JP2020021317A - 生体情報登録システムと方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】管理者の作業負担を減らし、生体情報の登録作業を行うユーザの本人確認した上で生体情報の登録を可能とする。【解決手段】生体情報の登録状況を管理する登録状況管理装置と、生体情報を登録する登録端末と、登録状況管理装置と登録端末にネットワークを介して接続され、登録端末と離れた場所に設置される管理端末とを有し、管理端末は、生体情報の登録を申請する申請者の氏名及び個人識別情報と、生体情報を登録する登録者の氏名と登録者の顔画像を表示して、生体情報の登録者の本人確認をする。【選択図】 図1
Description
本発明は、生体情報登録システムと方法に関する。
近年、個人の身体的特徴(生体情報)を元に本人特定を行う生体認証は、セキュリティ対策の一つとして利用が進んでいる。
生体認証は、予め登録されたユーザの生体情報と認証時にユーザから取得した生体情報とを比較照合し、一致しているか否かで認証する技術である。生体認証を利用することにより、機密エリアへの入室や、特定端末、特定システムの利用の可否をユーザ単位で制御することが可能になる。
生体認証による本人特定を正しく行うためには、ユーザ本人であることを確認した後に、生体情報の登録作業を行う必要がある。ユーザの本人確認を行わず、生体情報の登録作業を許してしまうと、悪意のある不正ユーザが生体情報を登録することができる。一度、不正な生体情報がシステムに登録されてしまうと、生体認証を行うこと自体に意味がなく、不正ユーザの侵入を防止することができない。
そのため、生体情報の登録を行う場合、管理者が、生体情報の登録作業に立ち会い、登録者の本人確認を行った上で、生体情報の登録作業を行う必要がある。つまり、許可された正規のユーザ本人が生体情報の登録を行っているかを監視する必要がある。
管理者が立ち会うこととすると、全ユーザの登録作業のため、管理者を長時間拘束することになる。また、管理者の拠点とユーザの拠点が遠隔地にある場合には、管理者を拘束するだけでなく、移動時間も管理者を拘束することとなる。
このような管理者の負担を軽減するため、システム全体の管理者とは別に、拠点毎の拠点管理者に登録作業権限を渡すことで、管理者の作業負担を分散する技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された技術によると、システム全体の管理者の拠点と離れた複数拠点に在勤している複数のユーザの生体情報を登録する場合でも、拠点管理者に登録作業の権限を付与できるので、システム全体の管理者にかかる登録作業の負荷分散をすることは可能になる。
しかし、システム全体の管理者自身の作業負荷については削減することはできるが、その分を拠点管理者に作業負担がかかってしまう。即ち、管理者権限を持ったユーザが行うべき作業量を減らすことには繋がらない。
また、拠点管理者が生体情報の登録作業を行うユーザの本人確認を行う必要があるが、その拠点管理者の一部が不正登録や操作ミスなどを起こす可能性も否定でききない。
不正登録や操作ミスなどのリスクは拠点管理者の数だけ拡散してしまうため、不正や操作ミスのない生体情報を登録するためには、拠点管理者ではなく、管理者自身が登録作業を行ったユーザを確認し、管理者自身が生体情報の登録許可をする方が、信頼性が高い。しかしながら、特許文献1では、遠隔地で登録作業をしているユーザを監視したり、登録作業を実施したユーザを事後確認することは考慮されていない。
本発明の目的は、管理者の作業負担を減らし、生体情報の登録作業を行うユーザの本人確認した上で生体情報の登録する生体情報登録システム及びその方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の望ましい態様の一つの生体情報登録システムは、生体情報の登録状況を管理する登録状況管理装置と、生体情報を登録する登録端末と、登録状況管理装置と登録端末にネットワークを介して接続され、登録端末と離れた場所に設置される管理端末とを有する。そして、登録状況管理装置は、生体情報の登録申請を行う申請者の氏名、及び、申請者の顔写真付きの個人識別情報を対応させて記憶する登録予定者情報と、生体情報の登録を行う登録者の氏名、登録者から採取された生体情報、及び、採取時の画像を対応させて記憶する登録者情報を記憶する登録状況データベースを有する。また、登録端末は、登録者の生体情報を採取する生体情報採取装置と、登録者の氏名を入力する入力装置と、生体情報採取装置により生体情報を採取する際の登録者の顔画像を撮影するカメラとを有し、登録予定者情報の申請者の氏名及び個人識別情報と、登録者の氏名とカメラにより撮影された登録者の顔画像を表示する表示装置とを有する。
本発明によれば、管理者の作業負担を減らし、生体情報の登録作業を行うユーザの本人確認をした上で、ユーザの生体情報を登録することができる。
以下、図面を用いて説明する。
図1、生体情報登録システムの一例を示す図である。生体情報登録システム10は、登録状況管理装置100、個人識別情報管理装置110、入室管理装置120、生体情報管理装置130、管理端末140、及び、生体情報採取する登録端末150を有し、これらはそれぞれ、ネットワーク160を介して接続される。
登録状況管理装置100、個人識別情報管理装置110、生体情報管理装置130、管理端末140は、サーバなどの一つの装置内に集中して実装しても良いし、複数の装置やクラウドなどに分散して設置しても良い。
入室管理装置120、及びカメラ付きの開閉制御装置171は、生体情報の採取し登録を行う部屋(以下、登録部屋)170の扉172に実装されている必要があり、登録部屋170の数だけ必要となる。
登録状況管理装置100は、生体情報の採取予定者の情報を管理する登録予定者管理部101、登録状況管理データベース103と、を有する。登録予定者管理部101は、登録申請者161からの申請情報、または、生体情報管理部131から登録申請者161の個人識別情報を取得し、採取予定者(以下、生体情報を採取することを撮影、採取者を登録者と呼ぶことがあるが、単に、技術の理解のための説明の簡素化である。従って、撮影といっても、生体情報を網膜、指紋、静脈等の画像に限定する意図ではなく、声紋等の画像以外も含む)の情報として登録状況管理データベース103に登録する機能を保持している。登録状況管理データベース103は、撮影予定者の情報である登録予定者情報1031、及び、登録者情報1032を保持している。
ここで示す個人識別情報とは、公的な機関からユーザに対して付与されている免許証、マイナンバーカードなど個人を公的に特定可能な顔写真付きの証明書や、学生証、社員証のように組織内で個人を特定可能な顔写真付きの証明書のことである。また、登録申請に含める個人識別情報の数、即ち、個人識別情報の種類を多くすることにより、ユーザ本人を特定する際の精度を向上させることができる。
個人識別情報管理装置110は、個人識別情報管理データベース111を持ち、ユーザの氏名などのユーザ情報と個人識別情報を保持している。
入室管理装置120は、入室管理部121、登録予定者照合部122、及び、入室管理用データベース123と、を有する。入室管理部121は、登録部屋170への入室が許可されているかを照合し、許可された登録予定者162のみ入室を許可する機能を有する。登録予定者照合部122は、登録予定者162から取得した顔写真、及び個人識別情報を元に登録予定者162の本人確認を行う機能を有する。入室管理用データベース123は、後述する図7の撮影予定者情報を格納している。
生体情報管理装置130は、生体情報管理部131、及び、生体情報管理データベース132と、を有する。生体情報管理部131は、管理者によって生体情報の登録が許可されたユーザの生体情報を登録者の氏名とその生体情報を対応させて登録する生体情報管理データベース132へ登録する機能を有する。生体情報管理データベース132は、生体情報を格納している。
管理端末140は、承認部141と表示装置とを有する。表示装置には登録予定者確認画面142、撮影状況確認画面143がある。管理者164が登録予定者確認画面142で登録予定者162の登録申請内容や登録予定者162の個人識別情報などを閲覧することで、管理者の指示に応じて承認部141が不正なユーザの生体情報の登録を制限する。
さらに、撮影状況確認画面143で、登録者163の登録申請内容や登録部屋170への入室時、及び生体情報の撮影時の画像を管理者が閲覧することで、管理者の指示に応じて承認部141が不正なユーザの生体情報の登録を制限する。このように、管理端末に表示される画面の登録者氏名や顔画像等に基づいて管理者は、登録部屋170から離れた場所で、登録者の本人確認を、事前申請の内容と撮影時の情報に基づいて行うことができる。
登録端末150は、生体情報撮影装置151、カメラ152、入力装置153と、を含んで構成される。生体情報撮影装置151は、例えば、指紋、手のひら静脈、網膜、声紋等のユーザの生体情報を取得する機能を有している。カメラ152は、生体情報を撮影しているユーザの顔の他、好ましくは、生体情報の撮影に応じて、ユーザの部位が確認できる画像を取得する機能を有する。入力装置153は、例えばキーボードのように、登録者の氏名を入力する装置である。また、カメラ152は登録者であるユーザの個人識別情報の画像も取得することができる。
登録申請者161は、生体情報の登録を事前に登録申請するユーザである。登録申請者161は、登録申請者161自身が保持している個人識別情報、または個人識別情報管理装置110に登録されている個人識別情報から登録申請者161の身元を特定可能なユーザであることを前提とする。
登録予定者162は、事前に登録申請した登録申請者161の内、実際に生体情報の撮像等の登録を行うユーザである。登録予定者162は、自身の個人識別情報により、登録予定者162の本人確認が可能なユーザである。
登録者163は、入室管理装置120で登録部屋170への入室が許可された登録予定者162のことである。登録者163は、登録端末150および生体情報撮影装置151を使用して、登録者163自身の生体情報を撮影する事が可能なユーザである。生体情報の撮影に加え、登録者の個人識別情報の画像も撮影することができる。
管理者164は、生体情報の登録状況を確認する。登録申請者161の登録申請の内容、登録予定者162の登録部屋170への入室時の画像や個人識別情報、登録者163の生体情報撮影時の画像や個人識別情報などを確認し、生体情報の登録作業の進捗を確認や、不正なユーザの生体情報が登録されることを制限する管理者である。
登録部屋170は、例えば、生体情報を撮影するために用意されている閉鎖的部屋である。登録部屋170への入室は、扉172経由でしか入室できず、扉172の開閉は、カメラ付きの開閉制御装置(以下、単に開閉制御装置と呼ぶ)171によって制御されている。開閉制御装置171は、登録予定者162の顔写真や個人識別情報などを撮影する機能、入室管理部121で登録予定者162の入室が許可された場合のみ扉172を開錠する機能を保持している。扉172は、開閉制御装置171により開閉が管理されており、既知の技術により開錠、施錠する機能を保持している。
図2は、計算機(登録状況管理装置100、個人識別情報管理装置110、入室管理装置120、生体情報管理装置130、管理端末140、登録端末150等)のハードウェア構成図である。基本的に登録状況管理装置100、個人識別情報管理装置110、入室管理装置120、生体情報管理装置130、管理端末140、登録端末150の計算機は、PCやサーバなどの同じハードウェアで実現される。また、これらの装置において実現される機能の一部あるいは全部は、クラウドコンピューティング技術を用いて、実現することができる。
計算機は、出力I/F201、入力I/F202、主メモリ203、CPU204、通信I/F205、及び記憶装置206を有し、これらは、バス等の通信線により接続される。
ディスプレイ208は、計算機内の出力I/F201に接続されているが、管理端末140、登録端末150以外の装置においては、接続されている必要はない。キーボード等の入出力操作機器207は、計算機内の入力I/F202に接続されているが、管理端末140、登録端末150以外の装置においては、接続されている必要はない。CPU204は、記憶装置206に格納されるプログラムを主メモリ203に読み込み、種々の処理を実行する。メモリ203は、CPUのワークエリアとしても利用される。以下、プログラムが行為主体であるかのように記載する場合があるが、実際にはCPUが、当該プログラムを実行して処理を行う主体であることは言うまでもない。尚、各種プログラムで実現される機能の一部を、ASICやFPGA等の専用ハードウェアを用いて実現することも可網である。
図3は、生体情報の登録が完了するまでの処理フローの概要図である。
まず、生体情報の登録状況を管理する生体情報登録システム10は、ユーザが生体情報を登録する前に、(1)申請者の氏名、番号、会社内であれば所員番号等のユーザを特定するためのユーザ情報(説明を簡潔にするために、以下、氏名と記載するが、ユーザ情報を氏名にのみに限定する意図ではない)、(2)ユーザを識別可能なユーザの顔写真付きの個人識別情報、及び、(3)生体情報の登録作業を行う場所の3つの情報を含む登録申請をユーザから取得し、登録状況管理データベース103の登録予定者情報テーブル1031に登録する(ステップ301)。なお、生体情報の登録申請は、登録状況管理装置100に接続可能な任意の端末より、ユーザ個人が個別に申請することもできる。
まず、生体情報の登録状況を管理する生体情報登録システム10は、ユーザが生体情報を登録する前に、(1)申請者の氏名、番号、会社内であれば所員番号等のユーザを特定するためのユーザ情報(説明を簡潔にするために、以下、氏名と記載するが、ユーザ情報を氏名にのみに限定する意図ではない)、(2)ユーザを識別可能なユーザの顔写真付きの個人識別情報、及び、(3)生体情報の登録作業を行う場所の3つの情報を含む登録申請をユーザから取得し、登録状況管理データベース103の登録予定者情報テーブル1031に登録する(ステップ301)。なお、生体情報の登録申請は、登録状況管理装置100に接続可能な任意の端末より、ユーザ個人が個別に申請することもできる。
また、ユーザ自身が登録申請した内容にユーザ自身の個人情報が含まれている場合、登録申請の内容は、登録状況管理装置100で管理されると共に、入室管理装置120の入室管理用データベース123で管理され、登録部屋170への入室管理に使用される。
また、管理者は、登録予定者確認画面142上で、登録予定者情報テーブル1031に登録された個人識別報を基にユーザの身元を確認し、申請内容、ユーザ自身に問題があれば、生体情報の撮影を禁止することも可能である。
なお、生体情報の撮影許可の変更は、後述する図17のフローに沿って、撮影状況確認画面143を利用して処理する。
また、ユーザが指定する生体情報の撮影作業を行う場所(登録予定場所)は、登録端末150が設置されている任意の登録部屋170から選択し、ユーザ自身が指定した登録部屋170であれば、ユーザの任意の時間に生体情報の登録を行うことが出来る。本ステップの処理は、後述する図13のフローに沿って登録予定者管理部101が処理する。
次に、生体情報登録システムの開閉制御装置171は、登録部屋170に入室を試みているユーザから個人識別情報を取得し、本人確認を行う(ステップ303)。
また、ユーザが入力した個人識別情報を元に、ユーザの本人確認をした上で、登録申請したユーザであるかを判定し、登録申請をしたユーザ本人以外の入室を制限することが可能である(ステップ304)。本ステップの処理は、後述する図14、15に記載するフローに沿って、入室管理部121、登録予定者照合部122が処理する。
次に、登録部屋170に設置されている登録端末150に接続されている生体情報撮影装置151で、ユーザ自身が読み取った生体情報を取得する(ステップ305)。本ステップの処理は、図16のフローに沿って、登録端末150が処理する。
なお、ユーザから取得した生体情報は、登録状況管理装置100で一時的に管理され、当該システムで生体情報の登録状況を管理する権限を有する管理者が確認し、その管理者の承認を受ける(ステップ307)。
管理者の承認を受けたユーザの生体情報のみ、生体情報管理データベース132に登録される(ステップ308)。
なお、当該システムで生体情報の登録状況を管理する管理者は、承認部141の制御により、撮影状況確認画面143上で、遠隔地で行われる各ユーザの生体情報の撮影状況を、任意のタイミング、任意の場所で確認することが出来る。また、管理者は、登録状況管理データベース103の登録者情報テーブル1032に登録されている登録申請情報である氏名等のユーザ情報、登録部屋170への入室時の画像(入出時のユーザの顔の画像の他、個人識別情報を撮影した画像)、生体情報撮影時の画像(撮影時のユーザの顔の画像の他、個人識別情報を撮影した画像)を確認し、顔写真、及び、個人識別情報から、登録申請をしたユーザ、かつ、個人識別情報に記載されているユーザ本人が生体情報を撮影していると判断された場合のみ、生体情報の登録を承認することができる。申請時の情報と登録時の情報を参照することで生体情報の登録を行うユーザの本人確認を行う。本ステップの処理は、後述する図18のフローに沿って、承認部141が撮影状況確認画面143を用いて処理する。
このように、管理者は、登録者が実際に生体情報を登録する登録部屋から離れた場所で、事前に登録申請された内容と、撮影時に取得された登録者の情報とにより、登録者の本人確認を行うことができる。また、登録予定者の登録部屋170への入室時も事前に登録申請された内容と入出時に取得された登録予定者の情報により、本人確認を行うことができるので、入室時と撮影時で二重に本人確認ができる。そのため、登録部屋の遠隔地において管理者が確実に本人確認を行ったうえで、生体情報の登録を行うことができる。
図4は、登録状況管理装置100内の登録状況管理データベース103内の登録予定者情報テーブル1031の一例を示す図である。当該テーブルは、生体情報の撮影を予定しているユーザ情報(氏名等)401、生体情報の撮影や登録を予定している場所(登録予定場所)402、登録予定者を特定可能な顔写真付き個人識別情報の画像403、生体情報の撮影が許可されているか否かの撮影承認フラグ404を一組の情報として保持する。当該テーブルは、生体情報の撮影を希望している登録申請者161が生体情報を撮影する前に登録申請した内容を基に、撮影承認フラグ404が「承認」の状態で、登録される。
なお、ユーザの個人識別情報を登録申請内容に含むことにより、登録予定者の身元が確認できる。さらに、個人識別情報の種類は、登録申請の内容に合わせて増やすことができる。個人識別情報の種類が増えれば増えるほど、ユーザの本人特定の精度を向上させることができる。また、撮影承認フラグは、管理者が登録予定者確認画面142上で登録予定者情報を確認し、問題があれば、撮影承認フラグ404を「却下」とすることも可能である。
図5は、登録状況管理装置100内の登録者情報テーブル1032の一例を示す図である。
当該テーブルは、生体情報を登録したユーザ情報(登録者氏名等)501、生体情報を撮影した場所502、テンプレート化した生体情報503、登録部屋170に入室する際に開閉制御装置171で撮影した画像504、生体情報を撮影した様子をカメラで撮影した画像505、生体情報の登録を承認するか否かの登録承認フラグ506を一組の情報として保持する。生体情報を撮影した様子をカメラで撮影した画像505には登録端末152で撮影された、登録者の顔、撮影箇所や個人識別情報の画像を含むことができる。なお、当該テーブルは、登録者163が生体情報を撮影した際に登録承認フラグが「未確認」の状態で登録される。
当該テーブルは、生体情報を登録したユーザ情報(登録者氏名等)501、生体情報を撮影した場所502、テンプレート化した生体情報503、登録部屋170に入室する際に開閉制御装置171で撮影した画像504、生体情報を撮影した様子をカメラで撮影した画像505、生体情報の登録を承認するか否かの登録承認フラグ506を一組の情報として保持する。生体情報を撮影した様子をカメラで撮影した画像505には登録端末152で撮影された、登録者の顔、撮影箇所や個人識別情報の画像を含むことができる。なお、当該テーブルは、登録者163が生体情報を撮影した際に登録承認フラグが「未確認」の状態で登録される。
次に、管理者が撮影状況確認画面143上で、登録予定者情報テーブル1031と登録者情報テーブル1032の情報を確認し、登録申請者161本人が生体情報を撮影したと判断される場合、登録承認フラグ506が「承認」とする。ここで、入室時の画像504、撮影時の画像505に個人識別情報の画像を取り込んでおくと、管理者は登録申請時の個人識別情報と同じ情報である個人識別情報を画面上で比較することで、本人確認を行うことができる。管理者が不正な撮影だと判断した場合は「却下」とする。なお、生体情報は生体画像そのものではなく、ユーザを一意に特定できない形式(本実施の形態では、テンプレートと称する)に変換した状態、かつ、暗号化した状態で保持するものとする。
このように、登録者情報テーブル1032の情報に基づき、管理者は登録承認フラグ506の内容の更新を行うことができる。また、承認作業を登録者が生体情報を登録した時間とは異なる時間で行うことができるため、管理者の拘束時間を少なくすることができる。
図6は、個人識別情報管理装置110内の個人識別情報管理データベース111内の個人識別情報テーブルの一例を示す図である。当該テーブルは、あるユーザの氏名等のユーザ情報601、ユーザを特定可能な個人識別情報の画像602を一組の情報として保持する。当該テーブルは、本生体情報登録システムを使用する組織などで整備されている人材管理システムなどの管理データベースを使用するものとする。仮に人材管理システムなどが存在しない場合、登録申請者161は、生体情報の登録申請を行う際に個人識別情報を含めた登録申請を行う。
図7は、入室管理装置120内の入室管理用データベース123内の登録予定者情報のテーブルの一例を示す図である。当該テーブルは、生体情報の撮影を予定している氏名等のユーザ情報701を保持する。当該テーブルの情報は、登録状況管理データベース103に登録されている登録予定者情報1031の内、入室管理装置120が設置されている登録部屋170で生体情報の撮影を予定しているユーザの情報が登録される。
図8は、生体情報管理装置130内の生体情報管理データベース132内の生体情報のテーブルの一例を示す図である。当該テーブルは、氏名等のユーザ情報801、テンプレート化した生体情報802を一組の情報として保持する。当該テーブルの情報は、登録状況管理データベース103の登録者情報1032の内、登録許可承認フラグ506が「承認」となっている氏名と生体情報が登録される。
図9は、登録者予定者情報が、登録状況管理データベース103、入室管理用データベース123に登録されるまでのデータの流れを説明した図である。
登録申請者161は、登録状況管理装置100に対して、登録申請情報111Aを入力する(ステップ911)。登録申請情報111Aには、申請者の氏名等のユーザ情報、生体情報の登録作業を行う登録予定場所、ユーザの個人識別情報を含む。登録状況管理装置100は、登録申請の中に登録申請者161の個人識別情報が含まれていない場合、個人識別情報管理装置110に問い合わせを行う(ステップ912)。個人識別情報管理装置110は、個人識別情報管理データベース111から当該ユーザの個人識別情報を検索して登録状況管理装置100に送信する(ステップ913)。
登録申請者161は、登録状況管理装置100に対して、登録申請情報111Aを入力する(ステップ911)。登録申請情報111Aには、申請者の氏名等のユーザ情報、生体情報の登録作業を行う登録予定場所、ユーザの個人識別情報を含む。登録状況管理装置100は、登録申請の中に登録申請者161の個人識別情報が含まれていない場合、個人識別情報管理装置110に問い合わせを行う(ステップ912)。個人識別情報管理装置110は、個人識別情報管理データベース111から当該ユーザの個人識別情報を検索して登録状況管理装置100に送信する(ステップ913)。
次に、登録状況管理装置100は、取得した登録申請911の内容111Aに基づき、登録申請者161を登録予定者情報として、登録予定者情報テーブル1031に登録する(ステップ914)。
なお、ステップ914では、登録申請911に個人識別情報が含まれておらず、個人識別情報管理データベース111にも当該ユーザの個人識別情報が含まれていない場合、登録申請者161の登録申請は却下され、登録予定者情報テーブル1031の撮影承認フラグ404には「却下」が登録される。登録申請911に個人識別情報が含まれている場合、登録申請911に個人識別情報が含まれていなくても、個人識別情報管理データベース111に登録されている場合には、撮影承認フラグ404には「承認」が登録される。
次に、登録状況管理装置100は、登録申請者161の氏名を登録申請者161が生体情報の撮影を予定している登録部屋170の入室管理装置120に送信し、入室管理用データベース123に登録する(ステップ915)。
なお、登録申請情報111Aの登録状況管理装置100への入力は、登録状況管理装置に直接入力することの他、ネットワークに接続された端末から行えばよい。
図10は、登録予定者162が登録部屋170に入室するまでのデータの流れを説明した図である。
登録予定者162は、入室管理装置120に対して、自身の氏名と個人識別情報を開閉制御装置171に入力する(ステップ1001)。個人識別情報は、開閉制御装置に備え付けられたカメラによって撮影する。
登録予定者162は、入室管理装置120に対して、自身の氏名と個人識別情報を開閉制御装置171に入力する(ステップ1001)。個人識別情報は、開閉制御装置に備え付けられたカメラによって撮影する。
開閉制御装置171は、入力された登録予定者162の氏名とカメラで撮影した登録予定者162の顔と個人識別情報の画像含めた情報111Bを入室管理装置120へ送信する(ステップ1002)。
入室管理装置120は、入室管理用データベース123から登録部屋170の撮影を予定している登録申請者161の情報を取得する(ステップ1003)。
次に、入室管理装置120は、登録予定者162が登録部屋170に入室する際に撮影した入室時画像(カメラで撮影した登録予定者162の顔と個人識別情報の画像)、入室した登録予定者162の氏名、を含めた情報111Cを登録状況管理装置100に送信する(ステップ1004)。登録状況管理装置100では、登録者情報テーブル1032に登録する(ステップ1005)。
入室管理装置120は、登録予定者情報123に登録予定者162の氏名が登録されている場合には入室を許可し、登録されていない場合には入室を却下する信号を閉会制御装置171に送信する(ステップ1006)
最後に、開閉制御装置171は、扉172に対し鍵を開錠する命令を送信する(ステップ1007)。
最後に、開閉制御装置171は、扉172に対し鍵を開錠する命令を送信する(ステップ1007)。
なお、ステップ1002で入力した登録予定者162の氏名が、入室管理用データベース123に含まれていない場合、登録申請者161が生体情報の登録作業を予定していた登録部屋170以外で登録を試みていると判断され、入室が拒否される。
図11は、生体情報管理装置130の生体情報管理データベース132にユーザの生体情報が登録されるまでのデータの流れを説明した図である。
登録者163は、自身の氏名と生体情報を含めた情報111Dを登録端末150に入力する(ステップ1101)。尚、このステップにおいて、個人識別情報をカメラ152で撮影して画像として取り込むようにしてもよい。
次に、登録端末150は、登録者163が入力した氏名と生体情報に加え、登録端末が設置されている登録部屋170の場所情報、登録者163の操作している様子を撮影した写真を含めた情報111Eを登録状況管理装置100に送信し、登録者情報1032に登録する(ステップ1102)。ステップ1101で個人識別情報を取り込んだ場合、情報111Eに含めて登録状況管理装置100に送信する。
登録者163は、自身の氏名と生体情報を含めた情報111Dを登録端末150に入力する(ステップ1101)。尚、このステップにおいて、個人識別情報をカメラ152で撮影して画像として取り込むようにしてもよい。
次に、登録端末150は、登録者163が入力した氏名と生体情報に加え、登録端末が設置されている登録部屋170の場所情報、登録者163の操作している様子を撮影した写真を含めた情報111Eを登録状況管理装置100に送信し、登録者情報1032に登録する(ステップ1102)。ステップ1101で個人識別情報を取り込んだ場合、情報111Eに含めて登録状況管理装置100に送信する。
次に、管理者は、管理端末140に対して承認作業を登録状況管理装置100に対して要求(ステップ1103)すると、登録状況管理装置100は登録状況管理データベース103の登録予定者情報テーブル1031と登録者情報テーブル1032から登録者163の情報を要求する(ステップ1104)。登録状況管理装置100は、要求に応じて登録予定者情報テーブル1031と登録者情報テーブル1032に格納された登録者163に関するデータを管理端末140に送信する(ステップ1105)。管理端末140では、受信した情報を登録予定者確認画面142、撮影状況確認画面143にそれぞれ表示し、管理者164からの承認結果を受信する(ステップ1106)。つまり、申請者と登録者の一致、例えば、申請者の個人識別情報の顔と登録者の顔の一致、申請者の個人識別情報と登録者の個人識別情報の一致を確認する。受信した承認結果を登録状況管理装置100に送信する(ステップ1107)。登録状況管理装置100では、管理者による承認作業により、問題なければ、登録者情報1032の登録承認フラグ406に「承認」と登録する。問題があれば、「却下」を登録する。
次に、登録状況管理装置100は、生体情報管理装置130に、管理者から登録承認を受けた氏名と当該ユーザの生体情報を含めた情報111Fを送信する(ステップ1108)。これにより。生体情報管理装置130は、生体情報管理データベース132に登録する。生体情報管理データベース132に登録が行われたことを登録情報管理装置100に送ることもできる。この場合、登録者163に連絡先として登録者のメールアドレスに関する情報を情報111Dに含ませておき、生体装置管理装置130の登録が完了したことを登録状況管理装置100から連絡するようにしてもよい。
図12は、生体情報登録システムの各装置間でやり取りされるデータの一例である。
登録申請者161から送信されるデータ111Aは、登録申請者161の氏名、生体情報の登録予定場所、登録申請者161の個人識別情報の画像を含んでいる。
登録申請者161から送信されるデータ111Aは、登録申請者161の氏名、生体情報の登録予定場所、登録申請者161の個人識別情報の画像を含んでいる。
開閉制御装置171から送信されるデータ111Bは、登録予定者162の氏名、登録予定者162の個人識別情報の画像、及び、登録予定者162が登録部屋170に入室した時の画像を含んでいる。
入室管理装置120から送信されるデータ111Cは、登録予定者162の氏名、登録予定者162の登録部屋170への入室時画像を含んでいる。データ111Cには、登録予定者162の個人識別情報の画像を含めることができる。
登録者163から入力されるデータ111Dは、登録者163の氏名と登録者163の生体情報を含んでいる。データ111Dには、登録者163の個人識別情報の画像を含めることができる。
登録端末150から送信されるデータ111Eは、登録者163の氏名、登録者163の生体情報、登録端末150の設置場所、登録者163の生体情報撮影時の画像を含んでいる。データ111Eには、登録者163の個人識別情報の画像を含めることができる。
登録状況管理装置100から送信されるデータ111Fは、登録者163の氏名と登録者163の生体情報を保持している。
図13は、登録状況管理装置100の登録予定者管理部101の処理フロー概要である。
登録予定者管理部101では、生体情報の登録作業を予定している登録申請者161から、氏名、生体情報の登録作業を予定している場所、及び個人識別情報を受信する(ステップ1300)。
登録予定者管理部101では、生体情報の登録作業を予定している登録申請者161から、氏名、生体情報の登録作業を予定している場所、及び個人識別情報を受信する(ステップ1300)。
次に、受信した登録申請の内容に個人識別情報が含まれているかどうか判断し(ステップ1301)、含まれていない場合、登録申請者161の氏名に対応する個人識別情報を個人識別情報管理データベース111から取得する(ステップ1302)。含まれている場合、ステップ1304に移動する。
次に、ステップ1300、ステップ1302で、個人識別情報を取得できたか判断し(ステップ1303)、取得できた場合には登録申請者161の情報を登録予定者情報テーブル1031へ登録する(ステップ1304)。取得できない場合には、ステップ1306に移動する。
次に、登録申請者161が生体情報の登録作業を予定している登録部屋170の入室管理装置120の入室管理用データベース123に登録申請者161の氏名を登録する(ステップ1305)。
なお、ステップ1303で、登録申請者161の個人識別情報が取得できなかった場合は、登録申請者161の登録申請を却下する(ステップ1306)。
図14は、入室管理装置120の入室管理部121の処理フローの概要を示した図である。入室管理部121では、登録部屋170に入室を試みている登録予定者162から、開閉制御装置171を介して氏名を取得する(ステップ1401)。
次に、開閉制御装置171のカメラを使用して、登録予定者162の顔写真と登録予定者162が所持している顔写真付き個人識別情報を1枚の画像として取得する(ステップ1402)。
取得した登録予定者162の顔写真と顔写真付き個人識別情報を元に、登録予定者照合部122で、登録予定者162の本人確認を行う(ステップ1403、1404)。
登録予定者162の本人確認が出来た場合、入室管理用データベース123に登録されている登録予定者情報に登録予定者162の氏名が含まれているかを確認し、登録予定者162が入室を試みている登録部屋170での生体情報の撮影を登録申請しているかを確認する(ステップ1405、1406)。
次に登録予定者162が、入室を試みている登録部屋170での生体情報の撮影を登録申請している場合、開閉制御装置171を制御し、扉172の扉を開錠し、登録予定者162の入室を許可する。(ステップ1407)
最後に、ステップ1402で取得した写真を登録予定者162が登録部屋170に入室した際の画像として、登録者情報テーブル1032に登録するため、登録状況管理装置100に送信する(ステップ1408)。
最後に、ステップ1402で取得した写真を登録予定者162が登録部屋170に入室した際の画像として、登録者情報テーブル1032に登録するため、登録状況管理装置100に送信する(ステップ1408)。
なお、ステップ1404における登録予定者162が本人であるかの確認、ステップ1406における登録予定者162が登録申請しているかの確認をした結果、登録申請していないユーザであったり、登録予定者162本人以外が入室を試みている場合、入室を却下する(ステップ1409)。
図15は、入室管理装置120の登録予定者照合部122の処理フロー概要である。登録予定者照合部122では、登録部屋170への入室を試みている登録予定者162の氏名、入室時に撮影された登録予定者162の顔写真、及び登録予定者162の顔写真付き個人識別情報を受信する(ステップ1501)。
次に、登録予定者162の氏名と顔写真付き個人識別情報に記載されている氏名を照合する(ステップ1502、1503)。
登録予定者162の顔画像と顔写真付き個人識別情報に記載されている顔写真を照合し、顔写真付き個人識別情報が、登録予定者162本人の個人識別情報であることを確認する(ステップ1504、1505)。尚、ステップ1502、1503とステップ1504の、1505順番は入れ替わっても問題はない。
登録予定者162が入力した氏名が登録予定者163本人の氏名であることを入室管理部121に返却する(ステップ1506)。
なお、ステップ1503、1505の結果がNGの場合、即ち、登録予定者と個人識別情報の氏名が不一致の場合や登録予定者と個人識別情報の顔が不一致の場合、登録予定者162が所持している顔写真付き個人識別情報が、登録予定者162本人のものでは無いと判定し、入室管理部121に対して、照合失敗と返す(ステップ1507)。
なお、図14の入室管理部121の処理と図15の登録予定者照合部122の処理は、管理者が立ち会う場合は管理者が同様の処理を行うが、本発明では管理者が立ち会わないことを前提にしているため、既存の画像処理技術を利用してシステムが実行する。
以上のように、ステップ1403において、ユーザの所持している個人識別情報を元にユーザの本人確認を行うため、不正なユーザが別のユーザに成りすましをして、登録部屋170に入室し、生体情報の撮影をすることを防ぐことが出来る。
また、ステップ1503、ステップ1505で、ユーザが入力した氏名、ユーザの顔写真を元に、個人識別情報がユーザ本人のものであることの確認を行うため、個人識別情報を不正に搾取した別のユーザが成りすましして入室し、生体情報の撮影を行うことを防ぐことが出来る。
このように、ユーザ本人の個人識別情報を元にユーザの本人の確認をすることで、不正なユーザの登録部屋170への入室、及び、不正なユーザの生体情報の撮影を防げる。
図16は、登録端末150で登録者163の生体情報を登録するまでの処理フロー概要である。登録端末150では、端末が起動すると生体情報登録画面を表示する(ステップ1601)。
次に、登録者163から、登録者163の氏名等のユーザ情報を取得する(ステップ1602)。このステップで、登録者163の個人識別情報の画像をカメラ152で取得しいてもよい。
次に、登録者163が生体情報撮影装置151を使用して撮影した登録者163の生体情報を取得する(ステップ1603)。
次に、登録端末150に接続されているカメラ152が、登録者163の顔、及び、登録者163が生体情報撮影装置151を利用して、生体情報の登録をしている姿を撮影した画像を取得する(ステップ1604)。
次に、ステップ1601〜ステップ1604で取得した登録者163のユーザ情報、登録者163の生体情報、登録者163が生体情報を撮影している様子を撮影した写真、及び生体情報を撮影した場所を一組の情報として、登録状況管理データベース103の登録者情報テーブル1032に登録する(ステップ1605)。ステップ1602で登録者163の個人識別情報の画像をカメラ152で取得した場合、個人識別情報の画像情報も含めて一組の情報として登録者情報テーブル1032に登録する。
図17は、管理端末140の承認部141で実行され、登録予定者確認画面142を利用して管理者が登録申請者161の生体情報の登録承認する処理フロー概要である。
まず、承認部141は、登録予定者確認画面142を表示する(ステップ1701)。
つぎに、登録予定者確認画面142上で、管理者が確認したいユーザを指定する(ステップ1702)。指定されたユーザの申請した登録予定者情報を登録状況管理データベース103の登録予定者情報テーブル1031から抽出する(ステップ1703)。
次に、ステップ1703で抽出された登録予定者情報を登録予定者確認画面142上に表示する(ステップ1704)。
次に、管理者が、ステップ1704で表示された登録予定者情報を確認し、フラグを変更したかを判断する(ステップ1705)。
次に、表示された登録予定者の生体情報の登録作業の承認に関して管理者が変更した場合、登録状況管理データベース103の登録予定者情報テーブル1031に登録されている当該ユーザの撮影承認フラグを変更する(ステップ1706)。
次に、入室管理用データベース123に登録されている該当ユーザの情報を変更する(ステップ1707)。
なお、登録予定者に対する撮影承認は「承認」の状態で初期登録されるが、管理者が登録予定者確認画面142の画面を確認し、例えば、登録申請に含まれる氏名と個人識別情報に含まれる氏名とが一致しない場合、及び登録された個人識別情報が有効でない場合など、不正な登録申請と判断した場合、撮影を「却下」することも可能である(ステップ1705)。
また、管理者が撮影を「却下」した場合、登録状況管理データベース103の登録予定者情報1031に登録されている当該ユーザの撮影承認フラグが「却下」に変更され、当該ユーザが生体情報の撮影を予定している登録部屋170の入室管理用データベース123に登録されている当該氏名が削除する。
このように、管理者は任意のタイミングで、確認したいユーザを指定して本人確認を行うことができるので、ユーザの生体情報の登録作業に立ち会う必要がない。
図18は、承認部141により実行され、撮影状況確認画面143を利用して、登録者163が撮影した生体情報を生体情報管理データベース132に登録する処理フロー概要である。
撮影状況確認画面143は、管理端末140上で表示される(ステップ1801)。この表示例は、図21で示される。
次に、撮影状況確認画面143上で、管理者が確認したいユーザを指定(ステップ1802)することで、指定されたユーザを登録状況管理データベース103の登録予定者情報1031と登録者情報1032から、抽出する(ステップ1803)。
次に、ステップ1803で抽出されたユーザに対応する登録予定者情報と登録者情報が撮影状況確認画面143上に表示される(ステップ1804)。
管理者が生体情報の撮影内容を確認し承認したか判断する(ステップ1805)。この確認は、少なくとも、申請時の登録予定者の氏名と登録時の登録者の氏名とが一致すること、より好ましくは、申請時の個人識別情報の顔写真と登録時の登録者の顔画像或いは入室時の登録予定者の顔画像とを比較することにより行われる。さらに好ましくは、申請時の個人識別情報と登録時の個人識別情報を比較することにより行われる。このように、管理者164は登録者163と離れた場所で承認作業を行うことができる。つまり、登録予定者確認画面142上に表示された氏名等のユーザ情報、個人識別情報の情報に基づき、生体情報の登録の可否を判断する。
このように、管理者は登録予定者が撮影を予定している登録予定場所と異なる場所において、申請時の氏名、個人識別情報と、登録時の氏名や顔画像、或いは個人識別情報とが一致を確認することで、ユーザである登録者の本人確認を、遠隔地の管理端末にて行うことができる。また、ユーザの氏名と個人識別情報の氏名の照合により、真正証を確保した登録予定者情報と、入室時や撮影時に入力されるユーザの氏名や画像(顔画像や個人識別情報画像)を含む登録者情報とを撮影状況確認画面143上に表示することで、ユーザ本人が生体情報の登録を行っているか、つまり、本人確認を確実に行うことができる。
次に、ステップ1805で承認すると判断した場合、管理者が生体情報の登録を承認したユーザの氏名等のユーザ情報とユーザに対応する生体情報を生体情報管理装置130に送信した上で、登録者情報1032に登録されている該当ユーザの登録承認フラグを「承認」に変更する(ステップ1806)。
また、ステップ1805で、登録予定者の個人識別情報で確認できるユーザと入室時に撮影されたユーザが一致すること、入室時のユーザと生体情報撮影時のユーザが一致すること、および、ユーザがユーザ自身の生体情報を生体情報撮影装置で撮影していることが画像から判断できる場合、管理者は当該ユーザの生体情報の登録を承認する行為として、撮影状況確認画面143の「登録承認」ボタンを押下する。
また、登録予定者の個人識別情報で確認できるユーザ以外が入室していることや、入室時のユーザと異なるユーザの生体情報が撮影していることが画像から判断できる場合、管理者は当該ユーザの生体情報の登録を非承認する行為として、撮影状況確認画面143の「登録却下」ボタンを押下すると、当該ユーザの生体情報を、登録状況管理装置の登録者情報1032から削除する(ステップ1807)。
このように、管理者は登録者と遠隔にいながら、しかも、登録者の撮影時に付き添うことなく、任意のタイミングで承認作業を行い、管理者が承認した登録者の生体情報のみを生体情報管理装置に登録することができる。
図19は、生体情報管理装置130の生体情報管理部131の処理フロー概要である。
生体情報管理部131は、撮影状況確認画面143上で生体情報の登録を承認された氏名等のユーザ情報と各ユーザに対応する生体情報を受信する(ステップ1901)。
生体情報管理部131は、撮影状況確認画面143上で生体情報の登録を承認された氏名等のユーザ情報と各ユーザに対応する生体情報を受信する(ステップ1901)。
受信した氏名と生体情報は、生体情報管理データベース132に登録される(ステップ1902)。
なお、生体情報管理装置130は、生体情報登録システムの一部として記載しているが、異なる生体認証システムとして構成しても良い。
また、生体情報管理データベース132も生体情報登録システムの一部として記載しているが、異なる生体認証システムとして構成してよい。生体情報管理装置130を異なる生体認証システムとして構成する場合には、データベースの構造に関しても、異なる生体認証システムに依存することになる。
図20は、登録予定者確認画面142の一例である。
登録予定者確認画面142では、管理者が選択したユーザの登録予定者情報を登録予定者情報テーブル1031から取得し、表示する。
登録予定者確認画面142では、管理者が選択したユーザの登録予定者情報を登録予定者情報テーブル1031から取得し、表示する。
また、管理者が「撮影承認」ボタン、「撮影却下」ボタンを押下ことにより、表示されたユーザに対して、生体情報の撮影承認フラグを変更する処理が行われる。
なお、登録申請者161が申請した内容は、個人識別情報が取得できている場合、登録予定者162の情報として登録状況管理データベース103の登録予定者情報1031に登録され、撮影承認がされる。
ただし、管理者が登録予定者確認画面142の画面を確認し、登録された個人識別情報が有効でない場合や、生体情報を登録すべきではないユーザの申請である場合など、不正な登録申請と判断した場合、撮影を却下することも可能である。
なお、本システムによれば、管理者が確認し、撮影承認を与えることができるので、不正なユーザによる生体情報の登録作業を防ぐことが可能である。
図21は、撮影状況確認画面143の一例である。
撮影状況確認画面143では、管理者が選択したユーザに対応する登録予定者情報、及び、登録者情報を登録状況管理データベース103の撮影予定者情報1031、登録者情報1032から取得し、表示する。
撮影状況確認画面143では、管理者が選択したユーザに対応する登録予定者情報、及び、登録者情報を登録状況管理データベース103の撮影予定者情報1031、登録者情報1032から取得し、表示する。
なお、管理者が「登録承認」ボタンを押下することにより、表示されたユーザの生体情報を生体情報管理装置130の登録者情報1032に登録する処理が行われる。
また、管理者は登録者163と離れた場所で、撮影状況確認画面143に表示される登録者の登録部屋170への入室時画像や、生体情報を撮影している際に撮影された画像から、登録予定者162本人が登録部屋170に入室し、登録予定者162が自分自身の生体情報を撮影していることの確認ができる。
尚、登録端末150が複数設置されている環境でも、管理者はそれぞれの登録端末と離れた場所に設置されている管理端末により、登録者163の本人確認を行うことができる。
また、管理者は、撮影状況確認画面143で登録者を確認することにより、撮影作業を行っている場所に立ち会わなくても、生体情報を撮影したユーザの本人確認が出来る。
また、登録端末150が外部と遮断されている登録部屋170のような入室制限ができない場所に設置されている場合には、図14、図15で説明した処理は省略することとなるが、管理者は、登録予定は情報、登録者情報(入室時画像を除く)から登録者の本人確認ができる。
また、入室時の画像504、撮影時の画像505に個人識別情報の画像を取り込んでおくと、管理者は登録申請時の個人識別情報と同じ情報である個人識別情報を画面上で比較することで、容易に本人確認を行うことができる。
また、管理者は、登録者情報の登録承認フラグの設定を、登録者の生体情報の登録のタイミングと異なる任意のタイミングで行うことができるので、管理者の無駄な拘束時間を防止することができる。
また、管理者が本人確認を行った後に、生体情報管理装置に氏名と生体情報とを対応して登録するため、本人確認が行われていない生体情報の登録を防止することができる。
さらに、登録予定者の個人識別情報の画像、登録者情報の入室時画像、及び、生体情報撮影時の画像から顔画像を検出、照合する既存の画像処理技術を使用することで、システム上が本人確認を行い、管理者の確認をしないことも可能である。
100:登録状況管理装置、110:個人識別情報管理装置、120:入室管理装置、130:生体情報管理装置、140:管理案末、141:承認部、142:登録予定者確認画面、143:撮影状況確認画面、150:登録端末、151:撮影装置、152:カメラ、153:入力装置、160:ネットワーク。
Claims (8)
- 生体情報の登録状況を管理する登録状況管理装置と、生体情報を登録する登録端末と、前記登録状況管理装置と前記登録端末にネットワークを介して接続され、前記登録端末と離れた場所に設置される管理端末とを有し、
前記登録状況管理装置は、
生体情報の登録申請を行う申請者の氏名、及び、前記申請者の顔写真付きの個人識別情報を対応させて記憶する登録予定者情報と、
生体情報の登録を行う登録者の氏名、前記登録者から採取された生体情報、及び、採取時の画像を対応させて記憶する登録者情報を記憶する登録状況データベースを有し、
前記登録端末は、前記登録者の生体情報を採取する生体情報採取装置と、前記登録者の氏名を入力する入力装置と、前記生体情報採取装置により前記生体情報を採取する際の前記登録者の顔画像を撮影するカメラとを有し、
前記管理端末は、前記登録予定者情報の前記申請者の氏名及び前記個人識別情報と、前記登録者の氏名と前記カメラにより撮影された前記登録者の顔画像を表示する表示装置とを有する、ことを特徴とする生体情報登録システム。 - 前記生体情報登録システムは、氏名と生体情報を対応させて登録する生体情報管理装置を有し、
前記管理端末から、前記申請者と前記登録者の一致を確認する承認結果を受け取ると、前記生体情報管理装置は、前記登録者の氏名と前記採取された生体情報とを登録することを特徴とする請求項1記載の生体情報登録システム。 - 前記登録端末は、登録部屋内に設けられ、
前記登録部屋への入室する時に、前記登録端末により生体情報の登録を行う登録予定者の個人識別情報と、前記申請者の個人識別情報とが一致する場合に、前記登録予定者の前記登録部屋への入室を許可する開閉制御装置とを有することを特徴とする請求項2に記載の生体情報登録システム。 - 前記登録端末は、異なる複数の場所に設置されており、
前記登録予定者情報は、前記登録端末の場所を特定する情報を含むことを特徴とする請求項2記載の生体情報登録システム。 - 前記管理端末の前記表示装置には、
前記登録予定者情報に記憶された、特定の登録予定者の氏名および個人識別情報と、
前記登録者情報に記憶された、前記特定の登録予定者に対応する登録者の氏名及び顔画像と、を表示することを特徴とする請求項1に記載の生体情報登録システム。 - 前記管理端末は、管理者からの指示に応じて、前記表示装置に前記登録予定者情報の申請者の氏名及び個人識別情報と、前記登録者の氏名と前記カメラにより撮影された前記登録者の顔画像を表示することを有する請求項1に記載の生体情報登録システム。
- 前記管理端末の前記表示装置は、前記申請者の氏名と個人識別情報を表示し、
前記登録状況管理装置は、前記管理端末から指示に基づいて前記申請者の氏名と個人識別情報の氏名が一致する場合に、登録予定者として登録する登録予定者管理部とを有することを特徴とする請求項1に記載の生体情報登録システム。 - 生体情報の登録状況を管理する登録状況管理装置と、生体情報を登録する登録端末と、前記登録状況管理装置と前記登録端末にネットワークを介して接続され、前記登録端末と離れた場所に設置される管理端末とを有するシステムの生体情報登録方法であって、
前記登録状況管理装置は、生体情報の登録申請を行う申請者の氏名、及び、前記申請者の顔写真付きの個人識別情報を対応させて記憶し、
生体情報の登録を行う登録者の氏名、前記登録者から採取された生体情報、及び、採取時の画像を対応させて記憶する登録者情報を記憶し、
前記登録端末は、
前記登録者の氏名を入力し、前記登録者の生体情報を採取し、生体情報採取装置により前記生体情報を採取する際の前記登録者の顔画像を撮影し、
前記登録者情報の前記申請者の氏名及び個人識別情報と、前記登録者の氏名とカメラにより撮影された前記登録者の顔画像を表示し、
前記表示された登録予定者と登録者の情報が一致する場合に、前記採取された生体情報を前記登録者の氏名と対応させて記憶することを許可する、ことを特徴とする生体情報登録方法。
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