JP2020027957A - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

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哲也 豊田
伊藤 一弥
Kazuya Ito
一弥 伊藤
雅之 中司
Masayuki Nakatsukasa
雅之 中司
達哉 木野
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達哉 木野
竜飛 大久保
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竜飛 大久保
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Abstract

【課題】装置の小型化を可能にすると共に、得られる立体感を調整可能にする。【解決手段】画像処理装置は、左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、左目視点画像と右目視点画像を生成する画像生成部と、類似する、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像、のペアを検出する検出部と、1つのペア又は複数のペアの各々における、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行う画像調整処理部と、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を右目で観察可能に表示する表示部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置において実行される画像処理方法、及び画像処理装置において実行される画像処理プログラムに関する。
従来、立体感が得られる画像を表示可能にした装置が知られている。
例えば、特許文献1には、被写体に対応する2つの像を結像する大口径光学系と、この大口径光学系で結像された2つの像を第1像と第2像に分離させる第1レンチキュラーレンズと、この第1レンチキュラーレンズに依り分離される第1像と第2像に該当する電気的な信号を出力する撮像部と、この撮像部から出力される電気的な信号を処理して第1像に該当する第1映像信号と第2像に該当する第2映像信号とを生成し、第1映像信号と第2映像信号を相互に合成して1フレームの映像信号を生成する信号処理部と、この信号処理部から出力される1フレームの映像信号に従って駆動されて該当する1フレームの映像を表示する表示部と、この表示部で表示される映像を立体的に見せるための第2レンチキュラーレンズとを含んでなる立体映像表示装置が開示されている。
特開平11−155153号公報
特許文献1に開示の上記装置では、大口径光学系が必要とされることから、装置の小型化が困難である。また、被写体までの距離の違いに因って、実際の被写体とは異なる立体感が得られてしまう虞がある。例えば、顕微鏡観察を行う場合の試料から対物レンズまでの距離といった、被写体までの距離が極端に短い場合には、被写体の凹凸に対して、実際よりも大きな奥行き感が得られてしまう虞がある。
本発明は、上記実状に鑑み、装置の小型化を可能にすると共に、得られる立体感を調整することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、画像処理装置であって、左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成する画像生成部と、類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出する検出部と、1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行う画像調整処理部と、前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する表示部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記画像調整処理部は、前記画像調整処理として、画像変形処理、又は、前記画像変形処理及び画像補間処理を行う、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記画像補間処理は、補間対象領域の周辺の画像又は画素、及び又は、前記補間対象領域を含まない方の前記左目視点画像又は前記右目視点画像を利用して行われる、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1乃至3の何れか1つの態様において、前記画像調整処理部は、前記検出部が検出したペア毎の、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の位置関係に基づいて、1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、前記画像調整処理を行う、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、第1乃至4の何れか1つの態様において、前記立体感の調整レベルを指示するための操作部を更に備え、前記画像調整処理部は、前記操作部の操作に応じた調整レベルに従って前記画像調整処理を行う、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第1乃至5の何れか1つの態様において、前記表示部は、更に、奥行き感の指標となる左目用指標を前記左目で観察可能に表示すると共に、前記奥行き感の指標となる右目用指標を前記右目で観察可能に表示する、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1乃至6の何れか1つの態様において、複数の画素部を有する撮像部を更に備え、前記複数の画素部の各々は、1つのマイクロレンズと複数の光電変換素子とを含み、前記左目視点画像を構成可能な画像情報と前記右目視点画像を構成可能な画像情報は、前記撮像部から取得される、ことを特徴とする。
本発明の第8の態様は、画像処理装置において実行される画像処理方法であって、左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成し、類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出し、1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行い、前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する、ことを特徴とする。
本発明の第9の態様は、画像処理プログラムであって、画像処理装置のコンピュータに、左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成し、類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出し、1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行い、前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する、という処理を実行させることを特徴とする。
本発明に依れば、装置の小型化を可能にすると共に、得られる立体感を調整することができる、という効果を奏する。
一実施の形態に係る画像処理装置を含む顕微鏡システムの構成例を示す図である。 図1の対物レンズに図示した位置の異なる2つの瞳面領域を通った光束による像による測距を、一般的な三角測量に即して説明した図である。 図2を補足する図である。 画像調整処理部が行う画像調整処理の一例を模式的に示す図である。 顕微鏡システムにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。 画像処理(S504)の処理の流れを示すフローチャートである。 表示部の表示例を示す図(その1)である。 表示部の表示例を示す図(その2)である。 表示部の表示例を示す図(その3)である。 変形例に係る画像処理(S504)の流れを示すフローチャートである。 UI表示の一例を示す図である。 制御部のハードウェア構成例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、一実施の形態に係る画像処理装置を含む顕微鏡システムの構成例を示す図である。
図1に示したとおり、顕微鏡システム1は、撮像部2、制御部3、表示部4、記録部5、通信部6、及び操作部7を備える。
撮像部2は、対物レンズ21と、撮像素子22を含む。
撮像素子22は、XY方向の2次元状に配列された複数の画素部221を含み、各画素部221は、1つのマイクロレンズ2211と、2つの光電変換素子2212R、2212Lを有する。各画素部221において、2つの光電変換素子2212R、2212Lは、X方向に配列される。なお、図1では、説明の便宜のため、一部の画素部221のみを示す。
撮像部2では、対物レンズ21を通過した試料Sからの光が撮像素子22に入射する。詳しくは、対物レンズ21の瞳面内の瞳面領域211Rを通過した試料Sからの光は、各画素部221において、マイクロレンズ2211に依り光路が制限されて光電変換素子2212Rに入射する。また、対物レンズ21の瞳面内の瞳面領域211Lを通過した試料Sからの光は、各画素部221において、マイクロレンズ2211に依り光路が制限されて光電変換素子2212Lに入射する。この構成に依り、対物レンズ21の光軸に対して偏心した光路を辿る試料Sからの光を観察可能にしている。なお、図1、並びに後述する図2及び図3では、瞳面領域211Rと瞳面領域211Lを、瞳面領域211Rの瞳面を有するレンズと瞳面領域211Lの瞳面を有するレンズの如く模式的に示している。
各画素部221において、光電変換素子2212Rでは、入射した光が電気信号に変換され、画素信号Rとして出力され、光電変換素子2212Lでは、入射した光が電気信号に変換され、画素信号Lとして出力される。出力された画素信号Rと画素信号Lは、撮像部2において、更に、A/D変換処理等の所定の信号処理が行われて、画素データRと画素データLとして制御部3へ出力される。
制御部3は、顕微鏡システム1の全体動作を制御する。
制御部3は、画像処理部31、インターフェース部32、及び操作入力部33を含む。
画像処理部31は、画像生成部311、検出部312、及び画像調整処理部313を含む。
画像生成部311は、撮像部2から出力された複数の画素データLと複数の画素データRを取得し、複数の画素データLに基づく左目視点画像と、複数の画素データRに基づく右目視点画像を生成する。ここで、複数の画素データLは、左目視点画像を構成可能な画像情報に対応し、複数の画素データRは、右目視点画像を構成可能な画像情報に対応する。
検出部312は、画像生成部311が生成した左目視点画像及び右目視点画像において、類似する、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像、のペアを検出する。この検出は、例えば、左目視点画像と右目視点画像において、一方の画像を複数のブロックに区分けし、各ブロックの部分画像に類似する部分画像を、他方の画像から探し出すことに依って行われる。なお、類似するとは、例えば、画像の類似度が所定の閾値以上であることをいう。
画像調整処理部313は、検出部312が検出した1つのペア又は複数のペアの各々における、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行う。本実施形態では、この画像調整処理を、検出部312が検出したペア毎の、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の位置関係に基づいて決定した、1つのペア又は複数のペアの各々における、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して行う。この詳細については、図2、図3、及び図4を用いて後述する。画像調整処理は、例えば、画像変形処理、又は、画像変形処理及び画像補間処理等である。画像変形処理は、例えば、画像又は画素の引き伸ばしや移動等を行う処理である。画像補間処理は、例えば、画像変形処理により画像情報が欠落又は不足した部分に対して画像又は画素を補間する処理である。画像補間処理では、画像情報が欠落又は不足した部分である補間対象領域の周辺の画像又は画素、及び又は、補間対象領域を含まない方の左目視点画像又は右目視点画像を利用して、画像又は画素の補間が行われる。例えば、左目視点画像の部分画像に対して画像補間処理が行われる場合は、補間対象領域を含まない方の左目視点画像又は右目視点画像として、右目視点画像が利用される。
また、画像調整処理部313は、操作部7の操作に応じて操作入力部33から入力された指示信号に応じた立体感の調整レベルに従って画像調整処理を行うことも可能である。この場合は、ユーザが操作部7を操作することに依って、得られる立体感を自由に調整することができる。
なお、画像処理部31は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)等の回路に依って構成することができる。
インターフェース部32は、表示部4、記録部5、及び通信部6との間でデータの入出力を行うインターフェースである。例えば、インターフェース部32は、画像処理部31で得られた、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像とを、表示部4、記録部5、及び通信部6の少なくとも1つに出力する。但し、記録部5及び通信部6の少なくとも1つに出力する場合は、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像とが1つの画像ファイルとしてファイル化された上で出力される。
操作入力部33は、操作部7の操作に応じて、立体感の調整レベルを指示する指示信号を画像調整処理部313に入力する入力インターフェースである。
表示部4は、インターフェース部32を経由して入力された左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、インターフェース部32を経由して入力された右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を右目で観察可能に表示する表示装置である。例えば、表示部4は、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像を表示する左目用LCD(Liquid Crystal Display)と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を表示する右目用LCDを備え、左目用LCDに表示された画像を左目で観察可能に構成されると共に、右目用LCDに表示された画像を右目で観察可能に構成される。すなわち、この場合は、表示部4が、双眼顕微鏡の接眼部の如くに構成される。
記録部5は、ハードディスクドライブ等の記録装置である。記録部5は、例えば、1つの画像ファイルとしてファイル化され、インターフェース部32を経由して入力された、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像とを記録する。
通信部6は、有線又は無線に依り、外部装置と通信を行う通信装置である。通信部6は、例えば、1つの画像ファイルとしてファイル化され、インターフェース部32を経由して入力された、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像とを、外部装置へ送信する。
操作部7は、画像調整処理部313に対して立体感の調整レベルを指示するための操作機構であって、例えば回転式のハンドルである。
次に、図2、図3、及び図4を用いて、画像調整処理部313が行う画像調整処理について詳細に説明する。
図2は、図1の対物レンズ21に図示した位置の異なる2つの瞳面領域211L、211Rを通った光束による像による測距を、一般的な三角測量に即して説明した図である。
試料Sの異なる観測点から対物レンズ21の瞳面領域211R、211Lを通過して光電変換素子2212R、2212Lに入射する光線の一例を模式的に示す図でもある。但し、図2では、説明の便宜のため、光電変換素子2212R、2212LのX方向の配列を、右目視点画像と左目視点画像に合わせた配列で示し、実際の配列とは異なる配列で示している。
図2において、(a)は、観測点s1から光電変換素子2212R、2212Lに入射する光線の一例を模式的に示し、(b)は、観測点s2から光電変換素子2212R、2212Lに入射する光線の一例を模式的に示している。
図2の(a)において、瞳面領域211Rの中心を通過した観測点s1からの光線が入射する光電変換素子2212Rと、瞳面領域211Lの中心を通過した観測点s1からの光線が入射する光電変換素子2212Lとの間のX方向の距離をXnとする。瞳面領域211Rの中心と瞳面領域211Lの中心との間のX方向の距離をPxとする。このPxは、視差に対応する。瞳面領域211R、211Lと光電変換素子2212R、2212Lとの間のZ方向の距離をFとする。観測点s1と瞳面領域211R、211Lとの間のZ方向の距離をDnとする。
この場合、Xnは、次式(1)に依り求めることができる。
Xn=(F+Dn)×Px/Dn 式(1)
図2の(b)においても同様に、瞳面領域211Rの中心を通過した観測点s2からの光線が入射する光電変換素子2212Rと、瞳面領域211Lの中心を通過した観測点s2からの光線が入射する光電変換素子2212Lとの間のX方向の距離をXfとする。また、観測点s2と瞳面領域211R、211Lとの間のZ方向の距離をDfとする。なお、Df>Dnである。
この場合、Xfは、次式(2)に依り求めることができる。
Xf=(F+Dn)×Px/Df 式(2)
なお、図2の(b)では、比較のため、Z方向の位置が観測点s1と同じである位置からの光線も併せて示している。
このXn及びXfから明らかなとおり、観測点と瞳面領域211R、211Lとの間のZ方向の距離Dが短くなるほど、観測点からの光線が入射する、光電変換素子2212Lと光電変換素子2212Rとの間のX方向の距離Xが長くなることになる。
図3は、図2を補足する図である。但し、図3では、試料Sの形状が多少異なるが、説明に支障を来たすものではない。
図3の(a)には、更に、観測点s1からの光線が入射した光電変換素子2212Rから出力された電気信号に基づく画像81nRと、観測点s1からの光線が入射した光電変換素子2212Lから出力された電気信号に基づく画像81nLと、複数の光電変換素子2212Rから出力された電気信号の信号レベルの分布82Rと、複数の光電変換素子2212Lから出力された電気信号の信号レベルの分布82Lを、模式的に示している。
図3の(b)にも同様に、更に、観測点s2からの光線が入射した光電変換素子2212Rから出力された電気信号に基づく画像81fRと、観測点s2からの光線が入射した光電変換素子2212Lから出力された電気信号に基づく画像81fLと、上述の分布82R、82Lを、模式的に示している。
図3から明らかなとおり、観測点と瞳面領域211R、211Lとの間のZ方向の距離Dが短くなるほど、その瞳面領域211R、211Lを通過した光線に基づく画像間の距離が離れることになる。これは、すなわち、その距離Dが短くなるほど、類似する、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像が離れることを示す。このため、例えば、試料Sにおける観測点s1と観測点s2を含む段差部分に関しては、類似する部分画像間の位置関係に大きな変化が生じ、結果として、左目視点画像と右目視点画像の観察に依り生じる立体感が、実際の段差部分とは異なる立体感になってしまう虞がある。例えば、実際の段差部分よりも大きな奥行き感を生じさせる虞がある。
そこで、図4を用いて説明するとおり、画像調整処理部313は、左目視点画像と右目視点画像の観察に依り生じる立体感を実際の試料Sの如くに近づけるために、その立体感を調整するための画像調整処理を行う。
図4は、画像調整処理部313が行う画像調整処理の一例を模式的に示す図である。
図4において、符号83は、図3に示した配列の光電変換素子2212R、2212Lに対応する、右目視点画像及び左目視点画像を示している。DfRとDfLや、DnRとDnLは、類似する右目視点画像の部分画像と左目視点画像の部分画像である。ここで、DfRは81fRを含む画像でもあり、DnRは81nRを含む画像でもあり、DfLは81fLを含む画像でもあり、DnLは81nLを含む画像でもある。
画像調整処理部313は、DfRとDfLや、DnRとDnL等といった、類似する右目視点画像の部分画像と左目視点画像の部分画像のペアのそれぞれについての、部分画像間の位置関係から、例えば、図4の(a)に示した矢印のとおり、DfLがDfRに近づきすぎであり、且つ、DnLがDnRから離れすぎであると判定したとする。
この場合、画像調整処理部313は、例えば、図4の(b)に示した矢印のとおり、DfLをDfRから遠ざけ、且つ、DnLをDnRに近づけるために、DfL及びDnLの各々に対し、画像変形処理、又は画像変形処理及び画像補間処理、といった画像調整処理を行う。これに依り、例えば、信号レベルの分布82Lが、破線で示す分布84Lの如くに変形される。なお、この場合の例は、左目視点画像に対して画像調整処理が行われ、右目視点画像に対して画像調整処理が行われない例である。これに依り、右目視点画像を右目で観察すると共に、画像調整処理後の左目視点画像を左目で観察することに依って、実際の試料Sの如くの立体感を得ることができる。
次に、顕微鏡システム1において実行される処理について説明する。
図5は、顕微鏡システム1において実行される処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、例えば、顕微鏡システム1に試料Sがセットされた後、顕微鏡システム1の電源がONされると開始する処理である。図6は、画像処理(S504)の処理の流れを示すフローチャートである。図7、図8、及び図9は、表示部4の表示例を示す図である。
図5に示したとおり、本処理が開始すると、まず、S501において、制御部3は、動作モードが観察モードであるか否かを判定する。なお、初期設定では、動作モードとして観察モードが設定されている。
S501の判定結果がYESの場合、S502において、画像生成部311は、撮像部2から出力された複数の画素データLと複数の画素データRを用いて、試料Sに対する左目視点画像と右目視点画像を生成する。
S503において、制御部3は、試料Sの観測点にピントを合わせるため、S502で生成した左目視点画像と右目視点画像に基づいて対物レンズ21のピント位置制御を行う。なお、このピント位置制御は、いわゆる像面位相差AF(Auto Focus)方式に依るピント合わせのための制御でもある。
S504において、画像処理部31は、対物レンズ21のピント位置制御が終了した後に撮像部2から出力された複数の画素データLと複数の画素データRを用いて、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像と、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を生成するための画像処理を行う。この処理の詳細を、図6を用いて説明する。
図6に示したとおり、画像処理(S504)では、まず、S601において、画像生成部311が、撮像部2から出力された複数の画素データLと複数の画素データRを用いて、試料Sに対する左目視点画像と右目視点画像を生成する。
S602において、検出部312は、S601で画像生成部311が生成した左目視点画像及び右目視点画像において、類似する、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像、のペアを検出する。
S603において、画像調整処理部313は、S602で検出部312が検出したペア毎の、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の位置関係に基づいて決定した、1つのペア又は複数のペアの各々における、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行う。
S603が終了すると、図6に示した処理、すなわち、図5のS504が終了する。
S504が終了すると、S505において、表示部4は、制御部3の制御の下、S504で生成された、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を右目で観察可能に表示すると共に、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像を左目で観察可能に表示する。
S506において、表示部4は、表示されている、右目視点画像上又は画像調整処理後の右目視点画像上と、左目視点画像上又は画像調整処理後の左目視点画像上に、更に、ユーザインターフェース表示(以下「UI表示」と称す)を行う。UI表示は、試料Sの大きさや形状を認識し易くするための補助表示であり、例えば、等高線、試料断面、スケール等の表示である。なお、UI表示は、奥行き感の指標となる表示の一例でもある。
図7、図8、及び図9は、UI表示が行われた時の表示部4の表示例を示す図である。
図7は、UI表示として等高線が表示された例であり、図8は、UI表示として等高線及びスケールが表示された例である。図7及び図8では、比較のために、画像調整処理前の、左目視点画像と右目視点画像を(a)に示し、画像調整処理後の、左目視点画像と右目視点画像を(b)に示している。但し、図7の例では、矢印に示したとおり、右目視点画像(R)に対してのみ画像調整処理が行われ、図8の例では、矢印に示したとおり、左目視点画像(L)と右目視点画像(R)の両方に対して画像調整処理が行われている。図9は、UI表示として等高線と試料断面が表示された例である。
図5のS506の後、S507において、制御部3は、表示部4に表示されている画像の記録指示が有るか否かを判定する。この記録指示は、例えば、操作部7とは別の図示しない操作部の操作に応じて行われる。
S507の判定結果がYESの場合、S508において、制御部3は、表示部4に表示されている画像を、1つの画像ファイルとしてファイル化して記録部5に記録する。ここでファイル化される画像は、少なくとも、表示部4に表示されている、右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像と、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像であり、更にUI表示を含むものであってもよい。S508の後は、S509へ進む
一方、S507の判定結果がNOの場合は、S509へ進む。
S509において、制御部3は、顕微鏡システム1の電源OFF指示が有るか否かを判定する。この電源OFF指示は、例えば、操作部7とは別の図示しない操作部の操作に応じて行われる。
S509の判定結果がYESの場合、S510において、制御部3は、顕微鏡システム1の電源をOFFし、図5に示した処理が終了する。
一方、S509の判定結果がNOの場合、S511において、制御部3は、動作モードの変更操作を受け付ける。動作モードの変更操作は、例えば、操作部7とは別の図示しない操作部の操作に依り行われる。S511の後は、S501へ戻る。
一方、S501の判定結果がNOの場合、S512において、制御部3は、動作モードが再生モードであるか否かを判定する。
S512の判定結果がYESの場合、S513において、制御部3は、記録部5に記録されている画像ファイルの一覧を、例えば、表示部4とは別の図示しない表示部に表示する。
S514において、制御部3は、表示された画像ファイルの一覧の中から、画像ファイルが選択されたか否かを判定する。画像ファイルの選択は、例えば、操作部7とは別の図示しない操作部の操作に応じて行われる。
S514の判定結果がYESの場合、S515において、制御部3は、選択された画像ファイルを再生、すなわち、選択された画像ファイルを表示部4に表示させる。これに依り、選択された画像ファイルに基づいて、S505又はS506での表示と同様の表示が行われる。S515の後は、S512へ戻る。
一方、S514の判定結果がNOの場合、S516において、制御部3は、再生モードの終了指示が有るか否かを判定する。再生モードの終了指示は、例えば、操作部7とは別の図示しない操作部の操作に応じて行われる。
S516の判定結果がYESの場合は、S509へ進む。
一方、S516の判定結果がNOの場合は、S513へ戻る。
一方、S512の判定結果がNOの場合、S517において、制御部3は、設定されている動作モードに応じた処理を行い、その後、S501へ戻る。
以上のとおり、本実施形態によれば、試料Sに対する左目視点画像と右目視点画像を生成して、その一方又は両方に対して画像調整処理を行い、左目視点画像又は画像調整処理後の左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に右目視点画像又は画像調整処理後の右目視点画像を右目で観察可能に表示することに依り、実際の試料Sの如くの立体感を得ることができる。また、得られる立体感は、画像調整処理に依り調整されるので、対物レンズ21として大口径の対物レンズが必要無く、結果として装置の小型化が可能である。
本実施形態においては、各種の変形が可能である。
例えば、図5のS504の画像処理では、画像調整処理部313が、操作部7の操作に応じて操作入力部33から入力された指示信号に応じた立体感の調整レベルに従って画像調整処理を行ってもよい。この場合、画像処理(S504)では、図6に示した処理に代わって、例えば、図10に示した処理が行われる。
図10は、変形例に係る画像処理(S504)の流れを示すフローチャートである。
図10に示したとおり、変形例に係る画像処理(S504)では、まず、図6に示した処理と同様に、S601及びS602が行われる。
S602の後は、S1001において、画像調整処理部313は、S602で検出部312が検出したペア毎の、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の位置関係に基づいて決定した、1つのペア又は複数のペアの各々における、左目視点画像の部分画像と右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、操作部7の操作に応じて操作入力部33から入力された指示信号に応じた調整レベルに従って、得られる立体感を調整するための画像調整処理を行う。この場合、調整レベルは、例えば、操作部7の操作量に対応するものであってもよい。
これに依り、ユーザは、操作部7の操作に依り、得られる立体感を自由に調整することができる。
また、本実施形態において、S506で行われるUI表示は、図7、図8、及び図9に示したものに限らず、例えば、奥行き感を表すためのスケールやアイコン等の表示であってもよい。
図11は、UI表示の一例を示す図であって、奥行き感が大、小それぞれの場合の、右目用UI表示(R)と左目用UI表示(L)を示している。なお、ここでは、UI表示として、アイコンとスケールの両方が表示される例を示すが、いずれか一方だけが表示されてもよい。
図11において、85Lは、左目用UI表示としてのアイコンを示し、85Rは、右目用UI表示としてのアイコンを示し、86Lは、左目用UI表示としてのスケールを示し、86Rは、右目用UI表示としてのスケールを示す。
図11に示したとおり、アイコン85とスケール86は、奥行き感に応じて変化する。詳しくは、アイコン85は、奥行き感に応じて、奥側の部位を表す画像領域と手前側の部位を表す画像領域が変化する。スケール86は、奥行き感に応じて、形状並びに目盛りの間隔が変化する。なお、図11には、説明の便宜上、「奥」、「手前」を記しているが、実際には表示されるものではない。
図11に示したアイコン85とスケール86に依り、ユーザは、奥行き感を認識し易くなる。
また、本実施形態において、制御部3は、例えば、図12に示すハードウェア構成に依り実現されてもよい。
図12は、制御部3のハードウェア構成例を示す図である。
図12に示したとおり、制御部3は、CPU(Central Processing Unit)341、メモリ342、入力インターフェース343、入出力インターフェース344、及び入力装置345を備え、これらはバス346を経由して互いに接続されている。
CPU341は、制御部3が行う処理のためのプログラムを実行する演算装置である。メモリ342は、例えば、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)であり、RAMはCPU341のワークエリア等として使用され、ROMはプログラムやプログラムの実行に必要な情報を不揮発的に記憶する。
入力インターフェース343は、撮像部2から出力された複数の画素データLと複数の画素データRを入力する。入出力インターフェース344は、表示部4、記録部5、及び通信部6との間でデータの入出力を行う。入力装置345は、操作部7の操作に応じて、立体感の調整レベルを指示する指示信号を入力する。
以上のとおり実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態にそのまま限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせに依り、様々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素のいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 顕微鏡システム
2 撮像部
3 制御部
4 表示部
5 記録部
6 通信部
7 操作部
21 対物レンズ
22 撮像素子
31 画像処理部
32 インターフェース部
33 操作入力部
81nR、81nL、81fR、81fL 画像
82R、82L 分布
83 右目視点画像及び左目視点画像
84L 分布
85、85L、85R アイコン
86、86L、86R スケール
211R、211L 瞳面領域
221 画素部
311 画像生成部
312 検出部
313 画像調整処理部
341 CPU
342 メモリ
343 入力インターフェース
344 入出力インターフェース
345 入力装置
346 バス
2211 マイクロレンズ
2212R、2212L 光電変換素子

Claims (9)

  1. 左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成する画像生成部と、
    類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出する検出部と、
    1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行う画像調整処理部と、
    前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像調整処理部は、前記画像調整処理として、画像変形処理、又は、前記画像変形処理及び画像補間処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記画像補間処理は、補間対象領域の周辺の画像又は画素、及び又は、前記補間対象領域を含まない方の前記左目視点画像又は前記右目視点画像を利用して行われる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像調整処理部は、前記検出部が検出したペア毎の、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の位置関係に基づいて、1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、前記画像調整処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記立体感の調整レベルを指示するための操作部を更に備え、
    前記画像調整処理部は、前記操作部の操作に応じた調整レベルに従って前記画像調整処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示部は、更に、奥行き感の指標となる左目用指標を前記左目で観察可能に表示すると共に、前記奥行き感の指標となる右目用指標を前記右目で観察可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 複数の画素部を有する撮像部を更に備え、
    前記複数の画素部の各々は、1つのマイクロレンズと複数の光電変換素子とを含み、
    前記左目視点画像を構成可能な画像情報と前記右目視点画像を構成可能な画像情報は、前記撮像部から取得される、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像処理装置。
  8. 画像処理装置において実行される画像処理方法であって、
    左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成し、
    類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出し、
    1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行い、
    前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する、
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置のコンピュータに、
    左目視点画像を構成可能な画像情報と右目視点画像を構成可能な画像情報を取得して、前記左目視点画像と前記右目視点画像を生成し、
    類似する、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像、のペアを検出し、
    1つの前記ペア又は複数の前記ペアの各々における、前記左目視点画像の部分画像と前記右目視点画像の部分画像の一方又は両方に対して、立体感を調整するための画像調整処理を行い、
    前記左目視点画像又は前記画像調整処理後の前記左目視点画像を左目で観察可能に表示すると共に、前記右目視点画像又は前記画像調整処理後の前記右目視点画像を右目で観察可能に表示する、
    という処理を実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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