JP2020017762A - 部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の部品実装ラインに対応して発生する段取り作業の進捗を的確に把握することができる部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システムを提供することを目的とする。【解決手段】部品実装システム1は、複数の部品実装ラインL1〜L3と、複数の部品実装ラインL1〜L3において発生する段取り作業の計画に関する計画情報を記憶すると共に、複数の部品実装ラインL1〜L3からの情報を取得する記憶装置と、記憶装置に記憶される計画情報と複数の部品実装ラインL1〜L3からの情報を基に、複数の部品実装ラインL1〜L3における段取り作業の完了予定時刻と完了予測時刻を表示する表示装置Mと、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、部品実装ラインに対応して発生する段取り作業の進捗状況を表示する部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システムに関するものである。
基板に部品を実装する部品実装装置などの部品実装用装置を複数連結して構成される部品実装ラインを複数備える部品実装システムでは、各部品実装ラインにおいて様々な基板種の実装基板が同時に並行して生産される。部品実装ラインにおいて生産される基板種を切り替える際には、新たな基板種用の部品を供給するフィーダ(テープフィーダなど)を準備して、部品実装装置に装着される部品供給台車に配置するなどの、いわゆる段取り作業が複数の作業者によって実行される。
このような段取り作業の効率化を目的として、部品実装装置等に設けられた表示画面に各種の補助情報を表示して作業者をサポートする種々の提案がなされている(例えば特許文献1参照)。特許文献1では、現在のフィーダの配置状態から新たな基板種の生産のためにフィーダの配置状態を変更するために、作業者が実行すべき作業手順に従って並べた作業指示と作業の進捗を部品実装装置等に設けられた表示画面に表示させている。
しかしながら、特許文献1を含む従来技術では、複数の部品実装ラインに対応して発生する段取り作業を複数の作業者によって実行するに際して、以下に述べる問題があった。すなわち、各部品実装ラインのための段取り作業には、交換用の部品供給台車にフィーダを配置する台車段取りや、ノズルチェンジャへのノズルの配置などの多様な段取り作業がある。これらの段取り作業が同じ時間帯に複数の部品実装ラインに対応して発生する場合に、段取り作業の進捗状況などを的確に把握することが難しいという課題があった。
そこで本発明は、複数の部品実装ラインに対応して発生する段取り作業の進捗を的確に把握することができる部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システムを提供することを目的とする。
本発明の部品実装システムは、複数の部品実装ラインと、前記複数の部品実装ラインにおいて発生する段取り作業の計画に関する計画情報を記憶すると共に、前記複数の部品実装ラインからの情報を取得する記憶装置と、前記記憶装置に記憶される前記計画情報と前記複数の部品実装ラインからの情報を基に、前記複数の部品実装ラインにおける前記段取り作業の完了予定時刻と完了予測時刻を表示する表示装置と、を備える。
本発明の段取り作業の進捗表示システムは、複数の部品実装ラインにおいて発生する段取り作業の計画に関する計画情報を記憶すると共に、前記複数の部品実装ラインからの情報を取得する記憶装置と、前記記憶装置に記憶される前記計画情報と前記複数の部品実装ラインからの情報を基に、前記複数の部品実装ラインにおける前記段取り作業の完了予定時刻と完了予測時刻を表示する表示装置と、を備える。
本発明によれば、複数の部品実装ラインに対応して発生する段取り作業の進捗を的確に把握することができる。
以下に図面を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。以下で述べる構成、形状等は説明のための例示であって、部品実装システム、部品実装ライン、部品実装装置の仕様に応じ、適宜変更が可能である。以下では、全ての図面において対応する要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図3、及び後述する一部では、水平面内で互いに直交する2軸方向として、基板搬送方向のX方向(図3における左右方向)、基板搬送方向に直交するY方向(図3における上下方向)が示される。図4では、水平面と直交する高さ方向としてZ方向(図4における上下方向)が示される。Z方向は、部品実装装置が水平面上に設置された場合の上下方向または直交方向である。
まず図1を参照して、部品実装システム1の構成を説明する。部品実装システム1は、フロアFに配設された3本の部品実装ラインL1〜L3を通信ネットワーク2によって接続し、管理コンピュータ3によって管理される構成となっている。各部品実装ラインL1〜L3は、後述するように部品実装装置を含む複数の部品実装用装置を連結して構成され、基板に部品を実装した実装基板を生産する機能を有している。すなわち、部品実装システム1は、複数の部品実装用装置を連結して構成される複数の部品実装ラインL1〜L3を備えている。なお、部品実装システム1が備える部品実装ラインL1は3本である必要はなく、1本、2本及び4本以上でも良い。
部品実装システム1は、管理コンピュータ3と無線通信部Taによって無線通信する携帯端末Tを備えている。管理コンピュータ3は、携帯端末Tと無線通信する上位側通信部3aを備えている。また、フロアFに設けられた外段取りエリアApには、段取り作業支援装置4および表示装置Mが配設されている。段取り作業支援装置4および表示装置Mは、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。段取り作業支援装置4には、段取り作業の対象となる複数の交換用の部品供給台車5(ここでは4台の部品供給台車5A,5B,5C,5D)が接続されている。
段取り作業支援装置4に接続された部品供給台車5には、段取り作業を担当する作業者によって部品を供給する複数のテープフィーダが装着される。段取り作業支援装置4に接続された部品供給台車5にテープフィーダが装着されると、部品供給台車5を介して段取り作業支援装置4よりテープフィーダに電力が供給されて、テープフィーダが内蔵するフィーダ制御部が管理コンピュータ3と通信可能な状態となる。これにより、部品供給台車5へのテープフィーダの装着状況、部品を保持するキャリヤテープのテープフィーダへの補給状況などの段取り作業の状況を、管理コンピュータ3において取得することができる。
このように、段取り作業支援装置4に接続された部品供給台車5では、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産状況に影響されることなく、段取り作業を実行することができる。すなわち、段取り作業支援装置4は、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させずに実行する段取り作業(以下、「外段取り作業」と称する)を支援する。外段取り作業が完了した交換用の部品供給台車5は、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させて実行する段取り作業(以下、「内段取り作業」と称する)において、部品実装装置の装着されている交換対象の部品供給台車5と交換される。
表示装置Mは、大型の液晶モニタなどを含んで構成されており、管理コンピュータ3から送信される部品実装システム1における段取り作業の進捗状況が表示される。表示装置Mは、外段取りエリアApの壁など、段取り作業を実行する作業者が視認しやすい位置に配設される。なお、外段取りエリアApは、部品実装ラインL1〜L3が配設される同じフロアF内に配設される必要はなく、別のフロアFに設けてもよい。
次に図2を参照して、部品実装ラインL1〜L3の詳細な構成を説明する。部品実装ラインL1〜L3は同様の構成をしており、以下、部品実装ラインL1について説明する。部品実装ラインL1は、基板搬送方向の上流側(紙面左側)から下流側(紙面右側)に向けて、はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3〜M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8などの部品実装用装置を直列に連結して構成されている。
はんだ印刷装置M1、印刷検査装置M2、部品実装装置M3〜M6、実装検査装置M7、リフロー装置M8は、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に接続されている。はんだ印刷装置M1は、はんだ印刷作業部によって上流側から搬入された基板Bにマスクを介してはんだを印刷するはんだ印刷作業を実行する。印刷検査装置M2は、はんだ検査カメラを含む印刷検査作業部によって基板Bに印刷されたはんだの状態を検査する印刷検査作業を実行する。
部品実装装置M3〜M6は、部品実装作業部によって基板Bに部品Dを実装する部品実装作業を実行する。なお、部品実装ラインL1は、部品実装装置M3〜M6が4台の構成に限定されることなく、部品実装装置M3〜M6が1〜3台であっても5台以上であってもよい。実装検査装置M7は、部品検査カメラを含む実装検査作業部によって基板Bに搭載された部品Dの状態を検査する実装検査作業を実行する。リフロー装置M8は、装置内に搬入された基板Bを基板加熱部によって加熱して、基板B上のはんだを硬化させ、基板Bの電極部と部品Dとを接合する基板加熱作業を実行する。
次に図3、図4を参照して、部品実装装置M3〜M6の構成を説明する。部品実装装置M3〜M6は同様の構成であり、ここでは部品実装装置M3について説明する。図4は、図3におけるA−A断面を部分的に示している。部品実装装置M3は、部品Dを基板Bに実装する機能を有している。
図3において、基台6の中央にはX方向に基板搬送機構7が配設されている。基板搬送機構7は上流側から搬入された基板Bを搬送し、部品実装作業を実行するための位置に位置決めする。基板搬送機構7において位置決めされた基板Bの下方に位置して、その上面に下受けピン7bが装着された下受けピン保持板7aが配置されている。下受けピン保持板7aを下受けピン昇降駆動部7c(図4参照)によって上昇させることにより、下受けピン7bは基板Bの下面に当接して基板Bを下面より保持する。下受けピン保持板7aは下受けピン昇降駆動部7cに着脱自在な構造をしており、下受けピン7bは下受けピン保持板7aに着脱自在な構成をしている。
下受けピン7bは、作業者による下受けピン7bの準備作業によって、部品Dが実装される基板B(生産される実装基板)に応じて適宜配置される。下受けピン7bの準備作業として、内段取り作業において、下受けピン保持板7aを部品実装装置M3〜M6に装着した状態で下受けピン7bの配置を変更することができる。また、下受けピン7bの準備作業として、外段取り作業において、部品実装装置M3〜M6から外された予備の下受けピン保持板7aに対して次の実装基板のための下受けピン7bの配置を行い、内段取り作業において、配置が完了した下受けピン保持板7aを部品実装装置M3〜M6に装着されている下受けピン保持板7aと交換することもできる。
基板搬送機構7の両側方には、部品供給部8が配置されている。それぞれの部品供給部8には複数のテープフィーダ9がX方向に並列に配置されている。テープフィーダ9は、部品Dを収納したキャリヤテープをテープ送り方向にピッチ送りすることにより、以下に説明する部品実装機構の実装ヘッドによる部品取り出し位置に部品Dを供給する。
基台6上面においてX方向の一方側の端部には、リニア駆動機構を備えたY軸ビーム10がY方向に沿って配設されている。Y軸ビーム10には、同様にリニア駆動機構を備えた2基のX軸ビーム11が、Y方向に移動自在に結合されている。X軸ビーム11はX方向に沿って配設されている。2基のX軸ビーム11には、それぞれ実装ヘッド12がX方向に移動自在に装着されている。実装ヘッド12は、図4に示すように、部品Dを吸着保持して昇降可能な複数の吸着ユニット12aを備える。吸着ユニット12aのそれぞれの先端には、吸着ノズル12bが設けられている。
図3において、Y軸ビーム10、X軸ビーム11を駆動することにより、実装ヘッド12はX方向、Y方向に移動する。これにより2つの実装ヘッド12は、それぞれ対応した部品供給部8に配置されたテープフィーダ9の部品取り出し位置から部品Dを吸着ノズル12bによって吸着して取り出して、基板搬送機構7に位置決めされた基板Bの実装点に実装する。Y軸ビーム10、X軸ビーム11および実装ヘッド12は、部品Dを保持した実装ヘッド12を移動させることにより、部品Dを基板Bに実装する部品実装機構を構成する。
部品供給部8と基板搬送機構7との間には、部品認識カメラ13が配設されている。部品供給部8から部品を取り出した実装ヘッド12が部品認識カメラ13の上方を移動する際に、部品認識カメラ13は実装ヘッド12に保持された状態の部品Dを撮像して部品Dの保持姿勢を認識する。実装ヘッド12が取り付けられたプレート11aには基板認識カメラ14が取り付けられている。基板認識カメラ14は、実装ヘッド12と一体的に移動する。
実装ヘッド12が移動することにより、基板認識カメラ14は基板搬送機構7に位置決めされた基板Bの上方に移動し、基板Bに設けられた基板マーク(図示せず)を撮像して基板Bの位置を認識する。実装ヘッド12による基板Bへの部品実装動作においては、部品認識カメラ13による部品Dの認識結果と、基板認識カメラ14による基板位置の認識結果とを加味して実装位置の補正が行われる。
図3において、部品供給部8と基板搬送機構7との間には、ノズルホルダ15が着脱可能に配設されている。ノズルホルダ15には、実装ヘッド12に装着される吸着ノズル12bが、部品種に対応して複数収納保持されている。実装ヘッド12がノズルホルダ15にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、吸着ユニット12aに装着される吸着ノズル12bを部品種に応じて交換することができる。
図4おいて、部品供給部8は、フィーダベース5aに予め複数のテープフィーダ9が装着された部品供給台車5で構成されている。部品供給台車5は、基台6に対して着脱自在に構成されている。テープフィーダ9がフィーダベース5aに装着されることにより、テープフィーダ9に内蔵されたフィーダ制御部が、部品実装装置M3〜M6の実装制御部21(図5参照)と電気的に接続される。部品供給台車5には、キャリヤテープ16を巻回状態で収納する供給リール17が保持されている。供給リール17から引き出されたキャリヤテープ16は、テープフィーダ9に装着されている。テープフィーダ9は、キャリヤテープ16を吸着ノズル12bによる部品取り出し位置までピッチ送りする。
このように、部品実装装置M3において、基板搬送機構7、部品実装機構(Y軸ビーム10、X軸ビーム11、実装ヘッド12)、部品認識カメラ13、基板認識カメラ14は、基板Bを搬送して部品供給部8が供給する部品Dを搬送された基板Bに実装する部品実装作業部18(図5参照)を構成する。
次に図5、図6を参照して、部品実装システム1の制御系の構成について説明する。図5において、部品実装システム1が備える部品実装ラインL1〜L3は同様の構成をしており、以下、部品実装ラインL1について説明する。部品実装ラインL1が備える部品実装装置M3〜M6は同様の構成をしており、以下、部品実装装置M3について説明する。
図5において、部品実装装置M3は、実装制御部21、実装記憶部22、部品供給部8、部品実装作業部18、通信部23を備えている。通信部23は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して他の部品実装装置M4〜M6、他の部品実装ラインL2,L3、管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。実装制御部21は、実装記憶部22が記憶する部品実装データに基づいて部品供給部8に装着されたテープフィーダ9、部品実装作業部18を制御することにより、部品実装装置M3による部品実装作業を実行させる。
また、実装制御部21は、内段取り作業におけるテープフィーダ9の交換作業、テープフィーダ9が供給するキャリヤテープ16の交換作業、部品供給台車5の交換作業などの段取り作業の進捗状況を、通信部23を介して管理コンピュータ3に送信する。
図5において、管理コンピュータ3は、管理制御部31、管理記憶部32、入力部33、表示部34、通信部35、上位側通信部3aを備えている。入力部33は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部34は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部33による操作のための操作画面などの各種画面の他、段取り作業の進捗状況などの各種情報を表示する。通信部35は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して部品実装ラインL1〜L3の部品実装装置M3〜M6、段取り作業支援装置4、表示装置Mとの間で信号、データの授受を行う。上位側通信部3aは、携帯端末Tとの間で無線による信号、データの授受を行う。
管理制御部31はCPUなどの演算装置であり、管理記憶部32が記憶する情報に基づいて部品実装システム1を管理する。管理制御部31は、内部処理機能として進捗表示作成部31aを備えている。管理記憶部32は記憶装置であり、部品実装データの他、段取り計画情報32a、進捗状況情報32b、進捗表示データ32cなどを記憶する。
図5において、段取り計画情報32aには、部品実装システム1において所定の期間(例えば、1日)に計画されている、部品実装ラインL1〜L3において生産される実装基板の変更に対応して発生する段取り作業に関する各種情報が記憶されている。より具体的には、段取り計画情報32aには、実装基板のオーダ番号Noがその実装基板を生産する部品実装ラインL1〜L3を特定する情報に紐付けられて記憶されている。また、段取り計画情報32aには、完了予定時刻Tps、切り替え予定時刻Tis、生産開始予定時刻Tssがオーダ番号Noに紐付けされて記憶されている。
完了予定時刻Tpsは、紐付けられたオーダ番号Noの実装基板への変更に対応して発生する段取り作業支援装置4を用いた外段取り作業が完了する予定時刻である。切り替え予定時刻Tisは、紐付けられたオーダ番号Noの実装基板への変更に対応して発生する内段取り作業が開始される予定時刻、すなわち、内段取り作業の対象となる部品実装ラインL1〜L3を生産停止に切り替える予定時刻である。生産開始予定時刻Tssは、紐付けられたオーダ番号Noの実装基板への変更に対応して発生する全ての段取り作業が完了して、そのオーダ番号Noの実装基板の生産が開始される予定時刻である。
また、段取り計画情報32aには、生産される実装基板の変更に対応して発生する外段取り作業の対象となる部品供給台車5の予定台車数Ncsがオーダ番号Noに紐付けされて記憶されている。また、段取り計画情報32aには、生産される実装基板の変更に対応して発生する段取り作業を実行するために割り当てられる作業者の計画人数Npsがオーダ番号Noに紐付けされて記憶されている。
また、段取り計画情報32aには、生産される実装基板の変更に対応して発生する外段取り作業の対象となる部品交換の他の外段取り作業の有無がオーダ番号Noに紐付けされて記憶されている。他の外段取り作業としては、例えば、はんだ印刷装置M1で使用されるマスクの準備作業、吸着ノズル12bの準備作業、下受けピン7bの準備作業などがある。
図5において、進捗状況情報32bには、部品実装ラインL1〜L3の部品実装装置M3〜M6において実行される内段取り作業の進捗状況の情報、段取り作業支援装置4において実行される外段取り作業の進捗状況の情報、携帯端末Tから送信される作業者によって入力された外段取り作業の進捗状況の情報が、通信部35または上位側通信部3aを介して取得されて記憶されている。
すなわち、管理コンピュータ3における管理記憶部32は、複数の部品実装ラインL1〜L3と通信ネットワーク2で接続されて、通信ネットワーク2を介して部品実装装置M3〜M6(部品実装用装置)からの情報を取得し、段取り作業支援装置4と通信ネットワーク2で接続されて、通信ネットワーク2を介して段取り作業支援装置4からの情報を取得し、無線通信を介して携帯端末Tから段取り作業の進捗の情報を取得する、記憶装置となる。
進捗表示作成部31aは、段取り計画情報32a、進捗状況情報32bに基づいて、表示装置Mの表示部51または管理コンピュータ3の表示部34に表示する、各種の進捗状況を含む進捗表示データ32cを作成する。作成された進捗表示データ32cは、管理記憶部32に記憶される。
より具体的には、進捗表示作成部31aは、段取り計画情報32aに記憶される完了予定時刻Tps、切り替え予定時刻Tis、生産開始予定時刻Tssに対して、進捗状況情報32bに基づいて、それぞれ完了予測時刻Tpe、切り替え予測時刻Tie、生産開始予測時刻Tseを算出して進捗表示データ32cとして記憶させる。
すなわち、完了予測時刻Tpeは、段取り作業支援装置4を用いた外段取り作業が完了する予測時刻である。切り替え予測時刻Tieは、内段取り作業の対象となる部品実装ラインL1〜L3を生産停止に切り替える予測時刻である。生産開始予測時刻Tseは、全ての段取り作業が完了して実装基板の生産が開始される予測時刻である。また、進捗表示作成部31aは、完了予定時刻Tpsと完了予測時刻Tpeより、完了予定時刻Tpsに対する作業遅れ時間Tpdを算出して進捗表示データ32cとして記憶させる。すなわち、作業遅れ時間Tpdは、予測される段取り作業支援装置4を用いた外段取り作業の遅れ時間である。
また、進捗表示作成部31aは、進捗状況情報32bに基づいて、外段取り作業の進捗率Rpを算出して進捗表示データ32cとして記憶させる。進捗率Rpは、段取り作業支援装置4を用いた全ての外段取り作業を100%として、現時点で完了している外段取り作業の割合で計算される。なお、進捗率Rpとして、段取り作業支援装置4を用いた全ての外段取り作業に、予定される他の外段取り作業をそれぞれ重みづけして足し合わせて100%として、現時点で完了している外段取り作業の割合で計算するようにしてもよい。
また、進捗表示作成部31aは、段取り作業を実行するために管理者によって追加で割り当てられた作業者の計画外人数Npaも、進捗表示データ32cとして記憶する。計画外人数Npaは、進捗状況から作業者を追加すべきと判断した管理者によって入力される。
図5において、段取り作業支援装置4は、支援制御部41、支援記憶部42、台車接続部43、入力部44、表示部45、通信部46を備えている。入力部44は、キーボード、タッチパネル、マウスなどの入力装置であり、操作コマンドやデータ入力時などに用いられる。表示部45は液晶パネルなどの表示装置であり、入力部44による操作のための操作画面などの各種画面の他、段取り作業の手順、段取り作業の進捗状況などの各種情報を表示する。段取り作業の手順は、管理コンピュータ3などが備える図示省略する段取り作業手順作成部が作成する情報であり、テープフィーダ9の部品供給台車5への装着位置、装着順序、テープフィーダ9に装着するキャリヤテープ16の指定などが含まれる。
通信部46は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。支援制御部41はCPUなどの演算装置であり、支援記憶部42が記憶する情報に基づいて段取り作業支援装置4を制御する。支援記憶部42は記憶装置であり、外段取り状況情報42aなどを記憶する。台車接続部43には、交換用の部品供給台車5(図1の部品供給台車5Aなど)が接続されている。台車接続部43は、部品供給台車5を介して、部品供給台車5に装着されている各テープフィーダ9に内蔵されるフィーダ制御部と通信する。
台車接続部43は、部品供給台車5へのテープフィーダ9の装着状況、キャリヤテープ16のテープフィーダ9への補給状況などの外段取り作業の状況を逐次取得して、外段取り状況情報42aとして支援記憶部42に記憶させる。支援制御部41は、通信部46を介して外段取り状況情報42aを管理コンピュータ3に送信する。送信された情報は、管理コンピュータ3において進捗状況情報32bとして管理記憶部32に記憶される。なお、外段取り状況情報42aは、作業者が段取り作業支援装置4に備えられる入力部44より入力して、外段取り作業の状況を報告するようにしてもよい。
図5において、表示装置Mは、表示部51、通信部52を備えている。通信部52は通信インターフェースであり、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。表示部51は液晶パネルなどの表示装置であり、管理コンピュータ3から送信される管理記憶部32(記憶装置)に記憶されている進捗表示データ32cに含まれる進捗状況などの各種情報を表示する。
すなわち、表示装置Mは、管理記憶部32(記憶装置)に記憶される情報を基に、複数の部品実装ラインL1〜L3においてそれぞれ生産される実装基板の変更に対応して発生する段取り作業の進捗状況を表示する。なお、表示装置Mは、管理コンピュータ3から送信される進捗表示データ32cを一時的に記憶する図示省略する一時記憶部を備え、表示部51は一時記憶部に記憶される情報を表示するようにしてもよい。
次に図6を参照して、携帯端末Tの制御系の構成について説明する。携帯端末Tは、端末制御部61、端末記憶部62、タッチパネル63、無線通信部Taを備えており、無線通信部Taを介して管理コンピュータ3との間で信号、データの授受を行う。タッチパネル63は、入力機能および表示機能を備えており、段取り作業に必要な操作・データ入力や、各種の操作・案内画面の表示を行う。端末制御部61はCPUなどの演算装置であり、端末記憶部62が記憶する情報に基づいて携帯端末Tを制御する。端末記憶部62は記憶装置であり、段取り作業情報62aなどを記憶する。
段取り作業情報62aには、段取り計画情報32aに含まれる、はんだ印刷装置M1で使用されるマスクの準備作業、吸着ノズル12bの準備作業、下受けピン7bの準備作業などの他の外段取り作業の情報が管理コンピュータ3より送信されて記憶されている。タッチパネル63には、記憶されている段取り作業情報62aに基づいて、作業者が実行すべき他の外段取り作業の情報が表示される。
作業者によって、他の外段取り作業を終了した旨がタッチパネル63に入力されると、段取り作業情報62aが更新されると同時に、管理コンピュータ3に携帯端末Tから情報が送信されて、管理記憶部32に記憶される進捗状況情報32bも更新される。すなわち、携帯端末Tは、段取り作業(他の外段取り作業)を行う作業者が携帯して、作業者によって段取り作業の進捗が入力される。
次に図7を参照して、表示装置Mの表示部51に表示される進捗表示画像70について説明する。なお、進捗表示画像70を管理コンピュータ3の表示部34に表示させてもよい。進捗表示画像70は、管理コンピュータ3の管理記憶部32(記憶装置)に記憶される進捗状況情報32bを基に、進捗表示作成部31aによって作成された進捗表示データ32cに基づいて表示されている。進捗表示画像70には、複数の段取り作業の進捗状況がリスト形式(テーブル)で表示されている。すなわち、表示装置Mは、複数の段取り作業の進捗状況をリスト形式で表示する。
また、テーブルの左上にはタイトル71として「段取り進捗」が表示され、右上には現在の時刻72(ここでは「19:15」)が表示されている。テーブルには、「ライン」73、「オーダ番号」74、「生産開始時刻」75、「切替開始時刻」76、「段取完了時刻」77、「作業遅れ時間」78、「段取り進捗率」79、「台車」80、「計画人数」81、「計画外人数」82、「その他段取り」83の諸項目が、オーダ番号Noに対応して表示されている。また、進捗表示画像70では、生産開始予定時刻Tssが早いオーダ番号No順に上からリストが並んでいる。
図7において、「ライン」73には、オーダ番号Noの実装基板が生産される部品実装ラインL1〜L3を特定する情報が表示されている。ここでは、部品実装ラインL1が「L1」、部品実装ラインL2が「L2」、部品実装ラインL3が「L3」と表示されている。「オーダ番号」74には、オーダ番号Noが表示されている。「生産開始時刻」75には、下部に生産開始予定時刻Tssが表示され、上部に生産開始予測時刻Tseが表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、部品実装ラインL1〜L3における段取り作業が完了して次の実装基板の生産が開始される予定時刻である生産開始予定時刻Tssを表示する。
「切替開始時刻」76には、下部に切り替え予定時刻Tisが表示され、上部に切り替え予測時刻Tieが表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させて実行する段取り作業(内段取り作業)が開始される予定時刻である切替え予定時刻Tisを表示する。「段取完了時刻」77には、下部に完了予定時刻Tpsが表示され、上部に完了予測時刻Tpeが表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、部品実装ラインL1〜L3における実装基板の生産を停止させずに実行する段取り作業(外段取り作業)が完了する予定時刻である完了予定時刻Tpsを表示する。
図7において、「作業遅れ時間」78には、作業遅れ時間Tpdが表示される。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、完了予定時刻Tpsに対する作業遅れ時間Tpdを表示する。また、「作業遅れ時間」78に表示される作業遅れ時間Tpdは、作業遅れ時間Tpdの大きさに応じてフォントの色や枠内の背景色などの色彩が変更される。例えば、作業遅れ時間Tpdが15分以内の場合は緑色のフォントで、作業遅れ時間Tpdが15分を超過すると赤色のフォント(図7では斜体のフォント)で作業遅れ時間Tpdが表示される。すなわち、表示装置Mは、作業遅れ時間Tpdの大きさに応じて色彩を変化させた表示をする。
「段取り進捗率」79には、下部に現在の時刻において予定されている進捗率Rpが表示され、上部には現在の時刻における進捗率Rpの実績が表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、段取り作業の進捗率Rpを表示する。「台車」80には、下部に予定台車数Ncsが表示され、上部に外段取り作業が終了した交換用の部品供給台車5の台数が表示されている。
図7において、「計画人数」81には、下部に計画人数Npsが表示され、上部に計画人数Npsのうち現時点で段取り作業に従事している作業者の人数が表示されている。「計画外人数」82には、下部に計画外人数Npaが表示され、上部に計画外人数Npaのうち現時点で段取り作業に従事している作業者の人数が表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、計画上の段取り作業を担当する作業者の数(計画人数Nps)と、計画外で追加された段取り作業を担当する作業者の数(計画外人数Npa)とを表示する。
「その他段取り」83には、左から「マスク準備」83a、「吸着ノズル準備」83b、「下受けピン準備」83cの他の外段取り作業の進捗状況を表示する欄が設けられている。「マスク準備」83aには、はんだ印刷装置M1で使用されるマスクの準備作業を特定する情報(ここでは、円の中に「m」と記載された図形)が表示されている。「吸着ノズル準備」83bには、吸着ノズル12bの準備作業を特定する情報(ここでは、円の中に「n」と記載された図形)が表示されている。「下受けピン準備」83cには、下受けピン7bの準備作業を特定する情報(ここでは、円の中に「p」と記載された図形)が表示されている。
「その他段取り」83に表示される他の外段取り作業は、作業者が携帯する携帯端末Tから進捗状況が送信される。進捗状況に変化があると、その状況に応じて表示される図形の色彩が変更される。図7の例では、作業が未完了の他の外段取り作業は白抜きの円で表示され、作業が完了した他の外段取り作業は黒塗りの円で表示されている。すなわち、表示装置Mは、進捗状況として、携帯端末Tから進捗が送信される段取り作業を特定する情報(図形)を、携帯端末Tから送信される進捗に応じて色彩を変化させて表示する。
なお、「段取り作業を特定する情報」は、図7に示す例に限定されることはなく、例えば、文字のみであっても、文字を含まない段取り作業の対象物を模式的に表した図形であってもよい。また、「その他段取り」83において、「マスク準備」83a、「吸着ノズル準備」83b、「下受けピン準備」83cが空欄の状態は、対応する外段取り作業が計画されていないことを示している。なお、対応する外段取り作業が計画されていないことを示す方法として、図7に示す空欄で表す方法の他に、予め作業が完了したことを示す図形を表示するようにしてもよい。
上記説明したように、本実施の形態の部品実装システム1は、複数の部品実装用装置(部品実装装置M3〜M6)を連結して構成される複数の部品実装ラインL1〜L3と、通信ネットワーク2を介して部品実装用装置からの情報を取得する記憶装置(管理記憶部32)と、記憶装置に記憶される情報を基に、複数の部品実装ラインL1〜L3においてそれぞれ生産される実装基板の変更に対応して発生する段取り作業の進捗状況を表示する表示装置Mを備えている。これによって、複数の部品実装ラインL1〜L3に対応して発生する段取り作業の進捗を、作業者や管理者が的確に把握することができる。また、記憶装置(管理記憶部32)と表示装置Mは、段取り作業の進捗表示システムを構成している。
本発明の部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システムは、複数の部品実装ラインに対応して発生する段取り作業の進捗を的確に把握することができるという効果を有し、部品を基板に実装する部品実装分野において有用である。
1 部品実装システム
2 通信ネットワーク(ネットワーク)
4 段取り作業支援装置
L1〜L3 部品実装ライン
M 表示装置
M1 はんだ印刷装置(部品実装用装置)
M2 印刷検査装置(部品実装用装置)
M3〜M6 部品実装装置(部品実装用装置)
M7 実装検査装置(部品実装用装置)
M8 リフロー装置(部品実装用装置)
T 携帯端末
2 通信ネットワーク(ネットワーク)
4 段取り作業支援装置
L1〜L3 部品実装ライン
M 表示装置
M1 はんだ印刷装置(部品実装用装置)
M2 印刷検査装置(部品実装用装置)
M3〜M6 部品実装装置(部品実装用装置)
M7 実装検査装置(部品実装用装置)
M8 リフロー装置(部品実装用装置)
T 携帯端末
Claims (14)
- 複数の部品実装ラインと、
前記複数の部品実装ラインにおいて発生する段取り作業の計画に関する計画情報を記憶すると共に、前記複数の部品実装ラインからの情報を取得する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶される前記計画情報と前記複数の部品実装ラインからの情報を基に、前記複数の部品実装ラインにおける前記段取り作業の完了予定時刻と完了予測時刻を表示する表示装置と、を備える、部品実装システム。 - 前記部品実装ラインにおける実装基板の生産を停止させずに実行する前記段取り作業を支援する段取り作業支援装置をさらに備え、
前記記憶装置は、前記段取り作業支援装置とネットワークで接続されて、前記ネットワークを介して前記段取り作業支援装置からの情報を取得する、請求項1に記載の部品実装システム。 - 前記表示装置は、前記段取り作業の進捗率をさらに表示する、請求項1または2に記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、前記完了予定時刻に対する前記完了予測時刻の作業遅れ時間をさらに表示する、請求項1から3のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、前記作業遅れ時間の大きさに応じて色彩を変化させた表示をする、請求項4に記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、計画上の前記段取り作業を担当する作業者の数と、計画外で追加された前記段取り作業を担当する作業者の数とをさらに表示する、請求項1から5のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、複数の前記段取り作業の進捗状況をリスト形式で表示する、請求項1から6のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、前記部品実装ラインにおける実装基板の生産を停止させて実行する前記段取り作業が開始される予定時刻である切替え予定時刻をさらに表示する、請求項1から7のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記表示装置は、前記部品実装ラインにおける前記段取り作業が完了して次の実装基板の生産が開始される予定時刻である生産開始予定時刻をさらに表示する、請求項1から8のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記段取り作業を行う作業者が携帯して前記段取り作業の進捗が入力される携帯端末をさらに備え、
前記記憶装置は、無線通信を介して前記携帯端末からの情報を取得し、
前記表示装置は、前記進捗状況として、前記携帯端末から進捗が送信される前記段取り作業を特定する情報を、前記携帯端末から送信される進捗に応じて色彩を変化させて表示する、請求項1から9のいずれかに記載の部品実装システム。 - 前記複数の部品実装ラインは複数の部品実装用装置を連結して構成される、請求項1から10のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記段取り作業は、前記複数の部品実装ラインにおいてそれぞれ生産される実装基板の変更に対応して発生する、請求項1から11のいずれかに記載の部品実装システム。
- 前記記憶装置は、前記複数の部品実装ラインとネットワークで接続されて、前記部品実装用装置からの情報を前記ネットワークを介して取得する、請求項1から12のいずれかに記載の部品実装システム。
- 複数の部品実装ラインにおいて発生する段取り作業の計画に関する計画情報を記憶すると共に、前記複数の部品実装ラインからの情報を取得する記憶装置と、
前記記憶装置に記憶される前記計画情報と前記複数の部品実装ラインからの情報を基に、前記複数の部品実装ラインにおける前記段取り作業の完了予定時刻と完了予測時刻を表示する表示装置と、を備える、段取り作業の進捗表示システム。
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JP2019196937A JP2020017762A (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システム |
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JP2019196937A Pending JP2020017762A (ja) | 2019-10-30 | 2019-10-30 | 部品実装システムおよび段取り作業の進捗表示システム |
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- 2019-10-30 JP JP2019196937A patent/JP2020017762A/ja active Pending
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