次に、その例が添付の図面に示されている本開示の実施形態を詳細に参照する。
好ましい実施形態の以下の詳細な説明では、本発明が実施され得る特定の好ましい実施形態が例示されている、本明細書の一部を形成する添付の図面を参照する。これらの実施形態は当業者が本発明を実施することを可能にするのに十分なほど詳細に説明されており、他の実施形態も利用され得ること、ならびに本発明の趣旨または範囲を逸脱することなく論理的変更、構造的変更、機械的変更、電気的変更および化学的変更がなされ得ることを理解されたい。当業者が本発明を実施することを可能にするのに不要な詳細を回避するために、説明では当業者に既知の特定の情報を省く場合がある。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で理解されるべきではない。
また、実施形態の説明において、本発明の構成要素を説明するときに本明細書では第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語が使用され得る。これらの用語の各々は、対応する構成要素の本質、順序、または連続を定義するために使用されるのではなく、単に対応する構成要素を他の(1つまたは複数の)構成要素と区別するために使用される。
図1は、本発明の一実施形態による空気清浄機の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による空気清浄機のドアが開いた状態を示す図である。
図1および図2を参照すると、本発明の一実施形態による空気清浄機10は、外観を形成するキャビネット100と、キャビネットから引き出すことができるようにキャビネット100に結合されたドアアセンブリ200とを含む。
キャビネット100は、複数のパネルで構成されたパネルアセンブリを含む。
複数のパネルは、下部ベース101と、ベース101の両側に設けられ上方に延在する2枚の側面パネル103と、2枚の側面パネル103の上側に結合された上部パネル105と、2枚の側面パネル103の後側に結合された後面パネル107とを含む。
ベース101と、2枚の側面パネル103と、上部パネル105と、後面パネル107とにより、キャビネット100は、前方に開く直方体の形状を有し得る。
複数のパネルは木材で作られ得る。したがって、空気清浄機10は家具のような美的感覚を与えることができる。言い換えると、外観を高めることができる。
キャビネット100の内部空間には、エアフィルターアセンブリ280、加湿フィルターアセンブリ300、送風ファン(420、図5参照)などが配置され得る。エアフィルターアセンブリ280および加湿フィルターアセンブリ300はまとめて「フィルターアセンブリ」と呼ばれ得る。
ドアアセンブリ200は、キャビネット100の前側から引き出されることによって開けられるか、またはキャビネット100の後側の方へ引き込まれることによって閉められ得る。
したがって、ドアアセンブリ200は「ドア」と呼ばれ得る。
ドアアセンブリ200は、空気清浄機10の前面部を構成するドアパネル210を含む。ドアパネル210は「前面パネル」と呼ばれ得る。
ドアパネル210は、角板の形状を有し得る。ドアアセンブリ200が閉まった状態では、ドアパネル210は空気清浄機10の外観の前面を形成する。加えて、ドアパネル210は家具のような美的感覚を与えることができるように、木材で作られている。
ドアパネル210の下端とベース101との間に後方に凹んだ空間を形成するように凹んだ部分30が形成され得る。
凹んだ部分30にはキャビネット100に空気を吸い込むための空気取入口225が形成され得る。例えば、取入口225は、引き出し220の下面に形成され得る。
キャビネット100の上部パネル105は、そこを通して清浄空気が排出される排出部109を備えて形成されている(図2の矢印参照)。排出部109は上部パネル105の後側に位置決めされ得る。
上部パネル105は、モバイル装置Mの無線充電が行われ得る領域を含む。この領域は排出部109の前に位置し得る。
加えて、この領域は、一方の側面パネル103に向かって水平方向に上部パネル105の中央部から間隔をあけた位置に形成され得る。
例えば、上部パネル105は四分割され得る。ここで、モバイル装置Mの無線充電が行われる領域は、上部パネル105の第1象限105hに形成され得る。
他方、第1象限105hの後側に位置決めされた排出部109の一部では、ハウジングカバー430から延在する案内板437のために空気が排出されない。
詳細には、案内板437は、所定の長さだけハウジングカバー430の上端に形成され得る。したがって、案内板437は、そこを通して送風ファン420を通過した空気が排出される排出口401の一部を覆い得る。
例えば、案内板437は、ハウジングカバー430の前面とファンハウジング410の後面の両方と接触するように構成され得る。また、案内板437は、ハウジングカバー430の右側から所定の長さにわたって延在し得る。
すなわち、案内板437は排出口401の右部分を遮蔽することができる。したがって、案内板437は、空気の排出方向(図2の矢印を参照されたい)を相対的に上方向へと案内することができる。
すなわち、案内板437は、ベッドやクローゼットなどの室内に設置された空気清浄機10の使用環境を考慮して、排出部109から排出された空気(「排気」)を横に流れないように案内することができる。
一般に、空気清浄機10は、室内、ベッドの前、または壁の前に設置され得る。排気の流れが横方向に向けられた場合、部屋の壁面が湿って、かびなどが発生したり、空気の流れがベッドのユーザーに直接到達したりして、不快感を引き起こし得る。したがって、案内板437は、ユーザーの睡眠環境および室内衛生環境を考慮して、排出ユニット109から排出された空気が相対的に上方向に集中するように案内することができる。
したがって、モバイル装置Mの無線充電領域は、モバイル装置Mが湿気を有する加湿空気から保護することができる第1象限105hに形成されているという点でその他の象限領域に優って有利である。
モバイル装置Mの無線充電領域は、無線充電位置を示すシートSを備え得る。例えば、シートSは、ステッカーや柔らかい布を含み得る。シートSは、上部パネル105に取り付けられ得る。
すなわち、シートSは、空気が排出されない排出部109の前部に取り付けることができる。無線充電モジュール600は、シートSの真下に位置決めされ得る。したがって、無線充電モジュール600は、空気が排出されない排出部109の一部の前に位置決めされ得る。
空気が排出されない排出部109の部分は、案内板437の上側に対応するように位置決めされた排出部109の領域として画定され得る。
ドアアセンブリ200は、ドアパネル210の後面から後方に延在する引き出し220をさらに含む。
引き出し220には空気清浄機10の構成要素が設置されている。構成要素は、エアフィルターアセンブリ280と加湿装置とを含み得る。加湿装置は、加湿フィルターアセンブリ300と、水槽260と、水容器270とを含み得る。
キャビネット100の前面を開くために前側からドアアセンブリ200が引き出されると、引き出し220内に配置されたエアフィルターアセンブリ280、加湿フィルターアセンブリ300、および水容器270を一緒に前方に引き出すことができる。したがって、ユーザーは、エアフィルターアセンブリ280、加湿フィルターアセンブリ300、および水容器270に容易にアクセスすることができる。
ドアアセンブリ200は、ドアアセンブリ200をキャビネットから引き出すかまたはキャビネットに引き込む操作を案内するためのレールガイド230をさらに含む。レールガイド230は引き出し220の下部の両側に結合され得る。
図3は、本発明の一実施形態による空気清浄機の構成を示す分解斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態による空気清浄機の一部の構成を示す分解斜視図であり、図5は、図1の線V−V’に沿った断面図である。
図3から図5を参照すると、本発明の一実施形態による空気清浄機10は、空気をろ過するためのエアフィルターアセンブリ280と、空気を加湿するための加湿フィルターアセンブリ300と、空気の流れを発生させるための送風ファン420とを含む。送風ファン420にはファンモーター425が結合されている。
詳細には、キャビネット100は、上述した構成要素が配置されている空間部112を形成する本体フレーム110を含む。
本体フレーム110は、前面、後面、および上面が開いた六面体形状を有し得る。詳細には、本体フレーム110の前面は開いており、開いた前面をドアアセンブリ200で遮蔽することができる。加えて、本体フレーム110の後面も開いており、開いた後面をファンハウジング410とハウジングカバー430とで遮蔽することができる。加えて、本体フレーム110の上面も開いており、開いた上面は電気ユニット450によって遮蔽され得る。
第1のベース101は、本体フレーム110の構造として理解することができる。
上部パネル105は電気ユニット450の上側に結合されており、後面パネル107はハウジングカバー430の後側に結合されている。
上部パネル105はキャビネット100の上面を形成し得る。上部パネル105は、ドアアセンブリ200の前面を形成するドアパネル210から後方に間隔をおいて配置され得る。例えば、上部パネル105の前面105aは、ドアパネルの後面200aから後方に間隔をおいて配置され得る。
2枚の側面パネル103、上部パネル105、後面パネル107、およびドアパネル210のうちの少なくとも1枚が木材で作られ得る。したがって、木材の変形を防止し、剛性を保証するために、2枚の側面パネル103、上部パネル105、後面パネル107、およびドアパネル210のうちの少なくとも1枚に金属補強フレーム105eが挿入され得る。
本体フレーム110の両側面には、複数の補強リブ111a、111bが設けられ得る。補強リブ111aおよび補強リブ111bは、横方向に延在する複数の第1の補強リブ111aと、第1の補強リブ111aと交差する方向に延在する複数の第2の補強リブ111bとを含む。例えば、第2の補強リブ111bは長手方向に延在し得る。
加えて、本体フレーム110の両側面には、電気ユニット450から排出された流体を下方へ案内するための排水流路111cが形成され得る。排水流路111cは、第1の補強リブ111aと第2の補強リブ111bとの間に形成された流路として理解することができる。
ドアアセンブリ200は、前面の外観を形成するドアパネル210と、ドアパネル210の後側まで延在する引き出し220とを含む。
引き出し220は、ドアパネル210の後面に結合されたドア前部221を含む。ドアパネル210およびドア前部221はまとめて「ドア前部」と呼ばれ得る。
引き出し220は、ドア前面部221の両側から後方に延在するドア側面部222と、ドア側面部222の下に設けられたドア下面部224と、ドア下面部224の後側から上方に延在するドア後面部223とをさらに含む。
取入口225は、ドアの下面部224に形成され得る。
加えて、水槽260、水容器270、および加湿フィルターアセンブリ300が設置された設置空間を、引き出し220内で、ドア前面部221、ドア下面部224、ドア側面部222、およびドア後面部223によって画定することができる。
例えば、エアフィルターアセンブリ280は、引き出し220の前部に設置され得る。エアフィルターアセンブリ280は、エアフィルターケース281と、エアフィルターケース281に結合されたエアフィルター285とを含み得る。エアフィルターアセンブリ280は、上方に持ち上げられ、分離されるように配置され得る。
水容器270は、前後方向に対して、引き出し220のほぼ中央部に、すなわち、エアフィルターアセンブリ280の後側に配置され得る。
水容器270は、水槽260の内部に設置され得る。水容器270は、上方に持ち上げられ、水槽260から分離されるように配置することができ、ユーザーは水容器270を分離して水を補充するかまたは水容器270を清掃することができる。加えて、水容器270には開閉式の水容器蓋271が設けられ得る。
水容器270の下面には水を排出するためのバルブ穴とバルブ穴を選択的に開閉するためのバルブ装置276とが設けられ得る。
バルブ装置276は、水容器270が水槽260に設けられた水容器支持部261に配置されるとバルブ穴を開くことができ、バルブ装置276は、水容器270が水容器支持部261から分離されるとバルブ穴を閉じることができる。
水槽260は、上部が開いたほぼ六面体の形状を有し得る。水容器270を支持するための水容器支持部261は、水槽260の下部に含まれる。水容器支持部261は平面を形成している。
水槽260は、水容器支持部261から下方に突出し、フロート装置267が設置された空間を有するフロート収容部262をさらに含む。フロート収容部262は、内側が空の中空形状を有していてもよく、例えば、フロート収容部262は、水容器支持部261のほぼ中央部に位置決めされていてもよく、後側の方へ伸びるように延在し得る。
フロート収容部262は水が貯留される第1の貯水部262aを形成しており、フロート装置267は、第1の貯水部262aに貯留された水位に従って上下方向に移動されるように設けることができる。このときに、第1の貯水部262aの水位が設定水位以上になると、フロート装置267は水容器270のバルブ穴を閉じるために上方へ移動することができる。
水槽260にはフロート収容部262から後方に延在し、水を貯留する第2の貯水部229が形成され得る。第2の貯水部229は第1の貯水部と連通し、第1の貯水部と同じ水位を形成し得る。
加湿フィルターアセンブリ300は、第2の貯水部229に設置され得る。加湿フィルターアセンブリ300は、引き出し220の内部空間の後部に収容され得る。加湿フィルターアセンブリ300は、水容器270の後側に配置され得る。
加湿フィルターアセンブリ300は、加湿フィルターケース310と、加湿フィルターケース310によって回転可能に支持され、水槽260に貯留された水を吸収する加湿フィルター330とを含む。
加湿フィルター330の下部は、第2の貯水部229に浸漬されるように配置され得る。
加湿フィルター330は、ほぼ円形形状を有し、回転可能に設けられ得る。例えば、加湿フィルター330は、「水車」の構造と同様の構造を有する。加湿フィルター330が上方へ回転すると、第2の貯水部229から集められた水が上方へ移動し、加湿フィルター330が回転すると、集められた水が重力によって加湿フィルター330の中央へ流れる。
加湿フィルター330は、水を吸収しやすい布、フェルト、またはスポンジ材料で作られ得る。
水槽260の後側には、水槽260に貯留された水を殺菌するように、水槽260の内部に向けて光を照射するための殺菌装置269が配置され得る。例えば、殺菌装置269は紫外線LEDを含み得る。
空気清浄機10は、キャビネット100の内部に配置されたハウジングアセンブリ400をさらに含む。ハウジングアセンブリ400は、ドアアセンブリ200の後側に配置され得る。言い換えると、ハウジングアセンブリ400は、引き出し220の後部の後側に配置されている。
詳細には、ハウジングアセンブリ400は、空気の流れを発生させるための送風ファン420を有するファンハウジング410と、送風ファン420の前に配置され、空気を吸い込むファン取入口を有するファンハウジング410と、ハウジング410の後側に結合されたハウジングカバー430とを含む。送風ファン420は、ファンハウジング410とハウジングカバー430とによって画定されるファン設置空間に設置され得る。
送風ファン420は、軸方向に空気を吸い込み、半径方向に空気を排出する遠心ファンを含む。例えば、遠心ファンは、シロッコファンを含み得る。送風ファン420の軸方向は前後方向であり得る。
空気清浄機10は、複数の電気部品を有する電気ユニット450をさらに含む。電気ユニット450は、本体フレーム110の開いた上部を覆う電気板460をさらに含み、電気部品を電気板460の上面に設置することができる。
キャビネット100は、空気を浄化および/または加湿するためにフィルター285、330および送風ファン420が設置された空調空間を含み得る。空調空間にはエアフィルター285および/または加湿フィルター330が設置され得る。
キャビネット100の内部には、電気部品が設置された電気部品空間が含まれる。
空調空間はおよび電気部品空間は電気板460によって垂直方向に仕切られている。すなわち、電気部品空間は電気板460の上に位置し、空調空間は電気板460の下方に位置し得る。
電気板460は、ハウジングアセンブリ400の上部から前方に延在し得る。
上部パネル105は、電気部品を保護するために電気板460の上側に結合されている。
上述したように、上部パネル105は、木材の変形を防止し、剛性を保証するために補強フレーム105eを備え得る。
補強フレーム105eは、上部パネル105の内側面に挿入され得る。すなわち、補強フレーム105eは、上部パネル105の下面から上方に挿入されるように挿入され得る。補強フレーム105eは、複数の補強フレームとして設けられ得る。
加えて、上部パネル105は、ユーザーの手が巻き込まれるのを防止するように前後方向に移動可能な、表示モジュール510の後退空間106aを備えて形成され得る。表示モジュールは、「表示装置」と呼ばれ得る。
詳細には、上部パネル105の下面に、ドアパネル210の後面パネル107に面した前面105aから後方へ所定の長さを切断することによって前溝106が形成され得る。
すなわち、前溝106は、上部パネル105の前面105aから後方に凹んだ後退空間106aを形成し得る。例えば、前溝106は、上部パネル105の下面に「¬形状の」溝を形成し得る。
上部パネル105の前面105aは、「パネル前面105a」と呼ばれ得る。ドアパネル210の後面200aは、「ドア後面200a」と呼ばれ得る。
前溝106は、表示モジュール510の上面と接触するように形成され得る。したがって、ユーザーの手がドアパネル210の後面200aと表示モジュール510の前面との間に巻き込まれたときに、表示モジュール510の上端は前溝106に沿って後方へスムーズに移動することができる。したがって、ユーザーの安全事故を防止することができる。
すなわち、前溝106は、表示モジュール510が前後方向に移動することができる空間を形成し得る。以後、前溝106によって形成される空間は後退空間106aと呼ばれる。
本体フレーム110の内部に、ドアアセンブリ200を出し入れする操作を案内するためにスライディングレール235が設置され得る。
スライディングレール235は、本体フレーム110の下部の両側に配置され得る。
スライディングレール235は、本体フレーム110の内側面に結合された本体結合部を含み得る。
スライディングレール235の外部にレールカバー236が配置されている。レールカバー236により、スライディングレール235は外部に露出されない。
ドアアセンブリ200の両側面に、レールガイド230が設けられている。レールガイド230は、スライディングレール235から引き出すかまたはスライディングレール235に引き込むことができるようにスライディングレール235に結合されており、前後にスライドさせることができる。
本体フレーム110は、照明装置が設置された照明ブラケット116をさらに含む。照明ブラケット116は、キャビネット100のベース101の上側に配置され得る。凹んだ部分30は、ベース101と照明ブラケット116との間の空間として理解され得る。
照明装置は、照明源122aを有する照明PCB122と、照明PCB122に結合された照明ケース124とを含む。複数の照明源122aが設けられ得る。照明ケース124は、照明ケース124の内部空間を仕切って複数の空間にするための複数の区画を含み、照明源122aは、複数の空間の各々に配置され得る。
ベース101の前部の上面に、反射板120が設けられ得る。反射板120は、照明源から発せられた光を穏やかに反射または拡散するように設けられ得る。照明源は、反射板120の上側に配置されており、光を反射板120に向けて下方に照射する。凹んだ部分30は、照明源と反射板120との間に形成され得る。
図6は、本発明の一実施形態による空気清浄機の上面の一部の構成を示す平面図であり、図7は、本発明の一実施形態による空気清浄機の上部パネルが開いた状態を示す図であり、図8は、一実施形態による電気部品ユニットの構成を示す斜視図であり、図9は、一実施形態による電気部品ユニットの構成を示す平面図であり、図10は、本発明の一実施形態による表示モジュールが電気板に設置された状態を示す断面図であり、図11は、本発明の一実施形態による表示モジュールが電気部品ユニットから取り外された状態を示す断面図である。
図6から図11を参照すると、本発明の一実施形態による空気清浄機10は、空気清浄機の運転情報が表示されるディスプレイ510aを含む。
ディスプレイ510aは、左右方向に延在していてもよく、後述する表示モジュール510の上面に設けられ得る。例えば、ディスプレイ510aは、表示モジュール510の上面の前端側に設けられ得る。
ディスプレイ510aは、パネル前面105aとドアのドア後面200aとの間の空間において外部に露出され得る。
ディスプレイ510aは、ユーザー入力を可能にするタッチ部510bを備え得る。
空気清浄機10の運転モードまたは運転機能を設定するために複数のタッチ部510bが設けられ得る。タッチ部510bは「入力ユニット」と呼ばれ得る。
例えば、タッチ部510bは、「電源入力ユニット」、「浄化強度」、「急速浄化」、「加湿浄化」、「スリープモード」、「空気殺菌」、「ムード照明」、「ロック」などの設定モード(または機能)を行うための複数のユーザー入力メニューを含み得る。
ユーザーは、複数のユーザー入力メニューのうちの少なくとも1つを手でタッチして選択することができる。
ディスプレイ510aは、上部パネル105とドアアセンブリ200との間に位置決めされ得る。詳細には、下方に凹んだ空間を形成するようにキャビネット100の上部にディスプレイ溝108が形成されている。
ディスプレイ溝108は、ドアアセンブリ200の後面200aの上端と、ディスプレイ510aの上面と、上部パネル105の前面105aとによって画定され得る。すなわち、ディスプレイ溝108は、上部パネル105とドアアセンブリ200との間に間隔をおいて配置された空間として理解することができる。
ディスプレイ510aは、ディスプレイ溝108を通して外部に露出され得る。したがって、ユーザーは、ディスプレイ溝108に露出されたディスプレイ510aを介して運転情報を確認するかまたはタッチ部510bを操作することができる。
上部パネル105は、ユーザーが上部パネル105を収納スペースとして使用できるように、平らに構成されている。収納スペースは、物品、食品などで満たされ得る。
したがって、上部パネルに、ユーザーが目視で確認すべきディスプレイを配置することは容易ではない可能性がある。ディスプレイが上部パネルの中央に配置された場合、ディスプレイは物体、食品などで遮られ得る。
本発明の一実施形態では、そのような問題を防止するために、ディスプレイ510aは、上部パネル105の前縁側に位置決めされ得る。例えば、ディスプレイ510aは、パネル前面105aの前に位置決めされ得る。ディスプレイ510aは、ドア後面200aの後側に位置決めされてもよい。
すなわち、ディスプレイ510aは、パネル前面105aとドア後面200aとの間に位置決めされ得る。
上述したように、ドアアセンブリ200は「ドア」と呼ばれ得る。ドア200が前方に引かれると、ディスプレイ510aの前面は前方に露出され得る。(図2参照)
したがって、ドア200を閉める過程でユーザーの手を巻き込む問題が発生し得る。この問題を解決するために、本発明の実施形態によるディスプレイ510aは、前後方向に移動可能なように設けられ得る。その詳細については後述する。
電気ユニット450は、電気板460と、電気板460に設置された複数の電気部品とを含む。電気板460は、本体フレーム110の開いた上部を遮蔽するように設置されている。
電気板460の後端は、ファンハウジング410の上端に連結され得る。すなわち、電気板460は、ファンハウジング410とともにほぼ「¬」形状として形成され得る。
詳細には、電気板460は、複数の電気部品のための取付面を提供する電気ベース470と、電気ベース470から上方に延在するベース支持体480とを含む。
複数の電気部品は、表示モジュール510と、電源PCB520と、メインPCB530と、サブPCB540と、無線充電モジュール600と、有線充電モジュール560と、Wi−Fi PCB570とを含み得る。
例えば、表示モジュール510は、電気ベース470の前部に配置されており、サブPCB540は電気ベース470の後部に配置されており、メインPCB530は電気ベース470の中央部に配置されている。メインPCB530は、表示モジュール510とサブPCB540との間に配置され得る。
加えて、電源PCB520は、電気ベース470の左側に配置されており、無線充電モジュール600と有線充電モジュール560とは、電気ベース470の右側に配置され得る。サブPCB540は、電源PCB520と無線充電モジュール600との間に配置され得る。
無線充電モジュール600と有線充電モジュール560とは、電気ベース470の右側に互いに隣接し、前後方向に整列して配置されている。Wi−Fi PCB570は、有線充電モジュール560の前側に位置し、後述するディスプレイカバー517に設置され得る。
電気ベース470は、角板の形状を有し得る。電気ベース470の上面には、複数の電気部品を支持または設置するための複数のリブまたはボスが設けられている。
ベース支持体480は、電気ベース470の縁に沿って上方に延在し得る。電気ベース470とベース支持体480とにより、所定のサイズを有する電気部品空間を画定することができる。電気部品は電気部品空間に設置されている。
詳細には、ベース支持体480は、電気ベース470の前端に沿って上方に延在する前部支持体481と、電気ベース470の両端に沿って上方に延在する側部支持体483と、電気ベース470の後端に沿って上方に延在する後部支持体485とを含む。
前部支持体481は、所定の高さだけ電気ベース470の前端から上方に延在し得る。表示モジュール510は、前部支持体481の上面に配置されている。
表示モジュール510は、前後方向に電気板460の前端に移動可能に結合され得る。
前部支持体481の上面は、前後にスライドできるように表示モジュール510を支持することができる。
例えば、前部支持体481は、電気ベース470の前端に沿って両側方向に延在する第1の前部481aと、第1の前部481aの両端から前方に延在する第2の前部481bとを含み得る。
第1の前部481aと第2の前部481bとは、表示モジュール510と接触し、表示モジュール510を支持する。前部支持体481は、ねじSによって表示モジュール510に結合され得る。
第1の前部481aと第2の前部481bとは、表示モジュール510が前後方向に移動されるときに表示モジュール510が揺れるのを防止することができる。
前部支持体481は、表示モジュール510を選択的に固定するためのディスプレイ固定具481cをさらに含む。
ディスプレイ固定具481cは、第1の前部481aの後面に形成され得る。ディスプレイ固定具481cは、所定の間隔だけ間隔をあけて配置された複数のディスプレイ固定具を含み得る。
ディスプレイ固定具481cは、表示モジュール510とねじSとによって結合された部分として理解され得る。
ユーザーは、表示モジュール510をディスプレイ固定具481cに結合することによって表示モジュール510が前後にスライドするのを防止することができる。あるいは、ユーザーは、表示モジュール510をディスプレイ固定具481cに結合しないことによって表示モジュール510を前後にスライドさせることもできる。
すなわち、ユーザーは、表示モジュール510をねじSでディスプレイ固定具481cに結合するかどうかを決定し、表示モジュール510の前後方向の移動を選択的に設定することができる。
側部支持体483は、電気ベース470の両端に沿って上方に延在する。1対の側面パネル103が側部支持体483と接触し、側部支持体483に結合され得る。
側部支持体483は、複数の電気部品のうちの少なくとも一部に接続されたワイヤが通るワイヤスルーホール483aを含む。ワイヤスルーホール483aは、側部支持体483の対にそれぞれ形成され得る。詳細には、ワイヤスルーホール483aは、側部支持体483の少なくとも一部を貫通するように形成され得る。
側部支持体483は、ワイヤリブ483bをさらに含み得る。ワイヤリブ483bは、ワイヤを容易に配置できるように、ワイヤスルーホール483aの内部に対応する側部支持体483に形成されている。ワイヤリブ483bは、ワイヤスルーホール483aの上側に設けられ得る。
一方、ワイヤスルーホール483aは、ワイヤとしてのみならず、電気ベース470に導入された水を外部に排出するためのドレンポートとしても機能することができる。
後部支持体485は、電気ベース470の後端に沿って上方に延在する。後部支持体485は、電気ベース470から後方へ傾斜するように形成され得る。すなわち、後部支持体485は、電気ベース470の後端から外方へ延長され得る。後部支持体485は、ハウジングカバー430に結合され得る。
電気ベース470は、表示モジュール510を支持するためのディスプレイ支持リブ471、472を含む。
詳細には、ディスプレイ支持リブ471、472は、電気ベース470の上面から両方向(図11に関して水平方向)に伸びている。
ディスプレイ支持リブ471、472は、表示モジュール510が前部支持体481上に取り付けられるときに表示モジュール510の後側を支持するように機能する。ディスプレイ支持リブ471、472は、前部支持体481に隣接して配置され得る。
ディスプレイ支持リブ471、472は、表示モジュール510を安定して支持するように対として形成され得る。例えば、ディスプレイ支持リブ471、472の対は、電気ベース470の上面で前後方向に互いに間隔をあけて配置され得る。
詳細には、ディスプレイ支持リブ471、472の対は、前部支持体481に面した第1のディスプレイ支持リブ471と、第1のディスプレイ支持リブ471の後に間隔をあけて配置された第2のディスプレイ支持リブ472とを含む。
第1のディスプレイ支持リブ471と第2のディスプレイ支持リブ472とは、同じ高さを有するように形成され得る。したがって、1つのディスプレイ支持リブ471が設けられた場合よりも表示モジュール510を安定して支持することができる。このとき、表示モジュール510を、ディスプレイ支持リブ471、472の上面に取り付けられた状態で、前後方向に移動させることができる。
電気ベース470は、表示モジュール510の一部を支持し、表示モジュール510の前後移動を案内するための案内リブ473、474をさらに含む。
詳細には、案内リブ473、474に表示モジュール510の案内突起519h、518cが挿入される。表示モジュール510が前方または後方に移動すると、案内突起519h、518cは、それぞれ、案内リブ473、474と接触した状態で前方または後方へ移動することができる。
案内リブ473、474は、電気ベース470から上方に突出している。例えば、案内リブ473、474は、電気ベース470の上面から上方に延在していてもよく、板形状を有し得る。
案内リブ473、474は、電気ベース470の中央部に配置され、表示モジュール510の後側に配置された第1の案内リブ473を含む。
第1の案内リブ473は、第1の案内突起519hが配置された取付溝473aを備えて形成されている。取付溝473aは、第1の案内リブ473の上部から下方に凹んでおり、第1の案内突起519hをそこに挿入することができる。
案内リブ473、474は、電気ベース470の両側に配置され、表示モジュール510の下面に配置された第2の案内リブ474をさらに含む。
第2の案内リブ474は、表示モジュール510の両側に1対で設けられており、電気ベース470の上面から板形状を有し得る。
第2の案内リブ474は、第2の案内突起518cが配置された取付溝474aを備えて形成されている。取付溝474aは、第2の案内リブ474の上部から下方に凹んでおり、第2の案内突起518cをそこに挿入することができる。
第2の案内リブ474の対は、第1の案内リブ473に対して対称に配置され得る。すなわち、一方の第2の案内リブ474と第1の案内リブ473との間の垂直距離L1は、他方の第2の案内リブ474と第1の案内リブ473との間の垂直距離L2と等しくなるように設計され得る。第2の案内リブ474は、電気ベース470の前部の両側に配置され得る。
第2の案内リブ474の対は側部支持体483にそれぞれ連結されるので、表示モジュール510の支持力を補強することができる。
要約すると、表示モジュール510の前部を、前部支持体481およびディスプレイ支持リブ471、472に配置することができる。表示モジュール510の両側部が第2の案内リブ474によって支持され、表示モジュール510の後部は第1の案内リブ473によって支持され得る。
したがって、表示モジュール510が電気板460上に設置された状態では、表示モジュール510は、表示モジュール510が前後に移動されるときに水平方向にねじれず、表示モジュール510を前後方向に、すなわち、直線方向に移動させることができる。
電気ベース470は、表示モジュール510が前方または後方へ移動されるときの表示モジュール510の上下移動を制限するための解放防止部476、477をさらに含む。
解放防止部476、477は、表示モジュール510を入れるために後方へ移動させるか、または戻すために前方へ移動させるときに表示モジュール510が垂直方向にねじれるのを防止するように構成され得る。
詳細には、解放防止部476、477は、電気ベース470から上方に延在する締結ボス476と、表示モジュール510の一部を貫通して、締結ボス476に締結された締結部材477とを含む。
締結ボス476は、電気ベース470の上面から上方に延在し、締結部材477が挿入される結合穴を含む。例えば、締結ボス476は、円筒形状を有し得る。
締結ボス476は、電気ベース470の両側に配置され、ディスプレイ支持リブ471、472の後側に配置され得る。詳細には、締結ボス476の対は、電気ベース470を左右に分割する中心線Cに対して対称に配置されている。すなわち、締結ボス476の対は、それぞれ、仮想中心線Cに対して横方向に等間隔をおいて配置され得る。
締結部材477は、ねじ477aと座金477bとを含み得る。例えば、ねじ477aは、円筒形の本体と、本体の上端に設けられた頭部とを含み得る。座金477bは、頭部の下側に嵌合することができる。座金477bは、頭部の直径よりも大きく形成され得る。
締結ボス476の上には表示モジュール510上に形成されたガイドスリット519fが配置されていてもよく、締結部材477は、ガイドスリット519fを上から下方に貫通してもよく、締結ボス476に締結することができる。
締結部材477の座金477bの直径D1は、ガイドスリット519fの直径D2より大きくなるように形成されているので、座金477bの干渉による表示モジュール510の上方移動が制限される。
すなわち、座金477bによって表示モジュール510を下方へ押し下げることによって、表示モジュール510を前後に移動させる過程で表示モジュール510が上方へ移動するのを防止することが可能である。
電気ベース470は、表示モジュール510が前方へ移動されるときに移動速度を制御するためのダンパーアセンブリをさらに含む。
ダンパーアセンブリは、表示モジュール510が後方に引かれた状態で表示モジュール510が前方に引かれるときに引く速度を減速するように構成され得る。
すなわち、ダンパーアセンブリは表示モジュール510に結合されており、表示モジュール510は、表示モジュール510が前方に引き出されるときに所定の速度で引き出されるように減速される。
他方、表示モジュール510が後方へ移動するときには、ダンパーアセンブリは減衰力を提供しない。
したがって、ドア200を引く過程で、ユーザーの手が表示モジュール510の前面で巻き込まれた場合、表示モジュール510は後方へすばやく移動し、それによってユーザーがけがをするのを防止する。
表示モジュール510が後退した状態では、ユーザーが手を離すための余裕時間を与えるように表示モジュール510を前方へゆっくり移動させることができる。これによりユーザーの感情的な必要を満たすことができ、より高品質の製品が得られる。
より具体的には、ダンパーアセンブリは、表示モジュール510に結合されたダンパー478と、ダンパー478と接触してダンパー478の移動を案内するダンパーガイド479とを含む。
ダンパー478は、電気ベース470の両側に1対で設けられ得る。
ダンパー478は、ダンパー478に充填されたオイルなどの粘性流体の流れ抵抗を使用して表示モジュール510の移動速度を低減させるように構成されている。すなわち、ダンパー478はロータリーオイルダンパーを含む。
詳細には、ダンパー478は、表示モジュール510に設けられたディスプレイカバー517(図12参照)に結合されたフランジ部478bを有するダンパー本体478aと、ダンパー本体478aの下部に設けられ、ダンパーガイド479(図14参照)にギア連結されたダンパーギア478cとを含む。
フランジ部478bは、ダンパー本体478aの両側に設けられており、ディスプレイカバー517は、フランジ部478bに結合された1対のダンパー結合部519d(図14参照)を含む。
フランジ部478bは、ダンパー結合部519dの上側に支持されており、ダンパーギア478cは、ダンパー結合部519dの対間の空間においてダンパー本体478aの下方に延在し得る。
ダンパーガイド479は、ダンパー478の両側に配置された1対のギアガイド479a、479bを含む。例えば、ギアガイドの対479a、479bは、ダンパー478の一方の側に配置された第1のギアガイド479aと、他方の側に配置された第2のギアガイド479bとを含み得る。
第1および第2のギアガイド479a、479bは、前後方向に延在し得る。第1および第2のギアガイド479a、479bは、水平方向に互いに間隔をあけて配置され得る。
第1のギアガイド479aはダンパーギア478cと係合することができる。すなわち、第1のギアガイド479aは、ダンパーギア478cとかみ合わされるようにラックギアとして設けられ得る。
第2のギアガイド479bはバーであってもよく、ダンパーギア478cとかみ合わされない。
表示モジュール510が後方へ移動し次いで前に戻るときに、オイルの流れ抵抗がダンパーギア478cに作用し、ダンパーギア478cの回転速度が減少し得る。したがって、表示モジュール510の移動速度を低減させることができる。
ダンパーガイド479は、ギアリブ479cをさらに含む。ギアリブ479cは、電気ベース470の上面から上方に延在し、第1および第2のギアガイド479a、479bに連結することができる。
例えば、ギアリブ479cは、第1および第2のギアガイド479a、479bの前端に連結し得る。このときに、ギアリブ479cは、第1のディスプレイ支持リブ471の側に配置され得る。
ギアリブ479cは、第1のディスプレイ支持リブ471と一緒に表示モジュール510を支持するために第1のディスプレイ支持リブ471と同じ高さに形成されている。
図12は、本発明の一実施形態による表示モジュールの分解斜視図であり、図13は、本発明の一実施形態によるディスプレイカバーの構成を示す正面図であり、図14は、本発明の一実施形態によるディスプレイカバーの構成を示す底面図である。
図12から図14を参照すると、本発明の一実施形態による表示モジュール510は、空気清浄機10の運転情報を表示するためのディスプレイ510aと、運転コマンドを入力するためのタッチ部510bとを含む。表示モジュール510は、電気板460の前部に配置されており、前後にスライドすることができる。
例えば、表示モジュール510に前からの外力が加わると、表示モジュール510を後方へ移動させることができ、引き込むことができる。外力が失われると、表示モジュール510を前方へ移動させ、戻すことができる。
詳細には、表示モジュール510は、ディスプレイ取付部511と、ディスプレイPCB513と、反射器515と、ディスプレイカバー517と、保護フィルム516とを含み得る。表示モジュール510では、ディスプレイ取付部511、ディスプレイPCB513、反射器515、およびディスプレイカバー517が上側に向かって順次に組み立てられており、表示モジュール510は電気板460上に設置され得る。
ディスプレイ取付部511は、表示モジュール510の下部を構成し、ディスプレイPCB513、反射器515、およびディスプレイカバー517を支持することができる。
ディスプレイ取付部511は、前後に移動可能なように前部支持体481の上面に配置されている。すなわち、ディスプレイ取付部511は、前部支持体481によって支持されるように設置され得る。
例えば、ディスプレイ取付部511は、水平方向に伸びた取付ベース511aと、ベース511aの縁から上方に延在する取付フレーム511bとを含む。
取付ベース511aは、所定の面積を有するように平らに形成されており、取付フレーム511bは、所定の高さを有するので、ディスプレイ取付部511に設置空間511cが設けられ得る。
加えて、ディスプレイ取付部511の下面には表示モジュール510をディスプレイ固定具481cに選択的に固定するための締結具511dが設けられている。
少なくとも1つの締結具511dが取付ベース511aに形成されていてもよく、ディスプレイ固定具481cに対応する位置に配置され得る。
上述したように、ユーザーは、ねじSを使用してディスプレイ固定具481cと締結具511dとを締結することによって、表示モジュール510が前後にスライドするのを選択的に防止することができる。
ディスプレイ取付部511は、開口511eをさらに含み得る。開口511eは、取付フレーム511bの一部が開くように形成され得る。例えば、開口511eは、取付ベース511aの後端に対応する取付フレーム511bの中央部を所定の長さだけ開くことによって形成され得る。
ディスプレイPCB513は、水平方向に長いように形成され、設置空間511cに設置されている。ディスプレイPCB513の上面には複数のLED素子513cが設けられている。複数のLED素子は、互いに離して配置することができ、発光することができる。
設置空間511cにはディスプレイPCB513の一部が取り付けられており、別の部分が開口511eを通して設置空間511cの外部に配置され得る。詳細には、ディスプレイPCB513は、設置空間511cの内部に配置された第1の部分513aと、設置空間511cの外部に配置された第2の部分513bとを含む。LED素子は第1の部分513aに配置され得る。
反射器515は、ディスプレイPCB513の上面に設置される。詳細には、反射器515は、第1の部分513aの上面に配置されていてもよく、両面テープなどによってディスプレイPCB513の上面に固定され得る。
反射器515は、ディスプレイPCB513上に設けられたLEDデバイスから発せられる光を穏やかに反射または拡散するように構成され得る。このときに、LED素子513cは、反射器515に向けて上方に光を照射することができ、反射器515は照射された光を上方に拡散することができる。反射器515は、複数のLED素子513cに対応する位置に形成された反射器穴515aを含む。
ディスプレイカバー517は、設置空間511cを遮蔽するように、ディスプレイ取付部511の上部に結合されている。ディスプレイカバー517は、設置空間511cのみならず、設置空間511cの外部に露出されたディスプレイPCB513の一部も覆う。したがって、ディスプレイPCB513の第1および第2の部分513a、513bは、ディスプレイカバー517によって遮蔽され得る。
ディスプレイカバー517の構造により、表示モジュール510の上側から落ちる水が、設置空間511c側へ流入するか、またはディスプレイPCB513側の方へ流れるのを防止することができる。
保護フィルム516は、反射器515の上側に対応するディスプレイカバー517の上面に積層され得る。
ディスプレイカバー517は、第1のカバー部518と、第1のカバー部518から後方に延在する第2のカバー部519とを含む。
第1のカバー部518は、設置空間511cを遮蔽する。加えて、第1のカバー部518は、ディスプレイ取付部511の上側に結合された第1の上面カバー518aと、第1の上面カバー518aの後端から下方に延在する第1の下面カバー518bとを含む。
第1の上面カバー518aは、所定の面積を有する四角形板形状を有し、ディスプレイ取付部511の上部を覆う。第1の上部カバー518aは、ディスプレイ510a上に表示される文字またはパターンがプリントされる表示部518hを備えている。
保護フィルム516は、第1の上部カバー518a上に積層されており、保護フィルム516が積層された第1の上部カバー518aは、ディスプレイ510aを構成することができる。
すなわち、第1の上部カバー518aは、ディスプレイ溝108を通して外部に露出され得る。
第1の後部カバー518bは、ディスプレイ取付部511の開いた後部を覆う。第2のカバー部519は、ディスプレイPCB513を覆うために第1のカバー部518から後方に延在する。すなわち、第2のカバー部519は、ディスプレイPCB513の第2の部分513bを覆い、保護する。
第2のカバー部519は、透明材料で作られ得る。例えば、ディスプレイカバー517は、透明ガラス材料を使用して成形されてもよく、または透明材料を使用して射出成形されてもよい。
加えて、第2のカバー部519は、第1のカバー部518の第1の後部カバー518bから後方に延在する第2の上部カバー519aと、第2の上部カバー519aの後側から下方に延在する第2の後部カバー519bとを含む。
第2の上部カバー519aは、第1の上部カバー518aよりも下方の位置に配置され得る。すなわち、第2の上面カバー519aの最上部の高さは、第1の上面カバー518aの最上部の高さよりも低くてもよい。
詳細には、ディスプレイカバー517は、高さに差があるように第1の上部カバー518aと第2の上部カバー519aとの間に延在する段部518e、518fを含む。段部518e、518fは、第1の上部カバー518aから下方に延在する第1の段部518eと、第2の上部カバー519aから下方に延在する第2の段部518fとを含む。第1の段部518eと第2の段部518fとの間には水平方向に延在するカバー流路518gが形成されている。
すなわち、ディスプレイカバー517の上面は、第1の段部518eと第2の段部518fとによる高さの差を有するように構成され得る。この構成により、第1の上部カバー518aまたは第2の上部カバー519aに落ちる水は、第1の段部518eと第2の段部518fによるカバー流路518gに流入することができ、ディスプレイカバー517の外部に排出され得る。
第2の上部カバー519aは第1のくぼみ519cを含む。第1のくぼみ519cは、第2の上部カバー519aの一部が下方に凹むように形成されている。例えば、第1のくぼみ519cは、第2の上部カバー519aの両側から所定の深さで凹みとして形成され得る。第1のくぼみ519cの対は、第2の上部カバー519a内のダンパー478に対応する位置で凹みとして形成され得る。
ダンパー478が結合されたダンパー結合部519dは、第1のくぼみ519cの下側に、すなわち、第1のくぼみ519cの下面に形成されている。
ダンパー結合部519dは、対として設けられ、第1のくぼみ519cの下面から下方に延在し得る。ダンパー結合部519dの対は、ダンパーギア478cがダンパー結合部519dの対間の空間を通って下方に延在することができるように、所定の間隔だけ間隔をあけて配置され得る。
ダンパー478がダンパー結合部519dによって表示モジュール510に結合されている場合、表示モジュール510の移動速度は、ダンパー478がダンパーガイド479に沿って前後に移動する間に制御され得る。
第2の上部カバー519aは、第2のくぼみ519eをさらに含む。第2のくぼみ519eは、第2の上部カバー519aの一部が下方に凹むように形成されている。例えば、第2のくぼみ519eは、解放防止部476、477に対応する位置で、それぞれ、第2の上部カバー519aから凹みとして形成され得る。
第2のくぼみ519eの下面にはねじ477aが通過するガイドスリット519fが形成されている。ガイドスリット519fは、前後方向に第2のくぼみ519eの下面から延在するように構成されている。締結部材477は、ガイドスリット519fを上から下方へ通った後、締結ボス476に締結され得る。
締結部材477に設けられた座金477bの直径D1はガイドスリット519fの幅D2より大きくなるように形成されているので、座金477bの下面は、締結部材477が締結ボス476に締結された状態で、第2のくぼみ519eの下面と密接に接触する。
したがって、表示モジュール510の上方移動を制限することができるので、表示モジュール510を前後に移動させる過程で表示モジュール510が上方に突出するのを防止することが可能である。
結果として、複数のくぼみ519c、519eは、電気板460と表示モジュール510との移動可能な組み合わせを案内することができる。
複数のくぼみ519c、519eは、表示モジュール510を、垂直方向と両方向とに制限されるように案内することができる。
複数のくぼみ519c、519eは、表示モジュール510の速度を、前後方向に調整されるように案内することができる。
ディスプレイカバー517は、Wi−Fi PCB570を取り付けるための空間を形成するためのPCB取付部519gをさらに含む。PCB取付部519gは、第2のカバー部519上に形成され得る。
詳細には、PCB取付部519gは、第2のカバー部519から後方へさらに延在する。例えば、PCB取付部519gは、Wi−Fi PCB570が取り付けられるように上部が開いた長方形のケースの形状を有し得る。ディスプレイカバー517が電気板460上に設置される場合、PCB取付部519gは、電気ベース470の上面に配置され得る。
ディスプレイカバー517は、表示モジュール510の前後移動を安定して支持するための案内突起をさらに含む。案内突起は、第1の案内突起519hを含む。第1の案内突起519hは、ディスプレイカバー517の後面に形成されている。詳細には、第1の案内突起519hは、所定の長さだけ第2のカバー部519の後部カバー519bから後方に延在し得る。
第1の案内突起519hは、水平方向に対して第2のカバー部519の後部カバー519bの中央部に配置され得る。第1の案内突起519hは、第1の案内リブ473の取付溝473aに取り付けられ得る。第1の案内突起519hは取付溝473aの内側面によって支持されるので、第1の案内突起519hは、前後移動を案内し、水平移動を制限することができる。
案内突起は、第2の案内突起518cをさらに含み得る。第2の案内突起518cは、ディスプレイカバー517の両側にそれぞれ設けられている。詳細には、第2の案内突起518cは、所定の長さだけ第1のカバー部518の後部カバー518bから後方に延在し得る。
第2の案内突起518cは、第2の案内リブ474の取付溝474aに取り付けられるように、第1のカバー部518の後部カバー518bの両側に対して対称に配置されている。第2の案内突起518cは取付溝474aの内側面によって支持されるので、第2の案内突起518cは、前後移動を案内し、水平移動を制限することができる。
ディスプレイカバー517は、第2の案内突起518cの外周面に設けられたばね518dをさらに含む。ばね518dは、表示モジュール510が後方へ後退するときに元の位置(前方)に戻るための弾性力を提供する。
ばね518dは、第1のカバー部518と第2の案内リブ474との間に介在し得る。ばね518dの前端は、第1のカバー部518の後部カバー518bと接触してもよく、ばね518dの後端は、第2の案内リブ474と接触し得る。例えば、ばね518dは、圧縮コイルばねを含み得る。
第2の案内突起518cは、ばね518dに挿入され得る。すなわち、ばね518dは、第2の案内突起518cを取り囲むように配置されており、それによって、ばね518dを変形させる過程でばね518dが外れるかまたは損傷するのを防止する。
図15は、本発明の一実施形態による空気清浄機にユーザーの手が巻き込まれた状態を示す図であり、図16は、本発明の一実施形態による後方へ移動された表示モジュールを示す平面図であり、図17aは、本発明の一実施形態による後方へ移動された表示モジュールを示す側面図であり、図17bは、本発明の一実施形態による前方へ移動された表示モジュールを示す図である。
図15を参照すると、ユーザーがドア200を開閉するときに、ユーザーの手はドア200と表示モジュール510との間に巻き込まれ得る。この場合、ユーザーの手は、比較的重いドア200による衝撃を受け、傷つく可能性がある。
この問題を解決するために、本発明の実施形態による表示モジュール510は、後方へスムーズに後退するように構成されている。ドア200が閉められ、ユーザーの手が表示モジュール510から離されるときに、表示モジュール510を前側にゆっくり戻すことができる。この構成により、ドア200または表示モジュール510がユーザーの手に強く当たるのを防止することが可能である。
詳細には、前後移動における表示モジュール510の動作を簡単に説明する。
まず、図10を参照すると、空気清浄機10のドアアセンブリ200が閉められるときに、表示モジュール510は前部支持体481の上側で支持される。
詳細には、ディスプレイ取付部511は、前部支持体481の第2の部分481bに配置されており、ディスプレイカバー517上に設けられた第1および第2の案内突起519h、518cは、それぞれ、第1および第2の案内リブ473、474の取付溝473a、474aによって支持される。
ばね518dは第2の案内リブ474の外周面に設けられており、ばね518dは、ディスプレイカバー517と第2の案内リブ474との間に引っ張られた状態で維持される。
他方、図16および図17Aを参照すると、ユーザーがドアアセンブリ200を開閉する過程で表示モジュール510に当たったときに、表示モジュール510を後方へスムーズに移動させることができる。このときに、ばね518dは圧縮され、復元力がしかるべく蓄積される。ダンパー478は、ダンパーガイド479に沿って抵抗なく後方へスムーズに移動される。
他方、図17Bに示されるように、ユーザーの手が表示モジュール510から離されるときには、ばね518dに蓄積された復元力によって表示モジュール510を前方へ移動させることができる。ばね518dは引っ張られ得る。ダンパーギア478cは、ダンパー478に充填された粘性流体の抵抗によりダンパーガイド479に沿って前方へゆっくりと移動される。結果として、表示モジュール510が前方へ移動する速度が減速される。
したがって、ドアアセンブリ200を閉める過程で、ユーザーの手が表示モジュール510とドアアセンブリ200との間に巻き込まれることが防止され、表示モジュール510が戻る過程でユーザーの手に強く当たることが防止され、したがって、安定性が改善される。
図18は、本発明の一実施形態による複数のPCBと電気板との構成を示す分解斜視図であり、図19は、本発明の一実施形態による無線充電モジュールが電気板に結合された状態を示す平面図であり、図20は、本発明の一実施形態による無線充電モジュールと電気板との構成を示す分解斜視図であり、図21は、本発明の一実施形態による電気板のドレンポートを示す分解斜視図であり、図22は、本発明の一実施形態による上部パネルの底面図であり、図23は、図3のA−A’に沿った断面図である。
図18から図23を参照すると、本発明の実施形態による電気部品は、表示モジュール510と、電源PCB520と、メインPCB530と、サブPCB540と、無線充電モジュール600と、有線充電モジュール560と、Wi−Fi PCB570とを含み得る。
複数のPCB510、520、530、540、570はプリント回路基板として定義され得る。
PCB510、520、530、540、570と充電モジュール550、560とは、電気ベース470の上面に設置され得る。詳細には、電源PCB520は、第1の締結部525を含み、電気ベース470は、締結部材を介して第1の締結部525に結合された第1のボス475aを含む。複数の第1の締結部525が電源PCB520の両側に設けられ得る。
メインPCB530は第2の締結部535を含み、電気ベース470は、締結部材を介して第2の締結部535に結合された第2のボス475bを含む。複数の第2の締結部535がメインPCB530の両側に設けられ得る。
サブPCB540は第3の締結部545を含み、電気ベース470は、結合部材を介して第3の締結部545に結合された第3のボス475cを含む。複数の第3の締結部545がサブPCB540の両側に設けられ得る。
電気ベース470は、PCB510、520、530、540、570を取り囲む設置リブ475dをさらに含む。例えば、複数の設置リブ475dが設けられ得る。一部の設置リブは電源PCB520の外部を取り囲み、他の設置リブはメインPCB530の外部を取り囲み得る。すなわち、PCB510、520、530、540、570は、設置リブ475dの内部に位置決めされており、たとえ結合部とボスとの間の結合が解除されたとしても、空気清浄機10で発生した振動により設置位置がずれるのを防止することができる。
電気ベース470は、PCB510、520、530、540、570の下部を支持し、電気ベース470から上方に突出する支持リブ475eをさらに含む。例えば、複数の支持リブが設けられ得る。一部に支持リブは電源PCB520の下面を支持し、他の支持リブはサブPCB540の下面を支持し得る。
上述したように、PCB510、520、530、540、570は支持リブ475eによって電気ベース470の上面から上方に間隔をおいて配置され得るので、電気ベース470に存在する流体がPCBに作用するのを防止することが可能である。
電気ベース470に存在し得る流体を下方へ排出するためのドレンポート488a、488cが、電気ユニット450に設けられている。ドレンポート488a、488cは、電気ベース470の両側に設けられた側部支持体483に形成され得る。
ユーザーは、空気清浄機10の上部パネル105に流体(水または飲料)を含む容器を置くことができる。容器が落下すると、流体が上部パネル105の下部に流れて電気ベース470上に溜まる可能性がある。したがって、電気ユニット450がスムーズに機能するように、溜まった流体を電気ベース470から排出する必要がある。このために、本実施形態ではドレンポート488a、488cが形成される。
詳細には、ドレンポート488a、488cは、側部支持体483の一方の側の延長部に形成された第1のドレンポート488aと、その他方の側の延長部に形成された第2のドレンポート488cとを含む。一方の側の延長部と他方の側の延長部とは対面する表面を形成する。
側部支持体483は、第1のドレンポート488aを形成する第1のドレンポートブラケット488bを含む。第1のドレンポート488aは、第1のドレンポートブラケット488bを水平方向に貫通するように形成されており、電源PCB520に隣接して配置され得る。第1のドレンポート488aを通して排出された流体は、本体フレーム110の一方の側に沿って下方へ落下し得る。
側部支持体483は、第2のドレンポート488cを形成する第2のドレンポートブラケット488dを含む。第2のドレンポート488cは、第2のドレンポートブラケット488dを水平方向に貫通するように形成されており、無線充電モジュール600に隣接して配置され得る。第2のドレンポート488cを通して排出された流体は、本体フレーム110の他方の側に沿って下方へ落下し得る。
無線充電モジュール600は、電気ベース470の後部の一方の側に配置され得る。無線充電モジュール600は、排出ユニット109の前に位置決めされ得る。
上述したように、無線充電モジュール600は、上部パネル105の第1象限105hの下に位置し得る。すなわち、上部パネル105の第1象限105hに設置されたシート(図2のS参照)は、無線充電モジュール600の上側に位置決めされ得る。
有線充電モジュール560は、無線充電モジュール600の前に隣接して位置決めされ得る。
有線充電モジュール560の下には有線充電モジュール560を支持するための有線モジュールブラケット565が設けられており、有線充電モジュール560上には有線充電モジュール560を下方へ押し下げるための有線モジュールチップ566が設けられている。有線モジュールブラケット565は、電気ベース470から上方に突出し、有線モジュールチップ566の両側部は、下方に曲がり、有線モジュールブラケット565に結合されている。
すなわち、有線充電モジュール560は、有線モジュールブラケット565と有線モジュールチップ566との間に安定して固定することができる。
キャビネット100の後側に有線充電モジュール560に電気接続されたUSBポート580が設けられている。USBポート580にはUSBカバー582が結合され得る。電子装置はUSBポート580に接続され、ワイヤによって充電され得る。
無線充電モジュール600は、背の低い六面体形状を有し得る。無線充電モジュール600の一方の側には無線モジュールカプラー603aを有する第1のモジュール側部603が形成されている。第1のモジュール側部603は、無線充電モジュール600の右側で凹んでいる。第1のモジュール側部603には無線モジュールカプラー603aが設けられているので、無線モジュールカプラー603aは、無線充電モジュール600の右側から突出しない。
電気ベース470は、無線モジュールカプラー603aに結合された無線モジュールボス568を備えている。無線モジュールボス568は、電気ベース470から上方に突出することができ、ねじSで無線モジュールカプラー603aに締結することができる。
無線充電モジュール600の他方の側には嵌合部604aを有する第2のモジュール側部604が形成されている。第2のモジュール側部604は、無線充電モジュール600の左側で凹んでいる。第2のモジュール側部604には嵌合部604aが設けられているので、嵌合部604aは、無線充電モジュール600の左側を越えて突出しない。例えば、嵌合部604aは、第2のモジュール側部604の2つの垂直面から突出するように形成され得る。
電気ベース470は、嵌合部604aが挿入される溝567aを有する無線モジュールブラケット567を備えている。無線モジュールブラケット567は、電気ベース470から上方に突出し、溝567aは、無線モジュールブラケット567の上部の両側に凹みとして形成され得る。
無線充電モジュール600は、嵌合部604aが溝567aに挿入されるように配置され、かつ無線モジュールカプラー603aが無線モジュールボス568に締結されるように、電気ベース470に設置され得る。電気ベース470から突出する無線モジュールボス568および無線モジュールブラケット567の高さは、互いに等しくてもよい。
電気ベース470から突出する無線モジュールボス568および無線モジュールブラケット567の高さは、支持リブ475eの突出する高さより大きくてもよい。したがって、無線充電モジュール600の設置高さは、その他のPCB520、530、540の設置高さより大きくてもよい。例えば、無線充電モジュール600の上面は、上部パネル105の下面と接触しているが、その他のPCB520、530、540の上面は、上部パネル105の下面から下方に間隔をおいて配置され得る。
無線充電モジュール600は比較的上に位置決めされているので、無線充電モジュール600と上部パネル105上に保持されたモバイル装置Mとの間の距離が小さくなるように形成され得る。よって、無線充電効率を高めることができる。
上部パネル105の下面105fには無線充電モジュール600に対応する位置で上方に凹んだ充電溝105cが形成されている。
充電溝105cの位置は無線充電モジュール600の上側に形成されている。例えば、充電溝105cは、無線充電モジュール600の上面面積以上の面積を有し得る。
充電溝105cは、無線充電モジュール600の熱を放散するための放熱空間105dを形成し得る。
図23を参照すると、充電溝105cが形成された上部パネル105の一部は、垂直方向に比較的小さい厚さ(W−H1)を有し得る。したがって、モバイル装置Mと無線充電モジュール600との間に距離は、無線充電効率を高めるように比較的短縮され得る。
モバイル装置Mと無線充電モジュール600との中心間の距離は、好ましくは10mm以下であり得る。この距離が10mmを超えると、モバイル装置Mの無線充電効率は大幅に悪化し得る。
加えて、モバイル装置Mは、別個のモバイルケースを装備している場合もあり、その厚さは増加し得る。したがって、モバイルケースを装備したモバイル装置Mを考慮して、無線充電モジュール600が対応する上部パネル105の厚さは、最小限の厚さに形成されることが好ましい。最小限の厚さの基準については後述する。
例えば、上部パネル105の厚さWは15mmに設定され得る。充電溝105cが形成された上部パネル105の厚さW−H1は、4mmに設定され得る。後述する加圧リブ105bが形成された上部パネル105の厚さ(W−H2)は、5mmに設定され得る。したがって、無線充電モジュール600とモバイル装置Mとの間に距離は、最小5mmから最大10mmの値を有し得る。したがって、無線充電効率が低下する現象を防止することができる。
上述したように、無線充電効率を高めるように、充電溝105cを上部パネル105の下面105fから可能な限り深く形成することが有利であり得る。すなわち、充電溝105cは、上部パネルの下面105fから可能な限り大きく凹ませて形成され得る。
しかしながら、上部パネル105は木材で作られ得る。木材の熱変形の程度、破壊強度、耐久性、寿命などは厚さに応じて変化し得る。したがって、上部パネル105は、熱変形の程度、破壊強度、耐久性などの最小基準を満たす最小限の厚さに設定することができる。
一例では、最小限の厚さは、全厚Wの25%から30%の値に決定され得る。すなわち、上部パネル105の全厚Wが15mmの場合、充電溝105cの最小限の厚さは好ましくは4mmである。
結果として、充電溝105cが形成された上部パネル105を、上述した最小基準を満たし、かつ無線充電効率に従って距離を最大化する厚さに形成することができる。
上部パネル105は、無線充電モジュール600の上面と接触し、無線充電モジュール600を支持する加圧リブ105bを備えて形成され得る。
加圧リブ105bは、充電溝105cから下方に突出するように形成され得る。例えば、加圧リブ105bは、充電溝105cが形成された上部パネル105の下面105fから、所定の長さだけ下方に延在し得る。所定の長さは1mmに設定され得る。
所定の長さは、後述する放熱空間105dのサイズに比例する。
加圧リブ105bは、水平方向と前後方向とに横断する形状を有するように延在し得る。例えば、加圧リブ105bは「+」形状で突出し得る。
すなわち、加圧リブ105は、放熱空間105dを形成し得る。例えば、充電溝105cは、加圧リブ105bと、加圧リブ105bによって形成された空間である放熱空間105dとによって構成され得る。
したがって、加圧リブ105bは、無線充電モジュール600を効果的に加圧して無線充電モジュール600を固定することができる。
他方、充電溝105cは、無線充電モジュール600の動作によって発生する熱を放散することができる放熱空間105dを形成し得る。
放熱空間105dは、加圧リブ105bによって隔てられた上部パネルの下面105fと無線充電モジュール600との間の空間として画定され得る。
放熱空間105dは、無線充電モジュール600およびモバイル装置Mで発生した熱が原因で上部パネル105が変形または損傷するのを防止することができる。
加えて、放熱空間105dは、無線充電モジュール600の温度が過度に上昇するのも防止することができる。
図24は、本発明の一実施形態による無線充電モジュールの構成を示す分解斜視図であり、図25は、本発明の一実施形態によるコイルアセンブリの構成を示す図であり、図26は、本発明の一実施形態による下部コイルの構成を示す図であり、図27は、本発明の一実施形態による上部コイルの構成を示す図であり、図28は、本発明の一実施形態によるモバイル装置が上部パネルの上側に取り付けられ、無線充電が行われる状態を示す概略図である。
図24を参照すると、本発明の一実施形態による無線充電モジュール600は、コイルアセンブリ650を有するモジュール本体620と、モジュール本体620の下に設けられた下側ケース630と、モジュール本体620の上に設けられた上側ケース610とを含む。例えば、下側ケース630は金属材料(例えばアルミニウム)で作られ、上側ケース610はプラスチック材料で作られ得る。
モジュール本体620は、複数のパワーデバイス621aを有するモジュールPCB621と、モジュールPCB621上に設置されたコイルアセンブリ650とを含む。
詳細には、モジュールPCB621に遮蔽部640が設けられており、コイルアセンブリ650は遮蔽部640上に設けられている。遮蔽部640は、磁場の下方への伝達を制限する。
図25を参照すると、コイルアセンブリ650は、電流を磁束に変換するための3つのコイルを含む。3つのコイルは、モバイル装置Mに含まれる二次コイルで動作し得る。モバイル装置Mの二次コイルは、磁束を起電力に変換するように構成され得る。
詳細には、コイルアセンブリ650は、遮蔽部640の上面に配置された2つの下部コイル653、655と、2つの下部コイル653、655の上側に配置された1つの上部コイル651とを含む。
2つの下部コイル653、655は、電気ベース470の前後方向に整列された第1の下部コイル653および第2の下部コイル655を含む。電気ベース470の前後方向は、無線充電されるモバイル装置Mの長手方向に対応し得る(図28参照)。
第1の下部コイル653と第2の下部コイル655とは同じ構成および形状を有し得る。したがって、後述する第1の下部コイル653の構成の説明は、第2の下部コイル655にも等しく適用される。
第1の下部コイル653は、1本のコイルワイヤを意味する下部コイル巻線653aが複数回巻線されるように構成され得る。第1の下部コイル653は、長方形、環状、または内側が空のドーナツ形状を有し得る。第1の下部コイル653の水平方向の幅は、電気ベース470に対してその長手方向の幅よりも大きくてもよい。
図面において、第1の下部コイル653の中心はCB1で示されている。第2の下部コイル655の中心はCB2で示されている。
下部コイル巻線653aの直径は、約0.07mmから0.09mmであり得る。一例では、第1の下部コイル653は、半径方向に12層として配置された下部コイル巻線653aを含むように構成され得る。すなわち、下部コイル巻線653aは、下部コイル653を構成するために12回巻線され得る。
コイルアセンブリ650は、下部コイル巻線653aの両端を構成する2つの第1の下部コイル端653bをさらに含む。第1の下部コイル端653bは、モジュールPCB621に電気接続され得る。
コイルアセンブリ650は、第2の下部コイル655の下部コイル巻線の両端を構成する2つの第2の下部コイル端655bをさらに含む。第2の下部コイル端655bは、モジュールPCB621に電気接続され得る。
上部コイル651は、1本のコイルワイヤを意味する上部コイル巻線651aが複数回巻線されるように構成され得る。上部コイル651は、長方形、環状、または内側が空のドーナツ形状を有し得る。上部コイル651の前後方向の幅は、電気ベース470に対してその左右方向の幅よりも大きくてもよい。図面において、上部コイル651の中心はCTで示されている。
上部コイル巻線651aの直径は、約0.07mmから0.09mmの範囲内であり得る。一例では、上部コイル651は、半径方向に12層として配置された上部コイル巻線651aを含むように構成され得る。すなわち、上部コイル巻線651aは、上部コイル651を構成するために12回巻線され得る。
コイルアセンブリ650は、上部コイル巻線651aの両端部を構成する2つの上部コイル端651bをさらに含む。上部コイル端651bは、モジュールPCB621に電気接続され得る。
第1の下部コイル653と第2の下部コイル655とは、長手方向に互いに隣接して配置されていてもよく、互いの重ならないように配置され得る。第1の下部コイル653の中心CB1と第2の下部コイル655の中心CB2との間の距離d2は、約42mmから50mmであり得る。
上部コイル651は、第1の下部コイル653および第2の下部コイル655に重なるように配置され得る。上部コイル651は、第1の下部コイル653および第2の下部コイル655と直交して配置され得る。したがって、上部コイル651の前後方向の幅は、その横方向の幅より大きくなるように形成されており、第1の下部コイル653および第2の下部コイル655の水平方向の幅は、それらの前後方向の幅よりも大きくてもよい。
第1の下部コイル653の中心CB1と第2の下部コイル655の中心CB2とをつなぐ延長線loを定義するときに、上部コイル651の中心CTは延長線lo上に位置決めされ得る。
第1の下部コイル653の中心CB1と上部コイル651の中心CTとの間の距離または第2の下部コイル655の中心CB2と上部コイル651の中心CTとの間の距離は、約21mmから25mmの範囲内で形成することができる。
図26を参照すると、第1の下部コイル653の中心CB1に関して、第1の下部コイル653の内側面の水平方向の幅d5は、約19mmから21mmの範囲内であり、前後方向の幅d3は、約18mmから20mmの範囲内で形成することができる。
第1の下部コイル653の外側面の水平方向の幅d6は、約48mmから50mmの範囲内であり、その前後方向の幅d4は、約47mmから49mmの範囲内で形成することができる。
図27を参照すると、上部コイル651の中心CTに関して、上部コイル651の内側面の水平方向の幅d9は、約20mmから22mmの範囲内で形成されており、その前後方向の幅d7は、約24.5mmから26.5mmの範囲内で形成することができる。
上部コイル651の外側面の水平方向の幅d10は、約45mmから47mmの範囲内であり、その前後方向の幅d8は、約48.5mmから50.5mmの範囲内で形成することができる。
上部コイル651のサイズと第1の下部コイル653および第2の下部コイル655のサイズとの構成により、上部コイル651は第1の下部コイル653および第2の下部コイル655と重なるように配置されており、各コイル651、653、655の中心は、前後方向に整列するように配置され得る。
図28に示されるように、垂直方向の幅W2が水平方向の幅W1よりも大きいモバイル装置Mを、上部パネル105上に保持することができる。このときに、モバイル装置Mを充電するために、モバイル装置Mの保持方向は、モバイル装置Mの垂直方向が上部パネル105の前後方向に対応するように決定され得る。
モバイル装置Mの無線充電が開始されると、コイルアセンブリ650で発生した磁束は、モバイル装置Mの二次コイルに伝達され得る。二次コイルは、磁束を起電力に変換する。
図29は、本発明の一実施形態による流体が上部パネルの下側に流入する状態を示す図であり、図30は、本発明の一実施形態による空気清浄機における内部排水流路を示す図である。
図29には、ユーザーが空気清浄機10の上部パネル105に置かれたカップCを落とし、流体が上部パネル105の下側へ流れる状態が示されている。特に、流体は、ディスプレイ溝108を通って電気ユニット450側に流入し得る。流体が電気ユニット450側に流入し、電気部品に作用すると、空気清浄機の故障を生じる可能性がある。したがって、流体排出構造が必要である。
図30を参照すると、電気ベース470は、設定角度A°だけ後側の方へ下方に傾斜するように形成され得る。詳細には、前部支持体481の垂直高さH1が後部支持体485の垂直高さH2よりも大きくなるように形成されている。側部支持体483は、その垂直方向の長さが前端から後端へと次第に増すように形成されている。
言い換えると、電気ベース470は、電気ベース470の前端が電気ベース470の後端よりも高く位置決めされるように構成され得る。
電気ベース470は、後側へと下方に傾斜するように配置されていてもよく、ベース支持体480の最上端の高さは同じであり得る。すなわち、前部支持体481、側部支持体483、および後部支持体485の最高の高さは互いに等しい。したがって、上部パネル105は、電気板460の上に水平に安定して配置することができる。
電気ユニット450の前部に流入した流体は、ディスプレイカバー517の第1の上部カバー518aまたは第2の上部カバー519aの方へ落下し、第1および第2の段部518e、518fに沿って下方へ流れ、カバー流路518gへ流入し、外部に排出され得る。
次いで、流体の一部は第2のくぼみ519eの凹んだ面に沿って下方へ流れる。下方へ流れる流体は電気ベース470の上面に落ちる。
電気ベース470の上面に存在する流体は、後側へと下方に傾斜した電気ベース470の上面に沿って後方へ移動し、第1のドレンポート488aまたは第2のドレンポート488cを通って電気ベース470の外部に流出し得る。次いで、ワイヤ通過穴483aを通して流体の一部を排出することができる。
電気ベース470から排出された水は、本体フレーム110の側面から下方へ流れ、排水路111cに沿って落ちる。次いで、排出された水は最終的に空気清浄機10のベース101に集められ得る。
この構成によれば、たとえ空気清浄機10に水が注入されたとしても、空気清浄機10に流入した水が電気部品内に浸透するのを防止することができ、導入された水を、後方へと自然に移動させながら電気ユニットの外部に効果的に排水することができる。
たとえ実施形態のすべての要素が1つに結合されるかまたは組み合わされた状態で動作するとしても、本開示はそのような実施形態に限定されない。言い換えると、すべての要素は、本発明の範囲から逸脱することなく互いに選択的に組み合わされ得る。さらに、1つのものがいくつかの要素を含む(comprises(またはincludesまたはhas))と記述される場合、特定の制限がなければ、それはそれらの要素のみを含み得るか、またはそれはそれらの要素のみならず他の要素も含み得ることを理解されたい。本明細書で特に定義されない限り、技術用語または科学用語を含むすべての用語には当業者によって理解される意味が与えられる。辞書で定義される用語と同様に、一般的に使用される用語は、技術的な文脈で使用される意味として解釈される必要があり、本明細書で特に明確に定義されない限り、理想的な意味や過度に形式的な意味として解釈されない。
本発明はそのいくつかの例示的な実施形態に関して説明されているが、当業者には、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく本発明において形態および詳細の様々な変更がなされ得ることが理解されよう。したがって、好ましい実施形態は、限定のためではなく説明的な意味で考察されるべきであり、また本発明の技術的範囲はこれらの実施形態に限定されない。さらに、本発明は本発明の詳細な説明によってではなく添付の特許請求の範囲によって定義され、範囲内のすべての差異は本開示に含まれるものと解釈される。