JP2020021344A - 情報管理装置、情報管理方法およびプログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】新たに生成された情報に対して、グローバルデータの検索における登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減することができる情報管理装置、情報管理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】情報管理装置100は、登録者端末2により連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分けるカテゴリ分類部110と、カテゴリ分類部110により分けられた情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分けるデータ領域解析部11と、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS20,GNRS30を用いた検索を行わずに廃棄させるプライベートデータ蓄積部121と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報管理装置、情報管理方法およびプログラムに関する。
インターネット上では、情報の識別子と情報の保存場所が同一であるURL(Uniform Resource Locator)が一般的である。一方、情報の識別子と情報の保存場所を異なる体系で管理する情報指向ネットワークアーキテクチャが提案されている(非特許文献1)。
その1つ、CCN(Content Centric Networking)は、コンテンツ名を通信の情報識別子として用い、物理的なネットワークアドレスを用いず、場所構造を持たない純粋なネームベースの情報指向ネットワークアーキテクチャである。
PublisherとSubscriber(データを生成する端末をPublisher、データを要求する端末をSubscriberと呼ぶ)の双方の利便性を考慮すると、共有にあたっては、連続生成されるライブデータ(ライフ期間の短いデータ)(後述)によるトラヒック集中を避けるため、データそのものについては、分散管理型を採用する。
また、分散管理されたデータを検索するためには、データの様々な属性を示すメタデータが使用される。メタデータの管理に関しては、データの登録・削除管理とデータ検索について、データのモビリティを考慮した効率的な共有方式が望まれる。
Subscriber は、所望コンテンツが「どこ」にあるのかを意識する必要がなく、「なに」を求めているのかのみを意識してデータ要求を行えばよい。しかし、場所構造を持たないために、例えば、所望コンテンツを遠方ノードのみが保持している場合、宛先地点を指定して一発でルーティングをするということができず、所望コンテンツを保持していそうなノードを、コンテンツ名のみでしらみつぶしに探索しながら、徐々にルーティングを行うため非常にコストが大きい。
非特許文献1では、データ(情報)を二種類に分類して、一方のデータはグローバルデータとして管理し、他方のデータはローカルネットワークのデータとして管理することで、グローバルデータの検索等にかかる時間を削減している。
伊藤智稀,他3名,「IoTデータの短寿命・ローカリティを考慮したメタデータ管理のための負荷分散制御」,信学技報, vol. 117, no. 460, IN2017-142, pp. 315-320, 2018年3月
しかしながら、非特許文献1に記載の技術を用いても映像機器のようなデバイスが多数存在する場合、それらの機器が生成する画像の検索の登録および書き込み・削除が莫大な量になり、管理の負荷が多大になる。また、一度も検索されることがない、すなわち、一度も使われることのない情報を登録するために費やす装置全体としての処理負荷が大きいというさらなる課題があった。
このような背景を鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、新たに生成された情報に対して、グローバルデータの検索における登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減することができる情報管理装置、情報管理方法およびプログラムを提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRSが配置され、前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置であって、連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類手段と、前記第1分類手段により分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類手段と、前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURIを割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理手段と、前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理手段と、前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理手段と、を備えることを特徴とする情報管理装置とした。
また、請求項5に記載の発明は、ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRSが配置され、前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置の情報管理方法であって、前記情報管理装置のサーバが、連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類ステップと、前記第1分類ステップにより分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類ステップと、前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURIを割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理ステップと、前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理ステップと、前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理ステップと、を実行することを特徴とする情報管理方法とした。
また、請求項6に記載の発明は、ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRSが配置され、前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置としてのコンピュータを、連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類手段、前記第1分類手段により分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類手段、
前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURIを割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理手段、前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理手段、前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理手段、として機能させるためのプログラムである。
このようにすることで、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS,GNRSを用いた検索を行わない。すなわち、特定ローカルデータ管理手段は、情報Aについて検索のための登録をしない。この登録をしないことで、登録のためのオーバヘッドのコストをなくすことができる。その結果、新たに生成された情報に対して、NCS,GNRSにおける登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1分類手段が、情報のローカル性の指標として前記ライブデータの生成地点までの距離が所定距離以下の場合、前記情報Aに分類することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置とした。
このようにすることで、情報Aに対して、検索する範囲をローカルに限定することにより、Publisherの絞り込みを行うことができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記第1分類手段が、情報の検索頻度が所定値以下の場合、前記情報Aに分類することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置とした。
このようにすることで、情報の検索頻度が低い場合には、情報Aに限定することにより、Publisherの絞り込みを行うことができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記第1分類手段が、検索頻度に基づいて、前記情報Aを前記情報Bにカテゴリ変更することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置とした。
このように、検索頻度や最近検索時刻といった検索度合いに応じて情報Aを情報Bにカテゴリ変更する。これにより、何度も検索される情報に対しては、情報Aを情報Bにカテゴリ変更してURI登録を可能とし、全世界からの検索に対応できないことを回避することができる。
本発明によると、新たに生成された情報に対して、グローバルデータの検索における登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減する情報管理装置、情報管理方法およびプログラムを提供することができる情報管理装置、情報管理方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る情報管理装置の情報管理方法を説明する図である。 上記実施形態に係る情報管理装置の情報管理方法の動作を示すフローチャートである。 比較例の情報管理装置の情報管理方法を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)における情報管理装置等について説明する。
(比較例)
情報指向型ネットワークは、URI(Uniform Resource Identifier)が情報の識別子、NA(network address)が情報の保存場所である。URIは、全世界でユニークである。例えば、160バイトの空間のランダム値を割り当てる方法が提案されている。
情報保管場所(Publisherと呼ぶ)を入手したい対象(Subscriberと呼ぶ)は、PublisherのURIを検索サイトなど何らかの方法で入手する。そして、Subscriberは、このURIを検索し、PublisherのNAを求め、このNAに対して通信を行う。
情報指向型ネットワークでは、情報にURIを割り当てるために、NCS(Name Certification Service)という登録サービスを用いる。URIからNAを検索するためにGNRS(Global Name Resolution Service)という検索サービスを用いる。
GNRSにおける検索のために、(1)URIとNAの組を検索テーブルに書き込む、(2)検索後にURIとNAの組を検索テーブルから削除する、(3)URIをテーブル検索してNAを出力する、という3つの処理が必要になる。
図3は、比較例の情報管理装置の情報管理方法を説明する図である。
図3に示すように、情報管理装置10は、ローカルネットワーク1上に設置され、IoT(Internet of Things)の情報の検索や識別子付与のための情報管理を行う。ローカルネットワーク1には、NCS20、GNRS30、およびローカルデータベース(DB)40が配置される。
情報管理装置10は、例えば、エッジコンピューティングにより、端末の近くに分散配置されるサーバなどである。エッジコンピューティングにより、携帯電話事業者のコアネットワーク内にサーバを設置すると、遅延を少なくできる。
なお、情報管理装置10、NCS20、GNRS30、およびローカルデータベース(DC)40のローカルネットワーク1への配置は一例であり、限定されない。
図3の比較例の情報管理装置10が対象とするライブデータは、監視カメラのライブ映像、家電製品のステータス情報、自動車の位置情報などであり、登録者端末2(IoT機器)により連続生成される、ライフ期間の短いデータである。
また、静的データは、YouTube(登録商標)動画などのライフ期間が長いデータである。なお、静的データという用語は、ライブデータと対比する意味で導入したものである。
比較例では、ライブデータの利用において高いローカル性が予想されることに鑑み、一部のデータをローカルに取り扱うことで、グローバルデータの検索における登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減する。
比較例のシステムでは、登録者端末2(IoT機器)によりライブデータが常時連続生成される。このため、NCS20,GNRS30への頻繁な登録トランザクションが発生し、その多くが短期間後には無効になることによるNCS20,GNRS30への頻繁な削除トランザクションが発生する。よって、NCS20,GNRS30への膨大な登録・削除コストが問題となる。頻繁な登録トランザクションや削除トランザクションが発生する理由は、すべてのネットワークデータにGUIDを割り当て、NCS20,GNRS30で登録・削除の管理を行う必要があることによる(図3符号a参照)。
図3符号aに示す矢印は、通信回線を表している。情報管理装置10のデータ蓄積部12(後記)と、NCS20,GNRS30とは、通信回線で結ばれている。データ蓄積部12は、NCS20,GNRS30に、通信回線によりアクセスを行う。
<NCS20>
NCS20は、すべてのネットワークデータに情報識別子(GUID、Global Unique IDentifier)を割り当てる。NCS20は、データの様々な属性を示すメタデータからGUIDを検索する。
具体的には、NCS20は、グローバル識別子付与検索部21を有する。グローバル識別子付与検索部21は、コンテンツ名(Content name 1、Content name n、ライブデータ蓄積部)が入力(アクセス)されると、入力されたコンテンツ名を検索してGUID(GUID1、GUIDn、GUIDx)を付与する。
<GNRS30>
GNRS30は、GUIDからNAを検索する。具体的には、GNRS30は、グローバルネットワークアドレス検索部31を有する。グローバルネットワークアドレス検索部31は、GUID(GUID1、GUIDn、GUIDx)が入力(アクセス)されると、入力されたGUIDをもとに、ネットワークアドレスNA(NA1、NAn、NAx)を検索する。
<ローカルDB40>
ローカルDB40は、ローカルネットワーク1に配置され、ネットワークアドレスを検索するためのGUIDを蓄積する。具体的には、ローカルDB40は、ライブデータ検索部41を有する。ライブデータ検索部41は、ライブデータコンテンツ名(Content name x)が入力(アクセス)されると、入力されたライブデータコンテンツ名をもとに、GUID(GUIDx)を検索する。
<情報管理装置10>
情報管理装置10は、データ領域解析部11と、静的データ蓄積部13およびライブデータ蓄積部14を有するデータ蓄積部12と、データアクセス頻度解析部15と、データ廃棄部16と、を備える。
データ領域解析部11は、登録者端末2(IoT機器)により連続生成されるライブデータのデータ領域を解析する。具体的には、データ領域解析部11は、Publisher のデータ生成頻度が、生成頻度閾値以上、または、Publisher が生成するデータのライフ期間が、ライフ期間閾値以下で、ライブPublisherが生成するデータをライブデータ(図3符号b参照)として扱い、それ以外の非ライブデータは静的データ(図3符号c参照)とする。これにより、Publisher 単位でライブデータと静的データの比率を制御することができる。ライブデータをローカル管理化することにより、グローバルな中央集中検索サーバにおける、頻繁なデータ生成による大きな登録・削除コストを軽減できる。
上記生成頻度閾値および上記ライフ期間閾値は、登録・削除コストと検索コストのトレードオフを考慮して調整する。
なお、図3符号bの白抜き矢印に示すライブデータと、図3符号cの白抜き矢印に示す静的データとの矢印の太さを変えているのは、ライブデータと静的データとに振り分けられるデータ量をイメージ的に表している(振り分けられるデータ量は、ライブデータの方が大きい)。
データ蓄積部12は、静的データ蓄積部13に静的データを蓄積し、ライブデータ蓄積部14にライブデータを蓄積する。なお、データ蓄積部12は、例えばHDD(hard disk drive),SSD(solid state drive)等の記憶手段である。
静的データ蓄積部13は、データ領域解析部11で解析された静的データを蓄積するとともに、静的データについてNCS20,GNRS30へ登録・削除を行う(図3符号a参照)。すなわち、静的データ蓄積部13は、NCS20の検索によりGUIDを取得した後、GNRS30にアドレス解決を依頼する。
静的データ蓄積部13は、ライブデータ蓄積部14からライブデータを受け取る場合がある(図3符号d参照)。静的データ蓄積部13は、ライフ期間が過ぎた静的データをデータ廃棄部16に出力する(図3符号e参照)。
ライブデータ蓄積部14は、データ領域解析部11で解析されたライブデータを蓄積するとともに、ローカルDB40へ登録・削除を行う(図3符号f参照)。
ライブデータ蓄積部14は、ライブデータを検索する場合、NCS20の代わりにローカルDB40を検索した後、GNRS30でアドレス解決を行う。ただし、メタライブデータ(例えばサブネット単位に定義したデータ)は、GNRS30に登録されていない。このため、ライブデータ蓄積部14は、GNRS30でのアドレス解決に代えて、メタライブデータのアドレス解決を行う(図3符号d参照)。よってメタライブデータは、グローバル識別子付与検索部21のライブデータ蓄積部のGUIDxを含んでいる。
ライブデータ蓄積部14は、ライフ期間が過ぎたライブデータをデータ廃棄部16に出力する(図3符号g参照)。
データアクセス頻度解析部15は、静的データ蓄積部13の静的データおよびライブデータ蓄積部14のライブデータをもとに、データアクセス頻度を解析する(図3符号h参照)。
ここで、ライブデータ蓄積部14が、一部のデータをローカルに取り扱い、ローカルDB40へ登録・削除を行うことで、登録・削除の回数を減らすことができる一方、データをグローバルに扱わないことで、検索のデータヒット率が低下する。そこで、情報管理装置10に、データアクセス頻度解析部15を設置する。データアクセス頻度解析部15は、静的データ蓄積部13の静的データとライブデータ蓄積部14のライブデータのデータアクセス頻度をもとに、ライブデータ蓄積部14に蓄積したままで使用される可能性のないデータを解析する。ライブデータ蓄積部14は、データアクセス頻度解析部15の解析結果に従って、自身が蓄積したままで使用される可能性のないデータを静的データ蓄積部13に書き込む(図3符号d参照)。
データ廃棄部16は、ライフ期間が過ぎたデータを廃棄する。
比較例では、IoT機器により連続生成されるライブデータのうち、ローカルに検索を管理するデータをライブデータと指定し、グローバルに検索を管理する静的データと区別する。これにより、NCS20,GNRS30における登録の負荷を減らして登録・削除コストを軽減することができる。
しかし、NCS20,GNRS30において、URI登録のための負荷をより低減したい要請がある。
特に、映像機器のようなデバイスが多数存在し、それらの機器が生成する画像の検索に当たっては、画像数が非常に多くなるため、それらの登録および書き込み・削除が莫大な量になり、NCS20,GNRS30の管理の負荷が多大になることが問題となる。さらに、一度も検索されることがない、すなわち、一度も使われることのない情報を登録するために費やす処理負荷の損失が大きい。
そこで、新たに生成された情報に対して、NCS20,GNRS30における登録の負荷を減らして処理負荷をより一層低減することが要請されている。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る情報管理装置100の情報管理方法を説明する図である。図3の比較例と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
比較例では、メタデータを管理するNCS20,GNRS30またはローカルDB40に対し、データの登録・削除を行う操作を行っていた。
本発明者らは、一部のデータについてはそもそも使われることがないのではないか、ということに着目した。本実施形態は、データをすべて登録・削除するのではなく、一部のデータについては検索のための登録をしないことを特徴とする。
図1に示すように、情報管理装置100は、ネットワークデータにGUID(情報識別子)が割り当てられ、データのメタデータからGUIDを検索するためのNCS20、およびGUIDからネットワークアドレスを検索するためのGNRS30が配置される。情報管理装置100は、GUIDと、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャに適用される。
情報管理装置100は、ローカルネットワーク1上に設置され、IoTの情報の検索や識別子付与のための情報管理を行う。ローカルネットワーク1には、NCS20、GNRS30、およびローカルDB40が配置される。
情報管理装置100は、カテゴリ分類部110(第1分類手段)と、データ領域解析部11(第2分類手段)と、静的データ蓄積部13(静的データ管理手段)、ライブデータ蓄積部14(ローカルデータ管理手段)およびプライベートデータ蓄積部121(特定ローカルデータ管理手段)を有するデータ蓄積部120と、データアクセス頻度解析部15と、データ廃棄部16と、を備える。
<カテゴリ分類部110>
カテゴリ分類部110は、データ領域解析部11の前段に設置され、登録者端末2(IoT機器)により連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Bとにカテゴリ分類する。カテゴリ分類部110が、分けた結果が情報Aと情報Bである。
カテゴリ分類部110は、(1)情報のローカル性が高い場合、情報Aに分類するように設定しておくか、(2)情報の検索頻度が低い場合、情報Aに分類するように設定しておく。上記(1)と上記(2)は、いずれか一つを用いてもよいし、両者を併用してもよい。
カテゴリ分類部110は、情報のローカル性の指標としてライブデータの生成地点までの距離が所定距離以下の場合、情報Aに分類する。
カテゴリ分類部110は、情報の検索頻度が所定値以下の場合、情報Aに分類する。
カテゴリ分類では、データがどれくらい検索されるかという人気度と、ローカル性との2つの特性を見る。情報Aは、人気度が低い(あまり検索されない)、かつ、ローカル性が高い(近くで検索されやすい)情報である。換言すれば、情報Aは、検索されずらく、もし検索されても近くにある情報である。情報Aは、メタデータとして登録しなくても影響が小さい。また、近くのデータであれば、このようなデータをほしい人は近くを探せば見つかりやすい。
<カテゴリ分類の具体例>
カテゴリ分類部110は、登録者端末2(IoT機器)により連続生成されるライブデータを、情報Aと情報Bとに振り分ける。
ライブデータの振り分けは、例えば、下記(1)「データ生成者による振り分け」と、下記(2)「ネットワーク管理者等による振り分け」とがある。
(1)データ生成者による振り分け
データ生成者による振り分けの場合、地域性(ローカル性)は、データ生成者のオーナーに依存する。データ生成者は、図1の例では、例えば登録者端末2の管理者である。登録者端末2の管理者は、情報のローカル性が高いデータを情報Aとし、それ以外のデータを情報Bとして手動でカテゴリ分類部110に振り分けを設定する。
・データ生成者単位の振り分け
登録者端末2の設置場所(撮影場所・撮影方向)毎に機器単位で振り分ける。
例えば、登録者端末2が監視カメラである場合、家屋の監視カメラは情報A、公道上の監視カメラは情報Bにセットアップ時に手動でカテゴリ分類部110に振り分けを設定する。
上記は、機器単位の振り分けであるが、下記データ単位の振り分けも想定できる。
・データ単位の振り分け
ユーザ自身がデータ単位で振り分ける。
例えば、動画Xを録画したスマホユーザは、地元の人にだけ見てほしいので情報Aを手動でカテゴリ分類部110に振り分けを設定する。一方、動画Yを録画したスマホユーザは、多くの人に自慢したいので情報Bを手動でカテゴリ分類部110に振り分けを設定する。
以上は、ユーザの振り分けであるが、ネットワーク管理者側による振り分けも想定できる。
(2)ネットワーク管理者による振り分け
ネットワーク管理者による振り分けの場合も、上記データ生成者単位の振り分けと同様に、「機器単位」と「データ単位」に分けられる。
・データ生成者単位の振り分け
例えば、家屋の監視カメラは、地域性指標「90」、公道上の監視カメラは、地域性指標「30」を持つとする。地域性指標が高いほど、近くで検索されやすい情報、すなわち情報Aであるとする。
ネットワーク管理者は、情報Aと情報Bの境目の地域性指標を調整(例えば地域性指標「45」を境目の地域性指標としそれを超える場合にデータ登録)して振り分ける。
・データ単位の振り分け
例えば、監視カメラの映像Xは、平均100(m)離れた地点から検索されると想定し、また、監視カメラの映像Yは、平均100(km)離れた地点から検索されると想定する。
ネットワーク管理者は、情報Aと情報Bの境目の距離を調整(例えば監視カメラの映像が平均100(m)以上の場合にデータ登録)して振り分け調整する。
なお、(1)データ生成者による振り分けと、(2)ネットワーク管理者等による振り分けとが重複した場合、(2)ネットワーク管理者等による振り分けを優先させる。
上記振り分けの例は、一例である。
さらに、登録者端末2から取得したデータの検索頻度に応じて、ネットワーク管理者が手動でカテゴリ分類部110により、情報Aを情報Bにカテゴリ変更することも可能である。この場合、情報の検索頻度(人気度合い)の推定値をもとに、ネットワーク管理者が手動でカテゴリ分類部110に振り分けを設定してもよい。
<データ領域解析部11>
データ領域解析部11は、登録者端末2(IoT機器)により連続生成されるライブデータのうち、カテゴリ分類部110でカテゴリ分類された情報Bのデータ領域を解析する。データ領域解析部11は、カテゴリ分類部110により分けられた情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける。そして、データ領域解析部11は、Publisher のデータ生成頻度が、生成頻度閾値以上、または、Publisher が生成するデータのライフ期間が、ライフ期間閾値以下に、ライブPublisherが生成するデータをライブデータ(図1符号b参照)として扱い、それ以外の非ライブデータは静的データ(図1符号c参照)とする。これにより、Publisher 単位でライブデータと静的データの比率を制御することができる。
<データ蓄積部120>
データ蓄積部120は、静的データ蓄積部13に情報Bの静的データを蓄積し、ライブデータ蓄積部14に情報Bのライブデータを蓄積し、プライベートデータ蓄積部121(特定ローカルデータ管理手段)に情報Aのライブデータを蓄積する。
<静的データ蓄積部13>
静的データ蓄積部13は、データ領域解析部11により分けられた情報Bの静的データを蓄積するとともに、情報Bの静的データについて、グローバルデータとしてURIを割り当て、NCS20,GNRS30へ登録・削除を行う(図1符号a参照)。すなわち、静的データ蓄積部13は、NCS20検索によりGUIDを取得した後、GNRS30にアドレス解決を依頼する。なお、静的データ蓄積部13が、NCS20,GNRS30における登録を行うことで、登録のためのコストがかかる。
静的データ蓄積部13は、ライブデータ蓄積部14からライブデータを受け取る場合がある(図1符号d参照)。静的データ蓄積部13は、ライフ期間が過ぎた静的データをデータ廃棄部16に出力する(図3符号g参照)。
<ライブデータ蓄積部14>
ライブデータ蓄積部14は、データ領域解析部11により分けられた情報Bのライブデータを蓄積するとともに、情報Bのライブデータについて、NCS20検索の代わりにローカルDB40の検索後に、GNRS30を用いてネットワークアドレスを検索する。すなわち、ライブデータ蓄積部14は、NCS20検索に代えてローカルDB40へ登録・削除を行う(図1符号f参照)。なお、ライブデータ蓄積部14が、ローカルDB40へ登録する場合、登録のためのコストがかかる。
ライブデータ蓄積部14は、ライフ期間が過ぎたライブデータをデータ廃棄部16に出力する(図1符号g参照)。
<プライベートデータ蓄積部121>
プライベートデータ蓄積部121は、カテゴリ分類部110により分けられた情報Aを、ライブデータ(プライベートデータ)として蓄積する。
プライベートデータ蓄積部121は、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS20,GNRS30を用いた検索を行わない。すなわち、プライベートデータ蓄積部121は、情報Aについて検索のための登録をしない。登録しないことで、登録のためのオーバヘッドのコストをなくすことができる。
なお、プライベートデータ蓄積部121が、情報Aには、URIを割り当てず、かつ、NCS20,GNRS30管理を行わないことは、図1のプライベートデータ蓄積部121にデータ廃棄部16への出力以外の入出力が描かれていないことで示されている。
一般化して述べると、情報Aに対しては、情報を保持する機器(Publisher)自身が情報の検索に対応する機能を持ち、情報Aを欲するSubscriberは、適当なPublisherに対して直接検索を行う機能を持つ。
ここで、適当なPublisherに対して直接検索を行う機能において、Subscriberの近傍のPublisherのみを検索するようなPublisherの絞り込みを行う。
<データアクセス頻度解析部15およびデータ廃棄部16>
データアクセス頻度解析部15は、静的データ蓄積部13の静的データおよびライブデータ蓄積部14のライブデータをもとに、データアクセス頻度を解析する(図3符号h参照)。
データ廃棄部16は、ライフ期間が過ぎた、静的データ、ライブデータ、およびプライベートライブデータを廃棄する。特に、データ廃棄部16は、プライベートデータ蓄積部121からのデータをそのまま廃棄する。
以下、上述のように構成された情報管理装置100の情報管理方法を説明する。
図2は、情報管理装置100の情報管理方法の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS1でカテゴリ分類部110は、IoT機器により連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける。例えば、カテゴリ分類部110は、情報のローカル性が高い場合や情報の検索頻度が低い場合、情報Aに分類する。
ステップS2でデータ領域解析部11は、カテゴリ分類部110により分けられた情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける。
ステップS3で静的データ蓄積部13は、情報Bに分けた静的データについて、グローバルデータとしてURIを割り当て、NCS20およびGNRS30を用いて検索する。
ステップS4でライブデータ蓄積部14は、情報Bに分けたライブデータについて、ローカルデータとしてローカルDB40検索後に、GNRS30を用いてネットワークアドレスを検索する。
ステップS5でプライベートデータ蓄積部121は、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS20およびGNRS30を用いた検索を行わずに廃棄させる。
なお、上記ステップS2実行後のステップS3またはステップS4の実行順序と、ステップS3またはステップS4とステップS5の実行順序は問わない。
ステップS6でデータアクセス頻度解析部15は、静的データ蓄積部13の静的データおよびライブデータ蓄積部14のライブデータをもとに、データアクセス頻度を解析する。
ステップS7でデータ廃棄部16は、ライフ期間が過ぎた、静的データ、ライブデータ、およびプライベートライブデータを廃棄して本フローの処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る情報管理装置100は、登録者端末2により連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分けるカテゴリ分類部110と、カテゴリ分類部110により分けられた情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分けるデータ領域解析部11と、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS20,GNRS30を用いた検索を行わずに廃棄させるプライベートデータ蓄積部121と、を備える。
このようにすることで、情報Aに分けたライブデータについて、URIを割り当てず、かつ、NCS20,GNRS30を用いた検索を行わない。すなわち、プライベートデータ蓄積部121は、情報Aについて検索のための登録をせず、アドレス管理も行わない。さらに、データ廃棄部16は、プライベートデータ蓄積部121からのデータをそのまま廃棄する。登録しないことで、登録のためのオーバヘッドのコストをなくすことができる。その結果、新たに生成された情報に対して、NCS,GNRSにおける登録の回数を減らして装置全体としての処理負荷を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
また、上記各実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上述文書中や図面中に示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するためのソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、IC(Integrated Circuit)カード、SD(Secure Digital)カード、光ディスク等の記録媒体に保持することができる。また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1 ローカルネットワーク
2 登録者端末(IoT機器)
11 データ領域解析部(第2分類手段)
13 静的データ蓄積部(静的データ管理手段)
14 ライブデータ蓄積部(ローカルデータ管理手段)
15 データアクセス頻度解析部
16 データ廃棄部
20 NCS
21 グローバル識別子付与検索部
30 GNRS
31 グローバルネットワークアドレス検索部
40 ローカルデータベース(DB)
41 ライブデータ検索部
100 情報管理装置
110 カテゴリ分類部(第1分類手段)
120 データ蓄積部
121 プライベートデータ蓄積部(特定ローカルデータ管理手段)

Claims (6)

  1. ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS(Name Certification Service)、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRS(Global Name Resolution Service)が配置され、
    前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置であって、
    連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類手段と、
    前記第1分類手段により分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類手段と、
    前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURI(Uniform Resource Identifier)を割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理手段と、
    前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理手段と、
    前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理手段と、を備える
    ことを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記第1分類手段は、情報のローカル性の指標として前記ライブデータの生成地点までの距離が所定距離以下の場合、前記情報Aに分類する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記第1分類手段は、情報の検索頻度が所定値以下の場合、前記情報Aに分類する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 前記第1分類手段は、検索頻度に基づいて、前記情報Aを前記情報Bにカテゴリ変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  5. ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS(Name Certification Service)、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRS(Global Name Resolution Service)が配置され、
    前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置の情報管理方法であって、
    前記情報管理装置のサーバが、
    連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類ステップと、
    前記第1分類ステップにより分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類ステップと、
    前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURI(Uniform Resource Identifier)を割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理ステップと、
    前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理ステップと、
    前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理ステップと、
    を実行することを特徴とする情報管理方法。
  6. ネットワークデータに情報識別子が割り当てられ、データのメタデータから前記情報識別子を検索するためのNCS(Name Certification Service)、および前記情報識別子からネットワークアドレスを検索するためのGNRS(Global Name Resolution Service)が配置され、
    前記情報識別子と、情報の保存場所とを別の体系とする情報指向ネットワークアーキテクチャにおける情報管理装置としてのコンピュータを、
    連続生成されるライブデータを、少なくとも1つのカテゴリに含まれる情報Aと情報Bとに分ける第1分類手段、
    前記第1分類手段により分けられた前記情報Bを、ライフ期間の短いライブデータと、ライフ期間が長い静的データとに分ける第2分類手段、
    前記情報Bに分けた前記静的データについて、グローバルデータとしてURI(Uniform Resource Identifier)を割り当て、前記NCSおよび前記GNRSを用いて検索する静的データ管理手段、
    前記情報Bに分けた前記ライブデータについて、ローカルデータとして、前記ネットワークアドレスを検索するための前記情報識別子を蓄積するローカルデータベース検索後に、前記GNRSを用いてネットワークアドレスを検索するローカルデータ管理手段、
    前記情報Aに分けた前記ライブデータについて、前記URIを割り当てず、かつ、前記NCSおよび前記GNRSを用いた検索を行わずに廃棄させる特定ローカルデータ管理手段、
    として機能させるためのプログラム。
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