JP2020023916A - Tappet structure - Google Patents
Tappet structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020023916A JP2020023916A JP2018148231A JP2018148231A JP2020023916A JP 2020023916 A JP2020023916 A JP 2020023916A JP 2018148231 A JP2018148231 A JP 2018148231A JP 2018148231 A JP2018148231 A JP 2018148231A JP 2020023916 A JP2020023916 A JP 2020023916A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push rod
- tappet
- valve
- hole
- lash adjuster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
Description
本発明は、タペット構造に関する。 The present invention relates to a tappet structure.
特許文献1に開示のタペット構造は、上端部から下端部にかけて延びるプッシュロッドと、プッシュロッドの下端部が当接するタペットとを備えている。プッシュロッドの上端部は、アームの一端部に当接している。タペットの最下面は、カムに当接している。カムが回転すると、タペット及びプッシュロッドを介してアームの一端部が押し上げられる。アームは、ロッカシャフトを中心として揺動され、他端部でバルブステムを押し下げてバルブを開放する。 The tappet structure disclosed in Patent Literature 1 includes a push rod extending from an upper end to a lower end, and a tappet with which the lower end of the push rod contacts. The upper end of the push rod is in contact with one end of the arm. The lowermost surface of the tappet is in contact with the cam. When the cam rotates, one end of the arm is pushed up via the tappet and the push rod. The arm is swung about the rocker shaft and pushes down the valve stem at the other end to open the valve.
また、特許文献2に開示のタペット構造は、タペットがプッシュロッドを直接支持するのではなく、タペットにラッシュアジャスタが組み込まれており、ラッシュアジャスタの頂部がプッシュロッドの下端部に当接することで、タペットがラッシュアジャスタを介して間接的にプッシュロッドを支持する構造になっている。これによれば、ロッカアームの揺動支点位置がラッシュアジャスタによって適正に調整され、バルブクリアランスをなくすことができる。 Further, the tappet structure disclosed in Patent Document 2 does not directly support the push rod by the tappet, but a lash adjuster is incorporated in the tappet, and the top of the lash adjuster abuts on the lower end of the push rod, The tappet has a structure in which the push rod is indirectly supported via a lash adjuster. According to this, the rocking fulcrum position of the rocker arm is appropriately adjusted by the lash adjuster, and the valve clearance can be eliminated.
上記のようなタペット構造に備わるプッシュロッドは、上端部及び下端部が互いに異形状であって、作業者が上下の向きを誤ると、組み付けられないという事情があった。このため、作業者は組み付け時にプッシュロッドの上下の向きをいちいち確認する必要があり、迅速な作業の妨げになっていた。 The push rod provided in the tappet structure as described above has a situation in which the upper end and the lower end have different shapes, and cannot be assembled if an operator makes an incorrect vertical orientation. For this reason, it is necessary for the operator to confirm the vertical direction of the push rod at the time of assembly, which hinders quick work.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、組み付け性に優れたタペット構造を提供することを目的とする。 The present invention has been completed based on the above circumstances, and has an object to provide a tappet structure excellent in assembling property.
本発明のタペット構造は、ラッシュアジャスタと、タペットケースと、ロッカアームと、プッシュロッドと、を備える。ラッシュアジャスタは、上向きに突出する凸曲面状の頂部を有する。タペットケースは、上方からラッシュアジャスタを組み付け、カムの回転に応じて往復変位する。ロッカアームは、一端部から他端部にかけて上下方向と交差する方向に延び、一端部にバルブが当接するバルブ当接部を有し、他端部に下向きに突出する凸曲面状のロッド当接部を有する。プッシュロッドは、ロッカアーム側の上端部からラッシュアジャスタ側の下端部にかけて延び、上端部及び下端部に、ロッド当接部及び頂部のいずれにも当接して摺動可能な凹曲面状の摺動部を有する。 The tappet structure of the present invention includes a lash adjuster, a tappet case, a rocker arm, and a push rod. The lash adjuster has a convex curved top that protrudes upward. The tappet case has a lash adjuster assembled from above and reciprocates in accordance with the rotation of the cam. The rocker arm extends from one end to the other end in a direction intersecting the vertical direction, has a valve contact portion at one end where the valve contacts, and a convex curved rod contact portion protruding downward at the other end. Having. The push rod extends from the upper end on the rocker arm side to the lower end on the lash adjuster side, and has a concave curved sliding portion that can slide on the upper end and the lower end by contacting both the rod contact portion and the top portion. Having.
プッシュロッドの上端部及び下端部における摺動部が凹曲面状であってロッド当接部及び頂部のいずれにも当接して摺動可能であるため、プッシュロッドの上下の向き(姿勢)を逆にしても使用することができる。したがって、良好な組み付け性を確保することができる。 Since the sliding portions at the upper end and the lower end of the push rod have a concave curved surface and are slidable in contact with both the rod contact portion and the top portion, the vertical direction (posture) of the push rod is reversed. You can still use it. Therefore, good assemblability can be ensured.
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
(1)前記プッシュロッドの前記上端部及び前記下端部における前記摺動部は、同一形状である。これによれば、作業者がプッシュロッドの上下の向きを識別する必要性についてそもそも迷うことがなくなり、より迅速に作業(組み付け作業)を進めることができる。
Preferred embodiments of the present invention are described below.
(1) The sliding portions at the upper end and the lower end of the push rod have the same shape. According to this, the operator does not become confused about the necessity of distinguishing the vertical direction of the push rod, and the work (assembly work) can be performed more quickly.
(2)前記ロッカアームは、前記一端部から前記他端部にかけて延び、前記バルブ当接部を有するアーム本体と、前記アーム本体の前記他端部に螺合して取り付けられ、前記アーム本体から下方に突出し、下端部に前記ロッド当接部を有するアジャストスクリュと、を有している。これによれば、アジャストスクリュの下端部に下向きに突出する凸曲面状のロッド当接部を設ければよいから、ロッカアームの加工を容易にすることができる。 (2) The rocker arm extends from the one end to the other end, is attached to the arm main body having the valve contact part by screwing to the other end of the arm main body, and is provided below the arm main body. And an adjusting screw having a rod contact portion at a lower end portion. According to this, since the lower end of the adjusting screw may be provided with a convexly curved rod abutting portion projecting downward, machining of the rocker arm can be facilitated.
<実施例1>
以下、実施例1を図1〜図4に基づいて説明する。実施例1のタペット構造は、OHV型エンジンのバルブリフタを例示するものであり、図1に示すように、油圧式のラッシュアジャスタ20と、タペットケース40と、ロッカアーム80と、プッシュロッド10と、を備えている。なお、以下の説明において、上下方向は、図1に示す使用時の状態を基準とし、厳密な鉛直方向(重力方向)に限らず、鉛直方向に対して傾いた方向を含むものとする。
<Example 1>
Hereinafter, a first embodiment will be described with reference to FIGS. The tappet structure according to the first embodiment exemplifies a valve lifter of an OHV type engine. As shown in FIG. Have. In the following description, the vertical direction is not limited to the strict vertical direction (gravity direction) and includes a direction inclined with respect to the vertical direction, based on the state of use shown in FIG.
図3に示すように、ロッカアーム80は、一端部から他端部にかけて上下方向と交差する方向に延びるアーム本体81と、アーム本体81の他端部に組み付けられるアジャストスクリュ82と、アジャストスクリュ82に螺合されるナット83とを備えている。
As shown in FIG. 3, the
アーム本体81は、長さ方向(上下方向と交差する方向)の中間部に、シャフト孔84を有している。ロッカアーム80は、シャフト孔84に挿通されたロッカシャフト90に、揺動可能に支持されている。ロッカシャフト90は、図3の紙面厚み方向に延びる形態とされ、内部に、作動油が流れるシャフト油孔91を有している。
The
アーム本体81の一端部は、バルブステム93の上端部に摺動可能に当接するバルブ当接部87とされている。バルブステム93は、シリンダヘッド94のバルブガイド孔95に挿通されている。バルブステム93の下端部は、拡径形状のバルブ本体96に連結されている。バルブ本体96は、シリンダヘッド94の吸気又は排気ポート97に臨むように配置される。バルブ本体96は、バルブスプリング98の付勢力を受けて吸気又は排気ポート97を閉じる閉弁状態と、バルブステム93がバルブスプリング98の付勢力に抗してバルブ当接部87で押し下げられる開弁状態とに変位可能とされる。
One end of the
アジャストスクリュ82は、外周面に雄ねじ部99を有し、アーム本体81の他端部に設けられた装着孔85に軸心を上下方向(軸方向)に向けて装着されている。アジャストスクリュ82の上端部は、アーム本体81の上面から上方に突出し、アジャストスクリュ82の下端部は、アーム本体81の下面から下方に突出している。アジャストスクリュ82は、上端部にナット83が螺合される。アジャスタスクリュ82の雄ねじ部99がアーム本体81の装着孔85にねじ込まれ、そのねじ込み量が決定された後、アジャスタスクリュ82の上端部にナット83が締め付け固定される。
The adjusting
アジャストスクリュ82は、アーム本体81に設けられた連通孔89を介してシャフト油孔91と連通し、上下方向に延びるスクリュ油孔79を有している。アジャストスクリュ82は、下端部に、下向きに突出する凸曲面状、詳細には半球凸面状のロッド当接部88を有している。ロッド当接部88は、径方向中心部に、スクリュ油孔79の下端が開口している。
The adjusting
図2に示すように、ラッシュアジャスタ20は、既存のものであって、有底筒状のボディ21と、ボディ21に上下方向に往復変位可能に挿入される有底筒状のプランジャ22とを有している。プランジャ22は、底壁部分に弁孔23を有し、周壁部分の上端部の外周に頂部24を有している。頂部24は、上向きに突出する凸曲面状、詳細には半球凸面状をなし、実質的にロッド当接部88と同一形状に形成されている。頂部24は、径方向中心部に、プランジャ22の上端部を厚み方向(上下方向)に貫通する導油孔25が開口している。導油孔25は、上方へ向けて拡開する形状になっている。
As shown in FIG. 2, a
プランジャ22は、内部に、低圧室26を有している。ボディ21は、下部におけるプランジャ22の底壁部分を挟んで低圧室26とは反対側に、高圧室27を有している。低圧室26には、プッシュロッド10の後述する通油孔13から導油孔25を介して作動油が導入されて貯留される。低圧室26に貯留された作動油は、弁孔23を介して高圧室27に充填される。
The
高圧室27は、内部に、球形の弁体28、籠状のリテーナ29、第1ばね30及び第2ばね31を収容している。弁体28は、リテーナ29に収容され、弁孔23を開閉可能に配置されている。第1ばね30は、リテーナ29に収容され、弁体28を上方に付勢する。弁体28は、第1ばね30に付勢されて弁孔23を閉じる。第2ばね31は、リテーナ29の開口端部に当接してリテーナ29を上方に付勢する。これにより、リテーナ29がプランジャ22の底壁部分に押し当てられる状態が維持される。
The high-
プランジャ22は、周壁部分に、径方向に貫通するプランジャ油孔32を有している。ボディ21は、周壁部分に、プランジャ油孔32に連通して径方向に貫通するボディ油孔33を有している。作動油は、低圧室26からプランジャ油孔32及びボディ油孔33を経てラッシュアジャスタ20の外部に排出可能とされている。
The
図2に示すように、タペットケース40は、全体としてカップ状をなし、外側の円周面を構成する上下方向に沿った外周面部41と、下面を構成する径方向に沿った下面部42とを有している。タペットケース40は、シリンダブロック78に設けられたガイド孔77に挿入され、上下方向(軸方向)に摺動変位可能とされている。タペットケース40の下面部42は、下方に設置されたカム76に接触する平坦面になっている。カム76は、ロッカシャフト90の軸心と平行なカムシャフト71に設けられている。
As shown in FIG. 2, the
タペットケース40の下部58は、上部59よりも径方向に厚肉に形成されている。下部58は、タペットケース40の内部において、上部59に対して段差状に連なる径方向に沿った周面部43を有している。そして、下部58は、上下方向に延び、上端が周面部43の径方向中心部に開口する断面円形の組付孔44を有している。タペットケース40の組付孔44には、上方からラッシュアジャスタ20が嵌合状態で挿入される。
The
タペットケース40の上部59は、内部に、組付孔44と連通する受容空間45を有している。受容空間45は、ラッシュアジャスタ20が組付孔44に挿入されたときに、プランジャ22、周面部43及び上部59間に区画され、上方に開放される。
The
タペットケース40の外周面部41は、上下方向に間隔をあけて、シリンダブロック78のガイド孔77の内周面に摺動可能な上側及び下側の摺接領域46、47を有している。上側の摺接領域46は、外周面部41の上端部に設けられ、下側の摺接領域47は、外周面部41の上下方向途中に設けられている。タペットケース40の外周面部41は、上下の摺接領域46、47の間に、凹所49を有している。タペットケース40の外周面部41は、下側の摺接領域47に、凹所49と連通して上下方向に延びる溝状の縦油路51を有している。
The outer peripheral surface portion 41 of the
また、タペットケース40は、上部59に、内外を貫通し、内周面に開口して受容空間45に連通するとともに、凹所49の奥面の上端部に開口する油排出孔52を有している。タペットケース40の受容空間45に貯留された作動油は、油排出孔52を通して外部に排出される。
Further, the
タペットケース40は、下部58における組付孔44の内周面に、上側の当接領域53と下側の当接領域54とを有し、さらに、上下の当接領域53、54の間に、径方向外側に凹む凹部55を有している。上側の当接領域53は、組付孔44の上端部に上下方向に沿って配置され、下側の当接領域54は、組付孔44の上下方向途中に上下方向に沿って配置されている。
The
図2に示すように、ラッシュアジャスタ20がタペットケース40の組付孔44に正規に挿入されると、ボディ21の下面が組付孔44の奥底面に当接し、ボディ21の上端が周面部43とほぼ同じ高さ位置に配置される。このとき、ボディ21の外周面はタペットケース40の当接領域53、54に対し周方向に沿って面接触状態で当接し、ボディ油孔33は凹部55に連通して臨む。当接領域53がボディ油孔33よりも上方で且つボディ21の外周面に周方向に沿って当接することにより、ボディ油孔33から凹部55に流入した作動油が受容空間45側に漏れ出るのが規制され、低圧室26に作動油を十分に溜めることが可能となっている。
As shown in FIG. 2, when the
図4に示すように、プッシュロッド10は、上端部から下端部にかけて全体として上下方向に延びる棒状の部材であって、後述する拡開部16、17及び摺動部11、12を含め、全体として上下対称の構造になっている。このプッシュロッド10は、シリンダヘッド94に設けられた図示しないロッド挿通孔内に往復変位可能に遊挿されている。
As shown in FIG. 4, the
プッシュロッド10は、径方向中心部に、上下方向(軸方向、長さ方向)に貫通する通油孔13を有している。プッシュロッド10の上端部及び下端部は、径方向外側に張り出す所定厚みの拡開部16、17とされている。拡開部16、17の径方向外側の角部は、曲面状に面取りされている。
The
プッシュロッド10は、図3に示すように、上端部の拡開部16に、上方へラッパ状に拡径する凹曲面状、詳細には半球凹面状で、且つ上下方向に沿った断面形状が上向き円弧状をなす摺動部11を有している。摺動部11は、径方向中心部に、通油孔13の上端が開口している。摺動部11は、ロッカアーム80のロッド当接部88に摺動可能に当接し、ロッカアーム80の他端部を支持する。
As shown in FIG. 3, the
また、プッシュロッド10は、図2に示すように、下端部の拡開部17に、下方へラッパ状に拡径する凹曲面状、詳細には半球凹曲状で、且つ上下方向に沿った断面形状が下向き円弧状をなす摺動部12を有している。摺動部12は、径方向中心部に、通油孔13の下端が開口している。摺動部12は、ラッシュアジャスタ20の頂部24に摺動可能に当接し、ラッシュアジャスタ20に支持される。
As shown in FIG. 2, the
上下の摺動部11、12は、互いに同一形状をなし、ロッド当接部88及び頂部24に当接して摺動可能な形状になっている。摺動部11、12の内周の曲率半径は、ロッド当接部88及び頂部24の外周の曲率半径より少し大きくされている。なお、上下の拡開部16、17も互いに同一形状をなしている。
The upper and lower sliding
ここで、カム76が回転すると、カム76と接触するタペットケース40がガイド孔77内を上下方向に往復摺動し、それとともにプッシュロッド10がラッシュアジャスタ20を介して上下方向に往復変位する。プッシュロッド10が往復変位するのに伴い、ロッカアーム80がロッカシャフト90を中心としてシーソ状に揺動変位し、ロッカアーム80の一端部及び他端部が上下動する。ロッカアーム80の一端部においてバルブ当接部87が上下動することにより、バルブステム93がバルブスプリング98の付勢力を受けつつ上下方向に往復変位し、バルブ本体96が開弁状態と閉弁状態とに変位する。
Here, when the
タペットケース40が上昇し、プッシュロッド10がプランジャ22を下向きに押圧すると、弁体28が弁孔23を閉じて、プランジャ22及びボディ21が剛体化し、プランジャ22の下降が規制される。タペットケース40が下降し、プランジャ22に作用する押圧力が減退すると、第2ばね31がプランジャ22を押し上げ、それとともに弁体28が第1ばね30の付勢力に抗して下降して弁孔23を開き、低圧室26に貯留された作動油が弁孔23を通して高圧室27に移行する。そして、プランジャ22がカム76の動きに応じて上下動することにより、カム76のリフト力がプッシュロッド10を介してロッカアーム80に減衰して伝わり、バルブクリアランスが自動調整されるようになっている。
When the
ラッシュアジャスタ20の上記動作は低圧室26に供給される作動油の油圧に基づいてなされる。作動油は、シャフト油孔91、連通孔89、スクリュ油孔79、通油孔13及び導油孔25を順次経て、低圧室26に供給され、さらに弁孔23を通して高圧室27に充填される。作動油は、スクリュ連絡油孔79から通油孔13に移行する際に、ロッド当接部88と摺動部11との間を潤滑し、通油孔13から導油孔25に移行する際に、摺動部12と頂部24との間を潤滑する。
The above operation of the
作動油の一部は、摺動部12と頂部24との間を潤滑したあとタペットケース40の周面部43上に溜り、タペットケース40の受容空間45に貯留される。タペットケース40の受容空間45には、プッシュロッド10の外周面を伝わり落ちる作動油等も貯留される。図2に示すように、作動油は、タペットケース40の受容空間45において、油排出孔52の下端の高さ位置まで貯留される。
Part of the hydraulic oil accumulates on the
また、作動油は、タペットケース40の受容空間45から油排出孔52を通してタペットケース40の凹所49に入り、さらに縦油路51を落下して下面部42に回り込み、タペットケース40とカム76との間を潤滑する。
Hydraulic oil enters the
さて、プッシュロッド10の摺動部11、12は、ロッド当接部88及び頂部24のいずれにも対応可能な形態になっている。このため、プッシュロッド10を図1の状態から上下反転し、摺動部11を下側にして頂部24に当接させ、摺動部12を上側にしてロッド当接部88に当接させても、使用することができる。つまり、プッシュロッド10は、ロッカアーム80とラッシュアジャスタ20との間に上下の区別なく組み付けられる。したがって、作業者は、組み付け時にプッシュロッド10の上下の向き(姿勢)を気にする必要がなく、作業を迅速に進めることができる。特に、摺動部11、12が互いに同一形状であるため、作業者がプッシュロッド10の上下の向きを意識する必要もない。したがって、作業者は、プッシュロッド10の向きについて迷いを生じることがなく、より迅速に作業を進めることができる。
Now, the sliding
さらに、凸曲面状のロッド当接部88がアーム本体81とは別体のアジャストスクリュ82に設けられているため、アーム本体81の形態の自由度を確保することができ、ロッカアーム80の加工を容易に行うことができる。
Furthermore, since the convex screw
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)ラッシュアジャスタは既存のものに若干の追加・変更を加えて構成されるものであってもよい。
(2)ロッカアームは、他端部にアジャストスクリュを有さず、アーム本体がプッシュロッドの摺動部に当接する凸曲面状のロッド当接部を一体に有する構成であってもよい。
(3)プッシュロッドの上端部及び下端部における摺動部は、ロッド当接部及び頂部と当接して摺動可能な形状であればよく、異形状であってもよい。
(4)プッシュロッドは、通油孔を有しない構造であってもよい。
<Other embodiments>
Hereinafter, other embodiments will be briefly described.
(1) The lash adjuster may be configured by adding a slight addition or change to an existing one.
(2) The rocker arm may not have the adjusting screw at the other end, and may have a configuration in which the arm main body integrally has a rod contact portion having a convex curved surface in contact with the sliding portion of the push rod.
(3) The sliding portions at the upper end and the lower end of the push rod may be of any shape as long as they can slide in contact with the rod contacting portion and the top portion, and may have different shapes.
(4) The push rod may have a structure without an oil passage hole.
10…プッシュロッド
11、12…摺動部
13…通油孔
20…ラッシュアジャスタ
24…頂部
40…タペットケース
76…カム
80…ロッカアーム
81…アーム本体
82…アジャストスクリュ
87…バルブ当接部
88…ロッド当接部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上方から前記ラッシュアジャスタを組み付け、カムの回転に応じて往復変位するタペットケースと、
一端部から他端部にかけて上下方向と交差する方向に延び、前記一端部にバルブが当接するバルブ当接部を有し、前記他端部に下向きに突出する凸曲面状のロッド当接部を有するロッカアームと、
前記ロッカアーム側の上端部から前記ラッシュアジャスタ側の下端部にかけて延び、前記上端部及び前記下端部に、前記ロッド当接部及び前記頂部のいずれにも当接して摺動可能な凹曲面状の摺動部を有するプッシュロッドと、を備えるタペット構造。 A lash adjuster having a convex curved top protruding upward,
A tappet case that assembles the lash adjuster from above and reciprocates according to the rotation of the cam;
Extending in a direction intersecting the vertical direction from one end to the other end, having a valve abutting portion with which the valve abuts on the one end, and a convex curved rod abutting portion projecting downward on the other end. A rocker arm having
A concave curved slide extending from the upper end on the rocker arm side to the lower end on the lash adjuster side, and slidable on the upper end and the lower end in contact with both the rod contact portion and the top portion. And a push rod having a moving part.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018148231A JP2020023916A (en) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | Tappet structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018148231A JP2020023916A (en) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | Tappet structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020023916A true JP2020023916A (en) | 2020-02-13 |
Family
ID=69619376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018148231A Pending JP2020023916A (en) | 2018-08-07 | 2018-08-07 | Tappet structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020023916A (en) |
-
2018
- 2018-08-07 JP JP2018148231A patent/JP2020023916A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7493879B2 (en) | Engine valve operating system | |
US3314404A (en) | Engine valve operating mechanism | |
KR101570889B1 (en) | Lash adjuster | |
US2840063A (en) | Hydraulic valve lifter | |
JP6653027B2 (en) | Tappet | |
JP2020023916A (en) | Tappet structure | |
US20070272185A1 (en) | Hydraulic lash adjuster for an internal combustion engine | |
US3728990A (en) | Hydraulic tappets for internal combustion engines | |
JP6682022B2 (en) | Tappet | |
JP7264757B2 (en) | valve train | |
JP6077372B2 (en) | Valve unit fitting structure | |
US20050183686A1 (en) | Hydraulic lash adjuster | |
JP2020020267A (en) | Tappet structure | |
US10082052B2 (en) | Hydraulic lash adjuster | |
EP1903190A2 (en) | Lash adjuster | |
JP6599735B2 (en) | Rush adjuster | |
JP2021017882A (en) | Valve gear | |
JP6633444B2 (en) | Rush adjuster | |
EP0028736A1 (en) | Hydraulic tappet | |
JP6691409B2 (en) | Pivot device | |
JP2004211585A (en) | Lash adjuster | |
JP6114684B2 (en) | Rocker arm support mechanism | |
JP2021116736A (en) | Valve gear of internal combustion engine | |
JP6246066B2 (en) | Rush adjuster | |
JP5313040B2 (en) | Rush adjuster |