JP2020026760A - 燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法 - Google Patents

燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる、燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法を提供する。【解決手段】燃料噴射装置3が内燃機関4に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置に燃料噴射を指示する噴射指示時間を設定する時間設定部241と、予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い噴射指示時間の範囲を分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶部242と、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値よりも短い場合、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する領域特定部243と、特定された噴射領域に対応する補正値により、設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する時間補正部244と、を備えるよう、燃料噴射制御装置2を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法に関する。
燃料噴射制御装置は、内燃機関の燃焼室に指定された量の燃料を噴射するために、燃料の量に応じた時間だけ燃料噴射弁を開弁作動させる。燃料噴射制御装置により開弁作動されると、燃料噴射弁は、閉状態から開状態に遷移する。指定された燃料の量によっては、燃料噴射制御装置は、燃料噴射弁が閉状態から開状態に遷移する途中(パーシャルリフト)で開弁作動させる制御を終了し、燃料弁を閉鎖して燃料の噴射を停止させる。
燃料噴射弁が開状態(フルリフト)になると、時間あたりに噴射される燃料の量は、複数の燃料噴射弁において一定となる。しかし、燃料噴射弁が閉状態から開状態に移動するパーシャルリフト状態では、時間あたりに噴射される燃料の量は、複数の燃料噴射弁における個体差によりばらつきが生ずる。したがって、パーシャルリフト状態では、アクセルペダルの踏み込み量等から算出される燃料噴射量、即ち要求噴射量と、要求噴射量に基づいて設定される燃料噴射指示時間に従い実際に噴射される燃料噴射量との間に誤差が生じる場合がある。このため、要求噴射量どおりに精度よく制御することは難しい。要求噴射量のとおりに燃料を噴射することができないと、燃料の過多または過小が生じ、エミッションの悪化の原因となる。
特許文献1には、パーシャルリフト状態での燃料噴射を行った場合に、燃料噴射弁を開弁作動させるために通電させる時間である燃料噴射指示時間と燃料噴射量とを補正データとして学習し、補正データに基づいて燃料噴射指示時間を補正する燃料噴射制御装置が記載されている。
特開2016−033343号公報
特許文献1の燃料噴射制御装置では、パーシャルリフト状態となるすべての領域に一つの補正データを適用して、燃料噴射指示時間の補正を行っている。
特許文献1の燃料噴射制御装置では、パーシャルリフト状態となる領域において、補正データによる燃料噴射指示時間の補正が適切に行えない場合がある。
そこで、本発明は、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる、燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる燃料噴射制御装置は、燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定部と、予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い噴射指示時間の範囲を分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶部と、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値よりも短い場合、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する領域特定部と、特定された噴射領域に対応する補正値により、設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する時間補正部と、を備えることを特徴とする。
本発明にかかる燃料噴射制御装置は、燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定部と、予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い噴射指示時間の範囲を要求噴射量に従って複数の領域に分けた噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶部と、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値よりも短い場合、設定された要求噴射量を含む噴射領域を特定する領域特定部と、特定された噴射領域に対応する補正値により、要求噴射量を補正し、補正された要求噴射量に基づき設定された噴射指示時間を、補正値により補正した補正噴射指示時間として出力する時間補正部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる燃料噴射制御装置は、要求噴射量と、当該要求噴射量に基づいて設定された噴射指示時間に対応する補正値と、当該補正値により補正された補正噴射指示時間だけ燃料噴射を指示された燃料噴射装置が実際に噴射した燃料の量に対応する噴射量推定値とに基づいて、補正値を更新する補正値更新部をさらに備えることが好ましい。
また、本発明にかかる燃料噴射制御装置において、補正値更新部は、要求噴射量と噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように補正値を更新することが好ましい。
また、本発明にかかる燃料噴射制御装置において、補正値更新部は、要求噴射量と噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように噴射領域を更新することが好ましい。
本発明にかかる燃料噴射制御方法は、燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定ステップと、予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い噴射指示時間の範囲を噴射指示時間に従って分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶ステップと、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値よりも短い場合、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する領域特定ステップと、特定された噴射領域に対応する補正値により、設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する時間補正ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明にかかる燃料噴射制御方法は、燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定ステップと、予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い噴射指示時間の範囲を要求噴射量に従って分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶ステップと、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値よりも短い場合、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する領域特定ステップと、特定された噴射領域に対応する補正値により、要求噴射量を補正し、補正された要求噴射量に基づき設定された噴射指示時間を、補正値により補正した補正噴射指示時間として出力する時間補正ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の燃料噴射制御装置によれば、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
本発明の燃料噴射制御方法によれば、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
燃料噴射制御を説明する図である。 車両1のハードウェア模式図である。 燃料噴射制御装置3の概略構成を説明する図である。 燃料噴射制御処理のフローチャートである。 関数更新処理のフローチャートである。 第2実施形態における燃料噴射制御を説明する図である。 従来技術による燃料噴射制御を説明する図である。
以下、図面を参照して燃料噴射制御装置および燃料噴射制御方法について詳細に説明する。ただし、本発明は図面または以下に記載される実施形態に限定されないことを理解されたい。
本発明の燃料噴射制御装置は、燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて噴射指示時間を設定する。そして、設定された噴射指示時間が後述するリフト時間閾値よりも短い場合、噴射指示時間に対応する補正値により噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する。
本発明の燃料噴射制御装置は、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
比較のため、従来技術による燃料噴射制御を説明する。
図7は、従来技術による燃料噴射制御を説明する図である。
燃料噴射制御装置は、要求燃料噴射量と噴射指示時間との対応関係をマップ化して記憶している。燃料噴射制御装置は、マップにおいて要求された燃料噴射予定量に対応する値を、噴射指示時間に設定する。そして、噴射指示時間に応じて燃料噴射装置に燃料噴射を指示する。
グラフ200は、要求噴射量と噴射指示時間との関係を示すグラフであり、縦軸が要求噴射量に対応し、横軸が噴射指示時間に対応している。
グラフ200において、要求特性201は、要求噴射量を噴射させるために燃料噴射装置に指示すべき噴射指示時間である。要求特性201は、予め測定された噴射指示時間と燃料噴射量実測値とのマッピングに基づいて定められる。噴射量推定値202は、燃料噴射指示に対応する噴射時間で実際に噴射される燃料の量の推定値である。噴射量推定値202は、開弁時間または弁体31のリフト量に基づいて算出される。
(i)、(ii)、(iii)は、燃料噴射装置3の断面模式図であり、それぞれ燃料噴射指示から異なる時間が経過したときの状態に対応している。燃料噴射装置3は、弁体31と、コイル32と、固定コア33と、可動コア34と、スプリング35とを備える。
(i)は、燃料噴射指示により開弁する前(t≦t0)における燃料噴射装置3の断面を示している。燃料噴射指示を受けてからt0までの時間は無効噴射時間といい、燃料噴射装置3が開弁するために必要な通電時間である。(i)の状態では、弁体31がスプリング35によって可動コア34およびスプリング35に圧着されており、燃料噴射装置3は閉弁している。
(ii)は、燃料噴射装置3が開弁を開始してから完全に開弁するまでの状態(TPL、t0<t<tFL)における燃料噴射装置3の断面を示している。(ii)の状態では、可動コア34が通電されたコイル32から生じる磁力によって弁体31とともに移動して固定コア33との間に空隙を生じており、燃料噴射装置3は部分的に開弁している(パーシャルリフト)。
(iii)は、完全に開弁した状態(TFL、t≧tFL)における燃料噴射装置3の断面を示している。(iii)の状態では、燃料噴射装置3は完全に開弁している(フルリフト)。
フルリフトとなる噴射指示時間の領域TFLでは、要求特性201と噴射量推定値202とは基本的に一致する。したがって、フルリフト領域TFLに含まれる燃料噴射量vaの指定を受けた燃料噴射制御装置は、要求特性201に基づいて求められる噴射指示時間taに応じた長さで燃料を噴射するよう燃料噴射装置を制御することにより、要求特性201と基本的に一致する量の燃料を燃料噴射装置に噴射させることができる。なお、グラフ200では、要求特性201と噴射量推定値202とを区別するため、ずらして表示している。
一方、パーシャルリフトとなる領域TPLでは、要求特性201と噴射量推定値202とは、燃料噴射装置のハードウェアのばらつきまたは経年変化により一致せず、噴射量推定値202が要求特性201から乖離する場合がある。図7では、要求特性201に対し噴射量推定値202が下回っている状態を示している。
このような要求特性201と噴射量推定値202との乖離を小さくするため、補正値を用いた補正が行われる。すなわち、パーシャルリフト領域TPLに含まれる燃料噴射量vbの指定を受けた燃料噴射制御装置は、まず、要求特性201に基づいて噴射指示時間tbを求める。そして、噴射指示時間tbに、例えば乗算係数kを乗じることにより、噴射指示時間tb′を算出する。
しかし、パーシャルリフト領域TPLにおける要求特性201と噴射量推定値202との乖離は、一様ではない。このようなパーシャルリフト領域TPLを単一の補正値により補正すると、パーシャルリフト領域TPLにおいて、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができない場合がある。
図1は、実施形態における燃料噴射制御を説明する図である。
グラフ100は、燃料噴射装置に対する要求噴射量と噴射指示時間との関係を示すグラフであり、縦軸が要求噴射量に対応し、横軸が噴射指示時間に対応している。
グラフ100において、要求特性101は、要求噴射量を噴射させるために燃料噴射装置に指示すべき噴射指示時間である。噴射量推定値102は、燃料噴射指示に対応する噴射時間で実際に噴射される燃料の量の推定値である。
燃料噴射制御装置は、噴射予定量vXの燃料噴射指示に応じて、燃料噴射装置への噴射指示時間を設定する。
噴射指示時間がリフト時間閾値tFLより長い領域TFLでは、燃料噴射装置がフルリフト状態であり、要求特性101と噴射量推定値102とは基本的に一致する。なお、リフト時間閾値tFLは、フルリフト領域TFLとパーシャルリフト領域TPLとの境界となる時間である。
一方、噴射指示時間がリフト時間閾値tFLより短い領域では、燃料噴射装置がパーシャルリフト状態であり、要求特性101と噴射量推定値102とが乖離している場合がある。
パーシャルリフト領域TPLは、噴射指示時間に従って、領域時間閾値t0、t1、t2により領域TPL1、TPL2、TPL3の3つの噴射領域に分割されている。そして、それぞれの噴射領域には、要求特性102を補正するための補正値が関連づけられている。
燃料噴射制御装置は、要求噴射量vxに基づき求められる噴射指示時間tXを含む噴射領域TPL2に関連づけられた補正値k2によって噴射指示時間txを補正し、k2×tXを補正噴射指示時間tx′として出力する。
燃料噴射制御装置は、噴射領域ごとに関連づけられた補正値によって要求特性102を補正した補正噴射指示時間を出力するため、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
図2は、車両1のハードウェア模式図である。
車両1は、燃料噴射制御装置2と、燃料噴射装置3と、内燃機関4とを有する。
燃料噴射制御装置2は、車両1の走行状況および車両1の運転者による機器の操作(例えばアクセルペダルの踏み込み)等に基づいて、内燃機関4への燃料噴射量、すなわち要求噴射量を算出する。そして、燃料噴射制御装置2は、算出した要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置3に対する噴射指示時間を設定し、燃料噴射装置3に対して燃料噴射を指示する。燃料噴射制御装置2の詳細な構成については後述する。
燃料噴射装置3は、内燃機関4に対して液体の燃料を霧状に噴射する装置である。燃料噴射装置3は、弁体31と、コイル32と、固定コア33と、可動コア34と、スプリング35とを備える。燃料噴射装置3は、可動コア34が通電されたコイル32から生じる磁力による弁体31の移動に応じて、閉弁状態と開弁状態とを遷移し、燃料を噴射する。
内燃機関4は、噴射された燃料を燃焼させることにより駆動力を出力するエンジンである。内燃機関4は気筒を有し、気筒内に噴射された燃料を燃焼させて駆動力を出力する。内燃機関4は、燃料の噴射量に応じて出力量を変動させる。
(第1実施形態)
図3は、燃料噴射制御装置2の概略構成を説明する図である。
燃料噴射制御装置2は、入力部21と、出力部22と、記憶部23と、演算部24とを有する。燃料噴射制御装置2は、ECU(Electronic Control Unit)として車両1に搭載される。
入力部21は、アクセルペダルの開度を検出する開度センサ等の各種センサから信号を受信する回路である。入力部21は、受信した信号を演算部24に供給する。
出力部22は、燃料噴射装置3に燃料噴射を指示する信号を送信する回路である。出力部22は、演算部24から供給された信号を、燃料噴射装置3に送信する。
記憶部23は、情報を記憶する不揮発メモリである。記憶部23は、演算部24による演算に用いられる命令、データ、および閾値を記憶する。
演算部24は、入力部21から供給された信号に基づき演算を行い、出力部22に信号を出力する。演算部24は、所定のプログラムを実行することにより演算を実行するプロセッサを有する。
演算部24は、時間設定部241と、補正値記憶部242と、領域特定部243と、時間補正部244と、補正値更新部245とを有する。演算部24が有するこれらの各部は、演算部24が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、演算部24が有するこれらの各部は、専用回路により実現されてもよい。
時間設定部241は、燃料噴射装置3に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する。
補正値記憶部242は、図1に示す予め定められたリフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲を分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する。補正値は、設定された噴射指示時間を補正するための値であり、例えば、設定された噴射指示時間に乗算される乗算係数、または、設定された噴射指示時間に加算される加算項であってよい。
領域特定部243は、設定された噴射指示時間がリフト時間閾値tFLよりも短い場合、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する。
時間補正部244は、特定された噴射領域に対応する補正値により、設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する。
補正値は、リフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲を噴射指示時間に従って複数の領域に分けた噴射領域に関連づけられる。時間補正部244は、設定された噴射指示時間を含む噴射領域に対応する補正値を、設定された噴射指示時間の補正に用いられる補正値として選択する。
図1に示すように、リフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲は、リフト時間閾値tFLよりも短い時間に対応する第1領域時間閾値t1、および、第1領域時間閾値t1より長くリフト時間閾値tFLよりも短い時間に対応する第2領域時間閾値t2により、第1噴射領域TPL1と第2噴射領域TPL2と第3噴射領域TPL3とに分けられる。
第1噴射領域TPL1は、第1領域時間閾値t1より短い噴射指示時間に対応する。第2噴射領域TPL2は、第1領域時間閾値t1から第2領域時間閾値t2までの噴射指示時間に対応する。第3噴射領域TPL3は、第2領域時間閾値t2からリフト時間閾値tFLまでの噴射指示時間に対応する。
記憶部23は、第1噴射領域TPL1に関連づけて第1補正値k1を記憶し、第2噴射領域TPL2に関連づけて第2補正値k2を記憶し、第3噴射領域TPL3に関連づけて第3補正値k3を記憶する。
設定された噴射指示時間が第1領域時間閾値t1から第2領域時間閾値t2までの場合、設定された噴射指示時間は第2噴射領域TPL2に含まれる。この場合、時間補正部244は、設定された噴射指示時間を第2噴射領域TPL2に関連づけられた第2補正値k2によって補正した補正噴射指示時間を出力する。
補正値更新部245は、要求噴射量と、当該要求噴射量に基づいて設定された噴射指示時間に対応する補正値と、当該補正値により補正された補正噴射指示時間だけ燃料噴射を指示された燃料噴射装置3が実際に噴射した燃料の量に対応する噴射量推定値とを取得する。そして、補正値更新部245は、取得した噴射指示時間および噴射量推定値に基づいて、取得した噴射指示時間を含む噴射領域に対応する補正値を更新する。
図4は、燃料噴射制御処理のフローチャートである。
まず、時間設定部241は、燃料噴射装置3が内燃機関4に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、燃料噴射装置3に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する(ステップS11)。具体的には、時間設定部241は、要求噴射量に対応する要求特性の値を、噴射指示時間として設定する。
次に、領域特定部243は、設定された噴射指示時間が予め記憶部23に記憶されたリフト時間閾値tFLよりも短いか否かを判定する(ステップS12)。すなわち、領域特定部243は、設定された噴射指示時間が図1に示すフルリフト領域TFLとパーシャルリフト領域TPLのいずれに属するかを判定する。
設定された噴射指示時間がリフト時間閾値tFLよりも短いと判定された場合(ステップS12:Y)、領域特定部243は、設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する(ステップS13)。
具体的には、設定された噴射指示時間が第1領域閾値t1より短い場合、領域特定部243は、設定された噴射指示時間を含む噴射領域として第1噴射領域TPL1を特定する。同様に、領域特定部243は、第1領域時間閾値t1から第2領域時間閾値t2までの噴射指示時間を含む噴射領域として第2噴射領域TPL2を、第2領域時間閾値t2からリフト時間閾値tFLまでの噴射指示時間を含む噴射領域として第3噴射領域TPL3を、それぞれ特定する。
次に、時間補正部244は、複数の噴射領域にそれぞれ関連づけられる複数の補正値のうち、特定された噴射領域に関連づけられる補正値により、設定された噴射指示時間を補正する(ステップS14)。
次に、時間補正部244は、補正された補正噴射指示時間を出力し、補正噴射指示時間の長さだけ燃料噴射装置3に燃料噴射を指示する(ステップS15)。
次に、補正値更新部245は、補正値更新処理を実行し(ステップS16)、処理を終了する。補正値更新処理の詳細は後述する。
噴射指示時間がリフト時間閾値tFLよりも短くないと領域特定部243が判定した場合(ステップS12:N)、演算部24は、設定された噴射指示時間の長さだけ燃料噴射装置3に燃料噴射を指示し(ステップS17)、処理を終了する。
燃料噴射制御装置2は、上述した一連の処理を、燃料噴射が行われるたびに繰り返し実行する。
なお、以上の処理では、ステップS12で噴射指示時間がパーシャルリフト領域TPLに属すると判定した場合に、ステップS13で噴射指示時間が噴射領域TPL1〜TPL3のいずれの領域に属するかを判定している。これと異なり、ステップS12を削除し、ステップS13で噴射指示時間がフルリフト領域TFLと噴射領域TPL1〜TPL3のいずれの領域に属するかを判定し、フルリフト領域TFLに属すると判定したときにステップS17に移り、噴射領域TPL1〜TPL3に属すると判定したときにステップS14に移るようにしてもよい。
図5は、補正値更新処理のフローチャートである。
補正値更新部245は、ステップS11において算出された要求噴射量と、ステップS14において補正に用いられた、当該要求噴射量に基づき設定された噴射指示時間に対応する補正値と、ステップS15において噴射指示時間だけ燃料を指示された燃料噴射装置3が実際に噴射した燃料の量に対応する噴射量推定値とを取得する(ステップS21)。補正値更新部245は、取得した要求噴射量、補正値、および噴射量推定値を、記憶部23に記憶する。
次に、補正値更新部245は、取得した要求噴射量に対応する噴射指示時間が第1噴射領域TPL1に含まれるか否かを判定する(ステップS22)。
要求噴射量に対応する噴射指示時間が第1噴射領域TPL1に含まれると判定すると(ステップS22:Y)、補正値更新部245は、記憶部23に記憶された第1噴射領域TPL1における噴射量推定値の取得回数に所定数(例えば1)を加算する(ステップS23)。
次に、補正値更新部245は、第1噴射領域TPL1における噴射量推定値の取得回数が、予め記憶部23に記憶される回数閾値よりも大きいか否かを判定する(ステップS24)。取得回数が回数閾値より大きくないと判定した場合(ステップS24:N)、補正値更新部245は補正値更新処理を終了する。
取得回数が回数閾値より大きいと判定した場合(ステップS24:Y)、補正値更新部245は、記憶された要求噴射量および噴射量推定値に基づいて、補正値を修正する(ステップS25)。
このとき、補正値更新部245は、要求噴射量と噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように、噴射領域に関連づけられる補正値を修正する。
例えば、要求噴射量が噴射量推定値よりも大きい場合、補正後の燃料噴射量が要求噴射量に不足していたことを示しているので、補正値更新部245は、所定の修正差分だけ補正値を増加させる。また、要求噴射量が噴射量推定値よりも小さい場合、補正後の燃料噴射量が要求噴射量を超えていたことを示しているので、補正値更新部245は、所定の修正差分だけ補正値を減少させる。また、要求噴射量が噴射量推定値と同一である場合、補正値更新部245は、現在の補正値を維持する。
補正値が乗算係数である場合、補正値の初期値は1.0であり、修正差分は例えば0.01である。補正値が加算項である場合、補正値の初期値は0であり、修正差分は例えば0.01である。
要求噴射量と噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように補正値を導出することにより、燃料噴射制御装置2は、補正値による補正の精度を向上させることができ、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
次に、補正値更新部245は、取得した噴射指示時間を含む第1噴射領域TPL1に対応して記憶部23に記憶された補正値を、ステップS25で修正された補正値により更新し(ステップS26)、補正値更新処理を終了する。
ステップS26において、補正値更新部245は、ステップS25で修正された補正値が収束するか否かを判定し、収束すると判定した場合に、記憶部23に記憶された補正値を更新してもよい。補正値が収束するか否かは、例えば、修正された補正値を用いて要求噴射量から算出される噴射指示時間により燃料噴射装置3に複数回噴射指示を行ったときの、要求噴射量と噴射量推定値との差または比が所定範囲内となる割合に基づき判断することができる。このように収束した補正値により補正値を更新することにより、燃料噴射制御装置2は、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
噴射指示時間が第1噴射領域TPL1に含まれないと判定すると(ステップS22:N)、補正値更新部245は、取得した噴射指示時間が第2噴射領域TPL2に含まれるか否かを判定する(ステップS32)。
噴射指示時間が第2噴射領域TPL2に含まれると判定すると(ステップS32:Y)、補正値更新部245は、第2噴射領域TPL2について、ステップS33〜S36の処理を実行する。ステップS33〜S36の処理は、補正値更新部245が第1噴射領域TPL1について実行するステップS23〜S26と同様であるので、詳細な説明を省略する。
噴射指示時間が第2噴射領域TPL2に含まれないと判定すると(ステップS32:N)、補正値更新部245は、第3噴射領域TPL3についてステップS32〜36と同様の処理(図5のフローチャートにおける破線矢印に対応)を実行し、補正値更新処理を終了する。第3噴射領域TPL3の処理については、詳細な説明を省略する。
なお、噴射領域が4つ以上に分けられている場合、補正値更新部245は、ステップS32〜S36と同様の処理を第4噴射領域等について実行してよい。また、噴射領域が2つに分けられている場合、噴射指示時間が第2噴射領域TPL2に含まれないと判定すると(ステップS32:N)、補正値更新部245は、補正値更新処理を終了してよい。
以上のように処理を実行することにより、燃料噴射制御装置2は、噴射時間が比較的短い噴射領域において、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
燃料噴射装置3は、複数の気筒を有する内燃機関4のそれぞれの気筒に独立して燃料を噴射してよい。この場合、燃料噴射制御装置2は、気筒ごとに記憶した補正値によって気筒ごとに噴射指示時間を制御してよい。気筒ごとに噴射指示時間を制御することにより、燃料噴射制御装置2は、気筒ごとに用いられる燃料噴射装置3の個体差に応じて、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態における燃料噴射制御を説明する図である。
グラフ110は、燃料噴射制御装置2に対する噴射指示時間と噴射量との関係を示すグラフであり、縦軸が要求噴射量に対応し、横軸が噴射指示時間に対応している。
グラフ110において、要求特性111は、要求噴射量を噴射させるために燃料噴射装置に指示すべき噴射指示時間である。噴射量推定値112は、燃料噴射指示に対応して噴射される燃料の量の推定値である。
燃料噴射制御装置2は、要求噴射量vYの燃料噴射指示に応じて、燃料噴射装置3への噴射指示時間を算出する。
パーシャルリフト領域TPLは、要求噴射量に従って領域VPL1、VPL2、VPL3の3つの領域に分割されている。そして、それぞれの領域には、算出された噴射指示時間を代替する補正噴射指示時間を要求噴射量に応じて算出するための補正値が関連づけられている。
燃料噴射制御装置2は、要求噴射量vYを含む噴射領域VPL2に関連づけられた補正値k2によって要求噴射量vYを補正し、k2×tYを補正要求噴射量vY′とする。そして、燃料噴射制御装置2は、補正要求噴射量vY′に基づき求められる噴射指示時間tY′を補正噴射指示時間として出力する。
燃料噴射制御装置2は、噴射領域ごとに関連づけられた補正値によって噴射指示時間を補正して出力するため、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
第2実施形態の燃料噴射制御装置2は、リフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲が、要求噴射量に従って複数の噴射領域に分けられている点で、第1実施形態の燃料噴射制御装置2と相違する。第2実施形態の燃料噴射制御装置2の概略構成は、第1実施形態の燃料噴射制御装置2と同一であるので、説明を省略する。
第2実施形態の燃料噴射制御装置2の時間補正部244は、特定された噴射領域に対応する補正値によって補正された補正噴射指示時間を出力する。リフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲を要求噴射量に従って複数の領域に分けた噴射領域に、複数の補正値がそれぞれ関連づけられる。時間補正部244は、要求噴射量を含む噴射領域に関連づけられた補正値を、補正噴射指示時間の算出に用いられる補正値として選択する。
リフト時間閾値tFLよりも短いパーシャルリフト領域TPLにおける噴射指示時間の範囲は、リフト時間閾値tFLに対応するリフト噴射量閾値vFLよりも小さい噴射量に対応する第1領域噴射量閾値v1、および、第1領域噴射量閾値v1より大きくリフト噴射量閾値vFLよりも小さい噴射量に対応する第2領域噴射量閾値v2により、第1噴射領域VPL1と第2噴射領域VPL2と第3噴射領域VPL3とに分けられる。
第1噴射領域VPL1は、第1領域噴射量閾値v1より小さい要求噴射量に対応する。第2噴射領域VPL2は、第1領域噴射量閾値v1から第2領域噴射量閾値v2までの要求噴射量に対応する。第3噴射領域VPL3は、第2領域噴射量閾値v2からリフト噴射量閾値vFLまでの要求噴射量に対応する。
要求噴射量vyが第1領域噴射量閾値v1から第2領域噴射量閾値v2までの場合、要求噴射量vyは第2噴射領域VPL2に含まれる。この場合、時間補正部244は、まず、第2噴射領域VPL2に関連づけられた第2補正値k2によって要求噴射量vyを補正し、補正要求噴射量vy′を求める。そして、要求特性111において補正要求噴射量vy′に対応する噴射指示時間ty′を、補正噴射指示時間として出力する。
第2実施形態の燃料噴射制御装置2の補正値更新部245は、要求噴射量と、当該要求噴射量に基づいて設定された噴射指示時間に対応する補正値と、当該補正値により補正された補正噴射指示時間だけ燃料噴射を指示された燃料噴射装置3が実際に噴射した燃料の量に対応する噴射量推定値とを取得する。そして、補正値更新部245は、取得した要求噴射量および噴射量推定値に基づいて、取得した要求噴射量を含む噴射領域に対応する補正値を更新する。
そして、補正値更新部245は、要求噴射量と、補正値により算出される噴射指示時間に応じて燃料噴射装置3が噴射する噴射量推定値と、の差の絶対値が小さくなるように、噴射領域に関連づけられる補正値を修正し、更新する。
以上の構成により、燃料噴射制御装置2は、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
なお、燃料噴射制御装置2は、上述した実施形態の一部を変形して実施することも可能である。
例えば、燃料噴射制御装置2の補正値更新部245は、要求噴射量と噴射量推定値との差が小さくなるように、噴射領域を変更してもよい。
例えば、補正値更新部245は、噴射領域全体での要求噴射量と噴射量推定値との差を、噴射領域ごとに合計する。そして、リフト時間閾値tFLよりも短い噴射指示時間の範囲全体での要求噴射量と噴射量推定値との差が最小となるよう、噴射領域を分ける噴射時間閾値を変更する。
このように要求噴射量と噴射量推定値との差が小さくなるように噴射領域を変更することにより、燃料噴射制御装置2は、パーシャルリフト領域において燃料噴射装置3の特性に応じて適切に補正値を設定し、要求噴射量に従った燃料噴射装置の適切な制御を行うことができる。
当業者は、本発明の精神および範囲から外れることなく、種々の変更、置換および修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 車両
2 燃料噴射制御装置
241 時間設定部
242 補正値記憶部
243 領域特定部
244 時間補正部
245 補正値更新部

Claims (7)

  1. 燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、前記燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定部と、
    予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い前記噴射指示時間の範囲を分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶部と、
    設定された噴射指示時間が前記リフト時間閾値よりも短い場合、前記設定された噴射指示時間を含む噴射領域を特定する領域特定部と、
    特定された噴射領域に対応する補正値により、前記設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する時間補正部と、
    を備える、燃料噴射制御装置。
  2. 燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、前記燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定部と、
    予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い前記噴射指示時間の範囲を前記要求噴射量に従って複数の領域に分けた噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶部と、
    設定された噴射指示時間が前記リフト時間閾値よりも短い場合、前記設定された要求噴射量を含む噴射領域を特定する領域特定部と、
    特定された噴射領域に対応する補正値により、前記要求噴射量を補正し、前記補正された要求噴射量に基づき設定された噴射指示時間を、前記補正値により補正した補正噴射指示時間として出力する時間補正部と、
    を備える、燃料噴射制御装置。
  3. 前記要求噴射量と、当該要求噴射量に基づいて設定された噴射指示時間に対応する補正値と、当該補正値により補正された補正噴射指示時間だけ燃料噴射を指示された前記燃料噴射装置が実際に噴射した燃料の量に対応する噴射量推定値とに基づいて、前記補正値を更新する補正値更新部をさらに備える、請求項1または2に記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記補正値更新部は、前記要求噴射量と前記噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように前記補正値を更新する、請求項3に記載の燃料噴射制御装置。
  5. 前記補正値更新部は、前記要求噴射量と前記噴射量推定値との差の絶対値が小さくなるように前記噴射領域を更新する、請求項3または4に記載の燃料噴射制御装置。
  6. 燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、前記燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間算出ステップと、
    予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い前記噴射指示時間の範囲を前記噴射指示時間に従って分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶ステップと、
    設定された噴射指示時間が前記リフト時間閾値よりも短い場合、前記設定された噴射指示時間を含む前記噴射領域を特定する領域特定ステップと、
    特定された噴射領域に対応する補正値により、前記設定された噴射指示時間を補正した補正噴射指示時間を出力する時間補正ステップと、
    を含む、燃料噴射制御方法。
  7. 燃料噴射装置が内燃機関に噴射すべき燃料の量である要求噴射量に基づいて、前記燃料噴射装置に燃料噴射を指示する時間の長さである噴射指示時間を設定する時間設定ステップと、
    予め記憶されたリフト時間閾値よりも短い前記噴射指示時間の範囲を前記要求噴射量に従って分割した複数の噴射領域ごとに補正値を記憶する補正値記憶ステップと、
    設定された噴射指示時間が前記リフト時間閾値よりも短い場合、前記設定された噴射指示時間を含む前記噴射領域を特定する領域特定ステップと、
    特定された噴射領域に対応する補正値により、前記要求噴射量を補正し、前記補正された要求噴射量に基づき設定された噴射指示時間を、前記補正値により補正した補正噴射指示時間として出力する時間補正ステップと、
    を含む、燃料噴射制御方法。
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