JP2020029079A - Lid of container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、新規な容器の蓋に関する。 The present invention relates to a novel container lid.
従来の、容器の蓋の製造方法について説明する。図28は、容器の蓋の製造方法について、A:溶融樹脂充填工程、及びB:射出成形品を説明する図である。
容器の蓋は、射出成形法により製造することができる。射出成形法の工程は、ラベル搬送工程、ラベル装填工程、金型閉工程、及び溶融樹脂充填工程を含む。
A conventional method for manufacturing a lid of a container will be described. FIG. 28 is a diagram illustrating A: molten resin filling step and B: injection molded product in the method of manufacturing the lid of the container.
The lid of the container can be manufactured by an injection molding method. The steps of the injection molding method include a label transporting step, a label loading step, a mold closing step, and a molten resin filling step.
ラベル搬送工程では、互いに離れている可動側金型30と固定側金型31の間に、ラベル3を導入する。ラベル装填工程では、ラベル3を可動側金型30に装填する。
In the label transport step, the
金型閉工程では、可動側金型30を固定側金型31に向けて移動させる。金型閉工程が完了すると、可動側金型30と固定側金型31の間には、容器の蓋に対応する空間が形成される。
In the mold closing step, the
図28のAに示す、溶融樹脂充填工程では、ゲート34から注入された溶融樹脂35が、容器の蓋に対応する空間に流入する。溶融樹脂35は、この空間を流動する際に、ラベル3を可動側金型30に押し付ける。その結果、ラベル3は、可動側金型30の下面に密着する。
In the molten resin filling step shown in FIG. 28A, the
空間内の溶融樹脂が冷却した後、可動側金型30を固定側金型31から離れる方向に移動させる。射出成形品は、固定側金型31に密着したまま残る。
次に、ストリッパ(図示せず)により、射出成形品を固定側金型31から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋を得ることができる。
After the molten resin in the space has cooled, the
Next, the injection molded product is released from the fixed
図28のBに示すように、射出成形品である容器の蓋1は、その底部11の上側において、ラベル3の表面の全体を露出している。また、ラベル3の裏面の全体は、容器の蓋1の底部11に接着されている。
なお、プラスチック容器を射出成形により製造するに際して、ラベルを容器の底部にインモールドする方法が報告されている(例えば特許文献1)。
As shown in FIG. 28B, the
In addition, when manufacturing a plastic container by injection molding, a method of in-molding a label at the bottom of the container has been reported (for example, Patent Document 1).
しかしながら、上述した、容器の蓋の製造方法においては、問題点を生じる場合がある。
本来、製造方法のラベル装填工程では、ラベル3を水平方向において、可動側金型30の中央位置に固定させる必要がある。しかし、ラベル3が水平方向において、可動側金型30の中央位置からずれて固定させる場合がある。
However, in the above-described method of manufacturing the container lid, a problem may occur.
Originally, in the label loading step of the manufacturing method, it is necessary to fix the
図28のAに示すように、溶融樹脂充填工程では、ゲート34から注入された溶融樹脂35が、容器の蓋に対応する空間に流入する。この場合、ラベル3が水平方向において、可動側金型30の中央位置からずれて固定される。
As shown in FIG. 28A, in the molten resin filling step, the
図28のBに示すように、射出成形品である容器の蓋1は、その底部11の上側において、ラベル3の表面の全体を露出している。このラベル3は、容器の蓋1の底部11の上側において、中央位置からずれて固定される。
この結果、製品である容器の蓋1は、製品として不良品になってしまうという問題点がある。
As shown in FIG. 28B, the
As a result, there is a problem that the
以上のことから、上述した課題を解決する、新規な容器の蓋の開発が望まれている。 In view of the above, development of a novel container lid that solves the above-mentioned problems has been desired.
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、新規な容器の蓋を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of such problems, and has as its object to provide a novel container lid.
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部と、外形を形成する側部と、前記壁部と前記側部を接続する天板部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在することを特徴とする。 In order to solve the above problems and achieve the object of the present invention, the lid of the container of the present invention has a bottom, a wall formed around the bottom, a side forming an outer shape, the wall and the wall. An in-mold injection-molded article having a top plate connecting side portions and including a label, wherein the label is present on part or all of the wall.
本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在し、前記壁部が、凸状部を有することを特徴とする。 The lid of the container of the present invention is an in-mold injection-molded article having a bottom and a wall formed around the bottom and including a label, wherein the label is present on a part or the whole of the wall. And the said wall part has a convex part.
本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在し、前記壁部が、凹状部を有することを特徴とする。 The lid of the container of the present invention is an in-mold injection-molded article having a bottom and a wall formed around the bottom and including a label, wherein the label is present on a part or the whole of the wall. The wall portion has a concave portion.
本発明は、以下に記載されるような効果を奏する。 The present invention has the following effects.
本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部と、外形を形成する側部と、前記壁部と前記側部を接続する天板部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在するので、新規な容器の蓋を提供することができる。 The lid of the container of the present invention has a bottom portion, a wall portion formed around the bottom portion, a side portion forming an outer shape, a top plate portion connecting the wall portion and the side portion, and includes a label. Since the label is present in part or all of the wall, a novel container lid can be provided.
本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在し、前記壁部が、凸状部を有するので、新規な容器の蓋を提供することができる。 The lid of the container of the present invention is an in-mold injection-molded article having a bottom and a wall formed around the bottom and including a label, wherein the label is present on a part or the whole of the wall. And since the said wall part has a convex part, the lid of a novel container can be provided.
本発明の容器の蓋は、底部と、前記底部の周囲に形成する壁部を有し、ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベルが、前記壁部の一部または全部に存在し、前記壁部が、凹状部を有するので、新規な容器の蓋を提供することができる。 The lid of the container of the present invention is an in-mold injection-molded article having a bottom and a wall formed around the bottom and including a label, wherein the label is present on a part or the whole of the wall. And since the said wall part has a concave part, the lid of a novel container can be provided.
以下、本発明を実施するための形態について説明する。 Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described.
図1は、本発明の容器の蓋の一例についての、使用状態を示す斜視図である。
容器50は、容器の蓋1及び容器の収容部2から構成されている。
容器の収容部2は、底とその底の周囲に形成された側壁とからなっている。底と側壁は、所定の肉厚を有している。また、容器の収容部2は、全体の形状が略逆円錐台形からなり、収容部2の上方は開口部を有している。
本発明の容器の蓋1は、容器の収容部2の開口部に係合し、容器の収容部2内の内容物を保持している。容器の蓋1の詳細については、後述する。
FIG. 1 is a perspective view illustrating an example of a use state of a container lid according to the present invention.
The
The
The
図2は、本発明の容器の蓋の一例についての、A:斜視図、B:平面図、C:正面図、及びD:A−A断面図である。
ここで、X軸及びY軸を通る平面に対し、平行な方向を「水平方向」と定義する。また、Z軸に平行な方向を「垂直方向」と定義する。
図2のB:平面図における、蓋の最大径Eについては後述する。
図2のC:正面図における、蓋の高さTについては後述する。
FIG. 2: is A: perspective view, B: top view, C: front view, and D: AA sectional drawing about an example of the lid | cover of the container of this invention.
Here, a direction parallel to a plane passing through the X axis and the Y axis is defined as a “horizontal direction”. A direction parallel to the Z axis is defined as a “vertical direction”.
FIG. 2B: The maximum diameter E of the lid in the plan view will be described later.
The height T of the lid in FIG. 2C: front view will be described later.
次に、本発明の容器の蓋に用いるラベルについて説明する。
図3は、本発明の容器の蓋に用いる、ラベルのA:斜視図、B:平面図、及びC:A−A断面図である。
図3のA:斜視図、及びB:平面図に示すように、ラベル3の平面形状は円形である。また、図3のC:A−A断面図に示すように、ラベル3は所定の厚さSを有している。ラベルの厚さSについては後述する。
Next, the label used for the lid of the container of the present invention will be described.
FIG. 3: A: perspective view, B: plan view, and C: AA cross-sectional view of the label used for the lid of the container of the present invention.
As shown in FIG. 3A: perspective view and B: plan view, the planar shape of the
以下、容器の蓋にかかる第1の発明を実施するための形態について説明する。 Hereinafter, a mode for carrying out the first invention according to the lid of the container will be described.
図4は、本発明の容器の蓋についての、A:斜視図、B:平面図、C:A−A断面図、及びD:A−A拡大断面図である。 FIG. 4 is an A: perspective view, B: plan view, C: AA sectional view, and D: AA enlarged sectional view of the lid of the container of the present invention.
図4のC:A−A断面図、及びD:A−A拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12と、外形を形成する側部14と、前記壁部12と前記側部14を接続する天板部13を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在する。
As can be seen from the C: AA sectional view and the D: AA enlarged sectional view of FIG. 4, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
An engaging
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
垂直方向における、壁部の高さを「壁部の高さF1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さF2」と定義する。
The height of the wall in the vertical direction is defined as “height F1 of the wall”.
The height of the label in the vertical direction is defined as “label height F2”.
壁部の高さF1は、1.0〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、壁部の高さF1は、3.0〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
ラベルの高さF2は、0.1〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、ラベルの高さF2は、0.5〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The height F1 of the wall is preferably in the range of 1.0 to 30.0 mm. Further, the height F1 of the wall is more preferably in the range of 3.0 to 10.0 mm.
The label height F2 is preferably in the range of 0.1 to 30.0 mm. Further, the label height F2 is more preferably in the range of 0.5 to 10.0 mm.
壁部の高さF1に対するラベルの高さF2の比率F2/F1は、0.01〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、壁部の高さF1に対するラベルの高さF2の比率F2/F1は、0.05〜0.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio F2 / F1 of the label height F2 to the wall height F1 is preferably in the range of 0.01 to 1.0. Further, the ratio F2 / F1 of the label height F2 to the wall height F1 is more preferably in the range of 0.05 to 0.5.
壁部の高さF1、ラベルの高さF2、または、壁部の高さF1に対するラベルの高さF2の比率F2/F1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 When the height F1 of the wall, the height F2 of the label, or the ratio F2 / F1 of the height F2 of the label to the height F1 of the wall is within the above-described preferable range, the following effects can be obtained. There is an advantage.
ラベルの面積が大きいので、蓋の製造工程において、「金型によるラベルの位置矯正作用」を利用することができる。それにより、水平方向において、射出成形品である蓋の中心にラベルを形成することができる。また、蓋の底部の上側全体にラベルを形成することにより、底部の上側の周辺に隙間がなくなる。この結果、底部の上側全体に図柄や文字を記載でき、蓋の表面の美観性を向上させることができる。
なお、「金型によるラベルの位置矯正作用」については後述する。
Since the area of the label is large, "the label position correcting operation by the mold" can be used in the lid manufacturing process. Thereby, a label can be formed in the center of the lid which is an injection molded product in the horizontal direction. Further, by forming the label on the entire upper side of the bottom of the lid, there is no gap around the upper side of the bottom. As a result, a pattern or a character can be written on the entire upper side of the bottom, and the aesthetics of the surface of the lid can be improved.
Note that "the label position correcting operation by the mold" will be described later.
壁部の高さF1、ラベルの高さF2、または、壁部の高さF1に対するラベルの高さF2の比率F2/F1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 When the height F1 of the wall, the height F2 of the label, or the ratio F2 / F1 of the height F2 of the label to the height F1 of the wall is within the more preferable range described above, the above-described effect is more remarkable. There is an advantage of becoming.
なお、壁部の高さF1、ラベルの高さF2、または、壁部の高さF1に対するラベルの高さF2の比率F2/F1の数値範囲は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The numerical range of the wall height F1, the label height F2, or the ratio F2 / F1 of the label height F2 to the wall height F1 indicates a preferable range or a more preferable range. is there. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
以下、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態について説明する。 Hereinafter, a mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container will be described.
最初に、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態について、第1の例を説明する。 First, a first example of a mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container will be described.
図5は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図6は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図7は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:D−D拡大断面図、B:A−A拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
FIG. 5: is A: perspective view, B: top view, C: DD sectional view, and D: CC sectional view of the 1st example about the lid of the container of this invention.
FIG. 6: A: enlarged perspective view, B: enlarged plan view, and C: enlarged front view of the first example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 7 is an A: DD enlarged sectional view, B: AA enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of the first example of the lid of the container of the present invention.
図6のC:拡大正面図、並びに、図7のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凸状部20を有する。
As can be seen from FIG. 6C: enlarged front view, and FIG. 7A: DD enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凸状部20を有する。凸状部20の水平方向の断面形状は、三角形の一部からなっている。また、水平方向における凸状部20の形状は、上端面の形状と下端の断面の形状が三角形の一部であり、凸状部20の上端面の大きさは、下端の断面の大きさよりも大きくなっている。なお、凸状部20の上端面の大きさと、下端の断面の大きさは、等しくてもよい。また、凸状部20の垂直方向の断面において、凸状部20の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凸状部20の一部または全部に存在する。
The above-mentioned
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の上端の幅を「凸状部の上端の幅W1」と定義する。
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の下端の幅を「凸状部の下端の幅W2」と定義する。
The width of the upper end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W1 of the upper end of the convex portion”.
The width of the lower end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W2 of the lower end of the convex portion”.
CC拡大断面図における凸状部の上端の長さを「凸状部の上端の長さL1」と定義する。
CC拡大断面図における凸状部の下端の長さを「凸状部の下端の長さL2」と定義する。
The length of the upper end of the convex portion in the CC enlarged cross-sectional view is defined as “the length L1 of the upper end of the convex portion”.
The length of the lower end of the convex portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the length L2 of the lower end of the convex portion”.
垂直方向における、凸状部の高さを「凸状部の高さH1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さH2」と定義する。
The height of the protrusion in the vertical direction is defined as “height H1 of the protrusion”.
The label height in the vertical direction is defined as “label height H2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凸状部の個数を「凸状部の個数N」と定義する。
In the lid of one container, the number of convex portions existing on the
凸状部の上端の幅W1は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凸状部の下端の幅W2は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の幅W2は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The width W1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
The width W2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width W2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、0.02〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、0.2〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the projection to the width W1 of the upper end of the projection is preferably in the range of 0.02 to 1.0. Further, the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 0.99.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 Regarding the convex portion, the width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion are preferably as described above. Within the range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the convex portion, the width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion are as described above. When it is within the preferable range, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the upper end width W1 of the convex portion are as follows. It shows a preferable range or a more preferable range to the last. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の上端の長さL1は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の長さL1は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凸状部の下端の長さL2は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の長さL2は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The length L1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the length L1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
The length L2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the length L2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、0.07〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、0.14〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.07 to 1.0. The ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.14 to 0.99.
凸状部について、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 As for the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L1 of the upper end of the convex portion, the length L2 of the lower end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is obtained. In the preferred range described above, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凸状部について、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L1 of the upper end of the convex portion, the length L2 of the lower end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is obtained. When it is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The length L1 of the upper end of the protruding portion, the length L2 of the lower end of the protruding portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the protruding portion to the length L1 of the upper end of the protruding portion. / L1 indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の高さH1は、1.0〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の高さH1は、3.0〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
ラベルの高さH2は、0.1〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、ラベルの高さH2は、0.5〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The height H1 of the convex portion is preferably in the range of 1.0 to 30.0 mm. Further, the height H1 of the convex portion is more preferably in the range of 3.0 to 10.0 mm.
The height H2 of the label is preferably in the range of 0.1 to 30.0 mm. Further, the height H2 of the label is more preferably in the range of 0.5 to 10.0 mm.
凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、0.01〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、0.05〜0.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion is preferably in the range of 0.01 to 1.0. Further, the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion is more preferably in the range of 0.05 to 0.5.
凸状部について、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 The following effects are obtained when the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion are within the above-described preferable ranges. There is an advantage that can be obtained.
ラベルの面積が大きいので、蓋の製造工程において、「金型によるラベルの位置矯正作用」を利用することができる。それにより、水平方向において、射出成形品である蓋の中心にラベルを形成することができる。また、蓋の底部の上側全体にラベルを形成することにより、底部の上側の周辺に隙間がなくなる。この結果、底部の上側全体に図柄や文字を記載でき、蓋の表面の美観性を向上させることができる。
なお、「金型によるラベルの位置矯正作用」については後述する。
Since the area of the label is large, "the label position correcting operation by the mold" can be used in the lid manufacturing process. Thereby, a label can be formed in the center of the lid which is an injection molded product in the horizontal direction. Further, by forming the label on the entire upper side of the bottom of the lid, there is no gap around the upper side of the bottom. As a result, a pattern or a character can be written on the entire upper side of the bottom, and the aesthetics of the surface of the lid can be improved.
Note that "the label position correcting operation by the mold" will be described later.
凸状部について、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 With respect to the convex portion, the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion are within the above-described more preferable ranges. There is an advantage that the effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion with respect to the convex portion are within a preferable range or a more preferable range. It is shown. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1は、0.05〜5.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1は、0.5〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the projection to the width W1 of the upper end of the projection is preferably in the range of 0.05 to 5.0. The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.5 to 1.5.
凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、0.05〜5.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、0.5〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.05 to 5.0. The ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 0.5 to 1.5.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. When / W2 is in the above-mentioned preferred range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凸状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the convex portion is in the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. When / W2 is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. The ratio L2 / W2 indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の個数Nは、2〜100個の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の個数Nは、2〜30個の範囲内にあることがさらに好ましい。 The number N of the convex portions is preferably in the range of 2 to 100. Further, the number N of the convex portions is more preferably in the range of 2 to 30.
凸状部の個数Nが、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 When the number N of the convex portions is in the above-described preferable range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凸状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the convex portion is in the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凸状部の個数Nが、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 When the number N of the convex portions is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部の個数Nの数値範囲は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The numerical range of the number N of the convex portions indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
次に、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態について、第2の例を説明する。 Next, a second example of a mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container will be described.
図8は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図9は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図10は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:D−D拡大断面図、B:A−A拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
FIG. 8: is A: perspective view, B: top view, C: DD sectional drawing, and D: CC sectional drawing of the 2nd example about the lid of the container of this invention.
FIG. 9 is an A: enlarged perspective view, B: enlarged plan view, and C: enlarged front view of the second example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 10: is A: DD enlarged sectional view, B: AA enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of the 2nd example about the lid of the container of this invention.
図9のC:拡大正面図、並びに、図10のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凸状部20を有する。
As can be seen from C: an enlarged front view of FIG. 9, A: DD enlarged cross-sectional view of FIG. 10, and C: CC enlarged cross-sectional view of FIG. 10, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凸状部20を有する。凸状部20の水平方向の断面形状は、四角形の一部からなっている。また、水平方向における凸状部20の形状は、上端面の形状と下端の断面の形状が四角形の一部であり、凸状部20の上端面の大きさは、下端の断面の大きさよりも大きくなっている。なお、凸状部20の上端面の大きさと、下端の断面の大きさは、等しくてもよい。また、凸状部20の垂直方向の断面において、凸状部20の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凸状部20の一部または全部に存在する。
The above-mentioned
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の上端の幅を「凸状部の上端の幅W1」と定義する。
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の下端の幅を「凸状部の下端の幅W2」と定義する。
The width of the upper end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W1 of the upper end of the convex portion”.
The width of the lower end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W2 of the lower end of the convex portion”.
CC拡大断面図における凸状部の上端の長さを「凸状部の上端の長さL1」と定義する。
CC拡大断面図における凸状部の下端の長さを「凸状部の下端の長さL2」と定義する。
The length of the upper end of the convex portion in the CC enlarged cross-sectional view is defined as “the length L1 of the upper end of the convex portion”.
The length of the lower end of the convex portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the length L2 of the lower end of the convex portion”.
垂直方向における、凸状部の高さを「凸状部の高さH1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さH2」と定義する。
The height of the protrusion in the vertical direction is defined as “height H1 of the protrusion”.
The label height in the vertical direction is defined as “label height H2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凸状部の個数を「凸状部の個数N」と定義する。
In the lid of one container, the number of convex portions existing on the
凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2、及び凸状部の個数Nについての、好ましい範囲とその効果、より好ましい範囲とその効果、及びこれらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲における効果は、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態についての、第1の例と同様である。 The width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the length L1 of the upper end of the convex portion The length L2 of the lower end of the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion, the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, The ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the protrusion, the ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the protrusion to the width W1 of the upper end of the protrusion, the width of the lower end of the protrusion. Regarding the ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to W2, and the number N of convex portions, preferred ranges and effects, more preferred ranges and effects, and other than these preferred ranges or even more preferred ranges The effect in the range described in the above is the form for carrying out the second invention relating to the lid of the container. Of is the same as the first example.
次に、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態について、第3の例を説明する。 Next, a third example of a mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container will be described.
図11は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図12は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図13は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:D−D拡大断面図、B:A−A拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
FIG. 11: A: perspective view, B: plan view, C: DD sectional view, and D: CC sectional view of the third example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 12 is a third example of the lid of the container of the present invention, A: an enlarged perspective view, B: an enlarged plan view, and C: an enlarged front view.
FIG. 13 is an A: DD enlarged sectional view, B: AA enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of a third example of the lid of the container of the present invention.
図12のC:拡大正面図、並びに、図13のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凸状部20を有する。
As can be seen from C: enlarged front view of FIG. 12, A: DD enlarged sectional view of FIG. 13, and C: CC enlarged sectional view of FIG. 13, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凸状部20を有する。凸状部20の水平方向の断面形状は、円形の一部からなっている。また、水平方向における凸状部20の形状は、上端面の形状と下端の断面の形状が円形の一部であり、凸状部20の上端面の大きさは、下端の断面の大きさよりも大きくなっている。なお、凸状部20の上端面の大きさと、下端の断面の大きさは、等しくてもよい。また、凸状部20の垂直方向の断面において、凸状部20の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凸状部20の一部または全部に存在する。
The above-mentioned
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の上端の幅を「凸状部の上端の幅W1」と定義する。
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の下端の幅を「凸状部の下端の幅W2」と定義する。
The width of the upper end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W1 of the upper end of the convex portion”.
The width of the lower end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W2 of the lower end of the convex portion”.
CC拡大断面図における凸状部の上端の長さを「凸状部の上端の長さL1」と定義する。
CC拡大断面図における凸状部の下端の長さを「凸状部の下端の長さL2」と定義する。
The length of the upper end of the convex portion in the CC enlarged cross-sectional view is defined as “the length L1 of the upper end of the convex portion”.
The length of the lower end of the convex portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the length L2 of the lower end of the convex portion”.
垂直方向における、凸状部の高さを「凸状部の高さH1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さH2」と定義する。
The height of the protrusion in the vertical direction is defined as “height H1 of the protrusion”.
The label height in the vertical direction is defined as “label height H2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凸状部の個数を「凸状部の個数N」と定義する。
In the lid of one container, the number of convex portions existing on the
凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2、及び凸状部の個数Nについての、好ましい範囲とその効果、より好ましい範囲とその効果、及びこれらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲における効果は、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態についての、第1の例と同様である。 The width W1 of the upper end of the convex part, the width W2 of the lower end of the convex part, the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex part to the width W1 of the upper end of the convex part, and the length L1 of the upper end of the convex part The length L2 of the lower end of the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion, the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, The ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the protrusion, the ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the protrusion to the width W1 of the upper end of the protrusion, the width of the lower end of the protrusion. Regarding the ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to W2, and the number N of convex portions, preferred ranges and effects, more preferred ranges and effects, and other than these preferred ranges or even more preferred ranges The effect in the range described in the above is the form for carrying out the second invention according to the container lid. Of is the same as the first example.
次に、容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態について、一般化した内容を説明する。 Next, generalized contents of a mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container will be described.
図14は、本発明の容器の蓋について、一般化した内容を説明するA:拡大正面図、及びB:C−C拡大断面図である。 FIG. 14 is an A: enlarged front view and B: CC enlarged cross-sectional view for explaining generalized contents of the lid of the container of the present invention.
容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態の、第1〜3の例で説明したように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凸状部20を有する。
As described in the first to third examples of the mode for carrying out the second invention relating to the lid of the container, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凸状部20を有する。凸状部20の水平方向の断面形状は、三角形の一部、四角形の一部、または円形の一部等からなっている。また、水平方向における凸状部20の形状は、上端面の形状と下端の断面の形状が三角形の一部、四角形の一部、または円形の一部等であり、凸状部20の上端面の大きさは、下端の断面の大きさよりも大きくなっている。なお、凸状部20の上端面の大きさと、下端の断面の大きさは、等しくてもよい。また、凸状部20の垂直方向の断面において、凸状部20の表面形状は、連続的に変化している。
The
なお、凸状部の水平方向の断面形状は、上述の例に示した断面形状に限定されない。凸状部の水平方向の断面形状としては、楕円等の一部及びその他の曲線からなる形状、その他の多角形等の一部からなる形状、及びその他の形状を採用することができる。 Note that the cross-sectional shape of the convex portion in the horizontal direction is not limited to the cross-sectional shape shown in the above example. As the cross-sectional shape of the convex portion in the horizontal direction, a shape composed of a part of an ellipse or the like and other curves, a shape composed of a part of another polygon or the like, and other shapes can be adopted.
また、水平方向における凸状部の形状は、上端面の形状と下端の断面の形状が相似形であることに限定されない。凸状部の上端面の形状と下端の断面の形状は、異なっていてもよい。 In addition, the shape of the convex portion in the horizontal direction is not limited to the shape of the upper end surface and the shape of the cross section of the lower end being similar. The shape of the upper end surface of the convex portion and the shape of the cross section of the lower end may be different.
また、凸状部の垂直方向の断面において、凸状部の表面形状は直線であることに限定されない。この凸状部の表面形状は、曲線等であってもよい。ここで、凸状部の表面形状は、連続的に滑らかに変化することが好ましい。 In the vertical cross section of the convex portion, the surface shape of the convex portion is not limited to a straight line. The surface shape of the convex portion may be a curve or the like. Here, it is preferable that the surface shape of the convex portion continuously and smoothly change.
上述した、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凸状部20は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凸状部20の一部または全部に存在する。
The above-mentioned
容器の蓋にかかる第2の発明を実施するための形態の、第1〜3の例で説明したと同様に、図14を用いて以下のように定義する。
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の上端の幅を「凸状部の上端の幅W1」と定義する。
断面線A−Aに平行な方向から見た、凸状部の下端の幅を「凸状部の下端の幅W2」と定義する。
As described in the first to third examples of the embodiment for carrying out the second invention relating to the lid of the container, it is defined as follows using FIG. 14.
The width of the upper end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W1 of the upper end of the convex portion”.
The width of the lower end of the convex portion viewed from the direction parallel to the cross-section line AA is defined as “width W2 of the lower end of the convex portion”.
CC拡大断面図における凸状部の上端の長さを「凸状部の上端の長さL1」と定義する。
CC拡大断面図における凸状部の下端の長さを「凸状部の下端の長さL2」と定義する。
The length of the upper end of the convex portion in the CC enlarged cross-sectional view is defined as “the length L1 of the upper end of the convex portion”.
The length of the lower end of the convex portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the length L2 of the lower end of the convex portion”.
垂直方向における、凸状部の高さを「凸状部の高さH1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さH2」と定義する。
The height of the protrusion in the vertical direction is defined as “height H1 of the protrusion”.
The label height in the vertical direction is defined as “label height H2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凸状部の個数を「凸状部の個数N」と定義する。
In the lid of one container, the number of convex portions existing on the
凸状部の上端の幅W1は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凸状部の下端の幅W2は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の幅W2は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The width W1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
The width W2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width W2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、0.02〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、0.2〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the projection to the width W1 of the upper end of the projection is preferably in the range of 0.02 to 1.0. Further, the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 0.99.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 Regarding the convex portion, the width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion are preferably as described above. Within the range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the convex portion, the width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion are as described above. When it is within the preferable range, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の幅W1、凸状部の下端の幅W2、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の下端の幅W2の比率W2/W1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The width W1 of the upper end of the convex portion, the width W2 of the lower end of the convex portion, and the ratio W2 / W1 of the width W2 of the lower end of the convex portion to the upper end width W1 of the convex portion are as follows. It shows a preferable range or a more preferable range to the last. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の上端の長さL1は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の長さL1は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凸状部の下端の長さL2は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の長さL2は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The length L1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the length L1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
The length L2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the length L2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、0.07〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、0.14〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is preferably in the range of 0.07 to 1.0. The ratio L2 / L1 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.14 to 0.99.
凸状部について、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 As for the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L1 of the upper end of the convex portion, the length L2 of the lower end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is obtained. In the preferred range described above, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凸状部について、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the convex portion, the ratio L2 / L1 of the length L1 of the upper end of the convex portion, the length L2 of the lower end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the length L1 of the upper end of the convex portion is obtained. When it is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の長さL1、凸状部の下端の長さL2、凸状部の上端の長さL1に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/L1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The length L1 of the upper end of the protruding portion, the length L2 of the lower end of the protruding portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the protruding portion to the length L1 of the upper end of the protruding portion. / L1 indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の高さH1は、1.0〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の高さH1は、3.0〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
ラベルの高さH2は、0.1〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、ラベルの高さH2は、0.5〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The height H1 of the convex portion is preferably in the range of 1.0 to 30.0 mm. Further, the height H1 of the convex portion is more preferably in the range of 3.0 to 10.0 mm.
The height H2 of the label is preferably in the range of 0.1 to 30.0 mm. Further, the height H2 of the label is more preferably in the range of 0.5 to 10.0 mm.
凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、0.01〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、0.05〜0.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion is preferably in the range of 0.01 to 1.0. Further, the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion is more preferably in the range of 0.05 to 0.5.
凸状部について、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 The following effects are obtained when the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion are within the above-described preferable ranges. There is an advantage that can be obtained.
ラベルの面積が大きいので、蓋の製造工程において、「金型によるラベルの位置矯正作用」を利用することができる。それにより、水平方向において、射出成形品である蓋の中心にラベルを形成することができる。また、蓋の底部の上側全体にラベルを形成することにより、底部の上側の周辺に隙間がなくなる。この結果、底部の上側全体に図柄や文字を記載でき、蓋の表面の美観性を向上させることができる。
なお、「金型によるラベルの位置矯正作用」については後述する。
Since the area of the label is large, "the label position correcting operation by the mold" can be used in the lid manufacturing process. Thereby, a label can be formed in the center of the lid which is an injection molded product in the horizontal direction. Further, by forming the label on the entire upper side of the bottom of the lid, there is no gap around the upper side of the bottom. As a result, a pattern or a character can be written on the entire upper side of the bottom, and the aesthetics of the surface of the lid can be improved.
Note that "the label position correcting operation by the mold" will be described later.
凸状部について、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 With respect to the convex portion, the height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion are within the above-described more preferable ranges. There is an advantage that the effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の高さH1、ラベルの高さH2、凸状部の高さH1に対するラベルの高さH2の比率H2/H1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The height H1 of the convex portion, the height H2 of the label, and the ratio H2 / H1 of the height H2 of the label to the height H1 of the convex portion with respect to the convex portion are within a preferable range or a more preferable range. It is shown. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1は、0.05〜5.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1は、0.5〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the projection to the width W1 of the upper end of the projection is preferably in the range of 0.05 to 5.0. The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion is more preferably in the range of 0.5 to 1.5.
凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、0.05〜5.0の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、0.5〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion is preferably in the range of 0.05 to 5.0. The ratio L2 / W2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion is more preferably in the range of 0.5 to 1.5.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. When / W2 is in the above-mentioned preferred range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凸状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the convex portion is in the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凸状部について、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the ratio L2 of the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. When / W2 is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部についての、凸状部の上端の幅W1に対する凸状部の上端の長さL1の比率L1/W1、凸状部の下端の幅W2に対する凸状部の下端の長さL2の比率L2/W2は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The ratio L1 / W1 of the length L1 of the upper end of the convex portion to the width W1 of the upper end of the convex portion, and the length L2 of the lower end of the convex portion to the width W2 of the lower end of the convex portion. The ratio L2 / W2 indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凸状部の個数Nは、2〜100個の範囲内にあることが好ましい。また、凸状部の個数Nは、2〜30個の範囲内にあることがさらに好ましい。 The number N of the convex portions is preferably in the range of 2 to 100. Further, the number N of the convex portions is more preferably in the range of 2 to 30.
凸状部の個数Nが、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 When the number N of the convex portions is in the above-described preferable range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凸状部が上述の好ましい範囲にあると、凸状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the convex portion is in the above-described preferable range, the convex portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凸状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the convex portion is in the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凸状部の個数Nが、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 When the number N of the convex portions is within the more preferable range described above, there is an advantage that the above-described effect becomes more remarkable.
なお、凸状部の個数Nの数値範囲は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The numerical range of the number N of the convex portions indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
以下、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態について説明する。 Hereinafter, a mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container will be described.
最初に、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態について、第1の例を説明する。 First, a first example of a mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container will be described.
図15は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図16は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図17は、本発明の容器の蓋についての、第1の例のA:D−D拡大断面図、B:C−C拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
FIG. 15: is A: perspective view, B: top view, C: DD sectional view, and D: CC sectional view of the first example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 16 is an A: enlarged perspective view, B: enlarged plan view, and C: enlarged front view of the first example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 17: is A: DD enlarged sectional view, B: CC enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of the 1st example about the lid of the container of this invention.
図16のC:拡大正面図、並びに、図17のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凹状部21を有する。
As can be seen from C: an enlarged front view of FIG. 16, A: DD enlarged sectional view of FIG. 17, and C: CC enlarged sectional view of FIG. 17, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凹状部21を有する。凹状部21の水平方向の断面形状は、三角形の一部からなっている。また、水平方向における凹状部21の形状は、上端面の形状と下端面の形状が三角形の一部であり、凹状部21の上端面の大きさは、下端面の大きさよりも大きくなっている。なお、凹状部21の上端面の大きさと、下端面の大きさは、等しくてもよい。また、凹状部21の垂直方向の断面において、凹状部21の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凹状部21の一部または全部に存在する。
The above-described
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の上端の幅を「凹状部の上端の幅X1」と定義する。
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の下端の幅を「凹状部の下端の幅X2」と定義する。
The width of the upper end of the concave portion as viewed from a direction parallel to the cross-section line CC is defined as “width X1 of the upper end of the concave portion”.
The width of the lower end of the concave portion viewed from the direction parallel to the cross-section line CC is defined as “the width X2 of the lower end of the concave portion”.
CC拡大断面図における凹状部の上端の奥行きを「凹状部の上端の奥行きM1」と定義する。
CC拡大断面図における凹状部の下端の奥行きを「凹状部の下端の奥行きM2」と定義する。
The depth of the upper end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M1 of the upper end of the concave portion”.
The depth of the lower end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M2 of the lower end of the concave portion”.
垂直方向における、凹状部の高さを「凹状部の高さK1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さK2」と定義する。
The height of the concave portion in the vertical direction is defined as “the height K1 of the concave portion”.
The height of the label in the vertical direction is defined as “label height K2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凹状部の個数を「凹状部の個数P」と定義する。
In the lid of one container, the number of concave portions existing in the
凹状部の上端の幅X1は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凹状部の下端の幅X2は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の幅X2は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
The width X2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width X2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、0.02〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、0.2〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.02 to 1.0. Further, the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 0.99.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 With respect to the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the upper end width X1 of the concave portion are within the above-described preferable ranges. There is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 Regarding the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion are in the more preferable ranges described above. Then, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 For the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion are in a preferable range or more. It shows a preferred range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の上端の奥行きM1は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の奥行きM1は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凹状部の下端の奥行きM2は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の奥行きM2は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The depth M1 at the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the depth M1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
The depth M2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the depth M2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、0.07〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、0.14〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.07 to 1.0. Further, the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.14 to 0.99.
凹状部について、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 For the concave portion, the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion are within the above-described preferable ranges. There is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凹状部について、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 Regarding the concave portion, the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion are within the more preferable ranges described above. Then, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 For the concave portion, the ratio M2 / M1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is a preferable range or more. It shows a preferred range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の高さK1は、1.0〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の高さK1は、3.0〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
ラベルの高さK2は、0.1〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、ラベルの高さK2は、0.5〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The height K1 of the concave portion is preferably in the range of 1.0 to 30.0 mm. Further, the height K1 of the concave portion is more preferably in the range of 3.0 to 10.0 mm.
The height K2 of the label is preferably in the range of 0.1 to 30.0 mm. Further, the height K2 of the label is more preferably in the range of 0.5 to 10.0 mm.
凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、0.01〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、0.05〜0.5の範囲内にあることがさらに好ましい。
凹状部について、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。
The ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion is preferably in the range of 0.01 to 1.0. Further, the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion is more preferably in the range of 0.05 to 0.5.
With respect to the concave portion, the following effects can be obtained if the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion are within the preferable ranges described above. There is an advantage that can be.
ラベルの面積が大きいので、蓋の製造工程において、「金型によるラベルの位置矯正作用」を利用することができる。それにより、水平方向において、射出成形品である蓋の中心にラベルを形成することができる。また、蓋の底部の上側全体にラベルを形成することにより、底部の上側の周辺に隙間がなくなる。この結果、底部の上側全体に図柄や文字を記載でき、蓋の表面の美観性を向上させることができる。
なお、「金型によるラベルの位置矯正作用」については後述する。
Since the area of the label is large, "the label position correcting operation by the mold" can be used in the lid manufacturing process. Thereby, a label can be formed in the center of the lid which is an injection molded product in the horizontal direction. Further, by forming the label on the entire upper side of the bottom of the lid, there is no gap around the upper side of the bottom. As a result, a pattern or a character can be written on the entire upper side of the bottom, and the aesthetics of the surface of the lid can be improved.
Note that "the label position correcting operation by the mold" will be described later.
凹状部について、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 With respect to the concave portion, when the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion are within the more preferable ranges described above, the above-described effect is obtained. There is an advantage that it becomes more noticeable.
なお、凹状部についての、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion indicate a preferable range or a more preferable range. is there. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1は、0.1〜2.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1は、0.15〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.1 to 2.0. The ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.15 to 1.5.
凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、0.1〜2.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、0.15〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.1 to 2.0. Further, the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 0.15 to 1.5.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 Regarding the concave portion, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion are preferable as described above. Within the range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凹状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the concave portion is within the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the concave portion, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion are as described above. When it is within the preferable range, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 Note that the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion. It shows a preferable range or a more preferable range to the last. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の個数Pは、2〜100個の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の個数Pは、2〜30個の範囲内にあることがさらに好ましい。 The number P of the concave portions is preferably in the range of 2 to 100. Further, the number P of the concave portions is more preferably in the range of 2 to 30.
凹状部の個数Pが、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 When the number P of the concave portions is within the above preferable range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凹状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the concave portion is within the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凹状部の個数Pが、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 When the number P of the concave portions is within the more preferable range described above, there is an advantage that the effect described above becomes more remarkable.
なお、凹状部の個数Pの数値範囲は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The numerical range of the number P of the concave portions indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
次に、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態について、第2の例を説明する。 Next, a second example of a mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container will be described.
図18は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図19は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図20は、本発明の容器の蓋についての、第2の例のA:D−D拡大断面図、B:C−C拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
FIG. 18: is A: perspective view, B: top view, C: DD sectional drawing, and D: CC sectional drawing of the 2nd example about the lid of the container of this invention.
FIG. 19: A: enlarged perspective view, B: enlarged plan view, and C: enlarged front view of the second example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 20: is A: DD enlarged sectional view, B: CC enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of the 2nd example about the lid of the container of this invention.
図19のC:拡大正面図、並びに、図20のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凹状部21を有する。
As can be seen from FIG. 19C: an enlarged front view, and FIG. 20: A: DD enlarged sectional view and C: CC enlarged sectional view, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凹状部21を有する。凹状部21の水平方向の断面形状は、四角形の一部からなっている。また、水平方向における凹状部21の形状は、上端面の形状と下端面の形状が四角形の一部であり、凹状部21の上端面の大きさは、下端面の大きさよりも大きくなっている。なお、凹状部21の上端面の大きさと、下端面の大きさは、等しくてもよい。また、凹状部21の垂直方向の断面において、凹状部21の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凹状部21の一部または全部に存在する。
The above-described
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の上端の幅を「凹状部の上端の幅X1」と定義する。
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の下端の幅を「凹状部の下端の幅X2」と定義する。
The width of the upper end of the concave portion as viewed from a direction parallel to the cross-section line CC is defined as “width X1 of the upper end of the concave portion”.
The width of the lower end of the concave portion viewed from the direction parallel to the cross-section line CC is defined as “the width X2 of the lower end of the concave portion”.
CC拡大断面図における凹状部の上端の奥行きを「凹状部の上端の奥行きM1」と定義する。
CC拡大断面図における凹状部の下端の奥行きを「凹状部の下端の奥行きM2」と定義する。
The depth of the upper end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M1 of the upper end of the concave portion”.
The depth of the lower end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M2 of the lower end of the concave portion”.
垂直方向における、凹状部の高さを「凹状部の高さK1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さK2」と定義する。
The height of the concave portion in the vertical direction is defined as “the height K1 of the concave portion”.
The height of the label in the vertical direction is defined as “label height K2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凹状部の個数を「凹状部の個数P」と定義する。
In the lid of one container, the number of concave portions existing in the
凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2、及び凹状部の個数Pについての、好ましい範囲とその効果、より好ましい範囲とその効果、及びこれらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲における効果は、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態についての、第1の例と同様である。 The width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, the depth M1 of the upper end of the concave portion, the lower end of the concave portion. The depth M2, the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion, the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the height K2 of the label relative to the height K1 of the concave portion The ratio K2 / K1, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion, and the concave portion Ranges and effects, more preferable ranges and effects thereof, and effects in ranges other than these preferable ranges or even more preferable ranges are described in order to carry out the third invention relating to the lid of the container. For Form is the same as the first example.
次に、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態について、第3の例を説明する。 Next, a third example of a mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container will be described.
図21は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:斜視図、B:平面図、C:D−D断面図、及びD:C−C断面図である。
図22は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:拡大斜視図、B:拡大平面図、及びC:拡大正面図である。
図23は、本発明の容器の蓋についての、第3の例のA:D−D拡大断面図、B:C−C拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図である。
21: A: perspective view, B: plan view, C: DD sectional view, and D: CC sectional view of the third example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 22 is an A: enlarged perspective view, B: enlarged plan view, and C: enlarged front view of the third example of the lid of the container of the present invention.
FIG. 23 is an A: DD enlarged sectional view, B: CC enlarged sectional view, and C: CC enlarged sectional view of a third example of the lid of the container of the present invention.
図22のC:拡大正面図、並びに、図23のA:D−D拡大断面図、及びC:C−C拡大断面図からわかるように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凹状部21を有する。
As can be seen from C: an enlarged front view of FIG. 22, A: DD enlarged sectional view of FIG. 23, and C: CC enlarged sectional view of FIG. 23, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凹状部21を有する。凹状部21の水平方向の断面形状は、円形の一部からなっている。また、水平方向における凹状部21の形状は、上端面の形状と下端面の形状が円形の一部であり、凹状部21の上端面の大きさは、下端面の大きさよりも大きくなっている。なお、凹状部21の上端面の大きさと、下端面の大きさは、等しくてもよい。また、凹状部21の垂直方向の断面において、凹状部21の表面形状は、連続的に変化している。
The
上述した、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凹状部21の一部または全部に存在する。
The above-described
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の上端の幅を「凹状部の上端の幅X1」と定義する。
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の下端の幅を「凹状部の下端の幅X2」と定義する。
The width of the upper end of the concave portion as viewed from a direction parallel to the cross-section line CC is defined as “width X1 of the upper end of the concave portion”.
The width of the lower end of the concave portion viewed from the direction parallel to the cross-section line CC is defined as “the width X2 of the lower end of the concave portion”.
CC拡大断面図における凹状部の上端の奥行きを「凹状部の上端の奥行きM1」と定義する。
CC拡大断面図における凹状部の下端の奥行きを「凹状部の下端の奥行きM2」と定義する。
The depth of the upper end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M1 of the upper end of the concave portion”.
The depth of the lower end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M2 of the lower end of the concave portion”.
垂直方向における、凹状部の高さを「凹状部の高さK1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さK2」と定義する。
The height of the concave portion in the vertical direction is defined as “the height K1 of the concave portion”.
The height of the label in the vertical direction is defined as “label height K2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凹状部の個数を「凹状部の個数P」と定義する。
In the lid of one container, the number of concave portions existing in the
凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2、及び凹状部の個数Pについての、好ましい範囲とその効果、より好ましい範囲とその効果、及びこれらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲における効果は、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態についての、第1の例と同様である。 The width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, the depth M1 of the upper end of the concave portion, the lower end of the concave portion. The depth M2, the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion, the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the height K2 of the label relative to the height K1 of the concave portion The ratio K2 / K1, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion, and the concave portion Ranges and effects, more preferable ranges and effects thereof, and effects in ranges other than these preferable ranges or even more preferable ranges are described in order to carry out the third invention relating to the lid of the container. For Form is the same as the first example.
次に、容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態について、一般化した内容を説明する。 Next, generalized contents of a mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container will be described.
図24は、本発明の容器の蓋について、一般化した内容を説明するA:拡大正面図、及びB:C−C拡大断面図である。 FIG. 24 is an A: enlarged front view and B: CC enlarged sectional view for explaining generalized contents of the lid of the container of the present invention.
容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態の、第1〜3の例で説明したように、本発明の容器の蓋1は、底部11と、前記底部11の周囲に形成する壁部12を有し、ラベル3を含む、インモールド射出成形体であり、前記ラベル3は、前記壁部12の一部または全部に存在し、前記壁部12は、凹状部21を有する。
As described in the first to third examples of the mode for carrying out the third invention relating to the lid of the container, the
底部11は、略円形の平板からなり、所定の厚さを有している。底部11の上側には、ラベル3が存在している。なお、底部11とは、その上側に存在するラベル3を含めるものとする。
The
底部11の周囲には、壁部12が形成されている。壁部12は、容器の蓋1の上方に傾斜して形成されている。壁部12は、所定の厚さを有している。
A
一方、容器の蓋1の外側には、容器の蓋1の外形を形成する側部14が形成されている。側部14は、所定の厚さで形成されている。
側部14の下方先端付近には、係合部15(図4のD:A−A拡大断面図を参照)が形成されている。係合部15は、側部14の内側に円周状に形成された凸部である。係合部15は、容器の収容部2の開口部の外側に係合し、容器の蓋1を容器の収容部2に固定する機能を有している。
On the other hand, outside the
In the vicinity of the lower end of the
壁部12と側部14の間には、両者を接続する天板部13が形成されている。天板部13は、壁部12と側部14を接続することにより、底部11、壁部12、天板部13、及び側部14を一体のものとする機能を有している。
A
本発明の容器の蓋1は、ラベル3を含む、インモールド射出成形体である。容器の蓋1の製造においては、金型内にラベル3を搬送、装填し、射出成形法により作製する。容器の蓋1の製造方法については、後述する。
The
上述した、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、壁部12は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、壁部12の一部または全部に存在する。
The above-described
前記壁部12は、凹状部21を有する。凹状部21の水平方向の断面形状は、三角形の一部、四角形の一部、または円形の一部等からなっている。また、水平方向における凹状部21の形状は、上端面の形状と下端面の形状が三角形の一部、四角形の一部、または円形の一部等であり、凹状部21の上端面の大きさは、下端面の大きさよりも大きくなっている。なお、凹状部21の上端面の大きさと、下端面の大きさは、等しくてもよい。また、凹状部21の垂直方向の断面において、凹状部21の表面形状は、連続的に変化している。
The
なお、凹状部の水平方向の断面形状は、上述の例に示した断面形状に限定されない。凹状部の水平方向の断面形状としては、楕円等の一部及びその他の曲線からなる形状、その他の多角形等の一部からなる形状、及びその他の形状を採用することができる。 Note that the cross-sectional shape of the concave portion in the horizontal direction is not limited to the cross-sectional shape shown in the above-described example. As the horizontal cross-sectional shape of the concave portion, a shape composed of a part of an ellipse or the like and other curves, a shape composed of a part of another polygon or the like, and other shapes can be adopted.
また、水平方向における凹状部の形状は、上端の形状と下端の形状が相似形であることに限定されない。凹状部の形状は、上端の形状と下端の形状が異なっていてもよい。 Further, the shape of the concave portion in the horizontal direction is not limited to the shape of the upper end and the shape of the lower end being similar. The shape of the concave portion may be different from the shape of the upper end and the shape of the lower end.
また、凹状部の垂直方向の断面において、凹状部の表面形状は直線であることに限定されない。この凹状部の表面形状は、曲線等であってもよい。ここで、凹状部の表面形状は、連続的に滑らかに変化することが好ましい。 Further, in the cross section in the vertical direction of the concave portion, the surface shape of the concave portion is not limited to a straight line. The surface shape of the concave portion may be a curve or the like. Here, it is preferable that the surface shape of the concave portion changes continuously and smoothly.
上述した、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面から天板部13の上端面までの間に形成されている。また、凹状部21は、垂直方向において、底部11上のラベル3の上端面よりも、上に存在するラベル3を含めるものとする。ラベル3は、凹状部21の一部または全部に存在する。
The above-described
容器の蓋にかかる第3の発明を実施するための形態の、第1〜3の例で説明したと同様に、図24を用いて以下のように定義する。
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の上端の幅を「凹状部の上端の幅X1」と定義する。
断面線C−Cに平行な方向から見た、凹状部の下端の幅を「凹状部の下端の幅X2」と定義する。
As described in the first to third examples of the embodiment for carrying out the third invention relating to the lid of the container, it is defined as follows using FIG.
The width of the upper end of the concave portion as viewed from a direction parallel to the cross-section line CC is defined as “width X1 of the upper end of the concave portion”.
The width of the lower end of the concave portion viewed from the direction parallel to the cross-section line CC is defined as “the width X2 of the lower end of the concave portion”.
CC拡大断面図における凹状部の上端の奥行きを「凹状部の上端の奥行きM1」と定義する。
CC拡大断面図における凹状部の下端の奥行きを「凹状部の下端の奥行きM2」と定義する。
The depth of the upper end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M1 of the upper end of the concave portion”.
The depth of the lower end of the concave portion in the CC enlarged sectional view is defined as “the depth M2 of the lower end of the concave portion”.
垂直方向における、凹状部の高さを「凹状部の高さK1」と定義する。
垂直方向における、ラベルの高さを「ラベルの高さK2」と定義する。
The height of the concave portion in the vertical direction is defined as “the height K1 of the concave portion”.
The height of the label in the vertical direction is defined as “label height K2”.
1つの容器の蓋において、壁部12に存在する凹状部の個数を「凹状部の個数P」と定義する。
In the lid of one container, the number of concave portions existing in the
凹状部の上端の幅X1は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凹状部の下端の幅X2は、0.2〜10.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の幅X2は、1.0〜5.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
The width X2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 10.0 mm. Further, the width X2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 1.0 to 5.0 mm.
凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、0.02〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、0.2〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.02 to 1.0. Further, the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 0.99.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 With respect to the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the upper end width X1 of the concave portion are within the above-described preferable ranges. There is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 Regarding the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion are in the more preferable ranges described above. Then, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の幅X1、凹状部の下端の幅X2、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の下端の幅X2の比率X2/X1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 For the concave portion, the width X1 of the upper end of the concave portion, the width X2 of the lower end of the concave portion, and the ratio X2 / X1 of the width X2 of the lower end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion are in a preferable range or more. It shows a preferred range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の上端の奥行きM1は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の奥行きM1は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
凹状部の下端の奥行きM2は、0.2〜3.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の奥行きM2は、0.2〜1.5mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The depth M1 at the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the depth M1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
The depth M2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.2 to 3.0 mm. Further, the depth M2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 0.2 to 1.5 mm.
凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、0.07〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、0.14〜0.99の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.07 to 1.0. Further, the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.14 to 0.99.
凹状部について、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 As for the concave portion, when the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion are within the above-described preferable ranges, There is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
凹状部について、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 Regarding the concave portion, the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the ratio M2 / M1 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion are within the more preferable ranges described above. Then, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の奥行きM1、凹状部の下端の奥行きM2、凹状部の上端の奥行きM1に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/M1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 For the concave portion, the ratio M2 / M1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion, the depth M2 of the lower end of the concave portion, and the depth M2 of the lower end of the concave portion to the depth M1 of the upper end of the concave portion is a preferable range or more. It shows a preferred range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の高さK1は、1.0〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の高さK1は、3.0〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
ラベルの高さK2は、0.1〜30.0mmの範囲内にあることが好ましい。また、ラベルの高さK2は、0.5〜10.0mmの範囲内にあることがさらに好ましい。
The height K1 of the concave portion is preferably in the range of 1.0 to 30.0 mm. Further, the height K1 of the concave portion is more preferably in the range of 3.0 to 10.0 mm.
The height K2 of the label is preferably in the range of 0.1 to 30.0 mm. Further, the height K2 of the label is more preferably in the range of 0.5 to 10.0 mm.
凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、0.01〜1.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、0.05〜0.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion is preferably in the range of 0.01 to 1.0. Further, the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion is more preferably in the range of 0.05 to 0.5.
凹状部について、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 With respect to the concave portion, the following effects can be obtained if the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion are within the preferable ranges described above. There is an advantage that can be.
ラベルの面積が大きいので、蓋の製造工程において、「金型によるラベルの位置矯正作用」を利用することができる。それにより、水平方向において、射出成形品である蓋の中心にラベルを形成することができる。また、蓋の底部の上側全体にラベルを形成することにより、底部の上側の周辺に隙間がなくなる。この結果、底部の上側全体に図柄や文字を記載でき、蓋の表面の美観性を向上させることができる。
なお、「金型によるラベルの位置矯正作用」については後述する。
Since the area of the label is large, "the label position correcting operation by the mold" can be used in the lid manufacturing process. Thereby, a label can be formed in the center of the lid which is an injection molded product in the horizontal direction. Further, by forming the label on the entire upper side of the bottom of the lid, there is no gap around the upper side of the bottom. As a result, a pattern or a character can be written on the entire upper side of the bottom, and the aesthetics of the surface of the lid can be improved.
Note that "the label position correcting operation by the mold" will be described later.
凹状部について、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 With respect to the concave portion, when the height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion are within the more preferable ranges described above, the above-described effect is obtained. There is an advantage that it becomes more noticeable.
なお、凹状部についての、凹状部の高さK1、ラベルの高さK2、凹状部の高さK1に対するラベルの高さK2の比率K2/K1は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The height K1 of the concave portion, the height K2 of the label, and the ratio K2 / K1 of the height K2 of the label to the height K1 of the concave portion indicate a preferable range or a more preferable range. is there. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1は、0.1〜2.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1は、0.15〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is preferably in the range of 0.1 to 2.0. The ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion is more preferably in the range of 0.15 to 1.5.
凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、0.1〜2.0の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、0.15〜1.5の範囲内にあることがさらに好ましい。 The ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion is preferably in the range of 0.1 to 2.0. Further, the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion is more preferably in the range of 0.15 to 1.5.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2が、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 Regarding the concave portion, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion are preferable as described above. Within the range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in this horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above-described preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the wall of the lid.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凹状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the concave portion is within the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凹状部について、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2が、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 As for the concave portion, the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion are as described above. When it is within the preferable range, there is an advantage that the above-mentioned effect becomes more remarkable.
なお、凹状部についての、凹状部の上端の幅X1に対する凹状部の上端の奥行きM1の比率M1/X1、凹状部の下端の幅X2に対する凹状部の下端の奥行きM2の比率M2/X2は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 Note that the ratio M1 / X1 of the depth M1 of the upper end of the concave portion to the width X1 of the upper end of the concave portion, and the ratio M2 / X2 of the depth M2 of the lower end of the concave portion to the width X2 of the lower end of the concave portion. It shows a preferable range or a more preferable range to the last. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
凹状部の個数Pは、2〜100個の範囲内にあることが好ましい。また、凹状部の個数Pは、2〜30個の範囲内にあることがさらに好ましい。 The number P of the concave portions is preferably in the range of 2 to 100. Further, the number P of the concave portions is more preferably in the range of 2 to 30.
凹状部の個数Pが、上述の好ましい範囲にあると、次の効果を得ることができるという利点がある。 When the number P of the concave portions is within the above preferable range, there is an advantage that the following effects can be obtained.
蓋の壁部のうち、ラベルが存在する領域について、任意の水平断面を考える。この水平断面における壁部の内側の周長と、水平断面で切断されたラベルの周長を比較すると、ラベルの周長の方が長くなる。すなわち、壁部の内側の周長と、ラベルの周長との間には、周長の差が発生する。この周長の差は、壁部の上方に向かうに従って長くなる。その結果、製品としての蓋の壁部において、ラベルにしわが発生する場合がある。
凹状部が上述の好ましい範囲にあると、凹状部がこの周長の差を吸収することができる。その結果、蓋の壁部において、ラベルにしわが発生するのを防止できる。
An arbitrary horizontal cross section is considered in a region where the label exists in the wall portion of the lid. Comparing the perimeter inside the wall in the horizontal cross section with the perimeter of the label cut in the horizontal cross section, the perimeter of the label is longer. That is, there is a difference in the perimeter between the perimeter inside the wall and the perimeter of the label. The difference between the circumferential lengths increases as going upward the wall. As a result, the label may be wrinkled on the wall of the lid as a product.
When the concave portion is within the above preferable range, the concave portion can absorb the difference in the circumferential length. As a result, it is possible to prevent the label from being wrinkled on the lid wall.
一方、本発明の容器の蓋1は、射出成形法により製造することができる。この射出成形法において、射出成形品を固定側金型から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
On the other hand, the
この離型の際、固定側金型の表面と射出成形品の表面との間には、摩擦力が発生する。凹状部が上述の好ましい範囲にあると、この摩擦力が過大になるのを防止できる。この結果、射出成形品である容器の蓋1を固定側金型から容易に離型することができる。
なお、射出成形品の固定側金型からの離型については後述する。
During this release, a frictional force is generated between the surface of the fixed mold and the surface of the injection molded product. When the concave portion is within the above-described preferable range, it is possible to prevent the frictional force from becoming excessive. As a result, the
The release of the injection molded product from the fixed mold will be described later.
凹状部の個数Pが、上述のより好ましい範囲内にあると、上述の効果がより顕著になるという利点がある。 When the number P of the concave portions is within the more preferable range described above, there is an advantage that the effect described above becomes more remarkable.
なお、凹状部の個数Pの数値範囲は、あくまでも好ましい範囲またはさらに好ましい範囲を示すものである。従って、これらの好ましい範囲またはさらに好ましい範囲以外の範囲においても、上述した効果を奏し得ることはもちろんである。 The numerical range of the number P of the concave portions indicates a preferable range or a more preferable range. Therefore, it goes without saying that the above-described effects can be obtained even in a range other than the preferable range or the more preferable range.
なお、同一の蓋に凸状部と凹状部を併存させてもよい。この場合、凸状部と凹状部における好ましい範囲またはより好ましい範囲は、上述した凸状部と凹状部の好ましい範囲またはより好ましい範囲と同様である。また、これらの範囲における、凸状部と凹状部の効果は、上述した凸状部と凹状部の効果と同様である。 In addition, you may make a convex part and a concave part coexist on the same lid. In this case, the preferable range or more preferable range of the convex portion and the concave portion is the same as the above-described preferable range or more preferable range of the convex portion and the concave portion. Further, the effects of the convex portions and the concave portions in these ranges are the same as the effects of the convex portions and the concave portions described above.
蓋の平面形状は、円形に限定されることはない。蓋の平面形状としては、楕円形、多角形、曲線形等のその他の形状を採用することができる。 The planar shape of the lid is not limited to a circle. Other shapes such as an elliptical shape, a polygonal shape, and a curved shape can be adopted as the planar shape of the lid.
図2のB:平面図に示す、蓋の最大径Eは、40〜120mmの範囲内にあることが好ましい。
蓋の最大径Eが40〜120mmの範囲内にあると、蓋のインモールド射出成形において、生産性が向上するという利点がある
The maximum diameter E of the lid shown in FIG. 2B: plan view is preferably in the range of 40 to 120 mm.
When the maximum diameter E of the lid is in the range of 40 to 120 mm, there is an advantage that productivity is improved in in-mold injection molding of the lid.
ここで、「蓋の最大径」を次のように定義する。すなわち、水平方向にある平行な2本の直線(以下、「平行線」という。)を考える。任意な方向にあるこの平行線で蓋を挟んだとき、平行線の距離を蓋の径とする。そして、あらゆる方向の平行線により蓋の径を計測し、その径の値のうち最大の値を「蓋の最大径」と定義する。 Here, “the maximum diameter of the lid” is defined as follows. That is, two parallel straight lines in the horizontal direction (hereinafter, referred to as “parallel lines”) are considered. When the lid is sandwiched between the parallel lines in an arbitrary direction, the distance between the parallel lines is defined as the diameter of the lid. Then, the diameter of the lid is measured by parallel lines in all directions, and the maximum value of the diameter values is defined as “the maximum diameter of the lid”.
図2のC:正面図に示す、蓋の高さTは、5〜30mmの範囲内にあることが好ましい。
蓋の高さTが5〜30mmの範囲内にあると、蓋のインモールド射出成形において、生産性が向上するという利点がある
The height T of the lid shown in FIG. 2C: front view is preferably in the range of 5 to 30 mm.
When the lid height T is in the range of 5 to 30 mm, there is an advantage that productivity is improved in in-mold injection molding of the lid.
ここで、「蓋の高さ」を次のように定義する。すなわち、垂直方向において、蓋の上端面から蓋の側部の下端面までの距離と、蓋の上端面から蓋の底部の下端面までの距離とを比較する。この両者の距離のうち、大きい方の距離を「蓋の高さ」と定義する。 Here, the “height of the lid” is defined as follows. That is, in the vertical direction, the distance from the upper end surface of the lid to the lower end surface of the side of the lid is compared with the distance from the upper end surface of the lid to the lower end surface of the bottom of the lid. The larger of the two distances is defined as “height of the lid”.
蓋の材質としては、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱可塑性樹脂のうち、いずれか1種またはいずれか2種以上の組み合わせを採用することができる。 The lid may be made of any one of thermoplastic resins such as polypropylene (PP), polyethylene (PE), polystyrene (PS), acrylonitrile / butadiene / styrene copolymer (ABS), and polyethylene terephthalate (PET). Alternatively, a combination of any two or more types can be adopted.
ラベルの平面形状としては、蓋の平面形状に対応して、円形、楕円形、多角形、曲線形等のその他の形状を採用できる。 As the planar shape of the label, other shapes such as a circle, an ellipse, a polygon, and a curve can be adopted in accordance with the planar shape of the lid.
図3のC:A−A断面図に示す、ラベルの厚さSは、0.02〜2.0mmの範囲内にあることが好ましい。
ラベルの厚さSが0.02〜2.0mmの範囲内にあると、蓋のインモールド射出成形において、生産性が向上するという利点がある。
It is preferable that the thickness S of the label shown in the C: AA cross-sectional view of FIG.
When the thickness S of the label is in the range of 0.02 to 2.0 mm, there is an advantage that productivity is improved in in-mold injection molding of the lid.
ラベルとしては、単層、2層、3層等からなるフィルムを採用することができる。
単層からなるフィルムの材質としては、紙、合成紙、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリスチレン(PS)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等、またはこれらに印刷を施したものを採用することができる。
As the label, a film composed of a single layer, two layers, three layers, or the like can be employed.
Examples of the material of the single-layer film include paper, synthetic paper, polypropylene (PP), polyethylene (PE), polystyrene (PS), acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer (ABS), polyethylene terephthalate (PET), and the like, or Printed versions of these can be used.
2層からなるフィルムの材質としては、上述の単層からなるフィルムを2枚重ねたもので、その間に印刷を施したもの等を採用することができる。また、上述の単層からなるフィルムとヒートシール性二軸延伸ポリプロピレンフィルム(HSOPP)等を積層したもの、またはこれらに印刷を施したものを採用することができる。 As the material of the two-layered film, it is possible to employ a material in which two single-layered films described above are stacked and printed between them. Further, a laminate of the above-mentioned single-layer film and a heat-sealable biaxially stretched polypropylene film (HSOPP) or the like, or a laminate obtained by printing these can be used.
3層からなるフィルムの材質としては、表面層として上述の単層からなるフィルム、中間層として、アルミニウム(アルミニウム箔および蒸着アルミニウム等)、アルミ蒸着ポリエチレンテフタレート(VMPET)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)等、裏面層として上述の単層からなるフィルムを積層したもの、またはこれらに印刷を施したものを採用することができる。また、上述した3層からなるフィルムの裏面層としてヒートシール性二軸延伸ポリプロピレンフィルム(HSOPP)等を採用することができる。 Examples of the material of the three-layer film include the above-described single-layer film as the surface layer, and aluminum (aluminum foil and vapor-deposited aluminum), aluminum-deposited polyethylene terephthalate (VMPET), and ethylene-vinyl alcohol copolymer as the intermediate layer. As the back surface layer, for example, a film obtained by laminating the above-mentioned single-layer film, such as a united film (EVOH), or a film obtained by printing them can be adopted. Further, a heat-sealable biaxially oriented polypropylene film (HSOPP) or the like can be used as the back layer of the above-described three-layer film.
ラベルとしては、上述した単層、2層、3層からなるフィルムに限定されない。この他ラベルとしては、4層以上からなるフィルムを採用することができる。4層以上からなるフィルムの材質としては、上述した種々の材質、またはこれらに印刷を施したものを採用することができる。 The label is not limited to the single-layer, two-layer, and three-layer films described above. In addition, a film having four or more layers can be used as the label. As the material of the film composed of four or more layers, the above-described various materials or those obtained by printing these materials can be adopted.
以下、容器の蓋の製造方法について説明する。 Hereinafter, a method of manufacturing the lid of the container will be described.
図25は、本発明の容器の蓋の製造方法について、A:ラベル搬送工程、及びB:ラベル装填工程を説明する図である。
図26は、本発明の容器の蓋の製造方法について、金型閉動作及びラベル位置矯正工程を説明する図である。
図27は、本発明の容器の蓋の製造方法について、A:金型閉完了及びラベル位置固定工程、B:溶融樹脂充填工程、及びC:射出成形品を説明する図である。
FIG. 25 is a diagram illustrating A: label transporting step and B: label loading step in the method for manufacturing a container lid according to the present invention.
FIG. 26 is a diagram illustrating a mold closing operation and a label position correcting step in the method for manufacturing a container lid according to the present invention.
FIG. 27 is a view for explaining A: mold closing completion and label position fixing step, B: molten resin filling step, and C: injection molded product in the method of manufacturing a container lid of the present invention.
本発明の容器の蓋は、射出成形法により製造することができる。
射出成形法について説明する。射出成形法の工程は、ラベル搬送工程、ラベル装填工程、金型閉動作及びラベル位置矯正工程、金型閉完了及びラベル位置固定工程、並びに、溶融樹脂充填工程を含む。
The lid of the container of the present invention can be manufactured by an injection molding method.
The injection molding method will be described. The steps of the injection molding method include a label conveying step, a label loading step, a mold closing operation and a label position correcting step, a mold closing completion and a label position fixing step, and a molten resin filling step.
図25のA:ラベル搬送工程では、互いに離れている可動側金型30と固定側金型31の間に、ラベル3を導入する。
25A: In the label transport step, the
図25のB:ラベル装填工程では、ラベル3を可動側金型30に装填する。ラベル3の装填方法としては、空気吸引や静電気等によるラベルの吸着等、通常使用する方法を採用することができる。
25B: In the label loading step, the
図26の金型閉動作及びラベル位置矯正工程では、まず可動側金型30を固定側金型31に向けて移動させる。その過程において、固定側金型31の立ち壁部32の表面に、ラベル3の外周部がぶつかる。ラベル3の外周部のうち、立ち壁部32の表面とぶつからない部分があると、立ち壁部32の表面とぶつからない部分に対して、ラベル3の外周部のうち、立ち壁部32の表面とぶつかる部分から押圧力が作用する。そして、この押圧力により、ラベル3が水平方向に移動される。その結果、ラベル3の位置が矯正される。
In the mold closing operation and the label position correcting step of FIG. 26, first, the
ラベル3の外周部のうち、立ち壁部32の表面とぶつからない部分があると、立ち壁部32の表面とぶつからない部分に対して、ラベル3の外周部のうち、立ち壁部32の表面とぶつかる部分から押圧力が作用し、この押圧力により、ラベル3が水平方向に移動されラベル3の位置が矯正されることを、「金型によるラベルの位置矯正作用」と定義する。
If there is a portion of the outer peripheral portion of the
図27のA:金型閉完了及びラベル位置固定工程では、金型閉過程が完了する。可動側金型30と固定側金型31の間には、容器の蓋1に対応する空間33が形成される。また、ラベル3は水平方向において、この空間33の中央位置にて固定される。
27A: In the mold closing completion and label position fixing step, the mold closing process is completed. A
図27のB:溶融樹脂充填工程では、ゲート34から注入された溶融樹脂35が、容器の蓋1に対応する空間33に流入する。溶融樹脂35は、この空間33を流動する際に、ラベル3を可動側金型30に押し付ける。その結果、ラベル3は、可動側金型30の下面に密着する。
27B: In the molten resin filling step, the
空間33内の溶融樹脂が冷却した後、可動側金型30を固定側金型31から離れる方向に移動させる。射出成形品は、固定側金型31に密着したまま残る。次に、ストリッパ(図示せず)により、射出成形品を固定側金型31から離型する。この離型により、射出成形品である容器の蓋1を得ることができる。
After the molten resin in the
図27のC:射出成形品に示すように、射出成形品である容器の蓋1は、その底部11の上側と壁部12の内側において、ラベル3の表面の全体を露出している。また、ラベル3の裏面の全体は、容器の蓋1の底部11と壁部12に接着されている。
As shown in FIG. 27C: Injection molded product, the
なお、本発明は上述の発明を実施するための形態に限らず本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。 It is to be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and may adopt various other configurations without departing from the gist of the present invention.
1‥‥容器の蓋、2‥‥容器の収容部、3‥‥ラベル、11‥‥底部、12‥‥壁部、13‥‥天板部、14‥‥側部、15‥‥係合部、20‥‥凸状部、21‥‥凹状部、30‥‥可動側金型、31‥‥固定側金型、32‥‥立ち壁部、33‥‥空間、34‥‥ゲート、35‥‥溶融樹脂、50‥‥容器
1 ‥‥ container lid, 2 ‥‥ container storage, 3 ‥‥ label, 11 ‥‥ bottom, 12 ‥‥ wall, 13 ‥‥ top plate, 14 ‥‥ side, 15 ‥‥
Claims (3)
ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、
前記ラベルは、前記壁部の一部または全部に存在する
ことを特徴とする容器の蓋。 A bottom portion, a wall portion formed around the bottom portion, a side portion forming an outer shape, and a top plate portion connecting the wall portion and the side portion,
It is an in-mold injection molded body including a label,
The label is present on a part or the entirety of the wall portion.
ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、
前記ラベルは、前記壁部の一部または全部に存在し、
前記壁部は、凸状部を有する
ことを特徴とする容器の蓋。 Having a bottom and a wall formed around the bottom,
It is an in-mold injection molded body including a label,
The label is present on part or all of the wall,
The lid of a container, wherein the wall has a convex portion.
ラベルを含む、インモールド射出成形体であり、
前記ラベルは、前記壁部の一部または全部に存在し、
前記壁部は、凹状部を有する
ことを特徴とする容器の蓋。 Having a bottom and a wall formed around the bottom,
It is an in-mold injection molded body including a label,
The label is present on part or all of the wall,
The lid of the container, wherein the wall has a concave portion.
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