JP2020019191A - Recording device and recording control method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、記録装置および記録電力制御方法に関し、詳しくは、記録装置における消費電力を抑制する技術に関する。 The present invention relates to a recording apparatus and a recording power control method, and more particularly, to a technique for suppressing power consumption in a recording apparatus.
ロール紙などの連続紙を記録媒体に用いる記録装置では、あるページに対して記録動作を行い、同時に他のページに関してそれ以外の処理を行う装置がある。このような装置では、装置全体に消費電力を所定値以内に抑制するため、記録動作と他の処理に要する電力を考慮し、記録動作ないし他の処理の内容を変更する制御が行われることがある。例えば、特許文献1では、他の処理として記録後の乾燥を行う処理を行う装置において、記録ヘッドの記録動作に要する消費電力に、乾燥機のヒータを駆動する時の消費電力を加算する。そして、その加算後の消費電力が記録装置の電源容量を超え、記録ヘッドの1スキャンの間に行う乾燥が不足する場合は、記録ヘッドのスキャン時間を延ばし、乾燥時間を確保することが記載されている。
2. Description of the Related Art In a recording apparatus using continuous paper such as roll paper as a recording medium, there is an apparatus that performs a recording operation on a certain page and simultaneously performs other processing on another page. In such an apparatus, in order to suppress the power consumption of the entire apparatus within a predetermined value, control for changing the content of the recording operation or other processing may be performed in consideration of the power required for the recording operation and other processing. is there. For example, in
しかしながら、特許文献1のように、記録ヘッドのスキャン時間を延ばすと、記録動作のスループットを低下させ、生産性にも影響を及ぼす可能性がある。
However, if the scan time of the print head is extended as in
よって、本発明の目的は、上記従来技術に鑑みてなされたもので、記録装置の消費電力を抑制しつつ、記録のスループットの低下を防止することができる記録装置および記録制御方法を提供することである。 Therefore, an object of the present invention is to provide a recording apparatus and a recording control method capable of preventing a decrease in recording throughput while suppressing power consumption of the recording apparatus. It is.
上記目的を達成するために本発明は、インクを吐出するための記録ヘッドと、記録ヘッドに対して、複数の記録領域を間隔をおいて配置した記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送される記録媒体を、間隔の領域内で裁断する裁断手段と、記録領域に記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うときに消費される電力が所定値より大きい場合、裁断手段による裁断位置と記録ヘッドによる記録位置との相対位置をずらすよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a recording head for discharging ink, a conveying unit that conveys a recording medium having a plurality of recording areas arranged at intervals with respect to the recording head, and a conveying unit. A cutting means for cutting the conveyed recording medium within the interval area, and a cutting position by the cutting means when the power consumed when ejecting ink from the recording head to perform recording on the recording area is larger than a predetermined value. And a control means for controlling a relative position between the recording position and the recording position by the recording head.
本発明によれば、ユーザの不利益を抑制しつつ、装置の消費電力を抑制することができる記録装置を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a recording apparatus capable of suppressing power consumption of the apparatus while suppressing disadvantages of the user.
図1は、本発明の本実施形態に係るインクジェット記録装置を示す説明図である。インクジェット記録装置(以下、プリンタとも言う)101は、印刷データ(画像データ)の供給源をなす外部装置であるホストコンピュータPC100に接続されている。画像データや標準記録画像等を、制御コマンドとしてケーブル103を介してプリンタ101に出力する。
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an ink jet recording apparatus according to the embodiment of the present invention. An ink jet recording apparatus (hereinafter, also referred to as a printer) 101 is connected to a host computer PC100 which is an external apparatus serving as a supply source of print data (image data). The image data and the standard recording image are output to the
プリンタ101には、記録媒体である連続ラベル紙Pを給紙する給紙ユニット108と、供給された連続ラベル紙Pを搬送する搬送部120と、連続ラベル紙Pに記録を行う記録ヘッド10と、を備えている。また、プリンタ101には、記録された連続ラベル紙Pをカットするカッターユニット400と、図2において後述する制御部200と、各部に電力を供給する電源部210と、を備えている。
The
プリンタ101は、連続ラベル紙Pに対して画像が記録可能である。108は、連続ラベル紙Pを給紙する給紙ユニットであり、連続ラベル紙Pは台紙にラベル片を仮着された連続紙Pをロール状にセットする軸104があり、連続ラベル紙Pを用紙ガイド105に沿ってセットでき、その連続ラベル紙Pを搬送部に供給する。搬送部120は、図2に記載の搬送モータ124と、搬送ベルト121と、用紙先端検知センサ122と、用紙後端検知センサ123と、を備えており、記録時には、搬送方向Aに連続ラベル紙Pを搬送する。本実施形態では、連続ラベル紙Pの搬送経路上のロールユニット109側を搬送入口、逆側を搬送出口とする。107は記録装置の操作パネルで、いくつかのLED表示ランプや入力キーをもつ。
The
プリンタ101には、連続ラベル紙Pに対してフルカラー記録を行うために、ブラック(K)インクを吐出用の記録ヘッド10K、シアン(C)インク吐出用の記録ヘッド10C、マゼンタ(M)インク吐出用の記録ヘッド10Mおよびイエロー(Y)のインクを吐出するための記録ヘッド10Yが搭載されている。これらの記録ヘッド10K、10C、10Mおよび10Yは、連続ラベル紙Pの幅方向(記録媒体搬送方向Aに直交する方向)に所定密度で所定範囲にわたって配列されたインクの吐出口ないしノズルを有する所謂ラインヘッド形態のものである。所定範囲とは、プリンタ101で印刷可能な記録媒体上の最大の有効記録幅(紙面に直交する方向の長さ)よりもやや長いものとする。なお、記録ヘッドの個数や、色調(色、濃度)の種類および吐出する液体の種類などはあくまでも例示であることは言うまでもない。
In order to perform full-color recording on the continuous label paper P, the
本実施形態では、全ての記録ヘッド10K〜10Yは、連続ラベル紙Pに近接した記録位置上で静止状態を保つ。そして、それらの下部を連続ラベル紙Pが一定の搬送速度、例えば100mm/secの搬送速度において通過中に各記録ヘッドからK、C、M、Yのインクが吐出されることによってカラー記録される。
In the present embodiment, all of the
記録ヘッド10は、記録ヘッド10を不図示の保持部により保持されるとともに、その保持部とともに鉛直方向(B方向)に昇降可能である。また、各記録ヘッド10に対応するキャップ12を有した回復ユニット11は水平方向(A方向およびA方向とは逆方向)に移動可能に保持されている。
The
保管状態もしくは印刷待機中など非印刷時には、吐出口が形成された記録ヘッド10の面(吐出面)にキャップ12を施した状態とする。非印刷時に記録ヘッドの吐出面が大気に曝されていると、吐出口付近のインクの溶剤が蒸発してインクの増粘・固化が生じたり、塵埃が付着したりして吐出不良が生じる恐れがあるからである。
In a non-printing state such as a storage state or a printing standby state, the
連続ラベル紙Pは給紙ユニット108から給紙され、プリンタ101に組み込まれた搬送部120によって矢印A方向に搬送される。搬送部120は、連続ラベル紙Pを載置して搬送する搬送ベルト121、この搬送ベルト121を回転させる搬送モータ124、搬送ベルト121に張力を与えるローラ125などから構成されている。
The continuous label paper P is supplied from the
図1の構成において、連続ラベル紙Pに画像を形成する際には、搬送中の連続ラベル紙Pの記録開始位置がブラックK用の記録ヘッド10Kの下に到達した後に、印刷データ(画像データ)に基づいて記録ヘッド10Kの吐出口からKインクを選択的に吐出する。同様に、記録ヘッド10C、記録ヘッド10M、記録ヘッド10Yの順に、各色のインクを吐出してカラー画像を連続ラベル紙Pに形成する。
In the configuration of FIG. 1, when an image is formed on the continuous label paper P, after the recording start position of the continuous label paper P being transported reaches below the black K recording
プリンタ101には、上述の各部の他、記録ヘッド10K、10C、10Mおよび10Yにそれぞれ供給される各色のインクを貯留するインクタンク30K、30C、30Mおよび30Y(以下、特定しない場合には、符号30で総括的に参照する)を備えている。
In addition to the above-described units, the
記録が終了した連続ラベル紙Pは、カッターユニット400へ搬送される。カッターユニット400は、連続ラベル紙Pのカット位置を検出するための用紙検知センサ402と、連続ラベル紙Pをカットするためのカッター401と、を備えている。また、カッターユニット400は、本実施形態のカッターは1回転で連続ラベル紙Pをカットするロータリーカッターであり、これを駆動させるカッターモータ404とを備えている。用紙検知センサ402は、連続ラベル紙Pの先端と後端の位置管理を行う。
The continuous label paper P on which recording has been completed is conveyed to the
連続ラベル紙Pがカッターユニット400に搬送されると、用紙検知センサ402によって連続ラベル紙Pの先端を検知する。その後、後述する図7に示すプログラムによって、連続ラベル紙Pにおけるカット位置(裁断位置)を決定する。そして、後述する中央処理装置201によって、裁断手段であるロータリーカッター401の固定刃に接触するタイミングにカット位置が一致するようにロータリーカッター401を図2で後述するカッターモータ駆動部213を介してカッターモータ404を駆動することによって連続ラベル紙Pをカットする。
When the continuous label paper P is transported to the
図2は、本実施形態に係る記録装置101の制御構成を示すブロック図であり、信号の流れと各構成要素の機能を説明する。ホストコンピュータPC100から送信された記録データやコマンドなどの情報は、ホストインターフェイス202を介して中央処理装置(CPU)201に受信される。CPU201は、記録装置101において出力するための記録データの受信、記録動作、連続ラベル紙Pのハンドリング等の記録装置101における制御の全般を掌る演算処理装置である。CPU201は、不揮発性メモリ(ROM)203に格納されている後述するフローチャート(図7参照)に対応するプログラムを実行し、本記録装置の各部を制御およびホストコンピュータPC100との通信制御を行う。204は、ワークメモリであり、ホストコンピュータ100とのデータ送受信、記録制御のための制御データなどを記憶する。205は、イメージメモリであり、プリンタ101によって記録される記録データが記憶されている。CPU201は、受信したコマンドを解析した後に、記録データの各色成分の画像データをイメージバッファRAM205にビットマップ展開して描画するように制御する。EEPROM206は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、例えば、実装している複数の記録ヘッド10K〜10Yの製造番号や各記録ヘッド間の縦方向、横方向の記録位置(レジストレーション)を微調整するための変数等、装置固有の情報を記憶する。CPU201は、各センサ(先端検知センサ122、後端検知センサ123、用紙セットセンサ215、エンコーダセンサ208など)とセンサ回路209を介して接続されている。207は、ヘッド制御回路であり、CPU201の制御下で、記録データおよび制御データを受けて、記録ヘッド10を制御する。
FIG. 2 is a block diagram illustrating a control configuration of the
画像を記録する場合には、まず、ヘッドUp/Downモータ駆動部216およびキャッピングモータ駆動部217を介して、ヘッドUp/Downモータ219およびキャッピングモータ220を駆動制御して、それぞれの記録ヘッド10を対応するキャッピング機構11から離して記録位置に移動させる。キャッピングモータ220は、キャッピング機構11を図1中の搬送方向Aやその反対方向に移動させるためのモータであり、ヘッドUp/Downモータ219は、記録ヘッド10を図1中の矢印B方向に昇降させるためのモータである。そして、給紙モータ駆動部218を介して連続ラベル紙Pを送り出すための給紙モータ221、および搬送モータ駆動部214を介して定速度で連続ラベル紙Pを搬送するための搬送モータ124等を駆動制御して、連続ラベル紙Pを搬送方向Aに搬送する。一定速度で搬送される連続ラベル紙Pに対してインクを吐出し始めるタイミング(記録タイミング)は、先端検知センサ122による連続ラベル紙Pの先端の検出タイミングに基づいて決定される。CPU201は、連続ラベル紙Pの搬送に同期して、インク色ごとに対応する記録データをイメージバッファRAM205から順次に読み出す。そして、この読み出したデータを、ヘッド駆動回路207を介して、それぞれ、対応する記録ヘッド10K、10C、10M、および10Yに転送する。
When recording an image, first, the head Up /
CPU201は、プログラムメモリであるROM203に記憶された処理プログラムに基づいて処理を実行する。ROM203には、制御フローに対応する処理プログラム及びテーブルなどが記憶されている。ワークメモリであるRAM204は、作業用のメモリなどとして使用される。
The
イメージバッファRAM205に記録データを展開し終えるとCPU201は、記録ヘッド10を上下するヘッドUp/Downモータ219を駆動させ、キャッピング機構11を左右に移動するキャッピングモータ220を相互に駆動して記録ヘッド10をキャップ位置(待機位置)から記録位置へ移動する。なお、キャッピング機構11は待機中記録ヘッド10を密閉キャップしておき、インク吐出ノズル列近傍の乾燥によるインク固着を防止する。続いて、供給ユニットから連続ラベル紙Pを給送する給紙モータ221を駆動させる。並行して搬送モータ124も駆動させ、給紙された連続ラベル紙Pを定速搬送する。
When the print data has been developed in the
電源部210は、制御部200へ電力を供給するために、本実施形態ではロジック系電源212(例えば+5V)と駆動系電源211(例えば+24V)とを備えている。ロジック系電源212は、CPU201や各メモリ等の制御ロジック回路に電力を供給する。そして、駆動系電源211は、記録ヘッド10や各種駆動モータに電力を供給する。
In the present embodiment, the
ここで、本実施形態のプリンタの電源部210において、駆動系電源211による電力を消費するのは、ラベル紙302に対する記録動作や、連続ラベル紙Pを1枚ずつにカットするカット動作などである。そして、本実施形態の処理において、この消費電力が最大となるのは、連続ラベル紙Pに対して画像を記録する記録動作と連続ラベル紙Pを1枚ずつにカットするカット動作とが重なる時である。本実施形態の記録ヘッド10は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクそれぞれに対応したノズル列を配したものである。すなわち、K、C、M、Yそれぞれのインクのノズル列は、ラベル紙の搬送方向Aに直交する方向において1200dpi〔dot/inch〕の密度で、1200個のノズルを配列したものである。これにより、上記直交する方向における記録幅が最大4インチの記録が可能となる。これら各色インクの1200個のノズルは、16のグループに分割されて所定の時間差を持って駆動される、時分割駆動が行われる。すなわち、1つのグループは75個のノズルから構成される。そして、K、M、C、Yインクそれぞれの1つのグループが同時に駆動される。後述されるように、この同時に駆動される75個×4色インクのグループが消費電流量の計算に係るグループGとなる。
Here, in the
これにより、記録ヘッド10において、同時に駆動されるノズル数は75×4=300ノズルとなる。1つのノズルが1回の吐出で消費する電流が20〔mA〕とすると、総てのノズルから吐出を行う場合である最大の消費電流は0.02×300=6〔A〕となる。実際の画像は余白部分があり、また吐出しない色のインクもあることを考慮し、本実施形態では、記録ヘッド10の消費電流の上限を4〔A〕とする。
As a result, the number of simultaneously driven nozzles in the
図3は、本実施形態に係る記録装置によって記録される記録媒体である連続ラベル紙の説明図である。 FIG. 3 is an explanatory diagram of a continuous label sheet as a recording medium recorded by the recording apparatus according to the present embodiment.
長尺の連続ラベル紙Pは、中空部を有する円柱状に巻芯にロール状に巻かれた形態となっており、図3は、この連続ラベル紙Pの一部を表している。台紙301には、表面に記録が可能であるラベル紙302が等間隔で仮着されている。ラベル紙302には、ラベル紙302の各端部から所定の距離離れた位置に印刷領域303が存在する。また、印刷領域303からラベル紙302の端部までは余白であり、それぞれ、上余白、下余白、左余白、右余白である。本実施形態では、ラベル紙302と隣接するラベル紙302との搬送方向の間隔(ギャップ)は、4.0mmである。上述したカッター401によるカット位置は、後述するように電源容量を超えなければ、ラベル紙302の間隔の中心(ラベル紙302の端部から2.0mmの位置)となるように構成されている。このラベル紙302のカット位置をデフォルトのカット位置とする。
The long continuous label paper P has a form in which the continuous label paper P is wound around a core in a roll shape in a cylindrical shape having a hollow portion, and FIG. 3 shows a part of the continuous label paper
図4は、本実施形態に係る記録ヘッドの消費電流量と連続ラベル紙Pのカット位置について説明するための説明図である。上述したように、本実施形態では、記録ヘッド10は、K、M、C、Yインクそれぞれについて、用紙の搬送方向Aに直交する方向に1200個のノズルを配列したものである。そして、それぞれ1200個のノズルは、時分割駆動に応じて、75個のノズルで1つのグループを形成している。なお、グループないしグループ内のノズルの配列は直線状でもよく、直線状に限らず、さまざまな形状に配置してもよい。例えば、グループごとに千鳥状に配置してもよい。
FIG. 4 is an explanatory diagram for explaining the current consumption of the recording head and the cut position of the continuous label paper P according to the present embodiment. As described above, in the present embodiment, the
本実施形態の一記録例として、同じ画像を複数ページ(複数ラベル)に記録する。そのため、この記録例では、同じ画像の記録データの1ページ目について消費電流量の計算を行う。ページごとに記録する画像が異なる場合には、ページごとに以下に説明する消費電流量の計算を行うことはもちろんである。 As one recording example of the present embodiment, the same image is recorded on a plurality of pages (a plurality of labels). Therefore, in this recording example, the amount of current consumption is calculated for the first page of the recording data of the same image. If the image to be recorded differs for each page, it goes without saying that the current consumption amount described below is calculated for each page.
CPU201は、1ページの画像の記録データから、インク色ごとにドット(インクを吐出)の数をカウントする。具体的には、記録ヘッドによりラベル紙上に記録される画像位置303(以下、画像領域とも言う)において搬送方向の1mm間隔の領域ごとにドットカウント行い、記録ヘッドの吐出による電流量を計算する。
The
図4に示すように、画像領域303の搬送方向Aの長さが77mmの場合、消費電流に関してドットカウントする、上記1mmの間隔の領域は、81個のノズルのグループG1〜グループG80に対応する。このグループGk(k=1〜80)は、上述したように、4色インクについて同時に駆動される75×4個のノズルで構成され、消費電流量の計算に係るグループである。具体的には、記録ヘッド10に対してラベル紙が方向Aに搬送されるにつれて、例えば、画像領域303の下流側端から1mmの領域はKインクのノズルのみが対応して記録されるときがあり、そのときの消費電流量計算に係るグループはグループG1となる。同様にして、下流側端から2mmの領域はKインクとCインクのノズルが対応し、グループG2に対応する。さらに、下流側端から3mmの領域はK、C、Mインクのノズルが対応し、グループG3に対応する。同様にして、下流側端からNmm(4≦N≦77の場合)の領域はK、C、M、Yインク総てのノズルが対応し、消費電流量計算グループはグループGNになる。Nが78〜80の場合は、上述したNが1〜3の場合と同様である。
As shown in FIG. 4, when the length of the
ドットカウント値に基づき、グループG1〜グループG80それぞれについて消費電流量を計算する。このように計算した消費電流量がグラフ403に示される。グラフにおいて、横軸はグループG1〜G80を示しており、縦軸はそれぞれのグループについて計算される消費電流量を示している。グラフでは、下側から順にブラック(K)の消費電流量403Bk、シアン(C)の消費電流量403C、マゼンタ(M)の消費電流量403M、イエロー(Y)の消費電流量403Yを重ねるように表している。
Based on the dot count value, the current consumption is calculated for each of the groups G1 to G80. The current consumption calculated in this way is shown in a
例えば、搬送方向Aにおいて画像領域303の下流側端から1mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG1とする。このとき、グループG1は、記録ヘッドのブラック(K)のインクを吐出するため、消費電流量403Kのみである。また、搬送方向Aにおいて画像領域303の下流側端から2mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG2とする。このとき、グループG2は、記録ヘッドのブラック(K)およびシアン(C)のインクを吐出するため、消費電流量403Kと消費電流量403Cの合計である。さらに、搬送方向Aにおいて画像領域303の下流側端から3mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG3とする。このとき、グループG3は、記録ヘッドのブラック(K)、シアン(C)およびマゼンタ(M)の消費電流量の合計である。さらにまた、搬送方向Aにおいて画像領域303の下流側端から4mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG4とする。このとき、グループG4は、記録ヘッドのブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインクを吐出するため、消費電流量の合計である。そして、グループG77までは、グループG4のように4色のインクを吐出するため、4色の消費電流量の合計である。搬送方向Aにおいて画像領域303の上流側端から3mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG78とし、グループG78は、記録ヘッドのシアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインクを吐出するための消費電流量の合計である。搬送方向Aにおいて画像領域303の上流側端から2mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG79とし、グループG78からシアン(C)を除いた、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)のインクを吐出するための消費電流量の合計である。そして、搬送方向Aにおいて画像領域303の上流側端から1mmに記録する際に必要な消費電流量の合計をグループG80とし、イエロー(Y)のみの消費電流量の合計である。
For example, the total amount of current consumption required for recording 1 mm from the downstream end of the
このように、CPU201は、画像領域303を搬送方向Aに1mmずつ進めることで、記録する際に必要なインクの消費電流量を算出し、後述する記録媒体Pのカット位置を決める。
As described above, the
本実施形態では、デフォルト設定の場合、記録ヘッド10がグループGNの位置に到達した時に、記録媒体Pがカッターによってカットされる。そのため、グループGNの各色の消費電流の合計を算出し、上限の4[A]を超えているかどうかを確認する。もし、グループGNの消費電流量の合計が4[A]を超えていなければ、デフォルト設定されたカット位置でカッターによってカットしても電源容量を超えないので問題はない。また、グループGNの位置から搬送方向Aにおいて1mm前進する位置をグループGN−1とし、グループGNの位置から搬送方向Aにおいて1mm後退する位置をグループGN+1とする。さらに、搬送方向Aにおいて1mm前進するごとの位置をグループGN−2、グループGN−3・・・とし、搬送方向Aにおいて1mm後退するごとの位置をグループGN+2、グループGN+3・・・とする。
In the present embodiment, in the case of the default setting, the recording medium P is cut by the cutter when the
一方、グループGNの消費電流量の合計が4[A]を超える場合は、グループGNの位置から前後1mmの領域(グループGN−1、グループGN+1)の消費電流量が4[A]を超えているかどうかを確認する。そして、グラフ403に示すように、グループGN−1の消費電流量が4[A]を超えない場合は、カット動作のタイミングを1mm分だけカット動作を早める、すなわちデフォルトのカット位置よりも搬送方向Aに1mm分だけ前進させる。
On the other hand, when the total current consumption of the group GN exceeds 4 [A], the current consumption of the region (group GN-1, group GN + 1) 1 mm before and after the position of the group GN exceeds 4 [A]. Check if it is. Then, as shown in the
本実施形態では、図3に示すように、ラベル紙302とラベル紙302との間隔(ギャップ)は4.0mmであるため、グループGNから前後2mmの領域(グループGN−2、グループGN+2)で消費電流量が4[A]を超えるかどうかを確認する。そして、消費電流量が4[A]を超えないようにカット動作のタイミングを変更することで、記録速度を変更せずに電源容量を超えないようにする制御を行う。しかし、グループGN−2からグループGN+2の範囲において上限の4[A]を超える場合もあるため、以下で説明する。
In the present embodiment, as shown in FIG. 3, since the distance (gap) between the
図5(a)および(b)は、それぞれ、本実施形態に係る記録装置における記録ヘッドの消費電流量が上限の4[A]を超える前の説明図、および消費電流量が上限の4[A]を超えた後の説明図である。ラベル紙302とラベル紙302との間隔(ギャップ)は、4mmである。そのため、図5(a)に示すように、この4mmの範囲において消費電流量が4[A]以内のグループがない場合には、範囲を6mmに広げる。例えば、グループGN−3やグループGN+3の消費電流量が4[A]以内である場合は、記録ヘッド10の吐出開始のタイミングを1mm搬送方向Aとは反対方向に移動し、余白量を1mm移動することで、消費電流量を4[A]以内にすることができる。したがって、図5(b)に示すように、ラベル紙302に対する印刷領域303に位置を図上の上方へ1mm分、移動させる。また、印刷領域303が広く、上余白/下余白が4mm程度の場合は、1mm移動することでユーザが違和感を覚える可能性があるが、印刷領域303が狭く、上余白/下余白が20mmなどの場合は、1mm移動してもユーザが違和感を覚えるほどではない。そのため、予め上余白/下余白が閾値以上の場合、印刷領域303の位置を1mmまたは2mm移動してもよい。
FIGS. 5A and 5B are explanatory diagrams before the current consumption of the print head in the printing apparatus according to the present embodiment exceeds the upper limit of 4 [A], respectively, and FIG. FIG. 7A is an explanatory diagram after the state of FIG. The distance (gap) between the
ラベル紙302間の間隔が、4mmの範囲でカット動作のタイミングを変更しても4[A]を超えてしまう場合や、上余白/下余白が数mm程度しかなく、印刷領域303の位置を移動できない場合は、記録速度および消費電流量を低下させてカット動作を行う。
If the interval between the
図6は、本発明に係る記録装置における記録速度を低下させたときの記録ヘッドの消費電流量を示す図である。ラベル紙302に対する記録速度を2/3に低下させることで、記録に必要な電流量も2/3に低下する。そのため、グループGNの消費電流量を4[A]以内にすることができる。記録速度の低下量は、グループGNの電流超過量に応じて決定しても良い。例えば、グループGNの消費電流量が6[A]の場合、記録速度を2/3に低下させることで、消費電流量を4[A]にすることができる。また、グループGNの消費電流量が5[A]の場合は、記録速度を4/5に低下させることで、消費電流を4[A]にすることができる。
FIG. 6 is a diagram showing the current consumption of the recording head when the recording speed is reduced in the recording apparatus according to the present invention. By reducing the recording speed on the
そして、ラベル紙302間のデフォルトのカット位置から移動したり、印刷領域を移動したりすることで、移動させなかった他のラベル紙と差ができてしまう。これに対して、ユーザが違和感を覚える可能性があるため、カット位置の変更は、記録速度を優先するようにし、画像品位を優先する場合は、記録速度は遅くても良い設定の時には、実施しないようにしても良い。
By moving from the default cut position between the
図7は、本実施形態に係る記録装置におけるカット位置の設定に関するフローチャートである。まず、連続ラベル紙Pのデフォルトのカット位置(ラベル紙間の中心)となるグループGNの消費電流量が、上限である4[A]以内であるかどうかを判定する(S701)。グループGNの消費電流量が4[A]以内である場合は、デフォルトのカット位置としても全体の消費電力が電源容量を超えないため、フローチャートを終了し、画像記録を行う。 FIG. 7 is a flowchart relating to setting of a cutting position in the printing apparatus according to the present embodiment. First, it is determined whether or not the current consumption of the group GN, which is the default cut position (center between label papers) of the continuous label paper P, is within the upper limit of 4 [A] (S701). If the current consumption of the group GN is within 4 [A], the entire power consumption does not exceed the power supply capacity even at the default cut position, so that the flowchart ends and image recording is performed.
一方、グループGNの消費電流量が4[A]を超える場合、図7で説明した記録速度を優先する動作モード(記録速度優先モード)であるかどうか判定する(S702)。なお、記録速度優先動作モードにおいて、記録速度を優先するかしないかは、ユーザによって設定される。記録速度優先モードであれば、ステップS703へと進む。一方、記録速度優先モードでなければ、記録速度を低下させて(S709)、グループGNの消費電流量を4[A]以内とし、デフォルトのカット位置に設定し、フローチャートを終了する。 On the other hand, when the current consumption of the group GN exceeds 4 [A], it is determined whether or not the operation mode (recording speed priority mode) that prioritizes the recording speed described with reference to FIG. 7 (S702). In the recording speed priority operation mode, whether or not the recording speed is prioritized is set by the user. If the mode is the recording speed priority mode, the process proceeds to step S703. On the other hand, if the mode is not the recording speed priority mode, the recording speed is reduced (S709), the current consumption of the group GN is set within 4 [A], the default cut position is set, and the flowchart ends.
ステップS703では、グループGN−2からグループGN+2の範囲に消費電流量が4[A]以内のグループがあれば、グループGN−2からグループGN+2の範囲に応じて、カット位置をデフォルトのカット位置から±2mmの範囲で移動させる(S704)。なお、本実施形態では、ラベル紙302間の間隔を4mmとしているため、グループGN−2からグループGN+2の範囲としたが、ラベル紙302間の間隔に応じて、上記のグループGNの範囲を変更しても良い。
In step S703, if there is a group whose current consumption is within 4 [A] in the range from group GN-2 to group GN + 2, the cut position is changed from the default cut position according to the range from group GN-2 to group GN + 2. It is moved within a range of ± 2 mm (S704). In the present embodiment, the interval between the
一方、グループGN−2からグループGN+2の範囲にあるグループの消費電流量が4[A]を超えるのであれば、さらに範囲を広げ、グループGN−3からグループ+3の範囲において、消費電流量が4[A]以内のグループがあるかを判定する(S705)。ステップS705において、消費電流量が4[A]以内のグループがあれば、次に、ラベル紙302の上余白/下余白が20mm以上あるかどうかを判定する(S706)。ラベル紙302の上余白/下余白が20mm以上であれば、連続ラベル紙Pのカット位置を搬送方向Aとは反対の方向に2mm移動し(S707)、さらに印刷領域も1mm移動させ(S708)、カット位置を設定し、フローチャートを終了する。
On the other hand, if the current consumption of the group in the range from group GN-2 to group GN + 2 exceeds 4 [A], the range is further expanded, and the current consumption in the range from group GN-3 to group +3 is 4 [A]. It is determined whether there is a group within [A] (S705). In step S705, if there is a group whose current consumption is within 4 [A], it is next determined whether or not the upper margin / lower margin of the
ステップS705において、グループGN−3からグループGN+3の範囲に4[A]を超えるグループしかない場合と、ステップS706において、上余白/下余白が20mm未満の場合は、ステップS709に進み、記録速度をグループGNの消費電流量が4[A]を超えない速度まで低下させ、デフォルトのカット位置と設定し、フローチャートを終了する。 In step S705, if there is only a group exceeding 4 [A] in the range from group GN-3 to group GN + 3, and if the upper margin / lower margin is less than 20 mm in step S706, the process proceeds to step S709 to reduce the recording speed. The current consumption of the group GN is reduced to a speed that does not exceed 4 [A], a default cut position is set, and the flowchart ends.
以上が本発明の実施形態の一例となるが、本発明は、上記及び図面に示す実施形態に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。 The above is an example of the embodiment of the present invention. However, the present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings, and can be appropriately modified and implemented without changing the gist thereof.
10 記録ヘッド
100 ホストコンピュータPC
101 記録装置(プリンタ)
108 給紙ユニット
120 搬送部
200 制御部
400 カッターユニット
10
101 Recording device (printer)
108
Claims (7)
前記記録ヘッドに対して、複数の記録領域を間隔をおいて配置した記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段によって搬送される記録媒体を、前記間隔の領域内で裁断する裁断手段と、
前記記録領域に前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うときに消費される電力が所定値より大きい場合、前記裁断手段による裁断位置と前記記録ヘッドによる記録位置との相対位置をずらすよう制御する制御手段と、
を備えたことを特徴とする記録装置。 A recording head for discharging ink,
Conveyance means for conveying a recording medium in which a plurality of recording areas are arranged at intervals with respect to the recording head,
A cutting unit that cuts the recording medium conveyed by the conveying unit in the area of the interval,
If the power consumed when performing recording by discharging ink from the recording head to the recording area is larger than a predetermined value, control is performed such that the relative position between the cutting position by the cutting unit and the recording position by the recording head is shifted. Control means for performing
A recording device comprising:
前記記録ヘッドに対して、複数の記録領域を間隔をおいて配置した記録媒体を搬送する搬送工程と、
前記搬送工程において搬送される記録媒体を、前記間隔の領域内で裁断する裁断工程と、
前記記録領域に前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うときに消費される電力が所定値より大きい場合、前記裁断工程における裁断位置と前記記録工程における記録位置との相対位置をずらすよう制御する制御工程と
を備えることを特徴とする電力制御方法。 A recording step of recording an image by a recording head that discharges ink,
For the recording head, a conveying step of conveying a recording medium having a plurality of recording areas arranged at intervals,
A cutting step of cutting the recording medium conveyed in the conveying step in the area of the interval;
When the power consumed when performing recording by discharging ink from the recording head to the recording area is larger than a predetermined value, control is performed such that the relative position between the cutting position in the cutting step and the recording position in the recording step is shifted. A power control method comprising:
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JP2018143784A JP2020019191A (en) | 2018-07-31 | 2018-07-31 | Recording device and recording control method |
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2018
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