の縦断面図である。
図8に示すように、電動送風機15は、ファン15aおよび電動機15bを金属製の筺体15cに収納したファンモータ部15dと、このファンモータ部15dを収容するケース16と、を備えて構成されている。
FIG. 8 is a longitudinal sectional view of the cleaner body.
As shown in FIG. 8, the
また、電動送風機15は、ファン15aが前方を向くように横置きされ、前面に集塵部19からの排気を吸引する吸気口15eが形成されている。また、ファンモータ部15dは、防振ゴム15fを介して合成樹脂製のケース16内に収容されている。ケース16は、下ケース11内にねじ固定されている。
In addition, the
図9は、ケース16の斜視図であり、網掛け部は防振ゴム15gが収納される箇所16aを示す。ケース16は、略円筒形状の円筒形状部16eと、排気部16dと、を有する。円筒形状部16eの底面部16fには、平坦部16f1と、平坦部16f1よりもケース16の内側に突出した凸部16bと、16bで囲まれた箇所16aと、を有する。
箇所16aは、略長方形状の開口である。凸部16bは、略長方形の環状であるが、一部に切欠き16cを有する。本実施形態では、切欠き16cは略長方形の対角線上に2部分ある。言い換えると、凸部16bは2部分あり、それぞれ、長方形の1短辺と1長辺の部分を形成するものであり、その2部分の間に切欠き16cがある。
図10(a)は図8のA−A線断面図である。図8に示すように電動送風機15は防振ゴム15gを介し、ケース16内に収納されている。図10(a)に示すように防振ゴム15gはケース16の略環状の凸部16bに四方を囲まれるように配置され、凸部16bの内側側面で回転方向に動くことを抑制している。また、凸部16bの前面側の天面で防振ゴム15gを受けることで、前後方向の動きも抑制される。この凸部16bをリブで代替えすると、落下衝撃に耐えるようリブの補強と肉厚にする必要があり質量増加とヒケ及びショートショットとなるため、本実施例のように厚みのある袋状とした凸形状が好ましい。なお、複数のリブなどとすることで、質量増加やヒケやショートショットなどの問題を解決することが出来る可能性はある。
FIG. 9 is a perspective view of the
The
FIG. 10A is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. As shown in FIG. 8, the
凸部16bは防振ゴム15gの周囲を囲むように略環状に形成されているが、切欠き16cにより、略長方形状の角部を一部切欠くような構造としている。この切欠き16cにより、防振ゴム15gとケース16の凸部16bとの接触面積を減らすことができ、電動送風機15からケース16への振動の伝播を低減することができる。図10(b)は図10(a)のE−E線断面図であり凸部16bと防振ゴム15gが接触している構造を示している。一方、図10(c)は図10(a)のD−D線断面図であり、切欠き16cを横切るよう断面したため凸部16bがなく防振ゴム15gと接触していない。また、切欠き16cは全周を囲むより体積を減らすことができるため、軽量化することができる。
また、切欠き16cのうちの一つ(図9では左下に位置する切欠き16c)が排気部16dの方向を向いている。このように、切欠き16cの少なくとも一か所を排気部16dの方向に設けたことで、本体損失の低減となり、かつ排気部16dに設けるフィルタ24へ滑らかに排気することができる。
The
Further, one of the
また、ケース16は、前記切欠き16cとケース16内部を略円筒とすることで、容積を広げ、排気部16d及びフィルタ24への排出路もフィルタ24の形状に近づけるように広げた。これらによりケース16内での排気の滞りを防ぎ損失低減を図り吸込仕事率を向上することができる。
Further, the
掃除機本体2は、下ケース11の前端下面(ホース接続口21bの下側)に、指を掛けて掃除機本体2を持ち上げて運搬するための断面視凹形状を呈する手掛け部21cが形成されている。
The vacuum cleaner body 2 is formed with a
また、掃除機本体2の上部において、上ケース12とダストケースカバー13との間に空間Q1、上ケース12と排気カバー14の上面14sとの間に空間Q2が形成されている。また、掃除機本体2の背部において、上ケース12と排気カバー14の背面14tとの間に空間Q3が形成されている。
In the upper part of the cleaner body 2, a space Q <b> 1 is formed between the
また、ケース16の上部には、各種の電気部品18aが設けられた基板18bからなる制御基板18がねじと爪により取り付けられている。基板18bの上面に、電気部品18aが設けられている。制御基板18と上ケース12との間には、空気が通流する空間Q4が形成されている。
Further, on the upper part of the
コードリール17は、コード17bを巻き取りまたは繰り出すリール部17a、商用電源に接続される電源コード17bを備えて構成されている。リール部17aは、回転軸17gが前後方向を向いて配置されるように、下ケース11内に回転自在に支持されている。
The
図11は、図8のB−B線断面図である。
図11に示すように、電動送風機15は、ケース16の右側面(図示左側)に排気部16dが形成されている。この排気部16dには、空気清浄用のフィルタ24が取り付けられている。フィルタ24としては、HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)やULPAフィルタ(Ultra Low Penetration Air Filter)などである。
11 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
As shown in FIG. 11, the
また、図11の白抜き矢印で示すように、排気部16dから出た排気は、上方に向けて流れ(矢印R1参照)、制御基板18を右方向から左方向に向けて流れた後(矢印R2参照)、網掛けで示した連通孔S1を通して、後方へ通流するように(矢印R3参照)構成されている。なお、電動送風機15の後方には、リール部17aの円板17a1の縁部と、上ケース12の裏面(下面)から下方に向けて延びる仕切板12iの縁部とが当接することで、壁面が構成されている。これにより、排気部16dから出た排気が、コードリール17に向けて直接に流れ込まないようになっている。
Moreover, as shown by the white arrow in FIG. 11, the exhaust gas discharged from the
図12は、図8のC−C線断面図である。なお、図12では、電源コード17bのコード部分の図示を省略し、接続プラグ17cのみを図示している。
図12に示すように、前記した連通孔S1(図11参照)を通過した排気(矢印R4参照)は、排気連通孔12f,12gに向けて流れるとともに、コードリール17(図8参照)を冷却しながら流れるようになっている。排気連通孔12fを通過した排気は、上ケース12と排気カバー14との間に流れ込み、排気口14dの左寄りの孔から排出される(矢印R5参照)。また、排気連通孔12gを通過した排気は、上ケース12と排気カバー14との間に流れ込み、排気口14dの右寄りの孔から排出される(矢印R6参照)。また、排気連通孔12f、12gを通過しなかった排気は、電源コード17bが挿通されるプラグ引出孔14cと電源コード17bとの隙間から外部に排出される(矢印R7参照)。
12 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG. In FIG. 12, the cord portion of the
As shown in FIG. 12, the exhaust gas (see arrow R4) that has passed through the communication hole S1 (see FIG. 11) flows toward the
図13は、車輪の断面図である。
図13に示すように、車輪20aは、上ケース12と同様な材料(例えば、PP樹脂に短繊維からなる炭素繊維を含有したもの)で形成され、軽量で高剛性を発揮するように構成されている。また、車輪20aは、円板形状の車輪本体20cの径方向の中央に、下ケース11に回転自在に支持される軸部20dが形成されている。また、車輪本体20cの外面のほぼ全体には、シート20fが貼着される凹み部20eが形成されている。このように、シート20fによって、車輪20aの外側から視認できるほぼ全面に、シート20fを設けることによって、車輪本体20cに浮き出る炭素繊維の模様などを覆い隠すことができるとともに、意匠性の高い電気掃除機を実現できる。
FIG. 13 is a cross-sectional view of the wheel.
As shown in FIG. 13, the
このように構成された電気掃除機1では、掃除機本体2において、電動送風機15とコードリール17とを前後に配置し(図8参照)、電動送風機15の側面に排気部16dを設けたことで、空気清浄用のフィルタを搭載しながら、本体の左右幅を小さく構成できる。
In the
また、電気掃除機1では、排気部16dを電動送風機15の側面に設けることで、電動送風機15の高さを低くすることができ、掃除機本体2の高さを低くできる。これによれば、電動送風機15から排出された空気の大半が制御基板18を横切る流路が形成されるため、電動送風機15の上部に制御基板18を配置したとしても、掃除機本体2の高さが大きくなり過ぎるのを防止できる。
Moreover, in the
また、電気掃除機1では、電動送風機15の上部に制御基板18が配置されるとともに、電動送風機15を挟んで排気部16dとは逆側に上ケース12と排気カバー14との間の空間に排気を通流させる連通孔S1が形成されている。これによれば、制御基板18を効率的に冷却することができる。
In the
また、電気掃除機1では、電動送風機15の周囲が、ケース16、上ケース12と排気カバー14とによって3重の壁で覆われているので、騒音(排気音など)を低減できる効果もある。
Moreover, in the
更には、上ケース12がダストケースカバー13と排気カバー14で覆われているため、上ケース12には外部からの衝撃が直接加わらないため、上ケース12を薄肉にすることが可能であり、軽量化することができる。
Furthermore, since the
次に、別体ハンドル30について、図14ないし図17を参照して説明する。図14は、別体ハンドルを示す正面図、図15は、別体ハンドルを示す分解斜視図、図16は、ハンドルカバーを裏側から見たときの背面図、図17(a)は図14のF−F線断面図、(b)は(a)のG−G線断面図、(c)は(a)のH−H線断面図である。なお、別体ハンドル30は、使用者が取り付けて使用するか(図1参照)、取り付けないで使用するか適宜選択できるものである。
Next, the
図14に示すように、別体ハンドル30は、ホース3(図1参照)の継ぎ手(不図示)が挿通される略円筒形状のホース挿通部31、使用者が手で握る部分であるグリップ32、およびホース挿通部31とグリップ32とを接合する一対の腕部33,33を備えて構成されている。
As shown in FIG. 14, the
グリップ32は、略U字状に形成された丸み部32aと、略直線状に形成された直線部32b,32bとを備え、丸み部32aが前側に位置し、直線部32b,32bが後側に位置するように構成されている。また、グリップ32は、丸み部32aが斜め上向きとなるように傾斜している。
The
腕部33は、正面視において逆ハの字状に配置され、直線部32bの位置において接合されている。これにより、グリップ32と腕部33,33とホース挿通部31とで囲まれる空間に手を挿入して、グリップ32の丸み部32aを手で握ることができるようになっている。
The
図15に示すように、グリップ32は、ホース挿通部31および腕部33と一体に成形される本体部34と、この本体部34の外面側の全体を覆うグリップカバー35とを備えて構成されている。
As shown in FIG. 15, the
本体部34は、丸み部32aの内面を構成する内面部34sと、直線部32bの内面を構成する内面部34tとを有している。
The
グリップカバー35は、丸み部32aの外面を構成する外面部35sと、直線部32bの外面を構成する外面部35tとを有している。
The grip cover 35 has an
このように、グリップ32を本体部34とグリップカバー35の2部品で構成することにより、グリップ32を丸みのある太い形状にすることができるので、使用者にとって持ち易さが向上する。また、別体ハンドル30を取り付けずに使用することで、掃除機本体2を軽量化できる。
In this way, by configuring the
図16に示すように、丸み部35sの下端縁部には、略後方に向けて突出する爪部35aが形成されている。この爪部35aの先端の爪は下向きである。また、丸み部35sの上部内面には、L字状に突出する突起部35fが複数箇所に形成されている。
As shown in FIG. 16, a
直線部35tには、腕部33に対応する位置の下端縁部に、内方に向けて突出する爪部35bが形成されている。爪部35bの先端の爪は下向きである。また、直線部35tの端部内面には、爪部35c,35dが上下に形成されている。また、直線部35tの端部には、ねじ36(図14参照)が螺合するボス35eが形成されている。
The
図15に戻って、内面部34sには、爪部35aが挿入される挿入孔34aが形成されている。内面部34tには、爪部35b,35c,35dが挿入される挿入孔34b,34c,34dが形成されている。また、内面部34tには、ボス35eと対応する位置に、ねじ挿通孔34eが形成されている。
Returning to FIG. 15, an
図17(a)に示すように、グリップカバー35の爪部35aは、挿入孔34a内に形成された係止部34a1に係止されるとともに、本体部34の内面部34sの上端縁部34s1がグリップカバー35の外面部35sの上端縁部35s1と突起部35fとで挟持される。
As shown in FIG. 17A, the
図17(b)に示すように、グリップカバー35の爪部35cは、挿入孔34c内に前方から後方に向けて挿入されることで係止される。
As shown in FIG. 17B, the
図17(c)に示すように、グリップカバー35の爪部35dは、挿入孔34d内に前方から後方に向けて挿入されることで係止される。また、グリップカバー35の爪部35bは、挿入孔34bに挿入され、内面部34tの表面に係止される。
As shown in FIG. 17C, the
そして、最後に、ねじ36をねじ挿通孔34eに挿通し、ボス35eに螺合することで、グリップカバー35が本体部34に固定される。
Finally, the
また、別体ハンドル30にカバー(グリップカバー35)を設ける場合、掃除機本体に供えられたハンドルにカバーを設ける場合と比較して、カバー端面が全周にわたり露出するため、ひねりや開き方向の力に弱くなるのが一般的であるが、本実施形態では、前記したように、別体ハンドル30を7箇所の爪部35a,35b,35b,35c,35c,35d,35dと、2箇所のねじ36,36で締結することで、意匠性を損なわずに、ひねりや開き方向の力に対して強く固定することができる。
Further, when the cover (grip cover 35) is provided on the
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を変更しない範囲において適宜変更することができる。例えば、本実施形態では、掃除機本体2にコードリール17を備えた場合を例に挙げて説明したが、コードリール17を備えない掃除機本体2に適用してもよい。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be changed as appropriate without departing from the scope of the present invention. For example, in the present embodiment, the case where the cleaner body 2 includes the
また、本実施形態では、上ケース12を隠蔽するカバーとして、ダストケースカバー13と排気カバー14の2部品で構成された場合を例に挙げて説明したが、掃除機使用時に上ケース12を隠蔽できるものであれば(外部から視認できないものであれば)、ダストケースカバー13と排気カバー14とが1部品で構成されたものであってもよい。
Further, in the present embodiment, the case in which the
1 電気掃除機
2 掃除機本体
11 下ケース
12 上ケース
13 ダストケースカバー(集塵蓋)
14 排気カバー
14d 排気口
15 電動送風機
15g 防振ゴム
16 ケース
16b 凸部
16c 切欠き
16d 排気部
17 コードリール
18 制御基板
19 集塵部
20a 車輪
S1 連通孔
1 Vacuum Cleaner 2
14
Claims (4)
前記ケースは振動防振部材の周囲を保持する形状を有し、前記保持する形状の少なくとも一部は前記振動防止部材と接触しない部分であることを特徴とする電気掃除機 An electric blower, and a case for holding a vibration preventing member disposed at the rear of the electric blower,
The case has a shape that holds the periphery of the vibration isolating member, and at least a part of the holding shape is a portion that does not contact the vibration preventing member.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016153312A JP2018019937A (en) | 2016-08-04 | 2016-08-04 | Vacuum cleaner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016153312A JP2018019937A (en) | 2016-08-04 | 2016-08-04 | Vacuum cleaner |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018019937A true JP2018019937A (en) | 2018-02-08 |
Family
ID=61164051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016153312A Pending JP2018019937A (en) | 2016-08-04 | 2016-08-04 | Vacuum cleaner |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018019937A (en) |
-
2016
- 2016-08-04 JP JP2016153312A patent/JP2018019937A/en active Pending
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Legal Events
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160805 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170120 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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