JP2020029882A - 曲がり管構造及び管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲がり部における流体の圧力損失を抑制する。【解決手段】曲がり管構造1の曲がり路32の内周面の外まわり側部32dを管路11の内周面と滑らかに連続させる。曲がり路32の内周面の内まわり側部32eと管路11の内周面との間に段差37を形成する。管路11の中心軸線に対して、曲がり路32における管路11との連通部分33の中心軸線L32を内まわり側へずらす。【選択図】図1

Description

本発明は、曲がりを有する管構造及び管継手に関し、特に流体管における曲がり部を構成する曲がり管構造及び管継手に関する。
給水給湯管、排水管、空調管などの各種流体管における曲がり部は、通常、エルボ(L字継手)によって構成されている。管材や用途に応じて様々なエルボが開発されている(例えば特許文献1〜4等参照)。何れのエルボにおいても端面の中心軸線が接続対象管の中心軸線と一致するように設計されている。
特開2015−86944号公報 特開2009−281493号公報 特開平9−203483号公報 特開昭63−112027号公報
流体管内を流れる流体は、曲がり部においては曲率半径方向(内外方向)の外まわり側から内まわり側へ向けて圧力が低くなることで圧力損失を生じやすい。
本発明は、かかる事情に鑑み、曲がり部における流体の圧力損失を抑制することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明は、曲がり路を有する曲がり管構造であって、
前記曲がり路の内周面の外まわり側部が、前記曲がり路の上流側及び下流側のうち少なくとも上流側の管路の内周面と滑らかに連続し、
前記曲がり路の内周面の内まわり側部と前記管路の内周面との間に段差が形成され、
前記管路の中心軸線に対して、前記曲がり路における前記管路との連通部分での中心軸線が内まわり側へずれていることを特徴とする。
当該曲がり管構造を流れる流体は、曲がり路に沿って流れ方向を曲げられる。このとき、曲がり路の外まわり側から内まわり側へ向かって流体圧が低くなるように圧力勾配が生じる。相対的に高圧の外まわり側部においては、管路の内周面と滑らかに連続しているから、流体が流れを乱されることなく、高い流体圧を維持できる。一方、相対的に低圧の内まわり側部においては、流路が拡幅されることで、曲がり路の内壁面と流体との間の摩擦抵抗が低減される。この結果、曲がり路における流体の圧力損失を抑えることができる。
好ましくは、前記ずれ量が、前記管路の内径の10%以下である。これによって、流路が拡幅する側の段差や流路断面積が元の大きさに戻る側の段差が過度に大きくならないようにでき、渦流などの発生を抑制できる。この結果、流路拡幅作用が逆効果にならないようにでき、圧力損失の抑制効果を確保できる。
より好ましくは、前記ずれ量が、前記管路の内径の3%〜7%である。これによって、圧力損失を最も効果的に抑制できる。
前記曲がり路の流路断面が、前記管路より大断面積の真円形又は長径軸を前記外まわり側部と前記内まわり側部を結ぶ方向へ向けたオーバル形状であることが好ましい。
前記長径軸の中間部より外まわり側の前記曲がり路の内周面は、前記管路の内周面とほぼ滑らかに連続し、前記長径軸の中間部より内まわり側の前記曲がり路の内周面は、前記管路の内周面より内まわり側へ突出されていることが好ましい。
前記内まわり側部が、前記曲がり路の曲がり角度と同じ角度をもって交わる一対の直線部を含み、これら直線部の交わり部又はその近傍部に前記外まわり側部の曲率中心が配置されていることが好ましい。
これによって、内まわり側部における流体は、交わり部以外の部分では直線的に流れる。前記交わり部と外まわり側部との間において流体の流れ方向が曲げられる。曲がる際の流れ方向と直交する流路断面積はほぼ一定にできる。
また、例えば管継手を射出成形によって製造する場合、曲がり路用の一対の型をそれぞれ対応する直線部に沿って直線的にスライドさせることで、簡単に脱型できる。したがって、金型の構造が複雑化するのを防止でき、容易かつ安価に製造できる。
前記内まわり側部と前記外まわり側部が、互いに共通の曲率中心のまわりに円弧状に延びていてもよい。これによって、曲がり路における流れ方向と直交する流路断面積を確実に一定にできる。曲がり路の円弧状部分の端部(連通部分)に前記管路が直接的に連なっていてもよい。
また、本発明は、曲がり路を有する管部と、前記管部の端部に設けられた接続部とを備え、前記接続部が接続対象の管体と接続され、前記曲がり路が前記管体の管路と連なる管継手であって、
前記曲がり路の内周面の外まわり側部が、前記管路の内周面と滑らかに連続し、
前記曲がり路の内周面の内まわり側部と前記管路の内周面との間に段差が形成され、
前記管路の中心軸線と一致する前記接続部の接続軸線に対して、前記曲がり路における前記管路との連通部分での中心軸線が内まわり側へずれていることを特徴とする。
好ましくは、前記管体は、前記管継手の上流側及び下流側のうち少なくとも上流側に接続される管体である。
前記管体は、直管、曲管などの管、他の管継手、管端コアを含む。
前記管部の曲がり角度は、好ましくは45°〜180°である。曲がり角度90°の管継手はL字状になる。曲がり角度180°の管継手はU字状になる。より好ましくは、前記曲がり角度は45°〜90°である。
本発明によれば、曲がり部における流体の圧力損失を抑制することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る流体管の断面図である。 図2(a)〜(c)は、前記流体管の曲がり路の第1連通部分における断面形状を例示した断面図である。 図3は、本発明の第2実施形態に係る流体管の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面にしたがって説明する。
<第1実施形態>
図1〜図2は、本発明の第1実施形態を示したものである。流体管1は、流体を流すものであれば特に限定が無く、たとえば給水給湯管、排水管、空調管などが挙げられる。流体は、水などの液体でもよく、空気などの気体でもよい。好ましくは、流体が、流体管1の流路全体に満ちた状態で流れている。流体に圧力がかかっていてもよい。流体がサイフォン作用で流れるものであってもよい。
図1に示すように、流体管1は、管体10,20(接続対象の管体)と、管継手30(エルボ)とを備え、曲がり管構造になっている。
管体10,20は、それぞれ管路11,21を有して真っ直ぐに延びている。管路11,21は、互いに同じ流路断面積の真円断面になっている。管体10,20が例えば給水給湯管の場合、管路11,21の内径は好ましくは10mm〜30mm程度である。
2つの管体10,20が互いに角度をもって配置されている。管体10,20の中心軸線L11,L21どうしのなす角度は、例えば90°である。第1管体10は前記流体の流れ方向の上流側に配置され、第2管体20は下流側に配置されている。第1管路11は上流側管路であり、第2管路21は下流側管路である。
2つの管体10,20が管継手30を介して接続されている。管継手30は、L字状に曲がった管部31と、その両端部に設けられた一対の接続部35,36とを含む。
管部31内に曲がり路32が形成されている。曲がり路32は、曲がり角度90°の曲がり部分32aを有している。曲がり部分32aの両端部がそれぞれ真っ直ぐ延びるように延長され、該延長部分が、管体10,20との連通部分33,34となっている。曲がり路32の中心軸線L32は、中心角90°の円弧状をなし、その両端がそれぞれ接線方向に延長されている。
ここで、中心軸線L32とは、曲がり路32の路長方向の各位置における切断面積が最小となる断面の重心を前記路長方向に連続させた線を言う。
図2に示すように、曲がり路32の中心軸線L32と直交する流路断面積は、管路11,12の流路断面積より大きい。曲がり路32の中心軸線L32と直交する断面形状は、路長方向のどの位置でも同一形状になっている。具体的には、図2(a)に示すように、曲がり路32の前記断面形状は、真円形であってもよい。図2(b)に示すように、曲がり路32の前記断面形状は、楕円形であってもよい。図2(c)に示すように、曲がり路32の前記断面形状は、長円形であってもよい。
前記楕円形(図2(b))や長円形(図2(c))などのオーバル形状の流路断面の長径軸Lは、中心軸線L32と直交するとともに、曲がり路32の外まわり側部32dと内まわり側部32eを結ぶ内外方向へ向けられている。なお、曲がり部分32aにおいては、前記内外方向は曲率半径方向と一致している。オーバル形状の曲がり路32の短径軸Lは、中心軸線L32と長径軸Lとで作る平面に対して直交している。要するに、短径軸Lは、図1の紙面と直交している。
2つの連通部分33,34どうしが、曲がり路32の内まわり側部32eの中央部32cにおいて交差している。内まわり側部32eは、上流側の第1連通部分33の端部から中央部32cまでの直線部33eと、中央部32cから下流側の第2連通部分34の端部までの直線部34eを含む。一対の直線部33e,34eどうしが、曲がり路32の曲がり角度(90°)と同じ角度をもって、中央部32cにおいて交わっている。該交わり部(中央部32c)ないしはその近傍部に、曲がり部分32aにおける外まわり側部32d及び中心軸線L32の曲率中心C32が配置されている。
管継手30は、中央部32cを通り、中心軸線L32と直交する曲率半径方向R32c(内外方向)に関して対称である。
図1に示すように、曲がり管部31の第1連通部分33から第1接続部35(上流側の接続部)が延出されている。第1接続部35は、その接続軸線を第1管路11の中心軸線L11と一致させて、第1管体10と例えばねじ結合によって接続されている。これによって、第1連通部分33が、第1管路11と連通している。
曲がり管部31の第2連通部分34から第2接続部36(下流側の接続部)が延出されている。第2接続部36は、その接続軸線を第2管路21の中心軸線L21と一致させて、第2管体20と例えばねじ結合によって接続されている。これによって、第2連通部分34が、第2管路21と連通している。
曲がり路32の内周面の外まわり側部32dと、第1管路11の内周面とは滑らかに連続している。かつ外まわり側部32dと、第2管路21の内周面とは滑らかに連続している。
これに対し、曲がり路32の内周面の内まわり側部32eと、第1管路11の内周面との間には、第1段差37(上流側の段差)が形成されている。段差37は、中心軸線L11に対して直交している。図1における段差37は、管体10の端面によって構成されているが、これに限られず、管継手30に段差37を形成する部分が設けられていてもよい。
また、内まわり側部32eと第2管路21の内周面との間には、第2段差38(下流側の段差)が形成されている。段差38は、中心軸線L21に対して直交されている。図1における段差38は、管体20の端面によって構成されているが、これに限られず、管継手30に段差38を形成する部分が設けられていてもよい。
曲がり路32の中心軸線L32は、接続部35,36の接続軸線すなわち管路11,12の中心軸線L11,L21に対して、内まわり側(曲率中心C21の側)へずれている。
詳しくは、曲がり路32の第1連通部分33における中心軸線L32は、第1管路11の中心軸線L11と平行かつ該中心軸線L11よりも内まわり側(図1において下側)へずれている。好ましくは、当該ずれ量d33は、第1管路11の内径の10%以下であり、より好ましくは第1管路11の内径の3%〜7%程度であり、一層好ましくは5%程度である。
図2(b)及び同図(c)に示すように、曲がり路32の断面形状が楕円や長円などのオーバル形状である場合、第1連通部分33の長径軸Lのほぼ中間部より外まわり側の内周面は、管路11の内周面と滑らかに連続し、長径軸Lの中間部より内まわり側の内周面は、管路11の内周面より内まわり側へ突出される。
同様に、曲がり路32の第2連通部分34における中心軸線L32は、第2管路21の中心軸線L21と平行かつ該中心軸線L21より内まわり側(図1において左側)へずれている。好ましくは、当該ずれ量d34は、第2管路21の内径の10%以下であり、より好ましくは第2管路21の内径の3%〜7%程度であり、一層好ましくは5%程度である。
曲がり路32の断面形状が楕円や長円などのオーバル形状である場合、第2連通部分34の長径軸Lのほぼ中間部より外まわり側の内周面は、管路11の内周面と滑らかに連続し、長径軸Lの中間部より内まわり側の内周面は、管路11の内周面より内まわり側へ突出される。
流体管1によれば、流体は、第1管路11、曲がり路32、第2管路21の順に流れる。曲がり路32において向きを90°変える。
このため、曲がり路32における特に曲がり部分32aでは、外まわり側から内まわり側へ向かって流体圧が低くなるように圧力勾配が生じる。流体圧が相対的に高圧の外まわり側部32dは、第1管路11と段差無く連続している。したがって、外まわり側部32dでは、流体が流れを乱されることなく、高い流体圧を維持できる。一方、流体圧が相対的に低圧の内まわり側部32eでは、流路が拡幅されることで、曲がり路32の内壁面と流体との間の摩擦抵抗が低減される。この結果、曲がり路32における流体の圧力損失を抑えることができる。
しかも、中心軸線L32のずれ量d33を管路11,21の内径の10%以下とすることによって、流路拡幅側の段差37や流路断面積が元の大きさに戻る側の段差38が過度に大きくならないようにでき、渦流などの発生を抑制できる。この結果、流路拡幅作用が逆効果にならないようにでき、圧力損失の抑制効果を確保できる。特に、中心軸線L32のずれ量d33を管路11,21の内径の好ましくは3%〜7%程度、一層好ましくは5%程度とすることによって、圧力損失を最も効果的に抑制できる。
管継手30は、内まわり側部32eが中央部32cにおいて直角に交わる2つの直線部33e,34eによって構成されているために、例えば管継手30を射出成形によって製造する場合、曲がり路32用の一対の型をそれぞれ直線部33e,34eに沿って直線的にスライドさせることで、簡単に脱型できる。したがって、射出成形金型の構造が複雑化するのを防止でき、容易かつ安価に製造できる。
管継手30は、中央部32cを通る曲率半径方向R32cに関して対称である。したがって、接続部36に第1管体10を接続して、接続部35に第2管体20を接続したとしても、構造的には図1と実質的に同一である。このため、管継手30のどの接続部35,36をどの管体10,20に接続するかを気にする必要が無く、接続施工を容易化できる。もしくは、接続施工ミスを防止できる。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。以下の実施形態において既述の形態と重複する構成に関しては、図面に同一符号を付して説明を省略する。
<第2実施形態>
図3は、本発明の第2実施形態を示したものである。
第2実施形態においては、曲がり路32の外まわり側部32dだけでなく、内まわり側部32eについても曲線になっている。内まわり側部32eと外まわり側部32dが互いに共通の曲率中心C32のまわりに円弧状に延びている。曲率中心C32は、曲がり路32の外部に配置されている。
曲がり路32の全体が曲がり部分32aによって構成されている。該曲がり部分32aの一端部が第1連通部分33bとなり、第1管路11と直接的に連なっている。曲がり部分32aの他端部が第2連通部分34bとなり、第2管路21と直接的に連なっている。
曲がり部分32aの外まわり側部32dの両端部が、管路11,21の内周面と直接かつ滑らかに連続している。
曲がり部分32aの内まわり側部32eの両端部と管路11,21の内周面との間にそれぞれ段差37,38が形成されている。曲がり部分32aの両端部での中心軸線L32の接線方向が、管路11,21の中心軸線L11,L21に対して内まわり側へずれている。ずれ量d33,d34が、好ましくは管路11,21の内径の10%以内である点は、第1実施形態と同様である。
第2実施形態においては、流体が曲がり路32において曲がる際の流れ方向と直交する流路断面積を確実に一定にできる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の改変をなすことができる。
例えば、曲がり路32の曲がり角度は、90°に限られず、45°であってもよく、180°であってもよく、それ以外の角度であってもよい。好ましくは、曲がり路32の曲がり角度は、45°〜180°程度である。
曲がり路32の断面形状は、楕円や長円以外の、卵形などのオーバル形状であってもよい。
管継手30と管体10,20との接続構造は、ねじ結合に限られず、例えばフランジ継手、パッキンや抜け止め刃を備える継手によって構成されていてもよい。接着や融着による接続であってもよい。
曲がり路32の両端部のうち少なくとも一方の端部(好ましくは流体の流れ方向の上流側の端部33)における中心軸線L32が、対応する管路11の中心軸線L11に対して内まわり側へずれていればよく、他方の端部(例えば下流側の端部34)においては、対応する管路と同軸をなしていてもよい。
管継手30の接続対象の管体は、直管に限らず、曲管でもよく、管継手30とは別の管継手でもよく、管端コアであってもよい。
管路11,21と曲がり路32が1本の管体によって一体に形成されていてもよい。曲がり部分を有する1本の管体における該曲がり部分に本発明構造を適用してもよい。例えば、曲がり路32を有する管継手の端部(受口もしくは挿口)近傍や直線部34に段差が形成されていてもよい。
管路11,21の断面が非真円であってもよい。この場合、ずれ量d33,d34は、管路11,21の長径の10%以内であることが好ましい。
本発明は、例えば給水給湯管、排水管、空調管などのエルボに適用できる。
1 流体管(曲がり管構造)
10 第1直管(管体)
11 第1管路(上流側の管路)
20 第2直管(管体)
21 第2管路(下流側の管路)
30 管継手
31 管部
32 曲がり路
32a 曲がり部分
32d 外まわり側部
32e 内まわり側部
32c 中央部
33,33b 第1連通部分(上流側の連通部分)
33e 直線部
34,34b 第2連通部分(下流側の連通部分)
34e 直線部
35 第1接続部(上流側の接続部)
36 第2接続部(下流側の接続部)
37 第1段差(上流側の段差)
38 第2段差(下流側の段差)
32 曲率中心
33 上流側の中心軸線間のずれ量
34 下流側の中心軸線間のずれ量
11 上流側の管路の中心軸線
21 下流側の管路の中心軸線
32 曲がり路の中心軸線
長径軸
32c 曲率半径方向

Claims (7)

  1. 曲がり路を有する曲がり管構造であって、
    前記曲がり路の内周面の外まわり側部が、前記曲がり路の上流側及び下流側のうち少なくとも上流側の管路の内周面と滑らかに連続し、
    前記曲がり路の内周面の内まわり側部と前記管路の内周面との間に段差が形成され、
    前記管路の中心軸線に対して、前記曲がり路における前記管路との連通部分での中心軸線が内まわり側へずれていることを特徴とする曲がり管構造。
  2. 前記ずれ量が、前記管路の内径の10%以下であることを特徴とする請求項1に記載の曲がり管構造。
  3. 前記ずれ量が、前記管路の内径の3%〜7%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の曲がり管構造。
  4. 前記曲がり路の流路断面が、前記管路より大断面積の真円形又は長径軸を前記外まわり側部と前記内まわり側部を結ぶ方向へ向けたオーバル形状であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の曲がり管構造。
  5. 前記内まわり側部が、前記曲がり路の曲がり角度と同じ角度をもって交わる一対の直線部を含み、これら直線部の交わり部又はその近傍部に前記外まわり側部の曲率中心が配置されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の曲がり管構造。
  6. 前記内まわり側部と前記外まわり側部が、互いに共通の曲率中心のまわりに円弧状に延びていることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の曲がり管構造。
  7. 曲がり路を有する管部と、前記管部の端部に設けられた接続部とを備え、前記接続部が接続対象の管体と接続され、前記曲がり路が前記管体の管路と連なる管継手であって、
    前記曲がり路の内周面の外まわり側部が、前記管路の内周面と滑らかに連続し、
    前記曲がり路の内周面の内まわり側部と前記管路の内周面との間に段差が形成され、
    前記管路の中心軸線と一致する前記接続部の接続軸線に対して、前記曲がり路における前記管路との連通部分での中心軸線が内まわり側へずれていることを特徴とする管継手。
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