JP2020024795A - Valve attachment structure and vehicle lamp fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用灯具のリフレクタにバルブを取り付けるためのバルブ取付構造に関する。 The present invention relates to a bulb mounting structure for mounting a bulb on a reflector of a vehicular lamp.
従来より、バルブのフランジ部から突出した羽根部をリフレクタ側のバルブ取付部の開口端部とソケットフィクチャとの間で狭持することにより、リフレクタにバルブをバヨネット式に取り付けるバルブ取付構造が知られている。このようなバルブ取付構造においては、通常、バルブ取付部の開口端部とソケットフィクチャとの間に形成される羽根部がスライドする通路に羽根部の移動を規制するための突起部が設けられる。リフレクタにバルブを取り付ける際には、バルブに順回転方向のトルクを加えて、ソケットフィクチャの弾性力に抗して羽根部にこの突起部を乗り越えさせる。これにより、羽根部が拘束されてバルブは周方向に固定される。逆にリフレクタからバルブを取り外す際には、バルブに逆回転周方向のトルクを加えて、ソケットフィクチャの弾性力に抗して羽根部に突起部を取付時とは逆方向に乗り越えさせる。これにより羽根部の拘束がなくなり、バルブの固定が解除される。 Conventionally, a valve mounting structure for mounting a valve to a reflector in a bayonet manner by holding a blade protruding from a flange portion of the valve between an opening end of a valve mounting portion on a reflector side and a socket fixture has been known. Have been. In such a valve mounting structure, usually, a projection for regulating the movement of the blade is provided in a passage formed between the opening end of the valve mounting portion and the socket fixture, in which the blade slides. . When the valve is mounted on the reflector, a torque is applied to the valve in the forward rotation direction to cause the blade to climb over the projection against the elastic force of the socket fixture. Thus, the blade is restrained, and the valve is fixed in the circumferential direction. Conversely, when the valve is removed from the reflector, a torque is applied to the valve in the reverse rotation circumferential direction, so that the protrusion is mounted on the blade in a direction opposite to the direction in which the protrusion is attached, against the elastic force of the socket fixture. As a result, the blade is not restrained, and the valve is released from being fixed.
上記のような従来のバルブ取付構造においては、例えば突起部を大きくすることにより、バルブを外すために必要な逆回転方向のトルクを大きくすることができ、バルブをリフレクタから外れ難くすることができる。しかしながら、この場合、バルブを取り付けるために必要な順回転方向のトルクも大きくなるので、バルブの取付作業に支障を来すおそれがある。 In the conventional valve mounting structure as described above, for example, by increasing the projection, the torque in the reverse rotation direction required to remove the valve can be increased, and the valve can be hardly detached from the reflector. . However, in this case, the torque in the forward rotation direction required for mounting the valve also increases, which may hinder the valve mounting operation.
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、バルブの挿脱着性のよいバルブ取付構造および車両用灯具を提供することにある。 The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to provide a bulb mounting structure and a vehicular lamp having good bulb insertion / removal properties.
上記課題を解決するために、本発明のある態様のバルブ取付構造は、リフレクタに対してバルブを取り付けるためのバルブ取付構造であって、バルブは、発光部と、発光部を支持する支持部と、支持部から外側に張り出したフランジ部と、フランジ部から突出した羽根部とを備える。リフレクタは、筒状のバルブ取付本体部と、バルブ取付本体部の開口端部に設けられたソケットフィクチャと、バルブ取付本体部内に設けられた、バルブの発光部が挿入される挿入孔を画定する筒状の内周リブ壁と、内周リブ壁の外側に設けられた、周方向の一部に溝部が形成された筒状の外周リブ壁とを備える。羽根部が外周リブ壁の溝部に落とし込まれることにより、フランジ部が内周リブ壁に当接し且つ羽根部がソケットフィクチャに当接した状態となり、バルブがリフレクタに固定される。 In order to solve the above-described problems, a valve mounting structure according to an embodiment of the present invention is a valve mounting structure for mounting a valve on a reflector, wherein the bulb includes a light emitting unit and a support unit that supports the light emitting unit. A flange protruding outward from the support, and a blade protruding from the flange. The reflector defines a tubular valve mounting body, a socket fixture provided at an open end of the valve mounting body, and an insertion hole provided in the valve mounting body for receiving a light emitting portion of the bulb. And a cylindrical outer peripheral rib wall provided outside the inner peripheral rib wall and having a groove in a part of the circumferential direction. When the blade portion is dropped into the groove of the outer peripheral rib wall, the flange portion comes into contact with the inner peripheral rib wall and the blade portion comes into contact with the socket fixture, and the valve is fixed to the reflector.
外周リブ壁のエッジに羽根部が係合することにより、バルブの周方向の他方への回転が規制されてもよい。 The rotation of the valve in the other circumferential direction may be restricted by engaging the blade with the edge of the outer peripheral rib wall.
エッジは、外周リブ壁の端面から挿入孔の軸方向と平行な方向に延在する垂直面部と、垂直面部の端部から軸方向に対して傾斜した方向に延在する斜面部とを備えてもよい。 The edge has a vertical surface extending from the end surface of the outer peripheral rib wall in a direction parallel to the axial direction of the insertion hole, and a slope extending from the end of the vertical surface in a direction inclined with respect to the axial direction. Is also good.
羽根部が溝部に落とし込まれたとき、羽根部におけるソケットフィクチャに当接する面に対向する面が、溝部の底面と当接しなくてもよい。 When the blade is dropped into the groove, the surface of the blade that faces the surface that comes into contact with the socket fixture does not have to come into contact with the bottom surface of the groove.
ソケットフィクチャは、バネ性の小さい金属で形成されてもよい。 The socket fixture may be formed of a metal having a low spring property.
本発明の別の態様は、上述のバルブ取付構造を備える車両用灯具である。 Another aspect of the present invention is a vehicular lamp including the above-described bulb mounting structure.
本発明によれば、バルブの挿脱着性のよいバルブ取付構造および車両用灯具を提供できる。 Advantageous Effects of Invention According to the present invention, it is possible to provide a bulb mounting structure and a vehicular lamp having good bulb insertion / removal properties.
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係るバルブ取付構造について詳細に説明する。 Hereinafter, a valve mounting structure according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施形態に係るバルブ取付構造10を適用した車両用灯具100の断面図である。図1に示す車両用灯具100は、車両用前照灯である。
FIG. 1 is a sectional view of a
車両用灯具100は、図1に示すように、灯具前方に開口された凹部を有するランプボディ102と、該ランプボディ102の開口面を閉塞するカバー104とを備え、ランプボディ102とカバー104によって形成された内部空間が灯室106として形成されている。
As shown in FIG. 1, the
灯室106内には、エイミングスクリュー111と玉継手113からなるエイミング機構によって灯具ユニット110が傾動可能に支持されている。
A
灯具ユニット110は、略楕円体形状のリフレクタ122と、このリフレクタ122の後頂部に形成された筒状のバルブ取付本体部12と、バルブ取付本体部12内に形成された挿入孔14に挿着されたバルブ30と、前面に投射レンズ126が固定され、リフレクタ122の前面開口部に取着されたレンズホルダ124とが一体化された構造となっている。
The
リフレクタ122の第1焦点f1にはバルブ30のフィラメント32が位置し、リフレクタ122の第2焦点f2近傍には、レンズホルダ124に一体形成されたクリアカット形成用のシェード125が立設されている。そしてバルブ30の発光は図1の光線Lに示されるようにリフレクタ122で反射され、リフレクタ122の第2焦点f2に収束後、投射レンズ126によって略平行光とされて灯具前方に投射される。
The first focus f 1 of the
図1において、符号116は灯具ユニット110の投射レンズ126周りに配置された合成樹脂製の化粧板で、表面には銀色塗装が施されて前照灯の非点灯時の見栄えを良くしている。また、図1において符号119はランプボディ102の背面に形成された開口部に装着されたゴムカバーである。
In FIG. 1,
図2は、本発明の実施形態に係るバルブ取付構造10を説明するための概略斜視図である。バルブ取付構造10は、車両用灯具100のリフレクタ122に対してバルブ30を取り付けるための構造である。
FIG. 2 is a schematic perspective view for explaining the
バルブ30は、内部にフィラメント32を有する発光部31と、発光部31を支持する支持部33と、支持部33から外側に張り出したフランジ部34と、フランジ部34から突出した3つの羽根部35(35a,35b,35c)と、給電ケーブルを接続するためのソケット部36とを備える。3つの羽根部35は、バルブ30の軸心を中心として120度間隔で配置されている。
The
リフレクタ122は、筒状のバルブ取付本体部12と、バルブ取付本体部12の開口端部12aに設けられたソケットフィクチャ13と、バルブ取付本体部12内に設けられた、バルブ30の発光部31が挿入される挿入孔14を画定する筒状の内周リブ壁15と、内周リブ壁15の外側に設けられた筒状の外周リブ壁16とを備える。
The
ソケットフィクチャ13は、バルブ30をバルブ取付本体部12に固定保持するための部材である。ソケットフィクチャ13は、バルブ取付本体部12の開口端部12aの先端面形状に倣ったリング形状を有する。ソケットフィクチャ13の内周縁には、3つの切欠部17(17a,17b,17c)が形成されている。これら3つの切欠部17は、バルブ30の3つの羽根部35(35a,35b,35c)に対応しており、ソケットフィクチャ13の軸心を中心として120度間隔で配置されている。ソケットフィクチャ13は、ねじ18によってバルブ取付本体部12の開口端部12aに固定される。ソケットフィクチャ13は、バネ性を有する金属材料で形成されることが好ましいが、バネ性が小さい金属材料で形成されてもよい。詳細については後述するが、本実施形態に係るバルブ取付構造10は、従来技術と比較してバルブ固定時のソケットフィクチャ13の変形量が小さくなる。そのため、バネ性が小さい鋼板も適用でき、ソケットフィクチャ13をより低コストに形成できる。ここで、バネ性の小さい鋼板とは、真応力が250MPa以下の特性を示す鋼板である。具体的には、バネ用冷間圧延鋼以外の一般的な冷間圧延鋼であり、SPCC、SECC、SPGEを例示できる。
The
図3は、バルブ取付本体部12の正面図である。図3では、バルブ取付本体部12の内部構造を説明するために、ソケットフィクチャ13を取り外した状態が示されている。
FIG. 3 is a front view of the
バルブ取付本体部12は、外形が円筒形状の樹脂成形体であり、リフレクタ122と一体に形成される(図1参照)。バルブ取付本体部12の内部には、内周リブ壁15および外周リブ壁16がバルブ取付本体部12の中心軸と同心に形成されている。内周リブ壁15は、円筒形状を有し、バルブ30の発光部31が挿入される挿入孔14を画定する。
The
外周リブ壁16は、内周リブ壁15とバルブ取付本体部12の側壁との間に形成される。外周リブ壁16も円筒形状のリブ壁であるが、外周リブ壁16は周方向の一部に溝部19が形成されている。具体的には、外周リブ壁16には周方向に沿って3つの溝部19(19a,19b,19c)が形成されている。3つの溝部19は、バルブ取付本体部12の軸心を中心として120度間隔で配置されている。別の表現をすると、溝部19は、バルブ取付本体部12の軸心を中心として120度間隔で配置された3つの正面視で円弧形状の外周リブ壁16(16a,16b,16c)を備え、隣り合う外周リブ壁16の間にリブ壁の存在しない溝部19(19a,19b,19c)が形成されている、と言うことができる。また、溝部19aと外周リブ壁16bとの間、溝部19bと外周リブ壁16cとの間、溝部19cと外周リブ壁16abとの間にはそれぞれ、バルブ取付本体部12の側壁が内側に突出したボス部20(20a,20b,20c)が形成されている。ボス部20(20a,20b,20c)には、ソケットフィクチャ13を固定するためのねじ18が挿通されるねじ孔21が形成されている。
The outer
図4は、バルブ取付本体部12の挿入孔14内にバルブ30の発光部31を挿入した状態を示す。図5は、図4に示すバルブ取付本体部12およびバルブ30のA−A概略断面図である。図4、5では説明のためにソケットフィクチャ13を取り外した状態が示されているが、実際には、バルブ取付本体部12の開口端部12a上にソケットフィクチャ13が設けられている。バルブ取付本体部12の開口端部12a上にソケットフィクチャ13が設けられた状態では、正面視において、3つの溝部19(19a,19b,19c)はソケットフィクチャ13により覆われた状態となり、3つの外周リブ壁16(16a,16b,16c)は、ソケットフィクチャ13に形成された対応する切欠部17(17a,17b,17c)を介して露出した状態となっている。
FIG. 4 shows a state in which the
バルブ30をリフレクタ122に取り付ける際には、バルブ30の羽根部35を対応するソケットフィクチャ13の切欠部17に位置合わせして嵌合し、バルブ30の発光部31をバルブ取付本体部12の挿入孔14内に挿入する。これにより、図4、図5に示すように、対応する羽根部35と外周リブ壁16の端面とが当接した状態となる。すなわち、羽根部35aと外周リブ壁16aの端面とが当接し、羽根部35bと外周リブ壁16bの端面とが当接し、羽根部35cと外周リブ壁16cの端面とが当接した状態となる。なお、このとき、フランジ部34と内周リブ壁15の端面は、当接しておらず、両者の間には隙間Gが存在する。
When the
図6は、バルブ取付本体部12の挿入孔14内にバルブ30の発光部31を挿入した状態で、バルブ取付本体部12に対してバルブ30を時計回りに回転させた状態を示す。図6では説明のためにソケットフィクチャ13を取り外した状態が示されている。
FIG. 6 shows a state where the
図4に示すように対応する羽根部35と外周リブ壁16の端面とが当接した状態から、バルブ取付本体部12に対してバルブ30が時計回りに回転されると、羽根部35が対応する外周リブ壁16の端面上でスライドされる。図6に示すようにバルブ30が所定の角度(約45度)回転されると、羽根部35が外周リブ壁16の端面上から対応する溝部19に落とし込まれる。すなわち、羽根部35aが溝部19aに落とし込まれ、羽根部35bが溝部19bに落とし込まれ、羽根部35cが溝部19cに落とし込まれる。羽根部35が溝部19に落とし込まれたとき、フランジ部34と内周リブ壁15の端面とが当接した状態となる。すなわち、フランジ部34と内周リブ壁15の端面との間の隙間G(図5参照)は無くなる。
As shown in FIG. 4, when the
図7は、図6に示すバルブ取付本体部12およびバルブ30のB−B概略断面図である。図7は、羽根部35(35b)が、外周リブ壁16(16b)とボス部20(20b)との間に形成された溝部19(19b)に落とし込まれた状態を示す。
FIG. 7 is a schematic cross-sectional view of the
図7では、図6では省略されていたソケットフィクチャ13の一部が図示されている。上述したように、ソケットフィクチャ13は、バルブ取付本体部12の開口端部12a上に設けられている。
FIG. 7 illustrates a part of the
図7に示すように、羽根部35が溝部19に落とし込まれた状態では、外周リブ壁16のエッジ23に羽根部35の一方の端部が係合しており、これにより、羽根部35の反時計回り(図7において左方向)の回転が規制される。また、羽根部35の他方の端部は、ボス部20に係合しており、これにより、羽根部35の時計回りの(図7において右方向)の回転が規制される。また図7に示すように、ソケットフィクチャ13の下面には、突起部22が設けられている。この突起部22は、溝部19a,19b,19cに対応する位置に設けられている。ソケットフィクチャ13は、突起部22を介して板ばねの作用により羽根部35を下方(溝部19の深さ方向)に向かって押し付けている。このとき羽根部35をバルブ取付本体部12側から支持する部材が存在しない。すなわち、羽根部35が溝部19に落とし込まれた状態では、羽根部35におけるソケットフィクチャに当接する面に対向する面37は、溝部19の底面38に当接しない。そのため、ソケットフィクチャ13が羽根部35を押し付ける力は非常に小さいものとなり、ソケットフィクチャ13の変形量は従来技術と比較して小さくなる。これにより、バルブ30の羽根部35およびフランジ部34は、ソケットフィクチャ13の突起部22および内周リブ壁15により狭持された状態となって羽根部35が溝部19内に保持され、バルブ30がリフレクタ122に位置決め固定される。この固定状態を解除するためには、バルブ30に反時計回りのトルクを加え、板ばねとして作用するソケットフィクチャ13の弾性力に抗して羽根部35を外周リブ壁16の端部に乗り上げさせる必要がある。言い換えれば、羽根部35を外周リブ壁16の端部に乗り上げさせるために最低限必要なトルクがバルブ30に加えられない限り、リフレクタ122に対するバルブ30の固定状態は維持される。
As shown in FIG. 7, when the
このように、本実施形態に係るバルブ取付構造10においては、バルブ30をリフレクタ122に取り付ける際には、バルブ30に時計回りのトルクを加え、バルブ30の羽根部35をバルブ取付本体部12の溝部19に落とし込むことで、バルブ30が固定される。上述した従来技術のような羽根部に突起部を乗り越えさせるためのトルクは必要としない。一方、バルブ30をリフレクタ122から取り外す際には、バルブ30に反時計回りのトルクを加え、ソケットフィクチャ13の弾性力に抗して羽根部35を外周リブ壁16の端部に乗り上げさせることで、バルブの固定が解除される。したがって、本実施形態に係るバルブ取付構造10においては、バルブ30を取り付ける際に必要なトルクを、バルブ30を取り外すときに必要なトルクよりも小さくすることができる。その結果、バルブ30をリフレクタ122に取り付けやすく且つバルブ30がリフレクタ122から外れ難い、すなわちバルブの挿脱着性のよいバルブ取付構造を実現できる。
As described above, in the
図8(a)および(b)は、外周リブ壁16のエッジ23の構造を説明するための概略図である。本実施形態に係るバルブ取付構造10では、外周リブ壁16のエッジ23は、外周リブ壁16の端面から挿入孔14の軸方向と平行な方向に延在する垂直面部23aと、垂直面部23aの端部から挿入孔14の軸方向に対して傾斜した方向に延在する斜面部23bとから成る。図8(a)は、羽根部35が溝部19内に保持され、バルブ30が固定された状態を示す。図8(b)は、バルブ30に反時計回りのトルクを与え、羽根部35が外周リブ壁16の端面に乗り上げる直前の状態を示す。本実施形態では、エッジ23に斜面部23bが形成されているので、バルブ30に反時計回りのトルクが与えられると、羽根部35は斜面部23bに沿って上昇し、垂直面部23aと係合した状態となる。ここからさらにバルブ30に反時計回りのトルクが与えられると、羽根部35が外周リブ壁16の端面に乗り上げた状態となり、バルブ30の固定が解除される。
FIGS. 8A and 8B are schematic diagrams for explaining the structure of the
図9(a)および(b)も、外周リブ壁16のエッジ23の構造を説明するための概略図である。図9(a)および(b)では、羽根部35の厚さが図8(a)および(b)よりも厚くなっている。車両用灯具のバルブのサイズには規格があるが、基準寸法に対して公差が認められている。羽根部35の厚さには±15%の公差があるので、バルブ取付構造はこの公差を許容する必要がある。
FIGS. 9A and 9B are schematic diagrams for explaining the structure of the
図9(a)は、羽根部35が溝部19内に保持され、バルブ30が固定された状態を示す。図9(b)は、バルブ30に反時計回りのトルクを与え、羽根部35が外周リブ壁16の端面に乗り上げる直前の状態を示す。
FIG. 9A shows a state in which the
図8(b)で説明したように、バルブ30に反時計回りのトルクが与えられると、羽根部35は斜面部23bに沿って上昇し、垂直面部23aと係合した状態となる。ここで、外周リブ壁16のエッジ23と羽根部35とが係合した長さをαとし、これを「係合量」と呼ぶ。本実施形態では、バルブ30に反時計回りのトルクが与えられると羽根部35は斜面部23bに沿って上昇するので、図8(b)および図9(b)に示すように、羽根部35が外周リブ壁16の端面に乗り上げる直前の係合量αは、羽根部35の厚さによらず一定となる。
As described with reference to FIG. 8B, when a counterclockwise torque is applied to the
仮に外周リブ壁16のエッジ23に斜面部を設けず、垂直面部だけとした場合、羽根部35の厚さに応じて係合量αにばらつきが生じる。図9(a)および(b)に示すように羽根部35が厚い場合には、垂直面部との係合量αが非常に大きくなり、バルブ30を取り外す際に非常に大きなトルクが必要となる可能性がある。
If the
本実施形態に係るバルブ取付構造10では、エッジ23に斜面部23bを設けることにより、羽根部35が外周リブ壁16の端面に乗り上げる直前の係合量αを一定にできるので、羽根部35の厚さによる取り外しの際に必要なトルクの変化を少なくすることができる。
In the
以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。これらの実施形態は例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。 The present invention has been described based on the embodiments. It should be understood by those skilled in the art that these embodiments are exemplifications, and that various modifications can be made to the combination of each component and each processing process, and that such modifications are also within the scope of the present invention.
10 バルブ取付構造、 12 バルブ取付本体部、 13 ソケットフィクチャ、 14 挿入孔、 15 内周リブ壁、 16 外周リブ壁、 17 切欠部、 19 溝部、 20 ボス部、 22 突起部、 23 エッジ、 30 バルブ、 31 発光部、 32 フィラメント、 34 フランジ部、 35 羽根部、 100 車両用灯具、 122 リフレクタ。
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記バルブは、発光部と、前記発光部を支持する支持部と、前記支持部から外側に張り出したフランジ部と、前記フランジ部から突出した羽根部と、を備え、
前記リフレクタは、筒状のバルブ取付本体部と、前記バルブ取付本体部の開口端部に設けられたソケットフィクチャと、前記バルブ取付本体部内に設けられた、前記バルブの前記発光部が挿入される挿入孔を画定する筒状の内周リブ壁と、前記内周リブ壁の外側に設けられた、周方向の一部に溝部が形成された筒状の外周リブ壁と、を備え、
前記羽根部が前記外周リブ壁の前記溝部に落とし込まれることにより、前記フランジ部が前記内周リブ壁に当接し且つ前記羽根部が前記ソケットフィクチャに当接した状態となり、前記バルブが前記リフレクタに固定されることを特徴とするバルブ取付構造。 A valve mounting structure for mounting a valve to the reflector,
The bulb includes a light-emitting portion, a support portion supporting the light-emitting portion, a flange portion projecting outward from the support portion, and a blade portion protruding from the flange portion,
The reflector includes a cylindrical valve mounting main body, a socket fixture provided at an open end of the valve mounting main body, and the light emitting unit of the bulb provided in the valve mounting main body. A cylindrical inner peripheral rib wall that defines an insertion hole, and a cylindrical outer peripheral rib wall provided outside the inner peripheral rib wall and having a groove formed in a part of the circumferential direction,
When the blade portion is dropped into the groove portion of the outer peripheral rib wall, the flange portion comes into contact with the inner peripheral rib wall and the blade portion comes into contact with the socket fixture. A valve mounting structure fixed to a reflector.
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