JP2020031016A - 車両用灯具 - Google Patents

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裕次 仲野
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Abstract

【課題】導光体の発光の均一性を向上させる。【解決手段】車両用灯具は、第1光源8と、導光体12と、を備える。導光体12は、棒状部14の周面14cが板状部16の側面16aに接続された構造を有する。棒状部14は、第1光源8の光が第1端部14aから入射され、第1光源8の光を周面14cから板状部16の側面16aに出射する。板状部16は、導光領域18および発光領域20を有する。導光領域18は、棒状部14の延びる方向で発光領域20よりも第1光源8に近い側で発光領域20に接し、棒状部14から入射する光を発光領域20に導光する。発光領域20は、内部に光拡散材を含有し、棒状部14から直に入射する光および導光領域18を経由して入射する光を光拡散材によって主表面から出射する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用灯具に関し、特に自動車などの車両に用いられる車両用灯具に関する。
従来、光源の光を導光体を介して灯具前方へ出射する車両用灯具が知られている。例えば特許文献1には、板状導光体に側面から光を入射させ、灯具内側の主表面に設けられたステップ等の反射要素によって反射させて、灯具外側の主表面から灯具前方へ光を出射する構造を有する車両用灯具が開示されている。
特開2014−116142号公報
上述した従来の車両用灯具では、板状導光体の側面に棒状導光体の周面を接続し、棒状導光体の端面から入射させた光を板状導光体に導いて、板状導光体の主表面から出射させていた。本発明者らは、このような導光体を備える車両用灯具について鋭意検討した結果、従来の車両用灯具には、導光体を均一に面発光させる上で改善の余地があることを認識するに至った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、導光体の発光の均一性を向上させる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は車両用灯具である。当該車両用灯具は、第1光源と、棒状部および板状部を有する導光体と、を備える。導光体は、棒状部の周面が板状部の側面に接続された構造を有する。棒状部は、第1光源の光が第1端部から入射され、第1光源の光を内部で導光しながら周面から板状部の側面に出射する。板状部は、それぞれ周面に接続される導光領域および発光領域を有する。導光領域は、棒状部の延びる方向において発光領域よりも第1光源に近い側で発光領域に接し、棒状部から入射する光を発光領域に導光する。発光領域は、内部に光拡散材を含有し、棒状部から直に入射する光および棒状部から導光領域を経由して入射する光を内部で導光しながら光拡散材によって主表面から出射する。この態様によれば、導光体の発光の均一性を向上させることができる。
上記態様において、板状部は、棒状部の延びる方向において2つの発光領域の間に導光領域が挟まれた部分を有してもよい。また、上記態様において、板状部は、棒状部の延びる方向において複数の導光領域と複数の発光領域とが交互に並ぶ部分を有してもよい。また、上記いずれかの態様において、車両用灯具は第2光源をさらに備え、棒状部は、第2光源の光が第1端部とは反対側の第2端部から入射され、第2光源の光を内部で導光しながら周面から板状部の側面に出射し、板状部は、発光領域のうち第1光源に最も近い第1発光領域よりも第1光源側に位置して第1発光領域に接し、棒状部から入射する光を第1発光領域に導光する第1導光領域と、発光領域のうち第2光源に最も近い第2発光領域よりも第2光源側に位置して第2発光領域に接し、棒状部から入射する光を第2発光領域に導光する第2導光領域と、を有してもよい。また、上記いずれかの態様において、棒状部の少なくとも一部は、棒状部の延びる方向に直交する断面の面積が第1光源から遠ざかるにつれて減少する形状を有してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム等の間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、導光体の発光の均一性を向上させることができる。
実施の形態1に係る車両用灯具の鉛直断面図である。 車両用灯具が備える光源および導光体の正面図である。 図3(A)および図3(B)は、発光板の光出射効率の測定方法を説明するための模式図である。 図4(A)は、実施の形態2に係る車両用灯具が備える光源および導光体の正面図である。図4(B)は、図4(A)におけるA−A線に沿った断面図である。図4(C)は、図4(A)におけるB−B線に沿った断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に「第1」、「第2」等の用語が用いられる場合には、特に言及がない限りこの用語はいかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る車両用灯具の鉛直断面図である。図2は、車両用灯具が備える光源および導光体の正面図である。なお、図1は、板状部16の発光領域20を通る断面を図示している。車両用灯具1は、例えば車両後方に配置されるリアコンビネーションランプである。
車両用灯具1は、灯具前方に開口を有するランプボディ2と、ランプボディ2の開口を覆う透光性のアウターカバー4と、を備える。ランプボディ2とアウターカバー4とで形成される灯室6内には、第1光源8と、第2光源10と、導光体12と、が収容される。第1光源8、第2光源10および導光体12は、それぞれ図示しない支持機構を介してランプボディ2に固定される。
第1光源8および第2光源10はそれぞれ、例えばLED(発光ダイオード)である。なお、第1光源8および第2光源10は、LD(レーザーダイオード)、有機または無機EL(エレクトロルミネセンス)等の他の半導体発光素子や、白熱球、ハロゲンランプ、放電球等であってもよい。
導光体12は、透光性を有する樹脂部材である。導光体12に用いられる樹脂としては、例えばポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂等の、透明な熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂を挙げることができる。導光体12は、棒状部14および板状部16を有する。棒状部14は、円柱状であり、任意の一方向に延在する。本実施の形態の棒状部14は、おおよそ車幅方向に延びている。なお、棒状部14は、角柱状であってもよい。棒状部14は、第1端部14aと、第1端部14aとは反対側の第2端部14bとを有する。
第1端部14aには、第1光源8が配置される。第1光源8は、その発光面が第1端部14aの端面と対向するように配置される。したがって、第1光源8の光は、第1端部14aの端面から棒状部14に入射する。また、第2端部14bには、第2光源10が配置される。第2光源10は、その発光面が第2端部14bの端面と対向するように配置される。したがって、第2光源10の光は、第2端部14bの端面から棒状部14に入射する。端面とは、棒状部材の端部において延伸軸と交わる方向に延びる表面である。
板状部16は、棒状部14の周面14cから突出する。周面とは、棒状部材の延伸軸に沿って延びる表面である。つまり、導光体12は、棒状部14の周面14cが板状部16の側面16aに接続された構造を有する。棒状部14は、板状部16の側面16aに沿って延びるとともに周面14cが側面16aに接続される。本実施の形態では、周面14cにおける第1端部14aから第2端部14bの全域にわたって、側面16aが接続されている。板状部16は、2つの主表面と、この2つの主表面をつなぐ複数の側面とを有する。複数の側面のうちの1つは、棒状部14に当接する側面16aである。2つの主表面のうちの1つは、灯具前方側を向く主表面16bである。
板状部16は、導光領域18および発光領域20を有する。導光領域18および発光領域20は、それぞれが側面16aの一部を含み、周面14cに接続される。図1における破線領域Rの拡大図に示されるように、発光領域20は、内部に光拡散材17を含有する。光拡散材17としては、金属酸化物粒子、例えば二酸化チタン粒子を挙げることができる。二酸化チタン粒子の平均粒径は、例えば150〜500nm、好ましくは160〜450nm、より好ましくは170〜450nm、さらに好ましくは200〜400nm、特に好ましくは220〜400nmである。光拡散材17の含有量は、板状部16の質量全体に対して例えば0.1〜100質量ppm、好ましくは0.1〜50質量ppm、より好ましくは0.1〜10質量ppmである。
二酸化チタン粒子は、ルチル変態の割合が例えば50質量%以上、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上である。板状部16には、用いられる樹脂の主要モノマーと共重合可能な他のモノマーや、帯電防止剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、潤滑剤、流動性改善剤、充填剤、光安定剤等の一般的な添加剤が含有されてもよい。なお、棒状部14および導光領域18における光拡散材17の含有量は発光領域20における含有量よりも少なく、本実施の形態の棒状部14および導光領域18は光拡散材17を実質的に含有しない。ただし、棒状部14および導光領域18における光拡散材17の含有量は、発光領域20における含有量よりも少なければよく、棒状部14と導光領域18とで異なってもよい。
発光領域20を構成する材料は、板厚4mmの平板として測定した場合に、少なくとも一部における板厚方向でのヘイズ値が7%超30%以下である。なお、棒状部14および導光領域18を構成する材料は、同条件で測定した場合にヘイズ値が7%以下である。また、発光領域20を構成する材料は、板厚4mmの平板として測定した場合に、少なくとも一部における板厚方向での可視光の透過率(一方の主表面の法線方向で当該主表面から入射する光の量に対する、他方の主表面から全方向に出射する光の量の割合)が60%以上92%以下である。
導光領域18、発光領域20および棒状部14のヘイズ値は、ヘーズメーターHZ−2(スガ試験機社製)を用いてJIS K7136に準拠して測定することができる。発光領域20の可視光透過率は、ヘーズメーターHZ−2(スガ試験機社製)を用いてJIS K7361−1に準拠して測定することができる。
また、発光領域20を構成する材料からなる平板材(以下では便宜上、この平板材を発光板21とする)は、2つの主要面をつなぐ側面から入射する光が主表面から出射される際の出射効率について、以下の条件を満たす。図3(A)および図3(B)は、発光板の光出射効率の測定方法を説明するための模式図である。図3(A)は、発光板21の寸法とLEDの配置とを示している。図3(B)は、固定枠Bが取り付けられた発光板21を光出射面C側から見た様子を示している。
図3(A)に示すように、上下方向の長さ100mm、左右方向の長さ190mm、厚さ3.2mmの直方体状の発光板21を用意する。この発光板21の側面Aを光源光の入射面とする。そして、側面Aの法線方向にLEDを配置する。LEDは、焦点Pが側面Aを向き、且つ焦点Pから側面Aまでの距離が1.85mmとなるように配置される。LEDの発光面からは、180°の範囲で光が拡散する。
また、図3(B)に示すように、用意した発光板21の周囲を固定枠Bで覆う。固定枠Bで覆われた状態で、発光板21の光出射面Cは、上下方向の長さが90mm、左右方向の長さが160mmとなる。固定枠Bは、表面および裏面ともに光を反射しない。また、光出射面Cの法線方向で光出射面Cから√10の距離に、受光面(図示せず)を配置する。
この状態で、LEDから光を出射させる。そして、光出射面Cの中心を通る法線と受光面との交点を中心として、受光面上の上下15°×左右25°の矩形領域に照射される光の光束を測定する。発光板21の場合、当該矩形領域に照射される光の光束は、LEDから出射される光の光束を1としたときに0.3%以上となる。
また、発光板21、言い換えれば発光領域20は、側面から光が入射されると、主表面からの単位面積当たりの出射光量の方が、光が入射した側面に背向する側面からの単位面積当たりの出射光量よりも多く、一方の主表面から光が入射されると、他方の主表面からの単位面積当たりの出射光量の方が側面からの単位面積当たりの出射光量よりも多い、という光学的特性を有する。すなわち、発光領域20は、側面から光が入射される場合と、主表面から光が入射される場合とのいずれであっても、主表面から出射される光の割合が側面から出射される光の割合より高い。
本実施の形態では、棒状部14と板状部16とは一体成形品である。当該一体成形品は、光拡散材17を非混合の樹脂材料と、光拡散材17を混合した樹脂材料とを用いて、公知の2色成形等により製造することができる。あるいは、導光体12は、2色成形等によって導光領域18および発光領域20の一体成形品(板状部16)を製造し、この一体成形品と、光拡散材17を非混合の樹脂材料で成形された棒状部14とを、公知の方法で接合することで製造することもできる。あるいは、導光体12は、それぞれ別体で製造した導光領域18、発光領域20および棒状部14を、公知の方法で接合することで製造することもできる。
板状部16は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて発光領域20よりも第1光源8に近い側で、導光領域18が当該発光領域20に接する構造を有する。また、板状部16は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて発光領域20よりも第2光源10に近い側で、導光領域18が当該発光領域20に接する構造を有する。また、板状部16は、第1方向Xにおいて2つの発光領域20の間に導光領域18が挟まれた部分を有する。また、板状部16は、第1方向Xにおいて複数の導光領域18と複数の発光領域20とが交互に並ぶ部分を有する。
本実施の形態の導光体12は、3つの導光領域18と、2つの発光領域20とを有する。以下では、3つの導光領域18を、第1導光領域18a、第2導光領域18b、第3導光領域18cとする。また、2つの発光領域20を、第1発光領域20a、第2発光領域20bとする。3つの導光領域18と2つの発光領域20とは、第1方向Xに沿って交互に配列されている。
具体的には、第1発光領域20aが第2発光領域20bよりも第1光源8側に配置され、第2発光領域20bが第1発光領域20aよりも第2光源10側に配置される。第1発光領域20aは、発光領域20のうち第1光源8に最も近い領域であり、第2発光領域20bは、発光領域20のうち第2光源10に最も近い領域である。
第1導光領域18aは、第1方向Xにおいて第1発光領域20aよりも第1光源8に近い側に位置して、第1発光領域20aに接する。第2導光領域18bは、第1方向Xにおいて第2発光領域20bよりも第2光源10側に位置して、第2発光領域20bに接する。第3導光領域18cは、第1発光領域20aと第2発光領域20bとの間に挟まれている。したがって、本実施の形態では、第1端部14a側から第1導光領域18a、第1発光領域20a、第3導光領域18c、第2発光領域20b、第2導光領域18bの順で、複数の導光領域18と複数の発光領域20とが交互に並んでいる。
棒状部14は、第1光源8の光が第1端部14aから入射される。棒状部14は、第1光源8の光を内部で導光しながら、周面14cから板状部16の側面16aに光を出射する。つまり、第1光源8の光は、棒状部14の周面14cで内面反射を繰り返しながら、棒状部14の内部を第1端部14aから第2端部14bに向かって進んでいく。この過程で、棒状部14の周面14cと板状部16の側面16aとが接する領域において周面14cから板状部16側に光が漏れ、板状部16に進入する。
棒状部14の周面14cから漏れる第1光源8の光の一部は、導光領域18に入射する。導光領域18は、棒状部14から入射する第1光源8の光を発光領域20に導光する。棒状部14の周面14cから漏れる第1光源8の光の他の一部は、発光領域20に入射する。発光領域20は、棒状部14から直に入射する第1光源8の光および棒状部14から導光領域18を経由して入射する第1光源8の光を内部で導光しながら、光拡散材17によって主表面16bから出射する。
また、棒状部14は、第2光源10の光が第2端部14bから入射される。棒状部14は、第2光源10の光を内部で導光しながら、周面14cから板状部16の側面16aに光を出射する。つまり、第1光源8の光と同様に、第2光源10の光は、棒状部14の内部で内面反射を繰り返して第2端部14bから第1端部14aに向かって進む過程で、周面14cから板状部16側に進入する。
棒状部14の周面14cから漏れる第2光源10の光の一部は、導光領域18に入射する。導光領域18は、棒状部14から入射する第2光源10の光を発光領域20に導光する。棒状部14の周面14cから漏れる第2光源10の光の他の一部は、発光領域20に入射する。発光領域20は、棒状部14から直に入射する第2光源10の光および棒状部14から導光領域18を経由して入射する第2光源10の光を内部で導光しながら、光拡散材17によって主表面16bから出射する。
本実施の形態では、第1導光領域18aは、棒状部14から入射する光を第1発光領域20aに導光する。第1導光領域18aは、主に第1光源8の光を第1発光領域20aに導光する。また、第2導光領域18bは、棒状部14ら入射する光を第2発光領域20bに導光する。第2導光領域18bは、主に第2光源10の光を第2発光領域20bに導光する。第3導光領域18cは、棒状部14から入射する光を第1発光領域20aおよび第2発光領域20bに導光する。第3導光領域18cは、第1光源8の光を主に第2発光領域20bに導光し、第2光源10の光を主に第1発光領域20aに導光する。
なお、第1導光領域18aは、第2光源10の光も第1発光領域20aに導光し得る。また、第2導光領域18bは、第1光源8の光も第2発光領域20bに導光し得る。また、第3導光領域18cは、第1光源8の光を第1発光領域20aにも導光し得、第2光源10の光を第2発光領域20bにも導光し得る。また、第1発光領域20aには、第1光源8および第2光源10の光が棒状部14から直に入射する。また、第2発光領域20bには、第1光源8および第2光源10の光が棒状部14から直に入射する。
第1発光領域20aには、板状部16の側面16aから光が入射するとともに、第1導光領域18aとの界面22aおよび第3導光領域18cとの界面22bからも光が入射する。界面22a,22bは、第1方向Xと交わる方向、言い換えれば側面16aと交わる方向に延びる。したがって、第1導光領域18aおよび第3導光領域18cを設けることで、第1発光領域20aへの光の入射口を、側面16aとは反対側の板状部16の側面16c側に拡げることができる。特に、本実施の形態では、界面22a,22bが側面16aから側面16cにかけて延びている。したがって、第1発光領域20aの先端部に、第1導光領域18aおよび第3導光領域18cから直に光を入射することができる。
同様に、第2発光領域20bには、板状部16の側面16aから光が入射するとともに、第2導光領域18bとの界面22cおよび第3導光領域18cとの界面22dからも光が入射する。界面22c,22dは、側面16aと交わる方向に延びる。したがって、第2導光領域18bおよび第3導光領域18cを設けることで、第2発光領域20bへの光の入射口を、板状部16の側面16c側に拡げることができる。特に、本実施の形態では、界面22c,22dが側面16aから側面16cにかけて延びている。したがって、第2発光領域20bの先端部に、第2導光領域18bおよび第3導光領域18cから直に光を入射することができる。
また、第1導光領域18aは、三角形状であり、一片が棒状部14の周面14cに接し、他の一片が第1発光領域20aに接している。残りの一片は、板状部16の側面16dを構成している。側面16dは、第1方向Xで第1端部14aから第2端部14bに近づくにつれて、棒状部14から離間するように傾斜している。このように傾斜する側面16dを設けることで、第1導光領域18aに入射した光を、第1発光領域20aに入射させやすくすることができる。
同様に、第2導光領域18bは、三角形状であり、一片が棒状部14の周面14cに接し、他の一片が第2発光領域20bに接している。残りの一片は、板状部16の側面16dを構成している。側面16dは、第1方向Xで第2端部14bから第1端部14aに近づくにつれて、棒状部14から離間するように傾斜している。このように傾斜する側面16dを設けることで、第2導光領域18bに入射した光を、第2発光領域20bに入射させやすくすることができる。
車両用灯具1は、第1光源8および第2光源10の点灯によって発光領域20から光を出射することで、例えばストップランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、デイタイムランニングランプ等として機能することができる。また、車両用灯具1は、第1光源8の点灯により第1の灯具機能を発揮し、第2光源10の点灯により第2の灯具機能を発揮することもできる。なお、車両用灯具1は、車両前方に配置されてもよい。
以上説明したように、本実施の形態に係る車両用灯具1は、第1光源8と、棒状部14および板状部16を有する導光体12と、を備える。導光体12は、棒状部14の周面14cが板状部16の側面16aに接続された構造を有する。棒状部14は、第1光源8の光が第1端部14aから入射され、第1光源8の光を内部で導光しながら周面14cから板状部16の側面16aに出射する。板状部16は、それぞれ周面14cに接続される導光領域18および発光領域20を有する。導光領域18は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて発光領域20よりも第1光源8に近い側で発光領域20に接し、棒状部14から入射する光を発光領域20に導光する。発光領域20は、内部に光拡散材17を含有し、棒状部14から直に入射する光および棒状部14から導光領域18を経由して入射する光を内部で導光しながら光拡散材17によって主表面16bから出射する。
板状部16に導光領域18を設けることで、発光領域20における棒状部14側とは反対側の端部領域まで、光源の光を送ることができる。この結果、導光体12の発光領域20における発光の均一性、均斉度を向上させることができる。また、より多くの第1光源8の光を発光領域20に入射させることができるため、車両用灯具1における光の利用効率を高めることができる。また、発光領域20における発光強度を高めることができる。この結果、車両用灯具1の被視認性を高めることができ、運転者や歩行者等の安全性を高めることができる。
また、板状部16は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて、2つの発光領域20の間に導光領域18が挟まれた部分を有する。これにより、第1光源8から遠い側に位置する発光領域20に、2つの発光領域20に挟まれた導光領域18を介して第1光源8の光を入射させることができる。この結果、第1光源8に近い側の発光領域20に比べて光が入射し難い第1光源8から遠い側の発光領域20について、発光の均一性と発光強度とを高めることができる。
また、板状部16は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて複数の導光領域18と複数の発光領域20とが交互に並ぶ部分を有する。つまり、一対の導光領域18と発光領域20とが第1方向Xに沿って複数配列されている。これにより、各発光領域20における発光の均一性を高めることができる。また、車両用灯具1の誘目性あるいは被視認性をより高めることができる。また、車両用灯具1の意匠性、見栄えを向上させることができる。
また、本実施の形態の車両用灯具1は、第2光源10をさらに備える。棒状部14は、第2光源10の光が第2端部14bから入射され、第2光源10の光を内部で導光しながら周面14cから板状部16の側面16aに出射する。板状部16は、発光領域20のうち第1光源8に最も近い第1発光領域20aよりも第1光源8側に位置して第1発光領域20aに接し、棒状部14から入射する光を第1発光領域20aに導光する第1導光領域18aと、発光領域20のうち第2光源10に最も近い第2発光領域20bよりも第2光源10側に位置して第2発光領域20bに接し、棒状部14から入射する光を第2発光領域20bに導光する第2導光領域18bと、を有する。これにより、第1発光領域20aと第2発光領域20bとのそれぞれについて、入光量を増やすことができる。よって、各発光領域における発光の均一性と発光強度とを高めることができる。
なお、発光領域20には、微視的には光拡散材17を含まない領域が含まれる。しかしながら、この領域は導光領域18と比べて極端に面積が小さく、第1光源8および/または第2光源10の点灯時には発光部として視認される。よって、この領域と導光領域18とは、例えば発光の有無、あるいは発光の強度差に基づいて、明確に区別することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る車両用灯具は、導光体の構造が異なる点を除き、実施の形態1と共通の構成を有する。以下、本実施の形態に係る車両用灯具について実施の形態1と異なる構成を中心に説明し、共通する構成については簡単に説明するか、あるいは説明を省略する。図4(A)は、実施の形態2に係る車両用灯具が備える光源および導光体の正面図である。図4(B)は、図4(A)におけるA−A線に沿った断面図である。図4(C)は、図4(A)におけるB−B線に沿った断面図である。
車両用灯具1は、第1光源8と、棒状部14および板状部16を有する導光体12と、を備える。導光体12は、棒状部14の周面14cが板状部16の側面16aに接続された構造を有する。棒状部14は、第1光源8の光が第1端部14aから入射され、第1光源8の光を内部で導光しながら周面14cから板状部16の側面16aに出射する。板状部16は、それぞれ周面14cに接続される導光領域18および発光領域20を有する。
導光領域18は、棒状部14の延びる第1方向Xにおいて発光領域20よりも第1光源8に近い側で発光領域20に接し、棒状部14から入射する光を発光領域20に導光する。発光領域20は、内部に光拡散材17を含有し、棒状部14から直に入射する光および棒状部14から導光領域18を経由して入射する光を内部で導光しながら、光拡散材17によって主表面16bから出射する。
棒状部14の少なくとも一部は、第1方向Xに直交する断面の面積が、第1光源8から遠ざかるにつれて減少する形状を有する。本実施の形態の棒状部14は、第1端部14aから第2端部14bにかけて、第1光源8から遠ざかるにつれて徐々に細くなっている。このため、第1方向Xの各位置における、棒状部14の周面全体に対する側面16aに接する領域の割合は、第1光源8から遠ざかるにつれて大きくなる。これにより、棒状部14の内部で内面反射を繰り返しながら進む光は、第1光源8から遠ざかるにつれて、板状部16に入射しやすくなる。
したがって、第1光源8に近い側に比べて光が入射し難くい第1光源8から遠い領域に、より多くの光を入射させることができる。よって、発光領域20における発光の均一性をより高めることができる。また、棒状部14の端面から入射した光のより多くを板状部16に入射させることができる。したがって、板状部16に入射されずに棒状部14の第2端部14bから抜けてしまう光の量を減らすことができる。よって、車両用灯具1における光の利用効率を高めることができる。
なお、本実施の形態においても、第2端部14bに第2光源10が設けられてもよい。この場合、棒状部14の少なくとも一部は、第1方向Xに直交する断面の面積が、第2光源10から遠ざかるにつれて減少する形状を有することが好ましい。また、板状部16は、複数の導光領域18と複数の発光領域20とを有してもよい。例えば、実施の形態1と同様に、導光体12が第1導光領域18a、第2導光領域18b、第3導光領域18c、第1発光領域20aおよび第2発光領域20bを同じ並び順で有する場合、棒状部14は、第1端部14aと第2端部14bの両方から第3導光領域18cにおける第1方向Xの中間部まで断面積が徐々に小さくなる形状を有する。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明した。前述した実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施の形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。設計変更が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態および変形それぞれの効果をあわせもつ。前述の実施の形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「本実施の形態の」、「本実施の形態では」等の表記を付して強調しているが、そのような表記のない内容でも設計変更が許容される。以上の構成要素の任意の組み合わせも、本発明の態様として有効である。図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
実施の形態では、2つの導光領域18は、その間に介在する発光領域20によって切り離されている。しかしながら、特にこの構造に限定されず、一方または両方の導光領域18の一部が発光領域20の外側を迂回して他方の導光領域18に接続されてもよい。同様に、2つの発光領域20は、その間に介在する導光領域18によって切り離されているが、一方または両方の発光領域20の一部が導光領域18の外側を迂回して他方の発光領域20に接続されてもよい。つまり、導光体12の少なくとも一部に、導光領域18と発光領域20とが棒状部14の延びる第1方向Xに並ぶ構造を有していればよい。
第1光源8、第2光源10および棒状部14は、図示しないエクステンション部材等によって、灯具外側に対して隠されてもよい。また、実施の形態の板状部16は平坦形状であるが、板状部16は湾曲形状であってもよい。また、導光領域18および発光領域20の数は、適宜設定することができる。
1 車両用灯具、 8 第1光源、 10 第2光源、 12 導光体、 14 棒状部、 14a 第1端部、 14b 第2端部、 14c 周面、 16 板状部、 16a 側面、 16b 主表面、 18 導光領域、 18a 第1導光領域、 18b 第2導光領域、 18c 第3導光領域、 20 発光領域、 20a 第1発光領域、 20b 第2発光領域。

Claims (5)

  1. 第1光源と、
    棒状部および板状部を有する導光体と、を備え、
    前記導光体は、前記棒状部の周面が前記板状部の側面に接続された構造を有し、
    前記棒状部は、前記第1光源の光が第1端部から入射され、前記第1光源の光を内部で導光しながら前記周面から前記板状部の前記側面に出射し、
    前記板状部は、それぞれ前記周面に接続される導光領域および発光領域を有し、
    前記導光領域は、前記棒状部の延びる方向において前記発光領域よりも前記第1光源に近い側で前記発光領域に接し、前記棒状部から入射する光を前記発光領域に導光し、
    前記発光領域は、内部に光拡散材を含有し、前記棒状部から直に入射する光および前記棒状部から前記導光領域を経由して入射する光を内部で導光しながら前記光拡散材によって主表面から出射することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記板状部は、前記棒状部の延びる方向において2つの前記発光領域の間に前記導光領域が挟まれた部分を有する請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記板状部は、前記棒状部の延びる方向において複数の前記導光領域と複数の前記発光領域とが交互に並ぶ部分を有する請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 第2光源をさらに備え、
    前記棒状部は、前記第2光源の光が前記第1端部とは反対側の第2端部から入射され、前記第2光源の光を内部で導光しながら前記周面から前記板状部の前記側面に出射し、
    前記板状部は、
    前記発光領域のうち前記第1光源に最も近い第1発光領域よりも前記第1光源側に位置して前記第1発光領域に接し、前記棒状部から入射する光を前記第1発光領域に導光する第1導光領域と、
    前記発光領域のうち前記第2光源に最も近い第2発光領域よりも前記第2光源側に位置して前記第2発光領域に接し、前記棒状部から入射する光を前記第2発光領域に導光する第2導光領域と、
    を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記棒状部の少なくとも一部は、棒状部の延びる方向に直交する断面の面積が前記第1光源から遠ざかるにつれて減少する形状を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両用灯具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023195371A1 (ja) * 2022-04-06 2023-10-12 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
WO2024018939A1 (ja) * 2022-07-20 2024-01-25 株式会社小糸製作所 車輌用灯具

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