JP2020029842A - 蒸発燃料処理システムの診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機を備えたエンジンにおいて、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の上流側において連通する上流側パージラインのパージフロー診断の頻度を増すことが可能な蒸発燃料処理システムの診断装置を提供する。【解決手段】蒸発燃料処理システムの診断装置1を構成するECU50は、過給時に上流側パージバルブ742を開弁し、非過給時に上流側パージバルブ742を閉弁するバルブ制御部504と、エンジン10の吸入空気量及び上流側パージバルブ742の開閉状態を含む診断実行条件が成立して、上流側パージライン732のパージフロー診断が開始された後、診断実行条件が成立している時間を累積して計時する第1計時部501と、計時された累積時間が所定時間となるまでに、上流側パージライン732内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定し、所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定する判定部505とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンク内で発生した蒸発燃料をエンジンの吸気系に吸引させて燃焼させ処理する蒸発燃料処理システムの診断装置に関し、特に、蒸発燃料処理システムのパージフローが正常か否かを診断する診断装置に関する。
従来から、燃料タンク内で発生した蒸発燃料の環境(大気)への放出を防止するために、蒸発燃料を一時的にキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、吸着させた蒸発燃料を所定の運転条件下でエンジンの吸気系に吸引させて燃焼させ処理する蒸発燃料処理システム(エバポパージシステム)が広く用いられている。
また、例えば、ターボチャージャ等の過給機を有するエンジンでは、過給時(例えばインテークマニホールド内が正圧のとき)にもキャニスタに吸着させた蒸発燃料(エバポ)をパージできるように、キャニスタと過給機の下流側(例えばインテークマニホールド)とを連通する下流側パージラインに加えて、キャニスタと過給機の上流側(例えばターボ前ダクト)とを連通する上流側パージラインを備え、下流側パージラインに介装された下流側パージバルブを非過給時(すなわちインテークマニホールドが負圧のとき)に開弁し、上流側パージラインに介装された上流側パージバルブを過給時(すなわちインテークマニホールドが正圧のとき)に開弁する蒸発燃料処理システムも実用化されている。
ところで、OBD2(On Board Diagnostics Second Generation)では、このような蒸発燃料処理システムの異常診断(パージフロー診断)を行うこと、すなわち、パージラインを介してエンジンへパージしているシーンにおいて、実際にパージフローが発生しているか否かを診断することが求められている。ここで、特許文献1には、吸気流路における過給機より上流側に接続された上流側パージ流路(パージライン)の異常を検出する蒸発燃料処理装置が開示されている。
より具体的には、特許文献1に記載の蒸発燃料処理装置は、過給時に、上流側パージバルブを開弁して、上流側パージラインの圧力を診ることにより、パージフローの有無(異常の有無)を診断(判定)する。
特開2016−176337号公報
ところで、上述したように、過給時に、上流側パージバルブを開弁して、上流側パージラインの圧力を診ることにより、精度よくパージフローの有無(異常の有無)を診断するためには、過給状態が途切れることなく一定時間以上継続される必要がある。しかしながら、例えば、マニュアルトランスミッションが搭載された車両では、発進からの加速時において、シフトチェンジ(シフトアップ)の度に、アクセルペダルの踏込みが解除されて、過給が途切れることにより、上流側パージバルブが閉弁される。そのため、診断に必要な時間、継続して上流側パージバルブを開き続けることができず、パージフロー診断が中止される。その結果、パージフロー診断の頻度が低下するという問題があった。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、過給機を備えたエンジンにおいて、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の上流側において連通する上流側パージラインのパージフロー診断の頻度を増すことが可能な蒸発燃料処理システムの診断装置を提供することを目的とする。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置は、過給機を備えたエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、燃料タンクと連通され、燃料タンクで生じる蒸発燃料を吸着可能なキャニスタと、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の上流側において連通する上流側パージラインと、上流側パージラインに介装され、上流側パージラインを開閉する上流側パージバルブと、上流側パージライン内の圧力を検出する圧力検出手段と、過給機による過給時に上流側パージバルブを開弁し、非過給時に上流側パージバルブを閉弁するバルブ制御手段と、エンジンの吸入空気量及び上流側パージバルブの開閉状態を含む診断実行条件が成立して、上流側パージラインにおけるパージフローの診断が開始された後、当該診断実行条件が成立している時間を累積して計時する第1計時手段と、第1計時手段により計時された累積時間が所定時間となるまでに、圧力検出手段により検出された上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定し、上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置によれば、過給機による過給時に上流側パージバルブが開弁され、非過給時に上流側パージバルブが閉弁される。一方、エンジンの吸入空気量及び上流側パージバルブの開閉状態を含む診断実行条件が成立して、上流側パージラインにおけるパージフローの診断が開始された後、当該診断実行条件が成立している時間が累積されて計時される。そして、計時された累積時間が所定時間となるまでに、上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定され、上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定される。すなわち、診断実行条件が成立している時間が累積されて計時されるため、過給機による過給が中断され、一時的に診断実行条件が不成立になったとしても(すなわち一時的に診断が中断されたとしても)、再度、診断実行条件が成立すれば、診断を続行することができる。その結果、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の上流側において連通する上流側パージラインのパージフロー診断の頻度を増すことが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置は、診断が開始された後、診断実行条件が継続して成立していない時間を計時する第2計時手段をさらに備え、判定手段が、第2計時手段により計時された継続時間が所定時間以上となった場合に、診断を終了することが好ましい。
この場合、診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間が計時され、計時された継続時間が所定時間以上となった場合(すなわち、所定時間以上継続して診断が中断された場合)に、診断が終了される。そのため、診断中断時間が長くなった場合に診断を終了(キャンセル)することができ、通常の制御とは異なる状態(診断状態)が長時間続くことを防止することが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置は、診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間を累積して計時する第3計時手段をさらに備え、判定手段が、第3計時手段により計時された累積時間が所定時間以上となった場合に、診断を終了することが好ましい。
この場合、診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間が累積して計時され、計時された累積時間が所定時間以上となった場合(すなわち、トータルとして所定時間以上診断が中断された場合)に、診断が終了される。そのため、例えば、短時間の診断中断が頻繁に生じた場合に診断を終了(キャンセル)することができ、誤診断を防止することが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置は、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の下流側において連通する下流側パージラインと、下流側パージラインに介装され、下流側パージラインを開閉する下流側パージバルブとを備え、診断中は、バルブ制御手段が下流側パージバルブを閉弁することが好ましい。
この場合、上流側パージラインのパージフロー診断中は、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の下流側において連通する下流側パージラインに介装された下流側パージバルブが閉弁される。すなわち、診断中は、過給が途切れたとしても、下流側パージバルブは閉弁状態に維持される(開弁が禁止される)。そのため、診断中に、下流側パージラインから蒸発燃料が吸引(パージ)されることを防止でき、誤診断を防止することが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置では、燃料タンクに貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び/又は、外気温度が所定温度未満の場合に、判定手段が、診断結果を確定することが好ましい。
この場合、燃料タンクに貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び/又は、外気温度が所定温度未満の場合に、上記診断結果が確定される。すなわち、燃料タンク内の空間が少ない場合には、上流側パージラインの圧力が下がり易くなるため、誤診断(誤判定)の可能性が低くなる。同様に、外気温度が比較的低く、蒸発燃料(エバポ)の発生が少ない場合には、上流側パージラインの圧力が下がり易くなるため、誤診断(誤判定)の可能性が低くなる。よって、誤診断をより確実に防止することが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置では、診断中に、キャニスタと大気との連通を遮断する遮断手段をさらに備えることが好ましい。
この場合、診断中に、キャニスタと大気との連通が遮断される。そのため、キャニスタから上流側パージラインへの大気の導入が遮断され、上流側パージラインの圧力低下が促進されることにより、誤診断を防止することが可能となる。
本発明に係る蒸発燃料処理システムの診断装置は、手動操作を受けて変速段を切り替え、エンジンのトルクを変換して出力するマニュアルトランスミッションを備えた車両に搭載されていることが好ましい。
この場合、上記蒸発燃料処理システムの診断装置が、マニュアルトランスミッション(手動変速機)を備えた車両に搭載される。そのため、シフトチェンジによる過給の中断(診断の中断)が生じたとしても、再度、診断実行条件が成立すれば、診断を続行することができる。よって、パージフロー診断の頻度をより効果的に増すことが可能となる。
本発明によれば、過給機を備えたエンジンにおいて、キャニスタとエンジンの吸気系とを、過給機の上流側において連通する上流側パージラインのパージフロー診断の頻度を増すことが可能となる。
実施形態に係る蒸発燃料処理システムの診断装置、及び該蒸発燃料処理システムの診断装置が適用されたエンジンの構成を示す図である。 実施形態に係る蒸発燃料処理システムの診断装置によるパージフロー診断処理の処理手順を示すフローチャート(その1)である。 実施形態に係る蒸発燃料処理システムの診断装置によるパージフロー診断処理の処理手順を示すフローチャート(その2)である。 パージフロー診断処理実行時における、診断実行フラグ、切替バルブ状態、ポンプ状態、上流側パージバルブ開閉フラグ、下流側パージバルブデューティ、吸入空気量、上流側パージライン内圧、第1,第2,第3計時部の計時時間等の変化の一例を示すタイミングチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図中、同一又は相当部分には同一符号を用いることとする。また、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
まず、図1を用いて、実施形態に係る蒸発燃料処理システムの診断装置1構成について説明する。図1は、蒸発燃料処理システムの診断装置1、及び該蒸発燃料処理システムの診断装置1が適用されたエンジン10の構成を示す図である。
エンジン10は、ターボチャージャ40等の過給機を備えた、例えば水平対向型の4気筒ガソリンエンジンである。エンジン10の出力軸(クランク軸)10aには、例えば、乾式クラッチを介して、マニュアルトランスミッション(図示省略)が接続されている。マニュアルトランスミッション(手動変速機)は、運転者の手動操作を受けて変速段を切り替え、エンジン10からのトルク(駆動力)を変換して出力する
エンジン10の吸気管(吸気通路)15には、上流側からエアクリーナ16、エアフローメータ14、ターボチャージャ40、インタークーラー46、電子制御式スロットルバルブ(以下、単に「スロットルバルブ」ともいう)13などが配置されている。
ターボチャージャ40は、吸気管15と排気管(排気通路)18との間に配され、過給を行う過給機である。ターボチャージャ40は、排気管18に設けられたタービン42と、吸気管15に設けられ、タービン42と回転軸43で連結されたコンプレッサ41とを有しており、排気のエネルギーでタービン42を駆動することにより、同軸のコンプレッサ41で空気を圧縮する。
インタークーラー46は、ターボチャージャ40(コンプレッサ41)で圧縮されて高温になった吸気を熱交換によって冷却するものである。インタークーラー46の下流側には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ13が配されている。
エンジン10では、エアクリーナ16から吸入され、必要に応じてターボチャージャ40で過給された空気が、スロットルバルブ13により絞られ、インテークマニホールド11を通り、エンジン10に形成された各気筒に吸入される。ここで、エアクリーナ16から吸入された空気の量(エンジン10に吸入される空気量)は、エアクリーナ16とスロットルバルブ13との間に配置されたエアフローメータ14により検出される。また、インテークマニホールド11を構成するコレクター部(サージタンク)の内部には、インテークマニホールド11内の圧力(吸気マニホールド圧力)を検出するバキュームセンサ30が配設されている。さらに、スロットルバルブ13には、該スロットルバルブ13の開度を検出するスロットル開度センサ31が配設されている。
シリンダヘッドには、気筒毎に吸気ポートと排気ポートとが形成されている。各吸気ポート、排気ポートそれぞれには、該吸気ポート、排気ポートを開閉する吸気バルブ、排気バルブが設けられている。吸気バルブを駆動する吸気カム軸と吸気カムプーリとの間には、吸気カムプーリと吸気カム軸とを相対回動してクランク軸10aに対する吸気カム軸の回転位相(変位角)を連続的に変更して、吸気バルブのバルブタイミング(開閉タイミング)を進遅角する可変バルブタイミング機構26が配設されている。この可変バルブタイミング機構26により吸気バルブの開閉タイミングがエンジン運転状態に応じて可変設定される。
同様に、排気カム軸と排気カムプーリとの間には、排気カムプーリと排気カム軸とを相対回動してクランク軸10aに対する排気カム軸の回転位相(変位角)を連続的に変更して、排気バルブのバルブタイミング(開閉タイミング)を進遅角する可変バルブタイミング機構27が配設されている。この可変バルブタイミング機構27により排気バルブの開閉タイミングがエンジン運転状態に応じて可変設定される。
エンジン10の各気筒には、シリンダ内に燃料を噴射するインジェクタ12が取り付けられている。インジェクタ12は、高圧燃料ポンプ60により加圧された燃料を各気筒の燃焼室内へ直接噴射する。
インジェクタ12は、デリバリーパイプ61に接続されている。デリバリーパイプ61は、高圧燃料ポンプ60から燃料配管62を通じて圧送されてきた燃料を各インジェクタ12に分配するものである。高圧燃料ポンプ60は、燃料タンク80からフィードポンプ(低圧燃料ポンプ)64により吸い上げられた燃料を、運転状態に応じて高圧(例えば、8〜13MPa)に昇圧してデリバリーパイプ61へ供給する。なお、本実施形態では、高圧燃料ポンプ60として、エンジン10のカム軸によって駆動される形式のものを用いた。
各気筒のシリンダヘッドには、混合気に点火する点火プラグ17、及び該点火プラグ17に高電圧を印加するイグナイタ内蔵型コイル21が取り付けられている。エンジン10の各気筒では、吸入された空気とインジェクタ12によって噴射された燃料との混合気が点火プラグ17により点火されて燃焼する。燃焼後の排気ガスは排気管18を通して排出される。
排気管(排気通路)18の集合部下流側には、ターボチャージャ40を構成するタービン42が設けられている。ターボチャージャ40には、タービン42の入口側から出口側に排気ガスをバイパスさせるウェストゲート44、及び、ウェストゲート44を開閉するウェストゲートバルブ44aが設けられている。ウェストゲートバルブ44aは、エンジン制御装置(以下「ECU」という)50によって開度が制御されることにより、過給圧を調節する。
タービン42の下流側には、排気ガス中の酸素濃度に応じた信号を出力する空燃比センサ19Aが取り付けられている。空燃比センサ19Aとしては、排気空燃比をリニアに検出することのできるリニア空燃比センサ(LAFセンサ)が用いられる。なお、空燃比センサ19Aとして、排気空燃比をオン−オフ的に検出するOセンサを用いてもよい。
また、空燃比センサ19Aの下流にはフロント排気浄化触媒(CAT)201が配設されている。排気浄化触媒20は三元触媒であり、排気ガス中の炭化水素(HC)及び一酸化炭素(CO)の酸化と、窒素酸化物(NOx)の還元を同時に行い、排気ガス中の有害ガス成分を無害な二酸化炭素(CO)、水蒸気(HO)及び窒素(N)に清浄化するものである。フロント排気浄化触媒201の下流には、排気空燃比をオン−オフ的に検出するリヤ(CAT後)Oセンサ19B、及び、リヤ排気浄化触媒(CAT)202が設けられている。
燃料タンク80は、エンジン10(インジェクタ12)に供給される燃料を貯留する。ここで、エンジン10には、燃料タンク110で発生する蒸発燃料を燃焼室18に供給するための蒸発燃料処理システム3、及び、蒸発燃料処理システムの診断装置1が備え付けられている。蒸発燃料処理装置3、及び、蒸発燃料処理システムの診断装置1は、主として、燃料タンク80、キャニスタ70、ベーパライン72、下流側パージライン731、上流側パージライン732、下流側パージバルブ741、上流側パージバルブ742、ELCM(Evaporative Leak Check Module)77、ECU50を有して構成される。
燃料タンク80の上部空間は、ベーパライン(配管)72を介して、燃料タンク80で生じる蒸発燃料を吸着可能なキャニスタ70と連通されている。キャニスタ70は、内部に活性炭等の吸着剤を有しており、燃料タンク80内の蒸発燃料を一時的に吸着する。
キャニスタ70は、下流側(低圧)パージライン(配管)731を介して、ターボチャージャ40の下流側(例えばインテークマニホールド11)に連通されている。すなわち、下流側パージライン731は、ターボチャージャ40の下流側(例えばインテークマニホールド11)において、キャニスタ70とエンジン10の吸気系とを連通する。また、キャニスタ70は、上流側(高圧)パージライン(配管)732を介して、ターボチャージャ40の上流側(例えばターボ前ダクト)に連通されている。すなわち、上流側パージライン732は、ターボチャージャ40の上流側(例えばターボ前ダクト)において、キャニスタ70とエンジン10の吸気系とを連通する。なお、本実施形態では、上流側パージライン732と下流側パージライン731との一部を共用する構成としたが、上流側パージライン732と下流側パージライン731とを、それぞれ独立して設ける構成としてもよい。以下、下流側パージライン731、及び、上流側パージライン732を総称して(まとめて)パージライン73ということもある。
下流側パージライン731には、該下流側パージライン731を開閉する下流側(低圧)パージバルブ741が介装されている。下流側パージバルブ741は、ECU50によって開度が調節される可変流量電磁弁である。下流側パージバルブ741は、例えば、非過給時(すなわち、インテークマニホールド11の圧力が負圧のとき)に開弁され、過給時に閉弁される。
また、上流側パージライン732には、該上流側パージライン732を開閉する上流側(高圧)パージバルブ742が介装されている。上流側パージバルブ742は、ECU50によって開度が調節される可変流量電磁弁である。上流側パージバルブ742は、例えば、過給時(すなわち、インテークマニホールド11の圧力が正圧又は正圧に近いとき)に開弁され、非過給時に閉弁される。
さらに、キャニスタ70には、ELCM77が接続されている。ELCM77は、主として、切替バルブ771、ポンプ772、及び、圧力センサ773を有して構成されており、蒸発燃料処理システム3からの蒸発燃料のリークを自動的に検出する。本実施形態では、このELCM77をパージフローの診断に利用(応用)する。
切替バルブ771は、パージフローの診断中に閉弁され、キャニスタ70(パージライン73)と大気との連通を遮断する。すなわち、切替バルブ771は、特許請求の範囲に記載の遮断手段として機能する。ポンプ772には、例えば、ベーンポンプが用いられる。なお、診断開始時にポンプ772を一時的に駆動して密閉度(シール性)を上げることが好ましい。圧力センサ773は、上流側パージライン732内、及び、下流側パージライン731内の圧力を検出する。すなわち、圧力センサ773は、特許請求の範囲に記載の圧力検出手段として機能する。なお、切替バルブ771及びポンプ772の駆動制御はECU50によって行われる。また、圧力センサ773は、ECU50に接続されており、圧力に応じた電気信号(例えば電圧)がECU50によって読み込まれる。
上述したように、切替バルブ771、下流側パージバルブ741、及び、上流側パージバルブ742それぞれの開閉はECU50によって制御される。上流側パージライン732の診断時には、切替バルブ771が閉弁され、下流側パージバルブ741が閉弁されるとともに、上流側パージバルブ742が開弁される。そして、上流側パージライン732の圧力に基づいてパージフローの診断が行われる。ここで、蒸発燃料処理システム3が正常であれば、過給時に上流側パージバルブ742を開くことにより、ターボ前ダクトに発生した負圧によって、キャニスタ70内に吸着された蒸発燃料が吸い出されるパージフローが生じる。その際に、ELCM77の切替バルブ771を閉じることにより、蒸発燃料処理システム3の大気側が遮断されるため、上流側パージバルブ742からエンジン10へのパージフローが発生していれば、上流側パージライン732の圧力低下が発生する。そのため、所定時間経過しても所定圧以上の圧力低下が診られない場合、異常と判定することができる。
一方、下流側パージライン731の診断時には、切替バルブ771が閉弁され、下流側パージバルブ741が開弁されるとともに、上流側パージバルブ742が閉弁される。そして、下流側パージライン731の圧力に基づいてパージフローの診断が行われる。
なお、非過給時におけるエバポパージ時には、切替バルブ771が開弁され、下流側パージバルブ741が開弁されるとともに、上流側パージバルブ742が閉弁される。そして、下流側パージライン731を介して蒸発燃料(エバポ)がパージされる。より詳細には、下流側パージバルブ741が開弁されてインテークマニホールド11における負圧がキャニスタ70に作用すると、キャニスタ70内にELCM77を介して空気が導入され、キャニスタ70内の活性炭等に吸着されている蒸発燃料が脱離される。脱離された蒸発燃料は、ELCM77を介して導入された空気と共に下流側パージライン731を通じてエンジン10のインテークマニホールド11に吸入される。そして、インテークマニホールド11に吸入された蒸発燃料は、エンジン10のシリンダ内で燃焼されて処理される。
一方、過給時におけるエバポパージ時には、切替バルブ771が開弁され、下流側パージバルブ741が閉弁されるとともに、上流側パージバルブ742が開弁される。そして、上流側パージライン732を介して蒸発燃料(エバポ)がパージされる。より詳細には、上流側パージバルブ742が開弁されてターボ前ダクトにおける負圧がキャニスタ70に作用すると、キャニスタ70内にELCM77を介して空気が導入され、キャニスタ70内の活性炭等に吸着されている蒸発燃料が脱離される。脱離された蒸発燃料は、ELCM77を介して導入された空気と共に上流側パージライン732を通じてエンジン10のターボ前ダクトに吸入される。そして、ターボ前ダクトに吸入された蒸発燃料は、エンジン10のシリンダ内で燃焼されて処理される。
上述したエアフローメータ14、LAFセンサ19A、Oセンサ19B、バキュームセンサ30、スロットル開度センサ31に加え、エンジン10のカムシャフト近傍には、エンジン10の気筒判別を行うためのカム角センサが取り付けられている。また、エンジン10のクランクシャフト10a近傍には、クランクシャフト10aの回転位置を検出するクランク角センサ33が取り付けられている。ここで、クランクシャフト10aの端部には、例えば、2歯欠歯した34歯の突起が10°間隔で形成されたタイミングロータ33aが取り付けられており、クランク角センサ33は、タイミングロータ33aの突起の有無を検出することにより、クランクシャフト10aの回転位置を検出する。カム角センサ及びクランク角センサ33としては、例えば電磁ピックアップ式のものなどが用いられる。
これらのセンサは、ECU50に接続されている。さらに、ECU50には、エンジン10の冷却水の温度を検出する水温センサ34、潤滑油の温度を検出する油温センサ35、アクセルペダルの踏み込み量すなわちアクセルペダルの開度(操作量)を検出するアクセル開度センサ36、及び、外気温度を検出する外気温センサ37等の各種センサも接続されている。
一方、ECU50には、例えばCAN(Controller Area Network)100を介して、コンビネーションメータ(図示省略)を総合的に制御するメータ・コントロールユニット(以下「MCU」という)56等と相互に通信可能に接続されている。MCU56には、燃料タンク80の燃料量(燃料残量)を検出するフロート式燃料量センサ81が接続されており、MCU56は、検出された燃料量データ(燃料残量データ)をCAN100を介してECU50に送信する。ECU50は、CAN100を介して、燃料量データ(燃料残量データ)を受信する。
ECU50は、演算を行うマイクロプロセッサ、該マイクロプロセッサに各処理を実行させるためのプログラム等を記憶するEEPROM、演算結果などの各種データを記憶するRAM、バッテリによってその記憶内容が保持されるバックアップRAM、及び入出力I/F等を有して構成されている。また、ECU50は、インジェクタ12を駆動するインジェクタドライバ、点火信号を出力する出力回路、及び、電子制御式スロットルバルブ13(電動モータ)を駆動するモータドライバ等を備えている。さらに、ECU50は、切替バルブ771、下流側パージバルブ741、上流側パージバルブ742、及び、ウェストゲートバルブ44を駆動するドライバ等も備えている。
ECU50では、カム角センサの出力から気筒が判別され、クランク角センサ33の出力からエンジン回転数が求められる。また、ECU50では、上述した各種センサから入力される検出信号に基づいて、吸入空気量、吸気管負圧、アクセルペダル開度、混合気の空燃比、外気温度、及び、エンジン10の水温や油温等の各種情報が取得される。そして、ECU50は、取得したこれらの各種情報に基づいて、燃料噴射量や点火時期、スロットルバルブ13やウェストゲートバルブ44、及び、下流側パージバルブ741、上流側パージバルブ742、切替バルブ771等の各種デバイスを制御することによりエンジン10を総合的に制御する。
特に、ECU50は、上流側パージライン732のパージフロー診断の頻度を増す機能を有している。そのため、ECU50は、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503、バルブ制御部504、及び、判定部505を機能的に備えている。ECU50では、EEPROMなどに記憶されているプログラムがマイクロプロセッサによって実行されることにより、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503、バルブ制御部504、及び、判定部505それぞれの機能が実現される。
第1計時部501は、カウンタ又はタイマを有し、エンジン10の吸入空気量及び上流側パージバルブ742の開閉状態を含む診断実行条件が成立して、上流側パージライン732におけるパージフローの診断が開始された後、当該診断実行条件が成立している時間を累積して計時する。すなわち、第1計時部501は、特許請求の範囲に記載の第1計時手段として機能する。なお、第1計時部501により計時された上記累積時間は、判定部505に出力される。
第2計時部502は、カウンタ又はタイマを有し、パージフロー診断が開始された後、診断実行条件が継続して成立していない時間(上流側パージバルブ742が継続して閉弁されている継続時間)を計時する。すなわち、第2計時部502は、特許請求の範囲に記載の第2計時手段として機能する。なお、第2計時部502により計時された上記継続時間は、判定部505に出力される。
第3計時部503は、カウンタ又はタイマを有し、パージフロー診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間(上流側パージバルブ742が閉弁されている時間)を累積して計時する。すなわち、第3計時部503は、特許請求の範囲に記載の第3計時手段として機能する。なお、第3計時部503により計時された上記累積時間は、判定部505に出力される。
バルブ制御部504は、ターボチャージャ40による過給時に上流側パージバルブ742を開弁し、非過給時に上流側パージバルブ742を閉弁する。すなわち、バルブ制御部504は、特許請求の範囲に記載のバルブ制御手段として機能する。また、バルブ制御部504は、上流側パージライン732のパージフロー診断中は、下流側パージバルブ741によるパージフローが生じることにより誤って正常判定してしまうことを防止するため、下流側パージバルブ741を閉弁固定する。
判定部505は、第1計時部501により計時された累積時間が所定時間(例えば6秒)以上となるまでに、圧力センサ773により検出された上流側パージライン732内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定する。一方、判定部505は、上流側パージライン732内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定する。すなわち、判定部505は、特許請求の範囲に記載の判定手段として機能する。ここで、圧力低下は上流側パージバルブ742から吸い出されるパージ流量と相関を有し、パージ流量はターボ前ダクトに発生している負圧に依存する。ターボ前ダクトに発生する負圧は、吸入空気量が増大して、ターボチャージャ40の仕事量が増えるほど大きくなる。よって、吸入空気量が所定量以上であり、かつ、上流側パージバルブ742が開いている状態が所定時間以上経過したとき(すなわち診断実行条件の成立している状態が一定時間以上のとき)に正常か否かを判定することで、精度よく正常・異常を切り分けることができる。
ただし、判定部505は、第2計時部502により計時された継続時間が所定時間以上となった場合(すなわち、所定時間以上継続して診断が中断された場合)に、パージフロー診断を終了(キャンセル)する。ここで、下流側パージバルブ741の閉状態は、パージ流量の低下につながるおそれがあるため、必要最小限にとどめることが望ましい。よって、診断実行条件が所定時間以上不成立となった場合には、診断をキャンセルして、下流側パージバルブ741の開制御を許可することで、パージ流量への影響を抑えることが好ましい。
また、判定部505は、第3計時部503により計時された累積時間が所定時間以上となった場合(すなわち、トータルとして所定時間以上診断が中断された場合)に、パージフロー診断を終了(キャンセル)する。ここで、第2計時部502によってキャンセルされない程度の時間間隔で過給と非過給とが繰り返される様な運転状態が続いた場合、第1計時部501による計時時間が所定時間となるまでに、比較的長い時間を要することとなる。一方、診断に長時間を要した場合、ELCM77側からの圧力リークの影響を無視できなくなるため、診断を精度よく行うことができなくなるおそれがある。よって、第3計時部503による累積時間が所定時間に到達した場合には診断をキャンセルすることが好ましい。
なお、誤診断を防止する観点から、判定部505は、燃料タンク80に貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び(又は)、外気温度が所定温度未満の場合に、上記診断結果を確定することが好ましい。ここで、上流側パージライン732の圧力低下は、エンジン10側(ターボ前ダクト)の負圧と、蒸発燃料処理システム3の空間の容積とに影響される。すなわち、密閉された空間の容積が小さければ比較的短時間で圧力が低下する。一方、空間の容積が大きければ圧力の低下が緩慢になる。ここで、空間の容積は燃料タンク80内の残燃料量によって大きく変化する。また、外気温度が高いときは蒸発燃料(エバポ)が大量に発生するため、精度よく診断することが困難となる。よって、上述したように、燃料タンク80に貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び(又は)、外気温度が所定温度未満の場合に、診断結果を確定することが好ましい。
次に、図2乃至図4を併せて参照しつつ、蒸発燃料処理システムの診断装置1の動作について説明する。ここで、図2,3は、蒸発燃料処理システムの診断装置1によるパージフロー診断処理の処理手順を示すフローチャートである。本処理は、ECU50において、所定のタイミングで繰り返して実行される。また、図4は、パージフロー診断処理実行時における、診断実行フラグ、切替バルブ状態、ポンプ状態、上流側パージバルブ開閉フラグ、下流側パージバルブデューティ、吸入空気量、上流側パージライン内圧、第1,第2,第3計時部の計時時間等の変化の一例を示すタイミングチャートである。なお、図4の横軸は時刻であり、縦軸は、上段から順に、診断実行フラグ(実行中/停止中)、切替バルブ771駆動状態(オン/オフ)、ポンプ772駆動状態(オン/オフ)、上流側パージバルブ742開閉フラグ、下流側パージバルブ741デューティ(%)、吸入空気量(mg)、上流側パージライン内圧(kPa)、第1,第2,第3計時部501〜503の計時時間(カウンタ値)である。
まず、ステップS100では、ターボチャージャ40による過給時であるか否かについての判断が行われる。ここで、過給時である場合には、ステップS102に処理が移行する。一方、過給時でないとき(すなわち非過給時のとき)には、ステップS130に処理が移行する。
ステップS102では、下流側パージバルブ741が閉弁されるとともに、上流側パージバルブ742が開弁される(図4の時刻t1参照)。次に、ステップS104では、パージフローの診断実行条件が成立しているか否かの判断が行われる。より詳細には、例えば、バッテリ電圧≧閾値、大気圧≧閾値、積算パージ流量≧閾値、パージしていない時間が所定時間経過、外気温度が所定の範囲内、吸入空気量が所定値以上、第2パージバルブON、燃料レベル≧閾値、等の条件が満足されている場合に診断実行条件が成立していると判断される(図4の時刻t2参照)。ここで、パージフローの診断実行条件が成立している場合には、ステップS106に処理が移行する。一方、パージフローの診断実行条件が成立していないときには、ステップS130に処理が移行する。
ステップS106では、診断が開始される際に、ELCM77の切替バルブ771が一時的に開弁されるとともに、ポンプ772が一時的に駆動される(図4の時刻t3〜t4参照)。その後、切替バルブ771が閉弁される(図4の時刻t4〜参照)。一方、ステップS108では、第1計時部501のカウンタ値がカウントアップ(計時処理が実行)される(図4の時刻t2〜参照)。また、ステップS110では、第2計時部502のカウンタ値がリセットされる(図4の時刻t2〜t5,t6〜t7,t8〜t9参照)。
続いて、ステップS112では、上流側パージライン732内の圧力が、診断開始時よりも所定圧以上低下したか否かについての判断が行われる。ここで、圧力が所定圧以上低下した場合(図4の時刻t9参照)には、ステップS114に処理が移行する。一方、圧力が所定圧以上低下していないとき(図4の時刻t2〜t9参照)には、ステップS120に処理が移行する。
ステップS114では、燃料タンク80に貯留されている燃料の量(燃料残量)が所定量以上であり、かつ、外気温度が所定温度未満であるか否かについての判断が行われる(図4の時刻t9参照)。ここで、双方の条件が満足されている場合には、ステップS116に処理が移行する。一方、双方の条件又はいずれか一方の条件が満足されていないときには、ステップS116の処理が行われることなく、ステップS118に処理が移行する。
ステップS116では、上流側パージライン732のパージフローが正常であると確定される。そして、ステップS118において、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503それぞれのカウンタ値がリセットされ、パージフロー診断が終了する(図4の時刻t9参照)。その後、本処理から抜ける。
一方、ステップS120では、第1計時部501により計時された累積時間(カウンタ値)が所定時間以上であるか否か(すなわち、診断開始後、診断実行条件の成立している累積時間が所定時間以上となったか否か)についての判断が行われる。ここで、累積時間が所定時間以上である場合には、ステップS122に処理が移行する。一方、累積時間が所定時間未満であるとき(図4の時刻t2〜t9参照)には、本処理から一旦抜ける。
ステップS122では、上流側パージライン732のパージフローが異常であると判定される。そして、ステップS124において、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503それぞれのカウンタ値がリセットされ、パージフロー診断が終了する。その後、本処理から抜ける。
一方、非過給時に、ステップS130では、パージフローの診断中であるか否かについての判断が行われる。ここで、診断中である場合(図4の時刻t2〜t9参照)には、ステップS132に処理が移行する。一方、診断中でないとき(図4の時刻t9〜参照)には、ステップS150に処理が移行する。
ステップS132では、第2計時部502のカウンタ値がカウントアップ(計時処理が実行)される(図4の時刻t5〜t6,t7〜t8参照)。同様に、ステップS134では、第3計時部503のカウンタ値がカウントアップ(計時処理が実行)される(図4の時刻t5〜t6,t7〜t8参照)。続いて、ステップS136では、第2計時部502により計時された継続時間(例えばカウンタ値)が所定時間以上であるか否か(すなわち、所定時間以上継続して診断が中断されたか否か)についての判断が行われる(図4の時刻t5〜t6,t7〜t8参照)。ここで、継続時間が所定時間以上である場合には、ステップS138に処理が移行する。一方、継続時間が所定時間未満であるとき(図4の時刻t2〜t9参照)には、ステップS140に処理が移行する。
ステップS138では、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503それぞれのカウンタ値がリセットされ、パージフロー診断が終了する。その後、本処理から抜ける。
一方、ステップS140では、第3計時部503により計時された累積時間(例えばカウンタ値)が所定時間以上であるか否か(すなわち、トータルとして所定時間以上診断が中断されたか否か)についての判断が行われる(図4の時刻t5〜t6,t7〜t8参照)。ここで、累積時間が所定時間以上である場合には、ステップS142に処理が移行する。一方、累積時間が所定時間未満であるとき(図4の時刻t2〜t9参照)には、本処理から一旦抜ける。
ステップS142では、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503それぞれのカウンタ値がリセットされ、パージフロー診断が終了する。その後、本処理から抜ける。
一方、診断中でないときに、ステップS150では、切替バルブ771が開弁され、下流側パージバルブ741が開弁されるとともに、上流側パージバルブ742が閉弁される。すなわち、通常のパージ処理が実行される(図4の時刻t9〜参照)。そして、ステップS152において、第1計時部501、第2計時部502、第3計時部503それぞれのカウンタ値がリセットされた後、本処理から抜ける(図4の時刻t9〜参照)。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、ターボチャージャ40による過給時に上流側パージバルブ742が開弁され、非過給時に上流側パージバルブ742が閉弁される。一方、エンジン10の吸入空気量及び上流側パージバルブ742の開閉状態を含む診断実行条件が成立して、上流側パージライン732におけるパージフローの診断が開始された後、当該診断実行条件が成立している時間が累積されて計時される。そして、計時された累積時間が所定時間となるまでに、上流側パージライン732内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定され、上流側パージライン732内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定される。すなわち、診断実行条件が成立している時間が累積されて計時されるため、ターボチャージャ40による過給が中断され、一時的に診断実行条件が不成立になったとしても(すなわち一時的に診断が中断されたとしても)、再度、診断実行条件が成立すれば、診断を続行することができる。よって、継続して過給されない運転パターンにおいても診断を行うことができる。その結果、キャニスタ70とエンジン10の吸気系とを、ターボチャージャ40の上流側(例えばターボ前ダクト)において連通する上流側パージライン732のパージフロー診断の頻度を増すことが可能となる。
本実施形態によれば、パージフロー診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間が計時され、計時された継続時間が所定時間以上となった場合(すなわち、所定時間以上継続して診断が中断された場合)に、診断が終了される。そのため、診断中断時間が長くなった場合に診断を終了(キャンセル)することができ、通常の制御とは異なる状態(診断状態)が長時間続くことを防止することが可能となる。
本実施形態によれば、パージフロー診断が開始された後、診断実行条件が成立していない時間が累積して計時され、計時された累積時間が所定時間以上となった場合(すなわち、トータルとして所定時間以上して診断が中断された場合)に、診断が終了される。そのため、例えば、短時間の診断中断が頻繁に生じた場合に診断を終了(キャンセル)することができ、誤診断を防止することが可能となる。
本実施形態によれば、上流側パージライン732のパージフロー診断中は、下流側パージライン731に介装された下流側パージバルブ741が閉弁される。すなわち、診断中は、過給が途切れたとしても、下流側パージバルブ741は閉弁状態に維持される(開弁が禁止される)。そのため、診断中に、下流側パージライン731から蒸発燃料が吸引(パージ)されることを防止でき、誤診断を防止することが可能となる。
本実施形態によれば、燃料タンク80に貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び(又は)、外気温度が所定温度未満の場合に、上記診断結果が確定される。すなわち、燃料タンク80内の空間が少ない場合には、上流側パージライン732の圧力が下がり易くなるため、誤診断(誤判定)の可能性が低くなる。同様に、外気温度が比較的低く、蒸発燃料(エバポ)の発生が少ない場合には、上流側パージライン732の圧力が下がり易くなるため、誤診断(誤判定)の可能性が低くなる。よって、誤診断をより確実に防止することが可能となる。
本実施形態によれば、パージフロー診断中に、キャニスタ70と大気との連通が遮断される。そのため、キャニスタ70から上流側パージライン732への大気の導入が遮断され、上流側パージライン732の圧力低下が促進されることにより、誤診断を防止することが可能となる。
本実施形態によれば、上記蒸発燃料処理システムの診断装置1が、マニュアルトランスミッション(手動変速機)を備えた車両に搭載される。そのため、シフトチェンジによる過給の中断(診断の中断)が生じたとしても、再度、診断実行条件が成立すれば、診断を続行することができる。よって、パージフロー診断の頻度をより効果的に増すことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、切替バルブ771や圧力センサ773として、ELCM77を流用(兼用)したが、別途、独立して設けてもよい。また、上流側パージライン732のパージフローの診断実行条件は、上記実施形態に限られることなく、求められる要件等に応じて任意に設定することができる。
また、上記実施形態では、過給機としてターボチャージャを用いたが、過給機はターボチャージャに限られることなく、例えば、スーパーチャージャ等を用いてもよい。同様に、上記実施形態では、本発明をガソリンエンジン車に適応したが、本発明は、例えば、HEV(ハイブリッド車)や、PHEV(プラグイン・ハイブリッド車)などにも適用することができる。
1 蒸発燃料処理システムの診断装置
3 蒸発燃焼処理システム
10 エンジン
37 外気温センサ
40 ターボチャージャ
41 コンプレッサ
42 タービン
50 ECU
501 第1計時部
502 第2計時部
503 第3計時部
504 バルブ制御部
505 判定部
56 MCU
70 キャニスタ
71 大気ポート
72 ベーパライン
731 下流側パージライン
732 上流側パージライン
741 下流側パージバルブ
742 上流側パージバルブ
77 ELCM
771 切替バルブ
772 ポンプ
773 圧力センサ
80 燃料タンク
81 フロート式燃料量センサ

Claims (7)

  1. 過給機を備えたエンジンに供給される燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンクと連通され、前記燃料タンクで生じる蒸発燃料を吸着可能なキャニスタと、
    前記キャニスタと前記エンジンの吸気系とを、前記過給機の上流側において連通する上流側パージラインと、
    前記上流側パージラインに介装され、前記上流側パージラインを開閉する上流側パージバルブと、
    前記上流側パージライン内の圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記過給機による過給時に前記上流側パージバルブを開弁し、非過給時に前記上流側パージバルブを閉弁するバルブ制御手段と、
    前記エンジンの吸入空気量及び前記上流側パージバルブの開閉状態を含む診断実行条件が成立して、前記上流側パージラインにおけるパージフローの診断が開始された後、当該診断実行条件が成立している時間を累積して計時する第1計時手段と、
    前記第1計時手段により計時された累積時間が所定時間となるまでに、前記圧力検出手段により検出された前記上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下した場合に正常と判定し、前記上流側パージライン内の圧力が診断開始時よりも所定圧以上低下しなかった場合に異常と判定する判定手段と、を備えることを特徴とする蒸発燃料処理システムの診断装置。
  2. 前記診断が開始された後、前記診断実行条件が継続して成立していない時間を計時する第2計時手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記第2計時手段により計時された継続時間が所定時間以上となった場合に、前記診断を終了することを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  3. 前記診断が開始された後、前記診断実行条件が成立していない時間を累積して計時する第3計時手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記第3計時手段により計時された累積時間が所定時間以上となった場合に、前記診断を終了することを特徴とする請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  4. 前記キャニスタと前記エンジンの吸気系とを、前記過給機の下流側において連通する下流側パージラインと、
    前記下流側パージラインに介装され、前記下流側パージラインを開閉する下流側パージバルブと、を備え、
    前記バルブ制御手段は、前記診断中は、前記下流側パージバルブを閉弁することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  5. 前記判定手段は、前記燃料タンクに貯留されている燃料量が所定量以上の場合、及び/又は、外気温度が所定温度未満の場合に、診断結果を確定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  6. 前記診断中に、前記キャニスタと大気との連通を遮断する遮断手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
  7. 手動操作を受けて変速段を切り替え、前記エンジンのトルクを変換して出力するマニュアルトランスミッションを備えた車両に搭載されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の蒸発燃料処理システムの診断装置。
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